JP2023125733A - 物品集積装置、箱詰装置、及びコンテナ箱詰装置 - Google Patents

物品集積装置、箱詰装置、及びコンテナ箱詰装置 Download PDF

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Abstract

【課題】積層する物品の姿勢制御が容易であって、重量や形状が異なる物品についても柔軟な対応が可能な物品集積装置を提供する。
【解決手段】物品集積装置100は、搬送部110と、姿勢変更部120とを備える。搬送部110は、搬送面110fに載置された物品Aを搬送する。姿勢変更部120は、搬送部110が搬送している物品Aの搬送方向Dcにおける下流側に、下方から力を付与して搬送面110fから離間させる。物品集積装置100は、搬送部110が搬送した第1物品Aの上に、第1物品Aの後に続いて搬送された第2物品Aの搬送方向Dcにおける下流側の端部Aeを重ねる。
【選択図】図1

Description

物品集積装置に関する。
搬送された複数の物品を、一部を重ねた状態で並べて集積する物品集積装置が知られている。特許文献1(特開2011-225243号公報)は、物品(製品)を供給する供給コンベヤと、供給コンベヤの下方において供給コンベヤに部分的に重ねて設けられた集合テーブルとを備えた物品集積装置(製品集合装置)を開示している。特許文献1の製品集合装置では、供給コンベヤが物品を順次落下させて集合テーブルに供給する。集合テーブルは、供給コンベヤから落下する物品を受け止める位置を間欠的に変更する。
特許文献1の技術では、供給コンベヤから集合テーブルに落下する物品について、重量や形状によっては姿勢の制御が困難な場合がある。また、集合テーブルに落下する際の物品の姿勢を制御するためには、供給コンベアと集合テーブルとの上下方向における距離や、集合テーブルが製品を受け止める位置を物品の重量や形状に応じて変更する必要があり、物品の重量や形状の変更に柔軟な対応ができない場合がある。
本発明の課題は、積層する物品の姿勢制御が容易であって、重量や形状が異なる物品についても柔軟な対応が可能な物品集積装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る物品集積装置は、搬送部と、姿勢変更部とを備える。搬送部は、搬送面に載置された物品を搬送する。姿勢変更部は、搬送部が搬送している物品の搬送方向における下流側に、下方から力を付与して搬送面から離間させる。物品集積装置は、搬送部が搬送した第1物品の上に、第1物品の後に続いて搬送された第2物品の搬送方向における下流側の端部を重ねる。
本発明の第2観点に係る物品集積装置は、第1観点の物品集積装置であって、姿勢変更部が、物品に向けてエアジェットを吹出すエアノズルを有する。
本発明の第3観点に係る物品集積装置は、第2観点の物品集積装置であって、エアジェットが、平面視において搬送方向の上流側に向かって吹出される。また、エアジェットは、水平方向から見て、搬送方向と直交する面と20°以上90°より小さい角度をなすように上方に向かって吹出される。
本発明の第4観点に係る物品集積装置は、第1観点から第3観点の物品集積装置のいずれかであって、搬送部が、第1ベルトコンベアと、第1ベルトコンベアよりも搬送方向の下流に配置された第2ベルトコンベアとを有する。第1ベルトコンベアの上面と、第2ベルトコンベアの上面とは、同一平面に沿って搬送面を構成する。姿勢変更部は、第1ベルトコンベア及び第2ベルトコンベアの間において、搬送面よりも下方に配置されている。
本発明の第5観点に係る物品集積装置は、第4観点の物品集積装置であって、第1ベルトコンベアのベルトの摩擦係数が、第2ベルトコンベアのベルトの摩擦係数よりも大きい。
本発明の第6観点に係る物品集積装置は、第1観点から第5観点の物品集積装置のいずれかであって、搬送部及び姿勢変更部の上方に配置され、物品の下流側の端部が搬送面から離間する距離を規制する第1規制部材をさらに備える。
本発明の第7観点に係る物品集積装置は、第1観点から第6観点の物品集積装置のいずれかであって、姿勢変更部が物品に付与する力の大きさが、可変である。
本発明の第8観点に係る物品集積装置は、第1観点から第7観点の物品集積装置のいずれかであって、姿勢変更部が、搬送部が連続して搬送する所定数の物品から構成される物品群の内、搬送部が初めに搬送する物品に力を付与しない。
本発明の第9観点に係る箱詰装置は、第1観点から第8観点の物品集積装置のいずれかと、当該物品集積装置が集積した複数の物品を箱詰めする箱詰部とを備える。
本発明の第10観点に係るコンテナ箱詰装置は、第1観点から第8観点の物品集積装置のいずれかと、当該物品集積装置が集積した複数の物品をコンテナへ移動させるコンテナ移載部とを備える。
箱詰装置1の全体構成を示す概略斜視図である。 物品集積装置100の側面図である。 物品集積装置100の平面図である。 制御部400のブロック図である。 積層動作を説明するための物品集積装置100の側面図である。 積層動作を説明するための物品集積装置100の側面図である。 積層動作を説明するための物品集積装置100の側面図である。 積層動作の第3フェーズにおける第2規制部材150の動きを説明するための物品集積装置100の側面図である。
本発明の実施形態に係る物品集積装置100について、物品集積装置100を備える箱詰装置1を例に説明する。以下に説明される実施形態は、本発明の具体例の1つであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)全体構成
箱詰装置1は、積層された複数の物品Aをダンボール箱Bに箱詰めする装置である。物品Aは、限定されるものではないが、例えば、菓子等の比較的軽量な商品が収容された袋である。箱詰装置1は、主に、物品集積装置100と、箱詰部200と、操作部300と、制御部400とを備える。
図1は、箱詰装置1の全体構成を示す概略斜視図である。図2は、物品集積装置100の側面図である。図3は、物品集積装置100の平面図である。図4は、制御部400のブロック図である。以下の説明において、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」及び「右」からなる6つの方向は、図1、図2、図3に示されるように定義される。図2は、物品集積装置100を左側から見た側面図である。各図において、物品Aが移動する方向は、ハッチングを付した矢印で示される。
(2)詳細構成
(2-1)物品集積装置
物品集積装置100は、所定数(本実施形態では、5つ)の物品Aを積層し、箱詰部200に移動させる装置である。ここで、積層とは、物品Aの上に、物品Aの後に続いて搬送された別の物品Aの搬送方向Dc(本実施形態では、前後方向)における下流側(以下では、単に下流側と呼ぶ。)の端部が重ねられた状態を示す。以下では、便宜上、物品集積装置100が積層した所定数の物品Aをまとめて物品群Agと呼ぶ場合がある。なお、物品集積装置100が積層する物品Aの数は5つに限定されず、2つから3つのいずれかであってもよいし、6つ以上であってよい。
物品集積装置100は、主に、搬送部110と、姿勢変更部120と、検出部130と、第1規制部材140と、2つの第2規制部材150と、第1駆動機構160とを備える。
(2-1-1)搬送部
搬送部110は、搬送面110fを有し、物品供給部(図示省略)から供給され搬送面110fに載置された物品Aを搬送する。本実施形態では、搬送面110fは、水平面と平行に形成されている。物品Aの搬送方向Dcは、前方から後方に向かって前後方向に沿って形成されている。言い換えると、本実施形態では、搬送方向Dcの上流は前方であり、搬送方向Dcの下流は後方である。
搬送部110は、第1ベルトコンベア111と、第2ベルトコンベア112とを有する。第1ベルトコンベア111は、第2ベルトコンベア112よりも搬送方向Dcの上流に配置されている。第1ベルトコンベア111の上面111uと、第2ベルトコンベア112の上面112uとは同一平面に沿って搬送面110fを構成する。第1ベルトコンベア111と、第2ベルトコンベア112とは、姿勢変更部120の姿勢変更部120が配置される隙間Gcが間に形成されている。隙間Gcの搬送方向Dcにおける距離は、搬送面110fに載置された物品Aの搬送方向Dcにおける長さLa1よりも狭く形成されることが好ましい。物品供給部(図示省略)が、第1ベルトコンベア111に物品Aを1つずつ供給する。第1ベルトコンベア111及び第2ベルトコンベア112はそれぞれ、制御部400により制御される。
第1ベルトコンベア111のベルトの摩擦係数は、第2ベルトコンベア112のベルトの摩擦係数よりも大きい。
(2-1-2)姿勢変更部
姿勢変更部120は、搬送部110が搬送している物品Aの姿勢を一時的に変更する。より詳細には、姿勢変更部120は、制御部400からの指示を受けると、搬送部110が搬送している物品Aの下流側に下方から力を付与して搬送面110fから離間させる。
姿勢変更部120は、主に、エアノズル121と、エア供給部122とを有する。
エアノズル121は、物品Aの下流側に向けてエアジェットJを吹出す。エアノズル121が吹出すエアジェットJは、物品Aの下流側に下方から力を付与する。エアノズル121は、第1ベルトコンベア111及び第2ベルトコンベア112の間の隙間Gcに、搬送面110fよりも下方に配置される。エアジェットJは、平面視において搬送方向Dcの上流側に向かって吹き出される。また、エアジェットJは、水平方向から見て、搬送方向Dcと直交する面Scと20°以上90°より小さい角度θをなすように上方に向かって吹出されることが好ましい(図2参照)。
エア供給部122は、エアノズル121に圧縮空気を供給する。エア供給部122は、チューブ123を介してエアノズル121に接続されている。エア供給部122は、制御部400により制御される。エア供給部122は、限定されるものではないが、例えば、エア電磁弁である。
物品Aの下流側が搬送面110fから離間する距離は、姿勢変更部120が物品Aに付与する力の大きさを変更することで制御される。このため、姿勢変更部120が物品Aに付与する力の大きさは、可変であることが好ましい。本実施形態では、操作部300が受け付けたエアジェットJの風量の設定値に基づいて、エア供給部122が供給する圧縮空気の量を制御部400が変更することにより、姿勢変更部120が物品Aに付与する力の大きさが変更される。
(2-1-3)検出部
検出部130は、物品Aが所定の検出位置にあることを検出する。検出部130は、第1検出部130aと、第2検出部130bとを有する。
第1検出部130aは、物品Aが所定の第1検出位置P1にあることを検出する。第1検出位置P1は、制御部400が物品Aの下流側への力の付与を姿勢変更部120に開始させる位置である(図2参照)。検出部130は、物品Aが第1検出位置P1にあることを検出すると、物品Aを検出したことを制御部400に通知する。検出部130は、第1ベルトコンベア111の上方であって、第1ベルトコンベア111の下流側端部から上流側に所定距離離れた位置に配置される。検出部130は、限定されるものではないが、例えば、光電センサである。
第2検出部130bは、物品Aが所定の第2検出位置P2にあることを検出する。第2検出位置P2は、第2ベルトコンベア112の上流側端部である(図2参照)。第2検出部130bは、物品Aが第2検出位置P2にあることを検出すると、物品Aを検出したことを制御部400に通知する。第2検出部130bは、第2ベルトコンベア112の上流側端部の上方に配置される。第2検出部130bは、限定されるものではないが、例えば、光電センサである。
(2-1-4)第1規制部材
第1規制部材140は、姿勢変更部120が力を付与した際の物品Aの姿勢を規制する。より詳細には、第1規制部材140は、物品Aの下流側が搬送面110fから離間する距離を規制して、付与された力により物品Aが搬送の途中で反転してしまう(下面が上方を向いた状態となる)ことを抑制する。
第1規制部材140は、帯状の部材である。第1規制部材140は、搬送部110及び姿勢変更部120の上方に配置される。より詳細には、第1規制部材140は、長手方向が搬送方向Dcに沿い、主面140sが上下方向に直交するように配置される。搬送面110fと、主面140sとの上下方向における距離Dv(図2参照)は、物品Aの下流側が、先行する物品Aに積層可能な程度に搬送面110fから離間することを許容しつつ、搬送面110fから離間しすぎて物品Aが反転しない距離に設定される。具体的には、距離Dvは、物品Aの上下方向における厚みTaよりも広く、搬送方向Dcにおける長さLa1よりも狭く形成される。
(2-1-5)第2規制部材
第2規制部材150は、姿勢変更部120が力を付与した後の物品Aの搬送面110fにおける位置を規制する。より詳細には、第2規制部材150は、力が付与された物品Aの第2ベルトコンベア112上における位置を規制して、複数の物品Aを第2ベルトコンベア112上において搬送方向Dcに沿って並べる。以下では、便宜上、2つの第2規制部材150の内、左側に位置する第2規制部材150を第2規制部材150aと呼び、2つの第2規制部材150の内、右側に位置する第2規制部材150を第2規制部材150bと呼ぶ。第2規制部材150aと、第2規制部材150bとを総称する場合は、第2規制部材150と呼ぶ。
第2規制部材150は、帯状の部材である。第2規制部材150は、第2ベルトコンベア112の上方に、長手方向が搬送方向Dcに沿い、主面150sが左右方向に直交するように配置される。第2規制部材150aは、第2ベルトコンベア112の左側端縁の近傍に配置される。第2規制部材150bは、第2ベルトコンベア112の右側端縁の近傍に配置される。第2ベルトコンベア112の上面112uと、第2規制部材150の下側端縁とは、物品Aの上下方向における厚みより狭い隙間が間に形成されている。第2規制部材150aと、第2規制部材150bとの左右方向における間隔Grは、搬送面110fに載置された物品Aの左右方向における長さLa2よりわずかに広く設定される(図3参照)。
詳細は後述するが、本実施形態では、第2規制部材150は、第2ベルトコンベア112上の物品群Agを箱詰部200に移動させる機能も兼ねる。
(2-1-6)第1駆動機構
第1駆動機構160は、第2規制部材150を駆動する。より詳細には、第1駆動機構160は、第2ベルトコンベア112の左側端縁の上方から箱詰部200の載置台210(後述)左側端縁の上方まで第2規制部材150aを移動させることで、第2ベルトコンベア112上の物品群Agを箱詰部200に移動させる。詳細な説明は省略するが、第1駆動機構160は、サーボモータやエアシリンダ等の周知の機構を組み合わせて構成される。第1駆動機構160は、制御部400により制御される。第2規制部材150の詳細な動作は、後述する。
第1駆動機構160は、第2規制部材150aと、第2規制部材150bとの左右方向における間隔Grを変更してもよい。本実施形態では、操作部300が受け付けた物品Aの大きさの設定値に基づいて、第1駆動機構160が間隔Grを変更する。
(2-2)箱詰部
箱詰部200は、物品群Agをダンボール箱Bに箱詰めする。本実施形態では、箱詰部200は、2つの物品群Agをダンボール箱Bに箱詰めする。箱詰部200がダンボール箱Bに箱詰めする物品群Agの数は、これに限定されるものではなく、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。
箱詰部200は、載置台210と、移動部材220と、第2駆動機構230と、箱詰機構240とを有する。
(2-2-1)載置台
載置台210は、第2搬送面112f上から移動させられた物品群Agを載置する台である。
載置台210は、物品群Agを載置する、矩形状の載置面210sを有する。載置面210sは、第2搬送面112fと同じ高さにおいて水平面と平行に形成される。載置面210sの前後方向における幅は、第2ベルトコンベア112の前後方向における長さと略同じである。載置面210sの左右方向における幅は、少なくとも、ダンボール箱Bに一度に箱詰される数の物品群Agを左右方向に並べることができる長さである。載置台210は、第2ベルトコンベア112の右側に配置されている。
(2-2-2)移動部材
移動部材220は、載置台210に載置された物品群Agを箱詰機構240まで移動させる。移動部材220は、長方形の板状部材である。移動部材220は、載置台210の上方に、長手方向が前後方向に沿い、主面220sが左右方向に直交するように配置される。載置面210sと、移動部材220の下側端縁とは、物品Aの上下方向における厚みより狭い隙間が間に形成されている。
(2-2-3)第2駆動機構
第2駆動機構230は、移動部材220を駆動する。より詳細には、第2駆動機構230は、載置面210s上の複数の物品群Agの左側端縁から載置面210sの右側端縁に向かって移動部材220を移動させる。これにより、載置面210s上の物品群Agは、箱詰機構240まで移動する。詳細な説明は省略するが、第2駆動機構230は、サーボモータやエアシリンダ等の周知の機構を組み合わせて構成される。第2駆動機構230は、制御部400により制御される。移動部材220の詳細な動作は、後述する。
(2-2-4)箱詰機構
箱詰機構240は、移動部材220が移動した物品群Agをダンボール箱Bに箱詰する。箱詰機構240は、載置台210の右側に配置される。箱詰機構240は、図示しないダンボール箱供給部から供給されたダンボール箱Bを、載置台210の右側において保持する。この際、ダンボール箱Bは、上面が開口し、この開口が載置面210sよりも下方に位置するように保持される。箱詰機構240は、移動部材220が載置台210から移動させた物品群Agを受け取り、ダンボール箱Bに詰める。箱詰機構240は、制御部400により制御される。
(2-3)操作部
操作部300は、箱詰装置1に関する各種の設定を受け付ける入力装置である。操作部300は、限定されるものではないが、例えば、タッチパネル式のディスプレイである。操作部300は、限定されるものではないが、例えば、物品Aの大きさ(長さLa1、La2、厚み)、ダンボール箱Bに詰める物品A、物品群Agの数、ダンボール箱B内における物品A、物品群Agの配置、エアジェットJの風量、第1検出部130aが物品Aを検出してからエア供給部122が圧縮空気を供給するまでの時間、搬送部110の搬送速度等を箱詰装置1に関する設定として受け付ける。操作部300が受け付けたこれらの設定は、制御部400のROM及びRAM等に保存される。なお、図1、図2、図3において操作部300の図示は省略する。
(2-4)制御部
制御部400は、CPU、ROM及びRAM等(いずれも図示省略)から構成されるコンピュータである。制御部400は、箱詰装置1に内蔵され、搬送部110(第1ベルトコンベア111及び第2ベルトコンベア112)、姿勢変更部120(エア供給部122)、検出部130(第1検出部130a及び第2検出部130b)、第1駆動機構160、第2駆動機構230、箱詰機構240、及び操作部300に接続されている。制御部400は、操作部300が受け付けた設定に基づいて、搬送部110、姿勢変更部120、検出部130、第1駆動機構160、第2駆動機構230、及び箱詰機構240を制御し、次に説明する箱詰装置1の動作を実行する。
(3)箱詰装置の動作
制御部400が実行する箱詰装置1の動作は、物品集積装置100により実行される積層動作と、箱詰部200により実行される箱詰動作とにより構成される。
(3-1)積層動作
積層動作では、物品集積装置100は、搬送部110が搬送した物品Aの上に、物品Aの後に続いて搬送された別の物品Aの下流側の端部Aeを重ねて積層する。積層動作は、第1フェーズと、第2フェーズと、第3フェーズとを含む。積層動作の間、制御部400は、第1ベルトコンベア111を駆動し続ける。以下では、便宜上、物品群Agに含まれる5つの物品Aを、搬送部110が搬送する順に、物品A1、物品A2、物品A3、物品A4、物品A5と呼ぶ。
図5Aから図5Cは、積層動作を説明するための物品集積装置100の側面図である。図5Dは、積層動作の第3フェーズにおける第2規制部材150の動きを説明するための物品集積装置100の側面図である。図5Dは、物品集積装置100を後側から見た側面図である。
(3-1-1)第1フェーズ
第1フェーズで、物品集積装置100は、物品A1を第2ベルトコンベア112に載置する。第1フェーズで、制御部400は、姿勢変更部120を作動させない。
物品供給部(図示省略)が物品A1を第1ベルトコンベア111に供給すると、第1ベルトコンベア111は、物品A1を搬送方向Dcの下流側に向けて搬送する。第1ベルトコンベア111の下流側端部まで搬送された物品A1は、搬送時の慣性が作用することで、隙間Gcを超えて第2ベルトコンベア112の上流側端部に載る。姿勢変更部120が作動していないため、物品A1は、姿勢が変更されることなく隙間Gcを超え、第2ベルトコンベア112に載る(図5A参照)。
(3-1-2)第2フェーズ
第2フェーズで、制御部400は、物品A1の上に、物品A1の後に続いて搬送された物品A2の下流側の端部Aeを重ねて積層する。第2フェーズで、制御部400は、姿勢変更部120を作動させる。
物品供給部(図示省略)が物品A2を第1ベルトコンベア111に供給すると、第1ベルトコンベア111は、物品A2を搬送方向Dcの下流側に向けて搬送する。物品A2が第1検出位置P1に達し、物品A2が第1検出位置P1にあることを検出した第1検出部130aは、物品A2を検出したことを制御部400に通知する。第1検出部130aからの通知を受けた制御部400は、姿勢変更部120に物品Aに力を付与するように指示をする。制御部400からの指示を受けた姿勢変更部120は、エア供給部122に圧縮空気をエアノズル121へ供給させて、エアノズル121にエアジェットJを吹出させる。
第1ベルトコンベア111の下流側端部まで搬送された物品A2は、搬送時の慣性が作用することで、隙間Gcを超える。物品A2は、隙間Gcを超える直前に、第1ベルトコンベア111の下流側端部において下流側がエアジェットJを受ける(言い換えると、下流側に下方から力が付与される)。この結果、物品A2は、姿勢が一時的に変化する。具体的には、物品A2は、下流側が搬送面110f(第1ベルトコンベア111の上面111u)から一時的に離間する。
下流側が搬送面110fから一時的に離間した物品A2は、下流側が搬送面110fから離間した状態で、隙間Gcを超えて第2ベルトコンベア112の上流側端部に載る。この結果、物品A2の下流側は、第2ベルトコンベア112の上流側端部に載置された物品A1の上流側端部の上方に重なる(図5B参照)。
この際、物品A2の下流側が搬送面110fから離間する距離は、第1規制部材140により規制される。より詳細には、物品A2の下流側が搬送面110fから離間する距離は、距離Dvを超えない。このため、付与された力により物品Aが搬送の途中で反転してしまうことが抑制される。
その後、第2検出位置P2に物品Aが有ることを第2検出部130bが検出しその結果を制御部400に通知すると、制御部400は、第2ベルトコンベア112を駆動して物品Aを載せるための空間を第2ベルトコンベア112の上流側に形成する。これにより、次に搬送される物品A3を載せるための空間が第2ベルトコンベア112の物品A2上流側(言い換えると、第2ベルトコンベア112の上流側端部)に形成される。
物品A2の下流側が物品A1に積層されると、制御部400は、残りの物品A(物品A3、物品A4、及び物品A5)についても第2フェーズの動作を繰り返す(図示省略)。この結果、第2ベルトコンベア112上に、物品A1、物品A2、物品A3、物品A4、及び物品A5が下流側から上流側に向かってこの順で並び積層された物品群Agが形成される(図5C参照)。
この際、物品A1、物品A2、物品A3、物品A4、及び物品A5の第2ベルトコンベア112上における位置は、第2規制部材150により規制される。より詳細には、物品A1、物品A2、物品A3、物品A4、及び物品A5は、第2規制部材150aと、第2規制部材150bとの左右方向における第2ベルトコンベア112の上方において平行に並べられた2つの第2規制部材150の左右方向における間隔Grの間に、搬送方向Dcに沿って並ぶ。このため、物品A1、物品A2、物品A3、物品A4、及び物品A5は、第2ベルトコンベア112上において搬送方向Dcに沿って並ぶことができる(図3参照)。
(3-1-3)第3フェーズ
第3フェーズでは、制御部400は、第2ベルトコンベア112上の物品群Agを箱詰部200へ移動させる。
次に、第1駆動機構160が第2規制部材150を駆動して、第2ベルトコンベア112上の物品群Agを箱詰部200へ移動させる。より詳細には、第1駆動機構160は、第2規制部材150bを第2ベルトコンベア112の右側端縁の上方へ移動させる。また、第1駆動機構160は、第2ベルトコンベア112の左側端縁の上方から箱詰部200の載置台210左側端縁の上方まで第2規制部材150aを、第2規制部材150bの下方を通過させて水平に移動させる。これにより、物品群Agは、第2規制部材150aに押されて、箱詰部200の載置台210上に移動する(図5D参照)。
制御部400は、以上の積層動作をダンボール箱Bに詰める物品群Agの数に対応する回数(本実施形態では、2回)繰り返す。これにより、載置台210上に左右方向に2つの物品群Agが並べられる。
第2ベルトコンベア112は、第3フェーズの初めに、第2ベルトコンベア112の搬送方向Dcにおける中央に位置するように物品群Agを移動させてもよい。
(3-2)箱詰部の動作
箱詰動作では、制御部400は、載置台210上の物品群Agをダンボール箱Bに詰める。
初めに、第2駆動機構230が移動部材220を駆動して、載置面210s上の2つの物品群Agの左側端縁に移動させる。
次に、第2駆動機構230が移動部材220を駆動して、載置面210sの右側端縁に向かって移動させる。これにより、載置面210s上の物品群Agは、箱詰機構240まで移動する。
最後に、箱詰機構240は、2つの物品群Agをダンボール箱Bに箱詰する。
(4)特徴
(4-1)
物品集積装置100は、搬送部110と、姿勢変更部120とを備える。搬送部110は、搬送面110fに載置された物品Aを搬送する。姿勢変更部120は、搬送部110が搬送している物品Aの搬送方向Dcにおける下流側に、下方から力を付与して搬送面110fから離間させる。物品集積装置100は、搬送部110が搬送した第1物品Aの上に、第1物品Aの後に続いて搬送された第2物品Aの搬送方向Dcにおける下流側の端部Aeを重ねる。
搬送方向Dcにおける下流側が搬送面110fから離間した物品Aは、搬送方向Dcにおける上流側が搬送面110fに接している。これにより、物品集積装置100は、搬送部110を介して搬送中の物品Aの姿勢を容易に制御できる。物品集積装置100は、物品Aの重量や形状が変更された場合でも、搬送部110の搬送速度を変更して物品Aの姿勢を容易に制御できる。このため、物品集積装置100は、重量や形状が異なる物品Aについても柔軟な対応が可能である。したがって、物品集積装置100は、積層する物品Aの姿勢制御が容易であって、重量や形状が異なる物品についても柔軟な対応が可能である。
(4-2)
物品集積装置100は、姿勢変更部120が、物品Aに向けてエアジェットJを吹出すエアノズル121を有する。
物品集積装置100は、エアジェットJにより物品Aに力を付与できる。
(4-3)
物品集積装置100は、エアジェットJが、水平方向から見て、搬送方向Dcの上流側に向かって吹出される。また、エアジェットJは、水平方向から見て、搬送方向Dcと直交する面Scと20°以上90°より小さい角度をなすように上方に向かって吹出される。
(4-4)
物品集積装置100は、搬送部110が、第1ベルトコンベア111と、第1ベルトコンベア111よりも搬送方向Dcの下流に配置された第2ベルトコンベア112とを有する。第1ベルトコンベア111の上面111uと、第2ベルトコンベア112の上面112uとは、同一平面に沿って搬送面110fを構成する。姿勢変更部120は、第1ベルトコンベア111及び第2ベルトコンベア112の間において、搬送面110fよりも下方に配置されている。
(4-5)
物品集積装置100は、第1ベルトコンベア111のベルトの摩擦係数が、第2ベルトコンベア112のベルトの摩擦係数よりも大きい。
これにより、第1ベルトコンベア111上の物品Aがエアジェットにより搬送方向Dcの下流に押し戻されることが抑制されるため、確実な搬送が可能となる。また、第2規制部材150を駆動して、第2ベルトコンベア112上の物品群Agを箱詰部200へ移動させる際、第2ベルトコンベア112との間に生じる摩擦により物品群Agの姿勢が乱されることが抑制される。この結果、物品集積装置100は、箱詰部200へスムーズに物品群Agを移動させることができる。
(4-6)
物品集積装置100は、搬送部110及び姿勢変更部120の上方に配置され、物品Aの下流側の端部Aeが搬送面110fから離間する距離を規制する第1規制部材140をさらに備える。
これにより、物品Aの下流側が、先行する物品Aに積層可能な程度に搬送面110fから離間することを許容しつつ、搬送面110fから離間しすぎて物品Aが反転することが抑制される。
(4-7)
物品集積装置100は、姿勢変更部120が物品Aに付与する力の大きさが、可変である。
これにより、物品Aの重量や形状が変更された場合でも、姿勢変更部120が確実に物品Aの下流側を搬送面110fから離間させることができる。
(4-8)
物品集積装置100は、姿勢変更部120が、搬送部110が連続して搬送する所定数の物品Aから構成される物品群Agの内、搬送部110が初めに搬送する物品Aに力を付与しない。
言い換えると、積層動作の第1フェーズにおいて、姿勢変更部120は、物品Aに力を付与しない。
(4-9)
箱詰装置1は、物品集積装置100と、物品集積装置100が集積した複数の物品Aを箱詰めする箱詰部200とを備える。
(5)変形例
(5-1)変形例A
物品集積装置100は、コンテナ箱詰装置(図示省略)に用いられてもよい。
箱詰装置1と、コンテナ箱詰装置との相違点は、物品群Agが箱詰めする対象がコンテナである点である。このコンテナ箱詰装置は、物品集積装置100と、物品集積装置100が集積した複数の物品Aをコンテナへ移動させるコンテナ移載部(図示省略)とを備える。コンテナ移載部は、物品集積装置100が形成した物品群Agを、複数の物品群Agを収容するコンテナに移載する。
(5-2)変形例B
姿勢変更部120は、搬送部110が搬送している物品Aの下流側に下方から力を付与して搬送面110fから離間させることができれば、エアノズル121、エア供給部122、及びチューブ123以外により実現されてもよい。具体的には、姿勢変更部120は、サーボモータやエアシリンダ等の周知の機構により実現されるアクチュエータであってもよい。
(5-3)変形例C
制御部400は、第2フェーズで、第2ベルトコンベア112を駆動してもよい。より詳細には、制御部400は、続いて搬送される物品Aを載せるための空間を上流側端部に設けるために、物品Aが載ったタイミングで第2ベルトコンベア112をわずかに駆動してもよい。
1 箱詰装置
100 物品集積装置
110 搬送部
110f 搬送面
111 第1ベルトコンベア
112 第2ベルトコンベア
120 姿勢変更部
121 エアノズル
130 検出部
140 第1規制部材
150 第2規制部材
160 第1駆動機構
200 箱詰部
210 載置台
220 移動部材
230 第2駆動機構
240 箱詰機構
300 操作部
400 制御部
A 物品
Ae 物品の下流側の端部
Ag 物品群
B ダンボール箱
Dc 搬送方向
特開2011-225243号公報

Claims (10)

  1. 搬送面に載置された物品を搬送する搬送部と、
    前記搬送部が搬送している前記物品の搬送方向における下流側に、下方から力を付与して前記搬送面から離間させる姿勢変更部と
    を備え、
    前記搬送部が搬送した第1物品の上に、前記第1物品の後に続いて搬送された第2物品の前記搬送方向における下流側の端部を重ねる、
    物品集積装置。
  2. 前記姿勢変更部は、
    前記物品に向けてエアジェットを吹出すエアノズルを有する、
    請求項1に記載の物品集積装置。
  3. 前記エアジェットは、
    平面視において前記搬送方向の上流側に向かい、
    水平方向から見て、前記搬送面と直交する面と20°以上90°より小さい角度をなすように上方に向かって吹出される、
    請求項2に記載の物品集積装置。
  4. 前記搬送部は、
    第1ベルトコンベアと、
    前記第1ベルトコンベアよりも前記搬送方向の下流に配置された第2ベルトコンベアと
    を有し、
    前記第1ベルトコンベアの上面と、前記第2ベルトコンベアの上面とは、
    同一平面に沿って前記搬送面を構成し、
    前記姿勢変更部は、
    前記第1ベルトコンベア及び前記第2ベルトコンベアの間において、前記搬送面よりも下方に配置されている、
    請求項1から3のいずれかに記載の物品集積装置。
  5. 前記第1ベルトコンベアのベルトの摩擦係数は、
    前記第2ベルトコンベアのベルトの摩擦係数よりも大きい、
    請求項4に記載の物品集積装置。
  6. 前記搬送部及び前記姿勢変更部の上方に配置され、前記物品の下流側の端部が前記搬送面から離間する距離を規制する第1規制部材をさらに備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の物品集積装置。
  7. 前記姿勢変更部が前記物品に付与する力の大きさは、
    可変である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の物品集積装置。
  8. 前記姿勢変更部は、
    前記搬送部が連続して搬送する所定数の前記物品から構成される物品群の内、前記搬送部が初めに搬送する前記物品に前記力を付与しない、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の物品集積装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の物品集積装置と、
    前記物品集積装置が集積した複数の物品を箱詰めする箱詰部と
    を備える
    箱詰装置。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載の物品集積装置と、
    前記物品集積装置が集積した複数の物品をコンテナへ移動させるコンテナ移載部と
    を備える
    コンテナ箱詰装置。
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