JP2023140388A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】 現像ローラの回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラの回転速度がゼロになるまでの期間におけるキャリア付着を抑制しつつ、画像形成時のかぶりトナーを抑制する。【解決手段】 画像形成装置であって、画像形成が終了した後であって且つ駆動手段により現像剤担持体の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像剤担持体の回転速度がゼロになるまでの期間における、現像バイアス印加手段により現像バイアスが印加された現像剤担持体の表面電位と、帯電バイアス印加手段により帯電バイアスが印加された像担持体の表面電位との差分(Vback)の絶対値は、画像形成時における、現像バイアス印加手段により現像バイアスが印加された現像剤担持体の表面電位と、帯電バイアス印加手段により帯電バイアスが印加された像担持体の表面電位との差分(Vback)の絶対値よりも小さいことを特徴とする。【選択図】 図3

Description

本発明は、像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置は、感光体ドラム(像担持体)と、像担持体を帯電する帯電装置と、像担持体に形成された静電潜像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を担持する現像ローラ(現像剤担持体)を有する現像装置と、を備える。
特許文献1には、連続画像形成ジョブ中の紙間におけるVbackを、画像形成枚数に応じて変更する画像形成装置が記載されている。尚、Vbackとは、帯電装置により帯電された感光体ドラムの表面電位(非画像部電位)Vdと現像バイアスの直流成分Vdcとの電位差のことである。
特開2012-128320号公報
発明者らの検討によれば、画像形成が終了して現像ローラの回転速度を画像形成時の速度から減速し始めた直後は、画像形成時と比べて、感光体ドラムの非画像部にキャリアが付着する現象(キャリア付着)が生じやすいことが分かった。これは、画像形成時は現像ローラの回転速度が安定しているのに対し、画像形成が終了して現像ローラの回転速度を画像形成時の速度から減速し始めた直後では、現像ローラの回転駆動の立ち下げの為に現像ローラの回転速度が安定していないことが関係している。
一般的に、Vbackの絶対値を小さくした場合は、Vbackの絶対値を大きくした場合と比べて、キャリア付着が抑制される傾向がある。そこで、現像ローラの回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラの回転速度がゼロになるまでの期間におけるキャリア付着を抑制するために、画像形成を開始した以降のVbackの絶対値を一律に小さくすることが考えられる。一方、Vbackの絶対値を小さくした場合は、Vbackの絶対値を大きくした場合と比べて、現像ローラへのトナーの引き付け力が弱くなるため、感光体ドラムの非画像部にトナー(かぶりトナー)が付着しやすくなってしまう。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、現像ローラの回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラの回転速度がゼロになるまでの期間におけるキャリア付着を抑制しつつ、画像形成時のかぶりトナーを抑制することが可能な画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、像担持体と、トナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像剤を担持する回転可能な現像剤担持体と、を有する現像装置と、前記現像剤担持体を回転駆動する駆動手段と、前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加手段と、前記像担持体に帯電バイアスを印加する帯電バイアス印加手段と、を備え、前記帯電バイアス印加手段は、画像形成時において、前記像担持体の表面電位が第1の電位となるように前記像担持体に前記帯電バイアスを印加し、画像形成が終了した後であって且つ前記駆動手段により前記現像剤担持体の回転速度を前記画像形成時の速度から減速し始めてから前記現像剤担持体の回転速度がゼロになるまでの期間において、前記像担持体の表面電位が前記第1の電位とは異なる第2の電位となるように前記像担持体に前記帯電バイアスを印加し、画像形成が終了した後であって且つ前記駆動手段により前記現像剤担持体の回転速度を前記画像形成時の速度から減速し始めてから前記現像剤担持体の回転速度がゼロになるまでの期間における、前記現像バイアス印加手段により前記現像バイアスが印加された前記現像剤担持体の表面電位と、前記帯電バイアス印加手段により前記帯電バイアスが印加された前記像担持体の表面電位との差分の絶対値は、前記画像形成時における、前記現像バイアス印加手段により前記現像バイアスが印加された前記現像剤担持体の表面電位と、前記帯電バイアス印加手段により前記帯電バイアスが印加された前記像担持体の表面電位との差分の絶対値よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、現像ローラの回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラの回転速度がゼロになるまでの期間におけるキャリア付着を抑制しつつ、画像形成時のかぶりトナーを抑制することができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を説明するための図である。 第1の実施形態に係る現像装置の構成を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る画像形成動作(作像動作)のシーケンスを示す図である。 第2の実施形態に係る画像形成動作(作像動作)のシーケンスを示す図である。 第3の実施形態に係る画像形成動作(作像動作)のシーケンスを示す図である。 第4の実施形態に係る画像形成動作(作像動作)のシーケンスを示す図である。 第5の実施形態に係る画像形成動作(作像動作)のシーケンスを示す図である。 従来例における画像形成動作(作像動作)のシーケンスを示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。本発明は、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
[第1の実施形態]
(画像形成装置の構成)
図1は、インライン方式(4ドラム系)のカラー画像形成装置100の構成図である。
画像形成装置100は、イエロー色の画像を形成する画像形成部と、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部と、シアン色の画像を形成する画像形成部と、ブラック色の画像を形成する画像形成部の4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備えている。これらの4つの画像形成部は一定の間隔をおいて一列に配置されている。以下、符号に添字A、B、C、Dが記載されている場合には、それぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色の各々の部材(もしくは装置)を示し、添字の記載がなく単に符号のみである場合には、色に関わらない部材(もしくは装置)を示すものとする。
各画像形成部には、それぞれ像担持体である感光体ドラム1A、1B、1C、1Dが配置されている。感光体ドラム1A、1B、1C、1Dは、負帯電の有機感光体でアルミニウム等のドラム基体上に感光層を有しており、駆動装置によって所定のプロセススピードで回転駆動される。
各感光体ドラム1A、1B、1C、1Dの周囲には、帯電ローラ2A、2B、2C、2D、及び現像装置4A、4B、4C、4D、及び一次転写ローラ61A、61B、61C、61Dがそれぞれ配置されている。
ここで、帯電装置として導電性ゴムから形成される帯電ローラ2を用いた画像形成ユニットについて詳細に説明する。帯電ローラ2は、芯金の両端部を軸受け部材により一定の軸間距離を保って、回転自在に保持される。また、帯電ローラ2は、押圧ばねによって感光体ドラム1に向かって付勢して、感光体ドラム1の表面に対して所定の押圧力をもって圧接させている。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の回転に従動して回転し、帯電ローラ2の芯金には、所定の条件の帯電バイアスが印加される。これにより、帯電ローラ2と接触しながら回転する感光体ドラム1の表面は、所定の極性・電位に接触帯電処理される。
さらに、各感光体ドラム1A、1B、1C、1Dの上方には、帯電処理された感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成するための露光手段(露光装置)3A、3B、3C、3Dがそれぞれ配置されている。なお、露光装置3は、画像処理部9と電気的に接続されており、画像処理部9から送信された出力画像信号に応じて静電潜像を形成する。
各現像手段(現像装置)4A、4B、4C、4Dには、それぞれイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーが収容されている。各現像ローラ44A、44B、44C、44Dは、各駆動手段(現像モータ)によって回転駆動され、感光体ドラム1A、1B、1C、1Dの表面に形成された静電潜像を現像して、トナー像を形成する。
各画像形成部の対向する位置には、中間転写体であって、回転可能な無端状の中間転写ベルト62が配置されている。中間転写ベルト62は、駆動ローラ65、二次転写対向ローラ63、張架ローラ66、によって張架されている。モータが接続された駆動ローラ65の駆動によって、中間転写ベルト62は、矢印方向(反時計回り方向)に回転(移動)される。中間転写ベルト62の各一次転写ローラ61A、61B、61C、61Dに対向する位置に到達したトナー像は、一次転写電圧によって、感光体ドラム2から中間転写ベルト62に転写される。
二次転写対向ローラ63は、中間転写ベルト62を介して二次転写ローラ64と当接して二次転写部を形成している。中間転写ベルト62の外側には、中間転写ベルト62の表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置67が配置されている。
また、中間転写ベルト62の回転方向において、二次転写対向ローラ63と二次転写ローラ64とが当接する二次転写部の下流側には、トナーを転写材に定着させる熱圧処理を行うために、定着装置7が設置されている。
各感光体ドラム1A、1B、1C、1Dの周囲には、感光体ドラム1A、1B、1C、1Dの表面に残留したトナーを清掃するためのクリーニング部材(ドラムクリーニング装置)8A、8B、8C、8Dがそれぞれ配置されている。
ここで、現像装置4の構成について、図2の断面図に示す。
現像装置4は、トナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像容器45を有する。現像容器45は、隔壁43によって攪拌室46aと現像室46bとに区画されており、攪拌室46aと現像室46bとの間で現像剤が循環される。攪拌室46aには、攪拌室46a内の現像剤を攪拌し搬送するスクリュー45aが配置されている。現像室46bには、現像室46b内の現像剤を攪拌し搬送するスクリュー45bが配置されている。
また、現像装置4は、現像剤規制部材42を有する。現像剤規制部材42は、現像ローラ44に担持される現像剤の量を規制する。
現像装置4(現像容器)に収容される現像剤は、負帯電性の非磁性トナーと磁性キャリアとが混合される二成分現像剤である。非磁性トナーはポリエステル、スチレン等の樹脂に着色料、ワックス成分などを内包し、粉砕あるいは重合によって粉体としたものである。磁性キャリアは、フェライト粒子や磁性粉を混錬した樹脂粒子からなるコアの表層に樹脂コートを施したものである。
現像領域における、感光体ドラム1へのトナーの現像過程について説明する。感光体ドラム1は帯電ローラ2によって帯電電位Vd[V]に一様に帯電された後、画像部は露光装置3によって露光され露光電位Vl[V]になる。
帯電ローラ2には、高圧電源(帯電バイアス印加手段)によって、直流電圧(帯電DCバイアス)、又は、直流電圧に交流電圧を重畳させた電圧(帯電DC+ACバイアス)が印加される。そして、感光体ドラム1には、感光体ドラム1と接触する帯電ローラ2を介して、帯電DCバイアス、又は、帯電DC+ACバイアスが印加される。
また、現像ローラ44には、高圧電源(現像バイアス印加手段)によって、直流電圧(現像DCバイアス)、又は、直流電圧に交流電圧を重畳させた電圧(現像DC+ACバイアス)が印加される。
現像ローラ44の直流成分の電圧をVdc[V]としたとき、露光電位V1との差分の絶対値|Vdc-V1|をVcontとよび、これがトナーを画像部へと運ぶ電界を作る。
また、直流電圧Vdcと帯電電位Vdとの差分の絶対値|Vdc-Vd|はVbackとよばれ、トナーに対しては感光体ドラム1から現像ローラ44に向かう方向に引き戻す電界を作る。これは、トナー(かぶりトナー)が感光体ドラム1の非画像部へと付着する現象(所謂、かぶり現象)を抑制するために設けられている。
Vbackの絶対値を大きくした場合は、Vbackの絶対値を小さくした場合と比べて、現像ローラへのトナーの引き付け力が強くなるため、感光体ドラム1の非画像部にトナー(かぶりトナー)が付着しづらくなる傾向がある。一方、Vbackの絶対値を小さくした場合は、Vbackの絶対値を大きくした場合と比べて、感光体ドラムの非画像部にキャリアが付着する現象(キャリア付着)が抑制される傾向がある。
なお、感光体ドラム1の帯電電位Vdは暗減衰がある。このため、感光体ドラム1に帯電バイアスを印加した直後の帯電電位Vdと、感光体ドラム1の回転により感光体ドラム1の帯電された位置が現像ローラ44との対向位置に到達した時点での帯電電位Vdでは異なる値になっている。
第1の実施形態では、感光体ドラム1が現像ローラ44に対向する対向位置での現象(かぶり現象)を対象としている。このため、帯電電位Vdは、感光体ドラム1に帯電バイアスを印加した直後の帯電電位Vdの値ではなく、感光体ドラム1の回転により感光体ドラム1の帯電された位置が現像ローラ44との対向位置に到達した時点での帯電電位Vdの値を指すものとする。これは、感光体ドラム1の潜像電位V1等のその他の電位に関しても同様である。
(従来例)
第1の実施形態に係る画像形成動作(作像動作)のシーケンスを説明することに先立ち、従来例における作像動作のシーケンスについて、図8を用いて説明する。図8は、従来における、作像動作中から作像動作終了に至るまでの現像ローラ44の回転駆動、現像ローラ44に印加される現像DCバイアス、感光体ドラム1が現像ローラ44に対向する対向位置での帯電電位Vdの値、及びタイミングチャートを示している。
図8に示すように、作像動作中には、高圧電源(帯電バイアス印加手段)により帯電ローラ2へ帯電バイアスが印加され、感光体ドラム1が現像ローラ44に対向する対向位置において一様に帯電(Vd=-900V)されている。また、高圧電源(現像バイアス印加手段)による現像ローラ44へ現像DCバイアス(Vdc=-740V)が印加されている。これらの感光体ドラム1の帯電電位Vdおよび現像DCバイアスVdcは安定した状態であり、この時のかぶり取り電位差であるVbackは160Vである。
作像動作(画像形成)が終了すると、現像ローラ44の回転駆動を停止し始めて、現像ローラ44の回転速度が減速し始めるが、この時のかぶり取り電位差であるVback(=160V)は画像形成時と同じ値のままである。
そして、現像ローラ44の回転速度がゼロになった後(現像ローラ駆動停止点よりも後)に、高圧電源(帯電バイアス印加手段)による帯電ローラ2への帯電バイアスの停止を始める(一様に帯電ローラ2への帯電バイアスの絶対値を減少し始める)。感光体ドラム1の回転により、感光体ドラム1の帯電バイアスが停止を始めた位置が現像ローラ44との対向位置に到達すると、高圧電源(現像バイアス印加手段)による現像ローラ44への現像DCバイアスの停止を始める。
従来例の動作において、Vbackの絶対値を60V、110V、160V、210Vに振った際の、キャリア付着量及びかぶりトナー量を測定した。従来例の動作において、画像形成時におけるVbackの絶対値を振った際の、キャリア付着量及びかぶりトナー量を測定した結果を表1に示す。また、従来例の動作において、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転駆動が停止するまでの期間におけるVbackの絶対値を振った。この際のキャリア付着量及びかぶりトナー量を測定した結果を表2に示す。なお、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転駆動が停止するまでの期間とは、現像ローラ44の回転駆動を停止し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間のことを意味する。
なお、表1、表2のそれぞれにおけるキャリア付着の項目に関して、「〇」はキャリア付着の程度が画像品質として許容できるレベルであることを表し、「×」はキャリア付着の程度が画像品質として許容できないレベルであることを表している。また、表1、表2のそれぞれにおけるかぶりトナーの項目に関して、「〇」はかぶりトナーの程度が画像品質として許容できるレベルであることを表し、「×」はかぶりトナーの程度が画像品質として許容できないレベルであることを表している。なお、画像品質として許容できないレベルとは、画像不良が生じていることを意味する。
Figure 2023140388000002
Figure 2023140388000003
本実験では、画像形成装置100を用いて、ベタ白画像(即ち、画像比率が0%の画像)の画像形成中に動作を途中で停止させ、感光体ドラム1上に付着したキャリア及びかぶりトナーをテープで回収した。キャリア付着量は、3cm×3cm中のキャリア粒子の個数をカウントし、1cm当りの付着キャリア粒子の個数を算出した。かぶりトナー量はX-Rite社製のX-Rite500カラー反射濃度計を用いて濃度を測定した。
画像形成時では、Vbackが210V以上である場合に、キャリア付着の程度が画像品質として許容できないレベルとなる。これに対して、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間では、Vbackが160V以上である場合に、キャリア付着の程度が画像品質として許容できないレベルとなる。一方、かぶりトナーに関しては、画像形成時では、Vbackが110V以下である場合に、かぶりトナーの程度が画像品質として許容できないレベルとなる。これに対して、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間では、Vbackが60V以下である場合に、かぶりトナーの程度が画像品質として許容できないレベルとなる。以上の結果から、キャリア付着とかぶりトナーによる画像不良が発生しない最適なVbackは、画像形成時と、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間とで異なることが分かる。
続いて、第1の実施形態における画像形成動作(作像動作)のシーケンスについて、図3を用いて説明する。図3は、第1の実施形態における、作像動作中から作像動作終了に至るまでの現像ローラ44の回転駆動、現像ローラ44に印加される現像DCバイアス、感光体ドラム1が現像ローラ44に対向する位置での帯電電位Vdの値、タイミングチャートを示している。
図3に示すように、作像動作中には、高圧電源(帯電バイアス印加手段)により帯電ローラ2へ帯電バイアスが印加されて、感光体ドラム1は現像ローラ44の対向位置において一様に帯電(Vd=-900V)されている。また、高圧電源(現像バイアス印加手段)により現像ローラ44へ現像DCバイアス(Vdc=-740V)が印加されている。これらの感光体ドラム1の帯電電位Vdおよび現像DCバイアスVdcは安定した状態であり、この時のかぶり取り電位差であるVback(作像Vback)は160Vである。
作像動作が終了すると、帯電ローラ2への帯電バイアスを変更し、感光体ドラム1が現像ローラ44の対向位置においてVd=-850Vとなるように設定する。感光体ドラム1が現像ローラ44の対向位置においてVd=-850Vとなった後に、現像ローラ44の回転速度を減速し始めるが、この時のかぶり取り電位差であるVbackは110Vである。なお、図3において、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間におけるVbackを、「停止時Vback」と表記している。
現像ローラ44の回転駆動が停止した後(即ち、現像ローラ44の回転速度がゼロになった後)に、高圧電源(帯電バイアス印加手段)による帯電ローラ2への帯電バイアスの停止を始める(一様に帯電ローラ2への帯電バイアスの絶対値を減少し始める)。そして、感光体ドラム1の回転により、帯電バイアス印加手段による感光体ドラム1への帯電バイアスの印加の停止を始めた位置が現像ローラ44との対向位置に到達すると、現像バイアス印加手段による現像ローラ44への現像DCバイアスの停止を始める。
図3に示す制御を実行することにより、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間では、Vback(停止時Vback)を110Vにすることで、キャリア付着を抑制することができる。また、画像形成時は、Vback(作像Vback)を160Vにすることにより、画像形成時のかぶりトナー及びキャリア付着を抑制することができる。
以上説明した第1の実施形態では、停止時Vbackを、作像Vbackよりも小さくしている。このような第1の実施形態によれば、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間でのキャリア付着を抑制しつつ、画像形成時のかぶりトナーを抑制することができる。
なお、図3に示す制御では、作像Vbackから停止時Vbackに変更する際に、現像ローラ44への現像DCバイアス(Vdc=-740V)を一定にしたまま、帯電DCバイアスを変更する例について説明したが、これに限られない。停止時Vbackが作像Vbackよりも小さい関係を満たすのであれば、帯電DCバイアスを変更することに加えて、現像DCバイアスも変更する変形例であってもよい。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の基本的な構成については第1の実施形態と同じである。そのため、第1の実施形態と実質的に同一若しくは相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳細な説明は省略し、第2の実施形態に特有の構成部分のみ詳細に説明する。
第2の実施形態における画像形成動作(作像動作)のシーケンスについて、図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態における、作像動作中から作像動作終了に至るまでの現像ローラ44の回転駆動、現像ローラ44に印加される現像DCバイアス、感光体ドラム1が現像ローラ44に対向する位置での帯電電位Vdの値、タイミングチャートを示している。
前述した第1の実施形態では、感光体ドラム1が現像ローラ44の対向位置においてVd=-850Vとなった後(Vbackを110Vとなった後)に現像ローラ44の回転駆動を減速し始めている。しかしながら、感光体ドラム1が現像ローラ44の対向位置においてVd=-850Vとなった直後に現像ローラ44の回転駆動を減速し始めた場合、感光体ドラム1の電位が十分に安定していない状態で現像ローラ44の回転速度が変更される可能性がある。このような状態においては、現像ローラ44の回転速度に対してキャリア付着およびかぶりトナーの抑制における最適なVbackに制御されていないため、キャリア付着やかぶりトナーが生じる虞がある。
一方、感光体ドラム1の帯電電位Vdが安定するまでのマージン時間の経過後(第2の実施形態では約100msec)には感光体ドラム1の電位が十分に安定する。このため、Vbackを110Vに変更した後の感光体ドラム1の帯電電位が現像ローラ44の対向位置に到達した後から100msecが経過した以降に、現像ローラ44の回転駆動の減速を始めることが好ましい。言い換えれば、画像形成が終了した後、感光体ドラム1の表面電位がVd=-850Vとなるように帯電バイアスが印加された感光体ドラム1の帯電位置が、感光体ドラム1が現像ローラ44と対向する位置に到達する。この到達時点から起算して100msec以上であって且つ当該到達時点から起算して感光体ドラム1が1回転するまでの間に、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めることが好ましい。
一方、生産性の観点から、画像形成後の停止動作は短時間で実施することが好ましい。そのため、Vbackを110Vに変更した後の感光体ドラム1の帯電電位が現像ローラ44の対向位置に到達した後、少なくとも感光体ドラム1が1回転するまでの間(第2の実施形態では216msec)に現像ローラ44の回転駆動を減速し始める。これにより、現像ローラ44の回転駆動の減速を開始するタイミング(現像ローラ44の駆動停止開始点)を必要以上に遅らせることがないので、生産性の低下を抑制することができる。
そこで、第2の実施形態では、図4に示す通り、Vbackを110Vに変更した後の感光体ドラム1の帯電電位Vdが現像ローラ44の対向位置に到達した後から現像ローラ44の回転駆動を減速し始めるまでの時間tを以下のようにしている。即ち、時間tは、Vbackを110Vに変更した後の感光体ドラム1の帯電電位が現像ローラ44の対向位置に到達した時点から起算して、100msec以上であって感光体ドラム1が1回転するのに要する時間までの間となるように制御する。なお、図4において、Vbackを110Vに変更した後の感光体ドラム1の帯電電位が現像ローラ44の対向位置に到達した時点を、「現像ローラ対向位置ドラム電位変更終了点」と表記している。
第2の実施形態では、画像形成が終了した後、感光体ドラム1の表面電位がVd=-850Vとなるように帯電バイアスが印加された感光体ドラム1の帯電位置が、感光体ドラム1が現像ローラ44と対向する位置に到達する。この到達時点から起算して100msec以上であって且つ当該到達時点から起算して感光体ドラム1が1回転するまでの間に、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めるよう駆動モータを制御している。
これにより、第2の実施形態では、現像ローラ44の回転駆動の減速を開始するタイミング(現像ローラ44の駆動停止開始点)を必要以上に遅らせることがないので、生産性の低下を抑制することができる。また、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間におけるキャリア付着を抑制しつつ、画像形成時のかぶりトナーを抑制することができる。
[第3の実施形態]
続いて、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の基本的な構成については第1の実施形態と同じである。そのため、第1の実施形態と実質的に同一若しくは相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳細な説明は省略し、第3の実施形態に特有の構成部分のみ詳細に説明する。
第3の実施形態における画像形成動作(作像動作)のシーケンスについて、図4を用いて説明する。図5は、第3の実施形態における、作像動作中から作像動作終了に至るまでの現像ローラ44の回転駆動、現像ローラ44に印加される現像DCバイアス、感光体ドラム1が現像ローラ44に対向する位置での帯電電位Vdの値、タイミングチャートを示している。
前述した第1の実施形態では、作像動作が終了した際に、作像時の感光体ドラム1の帯電電位Vdを第1の帯電電位(Vd1=-900V)から、第2の帯電電位(Vd2=-850V)に変更している。しかしながら、感光体ドラム1の帯電電位Vdを短時間で変更することにより、感光体ドラム1上の帯電電位に段差が発生した場合、感光体ドラム1上の帯電電位の変更位置においてキャリア付着やかぶりトナーが生じる虞がある。
そこで第3の実施形態では、図5に示す通り、作像動作が終了してから現像ローラ44の回転駆動が減速し始めるまでの期間におけるVbackを、以下のようにしている。即ち、当該期間におけるVbackを、画像形成時のVback1、および、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速してから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間におけるVback2、とは異なる値に制御する。作像動作が終了してから現像ローラ44の回転駆動が減速し始めるまでの期間におけるVbackは、現像ローラ44の回転駆動開始から画像形成時の速度に到達するまでの期間におけるVback1以上、及び画像形成時のVback2以下にする事が好ましい。
図5の例では、作像動作が終了してから現像ローラ44の回転駆動が減速し始めるまでの期間におけるVbackを、現像ローラ44への現像DCバイアスVdcを一定のままで、感光体ドラム1の帯電電位Vdを変更することにより達成している。そして、作像動作が終了してから現像ローラ44の回転駆動が減速し始めるまでの期間におけるVbackの絶対値を、停止時Vbackの絶対値よりも大きく、且つ、作像Vbackの絶対値よりも小さくしている。なお、停止時Vbackとは、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間におけるVbackのことである。また、作像Vbackとは、画像形成時(画像形成動作開始点以降)のVbackのことである。
これにより、第3の実施形態では、感光体ドラム1上の帯電電位Vdの段差を低減でき、キャリア付着やかぶりトナーを抑制することができる。また、第3の実施形態では、第1の実施形態と同様に、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間におけるキャリア付着を抑制しつつ、画像形成時のかぶりトナーを抑制することができる。
[第4の実施形態]
続いて、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態の基本的な構成については第1の実施形態と同じである。そのため、第1の実施形態と実質的に同一若しくは相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳細な説明は省略し、第4の実施形態に特有の構成部分のみ詳細に説明する。
第4の実施形態における画像形成動作(作像動作)のシーケンスについて、図6を用いて説明する。図6は、第4の実施形態における、作像動作中から作像動作終了に至るまでの現像ローラ44の回転駆動、現像ローラ44に印加される現像DCバイアス、感光体ドラム1が現像ローラ44に対向する位置での帯電電位Vdの値、タイミングチャートを示している。
前述した第1の実施形態では、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間において、Vbackは一定に制御されている。しかしながら、現像ローラ44の回転速度によってキャリア付着及びかぶりトナーに対する最適な値のVbackが異なる。とりわけ、現像ローラ44の回転駆動を停止し始めた直後においては、画像形成時よりも現像ローラ44の回転速度が遅いので、Vbackが最適な値よりも小さく、かぶりトナーが生じる虞がある。また、現像ローラ44の回転速度がゼロになる直前においては、Vbackが最適な値よりも大きく、キャリア付着が生じる虞がある。
そこで第4の実施形態では、図6に示す通り、駆動手段(現像モータ)によって回転駆動される現像ローラ44の回転速度に応じてVbackを制御することにより、キャリア着およびかぶりトナーを抑制するものである。
第4の実施形態において、作像動作が終了してから現像ローラ44の回転駆動の停止を開始するまでの動作については、第1の実施形態と同様の制御を行っている。そのため、作像動作が終了してから現像ローラ44の回転駆動の停止を開始するまでの動作については説明を省略し、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの動作について詳しく説明する。
作像動作を終了した時点では、感光体ドラム1が第1の帯電電位(Vd1=-900V)および現像DCバイアス(Vdc=-740V)で安定状態となり、この状態で現像ローラ44の回転駆動の停止が開始される。このときのVbackは、160Vである。
現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めた後は、現像ローラ44の回転速度の減少に伴って、感光体ドラム1の帯電電位Vdが第1の帯電電位から第2の帯電電位になるように帯電DCバイアスが段階的に変更される。具体的には、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めた後は、現像ローラ44の回転速度の減少に伴って、感光体ドラム1の帯電電位が-900Vから-850Vになるように帯電DCバイアスが段階的に変更される。そして、帯電DCバイアスの段階的な変更が終了した時点でのVbackは110Vとなる。
なお、図6において、現像ローラ44の回転駆動を停止した時点(即ち、現像ローラ44の回転速度がゼロになった時点)を、「現像ローラ駆動停止点」と表記している。また、図6において、現像ローラ44の回転駆動を停止した後におけるVbackを、「停止後Vback」と表記している。
第4の実施形態では、図6に示す制御を実行することにより、現像ローラ44の回転速度に応じた最適なVbackに制御することができる。このため、第4の実施形態では、現像ローラ44の回転駆動が停止し始めてから現像ローラ44の回転駆動が停止する(現像ローラ44の回転速度がゼロになる)までの期間におけるキャリア付着およびかぶりトナーを抑制することができる。また、第4の実施形態では、第1の実施形態と同様に、現像ローラ44の回転速度を画像形成時の速度から減速し始めてから現像ローラ44の回転速度がゼロになるまでの期間におけるキャリア付着を抑制しつつ、画像形成時のかぶりトナーを抑制することができる。
[第5の実施形態]
続いて、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態の基本的な構成については第1の実施形態と同じである。そのため、第1の実施形態と実質的に同一若しくは相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳細な説明は省略し、第5の実施形態に特有の構成部分のみ詳細に説明する。
第5の実施形態における画像形成動作(作像動作)のシーケンスについて、図6を用いて説明する。図7は、第4の実施形態における、作像動作中から作像動作終了に至るまでの現像ローラ44の回転駆動、現像ローラ44に印加される現像DCバイアス、感光体ドラム1が現像ローラ44に対向する位置での帯電電位Vdの値、タイミングチャートを示している。
画像形成中や画像形成時と同様のVbackで動作している状態のときに、エラーや紙詰まり(ジャム)などが発生し、画像形成装置100を緊急停止することがある。緊急停止の際は、当然、現像ローラ44を含む各種部材の駆動や各種部材への電圧印加を停止する必要がある。また、緊急停止の際は、各種部材の駆動や各種部材への電圧印加の停止指示は、できる限り早く行われることが望ましい。
前述した第1の実施形態~第4の実施形態においては、画像形成動作が正常に終了した場合が前提の動作である。また、前述した第1の実施形態~第4の実施形態においては、キャリア付着やかぶりトナーを抑制するために帯電DCバイアスを複数の段階に変動させてVbackを制御しながら、各種部材の駆動や各種部材への電圧印加を停止した。
一方、第5の実施形態においては、図7に示すように、緊急停止の際には、各種部材の駆動や各種部材への電圧印加を即座に停止する。このように制御することによって、段階的に帯電DCバイアスを変動させながら終了処理を行う場合と比較して、短い期間で画像形成装置100を停止させることができる。
[その他の実施形態]
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
上記実施形態では、各タイミングでVbackを変更する際に、現像ローラ44への現像DCバイアスVdcを一定のまま、帯電DCバイアスを変更する例について説明したが、これに限られない。上記実施形態における各タイミングでのVbackの大小関係を満たすようにVbackが変更されるのであれば、帯電DCバイアスを変更することに加えて、現像DCバイアスも変更する変形例であってもよい。
また、上記実施形態では、図1に示したように、中間転写ベルト62を用いる構成の画像形成装置100を例に説明したが、これに限られない。感光体ドラム1に順に記録媒体を直接接触させて転写を行う構成の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
1 感光体ドラム
2 帯電装置
4 現像装置
44 現像ローラ
45 現像容器
100 画像形成装置

Claims (3)

  1. 像担持体と、
    トナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像剤を担持する回転可能な現像剤担持体と、を有する現像装置と、
    前記現像剤担持体を回転駆動する駆動手段と、
    前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加手段と、
    前記像担持体に帯電バイアスを印加する帯電バイアス印加手段と、
    を備え、
    前記帯電バイアス印加手段は、画像形成時において、前記像担持体の表面電位が第1の電位となるように前記像担持体に前記帯電バイアスを印加し、画像形成が終了した後であって且つ前記駆動手段により前記現像剤担持体の回転速度を前記画像形成時の速度から減速し始めてから前記現像剤担持体の回転速度がゼロになるまでの期間において、前記像担持体の表面電位が前記第1の電位とは異なる第2の電位となるように前記像担持体に前記帯電バイアスを印加し、
    画像形成が終了した後であって且つ前記駆動手段により前記現像剤担持体の回転速度を前記画像形成時の速度から減速し始めてから前記現像剤担持体の回転速度がゼロになるまでの期間における、前記現像バイアス印加手段により前記現像バイアスが印加された前記現像剤担持体の表面電位と、前記帯電バイアス印加手段により前記帯電バイアスが印加された前記像担持体の表面電位との差分の絶対値は、前記画像形成時における、前記現像バイアス印加手段により前記現像バイアスが印加された前記現像剤担持体の表面電位と、前記帯電バイアス印加手段により前記帯電バイアスが印加された前記像担持体の表面電位との差分の絶対値よりも小さい
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動手段は、前記像担持体の表面電位が前記第2の電位となるように前記帯電バイアスが印加された前記像担持体の帯電位置が前記像担持体の前記現像剤担持体と対向する位置に到達した時点から起算して100msec以上であって且つ当該時点から起算して前記像担持体が1回転するまでの間に、前記現像剤担持体の回転速度を前記画像形成時の速度から減速し始める
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記帯電バイアス印加手段は、画像形成が終了した後であって且つ前記駆動手段により前記現像剤担持体の回転速度を前記画像形成時の速度から減速し始めるまでの期間において、前記像担持体の表面電位が前記第1の電位及び前記第2の電位のそれぞれとは異なる第3の電位となるように前記像担持体に前記帯電バイアスを印加し、
    画像形成が終了した後であって且つ前記駆動手段により前記現像剤担持体の回転速度を前記画像形成時の速度から減速し始めるまでの期間における、前記現像バイアス印加手段により前記現像バイアスが印加された前記現像剤担持体の表面電位と、前記帯電バイアス印加手段により前記帯電バイアスが印加された前記像担持体の表面電位との差分の絶対値は、前記駆動手段により前記現像剤担持体の回転速度を前記画像形成時の速度から減速し始めてから前記現像剤担持体の回転速度がゼロになるまでの期間における、前記現像バイアス印加手段により前記現像バイアスが印加された前記現像剤担持体の表面電位と、前記帯電バイアス印加手段により前記帯電バイアスが印加された前記像担持体の表面電位との差分の絶対値と、前記画像形成時における、前記現像バイアス印加手段により前記現像バイアスが印加された前記現像剤担持体の表面電位と、前記帯電バイアス印加手段により前記帯電バイアスが印加された前記像担持体の表面電位との差分の絶対値との間である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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