JP2023149669A - 照合装置、照合システム、照合用端末、照合方法、及びプログラム - Google Patents

照合装置、照合システム、照合用端末、照合方法、及びプログラム Download PDF

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Kenji Sekiya
一貴 西原
Kazutaka Nishihara
彩佳 泉谷
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Abstract

Figure 2023149669000001
【課題】公的機関、民間の警備会社及び宅配業者等の職員へのなりすましを見抜く照合装置を提供する。
【解決手段】訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が所属先に対応付けて登録されている登録部と、訪問者の所属先と訪問者の顔の撮像画像を取得するデータ取得部と、訪問者の所属先に基づいて第1の登録画像を検索する検索部と、検索された第1の登録画像と撮像画像を照合する第1の照合部と、第1の登録画像と撮像画像を照合した結果を第1の照合結果として送信する送信部と、を備える照合装置を提供する。
【選択図】図3

Description

本開示は照合装置、照合システム、照合用端末、照合方法、及びプログラムに関する。
訪問系詐欺被害の多くは、公的機関の人物になりすました犯人が被害者の個人情報を入手し、悪用するものである。このような被害に遭わないためには、訪問を受ける人(訪問受け者)が犯人と接触しないことが重要である。
特許文献1は、施設の内部に位置する通知装置を含む通知システムの制御方法が開示されている。当該制御方法は、(a)配達業者サーバから、物品の配達員の顔情報を取得し、(b)施設の外部に設置されたカメラで撮影された施設への訪問者の顔のカメラ画像を取得する。さらに、当該制御方法は、(c)顔情報及びカメラ画像を比較して、訪問者が配達員であるか否かを確認する。さらに、当該制御方法は、(d)訪問者が配達員であると確認された場合、通知装置により、施設に物品の配達員が到着したことを示す配達情報を通知する。
国際公開第2020/171097号
しかしながら、このような方法では、予め登録された配達員のみしか適用されず、公的機関の人物になりすました場合、対処できないという問題があった。
そこで本開示の目的は、公的機関、民間の警備会社及び宅配業者等の職員へのなりすましを見抜く照合装置、照合システム、照合用端末、照合方法、及びプログラムを提供することである。
本開示の照合装置は、
訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が所属先に対応付けて登録されている登録部と、
訪問者の前記所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するデータ取得部と、
前記訪問者の前記所属先に基づいて前記第1の登録画像を検索する検索部と、
検索された前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合する第1の照合部と、
前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合した結果を第1の照合結果として送信する送信部と、を備える照合装置である。
本開示の照合システムは、
訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が所属先に対応付けて登録されている顔画像蓄積サーバと、
訪問者の前記所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するデータ取得部と、
前記訪問者の前記所属先に基づいて前記第1の登録画像を検索する検索部と、
検索された前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合する第1の照合部と、
前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合した結果を第1の照合結果として送信する送信部と、を備えた照合システムである。
本開示の照合用端末は、
訪問者の顔をカメラで撮影して撮像画像を取得する撮影部と、
前記訪問者の前記撮像画像と所属先を、訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が所属先に対応付けられて登録されている第1の照合装置に送信する送信部と、
前記第1の照合装置が前記撮像画像を前記第1の登録画像に照合した結果を第1の照合結果として表示する表示部と、を備える照合用端末である。
本開示の照合方法は、
訪問者の所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するステップと、
訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が前記所属先に対応付けて登録されている登録部を検索するステップと、
前記検索された前記第1の登録画像を前記撮像画像と照合するステップと、
前記第1の登録画像と前記撮像画像との照合結果を第1の照合結果として送信するステップと、を備える照合方法である。
本開示のプログラムは、
訪問者の所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するステップと、
訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が前記所属先に対応付けて登録されている登録部を検索するステップと、
前記検索された前記第1の登録画像を前記撮像画像と照合するステップと、
前記第1の登録画像と前記撮像画像との照合結果を第1の照合結果として送信するステップと、を照合装置に実行させるプログラムである。
本開示により、公的機関、民間の警備会社及び宅配業者等の職員へのなりすましを見抜く照合装置、照合システム、照合用端末、照合方法、及びプログラムを提供できる。
家に訪問者が来訪したときの実施の形態1にかかるシステムの構成図である。 実施の形態1にかかるインターホン及び宅内モニタの構成図である。 実施の形態1にかかる第1の照合装置の構成図である。 実施の形態1にかかる第2の照合装置の構成図である。 実施の形態1にかかる訪問者が警察官の場合の処理のシーケンス図である。 実施の形態1にかかる訪問者が警察官になりすましていた場合の処理のシーケンス図である。 実施の形態1にかかる訪問受け者が通報した場合の第2の照合装置の処理のフローチャートである。 実施の形態1にかかる宅内モニタの通知例を示す図である。 企業、団体に訪問者が来訪したときの実施の形態2にかかるシステムの構成図である。 実施の形態2にかかるカメラ付き情報端末の構成図である。 実施の形態2にかかる訪問者が警察の場合の処理のシーケンス図である。 実施の形態2にかかる訪問者が警察になりすましていた場合のシーケンス図である。 家に訪問者が来訪したときの実施の形態3にかかるシステムの構成図である。 実施の形態3にかかる訪問者が警察の場合の処理のシーケンス図である。 実施の形態3にかかる訪問者が警察になりすましていた場合のシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。しかしながら、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施の形態に限定するものではない。また、実施の形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
(実施の形態1にかかるシステムの構成)
図1は、家に訪問者が来訪したときの実施の形態1にかかるシステムの構成図である。図1を参照しながら、実施の形態1にかかるシステムの構成を説明する。実施の形態1にかかるシステムは、家1に設置されたインターホン2と、宅内モニタ3と、ホームゲートウェイ5と、ネットワーク10で接続された外部の第1の照合装置20と、第2の照合装置21と、を備える。実施の形態1のシステムは、場合によっては、さらに携帯端末4と、ネットワーク10に接続された警察30と、警備会社31と、を含んでもよい。
インターホン2は、家1内の宅内モニタ3に接続される。インターホン2は、訪問者7が来訪したときに顔画像を撮影するカメラ機能を備える。また、インターホン2は、訪問者7の声を集音するマイク機能を備える。さらに、インターホン2は、家人である訪問受け者6が応答するためのスピーカ機能を備える。また、インターホン2は、宅内モニタ3に訪問者7が来訪を告げるためのスイッチを備え、スイッチが押されるとチャイムが鳴り訪問受け者6を呼び出す。
宅内モニタ3は、インターホン2で撮影された訪問者の顔が表示される表示機能を備える。また、宅内モニタ3は、訪問者の声を発するスピーカ機能を備える。さらに、宅内モニタ3は、訪問受け者6が応答する声を集音するマイク機能を備える。宅内モニタ3は、ホームゲートウェイを介してネットワーク10に接続される。
携帯端末4は、Bluetooth(登録商標)接続及びWi-Fi接続などの無線LANまたは携帯電話回線を用いて宅内モニタ3に接続される。場合によっては、訪問受け者6は、携帯端末4を用いてインターホン2が受け付けている訪問者と会話することができる。
ホームゲートウェイ5は、宅内モニタがインターネットなど外部のネットワークに接続するための機器である。
第1の照合装置20は、ネットワーク10を介して宅内モニタ3に接続される。第1の照合装置20は、公的機関(警察、消防署、市役所、及び医療機関等)、民間の警備会社、宅配業者等の職員の顔画像データが登録されている。すなわち第1の照合装置20は、訪問者7の顔画像をホワイトリストと照合する装置である。
第2の照合装置21は、ネットワーク10を介して宅内モニタ3に接続される。第2の照合装置21は、過去になりすましを実施した人物、通報対象者と通報対象候補者の顔画像データが登録されている。すなわち、第2の照合装置21は、訪問者7の顔画像をブラックリスト及びブラックリスト候補と照合する装置である。
ネットワーク10は、インターネット回線または携帯電話回線のいずれでもよい。ネットワーク10は、家1と、警察30及び警備会社31との間をデータ通信できるように接続する機能を備える。
警察30及び警備会社31は、ネットワーク10を介して宅内モニタ3に接続される。また、警察30及び警備会社31は、ネットワーク10を介して携帯端末4に接続されてもよい。このため、訪問受け者6は、訪問者7が不審人物である場合、ネットワーク10を介して警察30または警備会社31に通報することができる。
(実施の形態1にかかるインターホン及び宅内モニタの構成)
図2は、実施の形態1にかかるインターホン及び宅内モニタの構成図である。図2を参照しながら、実施の形態1にかかるインターホン及び宅内モニタの構成を説明する。インターホン2は、撮影部1001と、音声入出力部1002と、を備える。宅内モニタ3は、表示部2001と、音声入出力部2002と、送信部2003と、を備える。
インターホン2の撮影部1001は、訪問者7の顔画像である撮像画像を撮影するカメラである。撮影部1001は、宅内モニタ3の表示部2001に接続される。表示部2001は、液晶表示装置またはEL(Electro Luminescence)表示装置などの表示装置である。表示部2001は、撮影部1001で撮影された訪問者7の顔画像を表示し、訪問受け者6に示す。
インターホン2の音声入出力部1002は、マイクとスピーカである。音声入出力部1002は、訪問者7が発する音声を集音し、訪問受け者6の音声を発する。インターホン2の音声入出力部1002は、宅内モニタ3の音声入出力部2002に接続される。宅内モニタ3の音声入出力部2002は、マイクとスピーカである。音声入出力部2002は、訪問受け者6が発する音声を集音し、訪問者7の音声を発する。インターホン2が宅内モニタ3と協働して、訪問者7と訪問受け者6のコミュニケーションが取れる。
送信部2003は、Bluetooth(登録商標)接続及びWi-Fi接続などの無線LAN、有線LAN、または携帯電話回線でネットワーク10に接続される。送信部2003は、撮影部1001に接続され、訪問者7の顔画像データを外部の第1の照合装置20及び第2の照合装置21に送信する。また、送信部2003は、音声入出力部2002に接続されてもよい。送信部2003は、訪問者7の音声を第1の照合装置20に送信してもよい。
受信部(図示せず)は、第1の照合装置20で照合された第1の照合結果及び第2の照合装置21で照合された第2の照合結果を受信する。表示部2001は、第1の照合結果及び第2の照合結果を表示する。また、送信部2003は、第2の照合結果が一致せず、第1の照合結果が一致しなかった場合、警察30に通報する機能を備える。
(実施の形態1にかかる第1の照合装置の構成)
図3は、実施の形態1にかかる第1の照合装置の構成図である。図3を参照しながら、実施の形態1にかかる第1の照合装置の構成を説明する。実施の形態1にかかる第1の照合装置20は、第1の登録部3001と、データ取得部3002と、検索部3003と、第1の照合部3004と、送信部3005と、を備える。
第1の登録部3001は、顔画像蓄積サーバである。第1の登録部3001は、あらかじめ公的機関(警察、消防署、市役所、及び訪問医療等)、民間の警備会社、宅配業者等の職員の顔画像データである第1の登録画像が登録されている。第1の登録部3001は、顔画像データを所属組織ごとに分類している。これらの顔画像データは、訪問を許可する人の顔画像、いわゆるホワイトリストに該当する。
データ取得部3002は、宅内モニタ3からネットワーク10を介して訪問者7の顔画像を取得する。また、データ取得部3002は、宅内モニタ3から訪問者7の所属先を取得する。また、データ取得部3002は、宅内モニタ3から音声データを取得してもよい。この音声データは、訪問者7の所属先を提示するものである。例えば、音声データは、「警察です。」、または「市役所のものです。」などである。データ取得部は、音声データを音声認識することにより所属先を取得してもよい。
検索部3003は、訪問者7の所属先に基づいて、第1の登録部3001の第1の登録画像を検索する。すなわち、第1の照合装置20は、訪問者7が所属先を提示することで、所属先に対応付けて登録されている顔画像データを検索することができる。
第1の照合部3004は、訪問者7の顔画像である撮像画像が検索部3003で検索された第1の登録画像と一致するものがあるか否か照合する。撮像画像が第1の登録画像と一致する場合、訪問者7は、訪問を許可する人である。撮像画像が第1の登録画像と不一致である場合、訪問者7は、訪問を許可しない人である。
送信部3005は、ネットワーク10を介して第1の照合部3004の第1の照合結果を宅内モニタ3に送信する機能を備える部分である。
(実施の形態1にかかる第2の照合装置の構成)
図4は、実施の形態1にかかる第2の照合装置の構成図である。図4を参照しながら、実施の形態1にかかる第2の照合装置の構成を説明する。実施の形態1にかかる第2の照合装置21は、第2の登録部4001と、データ取得部4002と、第2の照合部4003と、送信部4004と、検索部4005と、第3の登録部4006と、確認部4007と、通報回数加算部4008と、を備える。
第2の登録部4001は、通報対象サーバである。第2の登録部4001は、通報の対象となる人物の顔画像が登録されている通報対象者リスト、いわゆるブラックリストを備える。通報対象者リストに登録されている顔画像は、第2の登録画像である。また、第2の登録部4001は、通報対象者の訪問日時及び位置情報を記録する。
データ取得部4002は、宅内モニタ3からネットワーク10を介して訪問者7の顔画像を取得する。
第2の照合部4003は、撮像画像が第2の登録画像に一致するものがあるか否か照合する。撮像画像が第2の登録画像に一致する場合、訪問者7は、通報対象者である。撮像画像が第2の登録画像と不一致であれば、訪問者7は、通報対象者でない。
送信部4004は、ネットワーク10を介して第2の照合部4003の第2の照合結果を宅内モニタ3に送信する機能を備える。また、訪問者7が通報対象であった場合、送信部4004は、警察または警備会社に通報する機能を備える。
検索部4005は、訪問受け者6が警察に通報した場合に、訪問者7が過去に通報された人物か否か通報対象候補者リストである第3の登録部4006を検索する機能を備える部分である。
第3の登録部4006は、通報対象者リストへの登録候補者となる人物の顔画像が登録されている通報対象候補者リスト、いわゆるブラックリスト候補者リストを備える。第3の登録部4006は、検索部4005で検索した後、過去に通報されていない人物であった場合は、新たに顔画像を登録する。また、第3の登録部4006は、通報対象候補者が訪問して通報された回数を記録する。
確認部4007は、検索部4005で検索した後、過去に通報された人物であった場合に、通報の回数が所定の数を超えているか否か確認する機能を備える部分である。
通報回数加算部4008は、確認部4007で確認した後、通報の回数が所定の数を超えていない場合に通報の回数を加算する機能を備える部分である。加算された通報回数は、第3の登録部に記録される。第2の登録部4001は、確認部4007で確認した後、通報回数が所定の数を超えている場合は、訪問者を登録し、ブラックリストに加える。
(実施の形態1にかかる訪問者が警察官の場合の処理)
図5は、実施の形態1にかかる訪問者が警察官の場合の処理のシーケンス図である。図5を参照しながら、実施の形態1にかかる訪問者が警察官の場合の処理について説明する。
訪問者7が、家人である訪問受け者6の家を訪問し、インターホン2による呼び出し動作が行われる(S101)。インターホン2はカメラを起動し(S102)、訪問者の顔画像である撮像画像を撮影する。宅内モニタ3は、撮像画像を表示部2001で表示する(S103)とともに、撮像画像を第2の照合装置21に送信する(S104)。
第2の照合装置21は、撮像画像が通報対象者の顔画像である第2の登録画像に一致するか否か照合する。また、訪問受け者6は、宅内モニタ3にて訪問者7に応答する(S105)。訪問受け者6が訪問者7に応答している間に、第2の照合装置21は、撮像画像が第2の登録画像と不一致であるという第2の照合結果を宅内モニタ3に送信する(S106)。S105は、S106と順番が入れ替わってもよい。
仮に、撮像画像が第2の登録画像と一致した場合は、第2の照合装置21は、撮像画像が第2の登録画像と一致するという第2の照合結果を宅内モニタ3に送信する。第2の照合装置21は、訪問者の訪問日時と位置情報を更新する。また、場合によっては、第2の照合装置21は、ネットワーク10を介して警察30または警備会社31に通報する。いずれにせよ宅内モニタ3は、第2の照合結果を受信すると、表示部2001に表示して訪問受け者6に通知する。
訪問者7は、訪問受け者6から応答をうけると、所属先を名乗る。ここでは訪問者7は、「警察です」と発する(S107)。インターホン2は、訪問者7の音声を集音し、宅内モニタ3に送信する(S108)。宅内モニタ3は、訪問者7の音声を認識し、所属先と撮像データを第1の照合装置20に送信する(S109)。
第1の照合装置20は、顔画像蓄積サーバである第1の登録部3001の所属先テーブル、ここでは警察テーブルを検索する。第1の照合装置20は、撮像画像が所属先テーブルに登録された顔画像である第1の登録画像に一致するか否か照合する。第1の照合装置20は、撮像画像が第1の登録画像に一致するという第1の照合結果を宅内モニタ3に送信する(S110)。宅内モニタ3は、第1の照合結果を受信すると、表示部2001に表示して訪問受け者6に通知する。訪問受け者6は、訪問を許可する人であると認識でき、家の扉を開錠する(S111)。
(実施の形態1にかかる訪問者が警察官になりすましていた場合の処理)
図6は、実施の形態1にかかる訪問者が警察官になりすましていた場合の処理のシーケンス図である。図6を参照しながら、実施の形態1にかかる訪問者が警察官になりすましていた場合の処理を説明する。
撮像画像を第2の照合装置21で照合し、訪問受け者6に照合結果を宅内モニタ3で通知するまでは上記警察官である場合の処理と同じため(S101~S106)記載を省略する。
訪問者が警察官になりすまし、警察官であると発した場合(S107)、インターホン2は、音声を集音する(S108)。宅内モニタ3は所属先を音声認識し、所属先と撮像画像を第1の照合装置20に送信する(S109)。第1の照合装置20は、顔画像蓄積サーバである第1の登録部3001の所属先テーブル、ここでは警察テーブルを検索する。第1の照合装置20は、撮像画像が所属先テーブルに登録された顔画像である第1の登録画像に一致するか否か照合する。第1の照合装置20は、撮像画像が第1の登録画像に不一致であるという第1の照合結果を宅内モニタ3に送信する(S201)。宅内モニタ3は、第1の照合結果を受信すると、表示部2001に表示して訪問受け者6に通知する。訪問受け者6は、訪問を許可する人でないと認識できる。宅内モニタ3は、警察または警備会社に通報する通報ボタンを押下するか否かの判断を訪問受け者6に求める。訪問受け者6が通報ボタンを押下した場合(S202)、訪問者7を通報対象サーバの候補者リストに登録する。また、登録回数が所定の数を超えている場合に、訪問者7をブラックリストに登録する。
(実施の形態1にかかる訪問受け者が通報した場合の第2の照合装置の処理)
図7は、実施の形態1にかかる訪問受け者が通報した場合の第2の照合装置の処理のフローチャートである。図7を参照しながら、訪問受け者が通報した場合の第2の照合装置の処理を説明する。
まず、通報対象候補者リストである第3の登録部4006を検索する(S301)。次に、通報された訪問者の顔画像である撮像画像が、第2の登録部に登録された顔画像に該当するか否か確認する(S302)。このステップは、訪問者が過去に通報された人物か否かを、通報対象候補者リストである第3の登録部4006を検索部4005で検索して確認するものである。
撮像画像が該当しなければ(NOの場合)、撮像画像を候補者リストである第3の登録部4006に登録して(S303)処理を終了する。このステップは、過去に通報された人物でない場合に、訪問者の顔画像を通報対象候補者リストに登録するものである。
撮像画像が該当していれば(YESの場合)、通報回数が所定以上か否か確認する(S304)。このステップは、過去に通報された人物である場合に、通報の回数が所定の数を超えているか否か確認部4007で確認するものである。
通報回数が所定の数未満の場合(NOの場合)、通報回数を加算して(S305)処理を終了する。このステップは、通報の回数が所定の数を超えていない場合、通報の回数を通報回数加算部4008で加算するものである。
通報回数が所定以上の場合(YESの場合)、通報対象者リストである第2の登録部4001に登録して(S306)処理を終了する。このステップは、通報の回数が所定の数を超えている場合は、訪問者7の顔画像を通報対象者リストに登録するものである。
このように第2の照合装置21がステップを実行することで、通報対象候補者を記録し、通報対象者の訪問日時と位置情報を記録することができるようになる。
(実施の形態1にかかる宅内モニタの通知例の説明)
図8は、実施の形態1にかかる宅内モニタの通知例を示す図である。図8を参照しながら、実施の形態1にかかる宅内モニタの通知例を説明する。
訪問者7が警察官を名乗り、警察官であった場合、認証OK画面801に示すように宅内モニタ3に第1の照合結果が示される。この場合認証OKとして訪問受け者6は、応答ボタンを押し応答することができる。
訪問者7が警察官を名乗り、警察官になりすましていた場合、認証NG画面802に示すように宅内モニタ3に第1の照合結果が示される。この場合、訪問受け者6は、認証NGとして通報ボタンを押すことができる。
第1の照合装置20での認証にて正規の職員と判定された場合、宅内モニタ3に該当職員の所属情報を表示しているが、プライバシ保護のため該当職員により所属情報の表示可否を切り替え可能としてもよい。また、表示可否の切り替え忘れを防ぐため、一定時間経過後に所属情報が表示不可に自動遷移するようなタイマ機能を備えてもよい。
このような照合システム及び照合方法を提供することで、訪問受け者6は、訪問者7と接触することなく、公的機関、民間の警備会社及び宅配業者等の職員へのなりすましを見抜き、詐欺被害等を未然に防ぐことができる。
(実施の形態2にかかるシステムの構成の説明)
図9は、企業、団体に訪問者が来訪したときの実施の形態2にかかるシステムの構成図である。図9を参照しながら、実施の形態2にかかるシステムの構成の説明をする。実施の形態1では訪問者7が家の人である訪問受け者6に訪問してすることを想定したが、実施の形態2では訪問者17が企業や団体の受付員等の訪問受け者16に訪問することを想定する。実施の形態2にかかるシステムと実施の形態1にかかるシステムとの相違点は、インターホン2と宅内モニタ3がカメラ付き情報端末12に置き換わったことである。
実施の形態2にかかるシステムは、企業、団体等11に設置されたカメラ付き情報端末12と、ネットワーク10で接続された外部の第1の照合装置20と、第2の照合装置21と、を備える。実施の形態2のシステムは、場合によっては、さらに受付情報端末13と、ネットワーク10に接続された警察30と、警備会社31と、を含んでもよい。場合によっては、訪問受け者16は、受付情報端末13を用いて訪問者17と会話することができる。以後、相違点であるカメラ付き情報端末12及びシーケンスの変更点について説明する。
(実施の形態2にかかるカメラ付き情報端末の構成の説明)
図10は、実施の形態2にかかるカメラ付き情報端末の構成図である。図10を参照しながら、実施の形態2にかかるカメラ付き情報端末の説明をする。カメラ付き情報端末12は、撮影部5001と、音声入力部5002と、表示部5003と、送信部5004と、を備える。
カメラ付き情報端末12は、例えばスマートフォンまたはタブレット端末のようなカメラ付き情報端末である。カメラ付き情報端末12は、PC(Personal Computer)のように地面に固定されたものであってもよい。
撮影部5001は、訪問者17の顔画像である撮像画像を撮影するカメラである。撮影部5001は、表示部5003に接続される。表示部5003は、液晶表示装置またはEL表示装置などの表示装置である。表示部5003は、撮影部5001で撮影された訪問者17の顔画像を表示し、訪問受け者16に示す。音声入力部5002は、マイクである。訪問者17が発する音声を集音する。
送信部5004は、Bluetooth(登録商標)接続及びWi-Fi接続などの無線LAN、有線LANまたは携帯電話回線でネットワーク10に接続される。送信部5004は、表示部に接続され、訪問者17の顔画像データを外部の第1の照合装置20及び第2の照合装置21に送信する。また、送信部5004は、音声入力部5002に接続されてもよい。送信部5004は、訪問者17の音声を第1の照合装置20に送信してもよい。
受信部(図示せず)は、第1の照合装置20で照合された第1の照合結果及び第2の照合装置21で照合された第2の照合結果を受信する。表示部5003は、第1の照合結果及び第2の照合結果を表示する。また、送信部5004は、第2の照合結果が一致せず、第1の照合結果が一致しなかった場合、警察30に通報する機能を備える。
(実施の形態2にかかる訪問者が警察の場合の処理の説明)
図11は、実施の形態2にかかる訪問者が警察の場合の処理のシーケンス図である。図11を参照しながら、実施の形態2にかかる訪問者が警察の場合の処理を説明する。
訪問者17が、企業、団体等を訪問し、受付員である訪問受け者16による受付が行われる(S401)。訪問受け者16は、訪問者17をカメラ付き情報端末12の前に誘導する(S402)。訪問者17がカメラ付き情報端末の前に移動する(S403)。カメラ付き情報端末12は、インストールされているアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリという)を介してカメラを起動し、訪問者17の顔画像である撮像画像を撮影する。表示部5003は、撮像画像を表示するとともに、撮像画像を第2の照合装置21に送信する(S404)。
第2の照合装置21は、撮像画像が通報対象者の顔画像である第2の登録画像に一致するか否か照合する。第2の照合装置21は、撮像画像が第2の登録画像と不一致であるという第2の照合結果をカメラ付き情報端末12に送信する(S405)。
仮に、撮像画像が第2の登録画像と一致していた場合は、第2の照合装置21は、撮像画像が第2の登録画像と一致するという第2の照合結果をカメラ付き情報端末12に送信する。第2の照合装置21は、訪問者17の訪問日時と位置情報を更新する。また、場合によっては、第2の照合装置21は、ネットワーク10を介して警察30または警備会社31に通報する。いずれにせよ、カメラ付き情報端末12は、アプリを介して第2の照合結果を受信すると、表示部5003に表示して訪問受け者16に通知する。
また、訪問受け者16は、訪問者17に所属先を発声してもらうように促す(S406)。訪問者17は、所属先を名乗る。ここでは訪問者17は、「警察です」と発する(S407)。カメラ付き情報端末12は、アプリを介して訪問者17の音声を集音し、音声認識し、所属先と撮像データを第1の照合装置20に送信する(S408)。
第1の照合装置20は、顔画像蓄積サーバである第1の登録部3001の所属先テーブル、ここでは警察テーブルを検索する。第1の照合装置20は、撮像画像が所属先テーブルに登録された顔画像である第1の登録画像に一致するか否か照合する。第1の照合装置20は、撮像画像が第1の登録画像に一致するという第1の照合結果をカメラ付き情報端末12に送信する(S409)。カメラ付き情報端末12は、第1の照合結果を受信すると、表示部5003に表示して訪問受け者16に通知する(S410)。訪問受け者16は、訪問を許可する人であると認識でき、受付処理をする。
(実施の形態2にかかる訪問者が警察になりすましていた場合の説明)
図12は、実施の形態2にかかる訪問者が警察になりすましていた場合のシーケンス図である。図12を参照しながら、実施の形態2にかかる訪問者が警察になりすましていた場合の説明をする。
撮像画像を第2の照合装置21で照合し、訪問受け者16に第2の照合結果をカメラ付き情報端末12で通知するまで(S401~S405)は上記警察官である場合の処理と同じため記載を省略する。
訪問受け者16が所属を問い合わせる(S406)。訪問者が警察官になりすまし、警察官であると発した場合(S407)、カメラ付き情報端末12は所属先を音声認識し、所属先と撮像画像を第1の照合装置20に送信する(S408)。第1の照合装置20は、顔画像蓄積サーバである第1の登録部3001の所属先テーブル、ここでは警察テーブルを検索する。第1の照合装置20は、撮像画像が所属先テーブルに登録された顔画像である第1の登録画像に一致するか否か照合する。第1の照合装置20は、撮像画像が第1の登録画像に不一致であるという第1の照合結果をカメラ付き情報端末12に送信する(S501)。カメラ付き情報端末12は、第1の照合結果を受信すると、表示部5003に表示して訪問受け者16に通知する(S502)。訪問受け者16は、訪問を許可する人でないと認識できる。カメラ付き情報端末12は、警察30または警備会社31に通報する通報ボタンを押下するか否かの判断を訪問受け者16に求める。訪問受け者16が通報ボタンを押下した場合、訪問者17を通報対象サーバの候補者リストに登録する(S503)。また、登録回数が所定の数を超えている場合に、訪問者17をブラックリストに登録する。
このようにすることで、訪問受け者16は、訪問者17と接触することなく、公的機関、民間の警備会社及び宅配業者等の職員へのなりすましを見抜き、詐欺被害等を未然に防ぐことができる。
(実施の形態3にかかるシステムの構成の説明)
図13は、家に訪問者が来訪したときの実施の形態3にかかるシステムの構成図である。図13を参照しながら、実施の形態3にかかるシステムの構成の説明をする。実施の形態1ではインターホンや宅内モニタがネットワーク10に接続していることを想定したが、実施の形態3ではネットワーク10に接続していない既存のインターホンを用いることを想定する。実施の形態3にかかるシステムと実施の形態1にかかるシステムとの相違点は、カメラ付き情報端末18を用いることである。
実施の形態3にかかるシステムは、家1に設置されたインターホン2と、宅内モニタ3と、カメラ付き情報端末18と、ネットワーク10で接続された外部の第1の照合装置20と、第2の照合装置21と、を備える。実施の形態3のシステムは、場合によっては、さらにネットワーク10に接続された警察30と、警備会社31と、を含んでもよい。カメラ付き情報端末18の構成は、実施の形態2のカメラ付き情報端末12の構成と同じである。したがって、カメラ付き情報端末18の構成要素については同じ符号を参照する。また、実施の形態3の宅内モニタ3には送信部2003がないことのみが異なる。したがって、インターホン2及び宅内モニタ3については、同じ符号を参照する。以後、相違点であるシーケンスの変更点について説明する。
(実施の形態3にかかる訪問者が警察官の場合の処理)
図14は、実施の形態3にかかる訪問者が警察官の場合の処理のシーケンス図である。図14を参照しながら、実施の形態3にかかる訪問者が警察官の場合の処理について説明する。
訪問者7が、家人である訪問受け者6の家を訪問し、インターホン2による呼び出し動作が行われる(S601)。インターホン2はカメラを起動し(S602)、訪問者の顔画像である撮像画像を撮影する。宅内モニタ3は、撮像画像を表示部2001で表示する(S603)。宅内モニタ3は、送信部2003がないため、撮像画像を第1の照合装置20及び第2の照合装置21に送信することができない。そこで、訪問受け者6は、カメラ付き情報端末18のアプリを起動する(S604)。カメラ付き情報端末18は、アプリを介して撮像画像を撮影し(S605)、顔画像を取得する(S606)。カメラ付き情報端末18は、撮像画像を第2の照合装置21に送信する(S607)。
第2の照合装置21は、撮像画像が通報対象者の顔画像である第2の登録画像に一致するか否か照合する。また、訪問受け者6は、宅内モニタ3にて訪問者7に応答する(S608)。訪問受け者6が訪問者7に応答している間に、第2の照合装置21は、撮像画像が第2の登録画像と不一致であるという第2の照合結果をカメラ付き情報端末18に送信する(S609)。S608は、S609と順番が入れ替わってもよい。
仮に、撮像画像が第2の登録画像と一致していた場合は、第2の照合装置21は、撮像画像が第2の登録画像と一致するという第2の照合結果をカメラ付き情報端末18に送信する。第2の照合装置21は、訪問者7の訪問日時と位置情報を更新する。また、場合によっては、第2の照合装置21は、ネットワーク10を介して警察30または警備会社31に通報する。いずれにせよ、カメラ付き情報端末18は、第2の照合結果を受信すると、表示部5003に表示して訪問受け者6に通知する。
訪問者7は、訪問受け者6から応答をうけると、所属先を名乗る。ここでは訪問者7は、「警察です」と発する(S610)。インターホン2は、訪問者7の音声を集音し(S611)、宅内モニタ3は、訪問者7の音声を発する。カメラ付き情報端末18は、宅内モニタ3から発せられた訪問者7の音声を集音する(S612)。カメラ付き情報端末18は、訪問者7の音声を認識し、所属先と撮像データを第1の照合装置20に送信する(S613)。
第1の照合装置20は、顔画像蓄積サーバである第1の登録部3001の所属先テーブル、ここでは警察テーブルを検索する。第1の照合装置20は、撮像画像が所属先テーブルに登録された顔画像である第1の登録画像に一致するか否か照合する。第1の照合装置20は、撮像画像が第1の登録画像に一致するという第1の照合結果をカメラ付き情報端末18に送信する(S614)。カメラ付き情報端末18は、第1の照合結果を受信すると、表示部5003に表示して訪問受け者6に通知する(S615)。訪問受け者6は、訪問を許可する人であると認識でき、家の扉を開錠する。
(実施の形態3にかかる訪問者が警察官になりすましていた場合の処理)
図15は、実施の形態3にかかる訪問者が警察官になりすましていた場合の処理のシーケンス図である。図15を参照しながら、実施の形態3にかかる訪問者が警察官になりすましていた場合の処理を説明する。
撮像画像を第2の照合装置21で照合し、訪問受け者6に第2の照合結果をカメラ付き情報端末18で通知するまで(S601~S609)は上記警察官である場合の処理と同じため記載を省略する。
訪問者7が警察官になりすまし、警察官であると発した場合(S610)、インターホン2は、訪問者7の音声を集音する(S611)。宅内モニタ3は、インターホン2で集音された訪問者の音声を発する(S612)。カメラ付き情報端末18は、宅内モニタ3から発せられた所属先を音声認識し、所属先と撮像画像を第1の照合装置20に送信する(S613)。第1の照合装置20は、顔画像蓄積サーバである第1の登録部3001の所属先テーブル、ここでは警察テーブルを検索する。第1の照合装置20は、撮像画像が所属先テーブルに登録された顔画像である第1の登録画像に一致するか否か照合する。第1の照合装置20は、撮像画像が第1の登録画像に不一致であるという第1の照合結果をカメラ付き情報端末18に送信する(S701)。カメラ付き情報端末18は、第1の照合結果を受信すると、表示部5003に表示して訪問受け者6に通知する(S702)。訪問受け者6は、訪問を許可する人でないと認識できる。カメラ付き情報端末18は、警察または警備会社に通報する通報ボタンを押下するか否かの判断を訪問受け者6に求める。訪問受け者6が通報ボタンを押下した場合、訪問者7を通報対象サーバの候補者リストに登録する(S703)。また、登録回数が所定の数を超えている場合に、訪問者7をブラックリストに登録する。
このようにすることで、既存のインターホンに、カメラ付き情報端末のアプリを用いることで訪問受け者6は、訪問者7と接触することなく、公的機関、民間の警備会社及び宅配業者の職員等へのなりすましを見抜き、詐欺被害等を未然に防ぐことができる。
また、上述したインターホン2及び宅内モニタ3、第1の照合装置20、第2の照合装置21、カメラ付き情報端末12、カメラ付き情報端末18における処理の一部又は全部は、コンピュータプログラムとして実現可能である。このようなプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、第1の照合装置及び第2の照合装置として説明したが、2つをまとめて1つの照合装置としてもよい。また、インターホン及び宅内モニタとカメラ付き情報端末は照合用端末としてもよい。また、訪問者の声を宅内モニタが音声認識したが、音声データを第1の照合装置及び第2の照合装置に送信して、第1の照合装置及び第2の照合装置が音声認識してもよい。また、図8において、宅内モニタの表示を示したが、カメラ付き情報端末も同様の表示をしてもよい。
また、訪問者から警察、消防などの特定の音声を契機に第1の照合装置への問い合わせを行っていたが、カメラによる画像から訪問者が警察、消防等の制服を着用していると判断することを契機として第1の照合装置に問い合わせを行ってもよい。また、カメラによる画像が、訪問者が警察手帳のような所属を特定できる所属証明書を表示していることを契機として第1の照合装置に問い合わせを行ってもよい。
また、通報が行われることで第2の照合装置の第2の登録部になりすましを実施した人物の顔画像データを追加登録しているが、通報の有無に関係なく手動で第2の照合装置の第2の登録部に顔画像データを登録してもよい。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が所属先に対応付けて登録されている登録部と、
訪問者の前記所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するデータ取得部と、
前記訪問者の前記所属先に基づいて前記第1の登録画像を検索する検索部と、
検索された前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合する第1の照合部と、
前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合した結果を第1の照合結果として送信する送信部と、を備える照合装置。
(付記2)
前記撮像画像を、通報対象者リストに登録されている第2の登録画像と照合する第2の照合部をさらに備え、
前記第2の登録画像と撮像画像とを照合した結果を第2の照合結果として送信する、付記1に記載の照合装置。
(付記3)
前記第2の照合結果が一致した場合、前記通報対象者リストにおける前記訪問者の訪問日時及び位置情報のデータを更新する、付記2に記載の照合装置。
(付記4)
前記第1の照合結果が不一致であり、かつ第2の照合結果が不一致である場合、警察又は警備会社に通報するか否かの判断を訪問受け者に求めるための情報を出力する付記2または3に記載の照合装置。
(付記5)
前記訪問者が通報された場合、
通報された訪問者が、通報対象候補者リストに登録されていない場合、前記通報された訪問者を前記通報対象候補者リストに新たに登録し、
通報された訪問者が、前記通報対象候補者リストに登録されている場合、通報回数が所定の数を超えているか否かを確認し、
前記通報の回数が所定の数を超えていない場合、通報の回数を加算し、
前記通報の回数が所定の数を超えている場合、前記訪問者を通報対象者リストに登録する、付記4に記載の照合装置。
(付記6)
訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が所属先に対応付けて登録されている顔画像蓄積サーバと、
訪問者の前記所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するデータ取得部と、
前記訪問者の前記所属先に基づいて前記第1の登録画像を検索する検索部と、
検索された前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合する第1の照合部と、
前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合した結果を第1の照合結果として送信する送信部と、を備えた照合システム。
(付記7)
訪問者の顔をカメラで撮影して撮像画像を取得する撮影部と、
前記訪問者の前記撮像画像と所属先を、訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が所属先に対応付けられて登録されている第1の照合装置に送信する送信部と、
前記第1の照合装置が前記撮像画像を前記第1の登録画像に照合した結果を第1の照合結果として表示する表示部と、を備える照合用端末。
(付記8)
前記送信部は、通報対象者の顔画像である第2の登録画像を登録した第2の照合装置に前記撮像画像を送信し、
前記表示部は、前記第2の照合装置が前記撮像画像を前記第2の登録画像に照合した結果を第2の照合結果として表示する付記7に記載の照合用端末。
(付記9)
訪問者の所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するステップと、
訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が前記所属先に対応付けて登録されている登録部を検索するステップと、
前記検索された前記第1の登録画像を前記撮像画像と照合するステップと、
前記第1の登録画像と前記撮像画像との照合結果を第1の照合結果として送信するステップと、を備える照合方法。
(付記10)
訪問者の所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するステップと、
訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が前記所属先に対応付けて登録されている登録部を検索するステップと、
前記検索された前記第1の登録画像を前記撮像画像と照合するステップと、
前記第1の登録画像と前記撮像画像との照合結果を第1の照合結果として送信するステップと、を照合装置に実行させるプログラム。
(付記11)
前記撮像画像を、通報対象者リストに登録されている第2の登録画像と照合する第2の照合部を有する通報対象サーバをさらに備え、
前記第2の登録画像と撮像画像とを照合した結果を第2の照合結果として送信する、付記6に記載の照合システム。
(付記12)
前記第2の照合結果が一致した場合、前記訪問者の訪問日時及び位置情報のデータを更新する、付記11に記載の照合システム。
(付記13)
前記第1の照合結果が不一致であり、かつ第2の照合結果が不一致である場合、警察又は警備会社に通報するか否かの判断を訪問受け者に求めるための情報を出力する付記6または11に記載の照合システム。
(付記14)
前記訪問者が通報された場合、
通報された訪問者が、通報対象候補者リストを登録されていない場合、前記通報された訪問者を前記通報対象候補者リストに新たに登録し、
通報された訪問者が、前記通報対象候補者リストを登録されている場合、通報回数が所定の数を超えているか否かを確認し、
前記通報の回数が所定の数を超えていない場合、通報の回数を加算するステップと、
前記通報の回数が所定の数を超えている場合、前記訪問者を通報対象者リストに登録する、付記13に記載の照合システム。
(付記15)
前記第1の照合結果が不一致であり、かつ第2の照合結果が不一致である場合、警察又は警備会社に通報するか否かの判断を訪問受け者に求めるための情報を出力する付記7に記載の照合用端末。
(付記16)
前記撮像画像を、通報対象者リストに登録されている第2の登録画像と照合するステップと、
前記第2の登録画像と撮像画像とを照合した結果を第2の照合結果として送信するステップと、を備える、付記9に記載の照合方法。
(付記17)
前記第2の照合結果が一致した場合、前記訪問者の訪問日時及び位置情報のデータを更新するステップを備える、付記16に記載の照合方法。
(付記18)
前記第1の照合結果が不一致であり、かつ第2の照合結果が不一致である場合、警察又は警備会社に通報するか否かの判断を訪問受け者に求めるための情報を出力するステップを備える、付記9または16に記載の照合方法。
(付記19)
前記訪問者が通報された場合、
通報された訪問者が、通報対象候補者リストを登録されていない場合、前記通報された訪問者を前記通報対象候補者リストに新たに登録するステップと、
通報された訪問者が、前記通報対象候補者リストを登録されている場合、通報回数が所定の数を超えているか否かを確認するステップと、
前記通報の回数が所定の数を超えていない場合、通報の回数を加算するステップと、
前記通報の回数が所定の数を超えている場合、前記訪問者を通報対象者リストに登録するステップと、を備える、付記18に記載の照合方法。
(付記20)
前記撮像画像を、通報対象者リストに登録されている第2の登録画像と照合するステップと、
前記第2の登録画像と撮像画像とを照合した結果を第2の照合結果として送信するステップと、を照合装置に実行させる、付記10に記載のプログラム。
(付記21)
前記第2の照合結果が一致した場合、前記訪問者の訪問日時及び位置情報のデータを更新するステップを照合装置に実行させる、付記20に記載のプログラム。
(付記22)
前記第1の照合結果が不一致であり、かつ第2の照合結果が不一致である場合、警察又は警備会社に通報するか否かの判断を訪問受け者に求めるための情報を出力するステップを照合装置に実行させる、付記10または20に記載のプログラム。
(付記23)
前記訪問者が通報された場合、
通報された訪問者が、通報対象候補者リストを登録されていない場合、前記通報された訪問者を前記通報対象候補者リストに新たに登録するステップと、
通報された訪問者が、前記通報対象候補者リストを登録されている場合、通報回数が所定の数を超えているか否かを確認するステップと、
前記通報の回数が所定の数を超えていない場合、通報の回数を加算するステップと、
前記通報の回数が所定の数を超えている場合、前記訪問者を通報対象者リストに登録するステップと、を照合装置に実行させる、付記22に記載のプログラム。
1 家
2 インターホン
3 宅内モニタ
4 携帯端末
5 ホームゲートウェイ
6 訪問受け者
7 訪問者
10 ネットワーク
11 企業、団体等
12 カメラ付き情報端末
13 受付情報端末
16 訪問受け者
17 訪問者
18 カメラ付き情報端末
20 第1の照合装置
21 第2の照合装置
30 警察
31 警備会社
801 認証OK画面
802 認証NG画面
1001 撮影部
1002 音声入出力部
2001 表示部
2002 音声入出力部
2003 送信部
3001 第1の登録部
3002 データ取得部
3003 検索部
3004 第1の照合部
3005 送信部
4001 第2の登録部
4002 データ取得部
4003 第2の照合部
4004 送信部
4005 検索部
4006 第3の登録部
4007 確認部
4008 通報回数加算部
5001 撮影部
5002 音声入力部
5003 表示部
5004 送信部

Claims (10)

  1. 訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が所属先に対応付けて登録されている登録部と、
    訪問者の前記所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するデータ取得部と、
    前記訪問者の前記所属先に基づいて前記第1の登録画像を検索する検索部と、
    検索された前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合する第1の照合部と、
    前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合した結果を第1の照合結果として送信する送信部と、を備える照合装置。
  2. 前記撮像画像を、通報対象者リストに登録されている第2の登録画像と照合する第2の照合部をさらに備え、
    前記第2の登録画像と撮像画像とを照合した結果を第2の照合結果として送信する、請求項1に記載の照合装置。
  3. 前記第2の照合結果が一致した場合、前記通報対象者リストにおける前記訪問者の訪問日時及び位置情報のデータを更新する、請求項2に記載の照合装置。
  4. 前記第1の照合結果が不一致であり、かつ第2の照合結果が不一致である場合、警察又は警備会社に通報するか否かの判断を訪問受け者に求めるための情報を出力する請求項2または3に記載の照合装置。
  5. 前記訪問者が通報された場合、
    通報された訪問者が、通報対象候補者リストに登録されていない場合、前記通報された訪問者を前記通報対象候補者リストに新たに登録し、
    通報された訪問者が、前記通報対象候補者リストに登録されている場合、通報回数が所定の数を超えているか否かを確認し、
    前記通報の回数が所定の数を超えていない場合、通報の回数を加算し、
    前記通報の回数が所定の数を超えている場合、前記訪問者を通報対象者リストに登録する、請求項4に記載の照合装置。
  6. 訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が所属先に対応付けて登録されている顔画像蓄積サーバと、
    訪問者の前記所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するデータ取得部と、
    前記訪問者の前記所属先に基づいて前記第1の登録画像を検索する検索部と、
    検索された前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合する第1の照合部と、
    前記第1の登録画像と前記撮像画像を照合した結果を第1の照合結果として送信する送信部と、を備えた照合システム。
  7. 訪問者の顔をカメラで撮影して撮像画像を取得する撮影部と、
    前記訪問者の前記撮像画像と所属先を、訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が所属先に対応付けられて登録されている第1の照合装置に送信する送信部と、
    前記第1の照合装置が前記撮像画像を前記第1の登録画像に照合した結果を第1の照合結果として表示する表示部と、を備える照合用端末。
  8. 前記送信部は、通報対象者の顔画像である第2の登録画像を登録した第2の照合装置に前記撮像画像を送信し、
    前記表示部は、前記第2の照合装置が前記撮像画像を前記第2の登録画像に照合した結果を第2の照合結果として表示する請求項7に記載の照合用端末。
  9. 訪問者の所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するステップと、
    訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が前記所属先に対応付けて登録されている登録部を検索するステップと、
    前記検索された前記第1の登録画像を前記撮像画像と照合するステップと、
    前記第1の登録画像と前記撮像画像との照合結果を第1の照合結果として送信するステップと、を備える照合方法。
  10. 訪問者の所属先と前記訪問者の顔の撮像画像を取得するステップと、
    訪問を許可する人の顔画像である第1の登録画像が前記所属先に対応付けて登録されている登録部を検索するステップと、
    前記検索された前記第1の登録画像を前記撮像画像と照合するステップと、
    前記第1の登録画像と前記撮像画像との照合結果を第1の照合結果として送信するステップと、を照合装置に実行させるプログラム。
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