JP2023125680A - 屋根構造体 - Google Patents

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幸自 永田
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Abstract

【課題】土間コンクリートに設置される屋根構造体の施工の作業性を向上させる。【解決手段】屋根構造体1は、地盤4を覆う土間コンクリート3に設置される支柱5と、支柱5により支持された屋根6と、支柱5を支持する支持材7と、を備える。支持材7は、地盤4に載置されて地盤4と土間コンクリート3の間に埋設されるベース板部10と、ベース板部10から突出して支柱5が固定された支柱固定部11と、を有する。【選択図】 図2

Description

本発明は、土間コンクリートに設置される支柱により屋根が支持される屋根構造体に関する。
カーポート等の屋根構造体では、支柱が支持材により支持されて、複数の支柱が土間コンクリートに設置される。また、屋根構造体の屋根は、複数の支柱により支持されて、土間コンクリートの上方に配置される。このような屋根構造体では、支柱に種々の力が加わるため、支柱を支持材により安定して支持することが求められる。そこで、従来、土間コンクリートの下方に位置する地中に支持材を埋設して、支柱の下端部を支持材により支持するルーフ構造物及びルーフ構造物の施工方法が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来のルーフ構造物及びルーフ構造物の施工方法では、支持材の板状部の上に乗る土、路盤、及び、土間コンクリートの重量により、支持材及び支柱を支持している。ところが、従来のルーフ構造物及びルーフ構造物の施工方法では、支柱を支持可能な深さに支持材を埋設する必要があり、地盤の掘削を含むルーフ構造物の施工の作業負担が大きくなる虞がある。また、地盤の掘削に伴う排土を処理する必要もある。地盤の掘削から土間コンクリートの打設までの時間が長くなり、ルーフ構造物の施工の工期が長くなることも懸念される。
特開2021-38588号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、土間コンクリートに設置される屋根構造体の施工の作業性を向上させることである。
本発明は、地盤を覆う土間コンクリートに設置される支柱と、前記支柱により支持された屋根と、前記支柱を支持する支持材と、を備えた屋根構造体であって、
前記支持材は、前記地盤に載置されて前記地盤と前記土間コンクリートの間に埋設されるベース板部と、前記ベース板部から突出して前記支柱が固定された支柱固定部と、を有する屋根構造体である。
本発明によれば、土間コンクリートに設置される屋根構造体の施工の作業性を向上させることができる。
第1実施形態の屋根構造体を示す側面図である。 図1の矢印X1方向からみた第1実施形態の屋根構造体を示す正面図である。 図1の矢印X2方向からみた第1実施形態の屋根構造体を示す平面図である。 第1実施形態の支持材を示す図である。 第1実施形態の支持材と支柱を示す図である。 第1実施形態の屋根構造体の施工手順を示す図である。 第2実施形態の屋根構造体を示す側面図である。 図7の矢印X7方向からみた第2実施形態の屋根構造体を示す正面図である。 図7の矢印X8方向からみた第2実施形態の屋根構造体を示す平面図である。 第3実施形態の屋根構造体を示す側面図である。 図10の矢印X9方向からみた第3実施形態の屋根構造体を示す正面図である。 図10の矢印X10方向からみた第3実施形態の屋根構造体を示す平面図である。 第4実施形態の屋根構造体を示す側面図である。 図13の矢印X11方向からみた第4実施形態の屋根構造体を示す正面図である。 図13の矢印X12方向からみた第4実施形態の屋根構造体を示す平面図である。 第5実施形態の屋根構造体を示す側面図である。 図16の矢印X13方向からみた第5実施形態の屋根構造体を示す正面図である。 第6実施形態の屋根構造体を示す側面図である。 図18の矢印X14方向からみた第6実施形態の屋根構造体を示す正面図である。 図18の矢印X15方向からみた第6実施形態の屋根構造体を示す平面図である。 第6実施形態の屋根構造体の施工手順を示す図である。
本発明の屋根構造体の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の屋根構造体は、屋根を有する屋外構造物であり、建物の屋外に設置される。また、屋根構造体は、建物から独立して、土間コンクリートに設置される。以下、屋根構造体の複数の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の屋根構造体1を示す側面図であり、図2は、図1の矢印X1方向からみた第1実施形態の屋根構造体1を示す正面図である。図1、図2では、屋根構造体1の設置箇所2の地下の断面及び屋根構造体1の地下の部分の構造を模式的に示している。図3は、図1の矢印X2方向からみた第1実施形態の屋根構造体1を示す平面図である。
図示のように、屋根構造体1が設置箇所2に設置されて、設置箇所2が屋根構造体1により上方から覆われる。屋根構造体1は、設置箇所2に設けられた土間コンクリート3を備えている。土間コンクリート3は、地盤4の上に設けられた屋根構造体1の床体であり、屋根構造体1の床面3Aを形成する。また、土間コンクリート3は、平坦なコンクリート層であり、地盤4の上に打設されて、上方から地盤4を覆う。地盤4は、例えば、設置箇所2の土の地盤(図示せず)の上に敷かれて転圧された砕石からなる。土間コンクリート3の内部には、補強のための補強材(図示せず)が埋設されている。土間コンクリート3の補強材は、鉄筋であり、土間コンクリート3の内部に配筋されている。
屋根構造体1は、設置箇所2の土間コンクリート3に設置される屋根ユニットであり、設置箇所2で自立する。また、屋根構造体1は、土間コンクリート3に立設された複数の支柱5と、複数の支柱5により支持された屋根6と、複数の支柱5のそれぞれを支持する複数の支持材7を備えている。ここでは、屋根構造体1は、カーポートであり、2つの支持材7のそれぞれにより支柱5を支持し、2つの支柱5により、方形状の屋根6を支持している。屋根6は、屋根構造体1の設置箇所2の土間コンクリート3を覆う屋根体であり、支柱5の上端部に取り付けられている。屋根6は、支柱5により支持された格子状の屋根枠6Aと、屋根枠6Aの空所を塞ぐ板状の複数の屋根材6Bを有している。
支柱5は、立てた状態で土間コンクリート3に設置されて、土間コンクリート3から上方に突出する。2つの支柱5は、互いに間隔をあけて設置されて、それぞれ上下方向に延びる。また、2つの支柱5は、屋根6の4つの縁部6C、6D、6E、6Fのうちの1つの縁部6Cの延在方向において、互いに離隔して配置されている。屋根6の縁部6Cが2つの支柱5のそれぞれに取り付けられて、2つの支柱5が屋根6の縁部6Cを支持している。
屋根6は、2つの支柱5から張出方向Hに張り出した状態で、縁部6Cにおいて、2つの支柱5により支持されている。屋根6の張出方向Hは、土間コンクリート3の床面3Aに沿う方向における屋根6が2つの支柱5から張り出す方向である。また、屋根6の張出方向Hは、屋根6の相対する2つの縁部6C、6Dのうち、支柱5に取り付けられた一方の縁部6Cから支柱5に取り付けられていない他方の縁部6Dに向かう方向である。他方の縁部6Dは、屋根6の張出方向Hの先端側の縁部である。
支持材7は、金属製(ここでは、鋼製)の支持体(支持金具)であり、屋根構造体1の設置箇所2で、2つの支柱5のそれぞれの設置位置に設けられている。2つの支柱5は、互いに異なる支持材7に固定されている。また、支持材7は、支柱5の下端部5Aよりも上方の位置から支柱5の下端部5Aを通って支柱5の下方の位置まで配置されて、設置箇所2に保持される。支柱5の下端部5Aが支持材7に取り付けられて固定され、支持材7が支柱5の下端部5Aを支持している。支持材7の支持により、支柱5は、土間コンクリート3に設置された状態に維持されて、張出方向Hに張り出す屋根6を支持している。
図4は、第1実施形態の支持材7を示す図である。図4Aは、支持材7の側面図であり、図1に示す1つの支持材7を示している。図4Bは、図4Aの矢印X3方向からみた支持材7の正面図であり、図2に示す1つの支持材7を示している。図4Cは、図4Bの矢印X4方向からみた支持材7の平面図であり、図3に示す1つの支持材7を示している。
図示のように、支持材7は、矩形状のベース板部10と、ベース板部10に固定された支柱固定部11と、ベース板部10に固定された複数の定着部12を有している。ベース板部10は、支持材7を支える板状の基部であり、支持材7において最も下側に位置している。屋根構造体1を上方からみたときに(図3参照)、ベース板部10が支柱5よりも大きく形成されて、支柱5がベース板部10内の位置に配置されている。また、ベース板部10は、支柱5の外周の全体から支柱5の外方に向かって張り出す。支柱固定部11と定着部12は、それぞれベース板部10の上側に位置し、ベース板部10に溶接されて固定されている。
支柱固定部11は、筒状の固定柱であり、ベース板部10から上方に突出している。また、支柱固定部11は、互いに離隔して形成された複数のネジ孔13を有している。ベース板部10の長手方向において(図4B、図4C参照)、支柱固定部11は、ベース板部10の長手方向の一方側の縁部(第1縁部14)と他方側の縁部(第2縁部15)の間に位置している。第1縁部14と第2縁部15は、ベース板部10の長手方向において相対する縁部である。
ベース板部10の長手方向において、支柱固定部11は、ベース板部10の中央部(長手方向の中央部)からベース板部10の第1縁部14側にずれた位置に設けられている。第1縁部14と第2縁部15のそれぞれと支柱固定部11との距離(最短距離)を比較したときに、第1縁部14と支柱固定部11との距離は、第2縁部15と支柱固定部11との距離よりも短い。支柱固定部11は、ベース板部10の長手方向の中央部から第1縁部14側にずらしてベース板部10に固定される。
複数の定着部12は、支柱固定部11を囲んで、支柱固定部11の周囲に配置されている。定着部12は、ベース板部10から上方に突出する定着突部であり、支柱固定部11から離隔して配置されて、ベース板部10の4箇所に設けられている。4つの定着部12は、ベース板部10の4つの角部に隣接する位置に設けられて、互いに離隔して配置されている。また、定着部12は、ベース板部10に固定されたネジ部16と、ネジ部16に移動可能に取り付けられた2つのナット17と、2つのナット17の間に保持された定着板18を有している。ネジ部16は、ベース板部10に溶接されたボルトであり、ベース板部10から上方に突出する。
ナット17は、ネジ部16の外周の雄ネジ(図示せず)に螺合し、ネジ部16に沿って上下方向に移動する。定着板18は、ネジ部16が挿通する挿通孔(図示せず)を有し、2つのナット17の間に挟まれて、2つのナット17により締め付けられる。定着板18は、矩形状に形成され、2つのナット17により、定着部12のネジ部16に保持される。また、2つのナット17をネジ部16に沿って上下方向に移動することで、定着板18の上下方向の位置が変更される。このように、定着板18は、上下方向(定着部12のベース板部10からの突出方向)の位置が変更可能に定着部12に設けられている。
図5は、第1実施形態の支持材7と支柱5を示す図であり、支持材7に固定された支柱5を示している。図5Aは、支持材7と支柱5の側面図であり、図4Aに示す支持材7を示している。図5Bは、図5Aの矢印X5方向からみた支持材7と支柱5の正面図であり、図4Bに示す支持材7を示している。図5Cは、図5Bの矢印X6方向からみた支持材7と支柱5の平面図であり、図4Cに示す支持材7を示している。図5A、図5Bでは、支柱5の内部に収容された支持材7の支柱固定部11を鎖線で示している。
図示のように、支持材7の支柱固定部11は、筒状の支柱5の内部に下方から挿入されて、支柱5の内部に配置される。その状態で、支柱5は、複数のボルト8により、支柱固定部11に固定される。ボルト8は、支柱5の外方から支柱5の挿通孔(図示せず)を挿通し、支柱固定部11のネジ孔13に螺合して、支柱固定部11に取り付けられる。支柱5は、支柱固定部11の全体を囲んで、内部に支柱固定部11の全体を収容する。支柱固定部11は、ボルト8により支柱5と連結された保持部であり、ボルト8を介して、支柱5を保持する。
屋根構造体1は、ボルト8により、支柱5の下端部5Aに取り付けられた定着材9を備えている。ボルト8は、支柱5の外方から定着材9の挿通孔(図示せず)及び支柱5の下端部5Aの挿通孔(図示せず)を順に挿通し、支柱固定部11のネジ孔13に螺合して、支柱固定部11に取り付けられる。ボルト8により、支柱5の下端部5Aが支持材7の支柱固定部11に固定されるとともに、定着材9が支柱5の下端部5Aに取り付けられて固定される。定着材9は、一体に形成された第1突出部9Aと第2突出部9Bを有している。第1突出部9Aは、支柱5の下端部5Aから支柱5の外方に向かって突出し、第2突出部9Bは、第1突出部9Aの突出方向の先端部から上方に向かって突出している。定着材9は、第1突出部9Aと第2突出部9Bにより、屈曲形状に形成されている。
定着材9は、支柱5の下端部5Aから支柱5の外方側に突出する突出材であり、支柱5の下端部5Aの2箇所に取り付けられている。2つの定着材9は、支柱5の下端部5Aの互いに反対側を向く2箇所から互いに反対方向に向かって支柱5の外方側に突出している。また、2つの定着材9のうち、一方の定着材9は、支柱5の下端部5Aから屋根6の張出方向H(図2参照)に向かって突出し、他方の定着材9は、支柱5の下端部5Aから屋根6の張出方向Hの反対方向に向かって突出している。
図6は、第1実施形態の屋根構造体1の施工手順を示す図であり、図2と同様に、屋根構造体1の設置箇所2の地下の断面及び屋根構造体1を示している。
図示のように、屋根構造体1の施工時には、2つの支持材7を設置する箇所のそれぞれで、支持材7のベース板部10を地盤4に載置する(図6A参照)。地盤4のベース板部10の載置箇所には、予め、凹部4Aを形成する。凹部4Aは、ベース板部10の厚みに対応する深さの窪みである。ベース板部10を上方から地盤4の凹部4Aに載置して、ベース板部10の厚み方向(上下方向)の一部又は全体を凹部4A内に配置する。
次に、2つの支持材7のそれぞれで、ベース板部10から突出する支持材7の支柱固定部11に支柱5を固定する(図6B参照)。その際、支柱5の下端部5Aを支柱固定部11に固定するとともに、定着材9を支柱5の下端部5Aに取り付ける。続いて、地盤4及び支持材7のベース板部10の上に土間コンクリート3を打設して、ベース板部10を地盤4と土間コンクリート3の間に埋設する(図6C参照)。これにより、ベース板部10を地盤4と土間コンクリート3の間に挟んで屋根構造体1の設置箇所2に埋設する。
ベース板部10は、地盤4の上面部に載置されており、地盤4の上面部と土間コンクリート3の下面部の間に挟まれて、地盤4の上面部と土間コンクリート3の下面部の間に埋設される。支柱5の下端部5A及び支柱固定部11の下側部分11Aは、土間コンクリート3の床面3Aよりも下側に位置し、支柱5の下端部5Aよりも上側の部分及び支柱固定部11の上側部分11Bは、土間コンクリート3の床面3Aよりも上側に位置する。
支柱5の下端部5Aを支柱固定部11に固定した状態で、地盤4及び支持材7のベース板部10の上に土間コンクリート3を打設する。これに伴い、支柱5の下端部5Aは、ベース板部10の上側で、ベース板部10とともに土間コンクリート3内に埋設されて、土間コンクリート3に埋め込まれる。同時に、ベース板部10から突出する支持材7の複数の定着部12、及び、支柱5の下端部5Aから突出する複数の定着材9を土間コンクリート3に定着させる。定着部12と定着材9は、それぞれ、ベース板部10の上側で、打設される土間コンクリート3内に埋設され、土間コンクリート3に埋め込まれて、土間コンクリート3に定着する。これにより、定着部12と定着材9は、土間コンクリート3に保持される。
定着部12の全体と定着材9の全体が、それぞれ、ベース板部10と土間コンクリート3の床面3Aの間に配置されて、土間コンクリート3の内部に埋め込まれる。定着部12の定着板18の位置は、土間コンクリート3の厚みに対応して、上下方向(土間コンクリート3の厚み方向)に変更可能である。定着板18の位置を上下方向に変更することで、定着板18が土間コンクリート3の厚み方向の任意の位置に配置される。これにより、定着板18は、土間コンクリート3の厚み方向の所定の位置に埋設される。その後、屋根6を2つの支柱5に取り付けて、2つの支柱5により屋根6を支持する。
以上説明した第1実施形態では、屋根構造体1の施工時に、屋根構造体1の設置箇所2の地盤を掘削する必要がなく、屋根構造体1の施工の手間と作業負担を軽減して、屋根構造体1の施工の効率を向上させることができる。また、屋根構造体1の施工の工期を短縮でき、地盤の掘削に伴う排土を削減することもできる。従って、土間コンクリート3に設置される屋根構造体1の施工の作業性を向上させることができる。
支持材7のベース板部10を地盤4と土間コンクリート3の間に埋設しており、支持材7を地盤4と土間コンクリート3により保持することができる。また、支柱5から支持材7に作用する各種の力を、ベース板部10を介して、地盤4と土間コンクリート3により受けることができる。そのため、支持材7を地盤4と土間コンクリート3により支えることができ、支柱5を支持材7により安定して支持することができる。
支持材7の定着部12により、土間コンクリート3に対する支持材7の定着の強度を高めることができる。これにより、支持材7を土間コンクリート3にしっかりと固定でき、土間コンクリート3により支持材7を安定して支えることができる。支柱5の下端部5Aを土間コンクリート3に埋設することで、支柱5の下端部5Aを支持材7の支柱固定部11に固定した状態で土間コンクリート3に定着させることができる。そのため、支柱5の下端部5Aを土間コンクリート3により支持することができる。支柱5の下端部5Aから突出する定着材9を土間コンクリート3に定着することで、土間コンクリート3に対する支柱5の下端部5Aの定着の強度を高めることができる。従って、土間コンクリート3により支柱5の下端部5Aを安定して支持することができる。
屋根構造体1の設置箇所2における周縁寄りの位置に支柱5を設置するときには、支持材7のベース板部10が設置箇所2における周縁から設置箇所2の外側にはみ出すことが考えられる。この場合には、支持材7の支柱固定部11をベース板部10の中央部から第1縁部14側にずれた位置に設け、ベース板部10の第1縁部14を設置箇所2における周縁側に向けて配置する。これにより、ベース板部10を設置箇所2の内側に位置させつつ、支柱固定部11及び支柱固定部11に固定された支柱5を設置箇所2における周縁寄りの位置に配置することができる。また、設置箇所2が隣地との境界に近いときでも、屋根構造体1を設置箇所2に容易に設置することができる。
なお、1つ又は複数の支柱5により屋根6を支持してもよい。また、1つ又は複数の定着部12を支持材7に設けてもよく、1つ又は複数の定着材9を支柱5の下端部5Aに設けてもよい。定着部12の定着板18は、ネジ部16とナット17を用いずに定着部12に設けてもよく、上下方向の位置が変更できないように定着部12に設けてもよい。定着材9は、屈曲形状に限定されず、種々の形状(例えば、L字形状、板状)に形成することができる。定着材9を支柱5の下端部5Aの互いに反対側を向く2箇所のうちの一方のみに設けてもよく、定着材9を支柱5の下端部5Aに設けなくてもよい。
支持材7のベース板部10は、種々の形状(例えば、正方形状、長方形状、多角形状、円形状、長尺形状)に形成することができる。支持材7の支柱固定部11は、ベース板部10の中央部に設けてもよい。地盤4に凹部4Aを形成せずに、支持材7のベース板部10を平坦な地盤4に載置してもよい。本発明は、カーポートに限定されず、カーポート以外の屋根構造体(例えば、サイクルポート、テラス、サンルーム)に適用することができ、建物の壁部に付設される屋根構造体や屋根以外に適用することもできる。
次に、他の実施形態の屋根構造体1について説明する。以下の各実施形態では、第1実施形態と同じ事項の説明は省略し、第1実施形態と相違する事項について主に説明する。また、以下の各実施形態に関し、第1実施形態の構成に相当する構成には、第1実施形態の構成と同じ名称を用いる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態の屋根構造体1を示す側面図であり、図8は、図7の矢印X7方向からみた第2実施形態の屋根構造体1を示す正面図である。図7、図8では、屋根構造体1の設置箇所2の地下の断面及び屋根構造体1の地下の部分の構造を模式的に示している。図9は、図7の矢印X8方向からみた第2実施形態の屋根構造体1を示す平面図である。
図示のように、第2実施形態の屋根構造体1は、4つの支持材7のそれぞれにより支柱5を支持し、4つの支柱5により、屋根6を支持している。また、屋根6は、相対する2つの縁部6C、6Dにおいて、4つの支柱5により支持されている。縁部6C、6Dは、それぞれ、2つの支柱5に取り付けられて、2つの支柱5により支持されている。縁部6C、6Dのそれぞれで、2つの支柱5は、縁部6C、6Dの延在方向において、互いに離隔して配置されている。このように、支柱5により、屋根6の複数の縁部を支持してもよい。
(第3実施形態)
図10は、第3実施形態の屋根構造体1を示す側面図であり、図11は、図10の矢印X9方向からみた第3実施形態の屋根構造体1を示す正面図である。図10、図11では、屋根構造体1の設置箇所2の地下の断面及び屋根構造体1の地下の部分の構造を模式的に示している。図12は、図10の矢印X10方向からみた第3実施形態の屋根構造体1を示す平面図である。
図示のように、第3実施形態の屋根構造体1は、第1実施形態の屋根構造体1と同様に、2つの支持材7のそれぞれにより支柱5を支持し、2つの支柱5により、屋根6を支持している。また、2つの支柱5は、屋根6の1つの縁部6Cの延在方向において、互いに離隔して配置されている。屋根6の縁部6Cが2つの支柱5のそれぞれに取り付けられて、2つの支柱5が屋根6の縁部6Cを支持している。屋根6は、2つの支柱5から張出方向Hに張り出した状態で、縁部6Cにおいて、2つの支柱5により支持されている。
支持材7は、地盤4の上面部及び土間コンクリート3の下面部に沿って延びる長尺なベース板部10を有している。ベース板部10は、支柱5の下端部5Aに対して、屋根6の張出方向Hに向かって突出して延びる。また、2つの支持材7のベース板部10は、屋根6の張出方向Hに交差する方向(ここでは、直行する方向)に互いに離隔して、並列して配置されている。ベース板部10は、屋根6の相対する2つの縁部6C、6Dの間で、屋根6の下方に配置されて、屋根6の張出方向Hに沿って延びる。
定着部12は、ベース板部10の長手方向の一端部と他端部の間で、ベース板部10の長手方向の複数箇所に設けられている。ここでは、5つの定着部12が、ベース板部10の長手方向において、互いに間隔をあけて配置されている。また、ベース板部10の長手方向において、支柱固定部11の両側に定着部12が配置されている。ベース板部10の屋根6の下方の部分には、4つの定着部12が設けられ、ベース板部10の屋根6の外方の部分には、1つの定着部12が設けられている。
屋根構造体1の施工時には、ベース板部10の長手方向を屋根6の張出方向Hに向けて、ベース板部10を地盤4に載置する。続いて、支持材7の支柱固定部11に支柱5を固定する。次に、屋根6の全体又は一部を2つの支柱5に取り付けて、2つの支柱5を屋根6の全体又は一部により連結する。支柱5に取り付ける屋根6の一部は、屋根6の屋根枠6Aの全体又は一部である。長尺なベース板部10により、屋根構造体1を地盤4に仮置きし、土間コンクリート3を打設する。その後、屋根枠6Aの全体を支柱5に取り付けた場合には、屋根材6Bを屋根枠6Aに取り付ける。また、屋根枠6Aの一部を支柱5に取り付けた場合には、屋根枠6Aを組み立てて、屋根材6Bを屋根枠6Aに取り付ける。このようにして、屋根6を2つの支柱5に取り付けて、屋根6を2つの支柱5から張出方向Hに張り出した状態で支柱5により支持する。第3実施形態では、支持材7のベース板部10により、支柱5を安定して支持できるとともに、屋根構造体1の施工の作業性を向上させることができる。
(第4実施形態)
図13は、第4実施形態の屋根構造体1を示す側面図であり、図14は、図13の矢印X11方向からみた第4実施形態の屋根構造体1を示す正面図である。図13、図14では、屋根構造体1の設置箇所2の地下の断面及び屋根構造体1の地下の部分の構造を模式的に示している。図15は、図13の矢印X12方向からみた第4実施形態の屋根構造体1を示す平面図である。
図示のように、第4実施形態の屋根構造体1は、第2実施形態の屋根構造体1と同様に、4つの支柱5により、屋根6を支持している。また、屋根6は、相対する2つの縁部6C、6Dにおいて、4つの支柱5により支持されている。縁部6C、6Dは、それぞれ、2つの支柱5に取り付けられて、2つの支柱5により支持されている。縁部6C、6Dのそれぞれで、2つの支柱5は、縁部6C、6Dの延在方向において、互いに離隔して配置されている。
ここでは、屋根6の相対する縁部6C、6Dのそれぞれで、2つの支柱5が互いに間隔をあけて設置されて、1つの支持材7が2つの支柱5を支持している。支持材7は、地盤4の上面部及び土間コンクリート3の下面部に沿って延びる長尺なベース板部10を有している。ベース板部10は、2つの支柱5にわたって配置されて、2つの支柱5の下端部5Aの間で延びる。支持材7の支柱固定部11は、ベース板部10の長手方向の2箇所に設けられ、支柱5は、ベース板部10の長手方向に離隔した2箇所の支柱固定部11のそれぞれに固定されている。2つの支柱5は、2つの支柱固定部11を介して、支持材7のベース板部10により互いに連結される。
定着部12は、ベース板部10の長手方向の一端部と他端部の間で、ベース板部10の長手方向の複数箇所に設けられている。ここでは、6つの定着部12が、ベース板部10の長手方向において、互いに間隔をあけて配置されている。また、ベース板部10の長手方向において、2つの支柱固定部11のそれぞれの両側に定着部12が配置されている。ベース板部10の2つの支柱5の間の部分には、4つの定着部12が設けられ、ベース板部10の端部と支柱5の間には、1つの定着部12が設けられている。
屋根構造体1の施工時には、2つの支持材7を設置する箇所のそれぞれで、2つの支柱5にわたって配置されるベース板部10を地盤4に載置する。続いて、ベース板部10の2箇所に設けられた支柱固定部11のそれぞれに支柱5を固定する。次に、屋根6の全体又は一部を4つの支柱5に取り付けて、4つの支柱5を屋根6の全体又は一部により連結する。支柱5に取り付ける屋根6の一部は、屋根6の屋根枠6Aの全体又は一部である。長尺なベース板部10により、屋根構造体1を地盤4に仮置きし、土間コンクリート3を打設する。その後、屋根枠6Aの全体を支柱5に取り付けた場合には、屋根材6Bを屋根枠6Aに取り付ける。また、屋根枠6Aの一部を支柱5に取り付けた場合には、屋根枠6Aを組み立てて、屋根材6Bを屋根枠6Aに取り付ける。このようにして、屋根6を4つの支柱5に取り付けて、屋根6を4つの支柱5により支持する。
第4実施形態では、支持材7のベース板部10により、支柱5を安定して支持できるとともに、屋根構造体1の施工の作業性を向上させることができる。ここでは、ベース板部10は、2つの支柱5のうちの一方の支柱5から他方の支柱5まで、2つの支柱5にわたって延びる。これに対し、1つの支持材7により、3つ以上の複数の支柱5を支持するようにしてもよい。この場合には、複数の支柱5が互いに間隔をあけて設置されて、ベース板部10が複数の支柱5にわたって配置される。また、支柱固定部11は、ベース板部10の長手方向の複数箇所に設けられて、それぞれ支柱5が固定される。
(第5実施形態)
図16は、第5実施形態の屋根構造体1を示す側面図であり、図17は、図16の矢印X13方向からみた第5実施形態の屋根構造体1を示す正面図である。図16、図17では、屋根構造体1の設置箇所2の地下の断面及び屋根構造体1の地下の部分の構造を模式的に示している。
図示のように、第5実施形態の屋根構造体1は、2つの支持材7のそれぞれにより支柱5を支持し、2つの支柱5により、屋根6を支持している。また、2つの支柱5は、屋根6の相対する2つの縁部6C、6Dの間の中間部6Gで、互いに離隔して配置されて、屋根6を支持している。屋根6の中間部6Gが2つの支柱5のそれぞれに取り付けられて、2つの支柱5が屋根6の中間部6Gを支持している。
屋根構造体1は、目隠し用のパネル体20を備えている。パネル体20は、土間コンクリート3に立設された複数の支柱21と、複数の支柱21により支持されたパネル22と、複数の支柱21のそれぞれを支持する複数の支持材23を備えている。ここでは、パネル体20は、3つの支持材23のそれぞれにより支柱21を支持し、3つの支柱21により、方形状のパネル22を支持している。支柱21は、第1実施形態で説明した支柱5と同様に構成されており、支柱5と同様に、立てた状態で土間コンクリート3に設置されている。また、支持材23は、第1実施形態で説明した支持材7と同様に構成されており、支持材7と同様に、支柱21を支持している。パネル22は、目隠し用のパネル材であり、3つの支柱21のそれぞれに取り付けられて、3つの支柱21に掛け渡されている。
(第6実施形態)
図18は、第6実施形態の屋根構造体1を示す側面図であり、図19は、図18の矢印X14方向からみた第6実施形態の屋根構造体1を示す正面図である。図18、図19では、屋根構造体1の設置箇所2の地下の断面及び屋根構造体1の地下の部分の構造を模式的に示している。図20は、図18の矢印X15方向からみた第6実施形態の屋根構造体1を示す平面図である。図21は、第6実施形態の屋根構造体1の施工手順を示す図であり、図19と同様に、屋根構造体1の設置箇所2の地下の断面及び屋根構造体1を示している。
図示のように、第6実施形態の屋根構造体1では、支持材7の支柱固定部11は、上下方向に連続する下側部分11Aと上側部分11Bを有している(図21参照)。支柱固定部11の下側部分11Aは、土間コンクリート3に埋設される埋設部であり、支柱固定部11の上側部分11Bは、土間コンクリート3から突出する突出部である。下側部分11Aは、支柱固定部11のベース板部10側(下側)の部分であり、支柱固定部11の下端部を含み、ベース板部10に接続している。上側部分11Bは、支柱固定部11の下側部分11Aよりも上側の部分であり、支柱固定部11の上端部を含み、土間コンクリート3の床面3Aから上方に向かって突出している。
定着材9は、支柱固定部11の下側部分11Aに取り付けられ、定着材9の第1突出部9Aは、支柱固定部11の下側部分11Aから支柱固定部11の外方に向かって突出している。このように、定着材9は、支柱固定部11の下側部分11Aから支柱固定部11の外方側に突出する突出材であり、溶接により、支柱固定部11の下側部分11Aの2箇所に取り付けられて、支柱固定部11の下側部分11Aに固定されている。
2つの定着材9は、支柱固定部11の下側部分11Aの互いに反対側を向く2箇所から互いに反対方向に向かって支柱固定部11の外方側に突出している。また、2つの定着材9のうち、一方の定着材9は、支柱固定部11の下側部分11Aから屋根6の張出方向H(図19参照)に向かって突出し、他方の定着材9は、支柱固定部11の下側部分11Aから屋根6の張出方向Hの反対方向に向かって突出している。
屋根構造体1の施工時には、支持材7のベース板部10を地盤4に載置する(図21A参照)。続いて、支柱5を支柱固定部11に固定していない状態で、地盤4及び支持材7のベース板部10の上に土間コンクリート3を打設して、ベース板部10を地盤4と土間コンクリート3の間に埋設する(図21B参照)。同時に、ベース板部10の上側で、支柱固定部11の下側部分11Aをベース板部10とともに土間コンクリート3内に埋設して土間コンクリート3に埋め込む。また、支柱固定部11の下側部分11Aから突出する複数の定着材9を土間コンクリート3に定着させる。定着材9は、ベース板部10の上側で、打設される土間コンクリート3内に埋設され、土間コンクリート3に埋め込まれて、土間コンクリート3に定着する。これにより、支柱固定部11の下側部分11A及び定着材9は、土間コンクリート3に保持される。
支柱固定部11の上側部分11Bは、土間コンクリート3に埋設されずに、土間コンクリート3から上方に突出する。土間コンクリート3から突出する支柱固定部11の上側部分11Bに支柱5を固定する(図21C参照)。支柱固定部11の上側部分11Bは、支柱5の内部に下方から挿入されて、支柱5の内部に配置される。その状態で、複数のボルト8により、支柱5を支柱固定部11の上側部分11Bに固定する。支柱固定部11の下側部分11Aは、土間コンクリート3の床面3Aよりも下側に位置し、支柱5及び支柱固定部11の上側部分11Bは、土間コンクリート3の床面3Aよりも上側に位置する。その後、屋根6を2つの支柱5に取り付けて、2つの支柱5により屋根6を支持する。
第6実施形態では、支柱固定部11の下側部分11Aを土間コンクリート3に埋設することで、支柱固定部11の下側部分11Aを土間コンクリート3に定着させることができる。これにより、土間コンクリート3に対する支持材7の定着の強度を高めることができる。また、定着材9を土間コンクリート3に定着することで、土間コンクリート3に対する支柱固定部11の下側部分11A及び支持材7の定着の強度を高めることができる。
なお、1つ又は複数の定着材9を支柱固定部11の下側部分11Aに設けてもよい。また、定着材9を支柱固定部11の下側部分11Aの互いに反対側を向く2箇所のうちの一方のみに設けてもよく、定着材9を支柱固定部11の下側部分11Aに設けなくてもよい。第1~第5実施形態の支持材7の支柱固定部11、支柱5、及び、定着材9の構成を第6実施形態の支持材7の支柱固定部11、支柱5、及び、定着材9の構成に変更してもよい。
以上のように、屋根構造体は、
地盤を覆う土間コンクリートに設置される支柱と、前記支柱により支持された屋根と、前記支柱を支持する支持材と、を備えた屋根構造体であって、
前記支持材は、前記地盤に載置されて前記地盤と前記土間コンクリートの間に埋設されるベース板部と、前記ベース板部から突出して前記支柱が固定された支柱固定部と、を有する屋根構造体である。
従って、土間コンクリートに設置される屋根構造体の施工の作業性を向上させることができる。
前記支持材は、前記ベース板部から突出して前記土間コンクリートに埋め込まれて定着する定着部を有する。
従って、支持材の定着部により、土間コンクリートに対する支持材の定着の強度を高めて、土間コンクリートにより支持材を安定して支えることができる。
前記支柱の下端部は、前記支柱固定部に固定されて前記土間コンクリートに埋設される。
従って、支柱の下端部を支持材の支柱固定部に固定した状態で土間コンクリートに定着させることができる。
屋根構造体は、前記支柱の下端部から突出して前記土間コンクリートに埋め込まれて定着する定着材を備える。
従って、土間コンクリートに対する支柱の下端部の定着の強度を高めて、土間コンクリートにより支柱の下端部を安定して支持することができる。
前記支柱固定部は、前記土間コンクリートに埋設される下側部分と、前記土間コンクリートから突出する上側部分と、を有し、
前記支柱は、前記支柱固定部の上側部分に固定される。
従って、支柱固定部の下側部分を土間コンクリートに定着させて、土間コンクリートに対する支持材の定着の強度を高めることができる。
屋根構造体は、前記支柱固定部の下側部分から突出して前記土間コンクリートに埋め込まれて定着する定着材を備える。
従って、土間コンクリートに対する支柱固定部の下側部分及び支持材の定着の強度を高めることができる。
前記支柱固定部は、前記ベース板部の中央部から前記ベース板部の縁部側にずれた位置に設けられる。
従って、ベース板部を設置箇所の内側に位置させつつ、支柱固定部及び支柱固定部に固定された支柱を設置箇所における周縁寄りの位置に配置することができる。
前記屋根は、前記支柱から張出方向に張り出した状態で、前記支柱により支持され、
前記ベース板部は、前記支柱に対して前記張出方向に向かって突出して延びる。
従って、支持材のベース板部により、支柱を安定して支持できるとともに、屋根構造体の施工の作業性を向上させることができる。
屋根構造体は、互いに間隔をあけて設置される複数の前記支柱を備え、
前記ベース板部は、複数の前記支柱にわたって配置され、
前記支柱固定部は、前記ベース板部の複数箇所に設けられて、それぞれ前記支柱が固定される。
従って、支持材のベース板部により、支柱を安定して支持できるとともに、屋根構造体の施工の作業性を向上させることができる。
1・・・屋根構造体、2・・・設置箇所、3・・・土間コンクリート、3A・・・床面、4・・・地盤、4A・・・凹部、5・・・支柱、5A・・・下端部、6・・・屋根、6A・・・屋根枠、6B・・・屋根材、6C・・・縁部、6D・・・縁部、6E・・・縁部、6F・・・縁部、6G・・・中間部、7・・・支持材、8・・・ボルト、9・・・定着材、9A・・・第1突出部、9B・・・第2突出部、10・・・ベース板部、11・・・支柱固定部、11A・・・下側部分、11B・・・上側部分、12・・・定着部、13・・・ネジ孔、14・・・第1縁部、15・・・第2縁部、16・・・ネジ部、17・・・ナット、18・・・定着板、20・・・パネル体、21・・・支柱、22・・・パネル、23・・・支持材、H・・・張出方向。

Claims (9)

  1. 地盤を覆う土間コンクリートに設置される支柱と、前記支柱により支持された屋根と、前記支柱を支持する支持材と、を備えた屋根構造体であって、
    前記支持材は、前記地盤に載置されて前記地盤と前記土間コンクリートの間に埋設されるベース板部と、前記ベース板部から突出して前記支柱が固定された支柱固定部と、を有する屋根構造体。
  2. 請求項1に記載された屋根構造体において、
    前記支持材は、前記ベース板部から突出して前記土間コンクリートに埋め込まれて定着する定着部を有する屋根構造体。
  3. 請求項1又は2に記載された屋根構造体において、
    前記支柱の下端部は、前記支柱固定部に固定されて前記土間コンクリートに埋設される屋根構造体。
  4. 請求項3に記載された屋根構造体において、
    前記支柱の下端部から突出して前記土間コンクリートに埋め込まれて定着する定着材を備えた屋根構造体。
  5. 請求項1又は2に記載された屋根構造体において、
    前記支柱固定部は、前記土間コンクリートに埋設される下側部分と、前記土間コンクリートから突出する上側部分と、を有し、
    前記支柱は、前記支柱固定部の上側部分に固定された屋根構造体。
  6. 請求項5に記載された屋根構造体において、
    前記支柱固定部の下側部分から突出して前記土間コンクリートに埋め込まれて定着する定着材を備えた屋根構造体。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載された屋根構造体において、
    前記支柱固定部は、前記ベース板部の中央部から前記ベース板部の縁部側にずれた位置に設けられた屋根構造体。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載された屋根構造体において、
    前記屋根は、前記支柱から張出方向に張り出した状態で、前記支柱により支持され、
    前記ベース板部は、前記支柱に対して前記張出方向に向かって突出して延びる屋根構造体。
  9. 請求項1ないし7のいずれかに記載された屋根構造体において、
    互いに間隔をあけて設置される複数の前記支柱を備え、
    前記ベース板部は、複数の前記支柱にわたって配置され、
    前記支柱固定部は、前記ベース板部の複数箇所に設けられて、それぞれ前記支柱が固定された屋根構造体。
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