JP2023119844A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】扉を回動可能に支持する機能を十分に発揮することができ、且つ、扉の回動角度を所定の角度範囲に誘導することができる支持部を備えた冷蔵庫を提供する。【解決手段】本実施形態に係る冷蔵庫において扉を回動可能に支持する支持部は、冷蔵庫本体部に設けられ当該冷蔵庫本体部の上下方向に沿って延伸し扉の回動中心となる柱状部と、扉に設けられ当該扉の回動に伴い柱状部の周りにおいて回動する筒状部とを備え、柱状部の延伸方向に交わる方向における断面形状が有する所定長さの第1方向と第1方向とは長さが異なる第2方向とが交差する柱状部側特別形状と、筒状部の延伸方向に交わる方向における断面形状が有する所定長さの第1方向と第1方向とは長さが異なる第2方向とが交差する筒状部側特別形状と、の位置関係が変化することにより、扉の回動角度に応じて、筒状部が柱状部の側面に与える接触強度が変化する。【選択図】図12
Description
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
冷蔵庫においては、貯蔵室の開口を開閉する回動式の扉を備えた構成のものが知られている。そして、このような回動式の扉を備えた冷蔵庫においては、貯蔵室の開口を開いた開状態の扉が、例えば自重によって意図せず閉まってしまったり、逆に、意図せずさらに開いてしまったりするという課題がある。そのため、このように開状態の扉が意図せず開閉してしまうことを回避するための改良が試みられている。
例えば特許文献1には、貯蔵室の開口に対し扉を回動可能に支持する支持部について、
ヒンジピンと、このヒンジピンが挿通される嵌合部と、を備えた構成が開示されている。また、特許文献1によれば、ヒンジピンは、その軸方向の一部に角柱部を備えている。また、嵌合部は、角柱部とは異なる形状で開口しており、且つ、弾性変形可能に構成されている。この構成によれば、扉の回動に伴い、ヒンジピンの角柱部が当該角柱部とは異なる形状の嵌合部内で回動することで、扉の回動角度を所定角度、この場合、0度および90度に誘導することができる。
ヒンジピンと、このヒンジピンが挿通される嵌合部と、を備えた構成が開示されている。また、特許文献1によれば、ヒンジピンは、その軸方向の一部に角柱部を備えている。また、嵌合部は、角柱部とは異なる形状で開口しており、且つ、弾性変形可能に構成されている。この構成によれば、扉の回動に伴い、ヒンジピンの角柱部が当該角柱部とは異なる形状の嵌合部内で回動することで、扉の回動角度を所定角度、この場合、0度および90度に誘導することができる。
しかしながら、従来の構成では、嵌合部内においてヒンジピンの位置を定めることが困難であり、そもそも、扉を回動可能に支持する支持部として機能させることが困難である。
そこで、本実施形態は、扉を回動可能に支持する機能を十分に発揮することができ、且つ、扉の回動角度を所定の角度範囲に誘導することができる支持部を備えた冷蔵庫を提供する。
本実施形態に係る冷蔵庫は、貯蔵室を有する冷蔵庫本体部と、前記貯蔵室の開口を開閉する扉と、前記扉を回動可能に支持する支持部と、を備え、前記支持部は、前記冷蔵庫本体部に設けられ、当該冷蔵庫本体部の上下方向に沿って延伸し、前記扉の回動中心となる柱状部と、前記扉に設けられ、当該扉の回動に伴い前記柱状部の周りにおいて回動する筒状部と、を備えており、前記柱状部の延伸方向に交わる方向における当該柱状部の断面形状は、所定長さの第1方向と、前記第1方向とは長さが異なる第2方向と、が交差する柱状部側特別形状を有しており、前記筒状部の延伸方向に交わる方向における当該柱状部の断面形状は、所定長さの第1方向と、前記第1方向とは長さが異なる第2方向と、が交差する筒状部側特別形状を有しており、前記扉の回動角度に応じて前記柱状部側特別形状と前記筒状部側特別形状との位置関係が変化することにより、前記筒状部が前記柱状部の側面に与える接触強度が変化する。
以下、冷蔵庫に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する冷蔵庫10は、その外郭を構成する矩形箱状の断熱箱体11の内部に複数の貯蔵室12,13,14,15,16を備えている。貯蔵室12,13,14,15,16の内部には、例えば食品類などといった各種の貯蔵物を貯蔵することが可能である。詳しい図示は省略するが、断熱箱体11は、内箱と外箱との間に断熱材を備えた構成である。断熱箱体11を構成する断熱材としては、例えば、真空断熱パネル、発泡ウレタン、断熱性材料を成形した断熱成形体など、種々の断熱材を適用することができる。断熱箱体11は、冷蔵庫本体部の一例である。
貯蔵室12は、この場合、冷蔵温度帯に維持される冷蔵室である。以下、貯蔵室12を「冷蔵室12」と称する場合がある。貯蔵室13は、この場合、冷蔵温度帯に維持される野菜室である。以下、貯蔵室13を「野菜室13」と称する場合がある。貯蔵室14は、この場合、冷凍温度帯に維持される製氷室である。以下、貯蔵室14を「製氷室14」と称する場合がある。貯蔵室15は、この場合、冷凍温度帯に維持される小冷凍室である。以下、貯蔵室15を「小冷凍室15」と称する場合がある。貯蔵室16は、この場合、冷凍温度帯に維持される大冷凍室である。以下、貯蔵室16を「大冷凍室16」と称する場合がある。
冷蔵室12は、冷蔵庫10が備える複数の貯蔵室12,13,14,15,16のうち最も上部に設けられた貯蔵室となっている。そして、野菜室13は、この冷蔵室12の下側に設けられており、且つ、断熱箱体11の上下方向における概ね中央部に位置して設けられている。そして、製氷室14と小冷凍室15は、この野菜室13の下側に設けられており、且つ、断熱箱体11内において冷蔵庫10の横方向に沿って並んでいる。また、大冷凍室16は、断熱箱体11内において製氷室14および小冷凍室15の下側に設けられている。また、大冷凍室16は、冷蔵庫10が備える複数の貯蔵室12,13,14,15,16のうち最も下部に設けられた貯蔵室となっている。
冷蔵室12の前面開口部は、左右方向に回動可能である、いわゆる観音開き式の2つの冷蔵室扉12D[L],12D[R]によって開閉される。また、野菜室13の前面開口部は、前後方向に移動可能である引き出し式の野菜室扉13Dによって開閉される。また、製氷室14の前面開口部は、前後方向に移動可能である引き出し式の製氷室扉14Dによって開閉される。また、小冷凍室15の前面開口部は、前後方向に移動可能である引き出し式の小冷凍室扉15Dによって開閉される。また、大冷凍室16の前面開口部は、前後方向に移動可能である引き出し式の大冷凍室扉16Dによって開閉される。
冷蔵室扉12D[L]は、上側支持部20[L]および下側支持部21[L]によって、冷蔵室12の前面開口部に対し左右方向に回動可能に支持されている。また、冷蔵室扉12D[R]は、上側支持部20[R]および下側支持部21[R]によって、冷蔵室12の前面開口部に対し左右方向に回動可能に支持されている。次に、上側支持部20[L],20[R]および下側支持部21[L],21[R]の構成例について、さらに詳細に説明する。
なお、上側支持部20[L]は、上側支持部20[R]と同様の構成であり、これら上側支持部20[L]および上側支持部20[R]は、冷蔵庫10において左右対称に設けられている。また、下側支持部21[L]は、下側支持部21[R]と同様の構成であり、これら下側支持部21[L]および下側支持部21[R]は、冷蔵庫10において左右対称に設けられている。そのため、本開示においては、上側支持部20[R]および下側支持部21[R]の構成例について図面を参照しながら詳細に説明し、上側支持部20[L]および下側支持部21[L]の構成例についての詳細な説明は、上側支持部20[R]および下側支持部21[R]の構成例と左右対称であるものとして省略する。
図2に例示するように、上側支持部20[R]は、上側支持部材31を備えている。上側支持部材31は、断熱箱体11の上部に取り付けられている。この場合、上側支持部材31は、断熱箱体11の上面の前部のうち右端部に位置して取り付けられている。また、上側支持部材31の先端部、この場合、前端部には柱状部32が設けられている。柱状部32は、上側支持部材31の前端部から断熱箱体11の上下方向に沿って下方に延伸している。
一方、冷蔵室扉12D[R]は、上側被支持部材33を備えている。この場合、上側被支持部材33は、冷蔵室扉12D[R]の上部のうち右端部に位置して取り付けられている。また、上側被支持部材33は、断熱箱体11の上下方向に沿って延伸する筒状部34を備えている。そして、筒状部34内には、上述した柱状部32が上方から挿し込まれて保持されている。なお、柱状部32の外面と筒状部34の内面との間には、図示しない中間部材を備えることができる。
このように構成される上側支持部20[R]において、柱状部32は、冷蔵室扉12D[R]が回動する際の回動中心となる。また、筒状部34は、冷蔵室扉12D[R]の回動に伴い柱状部32の周りにおいて回動する。
図3に例示するように、下側支持部21[R]は、下側支持部材100、下側被支持部材200、中間部材300を備えている。下側支持部材100は、例えば金属材料などにより構成されている。また、下側被支持部材200および中間部材300は、例えば樹脂材料などにより構成されている。
下側支持部材100は、断熱箱体11に取り付けられている。この場合、下側支持部材100は、断熱箱体11において冷蔵室12と野菜室13との間を仕切る仕切り壁の前面の右端部に位置して取り付けられている。
一方、下側被支持部材200および中間部材300は、冷蔵室扉12D[R]に取り付けられている。この場合、図4に例示するように、下側被支持部材200は、冷蔵室扉12D[R]を構成する枠部材400の下面の右端部に取り付けられている。また、中間部材300は、枠部材400に下側被支持部材200を介して取り付けられている。下側被支持部材200は、第1部材の一例である。また、中間部材300は、第2部材の一例である。
図5に例示するように、下側支持部材100は、前方に延出する延出部101を有している。そして、この延出部101の前端部には柱状部102が設けられている。柱状部102は、延出部101の前端部から断熱箱体11の上下方向に沿って上方に延伸している。また、延出部101の側部には、断熱箱体11の左右方向に沿って突出する突片部103が設けられている。
図6に例示するように、柱状部102の延伸方向に交わる方向、この場合、直交する方向における当該柱状部102の断面形状は、所定長さの第1方向D1と、当該第1方向D1とは長さが異なる第2方向D2と、が交差する形状となっている。この場合、第1方向D1と第2方向D2は、柱状部102の断面形状の中心部において直交している。また、第1方向D1は、第2方向D2よりも短くなっている。このような柱状部102の断面形状は、概ね楕円形状あるいは楕円形状に近似した柱状部側特別形状の一例となっており、円形状とは異なる形状となっている。
図7に例示するように、下側被支持部材200は、上方に突出する筒状部201を有している。筒状部201は、下側被支持部材200の右端部に設けられている。また、筒状部201の上面は閉塞している。また、筒状部201の外面には、上下方向に延びる複数のリブ202が設けられている。リブ202は、筒状部201の上端側から下端側に向かうほど筒状部201の外面からの突出量が大きくなる傾斜形状となっている。
図8および図9に例示するように、中間部材300は、屈曲部301および筒状部302を有している。屈曲部301は、中間部材300の左端部に設けられている。屈曲部301は、中間部材300の左部前方から後方に向かって延び、その後、左方から右方に延びるように屈曲している。一方、筒状部302は、中間部材300の右端部に設けられている。筒状部302は、中間部材300の右端部において上方に突出している。また、筒状部302の上面は、閉塞している。
また、筒状部302の延伸方向に交わる方向、この場合、直交する方向における当該筒状部302の断面形状は、所定長さの第1方向と、当該第1方向とは長さが異なる第2方向と、が交差する形状となっている。この場合、第1方向と第2方向は、筒状部302の断面形状の中心部において直交している。また、第1方向は、第2方向よりも短くなっている。このような筒状部302の断面形状は、概ね楕円形状あるいは楕円形状に近似した筒状部側特別形状の一例となっており、円形状とは異なる形状となっている。
筒状部302の側部には、上下方向に延びる切り欠き部303が設けられている。また、この切り欠き部303の下端部および上端部よりも若干下がった位置には、筒状部302の周方向に沿って延びる切り欠き部304が設けられている。切り欠き部304は、切り欠き部303に連続しており、これにより、筒状部302の側部には、切り欠き部303および切り欠き部304によって囲まれた部分が形成されている。そして、このように切り欠き部303および切り欠き部304によって囲まれた部分は、筒状部302の径方向に弾性変形可能である片状の突起部305として機能する。このように、下側支持部21[R]は、突起部305の周囲に切り欠き部303および切り欠き部304を有する構成となっている。また、突起部305を有する筒状部302は、第2部材の一例である中間部材300に設けられた構成となっている。
図10に例示するように、突起部305の先端部は、筒状部302内に若干突出している。そして、中間部材300の筒状部302内には、下側支持部材100の柱状部102が下方から挿し込まれて保持される。また、下側被支持部材200の筒状部201内には、中間部材300の筒状部302が下方から差し込まれて保持される。
下側被支持部材200の筒状部201の内面は、その殆どの部分が中間部材300の筒状部302の外面に接触している。但し、下側被支持部材200の筒状部201の内面と中間部材300の筒状部302の外面との間には部分的に空間Kが形成されている。この空間Kは、突起部305の外面側に位置して形成されている。よって、中間部材300の筒状部302のうち突起部305を形成している部分の外面は、下側被支持部材200の筒状部201の内面に接触しておらず離間している。
このように構成される下側支持部21[R]において、柱状部102は、冷蔵室扉12D[R]が回動する際の回動中心となる。また、筒状部302は、冷蔵室扉12D[R]の回動に伴い柱状部102の周りにおいて回動する。
そして、図6に例示するように、柱状部102の外側面形状は、当該柱状部102に対する筒状部302の回動方向Rに沿って曲率が変化する曲面形状となっている。より詳細に説明すると、柱状部102の外側面は、一対の長側面部102Lおよび一対の短側面部102Sを有している。一対の長側面部102Lは、第1方向D1上において相互に対向している。また、一対の短側面部102Sは、第2方向D2上において相互に対向している。また、柱状部102の外側面において、長側面部102Lおよび短側面部102Sは、交互に配置されている。また、柱状部102の外側面において、長側面部102Lおよび短側面部102Sは、滑らかに連続する曲面を形成している。なお、図6において長側面部102Lと短側面部102Sとの間に示す破線は、説明の便宜上示すものであり、長側面部102Lと短側面部102Sとの境界を明示するものではない。
また、詳細な図示は省略するが、筒状部302の内側面形状は、柱状部102に対する当該筒状部302の回動方向Rに沿って曲率が変化する曲面形状となっている。より詳細に説明すると、筒状部302の内側面は、一対の長側面部および一対の短側面部を有している。一対の長側面部は、第1方向上において相互に対向している。また、一対の短側面部は、第2方向上において相互に対向している。また、筒状部302の内側面において、長側面部および短側面部は、交互に配置されている。また、筒状部302の内側面において、長側面部および短側面部は、滑らかに連続する曲面を形成している。
また、上述した通り、突起部305の先端部は、筒状部302内に若干突出している。そのため、突起部305は、筒状部302内に挿し込まれた柱状部102の側面に接触可能である。また、本開示によれば、突起部305は、外力が与えられることに応じて筒状部302の径方向に弾性変形可能である。また、本開示によれば、柱状部102は、上述したような円形状とは異なる特殊な断面形状および側面形状を有している。そのため、冷蔵室扉12D[R]の回動角度に応じて柱状部102側の特別形状と筒状部302側の特別形状との位置関係が変化することにより、筒状部302に設けられている突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が変化するようになっている。
次に、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が冷蔵室扉12D[R]の回動角度に応じて変化するという事項について、さらに詳細に説明する。
図10には、冷蔵室扉12D[R]が冷蔵室12の前面開口部を閉じた閉状態つまり冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「0度」である状態を例示している。この状態における突起部305の柱状部102の側面に対する接触状態は次の通りである。
即ち、突起部305は、柱状部102の側面に接触せず僅かに離間している。このとき、筒状部302の内面と柱状部102の長側面部102Lとの間の離間距離G1aは例えば0.03mmから0.25mmである。また、筒状部302の内面は、柱状部102の側面に接触せず僅かに離間している。このとき、筒状部302の内面と柱状部102の短側面部102Sとの間の離間距離G1bは例えば0.01mmから0.05mmである。
また、突起部305が柱状部102の側面から離間した状態では、当該突起部305は、弾性変形せず、定常状態の形状を維持する。そのため、弾性変形していない突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度は「0(ゼロ)」である。
図11には、冷蔵室扉12D[R]が冷蔵室12の前面開口部を開いた開状態のうち、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「70度」である状態を例示している。この状態における突起部305の柱状部102の側面に対する接触状態は次の通りである。
即ち、突起部305は、柱状部102の側面のうち短側面部102Sに接触している。このとき、突起部305が径方向に弾性変形していないと仮定すると、当該突起部305の先端部は柱状部102の側面よりも内側に位置する状態となり、突起部305が柱状部102の側部に重なる重なり量R2は例えば0.07mmから0.50mmとなる。そのため、突起部305は、柱状部102の側面によって径方向外側に押し出されるような態様となり、これにより、突起部305は、径方向外側に弾性変形する。そして、このように突起部305が径方向外側に弾性変形することにより、当該突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が発生する。これにより、冷蔵室扉12D[R]の開方向および閉方向への回動が抑制され、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「70度」である状態が維持される。
また、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「70度」である状態において、筒状部302の内面は、柱状部102の側面に接触せず僅かに離間している。このとき、筒状部302の内面と柱状部102の側面との間の離間距離G2は例えば0.15mmから1.00mmである。
図12には、冷蔵室扉12D[R]が冷蔵室12の前面開口部を開いた開状態のうち、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「90度」である状態を例示している。この状態における突起部305の柱状部102の側面に対する接触状態は次の通りである。
即ち、突起部305は、柱状部102の側面のうち短側面部102Sに接触している。このとき、突起部305が径方向に弾性変形していないと仮定すると、当該突起部305の先端部は柱状部102の側面よりも内側に位置する状態となり、突起部305が柱状部102の側部に重なる重なり量R3は例えば0.10mmから0.55mmとなる。そのため、突起部305は、柱状部102の側面によって径方向外側にさらに押し出されるような態様となり、これにより、突起部305は、さらに径方向外側に弾性変形する。そして、このように突起部305が径方向外側に弾性変形することにより、当該突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度がさらに増加する。これにより、冷蔵室扉12D[R]の開方向および閉方向への回動が抑制され、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「90度」である状態が維持される。
また、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「90度」である状態において、筒状部302の内面は、柱状部102の側面に接触せず僅かに離間している。このとき、筒状部302の内面と柱状部102の側面との間の離間距離G3は例えば0.15mmから1.00mmである。
図13には、冷蔵室扉12D[R]が冷蔵室12の前面開口部を開いた開状態のうち、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「120度」である状態を例示している。この状態における突起部305の柱状部102の側面に対する接触状態は次の通りである。
即ち、突起部305は、柱状部102の側面のうち短側面部102Sに接触している。このとき、突起部305が径方向に弾性変形していないと仮定すると、当該突起部305の先端部は柱状部102の側面よりも内側に位置する状態となり、突起部305が柱状部102の側部に重なる重なり量R4は例えば0.07mmから0.50mmとなる。そのため、突起部305は、柱状部102の側面によって径方向外側に押し出されるような態様となり、これにより、突起部305は、径方向外側に弾性変形する。そして、このように突起部305が径方向外側に弾性変形することにより、当該突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が発生する。これにより、冷蔵室扉12D[R]の開方向および閉方向への回動が抑制され、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「120度」である状態が維持される。
また、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「120度」である状態において、筒状部302の内面は、柱状部102の側面に接触せず僅かに離間している。このとき、筒状部302の内面と柱状部102の側面との間の離間距離G4は例えば0.15mmから1.00mmである。
図14には、冷蔵室扉12D[R]が冷蔵室12の前面開口部を開いた開状態のうち、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「145度」である状態を例示している。この状態における突起部305の柱状部102の側面に対する接触状態は次の通りである。
即ち、突起部305は、柱状部102の側面のうち短側面部102Sに接触している。このとき、突起部305が径方向に弾性変形していないと仮定すると、当該突起部305の先端部は柱状部102の側面よりも内側に位置する状態となり、突起部305が柱状部102の側部に重なる重なり量R5は例えば0.03mmから0.25mmとなる。そのため、突起部305は、柱状部102の側面によって径方向外側に押し出されるような態様となり、これにより、突起部305は、径方向外側に弾性変形する。そして、このように突起部305が径方向外側に弾性変形することにより、当該突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が発生する。これにより、冷蔵室扉12D[R]の開方向および閉方向への回動が抑制され、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「145度」である状態が維持される。
また、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「145度」である状態において、筒状部302の内面は、柱状部102の側面に接触せず僅かに離間している。このとき、筒状部302の内面と柱状部102の側面との間の離間距離G5は例えば0.15mmから1.00mmである。
以上の通り、冷蔵庫10は、冷蔵室扉12D[R]が冷蔵室12の前面開口部を閉じた閉状態では、突起部305が柱状部102の側面から離間するように構成されている。そして、冷蔵庫10は、冷蔵室扉12D[R]が冷蔵室12の前面開口部を閉じた閉状態から回動して冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が所定角度以上、この場合、少なくとも60度以上になると、突起部305が柱状部102の側面のうち短側面部102Sに接触するようになる。突起部305は、柱状部102の側面のうち短側面部102Sに接触することにより径方向外側に弾性変形する。これにより、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が発生するようになる。また、冷蔵室扉12D[R]の回動角度に応じて、突起部305の弾性変形量が変化するようになり、これに伴い、当該突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が変化するようになる。
そして、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度は、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が所定範囲内であるときに最大となるように構成されている。本開示においては、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「90度」であるときに、突起部305の弾性変形量が最大となり、これにより、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が最大となるように構成されている。
また、図10から図14に例示した冷蔵室扉12D[R]の開閉動作において、筒状部302の内側面と柱状部102の外側面との間の離間距離G1b,G2,G3,G4,G5は、閉状態では例えば0.01mmから0.05mmであるが、開状態では例えば0.15から1.00mmで概ね或いは完全に一定である。つまり、G1b<G2,G3,G4,G5という大小関係が成立している。なお、離間距離G2,G3,G4,G5は、必ずしも同じ大きさでなくてもよい。
また、冷蔵室扉12D[R]が開状態である状態において、突起部305が柱状部102の側部に重なる重なり量は、回動角度が概ね或いは完全に「70度」および「120度」である状態では例えば0.07mmから0.50mm、回動角度が概ね或いは完全に「90度」である状態では例えば0.10mmから0.55mm、回動角度が概ね或いは完全に「145度」である状態では例えば0.03mmから0.25mmである。つまり、突起部305が柱状部102の側部に重なる重なり量は、回動角度が概ね或いは完全に「90度」である状態において最大となる構成となっている。
なお、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が最大となる冷蔵室扉12D[R]の回動角度は、所定範囲内、この場合、例えば「70度」から「120度」までの範囲において適宜変更して設定することができる。即ち、例えば、柱状部102の断面形状や外側面形状、筒状部302の断面形状や内側面形状、突起部305の突出量などを適宜変更することにより、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が最大となる冷蔵室扉12D[R]の回動角度を適宜調整して実施することが可能である。
また、下側支持部21[R]は、弾性変形した突起部305の復帰力を活用することにより、冷蔵室扉12D[R]を冷蔵室12の前面開口部を閉じる方向に自動的に回動させる自動閉扉機能を備えた構成となっている。即ち、冷蔵室12の前面開口部を開いた開状態にある冷蔵室扉12D[R]が閉方向に回動して、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が所定角度以下、例えば、60度以下になると、突起部305が柱状部102の側面のうち短側面部102Sに接触しないようになり、これにより、弾性変形している突起部305が定常状態の形状に戻ろうとする。そして、突起部305が定常状態の形状に戻りながら柱状部102の側面上、この場合、特に長側面部102L上を摺動することに伴い、冷蔵室扉12D[R]を閉方向に回動させようとする力が突起部305から当該冷蔵室扉12D[R]に与えられるようになる。そして、このような力が冷蔵室扉12D[R]に作用することにより、当該冷蔵室扉12D[R]を閉方向に自動的に回動させる効果を得ることが可能となっている。
以上に例示した本実施形態に係る冷蔵庫10によれば、下側支持部21[R]は、冷蔵室扉12D[R]を回動可能に支持する機能を十分に発揮することが可能な構成となっている。また、下側支持部21[R]は、冷蔵室扉12D[R]の回動角度を所定の角度範囲、この場合、例えば「70度」から「120度」までの範囲内の角度に誘導することが可能な構成となっている。このように、本実施形態によれば、冷蔵室扉12D[R]を回動可能に支持する機能を十分に発揮することができ、且つ、冷蔵室扉12D[R]の回動角度を所定の角度範囲に誘導することができる下側支持部21[R]を備えた冷蔵庫10を提供することができる。
また、冷蔵庫10によれば、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度は、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「90度」であるときに最大となるように構成されている。即ち、冷蔵庫10は、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「90度」である状態を維持しやすい構成となっている。
ここで、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が「90度」よりも小さい状態では、冷蔵室12の前面開口部を十分に大きく開放することができず、従って、使用者は、冷蔵室12内に対する貯蔵物の出し入れを行いにくい。一方、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が「90度」よりも大きい状態では、冷蔵室12の前面開口部が必要以上に大きく開放してしまい、従って、冷蔵室12内の温度が上昇してしまう。
これに対して、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「90度」である状態では、使用者は、冷蔵室12内に対する貯蔵物の出し入れを行いやすく、また、冷蔵室12内の温度が上昇してしまうことも抑制できる。そのため、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が概ね或いは完全に「90度」である状態を維持しやすくした本実施形態に係る冷蔵庫10によれば、冷蔵室12内に対する貯蔵物の出し入れを行いやすく、且つ、冷蔵室12内の温度上昇を抑制できる冷蔵室扉12D[R]の回動状態を維持することができる。
なお、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が最大となる冷蔵室扉12D[R]の回動角度は、概ね或いは完全に「90度」に限られず、所定範囲内、例えば、「70度」から「120度」までの範囲内において適宜変更して実施することができる。
また、冷蔵庫10によれば、下側支持部21[R]は、突起部305の周囲に切り欠き部303,304を有している。これにより、弾性変形可能な突起部305を形成しやすくできる。また、弾性変形可能に構成された突起部305によれば、冷蔵室扉12D[R]が回動する際に当該突起部305が摩耗したり破損したりすることを抑制することができる。
また、冷蔵庫10によれば、下側被支持部材200の筒状部201の内面は、その殆どの部分が中間部材300の筒状部302の外面に接触している。この構成例によれば、下側被支持部材200と中間部材300とのがたつきを抑制することができ、ひいては、冷蔵室扉12D[R]全体のがたつきを抑制することができる。
また、冷蔵庫10によれば、下側被支持部材200の筒状部201の内面と中間部材300の筒状部302の外面との間には部分的に空間Kが形成されている。そして、この空間Kは、突起部305の外面側に位置して形成されている。この構成例によれば、突起部305は、この空間K内において弾性変形することができ、下側被支持部材200の筒状部201の内面が中間部材300の筒状部302の外面に接触した構成つまり冷蔵室扉12D[R]のがたつきを抑制できる構成を実現しながらも、突起部305の弾性変形を十分に許容することができる。
また、冷蔵庫10によれば、下側支持部21[R]は、弾性変形した突起部305の復帰力を活用することにより、冷蔵室扉12D[R]を冷蔵室12の前面開口部を閉じる方向に自動的に回動させる自動閉扉機能を備えている。この構成例によれば、当該自動閉扉機能によって冷蔵室扉12D[R]の閉扉動作を支援することができ、冷蔵室12の前面開口部が半開きとなった状態が発生してしまうことを抑制することができる。
また、冷蔵庫10によれば、冷蔵室扉12D[R]が冷蔵室12の前面開口部を閉じた閉状態では、突起部305が柱状部102の側面から離間する構成となっている。この構成例によれば、冷蔵室扉12D[R]が冷蔵室12の前面開口部を閉じた閉状態では、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度を「0(ゼロ)」にすることができる。これにより、使用者は、閉状態にある冷蔵室扉12D[R]を、大きな力を要することなく容易に開くことができる。
また、冷蔵室扉12D[R]が冷蔵室12の前面開口部を閉じた閉状態においては、突起部305が弾性変形しないため、突起部305が弾性変形したままの状態で長時間維持されてしまうことを回避することができる。これにより、突起部305の弾性変形性能が劣化してしまうことを抑制することができる。
また、冷蔵庫10によれば、冷蔵室扉12D[R]が冷蔵室12の前面開口部を閉じた閉状態から回動して冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が所定角度、例えば、「60度」以上になると、突起部305が柱状部102の側面に接触するようになる。この構成例によれば、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が所定角度になるまでは、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度を「0(ゼロ)」あるいは極力弱い強度にすることができ、冷蔵室扉12D[R]を、大きな力を要することなく容易に開閉することができる。また、冷蔵室12の前面開口部に対する冷蔵室扉12D[R]の回動角度が所定角度を超えた状態では、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度が発生するようになり、冷蔵室扉12D[R]の回動角度を所定の角度範囲に誘導して維持することができる。
また、冷蔵庫10によれば、下側支持部21[R]は、冷蔵室扉12D[R]の下部に設けられている。ここで、下側支持部21[R]は、下側支持部材100の柱状部102が下方から中間部材300の筒状部302内に挿し込まれ、この中間部材300の筒状部302が下方から下側被支持部材200の筒状部201内に挿し込まれた構成となっている。そのため、このように構成されている下側支持部21[R]が冷蔵室扉12D[R]の下部に設けられていることにより、冷蔵室扉12D[R]の重量を活用して、下側支持部材100の柱状部102を下方から中間部材300の筒状部302内に挿し込むことができ、且つ、この中間部材300の筒状部302を下方から下側被支持部材200の筒状部201内に挿し込むことができる。これにより、筒状部302内への柱状部102の差し込み量、および、筒状部201内への筒状部302の差し込み量が不足してしまうことを抑制することができる。
また、下側支持部21[R]のうち最下部に配置されている下側支持部材100は、例えば金属材料などといった剛性の強い材料により構成されている。そのため、下側支持部材100により、下側被支持部材200および中間部材300を下方から安定して支えることができ、ひいては、冷蔵室扉12D[R]全体を下方から安定して支えることができる。
また、冷蔵庫10によれば、柱状部102の断面形状は、概ね楕円形状あるいは楕円形状に近似した形状となっている。この構成例によれば、突起部305が柱状部102の側面に与える接触強度を、冷蔵室扉12D[R]の回動角度に応じて、段階的ではなく滑らかに連続的に変化させることができる。これにより、冷蔵室扉12D[R]の回動が急に規制されてしまうような感覚を生じさせることなく、冷蔵室扉12D[R]の回動角度を所定の角度範囲に誘導して維持することができる。
なお、本開示は、上述した一実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形や拡張を行うことができる。例えば、柱状部102の延伸方向に交わる方向における当該柱状部102の断面形状は、少なくとも、当該柱状部102のうち筒状部201内に保持されている部分において第1方向D1と第2方向D2とが交差する形状となっていればよい。なお、柱状部102の延伸方向に交わる方向における当該柱状部102の断面形状は、当該柱状部102のうち筒状部201内に保持されている部分以外の部分においても第1方向D1と第2方向D2とが交差する形状となっていてもよい。
また、柱状部102の延伸方向に交わる方向における当該柱状部102の断面形状は、上述した形状に限定されるものではなく、円形状とは異なる形状であれば、その形状を適宜変更して実施することができる。
また、本実施形態は、貯蔵室の前面開口部を開閉する回動式の貯蔵室扉を支持する支持部であれば、冷蔵室12の前面開口部を開閉する冷蔵室扉12D[L],12D[R]を回動可能に支持する支持部以外の支持部にも適用することができる。
また、筒状部302は、突起部305を備えない構成としてもよい。つまり、冷蔵庫10は、柱状部側特別形状と筒状部側特別形状との位置関係が変化することにより、突起部305に依らずとも、筒状部302が柱状部102の側面に与える接触強度が変化するように構成してもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本実施形態は、あくまでも一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその均等の範囲に含まれる。
図面において、10は冷蔵庫、11は断熱箱体(冷蔵庫本体部)、12は冷蔵室(貯蔵室)、12D[L],12D[R]は冷蔵室扉(扉)、21[L],21[R]は下側支持部(支持部)、102は柱状部、200は下側被支持部材(第1部材)、300は中間部材(第2部材)、302は筒状部、303,304は切り欠き部、305は突起部、を示す。
Claims (13)
- 貯蔵室を有する冷蔵庫本体部と、
前記貯蔵室の開口を開閉する扉と、
前記扉を回動可能に支持する支持部と、
を備え、
前記支持部は、
前記冷蔵庫本体部に設けられ、当該冷蔵庫本体部の上下方向に沿って延伸し、前記扉の回動中心となる柱状部と、
前記扉に設けられ、当該扉の回動に伴い前記柱状部の周りにおいて回動する筒状部と、
を備えており、
前記柱状部の延伸方向に交わる方向における当該柱状部の断面形状は、所定長さの第1方向と、前記第1方向とは長さが異なる第2方向と、が交差する柱状部側特別形状を有しており、
前記筒状部の延伸方向に交わる方向における当該柱状部の断面形状は、所定長さの第1方向と、前記第1方向とは長さが異なる第2方向と、が交差する筒状部側特別形状を有しており、
前記扉の回動角度に応じて前記柱状部側特別形状と前記筒状部側特別形状との位置関係が変化することにより、前記筒状部が前記柱状部の側面に与える接触強度が変化する冷蔵庫。 - 前記筒状部の内側に突出する突起部が設けられており、
前記扉の回動角度に応じて前記柱状部側特別形状と前記筒状部側特別形状との位置関係が変化することにより、前記突起部が前記柱状部の側面に与える接触強度が変化するように構成されており、
前記突起部が前記柱状部の側面に与える接触強度は、前記貯蔵室の開口に対する前記扉の回動角度が所定範囲内であるときに最大となる請求項1に記載の冷蔵庫。 - 前記所定範囲は、70度から120度までの範囲である請求項2に記載の冷蔵庫。
- 前記支持部は、前記突起部の周囲に切り欠き部を有している請求項2に記載の冷蔵庫。
- 前記支持部は、
前記扉の枠部材に取り付けられている第1部材と、
前記扉の枠部材に前記第1部材を介して取り付けられている第2部材と、
を備え、
前記突起部を有する前記筒状部は、前記第2部材に設けられており、
前記第1部材の内面は、前記第2部材の外面に接触している請求項2に記載の冷蔵庫。 - 前記第1部材の内面と前記第2部材の外面との間に空間が形成されている請求項5に記載の冷蔵庫。
- 前記空間は、前記突起部の外面側に形成されている請求項6に記載の冷蔵庫。
- 前記突起部は、弾性変形可能に構成されており、
前記支持部は、弾性変形した前記突起部の復帰力により前記扉を前記貯蔵室の開口を閉じる方向に回動させる自動閉扉機能を備えている請求項2に記載の冷蔵庫。 - 前記扉が前記貯蔵室の開口を閉じた閉状態では、前記突起部が前記柱状部の側面から離間する請求項2に記載の冷蔵庫。
- 前記扉が前記貯蔵室の開口を閉じた閉状態から回動して前記貯蔵室の開口に対する前記扉の回動角度が60度以上になると、前記突起部が前記柱状部の側面に接触する請求項2に記載の冷蔵庫。
- 前記支持部は、前記扉の下部に設けられている請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記柱状部は、前記筒状部内に保持されており、
前記柱状部のうち前記筒状部内に保持されている部分において、前記柱状部の延伸方向に交わる方向における当該柱状部の断面形状は、前記柱状部側特別形状となっている請求項1に記載の冷蔵庫。 - 前記柱状部の側面形状は、当該柱状部に対する前記筒状部の回動方向に沿って曲率が変化する曲面形状である請求項1に記載の冷蔵庫。
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