JP2023121943A - 姿勢変換装置 - Google Patents

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Yoshiki Sugawara
勇貴 久保
Yuki Kubo
淳一郎 川口
Junichiro Kawaguchi
皓基 永山
Koki NAGAYAMA
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Abstract

Figure 2023121943000001
【課題】長寿命化と信頼性の向上を図ることができる姿勢変換装置を提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係る姿勢変換装置は、ベース部材と、第1の可動リンクと、第2の可動リンクとを具備する。前記ベース部材は、機体に固定される。前記第1の可動リンクは、第1のリンク部材と、第1の関節と、第1の駆動部とを有する。前記第1の関節は、前記ベース部材と前記第1のリンク部材との間に連結され、一軸まわりに変形可能な弾性部材で構成される。前記第1の駆動部は、前記第1の関節を前記一軸まわりに変形させる。前記第2の可動リンクは、第2のリンク部材と、第2の関節と、第2の駆動部とを有する。前記第2の関節は、前記ベース部材と前記第2のリンク部材との間に連結され、前記一軸まわりに変形可能な弾性材料で構成される。前記第2の駆動部は、前記第2の関節を前記一軸まわりに変形させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、宇宙空間における人工衛星の姿勢変更に用いられる姿勢変換装置に関する。
宇宙空間における人工衛星の姿勢の制御には、例えば、角運動量交換型の姿勢制御方式が採用される。角運動量交換型の姿勢変換装置は、例えば回転体を有し、その回転体の角運動量を変化させることで慣性トルクを生じさせ、その慣性トルクの反作用トルクを人工衛星の機体に作用させることによって、機体の姿勢を変化させる。
姿勢変換装置の回転体として、リアクションホイールが広く用いられている。リアクションホイールは、ホイール(円板)と、そのホイールの回転軸に接続されたモータとを有する。モータはホイールに回転トルクを加えると、その回転トルクとは反対方向の反トルクを受ける。したがって、モータを機体に固定してホイールを回転させると、機体はホイールの回転方向とは反対方向へ回転を開始する。このように、ホイールの回転を適切に制御することで、人工衛星の姿勢を制御することが可能となる。
このような姿勢変換装置として、例えば特許文献1には、リアクションホイールと、ステータ組立体とを備え、リアクションホイールがステータ組立体に対してベアリングを介して回転自在に支持された構成が開示されている。
特開2021-14226号公報
宇宙空間のような高真空では、大気圧環境に比べて潤滑剤が蒸発しやすい。したがって、潤滑剤の蒸発によりリアクションホイールの回転軸のような摺動部の摩擦が大きくなると、性能が劣化し、ひいては回転ができなくなるなど、姿勢変換装置の長寿命化や信頼性の確保が困難になる。なお、気体封入した容器内にリアクションホイールを密封する方法も考えられるが、この場合、装置全体が大型化し、衛星内の配置に制約が生じるなどの別の問題が生じる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、長寿命化と信頼性の向上を図ることができる姿勢変換装置を提供することにある。
本発明の一形態に係る姿勢変換装置は、ベース部材と、第1の可動リンクと、第2の可動リンクとを具備する。
前記ベース部材は、機体に固定される。
前記第1の可動リンクは、第1のリンク部材と、第1の関節と、第1の駆動部とを有する。前記第1の関節は、前記ベース部材と前記第1のリンク部材との間に連結され、一軸まわりに変形可能な弾性部材で構成される。前記第1の駆動部は、前記第1の関節を前記一軸まわりに変形させる。
前記第2の可動リンクは、第2のリンク部材と、第2の関節と、第2の駆動部とを有する。前記第2の関節は、前記ベース部材と前記第2のリンク部材との間に連結され、前記一軸まわりに変形可能な弾性材料で構成される。前記第2の駆動部は、前記第2の関節を前記一軸まわりに変形させる。
上記姿勢変換装置は、ベース部材に対する第1および第2の可動リンクの一軸まわりのシーケンス動作によって、非ホロノミック性に基づく機体の姿勢変更を実現する。上記姿勢変換装置においては、第1および第2の関節が一軸まわりに変形可能な弾性材料で構成されているため、回転軸を支持する摺動部やその摺動摩擦を低減するための潤滑剤を必要としない。このため、例えば宇宙空間などのように潤滑剤が蒸発しやすい環境下においても長期にわたる耐久性を維持できるとともに、潤滑剤の蒸発を防ぐための密閉容器などが不要となるので装置の小型化が可能である。
前記第1の関節および前記第2の関節は、前記弾性部材として前記一軸方向に平行な両主面を有する板ばね部材を含んでもよい。
これにより、第1および第2の可動リンクの可動範囲が一軸まわりに限定されるため、一軸まわり以外の領域への可動を制限するための部材や構造が不要となり、第1および第2の関節の構造を簡素化できる。
前記第1の駆動部および前記第2の駆動部は、磁気吸着力により前記板ばね部材を前記一軸まわりに変形させることが可能な磁石ユニットをそれぞれ有してもよい。
この場合、典型的には、前記磁石ユニットは、電磁石を含む。これにより、電磁石への通電のオンオフで第1および第2のリンク部材を第1および第2の関節を起点として回動させることができる。
あるいは、前記磁石ユニットは、リニアモータを含んでもよい。
前記第1の駆動部および前記第2の駆動部は、形状記憶効果により前記板ばね部材を前記一軸まわりに変形させることが可能な形状記憶素子をそれぞれ有してもよい。
本発明によれば、摺動部を有しない姿勢変換装置を構成できるため、長寿命化と信頼性の向上を図ることができる。
リンク装置を用いた姿勢変換方法を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る姿勢変換装置の構成を示す概略平面図である。 上記姿勢変換装置の概略斜視図である。 上記姿勢変換装置の動作例を説明する概略平面図である。 上記姿勢変換装置における他の構成例を示す概略斜視図である。 上記姿勢変換装置におけるさらに他の構成例を示す概略斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る姿勢変換装置を示す図であり、(A)はその概略平面図、(B)および(C)はその動作例を示す概略平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る姿勢変換装置を示す図であり、(A)はその概略平面図、(B)はその概略斜視図、(C)はその動作例を示す概略平面図である。 上記姿勢変換装置の他の構成例を示す図であって、(A)はその概略平面図、(B)はその要部の概略斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[非ホロノミック性に基づく姿勢変更]
まず、2リンク2関節型のフリーフライングロボットを例に挙げてその非ホロノミック性に基づく姿勢変換方法について説明する。
図1(A)、(B)は、ベースL0の両端に第1のリンクL1および第2のリンクL2が関節R1,R2で接続されたリンク装置を示している。関節R1,R2は、例えばモータで駆動され、ベースL0に対して第1および第2のリンクL1,L2をそれぞれZ軸まわりに任意の角度回動させることが可能に構成される。
図1(A)、(B)に示すように、初期状態から関節R1のまわりに第1のリンクL1を時計まわりに任意の角度で回転させると、関節R1に作用する反トルクを受けて、ベースL0および第2のリンクL2が反時計まわりに一体的に回転する(変形1)。ベースL0および第2のリンクL2の回転角度は、第1のリンクL1の回転角度やベースL0および第1および第2のリンクL1,L2の重さ等に応じて定まる。続いて、関節R2のまわりに第2のリンクL2を反時計まわりに回転させると、その反トルクでベースL0および第1のリンクL1が時計まわりに一体的に回転する(変形2)。第2のリンクL2の回転量を第1のリンクL1の回転量と同一にすることで、ベースL0は、時計まわりに第1の角度だけ回転した角度位置に移動する。
続いて、変形2の状態から第1および第2のリンクL1,L2をそれぞれ元の回転位置に復帰させる場合を考える。図1(A)に示すように、第2のリンクL2を先に回転させ(変形3)、その後に第1のリンクL1を回転させると、リンク装置は全体として初期状態と同じ回転位置に復帰する(変形4)。これに対して、図1(B)に示すように、第1のリンクL1を先に回転させ(変形3)、その後に第2のリンクL2を回転させると、図1(A)で示す最終姿勢とは異なり、リンク装置は全体として初期状態からZ軸まわりに時計方向へ上記第1の角度より大きい第2の角度だけ回転した角度位置に移動する(変形4)
図1(B)のように、第1のリンクL1および第2のリンクL2を所定のシーケンスで順次回転させることによって、リンク装置を全体として任意の角度位置に回転させることができる。したがって、ベースL0を人工衛星などの機体に固定すれば、宇宙空間において人工衛星の姿勢変換が可能となる。このような姿勢制御は、非ホロノミック性に基づく姿勢制御と呼ばれる。
ここで、関節R1,R2をモータで駆動する場合、宇宙空間のような高真空での環境下では潤滑剤が蒸発し、回転軸などの摺動部の摩擦が大きくなることで性能が劣化し、ひいては回転さえできなくなる。そこで、潤滑剤の蒸発を防止するために、気体封入した容器に上記リンク装置を密閉することが考えられる。
しかしながら、そもそも摺動部があることから、モータ駆動の関節を有するリンク装置は長寿命化や高信頼性化などに問題がある。また、潤滑剤の蒸発を防止する密閉容器が必要になるため、その分の体積が必要となり、機体への配置に制約が生じるなど、装置の小型化の妨げになり得る。
このような問題を解消するため、本発明の姿勢変換装置は、以下のように構成される。以下、本発明の姿勢変換装置の詳細について説明する。
<第1の実施形態>
図2は、本発明の第1の実施形態に係る姿勢変換装置100の構成を示す概略平面図、図3は、姿勢変換装置100の概略斜視図、図4(A)~(C)は、姿勢変換装置100の動作例を説明する概略平面図である。なお、各図においてX軸、Y軸およびZ軸は相互に直交する3軸方向を示している。
本実施形態の姿勢変換装置100は、ベース部材10と、第1のリンク部材21を有する第1の可動リンク201と、第2のリンク部材22を有する第2の可動リンク202とを備える。姿勢変換装置100は、第1および第2のリンク部材21,22がそれぞれベース部材10に対して一軸まわり(Z軸まわり)に回動可能に構成された2リンク2関節型のフリーフライングロボットとして構成される。
ベース部材10は、図2においてX軸方向に直線的に延びる柱状の部材である。ベース部材10は、その長手方向の両端部に相当する第1の端部10aと第2の端部10bとを有する。第1の端部10aには第1の可動リンク201が連結され、第2の端部10bには第2の可動リンク202が連結される。
ベース部材10は、剛性の高い材料で構成されるのが好ましく、典型的には金属材料等の剛体で構成される。ベース部材10には、支持体11が設けられている。支持体11は、ベース部材10を例えば人工衛星1などの機体1Aへ固定する(図3参照)。ベース部材10は、その長手方向が機体1AのX軸方向と平行となるように機体1Aに固定される。なお、支持体11は図示する柱状のものに限られず、任意の形状であってもよい。
第1の可動リンク201は、第1のリンク部材21と、第1の関節J1と、第1の駆動部D11とを有する。第2の可動リンク202は、第2のリンク部材22と、第2の関節J2と、第2の駆動部D12とを有する。
第1および第2のリンク部材21,22は、図2においてX軸方向に直線的に延びる柱状の部材である。第1および第2のリンク部材21,22は、剛性の高い材料で構成されるのが好ましく、例えば金属材料で構成される。第1および第2のリンク部材21,22の形状は特に限定されず、典型的には、第1および第2のリンク部材21,22は互いに同一の構造(長さ、幅、厚み、重量など)を有する。
第1の関節J1は、ベース部材10の第1の端部10aと第1のリンク部材21の一端部との間を連結する。第2の関節J2は、ベース部材10の第2の端部10bと第2のリンク部材22の一端部との間を連結する。第1および第2の関節J1,J2は、一軸まわり(本実施形態ではZ軸まわり)に変形可能な弾性材料で構成される。
本実施形態において第1および第2の関節J1,J2は、上記弾性部材として、XZ平面に平行な両主面を有する板ばね部材で構成される。第1および第2の関節J1,J2がXZ平面に平行な板ばね部材で構成されることにより、Z軸まわりの変形が他の軸まわりの変形よりも容易となるとともに、Z軸以外の他の軸まわりの変形を規制することができる。
第1の駆動部D11は、第1の関節J1をZ軸まわりに変形させる駆動力を発生する。第2の駆動部D12は、第2の関節J2をZ軸まわりに変形させる駆動力を発生する。本実施形態において第1および第2の駆動部D11,D12は、磁気吸着力により第1および第2の関節J1,J2をZ軸まわりに変形させる磁石ユニットM(M11,M12の組)をそれぞれ有する。
磁石ユニットMは、第1の磁石部M11と、第2の磁石部M12とを含む。図4(A)に示すように、第1の磁石部M11は、X軸方向に対向する一対の磁石41a,41bで構成され、第2の磁石部M12は、X軸方向に対向する一対の磁石42a,42bで構成される。
磁石41a,42aは、ベース部材10に設置された支持部材43に支持される。一方、磁石41b,42bは、第1および第2のリンク部材21,22にそれぞれ設置された支持部材44に支持される。支持部材43,44は、金属等の比較的剛性の高い材料で構成されるのが好ましい。
第1および第2の磁石部M11,M12は、第1および第2の関節J1,J2を挟んでY軸方向にそれぞれ対向して配置される。第1の磁石部M11は、一対の磁石41a,41bの間に発生する磁気吸着力によって、第1の関節J1を時計まわりに変形させ(図4(B)参照)、第2の関節J2を反時計まわりに変形させる。第2の磁石部M12は、一対の磁石42a,42bの間に発生する磁気吸着力によって、第1の関節J1を反時計まわりに変形させ(図4(C)参照)、第2の関節J2を時計まわりに変形させる。
一対の磁石41a,41bはいずれも電磁石で構成されてもよいし、一対の磁石41a,41bのうち、一方は電磁石で構成され、他方は永久磁石あるいは軟磁気特性を有する磁性材料で構成されてもよい。一対の磁石42a,42bも同様に、いずれも電磁石で構成されてもよいし、一方は電磁石で構成され、他方は永久磁石あるいは軟磁気特性を有する磁性材料で構成されてもよい。軟磁気特性を有する磁性材料としては、例えば、鉄系合金、コバルト系合金、ニッケル系合金などの遷移金属系強磁性材料をベースとした金属材料が挙げられる。
本実施形態では、第1および第2のリンク部材21,22に設置される磁石41b,42bが電磁石で構成される。以下の説明では、これら磁石41b,42bを電磁石41b,42bともいう。電磁石41b,42bはそれぞれ、鉄心とその周囲に巻回されたコイルとを含む。
支持部材43,44の設置部位は、第1および第2の磁石部M11,M12で発生する磁力によって第1および第2の関節J1,J2がZ軸まわりに変形可能な位置であれば特に限定されない。本実施形態において、各支持部材43は、一方の磁石41a,42aがベース部材10の第1および第2の端部10a,10bを挟んでY軸方向に相互に対向する位置に配置される。また、各支持部材44は、他方の磁石41b,42bが第1および第2のリンク部材21,22各々のベース部材10側の端部を挟んでY軸方向に相互に対向する位置に配置される。
図2に示すように、姿勢変換装置100は、制御部30をさらに備える。制御部30は、ベース部材10に対して第1および第2のリンク部材21,22をそれぞれ所定のシーケンスで一軸まわり(Z軸まわり)に運動させるための駆動信号を生成し、生成した駆動信号を第1および第2の駆動部D11,D12(第1および第2の磁石部M11,M12)へ出力する。所定のシーケンスは、図1(B)を参照して説明したような非ホロノミック性の姿勢変更手順を含む。
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やメモリを有する情報処理装置(コンピュータ)で構成される。上記メモリには、上述した非ホロノミック運動による人工衛星1の姿勢制御を行うための各種シーケンスが格納される。CPUに代えて、またはこれに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のPLD(Programmable Logic Device)、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)、その他ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等が用いられてもよい。
本実施形態において制御部30は、第1の磁石部M11および第2の磁石部M12のうち、電磁石41b,42bのコイルへ駆動電流を出力することが可能に構成される。電磁石41b,42bは駆動電流により励磁され、対向する磁石41a,42aとの間に磁気吸引力を発生させることで、第1および第2の関節J1,J2をZ軸まわりに変形させる。これにより、第1および第2のリンク部材21,22がベース部材10に対して第1および第2の関節J1,J2のまわりに回転可能となる(図4(B),(C)参照)。
第1および第2のリンク部材21,22のZ軸まわりの回動量は、第1および第2の磁石部M11,M12における磁気吸引力の大きさで調整される。第1および第2のリンク部材21,22のZ軸まわりの回動量は、第1および第2の磁石部M11,M12における磁気吸引力と、第1および第2の関節J1,J2を構成する板ばね部材の弾性力との間の釣り合いの関係で決定される。
第1および第2のリンク部材21,22を図4(A)に示す当初の位置へ復帰させる場合には、第1および第2の磁石部M11,M12において発生した磁気吸着力を低下あるいは消失させる。これにより、第1および第2の関節J1,J2を構成する板ばね部材の弾性力によって、第1および第2のリンク部材21,22が当初の位置へ復帰する。
以上のように構成される本実施形態の姿勢変換装置100においては、所定のシーケンスで第1および第2のリンク部材21,22をベース部材10に対して回動させることにより、ベース部材10に固定された機体1Aを任意の姿勢に変換する。
例えば、同じ回転シーケンスに対しては、第1および第2のリンク部材21,22の質量が大きいほど、ベース部材10(機体1A)の姿勢変化量が大きい。したがって、例えば、第1および第2のリンク部材21,22へ電磁石41b,42bの駆動用電源(バッテリ)を装着するなどして、これらリンク部材21,22の重量を増加させるようにしてもよい。また、変形時のシステムの慣性モーメントの変化が大きいほど姿勢変化量が大きく、そのような慣性モーメントの大きな変化は第1および第2のリンク部材21,22の質量を大きくすることで実現することが可能である。
一方、本実施形態の姿勢変換装置100においては、同じ回転シーケンスに対して、ベース部材10の質量が大きいほど、ベース部材10の姿勢変化量は小さい。したがって、ベース部材10を機体1Aに固定した場合は、ベース部材10を機体1Aに固定しない場合に比べて、ベース部材10の姿勢変化量は小さくなる。ベース部材10(機体1A)姿勢変化量が小さい場合でも、上述した変形シーケンスを繰り返し実行することで、所望の回転角を実現することができる。
本実施形態においては、第1および第2の関節J1,J2がそれぞれ第1および第2の磁石部M11,M12による磁気吸着力で変形可能に構成されており、従来のモータ駆動型のリンク装置に備え付けられていた回転軸などの摺動部を必要としない。このため、当該摺動部を潤滑するための潤滑剤や当該潤滑剤の蒸発を防ぐための密閉容器が不要となり、これにより、姿勢変換装置100の長寿命化と信頼性の向上を図ることができるとともに、装置全体の小型化が実現可能となる。
(他の構成例)
図5は、本実施形態の姿勢変換装置における他の構成例を示す概略斜視図である。同図に示す姿勢変換装置100Aは、ベース部材110に、第1~第4のリンク部材211~214が揺動可能に連結された構成を有する。
第1のリンク部材211および第2のリンク部材212は、ベース部材110を挟んでX軸方向に対向して配置される。第1のリンク部材211は、第1の関節J11を介してベース部材110の一端に連結される。第2のリンク部材212は、第2の関節J12を介してベース部材110の他端に連結される。第1および第2の関節J11は、XY平面に平行な板ばね部材であって、Y軸まわりに変形可能に構成される。
一方、第3のリンク部材213および第4のリンク部材214は、ベース部材110を挟んでY軸方向に対向して配置される。第3のリンク部材213は、第3の関節J13を介してベース部材110の中央部の一側面に連結される。第4のリンク部材214は、第4の関節J14を介してベース部材110の中央部の他側面に連結される。第3および第4の関節J13,J14は、XY平面に平行な板ばね部材であって、X軸まわりに変形可能に構成される。
なお図示せずとも、姿勢変換装置100Aはさらに、第1および第2の関節J11,J12をそれぞれY軸まわりに変形させることが可能な第1および第2の駆動部と、第3および第4の関節J13,J14をそれぞれX軸まわりに変形させることが可能な第3および第4の駆動部を備える。これら第1~第4の駆動部は、図4(A)を参照して説明したような磁石部M11,M12と同様に構成される。さらに図示せずとも、姿勢変換装置100Aは、上記第1~第4の駆動部へ駆動信号を出力する制御部を備える。
本構成例1における姿勢変換装置100Aは、ベース部材110(機体1A)をY軸まわりに姿勢変換する場合には第1および第2のリンク部材211,212を図1(B)と同様な手順で駆動し、ベース部材110(機体1A)をX軸まわりに姿勢変換する場合には第3および第4のリンク部材213,214を図1(B)と同様な手順で駆動する。これにより、1つの姿勢変換装置100Aで2軸方向へ任意の角度位置に姿勢を変更することができる。2軸方向への姿勢変化の組み合わせ(例えばオイラー角の考え方)により,空間における任意の角度へ指向が可能となる。
図6は、本実施形態の姿勢変換装置におけるさらに他の構成例を示す概略斜視図である。同図に示す姿勢変換装置100Bは、図2~4を参照して説明した姿勢変換装置100の集合体で構成される。
上述のように姿勢変換装置100は、従来のモータ駆動式の姿勢変換装置と比較して密閉容器が不要となるため小型化が実現可能となる。このため、個々の姿勢変換装置100での姿勢変化量が小さい(出力が小さい)場合であっても、それらを機体1Aに複数設置することで、姿勢変化量の増大を図ることができる。
本実施形態の姿勢変換装置100Bにおいては、個々の姿勢変換装置100が機体1Aの多軸方向にそれぞれ複数ずつ設置される。設置部位は特に限定されず、機体1Aの任意の位置に配置可能であり、例えば、機体1の壁面、各種機器の隙間などに配置される。各姿勢変換装置100を駆動する制御部は、それぞれ単独で構成されてもよいが、1台の制御部で複数の姿勢変換装置100の駆動を共通に制御してもよい。
図示の例ではX軸およびZ軸方向に沿ってそれぞれ複数の姿勢変換装置100が設置されている。X軸方向に沿って設置された姿勢変換装置100Xにおける第1および第2のリンク部材21,22はベース部材10(機体1A)に対してZ軸まわりに回動可能に構成される。Z軸方向に沿って設置された姿勢変換装置100Zにおける第1および第2のリンク部材21,22はベース部材10(機体1A)に対してX軸まわりに回動可能に構成される。
なお、図5に示す姿勢変換装置100Aにおいては機体1AをX軸およびY軸の2軸まわりに姿勢変化させる例について説明したが、さらにZ軸まわりに姿勢変化させるための姿勢変換装置が追加されてもよい。同様に、図6に示す姿勢変換装置100Bにおいては機体1AをX軸およびZ軸の2軸まわりに姿勢変化させる例について説明したが、さらにY軸まわりに姿勢変化させるための姿勢変換装置が追加されてもよい。
<第2の実施形態>
図7は、本発明の第2の実施形態に係る姿勢変換装置200を示す図であり、(A)はその概略平面図、(B)および(C)はその動作例を示す概略平面図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
本実施形態の姿勢変換装置200は、第1の実施形態と同様に、ベース部材10と、第1のリンク部材21を有する第1の可動リンク201と、第2のリンク部材22を有する第2の可動リンク202とを備える。姿勢変換装置200は、第1および第2のリンク部材21,22がそれぞれベース部材10に対して一軸まわり(Z軸まわり)に回動可能に構成された2リンク2関節型のフリーフライングロボットとして構成される。
第1の可動リンク201は、第1のリンク部材21と、第1の関節J1と、第1の駆動部D21とを有する。第2の可動リンク202は、第2のリンク部材22と、第2の関節J2と、第2の駆動部D22とを有する。本実施形態では、第1および第2の駆動部D21,D22の構成が第1の実施形態と異なる。
第1の駆動部D21は、第1の関節J1をZ軸まわりに変形させる駆動力を発生する(図7(B),(C)参照)。第2の駆動部D22は、第2の関節J2をZ軸まわりに変形させる駆動力を発生する。本実施形態において第1および第2の駆動部D21,D22は、形状記憶効果により第1および第2の関節J1,J2をZ軸まわりに変形させることが可能な第1および第2の形状記憶素子S1,S2の組をそれぞれ有する。
第1および第2の形状記憶素子S1,S2は、第1および第2の関節J1,J2を挟んでY軸方向にそれぞれ対向して配置される。第1の形状記憶素子S1は、その形状記憶効果によって、第1の関節J1を時計まわりに、第2の関節J2を反時計まわりに変形させる(図7(B)参照)。第2の形状記憶素子S2は、その形状記憶効果によって、第1の関節J1を反時計まわりに、第2の関節J2を時計まわりに変形させる(図7(C)参照)。第1及び第2の形状記憶素子S1,S2は、ベース部材10と第1および第2のリンク部材21,22にそれぞれ設置された支持部材43,44の間に支持される。
第1および第2の形状記憶素子S1,S2は、形状記憶処理が施された材料で構成される。この種の材料としては、例えば、Ti/Ni系、Ag/Cd系などの合金材料が挙げられる。第1および第2の形状記憶素子S1,S2は、例えば、ワイヤー状あるいはコイル状に形成され、図7(B),(C)に示すように、第1および第2の関節J1,J2がZ軸まわりに変形した状態(形状記憶素子S1,S2が縮んだ状態)の形状を記憶する。
したがって、図7(A)の状態から第1の形状記憶素子S1に熱を加えると、図7(B)に示すように第1の形状記憶素子S1が形状記憶した元の縮んだ状態の長さに戻ろうとする力(引っ張り力)を発生し、第1のリンク部材21を時計まわりに回動させる。一方、第2の形状記憶素子S2に熱を加えると、図7(C)に示すように第2の形状記憶素子S2が形状記憶した元の縮んだ状態の長さに戻ろうとする力(引っ張り力)を発生し、第1のリンク部材21を反時計まわりに回動させる。
支持部材43,44の設置部位は、第1および第2の形状記憶素子S1,S2の形状記憶効果によって第1および第2の関節J1,J2がZ軸まわりに変形可能な位置であれば特に限定されない。本実施形態では、第1および第2の形状記憶素子S1,S2は、第1の関節J1および第2の関節J2を挟んでY軸方向に互いに対向するように支持部材43,44の間に配置される。
支持部材43,44は、第1および第2の形状記憶素子S1,S2をその形状記憶効果が発現する温度に通電加熱可能な電極材料で構成される。通電用の電源は、例えば、第1および第2のリンク部材21,22に設置されてもよい。制御部30は、第1および第2のリンク部材21,22をそれぞれ所定のシーケンスで一軸まわり(Z軸まわり)に運動させるための駆動信号(通電加熱のための駆動電流)を第1および第2の駆動部D21,D22(第1および第2の形状記憶素子S1,22)へ出力する。所定のシーケンスは、図1(B)を参照して説明したような非ホロノミック性の姿勢変更手順を含む。
第1および第2のリンク部材21,22のZ軸まわりの回動量は、第1および第2の形状記憶素子S1,S2の形状記憶効果による引っ張り力と、第1および第2の関節J1,J2を構成する板ばね部材の弾性力との間の釣り合いの関係で決定される。
以上のように構成される本実施形態の姿勢変換装置200においても、上述の第1の実施形態と同様に、回転軸などの摺動部を必要とすることなく第1および第2のリンク部材21,22を回動させて、ベース部材10に固定された機体1Aを任意の姿勢に変換することができる。これにより、姿勢変換装置200の長寿命化、信頼性の向上、および装置の小型化を実現することができる。
<第3の実施形態>
図8は、本発明の第3の実施形態に係る姿勢変換装置300を示す図であり、(A)はその概略平面図、(B)はその概略斜視図、(C)はその動作例を示す概略平面図である。以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
本実施形態の姿勢変換装置300は、第1の実施形態と同様に、ベース部材10と、第1のリンク部材21を有する第1の可動リンク201と、第2のリンク部材22を有する第2の可動リンク202とを備える。姿勢変換装置300は、第1および第2のリンク部材21,22がそれぞれベース部材10に対して一軸まわり(Z軸まわり)に回動可能に構成された2リンク2関節型のフリーフライングロボットとして構成される。
第1の可動リンク201は、第1のリンク部材21と、第1の関節J1と、第1の駆動部D31とを有する。第2の可動リンク202は、第2のリンク部材22と、第2の関節J2と、第2の駆動部D32とを有する。本実施形態では、第1および第2の駆動部D31,D32の構成が第1の実施形態と異なる。
第1の駆動部D31は、第1の関節J1をZ軸まわりに変形させる駆動力を発生する。第2の駆動部D32は、第2の関節J2をZ軸まわりに変形させる駆動力を発生する(図8(C)参照)。本実施形態において第1および第2の駆動部D31,D32は、磁気吸着力により第1および第2の関節J1,J2をZ軸まわりに変形させる第1および第2の磁石部M21,M22の組をそれぞれ有する。
第1の磁石部M21は、電磁石群51aと、電磁石群51aとの間に電磁力を発生させる円弧状の磁石レール51bとを有するリニアモータで構成される。同様に、第2の磁石部M22は、電磁石群52aと、電磁石群52aとの間に電磁力を発生させる円弧状の磁石レール52bとを有するリニアモータで構成される。
電磁石群51a,52aは、第1および第2のリンク部材21,22に固定されたY軸方向に延びる支持部材52の両端にそれぞれ支持される。電磁石群51a,52aはそれぞれ、円弧状の磁石レール51b,52bに沿って配列された2以上の電磁石を含む。電磁石群51a,52aを構成する各電磁石は、磁性ブロックと、この磁性ブロックに巻回されたZ軸方向に平行な巻き芯を有するコイルとを含み、制御部30から上記コイルへの通電制御によりその極性を任意に変化させることで、磁石レール51b,52bの上を移動可能に構成される。
磁石レール51b,52bは、XY平面に平行な円弧状の部材であり、電磁石群51a,52aの移動軌跡に沿って電磁石群51a,52aとの対向面の極性が交互に入れ替わるように円弧状に配列された複数の永久磁石で構成される。磁石レール51b,52bは、ベース部材10の両端にそれぞれ、電磁石群51a,52aとZ軸方向に所定の間隔をおいて配置される。
第1および第2の磁石部M21,M22は、第1および第2の関節J1,J2を挟んでY軸方向にそれぞれ対向して配置される。第1の磁石部M21は、電磁石群51aと磁石レール51bとの間に作用する電磁力によって、第1の関節J1を時計まわりに変形させ、第2の関節J2を反時計まわりに変形させる(図8(C)参照)。第2の磁石部M2は、電磁石群52aと磁石レール52bとの間に発生する電磁力によって、第1の関節J1を反時計まわりに変形させ、第2の関節J2を時計まわりに変形させる。
制御部30は、第1および第2のリンク部材21,22をそれぞれ所定のシーケンスで一軸まわり(Z軸まわり)に運動させるための駆動信号(通電のための駆動電流)を第1および第2の駆動部D31,D32(電磁石51a,52aのコイル)へ出力する。本実施形態において制御部30は、磁石レール51b,52bに沿って電磁石群51a,52aが円滑に移動するように電磁石群51a,52aを構成する各電磁石の極性を適切に変化させる駆動信号を生成する。上記駆動信号は、典型的には交流信号であるが、パルス信号であってもよい。所定のシーケンスは、図1(B)を参照して説明したような非ホロノミック性の姿勢変更手順を含む。
以上のように構成される本実施形態の姿勢変換装置300においても、上述の第1の実施形態と同様に、回転軸などの摺動部を必要とすることなく第1および第2のリンク部材21,22を回動させて、ベース部材10に固定された機体1Aを任意の姿勢に変換することができる。これにより、姿勢変換装置300の長寿命化、信頼性の向上、および装置の小型化を実現することができる。
また、本実施形態によれば、第1および第2の磁石部M21,M22がリニアモータで構成されているため、第1および第2のリンク部材21,22の移動開始から移動停止までの区間にわたって一定の推進力(電磁力)で駆動させることができる。つまり本実施形態によれば、電磁石51a,52aと磁石レール51b,52bとの間の距離が一定に保たれているため、第1の実施形態のように磁石間の距離がリンク部材21,22の移動量で変化しないため、例えば、移動開始時において大きな電磁力を必要とすることなく比較的円滑に各リンク部材21,22を移動させることができる。
(他の構成例)
本実施形態において姿勢変換装置300は、人工衛星1などの宇宙空間で使用されるため、リンク部材21,22や電磁石群51a,52aの自重の影響を受けることなく磁石レール51b,52bに対する電磁石群51a,52aの姿勢を保持することができる。その一方で、第1および第2の関節J1,J2を構成する板ばね部材のX軸まわりの変形により、電磁石群51a,52aの磁石レール51b,52bへの接触が起きる可能性がある。
そこで図9(A),(B)に示すように、電磁石群51a,52aと磁石レール51b,52bとの接触を防ぐための補助磁石部M3が設けられてもよい。図9(A)は姿勢変換装置300の構成の変形例を示す概略平面図、図9(B)はその要部の概略斜視図である。
補助磁石部M3は、第1の磁石61aと第2の磁石61bの組で構成された複数組の磁石で構成される。第1の磁石61aは、電磁石群51a,52aの外側に配置された永久磁石のブロックである。第1の磁石61aは、例えば、電磁石群51a,52aを支持する支持部材53の延長した先端部に固定される。
第2の磁石61bは、磁石レール51b,52bの外側に配置された永久磁石のプレートである。第2の磁石61bは、円弧状に形成され、磁石レール51b,52bの外側であって第1の磁石61aとZ軸方向に対向する位置に配置される。第2の磁石61bは、磁石レール51b,52bと同様に、ベース部材10に支持される。なお図示の例では、第2の磁石61bが磁石レール51b,52bの外側に配置されたが、これに限られず、磁石レール51b,52bの内側に配置されてもよい。
第1の磁石61aと第2の磁石61bはいずれも永久磁石で構成されるが、互いに対向する面が同極性となるように配置される。これにより、第1の磁石61aと第2の磁石61bとの間において生じる磁気反発力(斥力)を利用して、第1および第2の磁石部M21、M22における電磁石群51a,52aと磁石レール51b,52bとの間の非接触状態を維持することができる。したがって、第1および第2の関節J1,J2にX軸まわりのねじれが生じたとしても、電磁石群51a,52aと磁石レール51b,52bとの間の接触を防いで電磁石群51a,52aの安定したスライド動作を確保することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば以上の実施形態では、人工衛星1などの宇宙機に本発明に係る姿勢変換装置を適用した例について説明したが、これに限られず、船舶の洋上での姿勢変換、飛行船の空中での姿勢変換などにも本発明は適用可能である。
1A…機体
10…ベース部材
21…第1のリンク部材
22…第2のリンク部材
30…制御部
41a,41b,42a,42b…磁石
51a,52a…電磁石群
51b,52b…磁石レール
100,200,300…姿勢変換装置
201…第1の可動リンク
202…第2の可動リンク
D11,D21,D31…第1の駆動部
D12,D22,D32…第2の駆動部
J1…第1の関節
J2…第2の関節
M11,M21…第1の磁石部
M12,M22…第2の磁石部
M3…補助磁石部
S1…第1の形状記憶素子
S2…第2の形状記憶素子

Claims (7)

  1. 機体に固定されたベース部材と、
    第1のリンク部材と、前記ベース部材と前記第1のリンク部材との間に連結され一軸まわりに変形可能な弾性部材で構成された第1の関節と、前記第1の関節を前記一軸まわりに変形させる第1の駆動部と、を有する第1の可動リンクと、
    第2のリンク部材と、前記ベース部材と前記第2のリンク部材との間に連結され前記一軸まわりに変形可能な弾性材料で構成された第2の関節と、前記第2の関節を前記一軸まわりに変形させる第2の駆動部と、を有する第2の可動リンクと
    を具備する姿勢変換装置。
  2. 請求項1に記載の姿勢変換装置であって、
    前記第1の関節および前記第2の関節は、前記弾性部材として前記一軸方向に平行な両主面を有する板ばね部材を含む
    姿勢変換装置。
  3. 請求項2に記載の姿勢変換装置であって、
    前記第1の駆動部および前記第2の駆動部は、磁気吸着力により前記板ばね部材を前記一軸まわりに変形させることが可能な磁石ユニットをそれぞれ有する
    姿勢変換装置。
  4. 請求項3に記載の姿勢変換装置であって、
    前記磁石ユニットは、電磁石を含む
    姿勢変換装置。
  5. 請求項4に記載の姿勢変換装置であって、
    前記磁石ユニットは、リニアモータを含む
    姿勢変換装置。
  6. 請求項2に記載の姿勢変換装置であって、
    前記第1の駆動部および前記第2の駆動部は、形状記憶効果により前記板ばね部材を前記一軸まわりに変形させることが可能な形状記憶素子をそれぞれ有する
    姿勢変換装置。
  7. 請求項1~6のいずれか1つに記載の姿勢変換装置であって、
    前記第1の可動リンクおよび前記第2の可動リンクをそれぞれ所定のシーケンスで前記一軸まわりに運動させるための駆動信号を前記第1の駆動部および前記第2の駆動部へ出力する制御部をさらに具備する
    姿勢変換装置。
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