JP2023127004A - UAV(Unmanned Aerial Vehicle) - Google Patents

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Abstract

Figure 2023127004000001
【課題】UAV(Unmanned Aerial Vehicle)が、UAV controllerと対応付けて接続を確立する際、接続情報を更新する手続きが明確化されていない。また、UAVの通信を行うための接続は、ユーザプレーンリソースをアクティブにしなければならない。
【解決手段】UAVは、ネットワークから、UAV controllerの識別情報とIPアドレスとを含むPDUセッション変更コマンドメッセージの受信に基づいて、記憶しているUAV controllerの識別情報とIPアドレスを更新する。また、UAVは、C2 (Command and Control)コミュニケーションを行うためのQoSフローを提供するPDUセッションを確立する場合、ネットワークと、Always-on PDU sessionを確立するための情報を送受信する。
【選択図】図8

Description

本発明は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、第5世代(5G)の移動通信システムである5GS(5G System)のシステムアーキテクチャが検討されており、新しい手続きや新しい機能のサポートするための議論が行われている(非特許文献1~3を参照)。5G規格のRelease 17において、ドローンの移動通信システムが議論されている(非特許文献4を参照)。
3GPP TS 23.501 V16.5.1 (2020-08); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; System Architecture for the 5G System; Stage 2 (Release 16) 3GPP TS 23.502 V16.5.0 (2020-07); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 16) 3GPP TS 24.501 V16.5.1 (2020-07); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; Non-Access-Stratum (NAS) protocol for 5G System (5GS); Stage 3 (Release 16) 3GPP TR 23.754 V0.2.0 (2020-06); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Study on supporting Unmanned Aerial Systems (UAS) connectivity, Identification and tracking (Release 17)
非特許文献4における議論では、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)が、UAV controllerと対応付けて接続を確立することを検討している。接続の確立に対する解決策は示されているが、接続の情報を更新する際の手続きについてはまだ示されていない。また、UAVの通信を行うための接続は、ユーザプレーンリソースをアクティブにしなければ、UAVとUAV controller間、及び/又はUAVとUTM(Unmanned Aerial System Traffic Management)間の通信が行えなくなる可能性があるという課題がある。
本発明は、以上のような事情を顧みてなされたものであり、ネットワーク装置がUAVに送信するPDUセッション変更コマンドメッセージに含める情報、及びメッセージを受信したUAVの挙動を明確化する。また、UAVのPDUセッション確立手続きにおけるメッセージに含める情報を明確化する。
本発明の一実施形態のUAV (Unmanned Aerial Vehicle)は、送受信部と制御部とを備え、前記送受信部は、ネットワークから、第1の識別情報と第2の識別情報とを含むPDUセッション変更コマンドメッセージを受信し、前記制御部は、前記第1の識別情報の受信に基づいて、記憶しているUAV controllerの識別情報を、前記第1の識別情報が示す識別情報に更新し、前記第2の識別情報の受信に基づいて、記憶している前記UAV controllerのIPアドレスを、前記第2の識別情報が示すIPアドレスに更新し、ここで、前記第1の識別情報は、新しい前記UAV controllerの識別情報であり、前記第2の識別情報は、新しい前記UAV controllerのIPアドレスであり、前記UAVは、前記UAV controllerに対応付けられている、ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態のUAVは、送受信部と制御部とを備え、前記送受信部は、C2 (Command and Control)コミュニケーションを行うためのQoSフローを提供するPDUセッションを確立する場合、ネットワークに、第1の識別情報を含むPDUセッション確立要求メッセージを送信し、ネットワークから、第2の識別情報を含むPDUセッション確立受諾メッセージを受信し、ここで、前記第1の識別情報は、Always-on PDU session requestedであり、前記第2の識別情報は、Always-on PDU session indicationである、ことを特徴とする。
本発明によれば、ネットワーク装置がUAVに送信するPDUセッション変更コマンドメッセージに含める情報、及びメッセージを受信したUAVの挙動を明確化することができる。また、UAVのPDUセッション確立手続きにおけるメッセージに含める情報を明確化することができる。
移動通信システム(EPS/5GS)の概略を説明する図である。 移動通信システム(EPS/5GS)の詳細構成を説明する図である。 UEの装置構成を説明する図である。 5GSにおけるアクセスネットワーク装置(gNB)の構成を説明する図である。 5GSにおけるコアネットワーク装置(AMF/SMF/UPF)の構成を説明する図である。 登録手続きを説明する図である。 PDUセッション確立手続きを説明する図である。 ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きを示す図である。 UE主導のセッションマネジメント手続きを示す図である。 通信手続きを示す図である。 UAVの通信形態を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施する為に最良の形態について説明する。尚、本実施形態では1例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について説明する。
[1. システムの概要]
まず、図1は、各実施形態で使用される移動通信システム1の概略を説明する為の図であり、図2は、その移動通信システム1の詳細構成を説明する為の図である。
図1には、移動通信システム1は、UE_A10、アクセスネットワーク_A80、コアネットワーク_A90、PDN(Packet Data Network)_A5、アクセスネットワーク_B120、コアネットワーク_B190、DN(Data Network)_A6により構成されることが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DN等のように、記号を省略して記載する場合がある。
また、図2には、UE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5G AN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、UDM150、N3IWF170等の装置・機能、及びこれらの装置・機能を互いに接続するインターフェースが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、E-UTRAN、MME、SGW、PGW-U、PGW-C、PCRF、HSS、5G AN、AMF、UPF、SMF、PCF、UDM、N3IWF等のように、記号を省略して記載する場合がある。
尚、4GシステムであるEPS(Evolved Packet System)は、アクセスネットワーク_A及びコアネットワーク_Aを含んで構成されるが、さらにUE及び/又はPDNが含まれても良い。また、5Gシステムである5GS(5G System)は、UE、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを含んで構成されるが、さらにDNが含まれても良い。
UEは、3GPPアクセス(3GPPアクセスネットワーク、3GPP ANとも称する)及び/又はnon-3GPPアクセス(non-3GPPアクセスネットワーク、non-3GPP ANとも称する)を介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置である。UEは、携帯電話やスマートフォン等の無線通信が可能な端末装置であってよく、EPSにも5GSにも接続可能な端末装置であってよい。UEは、UICC(Universal Integrated Circuit Card)やeUICC(Embedded UICC)を備えてもよい。尚、UEのことをユーザ装置と表現してもよいし、端末装置と表現してもよい。
また、アクセスネットワーク_Aは、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)及び/又は無線LANアクセスネットワークに対応する。E-UTRANには、1以上のeNB(evolved Node B)45が配置される。尚、以下では、eNB45は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。また、複数のeNBがある場合は、各eNBは、例えばX2インターフェースにより、互いに接続されている。また、無線LANアクセスネットワークには、1以上のアクセスポイントが配置される。
また、アクセスネットワーク_Bは、5Gアクセスネットワーク(5G AN)に対応する。5G ANは、NG-RAN(NG Radio Access Network)及び/又はnon-3GPP アクセスネットワークで構成される。NG-RANには、1以上のgNB(NR NodeB)122が配置される。尚、以下では、gNB122は、gNBのように記号を省略して記載する場合がある。gNBは、NR(New Radio)ユーザプレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、5GCNに対してNGインターフェース(N2インターフェース又はN3インターフェースを含む)を介して接続するノードである。すなわち、gNBは、5GSのために新たに設計された基地局装置であり、4GシステムであるEPSで使用されていた基地局装置(eNB)とは異なる機能を有する。また、複数のgNBがある場合は、各gNBは、例えばXnインターフェースにより、互いに接続している。
また、non-3GPP アクセスネットワークは、信頼できない非3GPP(untrusted non-3GPP)アクセスネットワークであってもよいし、信頼できる非3GPP(trusted non-3GPP)アクセスネットワークであってもよい。ここで、信頼できない非3GPPアクセスネットワークは、例えば公衆無線LANなど、アクセスネットワーク内でセキュリティ管理を行わないnon-3GPPアクセスネットワークであってよい。一方で、信頼できる非3GPPアクセスネットワークは、3GPPが規定するアクセスネットワークであってよく、TNAP(trusted non-3GPP access point)とTNGF(trusted non-3GPP Gateway function)を備えていてもよい。
また、以下では、E-UTRANやNG-RANは、3GPPアクセスと称することがある。また、無線LANアクセスネットワークやnon-3GPP ANは、non-3GPPアクセスと称することがある。また、アクセスネットワーク_Bに配置されるノードを、まとめてNG-RANノードとも称することがある。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はアクセスネットワーク_Bに含まれる装置は、アクセスネットワーク、又はアクセスネットワーク装置と称する場合がある。
また、コアネットワーク_Aは、EPC(Evolved Packet Core)に対応する。EPCには、例えば、MME(Mobility Management Entity)、SGW(Serving Gateway)、PGW(Packet Data Network Gateway)-U、PGW-C、PCRF(Policy and Charging Rules Function)、HSS(Home Subscriber Server)等が配置される。
また、コアネットワーク_Bは、5GCN(5G Core Network)に対応する。5GCNには、例えば、AMF(Access and Mobility Management Function)、UPF(User Plane Function)、SMF(Session Management Function)、PCF(Policy Control Function)、UDM(Unified Data Management)等が配置される。ここで、5GCNは、5GCと表現されてもよい。
また、以下では、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、コアネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はコアネットワーク_Bに含まれる装置は、コアネットワーク、又はコアネットワーク装置又はコアネットワーク内装置と称する場合がある。
コアネットワーク(コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B)は、アクセスネットワーク(アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_B)と、PDN及び/又はDNとを接続した移動体通信事業者(Mobile Network Operator; MNO)が運用するIP移動通信ネットワークの事であってもよいし、移動通信システム1を運用、管理する移動体通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)や、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。
また、図1では、PDNとDNが同一である場合が記載されているが、異なっていても良い。PDNは、UEに通信サービスを提供するDN(Data Network)であってよい。尚、DNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、PDNは、接続された通信端末を含んでもよい。従って、PDNと接続する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置と接続する事であってもよい。さらに、PDNとの間でユーザデータを送受信する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信する事であってもよい。尚、PDNのことをDNと表現してもよいし、DNのことをPDNと表現してもよい。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と呼称する場合がある。つまり、ネットワーク及び/又はネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味する。
また、UEは、アクセスネットワークに接続することができる。また、UEは、アクセスネットワークを介して、コアネットワークと接続する事ができる。さらに、UEは、アクセスネットワーク及びコアネットワークを介して、PDN又はDNに接続する事ができる。すなわち、UEは、PDN又はDNとの間で、ユーザデータを送受信(通信)する事ができる。ユーザデータを送受信する際は、IP(Internet Protocol)通信だけでなく、non-IP通信を用いてもよい。
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータ通信の事であり、IPパケットにより、データの送受信が行われる。IPパケットは、IPヘッダとペイロード部で構成される。ペイロード部には、EPSに含まれる装置・機能や、5GSに含まれる装置・機能が送受信するデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータ通信の事であり、IPパケットの構造とは異なる形式により、データの送受信が行われる。例えば、non-IP通信は、IPヘッダが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUEが送受信するユーザデータを送受信してもよい。
また、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、PDN_A、DN_Aには、図2に記載されない装置が構成されていてもよい。例えば、コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_Bには、AUSF(Authentication Server Function)やAAA(Authentication, authorization, and accounting)サーバ(AAA-S)が含まれてもよい。
ここで、AUSFは、3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセスに対する認証機能を備える、コアネットワーク装置である。具体的には、3GPPアクセス及び/又はnon-3GPPアクセスに対する認証の要求をUEから受信し、認証手続きを実行するネットワーク機能部である。
また、AAAサーバは、AUSFと直接的又は他のネットワーク装置を介して間接的に接続する、認証及び承認及び課金機能を備える、装置である。AAAサーバはコアネットワーク内のネットワーク装置であってもよい。なお、AAAサーバは、コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_Bに含まれず、PLMNに含まれてもよい。つまり、AAAサーバはコアネットワーク装置であってもよいし、コアネットワークの外にある装置であってよい。例えば、AAAサーバは3rd Partyが管理する、PLMN内のサーバ装置であってもよい。
なお、図2では、図の簡略化のため、各装置・機能は1つずつ記載したが、移動通信システム1には複数の同様の装置・機能が構成されてもよい。具体的には、移動通信システム1には複数のUE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5G AN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、及び/又はUDM150等の装置・機能が構成されていてもよい。
UPF_A235は、DN、SMF、他のUPF、及び、アクセスネットワークに接続される。UPF_A235は、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカー、パケットのルーティングと転送(Packet routing & forwarding)、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(Uplink Classifier)機能、マルチホームPDUセッション(multi-homed PDU session)をサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS処理、上りリンクトラフィックの検証(verification)、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)のトリガ機能等の役割を担ってもよい。また、UPF_A235は、DNとコアネットワーク_B190との間のゲートウェイとして、ユーザデータの転送を行う中継装置でもよい。尚、UPF_A235は、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、UPF_A235は、IP通信を転送する機能を持っていてもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_B190と単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPF_A235は、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
尚、UPF_A235とアクセスネットワークとの間に、UPF_A235とは異なるUPFである、UPF_C239(branching point又はuplink classifierとも称する)が装置又はNFとして存在してもよい。UPF_C239が存在する場合、UEとDNとの間のPDUセッションは、アクセスネットワーク、UPF_C239、UPF_A235を介して確立されることになる。
また、UPF130は、UPF_A235と同様の装置であってよい。尚、UPF130、及びUPF_A235は、UPFのように、記号を省略して記載する場合がある。
[2. 各装置の構成]
次に、各実施形態で使用される各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)の構成について、図を用いて説明する。尚、各装置は、物理的なハードウェアとして構成されても良いし、汎用的なハードウェア上に構成された論理的な(仮想的な)ハードウェアとして構成されても良いし、ソフトウェアとして構成されても良い。また、各装置の持つ機能の少なくとも一部(全部を含む)が、物理的なハードウェア、論理的なハードウェア、ソフトウェアとして構成されても良い。
尚、以下で登場する各装置・機能内の各記憶部(記憶部_A340、記憶部_A440、記憶部_B540、記憶部_A640、記憶部_B740)は、例えば、半導体メモリ、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。また、各記憶部は、出荷段階からもともと設定されていた情報だけでなく、自装置・機能以外の装置・機能(例えば、UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDN)との間で、送受信した各種の情報を記憶する事ができる。また、各記憶部は、後述する各種の通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶することができる。また、各記憶部は、これらの情報をUE毎に記憶してもよい。また、各記憶部は、5GSとEPSとの間のインターワークをした場合には、5GS及び/又はEPS内に含まれる装置・機能との間で送受信した制御メッセージやユーザデータを記憶することができる。このとき、N26インターフェースを介して送受信されたものだけでなく、N26インターフェースを介さずに送受信されたものも記憶することができる。
[2.1. UEの装置構成]
まず、UE(User Equipment)の装置構成例について、図3を用いて説明する。UEは、制御部_A300、アンテナ310、送受信部_A320、記憶部_A340で構成されている。制御部_A300、送受信部_A320、記憶部_A340は、バスを介して接続されている。送受信部_A320は、アンテナ310と接続している。
制御部_A300は、UE全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A300は、必要に応じて、記憶部_A340に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UEにおける各種の処理を実現する。
送受信部_A320は、アンテナを介して、アクセスネットワーク内の基地局装置(eNB又はgNB)と無線通信する為の機能部である。すなわち、UEは、送受信部_A320を用いて、アクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、UEは、送受信部_A320を用いることにより、LTE-Uuインターフェースを介して、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、5G AN内の基地局装置(gNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、N1インターフェースを介してAMFとNAS(Non-Access-Stratum)メッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。
記憶部_A340は、UEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.2. gNBの装置構成]
次に、gNBの装置構成例について、図4を用いて説明する。gNB は、制御部_B500、アンテナ510、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540で構成されている。制御部_B500、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540は、バスを介して接続されている。送受信部_B530は、アンテナ510と接続している。
制御部_B500は、gNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B500は、必要に応じて、記憶部_B540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、gNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B520は、gNBが、AMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、ネットワーク接続部_B520を用いて、AMF及び/又はUPFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_B530は、アンテナ510を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、送受信部_B530を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5G AN内にあるgNBは、ネットワーク接続部_B520を用いることにより、N2インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。また、gNBは、送受信部_B530を用いることにより、UEと通信することができる。
記憶部_B540は、gNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.3. AMFの装置構成]
次に、AMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。AMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。AMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、AMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、AMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、AMFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFと接続する為の機能部である。すなわち、AMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるAMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N2インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N8インターフェースを介して、UDMと通信することができ、N11インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N15インターフェースを介して、PCFと通信することができる。また、AMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N1インターフェースを介して、UEとNASメッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。また、AMFは、N26インターフェースをサポートする場合、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N26インターフェースを介して、MMEと通信することができる。
記憶部_B740は、AMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、AMFは、N2インターフェースを用いたRANとの制御メッセージを交換する機能、N1インターフェースを用いたUEとのNASメッセージを交換する機能、NASメッセージの暗号化及び完全性保護を行う機能、登録管理(Registration management; RM)機能、接続管理(Connection management; CM)機能、到達可能性管理(Reachability management)機能、UE等の移動性管理(Mobility management)機能、UEとSMF間のSM(Session Management)メッセージを転送する機能、アクセス認証(Access Authentication、Access Authorization)機能、セキュリティアンカー機能(SEA; Security Anchor Functionality)、セキュリティコンテキスト管理(SCM; Security Context Management)機能、N3IWF(Non-3GPP Interworking Function)に対するN2インターフェースをサポートする機能、N3IWFを介したUEとのNAS信号の送受信をサポートする機能、N3IWFを介して接続するUEの認証する機能等を有する。
また、登録管理では、UEごとのRM状態が管理される。RM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。RM状態としては、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)と、登録状態(RM-REGISTERED state)がある。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。尚、RM状態は、5GMM状態(5GMM state)と表現されてもよい。この場合、RM-DEREGISTERED状態は、5GMM-DEREGISTERED状態と表現されてもよいし、RM-REGISTERED状態は、5GMM-REGISTERED状態と表現されてもよい。
言い換えると、5GMM-REGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立した状態であってもよいし、PDUセッションコンテキストを確立した状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、ユーザデータや制御メッセージの送受信を開始してもよいし、ページングに対して応答してもよい。さらに、尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、初期登録のための登録手続き以外の登録手続き、及び/又はサービス要求手続きを実行してもよい。
さらに、5GMM-DEREGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立していない状態であってもよいし、UE_A10の位置情報がネットワークに把握されていない状態であってもよいし、ネットワークがUE_A10に到達不能である状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-DEREGISTEREDである場合、UE_A10は、登録手続きを開始してもよいし、登録手続きを実行することで5GMMコンテキストを確立してもよい。
また、接続管理では、UEごとのCM状態が管理される。CM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。CM状態としては、非接続状態(CM-IDLE state)と、接続状態(CM-CONNECTED state)がある。CM-IDLE状態では、UEはRM-REGISTERED状態にあるが、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、CM-IDLE状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及びN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていない。一方、CM-CONNECTED状態では、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っている。また、CM-CONNECTED状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていてもよい。
さらに、接続管理では、3GPPアクセスにおけるCM状態と、non-3GPPアクセスにおけるCM状態とで分けて管理されてもよい。この場合、3GPPアクセスにおけるCM状態としては、3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over 3GPP access)と、3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over 3GPP access)とがあってよい。さらに、non-3GPPアクセスにおけるCM状態としては、non-3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over non-3GPP access)と、non-3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over non-3GPP access)とがあってよい。尚、非接続状態はアイドルモード表現されてもよく、接続状態モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
尚、CM状態は、5GMMモード(5GMM mode)と表現されてもよい。この場合、非接続状態は、5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode)と表現されてもよいし、接続状態は、5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode)と表現されてもよい。さらに、3GPPアクセスにおける非接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over 3GPP access)と表現されてもよいし、3GPPアクセスにおける接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over 3GPP access)と表現されてもよい。さらに、non-3GPPアクセスにおける非接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over non-3GPP access)と表現されてもよいし、non-3GPPアクセスにおける接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over non-3GPP access)と表現されてもよい。尚、5GMM非接続モードはアイドルモード表現されてもよく、5GMM接続モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
また、AMFは、コアネットワーク_B内に1以上配置されてもよい。また、AMFは、1以上のNSI(Network Slice Instance)を管理するNF(Network Function)でもよい。また、AMFは、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。
尚、N3IWFは、UEが5GSに対してnon-3GPPアクセスを介して接続する場合に、non-3GPPアクセスと5GCNとの間に配置される装置及び/又は機能である。
[2.4. SMFの装置構成]
次に、SMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。SMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。SMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、SMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、SMFが、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMと接続する為の機能部である。すなわち、SMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるSMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N11インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N4インターフェースを介して、UPFと通信することができ、N7インターフェースを介して、PCFと通信することができ、N10インターフェースを介して、UDMと通信することができる。
記憶部_B740は、SMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
SMFは、PDUセッションの確立・修正・解放等のセッション管理(Session Management)機能、UEに対するIPアドレス割り当て(IP address allocation)及びその管理機能、UPFの選択と制御機能、適切な目的地(送信先)へトラフィックをルーティングする為のUPFの設定機能、NASメッセージのSM部分を送受信する機能、下りリンクのデータが到着したことを通知(Downlink Data Notification)する機能、AMF経由でN2インターフェースを介してANに送信されるAN特有の(ANごとの)SM情報を提供する機能、セッションに対するSSCモード(Session and Service Continuity mode)を決定する機能、ローミング機能等を有する。
[2.5. UPFの装置構成]
次に、UPFの装置構成例について、図5を用いて説明する。UPFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。UPFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、UPF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UPFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、UPFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNと接続する為の機能部である。すなわち、UPFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるUPFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N3インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N4インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N6インターフェースを介して、DNと通信することができ、N9インターフェースを介して、他のUPFと通信することができる。
記憶部_B740は、UPFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
UPFは、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカーポイントとしての機能、DNに相互接続するための外部PDUセッションポイントとしての機能(つまり、DNとコアネットワーク_Bとの間のゲートウェイとして、ユーザデータを転送する機能)、パケットのルーティング及び転送する機能、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(Uplink Classifier)機能、マルチホーム(multi-homed)PDUセッションをサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS(Quality of Service)処理機能、上りリンクトラフィックの検証機能、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)をトリガする機能等を有する。
また、UPFは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。また、UPFは、IP通信を転送する機能を持ってもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Bと単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPFは、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
尚、ユーザプレーン(user plane)は、UEとネットワークとの間で送受信されるユーザデータ(user data)のことである。ユーザプレーンは、PDNコネクション、又はPDUセッションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、ユーザプレーンは、LTE-Uuインターフェース、及び/又はS1-Uインターフェース、及び/又はS5インターフェース、及び/又はS8インターフェース、及び/又はSGiインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、ユーザプレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及び/又はN3インターフェース、及び/又はN9インターフェース、及び/又はN6インターフェースを介して送受信されてもよい。以下、ユーザプレーンは、U-Planeと表現されてもよい。
さらに、制御プレーン(control plane)は、UEの通信制御等を行うために送受信される制御メッセージのことである。制御プレーンは、UEとMMEとの間のNAS(Non-Access-Stratum)シグナリングコネクションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、制御プレーンは、LTE-Uuインターフェース、及びS1-MMEインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、制御プレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及びN2インターフェースを用いて送受信されてもよい。以下、制御プレーンは、コントロールプレーンと表現されてもよいし、C-Planeと表現されてもよい。
さらに、U-Plane(User Plane; UP)は、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane; CP)は、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
[2.6. その他の装置及び/又は機能]
次に、その他の装置及び/又は機能と識別情報について説明を行う。
ネットワークとは、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部を指す。また、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部に含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と称してもよい。つまり、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワーク内の装置(ネットワーク装置、及び/又は制御装置)がメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。逆に、ネットワーク内の装置がメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。
また、NSSF(Network Slice Selection Function)とは、UEをサーブするネットワークスライスを選択する機能を有するネットワーク機能(NFとも称する)であってよい。
また、NWDAF(Network Data Analytics Function)とは、NFやアプリケーション機能(AFとも称する)からデータ収集を行う機能を有するNFであってよい。
また、PCF(Policy Control Function)とは、ネットワークの挙動を制御するためのポリシーを決定する機能を有するNFであってよい。
また、NRF(Network Repository Function)とは、サービス発見機能を有するNFであってよい。NRFは、あるNFから、別のNFの発見要求を受信すると、発見されたNFの情報を提供する機能を有するNFであってよい。
また、SM(セッションマネジメント)メッセージ(NAS(Non-Access-Stratum) SMメッセージとも称する)は、SMのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMFを介してUE_A10とSMFの間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求(PDU session establishment request)メッセージ、PDUセッション確立受諾(PDU session establishment accept)メッセージ、PDUセッション拒絶(PDU session establishment reject)メッセージ、PDUセッション変更要求(PDU session modification request)メッセージ、PDUセッション変更コマンド(PDU session modification command)メッセージ、PDUセッション変更完了メッセージ(PDU session modification complete)、PDUセッション変更コマンド拒絶(PDU session modification command reject)メッセージ、PDUセッション変更拒絶(PDU session modification reject)メッセージ、PDUセッション解放要求(PDU session release request)メッセージ、PDUセッション解放拒絶(PDU session release reject)メッセージ、PDUセッション解放コマンド(PDU session release command)メッセージ、PDUセッション解放完了(PDU session release complete)メッセージ等が含まれてもよい。
また、SMのための手続き又はSM手続きには、PDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)、PDUセッション変更手続き(PDU session modification procedure)、PDUセッション解放手続き(UE-requested PDU session release procedure)が含まれてもよい。なお、各手続きは、UEから開始される手続きであってもよいし、NWから開始される手続きであってもよい。
また、MM(Mobility management)メッセージ(NAS MMメッセージとも称する)は、MMのための手続きに用いられるNASメッセージであってよく、UE_A10とAMFの間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、MMメッセージには、登録要求(Registration request)メッセージ、登録受諾(Registration accept)メッセージ、登録拒絶(Registration reject)メッセージ、登録解除要求(De-registration request)メッセージ、登録解除受諾(De-registration accept)メッセージ、configuration updateコマンド(configuration update command)メッセージ、設定更新受諾(configuration update complete)メッセージ、サービス要求(Service request)メッセージ、サービス受諾(Service accept)メッセージ、サービス拒絶(Service reject)メッセージ、通知(Notification)メッセージ、通知応答(Notification response)メッセージ等が含まれてよい。
また、MMのための手続き又はMM手続きは、登録手続き(Registration procedure)、登録解除手続き(De-registration procedure)、ジェネリックUE設定更新(Generic UE configuration update)手続き、認証・承認手続き、サービス要求手続き(Service request procedure)、ページング手続き(Paging procedure)、通知手続き(Notification procedure)が含まれてよい。
また、5GS(5G System)サービスは、コアネットワーク_B190を用いて提供される接続サービスでよい。さらに、5GSサービスは、EPSサービスと異なるサービスでもよいし、EPSサービスと同様のサービスでもよい。
また、non 5GSサービスは、5GSサービス以外のサービスでよく、EPSサービス、及び/又はnon EPSサービスが含まれてもよい。
また、PDN(Packet Data Network)タイプとは、PDNコネクションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、IPv4v6、non-IPがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv4v6が指定された場合は、IPv4又はIPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。non-IPが指定された場合は、IPを用いた通信ではなく、IP以外の通信方法によって通信する事を示す。
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションとは、PDU接続性サービスを提供するDNとUEとの間の関連性として定義することができるが、UEと外部ゲートウェイとの間で確立される接続性であってもよい。UEは、5GSにおいて、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを介したPDUセッションを確立することにより、PDUセッションを用いて、DNとの間のユーザデータの送受信を行うことができる。ここで、この外部ゲートウェイとは、UPF、SCEF等であってよい。UEは、PDUセッションを用いて、DNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、PDUセッションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、DNN、QoSルール、PDUセッションタイプ、アプリケーション識別情報、NSI識別情報、及びアクセスネットワーク識別情報のうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
また、DNN(Data Network Name)は、コアネットワーク及び/又はDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、DNNは、コアネットワークB190を接続するPGW/UPF等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。さらに、DNNは、APN(Access Point Name)に相当するものでもよい。
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションタイプは、PDUセッションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、Ethernet、Unstructuredがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行うことを示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行うことを示す。Ethernetが指定された場合は、Ethernetフレームの送受信を行うことを示す。また、Ethernetは、IPを用いた通信を行わないことを示してもよい。Unstructuredが指定された場合は、Point-to-Point(P2P)トンネリング技術を用いて、DNにあるアプリケーションサーバー等にデータを送受信することを示す。P2Pトンネリング技術としては、例えば、UDP/IPのカプセル化技術を用いても良い。尚、PDUセッションタイプには、上記の他にIPが含まれても良い。IPは、UEがIPv4とIPv6の両方を使用可能である場合に指定する事ができる。
また、PLMN(Public land mobile network)は、移動無線通信サービスを提供する通信ネットワークである。PLMNは、通信事業者であるオペレータが管理するネットワークであり、PLMN IDにより、オペレータを識別することができる。UEのIMSI(International Mobile Subscriber Identity)のMCC(Mobile Country Code)とMNC(Mobile Network Code)と一致するPLMNはHome PLMN(HPLMN)であってよい。さらに、UEは、USIMに1又は複数のEPLMN(Equivalent HPLMN)を識別するための、Equivalent HPLMN listを保持していてもよい。HPLMN、及び/又はEPLMNと異なるPLMNはVPLMN(Visited PLMN)であってよい。UEが登録を成功したPLMNはRPLMN(Registered PLMN)であってよい。
トラッキングエリアは、コアネットワークが管理する、UE_A10の位置情報で表すことが可能な単数又は複数の範囲である。トラッキングエリアは、複数のセルで構成されもよい。さらに、トラッキングエリアは、ページング等の制御メッセージがブロードキャストされる範囲でもよいし、UE_A10がハンドオーバー手続きをせずに移動できる範囲でもよい。さらに、トラッキングエリアは、ルーティングエリアでもよいし、ロケーションエリアでもよいし、これらと同様のものであればよい。以下、トラッキングエリアはTA(Tracking Area)であってもよい。トラッキングエリアは、TAC(Tracking area code)とPLMNで構成されるTAI(Tracking Area Identityにより識別されてよい。
レジストレーションエリア(Registration area又は登録エリア)は、AMFがUEに割り当てる1又は複数のTAの集合である。なお、UE_A10は、レジストレーションエリアに含まれる一又は複数のTA内を移動している間は、トラッキングエリア更新のための信号を送受信することなく移動することができてよい。言い換えると、レジストレーションエリアは、UE_A10がトラッキングエリア更新手続きを実行することなく移動できるエリアを示す情報群であってよい。レジストレーションエリアは、1又は複数のTAIにより構成されるTAI listにより識別されてよい。
UE IDとは、UEを識別する為の情報である。具体的に、例えば、UE IDは、SUCI(SUbscriptionConcealed Identifier)、又はSUPI(Subscription Permanent Identifier)、又はGUTI(Globally Unique Temporary Identifier)、又はIMEI(International Mobile Subscriber Identity)、又はIMEISV(IMEI Software Version)又は、TMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)であってもよい。又は、UE IDはアプリケーション又はネットワーク内で設定されたその他の情報であってもよい。さらに、UE IDは、ユーザを識別する為の情報であってもよい。
UAV(Unmanned Aerial Vehicle)とは、飛行ドローンである。UAVは、UAV controllerと対応付けられてもよい。さらに、UAVは、UAV controllerと対応付けられて、コアネットワーク装置、及び/又はUTMに管理されてもよい。さらに、UAVは、UAV controllerと対応付けられて管理される場合、UASとしてコアネットワーク装置、及び/又はUTMに管理されてもよい。UAVは、コアネットワーク装置、及び/又はUTMに自身の情報(識別情報、IPアドレス、位置情報など)を管理されてもよい。また、UAVは、UEであってもよい。
UAV controller(Unmanned Aerial Vehicle controller)とは、UAVを操作するためのコントローラである。UAV controllerは、UAVと対応付けられてもよい。さらに、UAV controllerは、UAVと対応付けられて、コアネットワーク装置、及び/又はUTMに管理されてもよい。さらに、UAV controllerは、UAVと対応付けられて管理される場合、UASとしてコアネットワーク装置、及び/又はUTMに管理されてもよい。UAV controllerは、コアネットワーク装置、及び/又はUTMに、自身の情報(識別情報、IPアドレス、位置情報など)を管理されてもよい。また、UAV controllerは、UEであってもよい。尚、UAV controllerは、UACと表現されてもよいし、UAV-Cと表現されてもよい。
UAS(Unmanned Aerial System)は、UAVとUAV controllerで構成されてもよい。UASは、コアネットワーク装置、及び/又はUTMに管理されてもよい。UASは、一つのUAVと、一つのUAV controllerで構成されてもよい。
さらに、UAS(Unmanned Aerial System)は、UAVと関連機能で構成されていてもよい。ここで、関連機能とは、C2(command and control)リンクを含んでいてもよい。さらに、C2(command and control)リンクは、UAVと制御装置との間のリンクであってもよいし、UAVとネットワークとの間のリンクであってもよい。さらに、C2リンクは、遠隔識別のためのリンクであってもよい。
UTM(Unmanned Aerial System Traffic Management)は、UAV、及び/又はUAV controller、及び/又はUASを管理するための機能を備える装置である。UTMは、コアネットワーク内の装置であってもよいし、DNの装置であってもよい。また、UTMは、UAVを自律的に操縦するための装置であってもよい。また、UTMは、UAV、及び/又はUAV controllerの識別情報やIPアドレス、位置情報などを管理するための機能を備えていてもよいし、前記以外のUAV、及び/又はUAV controllerの情報を管理するための機能を備えていてもよい。さらに、UTMは、UAVとUAV controllerを対応付けて、UASとして管理してもよい。また、UTMは、コアネットワーク装置に、ネットワークサービスを要求するための情報を送信してもよい。
さらに、UTMは、自動車両運転の範囲を管理するための、一又は複数の機能やサービスを提供する装置であってもよい。また、UTMは、USSの機能を備える装置であってもよい。尚、UTMは、UTM/USS、及び/又はUSS/UTMと表現されてもよい。
USS(Unmanned Aerial System Service Supplier)は、UTM内の装置であってよい。USSは、UTMに備えられる装置であってもよい。また、UTMが実行可能な機能は、USSが実行可能な機能であってもよい。また、UTMが実行可能な挙動は、USSが実行可能な挙動として読み替えてもよい。UTMが処理を行うと表現した場合、USSが処理を行うと読み替えてもよい。
Always-on PDU sessionとは、UEが、5GMM-IDLE状態から5GMM-CONNECTED状態に遷移するたびに、ユーザプレーンリソースをアクティブにしなければならないPDUセッションのことである。UEは、上位レイヤからの指示に基づいて、Always-on PDU sessionとしてPDUセッションの確立をコアネットワーク、及び/又はコアネットワーク装置に要求することができる。コアネットワーク、及び/又はコアネットワーク装置は、PDUセッションがAlways-on PDU sessionとして確立できるか否かを決定する。ここで、Always-on PDU sessionの確立は、C2コミュニケーションのためのPDUセッションの確立を意味してもよい。さらに、Always-on PDU sessionの確立は、C2コミュニケーション用のQoSフローを取り扱うPDUセッションの確立を意味してもよい。
ここで、5GMM-IDLE状態は、CM-IDLE状態であってもよい。さらに、5GMM-CONNECTED状態は、CM-CONNECTED状態であってもよい。さらに、PDUセッションがAlways-on PDU sessionとして確立できるか否かを決定するコアネットワーク装置は、SMFであってもよい。
Command and Control (C2)コミュニケーションとは、UAV controller又はUTMから、UAVに、UAVを操作するためのコマンド及び制御情報を含むメッセージを配信するためのユーザプレーンの通信路である。さらに、2コミュニケーションは、UAVから、UAV controller又はUTMに、テレメトリーデータを報告するためのユーザプレーンの通信路であってもよい。さらに、C2コミュニケーションは、UAV controllerからUTMを介して、UAVに、UAVを操作するためのコマンド及び制御情報を含むメッセージを配信するためのユーザプレーンの通信路であってもよい。
ここで、C2コミュニケーションは、PDUセッションによって実現される通信路であってもよい。さらに、C2コミュニケーションのためのPDUセッションは、Always-on PDU sessionによって実現されてもよい。さらに、C2コミュニケーションのためのPDUセッションの確立は、Always-on PDU sessionの確立を意味してもよい。さらに、C2コミュニケーション用のQoSフローを取り扱うPDUセッションの確立は、Always-on PDU sessionの確立を意味してもよい。
[2.7. 本実施形態における識別情報]
次に、本実施形態において、各装置により送受信、及び記憶管理される識別情報について説明する。
まず、第1の識別情報は、Always-on PDU sessionとしてPDUセッションを確立することを要求する情報である。第1の識別情報は、Always-on PDU sessionとしてPDUセッションを確立することを要求しているか否かを示す情報であってもよい。さらに、第1の識別情報は、Always-on PDU session requested情報要素であってもよい。
さらに、第1の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立を要求するか否かを示す情報であってもよい。例えば、第1の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立を要求することを示す情報であってもよい。逆に、第1の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立を要求しないことを示す情報であってもよい。
ここで、Always-on PDU sessionの確立は、C2コミュニケーションのためのPDUセッションの確立を意味してもよい。さらに、Always-on PDU sessionの確立は、C2コミュニケーション用のQoSフローを取り扱うPDUセッションの確立を意味してもよい。
また、第2の識別情報は、Always-on PDU sessionとしてPDUセッションを確立することを示す情報である。第2の識別情報は、Always-on PDU sessionとしてPDUセッションを確立するか否かを示す情報であってもよい。さらに、第2の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が許可されているか否かを示す情報であってもよい。第2の識別情報は、Always-on PDU session indication情報要素であってもよい。
さらに、第2の識別情報は、Always-on PDU sessionが確立されるか否かを示す情報であってもよい。言い換えると、第2の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が行われるか否かを示す情報であってもよい。例えば、第2の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が必要であることを示す情報であってもよい。逆に、第2の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が許可されていないことを示す情報であってもよい。
ここで、Always-on PDU sessionの確立は、C2コミュニケーションのためのPDUセッションの確立を意味してもよい。さらに、Always-on PDU sessionの確立は、C2コミュニケーション用のQoSフローを取り扱うPDUセッションの確立を意味してもよい。
また、第10の識別情報は、UAV controllerの識別情報である。第10の識別情報は、新しいUAV controllerの識別情報であってもよい。さらに、第10の識別情報は、UAVが記憶しているUAV controllerの識別情報とは異なる識別情報であってよい。逆に、第10の識別情報は、UAVが記憶しているUAV controllerの識別情報と同じ識別情報であってもよい。
さらに、第10の識別情報は、第11の識別情報と関連付けられた情報であってよい。具体的には、第10の識別情報によって識別されるUAV controllerは、第11の識別情報が示すIPアドレスが割り当てられたUAV controllerであってよい。
ここで、前記UAV controllerは、UAVに対応付けられているUAV controllerであってよい。より詳細には、前記UAV controllerは、第10の識別情報、及び/又は第11の識別情報を受信したUAVに対応付けられているUAV controllerであってよい。
また、第11の識別情報は、UAV controllerのIPアドレスである。第11の識別情報は、新しいUAV controllerのIPアドレスであってもよい。さらに、第11の識別情報は、UAVが記憶しているUAV controllerのIPアドレスとは異なる識別情報であってよい。逆に、第11の識別情報は、UAVが記憶しているUAV controllerのIPアドレスと同じ識別情報であってよい。
さらに、第11の識別情報は、第10の識別情報と関連付けられた情報であってよい。具体的には、第11の識別情報が示すIPアドレスは、第10の識別情報で識別されるUAV controllerのIPアドレスであってよい。
ここで、前記UAV controllerは、UAVに対応付けられているUAV controllerであってよい。より詳細には、前記UAV controllerは、第10の識別情報、及び/又は第11の識別情報を受信したUAVに対応付けられているUAV controllerであってよい。
また、第12の識別情報は、UAVの識別情報である。第12の識別情報は、新しいUAVの識別情報であってもよい。さらに、第12の識別情報は、UAV controllerが記憶しているUAVの識別情報とは異なる識別情報であってよい。逆に、第12の識別情報は、UAV controllerが記憶しているUAVの識別情報と同じ識別情報であってもよい。
さらに、第12の識別情報は、第13の識別情報と関連付けられた情報であってよい。具体的には、第12の識別情報によって識別されるUAVは、第13の識別情報が示すIPアドレスが割り当てられたUAVであってよい。
ここで、前記UAVは、UAV controllerに対応付けられているUAVであってよい。より詳細には、前記UAVは、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信したUAV controllerに対応付けられているUAVであってよい。
また、第13の識別情報は、UAVのIPアドレスである。第13の識別情報は、新しいUAVのIPアドレスであってもよい。さらに、第13の識別情報は、UAV controllerが記憶しているUAVのIPアドレスとは異なる識別情報であってよい。逆に、第13の識別情報は、UAV controllerが記憶しているUAVのIPアドレスと同じ識別情報であってよい。
さらに、第13の識別情報は、第12の識別情報と関連付けられた情報であってよい。具体的には、第13の識別情報が示すIPアドレスは、第12の識別情報で識別されるUAVのIPアドレスであってよい。
ここで、前記UAVは、UAV controllerに対応付けられているUAVであってよい。より詳細には、前記UAVは、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信したUAV controllerに対応付けられているUAVであってよい。
また、第14の識別情報は、Always-on PDU sessionとしてPDUセッションが確立されるか否かを示す情報である。第14の識別情報は、第2の識別情報と同じ情報であってもよい。
さらに、第14の識別情報は、確立されているPDUセッションが、Always-on PDU sessionとして扱われるか否かを示す情報であってもよい。さらに、第14の識別情報は、確立されているPDUセッションが、Always-on PDU sessionとして確立し直されるか否かを示す情報であってもよい。
さらに、第14の識別情報が示す内容は、第2の識別情報が示す情報と同じあってもよいし、第2の識別情報が示す情報とは異なっていてもよい。
具体的には、第2の識別情報がAlways-on PDU sessionの確立が必要であることを示している場合、第14の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が必要であることを示してもよい。さらに、第2の識別情報がAlways-on PDU sessionの確立が許可されていないことを示している場合、第14の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が許可されていないことを示してもよい。
逆に、第2の識別情報がAlways-on PDU sessionの確立が必要であることを示している場合、第14の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が許可されていないことを示してもよい。さらに、第2の識別情報がAlways-on PDU sessionの確立が許可されていないことを示している場合、第14の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が必要であることを示してもよい。
ここで、Always-on PDU sessionの確立は、C2コミュニケーションのためのPDUセッションの確立を意味してもよい。さらに、Always-on PDU sessionの確立は、C2コミュニケーション用のQoSフローを取り扱うPDUセッションの確立を意味してもよい。
また、第20の識別情報は、PDUセッション変更手続き及び/又はPDUセッション解放手続きが拒絶された理由を示す一つ以上の理由値(Cause Value)を示す情報である。例えば、理由値は、UEが飛行中であることを示す情報であってもよいし、UEが飛行中であること以外の拒絶を示す理由値を示す情報であってもよい。
[3. 第1の実施形態]
[3.1. 第1の実施形態で用いられる手続き]
まず、第1の実施形態で用いられる手続きについて説明する。第1の実施形態で用いられる手続きには、登録手続き(Registration procedure)、PDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)、PDUセッション変更手続き(PDU session modification procedure)、PDUセッション解放手続き(PDU session release procedure)等が含まれる。以下、各手続きについて説明する。
尚、第1の実施形態では、図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置/機能(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置/機能(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF、MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
次に、通信手続きを、図10を用いて説明する。以下、通信手続きは本手続きとも称し、本手続きには、登録手続き(Registration procedure)、UE主導のPDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)、セッションマネジメント手続きが含まれる。登録手続き、PDUセッション確立手続き、セッションマネジメント手続きの詳細は、後述する。
具体的には、各装置が登録手続き(S900)を実行することにより、UEはネットワークに登録された状態(RM-REGISTERED状態)に遷移する。次に、各装置がPDUセッション確立手続き(S902)を実行することにより、UEは、コアネットワーク_B190を介して、PDU接続サービスを提供するDNとの間でPDUセッションを確立し、各装置は第1の状態に遷移する(S904)。尚、このPDUセッションは、アクセスネットワーク、UPF_A235を介して確立されていることを想定しているが、それに限られない。すなわち、UPF_A235とアクセスネットワークとの間に、UPF_A235とは異なるUPF(UPF_C239)が存在してもよい。このとき、このPDUセッションは、アクセスネットワーク、UPF_C239、UPF_A235を介して確立されることになる。次に、第1の状態の各装置は任意のタイミングで、セッションマネジメント手続きを実行してもよい(S906)。ここで、セッションマネジメント手続きは、ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きであってもよいし、UE主導のセッションマネジメント手続きであってもよい。
尚、各装置は、セッションマネジメント手続きを、複数回実行してもよい。例えば、各装置は、第1のセッションマネジメント手続きを実行した後に、第2のセッションマネジメント手続きを実行してもよい。ここで、第1のセッションマネジメント手続きは、ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きであってもよいし、UE主導のセッションマネジメント手続きであってもよい。さらに、第2のセッションマネジメント手続きは、ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きであってもよいし、UE主導のセッションマネジメント手続きであってもよい。さらに、第1のセッションマネジメント手続きと第2のセッションマネジメント手続きとは、同じ種類の手続きであってもよいし、異なる種類の手続きであってもよい。
尚、各装置は、登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続き及び/又はネットワーク主導のセッションマネジメント手続きにおいて、各装置の各種能力情報及び/又は各種要求情報を交換してもよい。また、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉を登録手続きで実施した場合、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続き及び/又はネットワーク主導のセッションマネジメント手続きで実施してもよいし、しなくてもよい。また、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉を登録手続きで実施しなかった場合、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続き及び/又はネットワーク主導のセッションマネジメント手続きで実施してもよい。また、各装置は、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉を登録手続きで実施した場合でも、各種情報の交換及び/又は各種要求の交渉をPDUセッション確立手続き及び/又はネットワーク主導のセッションマネジメント手続きで実施してもよい。
また、各装置は、PDUセッション確立手続きを、登録手続きの中で実行してもよく、登録手続きの完了後に実行してもよい。また、PDUセッション確立手続きが登録手続きの中で実行される場合、PDUセッション確立要求メッセージは登録要求メッセージに含まれて送受信されてよく、PDUセッション確立受諾メッセージは登録受諾メッセージに含まれて送受信されてよく、PDUセッション確立完了メッセージは登録完了メッセージに含まれて送受信されてよく、PDUセッション確立拒絶メッセージは登録拒絶メッセージに含まれて送受信されてよい。また、PDUセッション確立手続きが登録手続きの中で実行された場合、各装置は、登録手続きの完了に基づいてPDUセッションを確立してもよいし、各装置間でPDUセッションが確立された状態へ遷移してもよい。
また、本手続きに関わる各装置は、本手続きで説明する各制御メッセージを送受信することにより、各制御メッセージに含まれる1以上の識別情報を送受信し、送受信した各識別情報をコンテキストとして記憶してもよい。
また、本手続きにおけるUAVの通信形態を図11に示す。尚、UAVは、UAV controllerと対応付けてコアネットワーク装置、及び/又はUTMに管理されてもよい。さらに、UAVは、UAV controllerと対応付けて管理される場合、UASとしてコアネットワーク装置、及び/又はUTMに管理されてもよい。
まず、UAVは、第1の3GPP PLMNに接続されており(S1400)、UAV controllerは、第2の3GPP PLMNに接続されている(S1402)。さらに、UTMは、第1の3GPP PLMN、及び/又は第2の3GPP PLMNに接続されている(S1406)(S1408)。
尚、UAVと第1の3GPP PLMNとの間の通信は、UAV1インターフェースを用いて行われてよい(S1400)。さらに、UAV controllerと第2の3GPP PLMNとの間の通信も、UAV1インターフェースを用いて行われてよい(S1402)。さらに、UTMと第1の3GPP PLMN、及び/又は第2の3GPP PLMNとの間の通信は、UAV6インターフェースを用いて行われてよい。
次に、UAVとUTMとは、第1の3GPP PLMNを介して通信を行ってよい(S1410)。さらに、UAV controllerとUTMとは、第2の3GPP PLMNを介して通信を行ってよい(S1412)。
尚、UAVとUTMとの間の通信は、UAV9インターフェースを用いて行われてよい(S1410)。さらに、UAV controllerとUTMとの間の通信も、UAV9インターフェースを用いて行われてよい (S1412)。
次に、UAVとUAV controllerとは、UAVとUAV controllerとの間で、通信を行ってもよい。具体的には、UAVとUAV controllerとは、UTMを介さずに、第1の3GPP PLMNと、第2の3GPP PLMNとを介して通信を行ってもよいし(S1404)、第1の3GPP PLMNと、UTMと、第2の3GPP PLMNとを介して通信を行ってもよい(S1410)(S1412)。
尚、UTMを介さずに、第1の3GPP PLMNと、第2の3GPP PLMNとを介した、UAVとUAV controllerとの間の通信は、UAV3インターフェースを用いて行われてよい。さらに、第1の3GPP PLMNと、UTMと、第2の3GPP PLMNとを介した、UAVとUAV controllerとの間の通信は、UAV9インターフェースを用いて行われてよい。
ここで、UAV1インターフェースは、UAV、及び/又はUAV controllerと、3GPP PLMNとを接続するインターフェースであってよい。さらに、UAV3インターフェースは、UAVとUAV controllerとを接続するインターフェースであってよい。さらに、UAV6インターフェースは、UTMと、3GPP PLMNとを接続するインターフェースであってよい。さらに、UAV9インターフェースは、UAV、及び/又はUAV controllerと、UTMとを接続するインターフェースであってよい。
さらに、第1の3GPP PLMN、及び第2の3GPP PLMNは、移動無線通信サービスを提供する通信ネットワークであってよい。第1の3GPP PLMN、及び第2の3GPP PLMNは、アクセスネットワーク、及び/又はコアネットワークによって構成された通信ネットワークであってよい。さらに、第1の3GPP PLMN、及び第2の3GPP PLMNは、単に、PLMNと呼称されてもよい。ここで、第1の3GPP PLMNと第2の3GPP PLMNは、同一のPLMNであってもよいし、異なるPLMNであってもよい。
尚、上記では、UAVが接続するPLMNと、UAV controllerが接続するPLMNとが異なる例について説明してきたが、UAVが接続するPLMNとUAV controllerが接続するPLMNとは同じPLMNであってもよい。この場合、上記で説明してきた第1の3GPP PLMNと第2の3GPP PLMNとは同じPLMNであってよい。さらに、この場合、UAVと、UAV controllerと、UTMとは、同一のPLMNに接続していてよい。さらに、この場合、第1の3GPP PLMNと第2の3GPP PLMNとの間の通信は、同一PLMN内の通信であってよい。例えば、この場合、UTMを介さない、UAVとUAV controllerとの間の通信(S1404)は、単一のPLMN内で折り返される通信であってもよい。
[3.2. システム情報の取得手続き]
[3.3. 登録手続き]
次に、登録手続き(Registration procedure)について、図6を用いて説明する。本章では、この登録手続きを、単に、本手続きと称する場合がある。登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録していない状態であれば、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態(5GMM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手続きを開始できる。また、各装置(特にUEとAMF)は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(5GMM-REGISTEDED state)に遷移することができる。尚、各登録状態は、アクセス毎に各装置で管理されてよい。具体的には、各装置は3GPPアクセスに対する登録の状態(登録状態又は非登録状態)と、non-3GPPアクセスに対する登録の状態を独立して管理してよい。
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又は、UEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
UEは、TAを跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で、各装置のコンテキストの更新が必要な際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、登録手続きの完了、又はPDUセッション確立手続きの完了、又は各手続きでネットワークから受信した情報に基づいて、登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。
なお、上述したUEがネットワークに登録していない状態(非登録状態)から登録された状態(登録状態)に遷移する為の手続きは、初期登録手続き(initial registration procedure)又は初期登録のための登録手続き(registration procedure for initial registration)であってよい。また、UEがネットワークに登録された状態(登録状態)で実行された登録手続きは、移動及び定期的な登録更新の為の登録手続き(registration procedure for mobility and periodic registration update)又は移動及び定期的な登録手続き(mobility and periodic registration procedure)であってよい。
まず、UEは、AMFに登録要求(Registration request)メッセージを送信することにより(S600)(S602)(S604)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、基地局装置(5G AN、gNBとも称する)に送信する(S600)。尚、登録要求メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEと基地局装置との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
ここで、UEは登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに、本手続きの種類を示す識別情報を含めて送信してよい。ここで、本手続きの種類を示す識別情報は、5GS registration type IE(Information Element)であってよく、本手続きが初期登録の為、又は移動に伴う登録情報更新の為、又は定期的な登録情報更新の為、又は緊急時の登録の為、の登録手続きであることを示す情報であってよい。
UEは、UEがサポートする機能をネットワークに通知するために、UEの能力情報を登録要求メッセージに含めてもよい。ここで、UEの能力情報は、5GSの5GMM capability IEであってよい。
UEは、これらの識別情報を、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、RRCレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、MAC(Medium Access Control)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤ等)の制御メッセージに含めて送信してもよい。尚、UEは、これらの識別情報を送信することで、UEが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求を示してもよいし、これら両方を示してもよい。
UEは、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに、例えばUE ID及び/又はPLMN ID及び/又はAMF識別情報を含めて送信してもよい。ここで、AMF識別情報とは、AMF、又はAMFの集合を識別する情報であってよく、例えば、5G-S-TMSI(5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier)やGUAMI(Globally Unique AMF Identifier)であってよい。
基地局装置は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S602)。基地局装置は、受信したRRCメッセージから登録要求メッセージを取り出し、選択したAMFに、登録要求メッセージを転送する(S604)。
AMFは、登録要求メッセージを受信した場合、第1の条件判別を実行することができる。第1の条件判別とは、ネットワークがUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。AMFは、第1の条件判別を真と判定した場合、S610からS612 の手続きを実行してよい。また、AMFは、第1の条件判別を偽と判定した場合、S610の手続きを実行してもよい。
また、第1の条件判別は、AMF以外のネットワーク機能(NFとも称する)が実行してもよい。そのNFは、例えば、NSSF(Network Slice Selection Function)、NWDAF(Network Data Analytics Function)、PCF(Policy Control Function)であってもよい。AMF以外のNFが第1の条件判別を行う場合は、AMFは、そのNFに対して、第1の条件判別を行うために必要な情報、具体的には、UEから受信した情報の少なくとも一部を提供してよい(S606)。そして、そのNFがAMFから受信した情報に基づいて第1の条件判別の真偽を判別した場合は、AMFに対して第1の条件判別の結果(つまり、真か偽か)を含む情報を伝えてよい。AMFは、そのNFから受信した第1の条件判別の結果に基づいて、UEに対して送信する識別情報、及び/又は制御メッセージを決定してよい。
なお、第1の条件判別が真の場合、S610で送受信される制御メッセージは、登録受諾(Registration accept)メッセージであって良いし、第1の条件判別が偽の場合、S610で送受信される制御メッセージは、登録拒絶(Registration reject)メッセージであってよい。
尚、第1の条件判別は、登録要求メッセージの受信、及び/又は登録要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。
例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真と判定されてよく、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽と判定されてよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真と判定されてよく、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽と判定されてよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真と判定されてよく、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽と判定されてよい。
また、AMFは、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよいし、登録拒絶メッセージを送信することでUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。
UEは、基地局装置を介して、制御メッセージ(登録受諾メッセージ又は登録拒絶メッセージ)を受信する(S610)。制御メッセージが登録受諾メッセージである場合、UEは、登録受諾メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が受諾されたこと、及び登録受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。また、制御メッセージが登録拒絶メッセージである場合、UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたこと、及び登録拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
UEは、さらに、制御メッセージが登録受諾メッセージである場合、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了メッセージを、第1の基地局装置を介して、AMFに送信することができる(S612)。ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと第1の基地局装置間はRRCメッセージに含まれて送受信されてよい。
AMFは、第1の基地局装置を介して、登録完了メッセージを受信する(S612)。また、各装置は、登録受諾メッセージ、及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づき、本手続きを完了する。
また、各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づいて、登録手続きを完了してもよい。
尚、各装置は、登録受諾メッセージ及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づいて、UEがネットワークに登録された状態(RM_REGISTERED state、又は5GMM-REGISTERED state)への遷移又は維持をしてもよいし、登録拒絶メッセージの送受信に基づいて、UEが現在のPLMNに対して登録拒絶メッセージを受信したアクセス上でネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state、又は5GMM-DEREGISTERED state)への遷移又は維持をしてもよい。また、各装置の各状態への遷移は、登録完了メッセージの送受信又は登録手続きの完了に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、コアネットワーク_Aや別のセルに対して登録手続きを実施してもよい。
さらに、UEは、登録手続きの完了に基づいて、登録受諾メッセージ、及び/又は登録拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。
尚、本章に記載した登録手続きは、初期登録のための登録手続きであってもよいし、移動及び定期的な登録のための登録手続きであってもよい。
[3.4. PDUセッション確立手続き]
UEが、PDUセッション確立手続きを実行する場合の各装置の挙動を、図7を用いて説明する。本章では、PDUセッション確立手続きを、単に、本手続き、又はPDUセッション確立手続きと称する場合がある。
尚、本手続きは、3.3章の手続きを1回以上実行した後に実行してもよい。
まず、UEは、SMFにPDUセッション確立要求メッセージを送信し、PDUセッション確立手続きを開始する。そして、SMFは、UEから、PDUセッション確立要求メッセージを受信する。
具体的には、UEは、アクセスネットワークを介して、AMFにPDUセッション確立要求メッセージを含むN1 SMコンテナを含むNASメッセージを送信することにより(S800)、PDUセッション確立手続きを開始する。NASメッセージは、例えばN1インターフェースを介して送信されるメッセージであり、アップリンクNASトランスポート(UL NAS TRANSPORT)メッセージであってよい。
ここで、アクセスネットワークは、3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセスであり、基地局装置を含んでよい。すなわち、UEは、基地局装置を介して、AMFにNASメッセージを送信する。
また、UEは、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はNASメッセージに、第1の識別情報を含めて送信することにより、UEが要求することを、ネットワーク側に通知することができる。ここで、第1の識別情報は、2.7章の通りであってよい。
また、UEは、Always-on PDU sessionを確立する場合、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はNASメッセージに、第1の識別情報を含めて送信してもよい。
ここで、UEは、C2コミュニケーションをサポートするPDUセッションを確立する場合、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はNASメッセージに、第1の識別情報を含めて送信してもよい。言い換えると、UEは、C2コミュニケーション用のQoSフローをサポートするPDUセッションを確立する場合、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はNASメッセージに、第1の識別情報を含めて送信してもよい。
さらに、UEは、C2コミュニケーションをサポートするPDUセッションの確立を要求する場合、Always-on PDU sessionの確立を要求してもよい。言い換えると、UEは、C2コミュニケーション用のQoSフローをサポートするPDUセッションの確立を要求する場合、Always-on PDU sessionの確立を要求してもよい。
また、UEは、C2コミュニケーションを提供するPDUセッションを確立する場合、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はNASメッセージに、第1の識別情報を含めて送信してもよい。言い換えると、UEは、C2コミュニケーションを行うためのQoSフローを提供するPDUセッションを確立する場合、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はNASメッセージに、第1の識別情報を含めて送信してもよい。
さらに、UEは、C2コミュニケーションを提供するPDUセッションの確立を要求する場合、Always-on PDU sessionの確立を要求してもよい。言い換えると、UEは、C2コミュニケーションを行うためのQoSフローを提供するPDUセッションの確立を要求する場合、Always-on PDU sessionの確立を要求してもよい。
さらに、UEは、Always-on PDU sessionの確立を要求する場合、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はNASメッセージに、第1の識別情報を含めて送信してもよい。
尚、UEは、第1の識別情報をネットワークに送信するか否かを、UEの能力情報、及び/又はUEポリシー、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はUEが保持するコンテキスト等に基づいて、決定してもよい。
尚、UEは、これらの識別情報を、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、NASレイヤよりも下位レイヤ(例えば、RRCレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、SDAPレイヤ等)の制御メッセージや、NASレイヤよりも上位レイヤ(例えば、トランスポートレイヤ、セッションレイヤ、プレゼンテーションレイヤ、アプリケーションレイヤ等)の制御メッセージに含めて送信してもよい。
次に、AMFは、NASメッセージを受信すると、UEが要求していること、及び/又はNASメッセージに含まれる情報等(メッセージ、コンテナ、情報)の内容を認識することができる。
次に、AMFは、UEから受信したNASメッセージに含まれる情報等(メッセージ、コンテナ、情報)の少なくとも一部の転送先として、SMFを選択する(S802)。尚、AMFは、NASメッセージに含まれる情報等(メッセージ、コンテナ、情報)、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はUEポリシー、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、転送先のSMFを選択してもよい。
次に、AMFは、選択されたSMFに、例えばN11インターフェースを介して、UEから受信したNASメッセージに含まれる情報等(メッセージ、コンテナ、情報)の少なくとも一部を送信する(S804)。
次に、SMFは、AMFから送信された情報等(メッセージ、コンテナ、情報)を受信すると、UEが要求していること、及び/又はAMFから受信した情報等(メッセージ、コンテナ、情報)の内容を認識することができる。
ここで、SMFは、第2の条件判別をしてもよい。また、第2の条件判別は、ネットワークがUEの要求を受諾するか否かを判断する為のものであってよい。SMFは、第2の条件判別を真と判定した場合、図7の(A)の手続きを開始してよく、第2の条件判別を偽と判定した場合、図7の(B)の手続きを開始してよい。
尚、第2の条件判別は、SMF以外のNFが実行してもよい。そのNFは、例えば、NSSF、NWDAF、PCF、NRFであってもよい。SMF以外のNFが第2の条件判別を行う場合は、SMFは、そのNFに対して、第2の条件判別を行うために必要な情報、具体的には、UEから受信した情報の少なくとも一部を提供してよい(S806)。そして、そのNFがSMFから受信した情報に基づいて第2の条件判別の真偽を判別した場合は、SMFに対して第2の条件判別の結果(つまり、真か偽か)を含む情報を伝えてよい。SMFは、そのNFから受信した第2の条件判別の結果に基づいて、UEに対して送信するべき識別情報、及び/又は制御メッセージを決定してよい。
尚、第2の条件判別は、AMFから受信した情報等(メッセージ、コンテナ、情報)、及び/又は加入者情報(subscription information)、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はUEポリシー、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。
例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第2の条件判別は真と判定されてよく、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第2の条件判別は偽と判定されてよい。また、UEの接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEが要求する機能をサポートしている場合、第2の条件判別は真と判定されてよく、UEが要求する機能をサポートしていない場合、第2の条件判別は偽と判定されてよい。また、送受信された識別情報が許可される場合、第2の条件判別は真と判定されてよく、送受信された識別情報が許可されない場合、第2の条件判別は偽と判定されてよい。
また、SMFがUEから、第1の識別情報を含まない制御メッセージ(PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はN1 SMコンテナ及び/又はNASメッセージ)を受信した場合、第2の条件判別の真偽は、上記に基づいて判定されてよい。
尚、第2の条件判別の真偽を判定する条件は、前述した条件に限らなくてよい。
次に、図7の(A)の手続きの各ステップを説明する。
次に、SMFは、確立するPDUセッションに対するUPFを選択し、選択されたUPFに、例えばN4インターフェースを介して、N4セッション確立要求メッセージを送信してもよい(S808)。N4セッション確立要求メッセージには、PCFから受信したPCCルールの少なくとも一部が含まれてもよい。
ここで、SMFは、AMFから受信した情報等(メッセージ、コンテナ、情報)、及び/又はPCFから受信したPCCルール等の情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はUEポリシー、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMFが保持するコンテキスト等に基づいて、1以上のUPFを選択してもよい。また、複数のUPFが選択された場合、SMFは、各UPFに対してN4セッション確立要求メッセージを送信してよい。ここでは、UPFが選択されたものとする。
次に、UPFは、N4セッション確立要求メッセージを受信すると(S808)、SMFから受信した情報の内容を認識することができる。また、UPFは、N4セッション確立要求メッセージの受信に基づいて、例えばN4インターフェースを介して、SMFにN4セッション確立応答メッセージを送信してよい(S810)。
次に、SMFは、N4セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージとして、N4セッション確立応答メッセージを受信すると、UPFから受信した情報の内容を認識することができる。
次に、SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はN4セッション確立応答メッセージの受信などに基づいて、UEにPDUセッション確立受諾メッセージを送信する。そして、UEは、SMFから、PDUセッション確立受諾メッセージを受信する。
具体的には、SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はN4セッション確立応答メッセージの受信などに基づいて、例えばN11インターフェースを介して、N1 SMコンテナ、及び/又はN2 SM情報、及び/又はPDUセッションIDを、AMFに送信する(S812)。ここで、N1 SMコンテナには、PDUセッション確立受諾メッセージが含まれてよい。さらに、PDUセッションIDは、PDUセッション確立受諾メッセージに含まれていてもよい。
次に、N1 SMコンテナ、及び/又はN2 SM情報、及び/又はPDUセッションIDを受信したAMFは、アクセスネットワークに含まれる第1の基地局装置を介して、UEにNASメッセージを送信する(S814)(S816)。ここで、NASメッセージは、例えばN1インターフェースを介して、送信される。また、NASメッセージは、ダウンリンクNASトランスポート(DL NAS TRANSPORT)メッセージであってよい。
具体的には、AMFは、アクセスネットワークに含まれる基地局装置に対して、N2 PDUセッション要求メッセージを送信すると(S814)、N2 PDUセッション要求メッセージを受信した基地局装置は、UEに対して、NASメッセージを送信する(S816)。ここで、N2 PDUセッション要求メッセージには、NASメッセージ、及び/又はN2 SM情報が含まれてよい。また、NASメッセージには、PDUセッションID及び/又はN1 SMコンテナが含まれてよい。
また、PDUセッション確立受諾メッセージは、PDUセッション確立要求に対する応答メッセージであってよい。また、PDUセッション確立受諾メッセージは、PDUセッションの確立が受諾されたことを示してよい。
ここで、SMF及び/又はAMFは、PDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はPDUセッションID、及び/又はNASメッセージ、及び/又はN2 SM情報、及び/又はN2 PDUセッション要求メッセージを送信することで、PDUセッション確立要求メッセージによるUEの要求の少なくとも一部が受諾されたことを示してもよい。
ここで、SMF及び/又はAMFは、PDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はNASメッセージ、及び/又はN2 SM情報、及び/又はN2 PDUセッション要求メッセージに、第2の識別情報を含めて送信してもよい。ここで、第2の識別情報は、2.7章の通りであってよい。
尚、SMFは、これらの識別情報及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージを送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよいし、UEからの要求を許可していない事を示してもよいし、これらを組み合わせた情報を示してもよい。さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報として送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
また、SMFは、UEからの第1の識別情報の受信に基づいて、第2の識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めて送信してよい。言い換えれば、SMFは、UEから第1の識別情報を受信した場合、第2の識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めて送信してよい。
また、SMFは、UEがC2コミュニケーションをサポートするPDUセッションを確立する場合、PDUセッション確立受諾メッセージに第2の識別情報を含めて送信してよい。言い換えれば、SMFは、UEがC2コミュニケーション用のQoSフローをサポートするPDUセッションを確立する場合、PDUセッション確立受諾メッセージに第2の識別情報を含めて送信してよい。
また、SMFは、UEがC2コミュニケーションを提供するPDUセッションを確立する場合、PDUセッション確立受諾メッセージに第2の識別情報を含めて送信してよい。言い換えれば、SMFは、UEがC2コミュニケーションを行うためのQoSフローを提供するPDUセッションを確立する場合、PDUセッション確立受諾メッセージに第2の識別情報を含めて送信してよい。
ここで、SMFは、Always-on PDU sessionとしてのPDUセッションの確立を許可するか否かをUEに示す場合、第2の識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めてもよい。
さらに、SMFは、Always-on PDU sessionとしてPDUセッションを確立することを許可する場合、第2の識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めてもよい。この場合、第2の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が必要であることを示す情報であってよい。
さらに、SMFは、Always-on PDU sessionとしてPDUセッションを確立することを許可しない場合、第2の識別情報をPDUセッション確立受諾メッセージに含めてもよい。この場合、第2の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が許可されていないことを示す情報であってよい。
ここで、前記Always-on PDU sessionは、C2コミュニケーションをサポートするPDUセッションであってもよい。言い換えると、前記Always-on PDU sessionは、C2コミュニケーション用のQoSフローをサポートするPDUセッションであってもよい。
SMF及び/又はAMFは、これらの識別情報のうちの少なくとも1つを送信することにより、これらの識別情報の内容を、UEに通知することができる。
尚、SMF及び/又はAMFは、PDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はNASメッセージ、及び/又はN2 SM情報、及び/又はN2 PDUセッション要求メッセージにどの識別情報を含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はUEポリシー、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMF及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、決定をしてもよい。
次に、UEは、例えばN1インターフェースを介して、NASメッセージを受信すると(S816)、PDUセッション確立要求メッセージによるUEの要求が受諾されたこと、及び/又はNASメッセージに含まれる情報等(メッセージ、コンテナ、情報)の内容を認識することができる。
また、UEは、第2の識別情報、又は第2の識別情報を含むPDUセッション確立受諾メッセージ又はN1 SMコンテナ又はNASメッセージの受信に基づいて、確立が受諾されたPDUセッションがAlways-on PDU sessionであるか否かを認識してもよい。言い換えると、UEは、第2の識別情報、又は第2の識別情報を含むPDUセッション確立受諾メッセージ又はN1 SMコンテナ又はNASメッセージを受信した場合、確立が受諾されたPDUセッションがAlways-on PDU sessionであるか否かを認識してもよい。
具体的には、UEは、第2の識別情報、又は第2の識別情報を含むPDUセッション確立受諾メッセージ又はN1 SMコンテナ又はNASメッセージを受信し、受信した第2の識別情報がAlways-on PDU sessionの確立が必要であることを示す情報に設定されている場合、確立が受諾されたPDUセッションが、Always-on PDU sessionであると認識してもよい。逆に、UEは、第2の識別情報、又は第2の識別情報を含むPDUセッション確立受諾メッセージ又はN1 SMコンテナ又はNASメッセージを受信し、受信した第2の識別情報がAlways-on PDU sessionの確立が許可されていないことを示す情報に設定されている場合、確立が受諾されたPDUセッションが、Always-on PDU sessionではないと認識してもよい。
ここで、前記Always-on PDU sessionは、C2コミュニケーションをサポートするPDUセッションであってもよい。言い換えると、前記Always-on PDU sessionは、C2コミュニケーション用のQoSフローをサポートするPDUセッションであってもよい。
次に、図7の(B)の手続きの各ステップを説明する。
まず、SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて、例えばN11インターフェースを介して、N1 SMコンテナ、及び/又はPDUセッションIDを、AMFに送信する(S818)。ここで、N1 SMコンテナには、PDUセッション確立拒絶メッセージが含まれてよい。さらに、PDUセッションIDは、PDUセッション確立拒絶メッセージに含まれていてもよい。
次に、N1 SMコンテナ、及び/又はPDUセッションIDを受信したAMFは、アクセスネットワークに含まれる基地局装置を介して、UEにNASメッセージを送信する(S820)(S822)。ここで、NASメッセージは、例えばN1インターフェースを介して、送信される。また、NASメッセージは、ダウンリンクNASトランスポート(DL NAS TRANSPORT)メッセージであってよい。また、NASメッセージには、PDUセッションID及び/又はN1 SMコンテナが含まれてよい。
また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、PDUセッション確立要求に対する応答メッセージであってよい。また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、PDUセッションの確立が拒絶されたことを示してよい。
ここで、SMF及び/又はAMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はPDUセッションID、及び/又はNASメッセージを送信することで、PDUセッション確立要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。
尚、SMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージを送信することで、UEの要求が拒絶されたことを示してもよいし、UEからの要求を許可していない事を示してもよいし、これらを組み合わせた情報を示してもよい。
SMF及び/又はAMFは、これらの識別情報のうちの少なくとも1つを送信することにより、これらの識別情報の内容を、UEに通知することができる。
尚、SMF及び/又はAMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージ、及び/又はN1 SMコンテナ、及び/又はNASメッセージ、及び/又はN2 SM情報、及び/又はN2 PDUセッション要求メッセージにどの識別情報を含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はUEポリシー、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMF及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、決定をしてもよい。
次に、UEは、例えばN1インターフェースを介して、NASメッセージを受信すると(S822)、PDUセッション確立要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたこと、及び/又はNASメッセージに含まれる情報等(メッセージ、コンテナ、情報)の内容を認識することができる。
各装置は、PDUセッション確立受諾メッセージの送受信に基づいて、本手続きを完了してもよい。このとき、各装置は、確立されたPDUセッションを用いてDNと通信可能な状態に遷移してよい。
各装置は、PDUセッション確立受諾メッセージ又はPDUセッション確立拒絶メッセージの送受信に基づいて、本手続きを完了してもよい。このとき、各装置は、PDUセッションを確立することができないため、すでに確立済みのPDUセッションがない場合は、DNと通信できない。
なお、上記に示すUEが各識別情報の受信に基づき実行する各処理は、本手続き中、又は本手続き完了後に実行されてもよいし、本手続き完了後に、本手続き完了に基づき実行されてもよい。
[3.5.ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きの概要]
次に、ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きの概要について説明する。以下、ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きは本手続きとも称する。本手続きは、確立されたPDUセッションに対してネットワークが主導して実行するセッションマネジメントの為の手続きである。
尚、本手続きは、ネットワーク主導のPDUセッション変更(PDUセッションモディフィケーション)手続き、及び/又はネットワーク主導のPDUセッション解放(PDUセッションリリース)手続き等であってもよいし、これらに限らないネットワーク主導のセッションマネジメント手続きを実行してもよい。尚、各装置は、ネットワーク主導のPDUセッション変更手続きにおいて、PDUセッション変更メッセージを送受信してもよいし、ネットワーク主導のPDUセッション解放手続きにおいて、PDUセッション解放メッセージを送受信してもよい。
また、本手続きがネットワーク主導のPDUセッション変更手続きの場合、本手続きにおけるセッションマネジメント要求メッセージは、PDUセッション変更コマンド(PDU SESSION MODIFICATION COMMAND)メッセージであってもよい。また、本手続きがネットワーク主導のPDUセッション解放手続きの場合、本手続きにおけるセッションマネジメント要求メッセージは、PDUセッション解放コマンド(PDU SESSION RELEASE COMMAND)メッセージであってもよい。
また、本手続きがネットワーク主導のPDUセッション変更手続きの場合、本手続きにおけるセッションマネジメント完了メッセージは、PDUセッション変更完了(PDU SESSION MODIFICATION COMPLETE)メッセージであってもよい。また、本手続きがネットワーク主導のPDUセッション解放手続きの場合、本手続きにおけるセッションマネジメント完了メッセージは、PDUセッション解放完了(PDU SESSION RELEASE COMPLETE)メッセージであってもよい。
また、本手続きにおいて、UEは、UAVであってもよいし、UAV controllerであってもよい。
[3.5.1.ネットワーク主導のセッションマネジメント手続き例]
図8を用いて、ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きの例を説明する。本章では、本手続きとはネットワーク主導のセッションマネジメント手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きの完了に基づき、UE及びコアネットワーク_B190内の各装置は、任意のタイミングで、ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きを開始する。
具体的には、コアネットワーク_B190内の装置は、PDUセッション変更要求メッセージの受信に基づいて本手続きを開始してもよいし、PDUセッション解放要求メッセージの受信に基づいて本手続きを開始してもよい。尚、PDUセッション変更要求メッセージの受信に基づいて本手続きが開始された場合、本手続きは、ネットワーク主導のPDUセッション変更手続きであってよい。さらに、PDUセッション解放要求メッセージの受信に基づいて本手続きが開始された場合、本手続きは、ネットワーク主導のPDUセッション解放手続きであってよい。
さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、DNにある装置やコアネットワーク内の他の装置から要求に基づいて、本手続きを開始してもよい。具体的には、コアネットワーク_B190内の装置は、UTMからの要求に基づいて、本手続きを開始してもよい。言い換えると、コアネットワーク_B190内の装置は、UTMからの要求を受信した場合にも、本手続きを開始してもよい。
ここで、本手続きを開始するコアネットワーク_B190内の装置は、SMF及び/又はAMFであってよく、UEはAMF及び/又はアクセスネットワーク_Bを介して本手続きにおけるメッセージを送受信してもよい。さらに、DNにある装置は、DNにあるAF(Application Function)であってもよい。
コアネットワーク_B190内の装置は、UEにネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージを送信し(S1202)、ネットワーク主導のセッションマネジメントを開始する。さらに、UEは、コアネットワーク_B190内の装置から、ネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージを受信する。
ここで、コアネットワーク_B190内の装置は、ネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに第10から14の識別情報のうちの少なくとも1つを含めてもよいし、この識別情報を含めることで、コアネットワーク_B190の要求を示してもよい。さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、ネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージにPDUセッションIDを含めてもよいし、PDUセッションIDを含めることで、PDUセッションIDで識別されるPDUセッションに対して変更を行うことを要求してもよい。
ここで、コアネットワーク_B190内の装置は、UAV controllerの識別情報が変更された場合、第10の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、UAV controllerのIPアドレスが変更された場合にも、第10の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。
さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、新しいUAV controllerが割り当てられた場合、第10の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、新しいUAV controllerのIPアドレスが割り当てられた場合にも、第10の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。
さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、UAV controllerのIPアドレスが変更された場合、第11の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、UAV controllerの識別情報が変更された場合にも、第11の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。
さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、新しいUAV controllerのIPアドレスが割り当てられた場合、第11の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、新しいUAV controllerが割り当てられた場合にも、第11の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。
さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、UAVの識別情報が変更された場合、第12の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、UAVのIPアドレスが変更された場合にも、第12の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。
さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、新しいUAVが割り当てられた場合、第12の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、新しいUAVのIPアドレスが割り当てられた場合にも、第12の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。
さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、UAVのIPアドレスが変更された場合、第13の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、UAVの識別情報が変更された場合にも、第13の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。
さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、新しいUAVのIPアドレスが割り当てられた場合、第13の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、新しいUAVが割り当てられた場合にも、第13の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。
さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、UEに、PDUセッションがAllways-on PDU sessionであるか否かを伝えることを決定した場合、第14の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、PDUセッションがAllways-on PDU sessionであるか否かの情報が変更された場合、第14の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。
さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、確立しているPDUセッションを、Allways-on PDU sessionに変更する必要がある場合、第14の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。この場合、第14の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が必要であることを示す情報であってよい。
さらに、コアネットワーク_B190内の装置は、確立しているPDUセッションを、Allways-on PDU sessionではないPDUセッションに変更する必要がある場合、第14の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めてもよい。この場合、第14の識別情報は、Always-on PDU sessionの確立が許可されていないことを示す情報であってよい。
尚、PDUセッション変更要求メッセージに含められるPDUセッションIDは、確立しているPDUセッションのPDUセッションIDであってよい。さらに、本手続きが、UE主導のセッションマネジメント手続きに基づいて実行された場合、PDUセッション変更要求メッセージに含められるPDUセッションIDは、PDUセッション変更要求メッセージ、又はPDUセッション解放要求メッセージに含まれたPDUセッションIDと同一であってよい。
次に、ネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージを受信したUEは、ネットワーク主導のセッションマネジメント完了メッセージを送信する(S1204)。さらに、UEは、コアネットワーク_B190から受信した第10から14の識別情報のうちの少なくとも1つの識別情報に基づいて、第1の処理を実行し(S1206)、本手続きを完了してもよい。また、UEは、本手続きの完了に基づいて第1の処理を実施してもよい。
ここで、UEは、ネットワーク主導のセッションマネジメント完了メッセージにPDUセッションIDを含めてもよい。尚、ネットワーク主導のセッションマネジメント完了メッセージに含まれるPDUセッションIDは、ネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含まれたPDUセッションIDと同一であってよい。
以下、第1の処理の例について説明する。
ここで、第1の処理は、UEが、コアネットワーク_B190によって示された事柄を認識する処理であってよいし、コアネットワーク_B190の要求を認識する処理であってもよい。さらに、第1の処理は、UEが、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。
第1の処理において、UEは、第10の識別情報の受信に基づいて、UEが記憶しているUAV controllerの識別情報を、第10の識別情報が示すUAV controllerの識別情報に更新してよい。ここで、UEは、UAVであってもよい。また、前記UAV controllerは、前記UAVに対応付けられているUAV controllerであってよい。
言い換えると、UEは、第10の識別情報を受信した場合、第1の処理において、UEが記憶しているUAV controllerの識別情報を、第10の識別情報が示すUAV controllerの識別情報に更新してもよい。
さらに、UEは、第10の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、UEが記憶しているUAV controllerの識別情報を削除し、UAV controllerの識別情報として、受信した第10の識別情報を記憶してもよい。言い換えると、UEは、第10の識別情報を受信した場合、第1の処理において、UEが記憶しているUAV controllerの識別情報を削除し、UAV controllerの識別情報として、受信した第10の識別情報を記憶してもよい。
さらに、UEは、第10の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、新しいUAV controllerの識別情報を認識してもよい。言い換えると、UEは、第10の識別情報を受信した場合、第1の処理において、新しいUAV controllerの識別情報を認識してもよい。
より詳細には、UEは、第10の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、古いUAV controllerの識別情報が無効であると認識し、新しいUAV controllerの識別情報が有効であると認識してもよい。言い換えると、UEは、第10の識別情報を受信した場合、第1の処理において、古いUAV controllerの識別情報が無効であると認識し、新しいUAV controllerの識別情報が有効であると認識してもよい。
ここで、新しいUAV controllerの識別情報は、受信した第10の識別情報が示す情報であってもよい。さらに、古いUAV controllerの識別情報は、UEが記憶していたUAV controllerの識別情報であってもよい。
第1の処理において、UEは、第11の識別情報の受信に基づいて、UEが記憶しているUAV controllerのIPアドレスを、第11の識別情報が示すUAV controllerのIPアドレスに更新してよい。ここで、UEは、UAVであってもよい。また、前記UAV controllerは、前記UAVに対応付けられているUAV controllerであってよい。
言い換えると、UEは、第11の識別情報を受信した場合、第1の処理において、UEが記憶しているUAV controllerのIPアドレスを、第11の識別情報が示すUAV controllerのIPアドレスに更新してもよい。
さらに、UEは、第11の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、UEが記憶しているUAV controllerのIPアドレスを削除し、UAV controllerのIPアドレスとして、受信した第11の識別情報を記憶してもよい。言い換えると、UEは、第11の識別情報を受信した場合、第1の処理において、UEが記憶しているUAV controllerのIPアドレスを削除し、UAV controllerのIPアドレスとして、受信した第11の識別情報を記憶してもよい。
さらに、UEは、第11の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、新しいUAV controllerのIPアドレスを認識してもよい。言い換えると、UEは、第11の識別情報を受信した場合、第1の処理において、新しいUAV controllerのIPアドレスを認識してもよい。
より詳細には、UEは、第11の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、古いUAV controllerのIPアドレスが無効であると認識し、新しいUAV controllerのIPアドレスが有効であると認識してもよい。言い換えると、UEは、第11の識別情報を受信した場合、第1の処理において、古いUAV controllerのIPアドレスが無効であると認識し、新しいUAV controllerのIPアドレスが有効であると認識してもよい。
ここで、新しいUAV controllerのIPアドレスは、受信した第11の識別情報が示す情報であってもよい。さらに、古いUAV controllerのIPアドレスは、UEが記憶していたUAV controllerのIPアドレスであってもよい。
さらに、UEは、第10の識別情報、及び/又は第11の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、第10の識別情報で識別されるUAV controllerのIPアドレスを、第11の識別情報が示すIPアドレスに更新してもよい。言い換えると、UEは、第10の識別情報、及び/又は第11の識別情報を受信した場合、第1の処理において、第10の識別情報で識別されるUAV controllerのIPアドレスを、第11の識別情報が示すIPアドレスに更新してもよい。
さらに、UEは、第10の識別情報、及び/又は第11の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、第10の識別情報で識別されるUAV controllerのIPアドレスを削除し、第11の識別情報が示すIPアドレスを、第10の識別情報で識別されるUAV controllerのIPアドレスとして記憶してもよい。言い換えると、UEは、第10の識別情報、及び/又は第11の識別情報を受信した場合、第1の処理において、第10の識別情報で識別されるUAV controllerのIPアドレスを削除し、第11の識別情報が示すIPアドレスを、第10の識別情報で識別されるUAV controllerのIPアドレスとして記憶してもよい。
第1の処理において、UEは、第12の識別情報の受信に基づいて、UEが記憶しているUAVの識別情報を、第12の識別情報が示すUAVの識別情報に更新してよい。ここで、UEは、UAV controllerであってもよい。また、前記UAVは、前記UAV controllerに対応付けられているUAVであってよい。
言い換えると、UEは、第12の識別情報を受信した場合、第1の処理において、UEが記憶しているUAVの識別情報を、第12の識別情報が示すUAVの識別情報に更新してもよい。
さらに、UEは、第12の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、UEが記憶しているUAVの識別情報を削除し、UAVの識別情報として、受信した第12の識別情報を記憶してもよい。言い換えると、UEは、第12の識別情報を受信した場合、第1の処理において、UEが記憶しているUAVの識別情報を削除し、UAVの識別情報として、受信した第12の識別情報を記憶してもよい。
さらに、UEは、第12の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、新しいUAVの識別情報を認識してもよい。言い換えると、UEは、第12の識別情報を受信した場合、第1の処理において、新しいUAVの識別情報を認識してもよい。
より詳細には、UEは、第12の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、古いUAVの識別情報が無効であると認識し、新しいUAVの識別情報が有効であると認識してもよい。言い換えると、UEは、第12の識別情報を受信した場合、第1の処理において、古いUAVの識別情報が無効であると認識し、新しいUAVの識別情報が有効であると認識してもよい。
ここで、新しいUAVの識別情報は、受信した第12の識別情報が示す情報であってもよい。さらに、古いUAVの識別情報は、UEが記憶していたUAVの識別情報であってもよい。
第1の処理において、UEは、第13の識別情報の受信に基づいて、UEが記憶しているUAVのIPアドレスを、第13の識別情報が示すUAVのIPアドレスに更新してよい。ここで、UEは、UAV controllerであってもよい。また、前記UAVは、前記UAV controllerに対応付けられているUAVであってよい。
言い換えると、UEは、第13の識別情報を受信した場合、第1の処理において、UEが記憶しているUAVのIPアドレスを、第13の識別情報が示すUAVのIPアドレスに更新してもよい。
さらに、UEは、第13の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、UEが記憶しているUAVのIPアドレスを削除し、UAVのIPアドレスとして、受信した第13の識別情報を記憶してもよい。言い換えると、UEは、第13の識別情報を受信した場合、第1の処理において、UEが記憶しているUAVのIPアドレスを削除し、UAVのIPアドレスとして、受信した第13の識別情報を記憶してもよい。
さらに、UEは、第13の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、新しいUAVのIPアドレスを認識してもよい。言い換えると、UEは、第13の識別情報を受信した場合、第1の処理において、新しいUAVのIPアドレスを認識してもよい。
より詳細には、UEは、第13の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、古いUAVのIPアドレスが無効であると認識し、新しいUAVのIPアドレスが有効であると認識してもよい。言い換えると、UEは、第13の識別情報を受信した場合、第1の処理において、古いUAVのIPアドレスが無効であると認識し、新しいUAVのIPアドレスが有効であると認識してもよい。
ここで、新しいUAVのIPアドレスは、受信した第13の識別情報が示す情報であってもよい。さらに、古いUAVのIPアドレスは、UEが記憶していたUAVのIPアドレスであってもよい。
さらに、UEは、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、第12の識別情報で識別されるUAVのIPアドレスを、第13の識別情報が示すIPアドレスに更新してもよい。言い換えると、UEは、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信した場合、第1の処理において、第12の識別情報で識別されるUAVのIPアドレスを、第13の識別情報が示すIPアドレスに更新してもよい。
さらに、UEは、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報の受信に基づいて、第1の処理において、第12の識別情報で識別されるUAVのIPアドレスを削除し、第13の識別情報が示すIPアドレスを、第12の識別情報で識別されるUAVのIPアドレスとして記憶してもよい。言い換えると、UEは、第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報を受信した場合、第1の処理において、第12の識別情報で識別されるUAVのIPアドレスを削除し、第13の識別情報が示すIPアドレスを、第12の識別情報で識別されるUAVのIPアドレスとして記憶してもよい。
第1の処理において、UEは、第14の識別情報の受信に基づいて、確立しているPDUセッションがAlways-on PDU sessionであるか否かを認識してもよい。言い換えると、UEは、第14の識別情報を受信した場合、第1の処理において、確立しているPDUセッションがAlways-on PDU sessionであるか否かを認識してもよい。
具体的には、UEは、第14の識別情報を受信し、受信した第14の識別情報がAlways-on PDU sessionの確立が必要であることを示す情報に設定されている場合、第1の処理において、確立されている、及び/又は変更されたPDUセッションが、Always-on PDU sessionであると認識してもよい。逆に、UEは、第14の識別情報を受信し、受信した第14の識別情報がAlways-on PDU sessionの確立が許可されていないことを示す情報に設定されている場合、第1の処理において、確立されている、及び/又は変更されたPDUセッションが、Always-on PDU sessionではないと認識してもよい。
さらに、UEは、第14の識別情報を受信しなかった場合、以前に実行した手続き中に受信した第2の識別情報、及び/又は第14の識別情報に基づいて、確立されている、及び/又は変更されたPDUセッションが、Always-on PDU sessionであるか否かを認識してもよい。
具体的には、UEは、第14の識別情報を受信せず、さらに、以前に実行した手続き中に受信した第2の識別情報、及び/又は第14の識別情報がAlways-on PDU sessionの確立が必要であることを示す情報に設定されている場合、第1の処理において、確立されている、及び/又は変更されたPDUセッションが、Always-on PDU sessionであると認識してもよい。逆に、UEは、UEは、第14の識別情報を受信せず、さらに、以前に実行した手続き中に受信した第2の識別情報、及び/又は第14の識別情報がAlways-on PDU sessionの確立が許可されていないことを示す情報に設定されている場合、第1の処理において、確立されている、及び/又は変更されたPDUセッションが、Always-on PDU sessionではないと認識してもよい。
ここで、前記Always-on PDU sessionは、C2コミュニケーションをサポートするPDUセッションであってもよい。言い換えると、前記Always-on PDU sessionは、C2コミュニケーション用のQoSフローをサポートするPDUセッションであってもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。言い換えると、UEは、本手続きの完了に基づいて、第1の処理を実施してもよいし、第1の処理の完了後に本手続きを完了してもよい。
さらに、各装置は、上述した処理の完了、及び/又は、ネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージ、及び/又はネットワーク主導のセッションマネジメント完了メッセージの送受信に基づいて、第1のネットワーク主導のセッションマネジメント手続きを完了する。
[3.6.UE主導のセッションマネジメント手続きの概要]
次に、UE主導のセッションマネジメント手続きの概要について説明する。以下、UE主導のセッションマネジメント手続きは本手続きとも称する。本手続きは、確立されたPDUセッションに対してUEが主導して実行するセッションマネジメントの為の手続きである。
尚、本手続きは、UE主導のPDUセッション変更(PDUセッションモディフィケーション)手続き、及び/又はUE主導のPDUセッション解放(PDUセッションリリース)手続き等であってもよいし、これらに限らないUE主導のセッションマネジメント手続きを実行してもよい。尚、各装置は、UE主導のPDUセッション変更手続きにおいて、PDUセッション変更要求メッセージ、及び/又はPDUセッション変更コマンドメッセージ、及び/又はPDUセッション変更完了メッセージ、及び/又はPDUセッション変更拒絶メッセージを送受信してもよい。各装置は、UE主導のPDUセッション解放手続きにおいて、PDUセッション解放要求メッセージ、及び/又はPDUセッション解放コマンドメッセージ、及び/又はPDUセッション解放完了メッセージ、及び/又はPDUセッション解放拒絶メッセージを送受信してもよい。
さらに、各装置は、上述した処理の完了、及び/又は、UE主導のセッションマネジメント要求メッセージ、及び/又はUE主導のセッションマネジメント完了メッセージの送受信に基づいて、UE主導のセッションマネジメント手続きを完了する。
[3.6.1.UE主導のPDUセッション変更手続き例]
本章では、本手続きとはUE主導のPDUセッション変更手続きを指す。以下、図9を用いて、本手続きの各ステップについて説明する。
尚、登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きの完了に基づき、UEは、任意のタイミングで、UE主導のPDUセッション変更手続きを開始することができる。言い換えると、UEは、任意のタイミングで、確立しているPDUセッションに対してUE主導のPDUセッション変更手続きを開始してもよい。さらに言い換えると、UEは、任意のタイミングで、確立しているPDUセッションと同じPDUセッションIDを用いたUE主導のPDUセッション変更手続きを開始してもよい。
まず、UEは、SMFに、PDUセッション変更要求メッセージを送信することで(S1302)、UE主導のPDUセッション変更手続きを開始する。ここで、UEは、PDUセッション変更要求メッセージにPDUセッションIDを含めてもよいし、PDUセッションIDを含めることで、PDUセッションIDで識別されるPDUセッションに対して変更を行うことを要求してもよい。
尚、PDUセッション変更要求メッセージに含められるPDUセッションIDは、確立しているPDUセッションのPDUセッションIDであってよい。
また、UEは、飛行中の場合、PDUセッション変更要求メッセージを送信してはならなくてもよい。言い換えれば、UEは、飛行中の場合、PDUセッション変更要求メッセージの送信が禁止されるように設定されてもよい。
ここで、UEは、NASレイヤよりも下位レイヤ(例えば、RRCレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、SDAPレイヤ等)や、NASレイヤよりも上位レイヤ(例えば、トランスポートレイヤ、セッションレイヤ、プレゼンテーションレイヤ、アプリケーションレイヤ等)で、飛行中であることを検知してもよい。
また、UEは、本手続きが実施される前に、飛行を要求する制御メッセージの受信に基づいて、飛行中であることを検知してもよい。言い換えれば、UEは、本手続きが実施される前に、飛行を要求する制御メッセージを受信した場合、飛行中であることを検知してもよい。
また、UEは、本手続きが実施される前に、NASレイヤよりも下位レイヤ(例えば、RRCレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、SDAPレイヤ等)や、NASレイヤよりも上位レイヤ(例えば、トランスポートレイヤ、セッションレイヤ、プレゼンテーションレイヤ、アプリケーションレイヤ等)で、飛行を要求する制御メッセージの受信に基づいて、飛行中であることを検知してもよい。言い換えれば、UEは、本手続きが実施される前に、NASレイヤよりも下位レイヤ(例えば、RRCレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、SDAPレイヤ等)や、NASレイヤよりも上位レイヤ(例えば、トランスポートレイヤ、セッションレイヤ、プレゼンテーションレイヤ、アプリケーションレイヤ等)で、飛行を要求する制御メッセージを受信した場合、飛行中であることを検知してもよい。
次に、SMFは、UEが送信したPDUセッション変更要求メッセージを受信する。SMFは、UEの要求を受諾する場合、ネットワーク主導のPDUセッション変更手続きを開始する。逆に、SMFは、UEの要求を拒絶する場合、UEにPDUセッション変更拒絶メッセージを送信する。以下、SMFが、UEの要求を拒絶した場合について説明する。
SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受諾に基づき、UEにPDUセッション変更拒絶メッセージを送信する(S1304)。ここで、SMFは、PDUセッション変更拒絶メッセージに、第15の識別情報の識別情報を含めてもよいし、PDUセッションIDを含めてもよいし、この識別情報を含めることで、UEの要求が拒絶されたことを示してもよい。
ここで、SMFは、UEが飛行中である場合、第20の識別情報をPDUセッション変更拒絶メッセージに含めてもよい。言い換えると、SMFは、UEが飛行中であることを認識した場合、第20の識別情報をPDUセッション変更拒絶メッセージに含めてもよい。
さらに、SMFは、UTMからUEが飛行中であることを示す情報を受信した場合、第20の識別情報をPDUセッション変更拒絶メッセージに含めてもよい。
さらに、SMFは、UAV controllerからUEが飛行中であることを示す情報を受信した場合、第20の識別情報をPDUセッション変更拒絶メッセージに含めてもよい。
さらに、SMFは、コアネットワーク装置からUEが飛行中であることを示す情報を受信した場合、第20の識別情報をPDUセッション変更拒絶メッセージに含めてもよい。
さらに、SMFは、上記以外でPDUセッションの変更を拒絶する場合、第20の識別情報をPDUセッション変更拒絶メッセージに含めてもよい。
ここで、PDUセッション変更拒絶メッセージに含まれるPDUセッションIDは、PDUセッション変更要求メッセージに含まれたPDUセッションIDと同一であってよい。言い換えると、PDUセッション変更拒絶メッセージに含まれるPDUセッションIDは、本手続き中に、UEから提供されたPDUセッションIDと同一であってもよい。
UEは、PDUセッション変更拒絶メッセージを受信する。さらに、各装置は、PDUセッション変更拒絶メッセージの送受信、及び/又はネットワーク主導のPDUセッション変更手続きの完了に基づいて本手続きを完了する。
ここで、UEは、PDUセッション変更拒絶メッセージの受信に基づいて、UEの要求が拒絶されたことを認識してもよい。さらに、UEは、PDUセッション変更拒絶メッセージの受信に基づいて、第2の処理を実施してもよい。尚、第2の処理は、本手続きの完了に基づいて実施されてもよい。
ここで、第2の処理は、UEが、SMFによって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第2の処理は、UEが、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。さらに、第2の処理は、UEが、本手続きの要求が拒絶されたことを認識する処理であってもよい。
ここで、第2の処理において、UEは、第20の識別情報、及び/又は第20の識別情報が含まれたPDUセッション変更拒絶メッセージの受信に基づいて、拒絶された理由を認識してよい。具体的には、UEは、第20の識別情報、及び/又は第20の識別情報が含まれたPDUセッション変更拒絶メッセージの受信に基づいて、UEが飛行中のため、PDUセッションの変更が拒絶されたことを認識してよい。
言い換えれば、第2の処理において、UEは、第20の識別情報、及び/又は第20の識別情報が含まれたPDUセッション変更拒絶メッセージを受信した場合、拒絶された理由を認識してよい。具体的には、UEは、第20の識別情報、及び/又は第20の識別情報が含まれたPDUセッション変更拒絶メッセージを受信した場合、UEが飛行中のため、PDUセッションの変更が拒絶されたことを認識してよい。
さらに、UEは、第20の識別情報、及び/又は第20の識別情報が含まれたPDUセッション変更拒絶メッセージを受信した場合、同じPDUセッションに対する、PDUセッション変更手続き、及び/又はPDUセッション解放手続きの開始が禁止されるように設定してもよい。言い換えると、さらに、UEは、第20の識別情報、及び/又は第20の識別情報が含まれたPDUセッション変更拒絶メッセージを受信した場合、同じPDUセッションに対する、PDUセッション変更要求メッセージ、及び/又はPDUセッション解放要求メッセージの送信が禁止されるように設定してもよい。
より詳細には、UEは、第20の識別情報、及び/又は第20の識別情報が含まれたPDUセッション変更拒絶メッセージを受信した場合、一定期間、同じPDUセッションに対する、PDUセッション変更手続き、及び/又はPDUセッション解放手続きの開始が禁止されるように設定してもよい。言い換えると、さらに、UEは、第20の識別情報、及び/又は第20の識別情報が含まれたPDUセッション変更拒絶メッセージを受信した場合、一定期間、同じPDUセッションに対する、PDUセッション変更要求メッセージ、及び/又はPDUセッション解放要求メッセージの送信が禁止されるように設定してもよい。
ここで、一定期間とは、タイマー、及び/又はUEが保持するステートによって決まる期間であってもよい。具体的には、一定期間は、タイマーが実行されている間の期間であってもよい。さらに、一定期間は、UEが飛行中である間であってもよい。言い換えると、一定期間は、前記ステートが飛行中であることを示している間であってもよい。尚、一定期間は、これらの期間以外に限らず任意の期間であってもよい。
また、同じPDUセッションに対する、PDUセッション変更手続き、及び/又はPDUセッション解放手続きとは、同一のPDUセッションIDを用いたPDUセッション変更手続き、及び/又はPDUセッション解放手続きのことであってよい。
さらに、各装置は、上述した処理の完了、及び/又は、UE主導のPDUセッション変更拒絶メッセージの送受信に基づいて、UE主導のPDUセッション変更手続きを完了する。
[3.6.2.UE主導のPDUセッション解放手続き例]
本章では、本手続きとはUE主導のPDUセッション解放手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
UE主導のPDUセッション解放手続きは、前述したPDUセッション変更手続きと同様の手続きであってよい。
具体的には、本手続きが、UE主導のPDUセッション解放手続きの場合、前述したPDUセッション変更要求メッセージは、PDUセッション解放要求メッセージと読み替えてもよい。さらに、本手続きが、UE主導のPDUセッション解放手続きの場合、前述したPDUセッション変更要求メッセージは、PDUセッション解放要求メッセージと読み替えてもよいし、前述したPDUセッション変更拒絶メッセージは、PDUセッション解放拒絶メッセージと読み替えてもよい。また、PDUセッションを変更する挙動を、PDUセッションを解放する挙動と読み替えてもよい。
さらに、本手続きが、UE主導のPDUセッション解放手続きの場合、PDUセッション解放要求メッセージの受信に基づいて行われるSMFの挙動は、前述したPDUセッション変更要求メッセージの受信に基づいて行われるSMFの挙動と同様であってもよい。さらに、本手続きが、UE主導のPDUセッション解放手続きの場合、PDUセッション解放拒絶メッセージの受信に基づいて行われるUEの挙動は、前述したPDUセッション変更拒絶メッセージの受信に基づいて行われるUEの挙動と同様であってもよい。
さらに、本手続きが、UE主導のPDUセッション解放手続きの場合、SMFは、PDUセッション解放要求メッセージの受信に基づいて、ネットワーク主導のPDUセッション解放手続きを開始してもよいし、UEにPDUセッション解放拒絶メッセージを送信してもよい。
さらに、各装置は、上述した処理の完了、及び/又は、UE主導のPDUセッション解放拒絶メッセージの送受信に基づいて、UE主導のPDUセッション解放手続きを完了する。
[4. 変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1 移動通信システム
10 UE_A
30 PGW-U
32 PGW-C
35 SGW
40 MME
45 eNB
50 HSS
60 PCRF
80 アクセスネットワーク_A(E-UTRAN)
90 コアネットワーク_A
120 アクセスネットワーク_B(5G AN)
122 gNB
130 UPF
132 SMF
140 AMF
150 UDM
160 PCF
190 コアネットワーク_B
235 UPF_A
239 UPF_C

Claims (2)

  1. UAV (Unmanned Aerial Vehicle)であって、
    前記UAVは、送受信部と制御部とを備え、
    前記送受信部は、ネットワークから、第1の識別情報と第2の識別情報とを含むPDUセッション変更コマンドメッセージを受信し、
    前記制御部は、
    前記第1の識別情報の受信に基づいて、記憶しているUAV controllerの識別情報を、前記第1の識別情報が示す識別情報に更新し、
    前記第2の識別情報の受信に基づいて、記憶している前記UAV controllerのIPアドレスを、前記第2の識別情報が示すIPアドレスに更新し、
    ここで、
    前記第1の識別情報は、新しい前記UAV controllerの識別情報であり、
    前記第2の識別情報は、新しい前記UAV controllerのIPアドレスであり、
    前記UAVは、前記UAV controllerに対応付けられている、
    ことを特徴とするUAV。
  2. UAV (Unmanned Aerial Vehicle)であって、
    前記UAVは、送受信部と制御部とを備え、
    前記送受信部は、C2 (Command and Control)コミュニケーションを行うためのQoSフローを提供するPDUセッションを確立する場合、
    ネットワークに、第1の識別情報を含むPDUセッション確立要求メッセージを送信し、
    ネットワークから、第2の識別情報を含むPDUセッション確立受諾メッセージを受信し、
    ここで、
    前記第1の識別情報は、Always-on PDU session requestedであり、
    前記第2の識別情報は、Always-on PDU session indicationである、
    ことを特徴とするUAV。
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