JP2023136202A - 車両、及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、通信状態に応じて、充放電が終了した後の決済を考慮しつつ車両間での充放電を好適に制御することにある。【解決手段】車両(例えば、100a、100b)は、充放電可能な電池(150a、150b)と、サーバと無線通信を行う第1通信手段(142a、142b)と、他車両とダイレクト無線通信を行う第2通信手段(143a、143b)と、他車両と接続されるケーブルを介して通信可能な第3通信手段(144a、144b)とを備え、ケーブルを介して電池の充放電を制御し、第1通信手段による通信状態が不調である場合に充放電に関する情報を第2通信手段及び第3通信手段の少なくとも一方を介して取得し記憶部に保持させる。【選択図】図1

Description

本発明は他車両と充放電可能な車両、及びその制御方法に関する。
電気自動車等の充電には家庭用コンセントや充電用のスタンドに加えて、車両間を直接ケーブルで繋いで充放電を行うことも可能である。このようなケーブルを用いて、電気不足により走行不能状態に陥った車両の位置へ給電車を向かわせ、給電車と要充電車とをケーブルで接続して充放電を行う救済システムが提案されている。例えば、特許文献1には充電を必要とする車両に対して、より多くの充電救済機会を提供する充電システムを提供している。また、特許文献1では山間部や僻地等の通信状態が十分でない地域においても、ダイレクト通信機能を利用してマッチング処理を行って充電を実施することを提案している。
特開2013-130963号公報
上述したように、車両間でケーブルを接続することにより充放電を実施することができる。また、当該ケーブルには通信ラインも含まれるが、通信ラインを利用したCAN(Controller Area Network)通信では通信量に制限がある。したがって、決済に関する複雑な情報などを当該ケーブルの通信ラインで送受することは適しておらず、より通信量の多い通信を利用することが望ましい。しかし、上記従来技術ではダイレクト通信機能を利用して車両間のマッチングを行うことは記載されているものの、充電終了後の決済に関する制御については十分な検討がなされていない。
本発明の目的は、通信状態に応じて、充放電が終了した後の決済を考慮しつつ車両間での充放電を好適に制御することにある。
本発明によれば、例えば、車両であって、
充放電可能な電池と、
サーバと無線通信を行う第1通信手段と、
他車両とダイレクト無線通信を行う第2通信手段と、
前記他車両と接続されるケーブルを介して通信可能な第3通信手段と、
前記ケーブルを介して前記電池の充放電を制御し、前記第1通信手段による通信状態が不調である場合に該充放電に関する情報を前記第2通信手段及び前記第3通信手段の少なくとも一方を介して取得し記憶部に保持させる制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、通信状態に応じて、充放電が終了した後の決済を考慮しつつ車両間での充放電を好適に制御することができる。
一実施形態に係るシステムの構成例を示す図。 各装置の構成例を示すブロック図。 本システムの充電処理の概要手順を示すフローチャート。 サーバと通信可能な場合の充電シーケンス。 サーバと通信可能な場合の充電シーケンス。 サーバと通信不能な場合の充電シーケンス。 給電車の処理手順を示すフローチャート。 給電車の決済時の処理手順を示すフローチャート。 充電車の処理手順を示すフローチャート。 サーバにおけるマッチング処理の処理手順を示すフローチャート。 サーバにおける決済処理の処理手順を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴うち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<本システムの構成例>
図1は、本発明の一実施形態に係る車両とサーバとを含むシステムの構成例を示す。本システムは、電池からの電力を駆動源とする車両100a、100bと、サーバ200とを含んで構成される。
車両100aは電池への充電を必要とする要充電車であり、車両100bは要充電車の電池を充電する給電車となる。車両100a、100bは一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。しかしながら、本発明を限定する意図はなく、充放電可能な電池を備える移動体、例えば、四輪車、二輪車、小型モビリティ、ロボットなど種々の移動体に適用可能である。本実施形態によれば、要充電車と給電車とをマッチングし、給電車から要充電車に対して充電を実施し、充電終了後においては充放電に関する情報に従って決済を好適に実施する充電サービスを提供する。
車両100a、100bは、後述するTCU(テレマティクス制御ユニット)に含まれる無線通信部(第1通信手段)によって付近の基地局やアクセスポイントを介してネットワーク300へアクセスし、サーバ200と通信可能に接続される。通信状態が良好な領域において、上記充電サービスはネットワーク300を介した通信を利用することにより容易に提供することができる。一方、山間部などの僻地においてはアクセスポイントが付近に設けられていないなどの理由により電波が弱まり、通信状態が不調に陥ることが想定される。本実施形態によれば、このような弱電環境の領域(弱電界)においても、後述する他の通信を利用して上記通信状態が良好な領域と同様の利便性でサービスを提供することができる。
171は、車両100a、100bとの間の近距離無線通信を示す。車両100a、100bはそのTCUに後述する近距離無線通信部(第2通信手段)を有し、一方の車両が無線接続ホストとして機能し、他方の車両が無線接続クライアントとして機能して近距離におけるダイレクト無線通信を実施する。本実施形態では、ダイレクト無線通信として、WiFi Hotspot170によるWiFi無線通信を例に説明する。
また、車両100aと車両100bとは、接続されるケーブル160を介して互いの電池に対して充放電を実施することができる。ケーブル160は充電ラインに加えて通信ラインも有する。車両100a、100bはそのTCUに後述する有線通信部(第3通信手段)を有し、ケーブル160の通信ラインを利用して双方向にCAN(Controller Area Network)通信を行う。
本実施形態によれば、上記弱電界においては、ダイレクト無線通信及びCAN通信の少なくとも一方を用いて車両間で通信を行い、充電に必要な情報や充電中の情報、決済に関する情報などを送受し、各車両において記憶しておく。さらに充電終了後において、弱電界から離脱すると、即ち、ネットワーク300を介してサーバ200との通信状態が回復すると、サーバ200と通信を行って決済を実施する。当該決済においては、充電の際にダイレクト無線通信やCAN通信によって送受し各車両に記憶しておいた情報が利用される。
<各装置の構成>
図2を参照して本システムに含まれる各装置の構成例について説明する。ここでは、各装置の構成について説明するが、本発明を説明する上で必要な構成を主に説明し、他の構成については説明を省略する。つまり、本発明における各装置の構成を以下で説明する構成に限定するものではなく、追加の構成や代替の構成を除外するものではない。車両100a、100bは同様の構成を有するため、ここでは、要充電車となる車両100aと給電車となる車両100bの参照符号の末尾のアルファベットを省略して記載する。なお、何れか一方の構成や制御を説明する際は参照符号の末尾にアルファベットを付加して説明する。
車両100は、主な構成として、制御ユニット110、記憶部120、操作パネル130、TCU140、及び電池150を備える。ECU(Electronic Control Unit)などの制御ユニット110は、信号線で接続された各デバイスを制御する。制御ユニット110は、記憶部120に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより各種処理を実行する。
記憶部120には、上記制御プログラムに加えて、各種データや設定値等を記憶する領域と、制御ユニット110のワーク領域とを有する。なお、記憶部120は1つのデバイスで構成される必要はなく、例えばROM、RAM、HDD、SDDの少なくとも1つのメモリデバイスを含んで構成されうるものである。
操作パネル130は、操作部と表示部を有するデバイスであり、例えばタッチパネル式の液晶ディスプレイによって実現されてもよい。また、操作部と表示部とが個別に設けられてもよい。操作パネル130には、通信に関する情報や、決済情報を含む充放電に関する情報などが表示される。
TCU(テレマティクス制御ユニット)140は、GNSS141、無線通信部142、近距離無線通信部143、及び有線通信部144を備え、種々の通信プロトコルを利用した通信を制御するユニットである。GNSS(Global Navigation Satellite system)141は、GNSS信号を受信して車両100の現在位置を検知する。
無線通信部142は、第1通信手段として機能し、ネットワーク300を介して外部装置であるサーバ200と双方向に通信を行う。近距離無線通信部143は、第2通信手段として機能し、給電車である車両100aがWiFi Hotspot170のホスト(アクセスポイント)として機能する。一方、要充電車である車両100aはWiFi無線通信のクライアントとして機能する。なお、本発明の近距離無線通信としては、例えば、無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth、NFCや赤外線通信など、所定範囲内で通信可能な通信方法を適用することができる。
ケーブル160は、通信ライン161及び充電ライン162を有する。有線通信部144は、第3通信手段として機能し、ケーブル160の通信ライン161を利用した、車両間におけるCAN通信を制御する。電池150a、150bは、ケーブル160の充電ライン162を介して互いに接続され、一方の電池に蓄電された電力を他方の電池へ供給し、充電を実施する。
サーバ200は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、制御ユニット210、記憶部220、及び通信ユニット230を備える。制御ユニット210は、マッチング処理部211、及び決済処理部212を備える。制御ユニット210は、記憶部220に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより各種処理を実現する。記憶部220には、上記制御プログラムに加えて、各種データや設定値、ユーザの登録情報などが記憶される。ユーザの登録情報には、ユーザの識別情報や決済に必要な情報等が含まれる。通信ユニット230は、ネットワーク300を介した車両100a、100bとの通信を制御する。
マッチング処理部211は、給電車と要充電車のマッチングを制御する。マッチング処理では、要充電車が要求する充電量を給電車が充電可能かどうかを判断する同期処理と、近距離無線通信を確立する接続処理とが実行される。詳細については後述する。決済処理部212は、充電終了後に給電車及び要充電車からの要求に応じて当該充電に関する決済処理を実行する。当該決済では、充放電に関する情報(決済に関する情報)に従って、給電車への支払金額と、要充電車への請求金額とが決定され実行される。詳細については後述する。
<充電システムの動作概要>
次に、図3を参照して、本充電システムの動作概要について説明する。ここでは、通信環境が良好な状態で行われる、サーバ200を介してマッチングされる要充電車と給電車との動作ではなく、本発明が課題とする弱電界での充電に関する動作について説明する。つまり、通信状態の不調により車両とサーバ200との間の通信において十分な通信速度を得ることができない場合に、例えば通りすがりの車両など付近の車両から電力の供給を受けるケースについて説明する。
まず、S1において、要充電車である車両100aと、給電車である車両100bとが隣接する。ここで、隣接するとは、少なくとも近距離無線通信部143による通信範囲内に互いの車両が位置することを示す。続いて、S2で双方の車両間でのマッチングが行われる。例えば、サーバ200を介して双方の車両100に関する情報が相互にやり取りされ車両間での同期処理が行われる。ここでの車両間の同期処理は、例えば要充電車側の要求する充電容量を給電車側の電池が十分に有しているかが判断される。つまり、充電要求を満たす充放電可能なマッチングであるかが判断される。また、車両間の同期に成功すると、WiFi Hotspot接続が行われる。より詳細には、まず近距離無線通信部143による近距離無線通信を行うための接続情報が交換される。交換した接続情報には、例えば、SSIDとパスワードとが含まれる。パスワードについてはランダムに発行されるパスワードであり、発行してから所定時間が経過するまで有効であり、且つ1回のみ使用可能なワンタイムパスワードであってもよい。これにより、サーバ200の管理外で充放電が行われることを阻止することができる。
近距離無線通信(例えば、WiFi無線通信)が確立されると給電口が解除され、S3でユーザによってケーブル160が双方の車両100に接続される。接続後、所定の情報が車両間で送受され、S4で充電が開始される。充電中においては、要充電車から給電車に対して状態情報が随時通知される。充電が終了すると、S5で車両間において充放電に関する情報が送受され、それぞれの記憶部120に記憶される。
その後、無線通信部142によるネットワーク300へアクセスするための通信の通信状態が回復すると、S6で、車両100の何れかからサーバ200に対して決済処理が要求され、サーバ200において決済が行われる。なお、決済処理の要求が双方の車両100から通知されるまで決済処理を実施しないようにしてもよい。これにより、成りすまし等のユーザによる架空の請求等を防止することができる。また、一方の車両から決済の要求を受信したにも関わらず、その後所定時間が経過しても他方の車両からの要求を受信しない場合には、サーバ200は当該他方の車両に対して、決済の要求を通知するように促してもよい。これにより、ユーザの手続き漏れなどにより決済が実施されないことを防ぐことができる。
なお、上記S2のマッチングにおいて、通信状態の不調により車両100からサーバ200へアクセスできない可能性もある。そのような場合においては、接続情報の送受を行うことができないため、先にケーブル160を接続し、ケーブル160の通信ライン161を介して接続情報を送受し、当該接続情報に従って近距離無線通信が確立されてもよい。或いは、電力を十分に保持している給電車の操作パネル130bに接続情報を表示し、当該接続情報を要充電車の操作パネル130aから入力して上記S3に係るWiFi Hotspotの接続処理を実施してもよい。
<動作シーケンス>
次に、図4乃至図6を参照して本実施形態に係る充電システムの動作シーケンスについて説明する。シーケンス図において、各装置間で発生する通知を実線で示す。なお、各通知に対するACKについては点線で示し詳細な説明は省略する。
(弱電界の場合のシーケンス)
まず、図4及び図5を参照して、要充電車の車両100aが弱電界の領域内に位置するものの、サーバ200との通信が可能な場合のケースについて説明する。ここでは、給電車側のユーザがマッチングの要求を指示する場合を例に説明する。もちろん、要充電車側のユーザがマッチングの要求を指示することもできる。
S10で給電車となる車両100bのユーザがマッチングを要求する。例えば、ユーザは操作パネル130bを操作することにより要求を指示することができる。当該指示の際は要充電車となる車両100bの識別情報を入力することが望ましい。或いは、車両100bに設けられた不図示のカメラ等で撮像した要充電車の画像を当該要求に含めるようにしてもよい。また、GNSS141bによって取得された位置情報を通知するようにしてもよい。なお、サーバ200との通信が遮断されている場合には操作パネル130bの対応する操作部分を選択できないように制御してもよい。S11で車両100bは、マッチング要求を受け付けると、無線通信部142bによってサーバ200へ要充電車との同期処理を要求する。ここでは、自車両の給電車に関する情報に加えて、マッチング対象となる要充電車の識別情報がサーバ200へ送信されうる。給電車に関する情報には、識別情報と充電可能な充電量の情報が含まれる。この充電量の情報を用いて要充電車が要求する充電を当該給電車が行うことができるかを判断する車両間の同期が行われる。
その後、S12でサーバ200は、要充電車の識別情報に従って、給電車の識別情報を含む同期処理要求を要充電車へ通知する。また、要充電車から正常なACKが応答されると、S13でサーバ200は、同期が正常に完了したことを給電車に通知する。S11で位置情報が通知された場合には当該位置情報も要充電車へ通知される。当該位置情報は、例えば要充電車側のユーザが給電車の位置を把握できていない場合には、その位置を認識するのに有用である。
次に、S14で給電車は、WiFi Hotspotの接続処理を開始し、サーバ200へ接続情報を通知する。サーバ200はS15で要充電車へ接続情報を通知し、S16で正常に通知した旨を要充電車へ応答する。その後、S17で要充電車は、受信した接続情報に応じて給電車側のWiFi Hotspotへ接続する。接続が完了すると、S18で給電車はユーザに対して、充電車とのWiFi接続(近距離無線通信)が確立し、マッチングが終了した旨を通知する。例えばマッチングが完了した旨のメッセージや、アイコン等を操作パネル130bに表示させるようにしてもよい。
続いて、S19で給電車は、確立した近距離無線通信を介して、給電口の解除要求を要充電車へ通知する。要充電車では、当該通知を受けると、給電口を解除し、ケーブル160を接続可能に制御する。つまり、電池150aを充電可能に制御する。その後のシーケンスを図5に示す。
S20でケーブル160が双方の車両100a、100bに接続される。給電車はS20でケーブル160が接続されたことを検知すると、S21でケーブル160の通信ライン161を介して要充電車へのアクセスを試みる。S22で要充電車は、ケーブル160が正常に接続され、S21の通知を正常に受信すると、給電接続が完了した旨を給電車へ通知する。ここでは、さらに充放電に関する情報が通知される。
S23で給電車は、通知された充放電に関する情報に従って給電を開始する。充電が開始されると、S24で要充電車は、充電が開始されると、定期的に充電状態を給電車へ通知する。その後、充電が完了すると、S25で要充電車は、充電終了を給電車へ通知するとともに、完了した充放電に関する情報を通知する。なお、S24及びS25で要充電車から給電車へ通知される情報は、近距離無線通信171及び有線通信(通信ライン161)の少なくとも一方を用いて送受される。例えば情報量が比較的少ない情報については通信ライン161を用いて送信され、情報量が比較的多い情報については近距離無線通信171を用いて送信される。充放電に関する情報は双方の車両100a、100bにおいて、後に決済処理のための情報として保持される。S26で給電車は要充電車に対して初期化を要求する。初期化が要求された要充電車は、受信した給電車の接続情報を記憶部120aから削除し、近距離無線通信部143aによる近距離無線通信を切断する。
その後、S27及びS28で、双方の車両100a、100bは、無線通信部142による無線通信の通信状態が回復すると、即ち、弱電界を離脱してサーバ200との通信が可能となると、それぞれ決済処理をサーバ200に対して要求する。この際、車両100a、100bは、保持していた充放電に関する情報のうち決済に関する情報をサーバ200へ送信する。サーバ200は、各車両からの決済に関する情報に従って、決済処理を実行し、処理結果を双方に応答する。なお、決済処理については、車両100a、100bの両方から要求された場合に実施することが望ましい。
(切断時の場合のシーケンス)
続いて、図6を参照して、車両100とサーバ200との通信が不調により遮断している場合のケースについて説明する。ここでは、車両100a、100bの少なくとも一方がサーバ200と通信不能の状態に陥っているケースの充電シーケンスについて説明する。なお、図4及び図5と同様の制御については同一のステップ番号を付し、説明を省略する。
S10~S13の同期処理については既に説明している処理と同様であるため説明を省略する。なお、S13で給電車へ通知される応答はマッチングが失敗した旨を示す通知となる。S31で給電車は、操作パネル130bに要充電車とのマッチングが失敗した旨をメッセージやアイコン等で表示する。
その後、S32でケーブル160が車両100a、100bへ接続される。ケーブル160が接続されたことを検知すると、S33で給電車は、ケーブル160の通信ライン161を介して要充電車へのアクセスを試み、アクセスが成功すると同期処理を実行する。S34で要充電車は、ケーブル160が正常に接続され、S33の通知を正常に受信し、正常に車両間の同期が行われると給電接続が完了した旨を給電車へ通知する。ここでは、さらに充放電に関する情報が通知される。
次に、S35で給電車は、WiFi Hotspotの接続処理を開始し、ケーブル160の通信ライン161を介して充電車へ接続情報を通知する。S36で要充電車は、受信した接続情報に応じて給電車側のWiFi Hotspotへ接続する。
近距離無線接続(WiFi接続)が確立すると、S37で給電車は、通知された充放電に関する情報に従って給電を開始する。充電が開始されると、S38で要充電車は、定期的に充電状態を給電車へ通知する。その後、充電が完了すると、S39で要充電車は、充電終了を給電車へ通知するとともに、完了した充放電に関する情報を通知する。なお、S38及びS39で要充電車から給電車へ通知される情報は、近距離無線通信171及び有線通信(通信ライン161)の少なくとも一方を用いて送受される。例えば情報量が比較的少ない情報については通信ライン161を用いて送信され、情報量が比較的多い情報については近距離無線通信171を用いて送信される。充放電に関する情報は双方の車両100a、100bにおいて後に決済処理のための情報として保持される。S40で給電車は要充電車に対して初期化を要求する。初期化が要求された要充電車は、受信した給電車の接続情報を記憶部120aから削除し、近距離無線通信部143aによる近距離無線通信を切断する。
その後、S41及びS42で、双方の車両100a、100bは、無線通信部142による無線通信の通信状態が回復すると、即ち、弱電界を離脱してサーバ200との通信が可能となると、それぞれ決済処理をサーバ200に対して要求する。この際、車両100a、100bは、保持していた充放電に関する情報のうち決済に関する情報をサーバ200へ送信する。サーバ200は、各車両からの決済に関する情報に従って、決済処理を実行し、処理結果を双方に応答する。なお、決済処理については、車両100a、100bの両方から要求された場合に実施することが望ましい。
なお、ここでは、サーバ200との通信が不能な場合に、まずケーブル160を接続して接続情報を送受して、近距離無線通信を確立する方法について説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、給電車側の操作パネル130bに接続情報を表示し、ユーザによって接続情報を要充電車側の操作パネル130aを介して入力することによって、近距離無線通信を確立するようにしてもよい。この場合は、ケーブル160の接続よりも先に近距離無線通信が確立するため、その後の充電シーケンスは図5と同様になる。
<処理手順>
以下では、図7乃至図11を参照して、本実施形態に係る充電システムに含まれる各装置の処理フローについて説明する。
(給電車の処理フロー)
まず、図7及び図8を参照して、本実施形態に係る給電車側の車両100bの処理手順について説明する。図7は本実施形態に係る給電車による充電処理フローの処理手順を示す。以下で説明する処理は、制御ユニット110bによって制御される。
まずS101で制御ユニット110bは、例えば操作パネル130bを通じて要充電車とのマッチングが指示されると、サーバ200に対して給電車に関する情報と要充電車の識別情報とともに、同期処理を要求する。給電車に関する情報には、給電車の識別情報に加えて、充電可能な充電量が含まれる。ここでは、要充電車の識別情報を通知する例について説明するが、給電車の位置情報を通知し、マッチングする相手についてはサーバ200で選択するようにしてもよい。この場合、サーバ200に対してマッチングを要求している要充電車の中から給電車とのマッチング相手が選択される。サーバ200は、給電車の充電可能な充電量と、給電車からの位置関係からマッチング相手となる要充電車が選択される。
次に、S102で制御ユニット110bは、無線通信部142aを介してサーバ200と通信可能かどうかを判断する。例えばS101の要求が正常に通知されたことを示すACKを受信したかどうかで判断する。サーバ200と通信可能であればS103に進み、そうでなければS112へ進む。なお、S101でサーバ200へ同期処理を要求する段階で、ネットワーク300への通信が切断されている状態であれば、S101を実施することなくS102でサーバ200と通信不能と判断して、S112へ進んでもよい。
S112で制御ユニット110bは、サーバ200と通信不能と判断した場合にケーブル160が接続されたかどうかを判断する。ケーブルの接続が検知された場合はS113へ進み、そうでない場合はS114へ進む。S113で制御ユニット110bは、ケーブル160の通信ライン161を用いて、接続された要充電車との同期処理を実行する。つまり、弱電環境や通信不能状態においては、サーバ200による同期処理が期待できないため、給電車と要充電車とが通信ライン161を介して直接同期処理を実行する。この場合は給電車によって充電可能な充電量が、要充電車が必要な充電量を満足するかどうかを判断する処理が行われる。同期処理を実行するとS103へ進む。
S102でサーバ200と通信可能と判断した場合、又はS113で直接同期処理を実行した場合、S103で制御ユニット110bは、同期処理が成功したかどうかを判断する。同期処理が成功した場合はS104へ進み、そうでない場合はS114へ進む。
S104で制御ユニット110bは、WiFi Hotspotの接続処理を実行する。サーバ200と通信可能な場合には、サーバ200経由で接続情報がやり取りされ、サーバと通信不能である場合は既に接続されているケーブル160の通信ライン161を用いて接続情報がやり取りされる。続いて、S105で制御ユニット110bは、要充電車とのWiFi無線接続が正常に完了したかどうかを判断する。正常に完了した場合はS106へ進み、そうでない場合はS107へ進む。なお、ここではWiFi無線接続が確立されない場合であっても処理をS107へ進めてその後の処理を継続する例について説明する。この場合、WiFi無線接続による近距離無線通信を利用することができないため、ケーブル160の通信ライン161を用いて充放電に関する情報等を送受する必要がある。一方で、WiFi無線接続が確立できない場合には、S114へ進むようにしてもよい。S106で制御ユニット110bは、要充電車に対して給電口の解除要求を通知し、S107へ進む。
S107で制御ユニット110bは、ケーブル160が接続されているかどうかを判断する。ケーブル160の接続が検知されるとS108へ進み、そうでない場合はS114へ進む。S108で制御ユニット110bは、ケーブル160の充電ライン162を介して要充電車の電池150aの充電を開始する。その後、S109で制御ユニット110bは、充電が完了したどうかを判断し、完了したと判断するとS110へ進む。
S110で制御ユニット110bは、終了処理を実行する。終了処理では、充電中及び充電終了後に要充電車から受信した情報を記憶部120bへ記憶させるとともに、要充電車へ初期化処理を要求する。当該初期化処理は、通知した接続情報等を破棄させる要求である。
次に、S111で制御ユニット110bは、サーバ200との通信が回復すると、サーバ200に対して今回の充電処理に関する決済処理を要求し、本フローチャートの処理を終了する。決済処理の詳細については図8を用いて後述する。一方、様々な理由により充電処理を実行できなかった場合は、S114で制御ユニット110bは、操作パネル130bにその旨のエラー表示を行い、本フローチャートの処理を終了する。
(給電車の決済処理)
図8は本実施形態に係る給電車による決済処理の処理手順を示す。以下で説明する処理は、制御ユニット110bによって制御される。本フローチャートは、上記S111の詳細な処理であり、充電が正常に終了した後の処理となる。なお、ここでは、給電車の決済処理として説明するが、要充電車側の決済処理についても同様の制御となる。
まずS201で制御ユニット110bは、無線通信部142bによる無線通信における弱電界を離脱したかどうかを判断する。例えば、制御ユニット110bは、サーバ200との通信が回復すると弱電界から離脱したと判断しS202へ進む。そうでない場合は弱電界から離脱するまでS201の判定を繰り返す。
S202で制御ユニット110bは、充電の際に記憶部120bに記憶した充放電に関する情報を取得する。続いて、S203で制御ユニット110bは、取得した充放電に関する情報とともに、サーバ200へ決済処理を要求する。ここでの決済処理は、供給した充電量や、充電を実行した位置情報などから決済が行われる。例えば、山間部などの僻地においては、都市部などと比較して支払われる金額が多くなるように制御されてもよい。このように、給電車の数が比較的少ない地域ではより高いインセンティブを与えることにより、給電車の分散を促し、より利便性の高い充電システムの環境を構築することができる。なお、ここではインセンティブとして金額に加算する方法について説明したが、これに限らず、金額については都市部と同額とし、代わりにポイント等を位置情報に応じて給電車側のユーザに付与するようにしてもよい。
その後、S204で制御ユニット110bは、決済が完了したかどうかを判断する。サーバ200から決済の完了が通知されるとS205へ進み、そうでない場合は完了するまで待機する。S205で制御ユニット110bは、操作パネル130bの表示部に決済が完了した旨を表示し、本フローチャートの処理を終了する。
(要充電車の処理フロー)
続いて、図9を参照して、本実施形態に係る要充電車側の車両100aの処理手順について説明する。図9は本実施形態に係る要充電車による充電処理フローの処理手順を示す。以下で説明する処理は、制御ユニット110aによって制御される。なお、本フローチャートは、図7の給電車側の充電フローと基本的には同様の制御である。従って、同様の処理については同一のステップ番号を付し詳細な説明は省略する。
まずS301で制御ユニット110aは、S101での給電車からの同期処理の要求をサーバ200から受信する。なお、通信状況によっては正常に受信されない場合もある。その後、S102では給電車の処理と同様に、サーバ200との通信状態が十分であるかどうかを判断する。
また、S105でWiFi無線接続が正常に完了したと判断すると、S302で制御ユニット110aは、当該近距離無線通信を介して給電車から給電口の解除要求を受け付け、S107へ進む。解除要求を受け付けると、制御ユニット110aは、電池150aを充電可能に制御する。なお、給電口にカバー等が取り付けてある場合には、制御ユニット110aは当該カバーのロックも解除する。
S108で充電が開始されると、S303で制御ユニット110aは、ケーブル160の通信ライン161を用いて、給電車へ充電状況の状態通知を定期的に行う。当該状態通知は、充電の進捗具合やエラー等が発生した場合の通知などが含まれる。その後、S109で充電完了と判断されると、S304で制御ユニット110aは、ケーブル160の通信ライン161を用いて、給電車へ終了通知を行い、充放電に関する情報を記憶部120aへ保持させるとともに、さらに給電車から初期化処理の要求を受けて接続情報の破棄などの処理を実行する。その後に弱電界から離脱するとS111で制御ユニット110aは、図8と同等の決済処理を実行し、本フローチャートの処理を終了する。
(サーバの処理フロー)
続いて、図10及び図11を参照して、本実施形態に係るサーバ200の処理手順について説明する。図10は本実施形態に係るサーバ200によるマッチング処理の処理手順を示す。以下で説明する処理は、制御ユニット210によって制御される。 まずS401で制御ユニット210は、給電車から同期処理の要求を受け付ける。ここでは給電車から同期処理の要求を受け付ける例について説明するが、要充電車から受け付けることも可能である。続いて、S402で制御ユニット210は、要充電車に要求された同期処理を通知する。なお、給電車からの同期処理の要求に、要充電車を示す情報が含まれていれば、当該要充電車に対して同期処理の要求を通知するが、含まれていない場合は別途要求を受け付けている要充電車の中からマッチングの相手を選択するようにしてもよい。
次に、S403で制御ユニット210は、同期処理が成功したかどうかを判断する。なお、S402の後に同期処理の中でサーバ200を経由して情報の送受が行われてもよい。同期処理が成功するとS404へ進み、そうでない場合S405に進む。S404で制御ユニット210は、同期完了を双方の車両100a、100bへ通知し、S405へ進む。
S405で制御ユニット210は、WiFi Hotspotの接続要求を受け付けたかどうかを判断する。接続要求を受け付けた場合はS406へ進み、そうでない場合は本フローチャートの処理を終了する。S406で制御ユニット210は、接続情報とともに、WiFi Hotspotの接続処理を要充電車へ通知する。
続いて、S407で制御ユニット210は、S406に対する応答を受信したかどうかを判断する。応答を受信した場合はS408で制御ユニット210は、給電車へ正常応答を通知し、本フローチャートの処理を終了する。一方、応答を受信しなかった場合はS409で制御ユニット210は、給電車へエラーを通知し、本フローチャートの処理を終了する。
図11は本実施形態に係るサーバ200による決済処理の処理手順を示す。以下で説明する処理は、制御ユニット210によって制御される。
まずS501で制御ユニット210は、給電車及び要充電車の少なくとも一方から決済処理の要求を受け付ける。続いて、S502で制御ユニット210は、互いに対応する給電車と要充電車との双方から決済処理の要求を受け付けたかどうかを判断する。双方から受け付けた場合はS503に進み、そうでない場合はS505に進む。
S505で制御ユニット210は、給電車及び要充電車のいずれか一方から決済処理の要求を受け付けてから、他方からの要求を受け付けることなく所定時間が経過したかどうかを判断する。所定時間が経過したと判断した場合はS506へ進み、そうでない場合は処理をS501に戻す。S506で制御ユニット210は、要求を受付けていない車両100に対して、決済を促す通知を行い、処理をS501に戻す。
双方から決済処理の要求を受けると、S503で制御ユニット210は、決済処理を実行する。当該決済処理では、充放電に関する情報や充放電が行われた位置情報に応じて、給電車側へ支払われる金額と、要充電車へ請求される金額とを決定し、事前に登録されたユーザ情報に従って決済が行われる。なお、上述したように、ポイントを付与するなどのインセンティブに関する制御を行ってもよい。その後、S504で制御ユニット210は、双方の車両100a、100bへ決済の完了を通知し、本フローチャートの処理を終了する。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は、少なくとも以下の実施形態を開示する。
1.上記実施形態の車両(例えば、100a、100b)は、
充放電可能な電池(150a、150b)と、
サーバと無線通信を行う第1通信手段(142a、142b)と、
他車両とダイレクト無線通信を行う第2通信手段(143a、143b)と、
前記他車両と接続されるケーブルを介して通信可能な第3通信手段(144a、144b)と、
前記ケーブルを介して前記電池の充放電を制御し、前記第1通信手段による通信状態が不調である場合に該充放電に関する情報を前記第2通信手段及び前記第3通信手段の少なくとも一方を介して取得し記憶部に保持させる制御手段(110a、110b)と
を備えることを特徴とする。
この実施形態によれば、通信状態に応じて、充放電が終了した後の決済を考慮しつつ車両間での充放電を好適に制御することができる。即ち、サーバへの通信が不調である場合に、他の通信(WiFiダイレクトやCAN通信)を用いて情報を送受することにより、決済に必要な情報を保持しておくことができる。
2.上記実施形態では、
前記制御手段は、前記電池の充放電が終了した後に、前記第1通信手段による通信状態が回復すると、前記記憶部に保持している前記充放電に関する情報を用いて前記充放電についての決済を前記サーバに対して要求する(S111)。
この実施形態によれば、充電の際に保持していた情報を用いて、後に決済を行うことができる。
3.上記実施形態では、
前記決済は、充電側の車両及び給電側の車両の双方から要求を受け付けた場合に実行される(S502、S503)。
この実施形態によれば、架空の請求などの不正を防止することができ、よりセキュアに決済処理を実行することができる。
4.上記実施形態では、
前記充電側の車両及び前記給電側の車両の一方が前記決済を要求した場合において、該要求から所定時間が経過すると、他方の車両における前記第1通信手段を介して、前記サーバから前記充放電に関する情報が要求される(S505、S506)。
この実施形態によれば、決済処理を促すことにより、ユーザの処理漏れなどを防止でき、確実に決済処理を実行することができる。
5.上記実施形態では、
前記充放電に関する情報のうち決済に関する情報は、前記第2通信手段を介して送受される(171、S110、S304)。
この実施形態によれば、より通信量の多い通信を用いて決済に関する情報を送受することができ効率化することができる。
6.上記実施形態では、
前記制御手段は、
前記第1通信手段を介して前記サーバに対して任意の他車両とのマッチングを要求し、
前記マッチングの要求に応答して、マッチングされた他車両との接続情報を受信し、
前記マッチングされた他車両との接続情報を用いて、前記第2通信手段を介して該他車両と通信を行う(S101~S106)。
この実施形態によれば、弱電界に位置する場合であってもサーバとの通信が可能であれば、サーバを介してマッチングを行うことにより、より確実にマッチングを行うことができる。
7.上記実施形態では、
前記制御手段は、
前記第1通信手段が通信不能である場合に、前記ケーブルが前記他車両の接続されると、前記第3通信手段を介して前記他車両との接続情報を取得し、取得した接続情報を用いて前記第2通信手段を介して該他車両と通信を行う(S112、S113、S103~S106)。
この実施形態によれば、サーバとの通信が不能であっても、CAN通信を用いて直接マッチングを行うことができる。
8.上記実施形態では、
前記接続情報は、WiFi Hotspotの接続情報である(S104)。
この実施形態によれば、近距離無線通信としてWiFi Hotspot機能を利用することができる。
9.上記実施形態では、
前記接続情報に含まれるパスワードはワンタイムパスワードである。
この実施形態によれば、車両間において、よりセキュアなダイレクト無線通信を実現することができる。
10.上記実施形態では、
前記制御手段は、前記充放電が終了すると、前記接続情報を削除する(S110、S304)。
この実施形態によれば、充電終了後において不正に接続情報が利用されることを防ぐことができる。
11.上記実施形態では、
前記第2通信手段による通信は、給電側の車両がホストとして機能し、充電側の車両がクライアントとして機能する(170)。
この実施形態によれば、電力残量の多い給電車側で電力を消費するホストを担当することができる。
12.上記実施形態では、
前記制御手段は、給電側の車両である場合に、前記接続情報を表示部に表示する。
この実施形態によれば、表示部に提示された接続情報を利用して、直接マッチングを行うことができる。例えば、提示された接続情報をマッチング対象の車両へ入力して、ダイレクト無線通信を確立することも可能となる。
以上、発明の実施形態について説明したが、発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
100a:車両(要充電車)、100b:車両(給電車)、160:ケーブル、170:WiFi Hotspot、171:近距離無線通信、200:サーバ、300:ネットワーク

Claims (13)

  1. 車両であって、
    充放電可能な電池と、
    サーバと無線通信を行う第1通信手段と、
    他車両とダイレクト無線通信を行う第2通信手段と、
    前記他車両と接続されるケーブルを介して通信可能な第3通信手段と、
    前記ケーブルを介して前記電池の充放電を制御し、前記第1通信手段による通信状態が不調である場合に該充放電に関する情報を前記第2通信手段及び前記第3通信手段の少なくとも一方を介して取得し記憶部に保持させる制御手段と
    を備えることを特徴とする車両。
  2. 前記制御手段は、前記電池の充放電が終了した後に、前記第1通信手段による通信状態が回復すると、前記記憶部に保持している前記充放電に関する情報を用いて前記充放電についての決済を前記サーバに対して要求することを特徴とする請求項1に記載の車両。
  3. 前記決済は、充電側の車両及び給電側の車両の双方から要求を受け付けた場合に実行されることを特徴とする請求項2に記載の車両。
  4. 前記充電側の車両及び前記給電側の車両の一方が前記決済を要求した場合において、該要求から所定時間が経過すると、他方の車両における前記第1通信手段を介して、前記サーバから前記充放電に関する情報が要求されることを特徴とする請求項3に記載の車両。
  5. 前記充放電に関する情報のうち決済に関する情報は、前記第2通信手段を介して送受されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両。
  6. 前記制御手段は、
    前記第1通信手段を介して前記サーバに対して任意の他車両とのマッチングを要求し、
    前記マッチングの要求に応答して、マッチングされた他車両との接続情報を受信し、
    前記マッチングされた他車両との接続情報を用いて、前記第2通信手段を介して該他車両と通信を行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両。
  7. 前記制御手段は、
    前記第1通信手段が通信不能である場合に、前記ケーブルが前記他車両との間で接続されると、前記第3通信手段を介して前記他車両との接続情報を取得し、取得した接続情報を用いて前記第2通信手段を介して該他車両と通信を行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の車両。
  8. 前記接続情報は、WiFi Hotspotの接続情報であることを特徴とする請求項6又は7に記載の車両。
  9. 前記接続情報に含まれるパスワードはワンタイムパスワードであることを特徴とする請求項8に記載の車両。
  10. 前記制御手段は、前記充放電が終了すると、前記接続情報を削除することを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の車両。
  11. 前記第2通信手段による通信は、給電側の車両がホストとして機能し、充電側の車両がクライアントとして機能することを特徴とする請求項6乃至10の何れか1項に記載の車両。
  12. 前記制御手段は、給電側の車両である場合に、前記接続情報を表示部に表示することを特徴とする請求項6乃至11の何れか1項に記載の車両。
  13. 充放電可能な電池と、
    サーバと無線通信を行う第1通信手段と、
    他車両とダイレクト無線通信を行う第2通信手段と、
    前記他車両と接続されるケーブルを介して通信可能な第3通信手段と、を備える車両の制御方法であって、
    前記ケーブルを介して前記電池の充放電を制御する工程と、
    前記第1通信手段による通信状態が不調である場合に該充放電に関する情報を前記第2通信手段及び前記第3通信手段の少なくとも一方を介して取得し記憶部に保持させる工程と
    を含むことを特徴とする車両の制御方法。
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