JP2023139612A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Ken Ito
悠一 駒田
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Abstract

【課題】車両で撮影された画像を効率的に収集することを可能にする技術を提供すること。【解決手段】車両の外部を撮影する複数の車両における、走行位置と走行方向と撮影時刻とを含む走行履歴を記憶する記憶部と、対象場所及び対象時間帯の指定を受け付ける受付部と、走行履歴に基づいて、対象時間帯における車両の走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と対象場所とが重複条件を満たす1以上の車両を抽出する抽出部と、抽出された1以上の車両に対し、対象時間帯で撮影された画像データをアップロードすることを指示するアップロード指示を送信する送信部と、を有する、情報処理装置を提供する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
現在、車両が走行している間、進行方向等の映像を記録しておくことが可能なドライブレコーダーと呼ばれる車載装置が提供されている(例えば特許文献1)。
特開2014-229049号公報
現在、道路上には多数の車両が走行しており、これらの車両に搭載されたドライブレコーダーでは、様々な場所の画像が撮影されている。そのため、これらの多数の車両から画像を収集して分析することで、様々な場所の情報を得ることが可能であると考えられる。
しかしながら、道路上を走行している車両は膨大であることから、どの車両がいつどの場所を走行していたのかを把握し、必要な場所の画像を収集することは困難である。
そこで、本発明は、車両で撮影された画像を効率的に収集することを可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、車両の外部を撮影する複数の車両における、走行位置と走行方向と撮影時刻とを含む走行履歴を記憶する記憶部と、対象場所及び対象時間帯の指定を受け付ける受付部と、前記走行履歴に基づいて、前記対象時間帯における車両の走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と前記対象場所とが重複条件を満たす1以上の車両を抽出する抽出部と、抽出された1以上の車両に対し、前記対象時間帯で撮影された画像データをアップロードすることを指示するアップロード指示を送信する送信部と、を有する。
本発明によれば、車両で撮影された画像を効率的に収集することを可能にする技術を提供することができる。
本実施形態に係る画像処理システムの一例を示す図である。 撮影装置のハードウェア構成例を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 撮影装置の機能ブロック構成例を示す図である。 収集データDB及び指示内容DBの一例を示す図である。 画像処理装置の機能ブロック構成例を示す図である。 収集データDB及び検出結果DBの一例を示す図である。 画像収集・ロック機能(その1)において、画像処理装置が行う処理手順を示すフローチャートである。 画像データのアップロード又はロックの指示を受け付ける車両検索画面の一例を示す図である。 画像データのアップロード又はロックの指示を受け付ける車両検索画面の一例を示す図である。 撮影範囲を説明するための図である。 重複条件を説明するための図である。 重複条件を説明するための図である。 アップロード又はロック対象場所を撮影していた時間帯を算出する方法を説明するための図である。 画像収集・ロック機能(その1)において、撮影装置が行う処理手順を示すフローチャートである。 画像収集・ロック機能(その2)について、画像処理装置が行う処理手順を示すフローチャートである。 画像収集・ロック機能(その2)について、撮影装置が行う処理手順を示すフローチャートである。 画像収集・ロック機能(その2)について、撮影装置が行う処理手順を示すフローチャートである。 画像処理装置が画像データを表示する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。 画像表示画面(その1)を示す図である。 画像データの抽出方法を説明するための図である。 画像データの抽出方法を説明するための図である。 画像表示画面(その2)を示す図である。 画像処理装置が画像検出を行う際の処理手順の一例を示すフローチャートである。 検出された画像検出対象を表示する画面の一例を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る画像処理システム1の一例を示す図である。画像処理システム1は、撮影装置10と、画像処理装置20と、端末30とを含む。撮影装置10及び画像処理装置20は、例えば無線通信を利用することで相互に通信することができる。また、画像処理装置20及び端末30は、例えば有線通信又は無線通信を利用することで、相互に通信することができる。
車両Cは、例えば乗用車、貨物車、トラック、バス及び自動二輪車等を含むが、これらに限られない。撮影装置10を搭載可能であればどのような車両であってもよい。
撮影装置10は、車両Cが走行している位置及び走行方向を把握して画像処理装置20に定期的に通知する。車両Cが走行している位置は、例えば、撮影装置10又は車両Cに搭載されたGNSS(Global Navigation Satellite System)又はGPS(Global Positioning System)を利用して計測することができる。また、車両Cの走行方向は、例えば、車両Cが走行している位置の時間的変化、撮影装置10又は車両Cに搭載された各種のセンサ(ジャイロセンサ、地磁気センサ等)の情報を利用することで計測することができる。撮影装置10は、例えば、ドライブレコーダー、録画機能を備えた電子ミラー、携帯電話、スマートフォン及びタブレット端末等を含むが、これらに限られない。例えば、撮影装置10は、車両Cの一部であってもよい。撮影装置10は、録画機能を備えていれば、どのような装置であってもよい。
また、撮影装置10は、車両Cの外部(周囲)を撮影し、撮影装置10が保持するメモリに、撮影した画像データを格納する。撮影装置10は、ドライブレコーダーのフロントカメラのように、車両Cの走行方向を含む所定角度を撮影することを想定しているが、これに限定されるものではない。例えば、ドライブレコーダーのリアカメラのように走行方向とは逆方向(つまり車両Cの後方)を撮影することや、360度カメラのように走行方向を含む全方向を撮影することも含み得る。撮影装置10は、メモリの空き領域が不足すると、最も古い画像データに新しい画像データを上書きしていく。
撮影装置10は、静止画像を所定周期で連続して撮影してもよいし、所定のフレームレートの映像(動画像)を撮影してもよい。すなわち、本実施形態における「画像」の用語は、時系列順に連続した静止画像及び/又は映像を意味する。また、「フレーム」は、時系列順に連続した静止画像の各々、及び、映像を構成する各々の静止画像を意味する。
画像処理装置20は、撮影装置10からの通知に基づき車両Cが走行している位置を把握し、複数の車両Cから(複数の車両Cに搭載された撮影装置10から)画像データを収集する。また、画像処理装置20は、収集した画像データの分析等を行う。また、画像処理装置20は、撮影装置10から収集した画像データを端末30に表示させる。
本実施形態において、画像処理システム1は、以下に挙げる機能のうち少なくとも1つを備えていてもよい。
1.「画像収集・ロック機能」:画像処理装置20が、ユーザから指定された時間帯及び場所を走行していた車両Cの撮影装置10から、当該指定された時間帯で当該場所を撮影した画像データを収集する(アップロードさせる)機能。また、画像処理装置20が、ユーザから指定された時間帯及び場所を走行していた車両Cに対し、当該指定された時間帯で当該場所を撮影した画像データを削除せずにロックしておくことを指示する機能。
2.「画像表示機能」:画像処理装置20が「画像収集機能」により収集した画像データを、端末30の画面に表示させる機能。画像処理装置20は、ユーザが指定した場所を、ユーザが指定した時刻で撮影した画像データを抽出し、端末30の画面に表示させる。
3.「画像検出機能」:画像処理装置20が、撮影装置10から収集した画像データを分析することで、画像データに写っている検出対象(例えば特定の顔、特定のナンバープレート等)を検出する機能。また、撮影装置10で検出されたBLE(Bluetooth L Energy)タグのうち、指定されたBLEタグを検索する機能。
以下の説明において、アップロード又はロック対象とする画像データが撮影される/された場所を「アップロード又はロック対象場所」と言う。また、アップロード又はロックする対象とする画像データが撮影される/された時間帯を、「アップロード又はロック対象時間帯」と言う。また、アップロードとロックを明示的に使い分ける場合、「アップロード対象場所」、「アップロード対象時間帯」、「ロック対象場所」又は「ロック対象時間帯」と言うことがある。また、以下の説明では、便宜上「車両Cで撮影された画像データ」と記載することがあるが、より正確には、車両Cに搭載された撮影装置10で撮影された画像データを意味する。また、便宜上「車両Cから収集された画像データ」と記載することがあるが、より正確には、車両Cに搭載された撮影装置10から収集された画像データを意味する。また、便宜上「車両Cに指示を送信する」と記載することがあるが、より正確には、車両Cに搭載された撮影装置10に指示を送信することを意味する。
<ハードウェア構成>
(撮影装置)
図2は、撮影装置10のハードウェア構成例を示す図である。撮影装置10は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)等のプロセッサ11、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置12、有線又は無線通信を行う通信IF(Interface)13、加速度センサ、地磁気センサ及び/又はジャイロセンサ等のセンサ14、入力操作を受け付ける入力デバイス15、情報の出力を行う出力デバイス16、及び、静止画像又は映像を撮影するカメラ17を有する。入力デバイス15は、例えば、操作ボタン、タッチパネル及び/又はマイク等である。また、入力デバイス15には、車両Cで計測される情報(車速及び加速度等)を入力するインタフェースが含まれていてもよい。出力デバイス16は、例えば、ディスプレイ、タッチパネル及び/又はスピーカ等である。
(画像処理装置)
図3は、画像処理装置20のハードウェア構成例を示す図である。画像処理装置20は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)等のプロセッサ21、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置22、有線又は無線通信を行う通信IF(Interface)23、入力操作を受け付ける入力デバイス24、及び情報の出力を行う出力デバイス25を有する。入力デバイス24は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス及び/又はマイク等である。出力デバイス25は、例えば、ディスプレイ、タッチパネル及び/又はスピーカ等である。
画像処理装置20は、1又は複数の物理的なサーバ等から構成されていてもよいし、ハイパーバイザー(hypervisor)上で動作する仮想的なサーバを用いて構成されていてもよいし、クラウドサーバを用いて構成されていてもよい。画像処理装置20は、情報処理装置と呼ばれてもよい。
<機能ブロック構成>
(撮影装置)
図4は、撮影装置10の機能ブロック構成例を示す図である。撮影装置10は、記憶部100と、測定部101と、通知部102と、撮影部103と、受信部104と、画像管理部105と、送信部106と、検出部107とを含む。記憶部100は、撮影装置10が備える記憶装置12を用いて実現することができる。また、測定部101は、撮影装置10が備えるセンサ14を用いて実現することができる。また、撮影部103は、撮影装置10が備えるカメラ17を用いて実現することができる。また、測定部101と、通知部102と、撮影部103と、受信部104と、画像管理部105と、送信部106と、検出部107とは、撮影装置10のプロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
記憶部100は、走行履歴及び画像データを格納する収集データDB(DataBase)100a、及び、画像処理装置20から受け付けた指示を格納する指示内容DB100bを格納する。
図5は、収集データDB100a及び指示内容DB100bの一例を示す図である。収集データDB100aは、走行履歴DB100-1aと画像データDB100-2aとを格納する。走行履歴DB100-1aの「走行履歴」は、車両Cが、いつ、どの場所を、どの方向に向かって走行していたのかを示す履歴であり、例えば、車両Cの走行位置、走行方向及び時刻を対応づけたデータが、所定間隔(例えば1秒間隔や10秒間隔等)で蓄積される。例えば、走行位置は緯度及び経度で表現され、走行方向は基準方向(例えば北方向など)を0度とした場合の時計回りの角度で表現されてもよい。図5の例では、走行履歴として、「北緯x1、東経y1、z1度、2021/10/22_10:10_00」のデータが記録されている。これは、撮影時刻が2021年10月22日10時10分00秒の時点における走行位置は北緯x1度及び東経y1度であり、走行方向はz1度であることを意味している。また、「北緯x2、東経y2、z2度、2021/10/22_10:10_01」のデータは、撮影時刻が2021年10月22日10時10分01秒の時点における走行位置は北緯x2度及び東経y2度であり、走行方向はz1度であることを意味している。つまり、図5の例では、走行履歴は1秒ごとに記録されている。
また、画像データDB100-2aの「画像データ」は、撮影装置10が撮影した画像データを格納する。また、画像データには、フレームごとの撮影日時を示す情報が含まれていてもよい。ロックフラグは、画像データにおいて削除を禁止する時間帯を示す。図5の例では、2021年10月22日10時10分00秒~10時15分59秒の時間帯が、削除禁止に設定されている。なお、収集データDB100aにおける走行履歴及び画像データの記録方法は一例にすぎず、本実施形態が図5の例に限定されるものではない。例えば、撮影された画像データが1つのファイルに全て格納されていてもよいし、複数のファイル(例えば1分ごとのファイルなど)に分割されて格納されていてもよい。また、図5の例では、走行履歴と画像データとが別個のデータベースに格納されることとしているが、これに限定されるものではない。1つのデータベースの中に、走行履歴と画像データに含まれる全てのデータが格納される構成としてもよい。
指示内容DB100bには、画像処理装置20からの指示を一意に識別するための識別子である「指示ID(Identifier)」が格納される。「指示ID」は、画像処理装置20から通知されてもよいし、撮影装置10が自ら生成してもよい。「指示内容」には、画像処理装置20からの指示の内容が格納される。より具体的には、画像データのロックを実行(ロック)するのか、又は、画像データのアップロード(アップロード)するのかのいずれかが格納される。「対象場所」には、どの場所で撮影された画像データをロック又はアップロードするのかを指定する情報が格納される。本実施形態において、どの場所で撮影された画像データなのかを指定する方法には、範囲(エリア)を指定する方法と、地点を指定する方法とが含まれていてもよい。例えば、「範囲指定」は、指定された範囲を撮影した画像データを、ロック又はアップロードすることの指示であり、「地点指定」は、指定された地点を撮影した画像データを、ロック又はアップロードする指示であってもよい。「対象時間帯」には、いつ撮影された画像データをロック又はアップロードするのかを指定する情報が格納される。なお、対象場所及び対象時間帯のうちいずれか一方の指定は省略されてもよい。図4に戻り説明を続ける。
測定部101は、撮影装置10が搭載される車両Cの走行位置及び走行方向を測定する。また、測定部101は、測定した車両Cの走行位置、走行方向及び測定時の時刻を対応づけて、収集データDB100aの「走行履歴」に格納する。
通知部は、車両Cの走行位置、走行方向及び測定時の時刻を、所定間隔で画像処理装置20に通知する。
撮影部103は、車両の外部を撮影し、撮影した画像データを記憶部100の収集データDB100aに格納する。また、撮影部103は、撮影した画像データと撮影時刻とを対応づけて収集データDB100aに格納してもよい。例えば、各フレームを撮影した撮影時刻は、収集データDB100aに格納される画像データに埋め込まれていてもよい。また、撮影部103は、撮影した画像データと走行位置と走行方向とを対応づけて収集データDB100aに格納してもよい。
受信部104は、画像処理装置20から、削除を禁止する画像データの条件を指示するロック指示を受信する。また、受信部104は、画像処理装置20から、画像データをアップロードすることを指示するアップロード指示を受信する。
画像管理部105は、画像処理装置20から、ロック指示を受信した場合に、収集データDB100aに格納される画像データのうち、削除を禁止する画像データの条件を満たす画像データを、削除を禁止する状態に変更する。
また、ロック指示には、削除を禁止する画像データの条件として、ロック対象時間帯の指定が含まれており、画像管理部105は、削除を禁止する画像データの条件を満たす画像データとして、撮影時刻が、指定された対象時間帯に対応する画像データを、削除を禁止する状態に変更するようにしてもよい。
また、ロック指示には、削除を禁止する画像データの条件として、ロック対象場所の指定が含まれており、画像管理部105は、収集データDB100aに格納される画像データのうち、ロック対象時間帯における車両Cの走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と対象場所とが重複条件を満たす画像データを、削除を禁止する状態に変更するようにしてもよい。また、ロック対象場所の指定は、所定範囲(例えば駅の周囲1km四方など)の指定であってもよい。この場合、画像管理部105は、当該重複条件を満たす画像データとして、当該撮影範囲と当該所定範囲の少なくとも一部とが重複する画像データを、削除を禁止する状態に変更するようにしてもよい。
また、ロック対象場所の指定は、所定地点(例えば特定のビルなど)の指定であってもよい。この場合、画像管理部105は、当該重複条件を満たす画像データとして、所定地点が撮影範囲に含まれている画像データを、削除を禁止する状態に変更するようにしてもよい。
また、ロック指示には、ロック対象場所として、所定地点の指定がされており、更に、削除を禁止する画像データの条件として撮影方向の指定が含まれていてもよい。「撮影方向の指定」とは、所定地点をどの方向から撮影した画像データをロックするのかの指定を意味する。この場合、画像管理部105は、重複条件を満たす画像データとして、所定地点が撮影範囲に含まれており、かつ、撮影範囲に対応する走行方向を基準とする画角(撮影装置10が備えるカメラの画角)の範囲に、撮影方向が含まれる画像データを、削除を禁止する状態に変更するようにしてもよい。
送信部106は、記憶部100に格納された収集データDB100aから、アップロード指示で指示された画像データを取得して画像処理装置20に送信する。また、受信部104は、画像処理装置20から、アップロード対象時間帯を含むアップロード指示を受信するようにしてもよい。この場合、送信部106は、収集データDB100aから、撮影時刻が、アップロード指示で指示されたアップロード対象時間帯に対応する画像データを取得して画像処理装置20に送信するようにしてもよい。もし、アップロード対象時間帯が未来の時間である場合、送信部106は、当該未来の時間が到来したタイミングで撮影部103により撮影された画像データを、画像処理装置20に送信するようにしてもよい。
また、受信部104は、画像処理装置20から、アップロード対象時間帯及びアップロード対象場所を含むアップロード指示を受信するようにしてもよい。この場合、送信部106は、記憶部100に格納された画像データのうち、アップロード対象時間帯における走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲とアップロード対象場所とが重複条件を満たす画像データを、画像処理装置20に送信するようにしてもよい。
検出部107は、車両Cの付近に存在するBLEタグから発信される無線信号を検出する。また、検出部107は、検出した無線信号に含まれるBLEタグのIDと、当該BLEタグを検出した検出場所及び検出時刻とを対応づけて、画像処理装置20に送信する。
(画像処理装置)
図6は、画像処理装置20の機能ブロック構成例を示す図である。画像処理装置20は、記憶部200と、取得部201と、受付部202と、抽出部203と、送信部204と、画像検出部205と、表示制御部206とを含む。記憶部200は、画像処理装置20が備える記憶装置22を用いて実現することができる。また、取得部201と、受付部202と、抽出部203と、送信部204と、画像検出部205と、表示制御部206とは、画像処理装置20のプロセッサ21が、記憶装置22に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
記憶部200は、収集データDB200aと、検出結果DB200bとを記憶する。収集データDB200aには、車両の外部を撮影する複数の車両における、走行位置と走行方向と時刻とを含む走行履歴が格納される。
図7は、収集データDB200a及び検出結果DB200bの一例を示す図である。収集データDB200aは、走行履歴DB200-1aと、画像データDB200-2aと、BLEデータ200-3aとを、車両Cごとに格納する。「車両ID」は、車両Cを一意に識別する識別子であり、例えば、ナンバープレートなどの登録番号であってもよい。画像データDB100-2aは、画像データのファイルを格納するフォルダであってもよい。走行履歴DB200-1aは、車両Cの走行履歴と、撮影装置10で撮影された画像データとを格納する。走行履歴DB200-1aと、画像データDB200-2aとは、図5で説明した走行履歴DB100-1aと画像データDB100-2aと同一であるため説明は省略する。BLEデータ200-3aは、撮影装置10から受信した、BLEタグのID、当該BLEタグを検出した検出場所及び検出時刻を対応づけたデータを格納するデータベースである。
検出結果DB200bは、撮影装置10から収集した画像データに検出対象が写っているか否かを分析した結果を格納する。「検出ID」は、検出結果を一意に識別する識別子である。「種別」は、検出された検出対象の種別を示す。「地点情報」は、検出対象が検出された地点を示す。「撮影時刻」は、検出対象が画像データに写っていた時刻を示す。「車両ID」は、検出対象が写っている画像データを撮影した車両Cの車両IDを示す。図6に戻り説明を続ける。
取得部201は、複数の車両Cから、走行位置、走行方向及び時刻を所定間隔で取得し、取得した走行位置と走行方向と時刻とを対応づけて、収集データDB200aの「走行履歴」に格納する。
受付部202は、ユーザから、アップロード対象場所及びアップロード対象時間帯、若しくは、ロック対象場所及びロック対象時間帯、の指定を受け付ける。
抽出部203は、収集データDB200aの「走行履歴」に基づいて、アップロード対象時間帯(又はロック対象時間帯)における車両Cの走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と、アップロード対象場所(又はロック対象場所)とが重複条件を満たす1以上の車両Cを抽出する。
また、受付部202は、アップロード対象場所(又はロック対象場所)として所定範囲(例えば駅の周囲1km四方など)の指定を受け付け、抽出部203は、当該重複条件を満たす1以上の車両Cとして、撮影範囲と所定範囲の少なくとも一部とが重複する1以上の車両Cを抽出するようにしてもよい。
また、受付部202は、アップロード対象場所(又はロック対象場所)として所定地点(例えば特定のビルなど)の指定とを受け付けるようにしてもよい。この場合、抽出部203は、重複条件を満たす1以上の車両として、所定地点が撮影範囲に含まれている1以上の車両を抽出するようにしてもよい。
また、受付部202は、撮影方向の指定と、アップロード対象場所(又はロック対象場所)として所定地点の指定とを受け付けるようにしてもよい。この場合、抽出部203は、重複条件を満たす1以上の車両Cとして、所定地点が撮影範囲に含まれており、かつ、撮影範囲に対応する走行方向を基準とする画角(撮影装置10が備えるカメラの画角)の範囲に、撮影方向が含まれる1以上の車両を抽出するようにしてもよい。
送信部204は、抽出部203で抽出された1以上の車両に対し、アップロード対象時間帯(又はロック対象時間帯)で撮影された画像データをアップロード(又はロック)することを指示するアップロード指示(又はロック指示)を送信する。
また、受付部202は、抽出された1以上の車両の中から、画像データのアップロード(又はロック)を指示する1以上の車両の選択を受け付けるようにしてもよい。この場合、送信部204は、抽出された1以上の車両の中から選択された1以上の車両に対し、アップロード指示(又はロック指示)を送信するようにしてもよい。
また、受付部202は、アップロード対象時間帯(又はロック対象時間帯)として未来の時間の指定を受け付けるようにしてもよい。この場合、抽出部203は、収集データDB200aの「走行履歴」に、当該未来の時間を示す時刻に対応づけられた走行位置及び走行方向が格納された後、重複条件を満たす1以上の車両を抽出するようにしてもよい。また、送信部204は、抽出された1以上の車両に対し、アップロード指示(又はロック指示)を送信するようにしてもよい。
また、画像処理装置20の各機能部は、以上説明した処理に加えて、又は代えて、以下の処理を行うようにしてもよい。
受付部202は、画像処理装置20に蓄積されている画像データの中から、端末30の画面に表示させたい画像データの撮影場所及び撮影時間帯の指定をユーザから受け付ける。
抽出部203は、収集データDB200aから、指定された撮影時間帯における車両Cの走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と、指定された撮影場所とが、重複条件を満たす画像データを抽出する。
表示制御部206は、抽出部203で抽出された画像データを表示させる。
画像検出部205は、収集データDB200aの中に、ユーザから指定された画像検出対象に該当する画像データ(画像検出対象が写っている画像データ)が存在するか否かを検出する。例えば、受付部202は、ユーザから、画像検出対象の指定を受け付け、画像検出部205は、収集データDB200aに格納される画像データに、当該画像検出対象に該当する画像データが含まれる場合、当該画像検出対象に該当する画像データの撮影地点を示す情報と、画像検出対象の種別とを対応づけて検出結果DB200bに記録するようにしてよい。
また、表示制御部206は、地図画面において、検出結果DB200bに記録された画像検出対象の種別を示すアイコンを、画像検出対象に該当する画像データの撮影地点に対応する地図上の地点に表示させるようにしてもよい。
<処理手順>
続いて、画像処理システム1が備える「画像収集・ロック機能」、「画像表示機能」及び「画像検出機能」について、具体的に説明する。なお、各車両Cに搭載された撮影装置10は、車両Cの走行位置、走行方向及び時刻を所定間隔(例えば1秒間隔や10秒間隔等)で画像処理装置20に送信しており、画像処理装置20の収集データDB200aの「走行履歴」には、各撮影装置10から送信された走行位置、走行方向及び時刻が、順次蓄積されていくものとする。
(画像収集・ロック機能(その1))
図8は、画像収集・ロック機能(その1)において、画像処理装置20が行う処理手順を示すフローチャートである。
ステップS11で、受付部202は、画像データをアップロード又はロックする際の対象場所及び対象時間帯の指示を、端末30の画面を介してユーザから受け付ける。
図9は、画像データのアップロード又はロックの指示を受け付ける車両検索画面の一例を示す図である。図9に示す車両検索画面には、アップロード又はロック対象時間帯を入力する入力欄T100と、アップロード又はロック対象場所を指定する地図表示エリアM100と、抽出された車両Cを一覧表示する抽出車両リストL100とが表示される。受付部202は、入力欄T100に入力された時刻を、アップロード又はロック対象時間として受け付ける。また、受付部202は、地図表示エリアM100で指定された場所を、アップロード又はロック対象場所として受け付ける。図9の例では、アップロード又はロック対象時間帯として12月8日13時16分~25分までの9分間が指定されている。当該アップロード又はロック対象時間帯は、過去の時間帯であるものと仮定する。
また、受付部202は、アップロード又はロック対象場所として「所定範囲」の指定を受け付ける。図9の例では、地図表示エリアM100には、アップロード又はロック対象場所として、一定の広さを有する所定範囲P100が指定されている。
図10は、画像データのアップロード又はロックの指示を受け付ける車両検索画面の一例を示す図である。受付部202は、アップロード又はロック対象場所として「所定地点」の指定を受け付けるとともに、「撮影方向」の指定を受け付ける。撮影方向とは、ユーザが、所定地点をどの方向から撮影した画像をアップロード又はロックしたいのかを示す。例えば、ビルAを南側から見た画像を見たい場合、ユーザは、所定地点としてビルAの場所を指定するとともに、撮影方向として、南から北に向かう方向を指定する。図10の例では、地図表示エリアM100では、アップロード又はロック対象場所として地点S110が指定されている。また、地点S110の指定に加えて、地点S110を撮影する方向として撮影方向D110が指定されている。その他言及しない点は図9と同一である。図9及び図10の車両検索ボタンB100が押下された場合、画像処理装置20は、図8のステップS12の処理手順に進む。
ステップS12で、抽出部203は、収集データDB200aの「走行履歴」を参照し、アップロード又はロック対象時間帯における車両の走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と、アップロード又はロック対象場所とが重複条件を満たす1以上の車両Cを抽出する。以下、抽出部203が行う処理手順を具体的に説明する。
[撮影範囲の生成]
最初に、抽出部203は、収集データDB200aの「走行履歴」を参照し、指定されたアップロード又はロック対象時間帯(12月8日13時16分~25分)における各車両Cの走行位置及び走行方向を取得する。続いて、抽出部203は、車両Cごとに、当該対象時間帯における走行位置、走行方向、撮影装置10に搭載されたカメラの向き(以下、「撮影可能方向」と言う。)、カメラの画角及びカメラの撮影可能距離に基づいて、車両Cに搭載された撮影装置10の撮影範囲を算出する。カメラの画角は、例えば、撮影装置10が備えるレンズの水平画角であってもよい。また、カメラの撮影可能距離は、レンズの位置から何メートル先までを撮影可能であるとみなすのかを意味しており、レンズ性能や画素数等に基づいて、撮影装置10ごとに予め定められていてもよい。例えば、100メートルや200メートルなどであってもよい。
図11は、撮影範囲を説明するための図である。Lは撮影可能距離を示し、aは画角を示し、bは走行方向を示し、cは撮影可能方向を示す。撮影可能方向cは、走行方向を基準(0度)とする時計回りの角度で表現される。図11の例では、撮影可能方向は車両Cの走行方向と同一である。通常、ドライブレコーダーのフロントカメラであれば、撮影可能方向は車両Cの走行方向と同一(つまり0度)である。また、ドライブレコーダーのリアカメラであれば、撮影可能方向は車両Cの走行方向と反対方向(つまり180度)である。本実施形態において、車両Cが静止している状態における撮影範囲を、「撮影可能範囲」という。図11のRE300は、撮影可能範囲を示しており、走行方向、撮影可能方向c、画角a及び撮影可能距離から求めることができる。
走行経路R300は、アップロード又はロック対象時間帯において車両Cが走行した経路を示す。走行経路R300は、アップロード又はロック対象時間帯(12月8日13時16分~25分)における車両Cの走行位置を時刻順に並べることで求めることができる。撮影範囲C300は、アップロード又はロック対象時間帯において車両Cに搭載された撮影装置10で撮影可能な範囲を示す。撮影範囲C300は、走行経路R300に沿って撮影可能範囲RE300を移動させることで算出することができる。例えば、抽出部203は、走行経路RE300の開始地点から終了地点までの間、走行経路RE300に沿って撮影可能範囲RE300を移動させ、撮影可能範囲RE300により塗りつぶされた範囲を撮影範囲C300と判断する。つまり、撮影範囲C300は、アップロード又はロック対象時間帯において車両C(撮影装置10)が移動しながら撮影した全ての範囲を意味する。
[車両の抽出]
続いて、抽出部203は、車両Cごとに、撮影範囲と、アップロード又はロック対象場所とが重複条件を満たすか否かを判定することで、当該重複条件を満たす1以上の車両を抽出する。まず、アップロード又はロック対象場所として「所定範囲」の指定を受け付けた場合について説明する。この場合、抽出部203は、車両Cごとに、撮影範囲と所定範囲の少なくとも一部とが重複するか否かを判断する。
図12は、重複条件を説明するための図である。図12の具体例E400において、撮影範囲C400と所定範囲P400は重複していない。従って、抽出部203は、車両Cは重複条件を満たさないと判断する。一方、具体例E410では、撮影範囲C410は、所定範囲P410の一部と重なっている。従って、抽出部203は、車両Cは重複条件を満たすと判断する。また、具体例E410では、撮影範囲C410は、所定範囲P410の全部と重なっている。従って、抽出部203は、車両Cは重複条件を満たすと判断する。
次に、アップロード又はロック対象場所として、「所定地点」の指定と、「撮影方向」の指定とを受け付けた場合について説明する。この場合、抽出部203は、車両Cごとに、所定地点が撮影範囲に含まれており、かつ、撮影範囲に対応する走行方向(つまり撮影範囲を撮影した時刻における走行方向)を基準とする画角の範囲に、撮影方向が含まれるか否かを判断する。例えば、撮影方向D501、走行方向c及び画角の範囲は、走行方向は基準方向(例えば北方向など)を0度とした場合の時計回りの角度で表されるものとする。もし、走行方向cが90度であり、画角が90度であるとすると、走行方向cを基準とする画角の範囲は、45度~135度の範囲になる。同様に、走行方向cが180度であり、画角が90度であるとすると、走行方向cを基準とする画角の範囲は、135度~215度の範囲になる。
図13は、重複条件を説明するための図である。図13の具体例E500では、所定地点S500が撮影範囲C500に含まれており、かつ、走行方向cを基準とする画角の範囲に撮影方向D501が含まれている。従って、抽出部203は、車両Cは重複条件を満たすと判断する。一方、図13の具体例E510では、所定地点S510が撮影範囲C510に含まれてない。従って、抽出部203は、車両Cは重複条件を満たさないと判断する。また、図13の具体例E520では、所定地点S520が撮影範囲C520に含まれているが、走行方向cを基準とする画角の範囲に撮影方向D520が含まれていない。従って、抽出部203は、車両Cは重複条件を満たさないと判断する。
なお、上述した通り、撮影範囲は、アップロード又はロック対象時間帯において車両Cが移動しながら撮影した全ての範囲である。しかしながら、車両Cは道路上を走行することから、アップロード又はロック対象時間帯において走行方向が変化することもあり得る。そこで、抽出部203は、アップロード又はロック対象時間帯において走行方向が変化する場合、いずれかの走行方向にて具体例E500の状態に該当するのであれば、車両Cは重複条件を満たすと判断してもよい。つまり、抽出部203は、所定地点S500が撮影範囲C500に含まれており、かつ、アップロード又はロック対象時間帯において走行方向cを基準とする画角が撮影方向D501に含まれる時刻が存在する場合、車両Cは重複条件を満たすと判断してもよい。車両Cが走行する道路が湾曲している場合など、車両Cが所定地点付近を走行する際の走行方向によっては、所定地点を撮影方向から撮影していない車両Cが抽出されてしまうケースも想定されるが、少なくとも、画像データのアップロード又はロックをする車両Cの絞り込みを行うことは可能である。
抽出部203は、以上説明した処理手順を行うことで、重複条件を満たす1以上の車両Cを抽出する。表示制御部206は、抽出された1以上の車両Cの一覧を、図9及び図10に示す抽出車両リストL100に表示させる。図8に戻り説明を続ける。
ステップS13で、受付部202は、抽出された1以上の車両の中から、画像データのアップロード又はロックを指示する車両(以下、「指示対象車両」と言う。)の選択を受け付ける。例えば、ユーザは、図9及び図10の抽出車両リストL100の中から1以上の車両を選択することができる。なお、図8のステップS13の処理手順は省略されてもよい。その場合、ステップS12の処理手順で抽出された全ての車両Cが指示対象車両になる。
ステップS14で、受付部202は、ユーザから、指示対象車両に対して画像データのアップロードを指示するのか、又は、画像データのロックを指示するのかの選択を受け付ける。図9及び図10の画像アップロードボタンB101が押下された場合、受付部202は、指示対象車両に対して画像データのアップロードを指示するとの選択を受け付ける。一方、図9及び図10の画像ロックボタンB102が押下された場合、受付部202は、指示対象車両に対して画像データのロックを指示すると選択を受け付ける。ロックを指示する場合はステップS15の処理手順に進む。アップロードを指示する場合はステップS16の処理手順に進む。
ステップS15で、送信部204は、指示対象車両に対し、ロック条件として、ステップS11の処理手順でユーザから受け付けたロック対象時間帯を含むロック指示を送信する。指示対象車両が複数である場合、送信部204は、複数の車両Cに対し、それぞれ、当該ロック対象時間帯を含むロック指示を送信する。例えば、図9の例において、対象時間帯に12月8日13時16分~25分が指定された状態で画像ロックボタンB102が押下された場合、送信部204は、ロック対象時間帯が12月8日13時16分~25分であるロック指示を全ての指示対象車両に送信する。
ステップS16で、送信部204は、指示対象車両に対し、アップロード条件として、ステップS11の処理手順でユーザから受け付けたアップロード対象時間帯を含むアップロード指示を送信する。指示対象車両が複数である場合、送信部204は、複数の車両Cに対し、それぞれ、当該アップロード又はロック対象時間帯を含むアップロード指示を送信する。例えば、図9の例において、対象時間帯に12月8日13時16分~25分が指定された状態で画像アップロードボタンB101が押下された場合、送信部204は、アップロード対象時間帯が12月8日13時16分~25分であるアップロード指示を全ての指示対象車両に送信する。
ステップS17で、取得部201は、アップロード指示を送信した車両Cから、画像データを取得して収集データDB200aに格納する。
ステップS18で、表示制御部206は、収集データDB200aに格納された動画データを、端末30に表示させる。
[アップロード・ロック対象時間帯の変形例]
以上説明したステップS15の処理手順では、送信部204は、ユーザにより指定されたロック対象時間帯をそのまま含むロック指示を送信するようにした。つまり、ユーザが、図9又は図10において、対象時間帯として12月8日13時16分~25分の9分間を入力した場合、送信部204は、ロック対象時間帯が12月8日13時16分~25分であるロック指示を指示対象車両に送信するようにした。ステップS16の処理手順でも同様に、送信部204は、アップロード対象時間帯が12月8日13時16分~25分であるアップロード指示を全ての指示対象車両に送信するようにした。
しかしながら、当該対象時間帯には、実際に、アップロード又はロック対象場所が画像に写っている時間帯以外も含まれる可能性がある。そこで、画像処理装置20は、ユーザにより指定されたアップロード又はロック対象時間帯のうち、撮影装置10がアップロード又はロック対象場所を実際に撮影していた時間帯を指定してアップロード又はロック指示を送信するようにしてもよい。
図14は、アップロード又はロック対象場所を撮影していた時間帯を算出する方法を説明するための図である。具体例E550及びE560に示すように、アップロード又はロック対象場所として所定範囲P550が指定されている場合、抽出部203は、撮影可能範囲RE300と所定範囲P550とが重複し始めた時間Xと、撮影可能範囲RE300と所定範囲P550とが重複しなくなった時間X+t1とを特定し、特定した時間Xから時間X+t1までを、撮影装置10がアップロード又はロック対象場所を撮影していた時間帯とするようにしてもよい。つまり、抽出部203は、撮影可能範囲RE300と所定範囲P550とが重なっていた時間帯を、撮影装置10がアップロード又はロック対象場所を撮影していた時間帯とするようにしてもよい。
また、具体例E570及びE580に示すように、アップロード又はロック対象場所として所定地点S570及び撮影方向D570が指定されている場合、抽出部203は、撮影可能範囲RE300と所定地点S570とが重複し始めた時間Yと、撮影可能範囲RE300と所定地点S570とが重複しなくなった時間Y+t2とを特定する。続いて、抽出部203は、時間Yから時間Y+t2までの時間帯において、走行方向bを基準とする画角の範囲に撮影方向D570が含まれる時刻が存在するか否かを判定する。もし、走行方向bを基準とする画角の範囲に撮影方向D570が含まれる時刻が存在する場合、特定した時間Yから時間Y+t2までを、撮影装置10がアップロード又はロック対象場所を撮影していた時間帯とするようにしてもよい。もし、走行方向bを基準とする画角の範囲に撮影方向D570が含まれる時刻が存在しない場合、特定した時間Yから時間Y+t2までについては、撮影装置10がアップロード又はロック対象場所を撮影していた時間帯とはしないようにしてもよい。
これにより、アップロード又はロックされる画像データの中に、アップロード又はロック対象場所が撮影されていない画像データが含まれてしまうことを抑止することができる。
図15は、画像収集・ロック機能(その1)において、撮影装置10が行う処理手順を示すフローチャートである。
ステップS21で、受信部104は、複数の車両Cから画像データを収集する画像処理装置20から、ロック条件を含むロック指示、又は、アップロード条件を含むアップロード指示を受信する。アップロード指示を受信した場合、ステップS22の処理手順に進む。ロック指示を受信した場合、ステップS23の処理手順に進む。
ステップS22で、送信部106は、記憶部100に格納された収集データDB100aから、アップロード指示で指示されたアップロード条件を満たす画像データを取得して画像処理装置20に送信する。例えば、アップロード対象時間帯として、12月8日13時16分~25分が指定されている場合、送信部106は、収集データDB100aから、12月8日13時16分~25分に対応する画像データを取得して画像処理装置20に送信する。
ステップS23で、画像管理部105は、収集データDB100aに格納される画像データのうち、ロック指示で指示されたロック条件を満たす画像データを、削除を禁止する状態に変更する。例えば、ロック対象時間帯として、12月8日13時16分~25分が指定されている場合、画像管理部105は、収集データDB100aに格納されている画像データのうち、12月8日13時16分~25分に対応する画像データを、削除を禁止する状態に変更する。
以上、図8~図15を用いて説明した画像収集・ロック機能について、アップロード又はロック対象時間帯として過去の時間帯が指定されたものとして説明した。しかしながら、画像処理装置20の受付部202は、図8のステップS11の処理手順において、アップロード又はロック対象時間帯として未来の時間帯の指定を受け付けることも可能である。この場合、画像処理装置20の抽出部203は、指定された未来の時間帯まで待機し、収集データDB200aの「走行履歴」に、当該未来の時間帯を示す時刻に対応づけられた走行位置及び走行方向が格納された後、図8のステップS12の処理手順を実行するようにしてもよい。
(画像収集・ロック機能(その2))
以上説明した画像収集・ロック機能(その1)では、画像処理装置20側で、指示対象車両の抽出を行い、抽出した車両Cに対して、アップロード指示又はロック指示を実行するようにした。一方、画像収集・ロック機能(その2)では、画像データをアップロードする条件又は画像データをロックする条件を各車両Cの撮影装置10に指示し、各車両Cの撮影装置10が、指示された条件に合致する場合に画像データのアップロード又はロックを自ら実行する。
図16は、画像収集・ロック機能(その2)について、画像処理装置20が行う処理手順を示すフローチャートである。
ステップS31で、受付部202は、撮影装置10で撮影された画像データをアップロード又はロックする際の条件として、対象場所及び対象時間帯の指示を、端末30の画面を介してユーザから受け付ける。
例えば、受付部202は、図9又は図10の入力欄T100に入力された時刻を、アップロード又はロック対象時間帯として受け付ける。また、受付部202は、図9又は図10の地図表示エリアM100で指定された場所を、アップロード又はロック対象場所として受け付ける。より具体的には、図9に示すように、アップロード又はロック対象場所として、一定の広さを有する所定範囲P100が指定された場合、受付部202は、アップロード又はロック対象場所として、所定範囲の指定を受け付ける。
また、図10に示すように、アップロード又はロック対象場所として地点S110が指定されており、更に、地点S110を撮影する方向として撮影方向D110が指定された場合、受付部202は、アップロード又はロック対象場所として、所定地点の指定を受け付けるとともに、撮影方向の指定を受け付ける。なお、アップロード又はロック対象時間帯には、過去の時間が指定されてもよいし、未来の時間帯が指定されてもよい。ユーザにより画像アップロードボタンB101又は画像ロックボタンB102が押下されると、図16のステップS32の処理手順に進む。
ステップS32で、送信部は、収集データDB200aの「車両ID」に格納されている各車両Cに対し、ステップS31の処理手順でユーザから受け付けたアップロード対象時間帯及びアップロード対象場所を含むアップロード指示、又は、ステップS31の処理手順でユーザから受け付けたロック対象時間帯及びロック対象場所を含むロック指示を送信する。
例えば、図9の例において、対象時間帯に12月8日13時16分~25分が指定され、ロック対象場所として所定範囲P100が指定された状態で画像ロックボタンB102が押下された場合、送信部204は、ロック対象場所は所定範囲P100であり、かつ、ロック対象時間帯が12月8日13時16分~25分であるロック指示を車両Cに送信する。また、例えば、図9の例において、対象時間帯に12月8日13時16分~25分が指定された状態で画像アップロードボタンB101が押下された場合、送信部204は、アップロード対象場所は所定範囲P100であり、かつ、アップロード対象時間帯が12月8日13時16分~25分であるアップロード指示を車両Cに送信する。
図17は、画像収集・ロック機能(その2)について、撮影装置10が行う処理手順を示すフローチャートである。図17に示す処理手順は、所定周期で繰り返し実行される。
ステップS41で、受信部104は、画像処理装置20から、ロック指示又はアップロード指示を受信/待機する。
ステップS42で、受信部104は、画像処理装置20から受信したロック指示に含まれるロック条件又はアップロード指示に含まれるアップロード条件を、指示内容DB100bに格納する。例えば、ロック対象場所として所定範囲が指定され、ロック対象時間帯として、2021年11月1日0時00分~2021年11月20日23時59分が指定されるロック指示を受信したとする。この場合、受信部104は、図5の指示内容DB100bに、指示IDがJ001であるレコードを生成することでロック条件を格納する。
図18は、画像収集・ロック機能(その2)について、撮影装置10が行う処理手順を示すフローチャートである。図18に示す処理手順は、所定周期で繰り返し実行される。
ステップS51で、画像管理部105は、収集データDB100aに格納される画像データのうち、アップロード条件又はロック条件を満たす画像データが存在するか否かを検索する。存在する場合はステップS52の処理手順に進み、存在しない場合は処理を終了する。
ステップS52で、送信部106は、収集データDB100aに格納される画像データのうち、アップロード条件を満たす画像データを、画像処理装置20に送信する。また、画像管理部105は、収集データDB100aに格納される画像データのうち、ロック条件を満たす画像データを、削除を禁止する状態に変更する。
ここで、ステップS51及びステップS52の処理手順について、複数のケースに分けて具体的に説明する。
[ケース1]
ロック対象時間帯として過去の時間帯が指定された場合、画像管理部105は、収集データDB100aに格納されている画像データのうち、撮影時刻が当該指定された過去の時間帯に対応する画像データを、削除を禁止する状態に変更するようにしてもよい。
また、アップロード対象時間帯として過去の時間帯が指定された場合、送信部106は、収集データDB100aに格納されている画像データのうち、撮影時刻が当該指定された過去の時間帯に対応する画像データを、画像処理装置20に送信するようにしてもよい。
[ケース2]
ロック対象時間帯として未来の時間帯が指定された場合、画像管理部105は、未来の時間帯まで待機し、収集データDB100aに当該未来の時間帯の画像データが格納された場合に、当該画像データを、削除を禁止する状態に変更するようにしてもよい。
また、アップロード対象時間帯として未来の時間帯が指定された場合、送信部106は、未来の時間帯まで待機し、収集データDB100aに当該未来の時間帯の画像データが格納された場合に、当該画像データを、画像処理装置20に送信するようにしてもよい。
[ケース3]
ロック対象時間帯として過去の時間帯が指定され、かつ、ロック対象場所が指定された場合、画像管理部105は、収集データDB100aに格納されている、撮影時刻が当該過去の時間帯に該当する画像データであって、当該過去の時間帯における走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と、ロック対象場所とが、重複条件を満たす画像データを、削除を禁止する状態に変更するようにしてもよい。例えば、ロック対象時間帯として時間A~時間Bが指定され、当該時間帯における走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と、ロック対象場所とが、重複条件を満たす場合、画像管理部105は、収集データDB100aに格納されている画像データのうち、時間A~時間Bの画像データを、削除を禁止する状態に変更する。
より具体的には、ロック対象場所の指定が所定範囲の指定である場合、画像管理部105は、当該重複条件を満たす画像データとして、指定された過去の時間帯における撮影範囲と所定範囲の少なくとも一部とが重複する画像データを、削除を禁止する状態に変更するようにしてもよい。また、ロック指示には、削除を禁止する画像データの条件として撮影方向の指定が含まれており、更に、ロック対象場所の指定が所定地点の指定である場合、画像管理部105は、当該重複条件を満たす画像データとして、指定された過去の時間帯における撮影範囲に所定地点が含まれており、かつ、当該撮影範囲を撮影する際の走行方向を基準とする画角の範囲に撮影方向が含まれる画像データを、削除を禁止する状態に変更するようにしてもよい。
なお、画像管理部105は、ロック対象時間帯として指定された時間帯のうち、撮影装置10がロック対象場所を実際に撮影していた時間帯の画像データをロックするようにしてもよい。画像管理部105は、撮影装置10がロック対象場所を実際に撮影していた時間帯を、上述した「[アップロード・ロック対象時間帯の変形例]」で説明した、画像処理装置20の抽出部203がロック対象時間帯を算出する方法と同一の方法により、算出するようにしてもよい。
また、アップロード対象時間帯として過去の時間帯が指定され、かつ、アップロード対象場所が指定された場合の処理は、ケース3で説明した、ロック対象時間帯として過去の時間帯が指定され、かつ、ロック対象場所が指定された場合の処理の説明のうち、「ロック」の文言を「アップロード」の文言に置き換えるとともに、「削除を禁止する状態に変更する」の文言を「画像処理装置20に送信する」の文言に置き換えた処理と同一でよい。
なお、画像管理部105又は送信部106が、重複条件を満たす画像データを抽出する方法は、図9のステップS12の処理手順及び図11~図15を用いて説明した、画像処理装置20の抽出部203が重複条件を満たす画像データを抽出する方法と同一でよい。
[ケース4]
ロック対象時間帯として未来の時間帯が指定され、かつ、ロック対象場所が指定された場合、画像管理部105は、未来の時間帯まで待機し、収集データDB100aに当該未来の時間帯の画像データが格納された後、収集データDB100aに格納された、当該未来の時間帯に該当する画像データであって、当該過去の時間帯における走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と、ロック対象場所とが、重複条件を満たす画像データを、削除を禁止する状態に変更するようにしてもよい。その他言及しない点はケース3と同一でよい。
また、アップロード対象時間帯として未来の時間帯が指定され、かつ、アップロード対象場所として所定範囲が指定された場合、送信部106は、未来の時間帯まで待機し、収集データDB100aに当該未来の時間帯の画像データが格納された場合に、収集データDB100aに格納された、当該未来の時間帯に該当する画像データであって、当該過去の時間帯における走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と、対象場所とが、重複条件を満たす画像データを、画像処理装置20に送信するようにしてもよい。その他言及しない点はケース3と同一でよい。
ステップS53で、画像管理部105又は送信部106は、例えば、撮影装置10がシャットダウンする場合など、処理を終了する場合を除き、ステップS51の処理手順に戻る。
以上説明した画像収集・ロック機能によれば、確認が必要な画像データのみを、撮影装置10から画像処理装置20にアップロードすることができる。これにより、各撮影装置10から画像処理装置20に常時画像をアップロードする場合と比較して、画像処理装置20の処理負荷や通信ネットワークの負荷を下げることが可能になる。また、画像収集・ロック機能によれば、後日確認が必要になるか不明である画像データについてはロックを指示することで、一旦撮影装置10側に保存しておき、確認が必要になった場合にアップロードすることが可能になる。従って、撮影装置10に対し画像データのロックを指示し、必要になった時点でアップロードを指示する通信ネットワークの負荷を更に下げることが可能になる。また、撮影装置10が、複数の車両Cから画像データを収集する画像処理装置20からの指示を受信して画像データのロック/アップロードを行うようにしたことで、複数の車両Cと画像処理装置20とが協働して適切な画像データを適切なタイミングで収集することが可能になる。
(画像表示機能)
画像処理装置20は、収集データDB200aに格納された画像データを、端末30の画面に表示させる。なお、収集データDB200aに格納された画像データは、図8に示す処理手順によりアップロードされた画像データであってもよい。また、図8に示す処理手順に限定されず、収集データDB200aには、全ての車両Cから所定周期(例えば10分毎や1時間毎など)にアップロードされた画像データが蓄積されることとしてもよい。
図19は、画像処理装置20が画像データを表示する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。
ステップS61で、受付部202は、端末30を介して、ユーザから、端末30の画面に表示させたい画像データが撮影された場所(撮影場所)及び、端末30の画面に表示させたい画像データが撮影された時間帯(撮影時間帯)の指定を受け付ける。
図20は、画像表示画面(その1)を示す図である。図20に示す画像表示画面には、撮影時間帯を入力する入力欄T600と、撮影場所を指定する地図表示エリアM600とが表示されている。受付部202は、入力欄T600に入力された日時を、撮影時間帯として受け付ける。また、受付部202は、地図表示エリアM600で指定された場所を、撮影場所として受け付ける。図20の例では、撮影時間帯として12月8日13時16分~25分までの9分間が指定されている。なお、画像表示画面は、図9に示す画面とは異なり、既にアップロードされた画像データを表示する画面であることから、入力欄T600には過去の時間帯のみを入力可能としてもよい。
また、受付部202は、撮影場所として所定範囲の指定を受け付ける。図20の例では、地図表示エリアM600には、撮影場所として一定の広さを有する所定範囲P600が指定されている。なお、地図表示エリアM600では、撮影場所として、所定地点(例えば特定のビルなど)を指定することも可能である。この場合、受付部202は、撮影場所として所定地点の指定を受け付ける。また、所定地点の指定に加えて、当該所定地点を撮影した撮影方向を指定することも可能である。この場合、受付部202は、所定地点の指定及び当該所定地点を撮影した撮影方向の指定を受け付ける。図19に戻り説明を続ける。
ステップS62で、抽出部203は、収集データDB200aから、撮影時間帯における車両Cの走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と、撮影場所と、が重複条件を満たし、かつ、撮影時間帯で撮影された画像データを抽出する。
なお、抽出部203が、収集データDB200aから画像データを抽出する方法については、図9のステップS12の処理手順及び図11~図15を用いて説明した処理手順における「アップロード又はロック対象時間帯」及び「アップロード又はロック対象場所」を、それぞれ、「撮影時間帯」及び「撮影場所」に置き換えたものと同一でよい。
ステップS63で、表示制御部206は、抽出された画像データの一覧を端末30に表示させる。また、受付部202は、当該一覧の中から、表示する画像データの選択をユーザから受け付ける。例えば、図20に示すように、表示制御部206は、抽出された画像データを撮影した1以上の車両Cを、地図表示エリアM600の上に重ねて表示するようにしてもよい。受付部202は、地図表示エリアM600の中から、画像データを確認する車両Cの選択を受け付けるようにしてもよい。
ステップS64で、表示制御部206は、選択された画像データを端末30に表示させる。例えば、図20の画像表示画面では、選択された画像データが画像表示エリアV600に表示される。また、ユーザによりスライダS600が操作された場合、表示制御部206は、スライダS600で指定された撮影時刻の静止画像を画像表示エリアV600に表示させる。
[特定地点に対する複数の画像データ表示]
本実施形態では、画像処理装置20は、ユーザから、端末30の画面に表示させたい撮影場所及び撮影時間帯として指定地点及び指定時刻の指定を受け付け、当該指定地点を撮影した複数の画像データを並べて表示させるようにしてもよい。この場合、ステップS61で、受付部202は、端末30を介して、ユーザから、指定地点(所定地点)及び指定時刻(所定時刻)の指定を受け付ける。また、ステップS62で、抽出部203は、収集データDB200aから、車両Cの走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲に、指定地点が重複する時間帯の画像データとして、第1抽出画像データと第2抽出画像データとを抽出する。
より具体的には、抽出部203は、画像データDB200-2aに格納される画像データから、車両Cの走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲に指定地点が重複する時間帯であって、指定時刻よりも前の撮影時刻が含まれる時間帯の画像データを、第1抽出画像データとして抽出する。また、抽出部203は、画像データDB200-2aに格納される画像データから、車両Cの走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲に指定地点が重複する時間帯であって、指定時刻よりも後の撮影時刻が含まれる時間帯の画像データを、第2抽出画像データとして抽出する。
なお、第1抽出画像データと第2抽出画像データは、各々が異なる車両Cで撮影された画像データから抽出されてもよいし、同一の車両Cで撮影された画像データから抽出されてもよい。例えば、特定の地点を車両Cが朝に撮影した画像データから第1抽出画像データが抽出され、同一の車両Cが夕方に撮影した画像データから第2抽出画像データが抽出されてもよい。
図21は、画像データの抽出方法を説明するための図である。図21の具体例E700及びE710において、撮影可能範囲RE300は、図11で説明した撮影可能範囲RE300と同一である。抽出部203は、収集データDB200aに格納されている各車両Cの走行履歴及び画像データを用いて、車両Cごとに以下の手順A及びBを実行する。また、抽出部203は、全ての車両Cについて手順A及びBが完了した後、手順C以降を実行する。
「手順A」:抽出部203は、「走行履歴」を参照し、撮影可能範囲RE300に指定地点S700が重複する時間帯(以下、「重複時間帯」と言う」)が存在するか否かを判定する。存在する場合は「手順B」に進み、存在しない場合は処理を終了する。
「手順B」:抽出部203は、重複時間帯として、撮影可能範囲RE300と指定地点S700が重なり始める時間Zから、撮影可能範囲RE300から指定地点S700が抜けた時間Z+t3までの時間を特定する。
「手順C」:抽出部203は、手順Bで特定された重複時間帯に指定時刻よりも前の時刻が含まれる車両Cが1台以上存在し、かつ、手順Bで特定された重複時間帯に指定時刻よりも後の時刻が含まれる車両Cが1台以上存在するか否かを判定する。存在する場合は手順Dに進み、存在しない場合は処理を終了する。
「手順D」:抽出部203は、手順Bで特定された重複時間帯に、指定時刻よりも前の時刻が含まれる1台以上の車両Cの中から、いずれか1つの車両C(以下、「第1車両」と言う)を選択する。また、手順Bで特定された重複時間帯に、指定時刻よりも後の時刻が含まれる1台以上の車両Cの中から、いずれか1つの車両C(以下、「第2車両」と言う)を選択する。
「手順E」:抽出部203は、第1車両の画像データDB200-2aに格納されている画像データから、時間Zから時間Z+t3までの時間帯で撮影された画像データを、第1抽出画像データとして抽出する。また、抽出部203は、第2車両の画像データDB200-2aに格納されている画像データから、時間Zから時間Z+t3までの時間帯で撮影された画像データを、第2抽出画像データとして抽出する。
図22は、画像データの抽出方法を説明するための図である。まず、抽出部203は、手順A及び手順Bを実行することで、車両C1~車両C4について、それぞれ重複時間帯を特定する。車両C5については重複時間帯が存在しなかったものとする。続いて、抽出部203は、手順Cを実行する。図22によれば、重複時間帯に指定時刻よりも前の時刻が含まれる車両Cは、車両C1、車両C3及び車両C4であり、重複時間帯に指定時刻よりも後の時刻が含まれる車両Cは、車両C1、車両C2及び車両C4である。したがって、抽出部203は、手順Dに進む。
手順Dで、抽出部203は、車両C2、車両C3及び車両C4の中から第1車両Cを選択し、車両C1及び車両C2の中から第2車両Cを選択する。選択方法は任意であるが、例えば、重複時間帯に指定時刻が含まれる車両C(図22では車両C1及び車両C4)を選択してもよいし、重複時間帯に指定時刻が含まれない車両C(図22では車両C2及び車両C3)を選択してもよい。ここでは、車両C2が第1車両Cとして選択され、車両C3が第2車両Cとして選択されたとする。続いて、抽出部203は、手順Eで、車両C2の画像データから、第1抽出画像データを抽出し、車両C3の画像データから、第2抽出画像データを抽出する。
例えば、車両C2の重複時間帯が13時19分30秒~13時20分00秒である場合、抽出部203は、車両C2の画像データから、撮影時刻が13時19分30秒~13時20分00秒である画像データを、第1抽出画像データとして抽出する。また、車両C3の重複時間帯が13時34分45秒~13時35分10秒である場合、抽出部203は、車両C3の画像データから、撮影時刻が13時34分45秒~13時35分10秒の画像データを、第2抽出画像データとして抽出する。
図23は、画像表示画面(その2)を示す図である。図23に示す画像表示画面には、指定時刻を入力する入力欄T800と、撮影場所を指定する地図表示エリアM800とが表示されている。図23の例では、撮影場所として、指定地点(S850で示す地点)が指定され、指定時刻として13時30分00秒が指定されたものとする。また、第1抽出画像データは、撮影時刻が13時19分30秒~13時20分00秒の画像データであり、第2抽出画像データは、撮影時刻が13時34分45秒~13時35分10秒の画像データであるものとする。
表示制御部206は、図23に示すように、第1抽出画像データを、画像表示エリアV800に表示させ、第2抽出画像データを、画像表示エリアV810に表示させる。このとき、表示制御部206は、第1抽出画像データについて、指定時刻よりも前の時刻で撮影された静止画像(第1静止画像)を表示させ、第2抽出画像データについて、指定時間よりも後の時刻で撮影された静止画像(第2静止画像)を表示させるようにしてもよい。
図23の例では、画像表示エリアV800には、撮影時刻が指定時刻(13時30分00秒)より前である13時19分40秒の静止画像が表示され、画像表示エリアV810には、撮影時刻が指定時刻(13時30分00秒)より後である13時35分00秒の静止画像が表示されている。また、スライダS800が操作されると、スライダS800で指定された撮影時刻の静止画像が表示される。スライダS810が操作されると、スライダS800で指定された撮影時刻の静止画像が表示される。これにより、画像表示画面には、撮影場所を異なる時間(例えば指定した時刻の前後の時間)で撮影した静止画像が並べて表示されることになるため、ユーザは、例えば事故等が生じた時刻を基準として、同一場所における時間的変化の有無を確認することが可能になる。
また、表示制御部206は、地図表示エリアM800に、画像表示エリアV800に表示される画像データが撮影された時刻(つまり、13時19分40秒)における車両Cの走行位置及び走行方向を示すアイコンN800を表示する。同様に、表示制御部206は、地図表示エリアM810に、画像表示エリアV810に表示される画像データが撮影された時刻(つまり、13時35分00秒)における車両Cの走行位置及び走行方向を示すアイコンN810を表示する。これにより、ユーザは、画像データがどの場所で撮影されたのかを把握することが可能になる。
また、抽出部203は、第1画像データが撮影された時刻の車両Cの走行方向と、第2画像データが撮影された時刻の車両Cの走行方向とが、所定角度の範囲(例えば30度以内など)になるように、第1画像データと第2画像データを抽出するようにしてもよい。例えば、抽出部203は、第1画像データとして13時19分30秒~13時20分00秒の画像データを抽出したと仮定する。この場合、抽出部203は、第1画像データを撮影した車両Cの13時19分30秒~13時20分00秒の時間帯における走行方向と、第2画像データとして抽出する画像データを撮影した車両Cの走行方向とが、所定角度の範囲になるように、第2画像データを抽出する。同一の場所における時間的変化の有無を確認する場合、同一の場所を異なる方向から撮影した画像を比較するよりも、同一の場所を同一の方向から撮影した画像を比較する方が、相違点を確認し易いと考えられる。これにより、ユーザは、同一場所における時間的変化の有無を容易に確認することが可能になる。
(画像検出機能)
画像処理装置20は、撮影装置10から収集した画像データを分析することで、画像データに写っている検出対象を検出する。なお、収集データDB200aに格納された画像データは、図8に示す処理手順によりアップロードされた画像データであってもよい。また、図8に示す処理手順に限定されず、収集データDB200aには、全ての車両Cから所定周期(例えば10分毎や1時間毎など)にアップロードされた画像データが蓄積されることとしてもよい。
図24は、画像処理装置20が画像検出を行う際の処理手順の一例を示すフローチャートである。
ステップS71で、受付部202は、端末30を介して、ユーザから画像検出対象の指定を受け付ける。画像検出対象は、例えば、特定の人物、特定の車両ナンバー、水害、ひび割れ等の種別に分かれていてもよい。特定の人物を画像検出対象として受け付ける場合、受付部202は、検出対象の種別は特定の人物であることと、特定の人物を撮影した画像とを受け付けるようにしてもよい。特定の車両ナンバーを画像検出対象として受け付ける場合、受付部202は、検出対象の種別は車両ナンバーであることと、検出する車両Cのナンバーを受け付けるようにしてもよい。水害を画像検出対象として受け付ける場合、受付部202は、検出対象の種別は「水害」であることを受け付けるようにしてもよい。ひび割れを画像検出対象として受け付ける場合、受付部202は、検出対象の種別は「ひび割れ」であることを受け付けるようにしてもよい。
ステップS72で、画像検出部205は、収集データDB200aに、ステップS71で指定された画像検出対象に該当する画像データ(画像検出対象が写っている画像データ)が存在するか否かを検索する。画像検出対象に該当する画像が発見された場合はステップS73の処理手順に進む。画像検出部205は、例えば、画像検出対象の画像を識別可能な能力を有する学習済みモデルに、収集データDB200aに格納された画像データを入力することで、画像検出対象に該当する画像データが存在するか否かを検索するようにしてもよい。
より具体的には、画像検出対象が特定の人物である場合、画像検出部205は、入力された画像の人物を識別可能な能力を有する学習済みモデルに、収集データDB200aに格納された画像データと、ユーザから受け付けた特定の人物の画像を入力することで、画像検出対象に該当する画像データが存在するか否かを検索するようにしてもよい。また、画像検出対象が特定の車両ナンバーである場合、画像検出部205は、車両ナンバーを識別可能な能力を有する学習済みモデルに、収集データDB200aに格納された画像データと、ユーザから受け付けた車両ナンバーを入力することで、画像検出対象に該当する画像データが存在するか否かを検索するようにしてもよい。また、画像検出対象が水害である場合、画像検出部205は、水害の画像を識別可能な能力を有する学習済みモデルに、収集データDB200aに格納された画像データを入力することで、画像検出対象に該当する画像データが存在するか否かを検索するようにしてもよい。また、画像検出対象が道路のひび割れである場合、画像検出部205は、ひび割れの画像を識別可能な能力を有する学習済みモデルに、収集データDB200aに格納された画像データを入力することで、画像検出対象に該当する画像データが存在するか否かを検索するようにしてもよい。また、学習済みモデルを利用する方法に限られず、テンプレートマッチングなど、既知の画像検出技術を利用してもよい。
ステップS73で、画像検出部205は、画像検出対象が検出された画像データにタグを付与する。より具体的には、画像検出部205は、画像検出対象の種別、画像検出対象が撮影された地点、画像検出対象が撮影された時刻、及び当該画像データを撮影した撮影装置10が搭載された車両Cの車両IDを、検出結果DB200bに格納する。
ステップS74で、画像検出部205は、検索を終了するまでの間、ステップS72~ステップS73の処理手順を繰り返し実行する。
図25は、検出された画像検出対象を表示する画面の一例を示す図である。図25に示すように、表示制御部206は、地図画面において、検出結果DB200bに記録された画像検出対象の種別に対応するアイコンを、画像検出対象である画像の撮影地点に表示させるようにしてもよい。アイコンTA900及びTA901は、道路のひび割れが検出された場所を示している。アイコンTA910、特定の人物が検出された場所を示している。アイコンTA920、TA921及びTA922は、水害が検出された場所を示している。
なお、画像処理装置20は、撮影装置10から収集した画像に写っている検出対象に加えて、BLEタグを検出する機能を有していてもよい。例えば、撮影装置10の検出部107は、車両Cが走行している間、BLEタグから送信されるビーコンをサーチすることで、車両Cの周囲に存在するBLEタグを検出するようにしてもよい。撮影装置10の送信部106は、BLEタグを検出した場合、検出したBLEタグの情報(例えばBLEタグID、検出場所、検出時刻)を画像処理装置20に送信するようにしてもよい。画像処理装置20は、受信したBLEタグの情報を、収集データDB200aの「BLEデータ」に格納する。
また、画像処理装置20は、図24のステップS71の処理手順において、検出するBLEタグの指定(例えば検出対象のBLEタグIDなど)を受け付けるようにしてもよい。画像検出部205は、収集データDB200aの「BLEデータ」に、指定されたBLEタグが存在するか否かを検索し、指定されたBLEタグが存在する場合、表示制御部206は、地図画面上に、BLEタグが検出された場所を示すアイコンを表示させるようにしてもよい。
以上説明した画像検出機能によれば、撮影装置10から収集された画像データを利用して、画像に写っている検出対象を検出することができる。これにより、例えば、道路上に存在するひび割れを検出したり、河川で水害が発生している等の事象を発見したりすることが可能になる。
<補足事項>
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャート、シーケンス、実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…画像処理システム、10…撮影装置、11…プロセッサ、12…記憶装置、13…通信IF、14…センサ、15…入力デバイス、16…出力デバイス、17…カメラ、20…画像処理装置、21…プロセッサ、22…記憶装置、23…通信IF、24…入力デバイス、25…出力デバイス、30…端末、100…記憶部、100a…収集データDB、100b…指示内容DB、101…測定部、102…通知部、103…撮影部、104…受信部、105…画像管理部、106…送信部、107…検出部、200…記憶部、200a…収集データDB、200b…検出結果DB、201…取得部、202…受付部、203…抽出部、204…送信部、205…画像検出部、206…表示制御部

Claims (7)

  1. 車両の外部を撮影する複数の車両における、走行位置と走行方向と撮影時刻とを含む走行履歴を記憶する記憶部と、
    対象場所及び対象時間帯の指定を受け付ける受付部と、
    前記走行履歴に基づいて、前記対象時間帯における車両の走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と前記対象場所とが重複条件を満たす1以上の車両を抽出する抽出部と、
    抽出された1以上の車両に対し、前記対象時間帯で撮影された画像データをアップロードすることを指示するアップロード指示を送信する送信部と、
    を有する、情報処理装置。
  2. 前記受付部は、前記対象場所として所定範囲の指定を受け付け、
    前記抽出部は、前記重複条件を満たす1以上の車両として、前記撮影範囲と前記所定範囲の少なくとも一部とが重複する1以上の車両を抽出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記受付部は、撮影方向の指定と、前記対象場所として所定地点の指定とを受け付け、
    前記抽出部は、前記重複条件を満たす1以上の車両として、前記所定地点が前記撮影範囲に含まれており、かつ、前記撮影範囲に対応する走行方向を基準とする画角の範囲に、前記撮影方向が含まれる1以上の車両を抽出する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記受付部は、前記抽出された1以上の車両の中から、前記画像データのアップロードを指示する1以上の車両の選択を受け付け、
    前記送信部は、前記抽出された1以上の車両の中から選択された1以上の車両に対し、前記アップロード指示を送信する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記複数の車両から、走行位置及び走行方向を所定間隔で取得し、取得した走行位置及び走行方向を撮影時刻と対応づけて前記走行履歴に格納する取得部、を有し、
    前記受付部は、前記対象時間帯として未来の時間の指定を受け付け、
    前記抽出部は、前記走行履歴に、前記未来の時間を示す撮影時刻に対応づけられた走行位置及び走行方向が格納された後、前記重複条件を満たす1以上の車両を抽出し、
    前記送信部は、抽出された前記1以上の車両に対し、前記アップロード指示を送信する、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 車両の外部を撮影する複数の車両における、走行位置と走行方向と撮影時刻とを含む走行履歴を記憶部に記憶するステップと、
    対象場所及び対象時間帯の指定を受け付けるステップと、
    前記走行履歴に基づいて、前記対象時間帯における車両の走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と前記対象場所とが重複条件を満たす1以上の車両を抽出するステップと、
    抽出された1以上の車両に対し、前記対象時間帯で撮影された画像データをアップロードすることを指示するアップロード指示を送信するステップと、
    を含む、情報処理装置が実行する情報処理方法。
  7. 車両の外部を撮影する複数の車両における、走行位置と走行方向と撮影時刻とを含む走行履歴を記憶部に記憶するステップと、
    対象場所及び対象時間帯の指定を受け付けるステップと、
    前記走行履歴に基づいて、前記対象時間帯における車両の走行位置及び走行方向を基準とする撮影可能範囲から生成される撮影範囲と前記対象場所とが重複条件を満たす1以上の車両を抽出するステップと、
    抽出された1以上の車両に対し、前記対象時間帯で撮影された画像データをアップロードすることを指示するアップロード指示を送信するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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