JP2023136919A - 信号生成回路および光検出装置 - Google Patents

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崇 馬上
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Abstract

【課題】信号品質の低下を抑制可能な信号生成回路を提供する。【解決手段】本開示の一実施形態の信号生成回路は、第1入力部と第2入力部と出力部とを有する増幅部と、前記出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第1電流源と、電圧を保持可能な第1容量素子と、前記第1電流源と前記第1容量素子とを電気的に接続可能な第1スイッチと、前記第1容量素子と前記第1入力部とを電気的に接続可能な第2スイッチと、電圧を保持可能な第2容量素子と、前記第1電流源と前記第2容量素子とを電気的に接続可能な第3スイッチと、前記第2容量素子と前記第1入力部とを電気的に接続可能な第4スイッチとを備える。【選択図】図5

Description

本開示は、信号生成回路および光検出装置に関する。
基準電圧を分圧する複数の分圧抵抗素子と内部クロックに同期して動作するスイッチトキャパシタ型積分器を有し、ランプ電圧を発生する回路が提案されている(特許文献1)。
特開2003-60507号公報
信号生成回路では、信号品質の低下を抑えることが求められている。
信号品質の低下を抑制可能な信号生成回路を提供することが望まれる。
本開示の一実施形態の信号生成回路は、第1入力部と第2入力部と出力部とを有する増幅部と、出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第1電流源と、電圧を保持可能な第1容量素子と、第1電流源と第1容量素子とを電気的に接続可能な第1スイッチと、第1容量素子と第1入力部とを電気的に接続可能な第2スイッチと、電圧を保持可能な第2容量素子と、第1電流源と第2容量素子とを電気的に接続可能な第3スイッチと、第2容量素子と第1入力部とを電気的に接続可能な第4スイッチとを備える。
本開示の一実施形態の光検出装置は、光を受光して電荷を生成可能な受光素子と、電圧が変化する第1信号を生成可能な信号生成回路と、第1信号に基づいて、受光素子で生成された電荷に基づく第2信号をデジタル信号に変換する変換部と、を備える。信号生成回路は、第1入力部と第2入力部と出力部とを有する増幅部と、出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第1電流源と、電圧を保持可能な第1容量素子と、第1電流源と第1容量素子とを電気的に接続可能な第1スイッチと、第1容量素子と第1入力部とを電気的に接続可能な第2スイッチと、電圧を保持可能な第2容量素子と、第1電流源と第2容量素子とを電気的に接続可能な第3スイッチと、第2容量素子と第1入力部とを電気的に接続可能な第4スイッチと、出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第2電流源と、第2電流源により供給される電流に基づいて第1信号を出力可能な信号出力部と、を有する。
本開示の実施の形態に係る光検出装置の一例である撮像装置の概略構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態に係る撮像装置の画素の構成例を示す図である。 本開示の実施の形態に係る撮像装置の信号処理部の構成例を説明するための図である。 本開示の実施の形態に係る撮像装置の動作例を示すタイミングチャートである。 本開示の実施の形態に係る撮像装置の信号生成部の構成例を説明するための図である。 本開示の実施の形態に係る撮像装置の信号生成部の動作例を示すタイミングチャートである。 本開示の実施の形態に係る撮像装置により生成される信号の波形の一例を示す図である。 本開示の変形例に係る信号生成部の構成例を示す図である。 撮像装置を有する電子機器の構成例を表すブロック図である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。 内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。 カメラヘッド及びCCUの機能構成の一例を示すブロック図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
3.適用例
4.応用例
<1.実施の形態>
図1は、本開示の実施の形態に係る光検出装置の一例である撮像装置の概略構成の一例を示す図である。光検出装置である撮像装置1は、入射する光を検出可能な装置である。撮像装置(光検出装置)1は、受光素子を有する複数の画素Pを有し、入射した光を光電変換して信号を生成するように構成される。
図1に示す例では、撮像装置1は、複数の画素Pが行列状に2次元配置された領域(画素部100)を、撮像エリアとして有している。各画素Pの受光素子(受光部)は、例えばフォトダイオードである。受光素子は、光を受光して、光電変換により電荷を生じ得る。
撮像装置1は、光学レンズを含む光学系(不図示)を介して、被写体からの入射光(像光)を取り込む。撮像装置1は、光学レンズ系により形成される被写体の像を撮像する。撮像装置1は、受光した光を光電変換して画素信号を生成する。撮像装置1は、例えば、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話等の電子機器に利用可能である。
[撮像装置の概略構成]
撮像装置1は、図1に示す例のように、画素部100の周辺領域に、例えば、垂直駆動部111、信号処理部112、水平駆動部113、出力部114、制御部115、及び入出力端子116等を有している。
撮像装置1には、例えば、複数の画素駆動線Lreadと、複数の垂直信号線VSLが設けられる。例えば、画素部100には、水平方向(行方向)に並ぶ複数の画素Pにより構成される画素行ごとに、複数の画素駆動線Lreadが配線される。また、画素部100には、垂直方向(列方向)に並ぶ複数の画素Pにより構成される画素列ごとに、垂直信号線VSLが配線される。画素駆動線Lreadは、画素Pからの信号読み出しのための駆動信号を伝送するように構成される。垂直信号線VSLは、画素Pから出力される信号を伝送するように構成される。
垂直駆動部111は、シフトレジスタやアドレスデコーダ等によって構成される。垂直駆動部111は、画素部100の各画素Pを駆動するように構成される。垂直駆動部111は、画素駆動部であり、画素Pを駆動するための信号を生成し、画素駆動線Lreadを介して画素部100の各画素Pへ出力する。垂直駆動部111は、例えば、転送トランジスタを制御する信号、及びリセットトランジスタを制御する信号等を生成し、画素駆動線Lreadによって各画素Pに供給する。
信号処理部112は、入力される画素の信号の信号処理を行うように構成される。信号処理部112は、例えば、負荷回路部、AD変換部、水平選択スイッチ等を有する。負荷回路部は、垂直信号線VSLに接続され、画素Pの増幅トランジスタと共にソースフォロア回路を構成する。なお、信号処理部112は、垂直信号線VSLを介して画素Pから読み出される信号を増幅するように構成された増幅回路部を有していてもよい。
垂直駆動部111によって選択走査された各画素Pから出力される信号は、垂直信号線VSLを通して信号処理部112に供給される。信号処理部112は、例えば、AD(Analog Digital)変換、及びCDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)等の信号処理を行う。
水平駆動部113は、シフトレジスタやアドレスデコーダ等によって構成される。水平駆動部113は、信号処理部112の水平選択スイッチを駆動するように構成される。水平駆動部113は、信号処理部112の各水平選択スイッチを走査しつつ順番に駆動する。垂直信号線VSLの各々を通して伝送される各画素Pの信号は、信号処理部112により信号処理が施され、水平駆動部113による選択走査によって順に水平信号線121に出力される。
出力部114は、入力される信号に対して信号処理を行い、信号を出力するように構成される。出力部114は、信号処理部112から水平信号線121を介して順次入力される画素の信号に対して信号処理を行い、処理後の信号を出力する。出力部114は、例えば、バッファリングのみを行う場合もあるし、黒レベル調整、列ばらつき補正、及び各種デジタル信号処理等を行う場合もある。
垂直駆動部111、信号処理部112、水平駆動部113、水平信号線121及び出力部114からなる回路部分は、半導体基板11に形成されていてもよいし、あるいは外部制御ICに配設されたものであってもよい。また、それらの回路部分は、ケーブル等により接続された他の基板に形成されていてもよい。
制御部115は、撮像装置1の各部を制御するように構成される。制御部115は、半導体基板11の外部から与えられるクロックや、動作モードを指令するデータ等を受け取り、また、撮像装置1の内部情報等のデータを出力する。制御部115は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータを有し、タイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に垂直駆動部111、信号処理部112及び水平駆動部113等の周辺回路の駆動制御を行う。入出力端子116は、外部との信号のやり取りを行うものである。
[画素の構成]
図2は、実施の形態に係る撮像装置の画素の構成例を示す図である。画素Pは、光電変換部12と、トランジスタTGLと、フローティングディフュージョン(FD)と、トランジスタAMPと、トランジスタSELと、トランジスタRSTとを有する。
トランジスタTGL、トランジスタAMP、トランジスタSEL、及びトランジスタRSTは、それぞれ、ゲート、ソース、ドレインの端子を有するMOSトランジスタ(MOSFET)である。図2に示す例では、トランジスタTGL,AMP,SEL,RSTは、それぞれNMOSトランジスタにより構成される。なお、画素Pのトランジスタは、PMOSトランジスタにより構成されてもよい。
光電変換部12は、光電変換により電荷を生成するように構成される。図2に示す例では、光電変換部12は、フォトダイオード(PD)であり、入射する光を電荷に変換する。光電変換部12は、光電変換を行って受光量に応じた電荷を生成する。
トランジスタTGLは、光電変換部12で光電変換された電荷をFDに転送するように構成される。図2に示すように、トランジスタTGLは、信号STGLにより制御され、光電変換部12とFDとを電気的に接続または切断する。トランジスタTGLは、転送トランジスタであり、光電変換部12で光電変換されて蓄積された電荷をFDに転送し得る。
FDは、電荷蓄積部であり、転送された電荷を蓄積するように構成される。FDは、光電変換部12で光電変換された電荷を蓄積し得る。FDは、転送された電荷を保持する電荷保持部ともいえる。FDは、転送された電荷を蓄積し、FDの容量に応じた電圧に変換する。
トランジスタAMPは、FDに蓄積された電荷に基づく信号を生成して出力するように構成される。図2に示すように、トランジスタAMPのゲートは、FDと電気的に接続され、FDで変換された電圧が入力される。トランジスタAMPは、増幅トランジスタであり、FDに蓄積された電荷に基づく信号、即ちFDの電圧に基づく信号を生成し、垂直信号線VSLへ出力し得る。
トランジスタSELは、画素の信号の出力を制御するように構成される。トランジスタSELは、信号SSELにより制御され、トランジスタAMPからの信号を垂直信号線VSLに出力可能に構成される。トランジスタSELは、選択トランジスタであり、画素の信号の出力タイミングを制御し得る。なお、トランジスタSELは、電源電圧が与えられる電源線とトランジスタAMPとの間に設けられてもよい。また、必要に応じて、トランジスタSELを省略してもよい。
トランジスタRSTは、FDの電圧をリセット可能に構成される。トランジスタRSTは、信号SRSTにより制御され、FDに蓄積された電荷をリセットし、FDの電圧をリセットし得る。トランジスタRSTは、リセットトランジスタである。
垂直駆動部111(図1参照)は、各画素Pに入力される信号STGL、信号SSEL、信号SRST等を制御することによって、各画素PのトランジスタAMPから信号を垂直信号線VSLに出力させる。例えば、FDの電圧がリセットされた後のP相(Pre-charge相)期間において、垂直駆動部111は、リセット後のFDの電圧に応じた信号を、信号Spとして読み出し得る。信号Spの電圧は、リセット後のFDの電圧に応じた電圧(リセット電圧Vpと称する)となる。
また、光電変換部12からFDへ電荷が転送された後のD相(Data相)期間において、垂直駆動部111は、電荷転送後のFDの電圧に応じた信号を信号Sdとして読み出し得る。信号Sdの電圧は、電荷転送後のFDの電圧に応じた電圧(信号電圧Vdと称する)となる。画素Pから出力される信号Sp、信号Sdは、垂直信号線VSLを介して、上述した信号処理部112に順次に入力される。画素Pは、P相レベルであるリセット電圧Vpと、D相レベルである信号電圧Vdとを有する信号を、垂直信号線VSLに出力するともいえる。
図3は、実施の形態に係る撮像装置の信号処理部の構成例を説明するための図である。信号処理部112は、図3に示すように、AD変換部20および信号生成部30を有する。AD変換部20は、入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するように構成される。AD変換部20は、ADC(Analog to Digital Converter)である。
AD変換部20は、複数の垂直信号線VSLの各々に対して設けられる。垂直方向(列方向)に並ぶ複数の画素Pにより構成される画素列ごとに、AD変換部20が設けられる。AD変換部は、各画素Pから垂直信号線VSLを介して入力されるアナログ信号である画素の信号(信号Sp、信号Sd)に対して、AD変換処理を行う。
制御部115は、PLL(Phase Locked Loop)90及びタイミング制御部95を有する。PLL90は、位相同期回路であり、ハイレベルとローレベルを繰り返す信号であるクロック信号を生成して出力するように構成される。PLL90は、例えば外部から入力される基準クロック信号に基づいて所定の周波数を有するクロック信号CK1を生成し、タイミング制御部95とAD変換部20に供給する。制御部115は、PLL90によって周波数が逓倍されたクロック信号CK1を出力し得る。
タイミング制御部95は、PLL90から出力されるクロック信号CK1に基づいて、信号生成部30を制御するように構成される。タイミング制御部95は、クロック信号CK1を基にして、信号生成部30にタイミングを制御する信号を出力する。タイミング制御部95は、クロック信号CK1に同期した制御信号を信号生成部30に供給し、信号生成部30の動作を制御し得る。タイミング制御部95は、タイミング制御回路(タイミング調整回路)であり、例えば、信号生成部30の各スイッチをオンオフ制御するパルス信号、クロック信号等を信号生成部30に供給する。
信号生成部30は、基準信号を生成可能に構成される。信号生成部30は、時間経過に応じて信号レベルが変化する信号を生成し得る。信号生成部30は、例えば、各AD変換部20に共通に接続され、AD変換に用いる基準信号(参照信号)を生成し、各AD変換部20に供給する。
信号生成部30は、DA変換部(DAC:Digital to Analog Converter)であり、タイミング制御部95からの制御信号に応じて、アナログ信号であるランプ信号を生成するように構成される。図3に示す例では、信号生成部30は、タイミング制御部95から制御信号として出力されるパルス信号、クロック信号に基づき、時間経過と共に変化する基準信号であるランプ信号RAMPを生成する。
信号生成部30は、図3に模式的に示すように、タイミング制御部95からの制御信号に基づき、クロック信号CK1に同期してランプ信号RAMPの信号レベルを変化させる。タイミング制御部95は、信号生成部30に制御信号を供給して、ランプ信号RAMPの生成タイミング及びランプ信号RAMPの電圧の変化量(傾き)等を制御する。
AD変換部20は、AD変換回路であり、比較部21とイネーブル回路25とカウンタ26とを含む。AD変換部20は、入力される画素の信号を、所定のビット数のデジタル信号に変換するように構成される。AD変換部20は、シングルスロープADCである。比較部21は、コンパレータ回路を含み、画素の信号と基準信号(参照信号)とを比較可能に構成される。比較部21は、変換対象となるアナログ信号である画素の信号と、比較対象となる基準信号とを比較する。
図3に示す例では、比較部21の一方の入力端子には、画素Pから垂直信号線VSLに出力される信号(信号Sp、信号Sd)が入力される。比較部21の他方の入力端子には、信号生成部30からランプ信号RAMPが入力される。比較部21は、画素Pから出力される信号と電圧(電位)が変化するランプ信号RAMPとを比較し、比較結果である信号VCMPを出力する。比較部21から出力される信号VCMPは、画素Pから出力される信号とランプ信号RAMPとの大小関係を示す信号となる。
イネーブル回路25は、例えば、AND回路により構成される。イネーブル回路25は、カウンタ26への信号の出力を制御するように構成される。イネーブル回路25には、PLL90から出力されるクロック信号CK1と、比較部21による比較結果を示す信号VCMPとが入力される。図3に示す例の場合、信号VCMPがハイレベルの場合、イネーブル回路25を介してクロック信号がカウンタ26に入力される。イネーブル回路25は、信号VCMPがハイレベルの場合、クロック信号CK1に応じて信号レベルが変化する信号CK2をカウンタ26に出力し得る。イネーブル回路25は、クロックイネーブラともいえる。
カウンタ26は、入力される信号に応じてカウント(計数)を行うように構成される。図3に示す例では、カウンタ26は、イネーブル回路25から入力される信号CK2のパルスのカウントを行う。カウンタ26は、信号CK2に基づき、比較部21から出力される信号VCMPがハイレベルとなる期間におけるクロック信号CK1のカウントを行うともいえる。
カウンタ26は、信号VCMPがハイレベルとなる期間におけるクロック信号CK1のパルスをカウントすることにより、比較部21での比較結果が反転するまでの時間を計測し、カウント値を示す信号を出力する。AD変換部20は、比較部21による比較開始から比較結果が反転する(変化する)までの期間に応じたカウント値を示すデジタル信号を、AD変換後の画素の信号として保持し得る。
図4は、実施の形態に係る撮像装置の動作例を示すタイミングチャートである。図4では、同一の時間軸上に、垂直信号線VSLに出力される画素の信号(信号Sp、信号Sd)、ランプ信号RAMP、クロック信号CK1、ランプ同期信号、信号VCMP、及び信号CK2を模式的に図示している。
ランプ同期信号は、PLL90から出力されるクロック信号CK1を用いてタイミング制御部95によって生成され、信号生成部30に供給される。信号生成部30は、図4に示すように、ランプ同期信号に同期して、ランプ信号RAMPを生成し出力する。カウンタ26は、クロック信号CK1に応じて変化する信号CK2をカウントする。このため、信号生成部30によるランプ信号RAMPの生成動作と、カウンタ26によるカウント動作とは、それぞれクロック信号CK1に同期して行われる。クロック信号CK1にジッタが生じた場合でも、クロック信号CK1のジッタに伴って信号CK2も時間的にシフトし、カウンタ26によるカウント値のずれが生じることを抑えることができる。AD変換後の各画素の信号にノイズ(例えば横引きノイズ)が混入することを抑制することが可能となる。
図4に示すP相期間において、リセット電圧Vpを有する信号SpがAD変換部20に入力されると、AD変換部20の比較部21は、信号Spとランプ信号RAMPとを比較する。比較部21は、図4に示すように、ランプ信号RAMPの電圧がリセット電圧Vpよりも小さくなると、信号VCMPの電圧をハイレベルからローレベルに遷移させる。カウンタ26は、信号VCMPがハイレベルとなる期間における信号CK2のパルス数をカウントすることにより、リセット電圧Vpに応じたカウント値(図4ではP相カウント値=2)を保持する。AD変換部20は、信号Spのリセット電圧Vpに応じたカウント値を示すデジタル信号を、信号Spに基づくデジタル信号として保持する。
D相期間において、信号電圧Vdを有する信号SdがAD変換部20に入力されると、比較部21は、信号Sdとランプ信号RAMPとを比較する。比較部21は、図4に示すように、ランプ信号RAMPの電圧が信号電圧Vdよりも小さくなると、信号VCMPの電圧をハイレベルからローレベルに遷移させる。カウンタ26は、信号VCMPがハイレベルとなる期間における信号CK2のパルス数をカウントすることで、信号電圧Vdに応じたカウント値(図4ではD相カウント値=8)を保持する。AD変換部20は、信号Sdの信号電圧Vdに応じたカウント値を示すデジタル信号を、信号Sdに基づくデジタル信号として取得する。このように、画素Pから順次出力される信号Sp、信号Sdは、信号処理部112におけるAD変換によってデジタル信号に変換される。
信号処理部112は、AD変換される画素の信号に対して、相関二重サンプリング等の信号処理を行う。一例として、信号処理部112は、信号Sdと信号Spとの差分を算出し、算出した差分(図4ではカウント値=6)を画素信号SIGとして取得する。信号処理部112は、信号処理後の画素信号SIGを、水平信号線121を介して出力部114に出力する。出力部114は、入力される画素信号SIGを外部へ順次出力し得る。以下では、本実施の形態に係る撮像装置1の信号生成部30について、さらに説明する。
図5は、実施の形態に係る撮像装置の信号生成部の構成例を説明するための図である。信号生成部30は、電流生成部40および信号出力部70を有する。電流生成部40は、基準電流を生成するように構成される。信号出力部70は、基準電流に基づいてランプ信号を出力するように構成される。信号出力部70は、ランプ信号を生成可能な生成部ともいえる。信号出力部70は、例えば、オペアンプを用いて構成される積分回路により構成される。
電流生成部40は、図5に示すように、増幅部50と、電流源55と、電流源56と、第1保持部60aと、第2保持部60bと、容量素子62とを有する。容量素子62は、容量値CHを有し、電圧を保持するように構成される。容量素子62の一方の電極(端子)は、増幅部50と第1保持部60aと第2保持部60bに接続され、容量素子62の他方の電極は、基準電位線に接続される。図5に示す例では、基準電位線は、接地線(グランド線)である。容量素子62は、ホールド容量であり、第1保持部60aと第2保持部60bから入力される電圧を保持し得る。
増幅部50は、例えば、入力部51aと入力部51bと出力部52を有し、信号を増幅可能なアンプ回路を用いて構成される。図5に示す例では、増幅部50の入力部51aは、第1入力端子であり、第1保持部60aと第2保持部60bと容量素子62に電気的に接続される。入力部51aには、容量素子62に保持される電圧V2が入力される。増幅部50の入力部51bは、第2入力端子である。
増幅部50の入力部51bには、基準電圧VREFが入力される。なお、図5に示す例では、入力部51aは正入力端子であり、入力部51bは負入力端子である。増幅部50の出力部52は、出力端子であり、電流源55及び電流源56と電気的に接続される。増幅部50は、入力部51aに入力される電圧V2と、入力部51bに入力される基準電圧VREFとに基づく電圧を、出力部52から電流源55及び電流源56へ出力し得る。
電流源55は、増幅部50の出力部52の出力電圧である電圧VAMPに基づいて電流を供給するように構成される。電流源55は、電圧VAMPに応じた電流を生成し、第1保持部60a及び第2保持部60bへ供給する。
図5に示す例では、電流源55は、トランジスタM1により構成される。トランジスタM1は、例えばPMOSトランジスタである。トランジスタM1のソース及びドレインの一方は、第1保持部60a及び第2保持部60bに接続される。トランジスタM1のソース及びドレインの他方は、電源電圧VDDが与えられる電源線に接続される。トランジスタM1のゲートは、増幅部50の出力部52と電気的に接続される。トランジスタM1は、電圧VAMPに基づく電流I1を生成し、生成した電流I1を第1保持部60a及び第2保持部60bに出力可能である。
第1保持部60aは、複数のスイッチ及び容量素子を有し、電圧を保持可能に構成される。図5に示す例では、第1保持部60aは、スイッチSW1a、スイッチSW2a、スイッチSW3a、及び容量素子61aを有する。また、第1保持部60aは、図5に示すように、スイッチSW1aとスイッチSW2aとスイッチSW3aと容量素子61aとが接続されるノードN1を有する。
スイッチSW1aは、電流源55と容量素子61aとの間に設けられ、電流源55と容量素子61aとを電気的に接続可能に構成される。スイッチSW2aは、容量素子61aと容量素子62との間に設けられる。スイッチSW2aは、容量素子61aと容量素子62とを電気的に接続可能に構成される。スイッチSW3aは、容量素子61aと基準電位線との間に設けられ、容量素子61aと基準電位線とを電気的に接続可能に構成される。
容量素子61aは、容量値CSを有し、電圧を保持するように構成される。容量素子61aの一方の電極は、ノードN1に接続され、容量素子61aの他方の電極は、基準電位線に接続される。容量素子61aは、電流源55によって供給される電流I1に応じた電圧V1aを保持し得る。
第2保持部60bは、複数のスイッチ及び容量素子を有し、電圧を保持可能に構成される。図5に示す例では、第2保持部60bは、スイッチSW1b、スイッチSW2b、スイッチSW3b、及び容量素子61bを有する。また、第2保持部60bは、スイッチSW1bとスイッチSW2bとスイッチSW3bと容量素子61bとが接続されるノードN2を有する。
スイッチSW1bは、電流源55と容量素子61bとの間に設けられ、電流源55と容量素子61bとを電気的に接続可能に構成される。スイッチSW2bは、容量素子61bと容量素子62との間に設けられる。スイッチSW2bは、容量素子61bと容量素子62とを電気的に接続可能に構成される。スイッチSW3bは、容量素子61bと基準電位線との間に設けられ、容量素子61bと基準電位線とを電気的に接続可能に構成される。
容量素子61bは、容量値CSを有し、電圧を保持するように構成される。容量素子61bの一方の電極は、ノードN2に接続され、容量素子61bの他方の電極は、基準電位線に接続される。容量素子61bは、電流源55によって供給される電流I1に応じた電圧V1bを保持し得る。
容量素子61a、容量素子61b、及び容量素子62は、それぞれ、MOS容量、MIM(Metal-Insulator-Metal)容量等により構成される。電流生成部40の各スイッチ(スイッチSW1a,SW1b、スイッチSW2a,SW2b、スイッチSW3a,SW3b)は、それぞれ、トランジスタを用いて構成される。
制御部115のタイミング制御部95(図3参照)は、電流生成部40の各スイッチに信号を供給して、各スイッチをオンオフ制御する。タイミング制御部95は、クロック信号CK1に応じて各スイッチを制御する信号を各スイッチに供給し、各スイッチの接続状態を切り替える。
図6は、実施の形態に係る撮像装置の信号生成部の動作例を示すタイミングチャートである。図6に示すタイミングチャートは、横軸を時刻として、電流生成部40の各スイッチに供給される制御信号(駆動信号)を示している。図6において、ハイレベルの制御信号が入力されたスイッチはオン状態(導通状態)となり、ローレベルの制御信号が入力されたスイッチはオフ状態(非導通状態)となる。
図6に示す時刻t1~時刻t2の期間において、第1保持部60aでは、スイッチSW1aがオン状態となる。スイッチSW1aがオン状態となることで、電流源55と容量素子61aとが電気的に接続される。この場合、電流源55の電流I1によって容量素子61aの充電が行われることで、容量素子61aに電荷が蓄積され、容量素子61aの電圧、即ちノードN1の電圧V1aが上昇する。第1保持部60aでは、時刻t1~時刻t2の期間は、電流源55から供給される電流I1が容量素子61aによって積分される積分期間となる。
時刻t2~時刻t3の期間では、スイッチSW1aはオフ状態となり、スイッチSW2aがオン状態となる。スイッチSW2aがオン状態となることで、容量素子61aと容量素子62とが電気的に接続される。これにより、容量素子61aに蓄積された電荷が、スイッチSW2aを介して容量素子62に転送(出力)される。容量素子61aの電圧と容量素子62の電圧とが平均化され、容量素子62の電圧V2が上昇し得る。第1保持部60aでは、時刻t2~時刻t3の期間は、容量素子61aと容量素子62において電荷が転送される転送期間となる。
時刻t3~時刻t4の期間では、スイッチSW2aはオフ状態となり、スイッチSW3aがオン状態となる。スイッチSW3aがオン状態となることで、容量素子61aと基準電位線(接地線)とが電気的に接続される。これにより、スイッチSW3aを介して、容量素子61aの放電が行われ、ノードN1の電圧が低下する。第1保持部60aでは、時刻t3~時刻t4の期間は、容量素子61aの電圧(電荷)がリセットされる放電期間となる。
一方、第2保持部60bでは、時刻t2~時刻t4の期間において、スイッチSW1bがオン状態となり、電流源55と容量素子61bとが電気的に接続される。電流源55の電流I1によって容量素子61bの充電が行われることで、容量素子61bに電荷が蓄積され、容量素子61bの電圧、即ちノードN2の電圧V1bが上昇する。第2保持部60bでは、時刻t2~時刻t4の期間は、電流源55から供給される電流I1が容量素子61bにおいて積分される積分期間となる。
また、第2保持部60bでは、時刻t4~時刻t5の期間において、スイッチSW2bがオン状態となることで、容量素子61bと容量素子62とが電気的に接続される。これにより、容量素子61bに保持された電荷が、スイッチSW2bを介して容量素子62に転送される。第2保持部60bでは、時刻t4~時刻t5の期間は、容量素子61bと容量素子62において電荷が転送される転送期間となる。
時刻t5~時刻t6の期間では、スイッチSW3bがオン状態となることで、容量素子61bと基準電位線とが電気的に接続される。スイッチSW3aを介して容量素子61bの放電が行われ、ノードN2の電圧が低下する。第2保持部60bでは、時刻t5~時刻t6の期間は、容量素子61bの電圧がリセットされる放電期間となる。なお、第1保持部60aでは、時刻t4~時刻t6の期間は積分期間となる。
このように、信号生成部30は、第1保持部60aによる電荷の蓄積及び転送と、第2保持部60bによる電荷の蓄積及び転送とを繰り返し行う。信号生成部30は、スイッチSW1aとスイッチSW1bとを交互にオン状態にして、第1保持部60aの蓄積動作と第2保持部60bの蓄積動作とを行う。また、信号生成部30は、スイッチSW2aとスイッチSW2bとを交互にオン状態にして、第1保持部60aの転送動作と第2保持部60bの転送動作とを行い得る。こうして、信号生成部30は、第1保持部60a及び第2保持部60bを差動動作させ、基準電流を生成することが可能となる。信号生成部30は、差動構成の回路を有し、バイアス電流又はバイアス電圧を生成可能なバイアス回路ともいえる。
信号生成部30では、増幅部50の入力部51aに入力される容量素子62の電圧V2が入力部51bに入力される基準電圧VREFと同電圧となるように、電流源55の電流I1が調整される。電流源55の電流I1は、スイッチSW1a,SW1bに入力される制御信号の周波数やパルス幅、容量素子61a,61bの容量値、基準電圧VREFの電圧値に応じた大きさの電流となる。
図5に示す電流源56は、増幅部50の出力電圧である電圧VAMPに基づいて電流を供給するように構成される。電流源56は、電圧VAMPに応じた電流、即ち電流源55を流れる電流I1に対応する基準電流I2を生成し、信号出力部70に供給し得る。基準電流I2は、電流源55の電流I1に応じた値となる。基準電流I2の電流値は、例えば、スイッチSW1a,SW1bの制御信号の周波数やパルス幅、容量素子61a,61bの容量値、基準電圧VREFの値等によって調整可能である。
図5に示す例では、電流源56は、トランジスタM2により構成される。トランジスタM2は、例えばPMOSトランジスタである。トランジスタM2のソース及びドレインの一方は、信号出力部70と電気的に接続される。トランジスタM2のソース及びドレインの他方は、電源電圧VDDが与えられる電源線に接続される。トランジスタM2のゲートは、増幅部50の出力部52と電気的に接続される。トランジスタM2は、基準電流I2を生成して信号出力部70に出力可能である。
信号出力部70は、一例として、図5に示すように、増幅部80と、スイッチSW4と、スイッチSW5と、容量素子83とを有する。増幅部80は、例えば、入力部81aと入力部81bと出力部82を有し、信号を増幅可能なアンプ回路を用いて構成される。入力部81aは、第1入力端子であり、スイッチSW5を介して電流源56と電気的に接続される。入力部81bは、第2入力端子である。入力部81bには、基準電圧VREFが入力される。出力部82は、出力端子である。なお、図5に示す例では、入力部81aは負入力端子であり、入力部81bは正入力端子である。
容量素子83は、増幅部80の入力部81aと出力部82との間に接続される。容量素子83の一方の電極は、入力部81aに接続され、容量素子83の他方の電極は、出力部82に接続される。容量素子83は、容量値CDAを有し、電流源56によって供給される基準電流I2を積分し、電圧を保持する容量(積分容量)である。
スイッチSW4は、入力部81aと出力部82との間に設けられ、入力部81aと出力部82とを電気的に接続可能に構成される。スイッチSW5は、電流源56と増幅部80との間に設けられる。スイッチSW5は、電流源56と、容量素子83及び増幅部80の入力部81aとを電気的に接続可能に構成される。容量素子83は、MOS容量、MIM容量等により構成される。スイッチSW4,SW5は、それぞれ、トランジスタを用いて構成される。
制御部115のタイミング制御部95(図3参照)は、信号出力部70の各スイッチに信号を供給して、各スイッチをオンオフ制御する。タイミング制御部95は、クロック信号CK1に応じて各スイッチを制御する信号をスイッチSW4,SW5に供給し、スイッチSW4,SW5の接続状態を切り替える。
信号出力部70は、電流源56により供給される基準電流I2に基づくランプ信号を出力するように構成される。信号出力部70は、積分回路であり、基準電流I2に基づいて、電圧が変化するランプ信号RAMPを生成し得る。信号出力部70は、基準電流I2を電圧信号に変換する変換部ともいえる。図5に示す例では、スイッチSW4がオン状態にされると、増幅部80の入力部81aと出力部82とが電気的に接続され、入力部81aの電圧が基準電圧VREFの電圧にリセットされる。
その後、スイッチSW4がオフ状態となり、スイッチSW5がオン状態となると、電流源56から供給される基準電流I2が容量素子83を介して出力部82に流れ込む。この場合、基準電流I2が増幅部80及び容量素子83によって積分され、ランプ信号RAMPが生成される。ランプ信号RAMPの電圧VRAMP(変化量)は、例えば、電流源56の基準電流I2、容量素子83の容量値CDA、スイッチSW5がオン状態となって積分が行われる期間dtを用いて、次式(1)で表すことができる。
VRAMP=I2/CDA×dt ・・・(1)
信号出力部70は、電圧レベルが基準電圧VREFから徐々に変化するランプ信号RAMPを生成し、ランプ信号RAMPを外部(図3では各AD変換部20)へ出力可能となる。
本実施の形態に係る信号生成部30は、上述したように、第1保持部60a及び第2保持部60bを有し、第1保持部60a及び第2保持部60bの差動動作によって基準電流I2及びランプ信号RAMPの生成を行う。このため、制御信号(スイッチSW1a,SW1bの制御信号等)のDUTY(デューティ)変動に起因する基準電流I2及びランプ信号RAMPの誤差を抑制することができる。ジッタによってDUTYが変動する場合でも、目標とするランプ信号に近いランプ信号RAMPを生成することが可能となる。本実施の形態では、基準電流I2及びランプ信号RAMPを精度良く生成することができ、信号品質の低下を抑制することができる。AD変換の精度が悪化することを防ぐことが可能となる。
図7は、実施の形態に係る撮像装置により生成される信号の波形の一例を示す図である。図7では、同一の時間軸上に、入力クロック信号と、スイッチSW1aの制御信号、スイッチSW1bの制御信号、ランプ信号RAMP、垂直信号線VSLに出力される画素の信号、及びクロック信号CK1を示している。入力クロック信号は、クロック信号CK1に基づいて生成される信号であり、例えばクロック信号CK1を分周した信号である。
図7では、クロック信号CK1のジッタに起因して入力クロック信号に生じるジッタの一例を模式的に示している。入力クロック信号のジッタ(揺らぎ)に伴って、スイッチSW1aの制御信号のハイレベルのパルス幅は小さくなり、スイッチSW1bの制御信号のハイレベルのパルス幅は大きくなっている。
撮像装置1は、上述したように、スイッチSW1aの制御信号がハイレベルとなる期間の第1保持部60aの電荷蓄積と、スイッチSW1bの制御信号がハイレベルとなる期間の第2保持部60bの電荷蓄積とを行って、ランプ信号RAMPを生成する。このため、図7に示すように、理想ランプ信号(点線)とほぼ同一のランプ信号RAMP(実線)を生成することが可能となる。クロック信号CK1に同期して変化するランプ信号RAMPを用いてAD変換を行うことができ、ジッタに起因するカウント値の誤差を低減することができる。このため、画素信号に混入するノイズを低減することができ、画像の画質低下を防ぐことが可能となる。
また、本実施の形態では、差動構成の第1保持部60a及び第2保持部60bが設けられることで、信号生成部30の動作帯域が改善し、信号生成部30の安定性を向上させることができる。また、スイッチングノイズを平滑化し、電源電圧の変動(電源ドロップ)を低減することが可能となる。
[作用・効果]
本実施の形態に係る信号生成回路(信号生成部30)は、第1入力部と第2入力部と出力部とを有する増幅部(増幅部50)と、出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第1電流源(電流源55)と、電圧を保持可能な第1容量素子(容量素子61a)と、第1電流源と第1容量素子とを電気的に接続可能な第1スイッチ(スイッチSW1a)と、第1容量素子と第1入力部とを電気的に接続可能な第2スイッチ(スイッチSW2a)と、電圧を保持可能な第2容量素子(容量素子61b)と、第1電流源と第2容量素子とを電気的に接続可能な第3スイッチ(スイッチSW1b)と、第2容量素子と第1入力部とを電気的に接続可能な第4スイッチ(スイッチSW2b)とを備える。
本実施の形態に係る信号生成部30では、第1保持部60a及び第2保持部60bが設けられる。このため、信号生成部30は、第1保持部60a及び第2保持部60bを動作させて基準電流I2及びランプ信号RAMPを生成することができ、信号品質の低下を抑制することが可能となる。
次に、本開示の変形例について説明する。以下では、上記実施の形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
(2.変形例)
本開示に係る技術は、様々な回路、装置に適用することができる。例えば、信号生成部30は、抵抗のキャリブレーションに利用可能である。図8は、本開示の変形例に係る信号生成部の構成例を示す図である。図8に示す例では、信号生成部30は、抵抗部75と、電圧比較部85と、抵抗制御部96とを有する。電流源56は、電圧VAMPに応じた電流である基準電流IREFを生成し、抵抗部75へ供給する。
抵抗部75は、抵抗制御部96によって制御され、抵抗値を変更可能に構成される。抵抗部75は、可変抵抗部であり、電流源56及び電圧比較部85に電気的に接続される。電圧比較部85は、例えば、コンパレータ回路である。電圧比較部85の一方の入力端子には、電流源56によって供給される基準電流IREFと抵抗部75の抵抗値Rとに応じた電圧VCが入力される。電圧比較部85の他方の入力端子には、基準電圧VREFが入力される。電圧比較部85は、電圧VCと基準電圧VREFとを比較し、比較結果である出力信号を出力する。
抵抗制御部96は、抵抗部75を制御可能に構成される。抵抗制御部96は、電圧比較部85の出力信号に基づいて、抵抗部75の抵抗値を変更し得る。例えば、電圧VCが基準電圧VREFよりも低い場合、抵抗制御部96は、電圧比較部85の出力信号に基づいて抵抗部75を制御し、抵抗部75の抵抗値を大きくする。本変形例では、基準電流IREFを利用して抵抗キャリブレーションを行うことができ、抵抗値を高精度に調整することが可能となる。
<3.適用例>
上記撮像装置1等は、例えば、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムや、撮像機能を有する携帯電話等、撮像機能を備えたあらゆるタイプの電子機器に適用することができる。図9は、電子機器1000の概略構成を表したものである。
電子機器1000は、例えば、レンズ群1001と、撮像装置1と、DSP(Digital Signal Processor)回路1002と、フレームメモリ1003と、表示部1004と、記録部1005と、操作部1006と、電源部1007とを有し、バスライン1008を介して相互に接続されている。
レンズ群1001は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで撮像装置1の撮像面上に結像するものである。撮像装置1は、レンズ群1001によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号としてDSP回路1002に供給する。
DSP回路1002は、撮像装置1から供給される信号を処理する信号処理回路である。DSP回路1002は、撮像装置1からの信号を処理して得られる画像データを出力する。フレームメモリ1003は、DSP回路1002により処理された画像データをフレーム単位で一時的に保持するものである。
表示部1004は、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル等のパネル型表示装置からなり、撮像装置1で撮像された動画または静止画の画像データを、半導体メモリやハードディスク等の記録媒体に記録する。
操作部1006は、ユーザによる操作に従い、電子機器1000が所有する各種の機能についての操作信号を出力する。電源部1007は、DSP回路1002、フレームメモリ1003、表示部1004、記録部1005および操作部1006の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給するものである。
<4.応用例>
(移動体への応用例)
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図10は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図10に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図10の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図11は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図11では、車両12100は、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。撮像部12101及び12105で取得される前方の画像は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図11には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、例えば、撮像部12031に適用され得る。具体的には、例えば、撮像装置1等は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、高精細な撮影画像を得ることができ、移動体制御システムにおいて撮影画像を利用した高精度な制御を行うことができる。
(内視鏡手術システムへの応用例)
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、内視鏡手術システムに適用されてもよい。
図12は、本開示に係る技術(本技術)が適用され得る内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。
図12では、術者(医師)11131が、内視鏡手術システム11000を用いて、患者ベッド11133上の患者11132に手術を行っている様子が図示されている。図示するように、内視鏡手術システム11000は、内視鏡11100と、気腹チューブ11111やエネルギー処置具11112等の、その他の術具11110と、内視鏡11100を支持する支持アーム装置11120と、内視鏡下手術のための各種の装置が搭載されたカート11200と、から構成される。
内視鏡11100は、先端から所定の長さの領域が患者11132の体腔内に挿入される鏡筒11101と、鏡筒11101の基端に接続されるカメラヘッド11102と、から構成される。図示する例では、硬性の鏡筒11101を有するいわゆる硬性鏡として構成される内視鏡11100を図示しているが、内視鏡11100は、軟性の鏡筒を有するいわゆる軟性鏡として構成されてもよい。
鏡筒11101の先端には、対物レンズが嵌め込まれた開口部が設けられている。内視鏡11100には光源装置11203が接続されており、当該光源装置11203によって生成された光が、鏡筒11101の内部に延設されるライトガイドによって当該鏡筒の先端まで導光され、対物レンズを介して患者11132の体腔内の観察対象に向かって照射される。なお、内視鏡11100は、直視鏡であってもよいし、斜視鏡又は側視鏡であってもよい。
カメラヘッド11102の内部には光学系及び撮像素子が設けられており、観察対象からの反射光(観察光)は当該光学系によって当該撮像素子に集光される。当該撮像素子によって観察光が光電変換され、観察光に対応する電気信号、すなわち観察像に対応する画像信号が生成される。当該画像信号は、RAWデータとしてカメラコントロールユニット(CCU: Camera Control Unit)11201に送信される。
CCU11201は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等によって構成され、内視鏡11100及び表示装置11202の動作を統括的に制御する。さらに、CCU11201は、カメラヘッド11102から画像信号を受け取り、その画像信号に対して、例えば現像処理(デモザイク処理)等の、当該画像信号に基づく画像を表示するための各種の画像処理を施す。
表示装置11202は、CCU11201からの制御により、当該CCU11201によって画像処理が施された画像信号に基づく画像を表示する。
光源装置11203は、例えばLED(Light Emitting Diode)等の光源から構成され、術部等を撮影する際の照射光を内視鏡11100に供給する。
入力装置11204は、内視鏡手術システム11000に対する入力インタフェースである。ユーザは、入力装置11204を介して、内視鏡手術システム11000に対して各種の情報の入力や指示入力を行うことができる。例えば、ユーザは、内視鏡11100による撮像条件(照射光の種類、倍率及び焦点距離等)を変更する旨の指示等を入力する。
処置具制御装置11205は、組織の焼灼、切開又は血管の封止等のためのエネルギー処置具11112の駆動を制御する。気腹装置11206は、内視鏡11100による視野の確保及び術者の作業空間の確保の目的で、患者11132の体腔を膨らめるために、気腹チューブ11111を介して当該体腔内にガスを送り込む。レコーダ11207は、手術に関する各種の情報を記録可能な装置である。プリンタ11208は、手術に関する各種の情報を、テキスト、画像又はグラフ等各種の形式で印刷可能な装置である。
なお、内視鏡11100に術部を撮影する際の照射光を供給する光源装置11203は、例えばLED、レーザ光源又はこれらの組み合わせによって構成される白色光源から構成することができる。RGBレーザ光源の組み合わせにより白色光源が構成される場合には、各色(各波長)の出力強度及び出力タイミングを高精度に制御することができるため、光源装置11203において撮像画像のホワイトバランスの調整を行うことができる。また、この場合には、RGBレーザ光源それぞれからのレーザ光を時分割で観察対象に照射し、その照射タイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御することにより、RGBそれぞれに対応した画像を時分割で撮像することも可能である。当該方法によれば、当該撮像素子にカラーフィルタを設けなくても、カラー画像を得ることができる。
また、光源装置11203は、出力する光の強度を所定の時間ごとに変更するようにその駆動が制御されてもよい。その光の強度の変更のタイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御して時分割で画像を取得し、その画像を合成することにより、いわゆる黒つぶれ及び白とびのない高ダイナミックレンジの画像を生成することができる。
また、光源装置11203は、特殊光観察に対応した所定の波長帯域の光を供給可能に構成されてもよい。特殊光観察では、例えば、体組織における光の吸収の波長依存性を利用して、通常の観察時における照射光(すなわち、白色光)に比べて狭帯域の光を照射することにより、粘膜表層の血管等の所定の組織を高コントラストで撮影する、いわゆる狭帯域光観察(Narrow Band Imaging)が行われる。あるいは、特殊光観察では、励起光を照射することにより発生する蛍光により画像を得る蛍光観察が行われてもよい。蛍光観察では、体組織に励起光を照射し当該体組織からの蛍光を観察すること(自家蛍光観察)、又はインドシアニングリーン(ICG)等の試薬を体組織に局注するとともに当該体組織にその試薬の蛍光波長に対応した励起光を照射し蛍光像を得ること等を行うことができる。光源装置11203は、このような特殊光観察に対応した狭帯域光及び/又は励起光を供給可能に構成され得る。
図13は、図12に示すカメラヘッド11102及びCCU11201の機能構成の一例を示すブロック図である。
カメラヘッド11102は、レンズユニット11401と、撮像部11402と、駆動部11403と、通信部11404と、カメラヘッド制御部11405と、を有する。CCU11201は、通信部11411と、画像処理部11412と、制御部11413と、を有する。カメラヘッド11102とCCU11201とは、伝送ケーブル11400によって互いに通信可能に接続されている。
レンズユニット11401は、鏡筒11101との接続部に設けられる光学系である。鏡筒11101の先端から取り込まれた観察光は、カメラヘッド11102まで導光され、当該レンズユニット11401に入射する。レンズユニット11401は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含む複数のレンズが組み合わされて構成される。
撮像部11402は、撮像素子で構成される。撮像部11402を構成する撮像素子は、1つ(いわゆる単板式)であってもよいし、複数(いわゆる多板式)であってもよい。撮像部11402が多板式で構成される場合には、例えば各撮像素子によってRGBそれぞれに対応する画像信号が生成され、それらが合成されることによりカラー画像が得られてもよい。あるいは、撮像部11402は、3D(Dimensional)表示に対応する右目用及び左目用の画像信号をそれぞれ取得するための1対の撮像素子を有するように構成されてもよい。3D表示が行われることにより、術者11131は術部における生体組織の奥行きをより正確に把握することが可能になる。なお、撮像部11402が多板式で構成される場合には、各撮像素子に対応して、レンズユニット11401も複数系統設けられ得る。
また、撮像部11402は、必ずしもカメラヘッド11102に設けられなくてもよい。例えば、撮像部11402は、鏡筒11101の内部に、対物レンズの直後に設けられてもよい。
駆動部11403は、アクチュエータによって構成され、カメラヘッド制御部11405からの制御により、レンズユニット11401のズームレンズ及びフォーカスレンズを光軸に沿って所定の距離だけ移動させる。これにより、撮像部11402による撮像画像の倍率及び焦点が適宜調整され得る。
通信部11404は、CCU11201との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11404は、撮像部11402から得た画像信号をRAWデータとして伝送ケーブル11400を介してCCU11201に送信する。
また、通信部11404は、CCU11201から、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を受信し、カメラヘッド制御部11405に供給する。当該制御信号には、例えば、撮像画像のフレームレートを指定する旨の情報、撮像時の露出値を指定する旨の情報、並びに/又は撮像画像の倍率及び焦点を指定する旨の情報等、撮像条件に関する情報が含まれる。
なお、上記のフレームレートや露出値、倍率、焦点等の撮像条件は、ユーザによって適宜指定されてもよいし、取得された画像信号に基づいてCCU11201の制御部11413によって自動的に設定されてもよい。後者の場合には、いわゆるAE(Auto Exposure)機能、AF(Auto Focus)機能及びAWB(Auto White Balance)機能が内視鏡11100に搭載されていることになる。
カメラヘッド制御部11405は、通信部11404を介して受信したCCU11201からの制御信号に基づいて、カメラヘッド11102の駆動を制御する。
通信部11411は、カメラヘッド11102との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11411は、カメラヘッド11102から、伝送ケーブル11400を介して送信される画像信号を受信する。
また、通信部11411は、カメラヘッド11102に対して、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を送信する。画像信号や制御信号は、電気通信や光通信等によって送信することができる。
画像処理部11412は、カメラヘッド11102から送信されたRAWデータである画像信号に対して各種の画像処理を施す。
制御部11413は、内視鏡11100による術部等の撮像、及び、術部等の撮像により得られる撮像画像の表示に関する各種の制御を行う。例えば、制御部11413は、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を生成する。
また、制御部11413は、画像処理部11412によって画像処理が施された画像信号に基づいて、術部等が映った撮像画像を表示装置11202に表示させる。この際、制御部11413は、各種の画像認識技術を用いて撮像画像内における各種の物体を認識してもよい。例えば、制御部11413は、撮像画像に含まれる物体のエッジの形状や色等を検出することにより、鉗子等の術具、特定の生体部位、出血、エネルギー処置具11112の使用時のミスト等を認識することができる。制御部11413は、表示装置11202に撮像画像を表示させる際に、その認識結果を用いて、各種の手術支援情報を当該術部の画像に重畳表示させてもよい。手術支援情報が重畳表示され、術者11131に提示されることにより、術者11131の負担を軽減することや、術者11131が確実に手術を進めることが可能になる。
カメラヘッド11102及びCCU11201を接続する伝送ケーブル11400は、電気信号の通信に対応した電気信号ケーブル、光通信に対応した光ファイバ、又はこれらの複合ケーブルである。
ここで、図示する例では、伝送ケーブル11400を用いて有線で通信が行われていたが、カメラヘッド11102とCCU11201との間の通信は無線で行われてもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る内視鏡手術システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、例えば、内視鏡11100のカメラヘッド11102に設けられた撮像部11402に好適に適用され得る。撮像部11402に本開示に係る技術を適用することにより、撮像部11402を高感度化することができ、高精細な内視鏡11100を提供することができる。
以上、実施の形態、変形例および適用例ならびに応用例を挙げて本開示を説明したが、本技術は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した変形例は、上記実施の形態の変形例として説明したが、各変形例の構成を適宜組み合わせることができる。
上記実施の形態等では、撮像装置を例示して説明するようにしたが、本開示の光検出装置は、例えば、入射する光を受光し、光を電荷に変換するものであればよい。出力される信号は、画像情報の信号でもよいし、測距情報の信号でもよい。
本開示の一実施形態の信号生成回路は、増幅部と、第1電流源と、第1容量素子及び第1スイッチ及び第2スイッチを有する第1保持部と、第2容量素子及び第3スイッチ及び第4スイッチを有する第2保持部とを備える。第1保持部及び第2保持部を動作させて基準電流I2及びランプ信号RAMPを生成することができ、信号品質の低下を抑制することが可能となる。
なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であってその記載に限定されるものではなく、他の効果があってもよい。また、本開示は以下のような構成をとることも可能である。
(1)
第1入力部と第2入力部と出力部とを有する増幅部と、
前記出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第1電流源と、
電圧を保持可能な第1容量素子と、
前記第1電流源と前記第1容量素子とを電気的に接続可能な第1スイッチと、
前記第1容量素子と前記第1入力部とを電気的に接続可能な第2スイッチと、
電圧を保持可能な第2容量素子と、
前記第1電流源と前記第2容量素子とを電気的に接続可能な第3スイッチと、
前記第2容量素子と前記第1入力部とを電気的に接続可能な第4スイッチと
を備える信号生成回路。
(2)
前記出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第2電流源を有する
前記(1)に記載の信号生成回路。
(3)
前記第2電流源により供給される電流に基づく第1信号を出力可能な信号出力部を有する
前記(2)に記載の信号生成回路。
(4)
前記信号出力部は、前記第2電流源により供給される電流に基づいて、電圧が変化する前記第1信号を生成可能な積分回路である
前記(3)に記載の信号生成回路。
(5)
前記第1容量素子の第1電極は、前記第1スイッチと前記第2スイッチとに電気的に接続され、
前記第1容量素子の第2電極は、基準電位線と電気的に接続される
前記(1)から(4)のいずれか1つに記載の信号生成回路。
(6)
前記第2容量素子の第1電極は、前記第3スイッチと前記第4スイッチとに電気的に接続され、
前記第2容量素子の第2電極は、前記基準電位線と電気的に接続される
前記(1)から(5)のいずれか1つに記載の信号生成回路。
(7)
前記第1容量素子の第1電極と前記基準電位線とを電気的に接続可能な第5スイッチを有する
前記(1)から(6)のいずれか1つに記載の信号生成回路。
(8)
前記第2容量素子の第1電極と前記基準電位線とを電気的に接続可能な第6スイッチを有する
前記(1)から(7)のいずれか1つに記載の信号生成回路。
(9)
前記第1入力部と基準電位線との間に電気的に接続され、電圧を保持可能な第3容量素子を有する
前記(1)から(8)のいずれか1つに記載の信号生成回路。
(10)
前記増幅部は、前記第1入力部に入力される前記第3容量素子の電圧と前記第2入力部に入力される基準電圧とに基づく電圧を出力可能である
前記(9)に記載の信号生成回路。
(11)
クロック信号に基づいて前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを制御可能な制御部を有する
前記(1)から(10)のいずれか1つに記載の信号生成回路。
(12)
前記制御部は、前記第1スイッチと前記第2スイッチとを交互にオン状態とすることが可能である
前記(11)に記載の信号生成回路。
(13)
光を受光して電荷を生成可能な受光素子と、
電圧が変化する第1信号を生成可能な信号生成回路と、
前記第1信号に基づいて、前記受光素子で生成された電荷に基づく第2信号をデジタル信号に変換する変換部と、を備え、
前記信号生成回路は、
第1入力部と第2入力部と出力部とを有する増幅部と、
前記出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第1電流源と、
電圧を保持可能な第1容量素子と、
前記第1電流源と前記第1容量素子とを電気的に接続可能な第1スイッチと、
前記第1容量素子と前記第1入力部とを電気的に接続可能な第2スイッチと、
電圧を保持可能な第2容量素子と、
前記第1電流源と前記第2容量素子とを電気的に接続可能な第3スイッチと、
前記第2容量素子と前記第1入力部とを電気的に接続可能な第4スイッチと、
前記出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第2電流源と、
前記第2電流源により供給される電流に基づく前記第1信号を出力可能な信号出力部と、を有する
光検出装置。
(14)
前記信号出力部は、前記第2電流源により供給される電流に基づいて、電圧が変化する前記第1信号を生成可能な積分回路である
前記(13)に記載の信号生成回路。
1…撮像装置、20…AD変換部、30…信号生成部、40…電流生成部、70…信号出力部、95…タイミング制御部、112…信号処理部、115…制御部。

Claims (14)

  1. 第1入力部と第2入力部と出力部とを有する増幅部と、
    前記出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第1電流源と、
    電圧を保持可能な第1容量素子と、
    前記第1電流源と前記第1容量素子とを電気的に接続可能な第1スイッチと、
    前記第1容量素子と前記第1入力部とを電気的に接続可能な第2スイッチと、
    電圧を保持可能な第2容量素子と、
    前記第1電流源と前記第2容量素子とを電気的に接続可能な第3スイッチと、
    前記第2容量素子と前記第1入力部とを電気的に接続可能な第4スイッチと
    を備える信号生成回路。
  2. 前記出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第2電流源を有する
    請求項1に記載の信号生成回路。
  3. 前記第2電流源により供給される電流に基づく第1信号を出力可能な信号出力部を有する
    請求項2に記載の信号生成回路。
  4. 前記信号出力部は、前記第2電流源により供給される電流に基づいて、電圧が変化する前記第1信号を生成可能な積分回路である
    請求項3に記載の信号生成回路。
  5. 前記第1容量素子の第1電極は、前記第1スイッチと前記第2スイッチとに電気的に接続され、
    前記第1容量素子の第2電極は、基準電位線と電気的に接続される
    請求項1に記載の信号生成回路。
  6. 前記第2容量素子の第1電極は、前記第3スイッチと前記第4スイッチとに電気的に接続され、
    前記第2容量素子の第2電極は、前記基準電位線と電気的に接続される
    請求項5に記載の信号生成回路。
  7. 前記第1容量素子の第1電極と前記基準電位線とを電気的に接続可能な第5スイッチを有する
    請求項6に記載の信号生成回路。
  8. 前記第2容量素子の第1電極と前記基準電位線とを電気的に接続可能な第6スイッチを有する
    請求項7に記載の信号生成回路。
  9. 前記第1入力部と基準電位線との間に電気的に接続され、電圧を保持可能な第3容量素子を有する
    請求項1に記載の信号生成回路。
  10. 前記増幅部は、前記第1入力部に入力される前記第3容量素子の電圧と前記第2入力部に入力される基準電圧とに基づく電圧を出力可能である
    請求項9に記載の信号生成回路。
  11. クロック信号に基づいて前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを制御可能な制御部を有する
    請求項1に記載の信号生成回路。
  12. 前記制御部は、前記第1スイッチと前記第2スイッチとを交互にオン状態とすることが可能である
    請求項11に記載の信号生成回路。
  13. 光を受光して電荷を生成可能な受光素子と、
    電圧が変化する第1信号を生成可能な信号生成回路と、
    前記第1信号に基づいて、前記受光素子で生成された電荷に基づく第2信号をデジタル信号に変換する変換部と、を備え、
    前記信号生成回路は、
    第1入力部と第2入力部と出力部とを有する増幅部と、
    前記出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第1電流源と、
    電圧を保持可能な第1容量素子と、
    前記第1電流源と前記第1容量素子とを電気的に接続可能な第1スイッチと、
    前記第1容量素子と前記第1入力部とを電気的に接続可能な第2スイッチと、
    電圧を保持可能な第2容量素子と、
    前記第1電流源と前記第2容量素子とを電気的に接続可能な第3スイッチと、
    前記第2容量素子と前記第1入力部とを電気的に接続可能な第4スイッチと、
    前記出力部の出力電圧に基づいて電流を供給可能な第2電流源と、
    前記第2電流源により供給される電流に基づく前記第1信号を出力可能な信号出力部と、を有する
    光検出装置。
  14. 前記信号出力部は、前記第2電流源により供給される電流に基づいて、電圧が変化する前記第1信号を生成可能な積分回路である
    請求項13に記載の光検出装置。
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