JP2023119506A - コネクタ - Google Patents

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智彬 早川
Tomoaki Hayakawa
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Abstract

【課題】防水性に優れるコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ1は、外部から液密的に隔離された空間を画成する隔壁Pに取り付けられて、空間の外部側に位置するとともに、一端が電線と接続された端子を有する第1コネクタ3と、空間の内部側に位置して隔壁Pに取り付けられるとともに、端子60及び端子60を保持するハウジング51を有する第2コネクタ5と、ハウジング51に外装されて、ハウジング51と隔壁Pとの間を止水することになるパッキン77と、ハウジング51に組み付けられて、パッキン77のハウジング51からの離脱を規制するホルダ75と、ハウジング51の貫通孔84を止水する止水部材90と、を備え、ホルダ75は、貫通孔84に挿入されて、貫通孔84の孔内に突出する係止突起85に係止される係止部86を有する。【選択図】図10

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来から、オスコネクタとメスコネクタとを低い挿抜力で嵌合・離脱(即ち、嵌合解除)が可能なコネクタが提案されている。従来コネクタの一つは、一方のコネクタにギアが設けられ、他方のコネクタにラックギアが設けられて、ギア及びラックギアの噛み合いによって、オスコネクタとメスコネクタとの嵌合・離脱時の挿抜力を低減させている(例えば、特許文献1~2を参照。)。
特開2012-43743号公報 特開2020-9614号公報
ところで、上述したコネクタを含む従来コネクタは、例えば自動車の車室内外を隔てる車両パネルに取り付けて使用されることがある。一般に、自動車の車室は、車室外からの水などの侵入を抑制すべく液密的に隔離されている。このような場所に、コネクタを取り付ける場合、コネクタには高い防水性が要求される。このため、従来コネクタは、車室内への水などの侵入を抑制すべく種々の防水構造を有したものがある。
しかしながら、コネクタが種々の防水構造を有していても、コネクタを介して車室内へ水などが侵入するおそれもある。つまり、コネクタには、防水性の更なる向上が期待されている。
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、防水性に優れるコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
外部から液密的に隔離された空間を画成する隔壁に取り付けられるコネクタであって、
前記空間の前記外部側に位置するとともに、一端が電線と接続された端子を有する第1コネクタと、
前記空間の内部側に位置して前記隔壁に取り付けられるとともに、端子及び前記端子を保持するハウジングを有する第2コネクタと、
前記ハウジングに外装されて、前記ハウジングと前記隔壁との間を止水することになるパッキンと、
前記ハウジングに組み付けられて、前記パッキンの前記ハウジングからの離脱を規制するホルダと、を備え、
前記ハウジングは、
当該ハウジングの内外を貫通する貫通孔と、
前記貫通孔の孔内に突出する係止突起と、を有し、
前記ホルダは、
前記貫通孔に挿入されて前記係止突起に係止される係止部を有し、
当該コネクタは、
前記貫通孔を止水する止水部材を更に備える、
コネクタであること。
本発明に係るコネクタについて以下に述べる。
本構成のコネクタは、第2コネクタのハウジングが有する貫通孔に、ホルダの係止部が挿入されて、貫通孔に設けられた係止突起に係止部が係止されるため、コネクタの小型化を図ることができる。そして、コネクタは、第2コネクタの貫通孔を止水する止水部材を備えていることによって、貫通孔を通過して、外部から液密的に隔離された空間への水などの侵入を抑制できる。
具体的には、例えば、第1コネクタの端子に接続された電線に傷が生じた場合には、その傷からコネクタ内部に水などが侵入するおそれがある。つまり、コネクタに止水部材が備えられていない場合、上述したようにコネクタ内部に侵入してきた水は、第1コネクタの電線を伝い、第2コネクタのハウジング内、及び、貫通孔の孔内を通過し、上記空間に侵入するおそれがある。しかしながら、本構成のコネクタは、止水部材によって貫通孔を止水し、ひいては、上記空間への水などの侵入を抑制している。
このように、本構成のコネクタは、防水性に優れている。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図2は、図1に示すコネクタの分解斜視図である。 図3は、図2に示す第1コネクタからスライド部材を外した状態の斜視図である。 図4は、図2に示す第1コネクタの分解斜視図である。 図5は、図1のA-A断面図であり、第1コネクタと第2コネクタの嵌合開始状態を示す図である。 図6は、図1のA-A断面図であり、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合完了状態を示す図である。 図7は、図2に示す第2コネクタの分解斜視図である。 図8は、図2に示す第2コネクタのハウジングの背面図である。 図9は、図2に示すリヤホルダーの斜視図である。 図10は、図1のB-B断面図である。
<実施形態>
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタ1の斜視図である。図2は、図1に示すコネクタ1の分解斜視図である。図3は、図2に示す第1コネクタ3からスライド部材2を外した状態の斜視図である。図4は、図2に示す第1コネクタ3の分解斜視図である。
図1~図4(特に、図2及び図4)に示すように、本発明の実施形態に係るコネクタ1は、第1コネクタ3と、第2コネクタ5と、第1コネクタ3に対してコネクタ嵌合方向に沿って相対移動可能なスライド部材2と、第1コネクタ3の支軸32に回転可能に軸支された伝達ギア部材6と、スライド部材2に設けられた第1ラックギア部23と、第2コネクタ5に設けられた第2ラックギア部53と、第2コネクタ5のハウジング51に外装されてハウジング51と隔壁Pとの間を止水することになるパッキン77と、ハウジング51に組み付けられてパッキン77のハウジング51からの離脱を規制するリヤホルダー75と、ハウジング51の貫通孔84を止水する止水部材90と、を備えている。コネクタ1は、外部から液密的に隔離された空間を画成する隔壁Pに取り付けられる。より具体的には、隔壁Pに設けられた孔部に挿通される(図10参照)。
第1コネクタ3及び第2コネクタ5は、それぞれ先端部を突き合わせることで、互いに嵌合されて接続される。
第1コネクタ3は、図4に示すように、ハウジング31と、メス端子43と、を有する。ハウジング31は、電気絶縁性の合成樹脂から成形されたものである。メス端子43は、導電性金属材料から形成されたもので、円筒形の棒状に形成されている。
メス端子43は、ハウジング31の後方に形成された端子収容室40に収容されている。端子収容室40に収容されたメス端子43の接続端は、ハウジング31の先端に設けられたガイド部46に係合される。ガイド部46の先端外周にパッキン42が装着された後、ガイド部46の先端にはフロントホルダ41が固定される。メス端子43は、その接続穴49(図10参照)がガイド部46のガイド孔に連通されている。先端にフロントホルダ41が固定されたガイド部46のガイド孔には、オス端子60が挿通可能とされる。
また、メス端子43は、その後端部に、接合穴48が形成されており、この接合穴48には、ハウジング31の後端から引き出される給電用のケーブル45の導体44が挿し込まれてカシメ接続されている(図10参照)。ハウジング31の後端から引き出される給電用のケーブル45にはシール部材70が装着され、ハウジング31に対して液密にシールされる。シール部材70は、ハウジング31の後端に装着されるリヤホルダー47によって離脱が規制される。
ハウジング31は、断面楕円形の筒状部37と、筒状部37の外周側に設けられた断面矩形状のスライド支持部38とが一体成形されている。
スライド支持部38の上面には、コネクタ嵌合方向の前端から後方に延びるラック挿通溝35が形成されており、後述する第2ラックギア部53の基部55がコネクタ嵌合方向に挿通する。また、スライド支持部38の上面には、ラック挿通溝35に沿って途中までコネクタ嵌合方向に延びるラックガイド33が突設されている。ラックガイド33のコネクタ嵌合方向後端の上面には、スライド係止部33aが突設されている。更に、スライド支持部38の上面には、伝達ギア部材6を回動可能に軸支するための支軸32が垂設されている。
スライド支持部38の両側面には、それぞれ上面側と下面側に沿って一対のスライドガイド溝34がコネクタ嵌合方向に沿って凹設されている。また、スライド支持部38の両側面には、コネクタ嵌合方向の前端から後方に延びるスライド規制溝36が凹設されている。このスライド規制溝36のコネクタ嵌合方向の後端側は、スライド支持部38の背面に連通しておらず、行き止まりとなっている。
ハウジング31の支軸32に回動可能に軸支される伝達ギア部材6は、略扇状に形成されており、支軸32に軸支される軸孔61と、第1ラックギア部23に噛み合う従動ギア部63と、支軸32を挟んで従動ギア部63と反対側に設けられて第2ラックギア部53と噛み合う主動ギア部65と、を有する。ここで、従動ギア部63のギア比は、主動ギア部65のギア比よりも大きくされている。
第2コネクタ5は、ハウジング51と、オス端子60を有する。ハウジング51は、電気絶縁性の合成樹脂から成形されたもので、端子保持部81と、端子保持部81からコネクタ嵌合方向の前方に向けて延在するフード部51aと、を有している。
図8に示すように、端子保持部81には、コネクタ嵌合方向に貫通してオス端子60が挿通される端子収容室82と、コネクタ嵌合方向に沿ってハウジング51の内外に貫通する複数(本例では、4つ)の貫通孔84と、各貫通孔84の設けられた孔内に向かって短く突出する係止突起85と、を有している。貫通孔84には、後述するリヤホルダー75の係止部86が挿入され、係止突起85には、後述する係止部86の係止孔87が係止される。
フード部51aの内側には、一対の断面円形状の嵌合穴59が形成されており、これらの嵌合穴59の中心に、その軸方向に沿ってオス端子60が設けられている。第2コネクタ5の後端から突出するオス端子60は、電源等の回路に接続されている。
ハウジング51の後部外周面には、パッキン77が装着されている。そして、リヤホルダー75は、第2コネクタ5のコネクタ嵌合方向の後端から組み付けられる。パッキン77は、リヤホルダー75によって離脱が規制される。
図9に示すように、リヤホルダー75は、コネクタ嵌合方向の前方に向けて延びる複数(本例では、4つ)の係止部86を有している。係止部86は、片持ち梁状の形状を有し、弾性変形可能に構成されている。係止部86には、上下方向に貫通する係止孔87が設けられて、係止孔87の孔内に第2コネクタ5の係止突起85が入り、係止孔87の孔縁に係止突起85が当接することによって、係止部86と係止突起85とが係止される(図10参照)。
ハウジング51の上面には、コネクタ嵌合方向の前端から後方に延びる第2ラックギア部53が設けられている。ハウジング51の第2ラックギア部53は、フード部51aのコネクタ嵌合方向沿って延設された基部55の上端に形成されている。そこで、第2コネクタ5が第1コネクタ3に嵌合された際、第2ラックギア部53は、ラック挿通溝35を介してハウジング31のスライド支持部38の上面に突出し、伝達ギア部材6の主動ギア部65と噛み合うことができる。
スライド部材2は、図3及び図4に示すように、ハウジング31のスライド支持部38における上面と両側面を略覆う三平面を有する断面U字形状の枠体である。スライド部材2の一方の入隅部における内壁面には、コネクタ嵌合方向に沿うように第1ラックギア部23が形成されている。スライド部材2の両内壁面には、スライド支持部38の両側面に凹設されたスライドガイド溝34にそれぞれ対応してスライド嵌合されるスライドガイドレール24が、コネクタ嵌合方向に沿って突設されている。また、スライド部材2の両内壁面におけるコネクタ嵌合方向前端部には、スライド支持部38の両側面に凹設されたスライド規制溝36にそれぞれ対応してスライド嵌合されるスライド突起26が突設されている。
スライド部材2の上壁には、コネクタ嵌合方向の前端から後方に延びる一対のスリットにより形成された可撓アームからなるスライド係止部25が形成されている。スライド係止部25の自由端には、上壁から下方に向かってストッパ突起27と当接突起28とが突設されている。
更に、スライド部材2の両外壁面には、コネクタ嵌合方向と交差する方向に延びる複数の滑り止めリブ30が突設されている。また、スライド部材2の一方の側壁には、スライド部材2の嵌合保証機構を構成するスライダー29が配設されている。
図3に示すように、スライド部材2は、スライドガイドレール24をそれぞれスライド支持部38のスライドガイド溝34に嵌入させるようにして、ハウジング31のコネクタ嵌合方向前方から挿着される。
スライド部材2が所定量挿入されると、スライド係止部25のストッパ突起27がラックガイド33のスライド係止部33aに当接するが、内側のテーパ面の作用によってスライド係止部25が上方へ弾性変形することで、ストッパ突起27はスライド係止部33aを通過することができる。
そして、図2に示したように、スライド規制溝36にスライド嵌合されたスライド突起26が、スライド規制溝36の後端に達すると、スライド部材2はコネクタ嵌合方向後方への移動が規制される。また、スライド部材2をコネクタ嵌合方向前方へ移動させようとすると、スライド係止部25のストッパ突起27が、スライド係止部33aに当接するが、内側のテーパ面の作用によってスライド係止部25を上方へ弾性変形させることができず、移動が規制される。従って、一対のスライド係止部25,33aの係止により、スライド部材2が第1コネクタ3に対して初期位置に保持される。
そして、このようにスライド部材2が装着された第1コネクタ3と第2コネクタ5とは、それぞれ先端部を突き合わせることで、互いに嵌合されることができる。
コネクタ1の第1コネクタ3と第2コネクタ5を嵌合させる際には、第1コネクタ3と第2コネクタ5を若干嵌合させて、図5に示すように、伝達ギア部材6の主動ギア部65を第2コネクタ5の第2ラックギア部53に係合した状態とする。
この際、スライド支持部38のラック挿通溝35に基部55が挿通案内される第2ラックギア部53の先端部は、解除部としてスライド係止部25の当接突起28に当接してスライド係止部25が上方へ弾性変形させる。そこで、スライド係止部25に形成されたストッパ突起27も上方へ移動し、スライド係止部33aによるスライド部材2の移動規制が解除される。従って、スライド部材2をコネクタ嵌合方向前方へ移動させることができるようになる。
そこで、第1コネクタ3に対して相対移動可能なスライド部材2をコネクタ嵌合方向(図5中の左方向)に移動させると、スライド部材2に設けた第1ラックギア部23により第1コネクタ3に軸支された伝達ギア部材6の従動ギア部63が図5中の反時計回り方向へ回動される。
伝達ギア部材6が回動されることで、従動ギア部63と反対側に設けられた主動ギア部65は、第2コネクタ5のハウジング51に設けられた第2ラックギア部53を第1コネクタ3に対して嵌合する方向(図5中の右方向)に移動させる。
そこで、スライド部材2をコネクタ嵌合方向に移動させることで、図5に示すように、第1コネクタ3と第2コネクタ5を完全嵌合させることができる(図6参照)。
第1コネクタ3と第2コネクタ5が嵌合された状態では、図10に示すように、第1コネクタ3のハウジング31の第2コネクタ5側端部(紙面の上側端部)と、第2コネクタ5の端子収容室82の第1コネクタ3側端部(紙面の下側端部)との間に止水部材90が配置されている。止水部材90は、第2コネクタ5の貫通孔84を止水する役割を果たす。
コネクタ1では、止水部材90のほかにもパッキン42やシール部材70等によってコネクタ1内部が止水されている。ここで、例えば、第1コネクタ3側に位置するケーブル45の被覆等に傷が生じた場合には、その傷からコネクタ1内部に水などが侵入するおそれがある。つまり、コネクタ1に止水部材90が備えられていない場合、上述したようにコネクタ1内部に侵入してきた水は、ケーブル45を伝い、第2コネクタ5のハウジング51内、及び、貫通孔84の孔内を通過し、隔壁Pによって外部から液密的に隔離された空間に侵入するおそれがある。
このように、コネクタ1では、止水部材90によって貫通孔84を止水し、ひいては、外部を液密的に隔離された空間への水などの侵入を抑制している。なお、図10に示すように、止水部材90は、第2コネクタ5の端子収容室82の第1コネクタ3側端部(紙面の下側端部)に対応した形状を有している。
また、第1コネクタ3と第2コネクタ5とを嵌合解除させる際には、第1コネクタ3に対してスライド部材2をコネクタ嵌合方向と反対方向に移動させることで、伝達ギア部材6が嵌合時とは逆方向に回転し、主動ギア部65は、第2コネクタ5のハウジング51に設けられた第2ラックギア部53を第1コネクタ3に対して嵌合を解除(即ち、離脱)する方向に移動させることができる。
<作用・効果>
本実施形態に係るコネクタ1によれば、第2コネクタ5のハウジング51が有する貫通孔84に、リヤホルダー75の係止部86が挿入されて、貫通孔84に設けられた係止突起85に係止部86が係止されるため、コネクタ1の小型化を図ることができる。そして、コネクタ1は、第2コネクタ5の貫通孔84を止水する止水部材90を備えていることによって、貫通孔84を通過して、外部から液密的に隔離された空間への水などの侵入を抑制できる。
このように、本実施形態に係るコネクタ1は、防水性に優れている。
更に、本実施形態に係るコネクタ1によれば、ハウジング51が、複数の貫通孔84、及び、各貫通孔84に対応する複数の係止突起85を有し、リヤホルダー75が、複数の係止突起85に対応するように複数の係止部86を有している。これにより、本実施形態に係るコネクタ1は、リヤホルダー75のハウジング51に対する離脱が抑制され、ひいてはパッキン77の離脱が抑制される。つまり、本実施形態に係るコネクタ1は、高い防水性が維持されている。
加えて、本実施形態に係るコネクタ1の更なる効果について以下に述べる。
本実施形態に係るコネクタ1によれば、第1コネクタ3と第2コネクタ5を嵌合しない状態では、一対のスライド係止部25,33aの係止によりスライド部材2が初期位置に保持されるので、第1コネクタ3及び第2コネクタ5の嵌合の際には、第1ラックギア部23及び第2ラックギア部53と、伝達ギア部材6の従動ギア部63及び主動ギア部65とを確実に係合させることができる。
更に、本実施形態に係るコネクタ1によれば、スライド部材2を初期位置に保持するための一対のスライド係止部25,33aの係止は、両ハウジングの嵌合に伴って解除部である第2ラックギア部53の先端部により解除されるので、作業性がよい。
更に、本実施形態に係るコネクタ1によれば、伝達ギア部材6は、第1コネクタ3に対してコネクタ嵌合方向に沿って相対移動可能なスライド部材2によって回動されるため、例えばレバー式コネクタのようなコネクタ体格以上の回転軌跡が無くなり、操作スペースを縮小できる。
具体的には、例えば、第1コネクタ3のケーブル45に傷が生じた場合には、その傷からコネクタ1内部に水などが侵入するおそれがある。つまり、コネクタ1に止水部材90が備えられていない場合、上述したようにコネクタ1内部に侵入してきた水は、ケーブル45を伝い、第2コネクタ5のハウジング51内、及び、貫通孔84の孔内を通過し、上記空間に侵入するおそれがある。しかしながら、本実施形態に係るコネクタ1は、止水部材90によって貫通孔84を止水し、ひいては、上記空間への水などの侵入を抑制している。
更に、本実施形態に係るコネクタ1によれば、第1ラックギア部23及び第2ラックギア部53と、伝達ギア部材6の従動ギア部63及び主動ギア部65とは、噛合う歯によって動力を伝達する。そのため、動きがスムーズであり、荷重を複数の歯と接点で分担するので強度的にも有利となる
<他の形態>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
外部から液密的に隔離された空間を画成する隔壁(P)に取り付けられるコネクタ(1)であって、
前記空間の前記外部側に位置するとともに、一端が電線と接続された端子を有する第1コネクタ(3)と、
前記空間の内部側に位置して前記隔壁(P)に取り付けられるとともに、端子(オス端子60)及び前記端子を保持するハウジング(51)を有する第2コネクタ(5)と、
前記ハウジング(51)に外装されて、前記ハウジング(51)と前記隔壁(P)との間を止水することになるパッキン(77)と、
前記ハウジング(51)に組み付けられて、前記パッキン(77)の前記ハウジング(51)からの離脱を規制するホルダ(リヤホルダー75)と、を備え、
前記ハウジング(51)は、
当該ハウジングの内外を貫通する貫通孔(84)と、
前記貫通孔の孔内に突出する係止突起(85)と、を有し、
前記ホルダ(リヤホルダー75)は、
前記貫通孔(84)に挿入されて前記係止突起(85)に係止される係止部(86)を有し、
当該コネクタ(1)は、
前記貫通孔(84)を止水する止水部材(90)を更に備える、
コネクタ(1)。
[2]
上記[1]に記載のコネクタ(1)において、
前記ハウジング(51)は、
複数の前記貫通孔(84)と、
前記複数の前記貫通孔の各々に対応して設けられる複数の前記係止突起(85)と、を有し、
前記ホルダ(リヤホルダー75)は、
前記複数の前記係止突起(85)に対応するように複数の前記係止部(86)を有し、
前記止水部材(90)は、
前記複数の前記貫通孔(84)を止水する、
コネクタ(1)。
1 コネクタ
3 第1コネクタ
5 第2コネクタ
31 ハウジング
42 パッキン
43 メス端子
45 ケーブル
51 ハウジング
60 オス端子(端子)
70 シール部材
75 リヤホルダー(ホルダ)
77 パッキン
81 端子保持部
82 端子収容室
84 貫通孔
85 係止突起
86 係止部
87 係止孔
90 止水部材
P 隔壁

Claims (2)

  1. 外部から液密的に隔離された空間を画成する隔壁に取り付けられるコネクタであって、
    前記空間の前記外部側に位置するとともに、一端が電線と接続された端子を有する第1コネクタと、
    前記空間の内部側に位置して前記隔壁に取り付けられるとともに、端子及び前記端子を保持するハウジングを有する第2コネクタと、
    前記ハウジングに外装されて、前記ハウジングと前記隔壁との間を止水することになるパッキンと、
    前記ハウジングに組み付けられて、前記パッキンの前記ハウジングからの離脱を規制するホルダと、を備え、
    前記ハウジングは、
    当該ハウジングの内外を貫通する貫通孔と、
    前記貫通孔の孔内に突出する係止突起と、を有し、
    前記ホルダは、
    前記貫通孔に挿入されて前記係止突起に係止される係止部を有し、
    当該コネクタは、
    前記貫通孔を止水する止水部材を更に備える、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングは、
    複数の前記貫通孔と、
    前記複数の前記貫通孔の各々に対応して設けられる複数の前記係止突起と、を有し、
    前記ホルダは、
    前記複数の前記係止突起に対応するように複数の前記係止部を有し、
    前記止水部材は、
    前記複数の前記貫通孔を止水する、
    コネクタ。
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