JP2023136395A - 通信システム、送信装置、受信装置、処理方法およびプログラム - Google Patents

通信システム、送信装置、受信装置、処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】光通信において、セキュアな通信を可能にする通信システムを提供する。【解決手段】通信システムは、送信装置と、受信装置とを備え、前記送信装置は、前記受信装置と時刻の同期をとる同期手段と、前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御する制御手段と、前記制御手段による制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成する生成手段と、前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置に送信する送信手段とを備え、前記受信装置は、前記送信装置と時刻の同期をとる同期手段と、前記1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換する変換手段と、前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号する復号手段とを備える。【選択図】図5

Description

本開示は、通信システム、送信装置、受信装置、処理方法およびプログラムに関する。
コンピュータやネットワークの普及に伴い、さまざまな分野で通信が盛んに行われている。その通信で扱われるデータは大容量であるものも多く、高速な通信が望まれている。そのため、例えば、海底ケーブルや衛星間通信などでは、光通信が活躍する場面が増えている。特許文献1には、関連する技術として、光通信システムに関する技術が開示されている。
特開2021-136489号公報
ところで、近年サイバー攻撃などが増加しており、通信ではセキュアな通信が求められている。そして、高速な通信が可能な光通信においても同様にセキュアな通信が求められている。
そこで、光通信において、セキュアな通信を可能にする技術が求められている。
本開示の各態様は、上記の課題を解決することのできる通信システム、送信装置、受信装置、処理方法およびプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本開示の一態様によれば、通信システムは、送信装置と、受信装置とを備える通信システムであって、前記送信装置は、前記受信装置と時刻の同期をとる同期手段と、前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御する制御手段と、前記制御手段による制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成する生成手段と、前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置に送信する送信手段と、を備え、前記受信装置は、前記送信装置と時刻の同期をとる同期手段と、前記1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換する変換手段と、前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号する復号手段と、を備える。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、処理方法は、送信装置と、受信装置とを備える通信システムが実行する処理方法であって、前記送信装置は、前記受信装置と時刻の同期をとることと、前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御することと、制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成することと、前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置に送信することと、を実行し、前記受信装置は、前記送信装置と時刻の同期をとることと、前記1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信することと、受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換することと、前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号することと、を実行する。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、送信装置は、通信対象の受信装置と時刻の同期をとる同期手段と、前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御する制御手段と、前記制御手段による制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成する生成手段と、前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置に送信する送信手段と、を備える。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、処理方法は、通信対象の受信装置と時刻の同期をとることと、前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御することと、制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成することと、前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置に送信することと、を含む。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、通信対象の受信装置と時刻の同期をとることと、前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御することと、制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成することと、前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置に送信することと、を実行させる。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、受信装置は、通信対象の送信装置と時刻の同期をとる同期手段と、前記時刻により示される複数の期間のうちの1つの期間に前記送信装置により暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換する変換手段と、前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号する復号手段と、を備える。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、処理方法は、通信対象の送信装置と時刻の同期をとることと、前記時刻により示される複数の期間のうちの1つの期間に前記送信装置により暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信することと、受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換することと、前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号することと、を含む。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、通信対象の送信装置と時刻の同期をとることと、前記時刻により示される複数の期間のうちの1つの期間に前記送信装置により暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信することと、受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換することと、前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号することと、を実行させる。
本開示の各態様によれば、光通信において、セキュアな通信を可能にすることができる。
本開示の一実施形態による通信システムの構成の一例を示す図である。 本開示の一実施形態における規約の一例を示す図である。 本開示の別の実施形態による光源装置が出力する各単位時間における複数ビットの信号の一例を示す図である。 本開示の一実施形態による通信の処理フローの一例を示す図である。 本開示の実施形態による通信システムの最小構成の一例を示す図である。 本開示の実施形態による最小構成の通信システムの処理フローの一例を示す図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
<実施形態>
(通信システムの構成)
本開示の一実施形態による通信システム1について図面を参照して説明する。通信システム1は、予め規定した規約に基づいて、送信する平文(元データ)の光信号の暗号化、および受信する光信号の平文への復号を行うシステムである。なお、通信システム1における通信の変調の例としては、2値強度変調などが挙げられる。
図1は、本開示の一実施形態による通信システム1の構成の一例を示す図である。通信システム1は、図1に示すように、送信装置10、受信装置20、および伝送路30を備える。送信装置10および受信装置20は、伝送路30により互いに通信可能に接続される。伝送路30の例としては、光ファイバなどが挙げられる。
送信装置10は、平文を暗号化した光信号を生成し、生成した光信号を伝送路30を介して受信装置20に送信する装置である。送信装置10は、図1に示すように、同期装置101(同期手段の一例)、記憶装置102、入力装置103、処理装置104(制御手段の一例)、光源装置105(生成手段の一例)、および合波器106(送信手段の一例)を備える。
同期装置101は、送信装置10における時刻と、受信装置20における時刻とを一致される。例えば、同期装置101は、原子時計の時刻を基準として生成された時刻を示す電波を受信し、受信した電波が示す時刻に同期装置101自身の時刻を合わせる。また、受信装置20が備える後述する同期装置201は、原子時計の時刻を基準として生成された時刻を示す電波を受信し、受信した電波が示す時刻に同期装置201の時刻を合わせる。こうすることにより、送信装置10における時刻と受信装置20における時刻とを一致させることができる。
記憶装置102は、送信装置10が行う処理に必要な種々の情報を記憶する。図2は、本開示の一実施形態における規約TBL1の一例を示す図である。例えば、記憶装置102は、ある時刻から別の時刻までの時間として示される各単位時間と、各単位時間において用いる光信号の周波数との関係を示す規約TBL1を記憶する。なお、図2に示す規約TBL1の例では、記憶装置102は、各単位時間と、各単位時間において用いる光信号の周波数との関係とともに、その周波数に対応する光源および受光素子を含む規約TBL1を記憶する。図2に示す規約TBL1では、各単位時間は、光信号の周波数、光源、および受光素子に関連付けられている。
入力装置103は、送信装置10から受信装置20へ送信する情報を受け付ける。入力装置103の例としては、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。
処理装置104は、規約TBL1に基づいて光源装置105における発光を制御することにより、入力装置103が受け付けた情報に応じた光信号であり、暗号化された光信号を生成させる。例えば、処理装置104は、記憶装置102から規約TBL1を示す情報を取得する。また、処理装置104は、同期装置101から時刻を示す情報を取得する。処理装置104は、同期装置101から取得した情報において、時刻を特定する。処理装置104は、取得した規約TBL1において特定した時刻がどの単位時間に含まれるかを特定し、その単位時間において用いる光信号の周波数を特定する。そして、処理装置104は、入力装置103が受け付けた情報が特定した周波数の光信号として出力されるように、光源装置105における後述する光源105a1、105a2、105a3、・・・、105anの発光を制御する。以下、光源105a1、105a2、105a3、・・・、105anを総称して、光源105aという。
例えば、規約TBL1が図2に示す規約であり、処理装置104が同期装置101から取得した情報が示す時刻が時刻t1以上t2未満である場合、処理装置104は、図2に示す規約TBL1において単位時間T1を特定し、特定した単位時間T1に関連付けられている光信号の周波数1を特定する。そして、処理装置104は、特定した周波数1の光信号が出力されるように、その周波数の光を出力可能な光源105a1の発光を制御する。また、処理装置104が同期装置101から取得した情報が示す時刻が時刻t2以上t3未満である場合、処理装置104は、図2に示す規約TBL1において単位時間T2を特定し、特定した単位時間T2に関連付けられている光信号の周波数2、nを特定する。そして、処理装置104は、特定した周波数2、nの光信号が出力されるように、その周波数の光を出力可能な光源105a2、105anの発光を制御する。また、処理装置104が同期装置101から取得した情報が示す時刻が時刻t3以上t4未満である場合、処理装置104は、図2に示す規約TBL1において単位時間T3を特定し、特定した単位時間T3に関連付けられている光信号の周波数2、3を特定する。そして、処理装置104は、特定した周波数2、3の光信号が出力されるように、その周波数の光を出力可能な光源105a2、105a3の発光を制御する。また、処理装置104が同期装置101から取得した情報が示す時刻が時刻t4以上t5未満である場合、処理装置104は、図2に示す規約TBL1において単位時間T4を特定し、特定した単位時間T4に関連付けられている光信号の周波数nを特定する。そして、処理装置104は、特定した周波数nの光信号が出力されるように、その周波数の光を出力可能な光源105anの発光を制御する。また、処理装置104が同期装置101から取得した情報が示す時刻が時刻t5以上t6未満である場合、処理装置104は、図2に示す規約TBL1において単位時間T5を特定し、特定した単位時間T5に関連付けられている光信号の周波数1、2、nを特定する。そして、処理装置104は、特定した周波数1、2、nの光信号が出力されるように、その周波数の光を出力可能な光源105a1、105a2、105anの発光を制御する。
なお、処理装置104は、その単位時間において用いない光信号の周波数に対応する光源105aについては、ランダムに発光させる(すなわち、ダミーの信号として発光させる)制御を行うものであってもよい。例えば、ここで示した例の場合、処理装置104は、単位時間T1では、光源105a1以外の光源をランダムに発光させ、単位時間T2では、光源105a2、105an以外の光源をランダムに発光させ、単位時間T3では、光源105a2、105a3以外の光源をランダムに発光させ、単位時間T4では、光源105an以外の光源をランダムに発光させ、単位時間T5では、光源105a1、105a2、105an以外の光源をランダムに発光させるものであってもよい。なお、図1に示す例では、光源装置105が出力する信号の破線部分が暗号化された信号であり、実線部分がダミーの信号である。図1に示す光源装置105の出力信号は、光源装置105が各単位時間において1ビットの信号を出力する例である。なお、他の実施形態では、光源装置105は、各単位時間において複数ビットの信号を出力するものであってもよい。図3は、本開示の別の実施形態による光源装置105が出力する各単位時間における複数ビットの信号の一例を示す図である。本開示の別の実施形態による光源装置105は、例えば、図3に示すように、各単位時間内に3ビットのデータを送信するものであってもよい。この場合、各単位時間内で暗号化された信号とダミーの信号とを任意に組み合わせることができる。そのため、単位時間内に1ビットの暗号化された信号またはダミーの信号の一方を送信する場合に比べて、よりセキュアな通信が可能になる。また、暗号化された信号の割合を増やせば通信容量を増大させることが可能になる。
光源装置105は、処理装置104による制御の下、規約TBL1に基づいて生成された(すなわち、暗号化された)光信号を生成する。光源装置105は、図1に示すように、光源105a1、105a2、105a3、・・・、105anを備える。光源105aのそれぞれは、規約TBL1に示される複数の周波数のうちの何れかの周波数の光を発光する。なお、送信装置10と受信装置20のそれぞれでは、送信装置10と受信装置20との間で通信を開始する前に、予め何らかの手段を用いて(例えば、別の秘匿性の高い通信装置を用いたり、紙などの郵便物により情報のやりとりを行ったりすることにより)、各時刻の通信における各単位時間において、1ビットの信号を出力するのか、それとも複数ビットの信号を出力するのか、また、1ビットの信号を出力する場合、論理和、排他的論理和、論理積などどのような論理に従って信号を表現するのかなど、暗号化された信号を復号可能にする規約TBL1を含む共通の情報が共有される。そして、光源105aそれぞれが発光するタイミングは、その共通の情報に応じて処理装置104によって制御される。
なお、各単位時間内に複数ビットの信号を送信する場合には、各単位時間内における複数ビットの信号のうちどの信号を暗号化された信号とし、どの信号をダミーの信号とするかを示す情報を規約TBL1が含むものであってもよい。
合波器106は、光源装置105が出力する波長の異なる複数の光信号を合波する。合波器106は、合波後の光信号を、伝送路30を介して受信装置20に送信する。
受信装置20は、暗号化された光信号を規約TBL1に基づいて復号することにより、平文を生成する装置である。受信装置20は、図1に示すように、同期装置201(同期手段の一例)、記憶装置202、出力装置203、処理装置204(復号手段の一例)、受光装置205(変換手段の一例)、および分波器206(受信手段の一例)を備える。
同期装置201は、受信装置20における時刻と、送信装置10における時刻とを一致される。例えば、同期装置201は、原子時計の時刻を基準として生成された時刻を示す電波を受信し、受信した電波が示す時刻に同期装置201自身の時刻を合わせる。上述したように、送信装置10が備える同期装置101は、原子時計の時刻を基準として生成された時刻を示す電波を受信し、受信した電波が示す時刻に同期装置101の時刻を合わせるので、受信装置20における時刻と送信装置10における時刻とを一致させることができる。
記憶装置202は、受信装置20が行う処理に必要な種々の情報を記憶する。例えば、記憶装置202は、ある時刻から別の時刻までの時間として示される各単位時間と、各単位時間において用いる光信号の周波数との関係を示す規約TBL1を記憶する。
分波器206は、伝送路30を伝搬した波長の異なる複数の光信号を複数の波長の光信号に分波する。分波器206は、分波後の光信号を、受光装置205に出力する。
受光装置205は、光信号を電気信号に変換する装置である。受光装置205は、図1に示すように、受光素子205a1、205a2、205a3、・・・、205anを備える。以下、受光素子205a1、205a2、205a3、・・・、205anを総称して、受光素子205aという。受光素子205aの例としては、PINフォトダイオードなどが挙げられる。受光素子205aのそれぞれは、分光された光信号ごとに設けられる。受光素子205aのそれぞれは、光信号を受光すると、受光した光信号を、その光信号に応じた電気信号(つまり、光信号の周波数に応じて異なる電気信号)に変換し、変換後の電気信号を処理装置204に出力する。
処理装置204は、受光装置205が出力する電気信号のうち、規約TBL1に基づいて特定した電気信号を取り出すことにより、復号された電気信号を生成する。例えば、処理装置204は、同期装置201における時刻に基づいて、受光装置205から電気信号を受けた時刻を特定する。処理装置204は、記憶装置202が記憶する規約TBL1において、電気信号を受けた時刻を含む単位時間を特定し、その単位時間において用いる光信号の周波数を特定する。この光信号の周波数を特定することは、受光素子205aのうちどの受光素子が暗号化された光信号を受信するかを特定したことになる。そして、処理装置204は、特定した周波数の光信号を受信した受光素子が出力する電気信号を、規約TBL1に基づいて復号する。
ここで、図1に示す信号を用いて送信装置10が受信装置20にデータ0、1、0、0、1を送信する送信装置10の処理について説明する。この場合、規約TBL1により、送信装置10と受信装置20との間で、図1に示す光源装置105が出力する信号のうち破線部分が暗号化された信号であり、実線部分がダミーの信号であるという情報が共有される。また、規約TBL1により、送信装置10と受信装置20との間で、単位時間のそれぞれにおいて(すなわち、図1に示す例の場合、単位時間T1、T2、T3、T4、T5のそれぞれにおいて)暗号化された信号の論理和(OR)をとるという情報が共有される。こうすることにより、送信装置10は、単位時間T1において0、単位時間T2において1、単位時間T3において0、単位時間T4において0、単位時間T5において1のデータを受信装置20に送信することができる。また、この場合、受信装置20は、論理和(OR)を実現する論理回路を備える。そして、単位時間T1、T2、T3、T4、T5のそれぞれにおいて、受信装置20が受信した暗号化された信号について、論理回路が論理和(OR)を演算することにより、受信装置20は、暗号化された信号を復号することができる。その結果、受信装置20は、送信装置10が送信したデータ0、1、0、0、1を得ることができる。
具体的には、例えば、規約TBL1が、図2に示す情報と、単位時間のそれぞれにおいて暗号化された信号の論理和(OR)をとりデータとするという情報とを含む規約であり、処理装置204が同期装置201から取得した情報が示す時刻が時刻t1以上t2未満である場合、処理装置204は、図2に示す規約TBL1において単位時間T1を特定し、特定した単位時間T1に関連付けられている光信号の周波数1を特定する。処理装置204は、特定した周波数1の光信号を受信した受光素子205a1を特定する。そして、処理装置204は、特定した受光素子205a1が出力する電気信号の論理和(OR)を演算する(この場合、入力が1つであるため、実際にはその電気信号が示す論理そのものとなる)。この演算結果が単位時間T1における復号した信号となる。また、処理装置204が同期装置201から取得した情報が示す時刻が時刻t2以上t3未満である場合、処理装置204は、図2に示す規約TBL1において単位時間T2を特定し、特定した単位時間T2に関連付けられている光信号の周波数2、nを特定する。処理装置204は、特定した周波数2、nの光信号を受信した受光素子205a2、205anを特定する。そして、処理装置204は、特定した受光素子205a2、205anが出力する電気信号の論理和(OR)を演算する。この演算結果が単位時間T2における復号した信号となる。また、処理装置204が同期装置201から取得した情報が示す時刻が時刻t3以上t4未満である場合、処理装置204は、図2に示す規約TBL1において単位時間T3を特定し、特定した単位時間T3に関連付けられている光信号の周波数2、3を特定する。処理装置204は、特定した周波数2、3の光信号を受信した受光素子205a2、205a3を特定する。そして、処理装置204は、特定した受光素子205a2、205a3が出力する電気信号の論理和(OR)を演算する。この演算結果が単位時間T3における復号した信号となる。また、処理装置204が同期装置201から取得した情報が示す時刻が時刻t4以上t5未満である場合、処理装置204は、図2に示す規約TBL1において単位時間T4を特定し、特定した単位時間T4に関連付けられている光信号の周波数nを特定する。処理装置204は、特定した周波数nの光信号を受信した受光素子205anを特定する。そして、処理装置204は、特定した受光素子205anが出力する電気信号の論理和(OR)を演算する(この場合、入力が1つであるため、実際にはその電気信号が示す論理そのものとなる)。この演算結果が単位時間T4における復号した信号となる。また、処理装置204が同期装置201から取得した情報が示す時刻が時刻t5以上t6未満である場合、処理装置204は、図2に示す規約TBL1において単位時間T5を特定し、特定した単位時間T5に関連付けられている光信号の周波数1、2、nを特定する。処理装置204は、特定した周波数1、2、nの光信号を受信した受光素子205a1、205a2、205anを特定する。そして、処理装置204は、特定した受光素子205a1、205a2、205anが出力する電気信号の論理和(OR)を演算する。この演算結果が単位時間T5における復号した信号となる。そして、処理装置204は、単位時間T1、T2、T3、T4、T5それぞれに演算した演算結果、すなわち復号した信号を出力装置203に出力する。
また、図1に示す信号を用いて送信装置10が受信装置20に、例えばデータ0、1、1、0、0、0、1、0、1を送信することもできる。この場合、規約TBL1により、送信装置10と受信装置20との間で、図1に示す光源装置105が出力する信号のうち破線部分が暗号化された信号であり、実線部分がダミーの信号であるという情報が共有される。また、規約TBL1により、送信装置10と受信装置20との間で、単位時間のそれぞれにおいて(すなわち、図1に示す例の場合、単位時間T1、T2、T3、T4、T5のそれぞれにおいて)暗号化された信号のそれぞれが順にデータとして送信されるという情報が共有される。こうすることにより、送信装置10は、単位時間T1において0、単位時間T2において1、1、単位時間T3において0、0、単位時間T4において0、単位時間T5において1、0、1のデータを受信装置20に送信することができる。また、この場合、受信装置20は、単位時間T1、T2、T3、T4、T5のそれぞれにおいて、受信装置20が受信した暗号化された信号を順にデータとすることにより、暗号化された信号を復号することができる。その結果、受信装置20は、送信装置10が送信したデータ0、1、1、0、0、0、1、0、1を得ることができる。
具体的には、例えば、規約TBL1が、図2に示す情報と、単位時間のそれぞれにおいて暗号化された信号をそのままデータとするという情報とを含む規約であり、処理装置204が同期装置201から取得した情報が示す時刻が時刻t1以上t2未満である場合、処理装置204は、図2に示す規約TBL1において単位時間T1を特定し、特定した単位時間T1に関連付けられている光信号の周波数1を特定する。処理装置204は、特定した周波数1の光信号を受信した受光素子205a1を特定する。そして、処理装置204は、特定した受光素子205a1が出力する電気信号そのものを単位時間T1における復号した信号とする。また、処理装置204が同期装置201から取得した情報が示す時刻が時刻t2以上t3未満である場合、処理装置204は、図2に示す規約TBL1において単位時間T2を特定し、特定した単位時間T2に関連付けられている光信号の周波数2、nを特定する。処理装置204は、特定した周波数2、nの光信号を受信した受光素子205a2、205anを特定する。そして、処理装置204は、特定した受光素子205a2、205anが出力する電気信号そのものを単位時間T2における復号した信号とする。また、処理装置204が同期装置201から取得した情報が示す時刻が時刻t3以上t4未満である場合、処理装置204は、図2に示す規約TBL1において単位時間T3を特定し、特定した単位時間T3に関連付けられている光信号の周波数2、3を特定する。処理装置204は、特定した周波数2、3の光信号を受信した受光素子205a2、205a3を特定する。そして、処理装置204は、特定した受光素子205a2、205a3が出力する電気信号そのものを単位時間T3における復号した信号とする。また、処理装置204が同期装置201から取得した情報が示す時刻が時刻t4以上t5未満である場合、処理装置204は、図2に示す規約TBL1において単位時間T4を特定し、特定した単位時間T4に関連付けられている光信号の周波数nを特定する。処理装置204は、特定した周波数nの光信号を受信した受光素子205anを特定する。そして、処理装置204は、特定した受光素子205anが出力する電気信号そのものを単位時間T4における復号した信号とする。また、処理装置204が同期装置201から取得した情報が示す時刻が時刻t5以上t6未満である場合、処理装置204は、図2に示す規約TBL1において単位時間T5を特定し、特定した単位時間T5に関連付けられている光信号の周波数1、2、nを特定する。処理装置204は、特定した周波数1、2、nの光信号を受信した受光素子205a1、205a2、205anを特定する。そして、処理装置204は、特定した受光素子205a1、205a2、205anが出力する電気信号そのものを単位時間T5における復号した信号とする。そして、処理装置204は、単位時間T1、T2、T3、T4、T5それぞれに復号した信号を出力装置203に出力する。
出力装置203は、復号した信号を報知する。出力装置203の例としては、復号した信号を表示するディスプレイなどの装置、復号した信号を印刷する印刷装置、復号した信号を受信装置20の外部に送信する通信装置などが挙げられる。
次に、本開示の一実施形態による通信システム1が行う処理について説明する。図4は、本開示の一実施形態による通信システム1の処理フローの一例を示す図である。ここでは、規約TBL1が図2に示す規約であるものとして通信システム1が行う暗号化および復号の処理について説明する。なお、送信装置10が備える同期装置101が示す時刻と、受信装置20が備える同期装置201が示す時刻は、一致しているものとする。
入力装置103は、送信装置10から受信装置20へ送信する情報を受け付ける(ステップS1)。
処理装置104は、規約TBL1に基づいて光源装置105における発光を制御することにより、入力装置103が受け付けた情報に応じた光信号であり、暗号化された光信号を生成させる(ステップS2)。例えば、処理装置104は、記憶装置102から規約TBL1を示す情報を取得する。また、処理装置104は、同期装置101から時刻を示す情報を取得する。処理装置104は、同期装置101から取得した情報において、時刻を特定する。処理装置104は、取得した規約TBL1において特定した時刻がどの単位時間に含まれるかを特定し、その単位時間において用いる光信号の周波数を特定する。そして、処理装置104は、入力装置103が受け付けた情報が特定した周波数の光信号として出力されるように、光源装置105における光源105a1、105a2、105a3、・・・、105anの発光を制御する。
例えば、規約TBL1が図2に示す規約であり、処理装置104が同期装置101から取得した情報が示す時刻が時刻t1以上t2未満である場合、処理装置104は、図2に示す規約TBL1において単位時間T1を特定し、特定した単位時間T1に関連付けられている光信号の周波数1を特定する。そして、処理装置104は、特定した周波数1の光信号が出力されるように、その周波数の光を出力可能な光源105a1の発光を制御する。また、処理装置104は、単位時間T1において、光源105a1以外の光源を制御し、ダミーの信号を出力する。また、処理装置104は、単位時間T2、T3、T4、T5のそれぞれにおいても、同様に光源105aの発光を制御する。
光源装置105は、処理装置104による制御の下、規約TBL1に基づいて生成された(すなわち、暗号化された)光信号を生成する。
合波器106は、光源装置105が出力する波長の異なる複数の光信号を合波する(ステップS3)。合波器106は、合波後の光信号を、伝送路30を介して受信装置20に送信する。
分波器206は、伝送路30を伝搬した波長の異なる複数の光信号を複数の波長の光信号に分波(分散)する(ステップS4)。分波器206は、分波後の光信号を、受光装置205に出力する。
受光装置205が備える受光素子205aのそれぞれは、光信号を受光すると、受光した光信号を、その光信号に応じた電気信号(つまり、光信号の周波数に応じて異なる電気信号)に変換し、変換後の電気信号を処理装置204に出力する(ステップS5)。
処理装置204は、受光装置205が出力する電気信号のうち、規約TBL1に基づいて特定した電気信号を取り出すことにより、復号された電気信号を生成する(ステップS6)。例えば、処理装置204は、同期装置201における時刻に基づいて、受光装置205から電気信号を受けた時刻を特定する。処理装置204は、記憶装置202が記憶する規約TBL1において、電気信号を受けた時刻を含む単位時間を特定し、その単位時間において用いる光信号の周波数を特定する。そして、処理装置204は、特定した周波数の光信号を受信した受光素子が出力する電気信号を、規約TBL1に基づいて復号する。
そして、処理装置204は、単位時間T1、T2、T3、T4、T5それぞれに復号した信号を出力装置203に出力する。出力装置203は、復号した信号を報知する(ステップS7)。
以上、本開示の一実施形態による通信システム1について説明した。通信システム1は、送信装置10と、受信装置20とを備える。前記送信装置10は、前記受信装置20と時刻の同期をとる同期装置101(同期手段の一例)と、前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御する処理装置104(制御手段の一例)と、前記処理装置104による制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成する光源装置105(生成手段の一例)と、前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置20に送信する合波器106(送信手段の一例)と、を備える。前記受信装置20は、前記送信装置10と時刻の同期をとる同期装置201(同期手段の一例)と、前記1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信する分波器206(受信手段の一例)と、前記分波器206が受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換する受光装置205(変換手段の一例)と、前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号する処理装置204(復号手段の一例)と、を備える。こうすることにより、光通信において、セキュアな通信が可能になる。
図5は、本開示の実施形態による通信システム1の最小構成を示す図である。通信システム1は、送信装置10と、受信装置20とを備える通信システムである。
前記送信装置10は、同期部1001(同期手段の一例)、制御部1002(制御手段の一例)、生成部1003(生成手段の一例)、および送信部1004(送信手段の一例)を備える。
同期部1001は、前記受信装置20と時刻の同期をとる。制御部1002は、前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御する。生成部1003は、前記制御部1002による制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成する。送信部1004は、前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置20に送信する。
前記受信装置20は、同期部2001(同期手段の一例)、受信部2002(受信手段の一例)、変換部2003(変換手段の一例)、および復号部2004(復号手段の一例)を備える。
同期部2001は、前記送信装置10と時刻の同期をとる。受信部2002は、前記1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信する。変換部2003は、前記受信部2002が受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換する。復号部2004は、前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号する。
図6は、本開示の実施形態による最小構成の通信システム1の処理フローの一例を示す図である。次に、本開示の実施形態による最小構成の通信システム1の処理について図6を参照して説明する。
同期部1001は、前記受信装置20と時刻の同期をとる(ステップS101)。制御部1002は、前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御する(ステップS102)。生成部1003は、前記制御部1002による制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成する(ステップS103)。送信部1004は、前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置20に送信する(ステップS104)。
同期部2001は、前記送信装置10と時刻の同期をとる(ステップS105)。受信部2002は、前記1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信する(ステップS106)。変換部2003は、前記受信部2002が受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換する(ステップS107)。復号部2004は、前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号する(ステップS108)。
以上、本開示の実施形態による最小構成の通信システム1について説明した。この通信システム1により、光通信において、セキュアな通信が可能になる。
なお、本開示の実施形態における処理は、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
本開示の実施形態について説明したが、上述の通信システム1、送信装置10、受信装置20、同期装置101、201、入力装置103、処理装置104、204、出力装置203、その他の制御装置は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。コンピュータの具体例を以下に示す。
図7は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。コンピュータ5は、図7に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述の通信システム1、送信装置10、受信装置20、同期装置101、201、入力装置103、処理装置104、204、出力装置203、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
ストレージ8の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ8は、コンピュータ5のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インターフェース9または通信回線を介してコンピュータ5に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ5に配信される場合、配信を受けたコンピュータ5が当該プログラムをメインメモリ7に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ8は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるファイル、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例であり、開示の範囲を限定しない。これらの実施形態は、開示の要旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、省略、置き換え、変更を行ってよい。
1・・・通信システム
5・・・コンピュータ
6・・・CPU
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10・・・送信装置
20・・・受信装置
101、201・・・同期装置
102、202・・・記憶装置
103・・・入力装置
104、204・・・処理装置
105・・・光源装置
105a・・・光源
106・・・合波器
203・・・出力装置
205・・・受光装置
205a・・・受光素子
206・・・分波器
TBL1・・・規約

Claims (11)

  1. 送信装置と、受信装置とを備える通信システムであって、
    前記送信装置は、
    前記受信装置と時刻の同期をとる同期手段と、
    前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御する制御手段と、
    前記制御手段による制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成する生成手段と、
    前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記受信装置は、
    前記送信装置と時刻の同期をとる同期手段と、
    前記1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換する変換手段と、
    前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号する復号手段と、
    を備える通信システム。
  2. 前記規約は、前記複数の期間ごとに暗号化に使用する光信号の周波数の組み合わせを定める規約であり、
    前記制御手段は、
    前記複数の期間ごとに暗号化に使用する光信号の周波数の組み合わせに基づいて、前記光信号の暗号化を制御し、
    前記復号手段は、
    前記複数の期間ごとに暗号化に使用する光信号の周波数の組み合わせに基づいて、前記電気信号を復号する、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記光信号は、発光タイミングがランダムなダミーの信号を含む、
    請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記光信号は、2値強度変調した信号である、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の通信システム。
  5. 送信装置と、受信装置とを備える通信システムが実行する処理方法であって、
    前記送信装置は、
    前記受信装置と時刻の同期をとることと、
    前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御することと、
    制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成することと、
    前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置に送信することと、
    を実行し、
    前記受信装置は、
    前記送信装置と時刻の同期をとることと、
    前記1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信することと、
    受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換することと、
    前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号することと、
    を実行する、
    処理方法。
  6. 通信対象の受信装置と時刻の同期をとる同期手段と、
    前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御する制御手段と、
    前記制御手段による制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成する生成手段と、
    前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置に送信する送信手段と、
    を備える送信装置。
  7. 通信対象の受信装置と時刻の同期をとることと、
    前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御することと、
    制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成することと、
    前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置に送信することと、
    を含む処理方法。
  8. コンピュータに、
    通信対象の受信装置と時刻の同期をとることと、
    前記時刻により示される複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、光信号の暗号化を制御することと、
    制御に基づいて、前記複数の期間ごとに暗号化された光信号を生成することと、
    前記複数の期間のうちの1つの期間に前記暗号化された光信号を、前記1つの期間に前記受信装置に送信することと、
    を実行させるプログラム。
  9. 通信対象の送信装置と時刻の同期をとる同期手段と、
    前記時刻により示される複数の期間のうちの1つの期間に前記送信装置により暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換する変換手段と、
    前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号する復号手段と、
    を備える受信装置。
  10. 通信対象の送信装置と時刻の同期をとることと、
    前記時刻により示される複数の期間のうちの1つの期間に前記送信装置により暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信することと、
    受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換することと、
    前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号することと、
    を含む処理方法。
  11. コンピュータに、
    通信対象の送信装置と時刻の同期をとることと、
    前記時刻により示される複数の期間のうちの1つの期間に前記送信装置により暗号化された光信号を、前記1つの期間に受信することと、
    受信した前記暗号化された光信号を電気信号に変換することと、
    前記複数の期間ごとに設定される規約に基づいて、前記電気信号を復号することと、
    を実行させるプログラム。
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