JP2023154898A - 集塵機及び集塵方法 - Google Patents

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泰稔 上田
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Abstract

【課題】ガスに含まれる微粒子を、効率よく捕集でき、装置を軽量化できる集塵機を提供する。【解決手段】集塵機は、微粒子を含む気体を流通させる流通領域に放電する放電極と、放電極と対面する位置に液膜で形成した集塵極と、を含み、集塵極は、非導電性を有し、表面に液膜が形成される面状部材と、面状部材に液体を供給する液体供給源と、液膜に放電極との電位差を形成する集塵電源と、を含む。【選択図】図3

Description

本開示は、集塵機及び集塵方法に関する。
気体に含まれる微粒子を捕集する装置としては、HEPAフィルタを用いる装置、電界を形成して、集塵極に捕集する電気集塵機、対象のガスに液滴を噴射して、液滴で微粒子を捕集する湿式集塵機等がある。
気体に含まれる微粒子としては、SOミスト、ディーゼル排ガス中未燃カーボン、ウイルス、原子力関連施設の廃炉、再処理工場、医療廃棄施設、産業廃棄物等の屋内で有害な廃棄物を解体した際に発生するエアロゾル粒子等の1μm以下の微粒子がある。1μm以下の微粒子を捕集する場合、HEPAフィルタ等、流路に捕集機構を配置する装置を用いると、圧力損失が大きくなる。特許文献1には、電気集塵機に、スプレーノズルから液滴を供給することが記載されている。
実開昭63-103754号公報
特許文献1に記載の装置は、液滴で微粒子を捕集し、液滴を集塵機で捕集することで、捕集する対象物を大きくして、電界で移動しやすくしている。ここで、電気集塵機は、集塵極の面積を大きくすることで、微粒子を捕集する面積を大きくできるが、装置の重量が重くなる。
本開示は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ガスに含まれる微粒子を、効率よく捕集でき、装置を軽量化できる集塵機及び集塵機設置方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本開示の集塵機は、微粒子を含む気体を流通させる流通領域に放電する放電極と、前記放電極と対面する位置に液膜で形成した集塵極と、を含み、前記集塵極は、非導電性を有し、表面に液膜が形成される面状部材と、前記面状部材に液体を供給する液体供給源と、前記液膜に前記放電極との電位差を形成する集塵電源と、を含む。
上記課題を解決するための本開示の集塵方法は、非導電性材料で形成された面状部材の表面に液膜を形成し、前記液膜を集塵電源で所定の電位とするステップと、前記液膜と対面した放電極に電圧を印加し、前記放電極と前記液膜との間に電界を形成し、前記放電極と前記液膜との間を通過する気体に含まれる微粒子を帯電させて、前記液膜側に移動させ、前記液膜で前記微粒子を捕集するステップと、を含む。
本開示によれば、微粒子を効率よく捕集することができ、装置を軽量化できる。
図1は、本実施形態に係る集塵機を含む処理装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、集塵機を含む処理装置の変形例を示す模式図である。 図3は、本実施形態に係る集塵機の概略構成を示す模式図である。 図4は、図3に示す集塵機の断面図である。 図5は、集塵機の他の適用例を示す断面図である。 図6は、集塵機の他の適用例を示す断面図である。 図7は、他の実施形態に係る集塵機の概略構成を示す断面図である。 図8は、図7に示す集塵機の正面図である。 図9は、他の実施形態に係る集塵機の概略構成を示す断面図である。 図10は、図9に示す集塵機の正面図である。 図11は、集塵機の概略構成図である。 図12は、図11に示す集塵機の上面図である。 図13は、図11に示す集塵機の側面図である。
以下に本開示に係る集塵機及び集塵方法について、図面を用いて説明する。なお、本開示で説明するのは、本発明の一実施例であり、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る集塵機を含む処理装置の概略構成を示す模式図である。本実施形態に係る処理装置1は、処理対象物発生源10から発生する微粒子を含む気体(ガス)を処理する。処理対象物発生源10は、処理対象の微粒子を含む気体を発生させる領域である。処理対象物発生源10は、粉塵を発生させる加工機や、排ガスを発生させる燃焼器、有害物質を発生させる反応装置等を有する。処理対象物発生源10は、発生した微粒子を含む気体を処理装置に供給する。
処理装置1は、配管12と、送風装置14と、処理塔16と、排気管17と、排水管18と、集塵機20と、を含む。なお、処理装置は、配管12に集塵機20以外に気体を処理する機器を用いてもよい。
配管12は、処理対象物発生源10と接続し、処理対象物発生源10で発生した微粒子を含むガスを通過させる配管である。送風装置14は、送風方向に送風する送風ファンである。送風装置14は、配管12内で、処理対象物発生源10の気体を吸引し、処理塔16側に案内する。本実施形態では送風装置14を設けたが、処理対象物発生源10が、配管12に気体を排出することが可能であれば、送風装置14を配置しなくてもよい。
処理塔16は、配管12の処理対象物発生源10とは反対側の端部と接続される。処理塔16は、配管12よりも断面積が大きい筒状の構造物であり、鉛直方向に沿って配置される。処理塔16は、配管12が鉛直方向上側の端部に接続され、鉛直方向上側から鉛直方向下方向に気体が流れる。処理塔16は、集塵機20が内部に配置される。処理塔16の一部を集塵機20の壁面として用いることもできる。
排気管17は、集塵機20よりも鉛直方向下側となる位置の処理塔16の側面に接続される。排気管17は、集塵機20を通過した気体が流入する。排気管17は、気体に含まれる液体成分を除去する気液分離装置を備えていてもよい。排水管18は、集塵機20よりも鉛直方向下側となる位置の処理塔16の下側の端部に接続される。排水管18は、集塵機20から排出される液体が流入する。排水管18は、流入した液体を廃棄しても、流入した液体から微粒子を除去し、集塵機20に供給してもよい。
図2は、集塵機を含む処理装置の変形例を示す模式図である。図2に示す処理装置1aは、建屋2の中に配置され、建屋2の処理対象物発生源10で発生した微粒子を気体と共に吸引して、集塵機20で集塵する。処理装置1aは、後述する集塵機20のスプレー部23で配管12内の気体の流れを形成する。このように、スプレー部23は、液滴をスプレー噴射する。つまり、スプレー部23は、液体と空気とを一定以上の流速で、処理塔16の内部で噴射する。処理装置1aは、処理塔16の内部のスプレー部23の噴射で配管12から処理塔16、排出管17に向けた気体の流れを形成できる。処理装置1aは、建屋2内に配置された処理対象物発生源10で発生した微粒子を気体と共に配管12に吸引して、処理塔16に案内する。処理塔16を通過した気体は、排出管17から建屋2の内部に排出される。なお、処理装置1aは、建屋2の外部に配置され、建屋2に配管12が接続された構造としてもよい。
図3は、本実施形態に係る集塵機の概略構成を示す模式図である。図4は、図3に示す集塵機の断面図である。図3及び図4に示す集塵機20は、処理塔16の内部に配置される。集塵機20は、処理塔16を通過する気体に含まれる微粒子を捕集する。集塵機20は、集塵極21と、放電極26と、を含む。集塵機20は、鉛直方向上側から鉛直方向下側に向けてガス流れ40が形成され、微粒子を含む気体がガス流れ40の方向に流れる。なお、本実施形態では、集塵機20を鉛直方向に延びた構造とするが、スプレーがまっすぐに進む範囲では、水平に設置することも可能である。
集塵極21は、板状部材22と、スプレー部23と、アース電源(集塵電源)30と、を含む。板状部材22は、処理塔16の壁面の全周に配置されている。板状部材22は、非導電性の材料で形成される。例えば、板状部材22は、アクリル、プラスチック等で形成される。ここで、板状部材22は、電気抵抗が1014Ωcm以上の材料である。また、板状部材22は、比重が1.2以上2.0以下である。引っ張り強度は75MPa以上の材料である。板状部材22は、上述したように、処理塔16の壁面としてもよい。つまり、処理塔16の壁面を非導電性の材料で形成し、処理塔16の壁面を板状部材22としてもよい。板状部材22は、処理塔16の壁面の内側に配置してもよい。
スプレー部23は、板状部材22よりも鉛直方向上側、つまりガス流れ40の上流蒸留側に配置される。スプレー部23は、板状部材22が配置されている領域に液滴を供給する。集塵極21は、スプレー部23で板状部材22の全面に液滴を付着させ、全面を液体で覆うことで、液膜24を形成する。
アース電源(集塵電源)30は、液膜24が形成される領域に電線の端部が配置される。アース電源30は、接地されている。アース電源30は、液膜24に電線を接触させることで、液膜24を接地電位とする。
放電極26は、処理塔16の内部に配置され、集塵極21と対面して配置される。放電極26は、ガス流れ40の方向に沿って伸びた棒状の電極である。放電極26は、集塵極21に向かって延びる突起が複数配置される。放電極26は、高電圧電源28と接続される。
集塵機20は、スプレー部23から液滴が供給され、板状部材22の表面に、アース電源30で接地された液膜24を形成した状態で、高電圧電源28で放電極26に電圧を印加することで、放電極26と液膜24との間に電界が形成される。これにより、集塵機20は、複数の突起のそれぞれから液膜24に向けた電流42が流れる。集塵機20は、電界を形成した状態でガス流れ40に沿って微粒子を含んだ気体が供給されると、微粒子が電流42に沿って、集塵極21の液膜24に向かって移動する。微粒子は、液膜24と接触すると、液膜24に捕集される。これにより、気体に含まれた微粒子は液膜24で捕集される。
集塵機20は、スプレー部23で、板状部材22に表面に液膜24を形成し、液膜24とアース電源30とを接続することで、非導電性材料で形成した板状部材22の表面の液膜24を所定の電位とし、集塵極21にすることができる。集塵機20は、液膜24で集塵極21を形成することで、液膜24で微粒子を捕集することができる。また、集塵機20は、液膜24が形成されていない状態では所定の電位とならず集塵極とならない領域を液膜24で集塵極とすることができる。また、板状部材22に表面に繋がった液膜24を形成することで、液膜24の全体をアース電源30と接続した状態とすることができる。また、集塵機20は、電極として用いられるSUS材、炭素鋼等の導電性の部材を用いずに、面の集塵極21を形成することで、集塵極21の重さを低減することができる。また、集塵機20は、集塵極21が液膜24となることで、放電極26と集塵極21との間で火花等が生じることを抑制できる。さらに、スプレー部23で液滴を供給しつつ、排水管19で板状部材22から移動した液体を回収することで、液膜24で捕集した微粒子を板状部材22の表面から移動させることができ、液膜24への微粒子の滞留を抑制できる。これにより、連続的に使用することができる。また、スプレー部23で液滴を供給することで、液滴が板状部材22に移動する間に、液滴と微粒子を接触させ、液滴で微粒子を捕集することもできる。
スプレー部23は、供給する液滴の流量α(L/分)と、集塵極21のガス流量β(m/分)との関係が、0.1≦(α/β)≦1.0を満足する液滴を集塵極21に供給することが好ましい。これにより、液膜24を好適に形成することができる。
上記実施形態では、放電極26の全周に集塵極21を配置したが、これに限定されない。図5は、集塵機の他の適用例を示す断面図である。図5に示す集塵機20aは、集塵極21aが、対向する平行平板である。集塵極21aは、放電極26aを挟んで対向する2つの板状部材50を有する。板状部材50は、ガス流れに沿って延びた板である。集塵機20aは、板状部材50が配置されていない面は開放していても、処理塔16の壁面が配置されていてもよい。2つの板状部材50は、それぞれアース電源30の電極が表面に突出している。集塵極21aは、スプレー部等の液体供給部で表面(放電極26aと対面する面)に液体が供給され、液膜52が形成される。
集塵機21aのように、集塵極21aを平行平板としても、表面に非導電性の材料の板状部材50の表面に液膜52を形成することで、液膜52で集塵極の機能を実現することができる。また、液膜52を支持する板状部材50に非導電性の材料を用いることができることで、装置を軽量化することができる。
図6は、集塵機の他の適用例を示す断面図である。図6に示す集塵機20bは、集塵極21bが、円筒形状である。集塵極21bは、放電極26bの周囲に4つの円筒形状の板状部材60を有する。板状部材60は、ガス流れに沿って延びた中空の円筒である。つまり、板状部材60は、板を断面が円となる形状に丸めた形状である。集塵機20bは、処理塔の内部に複数の板状部材60を配置する。板状部材60は、それぞれアース電源30の電極が表面に接している。集塵極21bは、スプレー部等の液体供給部で表面(放電極26bと対面する面)に液体が供給され、液膜62が形成される。
集塵機21bのように、集塵極21bを円筒形状としても、表面に非導電性の材料の板状部材60の表面に液膜62を形成することで、液膜62で集塵極の機能を実現することができる。また、液膜62を支持する板状部材50に非導電性の材料を用いることができることで、装置を軽量化することができる。
また、集塵極の形状は、上記形状にも限定されず、それぞれの集塵極を組み合わせた形状としてもよい。集塵極は、例えば、同じ形状の電極が、複数並んだものであってもよい。
また、上記実施形態のように、スプレー部23で液滴を供給して液膜を形成することが好ましいが、液膜の形成方法はこれに限定されない。表面部材22の表面に液体の供給口を設け、表面に液体の流れを形成して液膜24としてもよい。
また、集塵機は、集塵極の一部に導電性材料で形成した支持部材を設けてもよい。図7は、他の実施形態に係る集塵機の概略構成を示す断面図である。図8は、図7に示す集塵機の正面図である。図7及び図8に示す集塵機20cは、集塵極21cと、放電極26とを有する。集塵極21cは、板状部材70と、支持部材72と、アース電源30と、を含む。なお、集塵極21cは、液膜を形成するための液体を供給するスプレー部等も備える。集塵極21cは、板状部材70と、支持部材72と、で放電極26の周囲を囲う矩形の箱形状となる。板状部材70は、4面のそれぞれに配置される。支持部72は、矩形の角部に配置され、角部を構成2面の板状部材70と連結される。アース電源30は、支持部72の一部に突出している。
集塵機21cは、板状部材70と、支持部材72と、で形成された矩形の面に、液膜24を形成する。液膜24は、アース電源30と接して、所定電位となる。このように、一部に導電性材料の支持部材72を用いた場合でも、液膜24で非導電性材料の板状部材70の表面を含む面の全面に液膜24を形成することで、液膜24を集塵極とすることができる。また、導電性材料の支持部材72を設けることで、集塵機21cの構造強度を高くしつつ、板状部材70を用いることで、軽量化することもできる。
図9は、他の実施形態に係る集塵機の概略構成を示す断面図である。図10は、図9に示す集塵機の正面図である。図9及び図10に示す集塵機20dは、集塵極21dと、放電極26とを有する。集塵極21dは、板状部材80と、支持部材82と、連結部84と、アース電源30と、を含む。なお、集塵極21dは、液膜を形成するための液体を供給するスプレー部等も備える。集塵極21dは、板状部材80と、支持部材82と、で放電極26の周囲を囲う矩形の箱形状となる。板状部材80は、4面のそれぞれに配置される。支持部82は、矩形の角部に配置され、角部を構成2面の板状部材80と連結される。アース電源30は、支持部82の一部に突出している。連結部84は、導電性の材料で形成された筒状の部材であり、板状部材80と、支持部材82とで形成された矩形の四隅、つまり、支持部材82と対面する位置に配置される。
集塵機21dは、板状部材80と、支持部材82とで形成された矩形の面に、液膜24を形成する。連結部84は、矩形の面に形成された液膜24と接する。液膜24は、アース電源30と接して、所定電位となる。このように、一部に導電性材料の支持部材82を用いた場合でも、液膜24で非導電性材料の板状部材80の表面を含む面の全面に液膜24を形成することで、液膜24を集塵極とすることができる。また、連結部84を設けることで、板状部材80と板状部材80との間を導電性の連結部84でより確実に接続することができる。また、導電性材料の支持部材82を設けることで、集塵機21dの構造強度を高くしつつ、板状部材80を用いることで、軽量化することもできる。また、連結部84は、非導電性材料であってもよい。
なお、上記実施形態では、アース電源30を1カ所としたが、複数個所にアース電源30を設けてもよい。集塵機は、液膜が対応する面の全面に形成されることで、液膜が所定電位となる。
図11は、集塵機の概略構成図である。図12は、図11に示す集塵機の上面図である。図13は、図11に示す集塵機の側面図である。図11に示す集塵機24eは、板状部材90と、電極ユニット92と、を有する。板状部材90は、図12に示すように、筒形状である。板状部材90は、非導電性の材料で形成される。また、板状部材90は、電気的に浮いた状態の部材でもよい。電極ユニット92は、図13に示すように、スプレー部23と、放電極26eと、高電圧電源28と、アース電源30eと、を有する。
図11に示す集塵機24eは、板状部材90に、電極ユニット92を接地することで、集塵極21eと、放電極26eと、を含む集塵機となる。集塵極21eは、板状部材90にアース電源30eが接する。電極ユニット92のスプレー部23と放電極26eとは、板状部材90の内部に配置される。
集塵機24eは、微粒子を含む気体が流れる板状部材90に、電極ユニット92を接地することで、非導電性材料で形成されたまたは電気的に浮いた状態の板状部材90の表面に液膜24を形成し、液膜24を集塵極として、微粒子を集塵することができる。
本開示は、以下の発明を記載するものである。なお、これに限定されるものではない。
(1)微粒子を含む気体を流通させる流通領域に放電する放電極と、
前記放電極と対面する位置に液膜で形成した集塵極と、を含み、
前記集塵極は、非導電性を有し、表面に液膜が形成される面状部材と、
前記面状部材に液体を供給する液体供給源と、
前記液膜に前記放電極との電位差を形成する集塵電源と、を含む集塵機。
(2)前記集塵極は、前記放電極の周囲を囲む箱形状である(1)に記載の集塵機。
(3)前記集塵極は、前記放電極に対面する並行平板である(1)に記載の集塵機。
(4)前記集塵極は、前記放電極の周囲に配置された筒形状である(1)に記載の集塵機。
(5)前記集塵極は、前記面状部材を複数有し、導電体(または非導電体)で形成され、前記面状部材を接続する補強部を有する(1)から(4)のいずれか1つに記載の集塵機。
(6)前記液体供給源は、前記気体の流通方向の上流から前記面状部材に向けて、液滴を噴射するスプレーを有する(1)から(5)のいずれか1つに記載の集塵機。
(7)前記放電極と、前記液体供給源と、前記集塵電源と、ユニットで形成され、前記ユニットが前記面状部材に固定される(1)から(6)のいずれか1つに記載の集塵機。
(8)前記集塵電源は、接地電源である(1)から(7)のいずれか1つに記載の集塵機。
(9)非導電性材料で形成された面状部材の表面に液膜を形成し、前記液膜を集塵電源で所定の電位とするステップと、
前記液膜と対面した放電極に電圧を印加し、前記放電極と前記液膜との間に電界を形成し、前記放電極と前記液膜との間を通過する気体に含まれる微粒子を前記液膜側に移動させ、前記液膜で前記微粒子を捕集するステップと、を含む集塵方法。
10 処理対象物発生源
12 配管
14 送風装置
16 処理塔
17 排気管
18 排水管
20 集塵機
21 集塵極
22 板状部材
23 スプレー部
24 液膜
26 放電極
28 高電圧電源
30 アース電源(集塵電源)
40 ガス流れ
42 電流

Claims (9)

  1. 微粒子を含む気体を流通させる流通領域に放電する放電極と、
    前記放電極と対面する位置に液膜で形成した集塵極と、を含み、
    前記集塵極は、非導電性を有し、表面に液膜が形成される面状部材と、
    前記面状部材に液体を供給する液体供給源と、
    前記液膜に前記放電極との電位差を形成する集塵電源と、を含む集塵機。
  2. 前記集塵極は、前記放電極の周囲を囲む箱形状である請求項1に記載の集塵機。
  3. 前記集塵極は、前記放電極に対面する並行平板である請求項1に記載の集塵機。
  4. 前記集塵極は、前記放電極の周囲に配置された筒形状である請求項1に記載の集塵機。
  5. 前記集塵極は、前記面状部材を複数有し、導電体で形成され、前記面状部材を接続する補強部を有する請求項1に記載の集塵機。
  6. 前記液体供給源は、前記気体の流通方向の上流から前記面状部材に向けて、液滴を噴射するスプレーを有する請求項1に記載の集塵機。
  7. 前記放電極と、前記液体供給源と、前記集塵電源と、ユニットで形成され、
    前記ユニットが前記面状部材に固定される請求項1に記載の集塵機。
  8. 前記集塵電源は、接地電源である請求項1に記載の集塵機。
  9. 非導電性材料で形成された面状部材の表面に液膜を形成し、前記液膜を集塵電源で所定の電位とするステップと、
    前記液膜と対面した放電極に電圧を印加し、前記放電極と前記液膜との間に電界を形成し、前記放電極と前記液膜との間を通過する気体に含まれる微粒子を前記液膜側に移動させ、前記液膜で前記微粒子を捕集するステップと、を含む集塵方法。
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