JP2023136711A - 紫外線照射装置及び紫外線照射システム - Google Patents
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Abstract
【課題】一緒に用いられる別の機能部に対応させて紫外線照射部を適切に動作させる紫外線照射装置を提供すること。【解決手段】実施形態によれば、紫外線照射装置は、機能部、紫外線照射部及び動作条件決定部を備える。機能部は、動作することにより、機能を発揮する。紫外線照射部は、紫外線を照射する動作を行い、初期状態での紫外線照射部の残存寿命は、初期状態での機能部の残存寿命に比べて短い。動作条件決定部は、初期状態での機能部に関する情報、及び、機能部の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、紫外線照射部の動作条件を決定する。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、紫外線照射装置及び紫外線照射システムに関する。
紫外線照射部から紫外線を照射し、除菌等を行う紫外線照射装置又は紫外線照射システムが用いられている。このような紫外線照射装置又は紫外線照射システムでは、可視光を照射する照明部等の紫外線照射部とは別の機能部が、紫外線照射部と一緒に用いられることがある。別の機能部が紫外線照射部と一緒に用いられる場合、別の機能部に対応させて紫外線照射部を適切に動作させることが、求められている。
本発明が解決しようとする課題は、一緒に用いられる別の機能部に対応させて紫外線照射部を適切に動作させる紫外線照射装置及び紫外線照射システムを提供することにある。
実施形態によれば、紫外線照射装置は、機能部、紫外線照射部及び動作条件決定部を備える。機能部は、動作することにより、機能を発揮する。紫外線照射部は、紫外線を照射する動作を行い、初期状態での紫外線照射部の残存寿命は、初期状態での機能部の残存寿命に比べて短い。動作条件決定部は、初期状態での機能部に関する情報、及び、機能部の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、紫外線照射部の動作条件を決定する。
本発明によれば、一緒に用いられる別の機能部に対応させて紫外線照射部を適切に動作させる紫外線照射装置及び紫外線照射システムを提供することができる。
実施形態の紫外線照射装置(1)は、機能部(12)、紫外線照射部(11)及び動作条件決定部(18)を備える。機能部(12)は、動作することにより、機能を発揮する。紫外線照射部(11)は、紫外線を照射する動作を行い、初期状態での紫外線照射部(11)の残存寿命は、初期状態での機能部(12)の残存寿命に比べて短い。動作条件決定部(18)は、初期状態での機能部(12)に関する情報、及び、機能部(12)の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、紫外線照射部(11)の動作条件を決定する。これにより、紫外線照射装置(1)において、一緒に用いられる別の機能部(12)に対応させて、紫外線照射部(11)を適切に動作させることが可能となる。
実施形態の紫外線照射装置(1)では、動作条件決定部(18)は、初期状態での機能部(12)に関する情報、及び、機能部(12)の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に加えて、初期状態での紫外線照射部(11)に関する情報、及び、紫外線照射部(11)の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、紫外線照射部(11)の動作条件を決定する。これにより、一緒に用いられる別の機能部(12)に加えて、紫外線照射部(11)自体の状態等にも対応させて、紫外線照射部(11)を適切に動作させることが可能となる。
実施形態の紫外線照射装置(1)では、動作条件決定部(18)は、初期状態での機能部(12)に関する情報、及び、機能部(12)の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、機能部(12)の残存寿命を算出するとともに、初期状態での紫外線照射部(11)に関する情報、及び、紫外線照射部(11)の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、紫外線照射部(11)の残存寿命を算出する。動作条件決定部(18)は、機能部(12)の残存寿命、及び、紫外線照射部(11)の残存寿命に基づいて、紫外線照射部(11)の動作条件を決定する。これにより、機能部(12)及び紫外線照射部(11)のそれぞれの残存寿命に対応させて紫外線照射部(11)を動作させることが、可能になる。例えば、紫外線照射部(11)の寿命の終了と機能部(12)の寿命の終了とが同一又は略同一になる状態に、紫外線照射部(11)を動作させることが、可能となる。
実施形態の紫外線照射装置(1)では、動作条件決定部(18)は、紫外線を照射するON状態と紫外線を照射しないOFF状態とが交互に繰り返される間欠照射が行われる状態に、紫外線照射部(11)の動作条件を決定する。動作条件決定部(18)は、間欠照射におけるデューティ比の逆数が紫外線照射部(11)の残存寿命に対する機能部(12)の残存寿命の比率以上になる状態に、紫外線照射部(11)の動作条件を決定する。これにより、初期状態での残存寿命が紫外線照射部(11)に比べて機能部(12)で長い紫外線照射装置(1)において、紫外線照射部(11)の寿命の終了と機能部(12)の寿命の終了とが同一又は略同一になる状態に、紫外線照射部(11)を動作させることが可能となる。
実施形態の紫外線照射装置(1)では、機能部(12)は、光を照射する動作を行う。これにより、可視光、又は、紫外線照射部(11)とはピーク波長が異なる紫外線を照射する機能部(12)に対応させて、紫外線照射部(11)を適切に動作させることが可能となる。
実施形態の紫外線照射システム(4)は、機能部(12)、紫外線照射部(11)及び動作条件決定部(18)を備える。機能部(12)は、動作することにより、機能を発揮する。紫外線照射部(11)は、紫外線を照射する動作を行い、初期状態での紫外線照射部(11)の残存寿命は、初期状態での機能部(12)の残存寿命に比べて短い。動作条件決定部(18)は、初期状態での機能部(12)に関する情報、及び、機能部(12)の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、紫外線照射部(11)の動作条件を決定する。これにより、紫外線照射システム(4)において、一緒に用いられる別の機能部(12)に対応させて、紫外線照射部(11)を適切に動作させることが可能となる。
以下、実施形態について図面を参照にして説明する。
(第1の実施形態)
まず、実施形態の一例として、第1の実施形態について説明する。図1に、第1の実施形態に係る紫外線照射装置1を示す。図1に示すように、紫外線照射装置1は、紫外線照射部11、照明部12、検知部13,14、処理実行部15及びデータ記憶部16を備える。処理実行部15は、動作制御部17及び動作条件決定部18を備え、動作制御部17及び動作条件決定部18のそれぞれは、処理実行部15によって行われる処理の一部を行う。
まず、実施形態の一例として、第1の実施形態について説明する。図1に、第1の実施形態に係る紫外線照射装置1を示す。図1に示すように、紫外線照射装置1は、紫外線照射部11、照明部12、検知部13,14、処理実行部15及びデータ記憶部16を備える。処理実行部15は、動作制御部17及び動作条件決定部18を備え、動作制御部17及び動作条件決定部18のそれぞれは、処理実行部15によって行われる処理の一部を行う。
紫外線照射部11は、紫外線を照射する紫外線照射動作を行い、紫外線照射部11から照射される紫外線を用いて、除菌、殺菌及び滅菌等のいずれかが行われる。例えば、紫外線照射部11は、照射対象として、空気、床、家具、オフィス用品等の除菌(殺菌、滅菌)を行う。紫外線照射部は、紫外線光源として、エキシマランプ、紫外線LED及び低圧水銀ランプ等のいずれかを備える。また、照明部12は、動作することにより紫外線照射部11とは別の機能を発揮する機能部として、設けられる。つまり、照明部12は、機能部の一例である。照明部12は、光として可視光を照射する照明動作を行う。照明部12は、可視光光源として、可視光LED、蛍光灯及び白熱電球等のいずれかを備える。
検知部13は、紫外線照射部11の紫外線照射動作に関連するパラメータ等を検知する。ある一例では、検知部13は、紫外線照射動作に関連するパラメータとして、紫外線照射部11での紫外線の光束を含む紫外線照射部11での紫外線の出射強度を検知する。また、別のある一例では、検知部13は、人感センサ及びカメラ等のいずれかを備え、紫外線照射部11から紫外線が照射される領域での人の存在を検知する。この場合、検知部13は、測距センサ等を備え、紫外線照射部11から紫外線が照射される領域に人が存在する場合は、紫外線照射部11から人までの距離を検知してもよい。
検知部14は、照明部12の照明動作に関連するパラメータ等を検知する。ある一例では、検知部14は、照明動作に関連するパラメータとして、照明部12での可視光の光束を含む照明部12での可視光の出射強度を検知する。また、別のある一例では、検知部14は、人感センサ及びカメラ等のいずれかを備え、照明部12から可視光が照射される領域での人の存在を検知する。
紫外線照射装置1は、プロセッサ又は集積回路、及び、メモリ等の記憶媒体を備える。紫外線照射装置1では、プロセッサ又は集積回路が処理実行部15として機能し、記憶媒体がデータ記憶部16として機能する。紫外線照射装置1では、プロセッサ又は集積回路は、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイコン、FPGA(Field Programmable Gate Array)、及び、DSP(Digital Signal processor)等のいずれかを含む。紫外線照射装置1は、集積回路等を1つのみ備えてもよく、集積回路等を複数備えてもよい。また、紫外線照射装置1は、記憶媒体を1つのみ備えてもよく、記憶媒体を複数備えてもよい。
紫外線照射装置1では、記憶媒体等に記憶されるプログラム等をプロセッサ等が実行することにより、処理実行部15による後述の処理が行われる。ある一例では、紫外線照射装置1において、プロセッサ等によって実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークを介して接続されたコンピュータ(サーバ)、又は、クラウド環境のサーバ等に格納されてもよい。この場合、紫外線照射装置1のプロセッサ等は、ネットワーク経由でプログラムをダウンロードする。
処理実行部15は、検知部13,14での検知結果を取得する。検知部13は、定期的に紫外線照射動作に関連するパラメータ等を検知し、検知部14は、定期的に、又は、不定期に照明動作に関連するパラメータ等を検知する。このため、処理実行部15は、紫外線照射動作に関連するパラメータ等の時間履歴(時間変化)、及び、照明動作に関連するパラメータ等の時間履歴(時間変化)を取得する。例えば、処理実行部15は、紫外線照射部11での紫外線の出射強度の時間履歴、及び、照明部12での可視光の出射強度の時間履歴を取得する。また、ある一例では、処理実行部15は、紫外線照射部11から紫外線が照射される領域での人の存在についての時間履歴、及び、照明部12から可視光が照射される領域での人の存在についての時間履歴等を取得する。
処理実行部15の動作制御部17は、紫外線照射動作に関連するパラメータ等についての検知部13での検知結果、照明動作に関連するパラメータ等についての検知部14での検知結果、及び、紫外線照射動作及び照明動作に関連するパラメータ等の時間履歴等のいずれか1つ以上の情報に基づいて、紫外線照射部11の紫外線照射動作、及び、照明部12の照明動作を制御する。ある一例では、動作制御部17は、照明部12から可視光が照射される領域での人の存在が検知部14によって検知されている限り、照明部12の照明動作を継続させる。そして、動作制御部17は、照明部12から可視光が照射される領域での人の存在が検知部14によって検知されないことに基づいて、照明動作を停止させる。紫外線照射部11においては、人の存在が検知されていないことに基づいて、紫外線照射動作が行われ、人の存在が検知されている限り、紫外線照射動作が停止される。
また、ある一例では、紫外線照射装置1が用いられるシステムに、紫外線照射部11の紫外線照射動作及び照明部12の照明動作に関する操作が入力される壁スイッチ又はリモコン等(いずれも図示しない)が、設けられる。そして、動作制御部17は、紫外線照射装置1のユーザ等によって壁スイッチ又はリモコン等で入力された操作に基づいて、紫外線照射部11の紫外線照射動作又は照明部12の照明動作を開始させたり、停止させたりする。また、別のある一例では、動作制御部17は、1日において所定の期間でのみ、可視光を照射する照明動作を照明部12に行わせる。そして、動作制御部17は、1日において前述の所定の期間以外の期間では、照明部12の照明動作を停止させる。紫外線照射部11についても同様である。この場合、照明部12の照明動作を停止している期間に、紫外線照射部11の紫外線照射動作が行われるように構成されていてもよい。
前述のように本実施形態では、処理実行部15は、紫外線照射部11の紫外線照射動作に関連するパラメータ等の時間履歴、及び、照明部12の照明動作に関連するパラメータ等の時間履歴を取得するとともに、紫外線照射部11の紫外線照射動作及び照明部12の照明動作を制御する。このため、処理実行部15は、紫外線照射部11の紫外線照射動作及び照明部12の照明動作についての時間履歴(時間変化)として、紫外線照射部11及び照明部12の動作履歴に関する情報を取得する。処理実行部15は、例えば、紫外線照射装置1の使用開始時以後について、照明部12の動作履歴に関する情報を取得する。
ここで、照明部12の動作履歴に関する情報には、照明部12の照明動作が行われているか否かについての時間履歴を示す情報、すなわち、照明部12の照明動作がON及びOFFのいずれであるかについての時間履歴を示す情報が、含まれる。また、照明部12の動作履歴に関する情報には、照明部12での可視光の出射強度についての時間履歴を示す情報が、含まれる。そして、照明部12での可視光の出射強度についての時間履歴では、リアルタイムにおける照明部12での可視光の出射強度等が、示される。
また、使用開始時以前における紫外線照射装置1の状態を、紫外線照射装置1の初期状態として規定する。データ記憶部16等には、紫外線照射装置1の初期状態での照明部12及び紫外線照射部11のそれぞれに関する情報が、記憶される。紫外線照射装置1の初期状態での照明部12に関する情報には、初期状態における照明部12のスペック及び残存寿命等が含まれ、紫外線照射装置1の初期状態での紫外線照射部11に関する情報には、初期状態における紫外線照射部11のスペック及び残存寿命等が含まれる。初期状態における残存寿命としては、例えば、紫外線照射部11及び照明部12のそれぞれの製造メーカ等によって示される公称寿命等が、用いられる。また、初期状態での紫外線照射部11の残存寿命は、初期状態での照明部12の残存寿命に比べて、短い。なお、ここでの寿命とは、機能部及び紫外線照射部11のそれぞれの状態が、初期状態と比べて、所定の状態となった時点を示す。そして、残存寿命とは、現在から、その寿命となる(と推定される)時間までに残された時間を指す。寿命の一例としては、例えば、照明部12から照射される光の光束が初期状態と比較して70%を下回った時点である。また、紫外線照射部11及び照明部12それぞれが点灯しなくなった時点を寿命としてもよく、紫外線照射部11及び照明部12のそれぞれに供給される電圧、電流が所定の値を下回ったり、上回ったりして、電気特性に異常が生じた時点を寿命としてもよい。また、寿命は、初期状態から所定の時間を経過した時点としてもよい。
処理実行部15は、初期状態での紫外線照射部11及び照明部12のそれぞれに関する情報を、データ記憶部16から受取る又は読取ることにより、取得する。なお、ある一例では、処理実行部15は、インターネット等のネットワークを介して紫外線照射装置1に接続されたコンピュータ(サーバ)、又は、クラウド環境のサーバ等から、初期状態での紫外線照射部11及び照明部12のそれぞれに関する情報を取得してもよい。
処理実行部15の動作条件決定部18は、紫外線照射部11の動作条件、すなわち、紫外線照射動作の動作条件を決定する。処理実行部15の動作制御部17は、決定された紫外線照射部11の動作条件に基づいて、紫外線照射部11の紫外線照射動作を制御する。また、動作制御部17は、紫外線照射動作に関連するパラメータ等についての検知部13での検知結果、及び、紫外線照射動作に関連するパラメータ等の時間履歴に基づいて、紫外線照射部11の紫外線照射動作を制御する。
前述のように本実施形態では、処理実行部15は、紫外線照射部11の紫外線照射動作に関連するパラメータ等の時間履歴を取得するとともに、紫外線照射部11の紫外線照射動作を制御する。このため、処理実行部15は、紫外線照射部11の紫外線照射動作についての時間履歴(時間変化)として、紫外線照射部11の動作履歴に関する情報を取得する。処理実行部15は、例えば、紫外線照射装置1の使用開始時以後について、紫外線照射部11の動作履歴に関する情報を取得する。
ここで、紫外線照射部11の動作履歴に関する情報には、紫外線照射部11の紫外線照射動作が行われているか否かについての時間履歴を示す情報、すなわち、紫外線照射部11の紫外線照射動作がON及びOFFのいずれであるかについての時間履歴を示す情報が、含まれる。また、紫外線照射部11の動作履歴に関する情報には、紫外線照射部11での紫外線の出射強度についての時間履歴を示す情報が、含まれる。そして、紫外線照射部11での紫外線の出射強度についての時間履歴では、リアルタイムにおける紫外線照射部11での紫外線の出射強度が、示される。
図2は、動作条件決定部18によって行われる、紫外線照射部11の動作条件の決定処理の一例を示す。図2の一例の処理は、紫外線照射装置1の使用開始時等の紫外線照射装置1の初期状態において行われるとともに、紫外線照射装置1の初期状態から紫外線照射装置1の使用を開始した後において、定期的に行われる。つまり、紫外線照射部11の動作条件は初期状態において決定されるとともに、紫外線照射部11の使用中に動作条件が更新されてもよい。図2の処理を開始すると、動作条件決定部18は、照明部12に関する情報を取得する(S21)。この際、紫外線照射装置1の初期状態での照明部12に関する情報、及び、照明部12の動作履歴に関する情報の少なくとも一方が、照明部12に関する情報として、取得される。
そして、動作条件決定部18は、初期状態での照明部12に関する情報、及び、照明部12の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、リアルタイムでの照明部12の残存寿命を算出する(S22)。この際、紫外線照射装置1が初期状態である場合は、初期状態での照明部12に関する情報で示される初期状態における照明部12の残存寿命、すなわち、製造メーカ等によって示される照明部12の公称寿命が、リアルタイムでの照明部12の残存寿命として、算出される。なお、ここでのリアルタイムとは、照明部12に関する情報を取得した時点のことを指す。
一方、紫外線照射装置1の使用が開始された後である場合は、動作条件決定部18は、照明部12の動作履歴に関する情報等から、紫外線照射装置1の使用開始時以後において照明部12が可視光を照射した正味の照射時間(トータル照射時間)を、算出する。そして、動作条件決定部18は、初期状態における照明部12の残存寿命、及び、照明部12が可視光を照射した正味の照射時間に基づいて、リアルタイムでの照明部12の残存寿命を算出する。
また、ある一例では、照明部12での可視光の出射強度と照明部12の残存寿命との関係を示す情報が、データ記憶部16等に記憶される。この場合、動作条件決定部18は、照明部12の動作履歴に関する情報で示されるリアルタイムにおける照明部12での可視光の出射強度、及び、照明部12での可視光の出射強度と照明部12の残存寿命との関係に基づいて、リアルタイムでの照明部12の残存寿命を算出する。
そして、動作条件決定部18は、紫外線照射部11に関する情報を取得する(S23)。この際、紫外線照射装置1の初期状態での紫外線照射部11に関する情報、及び、紫外線照射部11の動作履歴に関する情報の少なくとも一方が、紫外線照射部11に関する情報として、取得される。
そして、動作条件決定部18は、初期状態での紫外線照射部11に関する情報、及び、紫外線照射部11の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、リアルタイムでの紫外線照射部11の残存寿命を算出する(S24)。この際、紫外線照射装置1が初期状態である場合は、初期状態での紫外線照射部11に関する情報で示される初期状態における紫外線照射部11の残存寿命、すなわち、製造メーカ等によって示される紫外線照射部11の公称寿命が、リアルタイムでの紫外線照射部11の残存寿命として、算出される。
一方、紫外線照射装置1の使用が開始された後である場合は、動作条件決定部18は、紫外線照射部11の動作履歴に関する情報等から、紫外線照射装置1の使用開始以後において紫外線照射部11が紫外線を照射した正味の照射時間(トータル照射時間)を、算出する。そして、動作条件決定部18は、初期状態における紫外線照射部11の残存寿命、及び、紫外線照射部11が紫外線を照射した正味の照射時間に基づいて、リアルタイムでの紫外線照射部11の残存寿命を算出する。
また、ある一例では、紫外線照射部11での紫外線の出射強度と紫外線照射部11の残存寿命との関係を示す情報が、データ記憶部16等に記憶される。この場合、動作条件決定部18は、紫外線照射部11の動作履歴に関する情報で示されるリアルタイムにおける紫外線照射部11での紫外線の出射強度、及び、紫外線照射部11での紫外線の出射強度と紫外線照射部11の残存寿命との関係に基づいて、リアルタイムでの紫外線照射部11の残存寿命を算出する。
そして、動作条件決定部18は、リアルタイムでの紫外線照射部11及び照明部12の残存寿命に基づいて、紫外線照射部11の動作条件を決定する(S25)。ある一例では、動作条件決定部18は、リアルタイムでの紫外線照射部11及び照明部12の残存寿命に基づいて、紫外線照射部11の動作条件に加えて、照明部12の動作条件を決定してもよい。
図3は、動作条件決定部18によって決定された紫外線照射部11の動作条件の一例を示す。以下の説明では、紫外線照射部11が紫外線を照射する状態を、紫外線照射部11及び紫外線照射動作のON状態とし、紫外線照射部11が紫外線を照射しない状態を、紫外線照射部11及び紫外線照射動作のOFF状態とする。そして、照明部12が可視光を照射する状態を、照明部12及び照明動作のON状態とし、照明部12が可視光を照射しない状態を、照明部12及び照明動作のOFF状態とする。図3では、紫外線照射部11(紫外線照射動作)のON状態に相当する部分を、黒塗りのハッチングで示し、照明部12(照明動作)のON状態に相当する部分を、斜線のハッチングで示す。なお、紫外線照射部11がパルス波形のような電力波形を受けて、例えば1秒以下のサイクルで高速でON状態とOFF状態が切替わる動作を行っている場合は、その高速ON/OFF切替えにおけるOFF状態は、前述した紫外線照射部11が紫外線を照射しない状態に含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。照明部12についても同様である。以下では、高速ON/OFF切替えにおけるOFF状態は、紫外線や可視光を照射しない状態に含まれない(紫外線や可視光を照射する状態に含まれる)として説明を行う。
図3の一例では、動作制御部17は、可視光を照射する照明動作のON状態が経時的に継続される連続照射で、照明部12から可視光を照射させる。一方、動作制御部17は、紫外線を照射する紫外線照射動作のON状態と紫外線を照射しない紫外線照射動作のOFF状態とが経時的に交互に繰り返される間欠照射で、紫外線照射部11から紫外線を照射させる。したがって、動作条件決定部18は、紫外線動作のON状態及びOFF状態が交互に繰り返される間欠照射が行われる状態に、紫外線照射部11の動作条件を決定する。
図3の一例では、動作条件決定部18は、紫外線照射部11の動作条件を決定において、紫外線の間欠照射におけるデューティ比を、以下のようにして決定する。ここで、紫外線の間欠照射におけるデューティ比は、間欠照射の1サイクル(1周期)の中で紫外線照射部11のON状態の時間が占める割合に、相当する。なお、前述したように間欠照射の1サイクルの中で紫外線照射部11のON状態において、紫外線照射部が高速でON/OFFを繰り返す動作をしていてもよい。紫外線の間欠照射におけるデューティ比の決定では、動作条件決定部18は、1サイクルにおける紫外線照射動作のON状態の時間Ton、及び、算出した紫外線照射部11の残存寿命LTuから、紫外線照射部11の寿命の終了までに紫外線の間欠照射を行うことが可能なサイクル数Xを、算出する。サイクル数Xは、時間Ton及び残存寿命LTuを用いて、式(1)のようにして算出される。
そして、動作条件決定部18は、紫外線照射部11の寿命の終了までに紫外線の間欠照射を行うことが可能な時間が照明部12の残存寿命LTvと一致する状態に、紫外線照射部11の動作条件を決定する。ここで、1サイクルにおける紫外線照射動作のOFF状態の時間Toffを規定すると、紫外線照射部11の寿命の終了までに紫外線の間欠照射を行うことが可能な時間は、時間Ton,Toff及びサイクル数Xを用いて、(Ton+Toff)×Xとなる。したがって、式(2)が成立する状態に、紫外線照射部11の動作条件が決定される。なお、時間(Ton+Toff)×Xは、紫外線照射部11の残存寿命LTuと紫外線照射部11の寿命の終了までの間欠照射におけるOFF状態の時間Toff×Xとの和に相当する。
そして、式(1)を式(2)に代入して、式変形を行うことにより、式(2)は以下の式(3)のようになる。動作条件決定部18は、式(2)が成立する状態に、紫外線照射部11の動作条件を決定するため、式(3)が成立する状態に、紫外線照射部11の動作条件を決定する。すなわち、紫外線の間欠照射におけるデューティ比の逆数が紫外線照射部11の残存寿命LTuに対する照明部の残存寿命LTvの比率と同一になる状態に、紫外線照射部11の動作条件が決定される。
例えば、紫外線照射部11として、公称寿命(紫外線照射装置1の初期状態での残存寿命)が3000時間のエキシマランプが用いられ、照明部12として、公称寿命(紫外線照射装置1の初期状態での残存寿命)が40000時間の可視光LEDが用いられるとする。そして、紫外線の間欠照射の1サイクルにおける紫外線照射動作のON状態の時間Tonが、15秒であるとともに、前述の式(3)を満たす状態に、紫外線照射部11の動作条件が決定されるとする。
この場合、紫外線照射装置1の初期状態では、紫外線の間欠照射の1サイクルにおける紫外線照射動作のOFF状態の時間Toffが、185秒に決定される。そして、紫外線照射装置1の使用を開始した後においては、紫外線照射部11(エキシマランプ)の残存寿命、及び、照明部12(可視光LED)の残存寿命に基づいて、前述の式(3)を満たす状態に、紫外線の間欠照射の1サイクルにおける紫外線照射動作のOFF状態の時間Toffが、定期的に調整される。
例えば、1日当たり等の所定の期間当たりにおいて照明動作がON状態になる正味の時間が、所定の期間当たりにおいて紫外線の間欠照射が行われる正味の時間と、同一又は略同一になるとする。この場合、前述の式(3)を満たす状態に紫外線照射部11の動作条件が決定されることにより、紫外線照射部11の寿命の終了が、照明部12の寿命の終了と同一又は略同一の時期となる。すなわち、紫外線照射部11の寿命の終了と照明部12の寿命の終了とが同一又は略同一になる状態に、紫外線照射部11の動作条件が決定される。
また、別のある一例では、1日当たり等の所定の期間当たりにおいて照明動作がON状態になる正味の時間に比べて、所定の期間当たりにおいて紫外線の間欠照射が行われる正味の時間が、長くなる。この場合、動作条件決定部18は、前述の式(3)の代わりに以下の式(4)を満たす状態に、紫外線照射部11の動作条件を決定する。すなわち、紫外線の間欠照射におけるデューティ比の逆数が紫外線照射部11の残存寿命LTuに対する照明部の残存寿命LTvの比率より大きくなる状態に、紫外線照射部11の動作条件が決定される。本一例では、式(4)を満たす状態に紫外線照射部11の動作条件が決定されることにより、紫外線照射部11の寿命の終了を、照明部12の寿命の終了と同一又は略同一の時期に調整可能となる。
前述した例では、紫外線の間欠照射におけるデューティ比の逆数が紫外線照射部11の残存寿命LTuに対する照明部12の残存寿命LTvの比率以上になる状態に、紫外線照射部11の動作条件が決定される。これにより、1日当たり等の所定の期間当たりにおいて紫外線の間欠照射が行われる正味の時間が、所定の期間当たりにおいて照明動作がON状態になる正味の時間以上であっても、紫外線照射部11の寿命の終了を、照明部12の寿命の終了と同一又は略同一の時期に調整可能となる。
また、前述の式(3)又は式(4)を満たす状態に紫外線照射部11の動作条件が決定される場合、紫外線照射装置1の使用開始時から紫外線照射部11の寿命の終了まで、紫外線照射部11の残存寿命LTuに比べて照明部12の残存寿命LTvが長い状態が維持される。すなわち、紫外線照射装置1の使用開始時から紫外線照射部11の寿命の終了まで、LTv>LTuの関係が成立する。
また、人が存在する環境において紫外線照射部11から紫外線が照射される場合等では、動作条件決定部18は、人への紫外線暴露量に対応させて、紫外線照射部11の動作条件を設定する。ここで、安全上の観点から、人への紫外線暴露量には、許容限界値(TLV:Threshold Limit Value)が定められている。例えば、1日当たりの人への紫外線暴露量については、米国産業衛生専門家会議(ACGIH)及び日本産業規格(JIS Z 8812)等で、許容限界値(TLV)が規定されている。紫外線暴露量の許容限界値は、例えば、222nmの紫外線の場合、1日当たり22mJ/cm2であり、1日当たり160mJ/cm2に変更することが現段階では検討されている。
また、前述のように単位が(mJ/cm2)等で示される人への紫外線暴露量は、人での紫外線強度(紫外線照度)、及び、人への紫外線暴露時間に対応して、変化する。そして、人への紫外線暴露量は、人での紫外線強度、及び、人への紫外線暴露時間のそれぞれに比例する。人での紫外線強度(紫外線照度)は、例えば、単位が(mW/cm2)等で示され、紫外線暴露時間は、例えば、単位が(s)等で示される。また、人での紫外線強度は、紫外線照射部11での紫外線の出射強度、及び、紫外線照射部11から人までの距離に対応して、変化する。人での紫外線強度は、紫外線の出射強度が高いほど高くなり、紫外線照射部11から照射対象の人までの距離が大きいほど低くなる。
したがって、人が存在する環境において紫外線照射部11から紫外線が照射される場合では、例えば、前述の式(3)又は式(4)を満たし、かつ、1日当たりの人への紫外線暴露量が許容限界値を超えない状態に、紫外線照射部11の動作条件が決定される。ある一例では、紫外線が照射される領域に存在する人のいずれかへの紫外線暴露量が許容限界値以上になることに基づいて、紫外線照射部11からの紫外線の照射を強制終了させる。
また、動作条件決定部18は、紫外線が照射される領域に存在する人のリアルタイムでの紫外線暴露量に基づいて、紫外線照射部11での紫外線の放射強度、及び、紫外線の間欠照射におけるデューティ比を調整してもよい。例えば、紫外線が照射される領域に存在する人のいずれでも、紫外線暴露量が許容限界値に比べて遥かに小さいとする。この場合、紫外線照射部11の動作条件の決定において、紫外線照射部11での紫外線の放射強度を上げるか、及び、紫外線の間欠照射におけるデューティ比を高くするかの少なくとも一方が行われる。なお、紫外線の間欠照射におけるデューティ比の調整は、例えば、1サイクルにおける紫外線照射動作のOFF状態の時間Toffの長さを調整することにより、行われる。
本実施形態では、処理実行部15は、紫外線照射部11での紫外線の出射強度を取得する。また、検知部13に設けられる測距センサ等によって、紫外線が照射される領域に存在する人のそれぞれまでの紫外線照射部11からの距離を、検知可能である。このため、処理実行部15は、紫外線が照射される領域に存在する人のそれぞれにおける紫外線強度を、算出可能である。また、本実施形態では、紫外線が照射される領域での人の存在についての時間履歴等に基づいて、処理実行部15は、紫外線が照射される領域に存在する人のそれぞれへの紫外線暴露時間を、算出可能である。このため、処理実行部15は、紫外線が照射される領域に存在する人のそれぞれへの紫外線暴露量を、算出可能である。
また、人への紫外線暴露量に加えて、人への紫外線暴露時間についても、許容限界値が定められている。例えば、1日当たりの人への紫外線暴露時間については、米国産業衛生専門家会議(ACGIH)及び日本産業規格(JIS Z 8812)等で、許容限界値(TLV)として8時間が規定されている。したがって、人が存在する環境において紫外線照射部11から紫外線が照射される場合では、例えば、前述の式(3)又は式(4)を満たし、かつ、1日当たりにおいて紫外線の間欠照射が行われる正味の時間が許容限界値(8時間)を超えない状態に、紫外線照射部11の動作条件が決定される。これにより、1日当たりにおいて紫外線の間欠照射が行われる時間が、8時間以内に抑制される。
なお、紫外線照射装置1は、常に人が存在しない環境等で、用いられてもよい。この場合、人への紫外線暴露量及び人への紫外線暴露時間を考慮することなく、紫外線照射部11の動作条件が決定される。ある一例では、前述の式(3)又は式(4)を満たす状態に、紫外線照射部11の動作条件が決定されるとともに、1日当たりにおいて紫外線の間欠照射が行われる正味の時間が、8時間より長く設定される。
前述のように本実施形態では、動作することにより紫外線照射部11とは別の機能を発揮する機能部として、照明部12が設けられ、紫外線照射装置1の初期状態では、紫外線照射部11の残存寿命は、照明部12の残存寿命に比べて、短い。そして、紫外線照射装置1の初期状態、及び、紫外線照射装置1の使用開始より後のそれぞれにおいて、動作条件決定部18は、紫外線照射装置1の初期状態での照明部12に関する情報、及び、照明部12の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、紫外線照射部11の動作条件を決定する。このため、決定された動作条件に基づいて紫外線照射部11を動作させることにより、一緒に用いられる別の機能部である照明部12に対応させて、紫外線照射部11が適切に動作する。
また、本実施形態では、動作条件決定部18は、初期状態での照明部12に関する前記情報、及び、照明部12の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に加えて、初期状態での紫外線照射部11に関する情報、及び、紫外線照射部11の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、紫外線照射部11の動作条件を決定する。このため、決定された動作条件に基づいて紫外線照射部11を動作させることにより、一緒に用いられる別の機能部である照明部12に加えて、紫外線照射部11自体の状態等にも対応させて、紫外線照射部11が適切に動作する。
また、本実施形態では、紫外線照射部11の動作条件の決定において、動作条件決定部18は、紫外線照射部11及び照明部12のそれぞれの残存寿命を算出する。そして、動作条件決定部18は、照明部12及び紫外線照射部11のそれぞれの残存寿命に基づいて、紫外線照射部11の動作条件を決定する。このため、決定した動作条件に基づいて紫外線照射部11を動作させることにより、照明部12及び紫外線照射部11のそれぞれの残存寿命に対応させて紫外線照射部11を動作させることが、可能になる。例えば、紫外線照射部11の寿命の終了と照明部12の寿命の終了とが同一又は略同一になる状態に、紫外線照射部11を動作させることが、可能となる。
また、本実施形態のある一例では、動作条件決定部18は、ON状態とOFF状態とが交互に繰り返される間欠照射が行われる状態に、紫外線照射部11の動作条件を決定する。そして、動作条件決定部18は、紫外線の間欠照射におけるデューティ比の逆数が紫外線照射部11の残存寿命に対する照明部12の残存寿命の比率以上になる状態に、紫外線照射部11の動作条件を決定する。このように紫外線照射部11の動作条件を決定することにより、初期状態での残存寿命が紫外線照射部11に比べて照明部12で長い紫外線照射装置1において、紫外線照射部11の寿命の終了と照明部12の寿命の終了とが同一又は略同一になる状態に、紫外線照射部11を動作させることが可能となる。
紫外線照射部11の寿命の終了と照明部12の寿命の終了とが同一又は略同一になることにより、紫外線光源等の紫外線照射部11を、照明器具等の照明部12と同一のタイミングで交換可能となる。これにより、紫外線照射装置1におけるメンテナンス性が向上する。
また、本実施形態のある一例では、紫外線照射部11の寿命の終了と照明部12の寿命の終了とが同一又は略同一になる状態に、紫外線照射部11の動作条件が決定されるとともに、人への紫外線暴露量及び人への紫外線暴露時間に基づいて、紫外線照射部11による紫外線照射動作が制御される。これにより、人への紫外線の影響を考慮しつつ、紫外線照射部11の寿命の終了と照明部12の寿命の終了とが同一又は略同一になる状態に、紫外線照射部11の紫外線照射動作が制御される。
(変形例)
前述の実施形態等では、1つの紫外線照射装置1に、紫外線照射部11、及び、紫外線照射部11とは別の機能部となる照明部12が設けられ、紫外線照射装置1のプロセッサ又は集積回路等が、動作条件決定部18として機能するが、これに限るものではない。図4に示すある変形例では、処理装置40、紫外線照射装置41及び照明装置42を備える紫外線照射システム4において、紫外線照射装置41に設けられる紫外線照射部11の動作条件が、前述の実施形態等と同様にして決定される。
前述の実施形態等では、1つの紫外線照射装置1に、紫外線照射部11、及び、紫外線照射部11とは別の機能部となる照明部12が設けられ、紫外線照射装置1のプロセッサ又は集積回路等が、動作条件決定部18として機能するが、これに限るものではない。図4に示すある変形例では、処理装置40、紫外線照射装置41及び照明装置42を備える紫外線照射システム4において、紫外線照射装置41に設けられる紫外線照射部11の動作条件が、前述の実施形態等と同様にして決定される。
本変形例では、処理装置40は、処理実行部43及びデータ記憶部44を備え、処理実行部43は、前述の動作条件決定部18及び動作指令生成部45を備える。そして、動作条件決定部18及び動作指令生成部45のそれぞれは、処理実行部43によって行われる処理の一部を行う。処理装置40は、通信インタフェース400を備え、処理装置40の処理実行部43等は、通信インタフェース400を介して、紫外線照射装置41及び照明装置42を含む他の装置と通信する。
ある一例では、処理装置40は、コンピュータ等から構成され、プロセッサ又は集積回路、及び、メモリ等の記憶媒体を備える。そして、処理装置40のプロセッサ又は集積回路も、CPU、ASIC、マイコン、FPGA、及び、DSP等のいずれかを含む。処理装置40は、集積回路等を1つのみ備えてもよく、集積回路等を複数備えてもよい。また、紫外線照射装置1は、記憶媒体を1つのみ備えてもよく、記憶媒体を複数備えてもよい。処理装置40では、プロセッサ又は集積回路が処理実行部43として機能し、記憶媒体がデータ記憶部44として機能する。
また、別のある一例では、処理装置40は、複数のコンピュータから構成される。この場合、複数のコンピュータのプロセッサ等が協働して、処理実行部43による処理を行う。また、別のある一例では、処理装置40は、クラウド環境のサーバから構成される。クラウド環境のインフラは、仮想CPU等の仮想プロセッサ及びクラウドメモリによって、構成される。処理装置40となるクラウド環境のサーバでは、仮想プロセッサ等が処理実行部43として機能し、仮想プロセッサ等によって、処理実行部43による処理が行われる。そして、クラウドメモリが、データ記憶部44として機能する。
本変形例では、紫外線照射装置41は、前述の紫外線照射部11及び検知部13に加えて、動作制御部46及び通信インタフェース401を備える。紫外線照射装置41は、プロセッサ又は集積回路を備え、紫外線照射装置41では、プロセッサ又は集積回路が動作制御部46として機能する。動作制御部46は、紫外線照射動作に関連するパラメータ等の検知部13での検知結果、及び、処理装置40から送信される動作指令等に基づいて、紫外線照射部11による紫外線照射動作を制御する。また、紫外線照射装置41の動作制御部46は、通信インタフェース401を介して、処理装置40と通信する。動作制御部46は、紫外線照射部11の動作履歴に関する情報を含む紫外線照射部11に関する情報を、処理装置40に送信する。
また、照明装置42は、前述の照明部12及び検知部14に加えて、動作制御部47及び通信インタフェース402を備える。照明装置42は、プロセッサ又は集積回路を備え、照明装置42では、プロセッサ又は集積回路が動作制御部47として機能する。動作制御部47は、照明動作に関連するパラメータ等の検知部14での検知結果等に基づいて、照明部12による照明動作を制御する。また、照明装置42の動作制御部47は、通信インタフェース402を介して、処理装置40と通信する。動作制御部47は、照明部12の動作履歴に関する情報を含む照明部12に関する情報を、処理装置40に送信する。
ここで、使用開始時以前における紫外線照射システム4の状態を、紫外線照射システム4の初期状態として規定する。本変形例でも、紫外線照射システム4の初期状態、及び、紫外線照射システム4の使用開始より後のそれぞれにおいて、動作条件決定部18は、前述の実施形態等と同様にして、紫外線照射部11の動作条件を決定する。したがって、紫外線照射システム4の初期状態での照明部12に関する情報、及び、照明部12の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、紫外線照射部11の動作条件が決定される。なお、紫外線照射システム4の初期状態での照明部12に関する情報は、データ記憶部44に記憶されていてもよく、照明装置42から処理装置40に送信されてもよい。
また、本変形例でも、前述の実施形態等と同様に、動作条件決定部18は、紫外線照射システム4の初期状態での照明部12に関する情報、及び、照明部12の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に加えて、紫外線照射システム4の初期状態での紫外線照射部11に関する情報、及び、紫外線照射部11の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、紫外線照射部11の動作条件を決定してもよい。紫外線照射システム4の初期状態での紫外線照射部11に関する情報は、データ記憶部44に記憶されていてもよく、紫外線照射装置41から処理装置40に送信されてもよい。
また、本変形例でも、前述の実施形態等と同様にして、紫外線照射部11の動作条件の決定において、紫外線照射部11及び照明部12のそれぞれの残存寿命が算出されてもよい。この場合、動作条件決定部18は、照明部12及び紫外線照射部11のそれぞれの残存寿命に基づいて、紫外線照射部11の動作条件を決定する。照明部12及び紫外線照射部11のそれぞれの残存寿命に基づいて紫外線照射部11の動作条件を決定する場合、例えば、前述の式(3)又は式(4)を満たす状態に、紫外線照射部11の動作条件が決定される。また、本変形例でも、前述の実施形態等と同様にして、人への紫外線暴露量及び人への紫外線暴露時間に基づいて、紫外線照射部11の動作条件が決定されてもよい。
本変形例の紫外線照射システム4では、処理装置40の動作指令生成部45は、動作条件決定部18によって決定された紫外線照射部11の動作条件に基づいて、紫外線照射部11による紫外線照射動作に関する動作指令を生成する。そして、動作指令生成部45は、紫外線照射動作に関する動作指令を、通信インタフェース400を介して、紫外線照射装置41に送信する。そして、紫外線照射装置41の動作制御部46は、通信インタフェース401を介して、紫外線照射動作に関する動作指令を受信し、受信した動作指令に基づいて、紫外線照射部11による紫外線照射動作を制御する。本変形例でも、動作条件決定部18が前述の実施形態等と同様の処理を行うため、前述の実施形態等と同様の作用及び効果を奏する。
また、前述の実施形態等では、紫外線照射部11と一緒に用いられる別の機能部として、可視光を照射する照明部12が設けられるが、これに限るものではない。紫外線照射部とは別の機能部は、動作することにより機能を発揮するものであればよい。ただし、照明部12以外の機能部が設けられる場合も、紫外線照射装置又は紫外線照射システムの初期状態において、紫外線照射部の残存寿命は、機能部の残存寿命に比べて短い。
ある変形例では、紫外線照射装置として除菌脱臭装置が設けられ、除菌脱臭装置として用いられる紫外線装置に、第1の紫外線照射部(前述の実施形態等の紫外線照射部11に相当)が設けられる。本変形例では、紫外線照射装置の内部空間に外部から空気を流入させ、紫外線照射装置の内部空間において空気を除菌及び脱臭する。そして、除菌及び脱臭された空気を、紫外線照射装置の外部に流出させる。
本変形例では、第1の紫外線照射部は、紫外線照射装置の内部空間に主にUV-Cを照射する。第1の紫外線照射部は、紫外線光源として、例えば、UV-C LEDを備える。紫外線照射装置の内部空間では、第1の紫外線照射部から照射されるUV-Cによって、流入した空気に含まれるウィルス及び菌等の活動が抑制され、流入した空気が除菌される。
また、本変形例では、第1の紫外線照射部とは別の機能を発揮する機能部として、第2の紫外線照射部が設けられる。紫外線照射装置の内部空間には、光触媒フィルタが配置され、第2の紫外線照射部は、光触媒フィルタに向かって、主にUV-Aを照射する。第2の紫外線照射部は、紫外線光源として、例えば、UV-A LEDを備える。このため、第2の紫外線照射部は、第1の紫外線照射部から照射される紫外線とはピーク波長が異なる紫外線を、光として照射する。そして、第2の紫外線照射部によって照射される紫外線のピーク波長は、第1の紫外線照射部によって照射される紫外線のピーク波長に比べて、長い。
紫外線照射装置の内部空間では、第2の紫外線照射部から照射される紫外線(主にUV-A)を光触媒フィルタが吸収することにより、活性酸素及びOHラジカルが生成される。そして、生成された活性酸素及びOHラジカル等によって、内部空間に流入した空気に含まれる臭いが水及び二酸化炭素に分解され、流入した空気が脱臭される。また、紫外線照射装置の使用開始時以前の状態である紫外線照射装置の初期状態では、第1の紫外線照射部(紫外線照射部)の残存寿命は、第2の紫外線照射部(機能部)の残存寿命に比べて、短い。
本変形例では、紫外線照射装置は、プロセッサ又は集積回路を備え、紫外線照射装置では、プロセッサ又は集積回路は、前述した実施形態等の動作制御部17及び動作条件決定部18と同様の処理を行う。このため、紫外線照射装置の初期状態、及び、紫外線照射装置の使用開始より後のそれぞれにおいて、動作条件決定部18として機能するプロセッサ等は、前述の実施形態等の紫外線照射部11の動作条件の決定と同様にして、第1の紫外線照射部の動作条件を決定する。したがって、紫外線照射装置の初期状態での第2の紫外線照射部に関する情報、及び、第2の紫外線照射部の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、第1の紫外線照射部の動作条件が決定される。
また、本変形例では、前述の実施形態等と同様に、動作条件決定部18となるプロセッサ等は、紫外線照射装置の初期状態での第2の紫外線照射部に関する情報、及び、第2の紫外線照射部の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に加えて、紫外線照射装置の初期状態での第1の紫外線照射部に関する情報、及び、第1の紫外線照射部の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、第1の紫外線照射部の動作条件を決定してもよい。また、本変形例では、前述の実施形態等と同様にして、第1の紫外線照射部の動作条件の決定において、第1の紫外線照射部及び第2の紫外線照射部のそれぞれの残存寿命が算出されてもよい。この場合、動作条件決定部18となるプロセッサ等は、第1の紫外線照射部及び第2の紫外線照射部のそれぞれの残存寿命に基づいて、第1の紫外線照射部の動作条件を決定する。
ある一例では、第2の紫外線照射部(機能部)からは、連続照射で紫外線を照射させ、第1の紫外線照射部(紫外線照射部)からは、第2の紫外線照射部からの紫外線に比べてピーク波長が短い紫外線を、間欠照射で照射させる。そして、動作条件決定部18となるプロセッサ等は、前述の式(3)又は式(4)と同様の条件を満たす状態に、第1の紫外線照射部の動作条件を決定する。すなわち、第1の紫外線照射部からの紫外線の間欠照射におけるデューティ比の逆数が、第1の紫外線照射部の残存寿命に対する第2の紫外線照射部の残存寿命の比率以上になる状態に、第1の紫外線照射部の動作条件が決定される。これにより、紫外線照射部11及び照明部12が設けられる前述の実施形態等と同様に、第1の紫外線照射部の寿命の終了を、第2の紫外線照射部の寿命の終了と同一又は略同一の時期に調整可能となる。
例えば、第1の紫外線照射部として、公称寿命(紫外線照射装置の初期状態での残存寿命)が10000時間のUV-C LEDが用いられ、第2の紫外線照射部として、公称寿命(紫外線照射装置の初期状態での残存寿命)が40000時間のUV-A LEDが用いられるとする。そして、第1の紫外線照射部からの紫外線の間欠照射の1サイクルにおける紫外線照射動作のON状態の時間が、1分であるとともに、前述の式(3)と同様の条件を満たす状態に、第1の紫外線照射部の動作条件が決定されるとする。
この場合、紫外線照射装置の初期状態では、第1の紫外線照射部からの紫外線の間欠照射の1サイクルにおける紫外線照射動作のOFF状態の時間が、3分に決定される。そして、紫外線照射装置の使用を開始した後においては、第1の紫外線照射部(UV-C LED)の残存寿命、及び、第2の紫外線照射部(UV-A LED)の残存寿命に基づいて、前述の式(3)と同様の条件を満たす状態に、第1の紫外線照射部からの紫外線の間欠照射の1サイクルにおける紫外線照射動作のOFF状態の時間が、定期的に調整される。
本変形例では、紫外線照射部11及び照明部(機能部)12が設けられる前述の実施形態等における紫外線照射部11の動作条件の決定と同様にして、第1の紫外線照射部(紫外線照射部)及び第2の紫外線照射部(機能部)が設けられる紫外線照射装置において、第1の紫外線照射部の動作条件が決定される。そして、決定された動作条件に基づいて、第1の紫外線照射部による紫外線照射動作が制御される。このため、本変形例でも、前述の実施形態等と同様の作用及び効果を奏する。
これら少なくとも一つの実施形態によれば、初期状態での紫外線照射部の残存寿命は、初期状態での機能部の残存寿命に比べて短い。そして、動作条件決定部は、初期状態での機能部に関する情報、及び、機能部の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、紫外線照射部の動作条件を決定する。これにより、一緒に用いられる別の機能部に対応させて紫外線照射部を適切に動作させる紫外線照射装置及び紫外線照射システムを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…紫外線照射装置、4…紫外線照射システム、11…紫外線照射部、12…照明部(機能部)、15…処理実行部、18…動作条件決定部、40…処理装置、41…紫外線照射装置、42…照明装置、43…処理実行部。
Claims (6)
- 動作することにより機能を発揮する機能部と;
紫外線を照射する動作を行い、初期状態での残存寿命が前記初期状態での前記機能部の残存寿命に比べて短い紫外線照射部と;
前記初期状態での前記機能部に関する情報、及び、前記機能部の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、前記紫外線照射部の動作条件を決定する動作条件決定部と;
を具備する、紫外線照射装置。 - 前記動作条件決定部は、前記初期状態での前記機能部に関する前記情報、及び、前記機能部の前記動作履歴に関する前記情報の少なくとも一方に加えて、前記初期状態での前記紫外線照射部に関する情報、及び、前記紫外線照射部の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、前記紫外線照射部の前記動作条件を決定する、請求項1の紫外線照射装置。
- 前記動作条件決定部は、前記初期状態での前記機能部に関する前記情報、及び、前記機能部の前記動作履歴に関する前記情報の少なくとも一方に基づいて、前記機能部の残存寿命を算出するとともに、前記初期状態での前記紫外線照射部に関する前記情報、及び、前記紫外線照射部の前記動作履歴に関する前記情報の少なくとも一方に基づいて、前記紫外線照射部の残存寿命を算出し、
前記動作条件決定部は、前記機能部の前記残存寿命、及び、前記紫外線照射部の前記残存寿命に基づいて、前記紫外線照射部の前記動作条件を決定する、
請求項2の紫外線照射装置。 - 前記動作条件決定部は、前記紫外線を照射するON状態と前記紫外線を照射しないOFF状態とが交互に繰り返される間欠照射が行われる状態に、前記紫外線照射部の前記動作条件を決定し、
前記動作条件決定部は、前記間欠照射におけるデューティ比の逆数が前記紫外線照射部の前記残存寿命に対する前記機能部の前記残存寿命の比率以上になる状態に、前記紫外線照射部の前記動作条件を決定する、
請求項3の紫外線照射装置。 - 前記機能部は、光を照射する動作を行う請求項1乃至4のいずれか1項の紫外線照射装置。
- 動作することにより機能を発揮する機能部と;
紫外線を照射する動作を行い、初期状態での残存寿命が前記初期状態での前記機能部の残存寿命に比べて短い紫外線照射部と;
前記初期状態での前記機能部に関する情報、及び、前記機能部の動作履歴に関する情報の少なくとも一方に基づいて、前記紫外線照射部の動作条件を決定する動作条件決定部と;
を具備する、紫外線照射システム。
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2022
- 2022-03-17 JP JP2022042550A patent/JP2023136711A/ja active Pending
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