JP2023145981A - 床構造及び床構造の施工方法 - Google Patents

床構造及び床構造の施工方法 Download PDF

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栄持朗 表
Eijiro Omote
義弘 中野
Yoshihiro Nakano
友貴 和田
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Abstract

【課題】被覆材に係る各種不具合の発生をより確実に防止することができる床構造及びその施工方法を提供する。【解決手段】床構造11は、所定の床型枠121に形成される枠孔121bに対応して設置された筒状部材123を有するとともに、床型枠121上における筒状部材123の外に所定の床材122が打設されてなる床基部12と、床型枠121の下面に吹付けられる被覆材13とを備える。このような床構造11において、筒状をなすとともに、外側に向けて突出する係止部15aが上部に形成され、係止部15aが床型枠121に係止されることにより筒状部材123と直列的に設けられ、かつ、少なくとも下部が被覆材13よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブ15が設けられる。そして、被覆材13は、床型枠121の下面における継ぎ足しスリーブ15の外に吹付けられている。【選択図】 図1

Description

本発明は、床型枠にコンクリートなどが打設されるとともに、配管などが上下に貫通した状態で設けられる床構造、及び、床構造の施工方法に関する。
従来、床構造として、所定の床型枠〔例えば、フラットデッキやフェローデッキ(登録商標)など、主に比較的薄肉の鉄板からなるデッキプレート〕に、配筋後、コンクリートやモルタルなどの床材が打設されるとともに、配管などが上下に貫通した状態で設けられてなるものが知られている。また、所定の床型枠の上に配筋してコンクリートを打設した床の場合、認定条件に適合しているなら耐火指定を受けているが、認定条件に合っていない場合は、吹付耐火材による耐火構造認定を受けることとなる。このように床型枠の下面など、構造体の表面には、耐火被覆材などの被覆材を設けることがある。また、耐火性能付与の場合に限らず、床の上下どちらかの室の断熱性能の向上のため、床型枠の下面など、構造体の表面に断熱材であるウレタン材などの被覆材を設けることもある(例えば、特許文献1等参照)。
従来、上記のような被覆材や配管を有する床構造は、例えば、次のようにして施工されている。まず、図20に示すように、(1)床型枠100上に筒状部材101(一般に「スリーブ」と言われる)を設置した上で、床型枠100上における筒状部材101の外に、図示しない鉄筋を配筋した後、床材102を打設する。次いで、図21に示すように、(2)筒状部材101内の床型枠100を切断し除去して、床型枠100に配管を挿通するための枠孔100aを貫通形成する。
次に、図22に示すように、(3)吹き付けにより、床型枠100の下面に断熱材や耐火被覆材などの被覆材103を設ける。その後、図23に示すように、(4)枠孔100aの近傍などに位置し、配管を配置する上で邪魔となる余分な被覆材103を除去する。
次いで、図24に示すように、(5)被覆材103を通過するようにして、筒状部材101内及び枠孔100aに配管104を挿通する。その後、図25のように、(6)配管104の外周面から被覆材103の表面にかけてシート状の封止部材105を貼付することで、配管104と被覆材103との間の隙間を塞ぐ。そして最後に、(7)筒状部材101と配管104との間に、所定の充填材106(例えばモルタル等)を充填することにより、床構造の施工が完了する。
尚、床型枠が、予め配筋のなされたデッキプレートであるフェローデッキ(登録商標)である場合などには、筒状部材を用いることなく、上記(1)及び(2)の工程に代えて、床型枠上に床材を打設した上で、これら床材等のコア抜きを行うことによって床型枠及び床材を貫通する貫通孔を形成することがある。この場合においても、貫通孔の形成後には、上記(3)~(7)と同様の工程が行われることで、床構造の施工が完了する。
特許第6987200号公報
ところで、床構造の施工は建築工事側と設備工事側とで分担して行われ、設備工事側における枠孔の貫通形成後、被覆材の吹き付けは建築工事側で、被覆材における枠孔箇所の余分な部分の除去は設備工事側で、それぞれ行われるのが一般的である。ここで、設備工事側にて被覆材における枠孔箇所の余分な部分を除去する際に、被覆材が過度に剥がれたり欠けたりすると、結果的に、建築工事側における被覆材の補修作業が必要となるおそれがある。従って、建築工事側と設備工事側とで工事の手離れが良くなく、工期の遅れを招くおそれがある。
また、被覆材の除去や補修のための工事を行うことで、除去部分や補修部分の存在による見栄えの低下が生じるおそれがある。さらに、被覆材の除去や補修に伴い、例えば隙間の発生による被覆材厚みの不足などが生じることで、被覆材を設けることによる所期の機能(耐火性能や保温性能など)が十分に発揮されなくなって、床構造の品質低下が生じる可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被覆材に係る上記不具合の発生をより確実に防止することができる床構造及びその施工方法を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.所定の床型枠に形成される枠孔に対応して前記床型枠上に設置された筒状部材を有するとともに、前記床型枠上における前記筒状部材の外に所定の床材が打設されてなる床基部と、
前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材とを備える床構造であって、
前記枠孔は、前記筒状部材の設置された床型枠を前記筒状部材の内側で無端状に切断して形成されるとともに、前記筒状部材の内径よりも小径とされ、
筒状をなすとともに、外側に向けて突出する係止部が上部に形成され、当該係止部が前記床型枠における前記枠孔を形成する部位に係止されることにより前記筒状部材と直列的に設けられ、かつ、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを備え、
前記被覆材は、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に吹付けられていることを特徴とする床構造。
上記手段1によれば、床基部に筒状部材が設けられる床構造において、少なくとも下部が被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブが、筒状部材と直列的に設けられている。このような継ぎ足しスリーブを設けることで、被覆材を吹付ける際に、配管を挿通する上で邪魔となる余分な被覆材が付着することをより確実に防止でき、ひいては余分な被覆材を切り取って除去する作業が不要となる。これにより、被覆材の除去に伴い、被覆材が過度に剥がれたり欠けたりすることがなくなるから、建築工事側における被覆材の補修作業が不要となる。その結果、建築工事側と設備工事側とで工事の手離れが良くなり、工期の圧縮を図ることができる。
また、被覆材における除去部分や補修部分の存在による見栄えの低下をより確実に防ぐことができ、良好な外観品質を得ることができる。さらに、被覆材の除去や補修が不要となることで、被覆材を設けることによる所期の機能をより確実に発揮させることが可能となり、床構造の品質向上を図ることができる。
手段2.所定の床型枠に形成される枠孔に対応して前記床型枠上に仮に設置された可燃性の筒状部材により縦方向の型枠を構成した後に、前記床型枠上における前記筒状部材の外に所定の床材が打設されてなる床基部と、
前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材とを備える床構造であって、
前記筒状部材は、前記床材が打設された後に除去されるものであり、
前記枠孔は、前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位の内側で前記床型枠を無端状に切断して形成されるとともに、前記筒状部材の内径よりも小径とされ、
筒状をなすとともに、外側に向けて突出する係止部が上部に形成され、当該係止部が前記床型枠における前記枠孔を形成する部位に係止されることにより前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位と直列的に設けられ、かつ、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを備え、
前記被覆材は、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に吹付けられていることを特徴とする床構造。
尚、「前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位」とあるのは、換言すれば、床基部のうち、筒状部材の除去後に残る空間を形成する(当該空間に面する)部位ということができる。
上記手段2によれば、床基部に筒状部材が仮に設けられた後に床材が打設され、筒状部材を除去した後に残る空間の内側に形成される枠孔を有する床構造において、少なくとも下部が被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブが、床基部における筒状部材の除去箇所に対応する部位と直列的に設けられている。この床構造では、縦方向の型枠となる筒状部材が、紙製ボイドや可燃性のボイド板箱などであり、床材打設後に筒状部材を除去することを想定している。このような継ぎ足しスリーブを設けることで、手段1と同様な作用効果が奏されることとなる。
手段3.前記枠孔を通り、前記床基部及び前記被覆材を上下に貫通した状態で設けられる配管と、
少なくとも前記床基部における前記筒状部材に対応する部位と前記配管との間に充填される充填材と、
少なくとも前記配管の外周面に貼付され、前記充填材の下方への漏れ出しを防止するための封止部材とを備え、
前記封止部材は、前記配管のうち前記継ぎ足しスリーブ内を通って前記継ぎ足しスリーブよりも下方に突出した部位の外周面から、前記継ぎ足しスリーブのうち前記被覆材よりも下方に突出した部位の外周面にかけて貼付されていることを特徴とする手段1又は2に記載の床構造。
尚、「前記床基部における前記筒状部材に対応する部位」は、上記手段1(上記手段1に従属する場合)においては「筒状部材」をいい、上記手段2(上記手段2に従属する場合)においては「床基部における筒状部材の除去箇所に対応する部位」をいう。
従来、充填材の下方への漏れ出しを防止するための封止部材は、配管の外周面から被覆材の表面にかけて貼付されている。しかしながら、被覆材の表面には、細かな凹凸が多数存在している。そのため、封止部材の剥がれが生じやすく、また、封止部材の貼付状態に係る見栄えの低下を招きやすい。
これに対し、例えば、床型枠の下面に封止部材を貼付する構成とすることが考えられるが、この場合には、床型枠のうち封止部材の被貼付面となる部位を被覆材で覆わない構成としなければならない。しかし、このように構成すれば、被覆材を設けることによる所期の機能(耐火性能など)が十分に発揮されなくなるおそれがある。
この点、上記手段3によれば、封止部材は、被覆材の表面ではなく、継ぎ足しスリーブのうち被覆材よりも下方に突出した部位の外周面に貼付されている。従って、被覆材の表面を貼付対象とする場合と比べて、封止部材をより剥がれにくくすることができ、また、封止部材の貼付状態に係る見栄えの向上を図ることができる。
さらに、封止部材の貼付のために(封止部材の被貼付面を確保するために)、床型枠の一部を被覆材で覆わない構成とする必要はない。これにより、被覆材を設けることによる所期の機能を一層確実に発揮させることができる。
手段4.所定の床型枠上に所定の床材が打設されてなり、前記床型枠及び前記床材を貫通する貫通孔が形成された床基部と、
前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材とを備えた床構造であって、
筒状をなすとともに、軸方向又は軸に対し斜め方向に延びるスリットが上部に複数形成されるとともに当該スリット間に位置する部位が外側に曲げられることで複数の支持部が上部に形成され、前記床基部における前記貫通孔を形成する部位である貫通孔形成部に対し前記複数の支持部が圧接しつつ、所定のコーキング材によって前記貫通孔形成部に固定されることにより前記貫通孔形成部と直列的に設けられ、かつ、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを備え、
前記被覆材は、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に吹付けられていることを特徴とする床構造。
上記手段4によれば、コア抜き等により床基部に貫通孔が形成される床構造において、上記手段1と同様の作用効果が奏される。
また、上記手段4によれば、継ぎ足しスリーブは、スリットの形成や外側への曲げ加工といった比較的簡単な手法で形成された複数の支持部を有しており、この複数の支持部を利用して、床基部の貫通孔形成部と直列的に設けられている。従って、継ぎ足しスリーブの製作に係る手間やコストの増大を効果的に抑制することができる。
手段5.前記貫通孔を通り、前記床基部及び前記被覆材を上下に貫通した状態で設けられる配管と、
少なくとも前記貫通孔形成部と前記配管との間に充填される充填材と、
少なくとも前記配管の外周面に貼付され、前記充填材の下方への漏れ出しを防止するための封止部材とを備え、
前記封止部材は、前記配管のうち前記継ぎ足しスリーブ内を通って前記継ぎ足しスリーブよりも下方に突出した部位の外周面から、前記継ぎ足しスリーブのうち前記被覆材よりも下方に突出した部位の外周面にかけて貼付されていることを特徴とする手段4に記載の床構造。
上記手段5によれば、上記手段3と同様の作用効果が奏される。
手段6.所定の床型枠に形成される枠孔に対応して前記床型枠上に設置された筒状部材を有するとともに、前記床型枠上における前記筒状部材の外に所定の床材が打設されてなる床基部と、
前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材と、
前記筒状部材内及び前記枠孔を通り、前記床基部及び前記被覆材を上下に貫通した状態で設けられる配管と、
少なくとも前記筒状部材と前記配管との間に充填される充填材と、
少なくとも前記配管の外周面に貼付され、前記充填材の下方への漏れ出しを防止するための封止部材とを備えた床構造の施工方法であって、
前記床型枠を前記筒状部材の内側で無端状に切断して、前記筒状部材の内径よりも小径の前記枠孔を形成する枠孔形成工程と、
筒状をなすとともに、外側に向けて突出する係止部が上部に形成され、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを、上方から前記枠孔に挿通するとともに、前記係止部を前記床型枠における前記枠孔を形成する部位に係止させて、前記継ぎ足しスリーブと前記筒状部材とを直列的に設ける継ぎ足しスリーブ設置工程と、
前記継ぎ足しスリーブ設置工程の後に、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に前記被覆材を吹付ける被覆材吹付工程と、
前記筒状部材内及び前記継ぎ足しスリーブ内に前記配管を挿通する配管挿通工程と、
前記配管挿通工程の後に、前記配管のうち前記継ぎ足しスリーブ内を通って前記継ぎ足しスリーブよりも下方に突出した部位の外周面から、前記継ぎ足しスリーブのうち前記被覆材よりも下方に突出した部位の外周面にかけて前記封止部材を貼付する貼付工程と、
前記貼付工程の後に、前記配管と、前記筒状部材及び前記継ぎ足しスリーブとの間に前記充填材を充填する充填工程とを含むことを特徴とする床構造の施工方法。
上記手段6によれば、上記手段1及び3による作用効果と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段7.所定の床型枠に形成される枠孔に対応して前記床型枠上に仮に設置された可燃性の筒状部材により縦方向の型枠を構成した後に、前記床型枠上における前記筒状部材の外に所定の床材が打設されてなる床基部と、
前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材と、
前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位内及び前記枠孔を通り、前記床基部及び前記被覆材を上下に貫通した状態で設けられる配管と、
少なくとも前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位と前記配管との間に充填される充填材と、
少なくとも前記配管の外周面に貼付され、前記充填材の下方への漏れ出しを防止するための封止部材とを備えた床構造の施工方法であって、
前記床材が打設された後に、前記筒状部材を除去する筒状部材除去工程と、
前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位の内側で前記床型枠を無端状に切断して、前記筒状部材の内径よりも小径の前記枠孔を形成する枠孔形成工程と、
筒状をなすとともに、外側に向けて突出する係止部が上部に形成され、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを、上方から前記枠孔に挿通するとともに、前記係止部を前記床型枠における前記枠孔を形成する部位に係止させて、前記継ぎ足しスリーブと前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位とを直列的に設ける継ぎ足しスリーブ設置工程と、
前記継ぎ足しスリーブ設置工程の後に、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に前記被覆材を吹付ける被覆材吹付工程と、
前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位内及び前記継ぎ足しスリーブ内に前記配管を挿通する配管挿通工程と、
前記配管挿通工程の後に、前記配管のうち前記継ぎ足しスリーブ内を通って前記継ぎ足しスリーブよりも下方に突出した部位の外周面から、前記継ぎ足しスリーブのうち前記被覆材よりも下方に突出した部位の外周面にかけて前記封止部材を貼付する貼付工程と、
前記貼付工程の後に、前記配管と、前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位及び前記継ぎ足しスリーブとの間に前記充填材を充填する充填工程とを含むことを特徴とする床構造の施工方法。
上記手段7によれば、上記手段2及び3による作用効果と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段8.所定の床型枠上に所定の床材が打設されてなり、前記床型枠及び前記床材を貫通する貫通孔が前記床材の打設後に開設して形成された床基部と、
前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材と、
前記貫通孔を通り、前記床基部及び前記被覆材を上下に貫通した状態で設けられる配管と、
少なくとも前記床基部における前記貫通孔を形成する部位である貫通孔形成部と前記配管との間に充填される充填材と、
少なくとも前記配管の外周面に貼付され、前記充填材の下方への漏れ出しを防止するための封止部材とを備えた床構造の施工方法であって、
筒状をなすとともに、軸方向又は軸に対し斜め方向に延びるスリットが上部に複数形成されるとともに当該スリット間に位置する部位が外側に曲げられることで複数の支持部が上部に形成され、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを、上方から前記貫通孔に挿通するとともに、前記貫通孔形成部に対し前記複数の支持部を圧接させつつ、所定のコーキング材によって前記貫通孔形成部に固定して、前記継ぎ足しスリーブと前記貫通孔形成部とを直列的に設ける継ぎ足しスリーブ設置工程と、
前記継ぎ足しスリーブ設置工程の後に、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に前記被覆材を吹付ける被覆材吹付工程と、
前記貫通孔及び前記継ぎ足しスリーブ内に前記配管を挿通する配管挿通工程と、
前記配管挿通工程の後に、前記配管のうち前記継ぎ足しスリーブ内を通って前記継ぎ足しスリーブよりも下方に突出した部位の外周面から、前記継ぎ足しスリーブのうち前記被覆材よりも下方に突出した部位の外周面にかけて前記封止部材を貼付する貼付工程と、
前記貼付工程の後に、前記配管と、前記貫通孔形成部及び前記継ぎ足しスリーブとの間に前記充填材を充填する充填工程とを含むことを特徴とする床構造の施工方法。
上記手段8によれば、上記手段4及び5による作用効果と同様の作用効果が奏されることとなる。
第1実施形態における床構造の一部破断正面模式図である。 配管等に貼付された封止部材の部分拡大斜視模式図である。 配管及び継ぎ足しスリーブ間に形成された隙間を示す部分拡大斜視模式図である。 使用前の封止部材を示す斜視模式図である。 第1実施形態における床構造の施工工程を示すフローチャートである。 第1実施形態において、枠孔形成部に対し係止部を係止した状態を示す一部破断正面模式図である。 第1実施形態において、床型枠の下面に被覆材を吹付けた状態を示す一部破断正面模式図である。 第1実施形態において、筒状部材内及び継ぎ足しスリーブ内に配管を挿通した状態を示す一部破断正面模式図である。 第1実施形態において、継ぎ足しスリーブから配管にかけて封止部材を貼付した状態を示す一部破断正面模式図である。 第2実施形態における床構造の一部破断正面模式図である。 第2実施形態において、継ぎ足しスリーブに形成されたスリットを示すための斜視模式図である。 第2実施形態における継ぎ足しスリーブを示す斜視模式図である。 第2実施形態における床構造の施工工程を示すフローチャートである。 第2実施形態において、貫通孔に対する継ぎ足しスリーブの挿通を示す一部破断斜視模式図である。 第2実施形態において、貫通孔に継ぎ足しスリーブが挿通された状態を示す一部破断正面模式図である。 第2実施形態において、コーキング材によって継ぎ足しスリーブを貫通孔形成部に固定した状態を示す一部破断正面模式図である。 第2実施形態において、床型枠の下面に被覆材を吹付けた状態を示す一部破断正面模式図である。 第2実施形態において、貫通孔及び継ぎ足しスリーブ内に配管を挿通した状態を示す一部破断正面模式図である。 第2実施形態において、継ぎ足しスリーブから配管にかけて封止部材を貼付した状態を示す一部破断正面模式図である。 従来技術において、床型枠に床材を打設した状態を示す一部破断斜視模式図である。 従来技術において、床型枠に枠孔を形成した状態を示す断面模式図である。 従来技術において、床型枠の下面に被覆材を吹付けた状態を示す断面模式図である。 従来技術において、余分な被覆材を除去した状態を示す断面模式図である。 従来技術において、筒状部材内などに配管を挿通した状態を示す一部破断正面模式図である。 従来技術において、配管から被覆材にかけて封止部材を貼付した状態を示す一部破断正面模式図である。 第1実施形態において、筒状部材が最終的に除去される床構造の一部破断正面模式図である。
以下に、実施形態について図面を参照しつつ説明する。
〔第1実施形態〕
床構造11は、建築物の床に対応する構造体であり、図1に示すように、床基部12、被覆材13、配管14、継ぎ足しスリーブ15、封止部材16及び充填材17を備えている。
床基部12は、薄鋼板製の床型枠121に所定の床材122(例えば、コンクリートやモルタルなど)が打設されてなる合成床である。本実施形態において、床型枠121は、いわゆるフラットデッキであり、剛性を確保するための突条部121aが下方に突出するようにして折り曲げ形成される一方、上面が平坦面状をなすように構成されている。尚、床型枠121は、その上面に多少の凹凸を有するものであってもよい。
また、床基部12は、床型枠121の後述する枠孔121bの形成予定部位に対し床材122が打設されることを防止するための筒状部材123を備えている。筒状部材123は、円筒状をなし、所定の薄肉金属板によって形成されている。尚、筒状部材123は、例えば、円筒状以外のもの(例えば矩形筒状のもの等)であってもよいし、内周に落下防止用の格子などが形成されたものであってもよい。さらに、筒状部材123は、別の例として、円筒状や矩形筒状をなすが、所定の紙や樹脂コルゲート板などの可燃性材料により形成された、縦方向の型枠を構成するものであって、床材122の打設後に除去されるものであってもよい。
本実施形態では、後述する枠孔121bの形成予定部位に対応して床型枠121上に筒状部材123を設置した上で、床型枠121上における筒状部材123の外に床材122が打設されることで、枠孔121bの形成予定部位に対する床材122の打設防止がなされている。床材122の打設前に、床型枠121上にメッシュ筋や組立鉄筋トラス、通常の配筋が配設され、これらメッシュ筋等が埋設されるように床材122が打設される。尚、筒状部材123の上部開口を塞ぐための蓋(不図示)を設置したり、床型枠121の上面と筒状部材123の下端部との間に、両者間の隙間を塞ぐための部材を配置したりした上で、床材122の打設を行ってもよい。また、筒状部材123の大きさによっては、床基部12の補強のために筒状部材123の周囲に補強配筋を行ってもよい。
さらに、床基部12における筒状部材123内と重なる位置には、床型枠121を貫通する枠孔121bが形成されている。枠孔121bは、配管14を通すために利用されるものであり、床材122の打設後に形成される。より詳しくは、基本的に、床材122の打設後、筒状部材123の内側空間により配管14の挿通用の空間が形成されるが、床型枠121だけがその挿通を妨げる形で存在しているから、薄鋼板である床型枠121を、筒状部材123の内側で無端状に切断して除去することで、筒状部材123の内径よりも小径の枠孔121bが形成される。また、可燃性材料で形成される筒状部材123を用いる場合、この筒状部材123は床材122の打設後に除去されるが、その後は筒状部材123がないだけで、床基部12における筒状部材123の除去箇所に対応する部位の内側空間によって配管14の挿通用の空間が形成され、床型枠121だけがその挿通を妨げる形で存在している点で変わりはない。そこで、この場合にも、薄鋼板である床型枠121を、筒状部材123内、又は、床基部12における筒状部材123の除去箇所に対応する部位内(筒状部材123があったことにより、床材122の固化後に形成される円筒状の空間)で無端状に切断して除去することにより、筒状部材123の内径よりも小径の枠孔121bが形成される。
また、上記の通り、枠孔121bの内径は筒状部材123の内径よりも小さなものとされているから、これにより、床型枠121における枠孔121bを形成する部位である枠孔形成部121cは、筒状部材123(或いは筒状部材123が存在していた部分)の内周面よりも内側に突出する内鍔状となっている。尚、枠孔121bの形状については、枠孔形成部121cが筒状部材123(或いは筒状部材123が存在していた部分)の内周面よりも内側に突出する形状となる限り特に限定されるものではなく、例えば、平面視矩形状や平面視多角形状などであってもよい。
被覆材13は、枠孔121bの形成後に、床型枠121の下面における継ぎ足しスリーブ15の外に吹付けられることで設けられており、床型枠121の下面全域を覆っている。被覆材13としては、例えば断熱材や耐火被覆材などを挙げることができる。尚、被覆材13の表面には、細かな凹凸が多数存在している。
配管14は、所定の金属板によって形成されており、円筒状をなしている。配管14は、筒状部材123内(或いは床基部12における筒状部材123の除去箇所に対応する部位内)及び枠孔121bを通り、床基部12及び被覆材13を上下に貫通した状態で設けられている。尚、配管14の外周面は、滑らかな平滑面となっている。
継ぎ足しスリーブ15は、円筒状部材であり、被覆材13の吹付時に、配管14が配置される空間(配置される予定の空間)に被覆材13がはみ出すことを防止する等の機能を有する。継ぎ足しスリーブ15は、薄肉(例えば0.5mm)の金属板(例えば鉄板等)からなり、枠孔121bの内径よりも若干だけ小さな外径(例えば枠孔121bの内径よりも5mmだけ小さな外径)を有している。
また、継ぎ足しスリーブ15の上部には、例えば鍔出し加工(フレア加工)を施すことで形成された鍔状の係止部15aが外側に突出形成されている。そして、係止部15aが前記枠孔形成部121cに係止されることにより、継ぎ足しスリーブ15は、筒状部材123(或いは床基部12における筒状部材123の除去箇所に対応する部位)と直列的に設けられた状態となっている。尚、係止部15aは、継ぎ足しスリーブ15の上端に向けて徐々に外径が増大するテーパ形状であってもよい。
また、継ぎ足しスリーブ15は、少なくとも下部が被覆材13よりも下方に突出可能となる長さを有している。本実施形態において、継ぎ足しスリーブ15の長さは、被覆材13から例えば100mm程度下方に突出することとなる長さに設定されている。また、継ぎ足しスリーブ15のうち少なくとも被覆材13から下方に突出する部位の外周面は、被覆材13の表面よりも滑らかな平滑面となっている。
封止部材16は、例えばアルミニウム等からなる薄肉金属シートの裏面に接着層が設けられてなるシート状部材である。封止部材16は、配管14のうち継ぎ足しスリーブ15内を通って当該継ぎ足しスリーブ15よりも下方に突出する部位の外周面から、継ぎ足しスリーブ15のうち被覆材13よりも下方に突出した部位の外周面にかけて貼付されている(図2参照)。これにより、封止部材16によって、継ぎ足しスリーブ15の下端と配管14との間に位置する隙間S(図3参照)が塞がれ、ひいては充填材17の下方への漏れ出しが防止されるようになっている。尚、使用前における封止部材16は、平面視矩形状の平坦シートである。封止部材16は、その中央に位置する円形部分16aを外側に曲げ広げた上で使用される(図4参照)。図1等では、封止部材16のうち特に継ぎ足しスリーブ15に貼付される部位を簡略化して示している。
充填材17は、配管14の外周面と、筒状部材123(或いは床基部12における筒状部材123の除去箇所に対応する部位)及び継ぎ足しスリーブ15の各内周面との間に充填されている。充填材17としては、例えばモルタルやロックウールなどを挙げることができる。
次いで、上述した床構造11の施工方法(施工工程)について説明する。床構造11の施工工程は、図5に示すように、打設工程、枠孔形成工程、継ぎ足しスリーブ設置工程、被覆材吹付工程、配管挿通工程、貼付工程及び充填工程を含む。ここで、床構造11の施工は建築工事側と設備工事側とで分担して行われ、少なくとも継ぎ足しスリーブ設置工程、配管挿通工程及び貼付工程は、設備工事側で行われ、少なくとも被覆材吹付工程は、建築工事側で行われる。
まず、ステップS1の打設工程では、枠孔121bの形成予定部位に対応して床型枠121上に筒状部材123を設置した上で、図示しない配筋を施した後、床型枠121上における筒状部材123の外に床材122を打設する。
次いで、ステップS2の枠孔形成工程において、所定の切断用工具(例えばセーバーソーなど)を用いて、筒状部材123の内側で床型枠121を無端状に切断することにより、床型枠121に枠孔121bを形成する。枠孔121bの形成に伴い、床型枠121には、筒状部材123の内周面よりも内側に突出する内鍔状の枠孔形成部121cが形成される。尚、可燃性材料からなる筒状部材123を用いる場合、筒状部材123を除去するための「筒状部材除去工程」が行われる。例えば筒状部材123が紙ボイドにより構成される場合、通常紙ボイドの外面には剥離剤が塗布されているため、紙ボイドを空間内部側へ窪ませる変形をさせることで筒状部材123を剥ぎ取って除去することができる。尚、可燃性材料からなる筒状部材123を用いる場合、枠孔121bの形成は、床基部12における筒状部材123の除去箇所に対応する部位の内側で、床型枠121を切断することにより行うことができる。
次に、ステップS3の継ぎ足しスリーブ設置工程では、継ぎ足しスリーブ15を、上方から枠孔121bに挿通するとともに、係止部15aを枠孔形成部121cに係止させて、継ぎ足しスリーブ15と筒状部材123(或いは床基部12における筒状部材123の除去箇所に対応する部位)とを直列的に設けた状態とする(図6参照。図6~9は、筒状部材123が最終的に残される場合の図である)。尚、筒状部材除去工程が行われる場合、継ぎ足しスリーブ15と、床基部12における筒状部材123の除去箇所に対応する部位(本実施形態では、図6における筒状部材123のすぐ外側に位置する床材122)とが直列的に設けられた状態となる。継ぎ足しスリーブ設置工程は、設備工事側により行われる。尚、係止部15aと枠孔形成部121cとの間に、両者間の隙間を塞ぐための部材を配置してもよい。この部材は、枠孔121bに対する継ぎ足しスリーブ15の挿通前に、係止部15aに予め固定しておいてもよい。
続くステップS4の被覆材吹付工程では、床型枠121の下面における継ぎ足しスリーブ15の外に被覆材13を吹付ける(図7参照)。被覆材吹付工程は、設備工事側ではなく、建築工事側により行われる。継ぎ足しスリーブ15が存在することで、通常、建築工事側は、筒状部材123側(継ぎ足しスリーブ15内)に被覆材13を吹付けたりせず、継ぎ足しスリーブ15の外にのみ被覆材13を吹付けることとなる。
次いで、ステップS5の配管挿通工程では、筒状部材123内(或いは床基部12における筒状部材123の除去箇所に対応する部位内)及び継ぎ足しスリーブ15内に配管14を挿通する(図8参照)。配管挿通工程は、設備工事側により行われる。ここで、配管14の挿通時において、配管14の挿通・設置を阻害する位置に被覆材13は存在しないから、余分な被覆材13の除去を行うことなく、配管14の挿通が行われる。尚、被覆材吹付工程の前に、配管挿通工程を行ってもよい。
次いで、ステップS6の貼付工程において、配管14のうち継ぎ足しスリーブ15よりも下方に突出した部位の外周面から、継ぎ足しスリーブ15のうち被覆材13よりも下方に突出した部位の外周面にかけて封止部材16を貼付する(図9参照)。
その後、ステップS7の充填工程において、配管14と、筒状部材123(或いは床基部12における筒状部材123の除去箇所に対応する部位)及び継ぎ足しスリーブ15との間に充填材17を充填することで、床構造11の施工が完了する。尚、筒状部材123が最終的に除去される床構造11は、図26に示すような構成となる。
以上、本実施形態によれば、継ぎ足しスリーブ15を設けることで、被覆材13を吹付ける際に、配管14を挿通する上で邪魔となる余分な被覆材13が付着することをより確実に防止でき、ひいては余分な被覆材13を切り取って除去する作業が不要となる。これにより、被覆材13の除去に伴い、被覆材13が過度に剥がれたり欠けたりすることがなくなるから、建築工事側における被覆材13の補修作業が不要となる。その結果、建築工事側と設備工事側とで工事の手離れが良くなり、工期の圧縮を図ることができる。
また、被覆材13における除去部分や補修部分の存在による見栄えの低下をより確実に防ぐことができ、良好な外観品質を得ることができる。さらに、被覆材13の除去や補修が不要となることで、被覆材13を設けることによる所期の機能(断熱性能や耐火性能など)をより確実に発揮させることが可能となり、床構造11の品質向上を図ることができる。
加えて、封止部材16は、被覆材13の表面ではなく、継ぎ足しスリーブ15のうち被覆材13よりも下方に突出した部位の外周面に貼付されている。従って、被覆材13の表面を貼付対象とする場合と比べて、封止部材16をより剥がれにくくすることができ、また、封止部材16の貼付状態に係る見栄えの向上を図ることができる。
さらに、封止部材16の貼付のために(封止部材16の被貼付面を確保するために)、床型枠121の一部を被覆材13で覆わない構成とする必要はない。これにより、被覆材13を設けることによる所期の機能を一層確実に発揮させることができる。
〔第2実施形態〕
次いで、第2実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。上記第1実施形態において、床構造11の床基部12は、床型枠121の枠孔121bに対応して床型枠121上に筒状部材123を設置した上で、床型枠121上における筒状部材123の外に床材122が打設されてなるものである。これに対し、本第2実施形態では、図10に示すように、床構造21の床基部22は、床型枠221上に床材222が打設された上で、コア抜き工法等により、床型枠221及び床材222を貫通する貫通孔22aが形成されてなるものである。従って、本第2実施形態における床基部22は、配管24を通すための貫通孔22aが筒状部材123を用いることなく形成されており、また、貫通孔22aが上下方向に一定の内径を有し、床型枠221のうち枠孔221bを形成する部位(枠孔形成部221c)が内側に突出しない構成となっている。
尚、本第2実施形態における床型枠221は、いわゆるフェローデッキ(登録商標)であり、鉄筋トラスなどの鉄筋(不図示)が上面に予め配設されたものである。前記鉄筋は、床型枠221に対する床材222の打設により、床材222に埋設された状態となる。貫通孔22aは、床材222の打設後に形成される。
また、本第2実施形態では、上記のように枠孔形成部221cが内側に突出しない構成となっていることに対応して、継ぎ足しスリーブ25は、その上部に複数の支持部25aを備えた構成となっている。ここで、複数の支持部25aは、軸方向(継ぎ足しスリーブ25の中心軸方向)に延びるスリット25bが継ぎ足しスリーブ25の上部に複数形成されるとともに、継ぎ足しスリーブ25における当該スリット25b間に位置する部位が外側に曲げられることで設けられている(図11,12参照)。尚、スリット25bは、継ぎ足しスリーブ25の軸に対し斜めに延びるものであってもよい。
そして、継ぎ足しスリーブ25は、床基部22における貫通孔22aを形成する部位である貫通孔形成部22bに対し複数の支持部25aが圧接しつつ、所定のコーキング材28によって支持部25a等が貫通孔形成部22bに固定されることにより、貫通孔形成部22bと直列的に設けられている。コーキング材28は、例えばシリコーン系コーキング材(シーリング材)等であり、時間経過に伴い硬化するものである。尚、コーキング材28の存在によって、貫通孔形成部22b内の空間と継ぎ足しスリーブ25外の空間とが、各支持部25a間の隙間を通って連通しないようになっている。
また、本第2実施形態における被覆材23、配管24、封止部材26及び充填材27は、上記第1実施形態における被覆材13、配管14、封止部材16及び充填材17と同様のものである。但し、本第2実施形態において、配管24は、貫通孔22aを通り、床基部22及び被覆材23を上下に貫通した状態で設けられている。さらに、充填材27は、配管24の外周面と、貫通孔形成部22b及び継ぎ足しスリーブ25の各内周面との間に充填されている。
次いで、本第2実施形態における床構造21の施工方法(施工工程)について説明する。床構造21の施工工程は、図13に示すように、打設工程、貫通孔形成工程、継ぎ足しスリーブ設置工程、被覆材吹付工程、配管挿通工程、貼付工程及び充填工程を含む。ここで、少なくとも継ぎ足しスリーブ設置工程、配管挿通工程及び貼付工程は、設備工事側で行われ、少なくとも被覆材吹付工程は、建築工事側で行われる。
まず、ステップS11の打設工程では、予め鉄筋が配設された床型枠221上に床材222を打設する。次いで、ステップS12の貫通孔形成工程において、ダイヤモンドコアドリル(ダイヤモンドコアカッタ)等のコア抜き用の工具を用いて、床材222及び床型枠221を切り抜き、床基部22に貫通孔22aを形成する。
続く、ステップS13の継ぎ足しスリーブ設置工程では、継ぎ足しスリーブ25を、上方から貫通孔22aに挿通するとともに、貫通孔形成部22bの下部に対し複数の支持部25aを圧接させた状態とする(図14,15参照)。さらに、支持部25aの外周側にコーキング材28を注入すること等により、当該コーキング材28によって継ぎ足しスリーブ25を貫通孔形成部22bに固定し、継ぎ足しスリーブ25と貫通孔形成部22bとを直列的に設ける(図16参照)。継ぎ足しスリーブ設置工程は、設備工事側で行われる。
続くステップS14の被覆材吹付工程では、床型枠221の下面における継ぎ足しスリーブ25の外に被覆材23を吹付ける(図17参照)。被覆材吹付工程は、建築工事側で行われる。
次いで、ステップS15の配管挿通工程では、貫通孔22a及び継ぎ足しスリーブ25内に配管24を挿通する(図18参照)。配管挿通工程は、設備工事側により行われる。尚、被覆材吹付工程の前に、配管挿通工程を行ってもよい。
次いで、ステップS16の貼付工程において、上記第1実施形態と同様に、配管24のうち継ぎ足しスリーブ25よりも下方に突出した部位の外周面から、継ぎ足しスリーブ25のうち被覆材23よりも下方に突出した部位の外周面にかけて封止部材26を貼付する(図19参照)。
その後、ステップS17の充填工程において、配管24と、貫通孔形成部22b及び継ぎ足しスリーブ25との間に充填材27を充填することで、床構造21の施工が完了する。
以上、本第2実施形態によれば、基本的には、上記第1実施形態と同様の作用効果が奏されることとなる。
加えて、本第2実施形態において、継ぎ足しスリーブ25は、スリット25bの形成や外側への曲げ加工といった比較的簡単な手法で形成された複数の支持部25aを有しており、この複数の支持部25aを利用して、貫通孔形成部22bと直列的に設けられている。従って、継ぎ足しスリーブ25の製作に係る手間やコストの増大を効果的に抑制することができる。
尚、上記第1実施形態に係る技術事項と、上記第2実施形態に係る技術事項とを適宜組み合わせてもよい。例えば、上記第1実施形態における継ぎ足しスリーブ15において、上記第2実施形態における支持部25aと同様の構造を有する係止部15aを設けてもよい。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態において、継ぎ足しスリーブ15,25は円筒状をなしているが、継ぎ足しスリーブは筒状であればよく、円筒状に限定されるものではない。従って、例えば、継ぎ足しスリーブを矩形筒状や楕円筒状、多角筒状(六角筒状等)などとしてもよい。
(b)上記実施形態において、封止部材16,26はシート状部材とされているが、封止部材としてテープ(例えばアルミテープ等)を用いてもよい。勿論、封止部材として、シート状部材及びテープの双方を用いてもよい。
(c)上記実施形態では、床型枠121,221としてフラットデッキ及びフェローデッキ(登録商標)を挙げているが、床型枠として、これら以外のデッキプレートを用いてもよい。
(d)上記実施形態では、筒状部材123内や貫通孔22aなどに配管14,24が挿通されるように構成されているが、例えば、配線用のケーブル等、配管以外のものが挿通されるように構成してもよい。
11,12…床構造、12,22…床基部、13,23…被覆材、14,24…配管、15,25…継ぎ足しスリーブ、15a…係止部、16,26…封止部材、17,27…充填材、22a…貫通孔、22b…貫通孔形成部、25a…支持部、25b…スリット、28…コーキング材、121,221…床型枠、121b,221b…枠孔、122,222…床材、123…筒状部材。

Claims (8)

  1. 所定の床型枠に形成される枠孔に対応して前記床型枠上に設置された筒状部材を有するとともに、前記床型枠上における前記筒状部材の外に所定の床材が打設されてなる床基部と、
    前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材とを備える床構造であって、
    前記枠孔は、前記筒状部材の設置された前記床型枠を前記筒状部材の内側で無端状に切断して形成されるとともに、前記筒状部材の内径よりも小径とされ、
    筒状をなすとともに、外側に向けて突出する係止部が上部に形成され、当該係止部が前記床型枠における前記枠孔を形成する部位に係止されることにより前記筒状部材と直列的に設けられ、かつ、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを備え、
    前記被覆材は、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に吹付けられていることを特徴とする床構造。
  2. 所定の床型枠に形成される枠孔に対応して前記床型枠上に仮に設置された可燃性の筒状部材により縦方向の型枠を構成した後に、前記床型枠上における前記筒状部材の外に所定の床材が打設されてなる床基部と、
    前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材とを備える床構造であって、
    前記筒状部材は、前記床材が打設された後に除去されるものであり、
    前記枠孔は、前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位の内側で前記床型枠を無端状に切断して形成されるとともに、前記筒状部材の内径よりも小径とされ、
    筒状をなすとともに、外側に向けて突出する係止部が上部に形成され、当該係止部が前記床型枠における前記枠孔を形成する部位に係止されることにより前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位と直列的に設けられ、かつ、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを備え、
    前記被覆材は、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に吹付けられていることを特徴とする床構造。
  3. 前記枠孔を通り、前記床基部及び前記被覆材を上下に貫通した状態で設けられる配管と、
    少なくとも前記床基部における前記筒状部材に対応する部位と前記配管との間に充填される充填材と、
    少なくとも前記配管の外周面に貼付され、前記充填材の下方への漏れ出しを防止するための封止部材とを備え、
    前記封止部材は、前記配管のうち前記継ぎ足しスリーブ内を通って前記継ぎ足しスリーブよりも下方に突出した部位の外周面から、前記継ぎ足しスリーブのうち前記被覆材よりも下方に突出した部位の外周面にかけて貼付されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の床構造。
  4. 所定の床型枠上に所定の床材が打設されてなり、前記床型枠及び前記床材を貫通する貫通孔が形成された床基部と、
    前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材とを備えた床構造であって、
    筒状をなすとともに、軸方向又は軸に対し斜め方向に延びるスリットが上部に複数形成されるとともに当該スリット間に位置する部位が外側に曲げられることで複数の支持部が上部に形成され、前記床基部における前記貫通孔を形成する部位である貫通孔形成部に対し前記複数の支持部が圧接しつつ、所定のコーキング材によって前記貫通孔形成部に固定されることにより前記貫通孔形成部と直列的に設けられ、かつ、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを備え、
    前記被覆材は、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に吹付けられていることを特徴とする床構造。
  5. 前記貫通孔を通り、前記床基部及び前記被覆材を上下に貫通した状態で設けられる配管と、
    少なくとも前記貫通孔形成部と前記配管との間に充填される充填材と、
    少なくとも前記配管の外周面に貼付され、前記充填材の下方への漏れ出しを防止するための封止部材とを備え、
    前記封止部材は、前記配管のうち前記継ぎ足しスリーブ内を通って前記継ぎ足しスリーブよりも下方に突出した部位の外周面から、前記継ぎ足しスリーブのうち前記被覆材よりも下方に突出した部位の外周面にかけて貼付されていることを特徴とする請求項4に記載の床構造。
  6. 所定の床型枠に形成される枠孔に対応して前記床型枠上に設置された筒状部材を有するとともに、前記床型枠上における前記筒状部材の外に所定の床材が打設されてなる床基部と、
    前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材と、
    前記筒状部材内及び前記枠孔を通り、前記床基部及び前記被覆材を上下に貫通した状態で設けられる配管と、
    少なくとも前記筒状部材と前記配管との間に充填される充填材と、
    少なくとも前記配管の外周面に貼付され、前記充填材の下方への漏れ出しを防止するための封止部材とを備えた床構造の施工方法であって、
    前記床型枠を前記筒状部材の内側で無端状に切断して、前記筒状部材の内径よりも小径の前記枠孔を形成する枠孔形成工程と、
    筒状をなすとともに、外側に向けて突出する係止部が上部に形成され、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを、上方から前記枠孔に挿通するとともに、前記係止部を前記床型枠における前記枠孔を形成する部位に係止させて、前記継ぎ足しスリーブと前記筒状部材とを直列的に設ける継ぎ足しスリーブ設置工程と、
    前記継ぎ足しスリーブ設置工程の後に、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に前記被覆材を吹付ける被覆材吹付工程と、
    前記筒状部材内及び前記継ぎ足しスリーブ内に前記配管を挿通する配管挿通工程と、
    前記配管挿通工程の後に、前記配管のうち前記継ぎ足しスリーブ内を通って前記継ぎ足しスリーブよりも下方に突出した部位の外周面から、前記継ぎ足しスリーブのうち前記被覆材よりも下方に突出した部位の外周面にかけて前記封止部材を貼付する貼付工程と、
    前記貼付工程の後に、前記配管と、前記筒状部材及び前記継ぎ足しスリーブとの間に前記充填材を充填する充填工程とを含むことを特徴とする床構造の施工方法。
  7. 所定の床型枠に形成される枠孔に対応して前記床型枠上に仮に設置された可燃性の筒状部材により縦方向の型枠を構成した後に、前記床型枠上における前記筒状部材の外に所定の床材が打設されてなる床基部と、
    前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材と、
    前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位内及び前記枠孔を通り、前記床基部及び前記被覆材を上下に貫通した状態で設けられる配管と、
    少なくとも前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位と前記配管との間に充填される充填材と、
    少なくとも前記配管の外周面に貼付され、前記充填材の下方への漏れ出しを防止するための封止部材とを備えた床構造の施工方法であって、
    前記床材が打設された後に、前記筒状部材を除去する筒状部材除去工程と、
    前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位の内側で前記床型枠を無端状に切断して、前記筒状部材の内径よりも小径の前記枠孔を形成する枠孔形成工程と、
    筒状をなすとともに、外側に向けて突出する係止部が上部に形成され、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを、上方から前記枠孔に挿通するとともに、前記係止部を前記床型枠における前記枠孔を形成する部位に係止させて、前記継ぎ足しスリーブと前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位とを直列的に設ける継ぎ足しスリーブ設置工程と、
    前記継ぎ足しスリーブ設置工程の後に、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に前記被覆材を吹付ける被覆材吹付工程と、
    前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位内及び前記継ぎ足しスリーブ内に前記配管を挿通する配管挿通工程と、
    前記配管挿通工程の後に、前記配管のうち前記継ぎ足しスリーブ内を通って前記継ぎ足しスリーブよりも下方に突出した部位の外周面から、前記継ぎ足しスリーブのうち前記被覆材よりも下方に突出した部位の外周面にかけて前記封止部材を貼付する貼付工程と、
    前記貼付工程の後に、前記配管と、前記床基部における前記筒状部材の除去箇所に対応する部位及び前記継ぎ足しスリーブとの間に前記充填材を充填する充填工程とを含むことを特徴とする床構造の施工方法。
  8. 所定の床型枠上に所定の床材が打設されてなり、前記床型枠及び前記床材を貫通する貫通孔が前記床材の打設後に開設して形成された床基部と、
    前記床型枠の下面に吹付けられる被覆材と、
    前記貫通孔を通り、前記床基部及び前記被覆材を上下に貫通した状態で設けられる配管と、
    少なくとも前記床基部における前記貫通孔を形成する部位である貫通孔形成部と前記配管との間に充填される充填材と、
    少なくとも前記配管の外周面に貼付され、前記充填材の下方への漏れ出しを防止するための封止部材とを備えた床構造の施工方法であって、
    筒状をなすとともに、軸方向又は軸に対し斜め方向に延びるスリットが上部に複数形成されるとともに当該スリット間に位置する部位が外側に曲げられることで複数の支持部が上部に形成され、少なくとも下部が前記被覆材よりも下方に突出可能となる長さを有する継ぎ足しスリーブを、上方から前記貫通孔に挿通するとともに、前記貫通孔形成部に対し前記複数の支持部を圧接させつつ、所定のコーキング材によって前記貫通孔形成部に固定して、前記継ぎ足しスリーブと前記貫通孔形成部とを直列的に設ける継ぎ足しスリーブ設置工程と、
    前記継ぎ足しスリーブ設置工程の後に、前記床型枠の下面における前記継ぎ足しスリーブの外に前記被覆材を吹付ける被覆材吹付工程と、
    前記貫通孔及び前記継ぎ足しスリーブ内に前記配管を挿通する配管挿通工程と、
    前記配管挿通工程の後に、前記配管のうち前記継ぎ足しスリーブ内を通って前記継ぎ足しスリーブよりも下方に突出した部位の外周面から、前記継ぎ足しスリーブのうち前記被覆材よりも下方に突出した部位の外周面にかけて前記封止部材を貼付する貼付工程と、
    前記貼付工程の後に、前記配管と、前記貫通孔形成部及び前記継ぎ足しスリーブとの間に前記充填材を充填する充填工程とを含むことを特徴とする床構造の施工方法。
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