JP2023150359A - アクチュエータドライバ回路およびカメラモジュール、位置決めシステムのキャリブレーション方法 - Google Patents

アクチュエータドライバ回路およびカメラモジュール、位置決めシステムのキャリブレーション方法 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気被りの影響を低減可能なアクチュエータドライバを提供する。【解決手段】アクチュエータドライバ200は、アクチュエータ302を駆動する。補正部230は、磁気センサ304からのアクチュエータの可動子の位置を示すセンサ信号SNSから、制御信号CTRLにゲインを乗じた補正値COMPを減ずることにより、フィードバック信号FBを生成する。制御部210は、サーボモードにおいて、フィードバック信号と位置指令の誤差がゼロに近づくように制御信号CTRLを生成し、キャリブレーションモードにおいて、アクチュエータ302の感度が実質的にゼロである周波数のみを含む制御信号CTRLを生成する。キャリブレーション部240は、キャリブレーションモードにおいて、フィードバック信号FBの交流成分が小さくなるように、ゲインを調節する。【選択図】図3

Description

本開示は、アクチュエータドライバ回路に関する。
近年、スマートフォンなどの電子機器に搭載されるカメラモジュールに、光学手ぶれ補正(OIS:Optical Image Stabilizer)の採用が進められている。光学手ぶれ補正付きのカメラモジュールは、イメージセンサ、イメージセンサの撮像面と平行なXY平面内で移動可能なレンズ(手ブレ補正用レンズと称する)、レンズを位置決めするアクチュエータ、アクチュエータを制御するアクチュエータドライバを備える。ジャイロセンサなどのブレ検出手段によってブレが検出されると、アクチュエータドライバは、ブレが相殺されるようにアクチュエータを駆動し、レンズをシフトさせる。
アクチュエータの制御には、クローズドループ制御が採用される。クローズドループ制御では、位置センサによって、アクチュエータの可動子の位置を示すセンサ信号(ホール信号)が生成される。そして、ホール信号と位置指令の誤差がゼロに近づくように、アクチュエータに供給される駆動信号がフィードバック制御される。
特開2018-138984号公報
アクチュエータは、ボイスコイルモータであり、ボイスコイルと永久磁石を含む。位置センサとして、ホールセンサなどの磁気センサを用いる場合、ボイスコイルモータが発生する磁界が、磁気センサの出力に影響を与える。これを磁気被りと称する。
位置指令を入力、可動子の位置を出力とする位置決めシステムを考える。図1は、位置決めシステムの入出力特性を示す図である。この位置決めシステムにおいて、非線形摩擦の影響が無視できない場合、磁気被りが発生すると、位置決めシステムの入出力特性が、ヒステリシスを有することとなる。
図2は、位置決めシステムにおける位置指令とセンサ信号の関係を示す図である。入出力特性がヒステリシスを有する場合であっても、サーボ制御の結果、位置指令とセンサ信号は一致している。入出力特性のヒステリシスは、非線形摩擦と、磁気被りの両方が存在する場合に発生するため、いずれか一方を小さくすれば、ヒステリシスを小さくできる。
ここで非線形摩擦は取り除くことが難しいため、磁気被りの影響を極力小さくすることが望まれる。
本開示はかかる状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、磁気被りの影響を低減可能なアクチュエータドライバの提供にある。
本開示のある態様は、アクチュエータを駆動するアクチュエータドライバに関する。アクチュエータドライバは、制御信号に応じてアクチュエータを駆動する駆動部と、磁気センサからのアクチュエータの可動子の位置を示すセンサ信号から、制御信号にゲインを乗じた補正値を減ずることにより、フィードバック信号を生成する補正部と、(i)サーボモードにおいて、フィードバック信号と位置指令の誤差がゼロに近づくように制御信号を生成し、(ii)キャリブレーションモードにおいて、磁気被りによるノイズフロアが支配的な周波数帯の制御信号を生成する制御部と、キャリブレーションモードにおいて、フィードバック信号に含まれるアクチュエータのノイズ成分が小さくなるように、ゲインを調節するキャリブレーション部と、を備える。
本開示の別の態様は、カメラモジュールである。このカメラモジュールは、イメージセンサと、手ブレ補正機構と、手ブレ補正機構の可動部を位置決めするアクチュエータと、アクチュエータの可動部の位置を示すセンサ信号を生成する磁気センサと、センサ信号から、制御信号にゲインを乗じた補正値を減ずることにより、フィードバック信号を生成するとともに、(i)通常モードにおいて、フィードバック信号と位置指令の誤差がゼロとなるように、制御信号を生成し、(ii)キャリブレーションモードにおいて、磁気被りによるノイズフロアが支配的な周波数帯の制御信号を生成し、フィードバック信号に含まれるアクチュエータのノイズ成分が小さくなるように、ゲインを調節するアクチュエータドライバと、を備える。
本開示のさらに別の態様は、位置決めシステムのキャリブレーション方法である。位置決めシステムは、可動子を含むアクチュエータと、可動子の位置を示すセンサ信号を生成する磁気センサを含む。キャリブレーション方法は、アクチュエータの感度が実質的にゼロである周波数のみを含む制御信号を生成するステップと、制御信号に応じてアクチュエータを駆動するステップと、センサ信号から、制御信号にゲインを乗じた補正値を減ずることにより、フィードバック信号を生成するステップと、フィードバック信号に含まれる前記アクチュエータのノイズ成分が小さくなるように、ゲインを調節するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明あるいは本開示の態様として有効である。さらに、この項目(課題を解決するための手段)の記載は、本発明の欠くべからざるすべての特徴を説明するものではなく、したがって、記載されるこれらの特徴のサブコンビネーションも、本発明たり得る。
本開示によれば、磁気被りの影響を低減できる。
図1は、位置決めシステムの入出力特性を示す図である。 図2は、位置決めシステムにおける位置指令とセンサ信号の関係を示す図である。 図3は、実施形態に係る位置決めシステムのブロック図である。 図4は、キャリブレーションに使用する制御信号を説明する図である。 図5は、実施例1に係る制御部のブロック図である。 図6は、実施例2に係る制御部のブロック図である。 図7は、一実施例に係るキャリブレーション部のブロック図である。 図8は、一実施例に係るキャリブレーション部のブロック図である。 図9は、アクチュエータドライバを備えるカメラモジュールを示す図である。
(実施形態の概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。この概要は、考えられるすべての実施形態の包括的な概要ではなく、すべての実施形態の重要な要素を特定することも、一部またはすべての態様の範囲を線引きすることも意図していない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
一実施形態に係るアクチュエータドライバは、アクチュエータを駆動する。アクチュエータドライバは、制御信号に応じてアクチュエータを駆動する駆動部と、磁気センサからのアクチュエータの可動子の位置を示すセンサ信号から、制御信号にゲインを乗じた補正値を減ずることにより、フィードバック信号を生成する補正部と、(i)サーボモードにおいて、フィードバック信号と位置指令の誤差がゼロに近づくように制御信号を生成し、(ii)キャリブレーションモードにおいて、磁気被りによるノイズフロアが支配的な周波数帯の制御信号を生成する制御部と、キャリブレーションモードにおいて、フィードバック信号に含まれるアクチュエータのノイズ成分が小さくなるように、ゲインを調節するキャリブレーション部と、を備える。
キャリブレーションモードにおいて、アクチュエータに供給される駆動信号は、磁気被りによるノイズフロアが支配的な周波数帯のみを含む。この周波数帯では、アクチュエータの実効的な感度は非常に低いため、アクチュエータの可動子はほとんど移動しない。一方で、アクチュエータのコイルは磁気を発生するため、磁気センサが生成するセンサ信号は変化する。このときのセンサ信号は、磁気被りの影響が支配的であるといえる。このときの磁気被りによるノイズ成分が小さくなるように、補正部のゲインを最適化することで、磁気被りの影響を低減できる。
一実施形態において、制御部は、サーボモードにおいてイネーブルとなり、フィードバック信号と位置指令の誤差がゼロに近づくようにサーボ信号を生成するサーボコントローラと、キャリブレーションモードにおいて、アクチュエータの感度が実質的にゼロである周波数のみを含むキャリブレーション信号を生成するキャリブレーションコントローラと、を含み、サーボモードにおいて、サーボ信号を制御信号として出力し、キャリブレーションモードにおいて、キャリブレーション信号を制御信号として出力してもよい。
一実施形態において、制御部は、キャリブレーションモードにおいて、アクチュエータの感度が実質的にゼロである周波数のみを含むキャリブレーション信号を生成するキャリブレーションコントローラと、サーボモードにおいて、フィードバック信号とキャリブレーション信号の誤差がゼロに近づくように制御信号を生成し、キャリブレーションモードにおいて、フィードバック信号と位置指令の誤差がゼロに近づくように制御信号を生成するサーボコントローラと、を含んでもよい。
一実施形態において、キャリブレーションモードにおける制御信号は正弦波であってもよい。これにより、キャリブレーション部による信号処理を簡素化できる。
一実施形態において、サーボコントローラは、位置指令とフィードバック信号の誤差を生成する誤差検出器と、誤差を増幅するサーボフィルタと、を含んでもよい。
一実施形態において、アクチュエータは、手ブレ補正機構の可動部を位置決めしてもよい。
一実施形態において、アクチュエータは、オートフォーカス用レンズを位置決めしてもよい。
一実施形態において、キャリブレーション部は、フィードバック信号の所定の周波数帯域を通過させるバンドパスフィルタと、バンドパスフィルタの出力の最大値を検出する最大値検出回路と、バンドパスフィルタの出力の最小値を検出する最小値検出回路と、最大値と最小値の差を検出する減算器と、を含んでもよい。
一実施形態において、キャリブレーション部は、フィードバック信号の所定の周波数帯域を通過させるバンドパスフィルタと、バンドパスフィルタの出力の絶対値を生成する絶対値回路と、絶対値回路の出力を平滑化するローパスフィルタと、を含んでもよい。
一実施形態において、アクチュエータドライバは、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。回路を1つのチップ上に集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
一実施形態に係るカメラモジュールは、イメージセンサと、イメージセンサへの入射光路上に設けられたレンズと、レンズを位置決めするアクチュエータと、アクチュエータの可動子の位置を示すセンサ信号を生成するホール素子と、アクチュエータを駆動する上述のいずれかのアクチュエータドライバと、を備えてもよい。
一実施形態に係るカメラモジュールは、イメージセンサと、手ブレ補正機構と、手ブレ補正機構の可動部を位置決めするアクチュエータと、アクチュエータの可動部の位置を示すセンサ信号を生成する磁気センサと、センサ信号から、制御信号にゲインを乗じた補正値を減ずることにより、フィードバック信号を生成するとともに、(i)通常モードにおいて、フィードバック信号と位置指令の誤差がゼロとなるように、制御信号を生成し、
(ii)キャリブレーションモードにおいて、磁気被りによるノイズフロアが支配的な周波数帯の制御信号を生成し、フィードバック信号に含まれるアクチュエータのノイズ成分が小さくなるように、ゲインを調節するアクチュエータドライバと、を備える。
(実施形態)
以下、好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施形態は、開示および発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも開示および発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に接続された(設けられた)状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図3は、実施形態に係る位置決めシステムのブロック図である。位置決めシステム300は、アクチュエータ302、磁気センサ304およびアクチュエータドライバ200を備える。アクチュエータ302はたとえばボイスコイルモータであり、永久磁石とボイスコイルを含む。ボイスコイルモータは、MM型であるとMC型であるとを問わない。
磁気センサ304は、アクチュエータ302が発生する磁界を検出し、アクチュエータ302の可動子の位置を示すセンサ信号SNSを生成する。磁気センサ304はたとえばホールセンサであり、センサ信号SNSとしてホール信号を生成する。
アクチュエータドライバ200は、磁気センサ304が生成するセンサ信号SNSを受ける。アクチュエータドライバ200はセンサ信号SNSに応じて、アクチュエータ302をフィードバック制御する。
アクチュエータドライバ200は、A/Dコンバータ202、制御部210、駆動部220、補正部230、キャリブレーション部240を備える。アクチュエータドライバ200は、ひとつの半導体基板に集積化された機能IC(Integrated Circuit)である。
A/Dコンバータ202は、センサ信号SNSをデジタル信号に変換する。駆動部220は、デジタルの制御信号CTRLに応じて、アクチュエータ302を駆動する。
補正部230は、磁気被りの影響を低減するために設けられる。補正部230は、制御信号CTRLにゲインgを乗じた補正値COMPを生成するゲイン回路232と、センサ信号SNSから補正値COMPを減ずることにより、フィードバック信号FBを生成する減算器234を含む。
アクチュエータドライバ200は、サーボモードとキャリブレーションモードが切りかえ可能である。通常動作時はサーボモードが選択される。制御部210は、サーボモードにおいて、フィードバック信号FBと位置指令(ターゲットコードTCという)の誤差がゼロに近づくように制御信号CTRLを生成する。
キャリブレーションモードは、磁気被りの影響を最小化するためのモードであり、位置決めシステム300の検査工程において選択される。あるいは位置決めシステム300が、電子機器に搭載された状態で選択することもできる。
また制御部210は、キャリブレーションモードにおいて、キャリブレーション用の制御信号CTRLを生成する。
図4は、キャリブレーションに使用する制御信号CTRLを説明する図である。図4の上段には、駆動部220およびアクチュエータ302を含む制御対象(Plant)の、ノイズの影響を加味しない周波数応答特性(ゲイン)が示される。横軸は周波数を、縦軸は制御対象のゲインを表す。制御対象のゲインは、あるカットオフ周波数より高い領域で小さくなる。
また図4には、磁気被りによるノイズの影響が破線で示される。磁気被りによるノイズは、周波数依存性がほとんどなく、一定である。
図4の下段には、磁気被りの影響を加味した制御対象の周波数特性(ゲイン)が示される。制御対象のゲインが、磁気被りのゲインより低い領域では、磁気被りによるノイズフロアが支配的であるといえる。キャリブレーション用の制御信号CTRLは、アクチュエータ302および駆動部220を含む制御対象の周波数特性において、磁気被りによるノイズフロアが支配的な周波数のみを含む。
たとえばキャリブレーションモードにおける制御信号CTRLは、正弦波とすることができる。この正弦波の周波数fCALは、ノイズフロアが支配的な周波数領域内に定めることができる。
図3に戻る。キャリブレーション部240は、キャリブレーションモードにおいてイネーブルとなる。キャリブレーション部240は、フィードバック信号FBの交流成分が小さくなるように、補正部230のゲインgを調節する。
以上がアクチュエータドライバ200の構成である。続いてその動作を説明する。
キャリブレーションモードが選択されると、制御部210は、キャリブレーション用の制御信号CTRLを生成する。アクチュエータ302には、制御信号CTRLに応じた駆動信号DRVが印加されるが、このときの制御信号CTRLの周波数は、アクチュエータ302の感度がない領域であるため、アクチュエータ302の可動子は移動しない。一方で、アクチュエータ302のボイスコイルには、制御信号CTRLにもとづく駆動信号DRVが供給されるため、磁界を発生する。
このときに磁気センサ304が生成するセンサ信号SNSは、磁気被りの影響が支配的である。制御信号CTRLが周波数fCALの正弦波であるとき、センサ信号SNSも、周波数fCALの正弦波を含むこととなる。キャリブレーション部240は、フィードバック信号FBを受け、その交流成分(すなわち周波数fCALの成分)が最小となるように、ゲイン回路232のゲインgを最適化する。
以上がアクチュエータドライバ200によるキャリブレーション動作である。このアクチュエータドライバ200によれば、磁気被りの影響を小さくできる。
続いて制御部210の構成例を説明する。
図5は、実施例1に係る制御部210Aのブロック図である。制御部210Aは、サーボコントローラ212、キャリブレーションコントローラ214、セレクタ216を含む。サーボコントローラ212は、サーボモードにおいてイネーブルとなり、フィードバック信号FBとターゲットコードTCの誤差がゼロに近づくようにサーボ信号SRVを生成する。サーボコントローラ212は、減算器212aおよびサーボフィルタ212bを含む。減算器212aは、ターゲットコードTCとフィードバック信号FBの誤差errを計算する。サーボフィルタ212bは、PI(比例積分)制御器あるいはPID(比例積分微分)制御器で構成される。
キャリブレーションコントローラ214は、キャリブレーションモードにおいてイネーブルとなり、アクチュエータ302の周波数特性において磁気被りによるノイズフロアが支配的である周波数のみを含むキャリブレーション信号CALを生成する。
セレクタ216は、サーボモードにおいて、サーボ信号SRVを選択して制御信号CTRLとして出力する。またセレクタ216はキャリブレーションモードにおいて、キャリブレーション信号CALを選択し、制御信号CTRLとして出力する。
図6は、実施例2に係る制御部210Bのブロック図である。制御部210Bは、サーボコントローラ212、キャリブレーションコントローラ214、セレクタ216を含む。
キャリブレーションコントローラ214は、キャリブレーションモードにおいてイネーブルとなり、磁気被りによるノイズフロアが支配的である周波数のみを含むキャリブレーション信号CALを生成する。
セレクタ216は、サーボモードにおいて、ターゲットコードTCを選択して、サーボコントローラ212に入力する。またセレクタ216はキャリブレーションモードにおいて、キャリブレーション信号CALを選択し、サーボコントローラ212に入力する。
サーボコントローラ212は、サーボモードにおいて、フィードバック信号FBとキャリブレーション信号CALの誤差がゼロに近づくように制御信号CTRLを生成する。またサーボコントローラ212はキャリブレーションモードにおいて、フィードバック信号FBとターゲットコードTCの誤差がゼロに近づくように制御信号CTRLを生成する。
続いて、キャリブレーション部240の構成を説明する。
図7は、一実施例に係るキャリブレーション部240Aのブロック図である。キャリブレーション部240Aは、オプティマイザ242および検波器244Aを含む。検波器244Aは、フィードバック信号FBの振幅を示す値AMPを生成する。
検波器244Aは、バンドパスフィルタ246、最大値回路248、最小値回路250、減算器252を含む。バンドパスフィルタ246は、フィードバック信号FBのうち、キャリブレーションモードで使用した周波数fCALを抽出する。最大値回路248は、バンドパスフィルタ246の出力の最大値を検出する最大値ホールド機能を有する。最小値回路250は、バンドパスフィルタ246の出力の最小値を検出する最小値ホールド機能を有する。減算器252は、最大値回路248の出力から最小値回路250の出力を減算し、フィードバック信号FBの振幅を示す値AMPを生成する。オプティマイザ242は、値AMPが小さくなるように、補正部230のゲインを最適化する。
図8は、一実施例に係るキャリブレーション部240Bのブロック図である。キャリブレーション部240Bは、オプティマイザ242および検波器244Bを含む。検波器244Bは、フィードバック信号FBの振幅を示す値AMPを生成する。
検波器244Bは、バンドパスフィルタ246、絶対値回路254、ローパスフィルタ256を含む。絶対値回路254は、バンドパスフィルタ246の出力の絶対値を生成する。たとえば絶対値回路254は、バンドパスフィルタ246の出力の値を2乗する2乗回路であってもよい。
ローパスフィルタ256は、絶対値回路254の出力を平滑化し、フィードバック信号FBの振幅を示す値AMPを生成する。
図9は、アクチュエータドライバ200を備えるカメラモジュール100を示す図である。カメラモジュール100は、手振れ補正機能を備える。カメラモジュール100は、スマートフォンやタブレット端末などの電子機器に搭載される。カメラモジュール100は、イメージセンサ102、手ブレ補正レンズ104、第1アクチュエータ106_1、第2アクチュエータ106_2、アクチュエータドライバ200、位置検出素子110_1,110_2、ブレ検出手段112、CPU(Central Processing Unit)114を備える。カメラモジュール100はその他、オートフォーカス用のレンズ、アクチュエータなどを備えるが、図1では省略している。
理解の容易化のため、手ブレ補正レンズ104の光軸方向をZ軸にとるものとする。また、カメラモジュール100が、図9の姿勢にあるときの、左右方向をX軸、上下方向をY軸にとるものとする。X軸を第1軸、Y軸を第2軸とも表記し、X軸方向を第1方向、Y軸方向を第2方向とも表記する。
手ブレ補正レンズ104は、イメージセンサ102に入射する光の光路上に配置される。イメージセンサ102は、CMOSセンサやCCDであり、手ブレ補正レンズ104を透過した像を撮影する。
手ブレ補正レンズ104は、イメージセンサ102の撮像面と平行な面内(XY平面)において、X方向およびY方向に移動可能な状態で支持されている。第1アクチュエータ106_1は、手ブレ補正レンズ104を含む可動部105を第1(X軸)方向に位置決めし、第2アクチュエータ106_2は、可動部105を第2(Y軸)方向に位置決めする。第1アクチュエータ106_1および第2アクチュエータ106_2は、リニアアクチュエータであり、たとえばボイスコイルモータが用いられる。手ブレ補正レンズ104を含む可動部105は、第1方向、第2方向それぞれについて、可動範囲が機械的に制約されている。可動範囲の端部を、メカ端と称する。第1方向について、正方向と負方向それぞれに、メカ端が存在し、第2方向についても正方向と負方向それぞれに、メカ端が存在する。
ブレ検出手段112は、カメラモジュール100のブレを検出し、ブレを示すブレ検出信号S1を生成する。ブレ検出手段112はたとえばジャイロセンサであり、カメラモジュール100のX軸周りの角速度ω、Y軸周りの角速度ω、Z軸周りの角速度ωを検出する。手ブレ補正レンズ104のX軸方向の位置が制御することにより、Y軸周りの回転(ブレ)を補正することができ、手ブレ補正レンズ104のY軸方向の位置が制御することにより、X軸周りの回転(ブレ)を補正することができる。ブレ検出信号S1は、少なくとも2軸の角速度ω,ωを含む。
アクチュエータドライバ200は、ブレ検出手段112が検出したブレ検出信号S1にもとづいて、ブレが相殺されるように、手ブレ補正レンズ104の変位の目標値を示すターゲットコード(位置指令)を生成する。アクチュエータドライバ200は、内部で生成したターゲットコードにもとづいて、第1アクチュエータ106_1および第2アクチュエータ106_2それぞれに対する駆動信号S2_1,S2_2を生成する。アクチュエータ106_i(i=1,2)は、対応する駆動信号S2_iに応じて手ブレ補正レンズ104を位置決めする。
手振れ補正では、手ブレ補正レンズ104を正確に位置決めする必要があるため、フィードバック制御(クローズドループ制御)が採用される。位置検出素子110_1,110_2はそれぞれ、手ブレ補正レンズ104の第1方向の位置(変位量)Pおよび第2方向の位置(変位量)Pを示す位置検出信号S3_1,S3_2を生成する。位置検出素子110はたとえばホールセンサなどを用いることができる。
カメラモジュール100は、アプリケーションプロセッサからの起動の指示を受けると起動する。アクチュエータドライバ200は、手ブレが補正されるように、第1アクチュエータ106_1および第2アクチュエータ106_2を駆動する。具体的にはアクチュエータドライバ200は、第1位置検出信号S3_1の示す手ブレ補正レンズ104の位置Pが、ターゲットコードが示す目標位置PX(REF)と一致するように、第1駆動信号S2_1をフィードバック制御する。同様に、アクチュエータドライバ200は、第2位置検出信号S3_2の示す手ブレ補正レンズ104の位置Pが、ターゲットコードが示す目標位置PY(REF)と一致するように、第2駆動信号S2_2をフィードバック制御する。
以上がカメラモジュール100の構成である。図9の第1アクチュエータ106_1、第2アクチュエータ106_2は、図3のアクチュエータ302に対応する。また図9の位置検出素子110_1,110_2は、図3の磁気センサ304に対応する。図9のアクチュエータドライバ200は、図3のアクチュエータドライバ200のアーキテクチャを備えている。
このカメラモジュール100によれば、磁気被りの影響を低減できるため、手ブレ補正レンズの位置のヒステリシスを抑制できる。
アクチュエータドライバ200の適用は、手ブレ補正に限定されず、AF用のレンズを駆動するアクチュエータに適用してもよい。
キャリブレーションモードで使用する制御信号CTRLは正弦波には限定されず、矩形波やその他の信号を用いてもよい。
100 カメラモジュール
102 イメージセンサ
104 手ブレ補正レンズ
105 可動部
106_1 第1アクチュエータ
106_2 第2アクチュエータ
110 位置検出素子
112 ブレ検出手段
112A_ ジャイロセンサ
114 CPU
200 アクチュエータドライバ
300 位置決めシステム
302 アクチュエータ
304 磁気センサ
200 アクチュエータドライバ
202 A/Dコンバータ
210 制御部
212 サーボコントローラ
212a 減算器
212b サーボフィルタ
214 キャリブレーションコントローラ
216 セレクタ
220 駆動部
230 補正部
240 キャリブレーション部
242 オプティマイザ
244 検波器
246 バンドパスフィルタ
248 最大値回路
250 最小値回路
252 減算器
254 絶対値回路
256 ローパスフィルタ

Claims (13)

  1. アクチュエータを駆動するアクチュエータドライバであって、
    制御信号に応じて前記アクチュエータを駆動する駆動部と、
    磁気センサからの前記アクチュエータの可動子の位置を示すセンサ信号から、前記制御信号にゲインを乗じた補正値を減ずることにより、フィードバック信号を生成する補正部と、
    サーボモードにおいて、前記フィードバック信号と位置指令の誤差がゼロに近づくように前記制御信号を生成し、キャリブレーションモードにおいて、磁気被りによるノイズフロアが支配的な周波数帯の制御信号を生成する制御部と、
    前記キャリブレーションモードにおいて、前記フィードバック信号に含まれる前記アクチュエータのノイズ成分が小さくなるように、前記ゲインを調節するキャリブレーション部と、
    を備える、アクチュエータドライバ。
  2. 前記制御部は、
    前記サーボモードにおいてイネーブルとなり、前記フィードバック信号と前記位置指令の誤差がゼロに近づくようにサーボ信号を生成するサーボコントローラと、
    前記キャリブレーションモードにおいて、前記アクチュエータの感度が実質的にゼロである周波数のみを含むキャリブレーション信号を生成するキャリブレーションコントローラと、
    を含み、前記サーボモードにおいて、前記サーボ信号を前記制御信号として出力し、前記キャリブレーションモードにおいて、前記キャリブレーション信号を前記制御信号として出力する、請求項1に記載のアクチュエータドライバ。
  3. 前記制御部は、
    前記キャリブレーションモードにおいて、前記アクチュエータの感度が実質的にゼロである周波数のみを含むキャリブレーション信号を生成するキャリブレーションコントローラと、
    前記サーボモードにおいて、前記フィードバック信号と前記キャリブレーション信号の誤差がゼロに近づくように前記制御信号を生成し、前記キャリブレーションモードにおいて、前記フィードバック信号と前記位置指令の誤差がゼロに近づくように前記制御信号を生成するサーボコントローラと、
    を含む、請求項1に記載のアクチュエータドライバ。
  4. 前記キャリブレーションモードにおける前記制御信号は正弦波である、請求項1から3のいずれかに記載のアクチュエータドライバ。
  5. 前記サーボコントローラは、
    前記位置指令と前記フィードバック信号の誤差を生成する誤差検出器と、
    前記誤差を増幅するサーボフィルタと、
    を含む、請求項2または3に記載のアクチュエータドライバ。
  6. 前記アクチュエータは、手ブレ補正機構の可動部を位置決めする、請求項1から3のいずれかに記載のアクチュエータドライバ。
  7. 前記アクチュエータは、オートフォーカス用レンズを位置決めする、請求項1から3のいずれかに記載のアクチュエータドライバ。
  8. 前記キャリブレーション部は、
    前記フィードバック信号の所定の周波数帯域を通過させるバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタの出力の最大値を検出する最大値検出回路と、
    前記バンドパスフィルタの出力の最小値を検出する最小値検出回路と、
    前記最大値と前記最小値の差を検出する減算器と、
    を含む、請求項1から3のいずれかに記載のアクチュエータドライバ。
  9. 前記キャリブレーション部は、
    前記フィードバック信号の所定の周波数帯域を通過させるバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタの出力の絶対値を生成する絶対値回路と、
    前記絶対値回路の出力を平滑化するローパスフィルタと、
    を含む、請求項1から3のいずれかに記載のアクチュエータドライバ。
  10. ひとつの半導体基板に一体集積化される、請求項1から3のいずれかに記載のアクチュエータドライバ。
  11. イメージセンサと、
    前記イメージセンサへの入射光路上に設けられたレンズと、
    前記レンズを位置決めするアクチュエータと、
    前記アクチュエータの可動子の位置を示すセンサ信号を生成するホール素子と、
    前記アクチュエータを駆動する請求項1から3のいずれかに記載のアクチュエータドライバと、
    を備える、カメラモジュール。
  12. イメージセンサと、
    手ブレ補正機構と、
    前記手ブレ補正機構の可動部を位置決めするアクチュエータと、
    前記アクチュエータの前記可動部の位置を示すセンサ信号を生成する磁気センサと、
    前記センサ信号から、制御信号にゲインを乗じた補正値を減ずることにより、フィードバック信号を生成するとともに、(i)通常モードにおいて、前記フィードバック信号と位置指令の誤差がゼロとなるように、前記制御信号を生成し、(ii)キャリブレーションモードにおいて、前記アクチュエータの感度が実質的にゼロである周波数のみを有する前記制御信号を生成し、前記フィードバック信号の交流成分が小さくなるように、前記ゲインを調節するアクチュエータドライバと、
    を備える、カメラモジュール。
  13. 可動子を含むアクチュエータおよび前記可動子の位置を示すセンサ信号を生成する磁気センサを含む位置決めシステムのキャリブレーション方法であって、
    磁気被りによるノイズフロアが支配的な周波数帯の制御信号を生成するステップと、
    前記制御信号に応じて前記アクチュエータを駆動するステップと、
    前記センサ信号から、前記制御信号にゲインを乗じた補正値を減ずることにより、フィードバック信号を生成するステップと、
    前記フィードバック信号に含まれる前記アクチュエータのノイズ成分が小さくなるように、前記ゲインを調節するステップと、
    を備える、キャリブレーション方法。
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