JP2023120037A - 電動車用の冷却システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ポンプ制御装置によるポンプの制御に不具合が生じた場合に、電力制御回路の冷却が不可能又は不十分となることを抑制する。【解決手段】ポンプ駆動回路42は、ポンプ40の制御に所定の不具合が生じたときに、ポンプ40を最大出力で運転させる。ポンプ制御装置44は、モータ16の回転数が第1回転数より大きいときは第1の制御マップを用い、モータ16の回転数が第1回転数より小さく、第2回転数よりも大きいときは第2の制御マップを用い、検出温度に対応するポンプ40の目標流量を決定する。ポンプ制御装置44は、第1の制御マップ又は第2の制御マップの使用中、温度センサによる検出温度が所定の温度範囲内にあるときに、ポンプ40の回転数が所定の閾値を超えているか否かを監視する。【選択図】図1
Description
本明細書に開示される技術は、電動車用の冷却システムに関する。ここでいう電動車とは、車輪を駆動する走行用モータを有する車両を広く意味しており、例えば、電気自動車(BEV: Battery Electric Vehicle)、ハイブリッド車(HEV: Hybrid Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV: Fuel Cell Electric Vehicle)等が含まれる。
特許文献1に、電動車用の冷却システムが記載されている。電動車は、走行用のモータと、当該モータへの供給電力を制御する電力制御回路とを備えており、冷却システムは、冷却液が循環することによって電力制御回路を冷却する冷却回路と、冷却回路内の冷却液を循環させるポンプと、冷却回路内の冷却液の温度を検出する温度センサと、温度センサによる検出温度に基づいて、ポンプの動作を制御するポンプ制御装置とを備える。
工業製品である冷却システムでは、異常や故障といった不具合の発生が避けられず、そのような不具合の発生に対して、事前に対策を講じておく必要がある。特に、ポンプ制御装置によるポンプの制御に不具合が生じた場合は、電力制御回路の冷却が不可能又は不十分となるおそれがある。従って、そのような不具合に対しては、適切な対策を講じておく必要があり、そのための技術が必要とされている。
本明細書が開示する技術は、電動車用の冷却システムに具現化される。電動車は、走行用のモータと、前記モータに接続されたインバータを有して前記モータへの供給電力を制御する電力制御回路とを備える。冷却システムは、冷却液が循環することによって、前記電力制御回路を冷却する冷却回路と、前記冷却回路内の前記冷却液を循環させるポンプと、前記冷却回路内の前記冷却液の温度を検出する温度センサと、前記温度センサによる検出温度と、予め記憶している複数の制御マップとに基づいて、前記ポンプの動作を制御するポンプ制御装置と、前記ポンプ制御装置による前記ポンプの制御に所定の不具合が生じたときに、前記ポンプを最大出力で運転させる予備駆動装置とを備える。
前記ポンプ制御装置は、前記モータの回転数が第1回転数より大きいときは、前記複数の制御マップのうちの第1の制御マップを用いて、前記検出温度に対応する前記ポンプの目標流量を決定する。また、前記ポンプ制御装置は、前記モータの回転数が前記第1回転数よりも小さいとともに第2回転数よりも大きいときは、前記複数の制御マップのうちの第2の制御マップを用いて、前記検出温度に対応する前記ポンプの目標流量を決定する。そして、前記ポンプ制御装置は、前記第1の制御マップ又は前記第2の制御マップの使用中、前記温度センサによる前記検出温度が所定の温度範囲内にあるときに、前記ポンプの回転数が所定の閾値を超えているのか否かを監視する。
上記した構成では、冷却液の検出温度と制御マップとに基づいて、ポンプの目標流量が決定される。制御マップについては、複数の制御マップが用意されており、モータの回転数に応じて、使用する制御マップが切り替えられる。これにより、冷却液の検出温度だけでなく、インバータに作用する負荷の大きさに応じて、即ち、インバータの想定される発熱量に応じて、過不足のない適切な目標流量を決定することができる。
また、目標流量が適切に決定されることで、ポンプ制御装置によるポンプの制御に生じた不具合を、確実に検出することができる。即ち、上記した構成では、ポンプ制御装置によるポンプの制御に所定の不具合が生じたときに、ポンプを最大出力で運転させるように構成されている。その結果、冷却液の検出温度にかかわらず、ポンプの回転数は比較的に高い値に維持されることとなり、正常時とは明確に相違する挙動を示す。従って、第1の制御マップ又は第2の制御マップの使用中であって、かつ、冷却液の検出温度が所定の温度範囲(例えば通常の温度範囲)内にあるにもかかわらず、ポンプの回転数が所定の閾値を超えているときは、不具合が生じていると判断することができる。
本技術の一実施形態において、前記第1の制御マップは、前記インバータが矩形波駆動されることを想定したものであってよく、前記第2の制御マップは、前記インバータがPWM制御されることを想定したものであってよい。このように、第1の制御マップや第2の制御マップの具体的内容(即ち、測定温度と目標流量との間の関係)は、インバータに適用される制御方式を考慮して決定されてもよい。
上記の一実施形態において、前記複数の制御マップは、前記モータがロックされている状況を想定した第3の制御マップをさらに含んでもよい。この場合、前記ポンプ制御装置は、前記モータの回転数が前記第2回転数よりも小さいときは、前記第3の制御マップを使用することによって、前記検出温度に対応する前記ポンプの目標流量を決定してもよい。このような構成によると、例えば上り坂や段差によって走行用のモータがロックされ、インバータに大きな負荷が作用し得る状況では、それに応じた第3の制御マップを使用することによって、ポンプの目標流量を比較的に大きな値に設定することができる。
本技術の一実施形態において、前記所定の不具合は、前記ポンプ制御装置が出力する指令信号を伝送する指令信号線の断線であってよい。この場合、予備駆動装置は、ポンプ制御装置の出力する指令信号が、ポンプ(又はその駆動回路)へ入力されないときに、ポンプを最大出力で運転させるように構成されるとよい。但し、他の実施形態として、前記所定の不具合は、指令信号線の断線に限られず、他の部位や他の種類の不具合であってもよい。
図面を参照して、実施例の電動車10とその冷却システム30について説明する。図1に示すように、電動車10は、バッテリパック12と、電力制御回路14と、モータ16と、モータ制御装置20とを備える。モータ16は、電動車10の車輪(図示省略)を駆動する走行用のモータである。バッテリパック12は、モータ16に電力を供給する電源である。バッテリパック12は、例えばリチウムイオンセルといった、複数の二次電池セルを内蔵しており、繰り返し充放電可能に構成されている。バッテリパック12は、電力制御回路14を介して、モータ16に接続されている。
電力制御回路14は、DC/DCコンバータ14aとインバータ14bとを有しており、バッテリパック12から供給される直流電力を、モータ16へ供給される交流電力に変換する。なお、DC/DCコンバータ14aについては、必ずしも必要とされない。電力制御回路14の動作は、モータ制御装置20によって制御される。モータ制御装置20は、上位の制御装置(図示省略)からのトルク指令に応じて、電力制御回路14の動作を制御することにより、モータ16の出力するトルクを制御する。モータ16には、モータ16の回転数Rmを検出するモータ回転数センサ18が設けられている。モータ回転数センサ18は、モータ制御装置20に接続されており、その検出結果(回転数Rm)はモータ制御装置20へ入力される。
ここで、本実施例における電動車10は、車輪を駆動する走行用のモータ16を有する車両を広く意味しており、例えば、バッテリ式の電気自動車に限られず、エンジンを併せ持つハイブリッド車や、電源として燃料電池を有する燃料電池車等が含まれる。また、電動車10は、ユーザによって運転される車両に限られず、外部装置からの指令に応じて走行する車両や、人口知能等によって自律走行する車両等であってよい。
次に、冷却システム30について説明する。冷却システム30は、電動車10に搭載されており、電力制御回路14を冷却するように構成されている。なお、冷却システム30は、電力制御回路14に限られず、一つ又は複数の他の装置を冷却するように構成されてもよい。図1に示すように、冷却システム30は、冷却回路32と、冷却器34と、ラジエータ36と、ラジエータファン38と、ポンプ40とを備える。冷却器34とラジエータ36とポンプ40とは、冷却回路32上に配置されている。ラジエータファン38は、ラジエータ36に隣接して配置されており、ラジエータ36へ送風するように構成されている。
冷却回路32は、ポンプ40によって、冷却液が循環するように構成されている。冷却器34は、電力制御回路14に隣接して配置されている。冷却回路32を循環する冷却液は、冷却器34において電力制御回路14から熱を回収し、ラジエータ36において外気へ熱を放出する。これにより、電力制御回路14が冷却される。
冷却システム30は、ポンプ駆動回路42と、ポンプ制御装置44と、温度センサ46と、ポンプ回転数センサ48とをさらに備える。温度センサ46は、冷却回路32に配置されており、冷却回路32を循環する冷却液の温度Twを検出する。温度センサ46は、ポンプ制御装置44に接続されており、その検出結果(温度Tw)はポンプ制御装置44へ入力される。ポンプ駆動回路42は、ポンプ40と補機バッテリ50との間に配置されており、補機バッテリ50からポンプ40への供給電力を調整する。ポンプ駆動回路42の動作は、ポンプ制御装置44によって制御される。ポンプ回転数センサ48は、ポンプ40の回転数Rpを検出する。ポンプ回転数センサ48は、ポンプ制御装置44に接続されており、その検出結果(回転数Rp)はポンプ制御装置44へ入力される。
ポンプ制御装置44は、温度センサ46による検出温度Twと、予め記憶している複数の制御マップ45(図2参照)とに基づいて、ポンプ駆動回路42への指令信号を出力する。ポンプ制御装置44が出力する指令信号は、指令信号線44aを介してポンプ駆動回路42へ伝送される。図2に示すように、制御マップ45には、冷却液の温度(水温)Tw毎に冷却液の目標流量(L1、L2、L3、・・・)が記述されている。ポンプ制御装置44は、制御マップ45を参照することにより、検出温度Twに対応する目標流量を決定する。そして、ポンプ制御装置44は、決定した目標流量に対応する指令信号をポンプ駆動回路42へ与えることで、冷却回路32における冷却液の流量を調整する。
図2に示すように、ポンプ制御装置44が記憶している複数の制御マップ45には、少なくとも、第1の制御マップ45aと第2の制御マップ45bと第3の制御マップ45cとが含まれる。第1の制御マップ45aは、前述した電力制御回路14のインバータ14bが矩形波駆動される状況を想定して、各検出温度Twに対応する目標流量が定められている。第2の制御マップ45bは、電力制御回路14のインバータ14bがPWM制御される状況を想定して、各検出温度Twに対応する目標流量が定められている。そして、第3の制御マップ45cは、モータ16がロックされている状況を想定して、各検出温度Twに対応する目標流量が定められている。即ち、本実施例のポンプ制御装置44では、冷却対象であるインバータ14bへの負荷(即ち、想定される発熱量)に応じて、複数の制御マップ45が用意されている。
ここで、冷却システム30では、異常や故障といった不具合の一例として、指令信号線44aが断線することも想定される。この場合、ポンプ制御装置44が指令信号を出力しても、その指令信号はポンプ駆動回路42まで伝送されない。即ち、ポンプ制御装置44は、ポンプ40の動作を制御することができない。そこで、ポンプ駆動回路42は、ポンプ制御装置44からの指令信号が途絶えた場合、ポンプ40を最大出力で運転するように構成されている。これにより、ポンプ40の動作が制御不能となった場合でも、電力制御回路14が過熱することを回避することができる。なお、本実施例におけるポンプ駆動回路42は、本明細書が開示する技術における「予備駆動装置」の一例である。
図3に、冷却システム30における動作の流れを示す。図3に示すように、ポンプ制御装置44は、モータ16の回転数Rmが、第1回転数(一例として、9000rpm)より大きいときは(ステップS12でYES)、複数の制御マップ45のなかから第1の制御マップ45aを選択する(ステップS14)。そして、ポンプ制御装置44は、選択した第1の制御マップ45aを用いて、冷却液の温度Twに対応するポンプ40の目標流量を決定する(ステップS18)。
但し、指令信号線44aが断線している場合は(ステップS16でYES)、前述したように、ポンプ駆動回路42によってポンプ40が最大出力で運転される。その結果、ポンプ40の回転数Rpは上昇して、冷却液の温度Twにかかわらず、当該回転数Rpは大きな値を示す。そこで、ポンプ制御装置44は、第1の制御マップ45aの使用中に、ポンプ40の回転数Rpを監視することによって、指令信号線44aの断線を検出するように構成されている。詳しくは、ポンプ制御装置44は、冷却液の温度Twが通常の温度範囲内であるにもかかわらず、ポンプ40の回転数Rpが所定の閾値を超えているときに、指令信号線44aが断線したと判断する(ステップS22)。
ポンプ制御装置44は、モータ16の回転数Rmが、第1回転数(一例として、9000rpm)よりも小さいとともに、第2回転数(一例として、300rpm)よりも大きいときは(ステップS24でYES)、複数の制御マップ45のなかから第2の制御マップ45bを選択する(ステップS26)。そして、ポンプ制御装置44は、選択した第2の制御マップ45bを用いて、冷却液の温度Twに対応するポンプ40の目標流量を決定する(ステップS30)。
但し、指令信号線44aが断線している場合は(ステップS28でYES)、前述したように、ポンプ駆動回路42によってポンプ40が最大出力で運転される。その結果、ポンプ40の回転数Rpは上昇して、冷却液の温度Twにかかわらず、当該回転数Rpは大きな値を示す。そこで、ポンプ制御装置44は、第2の制御マップ45bの使用中においても、ポンプ40の回転数Rpを監視することによって、指令信号線44aの断線を検出するように構成されている。即ち、ポンプ制御装置44は、冷却液の温度Twが通常の温度範囲内であるにもかかわらず、ポンプ40の回転数Rpが所定の閾値を超えているときに、指令信号線44aが断線したと判断する(ステップS34)。
一方、ポンプ制御装置44は、モータ16の回転数Rmが第2回転数(一例として、300rpm)よりも小さい場合、複数の制御マップ45のなかから第3の制御マップ45cを選択する。なお、第3の制御マップ45cの使用中は、指令信号線44aの断線を検出する処理(S22、S34)を必ずしも実施する必要はない。
以上のように、本実施例の冷却システム30では、冷却液の検出温度Twと制御マップ45とに基づいて、ポンプ40の目標流量が決定される。制御マップ45については、複数の制御マップ45a、45b、45cが用意されており、モータ16の回転数Rmに応じて、使用する制御マップ45a、45b、45cが切り替えられる。これにより、冷却液の検出温度Twだけでなく、インバータ14bに作用する負荷の大きさに応じて、即ち、インバータ14bの想定される発熱量に応じて、過不足のない適切な目標流量を決定することができる。
また、目標流量が適切に決定されることで、ポンプ制御装置44によるポンプ40の制御に生じた不具合を、確実に検出することができる。即ち、上記した構成では、指令信号線44aが断線したときに、ポンプ40を最大出力で運転させるように構成されている。その結果、冷却液の検出温度Twにかかわらず、ポンプ40の回転数Rpは比較的に高い値に維持されることとなり、正常時とは明確に相違する挙動を示す。従って、第1の制御マップ45a又は第2の制御マップ45bの使用中であって、かつ、冷却液の検出温度Twが所定の温度範囲(例えば通常の温度範囲)内にあるにもかかわらず、ポンプ40の回転数Rpが所定の閾値を超えているときは、指令信号線44aの断線が生じていると判断することができる。
本実施例の冷却システム30において、制御マップ45を切り替えるときのモータ16の回転数、即ち、第1回転数や第2回転数は、例示した9000rpmや300rpmのような特定の数値に限定されるものではない。また、図4に示すように、第1の制御マップ45a(矩形波)から第2の制御マップ45b(PWM)へ切り替えるときの回転数(一例として、8500rpm)と、第2の制御マップ45b(PWM)から第1の制御マップ45a(矩形波)へ切り替えるときの回転数(一例として、9000rpm)とを、互いに相違させてもよい。また、第2の制御マップ45b(PWM)から第3の制御マップ45c(ロック)へ切り替えるときの回転数(一例として、200rpm)と、第3の制御マップ45c(ロック)から第2の制御マップ45b(PWM)へ切り替えるときの回転数(一例として、300rpm)とを、互いに相違させてもよい。このような構成によると、制御マップ45の切り替えが無用に繰り返されることを回避することができる。
以上、本技術の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:電動車
12:バッテリパック
14:電力制御回路
14a:DC/DCコンバータ
14b:インバータ
16:モータ
18:モータ回転数センサ
20:モータ制御装置
30:冷却システム
32:冷却回路
34:冷却器
36:ラジエータ
38:ラジエータファン
40:ポンプ
42:ポンプ駆動回路
44:ポンプ制御装置
44a:指令信号線
45、45a、45b、45c:制御マップ
46:温度センサ
48:ポンプ回転数センサ
50:補機バッテリ
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Claims (4)
- 電動車用の冷却システムであって、
前記電動車は、
走行用のモータと、
前記モータに接続されたインバータを有し、前記モータへの供給電力を制御する電力制御回路と、を備え、
前記冷却システムは、
冷却液が循環することによって、前記電力制御回路を冷却する冷却回路と、
前記冷却回路内の前記冷却液を循環させるポンプと、
前記冷却回路内の前記冷却液の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサによる検出温度と、予め記憶している複数の制御マップとに基づいて、前記ポンプの動作を制御するポンプ制御装置と、
前記ポンプ制御装置による前記ポンプの制御に所定の不具合が生じたときに、前記ポンプを最大出力で運転させる予備駆動装置と、
を備え、
前記ポンプ制御装置は、
前記モータの回転数が第1回転数より大きいときは、前記複数の制御マップのうちの第1の制御マップを用いて、前記検出温度に対応する前記ポンプの目標流量を決定し、
前記モータの回転数が前記第1回転数よりも小さいとともに第2回転数よりも大きいときは、前記複数の制御マップのうちの第2の制御マップを用いて、前記検出温度に対応する前記ポンプの目標流量を決定し、
前記第1の制御マップ又は前記第2の制御マップの使用中は、前記温度センサによる前記検出温度が所定の温度範囲内にあるときに、前記ポンプの回転数が所定の閾値を超えているのか否かを監視する、
冷却システム。 - 前記第1の制御マップは、前記インバータが矩形波駆動されることを想定したものであり、
前記第2の制御マップは、前記インバータがPWM制御されることを想定したものである、請求項1に記載の冷却システム。 - 前記複数の制御マップは、前記モータがロックされている状況を想定した第3の制御マップをさらに含み、
前記ポンプ制御装置は、前記モータの回転数が前記第2回転数よりも小さいときは、前記第3の制御マップを使用することによって、前記検出温度に対応する前記ポンプの目標流量を決定する、請求項2に記載の冷却システム。 - 前記所定の不具合は、前記ポンプ制御装置が出力する指令信号を伝送する指令信号線の断線である、請求項1から3のいずれか一項に記載の冷却システム。
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Publication Number | Publication Date |
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