JP2023122332A - 移動通信システム、及び基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストが増加することを抑制しつつ高精度に端末を測位する移動通信システム及び基地局を提供する。【解決手段】一態様に係る移動通信システムは、集約ユニット210と、集約ユニット210に接続された分散ユニット220と、分散ユニッ220トに接続された無線ユニット230と、無線ユニット230に接続された少なくとも3つのアンテナ250とを有する基地局200と、端末100とを備える移動通信システム10である。基地局200は、各アンテナを時分割で切り替えて、各アンテナを介して第1位置測定用信号を端末100へ送信する、及び各アンテナを介して第2位置測定用信号を端末100から受信することの少なくともいずれかを行う切替部240を含む。また、第1位置測定用信号に対する第1測定結果及び第2位置測定用信号に対する第2測定結果の少なくともいずれかに基づいて、端末100の位置を測位する測位部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、移動通信システム、及び基地局に関する。
昨今、地域ニーズ又は個別ニーズに応じて様々な主体が利用可能な第5世代移動通信システムが注目されつつある。このような移動通信システムを、例えば、ローカル5G(5th Generation)と称する場合がある。
ローカル5Gでは、携帯通信事業者による全国向けの5Gシステムとは別に、地域企業や自治体等の様々な主体が自ら建物や敷地内でスポット的にネットワークを構築することが可能である。そのため、ローカル5Gは、地域などに密着した様々なニーズに用いられることが期待されている。
他方、移動機の位置を3点測位の手法で推定する位置推定システムが提案されている。例えば、以下のような技術がある。すなわち、移動機が発する無線信号を受信する無指向性アンテナを有する3台以上の無指向性固定機と、移動機が発する無線信号を受信する指向性アンテナを有する指向性固定機とを備え、指向性固定機は、受信した無線信号の受信信号強度を3台以上の無指向性固定機の中から位置推定に用いる無指向性固定機を特定する補完情報として用いる技術がある(例えば、特許文献1)。
再表2018-056149号公報
しかしながら、上述した技術では、3台以上の無指向性固定機に加え、指向性アンテナを有する指向性固定機が用いられている。
そのため、3台の無指向性固定機を用いた場合と比較して、コストが増加するという問題が発生する場合がある。
そこで、本発明の一態様は、コストが増加することを抑制しつつ高精度に端末を測位する移動通信システム及び基地局を提供することにある。
第1の態様に係る移動通信システムは、集約ユニットと、集約ユニットに接続された分散ユニットと、分散ユニットに接続された無線ユニットと、無線ユニットに接続された少なくとも3つのアンテナとを有する基地局と、端末とを有する移動通信システムである。前記移動通信システムにおいて、基地局は、各アンテナを時分割で切り替えて、各アンテナを介して第1位置測定用信号を端末へ送信する、及び各アンテナを介して第2位置測定用信号を端末から受信することの少なくともいずれかを行う切替部を含む。また、前記移動通信システムは、第1位置測定用信号に対する第1測定結果及び第2位置測定用信号に対する第2測定結果の少なくともいずれかに基づいて、端末の位置を測位する測位部を有する。
第2の態様に係る基地局は、集約ユニットと、集約ユニットに接続された分散ユニットと、分散ユニットに接続された無線ユニットと、無線ユニットに接続された少なくとも3つのアンテナとを有する基地局である。前記基地局は、各アンテナを時分割で切り替えて、各アンテナを介して第1位置測定用信号を端末へ送信する、及び各アンテナを介して第2位置測定用信号を端末から受信することの少なくともいずれかを行う切替部を有する。また、前記基地局は、第1位置測定用信号に対する第1測定結果及び第2位置測定用信号に対する第2測定結果の少なくともいずれかに基づいて、端末の位置を測位する測位部を有する。
一態様によれば、コストが増加することを抑制しつつ高精度に端末を測位する移動通信システム及び基地局を提供できる。
図1は、第1実施形態に係る移動通信システム10の構成例を表す図である。 図2(A)は第1実施形態に係るCUの構成例、図2(B)は第1実施形態に係るDUの構成例をそれぞれ表す図である。 図3(A)は第1実施形態に係るRUの構成例、図3(B)は第1実施形態に係る端末の構成例をそれぞれ表す図である。 図4(A)は第1実施形態に係るSSBの構成例、図4(B)は第1実施形態に係る各アンテナの切替例をそれぞれ表す図である。 図5は、第1実施形態に係る各アンテナの位置関係の例を表す図である。 図6は、第1実施形態に係る動作例を表す図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照しながら、実施形態について具体的に説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動通信システムの構成例)
図1は、第1実施形態に係る移動通信システム10の構成例を表す図である。
図1に示すように、移動通信システム10は、UE(User Equipment)100と基地局200とを有する。
UE100は、例えば、工場内を移動する移動車両である。移動車両は有人移動車両でもよいし、無人移動車両でもよい。移動車両としては、例えば、フォークリフト、又は牽引車両などがある。移動車両は、工場外を移動する移動車両であってもよい。UE100は、IoT(Internet of Things)機器又はIoTセンサであってもよい。また、UE100は、スマートフォン、フィーチャーフォン、又はパーソナルコンピュータなどであってもよい。更に、UE100は、移動車両に取り付けられたIoT機器、IoTセンサ、スマートフォン、フィーチャーフォン、又はパーソナルコンピュータなどであってもよいし、IoT機器、IoTセンサ、スマートフォン、フィーチャーフォン、又はパーソナルコンピュータなどが取り付けられた移動車両であってもよい。
なお、以下では、UE100を端末100と称する場合がある。UE100は、ユーザ装置と称される場合もある。
基地局200は、端末100と無線通信を行って、端末100に様々なサービスを提供できる。第1実施形態では、基地局200は、少なくとも3つのアンテナ250(250-1,250-2,…,250-6)を利用して、端末100の位置を測位する。基地局200は、端末100の位置を端末100へ送信してもよい。
基地局200は、5Gシステムにおける基地局(すなわち、gNB(next generation Node B))であってもよい。また、基地局200は、4Gシステムにおける基地局(すなわち、eNB(evolved Node B))と接続可能なen-gNBであってもよい。更に、基地局200は、6Gシステム以降の基地局であってもよい。
なお、基地局200は、CN(Core Network)と接続されてもよい。CNは、基地局200とCN内の機能ユニット(又は機能エンティティ)との間のネットワークである。CN内の機能ユニットとして、例えば、LMF(Location Management Function)又はロケーションサーバが含まれてもよい。LMF(又はロケーションサーバ)は、基地局200から送信された情報に基づいて端末100の位置を測位する機能ユニット(又はサーバ)である。第1実施形態では、基地局200が端末100の位置を測位するが、LMF(又はロケーションサーバ)が端末100の位置を測位してもよい。
(基地局の構成例)
図1に示すように、基地局200は、CU(Central Unit)210と、DU(Distribution Unit)220と、RU(Radio Unit)230と、SW(Switch)240と、少なくとも3つ以上のアンテナ250(250-1,250-2,…,250-6)とを有する。
CU210は、例えば、集約ユニットと称される場合がある。CU210は、DU220と接続されて、DU220を制御する。DU220が複数存在する場合、CU210は、複数のDU220からいずかのDU220を選択して、選択したDU220を制御することも可能である。CU210は、CNとの間でデータなどを送受信するとともに、DU220との間でデータなどを送受信することができる。
DU220は、例えば、分散ユニットと称される場合がある。DU220は、CU210と接続されるともに、RU230と接続される。DU220は、複数存在してもよい。DU220は、例えば、スケジューラを含み、端末100と無線通信を行う場合、端末100に対して無線リソースを割り当てるなどのスケジューリング処理を行う。
RU230は、例えば、無線ユニットと称される場合がある。RU230は、DU220と接続され、DU220の制御により、UE100と無線通信を行う。RU230は、複数存在してもよい。この場合、1つのDU220に対して複数のRU230が接続される構成となる。
SW240は、例えば、切替部と称される場合がある。SW240は、各アンテナ250を時分割で切り替えて、各アンテナ250を介して、端末100との間で信号を送受信する。すなわち、SW240は、各アンテナ250を介して位置測定用信号(例えば、第1位置測定用信号)を端末100へ送信する、及び各アンテナ250を介して位置測定用信号(例えば、第2位置測定用信号)を端末100から受信することの少なくともいずれかを行う。具体的には、例えば、SW240は以下の処理を行う。
第1に、SW240は、DU220で生成された位置測定用信号を、RU230を介して入力する。SW240は、DU220から出力された切替制御信号に従って、第1通信スロットのタイミングでアンテナ#1(250-1)へ位置測定用信号を出力する。また、SW240は、DU220から出力された切替制御信号に従って、第1通信スロットとは異なる通信スロット(又は第1通信スロットとは異なるタイミング)である第2通信スロットのタイミングでアンテナ#2(250-2)へ位置測定用信号を出力する。更に、SW240は、DU220から出力された切替制御信号に従って、第2通信スロットとは異なる通信スロット(又は第2通信スロットとは異なるタイミング)である第3通信スロットのタイミングでアンテナ#2(250-3)へ位置測定用信号を出力する。以降、同様に、SW240は、切替制御信号に従って、各通信スロットのタイミングで、位置測定用信号を各アンテナ250へ出力する。
第2に、SW240は、端末100から送信されてアンテナ#1(250-1)で受信した位置測定用信号(例えば、第2位置測定用信号)を、DU220からの切替制御信号に従って、第1通信スロットのタイミングでアンテナ#1(250-1)から入力する。また、SW240は、端末100から送信されてアンテナ#2(250-2)で受信した位置測定用信号を、DU220からの切替制御信号に従って、第2通信スロットのタイミングでアンテナ#2(250-2)から入力する。更に、SW240は、端末100から送信されてアンテナ#3(250-3)で受信した位置測定用信号を、DU220からの切替制御信号に従って、第3通信スロットのタイミングでアンテナ#3(250-3)から入力する。以降、同様に、SW240は、切替制御信号に従って、各通信スロットのタイミングで、位置測定用信号を各アンテナ250から入力する。SW240は、入力した位置測定用信号をRU230へ出力する。
このように、SW240は、DU220からの切替制御信号に従って、各アンテナ250を時分割で切り替えることで、各アンテナ250において端末100との無線通信を行わせるようにしている。
アンテナ250(250-1,250-2,…,250-6)は、時分割に端末100と無線通信を行う。各アンテナ250は、各通信スロットに紐づけられている。例えば、アンテナ#1(250-1)は第1通信スロットに紐づけられ、アンテナ#2(250-2)は第2通信スロットに紐づけられ、アンテナ#3(250-3)は第3通信スロットに紐づけられている。図1の例では、アンテナ250は6つ存在するため、各アンテナ250は、6つの通信スロットの各々に紐づけられている。そして、各アンテナ250は、SW240から出力された位置測定用信号などを各通信スロットのタイミングで端末100へ送信する。また、各アンテナ250は、各通信スロットのタイミングで端末100から送信された位置測定用信号などを受信する。
なお、第1実施形態においては、3点測位により、端末100の位置を測位するため、アンテナ250の個数は、少なくとも3つ存在すればよい。また、各アンテナ250は、所定の位置に固定されているものとする。各アンテナ250の位置は、基地局200のメモリ(例えば、DU220のメモリ)に記憶されているものとする。
(CU、DU、RUの各構成例)
図2(A)は、第1実施形態に係るCU210の構成例を表す図である。
図2(A)に示すように、CU210は、インタフェース部211と制御部212を有する。
インタフェース部211は、制御部212の制御の下、CNとの間でメッセージなどを送受信したり、DU220との間でメッセージを送受信したりする。インタフェース部211は、例えば、CNに対しては、NGインタフェースのメッセージを送受信し、DU220に対しては、F1インタフェースのメッセージを送受信する。
制御部212は、CU210における各種制御を行う。CU210における動作又は処理は、制御部212において行われてもよい。制御部212は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを有してもよい。メモリは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含み、プロセッサにおける処理に用いる情報と、プロセッサにより実行されるプログラムとを記憶してもよい。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより、制御部212で行われる各種制御又は各種処理を行ってもよい。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などであってもよい。
図2(B)は、第1実施形態に係るDU220の構成例を表す図である。
図2(B)に示すように、DU220は、インタフェース部221と制御部222とを有する。
インタフェース部221は、制御部222の制御の下、CU210との間でメッセージなどを送受信したり、RU230との間でメッセージを送受信したりする。インタフェース部221は、例えば、CU210に対してはF1インタフェースのメッセージを送受信し、RU230に対してはO-RAN(Open Radio Access Network)フロントホール仕様のメッセージを送受信する。
制御部222は、DU220における各種制御を行う。DU220における動作又は処理は、制御部222において行われてもよい。制御部222は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを有してもよい。メモリは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含み、プロセッサにおける処理に用いる情報と、プロセッサにより実行されるプログラムとを記憶してもよい。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより、制御部222で行われる各種制御又は各種処理を行ってもよい。プロセッサは、例えば、CPU、DSP、FPGAなどであってもよい。
測位部225は、基地局200から送信された位置測定用信号(例えば、第1位置測定用信号)に対する測定結果(例えば、第1測定結果)を端末100から受信し、当該測定結果に基づいて、端末100の位置を測位する。また、測位部225は、端末100から送信された位置測定用信号(例えば、第2位置測定用信号)を受信し、当該位置測定用信号に対する測定を行い、その測定結果(例えば、第2測定結果)に基づいて、端末100の位置を測位する。
なお、測位部225は、例えば、図2(B)に示すように、制御部222の機能の一部として、制御部222に含まれる。測位部225は、制御部222とは別の構成部分として、DU220に含まれてもよい。この場合、測位部225は、制御部222に接続され、制御部222の制御の下で、端末100の位置を測位してもよい。
図3(A)は、第1実施形態に係るRU230の構成例を表す図である。
図3(A)に示すように、RU230は、インタフェース部231と無線処理部232とを有する。
インタフェース部231は、DU220との間でメッセージを送受信したり、無線処理部232との間でデータなどを入出力したりする。すなわち、インタフェース部231は、DU220から受信したメッセージからデータ又は制御信号などを抽出し、抽出したデータ又は制御信号などを無線処理部232へ出力する。また、インタフェース部231は、無線処理部232から出力されたデータ又は制御信号などに対して、これらを含む所定フォーマットのメッセージを生成し、当該メッセージをDU220へ出力する。当該所定フォーマットのメッセージとしては、上述したO-RANフロントホール仕様のメッセージであってもよい。
無線処理部232は、インタフェース部231から出力されたデータ又は制御信号などを、無線帯域の無線信号に変換(アップコンバート)し、当該無線信号をSW240へ出力する。また、無線処理部232は、SW240から出力された無線信号をベースバンド帯域のデータ又は無線信号などに変換(ダウンコンバート)し、当該データ又は無線信号などをインタフェース部231へ出力する。
(端末の構成例)
図3(B)は、第1実施形態に係る端末100の構成例を表す図である。
図3(B)に示すように、端末100は、受信部110と、制御部120と、送信部130とを有する。
受信部110は、基地局200の各アンテナ250から送信された無線信号を受信する。受信部110は、受信した無線信号をベースバンド帯域の受信信号に変換(ダウンコンバート)し、受信信号を制御部120へ出力する。そのため、受信部110は、無線信号を受信するアンテナと、アンテナで受信した無線信号を受信信号へ変換する無線処理部とを有してもよい。
制御部120は、端末100における各種制御を行う。端末100における動作又は処理は、制御部120において行われてもよい。制御部120は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを有してもよい。メモリは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含み、プロセッサにおける処理に用いる情報と、プロセッサにより実行されるプログラムとを記憶してもよい。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより、制御部120で行われる各種制御又は各種処理を行ってもよい。プロセッサは、例えば、CPU、DSP、FPGAなどであってもよい。
送信部130は、制御部120から出力された送信信号を無線帯域の無線信号へ変換(アップコンバート)し、無線信号を基地局200の各アンテナ250へ向けて送信する。そのため、送信部130は、送信信号を無線信号へ変換する無線処理部と、無線信号を基地局200へ送信するアンテナを有してもよい。
(端末における同期方法)
上述したように、基地局200における各アンテナ250は、各通信スロットに紐づけられ、各通信スロットを利用して、位置測定用信号などを送信する。その際、端末100は、各通信スロットに同期することで、各アンテナ250から送信された位置測定用信号などを受信することができる。
図4(A)は、第1実施形態に係るSSB(Synchronization Signal/Physical Broadcast Channel Block)の構成例を表す図である。SSBは、同期信号(SS)と物理ブロードキャストチャネル(PBCH)が送信されるブロックである。SSBは、5Gにおいて、1つのブロックとしてグループ化されている。SSBは、4つの連続したOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを含む。同期信号のうち、プライマリ同期信号(PSS)が「0」番目のシンボルに存在し、セカンダリ同期信号(SSS)が「2」番目のシンボルの一部に存在する。また、物理ブロードキャストチャネルが「1」番目と「3」番目のシンボルの全部と、「2」番目のシンボルの一部に存在する。
図4では、SSBを1つの通信スロットとして、各通信スロットに各アンテナ250が紐づけられている例を表している。図4に示す各通信スロットは、SSB用の通信スロットであってもよい。
端末100は、第1通信スロットに同期することで、アンテナ#1(250-1)と同期して、無線信号を送受信することが可能である。例えば、端末100は、以下のような同期処理を行ってもよい。
すなわち、端末100では、ある通信スロットに含まれるSSBの同期信号を受信すると、メモリに記憶された既知の同期信号と相関演算を行う。その結果、端末100は、受信したSSBが第1通信スロットのSSBであることを確認する。これにより、端末100は、SSBに含まれる同期信号(SS)を利用して、第1通信スロットに同期することができる。その後、第1通信スロットが周期的(例えば、所定スロット毎)に表れるため、当該第1通信スロットを利用して、アンテナ#1(250-1)と端末100とが同期して無線信号を送受信することが可能となる。端末100は、第2通信スロット以降についても、同様に、SSBに含まれる同期信号を利用することで、基地局200の各アンテナ250と同期して、無線通信を行うことが可能となる。
(アンテナの切替例)
上述したように、基地局200では、SW240によって、時分割で各アンテナ250の切替が行われる。
図4(B)は、第1実施形態に係る各アンテナ250の切替例を表す図である。切替のタイミングは、DU220からSW240へ出力される切替制御信号のタイミング(すなわち、通信スロットのタイミング)で行われてもよい。DU220は、通信スロット毎に切替制御信号をSW240へ出力してもよい。
なお、切替制御信号には、例えば、アンテナ250を指定する指定情報が含まれる。図4(B)の例では、6つのアンテナ250(250-1,250-2,…,250-6)が存在するため、指定情報は、3ビットで表されてもよい。SW240は、指定情報で示されたアンテナ250へ位置測定用信号を出力し、これを各アンテナに対して異なるタイミングで行うことで、時分割で各アンテナ250を切り替えるようにしてもよい。また、SW240は、指定情報で示されたアンテナ250から、位置測定用信号などを入力し、これを各アンテナ250に対して異なるタイミングで行うことで、時分割で各アンテナ250を切り替えるようにしてもよい。
(各アンテナの位置関係)
一般に、3点測位は、各アンテナ250から同時に信号を送信したり、端末100から送信された信号を各アンテナ250で同時に受信したりすることで行われる。
しかし、第1実施形態では、各アンテナ250は時分割で位置測定用信号を送信したり、受信したりする。
そのため、端末100が移動した場合を考慮すると、正確に端末100の位置を測位できない場合も考えられる。
しかし、第1実施形態における端末100の移動速度は、閾値速度以下となっており、低速で移動する。例えば、工場内の移動車両は、一般道路を走行するような速度よりも低速で移動する。そのため、測位による誤差も許容範囲内に収めることが可能となる。
図5は、第1実施形態に係る各アンテナ250の位置関係の例を表す図である。
図5に示すように、アンテナ#1(250-1)とアンテナ#2(250-2)とは隣接し、アンテナ#2(250-2)とアンテナ#3(250-3)とは隣接している。例えば、これら3つのアンテナ250(250-1,250-2,及び250-3)を利用して、端末100を測位する場合、隣接するアンテナ250に対して紐づけられる通信スロットも隣接することが望ましい。すなわち、各アンテナ250には、互いに異なるタイミングの通信スロットが紐づけられ、隣接する各アンテナ250には、隣接するタイミングの各通信スロットが紐づけられる。
図5の例では、アンテナ#1(250-1)とアンテナ#2(250-2)とは隣接するため、アンテナ#1(250-1)に紐づけられる第1通信スロットと、アンテナ#2(250-2)に紐づけられる第2通信スロットとは隣接することが望ましい。また、アンテナ#2(250-2)とアンテナ#3(250-3)とは隣接するため、アンテナ#2(250-2)に紐づけられる第2通信スロットとアンテナ#3(250-3)に紐づけられる第3通信スロットとは隣接することが望ましい。
例えば、アンテナ#1(250-1)から第1通信スロットのタイミングで位置測定用信号が送信され、アンテナ#2(250-2)から第2通信スロットの次の通信スロットである第3通信スロットのタイミングで位置測定用信号が送信され、アンテナ#3(250-3)から第4通信スロットのタイミングで位置測定用信号が送信されるケースを考える。
このようなケースでは、第1通信スロットでの位置測定用信号と、第3通信スロットでの位置測定用信号とが利用され、第2通信スロットが利用されない。そのため、第2通信スロットの1通信スロット分の時間だけ位置測位が行われない空白時間が存在し、その時間分、端末100が移動する。その移動分、端末100の位置を測位する場合において測定誤差が生じる。
一方、アンテナ#1(250-1)から第1通信スロットのタイミングで位置測定用信号が送信され、アンテナ#2(250-2)から第2通信スロットのタイミングで位置測定用信号が送信され、アンテナ#3(250-3)から第3通信スロットのタイミングで位置測定用信号が送信されるケースを考える。
このようなケースでは、時分割で測位が行われるため、各通信スロットの時間分、端末100は移動するものの、1通信スロット分の空白時間は存在しない。従って、隣接するアンテナ250は通信スロットも隣接させた方が、空白時間が存在する場合と比較して、端末100の測位による測定誤差を抑制させることができる。
(位置測位方法)
ここで、第1実施形態における位置測位方法の具体例について説明する。
位置測位方法は、第1に、少なくとも3つのアンテナ250の位置から端末100までの距離を求め、第2に、以下の方程式を計算することで、端末100の位置(x,y)を測位する。
(x-p1)+(y-q1)=(r1) ・・・(1)
(x-p2)+(y-q2)=(r2) ・・・(2)
(x-p3)+(y-q3)=(r3) ・・・(3)
ここで、アンテナ#1(250-1)の位置は(p1,q1)、アンテナ#2(250-2)の位置は(p2,q2)、アンテナ#3(250-3)の位置は(p3,q3)である。また、アンテナ#1(250-1)から端末100までの距離はr1、アンテナ#2(250-2)から端末100までの距離はr2、アンテナ#3(250-3)から端末100までの距離はr3である。
また、距離に代えて、少なくとも3つのアンテナ250の各々において、位置測定用信号の発射角(departure angle)又は到来角(arival angle)を求め、その交点を計算することで、端末100の位置(x,y)を測位してもよい。
(ダウンリンク方向の位置測定用信号を利用した位置測位方法)
位置測位方法として、各アンテナ250から送信される(すなわち、ダウンリンク方向の)位置測定用信号を利用する方法がある。具体的には、第1に、各アンテナ250から位置測定用信号(例えば、第1位置測定用信号)が時分割に送信される。第2に、基地局200のSW240(例えば、切替部)は、位置測定用信号に対する測定結果(例えば、第1測定結果)を、各アンテナ250を介して端末100から受信する。第3に、測位部225は、当該測定結果に基づいて、端末100の位置を測位する。
ダウンリンク方向での位置測定用信号を利用した位置測位方法として、例えば、DL-TDOA(Downlink Time Difference Of Arrival)と、DL-AoD(Downlink Angle-of-Departure)とがある。
(DL-TDOA)
最初に、DL-TDOAについて説明する。
DL-TDOAは、基地局200から送信される位置参照信号(DL PRS(Positioning Reference Signal))(例えば、第1位置測定用信号)の到達時間差(DL RSTD(Reference Signal Time Difference))に基づいて、端末100の位置を推定する方法である。具体的には、例えば、以下により行われる。
すなわち、各アンテナ250からは、各通信スロットを利用して、位置参照信号を送信する。端末100は、各アンテナ250に紐づけられた各通信スロットを利用して、当該各アンテナ250から送信された各位置参照信号を受信する。端末100は、各アンテナ250から送信された位置参照信号を各々受信し、各位置参照信号に基づいて、各位置参照信号に対する到達時間差(DL RSTD)を測定する。この場合、端末100では、基地局200から受信したアシスト情報を利用して、到達時間差を測定してもよい。アシスト情報には、位置参照信号が当該所定のアンテナ250から送信される送信タイミングが含まれる。端末100は、位置参照信号を受信した受信タイミングと、アシスト情報に含まれる送信タイミングとに基づいて、当該位置参照信号の到達時間差を測定してもよい。そして、端末100は、測定結果(例えば、第1位置測定用信号に対する第1測定結果)として、当該到達時間差を送信する。この際、端末100は、当該位置参照信号を送信した当該所定のアンテナ250に紐づけられた通信スロットを利用して、当該到達時間差を、基地局200へ送信する。基地局200の測位部225は、到達時間差に基づいて、各アンテナ250から端末100への距離を計算する。そして、測位部225は、上述した式(1)から式(3)を利用して、端末100の位置を計算(又は測位)する。
なお、端末100は、CNのLMFから送信された位置測位要求に従って、到達時間差の測定と測定結果の送信とを行ってもよい。又は、端末100は、位置測位要求を受信することなく、到達時間差の測定と測定結果の送信とを行ってもよい。また、アシスト情報は、LMFで生成されて、基地局200を介して端末100において受信されてもよい。
(DL-AoD)
次に、DL-AoDについて説明する。
DL-AoDは、各アンテナ250から送信された位置参照信号(DL-PRS)(例えば、第1位置測定用信号)の受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)に基づいて、端末100の位置を推定する方法である。具体的には、例えば、以下のようにして位置測位が行われる。
すなわち、DL-TDOAと同様に、各アンテナ250から位置参照信号(DL-PRS)が送信される。端末100は、各アンテナ250から受信した位置参照信号の受信電力を各々測定する。この場合、端末100は、基地局200から送信されたアシスト情報を利用して、当該受信電力を測定してもよい。端末100は、測定結果(例えば、第1位置測定用信号に対する第1測定結果)として、当該受信電力を、基地局200へ送信する。この際、端末100は、当該位置参照信号を送信した当該所定のアンテナ250に紐づけられた通信スロットを利用して、当該受信電力を、基地局200へ送信する。基地局200の測位部225は、受信電力に基づいて、各アンテナ250から端末100へ送信されたPRSの方向(又は発射角(AoD))を計算する。そして、測位部225は、3方向の交点位置を、端末100の位置として推定する。
なお、端末100は、CNのLMFから送信された位置測位要求に従って、受信電力の測定と測定結果の送信とを行ってもよいし、位置測位要求を受信することなく、受信電力の測定と測定結果の送信とを行ってもよい。アシスト情報は、LMFで生成され、基地局200を介して端末100において受信されてもよい。
(アップリンク方向の位置測定用信号を利用した位置測位方法)
位置測位は、端末100から各アンテナ250へ(すなわち、アップリンク方向へ)送信される位置測定用信号を利用して行われてもよい。具体的には、第1に、端末100は、各通信スロットを利用して、位置測定用信号(例えば、第2位置測定用信号)を基地局200の各アンテナ250へ送信する。第2に、基地局200のSW240(例えば、切替部)は、各アンテナを介して位置測定用信号を端末100から受信する。第3に、測位部225は、当該位置測定用信号に対する測定結果(例えば、第2測定結果)に基づいて、端末100の位置を測位する。
アップリンク方向へ送信される位置測定用信号を利用して行われる位置測位として、例えば、UL-TDOA(Uplink Time Difference Of Arrival)と、UL-AoA(Uplink Angle of Arrival)とがある。
(UL-TDOA)
最初に、UL-TDOAについて説明する。
UL-TDOAは、端末100から送信されたSRS(Sounding Reference Signal:サウンディング参照信号)(例えば、第2位置測定用信号)の相対的な到着時間(UL RTOA(Uplink Relative Time of Arrival))に基づいて、端末100の位置を推定する方法である。具体的には、例えば、以下により行われる。
すなわち、端末100は、各通信スロットを利用して、SRSを各アンテナ250へ送信する。基地局200の測位部225は、各アンテナ250で受信したSRSの相対的な到着時間を測定する。この場合、測位部225は、LMFから送信されたアシスト情報に基づいて、相対的な到着時間を測定してもよい。例えば、測位部225は、アシスト情報から端末100から送信されたSRSの送信時間を取得する。そして、測位部225は、当該送信時間と、各アンテナ250で受信したSRSの受信時間とから、端末100から送信されたSRSの送信時間を基準とした相対的な到着時間を測定してもよい。その後、測位部225は、各アンテナ250と端末100との間のSRSの相対的な到着時間(例えば、第2測定結果)に基づいて、各アンテナ250から端末100までの距離を算出する。測位部225は、上述した式(1)から式(3)を利用して、端末100の位置を計算(又は測位)する。
(UL-AoA)
次に、UL-AoAについて説明する。
UL-AoAは、端末100から送信されたSRS(例えば、第2位置測定用信号)の到来角(AoA)に基づいて、端末100の位置を推定する方法である。具体的には、例えば、以下のようにして位置測位が行われる。
すなわち、測位部225は、各アンテナ250において受信したSRSに基づいて、当該SRSの到来角を測定する。測位部225は、LMFから受信したアシストデータ及び/又は設定データに基づいて、当該SRSの到来角を測定してもよい。例えば、測位部225は、当該SRSの受信電力に基づいて、端末100から送信された当該SRSの各アンテナ250における到来角を測定してもよい。到来角は、方位角と仰角とを含んでもよい。そして、測位部225は、3つの到来角の交点位置を、端末100の位置として推定する。
(ダウンリンク方向の位置測定用信号とアップリンク方向の位置測定用信号との双方を利用した位置測位方法)
ダウンリンク方向の位置測定用信号(例えば、第1位置測定用信号)とアップリンク方向の位置測定用信号(例えば、第2位置測定用信号)との双方を利用した位置測位方法として、RTT(multi-RTT(Round Trip Time)測定)がある。RTTは、端末100と各アンテナ250における測定結果に基づいて、端末100の位置を推定する方法である。
具体的には、第1に、各アンテナ250から送信される位置測定用信号(例えば、第1位置測定用信号)は位置参照信号(PRS)である。この場合、端末100からは、位置参照信号の送信と受信の第1時間差が測定結果(例えば、第1測定結果)として送信される。第2に、端末100から送信される位置測定用信号(例えば、第2位置測定用信号)はSRSである。この場合、測位部225は、SRSの送信と受信の第2時間差とを測定する。第3に、測位部225は、第1時間差と第2時間差とに基づいて、端末100の位置を測位する。
端末100では、第1時間差を算出する際に、基地局200(又はLMF)から送信されたアシスト情報(例えば、位置測定用信号の送信時間)に基づいて、第1時間差を測定してもよい。また、基地局200の測位部225では、SRSの送信時間を把握しており、当該送信時間と、SRSを受信した受信時間とに基づいて、第2時間差を算出してもよい。測位部225は、第1時間差と第2時間差とに基づいて、各アンテナ250から端末100までの距離を算出する。例えば、測位部225は、第1時間差と第2時間差とに基づいて、平均時間差を算出し、当該平均時間差から、アンテナ250から端末100までの距離を各々算出してもよい。そして、測位部225は、上述した式(1)から式(3)を用いて、端末100の位置を測位する。
(第1実施形態に係る動作例)
次に、第1実施形態に係る動作例について説明する。
図6は、第1実施形態に係る動作例を表す図である。図6では、DL-TDOAを例にして説明する。
図6に示すように、ステップS10において、基地局200のCU210は、通信を開始する。
ステップS11において、基地局200のSW240は、切替制御信号に従って、通信スロットに紐づけられた各アンテナ250を時分割に切り替える。各アンテナ250は、端末100と時分割に通信を行う。各アンテナ250からは、位置測定用信号として位置参照信号が送信される。
ステップS12において、基地局200の測位部225は、端末100から測定結果を取得する。測定結果として、例えば、各アンテナ250から送信された位置参照信号に対する到達時間差がある。
ステップS13において、測位部225は、測定結果に基づいて、各アンテナ250から端末100までの距離を算出する。例えば、測位部225は、3つのアンテナ250から送信された位置参照信号に対する、3つの到達時間差(測定結果)に基づいて、3つのアンテナ250から端末100までの3つの距離を算出する。
ステップS14において、測位部225は、算出値から端末100の位置を測位する。例えば、測位部225は、上述した式(1)から式(3)に各距離を代入することで、端末100の位置を測位する。
そして、ステップS15において、基地局200は一連の処理を終了する。
(第1実施形態の効果)
次に、第1実施形態における効果について説明する。
上述したように、移動通信システム10において、基地局200は、少なくとも3つのアンテナ250を時分割で切り替えて、端末100と通信を行い、位置測定用信号に対する測定結果に基づいて、端末100の位置を測位する。
そのため、移動通信システム10では、少なくとも3つのアンテナ250以外に、指向性アンテナを有する指向性固定機など、他の機能を有する装置を用いなくても、端末100の位置を測位することができる。
また、移動通信システム10では、端末100と直接通信を行って、端末100の位置を測位するため、端末100の位置を高精度に測位できる。
よって、移動通信システム10では、コストの増加を抑制しつつ、端末100の位置を高精度に測位することができる。
また、移動通信システム10において、複数のアンテナ250に代えて、複数の基地局を設置することも考えられる。しかし、基地局を複数設置する場合、アンテナ250を複数設置する場合と比較して、コストが増加してしまう。移動通信システム10では、複数の基地局を設置するのではなく、複数のアンテナ250を設置することで、前者と比較してコスト増を抑制させることが可能となる。
更に移動通信システム10では、位置測位の際に、隣接するアンテナ250間においては通信スロットも隣接させるようにしている。そのため、移動通信システム10では、端末100の移動による測定誤差を抑制させることができる。
更に、移動通信システム10では、DL-TDOA、DL-AoD、UL-TDOA、UL-AoA、及びRTTのいずれかを用いて、端末100の測位を行っているため、高精度な測位を行うことが可能となる。
(第1実施形態の変形例1)
次に、第1実施形態の変形例1について説明する。
上述した第1実施形態では、測位部225がDU220に含まれる例について説明した。例えば、測位部225は、CU210に含まれてもよい。この場合、測位部225は、制御部212内に設けられてもよいし、制御部212とは別にCU210内に設けられてもよい。測位部225は、制御部212による制御の下で、端末100の測位を行ってもよい。
この場合、端末100で測定された測定結果は、各アンテナ250と、SW240と、RU230と、DU220とを介して、CU210の測位部225で受信される。また、端末100から送信された位置測定用信号も、各アンテナ250と、SW240と、RU230と、DU220とを介して、CU210の測位部225で受信される。
(第1実施形態の変形例2)
次に、第1実施形態の変形例2について説明する。
上述した第1実施形態では、測位部225がDU220に含まれる例について説明した。例えば、測位部225は、端末100に含まれてもよい。この場合、測位部225は、制御部120内に設けられてもよいし、制御部120とは別に端末100内に設けられてもよい。測位部225は、制御部212による制御の下で、端末100の測位を行ってもよい。
この場合、測位部225は、各アンテナ250から送信された位置測定用信号(例えば、第1位置測定用信号)に基づいて測定結果(例えば、第1測定結果)を取得する。そして、測位部225は、測定結果に基づいて、端末100の位置を測位する。測位部225は、端末100の位置を示す位置情報を、基地局200(又はLMF)へ向けて送信してもよい。
(第1実施形態の変形例3)
次に、第1実施形態の変形例3について説明する。
第1実施形態では、SW240がRU230と各アンテナ250との間に設けられている例について説明した。例えば、SW240は、RU230内に含まれてもよい。この場合、SW240は、RU230内であって、無線処理部232と各アンテナ250との間に設けられてもよい。SW240は、DU220から切替制御信号を入力し、当該切替制御信号に従って、各アンテナ250を時分割に切り替えてもよい。
[その他の実施形態]
上述した実施形態に係る各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。このような記録媒体は、CU210の制御部212、DU220の制御部222、及び端末100の制御部120に含まれてもよい。CU210の制御部212、DU220の制御部222、及び端末100の制御部120は、記録媒体からプログラムを読み出して、当該プログラムを実行することで、上述した実施形態で説明した機能を実現してもよい。
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。また、矛盾しない範囲で、各実施形態、各動作例、又は各処理を組み合わせることも可能である。
10 :移動通信システム 100 :UE(端末)
120 :制御部 200 :基地局
210 :CU 212 :制御部
220 :DU 222 :制御部
225 :測位部 230 :RU
240 :SW 250 :アンテナ

Claims (13)

  1. 集約ユニットと、前記集約ユニットに接続された分散ユニットと、前記分散ユニットに接続された無線ユニットと、前記無線ユニットに接続された少なくとも3つのアンテナとを有する基地局と、
    端末と
    を備える移動通信システムにおいて、
    前記基地局は、前記各アンテナを時分割で切り替えて、前記各アンテナを介して第1位置測定用信号を前記端末へ送信する、及び前記各アンテナを介して第2位置測定用信号を前記端末から受信することの少なくともいずれかを行う切替部を含み、
    前記第1位置測定用信号に対する第1測定結果及び前記第2位置測定用信号に対する第2測定結果の少なくともいずれかに基づいて、前記端末の位置を測位する測位部を有する
    移動通信システム。
  2. 前記測位部は、前記集約ユニット及び前記分散ユニットのいずれかに含まれ、
    前記切替部は、前記第1位置測定用信号に対する前記第1測定結果を、前記各アンテナを介して前記端末から受信し、
    前記測位部は、前記第1測定結果に基づいて、前記端末の位置を測位する、
    請求項1記載の移動通信システム。
  3. 前記第1位置測定用信号は位置参照信号であり、前記第1測定結果は前記端末において前記各アンテナから受信した前記位置参照信号の到達時間差である、
    請求項2記載の移動通信システム。
  4. 前記第1位置測定用信号は位置参照信号であり、前記第1測定結果は前記端末において前記各アンテナから受信した前記位置参照信号の受信電力である、
    請求項2記載の移動通信システム。
  5. 前記測位部は、前記集約ユニット及び前記分散ユニットのいずれかに含まれ、
    前記切替部は、前記各アンテナを介して前記第2位置測定用信号を前記端末から受信し、
    前記測位部は、前記第2位置測定用信号に対する前記第2測定結果に基づいて、前記端末の位置を測位する、
    請求項1記載の移動通信システム。
  6. 前記第2位置測定用信号はサウンディング参照信号であり、前記第2測定結果は前記端末と前記各アンテナとの間の前記サウンディング参照信号の相対的な到着時間である、
    請求項5記載の移動通信システム。
  7. 前記第2位置測定用信号は前記端末から送信されたサウンディング参照信号であり、前記第2測定結果は前記サウンディング参照信号の到来角である、
    請求項5記載の移動通信システム。
  8. 前記測位部は、前記端末に含まれ、
    前記測位部は、前記第1位置測定用信号に対する前記第1測定結果に基づいて、前記端末の位置を測位する、
    請求項1記載の移動通信システム。
  9. 前記第1位置測定用信号は位置参照信号であり、前記第1測定結果は前記端末において前記各アンテナから受信した前記位置参照信号の到達時間差である、
    請求項8記載の移動通信システム。
  10. 前記第1位置測定用信号は参照信号であり、前記第1測定結果は前記端末において前記各アンテナから受信した前記参照信号の受信電力である、
    請求項8記載の移動通信システム。
  11. 前記第1位置測定用信号は位置参照信号であり、前記第1測定結果は前記位置参照信号の送信と受信の第1時間差であり、
    前記第2位置測定用信号は前記端末から送信されたサウンディング参照信号であり、前記第2測定結果は前記サウンディング参照信号の送信と受信の第2時間差であり、
    前記測位部は、前記第1時間差と前記第2時間差とに基づいて、前記端末の位置を測位する、
    請求項1記載の移動通信システム。
  12. 前記各アンテナには、互いに異なるタイミングの通信スロットが紐づけられ、
    隣接する前記各アンテナは、隣接するタイミングの前記各通信スロットが紐づけられる、
    請求項1記載の移動通信システム。
  13. 集約ユニットと、前記集約ユニットに接続された分散ユニットと、前記分散ユニットに接続された無線ユニットと、前記無線ユニットに接続された少なくとも3つのアンテナとを有する基地局において、
    前記各アンテナを時分割で切り替えて、前記各アンテナを介して第1位置測定用信号を端末へ送信する、及び前記各アンテナを介して第2位置測定用信号を前記端末から受信することの少なくともいずれかを行う切替部と、
    前記第1位置測定用信号に対する第1測定結果及び前記第2位置測定用信号に対する第2測定結果の少なくともいずれかに基づいて、前記端末の位置を測位する測位部と、を有する
    基地局。
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