JP2023130210A - 信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents

信号処理装置及び信号処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023130210A
JP2023130210A JP2022034752A JP2022034752A JP2023130210A JP 2023130210 A JP2023130210 A JP 2023130210A JP 2022034752 A JP2022034752 A JP 2022034752A JP 2022034752 A JP2022034752 A JP 2022034752A JP 2023130210 A JP2023130210 A JP 2023130210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
random number
unit
number generation
data
encrypted information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022034752A
Other languages
English (en)
Inventor
健太郎 小股
Kentaro Omata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Semiconductor Solutions Corp
Original Assignee
Sony Semiconductor Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Semiconductor Solutions Corp filed Critical Sony Semiconductor Solutions Corp
Priority to JP2022034752A priority Critical patent/JP2023130210A/ja
Priority to PCT/JP2023/008367 priority patent/WO2023171623A1/ja
Publication of JP2023130210A publication Critical patent/JP2023130210A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/60Protecting data
    • G06F21/64Protecting data integrity, e.g. using checksums, certificates or signatures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Bioethics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】効率的に画像の改ざんを防止できる信号処理装置及び信号処理方法を提供することを目的とする。【解決手段】本開示の実施形態に係る信号処理装置は、第1の処理部と、前記第1の処理部に対して、センシングデータと、前記センシングデータの一部を暗号化した第1の暗号化情報とを送信する第2の処理部と、を備え、前記第2の処理部は、前記第1の処理部と共有される乱数生成手順に従って前記センシングデータからランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成する第1の暗号化部と、を有し、前記第1の処理部は、前記第2の処理部から受信された前記センシングデータから前記乱数生成手順に従ってランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成する第2の暗号化部と、前記第1の暗号化情報と前記第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する検証部と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、信号処理装置及び信号処理方法に関する。
車載イメージセンサーで撮影した画像をエンジンコントロールユニット(ECU)に送信する際に、画像の改ざんを防止する必要がある(特許文献1参照)
画像の改ざんを防止するには、画像に認証コードを付加して送信するのが望ましい。画像に認証コードを付加する処理、例えば、CMAC(Cipher-based Message Authentication Code)アルゴリズムは、イメージセンサーやECUに内蔵されるプロセッサの処理負担が大きくなり、車両の電気制御に支障を来すおそれがある。
WO2018/230366号公報
イメージセンサーで撮像した画像の一部だけに認証コードを付加してECUに送信して画像認証を行うことも考えられる。ところが、画像中の認証コードを付加された部分領域の位置とサイズが各フレームで共通の場合には、画像中の認証コードを付加された部分領域以外の領域を改ざんされるおそれがある。
また、画像中の暗号化する部分領域をフレームごとにランダム化する場合、画像中の暗号化した部分領域の位置とサイズの情報をECU側に正しく伝達しなければならず、イメージセンサーとECU間で送受される情報量が増えてしまい、効率的なデータ通信ができなくなる。
本開示は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、効率的に画像の改ざんを防止できる信号処理装置及び信号処理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様では、第1の処理部と、前記第1の処理部に対して、センシングデータと、前記センシングデータの一部を暗号化した第1の暗号化情報とを送信する第2の処理部と、を備え、前記第2の処理部は、前記第1の処理部と共有される乱数生成手順に従って前記センシングデータからランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成する第1の暗号化部と、を有し、前記第1の処理部は、前記第2の処理部から受信された前記センシングデータから前記乱数生成手順に従ってランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成する第2の暗号化部と、前記第1の暗号化情報と前記第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する検証部と、を有する信号処理装置が提供される。
前記第1の暗号化部及び前記第2の暗号化部は、前記第1の暗号化情報及び前記第2の暗号化情報を生成するタイミングを、前記乱数生成手順に従ってランダムに選択してもよい。
前記第1の暗号化部は、前記乱数生成手順に従ってランダムに選択されたタイミングで取得された一部の前記センシングデータから前記第1の暗号化情報を生成し、前記第2の暗号化部は、前記第2の処理部から受信された前記センシングデータのうち前記乱数生成手順に従ってランダムに選択されたタイミングで取得された一部のセンシングデータから前記第2の暗号化情報を生成してもよい。
前記第1の処理部は、所定の時間間隔で複数の前記センシングデータを取得し、前記第1の暗号化部は、前記複数のセンシングデータのそれぞれからランダムに選択された前記一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成してもよい。
前記第1の処理部は、所定の時間間隔で複数の前記センシングデータを取得し、前記第1の暗号化部は、前記複数のセンシングデータの中からランダムに選択された時間間隔のセンシングデータに基づいて前記第1の暗号化情報を生成してもよい。
前記第1の暗号化部は、前記複数のセンシングデータの中からランダムに選択された時間間隔のセンシングデータに含まれる前記一部のデータをランダムに選択して、前記第1の暗号化情報を生成してもよい。
前記第1の処理部は、前記乱数生成手順に従って第1の乱数を生成する第1の乱数生成部を有し、前記第2の処理部は、前記乱数生成手順に従って第2の乱数を生成する第2の乱数生成部を有し、前記第1の暗号化部は、前記第1の乱数に基づいて前記第1の暗号化情報を生成し、前記第2の暗号化部は、前記第2の乱数に基づいて前記第2の暗号化情報を生成してもよい。
前記第1の乱数生成部は、前記第1の処理部と前記第2の処理部とで共有される鍵情報及び第3の乱数を用いて、前記乱数生成手順に従って前記第1の乱数を生成し、
前記第2の乱数生成部は、前記鍵情報及び前記第3の乱数を用いて、前記乱数生成手順に従って前記第2の乱数を生成してもよい。
前記第1の処理部は、前記第3の乱数を生成する第3の乱数生成部と、前記第3の乱数を前記第2の処理部に送信する通信部と、を有してもよい。
前記センシングデータは、画像データを含んでおり、前記第1の暗号化部は、前記第1の乱数に基づいて、前記画像データに含まれる前記一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成してもよい。
前記第1の処理部は、所定の時間間隔で複数の前記画像データを取得し、前記第1の暗号化部は、前記複数の画像データのうちの一部の時間間隔の画像データをランダムに選択して前記第1の暗号化情報を生成してもよい。
前記第1の暗号化部は、前記一部の画像データからランダムに選択された前記一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成してもよい。
前記第1の処理部は、前記画像データを検出する撮像センサであってもよい。
前記画像データは、距離画像データを含んでおり、前記第1の処理部は、前記距離画像データを生成する測距センサであってもよい。
前記第1の乱数生成部及び前記第2の乱数生成部の少なくとも一方は、ハードウェアで構成されてもよい。
前記第1の処理部及び前記第2の処理部の少なくとも一方は、前記第1の乱数生成部及び前記第2の乱数生成部の少なくとも一方の処理をソフトウエアで行ってもよい。
前記第2の処理部は、少なくとも2つの半導体チップが積層された積層型の半導体チップ構造を有してもよい。
本開示の他の一態様では、第1の処理装置と、前記第1の処理装置に対して、センシングデータと、前記センシングデータの一部を暗号化又は認証情報を付加した第1の暗号化情報とを送信する第2の処理装置と、を備え、前記第2の処理装置は、前記第1の処理装置と共有される乱数生成手順に従って前記センシングデータからランダムに選択された一部のデータを暗号化した前記第1の暗号化情報を生成する第1の暗号化部と、を有し、前記第1の処理装置は、
前記第2の処理装置から受信された前記センシングデータから前記乱数生成手順に従ってランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成する第2の暗号化部と、前記第1の暗号化情報と前記第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する検証部と、を有する、監視システムが提供される。
本開示の他の一態様では、第1の処理部に対して、第2の処理部から、センシングデータと、前記センシングデータの一部を暗号化又は認証情報を付加した第1の暗号化情報とを送信する信号処理方法であって、前記第2の処理部は、前記第1の処理部と共有される乱数生成手順に従って前記センシングデータからランダムに選択された一部のデータを暗号化した前記第1の暗号化情報を生成し、前記第1の処理部は、前記第2の処理部から受信された前記センシングデータから前記乱数生成手順に従ってランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成し、前記第1の暗号化情報と前記第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する信号処理方法が提供される。
第1の実施形態に係る信号処理装置を示す図。 暗号化処理をした静止画像の暗号化領域と非暗号化領域を示す図。 複数の静止画像の暗号化領域と非暗号化領域の違いを示す図。 第1の実施形態に係る信号処理装置の処理の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態に係るSocの処理の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る変形例である信号処理装置を示す図。 第1の実施形態に係る変形例である信号処理装置を示す図。 第2の実施形態に係る信監視システムを示す図。 車両制御システムの構成例を示すブロック図。 センシング領域の例を示す図。
以下、図面を参照して、本開示の実施形態について説明する。本開示において示される1以上の実施形態において、各実施形態が含む要素を互いに組み合わせることができ、かつ、当該組み合わせられた結果物も本開示が示す実施形態の一部をなす。
(第1の実施形態)
図1は、本開示の第1の実施形態に係る信号処理装置1000を示す。図2は、暗号化処理をした静止画像の暗号化領域と非暗号化領域を示す。図3は、複数の静止画像の暗号化領域と非暗号化領域の違いを示す。
信号処理装置1000は、例えば、車載カメラで撮影した画像を処理する処理装置である。なお、信号処理装置1000は、車載カメラで撮影した画像以外の画像を処理する目的に用いても構わないが、以下では主に車載カメラで撮影した画像を処理する例を説明する。
ここで、本明細書では、画像データをセンシングデータに含めて解釈するものとする。センシングデータは、画像データの他に、種々のセンサで検出されたデータも含まれる。
また、信号処理装置1000は、画像以外の種々のセンシングデータを処理してもよい。
このように、信号処理装置1000には、種々のセンシングデータを取得又は検知する種々のセンシング装置が接続される場合があるが、以下では、画像データを取得するセンサが信号処理装置1000に接続される例を主に説明する。
また、以下では、信号処理装置1000は、画像データに認証符号を付加するにあたり、画像データを暗号化する例について説明するが、画像データを暗号化せず認証符号を付加してもよい。
信号処理装置1000は、CMOSイメージセンサー(CIS)100(第2の処理部)と、System-on-Chip(SoC)200(第1の処理部)とを備える。
SoC200は、疑似乱数生成部(第1の乱数生成部)220と、第2の暗号化部240と、通信部230とを有する。CIS100は、疑似乱数生成部(第2の乱数生成部)120と、第1の暗号化部130と、通信部150とを有する。以下では、CIS100の内部構成を先に説明し、その後にSoC200の内部構成を説明する。
CIS100は、画像データからなるセンシングデータを出力する撮像センサである。CIS100は、例えば車載カメラに内蔵される。
第1の実施形態では、一定時間ごとに静止画像を撮影するCIS100を内蔵する車載カメラの例を主に説明する。車載カメラは、動画を撮影して出力するビデオカメラあってもよい。動画は、複数の静止画像の組み合わせで構成されるため、以下では、動画を撮影するカメラであっても、静止画の処理について説明する。また、車載カメラは、距離画像データを生成する測距センサから距離画像を生成するLiDAR(Light imaging Detection and Ranging)であってもよい。
イメージセンサー部110は、撮像した画像データを、第1の暗号化部130に送信する。
第1の暗号化部130は、SoC200と共有される乱数生成手順に従ってセンシングデータからランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第1の暗号化情報を生成する。上述したように、センシングデータは例えば画像データである。画像データから一部の画像領域をランダムに選択するために、例えば疑似乱数を用いることができる。図1のCIS100は、疑似乱数生成部120を有する。疑似乱数生成部120は、入力された種情報に基づいて疑似乱数を生成する。種情報は、例えばSoC200で生成されて、CIS100との間で共有される。
CIS100内の疑似乱数生成部120は、SoC200内の疑似乱数生成部220と共通の乱数生成手順に従って疑似乱数を生成する。共通の乱数生成手順とは、疑似乱数を生成するアルゴリムが共通であり、かつこのアルゴリズムに与える種情報と疑似乱数の更新周期が共通であることを意味する。よって、疑似乱数生成部120、220があるタイミングで生成する疑似乱数は同じになり、疑似乱数生成部120、220が疑似乱数を更新する周期も同じである。
疑似乱数生成部120は、例えば、通信部150を介してSoC200から種情報を受信し、受信した種情報を用いて疑似乱数を生成する。後述するように、CIS100は、SoC200との間で、種情報と共有鍵を共有する。共有鍵は、例えばSoC200とCIS100のみが知りうる秘密鍵である。
例えば、疑似乱数生成部120、220は、種情報と共有鍵を用いて所定の演算処理を行うことにより、疑似乱数を生成する。疑似乱数生成部120、220は、同期してカウント動作を行うカウンタを備えており、このカウンタがカウント動作するタイミングに同期して疑似乱数を更新するようにしてもよい。カウンタの値が1異なると、全く別の疑似乱数を生成可能となる。疑似乱数生成部120は、生成した疑似乱数を第1の暗号化部130に送信する。
疑似乱数生成部120、220が生成する疑似乱数は、厳密な意味での乱数ではない場合もありうるが、本明細書では、疑似乱数生成部120、220が生成する疑似乱数を単に乱数と呼ぶことがある。
第1の暗号化部130は、疑似乱数生成部120で生成された疑似乱数に基づいて、イメージセンサー部110で取得された画像データ中の一部の画像データを抽出して暗号化した第1の暗号化情報を生成する。
第1の暗号化部130は、第1の暗号化特定部135と第1の符号器140とを有する。第1の暗号化特定部135は、疑似乱数生成部120で生成された疑似乱数に基づいて、暗号化するべきセンシングデータを特定する。例えば、センシングデータが画像データの場合、第1の暗号化特定部135は、1フレーム分の画像中の一部の画像領域を疑似乱数に基づいてランダムに選択する。また、第1の暗号化特定部135は、複数のフレーム分の画像(以下、複数のフレーム画像)の中から、疑似乱数によってランダムに一部のフレーム画像を選択してもよい。
あるいは、第1の暗号化特定部135は、複数のフレーム画像の中から、疑似乱数によって一部のフレーム画像をランダムに選択し、選択されたフレーム画像中の一部の画像領域を疑似乱数に基づいてランダムに選択してもよい。この場合、複数のフレーム画像の中から一部のフレーム画像をランダムに選択する際に用いる疑似乱数と、選択されたフレーム画像中の一部の画像領域をランダムに選択するのに用いる疑似乱数は、同じでもよいし、異なっていてもよい。このように、疑似乱数生成部120は、同じタイミングに複数種類の疑似乱数を生成してもよい。
第1の符号器140は、第1の暗号化特定部135で特定された画像データを暗号化又は認証情報を付加した第1の暗号化情報を生成する。より具体的な一例として、第1の符号器140は、第1の暗号化特定部135で特定された画像データに対して、メッセージ認証コード(CMAC)による符号化処理を行って符号化データを生成する。この符号化データは、第1の暗号化部130が生成する第1の暗号化情報に対応する。第1の符号器140は、イメージセンサー部110で取得された画像データに上述した符号化データ(第1の暗号化情報)を付加したデータを通信部150に送信する。
第1の符号器140は、CMAC以外の符号化処理によって符号化データを生成してもよい。例えば、第1の符号器140は、第1の暗号化特定部135で特定された画像データに対してハッシュ関数を用いて符号化してもよい。
通信部150は、第1の暗号化部130で生成された第1の暗号化情報と、イメージセンサー部110で取得された画像データとを関連づけてSoC200に送信する。通信部150は、上述した共有鍵や疑似乱数などを用いて第1の暗号化情報をさらに暗号化してSoC200に送信してもよい。
図2は第1の暗号化部130で生成される第1の暗号化情報の一例を示している。図2におけるフレーム画像1100は、1つのフレーム画像1100の中に複数の暗号化領域1100_1と複数の非暗号化領域1100_2とを含んでいる。フレーム画像の垂直方向に沿って、複数の暗号化領域1100_1と複数の非暗号化領域1100_2とが交互に配置されているが、複数の暗号化領域1100_1が配置される垂直方向の位置及びサイズはランダムである。
また、図2の例では、1つのフレーム画像1100の中に3つの暗号化領域1100_1を含んでいるが、フレーム画像に含まれる暗号化領域1100_1の数はランダムに選択される。
図2の例では、各暗号化領域1100_1が水平方向の左端から右端まで延びているが、水平方向のランダムに選択された一部の画像領域のみを含んでいてもよい。このように、第1の暗号化特定部135は、疑似乱数に基づいて、フレーム画像1100内の任意の位置、サイズ及び数の画像領域を選択する。
図3は動画を構成する複数のフレーム画像1101~1103のそれぞれにおける暗号化領域1100_1と非暗号化領域1100_2を示している。複数のフレーム画像1101~1103は、連続して並ぶフレームの画像である。
図3(A)と図3(B)では、フレーム画像1101、1102内の暗号化領域1100_1の位置が異なっている。図3(A)と図3(B)はいずれも3つの暗号化領域1100_1を含んでいるが、上述したように、暗号化領域1100_1の数をフレームごとにランダムに選択してもよい。また、図3(C)のように、フレーム画像内に暗号化領域1100_1が存在しないフレームが存在してもよい。
図3の例においても、フレーム画像内の水平方向の一部の画像領域をランダムに選択して暗号化領域1100_1を生成してもよい。
このように、第1の暗号化部130は、フレーム画像内の暗号化領域1100_1の垂直方向位置、水平方向位置、面積、数を疑似乱数によってランダムに選択することができる。その際、同じ疑似乱数によって暗号化領域1100_1の位置や面積等を選択してもよいし、それぞれごとに異なる疑似乱数によって暗号化領域1100_1の位置や面積等を選択してもよい。
SoC200は、CIS100から送信されたセンシングデータの改ざんを検知する。SoC200内の第2の暗号化部240は、CIS100から受信されたセンシングデータから、CIS100と共有される乱数生成手順に従ってランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成する。センシングデータが画像データの場合には、第2の暗号化部240は、CIS100から受信された画像データからランダムに選択された一部の画像データを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成する。
一部の画像データをランダムに選択するために疑似乱数を用いることができる。図1のSoC200は、疑似乱数生成部220を有する。疑似乱数生成部220は、CIS100との間で共有される乱数生成手順に従って疑似乱数を生成する。上述したように、疑似乱数生成部120、220があるタイミングで生成する疑似乱数は同じである。
疑似乱数生成部220は、例えば種情報と共有鍵を用いて疑似乱数を生成する。種情報をランダム化させることで、疑似乱数の秘匿性が増す。そこで、図1のSoC200は、乱数生成部(第3の乱数生成部)210で生成された乱数を種情報として利用する。疑似乱数生成部220は、乱数生成部210で生成された乱数と共有鍵とを用いて、SoC200と共有される乱数生成手順に従って疑似乱数を生成する。
乱数生成部210で生成された乱数は、通信部230を介してCIS100に送信される。CIS100とSoC200は、乱数生成部210で生成された乱数と鍵情報を用いて、互いに共有される乱数生成手順に従って不図示のカウンタのカウント値を更新する。これにより、カウント値に応じた疑似乱数が生成される。
第2の暗号化部240は、第2の暗号化特定部245と第2の符号器250を有する。第2の暗号化特定部245は、疑似乱数生成部220で生成された疑似乱数に基づいて、暗号化するセンシングデータを特定する。より具体的には、第2の暗号化特定部245は、SoC200内の第1の暗号化特定部135が特定した画像データと同じものを特定する。
第2の符号器250は、第2の暗号化特定部245で特定された画像データを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成する。第2の符号器250は、第1の符号器140と同じ符号化処理により第2の暗号化情報を生成する。
検証部260は、第1の暗号化情報と第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する。CIS100からSoC200に送信された画像データが改ざんされていなければ、検証部260での検証は一致するはずである。よって、検証部260にて一致が検証されれば、CIS100からSoC200に画像データを送信する際に改ざんされなかったと結論づけることができる。
図4は、本開示の実施形態に係る信号処理装置1000の処理の一例を示すフローチャートである。
Soc200は、乱数生成部210が生成した乱数を、通信部230を介してCIS100に送信することで乱数を共有する。(S1001)。
CIS100内の疑似乱数生成部120は、受信した乱数を種情報とする疑似乱数を生成する。CIS100内の第1の暗号化特定部135は、疑似乱数を用いて、画像データの暗号化領域を特定する(S1002)。
CIS100内の第1の符号器140は、特定された暗号化領域に該当する画像データに対して、例えばCMACによる符号化データを生成する。生成した符号化データを第1の暗号化情報としてセンシングデータに付加する(S1003)。
CIS100は、符号化データが付加されたセンシングデータをSoC200に送信する(S1004)。
SoC200内の疑似乱数生成部220は、CIS100に送信した乱数と同一の乱数から疑似乱数を生成する。SoC200内の第2の暗号化特定部245は、当該疑似乱数を用いて、画像データの暗号化領域を特定する。
SoC200内の第2の符号器250は、特定された暗号化領域に該当する画像データに対して、CIS100と同じアルゴリズムであるCMACにより、符号化データを生成する。
SoC200内の検証部260は、生成した符号化データとCIS100から送信されたセンシングデータに付加された符号化データとを比較し、改ざんの有無について検証する(S1005)。
図5は、本開示の実施形態に係るSoC200と、CIS100との通信処理の一例を示すシーケンス図である。
SoC200は、まず、電源を起動する(S1101)。同様に、CIS100は、電源を起動する(S1102)。
SoC200は、CIS100との通信を暗号化するための共有鍵を送信して共有する(S1103)。
SoC200は、乱数生成部210で乱数を生成する(S1104)。SoC200は、生成した乱数をCIS100に送信する(S1105)。
SoC200は、疑似乱数生成部220のカウンタをクリアする(S1106)。同様に、CIS100は、疑似乱数生成部120のカウンタをクリアする(S1107)。
SoC200は、生成した乱数と共有鍵を使って、CIS100との間で共有される乱数生成手順に従ってカウンタを更新し、更新されたカウント値に基づいて、疑似乱数生成部220で疑似乱数を生成する(S1108)。同様に、CIS100は、生成した乱数と共有鍵を使って、上述した乱数生成手順に従ってカウンタを更新し、更新されたカウント値に基づいて、疑似乱数生成部120で疑似乱数を生成する(S1109)。
CIS100内の第1の暗号化特定部135は、生成した疑似乱数に基づき、暗号化するべき画像領域を特定する。CIS100内の第1の符号器140は、第1の暗号化特定部135で特定された画像領域を暗号化又は認証情報を付加して符号化データを生成する(S1110)。第1の暗号化部130は、イメージセンサー部110が取得した画像データに符号化データ(第1の暗号化情報)を付加して出力する。
CIS100内の通信部150は、イメージセンサー部110が取得した画像データに符号化データを付加して、SoC200に送信する。このとき、共有鍵又は疑似乱数を用いて暗号化通信を行ってもよい(S1111)。
SoC200は、送信されたセンシングデータを検証部260で検証する(S1112)。具体的には、SoC200内部の第2の暗号化特定部245は、疑似乱数生成部220で生成された疑似乱数と共有鍵を用いて、第1の暗号化特定部135と同様の処理を行って、暗号化するべき画像領域を特定する。次に、第2の符号器250は、特定された画像領域についての符号化データ(第2の暗号化情報)を生成する。次に、検証部260は、CIS100から受信された第1の暗号化情報と、第2の符号器250で生成された第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する。
SoC200は、検証終了後、シャットダウンをする(S1113)。同様に、CIS100は、検証終了後、シャットダウンをする(S1114)。
図1のCIS100内の疑似乱数生成部120と第1の暗号化部130の処理は、ハードウェアで実行してもよいし、ソフトウエアで実行してもよい。ハードウェアで実行する場合は、図7に示したように、CIS100の半導体基板上に、疑似乱数生成部120の処理を行う回路と、第1の暗号化部130の処理を行う回路とを形成すればよい。疑似乱数生成部120と第1の暗号化部130は、論理演算ゲートやフリップフロップなどのディジタル回路で構成できる。
疑似乱数生成部120と第1の暗号化部130の処理をソフトウエアで実行する場合は、信号処理プロセッサと、疑似乱数生成部120と第1の暗号化部130の処理を実現するプログラムコードが記憶された半導体メモリとを半導体基板上に実装し、信号処理プロセッサがプログラムコードを実行することにより、疑似乱数生成部120と第1の暗号化部130の処理を実行する。
同様に、図1のSoC200内の疑似乱数生成部220、第2の暗号化部240、及び検証部260の処理をハードウェアで実行する場合は、SoC200の半導体基板上に、疑似乱数生成部220の処理を行う回路と、第2の暗号化部240の処理を行う回路とを形成すればよい。疑似乱数生成部220と第2の暗号化部240は、論理演算ゲートやフリップフロップなどのディジタル回路で構成できる。
疑似乱数生成部220と第2の暗号化部240の処理をソフトウエアで実行する場合は、信号処理プロセッサと、疑似乱数生成部220と第2の暗号化部240の処理を実現するプログラムコードが記憶された半導体メモリとを半導体基板上に実装し、信号処理プロセッサがプログラムコードを実行することにより、疑似乱数生成部220と第2の暗号化部240の処理を実行する。
以上、第1の実施形態によれば、SoC200とCIS100との間で乱数と共有鍵を共有し、また、疑似乱数を生成するための乱数生成手順も共有するため、SoC200とCIS100は、同じタイミングに同じ疑似乱数を生成できる。
CIS100は、疑似乱数を用いて、暗号化するべき画像領域をランダムに選択して第1の暗号化情報を生成する。第1の暗号化情報は、イメージセンサー部110が生成した画像データとともにSoC200に送信される。SoC200内の第2の暗号化部240は、受信された画像データの中から、疑似乱数を用いて、暗号化するべき画像データをランダムに選択して第2の暗号化情報を生成する。よって、SoC200内の検証部260は、第1の暗号化情報と第2の暗号化情報が一致するか否かを検証し、一致すれば画像伝送時に画像データが改ざんされなかったと判断することができる。
このように、第1の実施形態によれば、イメージセンサー部110が取得した画像データの一部をランダムに選択して、画像データが改ざんされているか否かを信頼性よく検証できるため、CIS100やSoC200の処理負担を大きくすることなく、画像認証処理を行うことができ、セキュリティを強化できる。
(変形例1)
図6は、本開示の実施形態における変形例である信号処理装置2000を示す。上述した実施形態では、SoC200に対して一つのCIS100が接続されているが、図6に示すように一つのSoC200に対して複数のCIS100が接続されていてもよい。この場合、図6の各CIS100は図1のCIS100と同様の内部構成を有し、図6のSoC200は図1のSoC200と同様の内部構成を有する。図6のSoC200は、各CIS100から送信された画像データと第1の暗号化情報を受信するとともに、CIS100ごとに第2の暗号化情報を生成して、検証部260にてCIS100ごとに検証を行う。
上述した実施形態では、イメージセンサー部110で取得された静止画像などの画像データをセンシングデータとしてSoC200に送信して検証を行う例を示したが、画像データ以外の任意のセンシングデータを第1の暗号化情報とともにSoC200に送信して検証を行うようにしてもよい。図6は、複数のCIS100とは別に、LiDAR300で取得された距離画像データを第1の暗号化情報とともにSoC200に送信して検証を行うようにしてもよい。なお、LiDAR300のみをSoC200に接続して、距離画像データが改ざんされているか否かの認証を行ってもよい。
上述した第1の実施形態では、画像データの検証を行う機能を有するSoC200について説明したが、SoC200は画像データの検証以外の種々の機能を有していてもよい。例えば、ECU400に図1のSoC200の機能を設けてもよい。
(変形例2)
CIS100とSoC200の少なくとも一方は、複数の半導体チップを積層させた構造(半導体チップ構造)にすることができる。図7はCIS100の積層構造の一例である。図7のCIS100は、互いに積層される第1チップ160と第2チップ170を有する。第1チップ160と第2チップ170は、Cu-Cu接合、バンプ、ビアなどにより、接合及び信号伝送を行う。
図1のイメージセンサー部110は、画素アレイ部111と、信号処理部112と、アナログ-ディジタル変換器(ADC)113とを有する。第1チップ160には、画素アレイ部111が配置される。第2チップ170には、イメージセンサー部110内の信号処理部112とADC113が配置され、さらに、図1の疑似乱数生成部120と、第1の暗号化部130と、通信部150とが配置される。
このように、CIS100を積層構造にすることで、回路面積を広げることなく、第1の暗号化情報を生成でき、信号処理装置を小型化できる。
(第2の実施形態)
本開示に係る信号処理装置は、監視システムに組み込むことができる。図8は、第2の実施形態に係る信号処理装置を備えた監視システム4000を示す。
図8の監視システム4000は、第1の実施形態におけるCIS100を有する監視カメラ4100と、第1の実施形態におけるSoC200を有するサーバ4200とを備えている。
監視カメラ4100と、サーバ4200とは、ネットワーク4150を介して通信可能である。ネットワーク4150は、汎用的なネットワークでもよいし、監視システム4000専用のネットワークでもよい。また、ネットワーク4150は、有線でも無線でもよい。図8の監視システム4000は、監視カメラ4100で撮影した動画であるセンシングデータを取得する。動画は、所定のフレームレートの複数の静止画データ(画像データ)で構成されるため、第1の実施形態に係る信号処理装置と同様の画像検証処理を行うことができる。
監視カメラ4100は、サーバ4200が生成した乱数を共有することで、画像データからランダムに画像領域を選択して第1の暗号化情報を生成し、画像データとともにネットワーク4150を介してサーバ4200に送信する。
サーバ4200は、監視カメラ4100からの画像データに基づいて第2の暗号化情報を生成し、第1の暗号化情報と第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する。なお、サーバ4200の代わりに、PC(Personal Computer)又はワーステーションなどのコンピュータ機器を設けてもよい。
このように、図1のCIS100を監視カメラ4100に内蔵し、図1のSoC200をサーバ4200に内蔵することで、監視カメラ4100で撮影した画像データの一部の画像領域だけを利用して、画像データの検証を行うことができる。図8の監視システム4000によれば、監視カメラ4100やサーバ4200の筐体サイズを大きくすることなく、また、監視カメラ4100やサーバ4200の処理負担を増やすことなく、画像データの改ざんの有無を判断できる。
また、本明細書に記載された本開示の効果は例示に過ぎず、その他の効果があってもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
[応用例]
以下に、移動装置制御システムの一例である車両制御システムの応用例について説明する。なお、上述の車両制御システム11は、以下の車両制御システム11の任意のシステム、装置及び方法等に対しても応用可能である。
<<1.車両制御システムの構成例>>
図9は、本技術が適用される移動装置制御システムの一例である車両制御システム11の構成例を示すブロック図である。
車両制御システム11は、車両1に設けられ、車両1の走行支援及び自動運転に関わる処理を行う。
車両制御システム11は、車両制御ECU(Electronic Control Unit)21、通信部22、地図情報蓄積部23、位置情報取得部24、外部認識センサ25、車内センサ26、車両センサ27、記憶部28、走行支援・自動運転制御部29、DMS(Driver Monitoring System)30、HMI(Human Machine Interface)31、及び、車両制御部32を備える。
車両制御ECU21、通信部22、地図情報蓄積部23、位置情報取得部24、外部認識センサ25、車内センサ26、車両センサ27、記憶部28、走行支援・自動運転制御部29、ドライバモニタリングシステム(DMS)30、ヒューマンマシーンインタフェース(HMI)31、及び、車両制御部32は、通信ネットワーク41を介して相互に通信可能に接続されている。通信ネットワーク41は、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)、LAN(Local Area Network)、FlexRay(登録商標)、イーサネット(登録商標)といったディジタル双方向通信の規格に準拠した車載通信ネットワークやバス等により構成される。通信ネットワーク41は、伝送されるデータの種類によって使い分けられてもよい。例えば、車両制御に関するデータに対してCANが適用され、大容量データに対してイーサネットが適用されるようにしてもよい。なお、車両制御システム11の各部は、通信ネットワーク41を介さずに、例えば近距離無線通信(NFC(Near Field Communication))やBluetooth(登録商標)といった比較的近距離での通信を想定した無線通信を用いて直接的に接続される場合もある。
なお、以下、車両制御システム11の各部が、通信ネットワーク41を介して通信を行う場合、通信ネットワーク41の記載を省略するものとする。例えば、車両制御ECU21と通信部22が通信ネットワーク41を介して通信を行う場合、単に車両制御ECU21と通信部22とが通信を行うと記載する。
車両制御ECU21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)といった各種のプロセッサにより構成される。車両制御ECU21は、車両制御システム11全体又は一部の機能の制御を行う。
通信部22は、車内及び車外の様々な機器、他の車両、サーバ、基地局等と通信を行い、各種のデータの送受信を行う。このとき、通信部22は、複数の通信方式を用いて通信を行うことができる。
通信部22が実行可能な車外との通信について、概略的に説明する。通信部22は、例えば、5G(第5世代移動通信システム)、LTE(Long Term Evolution)、DSRC(Dedicated Short Range Communications)等の無線通信方式により、基地局又はアクセスポイントを介して、外部ネットワーク上に存在するサーバ(以下、外部のサーバと呼ぶ)等と通信を行う。通信部22が通信を行う外部ネットワークは、例えば、インターネット、クラウドネットワーク、又は、事業者固有のネットワーク等である。通信部22が外部ネットワークに対して行う通信方式は、所定以上の通信速度、且つ、所定以上の距離間でディジタル双方向通信が可能な無線通信方式であれば、特に限定されない。
また例えば、通信部22は、P2P(Peer To Peer)技術を用いて、自車の近傍に存在する端末と通信を行うことができる。自車の近傍に存在する端末は、例えば、歩行者や自転車等の比較的低速で移動する移動体が装着する端末、店舗等に位置が固定されて設置される端末、又は、MTC(Machine Type Communication)端末である。さらに、通信部22は、V2X通信を行うこともできる。V2X通信とは、例えば、他の車両との間の車車間(Vehicle to Vehicle)通信、路側器等との間の路車間(Vehicle to Infrastructure)通信、家との間(Vehicle to Home)の通信、及び、歩行者が所持する端末等との間の歩車間(Vehicle to Pedestrian)通信等の、自車と他との通信をいう。
通信部22は、例えば、車両制御システム11の動作を制御するソフトウエアを更新するためのプログラムを外部から受信することができる(Over The Air)。通信部22は、さらに、地図情報、交通情報、車両1の周囲の情報等を外部から受信することができる。また例えば、通信部22は、車両1に関する情報や、車両1の周囲の情報等を外部に送信することができる。通信部22が外部に送信する車両1に関する情報としては、例えば、車両1の状態を示すデータ、認識部73による認識結果等がある。さらに例えば、通信部22は、eコール等の車両緊急通報システムに対応した通信を行う。
例えば、通信部22は、電波ビーコン、光ビーコン、FM多重放送等の道路交通情報通信システム(VICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標))により送信される電磁波を受信する。
通信部22が実行可能な車内との通信について、概略的に説明する。通信部22は、例えば無線通信を用いて、車内の各機器と通信を行うことができる。通信部22は、例えば、無線LAN、Bluetooth、NFC、WUSB(Wireless USB)といった、無線通信により所定以上の通信速度でディジタル双方向通信が可能な通信方式により、車内の機器と無線通信を行うことができる。これに限らず、通信部22は、有線通信を用いて車内の各機器と通信を行うこともできる。例えば、通信部22は、図示しない接続端子に接続されるケーブルを介した有線通信により、車内の各機器と通信を行うことができる。通信部22は、例えば、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)、MHL(Mobile High-definition Link)といった、有線通信により所定以上の通信速度でディジタル双方向通信が可能な通信方式により、車内の各機器と通信を行うことができる。
ここで、車内の機器とは、例えば、車内において通信ネットワーク41に接続されていない機器を指す。車内の機器としては、例えば、運転者等の搭乗者が所持するモバイル機器やウェアラブル機器、車内に持ち込まれ一時的に設置される情報機器等が想定される。
地図情報蓄積部23は、外部から取得した地図及び車両1で作成した地図の一方又は両方を蓄積する。例えば、地図情報蓄積部23は、3次元の高精度地図、高精度地図より精度が低く、広いエリアをカバーするグローバルマップ等を蓄積する。
高精度地図は、例えば、ダイナミックマップ、ポイントクラウドマップ、ベクターマップ等である。ダイナミックマップは、例えば、動的情報、準動的情報、準静的情報、静的情報の4層からなる地図であり、外部のサーバ等から車両1に提供される。ポイントクラウドマップは、ポイントクラウド(点群データ)により構成される地図である。ベクターマップは、例えば、車線や信号機の位置といった交通情報等をポイントクラウドマップに対応付け、ADAS(Advanced Driver Assistance System)やAD(Autonomous Driving)に適合させた地図である。
ポイントクラウドマップ及びベクターマップは、例えば、外部のサーバ等から提供されてもよいし、カメラ51、レーダ52、LiDAR53等によるセンシング結果に基づいて、後述するローカルマップとのマッチングを行うための地図として車両1で作成され、地図情報蓄積部23に蓄積されてもよい。また、外部のサーバ等から高精度地図が提供される場合、通信容量を削減するため、車両1がこれから走行する計画経路に関する、例えば数百メートル四方の地図データが外部のサーバ等から取得される。
位置情報取得部24は、GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からGNSS信号を受信し、車両1の位置情報を取得する。取得した位置情報は、走行支援・自動運転制御部29に供給される。なお、位置情報取得部24は、GNSS信号を用いた方式に限定されず、例えば、ビーコンを用いて位置情報を取得してもよい。
外部認識センサ25は、車両1の外部の状況の認識に用いられる各種のセンサを備え、各センサからのセンサデータを車両制御システム11の各部に供給する。外部認識センサ25が備えるセンサの種類や数は任意である。
例えば、外部認識センサ25は、カメラ51、レーダ52、LiDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)53、及び、超音波センサ54を備える。これに限らず、外部認識センサ25は、カメラ51、レーダ52、LiDAR53、及び、超音波センサ54のうち1種類以上のセンサを備える構成でもよい。カメラ51、レーダ52、LiDAR53、及び、超音波センサ54の数は、現実的に車両1に設置可能な数であれば特に限定されない。また、外部認識センサ25が備えるセンサの種類は、この例に限定されず、外部認識センサ25は、他の種類のセンサを備えてもよい。外部認識センサ25が備える各センサのセンシング領域の例は、後述する。
なお、カメラ51の撮影方式は、特に限定されない。例えば、測距が可能な撮影方式であるToF(Time Of Flight)カメラ、ステレオカメラ、単眼カメラ、赤外線カメラといった各種の撮影方式のカメラを、必要に応じてカメラ51に適用することができる。これに限らず、カメラ51は、測距に関わらずに、単に撮影画像を取得するためのものであってもよい。
また、例えば、外部認識センサ25は、車両1に対する環境を検出するための環境センサを備えることができる。環境センサは、天候、気象、明るさ等の環境を検出するためのセンサであって、例えば、雨滴センサ、霧センサ、日照センサ、雪センサ、照度センサ等の各種センサを含むことができる。
さらに、例えば、外部認識センサ25は、車両1の周囲の音や音源の位置の検出等に用いられるマイクロフォンを備える。
車内センサ26は、車内の情報を検出するための各種のセンサを備え、各センサからのセンサデータを車両制御システム11の各部に供給する。車内センサ26が備える各種センサの種類や数は、現実的に車両1に設置可能な種類や数であれば特に限定されない。
例えば、車内センサ26は、カメラ、レーダ、着座センサ、ステアリングホイールセンサ、マイクロフォン、生体センサのうち1種類以上のセンサを備えることができる。車内センサ26が備えるカメラとしては、例えば、ToFカメラ、ステレオカメラ、単眼カメラ、赤外線カメラといった、測距可能な各種の撮影方式のカメラを用いることができる。これに限らず、車内センサ26が備えるカメラは、測距に関わらずに、単に撮影画像を取得するためのものであってもよい。車内センサ26が備える生体センサは、例えば、シートやステアリングホイール等に設けられ、運転者等の搭乗者の各種の生体情報を検出する。
車両センサ27は、車両1の状態を検出するための各種のセンサを備え、各センサからのセンサデータを車両制御システム11の各部に供給する。車両センサ27が備える各種センサの種類や数は、現実的に車両1に設置可能な種類や数であれば特に限定されない。
例えば、車両センサ27は、速度センサ、加速度センサ、角速度センサ(ジャイロセンサ)、及び、それらを統合した慣性計測装置(IMU(Inertial Measurement Unit))を備える。例えば、車両センサ27は、ステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサ、ヨーレートセンサ、アクセルペダルの操作量を検出するアクセルセンサ、及び、ブレーキペダルの操作量を検出するブレーキセンサを備える。例えば、車両センサ27は、エンジンやモータの回転数を検出する回転センサ、タイヤの空気圧を検出する空気圧センサ、タイヤのスリップ率を検出するスリップ率センサ、及び、車輪の回転速度を検出する車輪速センサを備える。例えば、車両センサ27は、バッテリの残量及び温度を検出するバッテリセンサ、並びに、外部からの衝撃を検出する衝撃センサを備える。
記憶部28は、不揮発性の記憶媒体及び揮発性の記憶媒体のうち少なくとも一方を含み、データやプログラムを記憶する。記憶部28は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)として用いられ、記憶媒体としては、HDD(Hard Disc Drive)といった磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、及び、光磁気記憶デバイスを適用することができる。記憶部28は、車両制御システム11の各部が用いる各種プログラムやデータを記憶する。例えば、記憶部28は、EDR(Event Data Recorder)やDSSAD(Data Storage System for Automated Driving)を備え、事故等のイベントの前後の車両1の情報や車内センサ26によって取得された情報を記憶する。
走行支援・自動運転制御部29は、車両1の走行支援及び自動運転の制御を行う。例えば、走行支援・自動運転制御部29は、分析部61、行動計画部62、及び、動作制御部63を備える。
分析部61は、車両1及び周囲の状況の分析処理を行う。分析部61は、自己位置推定部71、センサフュージョン部72、及び、認識部73を備える。
自己位置推定部71は、外部認識センサ25からのセンサデータ、及び、地図情報蓄積部23に蓄積されている高精度地図に基づいて、車両1の自己位置を推定する。例えば、自己位置推定部71は、外部認識センサ25からのセンサデータに基づいてローカルマップを生成し、ローカルマップと高精度地図とのマッチングを行うことにより、車両1の自己位置を推定する。車両1の位置は、例えば、後輪対車軸の中心が基準とされる。
ローカルマップは、例えば、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)等の技術を用いて作成される3次元の高精度地図、占有格子地図(Occupancy Grid Map)等である。3次元の高精度地図は、例えば、上述したポイントクラウドマップ等である。占有格子地図は、車両1の周囲の3次元又は2次元の空間を所定の大きさのグリッド(格子)に分割し、グリッド単位で物体の占有状態を示す地図である。物体の占有状態は、例えば、物体の有無や存在確率により示される。ローカルマップは、例えば、認識部73による車両1の外部の状況の検出処理及び認識処理にも用いられる。
なお、自己位置推定部71は、位置情報取得部24により取得される位置情報、及び、車両センサ27からのセンサデータに基づいて、車両1の自己位置を推定してもよい。
センサフュージョン部72は、複数の異なる種類のセンサデータ(例えば、カメラ51から供給される画像データ、及び、レーダ52から供給されるセンサデータ)を組み合わせて、新たな情報を得るセンサフュージョン処理を行う。異なる種類のセンサデータを組合せる方法としては、統合、融合、連合等がある。
認識部73は、車両1の外部の状況の検出を行う検出処理、及び、車両1の外部の状況の認識を行う認識処理を実行する。
例えば、認識部73は、外部認識センサ25からの情報、自己位置推定部71からの情報、センサフュージョン部72からの情報等に基づいて、車両1の外部の状況の検出処理及び認識処理を行う。
具体的には、例えば、認識部73は、車両1の周囲の物体の検出処理及び認識処理等を行う。物体の検出処理とは、例えば、物体の有無、大きさ、形、位置、動き等を検出する処理である。物体の認識処理とは、例えば、物体の種類等の属性を認識したり、特定の物体を識別したりする処理である。ただし、検出処理と認識処理とは、必ずしも明確に分かれるものではなく、重複する場合がある。
例えば、認識部73は、レーダ52又はLiDAR53等によるセンサデータに基づくポイントクラウドを点群の塊毎に分類するクラスタリングを行うことにより、車両1の周囲の物体を検出する。これにより、車両1の周囲の物体の有無、大きさ、形状、位置が検出される。
例えば、認識部73は、クラスタリングにより分類された点群の塊の動きを追従するトラッキングを行うことにより、車両1の周囲の物体の動きを検出する。これにより、車両1の周囲の物体の速度及び進行方向(移動ベクトル)が検出される。
例えば、認識部73は、カメラ51から供給される画像データに基づいて、車両、人、自転車、障害物、構造物、道路、信号機、交通標識、道路標示等を検出又は認識する。また、認識部73は、セマンティックセグメンテーション等の認識処理を行うことにより、車両1の周囲の物体の種類を認識してもよい。
例えば、認識部73は、地図情報蓄積部23に蓄積されている地図、自己位置推定部71による自己位置の推定結果、及び、認識部73による車両1の周囲の物体の認識結果に基づいて、車両1の周囲の交通ルールの認識処理を行うことができる。認識部73は、この処理により、信号機の位置及び状態、交通標識及び道路標示の内容、交通規制の内容、並びに、走行可能な車線等を認識することができる。
例えば、認識部73は、車両1の周囲の環境の認識処理を行うことができる。認識部73が認識対象とする周囲の環境としては、天候、気温、湿度、明るさ、及び、路面の状態等が想定される。
行動計画部62は、車両1の行動計画を作成する。例えば、行動計画部62は、経路計画、経路追従の処理を行うことにより、行動計画を作成する。
なお、経路計画(Global path planning)とは、スタートからゴールまでの大まかな経路を計画する処理である。この経路計画には、軌道計画と言われ、計画した経路において、車両1の運動特性を考慮して、車両1の近傍で安全かつ滑らかに進行することが可能な軌道生成(Local path planning)を行う処理も含まれる。
経路追従とは、経路計画により計画された経路を計画された時間内で安全かつ正確に走行するための動作を計画する処理である。行動計画部62は、例えば、この経路追従の処理の結果に基づき、車両1の目標速度と目標角速度を計算することができる。
動作制御部63は、行動計画部62により作成された行動計画を実現するために、車両1の動作を制御する。
例えば、動作制御部63は、後述する車両制御部32に含まれる、ステアリング制御部81、ブレーキ制御部82、及び、駆動制御部83を制御して、軌道計画により計算された軌道を車両1が進行するように、加減速制御及び方向制御を行う。例えば、動作制御部63は、衝突回避又は衝撃緩和、追従走行、車速維持走行、自車の衝突警告、自車のレーン逸脱警告等のADASの機能実現を目的とした協調制御を行う。例えば、動作制御部63は、運転者の操作によらずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行う。
DMS30は、車内センサ26からのセンサデータ、及び、後述するHMI31に入力される入力データ等に基づいて、運転者の認証処理、及び、運転者の状態の認識処理等を行う。認識対象となる運転者の状態としては、例えば、体調、覚醒度、集中度、疲労度、視線方向、酩酊度、運転操作、姿勢等が想定される。
なお、DMS30が、運転者以外の搭乗者の認証処理、及び、当該搭乗者の状態の認識処理を行うようにしてもよい。また、例えば、DMS30が、車内センサ26からのセンサデータに基づいて、車内の状況の認識処理を行うようにしてもよい。認識対象となる車内の状況としては、例えば、気温、湿度、明るさ、臭い等が想定される。
HMI31は、各種のデータや指示等の入力と、各種のデータの運転者等への提示を行う。
HMI31によるデータの入力について、概略的に説明する。HMI31は、人がデータを入力するための入力デバイスを備える。HMI31は、入力デバイスにより入力されたデータや指示等に基づいて入力信号を生成し、車両制御システム11の各部に供給する。HMI31は、入力デバイスとして、例えばタッチパネル、ボタン、スイッチ、及び、レバーといった操作子を備える。これに限らず、HMI31は、音声やジェスチャ等により手動操作以外の方法で情報を入力可能な入力デバイスをさらに備えてもよい。さらに、HMI31は、例えば、赤外線又は電波を利用したリモートコントロール装置や、車両制御システム11の操作に対応したモバイル機器又はウェアラブル機器等の外部接続機器を入力デバイスとして用いてもよい。
HMI31によるデータの提示について、概略的に説明する。HMI31は、搭乗者又は車外に対する視覚情報、聴覚情報、及び、触覚情報の生成を行う。また、HMI31は、生成された各情報の出力、出力内容、出力タイミング及び出力方法等を制御する出力制御を行う。HMI31は、視覚情報として、例えば、操作画面、車両1の状態表示、警告表示、車両1の周囲の状況を示すモニタ画像等の画像や光により示される情報を生成及び出力する。また、HMI31は、聴覚情報として、例えば、音声ガイダンス、警告音、警告メッセージ等の音により示される情報を生成及び出力する。さらに、HMI31は、触覚情報として、例えば、力、振動、動き等により搭乗者の触覚に与えられる情報を生成及び出力する。
HMI31が視覚情報を出力する出力デバイスとしては、例えば、自身が画像を表示することで視覚情報を提示する表示装置や、画像を投影することで視覚情報を提示するプロジェクタ装置を適用することができる。なお、表示装置は、通常のディスプレイを有する表示装置以外にも、例えば、ヘッドアップディスプレイ、透過型ディスプレイ、AR(Augmented Reality)機能を備えるウエアラブルデバイスといった、搭乗者の視界内に視覚情報を表示する装置であってもよい。また、HMI31は、車両1に設けられるナビゲーション装置、インストルメントパネル、CMS(Camera Monitoring System)、電子ミラー、ランプ等が有する表示デバイスを、視覚情報を出力する出力デバイスとして用いることも可能である。
HMI31が聴覚情報を出力する出力デバイスとしては、例えば、オーディオスピーカ、ヘッドホン、イヤホンを適用することができる。
HMI31が触覚情報を出力する出力デバイスとしては、例えば、ハプティクス技術を用いたハプティクス素子を適用することができる。ハプティクス素子は、例えば、ステアリングホイール、シートといった、車両1の搭乗者が接触する部分に設けられる。
車両制御部32は、車両1の各部の制御を行う。車両制御部32は、ステアリング制御部81、ブレーキ制御部82、駆動制御部83、ボディ系制御部84、ライト制御部85、及び、ホーン制御部86を備える。
ステアリング制御部81は、車両1のステアリングシステムの状態の検出及び制御等を行う。ステアリングシステムは、例えば、ステアリングホイール等を備えるステアリング機構、電動パワーステアリング等を備える。ステアリング制御部81は、例えば、ステアリングシステムの制御を行うステアリングECU、ステアリングシステムの駆動を行うアクチュエータ等を備える。
ブレーキ制御部82は、車両1のブレーキシステムの状態の検出及び制御等を行う。ブレーキシステムは、例えば、ブレーキペダル等を含むブレーキ機構、ABS(Antilock Brake System)、回生ブレーキ機構等を備える。ブレーキ制御部82は、例えば、ブレーキシステムの制御を行うブレーキECU、ブレーキシステムの駆動を行うアクチュエータ等を備える。
駆動制御部83は、車両1の駆動システムの状態の検出及び制御等を行う。駆動システムは、例えば、アクセルペダル、内燃機関又は駆動用モータ等の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構等を備える。駆動制御部83は、例えば、駆動システムの制御を行う駆動ECU、駆動システムの駆動を行うアクチュエータ等を備える。
ボディ系制御部84は、車両1のボディ系システムの状態の検出及び制御等を行う。ボディ系システムは、例えば、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウインドウ装置、パワーシート、空調装置、エアバッグ、シートベルト、シフトレバー等を備える。ボディ系制御部84は、例えば、ボディ系システムの制御を行うボディ系ECU、ボディ系システムの駆動を行うアクチュエータ等を備える。
ライト制御部85は、車両1の各種のライトの状態の検出及び制御等を行う。制御対象となるライトとしては、例えば、ヘッドライト、バックライト、フォグライト、ターンシグナル、ブレーキライト、プロジェクション、バンパーの表示等が想定される。ライト制御部85は、ライトの制御を行うライトECU、ライトの駆動を行うアクチュエータ等を備える。
ホーン制御部86は、車両1のカーホーンの状態の検出及び制御等を行う。ホーン制御部86は、例えば、カーホーンの制御を行うホーンECU、カーホーンの駆動を行うアクチュエータ等を備える。
図10は、図9の外部認識センサ25のカメラ51、レーダ52、LiDAR53、及び、超音波センサ54等によるセンシング領域の例を示す図である。なお、図10において、車両1を上面から見た様子が模式的に示され、左端側が車両1の前端(フロント)側であり、右端側が車両1の後端(リア)側となっている。
センシング領域101F及びセンシング領域101Bは、超音波センサ54のセンシング領域の例を示している。センシング領域101Fは、複数の超音波センサ54によって車両1の前端周辺をカバーしている。センシング領域101Bは、複数の超音波センサ54によって車両1の後端周辺をカバーしている。
センシング領域101F及びセンシング領域101Bにおけるセンシング結果は、例えば、車両1の駐車支援等に用いられる。
センシング領域102F乃至センシング領域102Bは、短距離又は中距離用のレーダ52のセンシング領域の例を示している。センシング領域102Fは、車両1の前方において、センシング領域101Fより遠い位置までカバーしている。センシング領域102Bは、車両1の後方において、センシング領域101Bより遠い位置までカバーしている。センシング領域102Lは、車両1の左側面の後方の周辺をカバーしている。センシング領域102Rは、車両1の右側面の後方の周辺をカバーしている。
センシング領域102Fにおけるセンシング結果は、例えば、車両1の前方に存在する車両や歩行者等の検出等に用いられる。センシング領域102Bにおけるセンシング結果は、例えば、車両1の後方の衝突防止機能等に用いられる。センシング領域102L及びセンシング領域102Rにおけるセンシング結果は、例えば、車両1の側方の死角における物体の検出等に用いられる。
センシング領域103F乃至センシング領域103Bは、カメラ51によるセンシング領域の例を示している。センシング領域103Fは、車両1の前方において、センシング領域102Fより遠い位置までカバーしている。センシング領域103Bは、車両1の後方において、センシング領域102Bより遠い位置までカバーしている。センシング領域103Lは、車両1の左側面の周辺をカバーしている。センシング領域103Rは、車両1の右側面の周辺をカバーしている。
センシング領域103Fにおけるセンシング結果は、例えば、信号機や交通標識の認識、車線逸脱防止支援システム、自動ヘッドライト制御システムに用いることができる。センシング領域103Bにおけるセンシング結果は、例えば、駐車支援、及び、サラウンドビューシステムに用いることができる。センシング領域103L及びセンシング領域103Rにおけるセンシング結果は、例えば、サラウンドビューシステムに用いることができる。
センシング領域104は、LiDAR53のセンシング領域の例を示している。センシング領域104は、車両1の前方において、センシング領域103Fより遠い位置までカバーしている。一方、センシング領域104は、センシング領域103Fより左右方向の範囲が狭くなっている。
センシング領域104におけるセンシング結果は、例えば、周辺車両等の物体検出に用いられる。
センシング領域105は、長距離用のレーダ52のセンシング領域の例を示している。
センシング領域105は、車両1の前方において、センシング領域104より遠い位置までカバーしている。一方、センシング領域105は、センシング領域104より左右方向の範囲が狭くなっている。
センシング領域105におけるセンシング結果は、例えば、ACC(Adaptive Cruise Control)、緊急ブレーキ、衝突回避等に用いられる。
なお、外部認識センサ25が含むカメラ51、レーダ52、LiDAR53、及び、超音波センサ54の各センサのセンシング領域は、図10以外に各種の構成をとってもよい。具体的には、超音波センサ54が車両1の側方もセンシングするようにしてもよいし、LiDAR53が車両1の後方をセンシングするようにしてもよい。また、各センサの設置位置は、上述した各例に限定されない。また、各センサの数は、1つでもよいし、複数であってもよい。
なお、本開示は以下のような構成を取ることもできる。
[項目1]
第1の処理部と、
前記第1の処理部に対して、センシングデータと、前記センシングデータの一部を暗号化した第1の暗号化情報とを送信する第2の処理部と、を備え、
前記第2の処理部は、
前記第1の処理部と共有される乱数生成手順に従って前記センシングデータからランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成する第1の暗号化部と、を有し、
前記第1の処理部は、
前記第2の処理部から受信された前記センシングデータから前記乱数生成手順に従ってランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成する第2の暗号化部と、
前記第1の暗号化情報と前記第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する検証部と、を有する、
信号処理装置。
[項目2]
前記第1の暗号化部及び前記第2の暗号化部は、前記第1の暗号化情報及び前記第2の暗号化情報を生成するタイミングを、前記乱数生成手順に従ってランダムに選択する、
項目1に記載の信号処理装置。
[項目3]
前記第1の暗号化部は、前記乱数生成手順に従ってランダムに選択されたタイミングで取得された一部の前記センシングデータから前記第1の暗号化情報を生成し、
前記第2の暗号化部は、前記第2の処理部から受信された前記センシングデータのうち前記乱数生成手順に従ってランダムに選択されたタイミングで取得された一部のセンシングデータから前記第2の暗号化情報を生成する、
項目1又は2に記載の信号処理装置。
[項目4]
前記第1の処理部は、所定の時間間隔で複数の前記センシングデータを取得し、
前記第1の暗号化部は、前記複数のセンシングデータのそれぞれからランダムに選択された前記一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成する、
項目1~3のいずれか一項に記載の信号処理装置。
[項目5]
前記第1の処理部は、所定の時間間隔で複数の前記センシングデータを取得し、
前記第1の暗号化部は、前記複数のセンシングデータの中からランダムに選択された時間間隔のセンシングデータに基づいて前記第1の暗号化情報を生成する、
項目1~4のいずれか一項に記載の信号処理装置。
[項目6]
前記第1の暗号化部は、前記複数のセンシングデータの中からランダムに選択された時間間隔のセンシングデータに含まれる前記一部のデータをランダムに選択して、前記第1の暗号化情報を生成する、
項目5に記載の信号処理装置。
[項目7]
前記第1の処理部は、前記乱数生成手順に従って第1の乱数を生成する第1の乱数生成部を有し、
前記第2の処理部は、前記乱数生成手順に従って第2の乱数を生成する第2の乱数生成部を有し、
前記第1の暗号化部は、前記第1の乱数に基づいて前記第1の暗号化情報を生成し、
前記第2の暗号化部は、前記第2の乱数に基づいて前記第2の暗号化情報を生成する、
項目5又は6に記載の信号処理装置。
[項目8]
前記第1の乱数生成部は、前記第1の処理部と前記第2の処理部とで共有される鍵情報及び第3の乱数を用いて、前記乱数生成手順に従って前記第1の乱数を生成し、
前記第2の乱数生成部は、前記鍵情報及び前記第3の乱数を用いて、前記乱数生成手順に従って前記第2の乱数を生成する、
項目7に記載の信号処理装置。
[項目9]
前記第1の処理部は、
前記第3の乱数を生成する第3の乱数生成部と、
前記第3の乱数を前記第2の処理部に送信する通信部と、を有する、
請求項8に記載の信号処理装置。
[項目10]
前記センシングデータは、画像データを含んでおり、
前記第1の暗号化部は、前記第1の乱数に基づいて、前記画像データに含まれる前記一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成する、
項目7~9のいずれか一項に記載の信号処理装置。
[項目11]
前記第1の処理部は、所定の時間間隔で複数の前記画像データを取得し、
前記第1の暗号化部は、前記複数の画像データのうちの一部の時間間隔の画像データをランダムに選択して前記第1の暗号化情報を生成する、
項目10に記載の信号処理装置。
[項目12]
前記第1の暗号化部は、前記一部の画像データからランダムに選択された前記一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成する、
項目11に記載の信号処理装置。
[項目13]
前記第1の処理部は、前記画像データを検出する撮像センサである、
項目10~12のいずれか一項に記載の信号処理装置。
[項目14]
前記画像データは、距離画像データを含んでおり、
前記第1の処理部は、前記距離画像データを生成する測距センサである、
項目13に記載の信号処理装置。
[項目15]
前記第1の乱数生成部及び前記第2の乱数生成部の少なくとも一方は、ハードウェアで構成される、
項目7~14のいずれか一項に記載の信号処理装置。
[項目16]
前記第1の処理部及び前記第2の処理部の少なくとも一方は、前記第1の乱数生成部及び前記第2の乱数生成部の少なくとも一方の処理をソフトウエアで行う、
項目7~15のいずれか一項に記載の信号処理装置。
[項目17]
前記第2の処理部は、少なくとも2つの半導体チップが積層された積層型の半導体チップ構造を有する
項目1~16のいずれか一項に記載の信号処理装置。
[項目18]
第1の処理装置と、
前記第1の処理装置に対して、センシングデータと、前記センシングデータの一部を暗号化又は認証情報を付加した第1の暗号化情報とを送信する第2の処理装置と、を備え、
前記第2の処理装置は、
前記第1の処理装置と共有される乱数生成手順に従って前記センシングデータからランダムに選択された一部のデータを暗号化した前記第1の暗号化情報を生成する第1の暗号化部と、を有し、
前記第1の処理装置は、
前記第2の処理装置から受信された前記センシングデータから前記乱数生成手順に従ってランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成する第2の暗号化部と、
前記第1の暗号化情報と前記第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する検証部と、を有する、
監視システム。
[項目19]
第1の処理部に対して、第2の処理部から、センシングデータと、前記センシングデータの一部を暗号化した第1の暗号化情報とを送信する信号処理方法であって、
前記第2の処理部は、
前記第1の処理部と共有される乱数生成手順に従って前記センシングデータからランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成し、
前記第1の処理部は、
前記第2の処理部から受信された前記センシングデータから前記乱数生成手順に従ってランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成し、
前記第1の暗号化情報と前記第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する、
信号処理方法。
1000、2000、3000 信号処理装置、4000 監視システム、110 イメージセンサー部、111 画素アレイ部、112 信号処理部、 113 ADC、120、220 疑似乱数生成部、130 第1の暗号化部、140 第1の符号器、150、230 通信部、240 第2の暗号化部、245 第2の暗号化特定部、250 第2の符号器、1100_1 暗号化領域、1100_2 非暗号化領域、1100、1101、1102、1103 フレーム画像、400 ECU、3100 Cu-Cu結合、3201、3301 プロセッサ、3202、3302 ADC、4100 監視カメラ、4200 サーバ、1 車両、11 車両制御システム、21 車両制御ECU(Electronic Control Unit)、22 通信部、23 地図情報蓄積部、24 位置情報取得部、25 外部認識センサ、26 車内センサ、27 車両センサ、28 記憶部、29 走行支援・自動運転制御部、30 ドライバモニタリングシステム(DMS)、31 ヒューマンマシーンインタフェース(HMI)、32 車両制御部、41 通信ネットワーク、51 カメラ、52 レーダ、53 LiDAR、54 超音波センサ、61 分析部、62 行動計画部、63 動作制御部、71 自己位置推定部、72 センサフュージョン部、73 認識部、81 ステアリング制御部、82 ブレーキ制御部、83 駆動制御部、84 ボディ系制御部、85 ライト制御部、86 ホーン制御部

Claims (19)

  1. 第1の処理部と、
    前記第1の処理部に対して、センシングデータと、前記センシングデータの一部を暗号化した第1の暗号化情報とを送信する第2の処理部と、を備え、
    前記第2の処理部は、
    前記第1の処理部と共有される乱数生成手順に従って前記センシングデータからランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成する第1の暗号化部と、を有し、
    前記第1の処理部は、
    前記第2の処理部から受信された前記センシングデータから前記乱数生成手順に従ってランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成する第2の暗号化部と、
    前記第1の暗号化情報と前記第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する検証部と、を有する、
    信号処理装置。
  2. 前記第1の暗号化部及び前記第2の暗号化部は、前記第1の暗号化情報及び前記第2の暗号化情報を生成するタイミングを、前記乱数生成手順に従ってランダムに選択する、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記第1の暗号化部は、前記乱数生成手順に従ってランダムに選択されたタイミングで取得された一部の前記センシングデータから前記第1の暗号化情報を生成し、
    前記第2の暗号化部は、前記第2の処理部から受信された前記センシングデータのうち前記乱数生成手順に従ってランダムに選択されたタイミングで取得された一部のセンシングデータから前記第2の暗号化情報を生成する、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 前記第1の処理部は、所定の時間間隔で複数の前記センシングデータを取得し、
    前記第1の暗号化部は、前記複数のセンシングデータのそれぞれからランダムに選択された前記一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成する、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  5. 前記第1の処理部は、所定の時間間隔で複数の前記センシングデータを取得し、
    前記第1の暗号化部は、前記複数のセンシングデータの中からランダムに選択された時間間隔のセンシングデータに基づいて前記第1の暗号化情報を生成する、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  6. 前記第1の暗号化部は、前記複数のセンシングデータの中からランダムに選択された時間間隔のセンシングデータに含まれる前記一部のデータをランダムに選択して、前記第1の暗号化情報を生成する、
    請求項5に記載の信号処理装置。
  7. 前記第1の処理部は、前記乱数生成手順に従って第1の乱数を生成する第1の乱数生成部を有し、
    前記第2の処理部は、前記乱数生成手順に従って第2の乱数を生成する第2の乱数生成部を有し、
    前記第1の暗号化部は、前記第1の乱数に基づいて前記第1の暗号化情報を生成し、
    前記第2の暗号化部は、前記第2の乱数に基づいて前記第2の暗号化情報を生成する、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  8. 前記第1の乱数生成部は、前記第1の処理部と前記第2の処理部とで共有される鍵情報及び第3の乱数を用いて、前記乱数生成手順に従って前記第1の乱数を生成し、
    前記第2の乱数生成部は、前記鍵情報及び前記第3の乱数を用いて、前記乱数生成手順に従って前記第2の乱数を生成する、
    請求項7に記載の信号処理装置。
  9. 前記第1の処理部は、
    前記第3の乱数を生成する第3の乱数生成部と、
    前記第3の乱数を前記第2の処理部に送信する通信部と、を有する、
    請求項8に記載の信号処理装置。
  10. 前記センシングデータは、画像データを含んでおり、
    前記第1の暗号化部は、前記第1の乱数に基づいて、前記画像データに含まれる前記一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成する、
    請求項7に記載の信号処理装置。
  11. 前記第1の処理部は、所定の時間間隔で複数の前記画像データを取得し、
    前記第1の暗号化部は、前記複数の画像データのうちの一部の時間間隔の画像データをランダムに選択して前記第1の暗号化情報を生成する、
    請求項10に記載の信号処理装置。
  12. 前記第1の暗号化部は、前記一部の画像データからランダムに選択された前記一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成する、
    請求項11に記載の信号処理装置。
  13. 前記第1の処理部は、前記画像データを検出する撮像センサである、
    請求項10に記載の信号処理装置。
  14. 前記画像データは、距離画像データを含んでおり、
    前記第1の処理部は、前記距離画像データを生成する測距センサである、
    請求項10に記載の信号処理装置。
  15. 前記第1の乱数生成部及び前記第2の乱数生成部の少なくとも一方は、ハードウェアで構成される、
    請求項7に記載の信号処理装置。
  16. 前記第1の処理部及び前記第2の処理部の少なくとも一方は、前記第1の乱数生成部及び前記第2の乱数生成部の少なくとも一方の処理をソフトウエアで行う、
    請求項7に記載の信号処理装置。
  17. 前記第2の処理部は、少なくとも2つの半導体チップが積層された積層型の半導体チップ構造を有する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  18. 第1の処理装置と、
    前記第1の処理装置に対して、センシングデータと、前記センシングデータの一部を暗号化又は認証情報を付加した第1の暗号化情報とを送信する第2の処理装置と、を備え、
    前記第2の処理装置は、
    前記第1の処理装置と共有される乱数生成手順に従って前記センシングデータからランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成する第1の暗号化部と、を有し、
    前記第1の処理装置は、
    前記第2の処理装置から受信された前記センシングデータから前記乱数生成手順に従ってランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成する第2の暗号化部と、
    前記第1の暗号化情報と前記第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する検証部と、を有する、
    監視システム。
  19. 第1の処理部に対して、第2の処理部から、センシングデータと、前記センシングデータの一部を暗号化又は認証情報を付加した第1の暗号化情報とを送信する信号処理方法であって、
    前記第2の処理部は、
    前記第1の処理部と共有される乱数生成手順に従って前記センシングデータからランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した前記第1の暗号化情報を生成し、
    前記第1の処理部は、
    前記第2の処理部から受信された前記センシングデータから前記乱数生成手順に従ってランダムに選択された一部のデータを暗号化又は認証情報を付加した第2の暗号化情報を生成し、
    前記第1の暗号化情報と前記第2の暗号化情報とが一致するか否かを検証する、
    信号処理方法。
JP2022034752A 2022-03-07 2022-03-07 信号処理装置及び信号処理方法 Pending JP2023130210A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022034752A JP2023130210A (ja) 2022-03-07 2022-03-07 信号処理装置及び信号処理方法
PCT/JP2023/008367 WO2023171623A1 (ja) 2022-03-07 2023-03-06 信号処理装置及び信号処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022034752A JP2023130210A (ja) 2022-03-07 2022-03-07 信号処理装置及び信号処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023130210A true JP2023130210A (ja) 2023-09-20

Family

ID=87935111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022034752A Pending JP2023130210A (ja) 2022-03-07 2022-03-07 信号処理装置及び信号処理方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023130210A (ja)
WO (1) WO2023171623A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4684701B2 (ja) * 2004-11-24 2011-05-18 三菱電機株式会社 スクランブル処理装置、デスクランブル処理装置、スクランブル処理方法及びデスクランブル処理方法
JP6697307B2 (ja) * 2016-03-31 2020-05-20 株式会社メガチップス 暗号化装置、プログラム、及び暗号化方法
EP3641214A4 (en) * 2017-06-16 2020-04-22 Sony Semiconductor Solutions Corporation SIGNAL PROCESSING DEVICE, METHOD, AND PROGRAM
CN111353434A (zh) * 2020-02-28 2020-06-30 北京市商汤科技开发有限公司 信息识别方法及装置、系统、电子设备和存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023171623A1 (ja) 2023-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020116195A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、移動体制御装置、及び、移動体
WO2021241189A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP7192771B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び、車両
JP2022113054A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび移動装置
WO2023153083A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び移動装置
WO2022004423A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
WO2023171623A1 (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
US20230289980A1 (en) Learning model generation method, information processing device, and information processing system
WO2023145460A1 (ja) 振動検出システムおよび振動検出方法
WO2024024471A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システム
WO2023063145A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
WO2022014327A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2023068116A1 (ja) 車載通信装置、端末装置、通信方法、情報処理方法及び通信システム
WO2022019117A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
WO2024062976A1 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
WO2023074419A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システム
WO2023162497A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
WO2024009829A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および車両制御システム
WO2023149089A1 (ja) 学習装置、学習方法及び学習プログラム
WO2023054090A1 (ja) 認識処理装置、認識処理方法、および認識処理システム
WO2023007785A1 (ja) 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
WO2024090195A1 (ja) 情報処理システム、通信方法、及び、移動体
WO2022024569A1 (ja) 情報処理装置と情報処理方法およびプログラム
WO2022239319A1 (ja) 通信装置、通信方法、及び、車両
WO2022107595A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム