JP2023127214A - 除菌装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023127214000001
【課題】空気中で促進酸化させたオゾンに対して確実に紫外線を照射することで、OHラジカル量を増加することができ、除菌効果を高めることができる除菌装置を提供する。
【解決手段】空気が流通し、前記空気の出入口となる開口部を有する風路と、前記風路の上流側に配置され、空気中の酸素分子からオゾンを生成するオゾン生成装置と、前記オゾン生成装置の下流側に配置され、生成した前記オゾンに照射する紫外線光を発生する紫外線光源と、を備え、前記紫外線光源は、前記開口部の外側から見えない前記風路内の遮蔽領域に配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、除菌装置に関する。
室内などに設置される脱臭装置では、OHラジカルの強力な酸化力を利用して、水中の有機物を酸化分解することが浄水に応用されている。OHラジカルの標準酸化還元電位は、2.85Vであり、2.07Vであるオゾンよりも反応性に富み酸化力が高いことから、オゾンの分解速度を高めてOHラジカルの生成を促進する促進酸化処理法が用いられている。このような促進酸化処理法として、空気が流通する風路と、風路の上流側に配置され、空気中の酸素分子からオゾンを生成するオゾン生成装置と、風路の下流側に配置され、生成したオゾンに照射する紫外線光を発生する紫外線光源と、を備えた除菌装置が知られている。
この場合、生成したオゾンに紫外線が照射されずに通過してしまうおそれがあり、OHラジカルの生成量が低下するため、さらなる除菌動作の効率化や使用形態に適した除菌や脱臭を調整できる方法が求められる場合があった。
特開2002-263181号公報
本発明が解決しようとする課題は、紫外線光の漏れ出しを抑制し、空気中で促進酸化させたオゾンに対して確実に紫外線を照射することで、OHラジカル量を増加することができ、除菌効果を高めることができる除菌装置を提供することである。
実施形態の除菌装置は、空気が流通し、前記空気の出入口となる開口部を有する風路と、前記風路の上流側に配置され、空気中の酸素分子からオゾンを生成するオゾン生成装置と、前記オゾン生成装置の下流側に配置され、生成した前記オゾンに照射する紫外線光を発生する紫外線光源と、を持つ。前記紫外線光源は、前記開口部の外側から見えない前記風路内の遮蔽領域に配置されている。
第1実施形態の除菌装置の一例を模式的に示した側面図。 図1に示す除菌装置を上方から見た平面図。 第2実施形態による除菌装置の一例を模式的に示した側面図。 図3に示す除菌装置を上方から見た平面図。 第3実施形態による除菌装置の一例を模式的に示した側面図。
以下、実施形態の除菌装置を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
(第1実施形態)
図1を参照し、実施形態の除菌装置1について説明する。まず、除菌装置1の全体構成について説明する。ただし、除菌装置1は、以下に説明する構成の全てを有する必要はなく、いくつかの構成が適宜省略されてもよい。
図1は、除菌装置の一例を模式的に示した側面図である。図2は、図1に示す除菌装置を上方から見た平面図である。
除菌装置1は、例えばエアコン、洗濯機、冷蔵庫などの家電製品の筐体内に装備され、これらの筐体内空間に流通する空気を除菌するために設けられる。例えば、冷蔵庫に本実施形態の除菌装置1を適用する場合の一例として、冷蔵庫内の風路に除菌装置1を配置し、庫内からの戻り空気を風路に流入させ、風路を通過する空気を除菌する。また、図1および図2に示す除菌装置1は、筐体内において単体でも複数設けるようにしてもよい。
除菌装置1は、空気Aが流通し、空気Aの出入口となる開口部24A、25Aを有する風路2と、風路2内で空気Aを流通させるファン3と、風路2の上流側X1に配置され、空気A中の酸素分子からオゾンを生成するオゾン生成装置4と、風路2の下流側X2に配置され、生成したオゾンに紫外線UVを照射する紫外線光源5と、を備えている。
本実施形態の除菌装置1では、オゾン生成装置4および紫外線光源5が設けられる風路2の壁面を下にして設置面Fに取り付けている。以下の説明では、除菌装置1が設置面Fに載置された状態でオゾン生成装置4および紫外線光源5が配置される側を下方、下側とし、オゾン生成装置4および紫外線光源5に対向する側を上方、下側とし、風路2内を空気Aが流通する方向(流通方向X)に直交する平面で上下方向Yに直交する左右方向を幅方向Zとする。
[除菌装置の全体構成]
本実施形態の除菌装置1では、オゾン生成装置4および紫外線光源5が設けられた風路2内に空気Aを導入し、オゾン生成装置4によって空気A中の酸素をオゾン(O)に変換し、次いで紫外線光源5からの紫外線UVを照射して、生成したオゾンをOHラジカルに変換する。除菌装置1では、変換されたOHラジカルによってとくに空気Aに含まれる臭気成分が酸化分解されて無臭化される。
[風路]
風路2は、全周囲が壁面で覆われ、除菌対象となる空気Aの流通方向Xに流通させる流路を形成する筒体である。風路2の断面形状は、四角形断面に設定されている。風路2は、上流側X1の上流壁24と下流側X2の下流壁25に開口を有している。本実施形態の除菌装置1では、風路2における図1の紙面下部にオゾン生成装置4および紫外線光源5が設けられているが、上述したように各部の配置は適宜変更することが可能である。
具体的な風路2の形状について説明する。風路2は、上壁21、上壁21から下方に延出される左右一対の側壁22、22、下壁23、流通方向Xの上流側X1に位置する上流壁24、および流通方向Xの下流側X2に位置する下流壁25を備えている。下壁23は、設置面Fに載置される。下壁23の底面231には、オゾン生成装置4および紫外線光源5が取り付けられている。風路2の流通方向Xの長さ寸法は、後述するようにオゾン生成装置4および紫外線光源5の配置に基づいて設定される。
上流壁24には、上下方向Yの中央および幅方向Zの中央に壁厚方向に貫通する上流開口部24Aが設けられている。下流壁25には、上下方向Yの中央および幅方向Zの中央に壁厚方向に貫通する下流開口部25Aが上流開口部24Aに流通方向Xに対向した状態で設けられている。上流開口部24Aおよび下流開口部25Aは、それぞれ流通方向Xから見て正方形状をなし、上下方向Yの中央、かつ幅方向Zの中央に位置している。
風路2の各壁部(上壁21、側壁22、下壁23、上流壁24、下流壁25)は、基礎絶縁が確保可能な厚さ1mm以上の絶縁体から形成されている。具体的に風路2の材質は、ポリプロピレン(PP)やABS等の樹脂が採用されている。また、風路2を構成する壁部は、200~300nmの紫外線光UVを透過しない材料により形成され、かつ可視光を透過する例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレンなどの透明樹脂が採用されている。すなわち、紫外線光UVを透過する石英ガラスやフッ素樹脂等は適用対象外である。
図1および図2に示すように、ファン3は、風路2の上流側開口部24Aに設けられ、空気Aを風路2内に導入し、かつ上流側X1から下流側X2に流通させるために設けられている。
[オゾン生成装置]
オゾン生成装置4は、放電部41を有し、風路2内において効率よく気体オゾンを発生させるものである。オゾン生成装置4は、基板40と、基板40の一端面40aに電気的に接続された放電部41と、基板40の他端面40bに接続され基板40に給電するリード線42と、を有している。オゾン生成装置4は、基板40の他端面40bを風路2の下壁23に接する状態で、放電部41を上方にして固定されている。本実施形態の放電部41は、流通方向Xで風路2の中央に配置され、かつ風路断面で中央に配置されている。また、放電部41は、図1に示すように、紫外線光源5に対して高さ方向(上下方向Y)で上方にずれた位置に配置されている。
図1に示すように、オゾン生成装置4のリード線42のうち基板40の他端面40b側に露出する部分42aは、風路2の下壁23の外側に配線されている。つまり、本実施形態では、風路2にリード線42が露出していない状態で設けられている。
オゾン生成装置4は、放電部41において電極間に数kVの高電圧を印加して放電し、空気中の酸素分子(O)からオゾン(O)を生成する放電方式のものである。オゾン生成装置4では、間欠的に高電圧を印加することで、放出するオゾン濃度を、除菌性能があり、さらに人体影響のないオゾン濃度0.01~0.1ppmの範囲となるように制御している。オゾン生成装置4の一例として、例えば無声放電方式(バリア放電方式)や沿面放電方式によるオゾン発生方式で、0.02mg/Hr以上のオゾン発生量となるものを採用できる。本実施形態のオゾン生成装置4は、無声放電方式(バリア放電方式)の一例である。
[紫外線光源]
図1および図2に示すように、紫外線光源5は、照射される紫外線光UVが開口部24A、25Aの外側から見えない風路2内の領域(遮蔽領域R)に配置されている。紫外線光源5は、基板50と、基板50の一方面(上面50a)上に配置され紫外線光UVを所定の照射角度θ(照射範囲)で照射する照射部51と、基板50の他方面(下面50b)に接続され基板50に給電するリード線52と、を有している。ここで、遮蔽領域Rは、開口部24A、25Aの外側で、上流壁24及び下流壁25の直交方向から風路2内を見たときに視界に入らない領域と定義する。より好ましくは、前記直交方向から見た平面視で開口部24A、25Aに重ならない領域とされる。
紫外線光源5は、照射部51をオゾン生成装置4側に向けた状態で、下流開口部25Aを有する風路2の下流壁25の内面25aに沿って配置され、下流開口部25Aの下側に配置されている。すなわち、紫外線光源5は、オゾン生成装置4に向けて紫外線光UVを照射するように配置されている。
具体的に、紫外線光源5から照射される紫外線光UVの光軸Cは、放電部41より上方に位置している。紫外線光源5の基板50の下面50bは下流壁25の内面25aに対向している。なお、紫外線光源5は、下流壁25に対して接する状態で配置されていてもよいが、下流壁25との間に間隔をあけて配置されていてもよい。要は、紫外線光源5が下流壁25寄りの位置で、かつ開口部24A、25Aの外から見えない位置に配置されていればよい。
図1に示すように、紫外線光源5のリード線52のうち基板40ら露出する部分42aは、風路2の下壁23の外側に配線されている。つまり、本実施形態では、風路2にリード線42が露出していない状態で設けられている。
紫外線光源5は、200~300nmの波長領域の紫外線光(UV)を発生するLED素子が採用されている。紫外線光源5は、オゾンが吸収可能なオゾン光吸収波長が200~300nmの紫外線光UVを照射する。紫外線光源5の一例として、例えば光出力が3mW、ピーク波長が280nmのものを採用できる。
紫外線光源5における紫外線光UVの照射角θは、120°~150°である。
紫外線光源5において、オゾンに紫外線光UVを照射することで、オゾンが酸素分子(O)と酸素原子(O)とに解離する。そして、解離した酸素原子(O)が水蒸気(HO)と反応して酸化力の高いOHラジカル(ヒドロキシルラジカル)(OH・)が生成され、放出される。OHラジカルが生成されることにより、空気A中の各種臭気成分と気相で反応する脱臭反応が促進され、オゾン酸化では除去が困難とされるアンモニアや脂肪酸などの酸化除去が可能となる。ここで、一般的に気体状態のオゾンは、200~300nmの波長領域で紫外線光UVを吸収し、光エネルギーによりオゾン分子から酸素原子が解離している。
このように構成される除菌装置1のように、空気Aの流通方向Xに対して、オゾン生成装置4を上流側X1に、そして紫外線光源5を下流側X2に設ける配置順が好ましい。紫外線光源5としては、オゾン生成装置4によるオゾン発生量に合わせて光出力の高出力化や使用数を増加することにより、オゾンをリークさせずに高濃度の臭気を無臭化することができ、除菌を促進することができる。
また、本実施形態の除菌装置1では、風路2内の結露状態を検出する結露検知部(図示省略)が設けられ、この結露検知部で結露を検出したときに、オゾン生成装置4の動作を停止するように制御する構成を採用してもよい。
次に、第1実施形態による除菌装置1の作用について説明する。
本実施形態に係る除菌装置1によれば、空気Aが流通し、空気Aの出入口となる開口部24A、25Aを有する風路2と、風路2の上流側に配置され、空気A中の酸素分子からオゾンを生成するオゾン生成装置4と、オゾン生成装置4の下流側に配置され、生成したオゾンに照射する紫外線光UVを発生する紫外線光源5と、を備えている。紫外線光源5は、開口部24A、25Aの外側から見えない風路2内の遮蔽領域Rに配置されている。
これにより、本実施形態に係る除菌装置1では、風路2内の空気Aからオゾン生成装置4によって生成されたオゾンに対して紫外線光源5によって紫外線光UVを照射し、発生した酸素原子と水蒸気の反応により生成したOHラジカルなどの活性種を放出できる。このように空気A中で促進酸化させたオゾンに対して確実に紫外線光UVを照射することができるので、OHラジカル量を増加することができ、除菌性能を高めることができる。これにより、除菌や脱臭へ応用することで、高い除菌・脱臭効果を得ることができる。
また、本実施形態では、照射される紫外線光UVが開口部24A、25Aの外側から見えない風路2内の遮蔽領域Rに配置されているので、紫外線光UVが漏れ出すことを抑制することができる。そのため、風路2外の人体へ紫外線光UVが照射されることを防止することができ、しかも上述した除菌効果をより高めることができる。
本実施形態に係る除菌装置1によれば、紫外線光源5は、オゾン生成装置4に向けて紫外線光UVを照射するように配置され、紫外線光源5から照射される紫外線光UVの照射の向きがオゾン生成装置4側のみとなるので、紫外線光源5の下流側に位置する下流開口部25Aから風路2外へ紫外線光UVが漏れ出すことをより確実に抑制することができる。そのため、風路2外の人体へ紫外線が照射されることを防止でき、上述した除菌効果をより高めることができる。
本実施形態に係る除菌装置1によれば、紫外線光源5は、紫外線光源5の照射部51をオゾン生成装置4側に向けた状態で、下流開口部25Aを有する風路2の壁面に沿って配置されている。この場合には、外線光源5から照射される紫外線光UVの照射の向きがオゾン生成装置4側のみとなるので、紫外線光源5の下流側に位置する下流開口部25Aから風路2外へ紫外線光UVが漏れ出すことをより確実に抑制することができる。そのため、風路2外の人体へ紫外線光UVが照射されることを防止でき、上述した除菌効果をより高めることができる。
本実施形態に係る除菌装置1によれば、下流開口部25Aは上下方向Yの中央に位置し、オゾン生成装置4のオゾンを発生させる放電部41は上下方向Yの中央に位置している。紫外線光源5は、下流開口部25Aの上側および下側のうち少なくとも一方側(本実施形態では下側)に設けられている。この場合には、オゾン生成装置4で生成されたオゾンに対して紫外線光UVを照射できる領域を広く確保することができ、除菌効果を高めることができる。
本実施形態に係る除菌装置1によれば、紫外線光源5は下流開口部25Aの下側に配置され、紫外線光源5から照射される紫外線光UVの光軸Cが放電部41より上方に位置している。そのため、この場合には、オゾン生成装置4で生成されたオゾンに対して紫外線光UVを照射できる領域を広く確保することができ、除菌効果を高めることができる。
本実施形態に係る除菌装置1によれば、風路2を構成する壁部は、200~300nmの紫外線光UVを透過しない材料により形成されているので、風路2の壁部を通じて風路2の外へ紫外線光UVが漏れ出すことを防止できる。そのため、風路2外の人体へ紫外線が照射されることを抑制することができる。
本実施形態に係る除菌装置1によれば、風路2の壁部は、可視光を透過する透明樹脂である。この場合には、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン等の透明樹脂を使用することで、可視光を透過するが、200~300nmの紫外線を透過しないことから、風路2の内部における例えばオゾン生成装置4の稼働状況などの様子を目視で確認することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、紫外線光UVの漏れ出しを抑制し、空気中で促進酸化させたオゾンに対して確実に紫外線光UVを照射することで、OHラジカル量を増加することができ、除菌効果を高めることができる除菌装置を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態による除菌装置1Aについて、図3および図4に基づいて説明する。図3は、第2実施形態の除菌装置1Aの一例を模式的に示した側面図である。図4は、図3に示す除菌装置1Aを上方から見た平面図である。なお、第2実施形態の風路2、オゾン生成装置4および紫外線光源5の構成や機能は、上記第1実施形態と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
第2実施形態による除菌装置1Aは、風路2の下壁23の紫外線光源5が設置される位置において上向きに凸となる架台部231を設け、その架台部231の上面231aに紫外線光源5を配置する構成となっている。紫外線光源5は、基板50の他端50bを風路2の下壁23に接する状態とし、照射部51を上向きにして架台部231の上面231aに固定されている。本実施形態の照射部51は、流通方向Xで下流開口部25Aを有する下流壁25寄りの位置に配置され、かつ風路断面で中央に配置されている。また、照射部51は、図4に示すように、オゾン生成装置4の放電部41に対して高さ方向(上下方向Y)で下方にずれた位置に配置されている。すなわち、紫外線光源5は、照射される紫外線光UVが開口部24A、25Aの外側から見えない風路2内の遮蔽領域Rに配置されている。
紫外線光源5は、紫外線光源5の照射部51が下流開口部25Aの上端25bよりも上方の高さに配置されている。照射部51は、紫外線光UVが風路2の上面(上壁21)に向けて照射されるように設けられている。なお、照射部51が下流開口部25Aの上端25bと同じ高さであってもよい。
また、紫外線光源5と風路2の下流開口部25Aとは、流通方向Xで10mm以上の間隔(距離L1)をあけて配置されている。この距離L1を10mm以上とした理由は、オゾン生成装置4で発生したオゾンに対して紫外線光UVを照射する空間を確実に確保するためである。
第2実施形態による除菌装置1Aでは、紫外線光源5の照射部51が下流開口部25Aよりも上方の高さに配置されている。照射部51は、紫外線光UVが風路2の上面に向けて照射されるように設けられている。この場合には、外線光源5から上に向けて照射される紫外線光UVが照射部51より下方に位置する下流開口部25Aから風路2外へ紫外線光UVが漏れ出すことがなくなる。そのため、風路2外の人体へ紫外線光UVが照射されることを防止でき、上述した除菌効果をより高めることができる。
また、第2実施形態による除菌装置1Aによれば、紫外線光源5と、紫外線光源5の下流側に位置する下流開口部25Aとが、流通方向Xの距離で10mm以上の間隔をあけて配置されている。この場合、紫外線光源5の紫外線光UVにより発生するOHラジカルは10mmの照射距離で照射することで発生可能であるので、オゾン生成装置4で発生したオゾンに対して紫外線光UVを照射する空間を確実に確保することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態による除菌装置1Bについて、図6に基づいて説明する。図6は、第3実施形態の除菌装置1Bを上方から見た平面図である。除菌装置1Bは、上述した第1実施形態の除菌装置1において風路2の流路形状を変えた一例である。第3実施形態のオゾン生成装置4、紫外線光源5の構成や配置は、上記第1実施形態と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
風路2Aは、平面視して風路2Aの上流開口部24Aと下流開口部25Aとの間に少なくとも1つ(第3実施形態では2箇所)の屈曲部26を有している。すなわち、本実施形態の風路2Aは、2箇所の屈曲部26によって形成される折返し部26Aと、折返し部26Aの上流側に位置する第1直線部27Aと、折返し部26Aの下流側に位置する第2直線部27Bと、を有し、平面視してコ字形状に形成されている。
除菌装置1Bの紫外線光源5は、折返し部26Aの内周部26a寄りの位置で風路2Aの下壁23に、照射部51を上に向けた状態で設置されている。紫外線光源5は、照射される紫外線光UVの光軸Cと、上流開口部24Aおよび下流開口部25Aを有する風路2の上流壁24と下流壁25のそれぞれに直交する直線L1、L2と、が交差しないように配置されている。すなわち、紫外線光源5は、照射される紫外線光UVが上流開口部24A及び下流開口部25Aの外側から見えない風路2A内の遮蔽領域Rに配置されている。
第3実施形態では、折返し部26Aに紫外線光源5が設けられ、その照射部51から照射される紫外線光UVが上流開口部24Aおよび下流開口部25Aに到達しないので、これら上流開口部24Aおよび下流開口部25Aから風路2A外へ紫外線光UVが漏れ出すことがなくなる。そのため、風路2A外の人体へ紫外線光UVが照射されることを防止でき、上述した除菌効果をより高めることができる。
なお、本第3実施形態では、紫外線光源5が照射部51を上に向けた状態で、照射される紫外線光UVの光軸Cが下壁23に対して直交する方向となっているが、照射部51の向きはこれに限定されることはない。例えば、基板50の裏面50bを折返し部26Aの内周部26aに接するように設け、照射部51をから照射される紫外線光UVの照射方向を内周部26aと反対側に向けるように設置されていてもよい。この場合の紫外線光UVの光軸Cは内周部26aに直交する。要は、光軸Cが上述した風路2Aの上流壁24と下流壁25のそれぞれに直交する直線L1、L2と、が交差しないように、かつ照射部51が上流開口部24Aおよび下流開口部25Aを向かないように配置されていればよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
本実施形態では、説明上、風路2の向き、姿勢下壁23を設置面Fに載置される側としているが、風路2の向きや姿勢は、除菌装置1を取り付ける対象に合わせて適宜設定することができる。例えば、下壁23を下方に向けた姿勢で上壁21や側壁22が設置面Fに取り付けられていてもよい。また、オゾン生成装置4や紫外線光源5を設ける風路2の壁面が下方であることにも限定されることなく、その壁面を上方、あるいは側方に向けた姿勢で設置することも可能である。
紫外線光源5は、下流開口部25Aの上側および下側のうち少なくとも一方側に設けられていればよい。すなわち、上述した第1実施形態では、紫外線光源5が下流開口部25Aの下側に配置されているが、この配置に限定されることはない。例えば、紫外線光源5が下流開口部25Aの上側に配置され、紫外線光源5から照射される紫外線光UVの光軸Cがオゾン生成装置4の放電部41より下方に位置する構成であってもよい。
また、オゾン生成装置4のオゾンを発生させる放電部41は、紫外線光源5の照射部51と同じ高さ、又は照射部51よりも上方の高さに配置されていてもよい。
また、本実施形態の紫外線光源5では、照射範囲が決められるLED素子を照射部51としたものを採用しているが、これに限定されることはない。例えば、開口部からの風路2外への紫外線光UVの漏れが少ないように配置可能であれば、照射範囲が360度で全方向照射となるランプ式の紫外線光源を採用することも可能である。
また、本実施形態では、風路2の壁面のうち同一の壁面に対してオゾン生成装置4と紫外線光源5とを設けた構成としているが、これに限定されることはなく、オゾン生成装置4と紫外線光源5とをそれぞれ別の壁面に設けられていてもかまわない。
また、オゾン生成装置4とLED素子からなる紫外線光源5とが同一の基板上に実装されていてもよい。このように同一基板上にLED素子である紫外線光源5を設けることにより、除菌装置1の小型化や省スペース化を図ることができ、風量が低下しない装置を実現できる。
上述した実施形態の除菌装置1、1A、1Bを構成する風路2、ファン3、オゾン生成装置4、及び紫外線光源5における、形状、大きさ(寸法)、配置、向き、それぞれの間隔、数量、設置個所などの構成は、適用する使用形態や装備する筐体に合わせて適宜設定することが可能である。例えば、風管2内において紫外線光源5が複数設けられていてもよい。
また、本実施形態では、上流側開口24Aにファン3が設けられているが、ファン3は下流開口部25Aにも設けられていても良いし、下流開口部25Aのみにファン3が設けられていても良い。あるいは、ファン3を省略することも可能である。また、上記、第3実施形態のような複数の開口穴からなる開口部は、上流開口部24Aに形成されていてもよい。
1、1A、1B…除菌装置、2、2A…風路、3…ファン、4、4A…オゾン生成装置、5…紫外線光源、23…上壁、23a…底面、24…上流壁、25…下流壁、24A…上流開口部、25A…下流開口部、26…屈曲部、26A…折返し部、40…基板、41…放電部、50…基板、51…照射部、A…空気、UV…紫外線光、X…流通方向、Y…上下方向、Z…幅方向

Claims (12)

  1. 空気が流通し、前記空気の出入口となる開口部を有する風路と、
    前記風路の上流側に配置され、空気中の酸素分子からオゾンを生成するオゾン生成装置と、
    前記オゾン生成装置の下流側に配置され、生成した前記オゾンに照射する紫外線光を発生する紫外線光源と、を備え、
    前記紫外線光源は、前記開口部の外側から見えない前記風路内の遮蔽領域に配置されている除菌装置。
  2. 前記紫外線光源は、前記オゾン生成装置に向けて前記紫外線光を照射するように配置されている、請求項1に記載の除菌装置。
  3. 前記紫外線光源は、前記紫外線光源の照射部を前記オゾン生成装置側に向けた状態で、前記開口部のうち下流開口部を有する前記風路の壁面に沿って配置されている、請求項1又は2に記載の除菌装置。
  4. 前記下流開口部は上下方向の中央に位置し、
    前記オゾン生成装置のオゾンを発生させる放電部は上下方向の中央に位置し、
    前記紫外線光源は、前記下流開口部の上側および下側のうち少なくとも一方側に設けられている、請求項3に記載の除菌装置。
  5. 前記紫外線光源は前記下流開口部の下側に配置され、前記紫外線光源から照射される紫外線光の光軸が前記放電部より上方に位置している、請求項4に記載の除菌装置。
  6. 前記紫外線光源は前記下流開口部の上側に配置され、前記紫外線光源から照射される紫外線光の光軸が前記放電部より下方に位置している、請求項4に記載の除菌装置。
  7. 前記紫外線光源は、当該紫外線光源の照射部が前記開口部の上端と同じ高さ、又は前記上端よりも上方の高さに配置され、
    前記照射部は、紫外線光が前記風路の上面に向けて照射されるように設けられている、請求項1又は2に記載の除菌装置。
  8. 前記オゾン生成装置のオゾンを発生させる放電部は、前記照射部と同じ高さ、又は前記照射部よりも上方の高さに配置されている、請求項7に記載の除菌装置。
  9. 前記紫外線光源と前記風路の上面との間の上下方向の距離は、10mm以上である、請求項7又は8に記載の除菌装置。
  10. 前記風路は、前記風路の上流開口部と下流開口部との間に少なくとも1つの屈曲部を有し、
    前記紫外線光源は、当該紫外線光源より照射される紫外線光の光軸と、前記上流開口部および前記下流開口部のうち少なくとも一方の開口部を有する前記風路の壁面に直交する直線と、が交差しないように配置されている、請求項1又は2に記載の除菌装置。
  11. 前記風路を構成する壁部は、200~300nmの紫外線光を透過しない材料により形成されている、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の除菌装置。
  12. 前記風路の前記壁部は、可視光を透過する透明樹脂である、請求項11に記載の除菌装置。
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