JP2023128327A - 分散型電源システム - Google Patents

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亮輔 笠嶋
Ryosuke Kasajima
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Kenji Kobayashi
雅夫 馬渕
Masao Mabuchi
惇朗 湊
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Abstract

【課題】パワーコンディショナの出力が過大になることを抑制する。【解決手段】直流電力を生成する太陽電池から入力された直流電力を交流電力に変換して、負荷に供給する複数のパワーコンディショナを備える分散型電源システムであって、複数のパワーコンディショナに設定された所定値に対する比率に基づいて、複数のパワーコンディショナの出力が行われ、複数のパワーコンディショナの出力値を合計した合計値が所定値を維持するように比率を調整する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のインバータを備える分散型電源システムに関する。
蓄電池ユニットを電力系統と連系して運転する蓄電パワーコンディショナと、PV(太陽光発電)ユニットを電力系統と連系して運転するPVパワーコンディショナとを含む分散型電源システムがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2021-145538号公報
日射量が多くなることにより太陽電池の発電量が多くなると、PVパワーコンディショナの出力が過大になる場合がある。PVパワーコンディショナの出力が過大になる場合、端子台や継電器などの部品に流れる電流が部品耐量を超えることにより、部品が破損する可能性がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、パワーコンディショナの出力が過大になることを抑止可能な技術を提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明は、直流電力を生成する太陽電池から入力された直流電力を交流電力に変換して、負荷に供給する複数のパワーコンディショナを備える分散型電源システムであって、前記複数のパワーコンディショナに設定された所定値に対する比率に基づいて、前記複数のパワーコンディショナの出力が行われ、前記複数のパワーコンディショナの出力値を合計した合計値が前記所定値を維持するように前記比率を調整することを特徴とする、分散型電源システムである。
本発明においては、前記所定値は前記複数のパワーコンディショナの出力値を合計した合計値の制限値であってもよい。また、本発明においては、前記比率に基づいて、前記複数のパワーコンディショナの出力指令値の上限値が決定されてもよい。また、本発明においては、複数のパワーコンディショナの出力値を合計した合計値が所定値を維持するように複数のパワーコンディショナの比率の調整が行われる。複数のパワーコンディショナの出力値を合計した合計値が所定値を維持するように複数のパワーコンディショナの比率を調整することで、複数のパワーコンディショナの出力値を合計した合計値が所定値を超えることが抑止される。複数のパワーコンディショナの出力値を合計した合計値が所定値を超えることが抑制されるため、複数のパワーコンディショナの出力が過大になることを抑止することができる。このように、複数のパワーコンディショナの比率を調整することで複数のパワーコンディショナの出力を調整して、複数のパワーコンディショナの出力が過大になることを抑止する。複数のパワーコンディショナの出力が過大になることが抑止されるため、端子台や継電器などの部品に流れる電流が部品耐量を超えることが抑止され、部品の破損を抑止することができる。
また、本発明においては、前記比率を調整することは、前記比率を上げること及び前記比率を下げることを含んでもよい。本発明においては、複数のパワーコンディショナの比
率を上げたり、複数のパワーコンディショナの比率を下げたりすることで、複数のパワーコンディショナの比率を調整することができる。
また、本発明においては、前記複数のパワーコンディショナの台数がn(nは3以上の整数)であり、n台のパワーコンディショナのうちのn-1台のパワーコンディショナの前記比率の合計が100%になるように、かつ、前記n台のパワーコンディショナのうちの前記n-1台以外のパワーコンディショナの前記比率が0%になるように、前記比率を調整したときに、前記n-1台のパワーコンディショナの前記出力値を合計した合計値が前記所定値を維持する場合、前記n-1台以外のパワーコンディショナの出力を停止してもよい。本発明においては、n-1台のパワーコンディショナの出力値の合計値が所定値を超えることが抑制されると共に、n-1台以外のパワーコンディショナの出力を停止することができる。n-1台以外のパワーコンディショナの出力を停止することで、パワーコンディショナの運転台数を減らすことができる。したがって、n-1台のパワーコンディショナの出力値の合計値が所定値を超えない範囲で、複数のパワーコンディショナの出力を最大化しつつ、パワーコンディショナの運転台数を最小化することができる。
また、本発明においては、前記複数のパワーコンディショナの台数が2であり、2台のパワーコンディショナの一方の前記比率が100%になるように、かつ、前記2台のパワーコンディショナの他方の前記比率が0%になるように、前記比率を調整したときに、前記2台のパワーコンディショナの一方の前記出力値が前記所定値を維持する場合、前記2台のパワーコンディショナの他方の出力を停止してもよい。本発明においては、2台のパワーコンディショナの一方の出力値が所定値を超えることが抑制されると共に、2台のパワーコンディショナの他方の出力を停止することができる。2台のパワーコンディショナの他方の出力を停止することで、パワーコンディショナの運転台数を減らすことができる。したがって、2台のパワーコンディショナの一方の出力値が所定値を超えない範囲で、2台のパワーコンディショナの一方の出力を最大化しつつ、パワーコンディショナの運転台数を最小化することができる。
また、本発明においては、前記複数のパワーコンディショナは、最大電力点追従制御を実行して出力を行ってもよい。複数のパワーコンディショナは、最大電力点追従制御を実行することで、太陽電池が供給可能な最大の直流電力に対応する交流電力を出力することができる。
本発明によれば、パワーコンディショナの出力が過大になることを抑止することができる。
図1は、分散型電源システムの概略構成を示す図である。 図2は、コントローラを備える分散電源システムの構成を示す図である。 図3は、本実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。 図4(A)~図4(D)は、パワーコンディショナの比率を調整する処理の一例を示す図である。
〔適用例〕
以下、本発明の適用例について、図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、本適用例に係る分散電源システム1は、4台の単相のパワーコンディショナ20A、20B、20C、20Dを備えている。パワーコンディショナ20A、20Bは、蓄電池用パワーコンディショナであり、パワーコンディショナ20Aは、単相インバータ10Aを有し、
パワーコンディショナ20Bは、単相インバータ10Bを有する。単相インバータ10A、10Bには蓄電池7A、7Bからの直流電力が入力される。パワーコンディショナ20C、20Dは、太陽電池用パワーコンディショナであり、パワーコンディショナ20Cは、単相インバータ10Cを有し、パワーコンディショナ20Dは、単相インバータ10Dを有する。単相インバータ10C、10Dには、太陽電池7C、7Dが発電する直流電力が入力される。パワーコンディショナ20A~20Dは、入力された直流電力を交流電力に変換して、負荷に供給する。
単相インバータ10A~10Dの出力は、単相の系統1Aと、単相の需要家負荷2、3に接続される。単相の系統1Aは、例えば、単相商用電力系統である。また、単相インバータ10A~10Dの出力は、三相の自立運転負荷8に接続される。三相の自立運転負荷8は、三相負荷の一例である。系統との連系運転時においては、単相インバータ10A~10Dが並列接続され、単相インバータ10A~10Dの単相の出力電圧による交流電力は、単相の需要家負荷2、3に供給される。また、系統との連系運転時においては、三相の自立運転負荷8には三相の系統1Bから三相電圧による交流電力が供給される。三相の系統1Bは、例えば、三相商用電力系統である。一方、自立運転時においては、単相インバータ10A~10Dの出力電圧による交流電力は、自立運転負荷8に供給される。この自立運転時において、単相インバータ10A~10Dの出力電圧に基づいて、三相電圧を生成する。
パワーコンディショナ20C、20Dに設定された所定値に対する比率に基づいて、パワーコンディショナ20C、20Dの出力指令値の上限値が決定され、出力が行われる。パワーコンディショナ20C、20Dの出力値を合計した合計値が所定値を維持するようにパワーコンディショナ20C、20Dの比率を調整する。パワーコンディショナ20C、20Dの出力値を合計した合計値が所定値を維持するようにパワーコンディショナ20C、20Dの比率を調整することで、パワーコンディショナ20C、20Dの出力値を合計した合計値が所定値を超えることが抑止される。パワーコンディショナ20C、20Dの出力値を合計した合計値が所定値を超えることが抑止されるため、パワーコンディショナ20C、20Dの出力が過大になることを抑止することができる。これにより、端子台や継電器などの部品に流れる電流が部品耐量を超えることを抑止でき、部品が破損することを抑止することができる。所定値は、端子台や継電器の部品耐量に基づいて決定してもよく、実験やシミュレーション等によって決定してもよい。所定値は、パワーコンディショナ20C、20Dに対して単相の需要家負荷2、3及び自立運転負荷8の少なくとも一つから要求される要求値(電力値又は電流値)であってもよい。
図1では、分散電源システム1は、2台の蓄電池用のパワーコンディショナ20A、20Bを備えているが、蓄電池用パワーコンディショナの台数は増減可能である。蓄電池用パワーコンディショナの台数は、1台であってもよいし、3台以上であってもよい。図1では、分散電源システム1は、2台の太陽電池用のパワーコンディショナ20C、20Dを備えているが、太陽電池用パワーコンディショナ(以下、PVパワーコンディショナと表記する。)の台数は変更可能である。PVパワーコンディショナの台数は、3台以上であってもよい。また、蓄電池用パワーコンディショナの台数がゼロ台であり、PVパワーコンディショナの台数が2台以上であってもよい。蓄電池用パワーコンディショナの構成は、パワーコンディショナ20A、20Bの構成と同様である。PVパワーコンディショナの構成は、パワーコンディショナ20C、20Dの構成と同様である。複数のPVパワーコンディショナは、パワーコンディショナ20C、20Dを含んでもよい。また、PVパワーコンディショナは、パワーコンディショナ20C、20Dを含む複数のPVパワーコンディショナのうちの何れか一つであってもよい。
<実施形態>
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。実施形態における分散電源システム1は、電力供給装置の一例である2つの蓄電池7A、7Bに夫々接続された2台の単相のパワーコンディショナ20A、20Bを備えている。パワーコンディショナ20Aは、単相インバータ10Aと、制御部11Aとを有している。制御部11Aは、パワーコンディショナ20Aの全体の制御や、単相インバータ10Aの制御を行う。制御部11A、例えば、CPUなどのプロセッサ、RAM、不揮発性の記憶装置(例えばROM、フラッシュメモリなど)などを有するコンピュータにより構成してもよい。単相インバータ10Aの出力は、リレー5A、5Bを介して、単相の系統1A及び単相の需要家負荷2、3に出力端17、18、19において接続されている。また、単相インバータ10Aの出力は、リレー5C、5D及びリレーSW6A、6Bを介して、第二負荷としての三相の自立運転負荷8に接続されている。パワーコンディショナ20Bは、単相インバータ10Bと、制御部11Bとを有している。制御部11Bは、パワーコンディショナ20Bの全体の制御や、単相インバータ10Bの制御を行う。制御部11Bは、例えば、CPUなどのプロセッサ、RAM、不揮発性の記憶装置(例えばROM、フラッシュメモリなど)などを有するコンピュータにより構成してもよい。単相インバータ10Bの出力は、リレー5E、5Fを介して、単相の系統1A及び単相の需要家負荷2、3に出力端17、18、19において接続されている。また、単相インバータ10Bの出力は、リレー5G、5H及びリレーSW6B、6Cを介して、三相の自立運転負荷8に接続されている。
そして、リレー5A、5B及びリレー5E、5Fが接続されることにより、単相インバータ10A、10Bの単相電圧による電力は、単相の需要家負荷2、3に供給される。また、リレーSW6A、6B、6Cが、系統側に接続されることで、三相の系統1Bの出力が三相の自立運転負荷8に接続される。一方、リレーSW6A、6B、6Cが、パワーコンディショナ側に接続されることで、単相インバータ10A、10Bの出力が三相の自立運転負荷8に接続される。
また、分散電源システム1は、電力供給装置の一例である2つの太陽電池7C、7Dに夫々接続された2台の単相のパワーコンディショナ20C、20Dを備えている。パワーコンディショナ20Cは、単相インバータ10Cと、制御部11Cとを有している。制御部11Cは、パワーコンディショナ20Cの全体の制御や、単相インバータ10Cの制御を行う。制御部11Cは、例えば、CPUなどのプロセッサ、RAM、不揮発性の記憶装置(例えばROM、フラッシュメモリなど)などを有するコンピュータにより構成してもよい。単相インバータ10Cの出力は、リレー5I、5J及びリレーSW9A、9B、9Cを介して、単相の系統1A及び単相の需要家負荷2、3に出力端17、18、19において接続されている。また、単相インバータ10Cの出力は、リレー5I、5J、リレーSW9A、9C及びリレーSW6A、6Cを介して、三相の自立運転負荷8に接続される。
パワーコンディショナ20Dは、単相インバータ10Dと、制御部11Dとを有している。制御部11Dは、パワーコンディショナ20Dの全体の制御や、単相インバータ10Dの制御を行う。制御部11Dは、例えば、CPUなどのプロセッサ、RAM、不揮発性の記憶装置(例えばROM、フラッシュメモリなど)などを有するコンピュータにより構成してもよい。単相インバータ10Dの出力は、リレー5K、5L及びリレーSW9D、9E、9Fを介して、単相の系統1A及び単相の需要家負荷2、3に出力端17、18、19において接続されている。また、単相インバータ10Dの出力は、リレー5K、5L、リレーSW9D、9F及びリレーSW6A、6Cを介して、三相の自立運転負荷8に接続される。そして、リレー5I、5J、リレー5K、5L、リレーSW9A、9B、9C及びリレーSW9D、9E、9Fが接続されることにより、単相インバータ10C、10Dの単相電圧による電力は、単相の需要家負荷2、3に供給される。
単相の系統1Aとの連系運転時について説明する。リレー5A、5B及びリレー5E、5Fが接続され、リレー5C、5D及びリレー5G、5Hが遮断されることにより、単相インバータ10A、10Bの単相電圧による電力は、単相の需要家負荷2、3に供給される。リレー5I、5Jが接続され、リレーSW9A、9B、9Cが系統側に接続されることにより、単相インバータ10Cの単相電圧による電力は、単相の需要家負荷2、3に供給される。リレー5K、5Lが接続され、リレーSW9D、9E、9Fが系統側に接続されることにより、単相インバータ10Dの単相電圧による電力は、単相の需要家負荷2、3に供給される。これにより、単相インバータ10A~10Dが並列接続され、夫々の単相電圧による電力は、単相の需要家負荷2、3に供給される。
単相の系統1Aから単相の需要家負荷2、3に単相電圧による電力が供給される。また、リレーSW6A、6B、6Cが系統側に接続されることにより、三相の自立運転負荷8には三相の系統1Bから三相電圧による交流電力(三相電力)が供給される。なお、単相の需要家負荷2、3及び三相の自立運転負荷8と、単相インバータ10A~10Dとを直接接続する以外にも、トランスを介して接続することが可能である。
自立運転時について説明する。リレー5A、5B、リレー5E、5Fが遮断され、リレー5C、5D、リレー5G、5H、リレー5I、5J、リレー5K、5Lが接続され、リレーSW9A、9C、リレーSW9D、9Fが非系統側に接続される。リレーSW9B、9EがGNDに接続される。リレーSW6A、6B、6Cが非系統側に接続される。そして、パワーコンディショナ20Aが、同期信号をパワーコンディショナ20B、20C、20Dに送信する。制御部11Aが、同期信号を制御部11B、11C、11Dに送ってもよい。同期信号は、制御部11B、11C、11Dを介して、単相インバータ10B、10C、10Dに入力される。
単相インバータ10Aは、単相電圧を出力する。単相インバータ10Bは、単相インバータ10Aから出力された単相電圧に対して120度遅れた単相電圧を出力する。これにより、単相インバータ10A、10Bの位相の異なる単相電圧を組み合わせることで三相電圧を生成し、単相インバータ10C、10Dの出力が接続される相の電圧は、単相インバータ10Aから出力された単相電圧に対して240度遅れた単相電圧となる。単相インバータ10C、10Dは接続される相の電圧に同期した電流を出力し、三相電圧による交流電力が三相の自立運転負荷8に供給される。自立運転時において、三相電圧による交流電力が三相の自立運転負荷8に供給されてもよい。単相インバータ10Bが、単相インバータ10Aから出力された単相電圧に対して240度遅れた単相電圧を出力してもよい。また、複数の太陽電池用パワーコンディショナの単相インバータから出力される単相電圧を組み合わせることで三相電圧を生成し、三相の自立運転負荷8に対して三相電圧による交流電力を供給してもよい。
自立運転時において、単相の系統1Aと単相の需要家負荷2、3との接続を遮断し、単相インバータ10A~10Dの単相電圧による電力が、単相の需要家負荷2、3に供給されてもよい。単相の系統1Aとの連系運転時及び自立運転時において、蓄電池7A及び7Bの少なくとも一方を充電してもよい。太陽電池7Cで発電された直流電力及び太陽電池7Dで発電された直流電力の少なくとも一方を用いて、蓄電池7A及び7Bの少なくとも一方を充電してもよい。単相の系統1Aから供給される電力を用いて、蓄電池7A及び7Bの少なくとも一方を充電してもよい。
図1では、パワーコンディショナ20Aが、同期信号をパワーコンディショナ20B、20C、20Dに送信する構成を示しているが、本実施形態は、図1に示す構成に限定されない。図2に示すように、分散電源システム1がコントローラ21を備え、コントローラ21が、パワーコンディショナ20A~20Dに同期信号を送信してもよい。コントロ
ーラ21は、例えば、CPUなどのプロセッサ、RAM、不揮発性の記憶装置(例えばROM、フラッシュメモリなど)などを有するコンピュータにより構成してもよい。
パワーコンディショナ20C、20Dは、太陽電池7C、7Dが発電する電力を最大化する最大電力点追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御を実行することが可能である。パワーコンディショナ20C、20Dは、最大電力点追従制御を実行することで、太陽電池7C、7Dが供給可能な最大の直流電力に対応する交流電力を出力することができる。
日射量が多くなり、太陽電池7C、7Dの発電量が多くなると、パワーコンディショナ20C、20Dの出力値が増加する。パワーコンディショナ20C、20Dの出力値は、パワーコンディショナ20C、20Dから出力される電力の値又は電流の値である。パワーコンディショナ20C、20Dの出力値が過大になり、パワーコンディショナ20C、20Dの出力値の合計値が所定値を超える場合、パワーコンディショナ20C、20Dから端子台や継電器などの部品に流れる電流が部品耐量を超えることにより、部品が破損する可能性がある。また、蓄電池7Aの充電中において、パワーコンディショナ20C、20Dの出力値が過大になり、パワーコンディショナ20C、20Dの出力値の合計値が所定値を超える場合、パワーコンディショナ20A側の充電電流が過大となり、分散電源システム1が異常を検知して停止する可能性がある。蓄電池7Bの充電中において、パワーコンディショナ20C、20Dの出力値の合計値が所定値を超える場合、パワーコンディショナ20B側の充電電流が過大となり、分散電源システム1が異常を検知して停止する可能性がある。
パワーコンディショナ20C及びパワーコンディショナ20Dの少なくとも一方から単相の需要家負荷2、3及び自立運転負荷8の少なくとも一つに交流電力を供給する処理について説明する。パワーコンディショナ20C、20Dに設定された所定値に対する比率に基づいて、パワーコンディショナ20C、20Dの出力指令値の上限値が決定され、出力が行われる。パワーコンディショナ20Cをマスタ機に設定し、パワーコンディショナ20Dをスレーブ機に設定してもよい。この場合、パワーコンディショナ20Cが、パワーコンディショナ20Dに対して出力の開始を示す信号(出力開始信号)、出力の停止を示す信号(出力停止信号)及び各種の指示信号を送ってもよい。パワーコンディショナ20Cが、パワーコンディショナ20C、20Dに対して所定値に対する比率(バランス比率)を設定してもよい。比率は、百分率(%)や小数であってもよい。パワーコンディショナ20Cが、各種の情報を収集して、パワーコンディショナ20C、20Dの比率の設定及び調整を行ってもよい。各種の情報には、パワーコンディショナ20C、20Dから出力される電力の値又は電流の値としての出力値が含まれる。
パワーコンディショナ20Cをスレーブ機に設定し、パワーコンディショナ20Dをマスタ機に設定してもよい。この場合、パワーコンディショナ20Dが、パワーコンディショナ20Cに対して出力開始信号、出力停止信号及び各種の指示信号を送ってもよい。パワーコンディショナ20Dが、パワーコンディショナ20C、20Dに対して所定値に対する比率を設定してもよい。パワーコンディショナ20Dが、各種の情報を収集して、パワーコンディショナ20C、20Dの比率の設定及び調整を行ってもよい。コントローラ21が、パワーコンディショナ20C、20Dに対して所定値に対する比率を設定してもよい。コントローラ21が、各種の情報を収集して、パワーコンディショナ20C、20Dの比率の設定及び調整を行ってもよい。コントローラ21が、パワーコンディショナ20C、20Dに対して出力開始信号、出力停止信号及び各種の指示信号を送ってもよい。コントローラ21が、パワーコンディショナ20C、20Dに設定された所定値に対する比率に基づいて、パワーコンディショナ20C、20Dの出力指令値の上限値を決定してもよい。
パワーコンディショナ20Cをマスタ機に設定し、パワーコンディショナ20Dをスレーブ機に設定する場合の処理の一例を説明する。図3は、パワーコンディショナ20Cをマスタ機に設定し、パワーコンディショナ20Dをスレーブ機に設定する場合の処理の流れを示すフローチャートである。起動時(自立運転開始時)において、パワーコンディショナ20C、20Dの連系準備ができた場合、パワーコンディショナ20C及びパワーコンディショナ20Dの一方の運転を開始する。ここでは、1台目のパワーコンディショナ20Cの運転を開始する(S1)。パワーコンディショナ20Cは、パワーコンディショナ20Cの比率とパワーコンディショナ20Dの比率との合計値が100%になるように、パワーコンディショナ20C、20Dの比率を設定する。例えば、パワーコンディショナ20Cは、パワーコンディショナ20Cの比率を100%に設定し、パワーコンディショナ20Dの比率を0%に設定する。
パワーコンディショナ20Cは、パワーコンディショナ20Cの出力値とパワーコンディショナ20Dの出力値との合計値が所定値を維持しているか否かを判定する。パワーコンディショナ20Cは、パワーコンディショナ20Cの比率に基づいて、パワーコンディショナ20Cの出力指令値の上限値を算出し、パワーコンディショナ20Dの比率に基づいて、パワーコンディショナ20Dの出力指令値の上限値を算出する。具体的には、パワーコンディショナ20Cの出力指令値の上限値は、下記式(1)に基づいて算出され、パワーコンディショナ20Dの出力指令値の上限値は、下記式(2)に基づいて算出される。所定値は、パワーコンディショナ20Cの出力値とパワーコンディショナ20Dの出力値との合計値の制限値であってもよい。
パワーコンディショナ20Cの出力指令値の上限値=所定値×パワーコンディショナ20Cの比率(%)・・・(1)
パワーコンディショナ20Dの出力指令値の上限値=所定値×パワーコンディショナ20Dの比率(%)・・・(2)
所定値がパワーコンディショナ20Cの定格出力以下であり、パワーコンディショナ20Cの比率が100%である場合、パワーコンディショナ20Cの出力指令値の上限値は、所定値×100%となる。パワーコンディショナ20Cの最大出力値は、太陽電池7Cの発電量に応じてパワーコンディショナ20Cから出力可能な電流の値又は電力の値である。パワーコンディショナ20Cの最大出力値は、パワーコンディショナ20Cが最大電力点追従制御を実行したときにパワーコンディショナ20Cから出力可能な電流の値又は電力の値であってもよい。
パワーコンディショナ20Dの比率が0%である場合、パワーコンディショナ20Dの出力指令値の上限値は、所定値×0%となる。パワーコンディショナ20Dの最大出力値は、太陽電池7Dの発電量に応じてパワーコンディショナ20Dから出力可能な電流の値又は電力の値である。パワーコンディショナ20Dの最大出力値は、パワーコンディショナ20Dが最大電力点追従制御を実行したときにパワーコンディショナ20Dから出力可能な電流の値又は電力の値であってもよい。
パワーコンディショナ20Cは、パワーコンディショナ20Cの出力値とパワーコンディショナ20Dの出力値との合計値が所定値を維持していない場合、パワーコンディショナ20C、20Dの比率を調整する。図4(A)~図4(D)は、パワーコンディショナ20C、20Dの比率を調整する処理の一例を示す図である。図4(A)~図4(D)のPCS(Power Conditioning System)1は、1台目のパワーコンディショナを意味し、
PCS2は、2台目のパワーコンディショナを意味する。以下では、パワーコンディショナ20CがPCS1に対応し、パワーコンディショナ20DがPCS2に対応する。図4(A)~図4(D)における出力上限値(出力指令値の上限値)は、所定値×比率である
。パワーコンディショナ20Cの出力上限値は、所定値にパワーコンディショナ20Cの比率を乗算することで算出され、パワーコンディショナ20Dの出力上限値は、所定値にパワーコンディショナ20Dの比率を乗算することで算出される。
図4(A)には、パワーコンディショナ20Cの運転を開始したときのパワーコンディショナ20Cの出力値が示されている。太陽電池7Cの発電量が小さく、パワーコンディショナ20Cの最大出力値が、パワーコンディショナ20Cの出力上限値よりも小さい。そのため、パワーコンディショナ20Cの比率を100%に調整する場合、図4(A)に示すように、パワーコンディショナ20Cの出力値は、パワーコンディショナ20Cの出力上限値に達していない。パワーコンディショナ20Dの比率を0%に調整する場合、パワーコンディショナ20Dの出力値はゼロである。
図4(A)は、パワーコンディショナ20Cの出力値が、パワーコンディショナ20Cの出力上限値に達していない場合を示している。パワーコンディショナ20Cの出力値が、パワーコンディショナ20Cの出力上限値に達していない場合、2台目のパワーコンディショナ20Dの運転を開始する(S2)。なお、太陽電池7Cの発電量が十分大きく、パワーコンディショナ20Cの出力値が、パワーコンディショナ20Cの出力上限値に達している場合、パワーコンディショナ20Dの運転(出力)を行わない。また、3台以上のPVパワーコンディショナを用いる場合についても同様である。所定値が1台目のPVパワーコンディショナの定格出力以下の場合、起動時において、1台目のPVパワーコンディショナの比率を100%に設定し、2台目以降のPVパワーコンディショナの比率を0%に設定する。1台目のPVパワーコンディショナの出力値が1台目のPVパワーコンディショナの出力上限値に達する場合、2台目以降のPVパワーコンディショナの運転(出力)を行わない。
1台目のパワーコンディショナ20Cの比率及び2台目のパワーコンディショナ20Dの比率を調整する(S3)。図4(B)には、パワーコンディショナ20C、20Dが運転状態であるときのパワーコンディショナ20C、20Dの出力値が示されている。図4(B)では、パワーコンディショナ20Cの比率を下げ、パワーコンディショナ20Dの比率を上げることで、パワーコンディショナ20C、20Dの比率を調整している。図4(B)に示すように、太陽電池7Cの発電量に合わせてパワーコンディショナ20Cの出力上限値が低下することで、パワーコンディショナ20Cの出力値がパワーコンディショナ20Cの出力上限値に達しており、パワーコンディショナ20Dの出力上限値が上昇することで、太陽電池7Dの発電量の余力分でパワーコンディショナ20Dの出力値がパワーコンディショナ20Dの出力上限値に達している。そのため、また、図4(B)では、パワーコンディショナ20Cの出力値とパワーコンディショナ20Dの出力値との合計値が、所定値(=パワーコンディショナ20Cの出力上限値+パワーコンディショナ20Dの出力上限値)を維持している。
日射量によって変動する太陽電池7C、7Dの発電可能な最大電力に応じて、パワーコンディショナ20C、20Dの出力値を合計した合計値が所定値を維持するようにパワーコンディショナ20C、20Dの比率の調整が行われる。パワーコンディショナ20C、20Dの出力値を合計した合計値が所定値を維持するようにパワーコンディショナ20C、20Dの比率を調整することで、パワーコンディショナ20C、20Dの出力値を合計した合計値が所定値を超えない範囲で最大化されると共に、所定値を超えることが抑止される。パワーコンディショナ20C、20Dの出力値を合計した合計値が所定値を超えることが抑制されるため、パワーコンディショナ20C、20Dの出力が過大になることを抑止することができる。このように、パワーコンディショナ20C、20Dの比率を調整することでパワーコンディショナ20C、20Dの出力を調整して、パワーコンディショナ20C、20Dの出力が過大になることを抑止する。パワーコンディショナ20C、2
0Dの出力が過大になることが抑止されるため、端子台や継電器などの部品に流れる電流が部品耐量を超えることを抑止でき、部品が破損することを抑止することができる。
図4(B)を参照して説明した処理は、3台以上のPVパワーコンディショナを用いる場合についても適用可能である。1台目のPVパワーコンディショナの出力値と2台目のPVパワーコンディショナの出力値との合計値が所定値を維持する場合、3台目以降のPVパワーコンディショナの運転(出力)を行わない。1台目のPVパワーコンディショナの出力値と2台目のPVパワーコンディショナの出力値との合計値が所定値に達していない場合、1台目、2台目及び3台目のPVパワーコンディショナの比率を調整する。複数のPVパワーコンディショナの出力値の合計値が所定値を維持するまで、複数のPVパワーコンディショナの比率の調整が行われる。
図4(C)には、パワーコンディショナ20C、20Dが運転状態であるときのパワーコンディショナ20C、20Dの出力値が示されている。図4(C)に示すように、パワーコンディショナ20Cの出力値がパワーコンディショナ20Cの出力上限値に達しており、パワーコンディショナ20Dの出力値がパワーコンディショナ20Dの出力上限値に達している。パワーコンディショナ20Cは、パワーコンディショナ20C及びパワーコンディショナ20Dの一方の比率を僅かに上げる。例えば、パワーコンディショナ20Dの比率がパワーコンディショナ20Cの比率よりも大きい場合、パワーコンディショナ20Cは、パワーコンディショナ20Dの比率を上げる。パワーコンディショナ20Cは、パワーコンディショナ20C及びパワーコンディショナ20Dの他方の比率を僅かに下げる。例えば、パワーコンディショナ20Cの比率がパワーコンディショナ20Dの比率よりも小さい場合、パワーコンディショナ20Cは、パワーコンディショナ20Cの比率を下げる。
パワーコンディショナ20Dの比率を上げることにより、パワーコンディショナ20Dの出力値が増加する場合、太陽電池7Dの発電量の余力がある。パワーコンディショナ20Cは、パワーコンディショナ20Dの出力値の増加が止まるまで、パワーコンディショナ20Dの比率を徐々に上げる。パワーコンディショナ20Cは、パワーコンディショナ20Cの比率を徐々に下げる。図4(D)には、パワーコンディショナ20Dの出力値の増加が止まるまで、パワーコンディショナ20Dの比率を徐々に上げたときのパワーコンディショナ20Dの出力値が示されている。図4(D)では、パワーコンディショナ20Cの比率を0%に調整しており、パワーコンディショナ20Cの出力値はゼロである。また、図4(D)では、パワーコンディショナ20Dの比率を100%に調整している。図4(D)では、パワーコンディショナ20Cの出力値とパワーコンディショナ20Dの出力値との合計値が、所定値(=パワーコンディショナ20C、20Dの出力値を合計した合計値の制限値)を維持している。
パワーコンディショナ20Cの出力値がゼロであるので、パワーコンディショナ20Cは出力を行わない。すなわち、パワーコンディショナ20Cの出力を停止する(S4)。図4(D)では、パワーコンディショナ20C、20Dの出力値を合計した合計値が所定値を維持するようにパワーコンディショナ20C、20Dの比率の調整が行われている。すなわち、パワーコンディショナ20Dの出力値が所定値を維持するようにパワーコンディショナ20C、20Dの比率の調整が行われている。これにより、パワーコンディショナ20Dの出力値が所定値を超えることが抑制されると共に、パワーコンディショナ20Cの出力を停止することができる。パワーコンディショナ20Cの出力を停止することで、PVパワーコンディショナの運転台数を減らすことができる。したがって、パワーコンディショナ20Dの出力値が所定値を超えない範囲で、パワーコンディショナ20Dの出力を最大化しつつ、PVパワーコンディショナの運転台数を最小化することができる。
複数のPVパワーコンディショナの台数がn(nは3以上の整数)である場合、n台のPVパワーコンディショナのうちのn-1台のPVパワーコンディショナの比率の合計が100%になるように、かつ、n台のPVパワーコンディショナのうちのn-1台以外のPVパワーコンディショナの比率が0%になるように、n台のPVパワーコンディショナの比率を調整する。そして、n-1台のPVパワーコンディショナの出力値を合計した合計値が所定値を維持する場合、n-1台以外のPVパワーコンディショナの出力を停止する。n-1台のPVパワーコンディショナの出力値の合計値が所定値を超えることが抑制されると共に、n-1台以外のPVパワーコンディショナの出力を停止することができる。n-1台以外のPVパワーコンディショナの出力を停止することで、PVパワーコンディショナの運転台数を減らすことができる。したがって、n-1台のPVパワーコンディショナの出力値の合計値が所定値を超えない範囲で、n-1台のPVパワーコンディショナの出力を最大化しつつ、PVパワーコンディショナの運転台数を最小化することができる。
複数のPVパワーコンディショナの台数が2である場合、所定値がPVパワーコンディショナ1台あたりの定格出力以下であれば、2台のPVパワーコンディショナの一方の比率が100%になるように、かつ、2台のPVパワーコンディショナの他方の比率が0%になるように、2台のPVパワーコンディショナの比率を調整する。2台のPVパワーコンディショナの一方の出力値が所定値(2台のPVパワーコンディショナの出力値を合計した合計値の制限値)を維持する場合、2台のPVパワーコンディショナの他方の出力を停止する。2台のPVパワーコンディショナの一方の出力値が所定値を超えることが抑制されると共に、2台のPVパワーコンディショナの他方の出力を停止することができる。2台のPVパワーコンディショナの他方の出力を停止することで、PVパワーコンディショナの運転台数を減らすことができる。したがって、2台のPVパワーコンディショナの一方の出力値が所定値を超えない範囲で、2台のPVパワーコンディショナの一方の出力を最大化しつつ、PVパワーコンディショナの運転台数を最小化することができる。
PVパワーコンディショナの定格容量を超える出力を行うことが可能な太陽電池をPVパワーコンディショナに搭載し、日射量の小さい時間帯で発電量を向上させる「過積載」と呼ばれる搭載方法が知られている。日射量が急峻に増加すると、瞬間的にPVパワーコンディショナへの入力電力が上昇することで、PVパワーコンディショナの出力が一時的に出力指令値を超過する。過積載である場合、PVパワーコンディショナの運転台数が多いほど、PVパワーコンディショナへの入力電力の上昇量が増大する傾向にある。そのため、PVパワーコンディショナの出力が過大となることにより、PVパワーコンディショナの出力が一時的に所定値を超過する量が大きくなることが想定される。本実施形態では、複数のPVパワーコンディショナの合計出力値が所定値を超えない範囲で、複数のPVパワーコンディショナの合計出力を最大化しつつ、PVパワーコンディショナの運転台数を最小化することができる。したがって、過積載である場合においても、PVパワーコンディショナの運転台数を最小化することで、PVパワーコンディショナへの入力電力の上昇量の増大を抑止することができ、PVパワーコンディショナの合計出力値が所定値を超過する量を抑制することができる。
また、上記で説明した各処理は、分散電源システム1の制御方法などとして捉えてもよい。上記で説明した各処理は、コンピュータが実行する方法として捉えてもよい。上記で説明した各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを、ネットワークを通じて、又は、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体等からコンピュータに提供してもよい。なお、上記手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
<付記>
直流電力を生成する太陽電池(7C、7D)から入力された直流電力を交流電力に変換して、負荷(2、3、8)に供給する複数のパワーコンディショナ(10C、10D)を備える分散型電源システム(1)であって、
前記複数のパワーコンディショナに設定された所定値に対する比率に基づいて、前記複数のパワーコンディショナの出力が行われ、
前記複数のパワーコンディショナの出力値を合計した合計値が前記所定値を維持するように前記比率を調整することを特徴とする、分散型電源システム。
1・・・分散型電源システム
1A・・・単相の系統
1B・・・三相の系統
2、3・・・単相の需要家負荷
7A、7B・・・蓄電池
7C、7D・・・太陽電池
8・・・三相の自立運転負荷
10A、10B、10C、10D・・・単相インバータ
20A、20B、20C、20D・・・パワーコンディショナ
21・・・・コントローラ

Claims (7)

  1. 直流電力を生成する太陽電池から入力された直流電力を交流電力に変換して、負荷に供給する複数のパワーコンディショナを備える分散型電源システムであって、
    前記複数のパワーコンディショナに設定された所定値に対する比率に基づいて、前記複数のパワーコンディショナの出力が行われ、
    前記複数のパワーコンディショナの出力値を合計した合計値が前記所定値を維持するように前記比率を調整することを特徴とする、分散型電源システム。
  2. 前記所定値は、前記複数のパワーコンディショナの出力値を合計した合計値の制限値であることを特徴とする、請求項1に記載の分散型電源システム。
  3. 前記比率に基づいて、前記複数のパワーコンディショナの出力指令値の上限値が決定されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の分散型電源システム。
  4. 前記比率を調整することは、前記比率を上げること及び前記比率を下げることを含むことを特徴とする、請求項1から3の何れか一項に記載の分散型電源システム。
  5. 前記複数のパワーコンディショナの台数がn(nは3以上の整数)であり、
    n台のパワーコンディショナのうちのn-1台のパワーコンディショナの前記比率の合計が100%になるように、かつ、前記n台のパワーコンディショナのうちの前記n-1台以外のパワーコンディショナの前記比率が0%になるように、前記比率を調整したときに、前記n-1台のパワーコンディショナの前記出力値を合計した合計値が前記所定値を維持する場合、前記n-1台以外のパワーコンディショナの出力を停止することを特徴とする、請求項1から4の何れか一項に記載の分散型電源システム。
  6. 前記複数のパワーコンディショナの台数が2であり、
    2台のパワーコンディショナの一方の前記比率が100%になるように、かつ、前記2台のパワーコンディショナの他方の前記比率が0%になるように、前記比率を調整したときに、前記2台のパワーコンディショナの一方の前記出力値が前記所定値を維持する場合、前記2台のパワーコンディショナの他方の出力を停止することを特徴とする、請求項1から4の何れか一項に記載の分散型電源システム。
  7. 前記複数のパワーコンディショナは、最大電力点追従制御を実行して出力を行うことを特徴とする、請求項1から6の何れか一項に記載の分散型電源システム。
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