JP2023130531A - 窓照明装置 - Google Patents

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Yufeng Weng
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Abstract

【課題】太陽光を利用して節電可能な窓照明装置を提供すること。【解決手段】本発明の窓照明装置は、光源と、導光部と、前記光源に電力を供給する電源と、を有し、前記導光部は、前記光源から射出された光を導光する導光板と、太陽光を受光して発電する光発電部と、を有し、前記導光板は、前記光源に対向し、前記光源から射出された光が入射する光入射端面と、前記光入射端面に交差する前記導光板の所定主面に含まれ、前記導光板内を導光された光が出射する光出射部と、を有し、前記光発電部は、前記導光板における前記所定主面に対向する対向主面側に設けられ、発電電力を前記電源に供給する。【選択図】図1

Description

本発明は、窓照明装置に関する。
夜間等の照明時には、光源から射出されて導光板に入射し、導光板内を導光された光を、導光板の片面のみから出射させる照明装置として機能し、昼間等の非照明時には、透明窓として機能する片面照明兼用窓が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、意匠パネル部と太陽電池パネル部とが相互に重ね合わされた自照式の意匠パネルが開示されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、表示面を有する光学シートと太陽電池パネルと照明装置とを備える太陽電池複合型表示体が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
WO2019/102959号公報 特開2018-45191号公報 特開2017-44794号公報
しかしながら、特許文献1は節電機能を開示していない。また特許文献2及び3は太陽電池パネルの窓照明への利用については開示も示唆もしていない。そのため、特許文献1乃至3の構成では、太陽光を利用して節電することができない。
本発明は、太陽光を利用して節電可能な窓照明装置を提供することを課題とする。
上述課題を解決するために、本発明の窓照明装置は、光源と、導光部と、前記光源に電力を供給する電源と、を有し、前記導光部は、前記光源から射出された光を導光する導光板と、太陽光を受光して発電する光発電部と、を有し、前記導光板は、前記光源に対向し、前記光源から射出された光が入射する光入射端面と、前記光入射端面に交差する前記導光板の所定主面に含まれ、前記導光板内を導光された光が出射する光出射部と、を有し、前記光発電部は、前記導光板における前記所定主面に対向する対向主面側に設けられ、発電電力を前記電源に供給する。
本発明によれば、太陽光を利用して節電できる。
第1実施形態に係る窓照明装置の全体構成例の図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA-A断面図である。 光取出部の構成例の図であり、(a)は第1例、(b)は第2例である。 光取出部の構成例の図であり、(a)は第3例、(b)は第4例である。 光取出部の構成例の図であり、(a)は第5例、(b)は第6例である。 光取出部の構成例の図であり、(a)は第7例、(b)は第8例である。 光取出部の構成例の図であり、(a)は第9例、(b)は第10例である。 光取出部の構成例の図であり、(a)は第11例、(b)は第12例である。 光取出部の構成例の図であり、(a)は第13例、(b)は第14例である。 第2実施形態に係る低屈折率層の機能例の図であり、(a)は第2実施形態に係る導光板表面付近の図、(b)は比較例に係る導光板表面付近の図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。なお、各図面において、同一の構成部には同一符号を付し、重複した説明を適宜省略する。また以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための窓照明装置を例示するものであって、本発明を以下に示す実施形態に限定するものではない。以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張している場合がある。
実施形態に係る窓照明装置は、光源と、導光部と、光源に駆動電力を供給する電源とを有し、導光部は、光源から射出された光を導光する導光板と、太陽光を受光して発電する光発電部とを有する。光源から射出された光は、光源に対向する光入射端面から導光板内に入射し、導光板内を導光された後、光入射端面に交差する導光板の所定主面に含まれる光出射部から出射する。
光発電部は、導光板における所定主面に対向する対向主面側の少なくとも一部に設けられ、太陽光を受光して発電した発電電力を電源に供給する。これにより太陽光を利用して節電可能にする。
ここで、導光板は平面部分又は湾曲部分を含む板状部材を意味する。主面は板状部材における厚み方向に交差する平面又は湾曲面を意味する。複数の平面又は湾曲面を組み合わせて1つの主面が構成されてもよい。端面は板状部材の端の側面であって、主面と交差する面を意味する。
なお以下では、便宜上、窓照明装置100を正面側から見たときの横幅方向をX軸方向とし、奥行き方向をY軸方向とし、高さ方向をZ軸方向とする。
[第1実施形態]
<窓照明装置100の全体構成例>
図1は、第1実施形態に係る窓照明装置100の全体構成の一例を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA-A断面図である。図1に示すように、窓照明装置100は、額縁10と、光源1と、導光部300と、駆動回路3と、スイッチ4と、バッテリ5とを有する。導光部300は、導光板2と、太陽電池パネル6とを有する。
窓照明装置100は、建物の窓200に取り付け可能な平板状且つ矩形状の装置であり、夜間等の照明時には照明装置として機能し、昼間等の非照明時には透明窓として機能する窓兼用照明装置である。
窓照明装置100は、夜間等の照明時には、光源1が射出した光を板状部材である導光板2内に入射させ、導光板2内を導光した後、導光板2の建物内部側の面から出射させて建物内部を照明する、一方、前記導光板2の建物外側の面からリークする照明機能を担わない少量の漏れ光は太陽電池パネル6に吸収され、電力として蓄積される。また昼間等の非照明時には、導光板2の建物外部側に設けられた太陽電池パネル6が太陽光を受光して発電する。発電された電力はバッテリ5に充電され、照明時における光源1の駆動電力等として利用される。なお、図1の例では、Y軸負側が建物外部側に対応し、Y軸正側が建物内部側に対応する。
額縁10は、導光板2の外周縁部(すなわち、導光板2の四辺)に沿って、一定の幅及び一定の厚さを有して設けられている枠状の部材である。額縁10の外形寸法は、窓200が備える窓枠としてのサッシ210の内形寸法とほぼ同一である。これにより、窓照明装置100は、サッシ210の内側に嵌め込むことにより、窓200が備える窓ガラス220と重なった状態で、窓200に対して容易に取り付け可能となっている。
光源1は、導光板2のZ軸負側の端面に対向して配置され、額縁10の1つの辺の内部に固定されている。光源1は、複数のLED(Light Emitting Diode)がX軸方向にライン状に配列して構成されている。駆動回路3から駆動電圧を印加されることで、各LEDが光を射出する。光源1は、各LEDから射出された光で形成されるX軸方向に伸びるライン状の光をZ軸正方向に射出できる。光源1が射出する光は、特に限定されるものではなく、白色光や、単色光、電球色、昼白色、昼光色等の各種を用途に応じて適宜選択可能である。光源の種類もLEDに限定されるものではなく、蛍光ランプや冷陰極管等の線状光源、複数の光ファイバをライン状に束ねたもの等を使用できる。
駆動回路3は、光源1に直流又は交流の駆動電圧を印加する電気回路である。駆動回路3は、光源1とともに額縁10の内部に設けられてもよいし、額縁10とは別に設置されてもよい。
スイッチ4は、バッテリ5が駆動回路3に接続されている照明状態と、バッテリ5が太陽電池パネル6に接続されている充電状態とを切り替えるためのスイッチである。照明状態では、バッテリ5の蓄電電力が駆動回路3に供給され、光源1が駆動される。充電状態では、太陽電池パネル6の発電電力がバッテリ5に供給され、バッテリ5に充電される。
スイッチ4は、窓照明装置100のユーザにより操作されることで、照明状態と充電状態を切り替えることができる。スイッチ4として、プッシュスイッチ、トグルスイッチ、スライドスイッチ等の如何なる種類のスイッチも使用可能である。なお、スイッチ4は、窓照明装置100に一体化して設けられてもよいし、窓200や窓200が設けられた壁面等に取り付けられてもよい。なお、窓照明装置100のユーザによる操作に代え、太陽電池パネル6の出力電圧の検出値等に応じて照明状態と充電状態が自動で切り替わるように構成してもよい。また切り替える状態は、照明状態と充電状態に限定されるものではなく、照明も充電も行わないオフ状態等の他の状態が追加されてもよい。
バッテリ5は、光源1の駆動電力を供給する電源の一例である。バッテリ5は、照明状態では駆動回路3へ直流又は交流電圧を供給し、充電状態では太陽電池パネル6による発電電力を充電することができる。バッテリ5としては、各種二次電池(例えば、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池等)を使用できる。バッテリ5は、額縁10の内部に設けられてもよいし、額縁10とは別に設けられてもよい。また駆動回路3、スイッチ4及びバッテリ5等を一体化した構成にしてもよい。
導光板2は、可視光に対して透過性を有する透明な平板状部材である。導光板2は、平面視において矩形状を有する。好ましくは、導光板2の可視光透過率は60%以上、65%以上、70%以上、75%以上、80%以上、85%以上又は90%以上である。可視光透過率は、分光光度計を用いて測定波長380nm以上780nm以下で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。
このような導光板2は、樹脂材料を成形加工して製造できる。樹脂材料としてはPMMA(Polymethyl methacrylate)等が挙げられる。但し、樹脂材料によって、導光板2の屈折率、強度又は耐湿性等が異なるため、PMMAに限定されず照明装置の使用条件、使用環境等に応じた材料を適宜選択することが好ましい。またガラス材料を含んで導光板2を構成することもできる。可視光に対して透過性があれば、着色した材料を用いてもよい。加工法についても樹脂成形に限定されず、曲げ加工や切削加工等を適用することもできる。
導光板2は、図1に示すように、光入射端面21と、端面22と、第1主面23と、第2主面24とを有する。光入射端面21は、光源1に対向して光源1から射出された光が導光板2内に入射する導光板2の一端面である。端面22は光入射端面21に対向する他端面である。端面22は額縁10の内面(Z軸負側の面)に対向して接触又は近接している。
第1主面23は、導光板2における平面部分のY軸正側を指し、光入射端面に交差する導光板の所定主面の一例である。また第1主面23は、導光板2内を導光された光が出射する光出射部231を含む。図1(b)において、第1主面23上にある太線部分が光出射部231に対応しており、第1主面23内で光が出射される領域が光出射部231に該当する。
第2主面24は、導光板2における平面部分のY軸負側を指し、導光板2における所定主面に対向する対向主面の一例である。また第2主面24の少なくとも一部には、導光板2内を導光された光を光出射部231から出射させる光取出部241が設けられている。
図1(a)に示すように、光入射端面21、光出射部231及び光取出部241のそれぞれは、X軸方向における導光板2全体に亘る部分であるが、これに限定されるものではなく、X軸方向における導光板2の一部であってもよい。
図1において、光源1からZ軸正方向に射出された光は、光入射端面21を通って導光板2内に入射し、第1主面23及び第2主面24で全反射を繰り返しながら導光板2内をZ軸正方向に導光される。
導光板2内を導光される光のうちの一部は、光取出部241により反射、散乱又は回折されて光出射部231に導かれ、光出射部231を通って導光板2から出射する。光出射部231から出射した光232(二点鎖線の矢印)は、窓照明装置100が取り付けられた窓200の内側(建物内部)を照明する。
光出射部231は、第1主面23の領域内で導光板2から出射される光が通過する領域に対応し、光取出部241の領域と光出射部231の領域は略等しくなる。図1の例では、光取出部241は、平面視において、第2主面24の全面ではなく第2主面24より僅かに小さいサイズで設けられているが、これに限定されるものではない。第2主面24の少なくとも一部に光取出部241を設けることができる。また図1の例では、第2主面24に光取出部241が設けられているが、第1主面23に光取出部241を設けることもできる。なお、光取出部241の詳細については、図2乃至図8を参照して後述する。
光出射部231から出射する光は、導光板2内の広い領域で反射、散乱又は回折された光である。なお、X軸方向では、光出射部231から出射する光により、導光板2のX軸方向における長さ以上の広い範囲を照明できる。
一方、光入射端面21から入射し、第1主面23及び第2主面24で全反射しながら導光板2内をZ軸正方向に導光される光のうちの一部は、端面22に到達し、端面22から出射される。端面22から出射された光は、額縁10の内面でZ軸負側に反射又は拡散されて再度、導光板2内に入射し、導光板2内を全反射しながらZ軸負方向に導光される。
また、導光板2の第2主面24側には太陽電池パネル6が設けられている。より具体的には、太陽電池パネル6は、導光板2の第2主面24上に設けられた光取出部241のY軸負側に設けられている。
この太陽電池パネル6は、太陽光を受光して発電する光発電部の一例である。太陽電池パネル6は導光板2に固定して設けることができるが、固定方法に特に制限はなく、接着やネジ止め、嵌合等を適宜選択できる。また図1の例では、太陽電池パネル6は、平面視において光取出部241とほぼ同じサイズで設けられているが、これに限定されるものではない。第2主面24の少なくとも一部に太陽電池パネル6を設けることができる。
太陽電池は受光した光のエネルギーを電力(電気エネルギー)に変換することで発電する電力機器である。太陽電池パネルは、1つ1つでは小さいサイズの複数の太陽電池を集約してフレーム又は構造体に収容し、パネル状にしたものである。太陽電池をパネル状にして複数直列に接続することで、1つ1つでは小さい太陽電池の起電力から得られる電圧を集約し、大きくすることができる。
太陽電池パネル6は、太陽光を受光して発電し、発電電力をバッテリ5に供給することができる。このように太陽光の光エネルギーを電力に変換し、光源1の駆動電力等に利用することで節電できるようになっている。
太陽電池パネル6の太陽電池には、シリコン系、化合物系、又は有機系の何れを用いることもできる。またペロブスカイト型や量子ドット型等を適用してもよい。太陽電池の基板には、ガラス基板やセラミック基板、シリコン等の半導体基板、又はポリエチレンテレフタラート (PET;polyethylene terephthalate)等の樹脂を含んで構成されるフレキシブル基板等を用いることができる。また太陽電池パネル6は、太陽光を建物の内部に取り込めるように透明な太陽電池パネルで構成されている。太陽電池パネル6の可視光透過率は、例えば60%以上、65%以上、70%以上、75%以上、80%以上、85%以上又は90%以上である。可視光透過率は、分光光度計を用いて測定波長380nm以上780nm以下で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。
太陽電池パネル6と光取出部241と導光板2を含む導光部300の可視光透過率は、例えば60%以上、65%以上、70%以上、75%以上、80%以上、85%以上又は90%以上である。可視光透過率は、分光光度計を用いて測定波長380nm以上780nm以下で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。
<光取出部241の構成例>
次に、導光部300が有する光取出部241の構成について、図2乃至図8を参照して説明する。図2乃至図8は、光取出部の詳細構成を例示する部分拡大図である。図2(a)は第1例、図2(b)は第2例、図3(a)は第3例、図3(b)は第4例をそれぞれ示している。また図4(a)は第5例、図4(b)は第6例、図5(a)は第7例、図5(b)は第8例、図6(a)は第9例、図6(b)は第10例をそれぞれ示している。また図7(a)は第11例、図7(b)は第12例、図8(a)は第13例、図8(b)は第14例をそれぞれ示している。
まず、図2(a)に示す光取出部241は、光キャビティ242を内部に含む光学機能層243を有する。光学機能層243は第2主面24に設けられている。なお、光学機能層とは、光学的な機能を発揮する層をいう。また、光学機能層243上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。
光学機能層243は、樹脂等を材料として構成された薄層であり、導光板2の表面に積層して設けられている。例えば、光学機能層243を含む層状の部材をマイクロ波表面処理等の接着剤フリーのラミネーション法で貼り付けるか、又は接着剤(感圧接着剤を含む)により接着することで第2主面24に設けることができる。
なお、積層方向における光学機能層243の前後にカバー層等の他の機能を有する層が含まれてもよい。
光学機能層243の材料、及び導光板2に光学機能層243を接着する接着剤の材料は、導光板2との界面における光の屈折や反射を抑えるために、導光板2と屈折率が近いものであることが好ましい。例えば導光板2と同じPMMA等を含む材料を使用できる。
光キャビティ242は空隙部の一例であり、内部に空気が充填されている。但し、光キャビティ242内には、空気に代えて、光学機能層より屈折率の低い材料が充填されてもよい。光学機能層243内には第1主面23の平面に沿って複数の光キャビティ242が規則的に又はランダムに設けられている。光キャビティ242の大きさは、光学機能層243の内部に設置可能な範囲で適宜選択可能である。光キャビティを内部に含む光学機能層については、特に限定されないが、例えば、国際公開第2011/124765号、国際公開第2011/127187号、国際公開第2019/087118号、国際公開第2019/182091号に開示された光学機能層を使用することができる。これらの内容は参照により本願明細書に組み込まれる。
光学機能層243は、例えば、パターンが形成されていない第1フィルム2431と、所望の微細パターンが形成された第2フィルム2432とを、ラミネーション法で貼り合わせるか、又は接着剤(感圧接着剤を含む)により接着することで作製される。
第2フィルム2432への微細パターンの形成には、レーザパターニング、ダイレクトレーザイメージング、レーザドリル、マスクによる又はマスクレスのレーザ又は電子ビーム照射が用いられる。また印刷、インクジェット印刷、スクリーン印刷等によって個別の特性を付与して、材料や屈折率値を変更してもよい。マイクロ/ナノディスペンス、ドージング、ダイレクト「書込み」、離散的レーザ焼結、マイクロ放電加工(マイクロEDM)、マイクロマシニング、マイクロ成形、インプリンティング、エンボス加工及びこれらに類するものを用いることもできる。
導光板2内を導光される光は、導光板2と光学機能層243との界面を通過又は該界面で屈折して光学機能層243内に入射する。そして、光学機能層243内を導光される光のうちの一部は、光学機能層243と光キャビティ242との界面で反射され、光出射部231に向けて導かれる。この反射光のうち、臨界角を超える角度で第1主面23に入射する光が導光板2内から外部に出射する。第1主面23内で光が出射する部分は、光出射部231に該当する。
光学機能層243と光キャビティ242との界面で反射されなかった光は、光学機能層243と外部の空気との界面で全反射を繰り返しながらZ軸正方向に導光される。そのうちの一部の光が光キャビティ242と光学機能層243との界面で反射され、導光板2内から外部に出射する。光学機能層243に設けられた複数の光キャビティ242のそれぞれで上記の反射がなされる。
このようにして、光取出部241は、第1主面23の平面に沿った光出射部231全体からY軸正方向側に光を出射させることができる。
次に、図2(b)に示す光取出部241aは、光散乱粒子244を内部に含む光学機能層245を有する。光学機能層245は、第2主面24に設けられている。光学機能層245の材料や設置方法、上述した光学機能層243と同様である。また、光学機能層245上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。
光散乱粒子244は、光学機能層245を構成する材料に対して屈折率差を有し、平均粒径が0.3~5μm程度の粒子であり、導光板2内を導光される光を散乱させる光散乱体の一例である。複数の光散乱粒子244が光学機能層245を構成する材料に含有されている。光散乱粒子を内部に含む光学機能層については、特に限定されないが、例えば、特開2013-195811号公報に開示された光学機能層を使用することができる。これらの内容は参照により本願明細書に組み込まれる。ここで平均粒径は体積平均粒子径であり、例えば、超遠心式自動粒度分布測定装置を用いて測定することができる。
導光板2内を導光される光は、導光板2と光学機能層245との界面を通過又は界面で屈折して光学機能層245内に入射する。そして、光学機能層245内を導光される光のうちの一部は、光学機能層245と光散乱粒子244との界面で散乱され、光出射部231に向けて導かれる。この散乱光のうち、臨界角を超えない角度で第1主面23に入射する光が導光板2内から外部に出射する。第1主面23内で光が出射する部分は、光出射部231に該当する。
光学機能層245と光散乱粒子244との界面で散乱されなかった光は、光学機能層245と外部の空気との界面で全反射を繰り返しながらZ軸正方向に導光される。そのうちの一部の光が光散乱粒子244と光学機能層245との界面で散乱され、導光板2内から外部に出射する。光学機能層245に設けられた複数の光散乱粒子244のそれぞれで上記の散乱がなされる。
このようにして、光取出部241aは、第1主面23の平面に沿った光出射部231全体からY軸正方向側に光を出射させることができる。
次に、図3(a)に示す光取出部241bは、光キャビティ242を内部に含む光学機能層243を有する。光学機能層243は、第1主面23に設けられている。また、第2主面24上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。光学機能層243の材質及び機能は、光取出部241における光学機能層243と同様である。第1主面23内で光学機能層243が設けられた部分は、光出射部231に該当する。
また、図3(b)に示す光取出部241cは、光散乱粒子244を内部に含む光学機能層245を有する。光学機能層245は、第1主面23に設けられている。また、第2主面24上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。光学機能層245の材質及び機能は、光取出部241aにおける光学機能層245と同様である。第1主面23内で光学機能層245が設けられた部分は、光出射部231に該当する。
次に、図4(a)に示す光取出部241dは、光キャビティ246を有する。光キャビティ246は導光板2c内に設けられている。また、第2主面24上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。
光キャビティ246は空隙部の一例であり、内部に空気が充填されている。但し、光キャビティ246内には、空気に代えて、導光板2cより屈折率の低い材料が充填されてもよい。導光板2c内には第1主面23の平面に沿って複数の光キャビティ246が規則的に又はランダムに設けられている。光キャビティ246の大きさは、導光板2内に設置可能な範囲で適宜選択可能である。
導光板2cは、パターンが形成されていない第1導光板201と、所望の微細パターンが形成された第2導光板202とを、接着剤フリーのマイクロ波表面処理等のラミネーション法で貼り合わせるか、或いは接着剤(感圧接着剤を含む)により接着することで作製される。界面反射を抑制するため、第1導光板201と第2導光板202の屈折率を略等しくし、また接着剤により接着する場合には、接着剤の屈折率を第1導光板201及び第2導光板202と略等しくすることが好ましい。
第2導光板202への微細パターンの形成には、上述した第2フィルム2432への微細パターンの形成と同様の方法を適用できる。また、光キャビティ246の機能は、図2(a)及び図3(a)で説明した光キャビティ242と同様である。
次に、図4(b)に示す光取出部241eは、光散乱粒子247を有する。光散乱粒子247は導光板2d内に設けられている。また、第2主面24上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。光散乱粒子247は、導光板2dを構成する材料に対して屈折率差を有し、平均粒径が0.3~5μm程度の粒子であり、導光板2内を導光される光を散乱させる光散乱体の一例である。光散乱粒子247は、導光板2dを構成する材料に含有されている。光散乱粒子247の機能は、図2(b)及び図3(b)で説明した光散乱粒子244と同様である。
次に、図5(a)に示す光取出部241fは、プリズム部248を表面に含む光学機能層249を有する。光学機能層249は、第2主面24に設けられている。プリズム部248は、光を偏向可能な微細な斜面を含む部分である。また、光学機能層249上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。
光学機能層249は、導光板2と光取出部241fとの界面における光の屈折や反射を抑えるために、導光板2と屈折率が近い材料で構成されることが好ましく、例えば導光板2と同じPMMAを含んで構成できる。光学機能層249の表面には複数のプリズム部248が規則的に又はランダムに設けられている。プリズム部248の大きさ及び隣接する間隔は、光学機能層249に形成可能な範囲で適宜選択可能である。
光学機能層249へのプリズム部248の形成には、上述した第2フィルム2432への微細パターンの形成と同様の方法を適用できる。
導光板2内を導光される光は、導光板2と光学機能層249との界面を通過又は該界面で屈折して光学機能層243の内部に入射する。そして、光学機能層249内を導光され、プリズム部248で反射されて、光出射部231に向けて導かれる。この反射光のうち、臨界角を超える角度で第1主面23に入射する光が導光板2内から外部に出射する。第1主面23内で光が出射する部分は、光出射部231に該当する。光学機能層249に設けられた複数のプリズム部248で上記の反射がなされる。
このようにして、光取出部241fは、第1主面23の平面に沿った光出射部231全体からY軸正方向側に光を出射させることができる。なお、プリズム部248における斜面の角度は、建物の内部を照明するために好適な角度に定められていると好適である。
次に、図5(b)に示す光取出部241gは、凹凸部250を表面に含む光学機能層251を有する。光学機能層251は、第2主面24に設けられている。光学機能層251の材料は、上述した光学機能層249と同様である。凹凸部250は、1~5μ程度の幅と高さを有する凹部又は凸部が複数形成された部分である。凹凸部250は、光学機能層251の表面にランダムに形成され、光学機能層251内を導光される光を散乱させる。また、光学機能層251上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。
光学機能層251への凹凸部250の形成には、上述した第2フィルム2432への微細パターンの形成と同様の方法を適用できる。また凹凸部250はランダムな粗面であればよいため、ブラスト加工等を適用することもできる。
導光板2内を導光される光は、導光板2と光学機能層251との界面を通過又は界面で屈折して光学機能層251の内部に入射する。そして、光学機能層251内を導光される光のうちの一部は、光学機能層251と凹凸部250との界面で散乱され、光出射部231に向けて導かれる。この散乱光のうち、臨界角を超える角度で第1主面23に入射する光が導光板2内から外部に出射する。第1主面23内で光が出射する部分は、光出射部231に該当する。光学機能層251に設けられた複数の凹凸部250のそれぞれで上記の散乱がなされる。
このようにして、光取出部241gは、第1主面23の平面に沿った光出射部231全体からY軸正方向側に光を出射させることができる。
次に、図6(a)に示す光取出部241hは、プリズム部248を表面に含む光学機能層249を有する。光学機能層249は、第1主面23に設けられている。また、第2主面24上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。光学機能層249の材質及び機能は、光取出部241fにおける光学機能層249と同様であるが、この場合は、プリズム部248におけるY軸に略平行な面248'等の斜面以外の面で反射する光が多くなる。なお、第1主面23内で光学機能層249が設けられた部分は光出射部231に該当する。
また、図6(b)に示す光取出部241iは、凹凸部250を表面に含む光学機能層251を有する。光学機能層251は、第1主面23に設けられている。また、第2主面24上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。光学機能層251の材質及び機能は、光取出部241gにおける光学機能層251と同様である。なお、第1主面23内で、光学機能層251が設けられた部分は光出射部231に該当する。
次に、図7(a)に示す光取出部241jは、プリズム部252を有する。プリズム部252は、第2主面24に形成されている。プリズム部252は、光を偏向可能な微細な斜面を含む部分である。第2主面24の表面には複数のプリズム部252が規則的に又はランダムに設けられている。また、第2主面24に設けられたプリズム部252上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。プリズム部252における斜面の大きさ及び隣接する間隔は、第2主面24に形成可能な範囲で適宜選択可能である。プリズム部252により偏向された光は、光出射部231を通過して出射される。
第2主面24へのプリズム部252の形成には、上述した光学機能層249へのプリズム部248の形成と同様の方法を適用できる。また、プリズム部252の機能は、図5(a)及び図6(a)で説明したプリズム部248と同様である。
また、図7(b)に示す光取出部241kは、凹凸部253を有する。凹凸部253は、第2主面24に形成されている。また、第2主面24に形成された凹凸部253上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。凹凸部253は、1~5μ程度の幅と高さを有する凹部又は凸部が複数形成された部分である。凹凸部253は、第2主面24にランダムに形成され、導光板2内を導光される光を散乱させる。凹凸部253により散乱された光は、光出射部231を通過して出射される。
第2主面24への凹凸部253の形成には、上述した光学機能層251への凹凸部250の形成と同様の方法を適用できる。また、凹凸部253の機能は、図5(b)及び図6(b)で説明した凹凸部250と同様である。
次に、図8(a)に示す光取出部241mは、プリズム部252を有する。プリズム部252は、第1主面23に形成されている。また、第2主面24上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。プリズム部252は、光取出部241jにおけるプリズム部252と同様であるが、この場合は、プリズム部252におけるY軸に略平行な面252'等の斜面以外の面で反射する光が多くなる。なお、第1主面23内で複数のプリズム部252が形成された部分が光出射部231に該当する。
また、図8(b)に示す光取出部241nは、凹凸部253を有する。凹凸部253は、第1主面23に形成されている。また、第2主面24上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。凹凸部253は、光取出部241kにおける凹凸部253と同様である。なお、第1主面23内で複数の凹凸部253が形成された部分が光出射部231に該当する。
<窓照明装置100の作用効果>
以上説明したように、本実施形態に係る窓照明装置100は、光源と、光源から射出された光を導光する導光板と、光源に駆動電力を供給する電源と、太陽光を受光して発電する光発電部とを有する。光源から射出された光は、光源に対向する光入射端面から導光板内に入射し、導光板内を導光された後、光入射端面に交差する導光板の所定主面に含まれる光出射部から出射する。
光発電部は、導光板における所定主面に対向する対向主面側の少なくとも一部に設けられ、太陽光を受光して発電した発電電力を電源に供給する。これにより太陽光を利用して節電することができる。
なお、本実施形態では光取出部の各種構成を説明したが、これらを組み合わせて照明装置を構成することもできる。また、光出射部から出射される光の広がり角度に異方性を持たせることもできる。例えば、図1におけるX軸方向には広がり角度が大きく、Z軸方向には広がり角度が小さい光を光出射部から出射させること等が可能である。
また、本実施形態では、平面視において、矩形の窓に取り付け可能な矩形状の窓照明装置の構成を例示したが、これに限定されるものではない。取り付ける窓の形状に合わせた形状で窓照明装置を構成することもできる。例えば、平面視において、円形状や楕円形状、半円形状等の形状にできる。この場合には、窓に合わせた形状の導光板が使用される。また光源から導光板の光入射端面までの距離は一定であることが好ましいため、矩形以外の導光板を使用する場合には、導光板における光入射端面の形状に合わせて光源を配置することが好ましい。例えば、円形状の導光板を用いる場合には、導光板の光入射端面の形状に合わせて、光源としての複数のLEDを円弧状に配置すると好適である。
また、本実施形態では、平板状の導光板を用いた窓照明装置の構成を例示したが、湾曲面を少なくとも一部に含む導光板を用いて窓照明装置を構成することもできる。
また、本実施形態では、建物における既設の窓に窓照明装置を後付けで取り付ける構成を例示したが、これに限定されるものではない。建物を建設する段階で窓照明装置を建物の窓部分に据え付けることもできる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る窓照明装置100aについて説明する。なお、第1実施形態と説明が重複する部分については、適宜説明を省略する。この点は、以下に示す実施形態の説明においても同様とする。
本実施形態では、導光板における第1主面、又は第2主面の少なくとも一方における少なくとも一部に、導光板に対して屈折率が低い低屈折率層を設けることで、キズや汚れ、指紋等に起因する導光板内を導光される光の損失を防止し、光の利用効率を向上させる。なお、低屈折率層は、導光板における第1主面、又は第2主面の少なくとも一方における少なくとも一部に形成されることで設けられてもよいし、接着剤(感圧接着剤を含む)を介して導光板に結合されることで設けられてもよい。
図9は、窓照明装置100aにおける低屈折率層34の機能の一例を説明する図であり、(a)は本実施形態に係る導光板の表面付近を示す図、(b)は比較例に係る導光板の表面付近を示す図である。
図9(a)に示すように、窓照明装置100aは導光部300aを有する。導光部300aでは、導光板2の表面に光学機能層243、低屈折率層34、カバー層35がこの順で積層形成されている。またカバー層35上(Y軸負側)には、太陽電池パネル6が設けられている。なお、導光板2の表面と低屈折率層34の間に他の機能を有する層が含まれていてもよい。
また、導光板2、光学機能層243、低屈折率層34及びカバー層35を有する導光部300aの可視光透過率は、好ましくは60%以上、65%以上、70%以上、75%以上、80%以上、85%以上又は90%以上である。可視光透過率は、分光光度計を用いて測定波長380nm以上780nm以下で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。
低屈折率層34は、導光板2の屈折率に対して屈折率が低い層である。導光板2が主にPMMAを含んで構成される場合、導光板2の屈折率nは、1.49前後である。これと比較して低屈折率層34の屈折率nは、好ましくは1.30以下であり、より好ましくは1.20以下である。低屈折率層については、特に限定されないが、例えば、国際公開第2019/146628号公報に開示された空隙を有する低屈折率層を使用することができる。この内容は参照により本願明細書に組み込まれる。
導光板2を導光される光のうち、低屈折率層34への入射角が臨界角よりも大きいときに(浅い角度で入射するときに)全反射条件が満たされ、導光板2と低屈折率層34との界面で光は全反射される。ここで、臨界角θcは以下の式で表される。
θc=θi=arcsin(n/n
なお、θiは入射角(法線からの角度)である。
カバー層35は、導光板2を保護するためのものであり、可視光に対する透過性が高いものが好ましい。ガラス、プラスチック等で形成され、紫外線吸収効果を有していてもよい。保護層としての観点からは強度が高い方がよいが、薄くフレキシブルな層にしてもよい。
ここで、図9(b)に示す比較例に係る窓照明装置100Xでは、導光部300Xに含まれる導光板2の表面に光学機能層243、カバー層35がこの順で積層形成されており、低屈折率層が設けられていない。この場合、カバー層35の表面にキズや汚れ、指紋、汗、埃等の異物Cが付着していると、導光板2内を導光される光のうち、カバー層35側に向かう光は、異物Cにより散乱し、導光板2から外部に漏れ出して光損失が生じる場合がある。
図9(a)に示すように、カバー層35と導光板2の間に低屈折率層34を設けることで、導光板2内を導光される光が異物Cに到達することを防ぐことができる。
このようにして、本実施形態では、導光板に含まれる主面に、導光板に対して屈折率が低い低屈折率層を設けることで、キズや汚れ、指紋等に起因する導光板内を導光される光の損失を防止し、光の利用効率を向上させることができる。
導光板の第1主面、又は第2主面の少なくとも一方における少なくとも一部に、低屈折率層を設けることで上記の効果を得ることができる。また第1主面、又は第2主面の少なくとも一方における光学機能層が設けられていない領域に低屈折率層を設けても、上記の効果を得ることができる。また図9では、光キャビティを含む光学機能層の上に低屈折率層を設ける構成を例示したが、光散乱粒子を含む光学機能層の上に低屈折率層を設けることもできる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳説したが、本発明は、上述した実施の形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
1 光源
2 導光板
21 光入射端面
22 端面
23 第1主面(所定主面の一例)
231 光出射部
24 第2主面(対向主面の一例)
241 光取出部
242,246 光キャビティ(空隙部の一例)
243,245,249,251 光学機能層
2431 第1フィルム
2432 第2フィルム
244,247 光散乱粒子
248,252 プリズム部
250,253 凹凸部
3 駆動回路
34 低屈折率層
35 カバー層
4 スイッチ
5 バッテリ(電源の一例)
6 太陽電池パネル(光発電部の一例)
100 窓照明装置
200 窓
210 サッシ
220 窓ガラス
300 導光部
X X軸方向(横幅方向)
Y Y軸方向(奥行き方向)
Z Z軸方向(高さ方向)

Claims (8)

  1. 光源と、
    導光部と、
    前記光源に電力を供給する電源と、を有し、
    前記導光部は、
    前記光源から射出された光を導光する導光板と、
    太陽光を受光して発電する光発電部と、と有し、
    前記導光板は、
    前記光源に対向し、前記光源から射出された光が入射する光入射端面と、
    前記光入射端面に交差する前記導光板の所定主面に含まれ、前記導光板内を導光された光が出射する光出射部と、を有し、
    前記光発電部は、前記導光板における前記所定主面に対向する対向主面側に設けられ、発電電力を前記電源に供給する
    窓照明装置。
  2. 前記導光部は、可視光に対して透過性を有する
    請求項1に記載の窓照明装置。
  3. 前記導光部は、前記導光板に対して屈折率が低い低屈折率層を有し、
    前記低屈折率層は、前記所定主面、又は前記対向主面の少なくとも一方における少なくとも一部に設けられている
    請求項1、又は2に記載の窓照明装置。
  4. 前記導光部は、前記導光板内を導光された光を前記光出射部から出射させる光取出部を有する
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の窓照明装置。
  5. 前記光取出部は、前記導光板内に設けられた空隙部、又は光散乱粒子の少なくとも一方を有する
    請求項4に記載の窓照明装置。
  6. 前記光取出部は、空隙部、又は光散乱体の少なくとも一方を内部に含む光学機能層を有し、
    前記光学機能層は、前記所定主面、又は前記対向主面の少なくとも一方に設けられている
    請求項4、又は5に記載の窓照明装置。
  7. 前記光取出部は、プリズム部、又は凹凸部の少なくとも一方を表面に含む光学機能層を有し、
    前記光学機能層は、前記所定主面、又は前記対向主面の少なくとも一方に設けられている
    請求項4、又は5に記載の窓照明装置。
  8. 前記光取出部は、前記所定主面、又は前記対向主面の少なくとも一方に設けられたプリズム部、又は凹凸部の少なくとも一方を有する
    請求項4、又は5に記載の窓照明装置。
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