JP2023133746A - 内燃機関の制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の運転状態に応じて、最適な燃料噴射を実行できる内燃機関の制御システムを提供する。
【解決手段】第1燃料と第2燃料とが使用可能な内燃機関の制御システムであって、粒子状物質を捕集するフィルタと、前記フィルタの上流に配置され、前記粒子状物質の堆積状態を検知する検知部と、前記第1燃料によって堆積される前記粒子状物質の堆積量である第1堆積量と、前記第2燃料によって堆積される前記粒子状物質の堆積量である第2堆積量と、前記検知部によって検知した前記粒子状物質の第3堆積量と、に基づいて、前記第1燃料と前記第2燃料の混合割合を判定する判定制御を実行する、制御装置と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】第1燃料と第2燃料とが使用可能な内燃機関の制御システムであって、粒子状物質を捕集するフィルタと、前記フィルタの上流に配置され、前記粒子状物質の堆積状態を検知する検知部と、前記第1燃料によって堆積される前記粒子状物質の堆積量である第1堆積量と、前記第2燃料によって堆積される前記粒子状物質の堆積量である第2堆積量と、前記検知部によって検知した前記粒子状物質の第3堆積量と、に基づいて、前記第1燃料と前記第2燃料の混合割合を判定する判定制御を実行する、制御装置と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本開示は、内燃機関の制御システムに関する。
従来、排気浄化装置に取り付けられるフィルタに堆積した粒子状物質を検知するPMセンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、PMセンサを用いて燃料性状を判定する内燃機関の制御システムを開示している。
近年、二酸化炭素削減のために、バイオ燃料が開発されている。バイオ燃料は、石油由来の燃料と混合されて使用される場合も多い。したがって、内燃機関の制御システムは、粒子状物質の堆積状態に基づいて、このような2種類の燃料の混合割合を判定できることが好ましい。
本開示の課題は、粒子状物質の堆積状態に基づいて、混合燃料の混合割合を判定可能な内燃機関の制御システムを提供することである。
本開示に係る内燃機関の制御システムは、第1燃料と第2燃料とを混合した燃焼が使用可能な内燃機関の制御システムである。内燃機関の制御システムは、粒子状物質を捕集するフィルタと、前記フィルタの上流に配置され、前記粒子状物質の堆積状態を検知する検知部と、前記第1燃料によって堆積される前記粒子状物質の堆積量を予め設定した第1堆積量と、前記第2燃料によって堆積される前記粒子状物質の堆積量を予め設定した第2堆積量と、前記検知部によって検知した前記粒子状物質の第3堆積量と、に基づいて、前記第1燃料と前記第2燃料の混合割合を判定する判定制御を実行する、制御装置と、を備える。
この内燃機関の制御システムによれば、第1堆積量と、第2堆積量と、検知部によって検知した第3堆積量と、に基づいて、第1燃料と第2燃料との混合割合を判定できる。
本開示によれば、粒子状物質の堆積状態に基づいて、混合燃料の混合割合を判定可能な内燃機関の制御システムを提供できる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下明細書において吸気、または排気の流れる方向に対して上流側を上流と明細書に記し、下流側を下流と明細書に記す。
図1に示すように、内燃機関2の制御システム1は、フィルタ4と、PMセンサ(検知部の一例)6と、排気循環装置8と、燃料タンク10と、給油リッド12と、過給機14と、インタークーラ16と、スロットル弁18と、制御装置20と、を備える。本実施形態の内燃機関2は、燃料タンク10にバイオ燃料(第1燃料の一例)と、軽油(第2燃料の一例)と、を混合した燃料を使用可能なディーゼルエンジンである。内燃機関2は、吸気通路2aから吸気を気筒2bに送り、燃料噴射弁2cから噴射した燃料と吸気とを混合する。内燃機関2は、ピストン2dで混合気を圧縮し、自着火する。本実施形態の内燃機関2は、車両(例えば、自動車)に搭載される。
本実施形態では、内燃機関2は、気筒2bから排出された排気が過給機14のタービン14aを回転させる。タービン14aは、同軸上に配置されたコンプレッサ14bを回転させ、吸気を過給する。過給した吸気は、インタークーラ16によって冷却される。しかし、過給機14は必ずしも必要ではない。
フィルタ4は、排気を浄化する排気浄化装置3に配置される。フィルタ4は、排気中に含まれる粒子状物質を捕集する。本実施形態では、フィルタ4は、ディーゼルエンジンの粒子状物質(PM)を捕集するディーゼルパーティキュレータフィルタである。フィルタ4の上流には、酸化触媒4aが配置される。酸化触媒4aは、燃料噴射弁2cから噴射された燃料を燃焼反応させ、排気温度を上昇させる。これによって、フィルタ4に流入する排気が高温になる。高温になった排気は、フィルタ4に捕集された粒子状物質を燃焼させ、フィルタ4を再生する。排気浄化装置3は、フィルタ4の下流に配置される、図示しないNOxトラップ、または尿素選択還元触媒などを有してもよい。
PMセンサ6は、フィルタ4の上流に配置され、粒子状物質の堆積状態を検知する。PMセンサ6は、粒子状物質が堆積すると電流値が変化するセンサである。具体的には、粒子状物質が堆積すると電流が流れやすくなり、電流値が増加する。PMセンサ6は、ヒータ6aを有する。ヒータ6aは、PMセンサ6に堆積した粒子状物質を焼き除去する。PMセンサ6のその他の構成は、既存のPMセンサと同様であればよく、より詳細な説明は省略する。本実施形態では、PMセンサ6は、酸化触媒4aとフィルタ4との間に配置される。これによって、PMセンサ6に燃料の燃え残り等が付着することを抑制できる。しかし、PMセンサ6は、酸化触媒4aよりも上流側に配置されてもよい。PMセンサ6は、制御装置20と電気的に接続され、電流値を制御装置20に送信する。また、ヒータ6aの作動は、制御装置20によって制御される。
排気循環装置8は、内燃機関2に排気循環ガスを導入する装置である。より具体的には、排気循環装置8は、気筒2bから排出された排気を吸気通路2aに循環する装置である。排気循環装置8は、排気循環通路8aと、排気循環弁8bと、を有する。排気循環通路8aは、排気通路4bと吸気通路2aとを接続する。排気循環弁8bは、排気循環通路8a上に設けられ、排気循環通路8aを開閉することによって、排気から循環された排気循環ガスを吸気通路2aに導入する。排気循環弁8bは、制御装置20と電気的に接続され、制御装置20によって制御される。制御装置20は、排気循環弁8bを制御し、排気循環ガスの吸気への導入量を制御する。本実施形態では、制御装置20は、スロットル弁18を制御し、スロットル弁18を閉じることによって吸気通路2aに負圧を発生させる。制御装置20は、これによっても排気循環ガスの導入量を制御できる。
燃料タンク10は、バイオ燃料と軽油とを貯蔵し、燃料噴射弁2cに供給するための装置である。本実施形態では、燃料タンク10は、給油口10aを開閉する給油リッド12と、燃料レベルセンサ10bと、を有する。給油リッド12は、制御装置20と電気的に接続され、給油リッド12の開閉状態を制御装置20に送信する。燃料レベルセンサ10bは、制御装置20と電気的に接続され、燃料タンク10の燃料の残存量(燃料レベル)を制御装置20に送信する。
制御装置20は、バイオ燃料によって堆積される粒子状物質の堆積量を予め設定した第1堆積量と、軽油によって堆積される粒子状物質の堆積量を予め設定した第2堆積量と、PMセンサ6によって検知した粒子状物質の第3堆積量と、に基づいて、バイオ燃料と軽油の混合割合(混合率)を判定する判定制御を実行する。
より具体的には、図2に示すように、制御装置20は、内燃機関2にバイオ燃料のみを使用した場合における、所定時間中の粒子状物質の堆積量である第1堆積量の変化(図2の一点鎖線参照)を記憶している。制御装置20は、内燃機関2に軽油のみを使用した場合における、所定時間中の粒子状物質の堆積量である第2堆積量の変化(図2の破線参照)も記憶している。所定時間は、第1堆積量の変化および第2堆積量の変化を実験によって計測した時間であってもよい。制御装置20は、第1堆積量と、第2堆積量と、PMセンサ6から取得した第3堆積量(図2の実線参照)と、を比較し、バイオ燃料と軽油の混合割合を判定する。
本実施形態では制御装置20は、第1堆積量と第2堆積量とに基づいて、バイオ燃料と軽油の混合割合に応じた推定堆積量(図2の二点鎖線参照)を演算している。制御装置20は、PMセンサ6の電流値から、実際に排気中に流れる粒子状物質の堆積量に相当する第3堆積量を取得する。制御装置20は、取得した第3堆積量と推定堆積量を比較することによって、推定した混合割合に対して、実際の混合割合が高いか低いかを判定する。制御装置20は、推定した混合割合に対して第3堆積量が多い場合、軽油の割合を推定した割合よりも高く補正する。一方、制御装置20は、推定した混合割合に対して第3堆積量が少ない場合、バイオ燃料の割合を推定した割合よりも高く補正する。これによって、制御装置20は、混合割合を判定できる。なお、PMセンサ6は、粒子状物質がPMセンサ6のセンサ素子に堆積するまでの一定期間は、不感帯を有する。制御装置20は、この間も、推定堆積量を演算している。
制御装置20は、排気循環ガスの導入割合を決定し、排気循環ガスの導入量が、エアクリーナ32に取り付けられたエアフロセンサ22によって検知した吸気量に対して決定した導入割合となるように、排気循環弁8bの開度を制御する。制御装置20は、内燃機関2の運転領域ごとに排気循環ガスの導入割合を定めたマップに基づいて、排気循環ガスの導入割合を決定してもよい。
このほか、制御装置20は、エアフロセンサ22、およびアクセルポジションセンサ30aなどのセンサから取得した値に基づいて、内燃機関2が所望の運転状態となるように、燃料噴射弁2c、排気循環弁8b、および過給機14の過給圧、などの各装置の制御を実行してもよい。制御装置20は、実際には、演算装置と、メモリと、入出力バッファ等とを含むマイクロコンピュータによって構成されるECU(Electrоnic Control Unit)である。制御装置20は、メモリに格納されたマップおよびプログラムに基づいて、内燃機関2が、所望の運転状態となるように各装置を制御する。なお、各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)により処理することも可能である。
次に、図3のフローチャートを用いて、制御装置20が実行する制御手順について説明する。なお、制御装置20は、図示しないイグニッションスイッチがオンされると制御動作を開始する。
ステップS1において、制御装置20は、給油がされたか否か判断する。本実施形態では、制御装置20は、給油リッド12の開閉状態を検知し、給油リッド12が開いた場合に、給油が開始されたと判断する。その他、制御装置20は、燃料レベルが上昇したと判断した場合に給油がされたと判断してもよい。制御装置20は、給油がされたと判断するとステップS2に処理を進める。
ステップS2では、制御装置20は、ヒータ6aを作動させ、PMセンサ6に堆積した粒子状物質を除去するとともに、第3堆積量をリセットするセンサリセットを実行する。これによって、バイオ燃料と軽油の混合割合をより正確に判定できる。しかし、制御装置20は、センサリセットを必ずしも実行しなくてもよい。具体的には、制御装置20は、PMセンサ6の第3堆積量の現在値に基づいて、センサリセットの要否を判断したのち実行してもよい。例えば、制御装置20は、第3堆積量が所定量よりも多い場合に、センサリセットを実行してもよい。制御装置20は、センサリセットを実行するとステップS3に処理を進める。
ステップS3では、制御装置20は、給油がされたと判断してから所定期間経過したか否か判断する。所定期間は、例えば、給油された燃料が燃料噴射弁2cに到達する時間に応じて設定すればよい。すなわち、所定期間は、燃料タンク10から燃料噴射弁2cまでの配管に残った燃料が入れ替わるまでの時間を基準に設定される。所定期間は、例えば、燃料タンク10から燃料噴射弁2cまでの容量と、単位時間あたりに燃料が輸送される量、または単位時間あたりの燃料噴射量などから演算してもよい。さらに、制御装置20は、所定期間にPMセンサ6の不感帯を考慮した期間を含んでもよい。これによって、制御装置20は、より正確に混合割合を判定できる。制御装置20は、所定期間経過したと判断すると(ステップS3 YES)、ステップS4に処理を進める。
ステップS4では、制御装置20は、排気循環ガスが内燃機関2の吸気に所定割合以上となるように排気循環装置8を制御する排気循環制御を実行する。バイオ燃料は燃料中に酸素原子が存在するため、排気循環ガスを増量しても軽油と比べて粒子状物質が増えにくい傾向にある。このため、排気循環ガスを増量したほうが、第3堆積量中における軽油による粒子状物質の堆積量と、バイオ燃料による粒子状物質の堆積量の差が大きくなる。
所定割合は、例えば、同一の運転領域における通常状態の排気循環ガスの導入量が吸気量に対して第1導入割合(例えば、30%)である場合、第1導入割合よりも大きい第2導入割合(例えば、40%)としてもよい。また、別の運転点において導入割合が所定割合以上である場合、制御装置20は、導入割合を維持してもよい。このように、制御装置20は、排気循環ガスを増量することによって、第3堆積量中における軽油による粒子状物質の堆積量と、バイオ燃料による粒子状物質の堆積量と、の差が大きくなるように制御する。制御装置20は、排気循環制御を実行すると、ステップS5に処理を進める。
ステップS5では、制御装置20は、アイドル中か否か判断する。本実施形態では制御装置20は、アクセルペダル30が踏み込まれておらず、アクセルポジションセンサ30aの出力がゼロ、かつ、燃料噴射弁2cが燃料噴射を実行し内燃機関2の回転を維持している場合にアイドル中であると判断する。しかし、アイドル中か否かの判断は、その他の方法によって判断してもよい。
制御装置20は、ステップS5において、アイドル中ではないと判断した場合(ステップS5 NO)、ステップS6に処理を進める。ステップS6では、制御装置20は、定常走行中か否か判断する。定常走行中は、内燃機関2の出力変化が所定範囲内である状態の一例である。所定範囲は、例えば、出力変化がプラスマイナス5kW以内、またはトルクの変化がプラスマイナス5Nm以内など、内燃機関2が一定の出力で運転されている状態を示す範囲であればよい。制御装置20は、定常走行中であるか否かを、アクセルポジションセンサ30aの出力の変化率に基づいて判断してもよい。具体的には、制御装置20は、アクセルポジションセンサ30aの出力の変化率が所定範囲内の場合、定常走行中であると判断してもよい。また、制御装置20は、内燃機関2の出力変化を取得し、出力変化が一定である場合に、定常走行中であると判断してもよい。
制御装置20は、定常走行中であると判断した場合(ステップS6 YES)、ステップS7に処理を進め、判定制御を実行する。制御装置20は、ステップS7で判定制御を実行すると、ステップS1に処理を進める。
ステップS1において、制御装置20は、給油がされていないと判断した場合(ステップS1 NO)、ステップS4に処理を進め、前述した排気循環制御を実行する。
制御装置20は、ステップS3において所定期間経過していないと判断した場合(ステップS3 NO)、所定期間経過するまで待つ。これによって、制御装置20は、混合割合の誤検出を抑制できる。
制御装置20は、ステップS5においてアイドル中であると判断した場合(ステップS6 NO)、ステップS8に処理を進め判定制御を禁止する。アイドル中は、粒子状物質が排出されにくい。このため、制御装置20は、アイドル中の判定制御を禁止することによって、より正確に混合割合の判定をしやすい。制御装置20は、判定制御を禁止すると、ステップS5に処理を進める。
制御装置20は、ステップS6において定常走行中でないと判断した場合(ステップS6 NO)、ステップS8に処理を進め判定制御を禁止する。定常走行中以外は、粒子状物質が過剰に排出されやすい。このため、制御装置20は、定常走行中以外の判定制御を禁止することによって、より正確に混合割合の判定をしやすい。制御装置20は、ステップS6において定常走行中であると判断した場合(ステップS6 YES)、ステップS7に処理を進め判定制御を実施し、ステップS1に処理を戻す。制御装置20は、ステップS1からステップS8までの処理を所定時間毎に繰り返し実行する。
以上説明した通り、本開示の内燃機関2の制御システム1によれば、制御装置20は、第1堆積量と第2堆積量と、PMセンサ6によって検知した第3堆積量に基づいて、バイオ燃料と軽油との混合割合を判定できる。
さらに、車両が実際に走行する場合は、加減速を繰り返す。これによって粒子状物質の堆積量は常に変化しやすい。したがって、混合割合は極力短い期間で判定できることが好ましい。例えば、短期間の定常走行中に混合割合を判定できることが好ましい。
制御装置20は、排気循環制御を実行することによって、第3堆積量中における軽油による粒子状物質の堆積量と、バイオ燃料による粒子状物質の堆積量の差が大きくなるように制御する。これによって、混合割合を短期間で判定できるとともに、より正確にバイオ燃料と軽油の混合割合を判定しやすい。
<他の実施形態>
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)上記実施形態では、フィルタ4を用いたディーゼルエンジンを例に説明したが、本開示はこれに限定されない。内燃機関2は、ガソリンエンジンであってもよい。この場合、内燃機関2は、バイオエタノール燃料(第1燃料の一例)と、ガソリン(第2燃料の一例)を使用可能な内燃機関2であってもよい。また、この場合、フィルタ4は、ガソリンパーティキュレートフィルタであってもよい。
(b)上記実施形態では、内燃機関2の制御システム1を、ディーゼルエンジンを搭載する車両に適用した例を説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、内燃機関2の制御システム1を、外部充電または外部給電が可能なプラグインハイブリッド車両(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)に適用してもよい。
1 :制御システム
2 :内燃機関
4 :フィルタ
6 :PMセンサ
6a :ヒータ
8 :排気循環装置
10 :燃料タンク
20 :制御装置
2 :内燃機関
4 :フィルタ
6 :PMセンサ
6a :ヒータ
8 :排気循環装置
10 :燃料タンク
20 :制御装置
Claims (7)
- 第1燃料と第2燃料とを混合した燃料を使用可能な内燃機関の制御システムであって、
粒子状物質を捕集するフィルタと、
前記フィルタの上流に配置され、前記粒子状物質の堆積状態を検知する検知部と、
前記第1燃料によって堆積される前記粒子状物質の堆積量を予め設定した第1堆積量と、前記第2燃料によって堆積される前記粒子状物質の堆積量を予め設定した第2堆積量と、前記検知部によって検知した前記粒子状物質の第3堆積量と、に基づいて、前記第1燃料と前記第2燃料の混合割合を判定する判定制御を実行する、制御装置と、
を備える、内燃機関の制御システム。 - 前記内燃機関に供給する燃料を貯蔵する燃料タンクをさらに備え、
前記制御装置は、前記燃料タンクに給油されたか否かを判断し、前記燃料タンクに給油されたと判断してから所定期間経過した場合に前記判定制御を実行する、
請求項1に記載の内燃機関の制御システム。 - 前記内燃機関に排気循環ガスを導入する排気循環装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記所定期間経過後に前記排気循環ガスが前記内燃機関の吸気量に対して所定割合以上となるように前記排気循環装置を制御する排気循環制御を実行する、
請求項2に記載の内燃機関の制御システム。 - 前記制御装置は、前記排気循環制御を実行する間に、前記判定制御を実行する、
請求項3に記載の内燃機関の制御システム。 - 前記検知部はヒータを有し、
前記制御装置は、前記燃料タンクに給油されたと判断した場合に前記ヒータを作動させ、前記第3堆積量をリセットする、
請求項2から4のいずれか1項に記載の内燃機関の制御システム。 - 前記内燃機関の出力変化が所定の期間において所定範囲内の場合に、前記判定制御を実行する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の内燃機関の制御システム。 - 前記内燃機関がアイドル中は、前記判定制御を禁止する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の内燃機関の制御システム。
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