JP2023125489A - 泡吐出容器 - Google Patents

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茂 早川
Shigeru Hayakawa
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

【課題】易潰性容器に適用できる泡吐出容器の構成を提供する。【解決手段】胴部4から口頸部6を延設する容器体2と、口頸部6の延設方向へ延びる縦向きの流路Pの上流側の端部に前記口頸部6へ接続される接続口部32を、また下流側の端部に吐出口部66をそれぞれ有し、前記流路の中間部に気液混合室を兼ねるポンプ室Aを備える泡吐出器10と、前記吐出口部66を開閉可能に閉塞する蓋体70とを具備する。前記容器体2は、負圧化により縮潰可能な易潰性容器体2である。前記ポンプ室Aは、前記流路P中に配置された上流側逆止弁VU及び下流側逆止弁VLの間に形成されているとともに、外気導入弁VAを介して外部と連通しており、前記泡吐出器10には、外側からの押込みにより前記ポンプ室A内を加圧する加圧手段Dが設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、泡吐出容器に関する。
この種の泡吐出容器として、容器体の口頸部を密閉する蓋板に外気導入口と泡取出し口とを開口するとともに、前記容器体の上部内に気液混合室を配置し、この気液混合室から容器体の下部内へパイプを垂下するとともに、気液混合室の適所に通気孔を形成し、かつ、前記口頸部の上方に前記外気導入口を介して容器体内へ圧縮空気を送り込むための蛇腹式のポンプ手段を組み付けたものが知られている(特許文献1)。
この容器は、前記ポンプ手段を操作することにより容器体の内部が高圧化し、容器体の下部内の液体がパイプを介して、また容器体の上部内の空気が前記通気孔を介してそれぞれ気液混合室内に入って混合し、混合流体が前記気液混合室内に装備された起泡部を通過して泡化し、この泡が前記泡取出し口を通って外部へ噴出されるように設けられている。
特開2007-230578
特許文献1の容器は、ポンプ手段を用いて容器体の内部を高圧化して、この圧力を利用して容器体の上部内の空気と容器体の下部内の液体とを気液混合室に圧送する仕組みであるから、内容物を収納する容器部が内容物の取出しにより収縮して潰れるタイプの容器(易潰性容器という)には適用できない。
こうした易潰性容器の例を挙げると、例えば、チューブ容器、パウチ容器、及び薄肉容器が該当する。
また易潰性容器は、内容物を取り出す際に上下反転させて使用したい場合がある。
しかしながら、特許文献1の容器では、上下反転させると、口頸部の内部を液体が占めることになり、ポンプ手段から外気導入口を介して外気を導入する機能が阻害されるので、上下反転状態での使用が困難である。
本発明の第1の目的は、易潰性容器に適用できる泡吐出容器の構成を提供することであり、第2の目的は、当該泡吐出容器を上下反転状態で使用できるようにすることである。
第1の手段は、胴部4から口頸部6を延設する容器体2と、
前記口頸部6の延設方向へ延びる全体として縦向きの流路Pが内部に画成されており、この流路の上流側の端部に前記口頸部6へ接続される接続口部32を、また下流側の端部に吐出口部66をそれぞれ有しているとともに、前記流路Pの中間部に気液混合部を兼ねるポンプ室Aを備える泡吐出器10と、
を具備しており、
前記容器体2は、負圧化により前記胴部4が縮潰可能な易潰性容器体であり、
前記ポンプ室Aは、前記流路P中に配置された上流側逆止弁VU及び下流側逆止弁VLの間に形成されているとともに、外気導入弁VAを介して外部と連通しており、
前記泡吐出器10には、外側からの押込みにより前記ポンプ室A内を加圧する加圧手段Dが設けられている。
本手段では、図2に示す如く、容器体2の胴部4から口頸部6を延設するとともに、この口頸部6に泡吐出器10を接続させている。この泡吐出器10の内部には、前記口頸部6の延設方向へ延びる全体として縦向きの流路Pが画成されている。
また、前記泡吐出器10は、前記流路Pの上流側の端部に前記口頸部6へ接続される接続口部32を、また下流側の端部に吐出口部66をそれぞれ有するとともに、前記流路Pの中間部に気液混合部を兼ねるポンプ室Aを備える。
この構造によれば、容器体2の胴部4から延設する口頸部6に、気液混合室を兼ねるポンプ室Aを備えた泡吐出器10の接続口部32を接続しているから、前記従来技術と異なり、容器体内へ外気を圧入する必要がなく、前記胴部4が縮潰可能である易潰性容器体に適用できる。
また前記泡吐出器10内に縦向きの流路Pを画成され、この流路Pの中間部に配置した上流側逆止弁VU及び下流側逆止弁VLの間に前記ポンプ室Aが形成されている。
この構造によれば、上下反転状態においてポンプ機能を発揮できる。
第2の手段は、第1の手段を有し、前記加圧手段Dは、水平方向から押込み可能な押圧部50を有し、この押圧部50の押込みにより前記ポンプ室Aを加圧するように設けた。
本手段では、図3に示す如く、前記加圧手段Dは、水平方向から押込み可能な押圧部50を有し、この押圧部50の押込みによりポンプ室Aを加圧するように設けた。
この構造によれば、容器の上下反転姿勢で吐出口部66を下向きに向けた状態で前記押圧部50を側方から押圧することにより内容物を吐出することができ、片手で吐出器本体を把持して支えながら前記押圧部50を操作できるので、使い勝手がよい。
第3の手段は、第2の手段を有し、前記押圧部50は、前記泡吐出器10の側面に形成された開口部40に水平方向内側への押込み可能に取り付けられているとともに、水平方向外側へ付勢されており、この付勢力に抗して押込み可能に形成されている。
本手段では、図3に示す如く、前記押圧部50は、前記泡吐出器10の側面に形成された開口部40に水平方向内側への押込み可能に取り付けられているとともに、水平方向外側へ付勢されており、この付勢力に抗して押込み可能に形成されている。
この構造によれば、押込み操作を解放した後に押圧部50が原位置に速やかに復帰するので、効率的にポンプ操作をすることができる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、前記吐出口部66を開閉可能に閉塞する蓋体70を具備しており、
前記蓋体70は、前記容器体2及び前記泡吐出器10を倒立状態で支える接地部74を備える。
本手段では、図2に示す如く、前記吐出口部66を開閉可能に閉塞する蓋体70を具備しており、この蓋体70は、前記容器体2及び泡吐出器10を倒立状態で支える接地部74を備える。
この構造によれば、前記倒立状態から容器体2を持ち替えることなく、上下反転姿勢で使用することができ、使い勝手がよい。
本発明によれば、当該発明の泡吐出容器の仕組みを易潰性容器体に適用でき、また、当該泡吐出容器を上下反転状態で使用できる。
本発明の実施形態に係る泡吐出容器を側方から見た全体図である。 図1に示す泡吐出容器をII-II方向から見た、一部を断面で表す図である。 図2に示す泡吐出容器の要部の拡大断面図である。 図3の要部拡大図のさらに一部を拡大した図である。
図1から図4は、本発明の実施形態に係る泡吐出容器を示している。
この泡吐出容器は、容器体2と、泡吐出器10と、蓋体70とを具備する。
これら各部材は例えば合成樹脂材で形成することができる。
なお、添付図面は、泡吐出容器を倒立状態で描いているが、容器の各部位の名称や形態の表現(例えば頂部・底部・高さなど)は正立状態を基準として記載している。
容器体2は、図1に示す如く、胴部4から口頸部6を縦方向に延設している。図示例の口頸部6の外面にはオネジ部8が形成されている。
前記容器体2は、胴部4が負圧化により縮潰可能な易潰性容器であり、内容物の取り出し後に空気が内部へ入らない構造として形成されている。
なお、「易潰性容器」とは、ポンプ容器のポンプ機能により容易に胴部(胴部が内層及び外層からなるタイプでは内層)を縮潰させることができる容器という程度の意味である。
図示例の容器体2は、チューブ容器であり、前記胴部4の端部(口頸部6と反対側の端部)は、シール端部3としている。
もっとも、容器体2の態様は適宜変更することができ、例えば薄肉容器やパウチ容器とすることができる。
泡吐出器10は、口頸部6への接続箇所である、後述の接続口部32を介して容器体2内の液体を吸い込んで外気と混合させ、泡として後述の吐出口部66より外部へ吐出する役割を有する。
前記泡吐出器10は、前記容器体2の外部に配備されている。
本実施形態の泡吐出器10は縦長に形成されている。この泡吐出器10の内部には、前記接続口部32から前記吐出口部66へ至る全体として縦向きの流路Pが画成されており、この流路Pの中間部には、気液混合部を兼ねるポンプ室Aが形成されている。
図2に、前記泡吐出器10の長手方向(縦方向)における前記流路Pの範囲及びポンプ室Aの範囲をそれぞれ示す。
前記流路Pの向きは前記口頸部6の延設方向と一致しており、流体が流路P内をよりスムーズに流下するように設計されている。
本実施形態の泡吐出器10は、図2に示すように、装着部材12と、中栓20と、泡吐出器本体30と、押圧部50と、注出部材60とを具備する。
もっともこれらの構造は適宜変更することができ、例えば中栓20は省略することができる。
前記装着部材12は、図3に示す如く、前記口頸部6の外面へ嵌合させた装着筒14の端部から内方へ内向きフランジ18を突設してなる。
図示例では、前記装着筒14の内面に前記オネジ部8とかみ合うメネジ部16を形成している。
もっとも、これらの構造は適宜変更することができる。
前記中栓20は、前記口頸部6内に嵌着されている。
この中栓20の適所には、図3に示す如く、液体を通過させるための通液孔sが開口されており、また前記接続口部32を受持するための環状受部rが形成されている。
本実施形態では、前記中栓20は、環状基部22から一方向(図3における下方)へ2重筒状に延設される外筒部21及び内筒部23を有し、これら両筒部の間に環状溝である環状受部rが形成されている。
そして前記環状基部22と反対側で、前記外筒部21の端部(図3における下端部)には、前記口頸部6の端面に係止させるための鍔部bが付設されており、また前記内筒部23の端部(同図における下端部)には、後述の第1弁体28と当接する頂板24が連設されている。
前記鍔部bは、前記装着部材12の内向きフランジ18と前記口頸部6の端面との間に挟持されている。
前記頂板24の中央部は、容器体2の胴部4側へ凹設する有底筒状(正立状態での有底筒状をいう)の凹陥部25に形成されている。そして、この凹陥部25の周壁の複数個所に縦向きでスリット状の通液孔sが開口されている。
図示例では、前記内筒部23は、前記環状基部22と連設された大径の基半筒部23aと、この基半筒部23aから段差を介して延設された小径の先半筒部23bとを有している。
前記先半筒部23bの外面には、筒状の第1枠部f1が嵌合されており、この第1枠部f1から内方へ突設する複数の第1弾性支承片h1を介して第1弁体28が支承されている。
この第1弁体28は、前記凹陥部25の周りの頂板24の上面に圧接されており、これにより、上流側逆止弁VUが形成されている。
前記泡吐出器本体30は、本実施形態において、図3に示す如く、縦筒部である接続口部32及び連結筒部46の間に、水平方向に配向した横筒部34を介在させかつ連設させてなる。
具体的には、前記横筒部34の筒壁に、垂直方向に向かい合う第1透孔35A及び第2透孔35Bを穿設させ、前記接続口部32を前記第1透孔35Aの周囲に、また前記連結筒部46を前記第2透孔35Bの周囲にそれぞれ連設させている。
ここで、図示例の接続筒部32及び連結筒部46は、図2に示す如く、共通の筒軸である縦軸O1を有する。
もっとも、これらの構造は適宜変更することができる。
図示例において、前記接続口部32は、前記第1透孔35Aの縁部に連結された直筒状の接続筒部であり、前記環状受部r内に嵌着されている。
なお、「接続」という言葉は、液体が口頸部から接続口部32側へ流れ込むことが可能なように連続していれば足り、接続口部32が口頸部へ直接連結されていなくても良い。
前記横筒部34は、図3に示す水平方向の筒軸(横軸)O2を有する筒体であり、その筒軸方向の一端部は、垂壁状の端壁部36で閉塞されており、他端部は、開口端部40である。
この開口端部40は、後述の押圧部を装着するための開口部としての役割を有する。
もっとも、これらの構造は適宜変更することができ、例えば泡吐出器本体30を単一の縦筒部材に形成して、その筒壁の一部に開口部40を開口してもよい。
前記端壁部36の内面には、後述のコイルスプリング56を装着させるための環状リブ38が付設されている。
図示例では、前記開口端部40の外側から、この開口端部40を囲む囲成筒部41が延設されている。これら開口端部40と囲成筒部41との間に、横軸O2方向から見て環状の嵌合溝部42が形成されており、かつ、前記囲成筒部41の適所には、適数(図示例では少なくとも2個)の弁孔43が開口されている。
また前記開口端部40の外面には、図4に示す如く、前記横軸O2方向に延びる通気溝iが形成されている。
さらに前記嵌合溝部42の奥側(溝底側)には、前記開口端部40の外面に連設させて、複数の外向きの係合段部nが付設されている。
図示例では、前記第2透孔35Bは、前記第1透孔35Aより小径に形成されている。
そして、第2透孔35Bの縁部から、後述の第2弁体58に当接させるための弁座筒44が、またこの弁座筒44の周囲から、弁座筒44より背の高い連結筒部46がそれぞれ突設されている。
前記連結筒部46の根本部分(横筒部34寄りの部分)の内面には、前記弁座筒44と同じ高さの複数の縦リブ47が縦設されている。
この縦リブ47と後述の注出部材60の内周壁62aとの間には、短筒状の第2枠部f2が挟持されており、この第2枠部f2から内方へ突設された適数の第2弾性支承片h2を介して第2弁体58が支承されている。
この第2弾性支承片h2を前記弁座筒44の端面に当接することにより、下流側逆止弁VLが形成されている。
この下流側逆止弁VLと上流側逆止弁VUとの間に前記ポンプ室Aが形成されている。
当該ポンプ室Aは、後述の外気導入弁VAを介して外部と連通しており、ポンプ室A内で混合された液体及び気体の混合物が下流側逆止弁VLを介して注出部材60側へ流入するように構成されている。
前記押圧部50は、外部からの押込みによりポンプ室A内を高圧化することが可能に設けている。
本実施形態の押圧部50は、泡吐出器本体30の開口部(図示例では開口端部40)に組み付けられた押圧部材であるが、この構造は適宜変更することができる。例えば押圧部50は、泡吐出器本体30の一部として一体的に成形しても構わない。
本実施形態では、前記押圧部材50は、前記横筒部34と同軸状に配置された筒周壁51の外側の端部(先端部)にほぼ垂壁状の操作壁部54を連設させており、前記筒周壁51の内側の端部(基端部e)を前記開口端部40に嵌着するとともに、前記筒周壁51に蛇腹部52を形成してなる。
前記基端部eは、前記嵌合溝部42内へ挿入されるとともに、前記係合段部nへ圧接されている。
図示例では、図4に示す如く、前記基端部eから外向きフランジcを介して、横軸O2方向の内側に向かって拡開するスカート状部53が突設されている。
このスカート状部53の先端部は、前記囲成筒部41の内面に当接されており、これにより、外気導入弁VAが形成されている。
前記操作壁部54は、図1に示すように、前記横軸O2方向から見て円形であり、その中央部を、図3に示す如く、内方へボス形状(筒状)に突設する嵌合凸部55に形成している。
前記嵌合凸部55と前記環状リブ38との間には、図3に示す如く、横軸O2方向外側への付勢手段であるコイルスプリング56が介装されている。
コイルスプリング56の一方端部は前記嵌合凸部55の外周面に、また他方端部は前記環状リブ38の内周面にそれぞれ係止されている。
前記コイルスプリング56は、例えば合成樹脂材で形成することが好ましい。
本実施形態では、図3に示す如く、前記押圧部材50とコイルスプリング56である付勢手段とにより、ポンプ室Aの内部を高圧化する加圧手段Dを構成している。
前記付勢手段56を設けることにより、前記押圧部材50をその付勢力に抗して押し込むことになり、押込み操作後に速やかに押圧部50が復帰するので、連続操作がスムーズとなる。
もっとも、これらの構造は適宜変更することができる。
例えば、前記コイルスプリング56は、泡吐出器本体30及び押圧部材50と別体として設けるのではなく、泡吐出器本体30又は押圧部材50の一方と一体に成形してもよい。
また付勢手段56としてコイルスプリング56以外の手段を用いてもよい。
或いはコイルスプリング56を省略するともに、前記押圧部50を弾性材料で形成して、それ自体に、押込み操作に抗して原位置への復帰(付勢)する作用を持たせても構わない。
前記押圧部材50の基端部eと前記囲成筒部41との間には、図4に示す如く、押圧部50の抜止めを兼ねる環状のパッキン57が圧入され、装着されている。
このパッキン57は前記押圧部材50の外向きフランジcの横軸О2方向の外面に圧接された状態で、前記囲成筒部41との間に形成された抜止め手段Jにより固定されている。
図示例の抜止め手段Jは、前記囲成筒部41側に周設された係合突条j1と、パッキン57側に周設された凹状の係合受部j2とを相互にかみ合わることにより、形成されている。
もっとも、この構造は適宜変更することができる。
前記注出部材60は、前記ポンプ室Aに連通する吐出口部66を備える部材である。
本実施形態の吐出口部66は、縦向きの吐出筒部として形成されているが、その構造は適宜変更することができる。
また本実施形態では、前記連結筒部46に嵌合する嵌合周壁62から、内向きのフランジ状頂壁64を介して吐出筒部66を縦軸O1方向の外側へ延設している。
図示例では、前記嵌合周壁62は、前記連結筒部46を挟持する内周壁62a及び外周壁62bとからなる2重筒状に形成している。そして、前記内周壁62aの先端部は前記第2枠部f2に当接させている。
もっとも、これらの構造は適宜変更することができる。
前記内周壁62aの内部には、起泡部68であるメッシュリングが内装されている。
蓋体70は、前記吐出口部66を開閉可能に閉塞する機能を有し、かつ、本実施形態では前記容器体2及び泡吐出器10を倒立状態で支える脚部としての役割を果たしている。
具体的には、前記注出部材60の外周壁の外面に嵌合する蓋周壁76の端部に脚台である蓋板72を連設する。そして、この蓋板72の一面(図3における下面)に接地部74を設けるとともに、蓋板72の他面(図3における上面)に前記吐出口部66内に密嵌させる閉栓部75を付設している。
図示例の閉栓部75は短筒状のリブに形成されているが、この形態は適宜変更することができる。
前記接地部74は、前記容器体2及び泡吐出器10を支えることが可能な設置面積を有するように設計する。
図示例では、前記蓋板72の下面の周端部を平坦な接地部74として残して、その内側に凹み73を形成しているが、その形態は適宜変更することができる。図示例の接地部74は、連続した一つの接地面部として形成されているが、相互に離れた複数の接地点部で容器体2及び泡吐出器10を支えるように形成しても構わない。
もっとも容器体2及び泡吐出器10の支持形式は適宜変更することができる。
例えば、蓋体70を支持脚とする代わりに、容器体2又は泡吐出器10の適所に連係させた吊り下げ具により、外部(例えば壁に取り付けた支持用フック)に吊り下げる形式としてもよい。
前記構成において、図1の状態では、前記容器体2及び泡吐出器10は前記蓋体70により倒立状態で支えられている。
この状態から、例えば前記泡吐出器本体30を端壁部36側(図3における右側)から一方の手で把持して、容器体2及び泡吐出器10の上下反転姿勢のままで持ち上げる。
この上下反転姿勢を維持しながら、泡吐出器本体30から他方の手で蓋体70を外すとともに、泡吐出器本体30を持つ手の一指で前記押圧部50を前記コイルスプリング56の付勢力に抗して内方へ押し込む。
そうすると、ポンプ室A内の流体(液体及び空気の混合物)が高圧化し、下流側逆止弁VLが開き、この下流側逆止弁VLより流下した混合物が起泡部68を通過することで泡となり、前記吐出口部66から外部へ吐出される。
前記押込み操作を解放すると、コイルスプリング56の付勢力により押圧部50は原位置へ復帰する。これにより、ポンプ室A内が負圧化するため、上流側逆止弁VU及び外気導入弁VAが開く。
そして、前記容器体2の液体が上流側逆止弁VUよりポンプ室A内へ流下するとともに、外気が通気溝i及び外気導入弁VAを通って、ポンプ室A内に吸い込まれ、相互に混合する。
前記構成及び作用によれば、容器体2の胴部4から延設する口頸部に、気液混合室を兼ねるポンプ室Aを備えた泡吐出器10の接続口部32を接続しており、容器体2内へ空気が流入するような構造ではないから、易潰性容器体に適用できる。
前記泡吐出器10内に縦向きの流路Pを画成され、この流路Pの中間部に配置した上流側逆止弁VU及び下流側逆止弁VLの間に前記ポンプ室Aが形成されているから、上下反転状態においてポンプ機能を発揮できる。
前記加圧手段Dは、水平方向から押込み可能な押圧部50を有し、この押圧部50の押込みによりポンプ室Aを加圧するように設けたから、容器の上下反転姿勢で吐出口部66を下向きに向けた状態で前記泡吐出器本体30を把持する手の指で押圧部50を側方から押圧することにより内容物を吐出することができ、片手で容器を支えること及び押圧部50を操作することができ、使い勝手がよい。
前記押圧部50は、前記泡吐出器10の側面に形成された開口部40に水平方向内側への押込み可能に取り付けられているとともに、水平方向外側へ付勢されており、この付勢力に抗して押込み可能に形成されているから、効率的にポンプ操作をすることができる。
前記吐出口部66を開閉可能に閉塞する蓋体70を具備しており、前記蓋体70は、前記容器体2及び泡吐出器10を倒立状態で支える接地部74を備えるから、前記倒立状態から容器体2を持ち替えることなく、上下反転姿勢で使用することができ、使い勝手がよい。
2…容器体 3…シール端部 4…胴部 6…口頸部 8…オネジ部
10…泡吐出器 12…装着部材 14…装着筒 16…メネジ部
18…内向きフランジ
20…中栓 21…外筒部 22…環状基部 23…内筒部 23a…基半筒部
23b…先半筒部 24…頂板(弁座部) 25…凹陥部 28…第1弁体
30…泡吐出器本体 32…接続口部(接続筒部) 34…横筒部 35A…第1透孔
35B…第2透孔 36…端壁部 38…環状リブ 40…開口端部(開口部)
41…囲成筒部 42…嵌合溝部 43…弁孔 44…弁座筒
46…連結筒部 47…縦リブ
50…押圧部(押圧部材) 51…筒周壁 52…蛇腹部 53…スカート状部
54…操作壁部 55…嵌合凸部 56…コイルスプリング(付勢手段)
57…パッキン 58…第2弁体
60…注出部材 62…嵌合周壁 62a…内周壁 62b…外周壁
64…フランジ状頂壁 66…吐出口部(吐出筒部) 68…起泡部(メッシュリング)
70…蓋体 72…蓋板 73…凹み 74…接地部 75…閉栓部 76…蓋周壁
A…ポンプ室 b…鍔部 c…外向きフランジ D…加圧手段 e…基端部
f1、f2…枠部 h1、h2…弾性支承片 i…通気溝
J…抜止め手段 j1…係合突条 j2…係合受部 n…係合段部
O1…縦軸 O2…横軸
P…流路 r…環状受部 s…通液孔
VA…外気導入弁 VU…上流側逆止弁 VL…下流側逆止弁






Claims (4)

  1. 胴部(4)から口頸部(6)を延設する容器体(2)と、
    前記口頸部(6)の延設方向へ延びる全体として縦向きの流路(P)が内部に画成されており、この流路の上流側の端部に前記口頸部(6) へ接続される接続口部(32)を、また下流側の端部に吐出口部(66)をそれぞれ有しているとともに、前記流路(P)の中間部に気液混合部を兼ねるポンプ室(A)を備える泡吐出器(10)と、
    を具備しており、
    前記容器体(2)は、負圧化により前記胴部(4)が縮潰可能な易潰性容器体であり、
    前記ポンプ室(A)は、前記流路(P)中に配置された上流側逆止弁(VU)及び下流側逆止弁(VL)の間に形成されているとともに、外気導入弁(VA)を介して外部と連通しており、
    前記泡吐出器(10)には、外側からの押込みにより前記ポンプ室(A)内を加圧する加圧手段(D)が設けられていることを特徴とする、泡吐出容器。
  2. 前記加圧手段(D)は、水平方向から押込み可能な押圧部(50)を有し、この押圧部(50)の押込みにより前記ポンプ室(A)を加圧するように設けたことを特徴とする、請求項1に記載の泡吐出容器。
  3. 前記押圧部(50)は、前記泡吐出器(10)の側面に形成された開口部(40)に水平方向内側への押込み可能に取り付けられているとともに、水平方向外側へ付勢されており、この付勢力に抗して押込み可能に形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の泡吐出容器。
  4. 前記吐出口部(66)を開閉可能に閉塞する蓋体(70)を具備しており、
    前記蓋体(70)は、前記容器体(2)及び前記泡吐出器(10)を倒立状態で支える接地部(74)を備えることを特徴とする、請求項から請求項3のいずれかに記載の泡吐出容器。
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