JP2023137381A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱箱体の一側面に電装ユニットが配置されている構成において、電装カバー取り付け時の作業性を向上させることのできる冷蔵庫を提供する。【解決手段】冷蔵庫1は、断熱箱体50と、電装ユニット60とを備えている。電装ユニット60は、電装部品61と、電装部品を収容する電装ケース62と、電装ケースの開口部を覆う電装カバー63とを有している。電装ケース62の上方には、電装ケース62の本体部(例えば、フランジ部62b)を前後方向に位置ずれさせて形成された隙間71が設けられている。電装カバー63において、隙間71と対応する位置には、隙間71に差し込まれるツメ部72が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、断熱箱体の一側面に電装ユニットを備えている冷蔵庫に関する。
一般に、冷蔵庫には、周囲との断熱を行うために、貯蔵空間の外周を覆うように断熱箱体が設けられている。断熱箱体は、外箱と、内箱と、これらの間に充填された発泡断熱材とで構成されている。
また、冷蔵庫は、電装基板などの電装部品を収容する電装ユニットを備えている。電装ユニットは、例えば、断熱箱体の背面に配置されている。特許文献1には、冷蔵庫の背面上部に電装部品収納部を備えている冷蔵庫が開示されている。この冷蔵庫では、電装部品8を収容している背面化粧板6の凹部をカバーする蓋9が設けられている。蓋9は、ビスなどによって化粧板に固着されている。
特開2006-78052号公報
断熱箱体の背面に電装ユニットが配置されている冷蔵庫では、上記のように、電装部品を収容する凹部を背面から覆うようにカバーが取り付けられる。このカバーは、ビスなどによって断熱箱体に固定されており、取り外しが可能となっている。
カバーの取り付けおよび取り外しを行う作業者は、例えば、カバーをビス止めする際には、カバーを所定の位置に保持した状態でビス止めを行わなければならない。そのため、一人で取り付け作業を行う場合などに、作業を行いにくいことが問題となっている。
そこで、本発明では、断熱箱体の一側面に電装ユニットが配置されている構成において、電装カバー取り付け時の作業性を向上させることのできる冷蔵庫を提供する。
本発明の一局面にかかる冷蔵庫は、内部に断熱層を有している断熱箱体と、前記断熱箱体の一側面に配置されている電装ユニットとを備えている。前記電装ユニットは、電装部品と、前記電装部品を収容する箱形部材と、前記箱形部材の開口部を覆うカバー部材とを有している。前記箱形部材の上方には、前記箱形部材の本体部を前後方向に位置ずれさせて形成された隙間が設けられており、前記カバー部材において、前記隙間と対応する位置には、前記隙間に差し込まれるツメ部が設けられている。
本発明の一局面にかかる冷蔵庫によれば、断熱箱体の一側面に配置されている電装ユニットに対して電装カバーを取り付けるときの作業性を向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかる冷蔵庫の背面側の外観構成を示す斜視図である。 第1の実施形態にかかる冷蔵庫において電装カバーを取り外した状態で示す斜視図である。 図1に示す冷蔵庫の背面部を構成する部材を分解した状態で示す斜視図である。 図1に示す冷蔵庫の背面部の内側を示す斜視図である。 図1に示す冷蔵庫に備えられている電装ユニットの内側を示す平面図である。 図5に示す電装ユニットにおける電装カバーの係止部の構成を示す断面図である。 図5に示す電装ユニットのA-A線部分の構成を示す断面図である。 図5に示す電装ユニットを構成する電装ケースの構成を示す斜視図である。 図5に示す電装ユニットを構成する電装カバーの構成を示す斜視図である。 電装ケースに電装カバーを組み付ける様子を示す断面図である。 電装ケースに電装カバーを組み付ける様子を示す断面図である。 第2の実施形態にかかる冷蔵庫に備えられている電装ユニットの構成を示す斜視図である。 図12に示す電装ユニットを構成する電装ケースの構成を示す斜視図である。 図12に示す電装ユニットを構成する電装カバーの構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
(冷蔵庫の全体構成)
本実施形態では、冷蔵庫1を例に挙げて説明する。図1には、本実施形態にかかる冷蔵庫1の背面側の外観を示す。冷蔵庫1は、主として、断熱箱体(本体部)50と、各種扉(図示せず)とで構成されている。冷蔵庫1には、冷蔵室、野菜室、冷凍室、および製氷室などの複数の貯蔵室が備えられている。
本実施形態では、扉が設けられている面を冷蔵庫1の前面(正面)とする。そして、前面を基準にして、冷蔵庫1を通常の状態で設置した場合に存在する位置に基づいて、冷蔵庫1を構成する断熱箱体(本体部)50の各面を、上面部50a、側面部50b、背面部50c、及び底面部とする。また、冷蔵庫1を設置面に載置した状態で、断熱箱体50を正面から見て左右の方向(上下方向と直交する横方向)のことを、断熱箱体50(または、冷蔵庫1など)の左右方向という。また、冷蔵庫1を設置面に載置した状態で、断熱箱体50の上下の方向(左右方向と直交する縦方向)のことを、断熱箱体50(または、冷蔵庫1など)の上下方向という。
断熱箱体50は、各貯蔵室を周囲から断熱するために断熱構造を有している。断熱箱体50は、主として、外箱と、内箱と、断熱層とを備えている。
外箱は、断熱箱体50の外側の面を形成する。外箱は、断熱箱体50の上面部50a、側面部50b、背面部50c、および底面部などを構成している。上面部50a、側面部50b、および背面部50cはそれぞれ、薄い板状の金属板で形成されている。背面部50cを形成している金属板は、バックプレート56とも呼ばれる。内箱は、断熱箱体50の内側の面を形成する。
断熱層は、外箱と内箱との間の空間内に設けられている。断熱層は、例えば、発泡断熱材および真空断熱材(VIP)で構成される。発泡断熱材は、例えば、発泡ポリウレタン(硬質ウレタンフォームともいう)などで形成することができる。
真空断熱材は、薄いシート状または板状の断熱材である。真空断熱材は、例えば、冷蔵庫1の側面、上面、底面、及び背面などにそれぞれ配置されている。断熱層に真空断熱材が設けられていることで、断熱箱体50の断熱性能をより向上させることができる。例えば、真空断熱材は、断熱箱体50の外箱側に配置されている。例えば、断熱箱体50の背面部50cでは、外箱のバックプレート56に接触するように真空断熱材が配置されている。
断熱箱体50の背面部50cの上方には、電装ユニット60が設けられている。電装ユニット60は、電装部品61、電装ケース(箱形部材)62、および電装カバー(カバー部材)63などを有している(図2参照)。電装部品61は、例えば、制御基板、電子回路、コイルなどで構成されている。電装部品61は、電装ケース62および電装カバー63によって形成される閉鎖された空間内に配置されている。図2には、電装ユニット60から電装カバー63を取り外した状態を示す。
電装ケース62は、例えば、金属板で形成されている。電装ケース62は、金属板を板金加工などによって所定の形状に成形することによって形成されている。電装ケース62には、箱形の収容部62aが設けられている。この収容部62a内に、各種電装部品61が設置されている(図2参照)。
電装カバー63は、例えば、金属板で形成されている。電装カバー63は、金属板を板金加工などによって所定の形状に成形することによって形成されている。電装カバー63は、概略的に板状の形状を有しており、電装ケース62の収容部62aを背面側から覆うように取り付けられている。電装カバー63は、断熱箱体50のバックプレート56と略面一になっており、バックプレート56とともに断熱箱体50の背面部50cを形成している。
電装部品61が、電装ケース62および電装カバー63で形成されたケース内に配置されていることで、電装部品61に水や埃などが降りかかることを抑制することができる。
なお、本実施形態では、断熱箱体50の背面部50cに電装ユニット60が配置されているが、電装ユニット60の配置位置はこれに限定はされない。電装ユニット60は、断熱箱体50の一側面(すなわち、側面部50b、背面部50cなど)に配置され得る。
(電装ケースおよび電装カバーの構成)
続いて、電装ユニット60の外形を構成している電装ケース62および電装カバー63のより詳細な構成について説明する。図3には、断熱箱体50の背面部50cを形成している各部材(バックプレート56、電装ケース62、および電装カバー63)を分解した状態で示す。図4には、図3に示す各部材を組み付けた状態を示す。図4では、断熱箱体50の内側(すなわち、断熱層側)を示す。
図5には、電装ケース62に電装カバー63を組み付けた状態を示す。図5では、断熱箱体50の内側(すなわち、断熱層側)を示す。図6は、図5に示す電装ケース62および電装カバー63の縦断面図である。図6は、電装ケース62に対して電装カバー63を固定するための係止部70の配置位置での電装ユニット60の縦断面の構成を示す図である。図7は、図5に示すA-A線部分の断面図であって、係止部70を拡大して示す図である。
図8は、電装ケース62の内側(断熱層側)の構成を示す斜視図である。図9は、電装カバー63の外側(断熱層とは反対側)の構成を示す斜視図である。
電装ケース62は、主として、収容部62aと、フランジ部62bとで構成されている。収容部62aは、断熱層側に凹んだ箱形の形状を有している。収容部62a内には、電装部品61が配置される。
フランジ部62bは、収容部62aの外周に沿って設けられている。フランジ部62bは、バックプレート56の開口部56aの周縁部56b(図3参照)と重なるように配置される。周縁部56bとフランジ部62bとは、ビスなどによって固定される。これにより、バックプレート56に対して電装ケース62が取り付けられる。
また、フランジ部62bには、複数のビス止め穴65a、および複数の隙間71が設けられている。
ビス止め穴65aには、電装カバー63を固定するためのビス65が差し込まれる。本実施形態では、ビス止め穴65aは、正面視で略長方形状のフランジ部62bの4つの角部の近傍にそれぞれ設けられている。
隙間71は、各ビス止め穴65aの近傍(具体的には、ビス止め穴65aに対して左右方向のやや内側)に配置されている。このように、本実施形態では、隙間71は、正面視で略長方形状のフランジ部62bの4つの角部の近傍にそれぞれ設けられている。
なお、ビス止め穴65a、および隙間71が設けられる位置では、バックプレート56の開口部56aの周縁部56bは切り欠かれている(図3参照)。これにより、電装カバー63を、電装ケース62に対して直接固定することができる。隙間71の個数は、4個には限定されない。隙間71は、フランジ部62bの上方側の任意の位置に少なくとも設けられていればよい。
図6および図7に示すように、隙間71は、フランジ部62b(箱形部材の本体部)を前後方向に位置ずれ(オフセット)させて形成されている。本実施形態では、隙間71は、断熱箱体50の断熱層側(図7において、A側)に位置ずれしている。
すなわち、隙間71は、フランジ部62bの一部を断熱層側に凹ませて形成されており、上下方向に貫通した開口部71aを有している。隙間71には、電装カバー63のツメ部72が差し込まれる。これにより、電装カバー63を、電装ケース62に対して固定することができる。このように、隙間71は、電装カバー63のツメ部72とともに係止部70を形成している。
電装カバー63は、主として、中央部63aと、フランジ部63bとで構成されている。中央部63aは、電装カバー63の主要な部分を形成している。フランジ部63bは、中央部63aの外周に沿って設けられている。フランジ部63bは、電装ケース62のフランジ部62bと重なるように配置される。
フランジ部63bには、複数のビス止め穴65bが設けられている。ビス止め穴65bは、電装ケース62のフランジ部62bに設けられているビス止め穴65aのそれぞれと重なる位置に設けられている。各ビス止め穴65aおよび65bには、ビス65が差し込まれる。これにより、電装ケース62に対して電装カバー63が固定される。
また、フランジ部63bには、複数のツメ部72が設けられている。ツメ部72は、電装ケース62に設けられている隙間71に対応する位置に設けられている。すなわち、本実施形態では、ツメ部72は、正面視で略長方形状のフランジ部63bの4つの角部の近傍にそれぞれ設けられている。
図6および図7に示すように、ツメ部72は、フランジ部63b(カバー部材の本体部)を前後方向に位置ずれ(オフセット)させて形成されている。本実施形態では、ツメ部72は、断熱箱体50の断熱層側(図7において、A側)に位置ずれしている。
ツメ部72は、電装ケース62の隙間71に差し込まれる。これにより、電装カバー63を、電装ケース62に対して固定することができる。このように、ツメ部72は、電装ケース62の隙間71とともに係止部70を形成している。
図7に示すように、ツメ部72は、フランジ部63bとの接続部分である付け根部72aから離れるにしたがって(図7では、下方へ向かって)、フランジ部63bの本体面から離れる形状を有している。すなわち、ツメ部72は、側面視で、下方へ向かうにしたがって前方側へ傾斜している。これにより、隙間71へのツメ部72の差し込み動作がより行い易くなる。
本実施形態にかかる冷蔵庫1において、断熱箱体50を製造する場合には、先ず、外箱と内箱を組み付けて、断熱箱体の外形を形成する。このとき、バックプレート56の開口部56aに電装ケース62を取り付けておく。これにより、背面部50cの所定の位置に電装ケース62が設けられている断熱箱体50の外形が得られる。真空断熱材を有する断熱箱体50の場合には、断熱箱体内の所定の位置に真空断熱材を配置する。
その後、例えば、バックプレート56に設けられている注入口から、断熱箱体50の内部へ断熱材料を注入する。注入された断熱材料は、断熱箱体50の内部で発泡し、発泡断熱材が充填される。これにより、断熱層が形成される。
なお、電装ケース62の内側(断熱層側)の隙間71の形成位置には、隙間71を覆うように粘着テープ78(板状部材)が設けられていることが好ましい(図7参照)。これにより、断熱箱体50の内部に発泡断熱材を充填した際に、隙間71から断熱材料が漏れることを抑制することができる。
以上のようにして、断熱箱体50が製造される。その後、断熱箱体50の背面部50cに位置する電装ケース62の収容部62a内には、電装部品61が設置される。そして、収容部62aの開口部を覆うように電装カバー63が取り付けられ、電装ユニット60が得られる。
(電装カバーの取り付け方法)
続いて、電装ケース62に対して電装カバー63を取り付ける方法について、図7、図10、図11などを参照しながら説明する。図10および図11は、電装ケース62および電装カバー63の係止部70の周辺を拡大して示す断面図である。図10および図11では、電装ケース62の隙間71に対して電装カバー63のツメ部72を取り付ける様子を順に示す。
取り付け作業者は、先ず、電装カバー63のツメ部72を電装ケース62の隙間71に差し込んで係止部70を形成する。
具体的には、電装カバー63のツメ部72が、電装ケース62の隙間71に対応するように、断熱箱体50に対して電装カバー63を位置合わせする。そして、電装カバー63を前方(図10において矢印Aで示す方向)へ移動させる。その後、ツメ部72が隙間71の開口部71aに入り込んだ状態で、電装カバー63を下方(図11の矢印Bで示す方向)にスライド移動させる。
これにより、図7に示すように、ツメ部72が隙間71に差し込まれた状態の係止部70が得られる。このようにして、電装カバー63は、冷蔵庫1の背面部50cの所定の位置に仮固定される。その後、取り付け作業者は、ビス65を、各ビス止め穴65aおよび65bに差し込む。これにより、電装カバー63は、電装ケース62に対して取り付けられる。
以上のように、隙間71とツメ部72とによって形成される係止部70が設けられていることで、電装カバー63をその取り付け位置に固定させることができる。これにより、電装カバー63をビス止めする際に、取り付け作業者は電装カバー63を所定の位置で保持する必要がなくなるため、電装カバー取り付け時の作業性を向上させることができる。また、電装カバーの取り付け作業時に、電装カバーの落下を抑制することができるため、より安全に作業を行うことができる。
また、本実施形態にかかる構成では、ツメ部72を隙間71に差し込む際に、背面部50cに沿うようにスライド移動させている。そのため、ツメ部72を背面部50cに対して垂直な方向に差し込む場合と比較して、断熱箱体50内の断熱層に対するツメ部72の抵抗を減らすことができる。そのため、ツメ部72の変形を抑制することができる。
なお、電装ユニット60内の電装部品61を交換する場合などには、電装カバー63の取り外しおよび取り付けの作業が行われる。本実施形態にかかる構成によれば、このような作業を繰り返し行った場合にも、ツメ部72の変形を抑制することができる。
また、本実施形態にかかる係止部70では、ツメ部72の差し込み方向の長さL1は、隙間71の差し込み方向の長さL2よりも短くなっている(すなわち、L1<L2)ことが好ましい(図7参照)。これにより、電装ケース62に電装カバー63を取り付ける際に、電装カバー63を前後方向に移動させることで、ツメ部72を隙間71の開口部71a内に容易に嵌め込むことができる。そのため、電装ケース62に電装カバー63を取り付ける際に、電装カバー63を傾斜させることなく、単に下方にスライド移動させることで、ツメ部72を隙間71に差し込むことができる。
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる冷蔵庫1は、断熱箱体50と、電装ユニット60とを備えている。電装ユニット60は、電装部品61と、電装部品を収容する電装ケース62と、電装ケースの開口部を覆う電装カバー63とを有している。電装ケース62の少なくとも上方には、電装ケース62の本体部(具体的には、フランジ部62b)を前後方向に位置ずれさせて形成された隙間71が設けられている。電装カバー63において、隙間71と対応する位置には、隙間71に差し込まれるツメ部72が設けられている。
ツメ部72が隙間71に差し込まれることで、係止部70が形成される。このような係止部70が設けられていることで、電装カバー63をその取り付け位置に固定させることができる。これにより、電装カバー63をビス止めする際に、取り付け作業者は電装カバー63を所定の位置で保持する必要がなくなるため、電装カバー取り付け時の作業性を向上させることができる。また、電装カバーの取り付け作業時に、電装カバーの落下を抑制することができるため、より安全に作業を行うことができる。
また、本実施形態にかかる冷蔵庫1では、隙間71は、断熱箱体50の断熱層側(図7において、A側)に位置ずれしている。これに合わせて、ツメ部72も断熱層側(図7において、A側)に位置ずれしている。このような構成により、取り付け作業者は、係止部70を構成する隙間71およびツメ部72の存在および形状を、容易に認識することができる。そのため、電装ケース62に対して電装カバー63取り付ける際に、取り付け作業者が電装カバー63の仮固定の方法を容易に把握することができる。
本実施形態にかかる冷蔵庫1では、断熱箱体50の背面部50cに電装ユニット60が配置されているが、電装ユニット60の配置位置はこれに限定はされない。別の実施態様では、電装ユニット60は、断熱箱体50の側面部50bに配置されていてもよい。このような構成の場合にも、本実施形態と同様の係止部70の構成を適用することができる。
〔第2の実施形態〕
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態にかかる冷蔵庫1では、電装ケース62に対して電装カバー63を固定するための係止部の構成が、第1の実施形態とは異なっている。係止部以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
図12には、第2の実施形態にかかる冷蔵庫1に備えられている電装ユニット60の外観を示す。なお、図12では、電装ユニット60以外の断熱箱体50の構成の図示は省略している。
第1の実施形態と同様に、電装ユニット60は、断熱箱体50の背面部50cの上方に設けられている。電装ユニット60は、電装部品61、電装ケース(箱形部材)62、および電装カバー(カバー部材)63などを有している(図2参照)。
図13は、電装ケース62の構成を示す斜視図である。図14は、電装カバー63の構成を示す斜視図である。
第1の実施形態と同様に、電装ケース62は、主として、収容部62aと、フランジ部62bとで構成されている。フランジ部62bには、複数のビス止め穴65a、および複数の隙間171が設けられている。
第1の実施形態にかかる構成では、隙間71は、断熱箱体50の断熱層側(図7において、A側)に位置ずれしている。これに対して、本実施形態にかかる構成では、隙間171は、断熱箱体50の断熱層とは反対側(図7において、B側)に位置ずれしている。すなわち、隙間171は、背面側(電装カバー63が取り付けられる側)に突出した形状を有している(図13参照)。
隙間171は、上下方向に貫通した形状となっている。このような形状を有する隙間171には、電装カバー63のツメ部172が差し込まれ、係止部170が形成される。これにより、電装カバー63を、電装ケース62に対して固定することができる。
また、第1の実施形態と同様に、電装カバー63は、主として、中央部63aと、フランジ部63bとで構成されている。フランジ部63bには、複数のビス止め穴65b、および複数のツメ部172が設けられている。
ツメ部172は、フランジ部63b(カバー部材の本体部)の一部を所定形状に切り欠くことによって形成されている。第1の実施形態では、ツメ部72は、フランジ部63b(カバー部材の本体部)を前後方向に位置ずれさせて形成されている。これに対して本実施形態では、ツメ部172は、フランジ部63b(カバー部材の本体部)と略面一となっている。また、各ツメ部172の周囲(具体的には、各ツメ部172の下方には、フランジ部63bの一部を切り欠いて形成された穴173が形成されている。
ツメ部172は、電装ケース62の隙間171に差し込まれる。これにより、電装カバー63を、電装ケース62に対して固定することができる。このように、ツメ部172は、電装ケース62の隙間171とともに係止部170を形成している。
電装カバー63を電装ケース62に取り付ける際には、電装カバー63のツメ部172が、電装ケース62の隙間171に対応するように、断熱箱体50に対して電装カバー63を位置合わせする。そして、電装カバー63を前方へ移動させて、フランジ部63bに形成された各穴173に、電装ケース62の隙間171を嵌め込む。その後、ツメ部172が穴173に入り込んだ状態で、電装カバー63を下方にスライド移動させる。
これにより、ツメ部172が隙間171に差し込まれ、係止部170が得られる。このようにして、電装カバー63は、冷蔵庫1の背面部50cの所定の位置に仮固定される。その後、取り付け作業者は、ビス65を、各ビス止め穴65aおよび65bに差し込む。これにより、電装カバー63は、電装ケース62に対して取り付けられる。
以上のように、隙間171とツメ部172とによって形成される係止部170が設けられていることで、電装カバー63をその取り付け位置に固定させることができる。これにより、電装カバー63をビス止めする際に、取り付け作業者は電装カバー63を所定の位置で保持する必要がなくなるため、電装カバー取り付け時の作業性を向上させることができる。また、電装カバーの取り付け作業時に、電装カバーの落下を抑制することができるため、より安全に作業を行うことができる。
〔第3の実施形態〕
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態にかかる冷蔵庫1では、電装ケース62に対して電装カバー63を固定するための係止部の構成が、第1の実施形態とは異なっている。係止部以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
第1の実施形態では、係止部70を構成する隙間71は、上下方向に貫通する形状となっており、電装ケース62に電装カバー63を固定させる際には、電装カバー63のツメ部72を上下方向にスライド移動させて隙間71に差し込むような構成となっている。
これに対して、本実施形態にかかる構成では、係止部70を構成する隙間71は、左右方向に貫通する形状となっている。そして、電装ケース62に電装カバー63を固定させる際には、電装カバー63のツメ部72を横方向にスライド移動させて隙間71に差し込むような構成となっている。
上記の構成により、電装カバー63をその取り付け位置に固定させることができる。これにより、電装カバー63をビス止めする際に、取り付け作業者は電装カバー63を所定の位置で保持する必要がなくなるため、電装カバー取り付け時の作業性を向上させることができる。また、電装カバーの取り付け作業時に、電装カバーの落下を抑制することができるため、より安全に作業を行うことができる。
〔第4の実施形態〕
続いて、本発明の第4の実施形態について説明する。上述の実施形態では、電装ケース62に対して電装カバー63を固定するための係止部70(または170)が4個設けられている構成について説明した。しかし、係止部の個数は4個に限定されない。係止部は、電装ユニット60の少なくとも上方側に設けられていればよい。
本実施形態にかかる構成では、電装ケース62のフランジ部62bの上方側の2つの角部に隙間71が設けられており、電装カバー63のフランジ部62bの隙間71と対応する位置に、隙間71に差し込まれるツメ部72が設けられている。隙間71とツメ部72は、係止部70を形成している。
このように、本実施形態にかかる電装ユニット60には、第1の実施形態の電装ユニット60に設けられている4個の係止部70のうち、上方側に位置している2個の係止部70のみが設けられている。これにより、電装カバーの取り付け作業時に、取り付け作業者は電装ケース62に電装カバー63を仮固定した状態で、ビス止めを行うことができる。
以上のように、係止部は、電装ユニット60の少なくとも上方側に設けられていればよい。係止部の個数は、2個以上であることが好ましい。上記以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
(まとめ)
本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)は、内部に断熱層を有している断熱箱体(例えば、断熱箱体50)と、前記断熱箱体の一側面(例えば、背面部50c)に配置されている電装ユニット(例えば、電装ユニット60)とを備えている。前記電装ユニットは、電装部品(例えば、電装部品61)と、前記電装部品を収容する箱形部材(例えば、電装ケース62)と、前記箱形部材の開口部を覆うカバー部材(例えば、電装カバー63)とを有している。前記箱形部材の上方には、前記箱形部材の本体部(例えば、フランジ部62b)を前後方向に位置ずれさせて形成された隙間(例えば、隙間71,171)が設けられており、前記カバー部材(例えば、電装カバー63)において、前記隙間と対応する位置には、前記隙間に差し込まれるツメ部(例えば、ツメ部72,172)が設けられている。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記隙間(例えば、隙間71)は、前記断熱層側に位置ずれされていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記隙間(例えば、隙間171)は、前記断熱層とは反対側に位置ずれされていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)には、前記隙間(例えば、隙間71,171)を前記断熱層側から覆う板状部材(例えば、粘着テープ78)が設けられていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記ツメ部(例えば、ツメ部72,172)は、前記カバー部材(例えば、電装カバー63)の前記本体部(例えば、フランジ部63b)との接続部(例えば、付け根部72a)から離れるにしたがって、前記本体部から離れる形状を有していてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記ツメ部(例えば、ツメ部72)の差し込み方向の長さ(例えば、L1)は、前記隙間(例えば、隙間71)の前記差し込み方向の長さ(例えば、L2)よりも短くなっていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :冷蔵庫
50 :断熱箱体(本体部)
50a :(断熱箱体の)上面部
50b :(断熱箱体の)側面部
50c :(断熱箱体の)背面部
56 :(外箱の)バックプレート
60 :電装ユニット
61 :電装部品
62 :電装ケース(箱形部材)
62a :(電装ケースの)収容部
62b :(電装ケースの)フランジ部
63 :電装カバー(カバー部材)
63b :(電装カバーの)フランジ部
65 :ビス
70 :係止部
71 :隙間
72 :ツメ部
72a :(ツメ部の)付け根部(ツメ部の本体部との接続部)
78 :粘着テープ(板状部材)
170 :係止部
171 :隙間
172 :ツメ部
173 :穴

Claims (6)

  1. 内部に断熱層を有している断熱箱体と、
    前記断熱箱体の一側面に配置されている電装ユニットと
    を備え、
    前記電装ユニットは、
    電装部品と、
    前記電装部品を収容する箱形部材と、
    前記箱形部材の開口部を覆うカバー部材と
    を有し、
    前記箱形部材の上方には、前記箱形部材の本体部を前後方向に位置ずれさせて形成された隙間が設けられており、
    前記カバー部材において、前記隙間と対応する位置には、前記隙間に差し込まれるツメ部が設けられている、
    冷蔵庫。
  2. 前記隙間は、前記断熱層側に位置ずれされている、請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記隙間は、前記断熱層とは反対側に位置ずれされている、請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記隙間を前記断熱層側から覆う板状部材が設けられている、
    請求項1から3の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記ツメ部は、前記カバー部材の前記本体部との接続部から離れるにしたがって、前記本体部から離れる形状を有している、
    請求項1から4の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記ツメ部の差し込み方向の長さは、
    前記隙間の前記差し込み方向の長さよりも短くなっている、
    請求項1から5の何れか1項に記載の冷蔵庫。
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