JP2023137158A - ロボットハンドのキャリブレーション方法およびロボットシステム - Google Patents

ロボットハンドのキャリブレーション方法およびロボットシステム Download PDF

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【課題】第1ロボットアームに対するロボットハンドの装着誤差を特定し、特定した装着誤差をロボットにフィードバックすることが容易なロボットハンドのキャリブレーション方法およびロボットシステムを提供すること。【解決手段】ロボットハンドのキャリブレーション方法は、第1撮像装置の撮像により、マーカーを含む第1画像を取得する第1画像取得ステップと、第2撮像装置の撮像により、マーカーを含む第2画像を取得する第2画像取得ステップと、第1画像および第2画像に基づいてマーカーの空間位置座標を検出する空間位置座標検出ステップと、予め記憶されているマーカーの基準空間位置座標と空間位置座標とに基づいて、第1ロボットアームに対するロボットハンドの位置ずれを検出するずれ検出ステップと、を含んでいる。【選択図】図6

Description

本発明は、ロボットハンドのキャリブレーション方法およびロボットシステムに関する。
特許文献1には、アームに装着された第1ロボットハンドでワークを把持し、別のアームに装着された第2ロボットハンドに搭載されたカメラでワークを撮影する第1ステップと、基準となるマスター画像と第1ステップで取得した画像とに基づいて、ワークの基準位置からのずれ量を算出する第2ステップと、第2ステップで算出したずれ量に基づいてワークの位置が基準位置となるように第1ロボットハンドを動かす第3ステップと、をカメラの撮像方向を変えて複数回繰り返した後、ワークを第1ロボットハンドから第2ロボットハンドへ持ち替え、第2ロボットハンドでワークを治具に組み付ける部品組付け方法が記載されている。
特開2021-167053号公報
第1ロボットハンドを着脱するとアームに対する第1ロボットハンドの着脱誤差が生じるため、装着の都度、第1ロボットハンドの装着誤差を把握する必要が生じる場合がある。このような場合、特許文献1に記載の部品組付け方法では、アームに対する第1ロボットハンドの装着誤差を特定し、特定した装着誤差をロボットにフィードバックすることが難しい。
本発明のロボットハンドのキャリブレーション方法は、ワークを保持した状態で外部から視認されるマーカーを有するロボットハンドを備えている第1ロボットアームと、
前記第1ロボットアームの駆動を制御するロボット制御装置と、
前記マーカーを撮像する第1撮像装置と、前記第1撮像装置と異なる方向から前記マーカーを撮像する第2撮像装置と、を有するアライメント装置と、を用い、
前記第1撮像装置の撮像により、前記マーカーを含む第1画像を取得する第1画像取得ステップと、
前記第2撮像装置の撮像により、前記マーカーを含む第2画像を取得する第2画像取得ステップと、
前記第1画像および前記第2画像に基づいて前記マーカーの空間位置座標を検出する空間位置座標検出ステップと、
予め記憶されている前記マーカーの基準空間位置座標と前記空間位置座標とに基づいて、前記第1ロボットアームに対する前記ロボットハンドの位置ずれを検出するずれ検出ステップと、を含んでいる。
本発明のロボットシステムは、ワークを保持した状態で外部から視認されるマーカーを有するロボットハンドを備えている第1ロボットアームと、
前記第1ロボットアームの駆動を制御するロボット制御装置と、
前記マーカーを撮像する第1撮像装置と、前記第1撮像装置と異なる方向から前記マーカーを撮像する第2撮像装置と、を有するアライメント装置と、を有し、
前記ロボット制御装置は、前記第1撮像装置の撮像により、前記マーカーを含む第1画像を取得する第1画像取得ステップと、
前記第2撮像装置の撮像により、前記マーカーを含む第2画像を取得する第2画像取得ステップと、
前記第1画像および前記第2画像に基づいて前記マーカーの空間位置座標を検出する空間位置座標検出ステップと、
予め記憶されている前記マーカーの基準空間位置座標と前記空間位置座標とに基づいて、前記第1ロボットアームに対する前記ロボットハンドの位置ずれを検出するずれ検出ステップと、を行う。
好適な実施形態に係るロボットシステムの全体図である。 ロボットハンドを示す斜視図である。 ロボットハンドでワークを保持する方法を説明する断面図である。 ロボットハンドでワークを保持する方法を説明する断面図である。 ロボットハンドのキャリブレーション工程を示すフローチャートである。 ロボットハンドのキャリブレーション工程を示すフローチャートである。 第1画像を示す図である。 第2画像を示す図である。 第3画像を示す図である。
以下、本発明のロボットハンドのキャリブレーション方法およびロボットシステムを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、好適な実施形態に係るロボットシステムの全体図である。図2は、ロボットハンドを示す斜視図である。図3は、ロボットハンドでワークを保持する方法を説明する断面図である。図4は、ロボットハンドでワークを保持する方法を説明する断面図である。図5および図6は、それぞれ、ロボットハンドのキャリブレーション工程を示すフローチャートである。図7は、第1画像を示す図である。8は、第2画像を示す図である。図9は、第3画像を示す図である。なお、図7ないし図9では、説明の便宜上、画像に映り込むロボットハンドのうちマーカー以外の部分の図示を省略している。
図1に示すロボットシステム1は、ワーク9を保持する第1ロボット2Aと、第1ロボット2Aに保持されたワーク9に対して所定の作業を行う第2ロボット2Bと、第2ロボット2Bによる作業の前に第1ロボット2Aが保持したワーク9を撮像するアライメント装置3と、第1ロボット2A、第2ロボット2Bおよびアライメント装置3の駆動を制御するロボット制御装置4と、を有している。なお、作業対象であるワーク9は、湾曲曲面の凹部91を有するお椀状のものである。ただし、ワーク9としては、特に限定されず、例えば、ボウル、茶碗、マウスのカバー、電球のカバー等が挙げられる。
≪第1ロボット2Aおよび第2ロボット2B≫
第1ロボット2Aおよび第2ロボット2Bは、それぞれ、駆動軸を6つ有する6軸垂直多関節ロボットであり、ベース21と、ベース21に回動自在に連結されているロボットアーム22と、を有している。なお、第1ロボット2Aが備えるロボットアーム22が本実施形態の第1ロボットアーム22Aであり、第2ロボット2Bが備えるロボットアーム22が本実施形態の第2ロボットアーム22Bである。
また、ロボットアーム22は、複数のアーム221、222、223、224、225、226が回動自在に連結されたロボティックアームであり、6つの関節J1~J6を備えている。このうち、関節J2、J3、J5は、曲げ関節であり、関節J1、J4、J6は、ねじり関節である。また、関節J1、J2、J3、J4、J5、J6には、それぞれ、モーターMとエンコーダーEとが設置されている。各モーターは、エンコーダーEの出力をフィードバックするサーボ制御により駆動する。
このように、本実施形態では、第1ロボット2Aと第2ロボット2Bとが同じ構成であるが、これに限定されず、互いに異なる構成であってもよい。また、本実施形態では、第1ロボットアーム22Aと第2ロボットアーム22Bとが異なるロボットに装着されているが、これに限定されず、同じロボットに装着されていてもよい。この場合、例えば、ロボットアームを2本備える双腕ロボットを用い、一方のロボットアームを第1ロボットアーム22Aとし、他方のロボットアームを第2ロボットアーム22Bとすることができる。
また、第1ロボット2Aでは、第1ロボットアーム22Aの先端すなわちアーム226にワーク9を保持するためのロボットハンド7が装着されており、第2ロボット2Bでは、第2ロボットアーム22Bの先端すなわちアーム226にワーク9に対して所定の加工を行うための工具8が装着されている。
-ロボットハンド7-
次に、図2に基づいて、ロボットハンド7について説明するが、説明の便宜上、図2中の上側を「上」と言い、下側を「下」と言う。ロボットハンド7は、ワーク9を保持する装置であり、特に、お椀状のワーク9を安定した姿勢で保持するのに特化した構成となっている。このようなロボットハンド7は、図2に示すように、基部71と、ワーク9を吸着する吸着部72と、吸着部72に吸着されたワーク9に当接する当接部73と、アーム226に装着される装着部74と、画像処理の基準点となるマーカー75と、を有している。
基部71は、板状であり、その上側に吸着部72、当接部73およびマーカー75が配置され、下側に装着部74が配置されている。また、吸着部72は、基部71の平面視で、基部71の中央部に配置されている。また、吸着部72は、ワーク9を吸着する吸着パッド721と、吸着パッド721に接続されている吸引管722と、吸引管722を基部71に固定する固定部723と、を有している。吸着パッド721は、その上端部に吸着口721aを有している。また、吸着パッド721は、弾性変形可能な蛇腹形状であり、その軸方向に伸縮可能である。
また、吸引管722は、吸着パッド721の下端部に接続されている。また、吸引管722は、図示しない吸引源と接続されており、吸引源を作動させることで吸着パッド721内を負圧にすることができる。このような吸引管722は、固定部723を介して基部71に固定されている。
当接部73は、基部71の平面視で、吸着部72の両側に位置している。また、当接部73は、吸着パッド721よりも下方に位置している。このような当接部73は、ワーク9の吸着パッド721により吸着される部分とは異なる部分と当接することによりワーク9を保持する。当接部73は、第1当接部731と、第2当接部732と、を有している。第1当接部731は、基部71の一端側に設けられ、第2当接部732は、基部71の他端側に設けられている。これら第1、第2当接部731、732は、それぞれ、硬質であり、ワーク9の形状に合わせてその形状が設計されている。
第1当接部731は、ワーク9の位置決めを行う第1位置決め部731Aを有している。第1位置決め部731Aは、上側に突出する突出部であり、基部71の幅方向に沿って延在している。また、第2当接部732は、ワーク9の位置決めを行う第2位置決め部732Aを有している。第2位置決め部732Aは、上側に開放する溝で構成され、基部71の幅方向に沿って延在している。
このようなロボットハンド7では、まず、図3に示すように、作業者がワーク9の凹部91の底部に吸着パッド721の吸着口721aが密着するようにワーク9をロボットハンド7に設置する。この状態では、第1当接部731および第2当接部732は、ワーク9と当接していない。次いで、吸着部72の吸引源を作動させてワーク9を吸引する。この際、内部が負圧になることで吸着パッド721が収縮し、それに伴ってワーク9が基部71側に変位する。この変位によって、図4に示すように、ワーク9の下端部が第1当接部731および第2当接部732に押し当てられ、さらには、第1位置決め部731Aがワーク9の外周面に当接すると共に第2位置決め部732Aがワーク9の内周面に当接する。これにより、ワーク9は、上下左右から挟まれた状態となってロボットハンド7に対する変位が規制される。以上により、ワーク9がロボットハンド7に対して位置決めされると共に、安定した姿勢で保持される。
ここで、第1当接部731および第2当接部732は、基部71にネジ70を介して着脱可能に固定されている。また、基部71には、その長手方向に沿ってネジ穴79が複数形成されており、これら複数のネジ穴79のいずれかに第1当接部731および第2当接部732を固定することにより、第1当接部731および第2当接部732の位置をワーク9の形状や大きさに合わせて調節することができる。これにより、ワーク9の形状や大きさによらず、ワーク9を適切な位置姿勢で安定して保持することができる。
また、マーカー75は、球体であり、基部71から上側に延びる棒状部76の先端部に配置されている。また、マーカー75は、アライメント装置3によって撮像される部分であり、第1ロボットアーム22Aに対するロボットハンド7の位置や、ロボットハンド7に対するワーク9の位置を検出する際の基準点として機能する。そのため、マーカー75は、ワーク9を保持した状態で、ワーク9やロボットハンド7に隠れることなく、外部から視認できる位置に配置される。
以上、ロボットハンド7について説明したが、ロボットハンド7の構成は、特に限定されない。例えば、前述したように、本実施形態では、第1当接部731および第2当接部732の両方が基部71に対する位置を調節可能な構成であるが、これに限定されず、第1当接部731および第2当接部732の一方が基部71に対する位置を調節可能であってもよい。また、前述したように、本実施形態では、第1、第2当接部731、732が硬質であるが、第1、第2当接部731、732は、弾性体で構成されていてもよい。この場合、第1、第2当接部731、732は、吸着部72に吸着されたワーク9との接触により弾性変形するが、所定の吸引力となった時にその変形が止まりワーク9を安定的に支持する程度の硬さとされる。
-工具8-
工具8は、ワーク9に対して行う作業内容によって適宜選択することができるが、図1に示すように、本実施形態ではプリンターヘッド、その中でも特にインクジェットヘッド80が用いられている。インクジェットヘッド80は、図示しないインク室およびインク室の壁面に配置された振動板と、インク室に繋がるインク吐出孔と、を有し、振動板が振動することによりインク室内のインクがインク吐出孔から吐出する構成となっている。ただし、インクジェットヘッド80の構成としては、特に限定されない。また、プリンターヘッドとしては、インクジェットヘッド80に限定されない。
≪アライメント装置3≫
図1に示すように、アライメント装置3は、ワーク9を保持した状態のロボットハンド7を撮像する装置である。本実施形態のアライメント装置3は、ロボットハンド7を配置する撮像エリア30と、撮像エリア30を囲むように配置されている撮像ユニット31、撮像ユニット32および撮像ユニット33と、を有している。
また、撮像ユニット31は、光軸が第1方向に沿う第1撮像装置311と、第1撮像装置311側から撮像エリア30を照らす第1照明312と、を有している。同様に、撮像ユニット32は、光軸が第2方向に沿う第2撮像装置321と、第2撮像装置321側から撮像エリア30を照らす第2照明322と、を有している。また、撮像ユニット33は、光軸が第3方向に沿う第3撮像装置331と、第3撮像装置331側から撮像エリア30を照らす第3照明332と、を有している。なお、第1方向、第2方向および第3方向は、互いに直交している。
また、第1撮像装置311、第2撮像装置321および第3撮像装置331は、それぞれ、CMOSイメージセンサー、CCDイメージセンサー等の撮像素子および撮像素子に集光させる集光レンズを備えるカメラである。
以上、アライメント装置3について説明したが、アライメント装置3の構成は、互いに異なる2つの方向からマーカー75を撮像することができれば、特に限定されない。例えば、撮像ユニット33を省略してもよいし、第1方向、第2方向および第3方向が互いに直交していなくてもよい。
≪ロボット制御装置4≫
図1に示すように、ロボット制御装置4は、第1ロボット2A、第2ロボット2Bおよびアライメント装置3の駆動を制御する。特に、第1、第2ロボット2A、2Bにおいては、エンコーダーEの検出結果をモーターMの駆動にフィードバックするサーボ制御により、各関節J1~J6の駆動を独立して制御し、第1、第2ロボット2A、2Bに所定の作業を行わせる。ロボット制御装置4は、例えば、コンピューターから構成され、情報を処理するプロセッサーと、プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、外部装置との接続を行う外部インターフェースと、を有する。メモリーにはプロセッサーにより実行可能な各種プログラムが保存され、プロセッサーは、メモリーに記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。
以上、ロボットシステム1の全体構成について説明した。次に、このロボットシステム1が行うロボットハンド7のキャリブレーション方法について詳細に説明する。なお、以下では、ロボットハンド7に設定された3軸直交座標(X軸、Y軸、Z軸)のツール座標系(x,y,z)を基に説明する。
図5に示すように、ロボットシステム1が行うロボットハンド7のキャリブレーション方法は、ロボットハンド7でワーク9を保持する保持ステップS1と、第1撮像装置311からマーカー75を含む第1画像Px1を取得する第1画像取得ステップS2と、第2撮像装置321からマーカー75を含む第2画像Px2を取得する第2画像取得ステップS3と、第3撮像装置331からマーカー75を含む第3画像Px3を取得する第3画像取得ステップS4と、マーカー75の空間位置座標(x1,y1,z1)を検出する空間位置座標検出ステップS5と、ロボットハンド7の位置姿勢のずれを検出するずれ検出ステップS6と、ワーク9の位置姿勢を補正するワーク位置補正ステップS7と、工具8によってワーク9を加工する加工ステップS8と、を含んでいる。
ここで、加工ステップS8では、ロボットハンド7が第1ロボットアーム22Aに対して所定の位置姿勢(以下「基準位置姿勢」と言う。)で接続されていることを前提として生成した動作プログラムで第1、第2ロボット2A、2Bが動作する。したがって、ロボットハンド7の着脱等によって、第1ロボットアーム22Aに対するロボットハンド7の位置姿勢が基準位置姿勢からずれると、当該ずれに起因した加工精度の悪化を招く。そこで、ロボットハンド7のキャリブレーション方法では、加工ステップS8前にロボットハンド7の基準位置姿勢からのずれを補正し、加工ステップS8での加工精度の悪化を抑制している。以下、図6に基づいて各ステップS1~S8について順に説明する。なお、以下では、ロボットハンド7の基準位置姿勢からのX軸方向のずれ、X軸方向のずれ、Z軸方向のずれを「位置ずれ」と言い、ロボットハンド7の基準位置姿勢からのX軸まわりのずれ、Y軸まわりのずれ、Z軸まわりのずれを「姿勢ずれ」と言う。
≪保持ステップS1≫
まず、作業者がロボットハンド7にワーク9を装着する。次に、ロボット制御装置4は、ロボットハンド7を動かしてロボットハンド7でワーク9を保持する。次に、ロボット制御装置4は、第1ロボットアーム22Aを動かしてロボットハンド7をアライメント装置3の撮像エリア30内に配置する。ここで、この状態での第1ロボットアーム22Aの姿勢(以下「撮影姿勢」と言う)については予め決定されており、第1撮像装置311および第2撮像装置321が共にマーカー75を含む画像を撮像できる位置姿勢となっている。つまり、撮影姿勢は、第1撮像装置311からマーカー75を視認でき、第2撮像装置321からマーカー75を視認できる位置姿勢となっている。
≪第1画像取得ステップS2≫
次に、ロボット制御装置4は、第1撮像装置311で撮像エリア30内を撮像し、図7に示すように、ワーク9およびマーカー75を含む第1画像Px1を取得する。
≪第2画像取得ステップS3≫
次に、ロボット制御装置4は、第2撮像装置321で撮像エリア30内を撮像し、図8に示すように、ワーク9およびマーカー75を含む第2画像Px2を取得する。
≪第3画像取得ステップS4≫
次に、ロボット制御装置4は、第3撮像装置331で撮像エリア30内を撮像し、図9に示すように、ワーク9を含む第3画像Px3を取得する。なお、第3画像取得ステップS4では、ワーク9を上側から撮像するため、マーカー75は、ワーク9に隠れる。
≪空間位置座標検出ステップS5≫
次に、ロボット制御装置4は、第1画像Px1および第2画像Px2に基づいてマーカー75の空間位置座標(x1,y1,z1)を検出する。第1画像Px1における位置は、ロボット制御装置4によってツール座標系と関連付けられる。したがって、第1画像Px1内におけるマーカー75の位置に基づいてマーカー75の二次元座標を特定することができる。同様に、第2画像Px2における位置は、ロボット制御装置4によってツール座標系と関連付けられる。したがって、第2画像Px2内におけるマーカー75の位置に基づいてマーカー75の二次元座標を特定することができる。そして、第1画像Px1および第2画像Px2からマーカー75の空間位置座標(x1,y1,z1)を検出することができる。
≪ずれ検出ステップS6≫
次に、ロボット制御装置4は、ロボットハンド7の基準位置姿勢からの位置ずれおよび姿勢ずれを検出する。位置ずれは、予め記憶されているマーカー75の基準空間位置座標(x0,y0,z0)と、空間位置座標検出ステップS5で求めたマーカー75の空間位置座標(x1,y1,z1)と、を比較して検出する。ここで、基準空間位置座標(x0,y0,z0)は、ロボットハンド7が基準位置姿勢で第1ロボットアーム22Aに接続されている状態で第1ロボットアーム22Aを撮像姿勢としたときのマーカー75の空間位置座標である。そのため、基準空間位置座標(x0,y0,z0)と空間位置座標(x1,y1,z1)とを比較することで、ロボットハンド7の基準位置姿勢からの位置ずれ(Δx,Δy,Δz)を検出することができる。
姿勢ずれは、第1画像Px1、第2画像Px2および第3画像Px3に基づいて検出する。前述したように、ロボットシステム1では、ロボットハンド7の所定位置にワーク9を位置決めすることができるため、マーカー75とワーク9との相対的位置関係は、ワーク9を保持する度に毎回同じとなる。したがって、ロボット制御装置4は、マーカー75が基準空間位置座標(x0,y0,z0)にあるときのワーク9の位置姿勢と、マーカー75が空間位置座標(x1,y1,z1)にあるときのワーク9の位置姿勢と、を比較することにより、ロボットハンド7の基準位置姿勢からの姿勢ずれ(Δu,Δv,Δw)を検出することができる。なお、Δuは、x軸まわりの傾斜角度であり、Δvは、y軸まわりの傾斜角度であり、Δwは、z軸まわりの傾斜角度である。
ワーク9の姿勢を算出する方法としては、特に限定されないが、例えば、テンプレートマッチングを用いることができる。この方法では、まず、CADを用いてワーク9の3Dモデルを作成する。次に、作成した3Dモデルを360°様々な姿勢とし、その際の輪郭形状におけるワーク9の姿勢を推定し、これらが紐付いた学習モデルを生成する。そして、第1画像Px1、第2画像Px2および第3画像Px3から抽出されたワーク9を学習モデルと比較することにより、ワーク9の姿勢を算出する。このような方法によれば、ワーク9の姿勢を精度よく算出することができる。
≪ワーク位置補正ステップS7≫
次に、ロボット制御装置4は、ステップS71として、ワーク9のCAD原点がマーカー75と一致しているかを判定する。ここで、本実施形態では、マーカー75をCAD原点としてワーク9のCADデータを作成する。そして、このワーク9のCADデータに基づいて加工ステップS8での第1、第2ロボット2A、2Bの動作プログラムを作成する。しかしながら、当接部73の設計によっては、CAD原点をマーカー75に合わせることができない場合もある。この場合には、CAD原点のマーカー75からのずれを示すオフセット値をロボット制御装置4に記憶させておく。
ステップS71において、ワーク9のCAD原点がマーカー75と一致していない場合、ロボット制御装置4は、ステップS72として、ワーク9のCAD原点に前記オフセット値を加え、ワーク9の位置を補正する。ステップS71において、ワーク9のCAD原点がマーカー75と一致してる場合またはステップS72を終えた場合、ロボット制御装置4は、ステップS73として、ワーク9のCAD原点に、ずれ検出ステップS6において検出した位置ずれ(Δx,Δy,Δz)および姿勢ずれ(Δu,Δv,Δw)をそれぞれ加え、ワーク9の位置を補正する。これにより、ワーク9の補正後のCAD原点が決定する。このように、位置ずれ(Δx,Δy,Δz)のみならず姿勢ずれ(Δu,Δv,Δw)を考慮してワーク9のCAD原点を補正することにより、加工ステップS8をより精度よく行うことができる。
ただし、姿勢ずれ(Δu,Δv,Δw)を考慮したワーク9のCAD原点補正については省略してもよい。特に、本実施形態では、アーム226のロボットハンド7との接続面226aと、ロボットハンド7のアーム226との接続面74aと、がそれぞれ平坦面となっている。そのため、装着時にこれらの面同士が接触することにより姿勢ずれ(Δu,Δv,Δw)を効果的に抑制することができる構成となっている。このような理由から、位置ずれ(Δx,Δy,Δz)だけを考慮した補正でも、十分な精度でワーク9のCAD原点を補正することができる。
≪加工ステップS8≫
次に、ロボット制御装置4は、ワーク位置補正ステップS7において補正したワーク9のCAD原点に基づく動作プログラムで第1、第2ロボット2A、2Bを動かし、ワーク9を加工する。具体的には、ロボット制御装置4は、第1ロボットアーム22Aと第2ロボットアーム22Bとを協調制御することにより、ワーク9とインクジェットヘッド80との相対的位置関係を変化させつつ、インクジェットヘッド80からインクを所定のタイミングで吐出することにより、ワーク9の表面に所望の文字、模様等を印刷する。
なお、作業中は、第1ロボットアーム22Aを固定して第2ロボットアーム22Bだけを動かしてもよいし、第2ロボットアーム22Bを固定して第1ロボットアーム22Aだけを動かしてもよいし、第1ロボットアーム22Aおよび第2ロボットアーム22Bの両方を動かしてもよい。
このように、ワーク位置補正ステップS7の後に加工ステップS8を行うことで、ワーク9の加工を精度よく行うことができる。また、第1ロボットアーム22Aと第2ロボットアーム22Bとを協調制御することによりワーク9の加工を精度よくかつ効率的に行うことができる。
以上のようなロボットハンド7のキャリブレーション方法によれば、ロボットハンド7に設けられたマーカー75を用いてロボットハンド7の基準位置姿勢からのずれを検出するため、ロボットハンド7の基準位置姿勢からのずれの検出、および、検出したずれを用いたワーク9の位置補正を容易かつ精度よく行うことができる。
特に、本実施形態のロボットハンド7によれば、ロボットハンド7の所定位置にワーク9を位置決めすることができる、そのため、ロボットハンド7に対するワーク9の位置姿勢のずれが実質的に生じない。したがって、ロボットハンド7に対するワーク9の位置姿勢のずれを考慮する必要がなく、その分、処理工程の削減を図ることができる。その結果、ロボットハンド7のキャリブレーションにかかる時間を短縮することができる。
ただし、ロボットハンド7に対するワーク9の位置姿勢のずれが生じるおそれもあるため、例えば、ずれ検出ステップS6において、ロボットハンド7に対するワーク9の位置姿勢のずれをさらに検出し、ワーク位置補正ステップS7において、ワーク9のCAD原点に、ロボットハンド7に対するワーク9の位置姿勢のずれを反映させてもよい。また、ワーク9に個体差がある場合は、この個体差をワーク9のCAD原点に反映させてもよい。
なお、上記8つのステップS1~S8のうち、第1画像取得ステップS2、第2画像取得ステップS3、第3画像取得ステップS4、空間位置座標検出ステップS5、ずれ検出ステップS6およびワーク位置補正ステップS7については、ロボットハンド7を第1ロボットアーム22Aに対して脱着する毎に行われる。これにより、ロボットハンド7が基準位置姿勢からずれた状態での加工ステップS8の実施が抑制され、精度の高い加工ステップS8を行うことができる。なお、ロボットハンド7を装着し直した直後にステップS2~S7を行えば、その後は、ロボットハンド7が脱着されるまではステップS1とステップS8とを繰り返して行えばよい。これにより、サイクルタイムを短縮することができ、生産性が向上する。
以上、ロボットシステム1について説明した。このようなロボットシステム1が行うロボットハンド7のキャリブレーション方法は、前述したように、ワーク9を保持した状態で外部から視認されるマーカー75を有するロボットハンド7を備えている第1ロボットアーム22Aと、第1ロボットアーム22Aの駆動を制御するロボット制御装置4と、マーカー75を撮像する第1撮像装置311と、第1撮像装置311と異なる方向からマーカー75を撮像する第2撮像装置321と、を有するアライメント装置3と、を用い、第1撮像装置311の撮像により、マーカー75を含む第1画像Px1を取得する第1画像取得ステップS2と、第2撮像装置321の撮像により、マーカー75を含む第2画像Px2を取得する第2画像取得ステップS3と、第1画像Px1および第2画像Px2に基づいてマーカー75の空間位置座標(x1,y1,z1)を検出する空間位置座標検出ステップS5と、予め記憶されているマーカー75の基準空間位置座標(x0,y0,z0)と空間位置座標(x1,y1,z1)とに基づいて、第1ロボットアーム22Aに対するロボットハンド7の位置ずれ(Δx,Δy,Δz)を検出するずれ検出ステップS6と、を含んでいる。このような方法によれば、ロボットハンド7に設けられたマーカー75を用いてロボットハンド7の基準位置姿勢からのずれを検出するため、ロボットハンド7の基準位置姿勢からのずれの検出、および、検出したずれを用いたワーク9の位置補正を容易かつ精度よく行うことができる。
また、前述したように、ずれ検出ステップS6の後に、ずれ検出ステップS6で検出した位置ずれ(Δx,Δy,Δz)に基づいてワーク9の位置を補正するワーク位置補正ステップS7を、さらに含んでいる。これにより、ワーク位置補正ステップS7の後に行うステップ、具体的には加工ステップS8を精度よく行うことができる。
また、前述したように、ずれ検出ステップS6では、第1ロボットアーム22Aに対するロボットハンド7の姿勢ずれ(Δu,Δv,Δw)をさらに検出し、ワーク位置補正ステップS7では、ずれ検出ステップS6で検出した姿勢ずれ(Δu,Δv,Δw)に基づいてワーク9の位置を補正する。このように、位置ずれ(Δx,Δy,Δz)のみならず姿勢ずれ(Δu,Δv,Δw)を考慮してワーク9の位置補正を行うことにより、ワーク位置補正ステップS7の後に行うステップ、具体的には加工ステップS8を精度よく行うことができる。
また、前述したように、ワーク位置補正ステップS7の後に、ワーク9を加工する加工ステップS8をさらに含んでいる。このように、ワーク位置補正ステップS7の後に加工ステップS8を行うことで、ワーク9の加工を精度よく行うことができる。
また、前述したように、加工するための工具8を備えている第2ロボットアーム22Bをさらに用い、加工ステップS8では、第1ロボットアーム22Aと第2ロボットアーム22Bとを協調制御することによりワーク9と工具8との相対的位置関係を変化させながら加工を行う。これにより、ワーク9の加工を精度よくかつ効率的に行うことができる。
また、前述したように、第1画像取得ステップS2、第2画像取得ステップS3、空間位置座標検出ステップS5、ずれ検出ステップS6およびワーク位置補正ステップS7は、ロボットハンド7を第1ロボットアーム22Aに対して脱着する毎に行われる。これにより、ロボットハンド7が基準位置姿勢からずれた状態での加工ステップS8の実施が抑制され、精度の高い加工ステップS8を行うことができる。なお、ロボットハンド7を装着し直した直後にステップS2~S7を行えば、その後は、ロボットハンド7が脱着されるまではステップS1とステップS8とを繰り返して行えばよい。これにより、サイクルタイムを短縮することができ、生産性が向上する。
また、前述したように、ロボットハンド7は、ワーク9を吸着する吸着部72と、ワーク9の吸着部72により吸着される部分とは異なる部分と当接する当接部73と、を有している。これにより、ワーク9を安定した姿勢で保持することができるロボットハンド7となる。そのため、ロボットハンド7に対するワーク9の位置姿勢のずれを考慮しなくても高精度なロボットハンド7のキャリブレーションが可能となる。そのため、処理工程の削減を図ることができ、ロボットハンド7のキャリブレーションにかかる時間を短縮することができる。
また、前述したように、ロボットシステム1は、ワーク9を保持した状態で外部から視認されるマーカー75を有するロボットハンド7を備えている第1ロボットアーム22Aと、第1ロボットアーム22Aの駆動を制御するロボット制御装置4と、マーカー75を撮像する第1撮像装置311と、第1撮像装置311と異なる方向からマーカー75を撮像する第2撮像装置321と、を有するアライメント装置3と、を有している。そして、ロボット制御装置4は、第1撮像装置311の撮像により、マーカー75を含む第1画像Px1を取得する第1画像取得ステップS2と、第2撮像装置321の撮像により、マーカー75を含む第2画像Px2を取得する第2画像取得ステップS3と、第1画像Px1および第2画像Px2に基づいてマーカー75の空間位置座標(x1,y1,z1)を検出する空間位置座標検出ステップS5と、予め記憶されているマーカー75の基準空間位置座標(x0,y0,z0)と空間位置座標(x1,y1,z1)とに基づいて、第1ロボットアーム22Aに対するロボットハンド7の位置ずれ(Δx,Δy,Δz)を検出するずれ検出ステップS6と、を行う。このような構成によれば、ロボットハンド7に設けられたマーカー75を用いてロボットハンド7の基準位置姿勢からのずれを検出するため、ロボットハンド7の基準位置姿勢からのずれの検出、および、検出したずれを用いたワーク9の位置補正を容易かつ精度よく行うことができる。
以上、本発明のロボットハンドのキャリブレーション方法およびロボットシステムを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。また、ロボットハンドのキャリブレーション方法およびロボットシステムは、同様の機能を発揮し得る任意の工程と置換することができる。
1…ロボットシステム、2A…第1ロボット、2B…第2ロボット、21…ベース、22…ロボットアーム、22A…第1ロボットアーム、22B…第2ロボットアーム、221…アーム、222…アーム、223…アーム、224…アーム、225…アーム、226…アーム、226a…接続面、3…アライメント装置、30…撮像エリア、31…撮像ユニット、311…第1撮像装置、312…第1照明、32…撮像ユニット、321…第2撮像装置、322…第2照明、33…撮像ユニット、331…第3撮像装置、332…第3照明、4…ロボット制御装置、7…ロボットハンド、70…ネジ、71…基部、72…吸着部、721…吸着パッド、721a…吸着口、722…吸引管、723…固定部、73…当接部、731…第1当接部、731A…第1位置決め部、732…第2当接部、732A…第2位置決め部、74…装着部、74a…接続面、75…マーカー、76…棒状部、79…ネジ孔、8…工具、80…インクジェットヘッド、9…ワーク、91…凹部、E…エンコーダー、J1…関節、J2…関節、J3…関節、J4…関節、J5…関節、J6…関節、M…モーター、Px1…第1画像、Px2…第2画像、Px3…第3画像、S1…保持ステップ、S2…第1画像取得ステップ、S3…第2画像取得ステップ、S4…第3画像取得ステップ、S5…空間位置座標検出ステップ、S6…ずれ検出ステップ、S7…ワーク位置補正ステップ、S71…ステップ、S72…ステップ、S73…ステップ、S8…加工ステップ

Claims (8)

  1. ワークを保持した状態で外部から視認されるマーカーを有するロボットハンドを備えている第1ロボットアームと、
    前記第1ロボットアームの駆動を制御するロボット制御装置と、
    前記マーカーを撮像する第1撮像装置と、前記第1撮像装置と異なる方向から前記マーカーを撮像する第2撮像装置と、を有するアライメント装置と、を用い、
    前記第1撮像装置の撮像により、前記マーカーを含む第1画像を取得する第1画像取得ステップと、
    前記第2撮像装置の撮像により、前記マーカーを含む第2画像を取得する第2画像取得ステップと、
    前記第1画像および前記第2画像に基づいて前記マーカーの空間位置座標を検出する空間位置座標検出ステップと、
    予め記憶されている前記マーカーの基準空間位置座標と前記空間位置座標とに基づいて、前記第1ロボットアームに対する前記ロボットハンドの位置ずれを検出するずれ検出ステップと、を含んでいることを特徴とするロボットハンドのキャリブレーション方法。
  2. 前記ずれ検出ステップの後に、前記ずれ検出ステップで検出した前記位置ずれに基づいて前記ワークの位置を補正するワーク位置補正ステップを、さらに含んでいる請求項1に記載のロボットハンドのキャリブレーション方法。
  3. 前記ずれ検出ステップでは、前記第1ロボットアームに対する前記ロボットハンドの姿勢ずれをさらに検出し、
    前記ワーク位置補正ステップでは、前記ずれ検出ステップで検出した前記姿勢ずれに基づいて前記ワークの位置を補正する請求項2に記載のロボットハンドのキャリブレーション方法。
  4. 前記ワーク位置補正ステップの後に、前記ワークを加工する加工ステップをさらに含んでいる請求項2または3に記載のロボットハンドのキャリブレーション方法。
  5. 前記加工するための工具を備えている第2ロボットアームをさらに用い、
    前記加工ステップでは、前記第1ロボットアームと前記第2ロボットアームとを協調制御することにより前記ワークと前記工具との相対的位置関係を変化させながら前記加工を行う請求項4に記載のロボットハンドのキャリブレーション方法。
  6. 前記第1画像取得ステップ、前記第2画像取得ステップ、前記空間位置座標検出ステップ、前記ずれ検出ステップおよび前記ワーク位置補正ステップは、前記ロボットハンドを前記第1ロボットアームに対して脱着する毎に行われる請求項2ないし5のいずれか1項に記載のロボットハンドのキャリブレーション方法。
  7. 前記ロボットハンドは、前記ワークを吸着する吸着部と、
    前記ワークの前記吸着部により吸着される部分とは異なる部分と当接する当接部と、を有している請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロボットハンドのキャリブレーション方法。
  8. ワークを保持した状態で外部から視認されるマーカーを有するロボットハンドを備えている第1ロボットアームと、
    前記第1ロボットアームの駆動を制御するロボット制御装置と、
    前記マーカーを撮像する第1撮像装置と、前記第1撮像装置と異なる方向から前記マーカーを撮像する第2撮像装置と、を有するアライメント装置と、を有し、
    前記ロボット制御装置は、前記第1撮像装置の撮像により、前記マーカーを含む第1画像を取得する第1画像取得ステップと、
    前記第2撮像装置の撮像により、前記マーカーを含む第2画像を取得する第2画像取得ステップと、
    前記第1画像および前記第2画像に基づいて前記マーカーの空間位置座標を検出する空間位置座標検出ステップと、
    予め記憶されている前記マーカーの基準空間位置座標と前記空間位置座標とに基づいて、前記第1ロボットアームに対する前記ロボットハンドの位置ずれを検出するずれ検出ステップと、を行うことを特徴とするロボットシステム。
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