JP2023132303A - 撹拌装置 - Google Patents

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Takeshi Fukagawa
宏 高橋
Hiroshi Takahashi
慎也 永田
Shinya Nagata
勤 神山
Tsutomu Kamiyama
要介 中野
Yosuke Nakano
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Abstract

【課題】容器内で撹拌される処理物の伝熱効率の向上を図ることができる撹拌装置を提供すること。【解決手段】処理物が投入される容器10に設けられて熱媒体の流通によって処理物の温度を調整する温調部材20と、処理物20を撹拌する撹拌部材30と、を備えた撹拌装置1において、温調部材20は、容器10の側面12を貫通して容器10の内部に突出した熱交換部24を有している。撹拌部材30は、鉛直方向に伸びる回転軸31と、回転軸31に取り付けられた第1撹拌羽根32とを有している。そして、第1撹拌羽根32は、回転軸31から水平方向に沿って延びる平板部材によって形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、撹拌装置に関するものである。
従来から、容器内に設置された撹拌羽根によって処理物を撹拌する際、容器の側面を取り巻くジャケットに熱媒体を流通させ、容器内の処理物を加熱或いは冷却することが可能な撹拌装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2004-148195号公報 特開2019-171310号公報
ところで、従来の撹拌装置では、容器の側面にジャケットが形成されているため、容器の大きさ、つまり容器の側面の面積によって、容器内の処理物とジャケットを流通する熱媒体との接触面積が規定される。このため、従来の撹拌装置では、ジャケットの伝熱面積が制限されてしまい、単位時間あたりの熱エネルギー伝達量(燃流量)を高めることが難しかった。また、従来の撹拌装置では、容器の下部に溜まった処理物を上方に掻き上げることが難しく、ジャケットを流通する熱媒体に接触しにくいため、熱交換を十分に行うことができない。これらのことから、従来の撹拌装置では、伝熱効率の向上を図ることが難しいという課題がある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、容器内で撹拌される処理物の伝熱効率の向上を図ることができる撹拌装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の撹拌装置は、処理物が投入される容器と、前記容器に設けられて熱媒体の流通によって前記処理物の温度を調整する温調部材と、前記処理物を前記容器内で撹拌する撹拌部材と、を備えている。ここで、前記温調部材は、前記容器の側面を貫通し、前記容器の内部に突出して前記熱媒体が流れ込む熱交換部を有している。また、前記撹拌部材は、鉛直方向に沿って伸びると共に前記容器の内部で回転可能な回転軸と、前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸から水平方向に沿って延びる平板部材によって形成された第1撹拌羽根と、を有している。
これにより、本発明の撹拌装置では、容器内で撹拌される処理物の伝熱効率の向上を図ることができる。
実施例1の撹拌装置の構成を示す要部を破断した説明図である。 実施例1の撹拌装置を示す斜視図である。 実施例1の撹拌装置を示す平面図である。 実施例1の温調部材を示す断面図である。 実施例1の撹拌装置の容器内での処理物の動きを示す説明図である。
以下、本発明の撹拌装置を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
実施例1の撹拌装置1は、水や溶剤等の溶媒と処理物とが混合したスラリー状の処理物を、撹拌(混合)しながら間接的に加熱して乾燥させる装置である。撹拌装置1は、図1~図3に示すように、容器10と、温調部材20と、撹拌部材30と、を備えている。
容器10は、上部が開放した円筒状の縦型容器であり、上部の開口11から処理物が投入される。また、容器10の側面12には、図示しない排出口が形成されている。容器10内の処理物は、排出口から容器10の外に排出される。開口11及び排出口は、それぞれ蓋によって開閉可能に閉鎖される。なお、容器10の側面12は、断熱性を持たせるため、内壁12aと外壁12bの間に空間12cが設けられた二重構造とされている。
温調部材20は、容器10の側面12に設けられ、容器10内の処理物に熱媒体である飽和蒸気の熱を伝達し、間接的に処理物を加熱する。実施例1の撹拌装置1では、容器10の周方向に沿って、四つ(複数)の温調部材20が設けられている(図3参照)。また、温調部材20は、外管21の内部に内管22が配置された二重管構造を有している(図4参照)。
外管21は、容器10の側面12を貫通する中空の金属部材である。なお、外管21の材質は熱伝導率の高いものであれば任意に選択することができ、例えばステンレス等によって形成される。また、容器10の側面12には、外管21が貫通する貫通孔13が形成され、貫通孔13と外管21との間には、外管21を支持する管状の支持部材14が取り付けられている。なお、図1及び図4に示された例では、支持部材14は三分割可能である。支持部材14は、まず、貫通孔13に中間部材14aが取り付けられる。そして、貫通孔13に取り付けられた中間部材14aに外管21が挿通され、その後、内側部材14bと外側部材14cがそれぞれ中間部材14aに取り付けられて、外管21を支持する。
外管21は、支持部材14に支持される直線状のパイプ部23と、容器10の内部に突出したパイプ部23の一端部23aに形成された熱交換部24と、を有している。また、容器10の外側に突出したパイプ部23の他端は開放し、円筒状のキャップ部材25によって閉鎖されている。なお、キャップ部材25は、パイプ部23の他端に固定されており、実質的に容器10の外側に突出した外管21の他端部を構成する。そして、キャップ部材25の周面25aには、熱媒体が流通可能な第1の流通口26aが形成されている。また、キャップ部材25の端面25bには、内管22が貫通する貫通孔25cが形成されている。
熱交換部24は、熱媒体が流れ込むチャンバー状に形成され、容器10の内部に突出している。実施例1の熱交換部24は、温調部材20を外管21のパイプ部23が容器10を貫通する方向(温調部材20が容器10を貫通する方向)に沿って見たとき、平板状を呈しており、熱交換部24によって、直方体形状の空間が形成されている。また、実施例1では、パイプ部23は、熱交換部24のほぼ中心位置に連結されている。なお、熱交換部24の大きさ(容積)やパイプ部23の連結位置は、容器10の大きさや必要となる単位時間あたりの熱エネルギー伝達量(熱流量)に応じて設定される。
さらに、熱交換部24は、容器10の側面12から、パイプ部23が突出した距離だけ離れているため、熱交換部24と容器10の側面12との間には隙間が生じている。そして、熱交換部24は、温調部材20を鉛直方向に沿って見たとき(平面視したとき)、図3に示すように、撹拌部材30の後述する回転軸31の回転方向CWの上流側の縁部24aの方が、回転軸31の回転方向CWの下流側の縁部24bよりも、容器10の側面12に近くなるように傾斜している。つまり、容器10の側面12から熱交換部24までの距離は、回転軸31の回転方向CWの上流側から下流側に向かうにつれて、次第に短くなっている。
なお、「回転方向CWの上流側」とは、基準となる地点から回転方向CWと逆回転方向に離れた側を意味する。また、「回転方向CWの下流側」とは、基準となる地点から回転方向CWに離れた側を意味する。
外管21の内部に配置された内管22は、両端が開放したパイプ部材である。内管22は、パイプ部23よりも細く、外管21との間には第1の流通口26aに連通した隙間が生じている。内管22は、一端部22aが外管21の内部で開放し、他端部22bがキャップ部材25に形成された貫通孔25cを貫通している。このため、内管22の他端部22bは、容器10の外側で外管21の外部に突出している。そして、内管22の他端は開放しており、熱媒体が流通可能な第2の流通口26bとなっている。
撹拌部材30は、容器10の底部に配置され、容器10内の処理物を撹拌する。撹拌部材30は、回転軸31と、回転軸31に取り付けられた一対の第1撹拌羽根32と、回転軸31に取り付けけられた一対の第2撹拌羽根33と、を有している。
回転軸31は、鉛直方向に沿って伸びると共に、容器10の内部で回転可能に保持されている。なお、ここでは、回転軸31は鉛直方向に沿って容器10を上方から見たとき、時計回り方向(以下「回転方向CW」という)に回転する。そして、実施例1の撹拌装置1では、回転軸31は、容器10の底面15に形成された貫通孔16を貫通し、容器10内に底面15から突出している。回転軸31は、軸封部(不図示)によって支持され、回転軸31と容器10との隙間に処理物が入り込むことを防ぐと共に、外部から異物が侵入することを防いでいる。なお、軸封部は、例えばガスシールを用いることができる。さらに、回転軸31には、図示しないモータ(回転駆動源)の回転力が適宜伝達される。
一対の第1撹拌羽根32は、水平方向に沿って回転軸31から互いに反対方向に延びる平板部材によって形成されている。各第1撹拌羽根32は、回転軸31の回転方向CWの下流側が下方になるように傾いている。また、各第1撹拌羽根32は、熱交換部24の下端部(底面24c)よりも下側の位置で回転軸31に取り付けられ、容器10の底面15との間に僅かな隙間が生じている。また、各第1撹拌羽根32の回転軸31からの延長長さは、先端部32bが容器10と熱交換部24との間に生じた隙間の下方に配置される長さに設定されている。
そして、各第1撹拌羽根32の先端部32bには、拡張部34が形成されている。拡張部34は、第1撹拌羽根32の上縁32aを上方に拡張することで形成される。第1撹拌羽根32の先端部32bが、容器10と熱交換部24との間に生じた隙間の下方に配置されたことで、拡張部34は、熱交換部24の下方に入り込むことになる(図1参照)。
一対の第2撹拌羽根33は、水平方向に沿って回転軸31から互いに反対方向に延びる平板部材によって形成されている。また、各第2撹拌羽根33は、図3に示すように、第1撹拌羽根32と直交する方向に延びている。そして、各第2撹拌羽根33は、第1撹拌羽根32と同様に、回転軸31の回転方向CWの下流側が下方になるように傾いている。
さらに、各第2撹拌羽根33は、第1撹拌羽根32が回転軸31に取り付けられた位置よりも上側であって、熱交換部24の下端部(底面24c)よりも上側の位置で回転軸31に取り付けられている。すなわち、各第2撹拌羽根33は、先端部33bが熱交換部24に対向する位置で回転軸31に取り付けられている。また、各第2撹拌羽根33の回転軸31からの延長長さは、第1撹拌羽根32の延長長さよりも短く、且つ、熱交換部24に干渉しない長さに設定されている。
以下、実施例1の撹拌装置1の作用を説明する。
実施例1の撹拌装置1によってスラリー状の処理物を乾燥させるには、撹拌装置1の使用者は、まず、開口11から一定量の処理物を容器10に投入し、図示しない蓋を閉じて開口11を閉鎖する。なお、容器10に形成された排出口は、予め閉鎖しておく。
次に、使用者は、図示しないモータを駆動し、撹拌部材30の回転軸31を回転させる。これにより、回転軸31に取り付けられた第1撹拌羽根32及び第2撹拌羽根33が回転し、容器10内の処理物が撹拌される。
使用者は、回転軸31を回転させると同時に、温調部材20の外管21に形成された第1の流通口26aから熱媒体である飽和蒸気を外管21内に供給する。ここで、外管21に供給された飽和蒸気は、図5に示すように、外管21と内管22との間を流れ、パイプ部23から熱交換部24へと流れ込み、熱交換部24に充填される。
一方、容器10内の処理物は、撹拌部材30によって撹拌されることで容器10の側面12に沿って移動する。これにより、処理物が熱交換部24に接触し、処理物と熱交換部24に充填された飽和蒸気(熱媒体)との間で熱交換が行われる。このため、処理物は間接的に加熱されて乾燥させられる。
そして、熱交換部24に充填された熱媒体である飽和蒸気は、熱交換部24の内部で開放した内管22の一端部22aから内管22内に流れ込む。そして、内管22に流れ込んだ熱媒体は、内管22の他端部22bに形成された第2の流通口26bから排出されて回収される。なお、熱交換部24内の熱媒体である飽和蒸気は、処理物に熱が奪われることで凝縮し、ドレンになる。ドレンになった熱媒体は、内管22を介して熱交換部24の外部へ排出してもよいし、熱交換部24に形成された排出孔(不図示)を介して排出してもよい。
そして、このような処理物の撹拌及び間接加熱を一定時間行ったら、使用者は排出口を開放し、容器10内の処理物を取り出して、処理物の乾燥処理を終了する。
ここで、実施例1の撹拌装置1では、温調部材20が、容器10の側面12を貫通し、容器10の内部に突出して熱媒体が流れ込む熱交換部24を有している。
これにより、実施例1の撹拌装置1は、例えば容器10の側面12に熱媒体が流通するジャケットを形成する場合と比べて、温調部材20の伝熱面積を増やすことができ、処理物の乾燥能力を向上させることができる。また、実施例1の撹拌装置1では、容器10の内部に突出した熱交換部24がバッフルとなり、処理物の供回りを防止して、上下方向の流れを発生させることができる。これにより、実施例1の撹拌装置1は、処理物の撹拌性能を向上させることができる。
また、実施例1の撹拌装置1では、温調部材20は、容器10とは別体であり、容器10の側面12に適宜設置される。このため、温調部材20は、図3に示すように、容器10の側面12に複数設置することが可能である。これにより、実施例1の撹拌装置1では、複数の温調部材20を設置したり、熱交換部24の大きさを調整したりすることで、処理物の加熱能力を制御することができる。
さらに、実施例1の撹拌装置1では、撹拌部材30が、鉛直方向に沿って伸びると共に容器10の内部で回転可能な回転軸31と、回転軸31に取り付けられ、水平方向に沿って回転軸31から延びる平板部材によって形成された第1撹拌羽根32と、を有している。
これにより、実施例1の撹拌装置1では、容器10の下部に溜まった処理物が上方に掻き上げられ、容器10の内部に突出した熱交換部24に処理物が接触する。このため、容器10内の処理物は、熱交換部24に流れ込んだ飽和蒸気と熱交換を行うことができる。
この結果、実施例1の撹拌装置1は、容器10内で撹拌される処理物の伝熱効率の向上を図ることができる。そして、撹拌装置1は、伝熱効率が向上することで、従来の撹拌装置と同容量の容器を用いたまま単位時間あたりの熱エネルギー伝達量(熱流量)を向上させることができるため、単位容量あたりの乾燥能力を向上させることができる。そのため、容器10を含めた装置の小型化を図ることが可能となり、設備導入の際に必要となるコストの削減が可能となる。
また、実施例1の撹拌装置1では、第1撹拌羽根32は、回転軸31の回転方向CWの下流側が下方に向くように傾いている。また、第1撹拌羽根32の先端部32bには、上縁32aが上方に向かって拡張された拡張部34が形成されている。すなわち、第1撹拌羽根32の先端部32bに拡張部34が形成されたことで、第1撹拌羽根32の先端部32bは、処理物に接する面積が回転軸31の近傍部分よりも大きくなっている。
ここで、容器10の下部に溜まった処理物は、第1撹拌羽根32によって撹拌されることで、容器10の中心側から側面12側へと移動していく。これに対し、実施例1の撹拌装置1は、第1撹拌羽根32の先端部32bに拡張部34が形成されており、先端部32bでは、第1撹拌羽根32と処理物との接触面積が大きくなっている。
これにより、実施例1の撹拌装置1は、容器10の中心側から側面12側へと移動し、側面12側に溜まっていく処理物を積極的に上方に掻き上げることができ、側面12から突出した熱交換部24に処理物を効率的に接触させることができる。このため、容器10内の処理物は、熱交換部24に流れ込んだ飽和蒸気と十分に熱交換を行うことができる。よって、実施例1の撹拌装置1は、容器10内で撹拌される処理物の伝熱効率の向上をさらに図ることができる。
また、実施例1の撹拌装置1では、撹拌部材30が、平板部材によって形成された第2撹拌羽根33を有している。ここで、第2撹拌羽根33は、水平方向に沿って回転軸31から延びている。また、第2撹拌羽根33は、回転軸31の回転方向CWの下流側が下方になるように傾いている。
そして、実施例1では、第1撹拌羽根32は、熱交換部24の下端部(底面24c)よりも下側の位置で回転軸31に取り付けられ、回転軸31からの延長長さが、拡張部34が熱交換部24の下側に入り込む長さに設定されている。また、第2撹拌羽根33は、先端部33bが熱交換部24に対向する位置で回転軸31に取り付けられている。さらに、第2撹拌羽根33は、回転軸31からの延長長さが、熱交換部24に干渉しない長さに設定されている。
これにより、実施例1の撹拌装置1は、拡張部34によって掻き上げられて容器10の中心部側に集まった処理物を第2撹拌羽根33によって撹拌することができ、処理物の撹拌効率を向上させることができる。しかも、実施例1の撹拌装置1は、第1撹拌羽根32が、拡張部34が熱交換部24の下側に入り込む長さであるため、図5に示すように、掻き上げた処理物を、熱交換部24と容器10の側面12との間に入り込ませることができる。このため、熱交換部24に接触する処理物を増加させ、撹拌装置1における総括的な単位時間あたりの熱エネルギー伝達量(熱流量)をさらに向上させることができる。
また、実施例1の撹拌装置1は、温調部材20が外管21の内部に内管22が配置された二重管構造を有している。
すなわち、外管21は、容器10の側面12を貫通するパイプ部23と、容器10の内部に突出したパイプ部23の一端部23aに形成されて飽和蒸気(熱媒体)が流れ込む熱交換部24と、を有している。さらに、外管21は、容器10の外側に突出した外管21の他端部を構成するキャップ部材25に飽和蒸気(熱媒体)が流通可能な第1の流通口26aが形成されている。
また、内管22は、一端部22aが外管21の内部で開放し、他端部22bが容器10の外側で外管21の外部に突出している。さらに、内管22は、外管21の外部に突出した他端部22bに飽和蒸気(熱媒体)が流通可能な第2の流通口26bが形成されている。
これにより、実施例1の撹拌装置1は、熱媒体である飽和蒸気の循環効率を高め、単位時間あたりの熱エネルギー伝達量(熱流量)を向上させることができる。
さらに、実施例1の撹拌装置1では、温調部材20の熱交換部24が、温調部材20が容器10を貫通する方向に沿って見たとき、平板状を呈している。これにより、熱交換部24は、熱交換部24に接触する処理物を増加させて、撹拌装置1における総括的な単位時間あたりの熱エネルギー伝達量(熱流量)を向上させることができる。
そして、実施例1の撹拌装置1では、温調部材20が容器10の周方向に沿って複数配置されている。そして、熱交換部24は、温調部材20を鉛直方向に沿って見たとき、回転軸31の回転方向CWの上流側の縁部24aの方が、回転軸31の回転方向CWの下流側の縁部24bよりも、容器10の側面12に近くなるように傾斜している。
これにより、容器10の側面12に沿って回転させられる処理物は、熱交換部24に接触しながら移動することで、容器10の中心側へ寄せられる。つまり、実施例1の撹拌装置1は、処理物を撹拌しながら容器10の中心に向かって移動させることができる。このため、実施例1の撹拌装置1は、処理物の供回りを抑制し、撹拌性を向上させることができる。この結果、熱交換部24に接触する処理物を増加させて、撹拌装置1における総括的な単位時間あたりの熱エネルギー伝達量(熱流量)を向上させることができる。
以上、本発明の撹拌装置1を実施例1に基づいて説明してきたが、具体的な構成については、実施例1に限られるものではなく、各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、熱媒体として飽和蒸気を使用した例が示されたが、熱媒体はこれに限らず、オイルや湯を用いることが可能である。また、撹拌装置1は、処理物よりも高温の熱媒体を用いることで処理物を間接加熱して乾燥させるものに限らず、処理物よりも低温の熱媒体を用いて、処理物を冷却するものであってもよい。
また、実施例1では、熱媒体である飽和蒸気を外管21に形成された第1の流通口26aから供給し、外管21と内管22の間を流通させて熱交換部24に充填させる。そして、熱交換部24内の熱媒体を、内管22を介して第2の流通口26bから排出させることで回収する例が示された。しかしながら、熱媒体の流通方向はこれに限らない。熱媒体の種類や温度等に応じて、内管22に形成された第2の流通口26bから熱媒体を供給し、外管21に形成された第1の流通口26aから熱交換後の熱媒体を排出してもよい。
さらに、実施例1の撹拌装置1では、温調部材20が外管21及び内管22を有する二重管構造である例が示されたが、これに限らない。温調部材20は、容器10の内部に突出した熱交換部24に熱媒体を流通させることができればよい。そのため、例えば、容器10の側面12を貫通すると共に第1の流通口26aが形成された第1配管と、容器10の側面を貫通すると共に第2の流通口26bが形成された第2配管とを設け、第1、第2配管を熱交換部24に連結した温調部材であってもよい。この場合、例えば第1配管に形成された第1の流通口26aから熱媒体を供給して熱交換部24に充填し、熱交換を行った熱媒体を第2の配管を通して第2の流通口26bから排出する。
また、実施例1の撹拌装置1では、熱交換部24が、温調部材20が容器10を貫通する方向に沿って見たときに平板状を呈する形状に形成されている。しかしながら、熱交換部24の形状は、実施例1に示された形状に限らず、撹拌装置1における総括的な単位時間あたりの熱エネルギー伝達量(熱流量)に基づいて任意の形状に設定することができる。
また、実施例1の撹拌装置1では、容器10の周方向に沿って四つの温調部材20が設けられた例が示された。しかしながら、温調部材20の数は、撹拌装置1における総括的な単位時間あたりの熱エネルギー伝達量(熱流量)に基づいて任意に設定することができる。なお、温調部材20は、必ずしも複数設ける必要はなく、一つであってもよい。
さらに、第1撹拌羽根32及び第2撹拌羽根33の数についても、実施例1に示されたものに限らず、容器10の大きさや処理物の種類等に応じて増加させてもよい。
また、実施例1の撹拌装置1では、熱媒体が飽和蒸気である例が示された。しかしながら、熱媒体としてオイルや湯等を用いてもよい。
また、実施例1の撹拌装置1では、撹拌部材30の回転軸31が、容器10の底面15に形成された貫通孔16を貫通し、容器10内に底面15から突出している例が示された。しかしながら、回転軸31は容器10の上方で支持されて、容器10内に差し込まれていてもよい。
1 撹拌装置
10 容器
11 開口
12 側面
15 底面
20 温調部材
21 外管
22 内管
22a 一端部
22b 他端部
23 パイプ部
24 熱交換部
26a 第1の流通口
26b 第2の流通口
30 攪拌部材
31 回転軸
32 第1撹拌羽根
33 第2撹拌羽根
34 拡張部

Claims (6)

  1. 処理物が投入される容器と、前記容器に設けられて熱媒体の流通によって前記処理物の温度を調整する温調部材と、前記処理物を前記容器内で撹拌する撹拌部材と、を備えた撹拌装置において、
    前記温調部材は、前記容器の側面を貫通し、前記容器の内部に突出して前記熱媒体が流れ込む熱交換部を有し、
    前記撹拌部材は、鉛直方向に沿って伸びると共に前記容器の内部で回転可能な回転軸と、前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸から水平方向に沿って延びる平板部材によって形成された第1撹拌羽根と、を有する
    ことを特徴とする撹拌装置。
  2. 請求項1に記載された撹拌装置において、
    前記第1撹拌羽根は、前記回転軸の回転方向の下流側が下方になるように傾くと共に、先端部には、上縁を上方に向かって拡張した拡張部が形成されている
    ことを特徴とする撹拌装置。
  3. 請求項2に記載された撹拌装置において、
    前記撹拌部材は、前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸から前記水平方向に沿って延びると共に、前記回転軸の回転方向の下流側が下方になるように傾いた平板部材によって形成された第2撹拌羽根を有し、
    前記第1撹拌羽根は、前記熱交換部の下端部よりも下側の位置で前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸からの延長長さが、前記拡張部が前記熱交換部の下側に入り込む長さに設定され、
    前記第2撹拌羽根は、先端部が前記熱交換部に対向する位置で前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸からの延長長さが、前記熱交換部に干渉しない長さに設定されている
    ことを特徴とする撹拌装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された撹拌装置において、
    前記温調部材は、外管の内部に内管が配置された二重管構造を有し、
    前記外管は、前記容器の側面を貫通し、前記容器の内部に突出した一端部に前記熱交換部が形成され、前記容器の外側に突出した他端部に前記熱媒体が流通可能な第1の流通口が形成され、
    前記内管は、一端部が前記外管の内部で開放し、他端部が前記容器の外側で前記外管の外部に突出し、前記外管の外部に突出した前記内管の他端部に前記熱媒体が流通可能な第2の流通口が形成された
    ことを特徴とする撹拌装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された撹拌装置において、
    前記熱交換部は、前記温調部材が前記容器を貫通する方向に沿って見たとき、平板状を呈する
    ことを特徴とする撹拌装置。
  6. 請求項5に記載された撹拌装置において、
    前記温調部材は、前記容器の周方向に沿って複数配置され、
    前記熱交換部は、前記鉛直方向に沿って見たとき、前記回転軸の回転方向の上流側の縁部の方が、前記回転軸の回転方向の下流側の縁部よりも、前記容器の側面に近くなるように傾斜している
    ことを特徴とする撹拌装置。
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