JP2023148223A - 超音波診断システムおよび超音波診断システムの制御方法 - Google Patents

超音波診断システムおよび超音波診断システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】超音波プローブに生じた不具合に関する情報をユーザが詳細に把握できる超音波診断システムおよび超音波診断システムの制御方法を提供する。【解決手段】超音波診断システムは、振動子アレイ(11)を有する超音波プローブ(1)と、超音波プローブ(1)に接続された装置本体(3)とを備え、超音波プローブ(1)に配置され且つ超音波プローブ(1)に加えられた衝撃を検知して衝撃検知情報を取得する衝撃センサ(17)と、衝撃検知情報が取得された場合に、振動子アレイ(11)から超音波ビームの送受信を行い且つ振動子アレイ(11)から出力される受信信号および受信信号に基づいて生成された超音波画像の少なくとも一方を含む超音波情報を取得する超音波情報取得部(21)と、衝撃検知情報と超音波情報を記録する衝撃記録メモリ(19)とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、超音波プローブへの衝撃を検知する超音波診断システムおよび超音波診断システムの制御方法に関する。
従来から、いわゆる超音波診断システムを用いて被検体内の超音波検査が行われている。超音波検査において、超音波診断システムのユーザは、いわゆる超音波プローブを被検体の体表に接触させた状態で走査し、被検体内の超音波画像を撮影する。このようにして使用される超音波プローブが誤って落下してしまう等により、超音波プローブが故障する等の不具合が発生してしまうことがあった。そこで、ユーザが超音波プローブの不具合を容易に確認できるように、例えば、特許文献1および2に開示される技術が開発されている。
特許文献1は、超音波プローブの落下を検知することにより超音波プローブにおける不具合の発生を表すログデータを生成することを開示している。また、特許文献2は、超音波画像を撮影している状態において、超音波プローブに備えられている振動子アレイの均等性が悪化したか否かを監視し、その結果を記録することを開示している。
特開2021-090651号公報 特開2013-154169号公報
しかしながら、特許文献1で生成されるログデータは超音波プローブにおける不具合の発生を表すものであるため、超音波診断システムのユーザは、ログデータを確認しただけでは超音波プローブにおいて不具合が生じた詳細な箇所を把握することが困難であった。また、特許文献2では、超音波画像が連続的に撮影されている状態においてのみ振動子アレイの均等性が監視されるため、例えば超音波画像を撮影していない状態で超音波プローブに衝撃が加えられた場合に、ユーザは、超音波プローブの不具合が生じた原因を把握することが困難なことがあった。このように、特許文献1および2では、ユーザが、超音波プローブに生じた不具合に関する情報を詳細に把握することが困難な場合があった。
本発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたものであり、超音波プローブに生じた不具合に関する情報をユーザが詳細に把握できる超音波診断システムまたは超音波診断システムの制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る超音波診断システムは、振動子アレイを有する超音波プローブと、超音波プローブに接続された装置本体とを備え、超音波プローブに配置され且つ超音波プローブに加えられた衝撃を検知して衝撃検知情報を取得する衝撃センサと、衝撃センサにより衝撃検知情報が取得された場合に、振動子アレイから超音波ビームの送受信を行い且つ振動子アレイから出力される受信信号および受信信号に基づいて生成された超音波画像の少なくとも一方を含む超音波情報を取得する超音波情報取得部と、衝撃センサにより取得された衝撃検知情報と超音波情報取得部により取得された超音波情報を記録する衝撃記録メモリとを有することを特徴とする。
超音波プローブは、超音波情報取得部および衝撃記録メモリを有することができる。
超音波情報取得部は、衝撃センサにより衝撃検知情報が取得されると、自動的に超音波情報を取得することができる。
また、超音波情報取得部は、装置本体が起動されると、超音波情報を取得することもできる。
超音波診断システムは、超音波情報取得部により取得された超音波情報に基づいて振動子アレイの異常の有無および異常の内容を含む異常情報を取得する異常情報取得部を備えることができる。
超音波診断システムは、さらに、異常情報取得部により取得された異常情報をユーザに報知する報知部を備えることができる。
超音波プローブは、異常情報取得部を有し、異常情報取得部により取得された異常情報は、超音波プローブから装置本体に送信されることができる。
超音波プローブは、スリープ状態にある装置本体に起動トリガ信号を送信して装置本体を起動させるトリガ送信部を有し、装置本体がスリープ状態にある場合に、衝撃センサにより衝撃検知情報が取得されると、トリガ送信部から装置本体に起動トリガ信号が送信されることができる。
超音波診断システムは、装置本体に接続されたサーバを備え、衝撃センサにより取得された衝撃検知情報および異常情報取得部により取得された異常情報は、装置本体を介してサーバに送信されることができる。
本発明に係る超音波診断システムの制御方法は、振動子アレイを有する超音波プローブと超音波プローブに接続された装置本体とを備える超音波診断システムの制御方法であって、超音波プローブに配置された衝撃センサにより超音波プローブに加えられた衝撃を検知して衝撃検知情報を取得し、衝撃検知情報が取得された場合に、振動子アレイから超音波ビームの送受信を行い且つ振動子アレイから出力される受信信号および受信信号に基づいて生成された超音波画像の少なくとも一方を含む超音波情報を取得し、衝撃検知情報と超音波情報を記録することを特徴とする。
本発明によれば、超音波診断システムが、振動子アレイを有する超音波プローブと、超音波プローブに接続された装置本体とを備え、超音波プローブに配置され且つ超音波プローブに加えられた衝撃を検知して衝撃検知情報を取得する衝撃センサと、衝撃センサにより衝撃検知情報が取得された場合に、振動子アレイから超音波ビームの送受信を行い且つ振動子アレイから出力される受信信号および受信信号に基づいて生成された超音波画像の少なくとも一方を含む超音波情報を取得する超音波情報取得部と、衝撃センサにより取得された衝撃検知情報と超音波情報取得部により取得された超音波情報を記録する衝撃記録メモリとを有するため、超音波プローブに生じた不具合に関する情報をユーザが詳細に把握できる。
本発明の実施の形態1に係る超音波診断システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における送受信回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における画像生成部の構成を示すブロック図である。 一部の超音波振動子が損傷した振動子アレイにより取得される受信信号の強度を模式的に示す図である。 一部の超音波振動子が損傷した振動子アレイによる空中放射状態の場合の超音波画像の例を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態1に係る超音波診断システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る超音波診断システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る超音波診断システムの構成を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、「同一」、「同じ」は、技術分野で一般的に許容される誤差範囲を含むものとする。
実施の形態1
図1に本発明の実施の形態1に係る超音波診断システムの構成を示す。超音波診断システムは、超音波プローブ1と、無線通信により超音波プローブ1に接続される装置本体3を備えている。
超音波プローブ1は、振動子アレイ11を備えている。振動子アレイ11に、送受信回路12、画像生成部13およびプローブ側無線通信回路14が順次接続されている。送受信回路12と画像生成部13により、超音波情報取得部21が構成されている。また、画像生成部13に画像メモリ15および異常情報取得部16が接続されている。また、超音波プローブ1は衝撃センサ17を備えている。衝撃センサ17に情報取得制御部18が接続されている。情報取得制御部18は、超音波情報取得部21に接続されている。また、画像生成部13、異常情報取得部16及び情報取得制御部18に、衝撃記録メモリ19が接続されている。衝撃記録メモリ19はプローブ側無線通信回路14に接続されている。
また、超音波情報取得部21、プローブ側無線通信回路14、画像メモリ15、異常情報取得部16、情報取得制御部18および衝撃記録メモリ19に、プローブ制御部20が接続されている。また、超音波情報取得部21、異常情報取得部16、情報取得制御部18およびプローブ制御部20により、超音波プローブ1用のプロセッサ22が構成されている。
装置本体3は、いわゆるスマートフォンまたはいわゆるタブレット型のコンピュータ等の持ち運びが容易ないわゆるハンドヘルド型の汎用の装置により構成されることができ、持ち運び可能な携帯型の専用の装置により構成されることもでき、いわゆる据え置き型の装置により構成されることもできる。
装置本体3は、超音波プローブ1のプローブ側無線通信回路14と無線通信により接続される本体側無線通信回路31を備えている。本体側無線通信回路31に、表示制御部32およびモニタ33が順次接続されている。また、本体側無線通信回路31に、異常情報メモリ34および報知部35が接続されている。報知部35は表示制御部32に接続されている。また、本体側無線通信回路31、表示制御部32、異常情報メモリ34および報知部35に、本体制御部36が接続されている。本体制御部36に入力装置37が接続されている。また、表示制御部32、報知部35および本体制御部36により、装置本体3用のプロセッサ38が構成されている。
超音波プローブ1の振動子アレイ11は、1次元または2次元に配列された複数の超音波振動子を有している。これらの超音波振動子は、それぞれ送受信回路12から供給される駆動信号に従って超音波を送信すると共に、被検体からの超音波エコーを受信して、超音波エコーに基づく信号を出力する。各超音波振動子は、例えば、PZT(Lead Zirconate Titanate:チタン酸ジルコン酸鉛)に代表される圧電セラミック、PVDF(Poly Vinylidene Di Fluoride:ポリフッ化ビニリデン)に代表される高分子圧電素子およびPMN-PT(Lead Magnesium Niobate-Lead Titanate:マグネシウムニオブ酸鉛-チタン酸鉛固溶体)に代表される圧電単結晶等からなる圧電体の両端に電極を形成することにより構成される。
送受信回路12は、プローブ制御部20による制御の下で、振動子アレイ11から超音波を送信し且つ振動子アレイ11により取得された受信信号に基づいて音線信号を生成する。送受信回路12は、図2に示すように、振動子アレイ11に接続されるパルサ51、振動子アレイ11から順次直列に接続される増幅部52、AD(Analog to Digital)変換部53およびビームフォーマ54を有している。
パルサ51は、例えば、複数のパルス発生器を含んでおり、プローブ制御部20からの制御信号に応じて選択された送信遅延パターンに基づいて、振動子アレイ11の複数の超音波振動子から送信される超音波が超音波ビームを形成するようにそれぞれの駆動信号を、遅延量を調節して複数の超音波振動子に供給する。このように、振動子アレイ11の超音波振動子の電極にパルス状または連続波状の電圧が印加されると、圧電体が伸縮し、それぞれの超音波振動子からパルス状または連続波状の超音波が発生して、それらの超音波の合成波から、超音波ビームが形成される。
送信された超音波ビームは、例えば、被検体の部位等の対象において反射され、超音波プローブ1の振動子アレイ11に向かって伝搬する。このように振動子アレイ11に向かって伝搬する超音波エコーは、振動子アレイ11を構成するそれぞれの超音波振動子により受信される。この際に、振動子アレイ11を構成するそれぞれの超音波振動子は、伝搬する超音波エコーを受信することにより伸縮して、電気信号である受信信号を発生させ、これらの受信信号を増幅部52に出力する。
増幅部52は、振動子アレイ11を構成するそれぞれの超音波振動子から入力された信号を増幅し、増幅した信号をAD変換部53に送信する。AD変換部53は、増幅部52から送信された信号をデジタルの受信データに変換する。ビームフォーマ54は、AD変換部53から受け取った各受信データに対してそれぞれの遅延を与えて加算することにより、いわゆる受信フォーカス処理を行う。この受信フォーカス処理により、AD変換部53で変換された各受信データが整相加算され且つ超音波エコーの焦点が絞り込まれた音線信号が取得される。
画像生成部13は、図3に示すように、信号処理部55、DSC(Digital Scan Converter:デジタルスキャンコンバータ)56および画像処理部57が順次直列に接続された構成を有している。
信号処理部55は、送受信回路12から受信した音線信号に対し、プローブ制御部20により設定される音速値を用いて超音波の反射位置の深度に応じて距離による減衰の補正を施した後、包絡線検波処理を施すことにより、被検体内の組織に関する断層画像情報であるBモード画像信号を生成する。
DSC56は、信号処理部55で生成されたBモード画像信号を通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)する。
画像処理部57は、DSC56から入力されるBモード画像信号に階調処理等の各種の必要な画像処理を施した後、Bモード画像信号をプローブ側無線通信回路14および画像メモリ15に送出する。以降は、画像処理部57により画像処理が施されたBモード画像信号を、超音波画像と呼ぶ。
また、送受信回路12と画像生成部13により構成される超音波情報取得部21は、情報取得制御部18およびプローブ制御部20による制御の下で、振動子アレイ11から出力される受信信号および超音波画像の少なくとも一方を含む超音波情報を異常情報取得部16および衝撃記録メモリ19に送出する。例えば、超音波プローブ1が落下することにより超音波プローブ1に衝撃が加えられた場合に、超音波情報は、振動子アレイ11から空中に超音波が放射される、いわゆる空中放射状態における受信信号および超音波画像の少なくとも一方を含む。
画像メモリ15は、プローブ制御部20の制御の下で、画像生成部13により生成された超音波画像を格納する。画像メモリ15としては、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)、SSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)、FD(Flexible Disk:フレキシブルディスク)、MOディスク(Magneto-Optical disk:光磁気ディスク)、MT(Magnetic Tape:磁気テープ)、RAM(Random Access Memory:ランダムアクセスメモリ)、CD(Compact Disc:コンパクトディスク)、DVD(Digital Versatile Disc:デジタルバーサタイルディスク)、SDカード(Secure Digital card:セキュアデジタルカード)、または、USBメモリ(Universal Serial Bus memory:ユニバーサルシリアルバスメモリ)等の記録メディア等を用いることができる。
衝撃センサ17は、超音波プローブ1に配置され、且つ、超音波プローブ1に加えられた衝撃を検知して衝撃検知情報を取得する。衝撃検知情報とは、超音波プローブ1に対して衝撃が加えられたことを表す情報であり、衝撃の大きさを表す値および衝撃が加えられた日時に関する情報を含むことができる。また、衝撃センサ17は、取得された衝撃検知情報を情報取得制御部18に送出する。衝撃センサ17は、例えばいわゆる加速度センサ等の衝撃を検知できるセンサ装置を含んで構成されることができる。
情報取得制御部18は、衝撃の大きさに関する定められたしきい値を予め記憶しており、衝撃センサ17により検知された衝撃の大きさがしきい値を超えるか否かを判定する。また、情報取得制御部18は、衝撃センサ17によりしきい値を超える衝撃の情報を含む衝撃検知情報が取得された場合に、振動子アレイ11から超音波ビームの送受信を行わせるように超音波情報取得部21を制御する。また、情報取得制御部18は、衝撃センサ17から受け取った衝撃検知情報を衝撃記録メモリ19に送出する。
異常情報取得部16は、超音波情報取得部21により取得された超音波情報を解析することにより振動子アレイ11の異常の有無および異常の内容を含む異常情報を取得する。
異常情報取得部16は、例えば、超音波情報取得部21から超音波情報として受信信号を受け取った場合に、図4に示すように振動子アレイ11を構成する複数の超音波振動子の配列番号(振動子番号)と、それぞれの超音波振動子から出力された受信信号の強度との関係を参照し、振動子アレイ11の異常の有無を判断する。図4の例では、振動子番号M1およびM2の2つの超音波振動子の受信信号の強度が0で、その他の超音波振動子の受信信号の強度が有限の値Cであることが示されている。この例において、異常情報取得部16は、振動子アレイ11の異常が有ると判断し、異常の内容として、振動子番号M1およびM2の2つの超音波振動子が故障しているという内容を取得できる。
また、異常情報取得部16は、例えば、超音波情報取得部21から図5に示すような空中放射状態の超音波画像Uを受け取った場合に、超音波画像Uを解析する。図5の例では、超音波プローブ1の図示しない音響レンズ等で超音波が複数回反射することによって形成される多重反射像Rが得られており、多重反射像Rが2つの欠損部分N1およびN2を含んでいる。2つの欠損部分N1およびN2は、それぞれ、異なる超音波振動子に対応している。そのため、異常情報取得部16は、超音波画像Uから欠損部分N1およびN2を検出する処理を行い、欠損部分N1およびN2が検出された場合に振動子アレイ11に異常が有ると判断し、異常の内容として、2つの欠損部分N1およびN2に対応する2つの超音波振動子が故障しているという情報を取得できる。
ここで、異常情報取得部16は、例えば、いわゆる2値化法およびいわゆる分水嶺法等のセグメンテーションアルゴリズムの方法、テンプレートマッチングの方法、Csurka et al.: Visual Categorization with Bags of Keypoints, Proc. of ECCV Workshop on Statistical Learning in Computer Vision, pp.59-74 (2004)に記載されている機械学習手法、あるいは、Krizhevsk et al.: ImageNet Classification with Deep Convolutional Neural Networks, Advances in Neural Information Processing Systems 25, pp.1106-1114 (2012)に記載されているディープラーニングを用いた一般画像認識手法等を用いて多重反射像Rにおける欠損部分N1およびN2を検出できる。
また、振動子アレイ11に故障等の不具合が生じた場合だけでなく、例えば、超音波プローブ1に衝撃が加えられたことにより送受信回路12の図示しない回路基板に亀裂が入ってしまう等の不具合が生じた場合でも、受信信号および超音波画像Uの一部が欠損する等の異常が生じることがある。このような場合でも、異常情報取得部16は、超音波情報を解析することにより、異常の有無を判定し、異常の内容を判断できる。
異常情報取得部16は、このようにして取得された異常情報を衝撃記録メモリ19に送出する。
衝撃記録メモリ19は、衝撃センサ17により取得された衝撃検知情報と、超音波情報取得部21により取得された超音波情報を互いに紐付けて記録する。また、衝撃記録メモリ19は、衝撃検知情報および超音波情報と、異常情報取得部16により取得された異常情報をさらに紐付けて記録することもできる。また、プローブ制御部20の制御の下で、衝撃記録メモリ19から異常情報が読み出され、読み出された異常情報がプローブ側無線通信回路14に送出される。
衝撃記録メモリ19としては、例えば、フラッシュメモリ、HDD、SSD、FD、MOディスク、MT、RAM、CD、DVD、SDカード、または、USBメモリ等の記録メディア等を用いることができる。
プローブ側無線通信回路14は、電波の送信および受信を行うためのアンテナを含む回路等により構成されており、プローブ制御部20の制御の下で、無線通信により、装置本体3の本体側無線通信回路31との間で情報の送受信を行う。プローブ側無線通信回路14は、例えば、本体側無線通信回路31に送信するデータに基づいてキャリアを変調することにより伝送信号を生成し、生成された伝送信号を本体側無線通信回路31に無線送信できる。
この際に、キャリアの変調方式としては、例えば、ASK(Amplitude Shift Keying:振幅偏移変調)、PSK(Phase Shift Keying:位相偏移変調)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:四位相偏移変調)、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation:16直角位相振幅変調)等が用いられる。
プローブ制御部20は、予め記憶しているプログラムに基づいて超音波プローブ1の各部の制御を行う。
また、図示しないが、超音波プローブ1には、超音波プローブ1の各部に電力を供給するバッテリが内蔵されている。
なお、超音波プローブ1の超音波情報取得部21、異常情報取得部16、情報取得制御部18およびプローブ制御部20により構成されるプロセッサ22は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、および、CPUに各種の処理を行わせるための制御プログラムから構成されるが、FPGA(Field Programmable Gate Array:フィードプログラマブルゲートアレイ)、DSP(Digital Signal Processor:デジタルシグナルプロセッサ)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:アプリケーションスペシフィックインテグレイテッドサーキット)、GPU(Graphics Processing Unit:グラフィックスプロセッシングユニット)、または、その他のIC(Integrated Circuit:集積回路)を用いて構成されてもよく、もしくはそれらを組み合わせて構成されてもよい。
また、プロセッサ22の超音波情報取得部21、異常情報取得部16、情報取得制御部18およびプローブ制御部20は、部分的にあるいは全体的に1つのCPU等に統合させて構成されることもできる。
装置本体3の本体側無線通信回路31は、電波の送信および受信を行うためのアンテナを含む回路等により構成されており、本体制御部36の制御の下で、無線通信により、超音波プローブ1のプローブ側無線通信回路14との間で情報の送受信を行う。本体側無線通信回路31は、例えば、プローブ側無線通信回路14に送信するデータに基づいてキャリアを変調することにより伝送信号を生成し、生成された伝送信号をプローブ側無線通信回路14に無線送信できる。
表示制御部32は、本体制御部36の制御の下で、プローブ側無線通信回路14から本体側無線通信回路31に送信された超音波画像等に対して所定の処理を施して、モニタ33に表示する。
モニタ33は、表示制御部32の制御の下で、種々の表示を行う。モニタ33は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display)等のディスプレイ装置を含むことができる。
異常情報メモリ34は、プローブ側無線通信回路14から本体側無線通信回路31に送信された異常情報を記録する。衝撃記録メモリ19としては、例えば、フラッシュメモリ、HDD、SSD、FD、MOディスク、MT、RAM、CD、DVD、SDカード、または、USBメモリ等の記録メディア等を用いることができる。異常情報メモリ34に記録された異常情報は、例えば超音波診断システムのユーザにより容易に確認されることができる。ユーザは、このようにして異常情報を確認することにより、超音波プローブ1における異常の有無、および、超音波プローブ1において異常が生じた箇所を詳細に把握できる。
報知部35は、プローブ側無線通信回路14から本体側無線通信回路31に送信された異常情報をユーザに報知する。報知部35は、例えば、モニタ33にメッセージを表示することにより異常情報を報知できる。これにより、ユーザは、超音波プローブ1における異常の有無、および、超音波プローブ1において異常が生じた箇所を詳細に且つ容易に把握できる。
本体制御部36は、予め記憶しているプログラムに基づいて装置本体3の各部の制御を行う。
入力装置37は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力された情報を本体制御部36に送出する。入力装置37は、例えば、キーボード、マウス、トラックボール、タッチパッドおよびタッチパネル等のユーザが入力操作を行うための装置等により構成される。
なお、装置本体3の表示制御部32、報知部35および本体制御部36により構成されるプロセッサ38は、CPU、および、CPUに各種の処理を行わせるための制御プログラムから構成されるが、FPGA、DSP、ASIC、GPU、または、その他のICを用いて構成されてもよく、もしくはそれらを組み合わせて構成されてもよい。
また、プロセッサ38の表示制御部32、報知部35および本体制御部36は、部分的にあるいは全体的に1つのCPU等に統合させて構成されることもできる。
次に、図6のフローチャートを用いて実施の形態1に係る超音波診断システムの動作の例を説明する。
まず、ステップS1において、情報取得制御部18は、衝撃センサ17から衝撃検知情報を受信し、衝撃センサ17により検知された衝撃の大きさが定められたしきい値を超えるか否かを判定する。衝撃センサ17により検知された衝撃の大きさがしきい値以下である場合にステップS1の処理が再度行われる。衝撃センサ17により検知された衝撃の大きさがしきい値を超える場合にはステップS2に進む。
ステップS2において、情報取得制御部18は、振動子アレイ11において自動的に超音波を送受信するように超音波情報取得部21を制御する。その結果、超音波情報取得部21により、例えば図4および図5に示すような空中放射状態の超音波情報が取得される。これにより、超音波プローブ1に大きな衝撃が加えられた直後の超音波情報が取得される。
超音波プローブ1に衝撃が加えられることにより振動子アレイ11を構成する複数の超音波振動子のいずれかが故障してしまった場合には、例えば、図4に示す振動子番号M1およびM2に対応する信号または図5に示す多重反射像Rの欠損部分N1およびN2のように、超音波情報において故障した超音波振動子に対応する信号が欠損することがある。また、送受信回路12の図示しない回路基板に亀裂が生じる等の不具合がある場合にも、信号の欠損が生じることがある。ユーザは、例えば、欠損部分を含むような異常な超音波情報を確認することにより、超音波プローブ1に不具合が生じていることを把握できる。
ステップS3において、プローブ制御部20による制御の下で衝撃記録メモリ19は、ステップS1で衝撃センサ17により取得された衝撃検知情報と、ステップS2で超音波情報取得部21により取得された超音波情報を互いに紐付けて記録する。ユーザは、衝撃記録メモリ19に記録された衝撃検知情報と超音波情報とを確認することにより、超音波プローブ1に衝撃が加えられたことにより振動子アレイ11に故障等の不具合が生じたこと、および、超音波プローブ1に不具合が生じた箇所を詳細に把握できる。
このようにしてステップS3の処理が完了すると、ステップS1に戻り、以降はステップS1~ステップS3の処理が繰り返されて、定められたしきい値を超える大きさの衝撃が衝撃センサ17に検知される毎に、超音波情報の取得と、衝撃検知情報および超音波情報の記録が行われる。
ここで、超音波プローブ1は、超音波プローブ1の各部に電力を供給する図示しないバッテリを内蔵しており、ステップS1~ステップS3の動作は、超音波プローブ1において、装置本体3とは独立して行われる。すなわち、ステップS1~S3の処理が行われる際に、装置本体3は起動していても起動していなくてもよい。装置本体3が起動している状態とは、装置本体3の各部が動作している状態をいう。また、装置本体3が起動していない状態は、装置本体3の電源がオフになっており装置本体3の全体の動作が停止している状態と、超音波プローブ1との無線通信を除く装置本体3の一部の動作が停止している、いわゆるスリープ状態を含む。
また、超音波プローブ1は、動作状態として、超音波プローブ1の各部が動作している起動状態、少なくとも衝撃センサ17とプローブ制御部20が動作しているスリープ状態、超音波プローブ1の全体の動作が停止している電源オフ状態を有している。ステップS1~ステップS3の動作が行われる際に、超音波プローブ1は、起動状態またはスリープ状態であり得る。超音波プローブ1がスリープ状態の場合に衝撃センサ17が外部からの衝撃を検知すると、例えば、プローブ制御部20による制御の下で、ステップS1~ステップS3の動作が行われるように超音波プローブ1の各部が順番に動作する。
以上から、本発明の実施の形態1の超音波診断システムによれば、超音波プローブ1に衝撃が加えられた場合に衝撃センサ17が衝撃検知情報を取得し、衝撃検知情報に基づいて超音波情報取得部21が超音波情報を取得し、衝撃検知情報と超音波情報が互いに紐付けられて衝撃記録メモリ19に記録されるため、ユーザは、超音波プローブ1に不具合が生じたこと、および、超音波プローブ1において不具合が生じた箇所を含む、不具合に関する情報を容易に且つ詳細に把握できる。
なお、装置本体3が起動しているか否かに関わらず、衝撃センサ17により検知された衝撃の大きさが定められたしきい値を超えると超音波情報取得部21により自動的に超音波情報が取得されることが説明されているが、例えば、装置本体3が起動されたタイミングで超音波情報が取得されることもできる。この際に、情報取得制御部18は、例えば、定められたしきい値を超える大きさの衝撃が超音波プローブ1に加えられたことを表す衝撃検知情報を衝撃センサ17から受信している状態で、且つ、装置本体3が起動されると、振動子アレイ11における超音波の送受信を自動的に行うように超音波情報取得部21を制御できる。この場合でも、ユーザは、衝撃記録メモリ19において記録された衝撃検知情報を確認できるため、超音波情報と併せて、超音波プローブ1に生じた不具合に関する情報を詳細に把握できる。
また、装置本体3が起動している場合に、図6に示すフローチャートにおいて、ステップS3の処理が行われた直後に、超音波診断システムは、異常情報取得部16により取得され且つ衝撃記録メモリ19に記録された異常情報をプローブ側無線通信回路14から本体側無線通信回路31に無線送信する処理、異常情報メモリ34が異常情報を記録する処理、および、報知部35が異常情報をユーザに報知する処理を行うことができる。異常情報メモリ34が異常情報を記録することにより、ユーザは、異常情報メモリ34から異常情報を容易に確認できる。また、報知部35がユーザに異常情報を報知することにより、ユーザは、例えばモニタ33に表示された報知のメッセージを確認することにより、異常情報をその場で容易に確認できる。
また、定められたしきい値を超える大きさの衝撃が衝撃センサ17により検知された際に装置本体3が起動していない場合に、プローブ制御部20は、例えば、その後、装置本体3が起動したタイミングで衝撃記録メモリ19から異常情報を読み出し、読み出された異常情報をプローブ側無線通信回路14から本体側無線通信回路31に無線送信することができる。これにより、装置本体3が起動する毎に異常情報が異常情報メモリ34に漏れなく記録されるため、ユーザは、異常情報を漏れなく詳細に確認できる。
実施の形態2
装置本体3がスリープ状態であっても、定められたしきい値を超える大きさの衝撃が衝撃センサ17により検知された場合に、装置本体3を自動的に起動して、プローブ側無線通信回路14から本体側無線通信回路31に異常情報を無線送信することができる。
実施の形態2に係る超音波診断システムは、図1に示す実施の形態1の超音波診断システムにおいて、超音波プローブ1の代わりに図7に示す超音波プローブ1Aを備えている。超音波プローブ1Aは、実施の形態1における超音波プローブ1において、トリガ送信部61が追加され、プローブ制御部20の代わりにプローブ制御部20Aを備えたものである。
超音波プローブ1Aにおいて、情報取得制御部18にトリガ送信部61が接続されている。また、トリガ送信部61は、プローブ側無線通信回路14およびプローブ制御部20Aに接続している。また、超音波情報取得部21、異常情報取得部16、情報取得制御部18、プローブ制御部20Aおよびトリガ送信部61により、超音波プローブ1A用のプロセッサ22Aが構成されている。
情報取得制御部18は、定められたしきい値を超える大きさの衝撃を検知したことを表す衝撃検知信号が衝撃センサ17により取得された場合に、衝撃検知信号をトリガ送信部61に送出する。
トリガ送信部61は、情報取得制御部18から衝撃検知信号を受け取ると、起動トリガ信号を、プローブ側無線通信回路14を介してスリープ状態にある装置本体3に送信して装置本体3を起動させる。
このようにして装置本体3が起動すると、プローブ制御部20による制御の下で衝撃記録メモリ19から異常情報が読み出され、異常情報がプローブ側無線通信回路14から本体側無線通信回路31に無線送信される。本体側無線通信回路31が受信した異常情報は、異常情報メモリ34に記録される。また、本体側無線通信回路31が受信した異常情報は、報知部35によりユーザに報知されることもできる。
以上のように、実施の形態2の超音波診断システムによれば、装置本体3がスリープ状態の場合でも、衝撃センサ17が大きな衝撃を検知する毎に装置本体3が起動され、異常情報が異常情報メモリ34に、随時、記録されるため、異常情報が異常情報メモリ34に漏れなく記録され、ユーザは、異常情報を漏れなく詳細に確認できる。また、衝撃センサ17が大きな衝撃を検知する毎に異常情報が報知されるため、例えば超音波診断システムがユーザの近傍にある場合等に、ユーザは、超音波プローブ1Aに異常が生じたことを即座に把握することが可能である。
実施の形態3
異常情報メモリ34は装置本体3に備えられることが説明されているが、例えば、超音波プローブ1および装置本体3に対する遠隔地に居る、保守および点検を行う作業者等が超音波プローブ1の異常情報を確認できるように、例えば、超音波プローブ1および装置本体3に対する遠隔地に配置されたサーバにも異常情報メモリ34を備えることができる。
図8に、実施の形態3に係る超音波診断システムの構成を示す。実施の形態3の超音波診断システムは、図1に示す実施の形態1の超音波診断システムにおいて、装置本体3とネットワークNWを介して接続されたサーバ62が追加されたものである。
装置本体3の本体側無線通信回路31は、ネットワークNWと無線通信により接続されている。
サーバ62は、例えば、ネットワークNWに接続可能なコンピュータにより構成され且つ超音波プローブ1および装置本体3に対する遠隔地に配置されている。また、サーバ62は、ネットワークNWを介して装置本体3の本体側無線通信回路31と接続されている。また、サーバ62は、異常情報メモリ63を備えている。
異常情報メモリ63は、超音波プローブ1の異常情報取得部16により取得され、且つ、超音波プローブ1から装置本体3およびネットワークNWを経由してサーバ62に送信された異常情報を記録する。異常情報メモリ63としては、例えば、フラッシュメモリ、HDD、SSD、FD、MOディスク、MT、RAM、CD、DVD、SDカード、または、USBメモリ等の記録メディア等を用いることができる。
以上から、実施の形態3の超音波診断システムによれば、超音波プローブ1の異常情報取得部16により取得された異常情報が、装置本体3およびネットワークNWを経由してサーバ62の異常情報メモリ63に記録されるため、例えば、超音波プローブ1および装置本体3に対する遠隔地に居る作業者等が超音波プローブ1の異常情報を容易に確認し、超音波プローブ1の点検または修理を行う等の適切な対処を行うことが可能である。
なお、サーバ62の異常情報メモリ63に、異常情報取得部16により取得された異常情報が記録されることが説明されているが、定められたしきい値を超える大きさの衝撃が超音波プローブ1に加えられたことを表す衝撃検知情報と、定められたしきい値を超える大きさの衝撃が超音波プローブ1に加えられたことに対応して超音波情報取得部21により取得された超音波情報が、超音波プローブ1から装置本体3およびネットワークNWを経由してサーバ62に送信され、異常情報メモリ63に記録されることもできる。これにより、超音波プローブ1および装置本体3に対する遠隔地に居る作業者等は、衝撃検知情報と超音波情報を確認することで、超音波プローブ1に生じた異常をより詳細に把握できる。
また、超音波プローブ1の異常情報取得部16により取得された異常情報が、装置本体3とネットワークNWを経由してサーバ62に送信されることが説明されているが、超音波診断システムは、装置本体3を経由せずに、超音波プローブ1からネットワークNWを経由してサーバ62に異常情報を送信することもできる。この場合に、超音波プローブ1のプローブ側無線通信回路14がネットワークNWに接続される。この場合に、衝撃検知情報と超音波情報が、超音波プローブ1からネットワークNWを介してサーバ62に送信されることもできる。
1,1A 超音波プローブ、3 装置本体、11 振動子アレイ、12 送受信回路、13 画像生成部、14 プローブ側無線通信回路、15 画像メモリ、16 異常情報取得部、17 衝撃センサ、18 情報取得制御部、19 衝撃記録メモリ、20,20A プローブ制御部、21 超音波情報取得部、22,22A プロセッサ、31 本体側無線通信回路、32 表示制御部、33 モニタ、34,63 異常情報メモリ、35 報知部、36 本体制御部、37 入力装置、51 パルサ、52 増幅部、53 AD変換部、54 ビームフォーマ、55 信号処理部、56 DSC、57 画像処理部、61 トリガ送信部、62 サーバ、C 値、M1,M2 振動子番号、N1,N2 欠損部分、R 多重反射像、U 超音波画像。

Claims (10)

  1. 振動子アレイを有する超音波プローブと、
    前記超音波プローブに接続された装置本体と
    を備え、
    前記超音波プローブに配置され且つ前記超音波プローブに加えられた衝撃を検知して衝撃検知情報を取得する衝撃センサと、
    前記衝撃センサにより前記衝撃検知情報が取得された場合に、前記振動子アレイから超音波ビームの送受信を行い且つ前記振動子アレイから出力される受信信号および前記受信信号に基づいて生成された超音波画像の少なくとも一方を含む超音波情報を取得する超音波情報取得部と、
    前記衝撃センサにより取得された前記衝撃検知情報と前記超音波情報取得部により取得された前記超音波情報を記録する衝撃記録メモリと
    を有する超音波診断システム。
  2. 前記超音波プローブは、前記超音波情報取得部および前記衝撃記録メモリを有する請求項1に記載の超音波診断システム。
  3. 前記超音波情報取得部は、前記衝撃センサにより前記衝撃検知情報が取得されると、自動的に前記超音波情報を取得する請求項1または2に記載の超音波診断システム。
  4. 前記超音波情報取得部は、前記装置本体が起動されると、前記超音波情報を取得する請求項1または2に記載の超音波診断システム。
  5. 前記超音波情報取得部により取得された前記超音波情報に基づいて前記振動子アレイの異常の有無および異常の内容を含む異常情報を取得する異常情報取得部を備える請求項1~4のいずれか一項に記載の超音波診断システム。
  6. 前記異常情報取得部により取得された前記異常情報をユーザに報知する報知部を備える請求項5に記載の超音波診断システム。
  7. 前記超音波プローブは、前記異常情報取得部を有し、
    前記異常情報取得部により取得された前記異常情報は、前記超音波プローブから前記装置本体に送信される請求項5または6に記載の超音波診断システム。
  8. 前記超音波プローブは、スリープ状態にある前記装置本体に起動トリガ信号を送信して前記装置本体を起動させるトリガ送信部を有し、
    前記装置本体がスリープ状態にある場合に、前記衝撃センサにより前記衝撃検知情報が取得されると、前記トリガ送信部から前記装置本体に前記起動トリガ信号が送信される請求項7に記載の超音波診断システム。
  9. 前記装置本体に接続されたサーバを備え、
    前記衝撃センサにより取得された前記衝撃検知情報および前記異常情報取得部により取得された前記異常情報は、前記装置本体を介して前記サーバに送信される請求項5~8のいずれか一項に記載の超音波診断システム。
  10. 振動子アレイを有する超音波プローブと前記超音波プローブに接続された装置本体とを備える超音波診断システムの制御方法であって、
    前記超音波プローブに配置された衝撃センサにより前記超音波プローブに加えられた衝撃を検知して衝撃検知情報を取得し、
    前記衝撃検知情報が取得された場合に、前記振動子アレイから超音波ビームの送受信を行い且つ前記振動子アレイから出力される受信信号および前記受信信号に基づいて生成された超音波画像の少なくとも一方を含む超音波情報を取得し、
    前記衝撃検知情報と前記超音波情報を記録する超音波診断システムの制御方法。
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