JP2023132861A - 暗号資産管理装置、制御方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

暗号資産管理装置、制御方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】二酸化炭素の排出量を削減したユーザに対して、その削減がどのETSの管内で行われたかに依存しない金銭的価値を提供することを可能にする技術を提供する。【解決手段】ユーザから二酸化炭素の排出削減量を証明する証書を受信する受信手段と、前記証書に基づき、前記ユーザに暗号資産を付与する付与手段と、を備えることを特徴とする暗号資産管理装置を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、暗号資産管理装置、制御方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
現在、地球温暖化の一因である二酸化炭素の排出量の削減を促す制度として、様々な国や地域などが排出量取引制度(Emission Trading Scheme、ETS)を運営している。一般的に、ETSのユーザ(例えば、企業)が二酸化炭素の排出量を削減すると、排出量を証明する証書が発行される。証明された排出量を以前の排出量と比較すると排出削減量が求まるので、証書は実質的に排出削減量を証明する役割を持つ。そしてユーザは、証書に基づいてカーボンクレジットを取得し、カーボンクレジットを他のユーザ(例えば、排出量を十分に削減できなかった企業)に売却することにより、排出削減量を換金することができる。
また、ブロックチェーンに基づく炭素取引システムも知られている(特許文献1)。
特開2019-175416号公報
カーボンクレジットの価格は、ETS毎に取引状況に応じて変動する。そのため、複数のETSの管内で事業を行っているユーザにとっては、どの管内で排出量を削減したかに応じて同じ排出削減量の金銭的価値が変化するという状況が発生する。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、二酸化炭素の排出量を削減したユーザに対して、その削減がどのETSの管内で行われたかに依存しない金銭的価値を提供することを可能にする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ユーザから二酸化炭素の排出削減量を証明する証書を受信する受信手段と、前記証書に基づき、前記ユーザに暗号資産を付与する付与手段と、を備えることを特徴とする暗号資産管理装置を提供する。
本発明によれば、二酸化炭素の排出量を削減したユーザに対して、その削減がどのETSの管内で行われたかに依存しない金銭的価値を提供することが可能となる。
システム100の概念図。 暗号資産管理装置200の機能ブロック図。 暗号資産管理装置200が実行する処理のフローチャート。 変形例に係る暗号資産管理装置200が実行する処理のフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、システム100の概念図である。システム100において、ユーザ端末110、カーボンクレジット管理装置120、及び暗号資産管理装置200は、インターネットのような通信ネットワークを介して相互に接続される。
ユーザ端末110は、ETSのユーザ(例えば、企業)が使用する端末である。ユーザ端末110としては、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、又はタブレットなどの電子デバイスを用いることができる。
カーボンクレジット管理装置120は、ETSにおいてカーボンクレジットの管理(例えば、証書に基づいてユーザにカーボンクレジットを付与する処理)を行うための装置である。また、カーボンクレジット管理装置120は、二酸化炭素の排出削減量を証明する証書の管理(例えば、証書の使用状況の管理)を行うためにも用いられる。カーボンクレジット管理装置120はETS毎に設けられており、システム100には複数のETSに対応する複数のカーボンクレジット管理装置120が含まれている。但し、実装上は、2以上のカーボンクレジット管理装置120が同じハードウェア及びソフトウェアを共用してもよい。また、各カーボンクレジット管理装置120は相互に通信可能な複数のコンピュータにより実装されていてもよい。
暗号資産管理装置200は、証書に基づいてユーザにカーボンクレジットを付与する処理を行うための装置である。図1には暗号資産管理装置200が1つのブロックとして図示されているが、暗号資産管理装置200は相互に通信可能な複数のコンピュータにより実装可能である。
図2は、暗号資産管理装置200の機能ブロック図である。制御部201は、例えばCPU、ROM、及びRAMなどを含み、OSを含む各種プログラムを実行することにより暗号資産管理装置200全体を制御する。記憶部202は、例えばHDD及びSSDのような記録媒体を含み、OSを含む各種プログラムを記憶する。ネットワークI/F203は、暗号資産管理装置200が外部装置(ユーザ端末110及びカーボンクレジット管理装置120など)と通信するためのインタフェースである。
システム100において、ユーザ端末110のユーザは、二酸化炭素の排出削減量を証明する証書を保有しているものとする。排出削減量に関して比較される期間は特に限定されないが、例えば、連続する2つの年である。この場合、特定の年の前の年の排出量から特定の年の排出量を減じることにより得られる量が、排出削減量である。また、ユーザは、既存のETSの枠組みに従って、証書に基づいてカーボンクレジットを取得することができる。カーボンクレジット管理装置120は証書の使用状況を管理しており、ユーザがカーボンクレジットを取得した場合、カーボンクレジット管理装置120は、証書が使用済みであることを示すように使用状況を更新する。
なお、証書を発行してユーザに付与する方法については、既存のETSの枠組みを利用可能である。しかしながら、本実施形態の証書は、ETSの枠組みに従ってユーザに付与される証書に限定されない。企業などの二酸化炭素排出主体による排出削減量を証明可能である限り、任意の仕組みによりユーザに付与される任意の証書を本実施形態の証書として採用することができる。同様に、本実施形態におけるユーザ端末110のユーザは、必ずしもETSのユーザに限定されず、任意の二酸化炭素排出主体がユーザ端末110のユーザとなることができる。また、本実施形態の証書は、二酸化炭素の排出削減量を直接的に証明するように構成されていてもよいし、間接的に証明するように構成されていてもよい。例えば、証書に含まれる情報が排出削減量を直接的には示さない場合であっても、その情報に基づいて削減後の排出量と以前の排出量との差分を特定可能であれば、その証書は二酸化炭素の排出削減量を間接的に証明するように構成されているといえる。
また、ユーザは、証書に基づいてカーボンクレジットを取得する代わりに、証書に基づいて暗号資産を取得することができる。この場合、ユーザは、ユーザ端末110を通じて、暗号資産管理装置200に対して暗号資産の付与要求を送信する。暗号資産管理装置200は、付与要求に含まれる証書に基づいて、ユーザに暗号資産を付与する。暗号資産の種類や実装方法は特に限定されないが、暗号資産管理装置200は、例えばブロックチェーンにより管理される暗号資産をユーザに付与することができる。暗号資産管理装置200は、暗号資産管理装置200が保有している発行済みの暗号資産からユーザに付与する暗号資産を取得してもよいし、ユーザに付与する暗号資産を新規に発行してもよい。
なお、カーボンクレジット及び暗号資産の取得は、必ずしも択一的でなくてもよい。例えば、同じ証書に基づいてカーボンクレジット及び暗号資産の両方を取得可能な構成を採用してもよい。更に別の例として、証書に基づいて暗号資産のみを取得可能な構成(暗号資産を取得できる一方でカーボンクレジットは取得できない構成)を採用してもよい。
図3は、暗号資産管理装置200が実行する処理のフローチャートである。S301で、制御部201は、ユーザから付与要求が受信されたか否かを判定する。付与要求には証書が含まれており、制御部201は、付与要求の受信を通じて証書を受信することができる。制御部201は、付与要求が受信されるまでS301の処理を繰り返す。付与要求が受信されると、処理ステップはS302に進む。
S302で、制御部201は、証書が暗号資産又はカーボンクレジットの付与のために使用済みであるか否かを判定する。証書が使用済みでない場合、処理ステップはS303に進む。証書が使用済みの場合、処理ステップはS307に進む。
S302における判定方法の例を説明する。後述するS305の処理により、証書が暗号資産の付与のために使用された場合、証書が使用済みである旨の情報が記憶部202に記録される。従って、制御部201は、記憶部202を参照することにより、証書が暗号資産の付与のために使用済みであるか否かを判定することができる。また、制御部201は、証書に関連するETSのカーボンクレジット管理装置120に対して、証書の使用状況を問い合わせる。この証書に基づくカーボンクレジットの付与が既に行われている場合、カーボンクレジット管理装置120は、証書が使用済みである旨を回答する。従って、制御部201は、カーボンクレジット管理装置120に対して証書の使用状況を問い合わせることにより、証書がカーボンクレジットの付与のために使用済みであるか否かを判定することができる。
なお、前述の通り、同じ証書に基づいてカーボンクレジット及び暗号資産の両方を取得可能な構成や、証書に基づいて暗号資産のみを取得可能な構成を採用してもよい。これらの構成を採用する場合、S302を省略し、S301からS303へ処理ステップが遷移するようにフローチャートを構成してもよい。或いは、暗号資産の二重付与を防止するために、S302において証書が暗号資産の付与のために使用済みであるか否かのみを判定するようにフローチャートを構成してもよい。
S303で、制御部201は、ユーザに付与する暗号資産の量を決定する。決定方法は特に限定されないが、例えば、制御部201は、排出削減量に基づいて暗号資産の量を決定する(例えば、付与される暗号資産の量は、排出削減量に比例する)。
或いは、制御部201は、対象ユーザの排出削減量、及び、複数のユーザ(例えば、ETSに参加している全ユーザ)の二酸化炭素の総排出量の削減量に基づいて暗号資産の量を決定してもよい。この場合、例えば、制御部201は、総排出量の削減量に基づいて新規に発行可能な暗号資産の総量を決定する(例えば、新規に発行可能な暗号資産の総量は、総排出量の削減量に比例する)。そして、制御部201は、対象ユーザの排出削減量、及び、新規に発行可能な暗号資産の総量に基づいて、対象ユーザに付与する暗号資産の量を決定する。
S304で、制御部201は、S303において決定した量の暗号資産をユーザに付与する。
S305で、制御部201は、証書の使用状況を更新する。具体的には、制御部201は、証書が使用済みである旨の情報を記憶部202に記録する。また、制御部201は、証書に関連するETSのカーボンクレジット管理装置120に対して、証書が暗号資産の付与のために使用された旨を通知する。このように証書の使用状況を更新することにより、ユーザが1つの証書から暗号資産及びカーボンクレジットの両方を取得することを防止することができる。
S306で、制御部201は、暗号資産の付与が完了したことを示すメッセージをユーザ端末110へ送信する。その後、処理ステップはS301に戻り、制御部201は、次の付与要求を待ち受ける。
S307(S302において証書が使用済みであると判定された場合)で、制御部201は、ユーザ端末110に対してエラーメッセージを送信する。その後、処理ステップはS301に戻り、制御部201は、次の付与要求を待ち受ける。S302及びS307の処理により、ユーザが1つの証書に基づいて暗号資産及びカーボンクレジットの両方を取得することを防止することができる。また、ユーザが1つの証書に基づいて繰り返し暗号資産を取得することを防止することができる。
以上の処理により、証書を保有しているユーザは、ETS毎に取引される(従って、ETS毎に排出削減量の金銭的価値が変化する)カーボンクレジットの代わりに、ETSに依存しない金銭的価値を持つ暗号資産を取得することができる。
<変形例>
変形例として、カーボンクレジット管理装置120の機能を暗号資産管理装置200に統合することにより、ユーザが暗号資産管理装置200から暗号資産又はカーボンクレジットを選択的に取得できるようにする構成について説明する。
図4は、変形例に係る暗号資産管理装置200が実行する処理のフローチャートである。図4において、図3と同一又は同様の処理が行われるステップには図3と同一の符号を付す。
S401で、制御部201は、ユーザから付与要求が受信されたか否かを判定する。付与要求には証書が含まれており、制御部201は、付与要求の受信を通じて証書を受信することができる。また、付与要求には、ユーザが暗号資産及びカーボンクレジットのいずれを選択したかを示す選択結果も含まれており、制御部201は、付与要求の受信を通じて選択結果を受信することができる。制御部201は、付与要求が受信されるまでS401の処理を繰り返す。付与要求が受信されると、処理ステップはS402に進む。
S402で、制御部201は、証書が暗号資産又はカーボンクレジットの付与のために使用済みであるか否かを判定する。証書が使用済みでない場合、処理ステップはS403に進む。証書が使用済みの場合、処理ステップはS307に進む。
S402における判定方法の例を説明する。後述するS405の処理により、証書が暗号資産又はカーボンクレジットの付与のために使用された場合、証書が使用済みである旨の情報が記憶部202に記録される。従って、制御部201は、記憶部202を参照することにより、証書が暗号資産又はカーボンクレジットの付与のために使用済みであるか否かを判定することができる。
S403で、制御部201は、付与要求に含まれる選択結果を参照することにより、ユーザにより暗号資産が選択されたかカーボンクレジットが選択されたかを判定する。ユーザにより暗号資産が選択された場合、処理ステップはS303に進み、ユーザによりカーボンクレジットが選択された場合、処理ステップはS404に進む。
S404で、制御部201は、ユーザにカーボンクレジットを付与する。従って、変形例に係る暗号資産管理装置200は、受信した選択結果に従って、ユーザに暗号資産又はカーボンクレジットを付与することができる。
S405で、制御部201は、証書の使用状況を更新する。具体的には、制御部201は、証書が使用済みである旨の情報を記憶部202に記録する。このように証書の使用状況を更新することにより、ユーザが1つの証書から暗号資産及びカーボンクレジットの両方を取得したり、ユーザが1つの証書から暗号資産又はカーボンクレジットを繰り返し取得したりすることを防止することができる。
S406で、制御部201は、暗号資産又はカーボンクレジットの付与が完了したことを示すメッセージをユーザ端末110へ送信する。その後、処理ステップはS401に戻り、制御部201は、次の付与要求を待ち受ける。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は、少なくとも以下の暗号資産管理装置、制御方法、プログラム、及び記録媒体を開示している。
[項目1]
ユーザから二酸化炭素の排出削減量を証明する証書を受信する受信手段と、
前記証書に基づき、前記ユーザに暗号資産を付与する付与手段と、
を備えることを特徴とする暗号資産管理装置。
この実施形態によれば、二酸化炭素の排出量を削減したユーザに対して、その削減がどのETSの管内で行われたかに依存しない金銭的価値を提供することが可能となる。
[項目2]
前記証書が暗号資産又はカーボンクレジットの付与のために使用済みであるか否かを判定する判定手段を更に備え、
前記付与手段は、前記証書が使用済みでないと判定された場合に、前記ユーザに暗号資産を付与する
ことを特徴とする項目1に記載の暗号資産管理装置。
この実施形態によれば、ユーザが1つの証書から暗号資産及びカーボンクレジットの両方を取得することを防止することが可能となる。
[項目3]
前記証書が使用済みであるか否かを前記判定手段が判定することは、前記証書に基づいてカーボンクレジットの付与を行うカーボンクレジット管理装置に対して前記証書の使用状況を問い合わせることを含む
ことを特徴とする項目2に記載の暗号資産管理装置。
この実施形態によれば、既に証書に基づいてカーボンクレジットを取得したユーザが、同じ証書に基づいて暗号資産も取得することを防止することが可能になる。
[項目4]
前記受信手段は、前記ユーザが暗号資産及びカーボンクレジットのいずれを選択したかを示す選択結果を前記ユーザから受信し、
前記証書が使用済みでないと判定された場合に、前記付与手段は、前記選択結果に従って前記ユーザに暗号資産又はカーボンクレジットを付与する
ことを特徴とする項目2又は3に記載の暗号資産管理装置。
この実施形態によれば、ユーザが証書に基づいて暗号資産又はカーボンクレジットを選択的に取得することが容易になる。
[項目5]
前記付与手段は、前記排出削減量に基づいて、前記ユーザに付与する暗号資産の量を決定する
ことを特徴とする項目1乃至4のいずれか1項に記載の暗号資産管理装置。
この実施形態によれば、排出削減量に応じた量の暗号資産をユーザに付与することが可能になる。
[項目6]
複数のユーザの二酸化炭素の総排出量の削減量を取得する取得手段を更に備え、
前記付与手段は、前記総排出量の削減量に更に基づいて、前記ユーザに付与する暗号資産の量を決定する
ことを特徴とする項目5に記載の暗号資産管理装置。
この実施形態によれば、対象ユーザの排出削減量だけではなく、複数のユーザ(例えば、ETSに参加している全ユーザ)の二酸化炭素の総排出量の削減量も考慮して、対象ユーザに付与する暗号資産の量を決定することが可能になる。
[項目7]
前記ユーザに付与する暗号資産は、ブロックチェーンにより管理される
ことを特徴とする項目1乃至6のいずれか1項に記載の暗号資産管理装置。
この実施形態によれば、暗号資産の信頼性を向上させることが可能になる。
[項目8]
暗号資産管理装置が実行する制御方法であって、
ユーザから二酸化炭素の排出削減量を証明する証書を受信する受信工程と、
前記証書に基づき、前記ユーザに暗号資産を付与する付与工程と、
を備えることを特徴とする制御方法。
この実施形態によれば、二酸化炭素の排出量を削減したユーザに対して、その削減がどのETSの管内で行われたかに依存しない金銭的価値を提供することが可能になる。
[項目9]
コンピュータに、項目8に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
この実施形態によれば、二酸化炭素の排出量を削減したユーザに対して、その削減がどのETSの管内で行われたかに依存しない金銭的価値を提供することが可能になる。
[項目10]
コンピュータに、項目8に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
この実施形態によれば、二酸化炭素の排出量を削減したユーザに対して、その削減がどのETSの管内で行われたかに依存しない金銭的価値を提供することが可能になる。
なお、上述の実施形態において説明した各種機能を実装するソフトウェア及びハードウェアの具体的な構成については特に限定されない。技術的に可能である限り、任意のソフトウェア、任意のハードウェア、並びに任意のソフトウェア及び任意のハードウェアの任意の組合せが、上述の実施形態の範囲に含まれる。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
100…システム、110…ユーザ端末、120…カーボンクレジット管理装置、200…暗号資産管理装置、201…制御部、202…記憶部、203…ネットワークI/F
上記課題を解決するために、本発明は、ユーザから二酸化炭素の排出削減量を証明する証書を受信する受信手段であって、前記証書は複数の排出量取引制度のうちのいずれかに関連する、受信手段と、前記証書が暗号資産の付与のために使用済みであるか否かを判定する第1の判定手段と、前記証書に基づいてカーボンクレジットの付与を行う、前記証書に関連する排出量取引制度のカーボンクレジット管理装置に対して、前記証書の使用状況を問い合わせ、当該問い合わせに対する回答に基づいて、前記証書がカーボンクレジットの付与のために使用済みであるか否かを判定する第2の判定手段と、前記証書が暗号資産の付与のために使用済みではないと判定され、かつ、前記証書がカーボンクレジットの付与のために使用済みではないと判定された場合に、前記証書に基づき、前記ユーザに暗号資産を付与する付与手段と、を備えることを特徴とする暗号資産管理装置を提供する。

Claims (10)

  1. ユーザから二酸化炭素の排出削減量を証明する証書を受信する受信手段と、
    前記証書に基づき、前記ユーザに暗号資産を付与する付与手段と、
    を備えることを特徴とする暗号資産管理装置。
  2. 前記証書が暗号資産又はカーボンクレジットの付与のために使用済みであるか否かを判定する判定手段を更に備え、
    前記付与手段は、前記証書が使用済みでないと判定された場合に、前記ユーザに暗号資産を付与する
    ことを特徴とする請求項1に記載の暗号資産管理装置。
  3. 前記証書が使用済みであるか否かを前記判定手段が判定することは、前記証書に基づいてカーボンクレジットの付与を行うカーボンクレジット管理装置に対して前記証書の使用状況を問い合わせることを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の暗号資産管理装置。
  4. 前記受信手段は、前記ユーザが暗号資産及びカーボンクレジットのいずれを選択したかを示す選択結果を前記ユーザから受信し、
    前記証書が使用済みでないと判定された場合に、前記付与手段は、前記選択結果に従って前記ユーザに暗号資産又はカーボンクレジットを付与する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の暗号資産管理装置。
  5. 前記付与手段は、前記排出削減量に基づいて、前記ユーザに付与する暗号資産の量を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の暗号資産管理装置。
  6. 複数のユーザの二酸化炭素の総排出量の削減量を取得する取得手段を更に備え、
    前記付与手段は、前記総排出量の削減量に更に基づいて、前記ユーザに付与する暗号資産の量を決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の暗号資産管理装置。
  7. 前記ユーザに付与する暗号資産は、ブロックチェーンにより管理される
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の暗号資産管理装置。
  8. 暗号資産管理装置が実行する制御方法であって、
    ユーザから二酸化炭素の排出削減量を証明する証書を受信する受信工程と、
    前記証書に基づき、前記ユーザに暗号資産を付与する付与工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  9. コンピュータに、請求項8に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  10. コンピュータに、請求項8に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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