JP2023128195A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トナーの搬送性能や検知精度を低下させることなく、安価な構成でトナーボトルの回転位置を検知できるようにする。【解決手段】画像形成装置1は、ボトル外周面に螺旋状の溝44が形成され、所定の回転方向Rに回転することにより内部に充填されたトナーをボトル一端に設けられた吐出口46に向けて搬送するトナーボトル40を着脱可能である。この画像形成装置1は、トナーボトル40の回転方向Rにおける溝44の位置を検知する検知部60と、検知部60による検知結果に基づいてトナーボトル40の回転を停止させる停止タイミングを判定する制御部7と、を備える。【選択図】図5
Description
本発明は、トナーボトルを着脱可能な画像形成装置に関する。
電子写真方式で画像を形成する画像形成装置は、トナーボトルを回転させることにより、トナーボトルから現像器へトナーを供給するように構成される。この種の画像形成装置において、トナーボトルの回転を停止させるとき、トナーボトルに設けられたトナーの吐出口からトナーが漏れないようにするため、吐出口が上向きとなる回転位置で停止させることが提案されている。
例えば、特許文献1には、トナーボトルの外周面に凹部を設けると共に、その凹部に対向する位置に反射型光電センサーを配置することが記載されている。凹部はトナーボトルの回転に伴って回転し、反射型光電センサーに対向する位置から離脱する。そしてトナーボトルの吐出口が上向きとなる位置まで回転すると、凹部が反射型光電センサーに対向する位置に戻り、反射型光電センサーによって検知される。したがって、反射型光電センサーが凹部を検知したときにトナーボトルの回転を停止させることにより、吐出口を上向きの状態とすることができる。
また、特許文献2には、トナーボトルにICタグを取り付けると共に、画像形成装置にICタグと無線通信を行う通信装置を設けることが記載されている。画像形成装置は、ICタグと通信装置との間の通信電波の強度変化を検出することにより、トナーボトルの回転角度を検知するように構成されている。
しかしながら、特許文献1の従来技術では、反射型光電センサーが凹部を適切に検知できるようにするためにトナーボトル表面と凹部底面との間に大きな高低差を設ける必要がある。大きな高低差を設けると、凹部の底部がトナーボトルの内部に突出するため、トナーボルトを回転させて内部のトナーを吐出口に向けて搬送する際の障害物となり、搬送性能を低下させてしまうという問題がある。また、反射型光電センサーは、トナーボトルの表面状態(例えば色や表面粗さなど)の影響を受けやすい。そのため、例えばトナーボトルの原材料にリサイクル材が混ざると、リサイクル材の種類や混入度合に応じてトナーボトルの表面状態が変わり、誤検知しやすくなるという問題もある。
また、特許文献2の従来技術では、個々のトナーボトルにICタグを取り付けなければならないため、コストアップが避けられないという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、トナーの搬送性能や検知精度を低下させることがなく、しかも安価な構成でトナーボトルの回転位置を検知できるようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ボトル外周面に螺旋状の溝が形成され、所定の回転方向に回転することにより内部に充填されたトナーをボトル一端に設けられた吐出口に向けて搬送するトナーボトルを着脱可能な画像形成装置であって、前記回転方向における前記溝の位置を検知する検知手段と、前記検知手段による検知結果に基づいて前記トナーボトルの回転を停止させる停止タイミングを判定する制御手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1の画像形成装置において、前記制御手段は、前記吐出口が前記トナーボトルの回転軸よりも高い位置となるタイミングを前記停止タイミングと判定し、前記停止タイミングで前記トナーボトルの回転を停止させることを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項2の画像形成装置において、前記制御手段は、前記吐出口が上向きとなるタイミングを前記停止タイミングと判定することを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置において、前記検知手段は、前記トナーボトルの外周面に接触して前記溝の位置を検知することを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかの画像形成装置において、前記検知手段は、前記回転方向の所定位置において前記トナーボトルの外周面に接触するアクチュエーターを備え、前記溝が前記所定位置に到達したときの前記アクチュエーターの姿勢変化を検知することを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項5の画像形成装置において、前記検知手段は、前記アクチュエーターの姿勢変化を検知する透過型センサーを更に備えることを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかの画像形成装置において、前記検知手段は、前記トナーボトルの回転軸よりも高い位置に設けられていることを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれかの画像形成装置において、前記検知手段は、前記トナーボトルの長手方向中心に対して、前記吐出口とは反対側に設けられていることを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至8のいずれかの画像形成装置において、前記制御手段は、前記トナーボトルが装着されたとき、前記トナーボトルを回転させ、前記検知手段による検知結果に基づいて前記トナーボトルの装着状態の適否を判断することを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、請求項9の画像形成装置において、前記制御手段は、前記トナーボトルの装着状態が適正でない場合に警告を行うことを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項9又は10の画像形成装置において、前記制御手段は、前記トナーボトルの装着状態が適正である場合、前記検知手段による検知結果に基づいて前記停止タイミングを判定し、前記停止タイミングとなるまで前記トナーボトルの回転を継続させ、前記停止タイミングで前記トナーボトルの回転を停止させることを特徴とする構成である。
本発明によれば、トナーの搬送性能や検知精度を低下させることなく、安価な構成でトナーボトルの回転位置を適切に検知することができるようになる。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置1の内部構成の一例を示す図である。また、図2は、画像形成装置1の外観構成の一例を示す図である。この画像形成装置1は、プリンターやMFP(Multifunction Peripherals)などとして構成され、電子写真方式でシートに画像を形成して出力する装置である。
図1に示すように、画像形成装置1は、給紙搬送部2と、画像形成部3と、定着部4と、排紙部5と、制御部7とを備えている。給紙搬送部2は、記録媒体であるシート9を積載可能な複数の給紙トレイ10a,10b,10cを有しており、複数の給紙トレイ10a,10b,10cのうちから選択された1つの給紙トレイからシートを1枚ずつ給紙し、装置本体1aの内部に形成されたシート搬送路13に沿ってシート9を搬送する。画像形成部3は、給紙搬送部2によって搬送されるシート9が所定位置を通過する際に、トナー像をシート9に転写する。定着部4は、シート9に転写されたトナー像をシート9に定着させて画像を形成する。排紙部5は、装置本体1aの側面に設けられた排紙トレイとして構成され、画像が形成されたシート9を積載する。制御部7は、給紙搬送部2、画像形成部3及び定着部4のそれぞれの動作を制御する。
給紙搬送部2は、ピックアップローラー11と、給紙ローラー12と、搬送ローラー14と、タイミングローラー15と、排紙ローラー16とを備えている。ピックアップローラー11及び給紙ローラー12は、複数の給紙トレイ10a,10b,10cのそれぞれに設けられており、各給紙トレイに積載されているシート9のうちから最上面に位置する1枚のシート9を取り出して下流側のシート搬送路13へ送り出す。搬送ローラー14は、シート搬送路13に送り出されたシート9をタイミングローラー15に向けて搬送する。タイミングローラー15は、画像形成部3において中間転写ベルト20に一次転写されるトナー像が二次転写ユニット26の位置へ到達するタイミングに合わせてシート9を二次転写ユニット26へ送り出すローラーである。
画像形成部3は、複数の画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kと、中間転写ベルト20と、二次転写ユニット26とを備えている。
画像形成ユニット30Y,30M,30C,30KはそれぞれY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色のトナー像を生成し、そのトナー像を中間転写ベルト20に一次転写するユニットである。各画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kは、感光体ドラムによって構成される像担持体31を備え、その像担持体31の周囲に、帯電器32と、露光器33と、現像器34とが像担持体31の回転方向(図中矢印方向)に沿って配置された構成を有している。帯電器32は、像担持体31の表面を所定電位に帯電させる。露光器33は、画像形成の対象となる画像データに基づいて像担持体31の表面を露光することにより、像担持体31の表面に静電潜像を形成する。現像器34は、像担持体31の表面にトナーを含む現像剤を付与することにより、静電潜像をトナーで顕像化してトナー像を形成する。像担持体31は、現像器34の回転方向下流側において一次転写ローラー25によって押圧される中間転写ベルト20に接触しており、現像器34によって形成されたトナー像を中間転写ベルト20に一次転写する。
中間転写ベルト20は、複数のローラー21,22,23,24によって所定方向(図中矢印方向)に循環移動するように構成された無端ベルトである。中間転写ベルト20の内側には、各画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kのそれぞれに対向する位置に一次転写ローラー25が設けられている。これら一次転写ローラー25によって中間転写ベルト20が各画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの像担持体31に接触する。中間転写ベルト20は、各画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの像担持体31の位置を通過する際に、Y,M,C,Kのトナー像が順次重畳的に一次転写されていき、最終的にカラー画像が形成される。このカラー画像は、二次転写ユニット26の位置において給紙搬送部2によって搬送されるシート9に二次転写される。
二次転写ユニット26は、二次転写ベルト27と、二次転写ローラー28と、ローラー29,29とを備えている。二次転写ベルト27は、二次転写ローラー28及びローラー29,29によって所定方向に循環移動するように構成された無端ベルトである。二次転写ローラー28は、ローラー22に対向する位置に設けられ、中間転写ベルト20と二次転写ベルト27との間にニップを形成している。このニップにシート9が搬送されるとき、二次転写ローラー28には所定電圧が印加され、中間転写ベルト20に一次転写されているトナー像をシート9に二次転写することができる。そして二次転写ユニット26は、トナー像を二次転写したシート9を定着部4へ搬送する。
定着部4は、シート9に対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、シート9に二次転写された画像をシート9に定着させる。例えば、定着部4は、加圧ローラー4aと加熱ローラー4bとを有しており、加圧ローラー4aと加熱ローラー4bのニップにシート9を挟み込むことで加熱処理及び加圧処理を施す。その後、画像が定着したシート9は、排紙ローラー16によって排紙部5へ排出される。
また、各画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kは、現像器34にトナーを供給する機構として、中間ホッパー37と、トナー搬送部36と、トナーボトル40とを備えている。中間ホッパー37は、現像器34に対してトナーを補給する。トナー搬送部36は、トナーボトル40から供給されるトナーを中間ホッパー37へ搬送する。例えば、制御部7は、各画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの現像器34内のトナー濃度を常時監視しており、トナー濃度が所定濃度よりも低下すると、中間ホッパー37を駆動して現像器34にトナーを供給し、現像器34内のトナー濃度を一定の状態に保持する。また、制御部7は、中間ホッパー37の内部のトナー残量が所定量よりも少なくなると、トナーボトル40を回転駆動すると共に、トナー搬送部36を駆動し、トナーボトル40から吐出されるトナーを中間ホッパー37へ供給する。
トナーボトル40は、装置本体1aに対して着脱可能であり、内部に充填されているトナーが無くなったときには新品のトナーボトルに交換可能である。例えば図2に示すように、画像形成装置1は、装置本体1aの正面側に開閉可能な前扉18が設けられており、その前扉18の内側にトナーボトル40を装着するための開口19が形成されている。そのため、トナーボトル40を交換する際には前扉18を開くことで、開口19に対するトナーボトル40の着脱操作が可能となる。尚、制御部7は、前扉18が開閉操作されたことを検知できるように構成されている。
また、図2に示すように、画像形成装置1は、装置本体1aの上部正面側に、ユーザーが操作可能な操作パネル8を備えている。この操作パネル8は、例えば各種の画像を表示可能な表示デバイスと、ユーザーのタッチ操作を受け付け可能なタッチパネルとによって構成される。
図3は、トナーボトル40の構成例を示す図である。図3(a)に示すように、トナーボトル40は、合成樹脂で形成されるトナー収容容器であり、胴部41と、頭部42と、テーパー部43とを有している。
胴部41は、所定の直径を有している。この胴部41の外周面には、1本の螺旋状の溝44が形成されている。例えば、溝44は、胴部41の長手方向両端間において均等な間隔となるように形成されている。この螺旋状の溝44は、トナーボトル40の内部に螺旋状の突起を形成しており、トナーボトル40が所定方向に回転することにより、内部に充填されているトナーを頭部42に向けて搬送する機能を有している。
頭部42は、トナーボトル40の端部に位置し、胴部41よりも細径であり、円筒状外周面の一部に平面42aが形成されている。図3(b)に示すように、頭部42は、その平面42aにトナーを吐出する吐出口46を有している。また、頭部42には、リング状の被覆部材45が装着されている。被覆部材45は、頭部42の軸方向に沿ってスライド移動可能であり、図3(a)に示すように吐出口46を覆ってトナーの飛散を防ぐ第1の状態と、図3(b)に示すように吐出口46を開放してトナーを吐出可能とする第2状態とに変位する。例えば、トナーボトル40が画像形成装置1に装着される前では、被覆部材45が頭部42の先端側に位置し、図3(a)に示す第1の状態となっている。一方、トナーボトル40が画像形成装置1に装着されると、被覆部材45が頭部42の先端側から胴部41側に移動し、吐出口46を開放する。また、頭部42の端面47には、トナーボトル40の回転中心を基準として互いに180度を成す位置に形成される凹部48,48が設けられている。
テーパー部43は、胴部41と頭部42との間に設けられ、胴部41から頭部42に向かって漸次縮径する形状を有している。このテーパー部43の外周面にも、胴部41と同様の螺旋状の溝44が形成されている。例えば、テーパー部43に形成される溝44の間隔は、胴部41に形成される溝44の間隔よりも小さくすることが好ましい。これにより、テーパー部43におけるトナーの搬送性能を向上させることができる。また、テーパー部43に形成される溝44は、胴部41に形成される溝44に繋がった一連の溝として形成しても良いし、胴部41に形成された溝44とは別の溝として形成しても良い。
図4は、画像形成装置1の内部におけるトナーボトル40の装着部50を例示する図である。この装着部50は、図2に示した開口19の内側に設けられる。画像形成装置1には、Y,M,C,Kの4本のトナーボトル40が装着可能であるため、図4に示す装着部50は、装置本体1aの内側4箇所に設けられる。
装着部50は、支持部51と、係合部52と、トナー供給部53と、検知部60とを有している。支持部51は、装着部50の底部に設けられ、トナーボトル40の胴部41の外周面に接合する断面円弧状の形状を有している。支持部51は、トナーボトル40の着脱操作時にトナーボトル40を直進させるガイド部として機能すると共に、トナーボトル40の回転時には胴部41の軸ぶれを抑えてスムーズな回転を行えるようにトナーボトル40を支持する。係合部52は、頭部42に設けられた被覆部材45の外周面に係合する。トナー供給部53は、トナーボトル40の頭部42を収容し、吐出口46から吐出されるトナーを内部に堆積させるように形成される。トナー供給部53には、トナーボトル40の頭部42の外径よりも僅かに大きい直径の開口54が設けられている。この開口54の直径は、被覆部材45の外径よりも小さい。そのため、トナーボトル40が装着されるとき、被覆部材45はトナー供給部53の内側には進入せず、頭部42のみがトナー供給部53の内側に進入する。このとき、被覆部材45は、その外周面が係合部52に係合した位置で留まるため、頭部42に対して被覆部材45がスライドし、吐出口46を開放する。つまり、トナーボトル40は、頭部42がトナー供給部53の内側に嵌め込まれることにより、吐出口46が開放され、トナー供給部53の内側において吐出口46からトナーを吐出可能な状態となる。
トナー供給部53の奥端部には、頭部42の端面47に係合する駆動カップリング55が設けられている。図4の拡大図Aに示すように、駆動カップリング55は、頭部42の外径と略同径の円形状の端面55aを有する。その端面55aには、頭部42の端面47に形成された凹部48,48に嵌合する突起部56,56が設けられている。
図5は、装着部50にトナーボトル40が装着された状態を示す図である。図5に示すように、トナーボトル40が適切に装着部50に装着されると、頭部42がトナー供給部53の内側に進入した状態となる。このとき、駆動カップリング55の突起部56,56は、頭部42の端面47に形成された凹部48,48に嵌合した状態となる。駆動カップリング55は、図示を省略するモーターによって回転軸L1を中心に所定方向(図中R方向)に回転する。突起部56,56が凹部48,48に対して適切に嵌合していれば、駆動カップリング55が回転することにより、トナーボトル40も回転軸L1を中心に所定方向(図中R方向)に回転する。このトナーボトル40の回転により、螺旋状の溝44がトナーボトル40の内部に充填されているトナーを頭部42に向けて搬送する。また、トナー供給部53の内側では、吐出口46が開放されている。そのため、トナーボトル40は、吐出口46が下向きとなったときに、吐出口46からトナーをトナー供給部53の内側空間に吐出する。その結果、トナー供給部53の内側空間には、トナーが堆積する。この堆積したトナーは、トナー搬送部36によって中間ホッパー37へ搬送される。尚、中間ホッパー37には、内部のトナー残量を検知するためのトナー残量検知センサー37aが設けられている。
検知部60は、装着部50に装着されるトナーボトル40の外周面に接合可能な位置に配置され、トナーボトル40の回転方向における溝44の位置を検知する。図6は、検知部60の詳細な構成例を示す図である。図6(a)に示すように、検知部60は、装置本体1aの内部の所定位置に取り付けられる保持部材61と、その保持部材61に設けられた回転軸66によって軸支され、回転軸66周りに揺動するアクチュエーター62と、保持部材61の所定箇所に設置され、アクチュエーター62の姿勢変化を検知する検知センサー63とを備えている。
アクチュエーター62は、回転軸66に軸支された中央部から所定方向に延びる第1アーム64と、第1アーム64とは反対側の方向に延びる第2アーム65とを有している。第1アーム64の下面には、三角形状に突出する接触片67が設けられている。一方、第2アーム65の先端には、第2アーム65の延設方向から直角に折れ曲がった遮蔽板68が設けられている。また、第1アーム64は、第2アーム65よりも肉厚に形成されており、アクチュエーター62の重心が第1アーム64に位置している。そのため、アクチュエーター62は、図6(b)に示すように、第1アーム64の自重により、第1アーム64を下げた第1姿勢となる。これに対し、接触片67が持ち上げられると、アクチュエーター62は、図6(c)に示すように回転軸66を中心に揺動し、第1アーム64が持ち上げられた第2姿勢となる。尚、アクチュエーター62は、図6(b)に示す第1姿勢から第1アーム64を更に下げないようにするため、第1姿勢となったときに保持部材61に係合するストッパーをアクチュエーター62(例えば第1アーム64の裏面側)に設けることが好ましい。
検知センサー63は、アクチュエーター62が第1姿勢と第2姿勢のいずれであるかを検知するセンサーである。この検知センサー63は、例えば透過型センサーとして構成され、互いに対向して配置される投光部63aと受光部63bとを備えている。例えば、検知センサー63は、アクチュエーター62が第1アーム64を持ち上げた第2姿勢となったときに、第2アーム65の先端に設けられた遮蔽板68が投光部63aと受光部63bの間に進入し、投光部63aから光が受光部63bに入射しない遮光状態となり、アクチュエーター62が第1アーム64を下げた第1姿勢となったときに、遮蔽板68が投光部63aと受光部63bの間の領域から退出し、投光部63aから光が受光部63bに入射する受光状態となる位置に配置される。ただし、これに限られず、検知センサー63は、アクチュエーター62が第1アーム64を下げた第1姿勢となったときに、第2アーム65の先端に設けられた遮蔽板68が投光部63aと受光部63bの間に進入し、投光部63aから光が受光部63bに入射しない遮光状態となり、アクチュエーター62が第1アーム64を持ち上げた第2姿勢となったときに、遮蔽板68が投光部63aと受光部63bの間の領域から退出し、投光部63aから光が受光部63bに入射する受光状態となる位置に配置しても構わない。したがって、検知センサー63は、アクチュエーター62が第1姿勢及び第2姿勢のうちの一方の姿勢となったときにオンし、他方の姿勢となったときにオフする。尚、以下においては、アクチュエーター62が第1姿勢となったときに検知センサー63がオンし、第2姿勢となったときにオフとなる例を説明する。
図7は、装着部50にトナーボトル40が装着された状態の検知センサー63を例示する図である。装着部50にトナーボトル40が装着されると、検知センサー63のアクチュエーター62は、第1アーム64の接触片67の先端をトナーボトル40(より具体的には胴部41)の外周面の1点に接触させる。このとき、接触片67が溝44の形成されていない部分に接触すれば、アクチュエーター62は、図7(a)に示すように第1アーム64を持ち上げた第2姿勢となる。これに対し、接触片67が溝44の底部に接触すれば、アクチュエーター62は、図7(b)に示すように第1アーム64を下げた第1姿勢となる。
トナーボトル40の外周面に形成された1本の溝44は、トナーボトル40の長手方向に螺旋状に形成されているため、トナーボトル40が1回転する間に接触片67による接触点の位置を必ず1回通過する。そのため、接触片67による接触点の位置を溝44が通過していないときにはアクチュエーター62が第2姿勢となり、接触片67による接触点の位置を溝44が通過しているときにはアクチュエーター62が第1姿勢となる。尚、接触片67は、上述したように三角形状であるため、接触点の位置を溝44が通過するときには溝44への進入及び溝44からの離脱をスムーズに行うことが可能である。
ここで、トナーボトル40の外周面に形成される溝44と、頭部42に設けられる吐出口46とのトナーボトル40の回転方向における位置関係は一定であり、トナーボトル40が変わってもその位置関係は同一である。したがって、トナーボトル40の回転中に、検知部60が溝44を検知すれば、その検知結果に基づいて吐出口46の回転位置を特定することが可能である。
そこで制御部7は、トナーボトル40を回転駆動してトナーを供給するとき、検知部60による溝44の検知状態を監視し、検知部60が溝44を検知すると、その検知結果に基づいて吐出口46が上向きとなるタイミングをトナーボトル40の回転を停止させる停止タイミングとして判定する。そして制御部7は、その停止タイミングでトナーボトル40の回転を停止させる。これにより、トナーボトル40は、吐出口46を上に向けた停止するため、トナー供給を行わないタイミングでトナーボトル40の吐出口46からトナーが吐出されてしまうことを防止することができる。また、トナーボトル40は装置本体1aの内部において常に吐出口46を上に向けた状態で停止するため、例えばトナーボトル40内部のトナーが無くなり、トナーボトル40が装置本体1aから取り外されるときにも吐出口46を上に向けた状態での取り出しが可能となる。それ故、トナーボトル40の交換時にトナーを周囲にまき散らすことを低減するこができる。以下、制御部7による制御について詳しく説明する。
制御部7は、図示を省略するハードウェアプロセッサー及びメモリを備えており、メモリにはハードウェアプロセッサーによって実行されるコンピュータ読み取り可能なプログラムが記録されている。制御部7は、そのプログラムをハードウェアプロセッサーに実行させることにより、後述する処理を実行する。
図8は、装置本体1aに装着されたトナーボトル40からトナーを供給する動作の一例を示すフローチャートである。まず、制御部7は、トナー残量検知センサー37aによって中間ホッパー37の内部のトナー残量が所定量よりも少なくなったか否かを判断する(ステップS10)。トナー残量が所定量よりも少なくなっていない場合(ステップS10でNO)、制御部7によるトナー補給は行われない。これに対し、トナー残量が所定量よりも少なくなっている場合(ステップS10でYES)、制御部7は、トナーボトル40を所定方向に回転駆動する(ステップS11)。このとき、制御部7は、トナー搬送部36も駆動する。これにより、トナーボトル40が所定方向に回転し、トナーボトル40の吐出口46からトナーが吐出され、トナー搬送部36によって中間ホッパー37にトナーが供給される。
制御部7は、トナーボトル40の回転を開始すると、トナー残量検知センサー37aの出力を監視し、中間ホッパー37に対するトナー補給が完了したか否かを判断する(ステップS12)。トナー補給が完了したと判断すると(ステップS12でYES)、制御部7は、検知部60によってトナーボトル40の回転位置を検知したか否かを判断する(ステップS13)。すなわち、制御部7は、検知部60がトナーボトル40の溝44を検知したか否かを判断する。検知部60がトナーボトル40の溝44を検知すると(ステップS13でYES)、制御部7は、トナーボトル40の回転を停止させる停止タイミングを判定する(ステップS14)。すなわち、制御部7は、吐出口46が上向きとなるタイミングを算出し、その算出したタイミングを、トナーボトル40の停止タイミングとして決定する。例えば、吐出口46が上向きとなったときに検知部60が溝44を検知するように配置されている場合、制御部7は、検知部60によって溝44が検知されたタイミングを停止タイミングとして判定する。また、検知部60が溝44を検知してから所定時間経過後に吐出口46が上向きとなる場合、制御部7は、検知部60によって溝44が検知されてから所定時間が経過したタイミングを停止タイミングとして判定する。
その後、制御部7は、ステップS14で決定した停止タイミングであるか否かを判断する(ステップS15)。停止タイミングでない場合(ステップS15でNO)、制御部7は、停止タイミングとなるまで待機する。停止タイミングである場合(ステップS15でYES)、制御部7は、トナーボトル40の回転を停止させる(ステップS16)。これにより、トナーボトル40は、吐出口46を上に向けた状態で停止する。
図9は、制御部7による制御例を示すタイミングチャートである。図9(a)は、吐出口46が上向きとなったときに検知部60が溝44を検知するように配置されている場合のタイミングチャートを示している。図9(a)において、例えばタイミングT10でトナー残量検知センサー37aがオンとなり、中間ホッパー37の内部のトナー残量が所定量よりも少なくなったことが検知されたとする。制御部7は、トナー残量が所定量よりも少なくなったことが検知された直後に、トナーボトル40の回転駆動を開始する(タイミングT11)。トナーボトル40の回転が開始されるとき、検知部60は溝44を検知しているため、アクチュエーター62が第1姿勢であり、検知センサー63がオンしている。そしてトナーボトル40が回転駆動されると、アクチュエーター62が第1姿勢から第2姿勢に変化し、検知センサー63がオフとなる(タイミングT12)。
その後、トナーボトル40が1回転する度に、検知センサー63が一時的にオンとなる(タイミングT13,T14)。そしてトナー残量検知センサー37aがオフになると(タイミングT15)、制御部7は、トナー補給が完了したことを認識する。トナー補給が完了した後、検知センサー63がオンになると(タイミングT16)、制御部7は、停止タイミングを判定する。このとき、制御部7は、検知センサー63がオンになったタイミングを停止タイミングとして判定する。そして制御部7は、トナーボトル40の回転を停止させる(タイミングT17)。すなわち、図9(a)の例では、吐出口46が上向きとなったときに検知部60が溝44を検知するように配置されているため、検知部60が溝44を検知した直後にトナーボトル40の回転を停止させれば、吐出口46を上向きで停止させることができる。
次に図9(b)は、検知部60が溝44を検知してから所定時間経過後に吐出口46が上向きとなる場合のタイミングチャートを示している。図9(b)において、例えばタイミングT20でトナー残量検知センサー37aがオンとなり、中間ホッパー37の内部のトナー残量が所定量よりも少なくなったことが検知されたとする。制御部7は、トナー残量が所定量よりも少なくなったことが検知された直後に、トナーボトル40の回転駆動を開始する(タイミングT21)。トナーボトル40の回転が開始されるとき、検知部60は溝44を検知しておらず、アクチュエーター62が第2姿勢であり、検知センサー63がオフしている。そしてトナーボトル40の回転駆動が開始され、溝44が接触片67の接触点を通過するときに、アクチュエーター62が第2姿勢から第1姿勢に変化し、検知センサー63が一時的にオンとなる(タイミングT22)。
その後、トナーボトル40が1回転する度に、検知センサー63が一時的にオンとなる(タイミングT23)。そしてトナー残量検知センサー37aがオフになると(タイミングT24)、制御部7は、トナー補給が完了したことを認識する。トナー補給が完了した後、検知センサー63がオンになると(タイミングT25)、制御部7は、停止タイミングを判定する。このとき、制御部7は、検知センサー63がオンになったタイミングから所定時間Tsが経過したタイミングを停止タイミングとして判定する。そして制御部7は、所定時間Tsが経過した停止タイミングでトナーボトル40の回転を停止させる(タイミングT26)。すなわち、図9(b)の例では、検知部60が溝44を検知してから所定時間経過後に吐出口46が上向きとなるため、検知部60によって溝44が検知されると、所定時間が経過した後にトナーボトル40の回転を停止させることにより、吐出口46を上向きで停止させることができる。
上述した検知部60は、トナーボトル40の外周面に形成された溝44を検知するように構成されている。検知対象である溝44は、トナーボトル40の内部に充填されたトナーを吐出口46に向けて搬送するための螺旋状の溝であるため、従来のようにトナーの帆走性能を低下させることがない。また、検知部60は、アクチュエーター62がトナーボトル40の外周面に接触した状態で溝44を検知するため、従来のようにトナーボトルの表面状態(例えば色や表面粗さなど)の影響を受けることがなく、誤検知が生じない。更に、検知部60は、トナーボトル40にICタグなどを設ける必要がないため、低コストで提供できるという利点もある。
また、上述した検知部60は、装置本体1aに対するトナーボトル40の装着状態の適否を判断する際にも用いることができる。すなわち、トナーボトル40の装着状態が適正である場合、トナーボトル40が回転駆動されると、上述したようにトナーボトル40が1回転する間に検知センサー63のオンオフ状態が1回変化する。これに対し、トナーボトル40の装着状態が適正でない場合、制御部7が駆動カップリング55を1回転させてもトナーボトル40が回転しないため、検知センサー63のオンオフ状態が変化しない。したがって、制御部7は、検知センサー63のオンオフ状態が変化するか否かによってトナーボトル40の装着状態の適否を判断することができる。
図10は、トナーボトル40の装着状態を判断する処理手順の一例を示すフローチャートである。制御部7は、前扉18の開閉操作を検知したか否かを判断する(ステップS20)。前扉18の開閉操作が行われると、トナーボトル40の着脱操作が行われた可能性がある。そのため、制御部7は、前扉18の開閉操作を検知すると(ステップS20でYES)、駆動カップリング55を駆動してトナーボトル40を1回転させる(ステップS21)。そして制御部7は、駆動カップリング55を1回転させる間に、検知センサー63がトナーボトル40の回転を検知したか否かを判断する(ステップS22)。すなわち、制御部7は、検知センサー63のオンオフ状態が変化した場合にトナーボトル40の回転が検知されたと判断する。トナーボトル40の回転が検知されれば(ステップS22でYES)、トナーボトル40の装着状態は適正である。したがって、制御部7による処理は終了する。
一方、トナーボトル40の回転が検知されなかった場合(ステップS22でNO)、トナーボトル40の装着状態は適正でない。この場合、制御部7は、警告表示を行う(ステップS23)。例えば、制御部7は、操作パネル8に対して警告画面を表示し、トナーボトル40の装着状態が適正でないことを報知する。このとき、制御部7は、警告音を発するようにしても良い。
次に、図11は、トナーボトル40の装着状態を判断する処理手順の別の例を示すフローチャートである。この処理手順では、トナーボトル40の装着状態が適正である場合、吐出口46が上向きとなる位置でトナーボトル40の回転を停止させるようにしている。制御部7は、前扉18の開閉操作を検知したか否かを判断する(ステップS30)。前扉18の開閉操作を検知すると(ステップS30でYES)、制御部7は、駆動カップリング55を駆動してトナーボトル40を1回転させる(ステップS31)。そして制御部7は、駆動カップリング55を1回転させる間に、検知センサー63がトナーボトル40の回転を検知したか否かを判断する(ステップS32)。トナーボトル40の回転(すなわち溝44)が検知されると(ステップS32でYES)、制御部7は、トナーボトル40の回転を停止させる停止タイミングを判定する(ステップS33)。すなわち、制御部7は、吐出口46が上向きとなるタイミングを算出し、その算出したタイミングを、トナーボトル40の停止タイミングとして決定する。
その後、制御部7は、ステップS33で決定した停止タイミングであるか否かを判断する(ステップS34)。停止タイミングでない場合(ステップS34でNO)、制御部7は、トナーボトル40の回転を継続させる。そして停止タイミングとなったとき(ステップS34でYES)、制御部7は、トナーボトル40の回転を停止させる(ステップS35)。これにより、トナーボトル40は、吐出口46を上に向けた状態で停止する。
一方、検知センサー63がトナーボトル40の回転を検知していない場合(ステップS32でNO)、制御部7は、駆動カップリング55の1回転が終了したか否かを判断する(ステップS36)。駆動カップリング55が1回転していない場合(ステップS36でNO)、制御部7による処理は、ステップS32へ戻る。これに対し、駆動カップリング55が1回転した場合(ステップS36でYES)、制御部7は、トナーボトル40の回転を停止させる(ステップS37)。そして制御部7は、警告表示を行う(ステップS38)。
このように制御部7は、装置本体1aに対してトナーボトル40の着脱操作が行われたとき、検知部60の検知結果に基づいてトナーボトル40の装着状態が適正であるか否かを判断することが可能である。また、トナーボトル40の装着状態が適正である場合、制御部7は、トナーボトル40の吐出口46を上向きにした状態でトナーボトル40の回転を停止させることも可能である。そのため、トナーボトル40が装着された直後から吐出口46を上向きにした状態で保持することができる。
ところで、上述した構成では、トナー供給部53に設けられた開口54からトナーがトナー供給部53の外部に漏れ出ることがある。この場合、検知センサー63が上述したように透過型センサーとして構成されていると、トナー供給部53の外部に漏れ出たトナーが投光部63a又は受光部63bに付着して堆積してしまうと、検知センサー63による感度が低下してしまう可能性がある。これを防止するためには、装着部50における検知部60の位置を、なるべく高い位置とすると共に、トナーボトル40の吐出口46からなるべく離れた位置とすることが好ましい。
図12は、検知部60の好ましい位置を示す図である。図12に示すように、検知部60は、上下方向に関し、トナーボトル40の回転軸L1よりも高い位置に設けられることが好ましい。これにより、投光部63a又は受光部63bにトナーが堆積し難くなるため、検知センサー63の感度低下を抑制することができる。また、検知部60は、トナーボトル40の長手方向に関し、トナーボトル40の長手方向中心L2に対して、吐出口46とは反対側の位置に設けられることが好ましい。これにより、トナー供給部53から漏れ出したトナーが検知センサー63まで到達する可能性を低く抑えることが可能であるため、検知センサー63の感度低下を抑制することができる。尚、検知センサー63のより好ましい位置は、トナーボトル40の底部近傍においてトナーボトル40の外周面の最上部に接触する位置である。
以上、本発明に関する好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば、上記実施形態では、トナーボトル40の吐出口46を上向きにした状態でトナーボトル40の回転を停止させる例を説明した。しかし、吐出口46は、必ずしも鉛直方向上向きでなくても良い。例えばトナーボトル40の回転軸L1よりも高い位置で吐出口46を停止させるものであっても構わない。
また、上記実施形態では、検知センサー63を透過型センサーとして構成した例を説明したが、これに限られるものではない。例えば、検知センサー63は、アクチュエーター62が第1姿勢となったときにスイッチの接点が接触してオンとなり、第2姿勢となったときにスイッチの接点が開放されてオフとなる接触式センサーであっても構わない。この場合、接触式センサーのオンオフが切り替わるタイミングを、上記とは逆に構成しても良い。
また、上記実施形態では、アクチュエーター62が自重で第2姿勢から第1姿勢に姿勢変化するように構成された例を説明した。しかし、これに限られるものでもない。例えば、アクチュエーター62は、第2姿勢のときに第1姿勢となるようにバネなどの付勢手段によって付勢されたものであっても構わない。
1 画像形成装置
7 制御部(制御手段)
40 トナーボトル
44 溝
46 吐出口
60 検知部(検知手段)
62 アクチュエーター
63 検知センサー(透過型センサー)
7 制御部(制御手段)
40 トナーボトル
44 溝
46 吐出口
60 検知部(検知手段)
62 アクチュエーター
63 検知センサー(透過型センサー)
Claims (11)
- ボトル外周面に螺旋状の溝が形成され、所定の回転方向に回転することにより内部に充填されたトナーをボトル一端に設けられた吐出口に向けて搬送するトナーボトルを着脱可能な画像形成装置であって、
前記回転方向における前記溝の位置を検知する検知手段と、
前記検知手段による検知結果に基づいて前記トナーボトルの回転を停止させる停止タイミングを判定する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記吐出口が前記トナーボトルの回転軸よりも高い位置となるタイミングを前記停止タイミングと判定し、前記停止タイミングで前記トナーボトルの回転を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記吐出口が上向きとなるタイミングを前記停止タイミングと判定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記検知手段は、前記トナーボトルの外周面に接触して前記溝の位置を検知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記検知手段は、前記回転方向の所定位置において前記トナーボトルの外周面に接触するアクチュエーターを備え、前記溝が前記所定位置に到達したときの前記アクチュエーターの姿勢変化を検知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記検知手段は、前記アクチュエーターの姿勢変化を検知する透過型センサーを更に備えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記検知手段は、前記トナーボトルの回転軸よりも高い位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記検知手段は、前記トナーボトルの長手方向中心に対して、前記吐出口とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記トナーボトルが装着されたとき、前記トナーボトルを回転させ、前記検知手段による検知結果に基づいて前記トナーボトルの装着状態の適否を判断することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記トナーボトルの装着状態が適正でない場合に警告を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記トナーボトルの装着状態が適正である場合、前記検知手段による検知結果に基づいて前記停止タイミングを判定し、前記停止タイミングとなるまで前記トナーボトルの回転を継続させ、前記停止タイミングで前記トナーボトルの回転を停止させることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022032371A JP2023128195A (ja) | 2022-03-03 | 2022-03-03 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023128195A true JP2023128195A (ja) | 2023-09-14 |
Family
ID=87972091
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2022032371A Pending JP2023128195A (ja) | 2022-03-03 | 2022-03-03 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023128195A (ja) |
-
2022
- 2022-03-03 JP JP2022032371A patent/JP2023128195A/ja active Pending
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