JP2023147683A - 容積型機械、圧縮機、冷却装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】モーターの取付自由度を高くできる容積型機械、圧縮機、冷却装置及び電子機器を提供する。【解決手段】容積型機械は、圧力室が設けられた案内部を有するハウジングと、案内部内に配置されたピストン部を有するスライド部材と、スライド部材に連結される連結部材と、連結部材に接続され、第1回転軸を中心に回転する第1回転部材と、連結部材に接続され、第2回転軸を中心に、第1回転部材の回転方向とは反対方向に回転する第2回転部材と、第1回転部材と連結されて回転する第1ローター部、及び、第1ローター部の外側に配置される第1ステーター部を有する第1モーターと、第2回転部材と連結されて回転する第2ローター部、及び、第2ローター部の外側に配置される第2ステーター部を有する第2モーターとを備え、第1モーターは、第1回転軸を中心とし、第1ローター部に対する第1ステーター部の角度を調整可能な第1調整機構を有する。【選択図】図6

Description

本開示は、容積型機械、圧縮機、冷却装置及び電子機器に関する。
従来、冷凍空調用の圧縮機、及び、発電機駆動用の内燃機関等に用いられる容積型機械が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の容積型機械は、密閉型圧縮機である。密閉型圧縮機は、2つのピストン部を有する往復動部材と、シリンダーブロックと、2つのアーム部と、2つの球面ブッシュと、駆動アーム部を有する2つの駆動軸と、2つの駆動用モーターと、を備える。2つのピストン部は、往復運動、及び、往復運動方向の軸線回りの揺動運動を実施可能に、シリンダーブロックの内周円筒面に支持されている。2つのアーム部のそれぞれは、対応する球面ブッシュの内周円筒面部に回転可能に挿入されている。各球面ブッシュの外周球面部は、対応する駆動軸の駆動アーム部により駆動軸の回転軸から偏位した位置にて支持されている。
このような密閉型圧縮機では、2つの駆動用モーターによって2つの駆動アーム部が駆動軸回りに互いに反対方向に回転し、球面ブッシュを介して駆動アーム部と接続された2つのアーム部が往復運動方向に移動することによって、往復動部材がシリンダーブロック内を往復運動する。これにより、ピストン部が、シリンダーブロックの内周円筒面にて、往復運動しつつ揺動運動することで、作動空間内に流入した作動流体が圧縮された後に外部に排出される。
特開平9-072275号公報
特許文献1に記載の容積型機械では、2つの駆動用モーターが駆動軸を互いに反対方向に回転させるので、容積型機械の駆動時の振動を低減させている。しかしながら、容積型機械にて発生する振動を更に低減可能な構成が要望されている。
例えば、2つの駆動用モーターの駆動時に発生する振動が低減される位置に、各駆動用モーターを取り付けることが考えられる。
しかしながら、特許文献1に記載の容積型機械は、駆動用モーターの位置を調整可能な構成を備えていないことから、駆動用モーターの取付自由度が低く、振動の低減を図りづらいという問題がある。
本開示の第1態様に係る容積型機械は、圧力室が内部に設けられた筒状の案内部を有するハウジングと、前記案内部内に配置されたピストン部を有し、第1方向に沿ってスライドするスライド部材と、前記スライド部材に連結され、前記第1方向に交差する第2方向に延びる連結部材と、前記連結部材の一端に接続され、前記第2方向に沿う第1回転軸を中心に回転する第1回転部材と、前記連結部材の他端に接続され、前記第2方向に沿う第2回転軸を中心に、前記第1回転部材の回転方向とは反対方向に回転する第2回転部材と、前記第1回転部材と連結され前記第1回転軸を中心に回転する第1ローター部、及び、前記第1回転軸に沿って見て前記第1ローター部の外側に配置される第1ステーター部を有する第1モーターと、前記第2回転部材と連結され前記第2回転軸を中心に回転する第2ローター部、及び、前記第2回転軸に沿って見て前記第2ローター部の外側に配置される第2ステーター部を有する第2モーターと、を備え、前記第1モーターは、前記第1回転軸を中心とし、前記第1ローター部に対する前記第1ステーター部の角度を調整可能な第1調整機構を有する。
本開示の第2態様に係る圧縮機は、上記第1態様に係る容積型機械を備え、前記ピストン部は、前記圧力室に流入した気体を圧縮する。
本開示の第3態様に係る冷却装置は、気相の作動流体を圧縮する、上記第2態様に係る圧縮機と、前記圧縮機によって圧縮された気相の前記作動流体を液相の前記作動流体に凝縮する凝縮部と、前記凝縮部によって凝縮された液相の前記作動流体を減圧して、前記作動流体の状態を、液相及び気相が混相した状態に変化させる膨張部と、冷却対象と熱伝達可能に接続され、前記膨張部から流通する前記作動流体を、前記冷却対象から伝達された熱によって気相の前記作動流体に変化させ、変化された気相の前記作動流体を前記圧縮機へ排出する蒸発部と、を備える。
本開示の第4態様に係る電子機器は、上記第3態様に係る冷却装置を備える。
一実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図。 一実施形態に係る圧縮機を示す断面図。 一実施形態に係る第1モーターの断面を示す模式図。 一実施形態に係るモーターの取付方法を示すフローチャート。 一実施形態に係るハウジングに取り付けられた第1モーターを示す斜視図。 一実施形態に係る第1モーターを示す側面図。 一実施形態に係る容積型機械の他の構成を示すブロック図。
以下、本開示の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
[電子機器の構成]
図1は、本実施形態に係る電子機器1の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る電子機器1は、図1に示すように、冷却対象CT及び冷却装置2を備える。
冷却対象CTは、電子機器1を構成する。冷却対象CTは、例えば電子機器1を制御する制御装置、及び、電子機器1の電子部品に電力を供給する電源装置等が挙げられる。
[冷却装置の構成]
冷却装置2は、冷却対象CTを冷却する。具体的に、冷却装置2は、液相及び気相の間で相変化する作動流体を循環させて、冷却対象CTを冷却する。
冷却装置2は、圧縮機3、凝縮部21、膨張部22、蒸発部23、複数の配管24及び冷却ファン25を備える。
[圧縮機の概略構成]
圧縮機3は、気相の作動流体を圧縮する。すなわち、圧縮機3は、蒸発部23から流入する気相の作動流体を圧縮することによって、気相の作動流体を高温化及び高圧化する。圧縮機3にて高温化及び高圧化された気相の作動流体は、凝縮部21に流通する。
圧縮機3の構成については、後に詳述する。
[凝縮部の構成]
凝縮部21は、配管24を介して圧縮機3と接続されている。凝縮部21は、圧縮機3によって圧縮された気相の作動流体、すなわち、高温化及び高圧化された気相の作動流体を液相の作動流体に凝縮する。具体的に、凝縮部21は、圧縮された気相の作動流体と、冷却ファン25によって凝縮部21に流通する冷却気体との間にて熱交換することにより、気相の作動流体を高圧の液相の作動流体に凝縮する。
[膨張部の構成]
膨張部22は、減圧器であり、凝縮部21と接続されている。膨張部22は、凝縮部21によって凝縮された液相の作動流体を減圧して、作動流体の状態を、液相及び気相が混相した状態に変化させる。すなわち、膨張部22は、作動流体の温度を低下させる。膨張部22は、液相及び気相が混相した状態の作動流体を、蒸発部23へ排出する。膨張部22は、例えば液相の作動流体の蒸発温度を制御可能な膨張弁、詳しくは電子膨張弁によって構成できる他、キャピラリーチューブによって構成できる。
[蒸発部の構成]
蒸発部23は、冷却対象CTと熱伝達可能に接続されている。蒸発部23は、膨張部22から流通する液相の作動流体を、冷却対象CTから伝達された熱によって蒸発させて気相の作動流体に変化させ、変化された気相の作動流体を圧縮機3へ排出する。これにより、冷却対象CTの熱が消費され、冷却対象CTが冷却される。
[複数の配管の構成]
複数の配管24は、圧縮機3、凝縮部21、膨張部22及び蒸発部23を、環状に接続する。複数の配管24は、内部を作動流体が流通可能な管状部材である。
複数の配管24は、第1配管241、第2配管242、第3配管243及び第4配管244を含む。
第1配管241は、圧縮機3と凝縮部21とを接続する。
第2配管242は、凝縮部21と膨張部22とを接続する。
第3配管243は、膨張部22と蒸発部23とを接続する。
第4配管244は、蒸発部23と圧縮機3とを接続する。
このように、冷却装置2は、圧縮機3、第1配管241、凝縮部21、第2配管242、膨張部22、第3配管243、蒸発部23、第4配管244を順に流通し、圧縮機3に再度流入する作動流体の循環経路を有する。循環経路は、冷却対象CTを冷却する。
[圧縮機の詳細構成]
図2は、圧縮機3を示す断面図である。
圧縮機3は、上記のように、蒸発部23から流入する気相の作動流体を圧縮して、凝縮部21に排出する。詳述すると、圧縮機3は、後述するスライド部材42の第1ピストン部422及び第2ピストン部423が往復運動することによって、後述する第1圧力室S2及び第2圧力室S4内に流入した気体である気相の作動流体を圧縮する往復動圧縮機である。圧縮機3は、図2に示すように、容積型機械4を備える。
[容積型機械の構成]
容積型機械4は、ハウジング41、スライド部材42、連結部材43、第1回転部材44、第1モーター45、第2回転部材46及び第2モーター47を備える。
以下の説明において、互いに直交する二方向を+X方向及び+Y方向とする。+X方向は、後述する第1モーター45の回転軸Rx1又は第2モーター47の回転軸Rx2に沿い、かつ、第1モーター45から第2モーター47に向かう方向とする。すなわち、図2の図面視で左方向を+X方向とする。また、+Y方向を、スライド部材42の往復運動方向に沿い、かつ、スライド部材42が有する第1ピストン部422及び第2ピストン部423のうち、第2ピストン部423から第1ピストン部422に向かう方向とする。すなわち、図2の図面視で上方向を+Y方向とする。+Y方向は、回転軸Rx1,Rx2に対する交差方向である。
更に、+X方向とは反対方向を-X方向とし、+Y方向とは反対方向を-Y方向とする。すなわち、図2の図面視で左方向を-X方向とし、下方向を-Y方向とする。
本実施形態では、+X方向又は-X方向は、第2方向に相当し、+Y方向又は-Y方向は、第1方向に相当する。
[ハウジングの構成]
ハウジング41は、容積型機械4の主要な部品を収容し、各モーター45,47が取り付けられる筐体である。ハウジング41は、容積型機械4の外装を構成する。ハウジング41は、収容部411、第1案内部412、第1区画部413、第2案内部414、第2区画部415、2つの第1封止部材416、及び、2つの第2封止部材417を有する。
[収容部の構成]
収容部411は、機構室S1が内部に設けられ、スライド部材42の一部と、連結部材43と、第1回転部材44と、第1モーター45の一部と、第2回転部材46と、第2モーター47の一部と、を機構室S1の内部に収容するハウジング本体である。
機構室S1は、内部に潤滑油を有する。換言すると、ハウジング41は、機構室S1内に封入される潤滑油を有する。本実施形態では、潤滑油の量は、機構室S1の容積の半分程度であるが、これに限らず、適宜変更可能である。
[第1案内部の構成]
第1案内部412は、円筒状に形成され、収容部411から+Y方向に突出している。第1案内部412の内部には、第1ピストン部422が配置され、第1案内部412は、第1ピストン部422の+Y方向に沿う往復運動を案内する。
第1案内部412には、第1圧力室S2及び第1作動室S3が内部に設けられている。
第1圧力室S2は、第1案内部412の内部の空間のうち、第1ピストン部422に対する+Y方向の空間である。すなわち、第1圧力室S2は、第1案内部412内に設けられ、第1ピストン部422のスライドによって容積が変化する空間である。
第1作動室S3は、第1案内部412の内部の空間のうち、第1ピストン部422に対する-Y方向の空間である。すなわち、第1作動室S3は、第1案内部412の内部において機構室S1と第1圧力室S2との間に設けられ、第1ピストン部422によって第1圧力室S2と区分される空間である。なお、機構室S1と第1作動室S3との間は、2つの第1封止部材416のうちの一方によって封止される。
第1案内部412は、第1隔壁4121、第1吐出弁4123及び第1流出部4124を有する。
第1隔壁4121は、第1圧力室S2を、-Y方向の空間である第1吸入室と、+Y方向の空間である第1高圧室とに区画する。第1隔壁4121には、+Y方向に貫通する貫通孔4122が設けられており、貫通孔4122を介して第1吸入室と第1高圧室とは連通している。なお、第1吸入室には、第1ピストン部422の流路4221を介して、第1作動室S3から気相の作動流体が供給される。
第1吐出弁4123は、第1吸入室の圧力が第1高圧室の圧力よりも高くなったときに開弁する。
第1流出部4124は、第1案内部412において第1高圧室側の部分に設けられている。第1流出部4124は、第1配管241(図1参照)と接続される。
そして、作動流体の一部は、第1案内部412内の空間に流入し、第1ピストン部422の往復運動によって第1ピストン部422の流路4221及び吸入弁4222を介して第1吸入室内に供給される。この後、気相の作動流体は、第1ピストン部422によって圧縮されつつ、第1吐出弁4123を介して第1吸入室から第1高圧室内に流入し、第1流出部4124から第1配管241に流出する。
[第1区画部の構成]
第1区画部413は、収容部411と第1案内部412との接続部分に設けられ、機構室S1と第1作動室S3とを区画する区画部である。第1区画部413は、収容部411において第1案内部412側の部分から内径方向に突出している。第1区画部413は、連通孔4131及び配置部4132を有する。
連通孔4131は、第1区画部413を+Y方向に貫通しており、スライド部材42のロッド421が+Y方向に沿って挿通する。すなわち、連通孔4131を介して、第1作動室S3は、機構室S1と接続される。
配置部4132は、第1区画部413において2つの第1封止部材416のうちの一方が配置される部分である。
[第2案内部の構成]
第2案内部414は、円筒状に形成され、収容部411から-Y方向に突出している。第2案内部414の内部には、第2ピストン部423が配置され、第2案内部414は、第2ピストン部423の+Y方向に沿う往復運動を案内する。
第2案内部414には、第2圧力室S4及び第2作動室S5が内部に設けられている。
第2圧力室S4は、第2案内部414の内部の空間のうち、第2ピストン部423に対する-Y方向の空間である。すなわち、第2圧力室S4は、第2案内部414内に設けられ、第2ピストン部423のスライドによって容積が変化する空間である。
第2作動室S5は、第2案内部414の内部の空間のうち、第2ピストン部423に対する+Y方向の空間である。すなわち、第2作動室S5は、第2案内部414の内部において機構室S1と第2圧力室S4との間に設けられ、第2ピストン部423によって第2圧力室S4と区分される空間である。なお、機構室S1と第2作動室S5との間は、2つの第1封止部材416のうちの他方によって封止される。
第2案内部414は、第1案内部412の第1隔壁4121、第1吐出弁4123及び第1流出部4124と同様の第2隔壁4141、第2吐出弁4143及び第2流出部4144を有する。
第2隔壁4141は、第2圧力室S4を、+Y方向の空間である第2吸入室と、-Y方向の空間である第2高圧室とに区画する。第2隔壁4141には、+Y方向に貫通する貫通孔4142が設けられており、貫通孔4142を介して第2吸入室と第2高圧室とは連通している。なお、第2吸入室には、第2ピストン部423の流路4231を介して、第2作動室S5から作動流体が供給される。
第2吐出弁4143は、第2吸入室の圧力が第2高圧室の圧力よりも高くなったときに開弁する。
第2流出部4144は、第2案内部414において第2高圧室側の部分に設けられている。第2流出部4144は、第1配管241と接続される。
そして、作動流体の他の一部は、第2案内部414内の空間に流入し、第2ピストン部423の往復運動によって第2ピストン部423の流路4231及び吸入弁4232を介して第2吸入室内に供給される。この後、気相の作動流体は、第2ピストン部423によって圧縮されつつ、第2吐出弁4143を介して第2吸入室から第2高圧室内に流入し、第2流出部4144から第1配管241に流出する。
[第2区画部の構成]
第2区画部415は、収容部411と第2案内部414との接続部分に設けられ、機構室S1と第2作動室S5とを区画する区画部である。第2区画部415は、収容部411において第2案内部414側の部分から内径方向に突出している。第2区画部415は、連通孔4151及び配置部4152を有する。
連通孔4151は、第2区画部415を+Y方向に貫通しており、スライド部材42のロッド421が+Y方向に沿って挿通する。すなわち、連通孔4151を介して、第2作動室S5は、機構室S1と接続される。
配置部4152は、第2区画部415において2つの第1封止部材416のうちの他方が配置される部分である。
[スライド部材の構成]
スライド部材42は、連結部材43と連結され、連結部材43とともに±Y方向にスライドして、第1圧力室S2及び第2圧力室S4の容積を変化させる。スライド部材42は、ロッド421、第1ピストン部422及び第2ピストン部423を有する。
ロッド421は、+Y方向に沿って延出する軸部材であり、+Y方向におけるロッド421の中央部分は、機構室S1内に配置される。ロッド421は、連結部材43と連結される。
第1ピストン部422は、+Y方向のロッド421の端部に設けられ、第1案内部412内に配置されるピストン部である。第1ピストン部422は、ロッド421の外径よりも大きな外径を有する。第1ピストン部422は、ロッド421が+Y方向に沿って往復運動するときに、第1案内部412内を+Y方向に沿って往復運動する。第1ピストン部422は、+Y方向にスライドしたときに、第1圧力室S2の容積を小さくする。これにより、第1ピストン部422は、第1圧力室S2内に流入した気相の作動流体を圧縮する。気相の作動流体は、気体の一例である。
第2ピストン部423は、-Y方向のロッド421の端部に設けられ、第2案内部414内に配置されるピストン部である。第2ピストン部423は、ロッド421の外径よりも大きな外径を有する。第2ピストン部423は、ロッド421が+Y方向に沿って往復運動するときに、第2案内部414内を+Y方向に沿って往復運動する。
第2ピストン部423は、-Y方向にスライドしたときに、第2圧力室S4の容積を小さくする。これにより、第2ピストン部423は、第2圧力室S4内に流入した気相の作動流体を圧縮する。上記のように、気相の作動流体は、気体の一例である。
[連結部材の構成]
連結部材43は、機構室S1内に配置されている。連結部材43は、スライド部材42、第1回転部材44及び第2回転部材46と連結されている。連結部材43は、各回転部材44,46の回転によって±Y方向に移動して、スライド部材42を±Y方向に移動させる。換言すると、連結部材43は、各回転部材44,46の回転運動をスライド部材42の±Y方向への直線運動に変換する。
連結部材43は、-X方向の第1端部431及び+X方向の第2端部432を有する。
第1端部431は、第1回転部材44に設けられた球面軸受443に挿入される。
第2端部432は、第2回転部材46に設けられた球面軸受463に挿入される。
第1端部431が球面軸受443に挿入され、第2端部432が球面軸受463に挿入された場合、連結部材43は、+X方向に沿って配置される。
[第1回転部材の構成]
第1回転部材44は、第1モーター45の第1ローター部451と連結部材43の第1端部431とに接続され、第1ローター部451とともに、第1ローター部451と同軸で回転する。すなわち、第1回転部材44は、連結部材43の一端である第1端部431に接続され、+X方向に沿う回転軸Rx1を中心に回転する。換言すると、第1ローター部451と一体化され、第1ローター部451とともに回転軸Rx1を中心に回転する。回転軸Rx1は、第1回転軸に相当する。
第1回転部材44は、半円状の第1ウェイト441と、孔部442と、球面軸受443と、嵌合部444と、を有する。
第1ウェイト441は、+Y方向に沿うスライド部材42の往復運動によって生じる振動を低減するためのカウンターウェイトである。第1ウェイト441は、スライド部材42が最も+Y方向にスライドしたとき、すなわち、スライド部材42が上死点にスライドしたときに、回転軸Rx1に対して-Y方向に配置される。換言すると、第1ウェイト441は、スライド部材42が最も-Y方向にスライドしたとき、すなわち、スライド部材42が下死点にスライドしたときに、回転軸Rx1に対して+Y方向に配置される。
孔部442は、+X方向に沿って第1回転部材44を貫通する。孔部442の内部には、球面軸受443が設けられ、球面軸受443の内部には第1端部431が挿入される。
嵌合部444には、第1ローター部451における+X方向の端部が挿入されて嵌合される。これにより、第1回転部材44は、第1ローター部451と一体的に回転する。
[第2回転部材の構成]
第2回転部材46は、第2モーター47の第2ローター部471と連結部材43の第2端部432とに接続され、第2ローター部471とともに、第2ローター部471と同軸で回転する。すなわち、第2回転部材46は、連結部材43の他端である第2端部432に接続され、+X方向に沿う回転軸Rx2を中心に、第1回転部材44の回転方向とは反対方向に回転する。換言すると、第2回転部材46は、第2ローター部471と一体化され、第2ローター部471とともに回転軸Rx2を中心に回転する。回転軸Rx2は、第2回転軸に相当する。なお、回転軸Rx2は、回転軸Rx1の延長線上に位置する。すなわち、回転軸Rx1の延長線と回転軸Rx2の延長線とは略一致する。
第2回転部材46は、半円状の第2ウェイト461と、孔部462と、球面軸受463と、嵌合部464と、を有する。
第2ウェイト461は、第1ウェイト441と同様に、+Y方向に沿うスライド部材42の往復運動によって生じる振動を低減するためのカウンターウェイトである。第2ウェイト461は、スライド部材42が上死点にスライドしたときに、回転軸Rx2に対して-Y方向に配置され、スライド部材42が下死点にスライドしたときに、回転軸Rx2に対して+Y方向に配置される。
孔部462は、+X方向に沿って第2回転部材46を貫通する。孔部462の内部には、球面軸受463が設けられ、球面軸受463の内部には第2端部432が挿入される。
嵌合部464には、第2ローター部471における-X方向の端部が挿入されて嵌合される。これにより、第2回転部材46は、第2ローター部471と一体的に回転する。
なお、図示を省略するが、連結部材43は、互いに反対方向に回転する回転部材44,46の回転に伴って±Y方向に移動するときに、+Y方向に沿う軸を中心に、+Y方向から見て時計回り又は半時計回りに回動される。詳述すると、下死点に位置する連結部材43が各回転部材44,46の回転に伴って+Y方向に移動されるとき、連結部材43は、+Y方向への移動範囲の半分に達するまでの間、+Y方向から見て時計回り及び反時計回りのうちの一方の方向に回動される。また、連結部材43は、+Y方向への移動範囲の半分の位置から上死点に達するまでの間、+Y方向から見て時計回り及び反時計回りのうちの他方の方向に回動される。また、上死点に位置する連結部材43が各回転部材44,46の回転に伴って-Y方向に移動されるとき、連結部材43は、-Y方向への移動範囲の半分に達するまでの間、+Y方向から見て時計回り及び反時計回りのうちの他方の方向に回動する。そして、連結部材43は、-Y方向への移動範囲の半分の位置から下死点に達するまでの間、+Y方向から見て時計回り及び反時計回りのうちの一方の方向に回動する。このように、連結部材43は、+Y方向に沿って往復するときに、+Y方向に沿う軸を中心に、+Y方向から見て時計回り又は反時計回りに揺動する。
[第1モーターの構成]
第1モーター45は、第1回転部材44と接続される。第1モーター45は、第1回転部材44を回転させて、連結部材43及びスライド部材42を±Y方向に移動させる。第1モーター45は、第1ローター部451、第1ステーター部452及び第1ケース453を有する。
[第1ローター部の構成]
図3は、+X方向に直交する仮想面に沿う第1モーター45の断面を-X方向から見た模式図である。
第1ローター部451は、+X方向に沿って延出している。第1ローター部451は、第1回転部材44と連結され、回転軸Rx1を中心に第1ステーター部452によって回転する。第1ローター部451は、図3に示すように、シャフト4511と、複数の磁石MGと、を有する。
シャフト4511は、第1ローター部451の本体を構成する軸部材である。シャフト4511における+X方向の端部は、第1回転部材44の嵌合部444に挿入される。
なお、第2封止部材417の1つは、機構室S1の内壁とシャフト4511との間を封止するオイルシールであり、機構室S1内に封入された潤滑油が機構室S1の外部に移動することを規制する。
複数の磁石MGは、回転軸Rx1を中心とするシャフト4511の周方向D1に沿って等間隔に配置されている。複数の磁石MGは、第1磁石MGS及び第2磁石MGNを含み、第1ローター部451は、第1磁石MGS及び第2磁石MGNの組を複数有する。本実施形態では、第1ローター部451は、第1磁石MGS及び第2磁石MGNの組を3つ備える。すなわち、第1モーター45は、6極モーターである。
第1磁石MGS及び第2磁石MGNは、シャフト4511において回転軸Rx1を挟んで互いに反対側となる位置に配置される。第1磁石MGS及び第2磁石MGNは、周方向D1に沿って交互に、かつ、等間隔に配置されている。各第1磁石MGSにおいて第1ローター部451の外側を向く面の磁極と、各第2磁石MGNにおいて第1ローター部451の外側を向く面の磁極とは、互いに異なる。具体的に、各第1磁石MGSにおいて第1ローター部451の外側を向く面の磁極はS極であり、各第2磁石MGNにおいて第1ローター部451の外側を向く面の磁極はN極である。
[第1ステーター部の構成]
第1ステーター部452は、第1ローター部451を回転させる回転部である。第1ステーター部452は、回転軸Rx1に沿って見て第1ローター部451の外側に配置され、第1ローター部451を回転させる。
第1ステーター部452は、第1ケース453の内部に略等間隔に設けられた複数のコイルCLを有する。複数のコイルCLは、第1相コイルCLU、第2相コイルCLV及び第3相コイルCLWを含む。第1ステーター部452は、第1相コイルCLU、第2相コイルCLV及び第3相コイルCLWの組を3つ有する。すなわち、第1モーター45は、三相9スロットのモーターであり、第1ステーター部452は、3つの第1相コイルCLU、3つの第2相コイルCLV及び3つの第3相コイルCLWを有する。第1ケース453は、各コイルCLが設けられる固定子である。
3つの第1相コイルCLUは、周方向D1において略等間隔に設けられている。すなわち、3つの第1相コイルCLUは、回転軸Rx1を中心とする周方向において略120°間隔で配置されている。3つの第2相コイルCLV及び3つの第3相コイルCLWのそれぞれも、3つの第1相コイルCLUと同様に、周方向D1において略等間隔に設けられている。
そして、第1相コイルCLU、第2相コイルCLV及び第3相コイルCLWは、周方向D1に沿って順に略等間隔に配置される。具体的に、第2相コイルCLVは、第1相コイルCLUに対して周方向D1に略40°ずれた位置に配置され、第3相コイルCLWは、第2相コイルCLVに対して周方向D1に略40°ずれた位置に配置されている。また、第1相コイルCLUは、第3相コイルCLWに対して周方向D1に略40°ずれた位置に配置されている。
[第1ケースの概略構成]
第1ケース453は、第1ローター部451の一部と第1ステーター部452とを収容する円筒状部材である。詳述すると、第1ケース453は、回転軸Rx1を中心に第1ローター部451を回転可能に支持するとともに、第1ステーター部452の複数のコイルCLを支持する。
このような第1ケース453の構成については、詳しくは後述する。
[第2モーターの構成]
第2モーター47は、図2に示すように、スライド部材42に対して第1モーター45とは反対側の+X方向に設けられている。第2モーター47は、第2回転部材46と接続される。第2モーター47は、第2回転部材46を第1回転部材44とは反対方向に回転させて、連結部材43及びスライド部材42を±Y方向に移動させる。第2モーター47は、第2ローター部471、第2ステーター部472及び第2ケース473を有する。
第2ローター部471は、第2回転部材46と連結され、回転軸Rx2を中心に第2ステーター部472によって回転する。第2ローター部471は、第1ローター部451と同様の構成を有する。第2封止部材417の他の1つは、機構室S1の内壁と第2ローター部471のシャフト4711との間を封止するオイルシールであり、機構室S1内に封入された潤滑油が機構室S1の外部に移動することを規制する。
第2ステーター部472は、回転軸Rx2に沿って見て第2ローター部471の外側に配置され、第2ローター部471を回転させる。第2ステーター部472は、第1ステーター部452と同様の構成を有する。すなわち、第2ステーター部472は、第1相コイルCLU、第2相コイルCLV及び第3相コイルCLWの組を3つ有する。
第2ケース473は、第1ケース453と同様の構成を有する。
このように、第2モーター47は、第1モーター45と同様に、6極を有する三相9スロットのモーターである。
[振動の低減]
容積型機械では、モーターが回転するときに振動が発生する。これに対し、スライド部材を挟むように配置される2つのモーターを備える容積型機械では、2つのモーターが、対応する回転部材を互いに反対方向に回転させることによって、一方のモーターにて発生する振動が、他方のモーターにて発生する振動によって相殺される。これにより、容積型機械にて発生する振動が低減される。しかしながら、振動をより低減させた容積型機械が要望されている。
これに対し、本開示に係る発明者は、研究の結果、2つのモーターの回転位相を揃えることによって、容積型機械の振動を更に低減可能であることを突き止めた。そして、本開示に係る発明者は、各モーターの回転位相を揃えて容積型機械における振動を低減する方法について、以下の2つの方法を検討した。
第1の方法は、2つのモーターのうち、一方のモーターを制御する第1駆動回路と、他方のモーターを制御する第2駆動回路と、各モーターが有するローター部の回転状態を検出する2つのエンコーダーとを用いる方法である。各駆動回路は、各エンコーダーによる検出結果に基づいて、一方のモーターが有するローター部の回転位相と、他方のモーターが有するローター部の回転位相とを監視し、一方のモーターの回転位相と、他方のモーターの回転位相とが同じとなるように、各モーターの駆動を高速で制御する。具体的に、第1の方法では、第1駆動回路及び第2駆動回路は、各モーターに通電する電流を細かく制御して、各モーターの回転位相を揃える。
このように、2つの駆動回路が各モーターの駆動を制御することによって、等しいトルクを維持できる。この他、一方のモーターにて発生する振動に対して、より適切な逆位相の振動を他方のモーターにて発生させることができるので、容積型機械にて発生する振動を一層低減できる。
しかしながら、第1の方法では、採用されるエンコーダーが十分に高分解能である必要がある他、2つの駆動回路を設けることから、容積型機械のコストが高くなりやすい。
また、一方のローター部の回転位相と、他方のローター部の回転位相とを合わせるために、一方のモーターに通電する電流の電流値を下げ、他方のモーターに通電する電流の電流値を上げる必要があるが、電流値を細かく制御することが難しいという問題がある。
これらのことから、第1の方法では、コストが大きくなる他、各ローター部の回転位相を揃えづらく、一層の振動低減を図りづらい。
第2の方法は、2つのモーターのローター部が連結され、かつ、2つのモーターのステーター部の各コイルが連結された1つのモーターのように、2つのモーターを駆動させる方法である。具体的に、第2の方法は、ステーター部に対するローター部の角度位相を揃えた2つのモーターを同時に駆動させる方法である。詳述すると、各モーターにおいて同じ相のコイルを励磁した状態にて、ローター部に対するステーター部の角度を調整することによって、ローター部に対するステーター部の角度位相が揃えられた2つのモーターを駆動させる方法である。
このような第2の方法によれば、2つのモーターを駆動させたときに、一方のローター部の回転位相と他方のモーターの回転位相とを揃えることができる。そして、2つのモーターがハウジングを挟む位置に設けられ、かつ、2つのローター部の回転方向が互いに反対方向であることによって、一方のモーターにて発生する振動に対して位相が反転した振動を他方のモーターにて発生させることができる。従って、一方のモーターにて発生する振動を、他方のモーターにて発生する振動によってより効果的に相殺でき、容積型機械にて発生する振動を低減できる。
[ハウジングに対するモーターの取付方法]
図4は、ハウジングに対する2つのモーターの取付方法を示すフローチャートである。
本開示に係る発明者は、上記した第2の方法を実施するために、以下に示すモーター取付方法を考案した。以下、本実施形態に係るモーター取付方法を、上記した容積型機械4の構成及び図4に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、ハウジング41内に設けられるスライド部材42、連結部材43、第1回転部材44及び第2回転部材46は、既に連結されているものとする。
また、以下に説明するモーター取付方法は、第1ステーター部452の角度位相を調整するものであるが、第2ステーター部472の角度位相を調整する場合も同様である。
本実施形態に係るモーター取付方法では、図4に示すように、まず、第2モーター47をハウジング41に固定する(手順ST1)。このとき、第2ローター部471における-X方向の端部を第2回転部材46の嵌合部464に嵌合させるとともに、第2ケース473をハウジング41に固定する。
次に、第1モーター45をハウジング41に仮固定する(手順ST2)。具体的に、手順ST2では、第1モーター45の第1ローター部451における+X方向の端部を第1回転部材44の嵌合部444に嵌合させつつ、後述する第1モーターケース454をハウジング41に固定する。しかしながら、後述するステーターホルダー456を第1モーターケース454に固定しないことによって、第1ローター部451に対して回転軸Rx1を中心に第1ステーター部452を回転可能とする。
この後、第1モーター45及び第2モーター47を同時に励磁させる(手順ST3)。具体的に、手順ST3では、第1ステーター部452及び第2ステーター部472において同じ相のコイルCLに電流を通電させる。
例えば、第2ステーター部472が有する複数のコイルCLのうち、第1相コイルCLUを励磁させる場合には、第1ステーター部452が有する複数のコイルCLのうち、第1相コイルCLUを励磁させる。このとき、第1ステーター部452及び第2ステーター部472のそれぞれにおいて、全ての第1相コイルCLUが励磁される。
第2モーター47が励磁されると、第2ローター部471と第2ステーター部472とが引き合う位置にて停止し、第2ローター部471の位置が固定される。例えば、第1相コイルCLUに通電した場合には、第1相コイルCLUがN極となるので、第2ローター部471は、第1相コイルCLUと第1磁石MGSとが互いに対向する位置にて固定される。
第1ローター部451は、第1回転部材44、連結部材43及び第2回転部材46を介して第2ローター部471と連結されている。このため、第2ローター部471の固定に伴い、第1ローター部451も固定される。
次に、回転軸Rx1を中心に第1ステーター部452を回転させて、回転軸Rx1を中心とする第1ステーター部452の角度を調節する(手順ST4)。すなわち、手順ST4では、第1ローター部451に対する第1ステーター部452の角度位相と、第2ローター部471に対する第2ステーター部472の角度位相とが揃うように、第1ステーター部452の角度を調節する。具体的に、励磁されたコイルCLと回転軸とを結ぶ仮想線と、第1磁石MGS及び第2磁石MGNのうち励磁されたコイルCLと引き合う磁石MGと回転軸とを結ぶ仮想線との交差角が、第1モーター45と第2モーター47とで同じとなるように、回転軸Rx1を中心に第1ステーター部452を回転させて、第1ステーター部452の位置を調節する。
例えば、励磁されるコイルCLが第1相コイルCLUである場合、手順ST4では、第2モーター47における第1相コイルCLUと回転軸Rx2とを結ぶ第1仮想線と、当該第1相コイルCLUと引き合う第1磁石MGSと回転軸Rx2とを結ぶ第2仮想線との交差角が、第1モーター45における第1相コイルCLUと回転軸Rx1とを結ぶ第1仮想線と、当該第1相コイルCLUと引き合う第1磁石MGSと回転軸Rx1を結ぶ第2仮想線との交差角とが同じとなるように、第1ステーター部452の位置を調整する。これにより、第1モーター45の回転位相と、第2モーター47の回転位相とが揃う。
なお、摺動抵抗が大きい場合には、励磁力と摩擦力とが釣り合うポイントにて第1ステーター部452が停止されてしまうため、回転軸Rx1を中心に時計回りに回転させたときの第1ステーター部452の停止位置と、回転軸Rx1を中心に反時計回りに回転させたときの第1ステーター部452の停止位置とが異なる場合がある。この場合、想定される位置に対して十分にオフセットした位置に第1ステーター部452を配置した状態にて上記励磁を行い、時計回りにおける第1ステーター部452の停止位置と、反時計回りにおける第1ステーター部452の停止位置との中間位置を、第1モーター45の回転位相と第2モーター47の回転位相とが揃うときの第1ステーター部452の位置としてもよい。
第1ステーター部452の位置をより正確に検出したい場合は、各モーターを励磁させた状態にて、第1ステーター部452の回転トルクをトルクセンサーによって計測しながら第1ステーター部452を回転させて、回転トルクが最大となる位置を、各モーター45,47の回転位相が揃うときの第1ステーター部452の位置としてもよい。この場合、第1ステーター部452を等角速度運動させることによって、第1ステーター部452の慣性モーメントによる停止位置のばらつきを除外できる。
なお、各モーターの焼き付きが生じない期間において十分に低速で第1ステーター部452を回転させれば、時計回り及び反時計回りの一方向の回転だけでもよい。また、手順ST4のタクトタイムを短縮するために、時計回り時のピークと、反時計回り時のピークとの中間位置を、各モーター45,47の回転位相が揃うときの第1ステーター部452の位置としてもよい。
上記手順ST4にて各モーター45,47の回転位相が揃えられた後、第1ステーター部452を固定する(手順ST5)。具体的に、手順ST5では、第1ケース453のステーターホルダー456を、ハウジング41に固定された第1モーターケース454に固定する。これにより、各モーター45,47の回転位相が揃う状態に維持できる。
[第1ケースの詳細構成]
図5は、ハウジング41に取り付けられた第1モーター45を示す斜視図である。
例えば上記したモーター取付方法を実施可能とするために、第1ケース453は、図5に示すように、第1モーターケース454、第2モーターケース455及びステーターホルダー456を備える。
第1モーターケース454及び第2モーターケース455は、略円筒状に形成されている。各モーターケース454,455は、内部に配置された第1ローター部451を、回転軸Rx1を中心に回転可能に支持する。第1モーターケース454は、ハウジング41において-X方向を向く面に固定される。第2モーターケース455は、ステーターホルダー456に連結される。
ステーターホルダー456は、第1モーターケース454と第2モーターケース455との間に配置されて、第1ステーター部452が有する複数のコイルCLを収容する。すなわち、ステーターホルダー456は、複数のコイルCLの固定子として機能する。
ステーターホルダー456は、各モーターケース454,455によって支持される第1ローター部451に対して回転軸Rx1を中心に回転可能である。ステーターホルダー456は、第1調整機構457を有する。
[第1調整機構の構成]
図6は、-X方向から見た第1モーター45を示す側面図である。
第1調整機構457は、回転軸Rx1を中心とするステーターホルダー456の角度を調整可能とする部分である。換言すると、第1調整機構457は、回転軸Rx1を中心とし、第1ローター部451に対する第1ステーター部452の角度を調整可能な部分である。すなわち、第1モーター45は、回転軸Rx1を中心とし、第1ローター部451に対する第1ステーター部452の角度を調整可能な第1調整機構457を有する。
第1調整機構457は、回転軸Rx1を挟んで2つ設けられている。各第1調整機構457は、回転軸Rx1を中心とする円弧形状に形成された長孔4571を有する。長孔4571には、固定部材458が挿通する。本実施形態では、固定部材458はねじであり、固定部材458は、長孔4571を挿通した後、第1調整機構457に応じて第1モーターケース454に設けられたねじ孔である固定部4541に、ワッシャー(図示省略)を介して固定される。これにより、ステーターホルダー456が、第1モーターケース454に固定され、ひいては、ハウジング41に固定される。
回転軸Rx1を中心とする径方向の長孔4571の寸法は、ねじである固定部材458の頭部の外径よりも小さいが、周方向D1に沿う長孔4571の寸法は、固定部材458の軸部よりも大きい。これにより、ステーターホルダー456を周方向D1に沿って回転させることができ、ひいては、第1ローター部451に対する第1ステーター部452の角度を調整できる。このような第1調整機構457によって、励磁されたコイルCLと回転軸とを結ぶ仮想線と、第1磁石MGS及び第2磁石MGNのうち励磁されたコイルCLと引き合う磁石MGと回転軸とを結ぶ仮想線との交差角が、第1モーター45と第2モーター47とで同じとなるように、第1ステーター部452の角度を調節できる。これにより、第1相コイルCLU、第2相コイルCLV及び第3相コイルCLWのうちの1つのコイルCLと回転軸とを結ぶ第1仮想線と、第1磁石MGS及び第2磁石MGNのうちの1つの磁石MGと回転軸とを結ぶ第2仮想線との交差角は、第1モーター45と第2モーター47とで同じとなる。
この状態にて、固定部材458が固定部4541に固定されることによって、第1ローター部451に対する角度が調節された第1ステーター部452が固定される。すなわち、第1モーター45、ひいては、容積型機械4は、第1調整機構457にて角度が調整された第1ステーター部452を固定する固定部材458を備える。
なお、手順ST4を実施するために、ローター部に対してステーター部が回転可能なモーターは、第1モーター45及び第2モーター47のうちの一方のモーターだけでもよい。上記例では、ローター部に対して回転可能なステーター部は、第1ステーター部452のみでもよい。
一方、本実施形態に係る容積型機械4では、図2に示すように、第2ケース473は、第1ケース453と同様に、第1モーターケース474、第2モーターケース475及びステーターホルダー476を備える。更に、第2ケース473は、第1調整機構457と同様の第2調整機構(図示省略)を備える。すなわち、第2モーター47は、回転軸Rx2を中心とし、第2ローター部471に対する第2ステーター部472の角度を調整可能な第2調整機構を備える。これにより、各モーター45,47の回転位相の調整可能範囲を広げることができる。この他、第1モーター45と第2モーター47とを同じ構成のモーターとすることができるので、互いに構成が異なる2つのモーターが採用される場合に比べて、コストを下げることができる。
[容積型機械の他の構成]
図7は、容積型機械4の他の構成を示すブロック図である。
容積型機械4は、図7に示すように、1つの駆動回路48を更に備える。
1つの駆動回路48は、第1モーター45及び第2モーター47のそれぞれを制御する。具体的に、駆動回路48は、第1モーター45及び第2モーター47と電気的に接続され、第1モーター45及び第2モーター47のそれぞれに同じ駆動信号を出力する。すなわち、駆動回路48は、第1モーター45及び第2モーター47を直列配置された1つのモーターとして駆動させる。換言すると、駆動回路48は、同じ回転位相を有する1つのモーターとして、第1モーター45及び第2モーター47のそれぞれを駆動させることができる。
[実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る電子機器1は、以下の効果を奏する。
電子機器1は、冷却装置2を備える。
冷却装置2は、気相の作動流体を圧縮する圧縮機3と、凝縮部21と、膨張部22と、蒸発部23と、を備える。凝縮部21は、圧縮機3によって圧縮された気相の作動流体を液相の作動流体に凝縮する。膨張部22は、凝縮部21によって凝縮された液相の作動流体を減圧して、作動流体の状態を、液相及び気相が混相した状態に変化させる。蒸発部23は、冷却対象CTと熱伝達可能に接続されている。蒸発部23は、膨張部22から流通する作動流体を、冷却対象CTから伝達された熱によって気相の作動流体に変化させ、変化された気相の作動流体を圧縮機3へ排出する。
圧縮機3は、容積型機械4を備える。容積型機械4の第1ピストン部422は、第1圧力室S2に流入した気体を圧縮し、第2ピストン部423は、第2圧力室S4に流入した気体を圧縮する。
容積型機械4は、ハウジング41、スライド部材42、連結部材43、第1回転部材44、第1モーター45、第2回転部材46及び第2モーター47を備える。
ハウジング41は、第1圧力室S2が内部に設けられた筒状の第1案内部412、及び、第2圧力室S4が内部に設けられた筒状の第2案内部414を有する。
スライド部材42は、第1案内部412内に配置された第1ピストン部422と、第2案内部414内に配置された第2ピストン部423と、を有し、+Y方向に沿ってスライドする。+Y方向は、第1方向に相当する。
連結部材43は、スライド部材42に連結され、+Y方向に交差する+X方向に延びる。+X方向は、第2方向に相当する。
第1回転部材44は、連結部材43の第1端部431に接続され、+X方向に沿う回転軸Rx1を中心に回転する。第1端部431は、連結部材43の一端に相当し、回転軸Rx1は、第1回転軸に相当する。
第2回転部材46は、連結部材43の第2端部432に接続され、+X方向に沿う回転軸Rx2を中心に、第1回転部材44の回転方向とは反対方向に回転する。第2端部432は、連結部材43の他端に相当し、回転軸Rx2は、第2回転軸に相当する。
第1モーター45は、第1ローター部451及び第1ステーター部452を有する。第1ローター部451は、第1回転部材44と連結され、回転軸Rx1を中心に回転する。第1ステーター部452は、回転軸Rx1に沿って見て第1ローター部451の外側に配置される。
第2モーター47は、第2ローター部471及び第2ステーター部472を有する。第2ローター部471は、第2回転部材46と連結され、回転軸Rx2を中心に回転する。第2ステーター部472は、回転軸Rx2に沿って見て第2ローター部471の外側に配置される。
第1モーター45は、回転軸Rx1を中心とし、第1ローター部451に対する第1ステーター部452の角度を調整可能な第1調整機構457を有する。第2モーター47も同様である。
このような構成によれば、第1調整機構457を用いて、第1モーター45が有する第1ステーター部452の角度を調整することによって、第1モーター45における第1ローター部451に対する第1ステーター部452の角度位相と、第2モーター47における第2ローター部471に対する第2ステーター部472の角度位相とを揃えることができる。このため、同一の回転特性を有するモーターとして、第1モーター45及び第2モーター47を互いに反対方向に回転させることができる。これにより、第1モーター45及び第2モーター47のうち、一方のモーターが駆動されて発生する振動を、他方のモーターが駆動されて発生する振動によって相殺しやすくすることができる。従って、容積型機械4の駆動時に発生する振動を低減できる。そして、これにより、動作時の振動を低減可能な圧縮機3、冷却装置2及び電子機器1を構成できる。この他、各モーター45,47の回転位相が揃うことによって、各モーター45,47の効率を高めることができる。
容積型機械4は、第1モーター45及び第2モーター47のそれぞれを制御する1つの駆動回路48を更に備える。
このような構成によれば、容積型機械4が1つの駆動回路48を備える場合でも、容積型機械4にて発生する振動が低減されるように、第1モーター45及び第2モーター47を駆動させることができる。従って、第1モーター45及び第2モーター47のそれぞれに対応して駆動回路が設けられる場合に比べて、容積型機械4の構成を簡略化できる。
容積型機械4では、第1モーター45は、第1調整機構457にて角度が調整された第1ステーター部452を固定する固定部材458を備える。第2モーター47も同様である。
このような構成によれば、角度が調整されたステーター部452,472が不意に回転することを抑制できる。
容積型機械4において、固定部材458は、ねじである。第1調整機構457は、回転軸Rx1を中心とした円弧状を有し、固定部材458が挿入される長孔4571を有する。第2モーター47の第2調整機構も同様である。
このような構成によれば、ねじである固定部材458が長孔4571に挿入された状態にて仮止めされた後でも、回転軸Rx1を中心に第1ステーター部452を回転させることができる。第2ステーター部472も同様である。従って、各ステーター部452,472の角度を調整する操作を実施しやすくすることができる。
容積型機械4では、第2モーター47は、回転軸Rx2を中心とし、第2ローター部471に対する第2ステーター部472の角度を調整可能な第2調整機構を有する。
このような構成によれば、第1モーター45及び第2モーター47のそれぞれにて、ローター部に対するステーター部の角度を調整できる。これにより、各モーター45,47の角度位相をより詳細に調整できる。従って、調整自由度を拡大でき、容積型機械4の駆動時に発生する振動を一層低減できる。
なお、容積型機械4では、第1ローター部451は、シャフト4511、第1磁石MGS及び第2磁石MGNを有する。シャフト4511は、回転軸Rx1を中心に回転可能である。第1磁石MGS及び第2磁石MGNは、シャフト4511において回転軸Rx1を挟んで互いに反対側となる位置に配置される。第1磁石MGS及び第2磁石MGNは、外側を向く面の磁極が互いに異なる。第1ステーター部452は、回転軸Rx1を中心とする周方向D1に沿って互いに等間隔に配置される第1相コイルCLU、第2相コイルCLV及び第3相コイルCLWを有する。第1相コイルCLUと回転軸とを結ぶ第1仮想線と、第1磁石MGS及び第2磁石MGNのうちの1つ磁石と回転軸とを結ぶ第2仮想線との交差角は、第1モーター45と第2モーター47とで同じである。
このような構成によれば、第1モーター45における第1ステーター部452の角度位相と、第2モーター47における第2ステーター部472の角度位相とを揃えることができる。従って、各モーター45,47にて発生した振動を互いに相殺でき、容積型機械4の駆動時に発生する振動を低減できる。
[実施形態の変形]
本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形及び改良等は、本開示に含まれるものである。
上記実施形態では、容積型機械4は、第1モーター45及び第2モーター47のそれぞれを制御する1つの駆動回路48を備えるとした。しかしながら、これに限らず、容積型機械4は、第1モーター45を制御する第1駆動回路と、第2モーター47を制御する第2駆動回路と、を備え、第1駆動回路及び第2駆動回路が第1モーター45及び第2モーター47を同期させて駆動させる構成としてもよい。
上記実施形態では、第1モーター45は、第1調整機構457を備え、第2モーター47は、第1調整機構457と同様の第2調整機構を備えるとした。しかしながら、これに限らず、第1モーター45及び第2モーター47のうち、一方のモーターが調整機構を備え、他方のモーターは、調整機構を備えていなくてもよい。
上記実施形態では、第1モーター45は、第1調整機構457にて角度が調整された第1ステーター部452を固定する固定部材458を備えるとした。すなわち、容積型機械4は、調整された第1ステーター部452を固定する固定部材458を備えるとした。しかしながら、これに限らず、第1調整機構457によって調整後の第1ステーター部452の角度を維持できれば、固定部材458は無くてもよい。また、固定部材458は、ねじであるとしたが、第1ステーター部452をハウジング41又は第1モーターケース454に固定できれば、他の構成を備えるものであってもよい。
上記実施形態では、第1モーター45が備える第1調整機構457は、回転軸Rx1を中心とした円弧状を有し、固定部材458が挿入される長孔4571を有するとした。しかしながら、これに限らず、第1調整機構457は、回転軸Rx1を中心に第1ステーター部452を第1ローター部451に対して相対的に回転させることができれば、他の構成を備えていてもよい。例えば、第1調整機構457は、長孔4571に代えて、ねじである固定部材458の軸部の外径よりも大きな内径を有する孔部(clearance hole)であってもよい。
上記実施形態では、固定部材458は、ハウジング41に固定される第1モーターケース454の固定部4541に取り付けられ、第1調整機構457は、固定部材458の軸部が挿通する長孔4571を有するとした。しかしながら、これに限らず、ハウジング41又は第1モーターケース454は、固定部材458に代えて、長孔4571に挿入される軸部を備えていてもよい。この場合、固定部材458は、長孔4571に挿入された軸部に締結されてもよく、ハウジング41及び第1モーター45の他の部分に取り付けられてもよい。第2調整機構においても同様である。
上記実施形態では、第1調整機構457は、固定部4541に固定される固定部材458が挿通する長孔4571を有するとした。しかしながら、これに限らず、第1調整機構457がハウジング41又は第1モーターケース454に向かって突出する軸部を備え、軸部が挿入される孔部、凹部又は溝部を、ハウジング41又は第1モーターケース454が備えていてもよい。この場合、固定部材458は、ステーターホルダー456をハウジング41又は第1モーターケース454に固定できれば、どこに取り付けられてもよい。第2調整機構においても同様である。
上記実施形態では、第1モーター45及び第2モーター47のそれぞれは、6極三相9スロットのモーターであるとした。すなわち、第1モーター45は、第1磁石MGS及び第2磁石MGNの組を3組有する第1ローター部451と、第1相コイルCLU、第2相コイルCLV及び第3相コイルCLWの組を3組有する第1ステーター部452と、を備えるとした。第2モーター47は、第1ローター部451と同様の第2ローター部471と、第1ステーター部452と同様の第2ステーター部472と、を有するとした。しかしながら、これに限らず、第1ローター部は、回転軸Rx1を挟んで互いに反対側となるシャフト4511の位置に設けられる第1磁石MGS及び第2磁石MGNの組を少なくとも1組備えていればよい。また、第1ステーター部は、回転軸を中心とする周方向に沿って互いに等間隔に配置される第1相コイルCLU、第2相コイルCLV及び第3相コイルCLWの組を少なくとも1組備えていればよい。第2ローター部及び第2ステーター部も同様である。
更に、第1ステーター部は、回転軸Rx1を中心とする周方向に沿って互いに等間隔に配置される第1相コイル及び第2相コイルの組を少なくとも1組備えるものであってもよい。第2ステーター部も同様である。すなわち、容積型機械に用いられるモーターは、二相モーターであってもよい。
上記実施形態では、第1ステーター部452を構成する複数のコイルCLが設けられるステーターホルダー456は、回転軸Rx1を中心に回転可能に第1ローター部451を支持する第1モーターケース454に対して回転軸Rx1を中心に回転可能であり、固定部材458によって、ハウジング41に固定された第1モーターケース454に固定されるとした。しかしながら、これに限らず、第1ステーター部452は、ハウジング41に直接固定されてもよい。また、第1ステーター部452は、第1モーターケース454と一体化されていてもよい。すなわち、第1モーター45は、第1モーターケース454、第2モーターケース455及びステーターホルダー456が一体化された第1ケース453を備えていてもよい。第2モーター47も同様である。
上記実施形態では、スライド部材42は、ロッド421における+Y方向の端部に設けられた第1ピストン部422と、ロッド421における-Y方向の端部に設けられた第2ピストン部423と、を備えるとした。しかしながら、これに限らず、スライド部材42は、1つのピストン部を備える構成としてもよい。例えば、スライド部材42が、第2ピストン部423を備えない場合には、容積型機械は、第2案内部414、第2圧力室S4及び第2作動室S5を備えなくてもよい。
上記実施形態では、第1回転軸である回転軸Rx1の延長線と、第2回転軸である回転軸Rx2の延長線とは、一致するとした。すなわち、回転軸Rx1,Rx2は、一致する回転軸であるとした。しかしながら、これに限らず、回転軸Rx1と回転軸Rx2とは、各回転部材44,46が連結する連結部材43が+Y方向に沿って移動可能であれば、必ずしも一致しなくてもよい。
上記実施形態では、容積型機械4は、圧縮機3を構成するとした。しかしながら、発電機を構成する容積型機械に、本開示を適用してもよい。すなわち、本開示の容積型機械は、気体を圧縮する圧縮機を構成するものに限定されない。
上記実施形態では、圧縮機3は、液相と気相との間で相変化する作動流体を圧縮するものとした。しかしながら、本開示の圧縮機が圧縮する気体は、冷媒としての作動流体に限らない。また、圧縮機3は、冷却装置2を構成するものとした。しかしながら、これに限らず、本開示の圧縮機は、他の装置を構成するものとしてもよく、単体で利用してもよい。
[本開示のまとめ]
以下、本開示のまとめを付記する。
[1]本開示の第1態様に係る容積型機械は、圧力室が内部に設けられた筒状の案内部を有するハウジングと、前記案内部内に配置されたピストン部を有し、第1方向に沿ってスライドするスライド部材と、前記スライド部材に連結され、前記第1方向に交差する第2方向に延びる連結部材と、前記連結部材の一端に接続され、前記第2方向に沿う第1回転軸を中心に回転する第1回転部材と、前記連結部材の他端に接続され、前記第2方向に沿う第2回転軸を中心に、前記第1回転部材の回転方向とは反対方向に回転する第2回転部材と、前記第1回転部材と連結され前記第1回転軸を中心に回転する第1ローター部、及び、前記第1回転軸に沿って見て前記第1ローター部の外側に配置される第1ステーター部を有する第1モーターと、前記第2回転部材と連結され前記第2回転軸を中心に回転する第2ローター部、及び、前記第2回転軸に沿って見て前記第2ローター部の外側に配置される第2ステーター部を有する第2モーターと、を備え、前記第1モーターは、前記第1回転軸を中心とし、前記第1ローター部に対する前記第1ステーター部の角度を調整可能な第1調整機構を有する。
このような構成によれば、第1調整機構を用いて、第1モーターが有する第1ステーター部の角度を調整することによって、第1モーターにおける第1ローター部に対する第1ステーター部の角度位相と、第2モーターにおける第2ローター部に対する第2ステーター部の角度位相とを揃えることができる。このため、同一の回転特性を有するモーターとして、第1モーター及び第2モーターを互いに反対方向に回転させることができる。これにより、第1モーター及び第2モーターのうち、一方のモーターが駆動されて発生する振動を、他方のモーターが駆動されて発生する振動によって相殺しやすくすることができる。従って、容積型機械の駆動時に発生する振動を低減できる。この他、各モーターの回転位相が揃うことによって、各モーターの効率を高めることができる。
[2][1]に記載の容積型機械において、前記第1モーター及び前記第2モーターのそれぞれを制御する1つの駆動回路を更に備えていてもよい。
このような構成によれば、容積型機械が1つの駆動回路を備える場合でも、容積型機械にて発生する振動が低減されるように、第1モーター及び第2モーターを駆動させることができる。従って、第1モーター及び第2モーターのそれぞれに対応して駆動回路が設けられる場合に比べて、容積型機械の構成を簡略化できる。
[3][1]又は[2]に記載の容積型機械において、前記第1調整機構にて前記角度が調整された前記第1ステーター部を固定する固定部材を備えていてもよい。
このような構成によれば、上記角度が調整されたステーター部が不意に変位することを抑制できる。
[4][3]に記載の容積型機械において、前記固定部材は、ねじであり、前記第1調整機構は、前記第1回転軸を中心とした円弧形状を有し前記固定部材が挿入される長孔を有していてもよい。
このような構成によれば、ねじである固定部材が長孔に挿入された状態にて仮止めされた後でも、回転軸を中心にステーター部を回転させることができる。従って、ステーター部の角度を調整する操作を実施しやすくすることができる。
[5][1]から[4]のいずれか1つに記載の容積型機械において、前記第2モーターは、前記第2回転軸を中心とし、前記第2ローター部に対する前記第2ステーター部の角度を調整可能な第2調整機構を有していてもよい。
このような構成によれば、第1モーター及び第2モーターのそれぞれにて、ローター部に対するステーター部の角度を調整できるので、各モーターの角度位相をより詳細に調整できる。従って、調整自由度を拡大でき、容積型機械の駆動時に発生する振動を一層低減できる。
なお、[1]から[5]のいずれか1つに記載の容積型機械において、前記ローター部は、前記回転軸を中心に回転可能なシャフトと、前記シャフトにおいて前記回転軸を挟んで互いに反対側となる位置に配置され、外側を向く面の磁極が互いに異なる第1磁石及び第2磁石と、を有し、前記ステーター部は、前記回転軸を中心とする周方向に沿って互いに等間隔に配置される第1相コイル、第2相コイル及び第3相コイルを有し、第1相コイルと前記回転軸とを結ぶ第1仮想線と、前記第1磁石及び前記第2磁石のうちの1つ磁石と前記回転軸とを結ぶ第2仮想線との交差角は、前記第1モーターと前記第2モーターとで同じであってもよい。
このような構成によれば、第1モーターにおける第1仮想線及び第2仮想線の交差角と、第2モーターにおける第1仮想線及び第2仮想線の交差角とが同じであることによって、第1モーターにおけるステーター部の角度位相と、第2モーターにおけるステーター部の角度位相とを揃えることができる。従って、各モーターにて発生した振動を互いに相殺でき、容積型機械の駆動時に発生する振動を低減できる。
[6]本開示の第2態様に係る圧縮機は、[1]から[5]のいずれか1つに記載の容積型機械を備え、前記ピストン部は、前記圧力室に流入した気体を圧縮する。
このような構成によれば、上記第1態様に係る容積型機械と同様の効果を奏することができるので、気体圧縮時の振動を低減可能な圧縮機を構成できる。
[7]本開示の第3態様に係る冷却装置は、気相の作動流体を圧縮する、[6]に記載の圧縮機と、前記圧縮機によって圧縮された気相の前記作動流体を液相の前記作動流体に凝縮する凝縮部と、前記凝縮部によって凝縮された液相の前記作動流体を減圧して、前記作動流体の状態を、液相及び気相が混相した状態に変化させる膨張部と、冷却対象と熱伝達可能に接続され、前記膨張部から流通する前記作動流体を、前記冷却対象から伝達された熱によって気相の前記作動流体に変化させ、変化された気相の前記作動流体を前記圧縮機へ排出する蒸発部と、を備える。
このような構成によれば、上記第2態様に係る圧縮機と同様の効果を奏することができ、動作時の振動を低減可能な冷却装置を構成できる。
[8]本開示の第4態様に係る電子機器は、[7]に記載の冷却装置を備える。
このような構成によれば、上記第3態様に係る冷却装置と同様の効果を奏することができ、動作時の振動を低減可能な電子機器を構成できる。
1…電子機器、2…冷却装置、21…凝縮部、22…膨張部、23…蒸発部、24…配管、25…冷却ファン、3…圧縮機、4…容積型機械、41…ハウジング、411…収容部、412…第1案内部、413…第1区画部、414…第2案内部、415…第2区画部、416…第1封止部材、417…第2封止部材、42…スライド部材、421…ロッド、422…第1ピストン部(ピストン部)、423…第2ピストン部(ピストン部)、43…連結部材、431…第1端部、432…第2端部、44…第1回転部材、45…第1モーター、451…第1ローター部、4511…シャフト、452…第1ステーター部、453…第1ケース、454…第1モーターケース、455…第2モーターケース、456…ステーターホルダー、457…第1調整機構、4571…長孔、458…固定部材、46…第2回転部材、47…第2モーター、471…第2ローター部、4711…シャフト、472…第2ステーター部、473…第2ケース、474…第1モーターケース、475…第2モーターケース、476…ステーターホルダー、48…駆動回路、CLU…第1相コイル、CLV…第2相コイル、CLW…第3相コイル、MGN…第2磁石、MGS…第1磁石。

Claims (8)

  1. 圧力室が内部に設けられた筒状の案内部を有するハウジングと、
    前記案内部内に配置されたピストン部を有し、第1方向に沿ってスライドするスライド部材と、
    前記スライド部材に連結され、前記第1方向に交差する第2方向に延びる連結部材と、
    前記連結部材の一端に接続され、前記第2方向に沿う第1回転軸を中心に回転する第1回転部材と、
    前記連結部材の他端に接続され、前記第2方向に沿う第2回転軸を中心に、前記第1回転部材の回転方向とは反対方向に回転する第2回転部材と、
    前記第1回転部材と連結され前記第1回転軸を中心に回転する第1ローター部、及び、前記第1回転軸に沿って見て前記第1ローター部の外側に配置される第1ステーター部を有する第1モーターと、
    前記第2回転部材と連結され前記第2回転軸を中心に回転する第2ローター部、及び、前記第2回転軸に沿って見て前記第2ローター部の外側に配置される第2ステーター部を有する第2モーターと、を備え、
    前記第1モーターは、前記第1回転軸を中心とし、前記第1ローター部に対する前記第1ステーター部の角度を調整可能な第1調整機構を有する、ことを特徴とする容積型機械。
  2. 請求項1に記載の容積型機械において、
    前記第1モーター及び前記第2モーターのそれぞれを制御する1つの駆動回路を更に備える、ことを特徴とする容積型機械。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の容積型機械において、
    前記第1調整機構にて前記角度が調整された前記第1ステーター部を固定する固定部材を備える、ことを特徴とする容積型機械。
  4. 請求項3に記載の容積型機械において、
    前記固定部材は、ねじであり、
    前記第1調整機構は、前記第1回転軸を中心とした円弧形状を有し前記固定部材が挿入される長孔を有する、ことを特徴とする容積型機械。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の容積型機械において、
    前記第2モーターは、前記第2回転軸を中心とし、前記第2ローター部に対する前記第2ステーター部の角度を調整可能な第2調整機構を有する、ことを特徴とする容積型機械。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の容積型機械を備え、
    前記ピストン部は、前記圧力室に流入した気体を圧縮する、ことを特徴とする圧縮機。
  7. 気相の作動流体を圧縮する、請求項6に記載の圧縮機と、
    前記圧縮機によって圧縮された気相の前記作動流体を液相の前記作動流体に凝縮する凝縮部と、
    前記凝縮部によって凝縮された液相の前記作動流体を減圧して、前記作動流体の状態を、液相及び気相が混相した状態に変化させる膨張部と、
    冷却対象と熱伝達可能に接続され、前記膨張部から流通する前記作動流体を、前記冷却対象から伝達された熱によって気相の前記作動流体に変化させ、変化された気相の前記作動流体を前記圧縮機へ排出する蒸発部と、を備える、ことを特徴とする冷却装置。
  8. 請求項7に記載の冷却装置を備えることを特徴とする電子機器。
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