JP2023119832A - ネットワーク管理システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パラメータ値群がネットワークシステムに設定された後に当該設定されたパラメータ値群の変更の必要性が生じる可能性を低減する。【解決手段】アプリケーションが実行されるエッジサーバとエッジサーバに接続されたモバイルネットワークのコアネットワークとを含んだネットワークシステムを管理するシステムが構築される。システムは、ユーザのアプリケーション要件に適合するアプリケーション要件が関連付けられている設定テンプレートを用いて決定されたパラメータ値群を、ネットワークシステムに設定する。設定テンプレートは、ネットワークシステムに関するパラメータ項目毎のテンプレートパラメータ値(テンプレートとしてのパラメータ値)を含む。システムは、パラメータ値群が設定されたネットワークシステムの状況を監視し、当該監視の結果に基づいて、設定テンプレートを更新、又は、設定テンプレートに基づき表示される値を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、概して、通信ネットワークの管理に関し、特に、ネットワーク設定の支援に関する。
第5世代移動体通信(5G)によって、低遅延、広帯域、高信頼な無線通信が可能になってきている。そのような無線ネットワークを導入することで、自営網の中の様々な既存のネットワークを統廃合することが可能となり、ネットワークの構築と運用のコストを削減できることが期待できる。
5Gに関するネットワーク設定の負担が少ないことが望ましい。ネットワーク設定の支援に関する技術として、例えば、テンプレートを用いたネットワーク設定が知られている(特許文献1)。
特開2020-140276号公報
5Gでは、MEC(Multi-access Edge Computing)と呼ばれるエッジサーバが現場(又は通信キャリアの局舎)といった場所に導入され、当該場所に、ネットワークシステムの設置が可能になる。ネットワークシステムは、アプリケーションが実行されるエッジサーバと当該エッジサーバに接続されたモバイルネットワークのコアネットワークとを含んだシステムである(エッジサーバとコアネットワークは離れた場所に存在してもよい)。
ネットワークシステムに設定されたパラメータ値群が適切か否かは、当該パラメータ値群が設定されたネットワークシステムの運用が実際に開始されてみないとわからない。当該パラメータ値群が不適切な場合には、設定されたパラメータ値群の変更が必要になる。
上述の課題は、5G以外の無線通信サービス、例えば、6G(6th Generation)又はLTE(Long Term Evolution)の無線通信サービスについてもあり得る。
ネットワークシステムを管理するネットワーク管理システムが構築される。ネットワーク管理システムは、それぞれアプリケーション要件が関連付けられた複数の設定テンプレートから、ユーザのアプリケーション要件に適合するアプリケーション要件がそれぞれ関連付けられている一つ以上の設定テンプレートを選択する。ネットワーク管理システムは、当該選択した一つ以上の設定テンプレートのうちの一つの設定テンプレートである対象設定テンプレートを用いて決定されたパラメータ値群を、ネットワークシステムに設定する。パラメータ値群は、ネットワークシステムに関するパラメータ項目毎のパラメータ値である。各設定テンプレートは、ネットワークシステムに関するパラメータ項目毎のテンプレートパラメータ値であるテンプレートパラメータ値群を含む。テンプレートパラメータ値は、テンプレートとしてのパラメータ値である。ネットワーク管理システムは、対象設定テンプレートを上記監視の結果に基づいて更新する、又は、対象設定テンプレートに基づき表示される少なくとも一つのテンプレートパラメータ値を、上記監視の結果に基づく値とする。
本発明によれば、パラメータ値群がネットワークシステムに設定された後に当該設定されたパラメータ値群の変更の必要性が生じる可能性を低減することができる。
本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成例を示す。 実施形態で行われる処理全体の流れの例を示す。 ネットワーク設定UIの一例を示す。 アプリケーション要件テーブルの構成例を示す。 UEグループテーブルの構成例を示す。 第1のネットワークテンプレートテーブルの構成例を示す。 第2のネットワークテンプレートテーブルの構成例を示す。 第1のプロファイルテーブルの構成例を示す。 ネットワーク帯域と帯域使用率と不足回数のそれぞれの時系列の一例を示す。 バースト時間と不足回数の関係の一例を示す。 第2のプロファイルテーブルの構成例を示す。 第3のプロファイルテーブルの構成例を示す。 第4のプロファイルテーブルの構成例を示す。 第5のプロファイルテーブルの構成例を示す。 ネットワーク設定支援処理の流れの一例を示す。 ネットワーク状況監視処理の流れの一例を示す。
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイス。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザインターフェースデバイス、例えば、キーボード及びポインティングデバイスのような入力デバイスと、表示デバイスのような出力デバイスとのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイス。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし二つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
また、以下の説明では、「メモリ」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上のメモリデバイスであり、典型的には主記憶デバイスでよい。メモリにおける少なくとも一つのメモリデバイスは、揮発性メモリデバイスであってもよいし不揮発性メモリデバイスであってもよい。
また、以下の説明では、「永続記憶装置」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上の永続記憶デバイスでよい。永続記憶デバイスは、典型的には、不揮発性の記憶デバイス(例えば補助記憶デバイス)でよく、具体的には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、NVME(Non-Volatile Memory Express)ドライブ、又は、SCM(Storage Class Memory)でよい。
また、以下の説明では、「記憶装置」は、メモリと永続記憶装置の少なくともメモリでよい。
また、以下の説明では、「プロセッサ」は、一つ以上のプロセッサデバイスでよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサデバイスでよいが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサデバイスでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、プロセッサコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、処理の一部又は全部を行うハードウェア記述言語によりゲートアレイの集合体である回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサデバイスでもよい。
また、以下の説明では、「xxxDB」(DBは「データベース」の略)或いは「xxxテーブル」といった表現にて、入力に対して出力が得られる情報を説明することがあるが、当該情報は、どのような構造のデータでもよいし(例えば、構造化データでもよいし非構造化データでもよいし)、入力に対する出力を発生するニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズムやランダムフォレストに代表されるような学習モデルでもよい。従って、「xxxDB」や「xxxテーブル」を「xxx情報」と言うことができる。また、以下の説明において、DB及びテーブルの構成は一例であり、一つのDB(一つのテーブル)は、二つ以上のDB(二つ以上のテーブル)に分割されてもよいし、二つ以上のDB(二つ以上のテーブル))の全部又は一部が一つのDB(一つのテーブル)であってもよい。
また、以下の説明では、「yyy部」の表現にて機能を説明することがあるが、機能は、一つ以上のコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されることで実現されてもよいし、一つ以上のハードウェア回路(例えばFPGA又はASIC)によって実現されてもよいし、それらの組合せによって実現されてもよい。プログラムがプロセッサによって実行されることで機能が実現される場合、定められた処理が、適宜に記憶装置及び/又はインターフェース装置等を用いながら行われるため、機能はプロセッサの少なくとも一部とされてもよい。機能を主語として説明された処理は、プロセッサあるいはそのプロセッサを有する装置が行う処理としてもよい。プログラムは、プログラムソースからインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配付計算機又は計算機が読み取り可能な記憶媒体(例えば非一時的な記憶媒体)であってもよい。各機能の説明は一例であり、複数の機能が一つの機能にまとめられたり、一つの機能が複数の機能に分割されたりしてもよい。
また、以下の説明では、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号のうちの共通符号を使用し、同種の要素を区別する場合は、参照符号を使用することがある。
また、アプリケーション要件やネットワークタイプといった要素を識別するための識別情報は、「名前」、「ID」、「識別子」及び「番号」等のうちの一つ以上の組合せでよい。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成例を示す。
ネットワークシステム150が、アプリケーションが実行されるエッジサーバ151と当該エッジサーバ151に接続されたモバイルネットワークのコアネットワーク152(例えば5Gコア)とを含む。ネットワークシステム150は、モバイルネットワークの少なくとも一部を含んでよい。モバイルネットワークは、(R)AN((Radio) Access Network)と、UPF(User Plane Function)サーバと、複数のスイッチと、DN(Data Network)と、コアネットワーク152とを含んでよい。(R)ANは、ユーザデバイスの一例であるUE(User Equipment)と無線通信する基地局を含んでよい。(R)ANとUPFサーバは、モバイルバックホールに接続されてよい。コアネットワーク152が、AMF(Access and Mobility Management Function)、SMF(Session Management Function)、PCF(Policy Control Function)及びUDM(Unified Data Management)といった機能を含んでよい。また、ネットワークシステム150は、無線通信サービスを持たない事業者のローカル5Gを含んでよい。ローカル5Gは、物流や工場などの現場に設置されてよい。また、エッジサーバ151は、現場(拠点)に配置されるエッジサーバでもよいし、キャリアネットワークに設けられたエッジサーバでもよい。エッジサーバ151でアプリケーションが実行される。
ネットワーク管理システム100は、ネットワークシステム150を管理するシステムである。ネットワーク管理システム100は、一以上の物理計算機で構成された物理的な計算機システムであるが、物理的な計算機システムに基づく論理的な計算機システム(例えば、クラウド基盤上に実現されるシステム)でもよい。
ネットワーク管理システム100は、インターフェース装置51、記憶装置52及びそれらに接続されたプロセッサ53を有する。
インターフェース装置51は、ネットワークシステム150内の少なくとも一つの要素に通信可能に接続される。
記憶装置52は、情報及びプログラムを記憶する。情報として、例えば、アプリケーション要件DB71、UEグループDB72、テンプレートDB73、統計DB74及びプロファイルDB75がある。アプリケーション要件DB71には、受け付けられたアプリケーション要件を表す情報が格納される。UEグループDB72には、UEのグループを表す情報が格納される。テンプレートDB73には、アプリケーション要件が関連付けられた設定テンプレートを表す情報が格納される。テンプレートDB73には、典型的には、それぞれアプリケーション要件が関連付けられた複数の設定テンプレートを表す情報が格納される。統計DB74には、ネットワークシステム150に関する統計を表す情報が格納される。プロファイルDB75には、アプリケーション要件のプロファイルを表す情報が格納される。
プロセッサ53がプログラムを実行することで、UI(User Interface)部61、テンプレート管理部62、設定部63及びシステム監視部64が実現される。
UI部61は、ユーザのアプリケーション要件の入力を受け付ける。アプリケーション要件の入力は、本実施形態では、管理端末110に表示された後述のUI(User Interface)経由で管理者から受け付けられるが、それに代えて、記憶装置からの読み出し又は他の方法により受け付けられてもよい。管理端末110は、パーソナルコンピュータやスマートフォンといった計算機でよい。「管理者」は、ユーザ(例えば企業)に属する者でもよいし、ネットワーク管理システム100の管理者でもよい。また、UI部61は、設定テンプレートに基づくUIを管理端末110に提供する。
テンプレート管理部62は、入力されたアプリケーション要件に適合するアプリケーション要件がそれぞれ関連付けられている一つ以上の設定テンプレートをテンプレートDB73から選択する。当該選択した一つ以上の設定テンプレートのうちの一つの設定テンプレートである対象設定テンプレートが、手動又は自動で選択される。対象設定テンプレートを用いて手動又は自動でパラメータ値群が決定される。パラメータ値群は、ネットワークシステム150に関するパラメータ項目毎のパラメータ値である。各設定テンプレートは、ネットワークシステム150に関するパラメータ項目毎のテンプレートパラメータ値であるテンプレートパラメータ値群を含む。
設定部63は、対象設定テンプレートを用いて決定されたパラメータ値群をネットワークシステム150に設定する(パラメータ値群のデプロイメント)。
ネットワークシステム150に設定されたパラメータ値群が適切か否かは、当該パラメータ値群が設定されたネットワークシステム150の運用が実際に開始されてみないとわからない。当該パラメータ値群が不適切な場合には、設定されたパラメータ値群の変更が必要になる。
システム監視部64は、当該パラメータ値群が設定されたネットワークシステム150の状況であるネットワーク状況を監視する。「ネットワーク状況」は、例えば、エッジサーバ151の状況(例えば、計算リソースの使用率)、及び、ネットワークの状況(例えば、通信パケット数、パケット破棄数及び帯域使用率)を含んでよい。テンプレート管理部62が、上述の対象設定テンプレートをネットワーク状況の監視結果に基づいて更新する、又は、対象設定テンプレートに基づき表示される少なくとも一つのテンプレートパラメータ値を、ネットワーク状況の監視結果に基づく値とする。ネットワークシステム150の状況を監視は、例えば、ネットワークシステム150における要素(例えば、エッジサーバ151やコアネットワーク152)から定期的に受信する情報(例えば、ネットワークシステム150における要素に定期的に送信する状況問合せ(例えば、種々の情報項目についての値の問合せ)に対する応答)を分析することを含んでよい。
本実施形態によれば、対象設定テンプレート(又は対象設定テンプレートに基づき表示されるテンプレートパラメータ値)が、ネットワークシステム150の運用結果(実際の状況)に適した設定テンプレート(又は値)とされる。別の言い方をすれば、ネットワークシステム150の運用結果に基づき、管理者向けに表示される初期のパラメータ値群が学習される。このため、以後、対象設定テンプレートを用いて決定されたパラメータ値群が、適切なパラメータ値群である可能性が高く、故に、パラメータ値群がネットワークシステム150に設定された後に当該設定されたパラメータ値群の変更の必要性が生じる可能性が低減する。
また、需給変動(例えば、顧客からの要件の変動)や現場環境変化(例えば、物流や工場において稼働する車両又はロボットの数の変更)に対して、柔軟にネットワークシステム150を再構成(例えば、拡張又は縮小)することが必要であると考えられる。ネットワークシステム150が再構成されても再構成後のネットワークシステム150に応じた状況が特定され特定された状況を基に、対象設定テンプレート(又は対象設定テンプレートに基づき表示されるテンプレートパラメータ値)が設定テンプレート(又は値)とされる。つまり、ネットワークシステム150の構成変更に追従したネットワーク設定支援が可能である。
以下、本実施形態を詳細に説明する。
図2は、実施形態で行われる処理全体の流れの例を示す。
UI部61は、UI部61により提供され管理端末110に表示されたUI経由で管理者からアプリケーション要件を表す情報の入力を受け付け(S201)、受け付けた情報をテンプレート管理部62に出力する(S202)。アプリケーション要件は、ネットワークタイプ(例えば、制御ネットワーク、オフィスネットワーク)と、基本要件(例えば、アプリケーション名、UE数)とを含む。
入力されたアプリケーション要件(UI部61からの情報が表すアプリケーション要件)のプロファイルがプロファイルDB75に格納されている場合、テンプレート管理部62は、プロファイルベースの表示用情報をUI部61に出力する。プロファイルベースの表示用情報は、候補設定テンプレートに基づく値であってプロファイルが適用された値を含む情報である。「候補設定テンプレート」とは、入力されたアプリケーション要件と同一又は類似のアプリケーション要件が関連付けられている設定テンプレートである。プロファイルベースの表示用情報は、アプリケーション要件DB71、テンプレートDB73及びプロファイルDB75に基づく。
一方、入力されたアプリケーション要件のプロファイルがプロファイルDB75に格納されていない場合、テンプレート管理部62は、テンプレートベースの表示用情報をUI部61に出力する(S205)。テンプレートベースの表示用情報は、候補設定テンプレートに基づく値を含む情報である。テンプレートベースの表示用情報は、アプリケーション要件DB71及びテンプレートDB73に基づく。
プロファイルベースの表示用情報とテンプレートベースの表示用情報のいずれも、候補設定テンプレートを表す情報を含んでよい。また、「入力されたアプリケーション要件と類似のアプリケーション要件」とは、入力されたアプリケーション要件との差分が一定の差分以下のアプリケーション要件(例えば、入力されたアプリケーション要件の特徴量との差分が一定の差分以下の特徴量を持つアプリケーション要件)でよい。
UI部61は、S203又はS205で出力された表示用情報を管理端末110に表示する(S206)。図3が、S206で表示される表示用情報を含むネットワーク設定UI320の一例を示す。ネットワーク設定UI320は、典型的にはGUI(Graphical User Interface)である。ネットワーク設定UI320は、要件入力フォーム部323と、一つ又は複数の設定テンプレートオブジェクト321(例えば設定テンプレートオブジェクト321A~321C)と、決定ボタン322といったGUI部品を有する。要件入力フォーム部323は、アプリケーション要件(例えば、アプリケーション名、ネットワークタイプ、UEグループ、及びUE数)の入力を受け付けるGUI部品を含む。設定テンプレートオブジェクト321は、候補設定テンプレートの表示オブジェクトであり、S203又はS205で出力された表示用情報に含まれるパラメータ値を表示する。少なくとも一部のパラメータ値については、パラメータ値の編集を受け付けるGUI部品(例えば、テキストボックス、プルダウンメニュー)がある。ネットワーク設定UI320を通じて、候補設定テンプレートの選択(設定テンプレートオブジェクト321の選択)と、決定ボタン322の押下が受け付けられる。これにより、選択された候補設定テンプレートについてパラメータ値群がUI部61に対し入力される。選択された候補設定テンプレートについて、表示用情報におけるパラメータ値が、管理者により編集される。選択された候補設定テンプレートを、「対象設定テンプレート」と呼ぶ。
UI部61は、対象設定テンプレートについてパラメータ値群の入力を受け付け(S207)、受け付けたパラメータ値群をテンプレート管理部62に出力する(S208)。テンプレート管理部62は、当該パラメータ値群を設定部63に出力する(S209)。設定部63は、パラメータ値群をネットワークシステム150に設定する。典型的には、設定部63は、パラメータ値群の一部をエッジサーバ151に設定し(S210)、パラメータ値群の残りをコアネットワーク152に設定する(S211)。
システム監視部64は、S221でパラメータ値群が設定されたネットワークシステム150の状況を監視する(S212)。
S212において、システム監視部64は、ネットワークシステム150の状況に応じて、対象設定テンプレートに関連付けられているアプリケーション要件のプロファイルである対象プロファイルを生成又は更新する。具体的には、例えば、システム監視部64は、ネットワークシステム150の状況の統計を取得し、取得された統計を表す情報を統計DB74に格納する。統計DB74には、例えば、下記の(a)乃至(c)の各々についての時系列の情報(例えば、時間帯毎の統計を表す情報)が格納される。状況項目の一例が、(a)乃至(c)の各々の統計に関する項目である。
(a)コンピューティング統計。具体的には、エッジサーバ151等の計算リソースに関する項目毎の値の統計。コンピューティング統計に関する項目は、例えば、プロセッサ使用率、メモリ使用量及びディスク使用率でよい。
(b)ネットワーク統計(例えば、フロー単位での統計)。ネットワーク統計に関する項目は、通信パケット数、ロスパケット数(ロスしたパケットの数)及び通信バイト数でよい。
(c)NW評価通知の統計。当該統計に関する項目は、例えば、低評価の回数でよい。
システム監視部64は、統計DB74が表す統計を基に、対象プロファイルを生成又は更新する。
また、ネットワーク管理システム100は、アプリケーションからNW評価通知(エッジサーバ151が利用するネットワークの評価を表す通知)を受信するためのインターフェース(典型的にはAPI(Application Programming Interface))を提供している。エッジサーバ151で実行されるアプリケーションは、所定のイベント(例えば通信タイムアウト)を検出した場合に、そのインターフェース(API)をコールして、ネットワークの性能要件が違反している可能性があることを表すNW評価通知をネットワーク管理システム100に送信することができるようになっている(S213)。ここで言う「所定のイベント」は、ネットワークの性能要件が違反している場合に(例えば性能が劣化している場合に)発生する可能性があると定義されたイベントである。S212において、システム監視部64は、適宜、NW評価通知を、アプリケーション(エッジサーバ151)から受信する。システム監視部64は、NW評価通知を基に、対象プロファイルを生成又は更新すること、或いは、対象プロファイルを生成又は更新するか否かを判定することができる。例えば、システム監視部64は、NW評価通知と(例えば、NW評価通知に関する統計と)、ネットワークシステム150の状況に関する統計とを基に、対象プロファイルを生成又は更新する。なお、NW評価通知の送信元は、エッジサーバ151で実行されるアプリケーションに代えて又は加えて、当該アプリケーション以外の要素(例えば、エッジサーバ151と通信するUE)でもよい。また、NW評価通知は、アプリケーション名、要件ID(アプリケーション要件のID)及びネットワーク評価を表す情報を含んでよい。また、NW評価通知は、検出されたイベント(例えば、パケットの遅延、パケットのロス、対向装置との通信タイムアウト)を表す情報と、当該通知の送信元のアドレス(典型的にはIPアドレス)を表す情報とを含んでもよい。
システム監視部64は、対象プロファイルを生成又は更新した場合、対象設定テンプレートに関する更新をテンプレート管理部62に指示する。当該指示に応答して、テンプレート管理部62は、対象設定テンプレートに対象プロファイルを関連付ける(S214
)。以後、対象設定テンプレートに基づく表示として、S203により、プロファイルベースの表示用情報の出力がされる。なお、対象設定テンプレートそれ自体に対象プロファイルが反映されて(すなわち、対象設定プロファイルにおけるテンプレートパラメータ値が更新されて)、更新後の対象設定テンプレートに基づく表示用情報(テンプレートベースの表示用情報)が、S203で出力されてもよい。
また、システム監視部64は、管理者向けの通知情報を出力してよい(S215)。「管理者向けの通知情報」は、ネットワークシステム150の状況に関するレポートやパラメータ値群のレコメンドを含んでよい。UI部61が、当該通知情報を管理端末110に表示してよい(S216)。
以上の流れによれば、対象設定テンプレートに関連付けられているアプリケーション要件について、パラメータ値群が設定されたネットワークシステム150の状況に応じてプロファイルが生成又は更新され、以後、アプリケーション要件(管理者のインテント)の入力に応答して、パラメータ値群のためにプロファイルベースの表示用情報が表示される。このため、管理者負担少なく適切なパラメータ値群を設定することができる。
図4は、アプリケーション要件テーブル400の構成例を示す。
アプリケーション要件テーブル400は、アプリケーション要件DB71におけるテーブルである。アプリケーション要件テーブル400は、アプリケーション要件毎にレコードを有する。レコードは、要件ID401、基本要件402、ネットワークタイプ403、設定パラメータ404は、SLAパラメータ405及びチューニングポリシ406といった情報を有する。基本要件402及びネットワークタイプ403が、アプリケーション要件を表す情報に相当する。設定パラメータ404は、SLAパラメータ405及びチューニングポリシ406が、ネットワークシステム150に設定されるパラメータ値群(又はその基になる値)に相当する。一つのアプリケーション要件を例に取る。
要件ID401は、アプリケーション要件のIDを表す。アプリケーション要件のIDは、どのネットワークかを識別するための情報の一例に相当してよい。
基本要件402は、アプリケーション要件の基本要素(例えば、アプリケーション名、UEグループ名及びUE数)を表す。ネットワークタイプ403は、ネットワークタイプの名称を表す(図4では、「ネットワークタイプ1」、「ネットワークタイプ2」のように番号での名称であるが、「制御ネットワーク」、「オフィスネットワーク」のようにより分かり易いタイプ名が使用されてよい)。
設定パラメータ404は、複数(又は一つ)のパラメータ項目の各々についての設定されたパラメータ値(又は、パラメータ値へのポインタ)である。設定パラメータ404は、通信特性を表す値(例えば、遅延やジッタ)、計算リソースのタイプ(例えば、CPU、GPU、FPGA)を表す値、及び、単位時間当たりの演算性能を表す値のうちの少なくとも一つを含んでよい。
SLAパラメータ405は、ネットワーク品質の一例であるSLA(Service Level Agreement)に属するパラメータ項目のパラメータ値であって、例えば、PER(Packet Error Rate)である。ネットワーク品質は、PERに代えて又は加えて、ネットワーク遅延等を含んでよい。
チューニングポリシ702は、ネットワーク品質の維持(この例では実際のPERをパラメータ値としてのPER以下に維持すること)のためのチューニングポリシの名称を表す。
図5は、UEグループテーブル500の構成例を示す。
UEグループテーブル500は、UEグループDB72におけるテーブルである。UEグループテーブル500は、UEグループ毎にレコードを有する。レコードは、UEグループ名501、場所502及び属性503といった情報を有する。一つのUEグループを例に取る。
UEグループ名501は、UEグループの名称を表す。場所502は、UEグループに属するUEが存在する場所の名称を表す。属性503は、UEグループに属するUEの属性(例えば、UEのタイプ)を表す。
UEグループ名は、アプリケーション要件の基本要件402(図4参照)に含まれ得る。UEグループ名に対応した場所502及び属性503のうちの少なくとも一つが、ネットワークシステム150の状況に影響し、結果として、当該状況に応じたプロファイルの内容に影響し得る。
また、UEは、基地局及びモバイルネットワークを通じて無線通信するデバイスであり、典型的には、SIMカードを有するデバイスである。管理者は、アプリケーション要件の入力において、UEグループに属するUEの数を入力する代わりに、SIM毎にUEグループ名を設定してもよい。
図6は、第1のネットワークテンプレートテーブル600の構成例を示す。
第1のネットワークテンプレートテーブル600は、テンプレートDB73におけるテーブルである。第1のネットワークテンプレートテーブル600は、ネットワークタイプ毎にレコードを有する。レコードは、ネットワークタイプ601、UE数602、設定パラメータ603及びSLAパラメータ604といった情報を有する。一つのネットワークタイプを例に取る。
ネットワークタイプ601は、ネットワークタイプの名称を表す。UE数602は、UE数(又はその範囲)を表す。
設定パラメータ603は、複数(又は一つ)のパラメータ項目の各々についてのテンプレートパラメータ値(又は、テンプレートパラメータ値へのポインタ)である。SLAパラメータ604は、例えば、PERである。
図6が示す例によれば、アプリケーション要件のネットワークタイプ及びUE数をキーに、一つ以上のレコードが第1のネットワークテンプレートテーブル600から特定される。一つのネットワークタイプにつき複数(又は一つ)の設定パラメータ603がある。初期的には、例えば、同一のネットワークタイプについて先頭のレコードにおける設定パラメータ603が、UIに表示される表示用情報に含まれ得る。ネットワークシステム150の監視によりプロファイルが生成された場合、当該プロファイルを基に、同一のネットワークタイプについて別のレコードが選択され、当該別のレコードにおける設定パラメータ603(又は、プロファイルを基に更新された設定パラメータ603)が、UIに表示される表示用情報に含まれ得る。
図7は、第2のネットワークテンプレートテーブル700の構成例を示す。
第2のネットワークテンプレートテーブル700は、テンプレートDB73におけるテーブルである。第2のネットワークテンプレートテーブル700は、ネットワークタイプ毎にレコードを有する。レコードは、ネットワークタイプ701、チューニングポリシ702、チェック内容703及び違反時アクション704といった情報を有する。一つのネットワークタイプを例に取る。
ネットワークタイプ701は、ネットワークタイプの名称を表す。チューニングポリシ702は、ネットワーク品質の維持(この例では実際のPERをパラメータ値としてのPER以下に維持すること)のためのチューニングポリシの名称を表す。
チェック内容703は、違反状況とチューニング内容との関係を表す。「違反状況」とは、チューニングの実施条件としての状況(ネットワークシステム150の状況)である。
違反時アクション704は、チューニング内容とアクションとの関係を表す。違反時アクション704によれば、テンプレート管理部62は、システム監視部64を通じて、ネットワークシステム150の状況の監視において検出されたチューニング内容を第2のネットワークテンプレートテーブル700から特定し、特定されたチューニング内容に応じたアクションを実行してよい。アクションとしては、例えば、UI部61を通じて違反状況を通知することでもよいし、設定済のパラメータ値群を基に違反状況に応じたパラメータ値群を更新し、更新後のパラメータ値群を設定部63を通じて設定することでもよい。
図7が示す例によれば、アプリケーション要件のネットワークタイプをキーに、レコードが第2のネットワークテンプレートテーブル700から特定される。
また、図6及び図7によれば、アプリケーション要件が関連付けられた設定テンプレートは、第1及び第2のネットワークテンプレートテーブルに記述されているが、設定テンプレートを構成する情報は、テンプレートDB73において、第1及び第2のネットワークテンプレートテーブル以外のテーブルに存在してもよい。
なお、ネットワーク品質を維持するためのチューニングポリシは、ネットワーク品質に加えて設定パラメータ603中のコストを基に決められてよい。コストとネットワーク品質の両方の観点からチューニングポリシが用意されてよい。言い換えれば、設定パラメータ603とSLAパラメータ604といったパラメータからどうチューニングがされるかの観点からチューニングポリシが定められてもよい。
また、設定パラメータ603を基に取得されるテンプレートパラメータ値、或いは、当該テンプレートパラメータ値にプロファイルが適用されたパラメータ値が、ネットワークシステム150に設定される。SLAパラメータ604及びチューニングポリシ702に基づくパラメータ値がネットワークシステム150に設定されネットワークシステム150が当該パラメータ値に基づき自動チューニングを行ってもよいし、システム監視部64が、SLAパラメータ604及びチューニングポリシ702(及びチェック内容703及び違反時アクション704)に基づきネットワークシステム150をチューニングする等のアクションを行ってもよい。
本実施形態において、システム監視部64は、パラメータ値群が設定されたネットワークシステム150の状況を監視することで、当該ネットワークシステム150の状況に関する統計を取得し、取得された統計を表す情報を統計DB74に格納する。システム監視部64は、当該統計に基づいて、ネットワークシステム150の状況に関する一つ以上の状況項目の各々について推定値及び推奨値の少なくとも一方である状況値を算出する。プロファイルは、一つ以上の状況項目の各々について算出された状況値を含む。対象設定テンプレートに基づき表示されるパラメータ値は、当該パラメータ値のパラメータ項目に対応の状況項目について算出された状況値に従う値である。このように、ネットワークシステム150の状況に関する統計を基に、表示されるパラメータ値に影響する状況値を含んだプロファイルが生成される。これにより、表示されるパラメータ値が適切である可能性が高く、故に、管理者による編集負担が少なく適切なパラメータ値群の設定が可能である。
本実施形態において、チューニングポリシに従うチューニングは、下記のいずれでもよい。
(x)ネットワークシステム150に設定されたパラメータ値群が、当該パラメータ値群の基になった対象設定テンプレートのチューニングポリシ(具体的には、例えば、チェック内容703(図7参照))に基づき決定されたパラメータ値を含む。ネットワークシステム150が、当該パラメータ値に従い(つまり、チューニングポリシに従い)、ネットワークシステム150のチューニング(例えば、チェック内容703通りのチューニング)を行う。ネットワークシステム150の状況の監視において、どのようなチューニングが行われたかが、システム監視部64により特定される。
(y)システム監視部64は、対象設定テンプレートのチューニングポリシ(具体的には、例えば、チェック内容703(図7参照))に従いネットワークシステム150をチューニングする。田尾テバ、システム監視部64は、パラメータ値群が設定されたネットワークシステム150の状況が、対象設定テンプレートが表すSLAが維持されているか否か(例えば、SLAパラメータ604が表すPERを超えるPERが生じていないか否か)を判定する。当該判定の結果が偽の場合、システム監視部64は、対象設定テンプレートが表すチューニングポリシに基づき、ネットワークシステム150をチューニングする。
ネットワークシステム150のチューニングが行われた場合、システム監視部64は、ネットワークシステム150に設定されたパラメータ値群の更新を決定し、更新後のパラメータ値群を基に、対象設定テンプレートに関連付けられているアプリケーション要件のプロファイルを生成又は更新する。
チューニングに対応したチューニングポリシは、アプリケーション要件に対応しており(例えばコストとネットワーク品質に対応しており)、チューニングは、ネットワークシステム150の実際の状況に応じて行われる。このため、適切なプロファイルの生成又は更新が期待される。
本実施形態では、例えば、下記(ケースA)及び(ケースB)の二つのケースがある。
(ケースA)状況項目及びパラメータ項目が、ネットワーク帯域であり、状況値が、推定値である。
(ケースB)状況項目及びパラメータ項目が、インスタンスサイズであり、状況値が、推奨値である。
(ケースA)及び(ケースB)をそれぞれ説明する。なお、以下の説明では、プロファイルDB75におけるテーブルの例として、第1~第5のプロファイルテーブルがあるが、アプリケーション要件の要件IDをキーにプロファイルDB75(例えば第1~第5のプロファイルテーブル)から取得される情報の集合が、当該アプリケーション要件のプロファイルでよい。
<ケースA:ネットワーク帯域>
図8は、第1のプロファイルテーブル800の構成例を示す。
第1のプロファイルテーブル800は、プロファイルDB75におけるテーブルである。第1のプロファイルテーブル800は、時間帯毎にレコードを有する。レコードは、要件ID801、基本要件802、NW帯域803、時間帯804、バースト時間805、低評価回数806及び不足回数807といった情報を有する。時間帯としての長さは、一定の長さでもよいし、時間帯によって異なっていてもよい。一つの時間帯を例に取る。
要件ID801は、アプリケーション要件のIDを表す。このアプリケーション要件は、パラメータ値群が設定されたネットワークシステム150に関し時間帯について得られた統計(状況に関する統計)に対応したアプリケーション要件であって、当該パラメータ値群の基になった設定テンプレートに対応するアプリケーション要件である。基本要件802は、当該アプリケーション要件の基本要素を表す。
NW帯域803は、当該アプリケーション要件について設定されたパラメータ値群におけるパラメータ値としてのネットワーク帯域を表す。
時間帯804は、時間帯(例えば、時間帯の開始及び終了の日時)を表す。
バースト時間805は、時間帯においてバーストトラフィックが継続している時間長を表す。低評価回数806は、時間帯において受信したNW評価通知のうち低評価を表すNW評価通知の数を表す。不足回数807は、時間帯について、ネットワーク性能が不足したと判定された回数を表す。
システム監視部64は、統計DB74から、バーストトラフィックの発生時間帯と、手低評価を表すNW評価通知が通知された時間帯、及び、パケットロスの発生時間帯を集計し、当該集計結果を基に、第1のプロファイルテーブル800を生成する。不足回数807は、以下の一又は複数の条件が満たされている場合、インクリメントされる。
・低評価を表すNW評価通知が通知された時間帯と、バーストトラフィックが発生している時間帯とが一致している(例えば、それらの時間帯の重複率が一定値以上である)。
・低評価を表すNW評価通知が通知された時間帯と、パケットロスの発生時間帯とが一致している(例えば、それらの時間帯の重複率が一定値以上である)。
・複数の送信元から低評価を表すNW評価通知が通知されている。
・PER(例えば、ロスパケット数を通信パケット数で除算して得られる値)がSLAとしてのPER(閾値)を超過している。
・パケットロスの発生時間帯とバーストトラフィックの発生時間帯とが一致している(例えば、それらの時間帯の重複率が一定値以上である)。
第1のプロファイルテーブル800を基に、図9に例示の関係が得られる。図9によれば、横軸は、時間軸であり、縦軸は、帯域及び回数の軸である。符号901は、設定されたNW帯域803(設定されたパラメータ値の一例)を表す。符号902は、帯域使用率の時系列(ネットワークシステム150の状況の時系列の一例)を表す。符号903は、低評価回数806又は不足回数807の時系列を表す。このように、NW帯域803、バースト時間805と、低評価回数806又は不足回数807との相関性が特定される。
システム監視部64は、不足回数807が“0”になるバースト時間805の閾値を推定する。図8が示す例によれば、推定される閾値は、“1m”(1分)である。また、図8によれば、図10に例示する関係(バースト時間と不足回数の関係)が得られる。
システム監視部64は、最大バースト時間(バースト時間の最大値)が閾値以下になるための、必要推定帯域を計算する。図8が示す例によれば、“5m”がバースト時間805の最大値である。これを閾値“1m”以下にするためには、5倍の帯域(NW帯域“10Mbps”×5=“50Mbps”)が必要と推定される。システム監視部64は、図11に示す第2のプロファイルテーブル1100を生成し、第2のプロファイルテーブル1100をプロファイルDB75に格納する。第2のプロファイルテーブル1100は、最大バースト時間1103(推定された最大バースト時間を表す情報)及び推定帯域1104(推定されたネットワーク帯域を表す情報)と、対応する要件ID1101及び基本要件1102が記録されたテーブルである。
以上のように、(ケースA)において、対象設定テンプレートは、テンプレートパラメータ値としてネットワーク帯域を含み、ネットワークシステム150に設定されたパラメータ値群は、ネットワーク帯域を含む。システム監視部64は、統計DB74を基に、複数の時間帯の各々についてバースト時間及び不足回数を特定する。システム監視部64は、時間帯毎のバースト時間及び不足回数を基に、バースト時間閾値として、不足回数がゼロになるバースト時間を推定する。システム監視部64は、複数の時間帯のバースト時間うちの最大のバースト時間がバースト時間閾値以下になるためのネットワーク帯域を推定する。テンプレート管理部62は、対象設定テンプレートにおけるネットワーク帯域、又は、対象設定テンプレートに基づき表示されるネットワーク帯域を、推定されたネットワーク帯域とする。これにより、対象設定テンプレートに基づき表示されるネットワーク帯域が適切である可能性が高く、故に、ネットワーク帯域の編集の必要性が低減される。
なお、プロファイルDB75には、図12に例示の第3のプロファイルテーブル1200が格納される。第3のプロファイルテーブル1200は、アプリケーション要件毎にレコードがある。レコードは、要件ID1201、基本要件1202、推定帯域1203及び統計1204といった情報を有する。要件ID1201は、アプリケーション要件のIDを表す。基本要件1202は、アプリケーション要件の基本要素を表す。推定帯域1203は、推定されたネットワーク帯域を表す。統計1204は、統計の有無を表す。
図12によれば、要件ID“1-1”及び“1-2”については、統計を基に推定帯域1203が得られたことがわかる。テンプレート管理部62は、一つ以上の統計有レコードを基に、統計無レコードに対応したアプリケーション要件について推定帯域1203を算出する。統計有レコードは、統計1204“有”のレコードであり、統計無レコードは、統計1204“無”のレコードである。例えば、統計無レコードの推定帯域1203は、統計無レコードの基本要件1202の統計有レコードの基本要件1202との差分と、統計有レコードの推定帯域1203とを基に、算出される。図12が示す例によれば、同一アプリケーションについて、UE数“100”とUE数“200”の各々のプロファイルを基に、UE数と推定帯域1203の相関が計算され、当該送検を基に、UE数“300”のプロファイルにおける推定帯域1203(例えば“150Mbps”)が算出される。
以上が、ケースAについての説明である。
<ケースB:インスタンスサイズ>
ネットワークシステム150の状況の監視結果に基づき表示されたパラメータ値(管理者にレコメンドされたパラメータ値)に応じてアプリケーションのインスタンスが更新されたり、チューニングポリシに従うチューニングによりアプリケーションのインスタンスが再設定されたりした場合、テンプレート管理部62が、更新後又は再設定後のインスタンスのサイズを表す情報をプロファイルDB75に格納する。当該情報は、プロファイルDB75における図13に例示の第4のプロファイルテーブル1300に記録される。
第4のプロファイルテーブル1300は、更新又は再設定されたインスタンス毎に、レコードを有する。レコードは、要件ID1301、基本要件1302、設定インスタンス1303及び更新インスタンス1304といった情報を有する。
要件ID1301は、アプリケーション要件のIDを表す。基本要件1302は、アプリケーション要件の基本要素を表す。
設定インスタンス1303は、設定されているインスタンスのサイズを表す。更新インスタンス1304は、更新又は再設定されたインスタンスのサイズを表す。
設定テンプレートにおけるインスタンスサイズ(又は、設定テンプレートを基に表示されるインスタンスサイズ)は、更新インスタンス1304が表すインスタンスサイズでよい。
以上のように、(ケースB)において、対象設定テンプレートは、テンプレートパラメータ値としてインスタンスサイズを含む。ネットワークシステム150に設定されたパラメータ値群は、インスタンスサイズを含む。インスタンスサイズは、アプリケーションインスタンスのサイズであり、エッジサーバ151の計算リソース(例えば、プロセッサ、メモリ及びディスク)の使用率に影響する。システム監視部64は、パラメータ値群が設定されたネットワークシステム150の状況を監視することで、ネットワークシステム150に設定されたインスタンスサイズが、手動又は自動のチューニングにより変更されたことを検出し、変更されたインスタンスサイズを、推奨のインスタンスサイズとして対象プロファイル(対象設定テンプレートに関連付けられたアプリケーション要件のプロファイル)に記録する。テンプレート管理部62は、対象設定テンプレートにおけるインスタンスサイズ、又は、対象設定テンプレートに基づき表示されるインスタンスサイズを、推奨のインスタンスサイズとする。これにより、対象設定テンプレートに基づき表示されるインスタンスサイズが適切である可能性が高く、故に、インスタンスサイズの編集の必要性が低減される。
なお、プロファイルDB75には、図14に例示の第5のプロファイルテーブル1400が格納される。第5のプロファイルテーブル1400は、アプリケーション要件毎にレコードを有する。レコードは、要件ID1401、基本要件1402、プロセッサ1403、メモリ1404、推奨インスタンス1405及び統計1406といった情報を有する。要件ID1401は、アプリケーション要件のIDを表す。基本要件1402は、アプリケーション要件の基本要素を表す。プロセッサ1403は、プロセッサが1コアの場合の使用率を表す。メモリ1404は、メモリの平均使用量を表す。推奨インスタンス1405は、推奨されるインスタンスのサイズを表す。統計1406は、統計の有無を表す。プロセッサ1403及びメモリ1404は、取得された統計の一例である。
図14によれば、要件ID“1-1”及び“1-2”については、プロセッサ1403及びメモリ1404を含む統計を基に推奨インスタンス1405が得られたことがわかる。テンプレート管理部62は、一つ以上の統計有レコードを基に、統計無レコードに対応したアプリケーション要件について推奨インスタンス1405を算出する。例えば、テンプレート管理部62は、要件ID“1-1”及び“1-2”の統計有レコードにおける基本要件1402、プロセッサ1403及びメモリ1404から、UE数、プロセッサ1403及びメモリ1404の相関を計算する。テンプレート管理部62は、当該相関を基に、要件ID“1-3”の統計無レコードにおける基本要件1402のUE数“300”に対応したプロセッサ1403及びメモリ1404を推定し、推定されたプロセッサ1403及びメモリ1404を基に、推奨インスタンス1405を算出する。
以上が、ケースBについての説明である。
ケースA及びBのいずれについても、テンプレート管理部62は、同一アプリケーションを含む複数のアプリケーション要件のプロファイルのうちの一つ以上の統計ベースプロファイル(例えば、統計有レコード)を基に、UE数と統計ベースの値(例えば、推定帯域1203、推奨インスタンス1405(プロセッサ1403及びメモリ1404))との相関を特定する。テンプレート管理部62は、特定された相関を基に、上記同一アプリケーションを含み非統計ベースプロファイル(例えば、統計無レコード)があるアプリケーション要件におけるUE数に対応した統計ベースの値を推定し、当該推定された統計ベースの値を、非統計ベースプロファイルに含める。これにより、統計が得られていないアプリケーション要件についても適切なプロファイルを作成又は更新することが期待できる。
図15は、ネットワーク設定支援処理の流れの一例を示す。
UI部61が、アプリケーション要件の入力を受け付ける(S1501)。この入力は、新規のアプリケーション要件の入力であることもあれば、アプリケーション要件の要件IDの入力であることもある。
S1501での入力が要件IDの入力であり、当該要件IDと一致する要件IDがアプリケーション要件テーブル400に登録されている場合(S1502:Yes)、UI部61は、要件IDに一致するアプリケーション要件をアプリケーション要件テーブル400から特定し、特定したアプリケーション要件を表す情報を管理端末110に表示する(S1503)。テンプレート管理部62は、このアプリケーション要件のプロファイルが存在するか否かを、プロファイルDB65を参照することにより判定する(S1504)。S1504の判定結果が真の場合(S1504:Yes)、テンプレート管理部62は、当該プロファイルをプロファイルDB65から取得し、当該プロファイルベースの表示用情報をUI部61に出力する(S1505)。プロファイルベースの表示用情報は、対象設定テンプレート(特定されたアプリケーション要件と同一又は類似のアプリケーション要件が関連付けられている設定テンプレート)のテンプレートパラメータ値にプロファイル中の値が適用されたパラメータ値を含む。例えば、プロファイルが、上記ケースAにおいて算出された推定帯域や、上記ケースBにおいて算出された推奨インスタンスサイズを含んでいる場合、対象設定テンプレートのテンプレートパラメータ値としてのネットワーク帯域やインスタンスサイズが、推定帯域や推奨インスタンスサイズに更新されてよく、また、プロファイルベースの表示用情報は、推定帯域や推奨インスタンスサイズを含んでよい。出力されたプロファイルベースの表示用情報(プロファイルが適用された値を含む情報)が、UI部61により管理端末110に表示される。
S1501での入力が新規のアプリケーション要件の場合、当該アプリケーション要件を表す情報がUI部61によりアプリケーション要件テーブル400に登録される。テンプレート管理部62は、対象設定テンプレート(入力されたアプリケーション要件(例えばネットワークタイプ)と同一又は類似のアプリケーション要件が関連付けられている設定テンプレート)をテンプレートDB73から特定し、対象設定テンプレートに基づく表示用情報であるテンプレートベースの表示用情報を出力する(S1507)。出力されたテンプレートベースの表示用情報(テンプレートパラメータ値を含む情報)が、UI部61により管理端末110に表示される。
UI部61は、プロファイルベース又はテンプレートベースの表示用情報の表示に対し管理者からパラメータ値群(例えば、設定パラメータとしてのパラメータ値、SLAパラメータの値、及び、チューニングポリシの値)を受け付ける(S1508)。受け付けられたパラメータ値群は、管理者による編集無しの表示されたパラメータ値と、管理者により編集がされたパラメータ値との一方又は両方を含む。テンプレート管理部62は、入力されたパラメータ値をアプリケーション要件テーブル400に登録する(S1509)。設定部63は、入力されたパラメータ値群をネットワークシステム150に設定する(S1510)。
図16は、ネットワーク状況監視処理の流れの一例を示す。
システム監視部64は、ネットワークシステム150の状況の監視において、ポリシ違反(設定されたチューニングポリシのチェック内容703に規定された違反状況)を検出した場合(S1601:Yes)、違反時アクション704が表すアクションを実行する(S1602)。システム監視部64は、ネットワークシステム150に設定されているパラメータ値群に対応のアプリケーション要件のプロファイルを更新する(S1603)。
システム監視部64は、ネットワークシステム150の状況の監視において、ポリシ違反を検出しない場合(S1601:No)、S1602無しにS1603を行う。
S1601がYesかNoかに関わらず、S1603の更新は、例えば、第1のプロファイルテーブル800に新たな時間帯に対応のレコードを追加することでよい。S1601がYesの場合、S1603の更新は、検出されたポリシ違反が生じる可能性を低減するパラメータ値をプロフィルに含めることでよい。
以上、一実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実行することが可能である。例えば、図16に例示の定期処理以外の定期処理として、ネットワークシステム150におけるリソースの使用状況の情報を含んだレポートを作成する処理がネットワーク管理システム100により行われてもよい。
100:ネットワーク管理システム

Claims (9)

  1. それぞれアプリケーション要件が関連付けられた複数の設定テンプレートから、ユーザのアプリケーション要件に適合するアプリケーション要件がそれぞれ関連付けられている一つ以上の設定テンプレートを選択するテンプレート管理部と、
    当該選択した一つ以上の設定テンプレートのうちの一つの設定テンプレートである対象設定テンプレートを用いて決定されたパラメータ値群を、アプリケーションが実行されるエッジサーバと当該エッジサーバに接続されたモバイルネットワークのコアネットワークとを含んだシステムであるネットワークシステムに設定する設定部と、
    前記パラメータ値群が設定された前記ネットワークシステムの状況を監視するシステム監視部と
    を備え、
    パラメータ値群は、ネットワークシステムに関するパラメータ項目毎のパラメータ値であり、
    各設定テンプレートは、ネットワークシステムに関するパラメータ項目毎のテンプレートパラメータ値であるテンプレートパラメータ値群を含み、
    テンプレートパラメータ値は、テンプレートとしてのパラメータ値であり、
    前記テンプレート管理部は、前記対象設定テンプレートを前記監視の結果に基づいて更新する、又は、前記対象設定テンプレートに基づき表示される少なくとも一つのテンプレートパラメータ値を、前記監視の結果に基づく値とする、
    ネットワーク管理システム。
  2. 前記システム監視部は、前記パラメータ値群が設定された前記ネットワークシステムの状況に応じて、前記対象設定テンプレートに関連付けられているアプリケーション要件のプロファイルである対象プロファイルを生成又は更新し、
    前記監視の結果は、前記対象プロファイルを含む、
    請求項1に記載のネットワーク管理システム。
  3. 前記システム監視部は、
    前記パラメータ値群が設定された前記ネットワークシステムの状況を監視することで、当該ネットワークシステムの状況に関する統計を取得し、
    当該統計に基づいて、前記ネットワークシステムの状況に関する一つ以上の状況項目の各々について推定値及び推奨値の少なくとも一方である状況値を算出し、
    前記対象プロファイルは、前記一つ以上の状況項目の各々について算出された状況値を含み、
    前記対象設定テンプレートに基づき表示されるパラメータ値は、当該パラメータ値のパラメータ項目に対応の状況項目について算出された状況値に従う値である、
    請求項2に記載のネットワーク管理システム。
  4. 前記対象設定テンプレートは、テンプレートパラメータ値としてネットワーク帯域を含み、
    前記ネットワークシステムに設定されたパラメータ値群は、ネットワーク帯域を含み、
    前記システム監視部は、
    前記統計を基に、複数の時間帯の各々についてバースト時間及び不足回数を特定し、
    前記バースト時間は、バーストトラフィックの継続時間であり、
    前記不足回数は、ネットワーク性能が不足している回数であり、
    時間帯毎のバースト時間及び不足回数を基に、バースト時間閾値として、前記不足回数がゼロになるバースト時間を推定し、
    前記複数の時間帯のバースト時間うちの最大のバースト時間が前記バースト時間閾値以下になるためのネットワーク帯域を推定し、
    前記算出された状況値は、前記推定されたネットワーク帯域であり、
    前記テンプレート管理部は、前記対象設定テンプレートにおけるネットワーク帯域、又は、前記対象設定テンプレートに基づき表示されるネットワーク帯域を、前記推定されたネットワーク帯域とする、
    請求項3に記載のネットワーク管理システム。
  5. 前記対象設定テンプレートは、テンプレートパラメータ値としてインスタンスサイズを含み、
    前記ネットワークシステムに設定されたパラメータ値群は、インスタンスサイズを含み、
    インスタンスサイズは、アプリケーションインスタンスのサイズであり、前記エッジサーバの計算リソースの使用率に影響し、
    前記システム監視部は、
    前記パラメータ値群が設定された前記ネットワークシステムの状況を監視することで、前記ネットワークシステムに設定されたインスタンスサイズが、手動又は自動のチューニングにより変更されたことを検出し、
    前記変更されたインスタンスサイズを、推奨のインスタンスサイズとして前記対象プロファイルに記録し、
    前記テンプレート管理部は、前記対象設定テンプレートにおけるインスタンスサイズ、又は、前記対象設定テンプレートに基づき表示されるインスタンスサイズを、前記推奨のインスタンスサイズとする、
    請求項2に記載のネットワーク管理システム。
  6. 各アプリケーション要件は、
    複数のアプリケーションのうちの一つのアプリケーションと、
    前記モバイルネットワーク経由の無線通信を行うデバイスであるユーザデバイスの数と
    を含み、
    前記テンプレート管理部が、
    同一アプリケーションを含む複数のアプリケーション要件のプロファイルのうちの一つ以上の統計ベースプロファイルを基に、統計ベースの値とユーザデバイスの数との相関を特定し、
    特定された相関を基に、前記同一アプリケーションを含み非統計ベースプロファイルがあるアプリケーション要件におけるユーザデバイス数に対応した統計ベースの値を推定し、当該推定された統計ベースの値を、前記非統計ベースプロファイルに含め、
    前記統計ベースプロファイルは、前記ネットワークシステムの状況に関する統計ベースの値を含むプロファイルであり、
    前記非統計ベースプロファイルは、前記ネットワークシステムの状況に関する統計ベースの値を含まないプロファイルである、
    請求項2に記載のネットワーク管理システム。
  7. 各アプリケーション要件は、それぞれネットワーク品質に影響する複数のネットワークタイプのうちの一つのネットワークタイプを含み、
    各設定テンプレートは、
    当該設定テンプレートに関連付けられたアプリケーション要件に含まれるネットワークタイプに依存したネットワーク品質と、
    当該ネットワーク品質の維持のためのチューニングポリシと
    を表し、
    前記システム監視部は、前記パラメータ値群が設定された前記ネットワークシステムの状況と前記対象設定テンプレートが表すチューニングポリシとに基づき更新されたパラメータ値群に基づき、前記対象プロファイルを生成又は更新する、
    請求項2に記載のネットワーク管理システム。
  8. コンピュータが、それぞれアプリケーション要件が関連付けられた複数の設定テンプレートから、ユーザのアプリケーション要件に適合するアプリケーション要件がそれぞれ関連付けられている一つ以上の設定テンプレートを選択し、
    コンピュータが、当該選択した一つ以上の設定テンプレートのうちの一つの設定テンプレートである対象設定テンプレートを用いて決定されたパラメータ値群を、アプリケーションが実行されるエッジサーバと当該エッジサーバに接続されたモバイルネットワークのコアネットワークとを含んだシステムであるネットワークシステムに設定し、
    パラメータ値群は、ネットワークシステムに関するパラメータ項目毎のパラメータ値であり、
    各設定テンプレートは、ネットワークシステムに関するパラメータ項目毎のテンプレートパラメータ値であるテンプレートパラメータ値群を含み、
    テンプレートパラメータ値は、テンプレートとしてのパラメータ値であり、
    コンピュータが、当該パラメータ値群が設定された前記ネットワークシステムの状況を監視し、
    コンピュータが、前記対象設定テンプレートを前記監視の結果に基づいて更新する、又は、前記対象設定テンプレートに基づき表示される少なくとも一つのテンプレートパラメータ値を、前記監視の結果に基づく値とする、
    ネットワーク管理方法。
  9. それぞれアプリケーション要件が関連付けられた複数の設定テンプレートから、ユーザのアプリケーション要件に適合するアプリケーション要件がそれぞれ関連付けられている一つ以上の設定テンプレートを選択し、
    当該選択した一つ以上の設定テンプレートのうちの一つの設定テンプレートである対象設定テンプレートを用いて決定されたパラメータ値群を、アプリケーションが実行されるエッジサーバと当該エッジサーバに接続されたモバイルネットワークのコアネットワークとを含んだシステムであるネットワークシステムに設定し、
    パラメータ値群は、ネットワークシステムに関するパラメータ項目毎のパラメータ値であり、
    各設定テンプレートは、ネットワークシステムに関するパラメータ項目毎のテンプレートパラメータ値であるテンプレートパラメータ値群を含み、
    テンプレートパラメータ値は、テンプレートとしてのパラメータ値であり、
    当該パラメータ値群が設定された前記ネットワークシステムの状況を監視し、
    前記対象設定テンプレートを前記監視の結果に基づいて更新する、又は、前記対象設定テンプレートに基づき表示される少なくとも一つのテンプレートパラメータ値を、前記監視の結果に基づく値とする、
    ことをコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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