JP2023131174A - 医療器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる医療器具を提供する。【解決手段】医療器具100は、生体の体腔内へ導入されるカテーテルのルーメン内に収容され、カテーテル10の先端開口部11aより出し入れ可能に構成される、カテーテル用の補助デバイスであって、直線状の基部110と、基部110の先端側に配置された複数の屈曲部m1~m3を有する変形部120を有し、変形部120は、カテーテル10の先端開口部11aからの突出に伴って、カテーテル10の先端開口部11aの開口方向に沿う軸線(軸方向X)に対する先端部100aの向きを変更可能に構成される。【選択図】図2

Description

本発明は、医療器具に関する。
従来から、下肢のカテーテル治療において、鎖骨下動脈等から医療器具を送達させて治療を行う手技が知られている(例えば、特許文献1を参照)。医師等の術者は、医療器具を送達する際の医療器具の送達のし易さや患者への負担等を考慮して適切な経路を選択する必要がある。
米国特許第10322260号明細書
しかしながら、医療器具の送達のし易さは、例えば、経路を構成する生体管腔(例えば、血管)の屈曲や湾曲の大きさに応じて変化する。そのため、術者にとって、適切な血管の経路を選択する作業が大きな負担となるという問題がある。
特許文献1のカテーテルは、薄肉化され、柔軟性に優れている。術者は、造影カテーテルを用いて血管の経路を選択してから、該カテーテルを挿入し、該カテーテルを用いて治療を行う場合がある。そのため、血管の経路を選択するための作業工程が多くなり、作業性が低下してしまう虞がある。
そこで、本発明は、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる医療器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する医療器具は、生体の体腔内へ導入されるカテーテルのルーメン内に収容され、前記カテーテルの先端開口部より出し入れ可能に構成される、カテーテル用の医療器具であって、直線状の基部と、前記基部の先端側に配置された複数の屈曲部を有する変形部を有し、前記変形部は、前記カテーテルの先端開口部からの突出に伴って、前記カテーテルの先端開口部の開口方向に沿う軸線に対する先端部の向きを変更可能に構成される。
上記のように構成した医療器具によれば、医療器具の先端側に設けられた変形部は、医療器具を収容可能に構成されるカテーテルの先端開口部からの突出に伴って、医療器具の先端部の向きを変更することができる。そのため、術者は、基端側(術者の手元側)での回転操作を行うことなく、医療器具の先端部の方向を変更することができ、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる。
本実施形態に係る医療器具セットであり、カテーテルに医療器具を組み付ける前の状態を示す図である。 カテーテルに医療器具を組み付けた状態を示す図であり、医療器具の先端部を示す図である。 医療器具の使用例を示す斜視図である。 医療器具の使用例を示す斜視図である。 医療器具の使用例を示す斜視図である。 医療器具の使用例を示す斜視図である。 医療器具の使用例を示す斜視図である。 医療器具の使用例を示す斜視図である。 医療器具の使用例を示す斜視図である。 医療器具の使用方法を示す図である。 図2に示す医療器具の別構成を示す斜視図である。 本発明の変形例1に係る医療器具の変形部を示す斜視図である。 本発明の変形例1に係る医療器具の変形部を示す上面図である。 本発明の変形例2に係る医療器具の変形部を示す側面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1~図7は、実施形態に係る医療器具セット(カテーテルセット)1、および医療器具セット1を構成する医療器具100の説明に供する図である。各図に示す矢印X1-X2(単に矢印Xともいう)は、医療器具セット1の「長手方向(軸方向)」を示し、矢印Y1-Y2(単に矢印Yともいう)は、医療器具セット1の「幅方向(奥行方向)」を示し、矢印Z1-Z2(単に矢印Zともいう)は、医療器具セット1の「高さ方向」を示す。
なお、本明細書では、生体内に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、術者の手元側を「基端」若しくは「基端側」と称する。また、明細書の説明において「先端部」とは、先端(最先端)およびその周辺を含む一定の範囲を意味し、「基端部」とは、基端(最基端)およびその周辺を含む一定の範囲を意味するものとする。
(医療器具セット)
図1は、本実施形態に係る医療器具セット1を示す。
図1に示すように、医療器具セット1は、医療器具100と、カテーテル10と、を有している。
カテーテル10は、血管(例えば、下肢動脈)等の生体管腔の治療などを行う際に、生体管腔に挿入される医療デバイス(例えば、バルーンカテーテル、ステントデリバリーデバイス等の治療デバイス)を狭窄部等の病変部まで送達する、いわゆるガイディングカテーテルとして構成している。カテーテル10は、一般的に、親カテーテルとも称される。なお、以下において、下肢の血管で使用される医療器具セット1について説明するが、カテーテル10および医療器具100が使用される生体管腔は下肢動脈に限定されず、例えば、脳動脈や冠動脈であってもよい。
(カテーテル)
図1に示すように、カテーテル10は、ガイドワイヤ、医療デバイスや医療器具100等を挿入可能なルーメン11uが形成されたカテーテル本体部11と、カテーテル本体部11の基端部に配置されたハブ12と、を有している。
カテーテル本体部11は、可撓性を備える中空の管状部材で形成している。カテーテル本体部11の先端には、カテーテル本体部11のルーメン11uに連通する先端開口部11aが形成されている。カテーテル本体部11は、例えば、公知の樹脂材料で形成できる。
ハブ12は、医療分野において公知のルアーテーパー型のコネクタ(Yコネクタ)を有している(図示省略)。
(医療器具)
医療器具100は、生体の体腔内へ導入されるカテーテル10のルーメン11u内に収容され、カテーテル10の先端開口部11aより出し入れ可能に構成される。
医療器具100は、図1、図2に示すように、直線状の基部110と、基部110の先端側に配置された複数の屈曲部m1~m3を有する変形部120と、を有している。
基部110は、図2に示すように、医療器具100の軸方向Xに沿って延在している。
変形部120は、図2に示すように、基部110の先端部100aから延在して設けられる第1屈曲部m1を含む第1面S1と、第1屈曲部m1から延在し基部110と離間して設けられる第2屈曲部m2を含む第2面S2と、第2屈曲部m2から延在し基部110と離間して設けられる第3屈曲部m3を含む第3面S3に形成される。
図2に示すように、第1面S1は、YZ平面方向に延在する平面であり、第2面S2は、ZX平面方向に延在する平面であり、第3面S3は、第1面S1と異なる平面であって、第1面S1と平行して設けられる平面である。そのため、第2面S2は、第1面S1および第3面S3と交差するように配置されている。
また、変形部120は、図2に示すように、軸方向Xから高さ方向Z1側にむかって屈曲する第1屈曲部m1を有している。変形部120は、第1面S1において、第1屈曲部m1、中間点P1、中間点P2、第2屈曲部m2を通るように形成される。
変形部120は、中間点P1において高さ方向Zから幅方向Y1側にむかって屈曲し、中間点P2において幅方向Yから高さ方向Z1側にむかって屈曲する。そのため、変形部120は、第1面S1において、区間T1~T3にわたってZ字状に延在し、幅方向Yの弾力性を確保することができる。
変形部120は、図2に示すように、高さ方向から軸方向X2側にむかって屈曲する第2屈曲部m2を有している。変形部120は、第2面S2において、第2屈曲部m2、第3屈曲部m3を通るように形成される。
変形部120は、図2に示すように、軸方向Xから高さ方向Z2側にむかって屈曲する第3屈曲部m3を有している。変形部120は、第3面S3において、第3屈曲部m3、中間点P3、中間点P4を通るように形成され、変形部120は、中間点P3において高さ方向Zから幅方向Y1側にむかって屈曲し、中間点P4において幅方向Yから高さ方向Z1側にむかって屈曲する。
そのため、変形部120は、第2面S2において、区間T3~T5にわたってU字状に延在し、軸方向Xの弾力性を確保することができる。また、変形部120は、第3面S3において、区間T5~T7にわたってU字状に延在し、幅方向Yの弾力性を確保することができる。
変形部120は、カテーテル10の先端開口部11aからの突出に伴って、カテーテル10の先端開口部11aの開口方向に沿う軸線(軸方向X)に対する医療器具100の先端部100aの向きを変更可能に構成されている。そのため、変形部120は、術者がカテーテル10の先端開口部11aから突出させる量を変更する(出し入れする)ことによって、図2、図3A~図3Gに示すように、先端開口部11aから先端部100aまでの距離や、先端部100aの方向を変更することができる。これにより、術者は、基端側(術者の手元側)での回転操作を行うことなく、医療器具100の先端部100aの方向を変更することができ、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる。
例えば、術者がカテーテル10の先端開口部11aから区間T7を突出させた場合(図3Aを参照)、医療器具100の先端部100aの方向は先端開口部11a(原点ともいう)に対して軸方向X1側となる。このとき、基部110と区間T7は、同じ平面(XY平面)上に延在している。
また、術者がカテーテル10の先端開口部11aから区間T6~7を突出させた場合(図3Bを参照)、医療器具100の先端部100aの方向は先端開口部11a(原点)に対して幅方向Y1側となる。このとき、基部110と区間T7は、同じ平面上に延在している。
また、術者がカテーテル10の先端開口部11aから区間T5~7を突出させた場合(図3Cを参照)、医療器具100の先端部100aの方向は先端開口部11a(原点)に対して軸方向X2側となる。このとき、基部110と区間T7は、同じ平面上に延在している。
また、術者がカテーテル10の先端開口部11aから区間T4~7を突出させた場合(図3Dを参照)、医療器具100の先端部100aの方向は先端開口部11a(原点)に対して高さ方向Z2側となる。このとき、基部110と区間T7は、異なる平面上に延在している。
また、術者がカテーテル10の先端開口部11aから区間T3~7を突出させた場合(図3Eを参照)、医療器具100の先端部100aの方向は先端開口部11a(原点)に対して軸方向X1側となる。このとき、基部110と区間T7は、異なる平面上に延在している。そのため、基部110と区間T7は、例えば、高さ方向Zにおいて第2屈曲部m2から先端部100aまでの距離だけ離間する。
また、術者がカテーテル10の先端開口部11aから区間T2~7を突出させた場合(図3Fを参照)、医療器具100の先端部100aの方向は先端開口部11a(原点)に対して幅方向Y2側となる。このとき、基部110と区間T7は、異なる平面上に延在している。そのため、基部110と区間T7は、例えば、高さ方向Zにおいて第2屈曲部m2から先端部100aまでの距離だけ離間する。
また、術者がカテーテル10の先端開口部11aから区間T1~7を突出させた場合(図3Gを参照)、医療器具100の先端部100aの方向は先端開口部11a(原点)に対して軸方向X1側となる。このとき、基部110と区間T7は、異なる平面上に延在している。そのため、基部110と区間T7は、例えば、高さ方向Zにおいて第2屈曲部m2から先端部100aまでの距離だけ離間する。
また、術者がカテーテル10の先端開口部11aから基部110の先端側および区間T1~7を突出させた場合(図2を参照)、医療器具100の先端部100aの方向は先端開口部11a(原点)に対して高さ方向Z1側となる。このとき、基部110と区間T7は、異なる平面上に延在している。そのため、基部110と区間T7は、例えば、高さ方向Zにおいて第1屈曲部m1から先端部100aまでの距離だけ離間する。
医療器具100の構成材料としては、自然状態において屈曲部m1~m3を有し、外力を受けている状態において圧縮方向または拡張方向に対して変形可能なワイヤーで形成され、変形部120は形状記憶合金で形成される。
変形可能なワイヤーにより形成される変形部120によれば、カテーテル10に挿入されているときはカテーテル10の軸方向Xに沿うように矯正され、カテーテル10の先端開口部11aから突出すると変形する。術者は、下肢のカテーテル治療において、まず、一般的なガイドワイヤを生体内に挿入し、親カテーテルとなるカテーテル10を鎖骨下動脈B1の入り口まで挿入して該ガイドワイヤを抜去した後に、医療器具100を挿入し、医療器具100に沿って子カテーテル(例えば、ラピッドエクスチェンジタイプのマイクロカテーテル)を挿入することによって、生体管腔の経路(例えば、大動脈B2、B3や総頸動脈B4、B5への経路)を容易に選択することができる(図4を参照)。
なお、医療器具100の構成は、カテーテル10の先端開口部11aから突出すると変形する変形部120を有する限り、上述した形態に限定されない。例えば、医療器具100Aの基部110A及び変形部120Aは、図5に示すように、ワイヤー200と、ワイヤー200を挿通可能に構成されるカテーテル300と、により構成することができる。この場合、医療器具100Aは、ワイヤー200およびカテーテル300が変形可能に構成されていてもよく、ワイヤー200およびカテーテル300のいずれか一方が変形可能に構成されていてもよい。術者は、下肢のカテーテル治療において、親カテーテルとなるカテーテル10を鎖骨下動脈B1(図4を参照)の入り口まで挿入した後に、医療器具100Aを挿入して、インナーガイドとして使用されるカテーテル300に沿ってワイヤー200を挿入することによって、生体管腔の経路を容易に選択することができる。
また、第1面S1、第2面S2、第3面S3の平面が延在する方向は、第2面S2が第1面S1および第3面S3のいずれかと交差するように配置され、第3面S3が第1面S1および第2面S2のいずれかと交差するように配置されている限り、特に限定されない。
例えば、変形例1に係る医療器具400は、直線状の基部410と、変形部420と、を有し、変形部420は、図6Aに示すように、互いに交差するように設けられた、第4面S4(図中のXY平面)、第5面S5(図中のXY平面とXZ平面との中間平面)、および第6面S6(図中のXZ平面)に沿って形成されていてもよい。このとき、変形部420は、カテーテル10の先端開口部11aからの突出に伴って、軸方向Xに対して螺旋状に巻回するように変形するように構成されていてもよい。これにより、変形部420を形成する螺旋形状の第4面S4上の巻回方向であるs方向、第5面S5上の巻回方向であるt方向、第6面S6上の巻回方向であるu方向は、図6Bに示すように、互いに異なる方向となる。
変形部420は、第4面S4、第5面S5、および第6面S6のそれぞれにおいて略円環状に延在し、術者がカテーテル10の先端開口部11aから突出させる量を変更する(出し入れする)ことによって、先端部400aの方向を変更することができる。そのため、術者は、基端側(術者の手元側)での回転操作を行うことなく、医療器具400の先端部400aの方向を変更することができ、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる。
また、変形部120が延在する平面の個数は、特に限定されない。例えば、変形部120は、一の平面のみに延在していてもよく、複数の平面にわたって延在していてもよい。
例えば、変形例2に係る医療器具500は、直線状の基部510と、変形部520と、を有し、変形部520は、図7に示すように、一の平面である第4面S4(図中のXY平面)のみに延在し、カテーテル10の先端開口部11aからの突出に伴って、軸方向Xに交差する方向に対して蛇腹状に屈曲するように変形するように構成されていてもよい。
変形部520は、術者がカテーテル10の先端開口部11aから突出させる量を変更する(出し入れする)ことによって、先端開口部11aから先端部500aまでの距離や、先端部500aの方向を変更することができる。そのため、術者は、基端側(術者の手元側)での回転操作を行うことなく、医療器具500の先端部500aの方向を変更することができ、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる。
なお、変形部520の幅方向Yの長さy1(一の屈曲部と、一の屈曲部から延在して設けられる他の屈曲部と、の間の長さ)は、図7に示すように変形部520の基端側から先端側にかけて略一定であってもよく、先端側に向かって短くなるように構成されていてもよく、先端側に向かって長くなるように構成されていてもよい。
以上のように、本実施形態に係る医療器具100は、生体の体腔内へ導入されるカテーテル10のルーメン11u内に収容され、カテーテル10の先端開口部11aより出し入れ可能に構成される、カテーテル用の医療器具であって、直線状の基部110と、基部110の先端側に配置された複数の屈曲部m1~m3を有する変形部120を有し、変形部120は、カテーテル10の先端開口部11aからの突出に伴って、カテーテル10の先端開口部11aの開口方向に沿う軸線(軸方向X)に対する先端部100aの向きを変更可能に構成される。
このように構成された医療器具100によれば、変形部120は、術者がカテーテル10の先端開口部11aから突出させる量を変更する(出し入れする)ことによって、先端開口部11aから先端部100aまでの距離や、先端部100aの方向を変更することができる。これにより、術者は、基端側(術者の手元側)での回転操作を行うことなく、医療器具100の先端部100aの方向を変更することができ、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる。
また、変形部520は、カテーテル10の先端開口部11aからの突出に伴って、少なくとも部分的に軸線(軸方向X)に交差する方向に対して蛇腹状に屈曲するように変形する。これにより、変形部520は、術者がカテーテル10の先端開口部11aから突出させる量を変更する(出し入れする)ことによって、先端開口部11aから先端部500aまでの距離や、先端部500aの方向を変更することができる。そのため、術者は、基端側(術者の手元側)での回転操作を行うことなく、医療器具500の先端部500aの方向を変更することができ、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる。
また、変形部420は、カテーテル10の先端開口部11aからの突出に伴って、少なくとも部分的に軸線(軸方向X)に対して螺旋状に巻回するように変形する。そのため、術者は、基端側(術者の手元側)での回転操作を行うことなく、医療器具400の先端部400aの方向を変更することができ、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる。
また、変形部420を形成する螺旋形状の巻回方向(s方向、t方向、u方向)が互いに異なることを特徴とする。これにより、変形部420は、第4面S4(第1面ともいう)、第5面S5(第2面ともいう)、および第6面S6(第3面ともいう)のそれぞれにおいて略円環状に延在し、術者がカテーテル10の先端開口部11aから突出させる量を変更する(出し入れする)ことによって、先端部400aの方向を変更することができる。そのため、術者は、基端側(術者の手元側)での回転操作を行うことなく、医療器具400の先端部400aの方向を変更することができ、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる。
また、変形部120は、前記基部110の先端部100aから延在して設けられる第1屈曲部m1を含む第1面S1と、第1屈曲部m1から延在し、基部110と離間して設けられる第2屈曲部m2を含む第2面S2と、に形成され、第1面S1と第2面S2とが交差することを特徴とする。これにより、変形部120は、術者がカテーテル10の先端開口部11aから突出させる量を変更する(出し入れする)ことによって、先端開口部11aから先端部100aまでの距離や、先端部100aの方向を変更することができる。これにより、術者は、基端側(術者の手元側)での回転操作を行うことなく、医療器具100の先端部100aの方向を変更することができ、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる。
また、変形部120は、第2屈曲部m2から延在し、基部110と離間して設けられる第3屈曲部m3を含む第3面S3に形成され、第1面S1および第2面S2のいずれかと第3面S3とが交差することを特徴とする。これにより、変形部120は、術者がカテーテル10の先端開口部11aから突出させる量を変更する(出し入れする)ことによって、先端開口部11aから先端部100aまでの距離や、先端部100aの方向を変更することができる。これにより、術者は、基端側(術者の手元側)での回転操作を行うことなく、医療器具100の先端部100aの方向を変更することができ、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる。
また、基部110及び変形部120は、変形可能なワイヤーにより形成される。これにより、術者は、下肢のカテーテル治療において、まず、一般的なガイドワイヤを生体内に挿入し、親カテーテルとなるカテーテル10を鎖骨下動脈の入り口まで挿入して該ガイドワイヤを抜去した後に、医療器具100を挿入し、医療器具100に沿って子カテーテル(例えば、ラピッドエクスチェンジタイプのマイクロカテーテル)を挿入することによって、生体管腔の経路を容易に選択することができる。
また、基部110A及び変形部120Aは、ワイヤー200と、ワイヤー200を挿通可能に構成されるカテーテル300と、により構成され、ワイヤー200またはカテーテル300の少なくともいずれか一方は変形可能であり、変形部120を有する。これにより、術者は、下肢のカテーテル治療において、親カテーテルとなるカテーテル10を鎖骨下動脈の入り口まで挿入した後に、医療器具100Aを挿入して、インナーガイドとして使用されるカテーテル300に沿ってワイヤー200を挿入することによって、生体管腔の経路を容易に選択することができる。
また、変形部120は、形状記憶合金により形成される。そのため、術者は、基端側(術者の手元側)での回転操作を行うことなく、医療器具100の先端部100aの方向を変更することができ、生体管腔の経路の選択を容易に行うことができる。
以上、実施形態を通じて本発明に係る医療器具100を説明したが、本発明は明細書内で説明した各構成のみに限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
1 医療器具セット、
10 カテーテル、
11 カテーテル本体部、
11a 先端開口部、
11u ルーメン、
100、100A、400、500 医療器具、
100a、400a、500a 先端部、
110、110A、410、510 基部、
120、120A、420、520 変形部、
m1 第1屈曲部、
m2 第2屈曲部、
m3 第3屈曲部、
S1 第1面、
S2 第2面、
S3 第3面。

Claims (10)

  1. 生体の体腔内へ導入されるカテーテルのルーメン内に収容され、前記カテーテルの先端開口部より出し入れ可能に構成される、カテーテル用の医療器具であって、
    直線状の基部と、前記基部の先端側に配置された複数の屈曲部を有する変形部を有し、
    前記変形部は、前記カテーテルの先端開口部からの突出に伴って、前記カテーテルの先端開口部の開口方向に沿う軸線に対する先端部の向きを変更可能に構成される、医療器具。
  2. 前記変形部は、前記カテーテルの先端開口部からの突出に伴って、少なくとも部分的に前記軸線に交差する方向に対して蛇腹状に屈曲するように変形する、請求項1に記載の医療器具。
  3. 前記変形部は、前記カテーテルの先端開口部からの突出に伴って、少なくとも部分的に前記軸線に対して螺旋状に巻回するように変形する、請求項1に記載の医療器具。
  4. 前記変形部を形成する螺旋形状の巻回方向が互いに異なることを特徴とする、請求項3に記載の医療器具。
  5. 前記変形部は、前記基部の先端部から延在して設けられる第1屈曲部を含む第1面と、前記第1屈曲部から延在し前記基部と離間して設けられる第2屈曲部を含む第2面と、に形成され、
    前記第1面と前記第2面とが交差することを特徴とする、請求項1に記載の医療器具。
  6. 前記変形部は、前記第2屈曲部から延在し前記基部と離間して設けられる第3屈曲部を含む第3面に形成され、
    前記第1面および前記第2面のいずれかと前記第3面とが交差することを特徴とする、請求項5に記載の医療器具。
  7. 前記基部及び前記変形部は、変形可能なワイヤーにより形成される、請求項1~6のいずれか1項に記載の医療器具。
  8. 前記基部及び前記変形部は、
    ワイヤーと、
    前記ワイヤーを挿通可能に構成されるカテーテルと、により構成され、
    前記ワイヤーまたは前記カテーテルの少なくともいずれか一方は変形可能であり、前記変形部を有する、請求項1~6のいずれか1項に記載の医療器具。
  9. 変形可能なワイヤーと、
    前記ワイヤーを挿通可能に構成され、変形可能なカテーテルと、により構成され、
    前記ワイヤーおよび前記カテーテルは、前記変形部を有する、請求項8に記載の医療器具。
  10. 前記変形部は、形状記憶合金により形成される、請求項7~9のいずれか1項に記載の医療器具。
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