JP2023149654A - 吐出ポンプ及び吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物を泡状にして吐出させることができ、全体がコンパクトで使い勝手のよい吐出ポンプ及び吐出容器を提供する。【解決手段】吐出ポンプを、液状の内容物を収容する容器本体10の口部11に装着される装着部20と、口部11の軸方向に沿って容器本体10側に押下可能に装着部20に設けられる押下ヘッド30と、押下ヘッド30の押下動作に伴い作動するポンプ機構40と、ポンプ機構40により送出された内容物を吐出するための吐出孔51を有し、押下ヘッド40に対して、吐出孔51が軸方向に沿った向きとなる第一の向きと、軸方向に交差する向きである第二の向きとの間で変位可能に保持される吐出口部50と、吐出口部50から吐出された内容物に空気を供給して内容物を泡状にする造泡機構60とを備える構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体内に収容された内容物をポンプ機構により吐出する吐出ポンプ及び吐出容器に関する。
近年、例えば特許文献1に開示されるように、容器本体の内容物を外部に吐出するための吐出口部と、この吐出口部を容器本体側に押下可能に容器本体に保持する押下ヘッドと、押下ヘッドの押下動作に伴って作動するポンプ機構とを備え、容器本体の口部の中心軸方向に対して吐出口部を上向きに配置した吐出容器が提案されている。当該吐出容器では、押下ヘッドには吐出ヘッドカバーが設けられている。そして、吐出ヘッドカバーを手などで押下すれば、吐出口部から内容物が軸方向上方に吐出するため、吐出ヘッドカバーを押下した手に内容物を直接付着させることができる。
特許文献1に会時の吐出容器では、吐出ヘッドカバーが押下ヘッドに対して回動可能に設けられており、吐出ヘッドカバーの向きを切り替えれば、吐出口部の向きも切り替わるようにされている。吐出カバーを横向きにすれば吐出口部も横向きになる。この状態で、押下ヘッドを押下すれば、当該吐出容器を通常のスプレー容器のように使用することができる。
このような吐出容器を用いて、化粧料や薬剤などを頭皮や体に吐出するための容器に適用して、吐出ヘッドカバーを吐出したい位置に押し当てて内容物を直接吐出させることができれば便利である。
しかしながら、特許文献1に開示の吐出容器では内容物を主として液体の状態で吐出することを意図している。手のひらに対して内容物を吐出させる場合などはよいが、頭皮等その他の部位に液状の内容物を直接吐出させると、内容物を吐出部位に留まらず垂れ落ちてしまう。
そこで、例えば、特許文献2に開示の泡吐出ポンプのように、内容物を吐出する際に泡状することが考えられる。内容物を泡状にして吐出させることができれば、吐出部位に内容物を留めることが容易になり、一回当たりの吐出量を確保することができる。
特開2022-041788号公報 特開2017-214116号公報
ところで、頭皮等に内容物を吐出する際には、容器を手に把持して使用することになる。上記特許文献2に開示されるように、内容物を泡状にするための泡吐出ポンプには、液体用と空気用のシリンダ部材及びピストン部材がそれぞれ設けられる。また、内容物と空気とを混合するための気液混合室なども設けられる。さらに内容物を泡状にすると、その流路も拡径する必要がある。これらのことから泡吐出ポンプは大型化しやすく、手に把持して使用する容器に対して従来の泡吐出ポンプを適用すると全体が大型化しやすいという問題があった。
そこで、本発明の課題は、内容物を泡状にして吐出させることができ、全体がコンパクトで使い勝手のよい吐出ポンプ及び吐出容器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る吐出ポンプは、液状の内容物を収容する容器本体の口部に装着される装着部と、前記口部の軸方向に沿って前記容器本体側に押下可能に前記装着部に設けられる押下ヘッドと、前記押下ヘッドの押下動作に伴い作動するポンプ機構と、前記ポンプ機構により送出された内容物を吐出するための吐出孔を有し、前記押下ヘッドに対して前記吐出孔が前記軸方向に沿った向きとなる第一の向きと、前記軸方向に交差する向きである第二の向きとの間で変位可能に保持される吐出口部と、前記吐出口部から吐出された内容物に空気を供給して内容物を泡状にする造泡機構と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る吐出ポンプにおいて、前記造泡機構は、前記吐出口部が挿入される挿入筒部と、前記挿入筒部に設けられ、前記吐出孔から吐出された内容物が通過するメッシュ部と、前記挿入筒部において、前記吐出孔と前記メッシュ部との間に設けられる空気導入孔と、を備えることが好ましい。
本発明に係る吐出ポンプにおいて、前記造泡機構を含む基端筒と、当該基端筒に連設されると共に先端開口部に向かって拡径するカバー部とを有し、前記押下ヘッドに対して回動可能に取り付けられる吐出カバー部を備え、前記吐出カバー部の回動に伴って前記吐出口部が前記第一の向きと前記第二の向きとの間で変位し、前記造泡機構を通過した前記内容物が前記カバー部の内側を通過して先端開口部から外部に吐出される、ことが好ましい。
本発明に係る吐出ポンプにおいて、前記吐出口部は、一端側に前記吐出孔を有する吐出筒と、当該吐出筒の他端側に設けられ前記吐出筒に連通する回動筒とを有し、前記回動筒内の流路は前記吐出筒内の流路と交差する向きに設けられ、前記回動筒は前記押下ヘッド内に回動可能に配置され、前記回動筒と前記ポンプ機構の流路は連通している、ことが好ましい。
本発明に係る吐出ポンプにおいて、前記容器本体は、前記内容物を収容し、且つ、前記内容物の減少に伴い減容する収容空間を有する、ことが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明に係る吐出容器は、上記吐出ポンプと、前記容器本体とを備えることを特徴とする。
本発明に係る吐出ポンプは、装着部により容器本体の口部に装着することができ、押下ヘッドを口部の軸方向に沿って容器本体側に押下すると、ポンプ機構が作動し、容器本体内の内容物が吐出口部側に送出される。本発明に係る吐出ポンプでは、吐出口部は押下ヘッドに対して軸方向に沿った向きに吐出孔が配置される第一の向きと、軸方向に交差する向きに吐出孔が配置される第二の向きと、の間で変位可能に保持される。また、吐出口部から吐出された内容物には、造泡機構により空気が供給されて泡状となって外部に吐出する。そのため、本発明に係る吐出ポンプ、又は、当該吐出ポンプを容器本体に装着した吐出容器によれば、泡状にした内容物を異なる向きに吐出させることができる。
さらに本発明に係る吐出ポンプでは、吐出孔の上流側に造泡機構を設けるのではなく、吐出孔の下流側に造泡機構を配置することで、ポンプ機構から吐出孔までの流路を小径に構成することができる。また容器本体の内側や、容器本体の口部の周囲に気液混合室等を配置しなくてもよい。これらのことから、吐出ポンプ及び吐出容器全体をコンパクトに構成することが容易になる。
本発明の実施の形態の吐出ポンプ及び吐出容器を正面からみたときの一部断面図である。 図1に示す吐出ポンプ及び吐出容器を側面からみたときの一部断面図である。 図1に示す吐出ポンプ内の構成を説明するための図であり、(a)は押出ヘッド、吐出口部及び吐出カバー部の構成を説明するための図であり、(b)は造泡機構を説明するための図であり、(c)は吐出ポンプ内の流路を説明するための図である。 図1に示す吐出ポンプが備える吐出カバー部の構成及び動作を説明するための図であり、(a)は吐出カバー部(及び吐出口部)が第一の向きである状態を示し、(b)は吐出カバー部(及び吐出口部)が第二の向きである状態を示す。 図1に示す吐出ポンプの使用形態を説明するための図であり、(a)及び(b)は吐出カバー部(及び吐出口部)が第二の向きである状態を示し、(c)はは吐出カバー部(及び吐出口部)が第一の向きである状態を示す。 図1に示す吐出容器の使用形態を説明するための図であり、吐出口部を第二の向きにして使用する状態を示す図である。 図1に示す吐出容器の使用形態を説明するための図であり、吐出口部を第一の向きにすると共に当該吐出容器を倒立姿勢にして使用する状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る吐出ポンプ及び吐出容器の実施の形態を説明する。
図1及び図2は、本実施の形態の吐出ポンプ100aと、当該吐出ポンプ100aを備えた吐出容器100の一部断面図であり、図1は正面からみた状態を示し、図2は側面からみた状態を示す。図1に示すように、吐出容器100は、容器本体10と吐出ポンプ100aとを備えている。
以下、容器本体10及び吐出ポンプ100aの各部の具体的な構成を説明するが、本明細書において「上」、「下」は相対的な位置関係を示すものであり、容器本体10を図1に示す正立姿勢に配置した状態で、吐出ポンプ100aを容器本体10の口部11に装着したときに、容器本体10が位置する側を「下」、吐出ポンプ100aの吐出カバー部70が位置する側を「上」と称するものとする。また、「軸方向」とは、容器本体10の口部11の中心軸Oの軸方向を意味する。また、中心軸Oに対して直交する方向を径方向といい、中心軸O周りに周回する方向を周方向という。
まず、容器本体10について説明する。
図1及び図2に示すように、容器本体10は、底部12、胴部13、肩部14及び上記口部11を備え、これらは一体に構成されている。本実施の形態では、胴部13は軸方向略中央部が内側にくびれた形状を有し、手で把持しやすい形状とされている。口部11は胴部13よりも小径であり、肩部14により、口部11と胴部13とが連設されている。口部11の外周面には雄ねじ11aが設けられている。
本実施形態の容器本体10は、内容物の減少に伴い減容する収容空間Sを備えた積層剥離容器(デラミボトル)として構成されている。より具体的には当該容器本体10は、比較的剛性を有する外容器(外層)10aと、可撓性に富む内容器(内層)10bとを備え、外容器10aの内面に内容器10bが剥離可能に積層されている。また、容器本体10の底部12には、外容器10aと内容器10bとの間に外気を導入するための外気導入孔12aが設けられている。図1では、外容器10aと内容器10bとが密着している状態を示しているが、内容物が減少すると図6及び図7に示すように内容器10bが外容器10aから剥離し、収容空間Sが減容する。容器本体10を積層剥離容器により構成することで、図1に示す正立姿勢から図7に示す倒立姿勢にしたときも容器本体10から内容物を後述するポンプ機構40により吸引して吐出孔51から吐出させることができる。
但し、ここでいう積層剥離とは、接着(疑似接着)状態からの剥離の他、密着(非接着)状態からの剥離も含む。従って、当該積層剥離容器には、例えば押出ブロー成形により、外層と内層とが積層された積層パリソンを用いて、成形直後の段階では外層と内層とが接着状態にあるものの他、射出成形等によって外容器用のプリフォームに内容器用のプリフォームを積層した積層プリフォームをブロー成形することにより得たものであってもよいし、外容器用のプリフォーム及び内容器用のプリフォームをそれぞれ個別に形成し、これらを二重(内外)に組み合わせた後、ブロー成形(二軸延伸ブロー成形)することによって得られたものであってもよいし、外容器内に袋状の内容器を配置した二重容器等であってもよい。また、本発明に係る吐出容器及び吐出ポンプにおいて容器本体10は内容物の減少に伴い収容空間Sが減容する積層剥離容器等に限定されるものではなく、通常の単容器であってもよい。
本実施の形態では容器本体10に液状の内容物が収容される。内容物として、例えば、化粧料や薬剤、シャンプー、リンス、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料、食器用洗剤等の各種液体洗剤、醤油等の調味料等を挙げることができるが、液状であれば特に限定されるものではない。
次に、吐出ポンプ100aについて説明する。図1は当該吐出容器100を正面からみたときの断面図であり、図2は当該吐出容器100を側面からみたときの断面図である。吐出ポンプ100aは、図1及び図2に示すように、容器本体10の口部11に装着される装着部20と、口部11の軸方向に沿って容器本体10側に押下可能に装着部20に設けられる押下ヘッド30と押下ヘッド30の押下動作に伴い作動するポンプ機構40と、内容物を吐出するための吐出孔51を有する吐出口部50と、吐出口部50から吐出された内容物に空気を供給して内容物を泡状にする造泡機構60を含む吐出カバー部70とを備えている。図3(c)、図4~図6に示すように吐出カバー部70は押下ヘッド30に対して回動可能に取り付けられている。
当該吐出ポンプ100aでは、吐出孔51が軸方向に沿った向きとなる第一の向き(図1、図2、図3(a)、(b)、図4(a)、図5(c)、図7)と、軸方向に略直交する向きである第二の向き(図3(c)、図4(b)、図5(a)、(b)、図6)との間で変位可能に、吐出口部50が押下ヘッド30に対して保持される。吐出カバー部70と、吐出孔51とは同軸にされており、吐出カバー部70を回動させると吐出口部50も回動し、吐出孔51の向きを第一の向きと第二の向きとに変位させることができる。すなわち、本実施の形態の吐出容器100では吐出カバー部70を回動させることで、内容物を吐出させる方向を切り替えることができるようになっている。以下、各部の構成をより具体的に説明する。
図1及び図2に示すように、装着部20は、口部11に着脱可能に装着されるキャップ部21と、キャップ部21の外側を被覆する外筒22と、キャップ部21と外筒22とを連設する連設部23とを備えている。キャップ部21と外筒22は中心軸Oと同軸に配設されている。
キャップ部21はその内周面に雌ねじ21aを備え、この雌ねじ21aが上記口部11に設けられた雄ねじ11aに螺合する。キャップ部21の天壁面は環状を呈し、その中央部分はポンプ機構40のステム42等が挿入される挿通孔21bとなっている。キャップ部21の天壁面により口部11の上端開口縁が被覆される。
外筒22は、下部外筒22aと、上部外筒22bとを備え、これらは軸方向上下に連設されている。外筒22は全体として略筒状を呈する。下部外筒22aの下端は上記連設部23によりキャップ部21の下端と連設されている。下部外筒22aはキャップ部21の外周面の周囲を取り囲むように配設されており、下部外筒22aはキャップ部21の軸方向の長さと略等しく構成される。下部外筒22aの内周面とキャップ部21の外周面との間隙には押下ヘッド30(後述する下部ヘッド部33の周壁)が軸方向に移動可能に挿入され、押下ヘッド30の軸方向への移動を案内するための案内周溝24を構成する。
このように下部外筒22aの軸方向の長さをキャップ部21の軸方向の長さと略等しく構成し、下部外筒22aの下端とキャップ部21の下端とを連設部23により連設することで、案内周溝24の案内深さをキャップ部21の軸方向の長さと略等しい長さとすることができる。なお、下部外筒22aの軸方向の長さは、容器本体10の口部11の軸方向の長さの2/3以上4/3以下であることが好ましい。このように案内周溝24の軸方向の長さを十分に確保することで、押下ヘッド30を押下した際に、ガタつきを抑制して押下ヘッド30を安定的に軸方向に移動させることができる。
上部外筒22bはキャップ部21の天壁面よりも軸方向上方に配設される。上部外筒22bの内周面には軸方向に直線状に延びる案内凹溝25が設けられている。当該案内凹溝25には、押下ヘッド30に設けられた凸部33aが軸方向に移動可能に挿入される。
次に、押下ヘッド30について説明する。押下ヘッド30は、図1及び図2に示すように、ポンプ機構40のステム42等を保持する保持台座部31と、保持台座部31を収容保持する中間ヘッド部32と、中間ヘッド部32の下部に連設される下部ヘッド部33と、中間ヘッド部32の上部に連設される上部ヘッド部34と、ステム42と連通する嵌挿筒36と、嵌挿筒36及び吐出口部50と連通する流路部37と、を備えている。
保持台座部31は下部ヘッド部33に内嵌されて収容保持される。保持台座部31の天壁面には、厚み方向に貫通するように嵌挿筒36が設けられている。嵌挿筒36の下端側はステム42の内側に嵌挿されている。
下部ヘッド部33、中間ヘッド部32及び上部ヘッド部34は、3段筒状を呈し、下部ヘッド部33の外径が最も大きく、中間ヘッド部32、上部ヘッド部34の順に外径が小さくなる。中間ヘッド部32の内側に保持台座部31が嵌合される。
下部ヘッド部33の周壁は上述のとおり上記案内周溝24に挿入されている。下部ヘッド部33の外周面には径方向外側に突出する上記凸部33aが一対設けられている。当該凸部33aは上述のとおり案内凹溝25に挿入される。これらに案内されて、下部ヘッド部33は、装着部20の外筒22の内側において軸方向上下に移動する。
上部ヘッド部34は、図1に示すように、周壁部34aと、周壁部34aの上部を覆う天壁部34bとを備えている。周壁部34aは角筒状に形成される。また、上部ヘッド部34には、図2に示すように、案内溝孔34cが形成されている。この案内溝孔34cに、吐出口部50の吐出筒52が挿入され、吐出口部50が第一の向きと第二の向きとの間で変位する際にその移動を案内する。また、天壁部34bには、案内溝孔34cの溝端部分から上方に立設された立設壁34d(図2)が設けられている。吐出孔51が第一の向きに配置されたとき、吐出口部50の吐出筒52はこの立設壁34dに当接し、周り止めされる。また、周壁部34aには、図1に示す正面視においてその両側方外側に突出する一対の回動軸部34eが設けられている。この回動軸部34eは、図3(a)及び、図4(a)、(b)に示すように、吐出カバー部70の取付部71の側面部71aに形成された軸受孔71bに挿入される。
次に、ポンプ機構40について説明する。ポンプ機構40は従来公知のものを適宜適用することができる。本実施の形態では、その一例として、図1及び図2に示すポンプ機構40を採用した。図1に示すポンプ機構40は、シリンダ41、ステム42、ピストン43、ピストンガイド44及びコイルスプリング45を備えている。なお、図2ではポンプ機構40に関する符号を一部省略しているため、以下では主に図1を参照しながら説明する。
シリンダ41は口部11から容器本体10の内側に垂下されている。シリンダ41の下端開口には下方に向けて延びる取付筒41aが配設されている。取付筒41aには容器本体10に収容された内容物を吸い上げるための吸上筒41bが挿嵌されている。取付筒41a及び吸上筒41bは連通し、シリンダ41、取付筒41a及び吸上筒41bはそれぞれ中心軸Oと同軸に配設されている。シリンダ41の下端には吸込弁部41cが配設されている吸込弁部41cは、シリンダ41内が加圧状態にあるときシリンダ41の下端開口を閉塞し、シリンダ41内が減圧状態にあるときシリンダ41の下端開口を開放する。
また、シリンダ41の上端部に、径方向の外側に向けて突出するフランジ部41dが形成されている。フランジ部41dは、パッキン46を介して容器本体10の口部11の上端開口縁に配置されており、フランジ部41dの上面にキャップ部21の天壁面が配置される。このとき、容器本体10の内容器10bは密閉され、収容空間S内の内容物と空気との接触が遮断される。
ステム42はコイルスプリング45により上方付勢された状態で軸方向に上下に移動可能に配設される。ステム42の下部は、シリンダ41の上端開口部より下方に位置している。ステム42の上部は、シリンダ41の上端開口部より上方に位置している。ステム42のうち、下端部は他の部分より拡径されている。ステム42の上端開口縁は、装着部20の上部外筒22bより上方に位置している。
ピストン43は、ステム42の下端に配設されており、ステム42の上下動に連係して、軸方向に上下に移動可能にシリンダ41内に収容される。ピストン43は筒状に形成されるとともに、中心軸Oと同軸に配設されている。
ピストンガイド44は中心軸Oと同軸に配置されている。ピストンガイド44の上部は、ステム42の内側に挿嵌されている。ピストンガイド44の下部はピストン43に連係している。ピストンガイド44の下部には、径方向に貫く連通孔44aが形成されている。ピストンガイド44には、この連通孔44aの下部に、径方向の外側に突出した台座部44bが形成されている。台座部44bは、ピストン43を、ピストン43の下方から支持している。これにより、シリンダ41内において、ピストン43より下方に位置する部分と、連通孔44aとの連通が遮断されている。ピストンガイド44が、ピストン43に対して下方移動し、台座部44bがピストン43から下方に離間したときに、シリンダ41内において、ピストン43より下方に位置する部分と、連通孔44aとが連通する。
コイルスプリング45の内側にはステム42が挿入されている。また、コイルスプリング45の下端部は、シリンダ41に配設された下支持部47に支持され、コイルスプリング45の上端部は、ステム42の上部に配設された上支持部48に支持されている。上支持部48を介してステム42とコイルスプリング45とが保持台座部31に保持される。
次に、図1、図3(a)及び図3(b)を参照しながら吐出口部50について説明する。吐出口部50は液体を霧状にして吐出孔51から吐出するスプレーノズルとして構成される。なお、図3(a)及び図3(b)は図1の吐出口部50近傍の構成のみを示す図であり、互いに同じ図であるが、図3(b)には吐出口部50等における内容物の流路を矢印A~Eで示した。
図3(a)に示すように、吐出口部50は、吐出孔51を有する吐出筒52と、吐出筒52に連通する回動筒53と、回動筒53に隔壁を介して連設される摺動軸部54とを備えている。
吐出筒52の中心軸と回動筒53の中心軸とは略直交している。第一の向きにおいて吐出筒52は口部11の中心軸Oと同軸であり、吐出筒52内の流路は軸方向上方に向かう(図3(b)矢印E参照)。回動筒53の中心軸は軸方向に略直交し、回動筒53内の流路は第一の向き及び第二の向き共に軸方向に対して略直交する方向に向かう(図3(b)矢印D参照)。吐出筒52の下端は回動筒53の下流端と連通している。回動筒53の上流端側には流路部37が連通されている。回動筒53と摺動軸部54とは同軸に直線状に並んで配置されている。そのため、回動筒53及び摺動軸部54と、吐出筒52とによって、T字管のような外観を呈する。
回動筒53は押下ヘッド30内において、回動筒53の中心軸を回動軸として回動可能に配設される。図3(a)及び図4(a)等に示すように、吐出孔51の向きが第一の向きとなるように吐出筒52が配置されているときに吐出筒52を傾倒させると、押下ヘッド30内で回動筒53が回動し、図3(c)及び図4(b)等に示すように、吐出孔51の向きが第二の向きに変位する。その逆も同様に、吐出孔51の向きが第二の向きとなるように吐出筒52が配置されているときに、吐出筒52を軸方向上方に向けて押し上げると、回動筒53が回動し、吐出孔51の向きが第一の向きに変位する。なお、図2及び図3(c)に示すように、摺動軸部54は、押下ヘッド30の天壁部34bから垂設される摺動軸保持部38に挟まれて、押下ヘッド30内で回動可能に保持される。
次に、主に図4及び図5を参照しながら、吐出カバー部70について説明する。図4及び図5は当該吐出容器100の吐出カバー部70付近の構成を表す側面図である。図4(a)は図2に対応し、図4(b)は図6に対応する。また、図5(a),(b)は図6に対応し、図5(c)は当該吐出容器100を倒立姿勢にしたときの吐出カバー部70付近を示した図であり、図7に対応する。
図4(a)、(b)等に示すように、吐出カバー部70は、取付部71と、基端筒72と、カバー部73とを備えている。取付部71は、吐出口部50が挿入される挿入孔71c(図2及び図3(a)参照)を有する天壁面71dと、天壁面71dから垂設される上記側面部71aとを備える。また、両側面部71aの間には背面部71eが設けられている。
図4(a)、(b)等に示すように側面部71aには上記軸受孔71bが設けられており、軸受孔71bには回動軸部34eが挿入されている(図3(a)参照)。吐出カバー部70はこの回動軸部34eを回動中心として、図4(a)等に示す第一の向きから図4(b)等に示す第二の向きまで略90度回動可能に上部ヘッド部34に取り付けられている。取付部71が第二の向きまで回動したとき、図4(b)に示すように天壁面71dの端部が中間ヘッド部32の天壁面に当接し、それ以上の回動が規制される。なお、図4(a)、(b)に示すように、側面部71aの前面側の下部は円弧状に切り欠かれており、吐出カバー部70を回動させたときに、側面部71aの前面側が中間ヘッド部32の天壁面に干渉しないようにされている。
また、図5(a)、(b)等に示すように第二の向きにおいて、背面部71eは上部ヘッド部34の天壁部34bの軸方向上方に配置される。第二の向きにおいて、背面部71eは押下ヘッド30を指等で押下するための押下操作部として機能する。
図3(a)及び図4(a)等に示すように、基端筒72は取付部71の天壁面71dに立設され、挿入孔71cを取り囲むように設けられる。吐出口部50の吐出筒52は挿入孔71cを介して基端筒72の基端側に挿入される。
基端筒72の上端側にはカバー部73が連設されている。また、基端筒72の内側には、図3(a)等に示すように、メッシュ部61が設けられる。
図3(a)に示すように、メッシュ部61は基端筒72内に嵌合される枠体61aと、枠体61aに設けられる網目状のメッシュ面61bとを有し、吐出孔51から吐出された内容物を通過させる。基端筒72の周壁には、厚み方向に貫通する空気導入孔62が二つ形成されている。
基端筒72と、メッシュ部61と、空気導入孔62とにより、本発明にいう造泡機構60が構成される。造泡機構60の作用については後述する。
カバー部73は、図3(a)及び図4(a)等に示すように、基端筒72と同軸の先端開口部73aを有し、基端筒72側から先端開口部73aに向かって拡径されたフード状に構成される。基端筒72に吐出筒52が挿入された状態で、先端開口部73aは吐出孔51と同軸となる。第一の向きにおいて、カバー部73は押下ヘッド30を押下するための押下操作部となり、カバー部73を軸方向に沿って容器本体10側に押し込めば、押下ヘッド30が軸方向に押下される。
(流路)
次に、図3(b)を参照して、当該吐出ポンプ100aにおける内容物の流路について説明する。押下ヘッド30に設けられた嵌挿筒36はステム42と連通し、図3(b)に示すように、軸方向上方に向かう流路を構成する。当該流路を図3(b)では矢印Aで示している。嵌挿筒36と、吐出口部50の回動筒53とは流路部37により連通されている。流路部37は、図3(b)において矢印Bで示すように軸方向に略直交する向きに内容物が流れる第一流路と、矢印Cで示すように軸方向上方に向かって内容物が流れる第二流路と、矢印Dで示すように軸方向に略直交し、第一流路とは異なる向きに内容物が流れる第三流路とを備え、略コ字状の流路を構成している。吐出口部50は、上述したように回動筒53と吐出筒52とによって略L字状の流路が構成されている。すなわち、吐出口部50は、図3(b)において矢印Dで示す流路部37の第三流路に連通する回動筒53内の流路と、矢印Eで示す軸方向上方に内容物が流れる吐出筒52内の流路とを有する。
(造泡作用)
次に、図3(b)及び図3(c)を参照して、造泡機構60の作用を説明する。
ポンプ機構40により内容物は上記各流路(矢印A~E)内を圧送されて、吐出孔51から噴霧される。その際に、吐出孔51から吐出された内容物は基端筒72内を勢いよく通過し、メッシュ部61を通過する。なお、図3(c)では液状の内容物の流れを直線で示している。内容物がメッシュ部61を通過する際、メッシュ部61の網目には液状の内容物からなる膜が形成される。一方、内容物の通過に伴い基端筒72内には流体の流れができる。そのため、基端筒72内は負圧となり、空気導入孔62から基端筒72内に空気が流入し、内容物と空気が混合されてメッシュ部61から泡状の内容物が噴出される。そして、カバー部73内を通過した泡状の内容物は先端開口部73aから外側に噴出される。
次に、図5~図7を参照して当該吐出ポンプ100aの動作を説明する。なお、図6及び図7では符号を一部省略している。
(第二の向き)
まず、図3、図5及び図6を参照して、第二の向きにおける動作について説明する。吐出カバー部70を第一の向きから図5(a)に示すように第二の向きに回動させると、これに伴い、図6に示すように、吐出口部50の吐出筒52も第一の向きから第二の向きに傾倒し、吐出孔51が軸方向に略直交する方向を向く。この状態で、指等で取付部71の背面部71eを軸方向に押下すると、図5(b)に示すように押下ヘッド30が押し下げられる。押下ヘッド30が押し下げられると、ステム42が軸方向下方に移動し、ポンプ機構40が作動する。ポンプ機構40により吸い上げられた内容物は、図3(a)、(b)等を参照しながら説明したように、ステム42、嵌挿筒36、流路部37、回動筒53、吐出筒52により構成される矢印A~Eの流路を通過して、吐出孔51から軸方向に略直交する方向に噴出される。その際に、上述のとおり、造泡機構60により泡状となった内容物がメッシュ部61からカバー部73の内側を通過して先端開口部73aから外部へ噴出される(図3(c)、図6参照)。
内容物が外部に吐出されることに伴い、収容空間S内の内容物が減少すると、図6に示すように、内容器10b内の収容空間Sが減容する。収容空間Sが減容すると、外容器10aから内容器10bが剥離し、外容器10aと内容器10bとの間が負圧になる。そのため容器本体10の底部12に設けられた外気導入孔12aから、外容器10aと内容器10bとの間に外気が導入される。
(第一の向き)
第一の向きでは、例えば、図5(c)に示すように、吐出容器100を倒立姿勢にして吐出カバー部70が容器本体10よりも吐出面A側に配置されるようにする。この姿勢で先端開口部73aを吐出面Aに押し当てると、吐出カバー部70が押下操作部として機能し、押下ヘッド30が容器本体10側に押し込まれる。その結果、ステム42が軸方向に押し込まれ、ポンプ機構40が作動し、上記と同様に、泡状になった内容物が先端開口部73aを介して外部に噴出され、吐出面Aに付着する。
なお、第一の向きにおいて、図1に示すように、当該吐出容器100を正立姿勢のまま手のひら等を先端開口部73aに押し当て、吐出カバー部70を軸方向に押下してもよい。その場合も上記と同様に、押下ヘッド30が容器本体10側に押し込まれ、泡状となった内容物が軸方向上方に噴出されて手のひら等に付着する。
以上説明した本実施の形態の吐出ポンプ100aによれば、吐出口部50が、軸方向に沿った向きに吐出孔51が配置される第一の向きと、軸方向に略直交する向きに吐出孔51が配置される第二の向きとの間で変位可能に押下ヘッド30に対して保持されており、押下ヘッド30を押下した際に、内容物を吐出する方向を第一の向きと第二の向きとの間で切り替えることができる。その際に、吐出口部50から吐出された内容物には、造泡機構60により空気が供給されて泡状となって外部に吐出する。そのため、当該吐出ポンプ100a及び吐出容器100によれば、泡状にした内容物を異なる向きに吐出させることができる。
さらに当該吐出ポンプ100aでは、吐出孔51の上流側に造泡機構60を設けるのではなく、吐出孔51の下流側に造泡機構60を配置することで、ポンプ機構40から吐出孔51までの流路を、通常の液体を圧送するためのポンプ機構と同様に小径に構成することができる。また、当該吐出ポンプ100aでは、容器本体10の内側や、容器本体10の口部11の周囲に気液混合室や、気液混合室に空気を供給するための空気用シリンダや空気用ピストン等を設けなくてもよい。これらのことから、内容物を泡状にして外部に吐出する吐出ポンプ及び吐出容器であっても、全体をコンパクトに構成することが容易になる。
さらに、上記吐出ポンプ100aでは吐出カバー部70を備え、吐出カバー部70の回動に伴って吐出口部50を第一の向きと第二の向きとの間で変位するようにしたため、内容物を吐出する向きを容易に切り替えることができる。また、吐出カバー部70にカバー部73を設け、第一の向きでは吐出カバー部70を吐出面Aに押し当てることで内容物を吐出面Aに吐出させるようにした。そのため、吐出孔51と吐出面Aとの間の距離を保ちつつ、吐出面Aの狙った位置に対してピンポイントに泡状にした内容物を吐出させることができる。さらに、内容物を液状のまま頭皮や体等に対して近い位置から噴霧すると、吐出の勢いによって吐出部位に痛みを感じることがある。しかしながら、当該吐出ポンプ100aでは内容物を泡状にして吐出するため、吐出部位に痛みを感じさせることなく、内容物をピンポイントに吐出させることができる。
さらに、カバー部73の先端開口部73aは基端側よりも拡径されているため、カバー部73を肌等に押し当てても圧力を分散させることができ、押下ヘッド30を押下する際に痛みを感じにくくすることができる。さらに、カバー部73により、内容物がカバー部73の外側に飛び散らないようにすることができる。
また、上記吐出ポンプ100aでは、吐出孔51を有し、吐出口部50を軸方向上方に向かう流路を構成する吐出筒52と、吐出筒52に連通し、軸方向に略直交する向きの流路を構成する回動筒53とにより構成し、回動筒53を押下ヘッド30内に回動可能に保持させることで、吐出口部50を容易に変位させることができ、且つ、押下ヘッド30内において内容物を吐出する方向を切り替えるための構成をコンパクトに構成することができる。
さらに、上記吐出容器100では、吐出ポンプ100aを積層剥離容器からなる容器本体10に装着させているため、当該吐出容器100を倒立姿勢としたときも内容物を吐出させることができる。上述のとおり吐出ポンプ100aや吐出容器100全体をコンパクトに構成することができ、口部11を小径にすることができるため、口部11の密閉が容易になり、内容物が外部に吐出されるまで内容物が収容空間S内で空気と接触することを抑制することが容易になる。
上記説明した本実施の形態は本発明に係る吐出ポンプ、吐出容器及び造泡部材の一態様に過ぎず、本発明に係る吐出ポンプ、吐出容器及び造泡部材は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であるのは勿論である。上記実施の形態では、第二の向きは軸方向に略直交する方向としたが、第二の向きは第一の向きと異なる方向であり、軸方向に交差する方向であれば特に限定されるものではない。
また、上記説明した装着部20、押下ヘッド30、ポンプ機構40、吐出口部50、造泡機構60、吐出カバー部70の具体的な構成は適宜変更することができる。例えば、上記実施の形態において説明した吐出筒52のように、吐出孔51を有する筒状の部材を用いて吐出口部を構成し、ポンプ機構40のステム42と当該吐出口部とを可撓性チューブ等により連結ようにしてもよい。内容物を吐出する方向を切り替えるために、吐出口部の構成や吐出口部の変位の仕方などの具体的な構成は上記実施の形態に限定されるものではない。
また、当該吐出容器100及び吐出ポンプ100aは容器包装材として用いられる各種樹脂材料(例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)、低密度ポリエチレン(LDPE)や高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)等のポリエチレン樹脂(PE)の他、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)等)を適宜採用することができる。また、抗菌剤が練り込まれた樹脂材料等により吐出ポンプ100a及び吐出容器100が構成されていてもよいし、表面に抗菌コート等が施されていてもよい。さらに、容器本体10(積層剥離容器等の二重容器の場合の外容器10a)は樹脂製に限らず、硝子製、金属製等でもよい。
吐出カバー部70の材料は、容器本体10等と同じ材料から構成されていてもよいし、異なる材料から構成されていてもよい。吐出カバー部70を、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂(POM(ポリオキシメチレン樹脂))、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)などの強度の高い樹脂材料から形成すれば、吐出カバー部70の各部の厚みを薄く構成しつつ、使用時の繰り返し押下操作に耐える耐久性を付与することができる。
10 :容器本体
10a :外容器
10b :内容器
11 :口部
11a :雄ねじ
12 :底部
12a :外気導入孔
13 :胴部
14 :肩部
20 :装着部
21 :キャップ部
21a :雌ねじ
21b :挿通孔
22 :外筒
22a :下部外筒
22b :上部外筒
23 :連設部
24 :案内周溝
25 :案内凹溝
30 :押下ヘッド
31 :保持台座部
32 :中間ヘッド部
33 :下部ヘッド部
33a :凸部
34 :上部ヘッド部
34a :周壁部
34b :天壁部
34c :案内溝孔
34d :立設壁
34e :回動軸部
36 :嵌挿筒
37 :流路部
38 :摺動軸保持部
40 :ポンプ機構
41 :シリンダ
41a :取付筒
41b :吸上筒
41c :吸込弁部
41d :フランジ部
42 :ステム
43 :ピストン
44 :ピストンガイド
44a :連通孔
44b :台座部
45 :コイルスプリング
46 :パッキン
47 :下支持部
48 :上支持部
50 :吐出口部
51 :吐出孔
52 :吐出筒
53 :回動筒
54 :摺動軸部
60 :造泡機構
61 :メッシュ部
61a :枠体
61b :メッシュ面
62 :空気導入孔
70 :吐出カバー部
71 :取付部
71a :側面部
71b :軸受孔
71c :挿入孔
71d :天壁面
71e :背面部
72 :基端筒
73 :カバー部
73a :先端開口部
100 :吐出容器
100a:吐出ポンプ
A :吐出面
O :中心軸
S :収容空間

Claims (6)

  1. 液状の内容物を収容する容器本体の口部に装着される装着部と、
    前記口部の軸方向に沿って前記容器本体側に押下可能に前記装着部に設けられる押下ヘッドと、
    前記押下ヘッドの押下動作に伴い作動するポンプ機構と、
    前記ポンプ機構により送出された内容物を吐出するための吐出孔を有し、前記押下ヘッドに対して、前記吐出孔が前記軸方向に沿った向きとなる第一の向きと、前記軸方向に交差する向きである第二の向きとの間で変位可能に保持される吐出口部と、
    前記吐出口部から吐出された内容物に空気を供給して内容物を泡状にする造泡機構と、
    を備える、吐出ポンプ。
  2. 前記造泡機構は、
    前記吐出口部が挿入される挿入筒部と、
    前記挿入筒部に設けられ、前記吐出孔から吐出された内容物が通過するメッシュ部と、
    前記挿入筒部において、前記吐出孔と前記メッシュ部との間に設けられる空気導入孔と、
    を備える請求項1に記載の吐出ポンプ。
  3. 前記造泡機構を含む基端筒と、当該基端筒に連設されると共に先端開口部に向かって拡径するカバー部とを有し、前記押下ヘッドに対して回動可能に取り付けられる吐出カバー部を備え、
    前記吐出カバー部の回動に伴って前記吐出口部が前記第一の向きと前記第二の向きとの間で変位し、前記造泡機構を通過した前記内容物が前記カバー部の内側を通過して先端開口部から外部に吐出される、請求項1又は請求項2に記載の吐出ポンプ。
  4. 前記吐出口部は、一端側に前記吐出孔を有する吐出筒と、当該吐出筒の他端側に設けられ前記吐出筒に連通する回動筒とを有し、
    前記回動筒内の流路は前記吐出筒内の流路と交差する向きに設けられ、前記回動筒は前記押下ヘッド内に回動可能に配置され、前記回動筒と前記ポンプ機構の流路は連通している、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の吐出ポンプ。
  5. 前記容器本体は、前記内容物を収容し、且つ、前記内容物の減少に伴い減容する収容空間を有する、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の吐出ポンプ。
  6. 請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の吐出ポンプと、前記容器本体とを備えた吐出容器。
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