JP2023117968A - ブランク材、紙製容器及び蓋材付き紙製容器 - Google Patents

ブランク材、紙製容器及び蓋材付き紙製容器 Download PDF

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Abstract

【課題】開封性及びリサイクル性を向上させることが可能な、ブランク材、紙製容器及び蓋材付き紙製容器を提供する。
【解決手段】ブランク材30は、底部パネル31と、底部パネル31に第1折れ線32を介して連結された複数の側部パネル33と、各々の側部パネル33にそれぞれ第2折れ線34を介して連結された複数のフランジ片パネル35とを備えている。側部パネル33同士の間に隙間36が形成されている。少なくとも1つのフランジ片パネル35は、ブランク材30を組み立てたときに、隣接する他のフランジ片パネル35に重なる突出部39を含んでいる。
【選択図】図9

Description

本開示は、ブランク材、紙製容器及び蓋材付き紙製容器に関する。
従来より、持ち帰り用の飲食物(いわゆる、テイクアウト商品)や、宅配される飲食物を収容する容器が知られている。
近年、海洋汚染の問題や環境負荷の低減を目的として、このような容器に使用する樹脂量の低減が求められており、樹脂量を削減したり、容器に使用する材質を変更したりすることが進められている。このような容器としては、フランジ片を有する紙容器と、上記紙容器の内壁に積層された成形フィルムとを備える紙製容器が知られている(例えば、特許文献1)。このような紙製容器では、食品が充填された後、蓋材によって、紙製容器が覆われる。
特表2013-545675号公報
しかしながら、このような蓋材付き紙製容器を開封する場合、例えば、フランジ片に形成されたミシン目状の切り込み線に沿って、フランジ片が切り取られる。この場合、フランジ片が切り取り難くなる可能性がある。このため、開封性を向上できる蓋材付き紙製容器が望まれている。
また、このような紙製容器では、環境負荷の低減を目的として、紙製容器に使用された紙のリサイクルが推進されている。このため、使用後に消費者が、紙容器から成形フィルムを簡単に剥離することができ、紙を容易にリサイクルできる容器が求められている。
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、開封性及びリサイクル性を向上させることが可能な、ブランク材、紙製容器及び蓋材付き紙製容器を提供することを目的とする。
一実施の形態によるブランク材は、底部パネルと、前記底部パネルに第1折れ線を介して連結された複数の側部パネルと、各々の側部パネルにそれぞれ第2折れ線を介して連結された複数のフランジ片パネルとを備え、前記側部パネル同士の間に隙間が形成されており、少なくとも1つのフランジ片パネルは、前記ブランク材を組み立てたときに、隣接する他のフランジ片パネルに重なる突出部を含む、ブランク材である。
一実施の形態によるブランク材において、前記複数のフランジ片パネルは、前記ブランク材を組み立てたときに、互いに隣接する第1フランジ片パネル、第2フランジ片パネル及び第3フランジ片パネルを含んでいても良く、前記第2フランジ片パネルに隣接する前記第2折れ線は、前記第1フランジ片パネルに隣接する前記第2折れ線及び前記第3フランジ片パネルに隣接する前記第2折れ線よりも短くても良い。
一実施の形態によるブランク材において、前記第2フランジ片パネルは、前記第1フランジ片パネルに重なる第1突出部と、前記第3フランジ片パネルに重なる第2突出部とを含んでいても良い。
一実施の形態によるブランク材において、前記第1フランジ片パネルは、前記第2フランジ片パネルに重なる第3突出部を含んでいても良い。
一実施の形態によるブランク材において、前記第3フランジ片パネルは、前記第2フランジ片パネルに重なる第4突出部を含んでいても良い。
一実施の形態による紙製容器は、本開示による前記ブランク材を組み立てることにより作製された紙容器と、前記紙容器の表面に積層された成形フィルムとを備える、紙製容器である。
一実施の形態による紙製容器は、紙容器と、前記紙容器の表面に積層された成形フィルムとを備え、前記紙容器は、底部と、前記底部に第1折れ線を介して連結された複数の側部と、各々の側部にそれぞれ第2折れ線を介して連結された複数のフランジ片とを有し、前記側部同士は、互いに連続することなく隣り合っており、少なくとも1つのフランジ片は、隣接する他のフランジ片に重なっている、紙製容器である。
一実施の形態による紙製容器において、前記複数のフランジ片は、互いに隣接する第1フランジ片、第2フランジ片及び第3フランジ片を含んでいても良く、前記第2フランジ片に隣接する前記第2折れ線は、前記第1フランジ片に隣接する前記第2折れ線及び前記第3フランジ片に隣接する前記第2折れ線よりも短くても良く、前記第2フランジ片は、前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっていても良い。
一実施の形態による紙製容器において、前記第2フランジ片は、上方から前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっていても良い。
一実施の形態による紙製容器において、前記第2フランジ片は、下方から前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっていても良い。
一実施の形態による紙製容器において、前記第2フランジ片は、前記第1フランジ片に重なる第1突出部と、前記第3フランジ片に重なる第2突出部とを含んでいても良い。
一実施の形態による紙製容器において、前記第1フランジ片は、前記第2フランジ片に重なる第3突出部を含んでいても良い。
一実施の形態による紙製容器において、前記第3フランジ片は、前記第2フランジ片に重なる第4突出部を含んでいても良い。
一実施の形態による蓋材付き紙製容器は、紙容器と、前記紙容器の表面に積層された成形フィルムとを有する紙製容器と、前記紙製容器を密封する蓋材とを備え、前記紙容器は、底部と、前記底部に第1折れ線を介して連結された複数の側部と、各々の側部にそれぞれ第2折れ線を介して連結された複数のフランジ片とを有し、前記側部同士は、互いに連続することなく隣り合っており、前記蓋材は、全周にわたって形成された内シール部と外シール部とによって、前記成形フィルムにシールされており、前記内シール部は、前記フランジ片上に形成されており、前記外シール部は、前記フランジ片の外側に形成されており、前記内シール部と前記外シール部との間に、未シール部が形成されており、少なくとも1つのフランジ片は、隣接する他のフランジ片に重なっている、蓋材付き紙製容器である。
一実施の形態による蓋材付き紙製容器において、前記複数のフランジ片は、互いに隣接する第1フランジ片、第2フランジ片及び第3フランジ片を含んでいても良く、前記第2フランジ片に隣接する前記第2折れ線は、前記第1フランジ片に隣接する前記第2折れ線及び前記第3フランジ片に隣接する前記第2折れ線よりも短くても良く、前記第2フランジ片は、前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっていても良い。
一実施の形態による蓋材付き紙製容器において、前記第2フランジ片は、上方から前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっていても良い。
一実施の形態による蓋材付き紙製容器において、前記第2フランジ片は、下方から前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっていても良い。
一実施の形態による蓋材付き紙製容器において、前記第2フランジ片は、前記第1フランジ片に重なる第1突出部と、前記第3フランジ片に重なる第2突出部とを含んでいても良い。
一実施の形態による蓋材付き紙製容器において、前記第1フランジ片は、前記第2フランジ片に重なる第3突出部を含んでいても良い。
一実施の形態による蓋材付き紙製容器において、前記第3フランジ片は、前記第2フランジ片に重なる第4突出部を含んでいても良い。
本開示によれば、蓋材付き紙製容器の開封性及び紙容器のリサイクル性を向上できる。
図1は、本実施の形態による蓋材付き紙製容器を示す垂直断面図である。 図2は、本実施の形態による蓋材付き紙製容器を示す斜視図である。 図3Aは、本実施の形態による蓋材付き紙製容器を示す平面図である。 図3Bは、本実施の形態による蓋材付き紙製容器を示す側面図(図3AのIIIB方向から見た矢視図)である。 図4は、本実施の形態による紙容器を示す斜視図である。 図5は、本実施の形態による紙容器を示す平面図である。 図6は、本実施の形態による紙容器を示す側面図(図5のVI方向から見た矢視図)である。 図7は、本実施の形態による紙容器を示す拡大平面図(図5のVII部に対応する拡大平面図)である。 図8は、本実施の形態による紙容器を示す拡大底面図(図5のVII部に対応する拡大底面図)である。 図9は、本実施の形態によるブランク材を示す平面図である。 図10は、本実施の形態による紙製容器の製造方法を示す断面図である。 図11は、本実施の形態による紙製容器の製造方法を示す断面図である。 図12は、本実施の形態による紙製容器の製造方法を示す断面図である。 図13は、本実施の形態による紙容器の第1変形例を示す平面図である。 図14は、本実施の形態による紙容器の第1変形例を示す側面図(図6に対応する図)である。 図15は、本実施の形態による紙容器の第2変形例を示す平面図である。 図16は、本実施の形態による紙容器の第2変形例を示す側面図(図6に対応する図)である。 図17は、第2変形例による紙容器を作製するためのブランク材を示す平面図である。 図18は、本実施の形態による紙容器の第3変形例を示す平面図である。 図19は、本実施の形態による紙容器の第3変形例を示す側面図(図6に対応する図)である。 図20は、本実施の形態による紙容器の第4変形例を示す平面図である。 図21は、本実施の形態による紙容器の第4変形例を示す側面図(図6に対応する図)である。 図22は、第4変形例による紙容器を作製するためのブランク材を示す平面図である。 図23は、本実施の形態による紙容器の第5変形例を示す平面図である。 図24は、本実施の形態による紙容器の第5変形例を示す側面図(図6に対応する図)である。 図25は、比較例の蓋材付き紙製容器を作製するためのブランク材を示す平面図である。 図26は、比較例の蓋材付き紙製容器を示す平面図である。
以下、図面を参照して本実施の形態について説明する。図1乃至図12は本実施の形態を示す図である。以下に示す各図は、模式的に示した図である。そのため、各部の大きさ、形状は理解を容易にするために、適宜誇張している。また、技術思想を逸脱しない範囲において適宜変更して実施できる。なお、以下に示す各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。また、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名は、実施の形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用できる。本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば平行や直交、垂直等の用語については、厳密に意味するところに加え、実質的に同じ状態も含めて解釈することとする。
以下の実施の形態において、「X方向」とは、蓋材付き紙製容器の長手方向に対して平行な方向である。「Y方向」とは、X方向に垂直な方向であり、蓋材付き紙製容器の幅方向に対して平行な方向である。「Z方向」とは、X方向及びY方向の両方に垂直な方向であり、蓋材付き紙製容器の高さ方向に対して平行な方向である。なお、本明細書中、「上」及び「下」とは、それぞれ紙製容器を正立させた状態(図1)における上方(Z方向プラス側)及び下方(Z方向プラス側)のことをいう。また、本明細書中、「表面」とは、内容物と向かい合う側の面、又は紙製容器を正立させた際に上方を向く面(Z方向プラス側の面)のことをいう。さらに、本明細書中、「裏面」とは、表面の反対側の面のことをいう。
蓋材付き紙製容器
図1乃至図3Bに示すように、本実施の形態による蓋材付き紙製容器1は、紙製容器10と、紙製容器10を密封する蓋材50とを備えている。ここでは、まず、紙製容器10について説明する。
紙製容器
図1乃至図3Bに示すように、紙製容器10は、紙容器20と、紙容器20の表面に積層された成形フィルム40とを備えている。このうち紙容器20は、後述するブランク材30を組み立てることにより作製される容器である。
(紙容器)
図4及び図5に示すように、紙容器20は、底部21と、底部21に第1折れ線22を介して連結された複数の側部23と、各々の側部23にそれぞれ第2折れ線24を介して連結された複数のフランジ片25とを有している。
このうち底部21は、平面視略五角形状をもっている。なお、底部21が、平面視において八角形状等の多角形状をもっていても良い。
底部21と側部23とを連結する第1折れ線22は、ミシン目状に形成されていても良く、ハーフカット線であっても良い。これにより、側部23を底部21に対して折り曲げやすくできる。なお、第1折れ線22がミシン目状に形成されている場合、後述するキャビティ側型60の吸引孔61から空気を吸引することにより、第1折れ線22近傍において、成形フィルム40が紙容器20に押しつけられる。これにより、成形フィルム40と紙容器20との密着性を向上できる。
各々の側部23は、それぞれ底部21から上方に延びている。本実施の形態では、複数の側部23は、互いに隣接する第1側部23a乃至第5側部23eを含んでおり、側部23は、全体として逆五角錐台形状に形成されている。しかしながら、これに限られるものではなく、側部23が、全体として逆八角錐台形状等の多角錐台形状に形成されていても良い。
複数の側部23同士は、互いに連続することなく隣り合っている。すなわち、各側部23同士が重なり合うことなく、互いに隣り合っている。なお、各側部23間には、空気が通過するための微少な隙間が形成されており、後述するキャビティ側型60の吸引孔61から空気を吸引することにより、成形フィルム40が紙容器20に押しつけられるように構成されている。
側部23とフランジ片25とを連結する第2折れ線24は、第1折れ線22と同様に、ミシン目状に形成されていても良く、ハーフカット線であっても良い。これにより、フランジ片25を側部23に対して折り曲げやすくできる。なお、第2折れ線24がミシン目状に形成されている場合、後述するキャビティ側型60の吸引孔61から空気を吸引することにより、第2折れ線24近傍において、成形フィルム40が紙容器20に押しつけられる。これにより、成形フィルム40と紙容器20との密着性を向上できる。
各々のフランジ片25は、それぞれ側部23の上端から側方に向けて水平に突出している。本実施の形態では、複数のフランジ片25は、互いに隣接する第1フランジ片25a乃至第5フランジ片25eを含んでいる。フランジ片25は、全体として環状に形成されている。
このうち、第1フランジ片25aの外縁及び第4フランジ片25dの外縁は、それぞれ、紙容器20の長手方向(X方向)に沿って延びている。また、第3フランジ片25cの外縁及び第5フランジ片25eの外縁は、それぞれ、紙容器20の幅方向(Y方向)に沿って延びている。そして、第2フランジ片25bの外縁は、紙容器20の長手方向及び幅方向(Y方向)の両方向に傾斜する方向に沿って延びている。
第2フランジ片25bに隣接する第2折れ線24は、第1フランジ片25aに隣接する第2折れ線24及び第3フランジ片25cに隣接する第2折れ線24よりも短くなっている。この場合、第1フランジ片25aに隣接する第2折れ線24は、第4フランジ片25dに隣接する第2折れ線24よりも短くても良く、第3フランジ片25cに隣接する第2折れ線及び第5フランジ片25eに隣接する第2折れ線24よりも長くても良い。また、第3フランジ片25cに隣接する第2折れ線24は、第4フランジ片25dに隣接する第2折れ線24及び第5フランジ片25eに隣接する第2折れ線24よりも短くても良い。さらに、第4フランジ片25dに隣接する第2折れ線24は、第5フランジ片25eに隣接する第2折れ線24よりも長くても良い。すなわち、第2折れ線24の長さは、第4フランジ片25dに隣接する第2折れ線24、第1フランジ片25aに隣接する第2折れ線24、第5フランジ片25eに隣接する第2折れ線24、第3フランジ片25cに隣接する第2折れ線24、第2フランジ片25bに隣接する第2折れ線24、の順に短くなっていても良い。
図5乃至図8に示すように、少なくとも1つのフランジ片25は、隣接する他のフランジ片25に重なっている。本実施の形態では、第2フランジ片25bが、第1フランジ片25a及び第3フランジ片25cに重なっている。また、第2フランジ片25bは、上方から第1フランジ片25a及び第3フランジ片25cに重なっている。
一方、第1フランジ片25a及び第5フランジ片25eは、互いに重なり合うことなく、互いに隣接している。また、第3フランジ片25c及び第4フランジ片25dは、互いに重なり合うことなく、互いに隣接している。さらに、第4フランジ片25d及び第5フランジ片25eは、互いに重なり合うことなく、互いに隣接している。なお、図示はしないが、第1フランジ片25a及び第5フランジ片25eが、互いに重なり合っていても良く、第3フランジ片25c及び第4フランジ片25dが、互いに重なり合っていても良く、第4フランジ片25d及び第5フランジ片25eが、互いに重なり合っていても良い。
ここで、少なくとも1つのフランジ片25は、隣接する他のフランジ片25に重なる突出部29を含んでいる。本実施の形態では、第2フランジ片25bが、第1フランジ片25aに重なる第1突出部29aと、第3フランジ片25cに重なる第2突出部29bとを含んでいる。なお、図示はしないが、第2フランジ片25b以外のフランジ片25が、隣接する他のフランジ片25に重なる突出部を含んでいても良い。
第1突出部29aは、紙容器20の長手方向(X方向)に沿って延びている。また、第2突出部29bは、紙容器20の幅方向(Y方向)に沿って延びている。第1突出部29aの長さ(X方向距離)及び第2突出部29bの長さ(Y方向距離)は、それぞれ、第2フランジ片25bに隣接する第2折れ線24の長さの1/10程度であっても良い。第1突出部29aの長さ及び第2突出部29bの長さは、それぞれ、3mm以上10mm以下であっても良い。
なお、図6に示すように、紙容器20においては、フランジ片25のうち、他のフランジ片25に重なる部分(第1突出部29a等)の表面は、側面視において、水平方向(X方向及びY方向)に対して傾斜する方向に延びていても良い。一方、上述した蓋材付き紙製容器1及び紙製容器10においては、紙容器20の表面に成形フィルム40が積層される。このため、図3Bに示すように、フランジ片25のうち、他のフランジ片25に重なる部分(第1突出部29a等)の表面は、側面視において、水平方向(X方向及びY方向)に延びていても良い。
(ブランク材)
次に、紙容器20を作製するためのブランク材30について説明する。図9に示すように、ブランク材30は、底部パネル31と、底部パネル31に第1折れ線32を介して連結された複数の側部パネル33と、各々の側部パネル33にそれぞれ第2折れ線34を介して連結された複数のフランジ片パネル35とを備えている。このうち、側部パネル33同士の間に隙間36が形成されている。
ブランク材30の底部パネル31、第1折れ線32、側部パネル33、第2折れ線34及びフランジ片パネル35は、それぞれ紙容器20の底部21、第1折れ線22、側部23、第2折れ線24及びフランジ片25に対応するものである。このため、複数の側部パネル33は、互いに隣接する第1側部パネル33a乃至第5側部パネル33eを含んでいる。この第1側部パネル33a乃至第5側部パネル33eは、それぞれ、紙容器20の第1側部23a乃至第5側部23eに対応するパネルである。
第1側部パネル33a乃至第5側部パネル33eは、それぞれ台形状に形成されている。具体的には、各々の側部パネル33は、それぞれ底部パネル31から延びる一対の側縁33fを有している。そして、第1側部パネル33aにおいては、第2側部パネル33b側の側縁33fは、Y方向に沿って延びている。また、第1側部パネル33aにおいては、第2側部パネル33bとは反対側の側縁33fは、第1折れ線32側から第2折れ線34側に向かうにつれて、第2側部パネル33b側の側縁33fから離間する方向に延びている。第3側部パネル33cにおいては、第2側部パネル33b側の側縁33fは、X方向に沿って延びている。また、第3側部パネル33cにおいては、第2側部パネル33bとは反対側の側縁33fは、第1折れ線32側から第2折れ線34側に向かうにつれて、第2側部パネル33b側の側縁33fから離間する方向に延びている。一方、第2側部パネル33b、第4側部パネル33d及び第5側部パネル33eにおいては、一対の側縁33fは、第1折れ線32側から第2折れ線34側に向かうにつれて、互いに離間する方向に延びている。このような構成により、上述した紙製容器10において、各側部23同士が重なり合うことはなく、互いに隣り合うようになる(図2及び図3A参照)。
また、上述したように、ブランク材30のフランジ片パネル35は、紙容器20のフランジ片25に対応している。複数のフランジ片パネル35は、ブランク材30を組み立てたときに、互いに隣接する第1フランジ片パネル35a乃至第5フランジ片パネル35eを含んでいる。この第1フランジ片パネル35a乃至第5フランジ片パネル35eは、それぞれ、紙容器20の第1フランジ片25a乃至第5フランジ片25eに対応するパネルである。このため、第2フランジ片パネル35bに隣接する第2折れ線34は、第1フランジ片パネル35aに隣接する第2折れ線34及び第3フランジ片パネル35cに隣接する第2折れ線34よりも短くなっている。
ここで、少なくとも1つのフランジ片パネル35は、ブランク材30を組み立てたときに、隣接する他のフランジ片パネル35に重なる突出部39を含んでいる。本実施の形態では、第2フランジ片パネル35bが、第1フランジ片パネル35aに重なる第1突出部39aと、第3フランジ片パネル35cに重なる第2突出部39bとを含んでいる。第1突出部39a及び第2突出部39bは、それぞれ紙容器20のフランジ片25の第1突出部29a及び第2突出部29bに対応するものである。なお、図示はしないが、第2フランジ片パネル35b以外のフランジ片パネル35が、隣接する他のフランジ片パネル35に重なる突出部を含んでいても良い。
このようなブランク材30の底部パネル31、側部パネル33及びフランジ片パネル35は、一体に形成されている。ブランク材30は、ブランク材30を構成する紙材料に対して打ち抜き加工等を施すことによって作製できる。
ブランク材30を構成する紙材料としては、例えば、坪量150g/m以上800g/m以下程度の各種の板紙、コート紙、カード紙、アイボリー紙、ミルクカートン原紙、カップ原紙、コートボール等の加工紙等を使用できる。
(成形フィルム)
次に、図1乃至図3Bにより、成形フィルム40について説明する。この成形フィルム40は、紙容器20を保護する役割を果たす。また、成形フィルム40は、容器形状をもっており、紙容器20の表面の全面を覆っている。これにより、紙製容器10に充填された内容物が、紙製容器10から漏れ出すことを抑制している。成形フィルム40は、例えばヒートシール(熱溶着)により、紙容器20に接着されている。本実施の形態では、成形フィルム40の平面形状は、紙容器20の平面形状よりも大きい。このため、成形フィルム40は、平面視おいて、紙容器20のフランジ片25の外側に延在している。
このような成形フィルム40としては、耐水性、密封性、そして熱融着性を有する熱可塑性樹脂からなるフィルムであれば良い。成形フィルム40としては、例えば、各種のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ-ト(PET)、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン-アクリル酸共重合体、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリカーボネート、ポリブテン、ポリビニルアルコ-ル、その他の各種の熱可塑性樹脂のフィルムを単独ないしラミネートして使用できる。特に、紙製容器10に対してガスバリア性を付与したい場合には、例えば、中間層にエチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)などのガスバリア性材料を積層した積層体、具体的には、PE/EVOH/PE、PP/EVOH/PE、A(アモルファス)・PET/EVOH/PEなどの層構成の積層体を用いることができる。なお、「/」は、互いに隣接する層同士の境界を意味する。
成形フィルム40は、例えば以下の層構成の積層体から作製されても良い。
(外側)ポリエチレン(40μm)/アイオノマー(40μm)/ポリエチレン(40μm)(内側)
(外側)ポリプロピレン(30μm)/接着層(10μm)/アイオノマー(40μm)/接着層(10μm)/ポリプロピレン(30μm)(内側)
(外側)ポリエチレン(20μm)/アイオノマー(30μm)/接着層(10μm)/エチレン-ビニルアルコール共重合体(10μm)/接着層(10μm)/アイオノマー(15μm)/エチレン・酢酸ビニル共重合体(20μm)(内側)
なお、上記各層は常法に従い、ドライラミネーション法、押出ラミネーション法、押出コーティング法その他のコーティング法によって形成される。
蓋材
次に、図3Aにより、蓋材50について説明する。蓋材50は、全周にわたって形成された内シール部H1と外シール部H2とによって、成形フィルム40にシールされている。このうち、内シール部H1は、フランジ片25上に形成されている。一方、外シール部H2は、フランジ片25の外側に形成されている。そして、内シール部H1と外シール部H2との間に、第1未シール部(未シール部)NH1が形成されており、外シール部H2の外側には、第2未シール部NH2が形成されている。ここで、第1未シール部NH1及び第2未シール部NH2は、それぞれ、蓋材50が成形フィルム40にシールされていない部分である。
上述した内シール部H1は、フランジ片25の全領域に形成されていても良く、フランジ片25の幅方向において、一部の領域のみに形成されていても良い。例えば、フランジ片25の外縁近傍において、フランジ片25上に内シール部H1が形成されていなくても良い。言い換えれば、平面視において、第1未シール部NH1が、フランジ片25の外縁を跨ぐように形成されていても良い。
第1フランジ片25a上、第2フランジ片25b上、第3フランジ片25c上、第4フランジ片25d上及び第5フランジ片25e上において、内シール部H1の外縁は、それぞれ、第1フランジ片25a、第2フランジ片25b、第3フランジ片25c、第4フランジ片25d又は第5フランジ片25eの長手方向に沿って延びている。例えば、第1フランジ片25a上及び第4フランジ片25d上において、内シール部H1の外縁は、それぞれ、第1フランジ片25a及び第4フランジ片25dの長手方向(X方向)に沿って延びている。また、第3フランジ片25c上及び第5フランジ片25e上において、内シール部H1の外縁は、それぞれ、第3フランジ片25c及び第5フランジ片25eの長手方向(Y方向)に沿って延びている。そして、第2フランジ片25b上において、内シール部H1の外縁は、第2フランジ片25bの長手方向(X方向及びY方向の両方向に傾斜する方向)に沿って延びている。
次に、外シール部H2について説明する。上述したように、外シール部H2は、フランジ片25の外側に形成されている。このため、外シール部H2は、全周にわたって、フランジ片25を取り囲んでいる。
ここで、外シール部H2のうち、少なくとも1つのフランジ片25を取り囲む部分の外縁の少なくとも一部は、外側に向かって凸となっていても良い。本実施の形態では、外シール部H2のうち、第2フランジ片25bを取り囲む部分の外縁の全体が、外側に向かって凸となっている。なお、図示はしないが、外シール部H2のうち、第2フランジ片25b以外のフランジ片25を取り囲む部分の外縁の少なくとも一部が、外側に向かって凸となっていても良い。すなわち、外シール部H2のうち、第1フランジ片25a、第3フランジ片25c、第4フランジ片25d及び第5フランジ片25eのうちの少なくとも1つのフランジ片25を取り囲む部分の外縁の少なくとも一部が、外側に向かって凸となっていても良い。
本実施の形態では、外シール部H2のうち、第2フランジ片25bを取り囲む部分の外縁は、紙容器20の長手方向(X方向)及び幅方向(Y方向)の両方向に傾斜する方向に沿って延びている。この場合、外シール部H2のうち、第2フランジ片25bを取り囲む部分の外縁は、第2フランジ片25bが隣接する第2折れ線24に傾斜する方向に沿って延びている。そして、外シール部H2の当該部分の外縁は、V字状に形成された部分を含んでいる。
一方、外シール部H2のうち、第1フランジ片25a、第3フランジ片25c、第4フランジ片25d及び第5フランジ片25eを取り囲む部分の外縁は、それぞれ、第1フランジ片25a、第3フランジ片25c、第4フランジ片25d又は第5フランジ片25eの長手方向に沿って延びている。例えば、外シール部H2のうち、第1フランジ片25a又は第4フランジ片25dを取り囲む部分の外縁は、それぞれ、第1フランジ片25a及び第4フランジ片25dの長手方向(X方向)に沿って延びている。また、外シール部H2のうち、第3フランジ片25c又は第5フランジ片25eを取り囲む部分の外縁は、それぞれ、第3フランジ片25c及び第5フランジ片25eの長手方向(Y方向)に沿って延びている。
このような蓋材50は、例えば、PET/シーラント層、PP/シーラント層、PET/PP/シーラント層、PET/PE/シーラント層、Kコート延伸ナイロン(KON)/PE/シーラント層、などの層構成の積層体を用いることができる。また、蓋材50を構成する積層体は、例えば、中間層にエチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)などのガスバリア性材料を積層した積層体であっても良い。蓋材50は、例えば、PET/PE/エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)/PE/シーラント層、などの層構成の積層体を用いることができる。また、バリア層として、アルミ箔や蒸着フィルム(アルミ蒸着や透明蒸着)を用いても良い。さらに、シーラントには、いわゆるイージーピール性を発現させることができる樹脂材料を用いることが好ましい。
蓋材50は、例えば以下の層構成の積層体から作製されても良い。
(外側)透明蒸着層付きポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)/ナイロンフィルム(15μm)/ポリエチレンフィルム(40μm)(内側)
なお、上記各層は常法に従い、ドライラミネーション法、押出ラミネーション法、押出コーティング法その他のコーティング法によって形成される。
このような構成からなる蓋材付き紙製容器1では、まず、紙製容器10内に内容物が充填される。次に、紙製容器10の成形フィルム40に、内シール部H1と外シール部H2とによって、蓋材50がシールされる。これにより、内容物が充填された蓋材付き紙製容器1が得られる。なお、蓋材付き紙製容器1は、チルド食品用や冷凍食品用の容器であっても良く、あるいは、テイクアウト用の容器として使用できる。また、内容物としては、惣菜、精肉、乳製品等の食品であっても良い。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここでは、紙製容器10の製造方法及び蓋材付き紙製容器1の製造方法について、図10乃至図12を用いて説明する。
紙容器の製造方法
まず、ブランク材30を準備する。この際、紙材料を準備し、この紙材料を型抜き機等により打ち抜くことによって、ブランク材30が得られる。
次に、図10に示すように、ブランク材30を、キャビティ側型60に装着する。このキャビティ側型60には、吸引孔61が形成されており、吸引孔61から空気を吸引することによって、ブランク材30がキャビティ側型60に装着される。この際、ブランク材30の側部パネル33が、第1折れ線32に沿って底部パネル31に対して折り曲がる。同様に、ブランク材30のフランジ片パネル35が、第2折れ線34に沿って側部パネル33に対して折り曲がる。これにより、キャビティ側型60に装着された紙容器20が得られる。
次いで、紙容器20の表面に成形フィルム40を積層する。この際、まず、図11に示すように、成形フィルム40を構成するフィルム40aが、紙容器20の上方に配置される。次に、フィルム40aが、熱板62によって加熱される。そして、フィルム40aが熱板62によって十分に加熱された後、吸引孔61から空気が吸引される。これにより、図12に示すように、フィルム40aが、紙容器20に吸い付けられる。これにより、フィルム40aが、紙容器20に密着し、図12に示すように、紙容器20に積層された成形フィルム40が得られる。このようにして、紙製容器10が得られる。
次に、蓋材付き紙製容器1の製造方法について説明する。
まず、紙製容器10を作製することと並行して、蓋材50としての積層体を準備する。この際、所定の積層体をドライラミネート法等によって作製する。
次に、紙製容器10に内容物を充填し、積層体によって紙製容器10を密閉する。この際、まず、紙製容器10に内容物(図示せず)を充填する。次に、成形フィルム40のうちフランジ片25に対応する位置に、積層体を載置する。
次いで、図示しないシール熱板等によって、積層体を成形フィルム40にシールする。積層体は、全周にわたって形成される内シール部H1と外シール部H2とによって、成形フィルム40にシールされる。この際、例えば窒素ガス等により、紙製容器10内の空気を置換しても良い。ここで、内シール部H1を形成する場合、図示しないシール熱板によって、フランジ片25と共に、成形フィルム40及び積層体を挟み込む。これにより、フランジ片25上に内シール部H1が形成される。一方、外シール部H2を形成する場合、フランジ片25の外側において、図示しないシール熱板によって、成形フィルム40及び積層体のみを挟み込む。これにより、積層体が、全周にわたって確実に成形フィルム40にシールされる。その後、成形フィルム40及び積層体を刃物等により所定の形状に切断する。
このようにして、紙製容器10と、紙製容器10を密閉する蓋材50とを備える、蓋材付き紙製容器1が得られる。
以上のように本実施の形態によれば、少なくとも1つのフランジ片25が、隣接する他のフランジ片25に重なっている。これにより、蓋材付き紙製容器1を開封する際に、蓋材50を成形フィルム40からスムーズに剥離できる。すなわち、一のフランジ片25(例えば、第2フランジ片25b)上で進行する蓋材50の剥離を、他のフランジ片(例えば、第1フランジ片25a)上にスムーズに移行できる。このため、蓋材50を成形フィルム40から剥離する際に、紙製容器10の変形を抑制でき、蓋材付き紙製容器1の開封性を向上できる。
また、少なくとも1つのフランジ片25が、隣接する他のフランジ片25に重なっていることにより、成形フィルム40を紙容器20からスムーズに剥離できる。すなわち、一のフランジ片25(例えば、第2フランジ片25b)上で進行する成形フィルム40の剥離を、他のフランジ片(例えば、第1フランジ片25a)上にスムーズに移行できる。このため、成形フィルム40を紙容器20から剥離する際に、紙容器20の変形を抑制でき、成形フィルム40の剥離性を向上できる。この結果、紙容器20のリサイクル性を向上できる。
また、本実施の形態によれば、第2フランジ片25bに隣接する第2折れ線24が、第1フランジ片25aに隣接する第2折れ線24及び第3フランジ片25cに隣接する第2折れ線24よりも短い。また、第2フランジ片25bが、第1フランジ片25a及び第3フランジ片25cに重なっている。これにより、第2フランジ片25bを目立たせることができる。このため、消費者が、蓋材付き紙製容器1を開封する位置を容易に把握できる。
また、本実施の形態によれば、第2フランジ片25bが、上方から第1フランジ片25a及び第3フランジ片25cに重なっている。これにより、第2フランジ片25b上で進行する蓋材50及び成形フィルム40の剥離を、第1フランジ片25a上及び第3フランジ片25c上に更にスムーズに移行できる。このため、蓋材付き紙製容器1の開封性を更に向上できるとともに、紙容器20のリサイクル性を更に向上できる。
また、本実施の形態によれば、第2フランジ片25bが、第1フランジ片25aに重なる第1突出部29aと、第3フランジ片25cに重なる第2突出部29bとを含んでいる。これにより、第2突出部29bのうち、所望の部分のみを第1フランジ片25a等に重ねることができる。
さらに、本実施の形態によれば、蓋材50が、全周にわたって形成された内シール部H1と外シール部H2とによって、成形フィルム40にシールされている。また、内シール部H1が、フランジ片25上に形成されており、外シール部H2が、フランジ片25の外側に形成されている。これにより、蓋材付き紙製容器1の密封性を向上できる。すなわち、フランジ片25の外側に、内シール部H1を取り囲む外シール部H2を形成することにより、蓋材50を、全周にわたって確実に成形フィルム40にシールできる。とりわけ、本実施の形態では、上述したように、少なくとも1つのフランジ片25が、隣接する他のフランジ片25に重なっている。この場合であっても、フランジ片25の外側に、内シール部H1を取り囲む外シール部H2を形成することにより、蓋材50を、全周にわたって確実に成形フィルム40にシールできる。
また、内シール部H1と外シール部H2との間に、第1未シール部NH1が形成されている。これにより、内シール部H1の外側に外シール部H2を形成した場合であっても、蓋材50を成形フィルム40から剥離しやすくできる。
変形例
次に、図13乃至図24により、本実施の形態による紙容器20及びブランク材30の変形例について説明する。図13乃至図24において、図1乃至図12に示す実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
(第1変形例)
図13及び図14に示す例においては、第2フランジ片25bが、下方から第1フランジ片25a及び第3フランジ片25cに重なっている。第2フランジ片25bの第1突出部29aは、第1側部23aの外側に位置するとともに、外側から第1側部23aに接触し得る。また、第2フランジ片25bの第2突出部29bは、第3側部23cの外側に位置するとともに、外側から第3側部23cに接触し得る。
本変形例によれば、第1突出部29aが、外側から第1側部23aに接触し得て、第2突出部29bが、外側から第2側部23bに接触し得る。これにより、蓋材50を成形フィルム40から剥離する際に、紙製容器10の変形をより効果的に抑制でき、蓋材付き紙製容器1の開封性を向上できる。また、成形フィルム40を紙容器20から剥離する際に、紙容器20の変形をより効果的に抑制でき、成形フィルム40の剥離性を向上できる。この結果、紙容器20のリサイクル性を向上できる。
(第2変形例)
図15及び図16に示す例においては、第1フランジ片25aが、第2フランジ片25bに重なる第3突出部29cを含んでいる。また、第3フランジ片25cが、第2フランジ片25bに重なる第4突出部29dを含んでいる。そして、第2フランジ片25bは、突出部29を含んでいない。図示された例においては、第3突出部29c及び第4突出部29dは、それぞれ上方から第2フランジ片25bに重なっている。
また、本変形例では、図17に示すように、第1フランジ片パネル35aが、ブランク材30を組み立てたときに、第2フランジ片パネル35bに重なる第3突出部39cを含んでいる。また、第3フランジ片パネル35cが、ブランク材30を組み立てたときに、第2フランジ片パネル35bに重なる第4突出部39dを含んでいる。そして、第2フランジ片パネル35bは、突出部39を含んでいない。
本変形例においても、第2フランジ片25b上で進行する蓋材50の剥離を、第1フランジ片25a上及び第3フランジ片25c上にスムーズに移行できる。このため、蓋材50を成形フィルム40から剥離する際に、紙製容器10の変形を抑制でき、蓋材付き紙製容器1の開封性を向上できる。
また、本変形例においても、第2フランジ片25b上で進行する成形フィルム40の剥離を、第1フランジ片25a上及び第3フランジ片25c上にスムーズに移行できる。このため、成形フィルム40を紙容器20から剥離する際に、紙容器20の変形を抑制でき、成形フィルム40の剥離性を向上できる。この結果、紙容器20のリサイクル性を向上できる。
(第3変形例)
図18及び図19に示す例においては、第3突出部29c及び第4突出部29dが、それぞれ下方から第2フランジ片25bに重なっている。第3突出部29c及び第4突出部29dは、それぞれ第2側部23bの外側に位置するとともに、外側から第2側部23bに接触し得る。
本変形例によれば、第3突出部29c及び第4突出部29dが、それぞれ外側から第2側部23bに接触し得る。これにより、蓋材50を成形フィルム40から剥離する際に、紙製容器10の変形をより効果的に抑制でき、蓋材付き紙製容器1の開封性を向上できる。また、成形フィルム40を紙容器20から剥離する際に、紙容器20の変形をより効果的に抑制でき、成形フィルム40の剥離性を向上できる。この結果、紙容器20のリサイクル性を向上できる。
(第4変形例)
図20及び図21に示す例においては、第1フランジ片25a乃至第3フランジ片25cが、それぞれ突出部29を含んでいる。すなわち、第1フランジ片25aが、第2フランジ片25bに重なる第3突出部29cを含んでいる。また、第2フランジ片25bが、第1フランジ片25aに重なる第1突出部29aと、第3フランジ片25cに重なる第2突出部29bとを含んでいる。さらに、第3フランジ片25cが、第2フランジ片25bに重なる第4突出部29dを含んでいる。図示された例においては、第1突出部29aは、下方から第1フランジ片25aに重なっている。第1突出部29aは、第1側部23aの外側に位置するとともに、外側から第1側部23aに接触し得る。また、第2突出部29bは、下方から第3フランジ片25cに重なっている。第2突出部29bは、第3側部23cの外側に位置するとともに、外側から第3側部23cに接触し得る。さらに、第3突出部29c及び第4突出部29dは、それぞれ上方から第2フランジ片25bに重なっている。
また、本変形例では、図22に示すように、第1フランジ片パネル35a乃至第3フランジ片パネル35cが、それぞれ突出部39を含んでいる。すなわち、第1フランジ片パネル35aが、ブランク材30を組み立てたときに、第2フランジ片パネル35bに重なる第3突出部39cを含んでいる。また、第2フランジ片パネル35bが、ブランク材30を組み立てたときに、第1フランジ片パネル35aに重なる第1突出部39aと、第3フランジ片パネル35cに重なる第2突出部39bとを含んでいる。さらに、第3フランジ片パネル35cが、ブランク材30を組み立てたときに、第2フランジ片パネル35bに重なる第4突出部39dを含んでいる。
本変形例においても、第2フランジ片25b上で進行する蓋材50の剥離を、第1フランジ片25a上及び第3フランジ片25c上にスムーズに移行できる。また、第1突出部29aが、外側から第1側部23aに接触し得て、第2突出部29bが、外側から第2側部23bに接触し得ることにより、蓋材50を成形フィルム40から剥離する際に、紙製容器10の変形をより効果的に抑制でき、蓋材付き紙製容器1の開封性を向上できる。
また、本変形例においても、第2フランジ片25b上で進行する成形フィルム40の剥離を、第1フランジ片25a上及び第3フランジ片25c上にスムーズに移行できる。また、第1突出部29aが、外側から第1側部23aに接触し得て、第2突出部29bが、外側から第2側部23bに接触し得ることにより、成形フィルム40を紙容器20から剥離する際に、紙容器20の変形をより効果的に抑制でき、成形フィルム40の剥離性を向上できる。この結果、紙容器20のリサイクル性を向上できる。
(第5変形例)
図23及び図24に示す例においては、第1突出部29aが、上方から第1フランジ片25aに重なっている。また、第2突出部29bが、上方から第3フランジ片25cに重なっている。さらに、第3突出部29c及び第4突出部29dが、それぞれ下方から第2フランジ片25bに重なっている。第3突出部29c及び第4突出部29dは、それぞれ第2側部23bの外側に位置するとともに、外側から第2側部23bに接触し得る。
本変形例においても、第2フランジ片25b上で進行する蓋材50の剥離を、第1フランジ片25a上及び第3フランジ片25c上にスムーズに移行できる。また、第3突出部29c及び第4突出部29dが、それぞれ外側から第2側部23bに接触し得ることにより、蓋材50を成形フィルム40から剥離する際に、紙製容器10の変形をより効果的に抑制でき、蓋材付き紙製容器1の開封性を向上できる。
また、本変形例においても、第2フランジ片25b上で進行する成形フィルム40の剥離を、第1フランジ片25a上及び第3フランジ片25c上にスムーズに移行できる。また、第3突出部29c及び第4突出部29dが、それぞれ外側から第2側部23bに接触し得ることにより、成形フィルム40を紙容器20から剥離する際に、紙容器20の変形をより効果的に抑制でき、成形フィルム40の剥離性を向上できる。この結果、紙容器20のリサイクル性を向上できる。
次に、上記実施の形態における具体的実施例について述べる。
(実施例1)
まず、図9に示すブランク材30を作製した。この場合、ブランク材30の材料として、坪量が350g/mであるコート紙を準備した。そして、コート紙を所定の形状に打ち抜き、ブランク材30を作製した。
また、成形フィルム40として、以下の層構成を有するフィルム(厚み120μm)を準備した。
PE(40μm)/アイオノマー(40μm)/PE(40μm)
次に、得られたブランク材30をキャビティ側型60に装着して組み立てることにより、紙容器20を作製した。そして、紙容器20の表面にフィルムを積層することにより、紙製容器10を作製した。
次いで、蓋材50として、以下の層構成を有するフィルムを準備し、当該フィルムにより、紙製容器10を密封した。
PET(12μm)/PE(50μm)
このようにして、図1乃至図3Bに示す蓋材付き紙製容器1を作製した。
次いで、成形フィルム40から蓋材50を剥離することにより、蓋材付き紙製容器1の開封性を確認した。
その後、紙容器20から成形フィルム40を剥離することにより、紙容器20に対する成形フィルム40の剥離性を確認した。
(実施例2)
図13に示す紙容器20を作製したこと、以外は実施例1と同様にして、蓋材付き紙製容器1の開封性及び紙容器20に対する成形フィルム40の剥離性を確認した。
(実施例3)
図15に示す紙容器20を作製したこと、以外は実施例1と同様にして、蓋材付き紙製容器1の開封性及び紙容器20に対する成形フィルム40の剥離性を確認した。
(実施例4)
図18に示す紙容器20を作製したこと、以外は実施例1と同様にして、蓋材付き紙製容器1の開封性及び紙容器20に対する成形フィルム40の剥離性を確認した。
(実施例5)
図20に示す紙容器20を作製したこと、以外は実施例1と同様にして、蓋材付き紙製容器1の開封性及び紙容器20に対する成形フィルム40の剥離性を確認した。
(実施例6)
図23に示す紙容器20を作製したこと、以外は実施例1と同様にして、蓋材付き紙製容器1の開封性及び紙容器20に対する成形フィルム40の剥離性を確認した。
(比較例)
図25に示すように、フランジ片パネル35が突出部39を含まないブランク材30Aを作製した。
次に、このブランク材30Aから作製された紙容器20A及び紙製容器10Aを用いて、図26に示すように、蓋材付き紙製容器1Aを作製した。
次いで、実施例1と同様にして、蓋材付き紙製容器1Aの開封性及び紙容器20Aに対する成形フィルム40の剥離性を確認した。
以上の結果を表1に示す。
上記表1の「開封性」の欄において、「◎」は、蓋材を成形フィルムから剥離しやすかったことを意味する。「○」は、蓋材を成形フィルムから剥離できたことを意味する。
上記表1の「剥離性」の欄において、「◎」は、成形フィルムを紙容器から剥離しやすかったことを意味する。「○」は、成形フィルムを紙容器から剥離できたことを意味する。
この結果、表1に示すように、実施例1乃至実施例6による蓋材付き紙製容器1では、蓋材50を成形フィルム40から剥離できた。具体的には、実施例1、実施例3及び実施例5による蓋材付き紙製容器1では、第2フランジ片25b上で進行する蓋材50の剥離を、第1フランジ片25a上及び第3フランジ片25c上にスムーズに移行でき、蓋材50を成形フィルム40から容易に剥離できた。また、実施例4及び実施例6による蓋材付き紙製容器1では、第2フランジ片25b上で進行する蓋材50の剥離を、第1フランジ片25a上及び第3フランジ片25c上にスムーズに移行できた。また、第3突出部29c及び第4突出部29dが、外側から第2側部23bに接触し得ることにより、蓋材50を成形フィルム40から剥離する際に、紙製容器10の変形をより効果的に抑制でき、蓋材50を成形フィルム40から更に容易に剥離できた。
また、表1に示すように、実施例1乃至実施例6による紙製容器10では、成形フィルムを紙容器から剥離できた。具体的には、実施例1による紙製容器10では、第2フランジ片25b上で進行する成形フィルム40の剥離を、第1フランジ片25a上及び第3フランジ片25c上にスムーズに移行でき、成形フィルム40を紙容器20から容易に剥離できた。また、実施例4及び実施例6による紙製容器10では、第2フランジ片25b上で進行する成形フィルム40の剥離を、第1フランジ片25a上及び第3フランジ片25c上にスムーズに移行できた。また、第3突出部29c及び第4突出部29dが、外側から第2側部23bに接触し得ることにより、成形フィルム40を紙容器20から剥離する際に、紙容器20の変形をより効果的に抑制でき、成形フィルム40を紙容器20から更に容易に剥離できた。
本開示は上記実施の形態及び各変形例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態及び各変形例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。実施の形態及び各変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。
1 蓋材付き紙製容器
10 紙製容器
20 紙容器
21 底部
22 第1折れ線
23 側部
24 第2折れ線
25 フランジ片
25a 第1フランジ片
25b 第2フランジ片
25c 第3フランジ片
29 突出部
29a 第1突出部
29b 第2突出部
29c 第3突出部
29d 第4突出部
30 ブランク材
31 底部パネル
32 第1折れ線
33 側部パネル
34 第2折れ線
35 フランジ片パネル
35a 第1フランジ片パネル
35b 第2フランジ片パネル
35c 第3フランジ片パネル
36 隙間
39 突出部
39a 第1突出部
39b 第2突出部
39c 第3突出部
39d 第4突出部
40 成形フィルム
50 蓋材
H1 内シール部
H2 外シール部
NH1 第1未シール部

Claims (20)

  1. ブランク材であって、
    底部パネルと、
    前記底部パネルに第1折れ線を介して連結された複数の側部パネルと、
    各々の側部パネルにそれぞれ第2折れ線を介して連結された複数のフランジ片パネルとを備え、
    前記側部パネル同士の間に隙間が形成されており、
    少なくとも1つのフランジ片パネルは、前記ブランク材を組み立てたときに、隣接する他のフランジ片パネルに重なる突出部を含む、ブランク材。
  2. 前記複数のフランジ片パネルは、前記ブランク材を組み立てたときに、互いに隣接する第1フランジ片パネル、第2フランジ片パネル及び第3フランジ片パネルを含み、前記第2フランジ片パネルに隣接する前記第2折れ線は、前記第1フランジ片パネルに隣接する前記第2折れ線及び前記第3フランジ片パネルに隣接する前記第2折れ線よりも短い、請求項1に記載のブランク材。
  3. 前記第2フランジ片パネルは、前記第1フランジ片パネルに重なる第1突出部と、前記第3フランジ片パネルに重なる第2突出部とを含む、請求項2に記載のブランク材。
  4. 前記第1フランジ片パネルは、前記第2フランジ片パネルに重なる第3突出部を含む、請求項2又は3に記載のブランク材。
  5. 前記第3フランジ片パネルは、前記第2フランジ片パネルに重なる第4突出部を含む、請求項2乃至4のいずれか一項に記載のブランク材。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の前記ブランク材を組み立てることにより作製された紙容器と、
    前記紙容器の表面に積層された成形フィルムとを備える、紙製容器。
  7. 紙容器と、
    前記紙容器の表面に積層された成形フィルムとを備え、
    前記紙容器は、
    底部と、
    前記底部に第1折れ線を介して連結された複数の側部と、
    各々の側部にそれぞれ第2折れ線を介して連結された複数のフランジ片とを有し、
    前記側部同士は、互いに連続することなく隣り合っており、
    少なくとも1つのフランジ片は、隣接する他のフランジ片に重なっている、紙製容器。
  8. 前記複数のフランジ片は、互いに隣接する第1フランジ片、第2フランジ片及び第3フランジ片を含み、前記第2フランジ片に隣接する前記第2折れ線は、前記第1フランジ片に隣接する前記第2折れ線及び前記第3フランジ片に隣接する前記第2折れ線よりも短く、前記第2フランジ片は、前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっている、請求項7に記載の紙製容器。
  9. 前記第2フランジ片は、上方から前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっている、請求項8に記載の紙製容器。
  10. 前記第2フランジ片は、下方から前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっている、請求項8に記載の紙製容器。
  11. 前記第2フランジ片は、前記第1フランジ片に重なる第1突出部と、前記第3フランジ片に重なる第2突出部とを含む、請求項8乃至10のいずれか一項に記載の紙製容器。
  12. 前記第1フランジ片は、前記第2フランジ片に重なる第3突出部を含む、請求項8乃至11のいずれか一項に記載の紙製容器。
  13. 前記第3フランジ片は、前記第2フランジ片に重なる第4突出部を含む、請求項8乃至12のいずれか一項に記載の紙製容器。
  14. 紙容器と、前記紙容器の表面に積層された成形フィルムとを有する紙製容器と、
    前記紙製容器を密封する蓋材とを備え、
    前記紙容器は、
    底部と、
    前記底部に第1折れ線を介して連結された複数の側部と、
    各々の側部にそれぞれ第2折れ線を介して連結された複数のフランジ片とを有し、
    前記側部同士は、互いに連続することなく隣り合っており、
    前記蓋材は、全周にわたって形成された内シール部と外シール部とによって、前記成形フィルムにシールされており、
    前記内シール部は、前記フランジ片上に形成されており、
    前記外シール部は、前記フランジ片の外側に形成されており、
    前記内シール部と前記外シール部との間に、未シール部が形成されており、
    少なくとも1つのフランジ片は、隣接する他のフランジ片に重なっている、蓋材付き紙製容器。
  15. 前記複数のフランジ片は、互いに隣接する第1フランジ片、第2フランジ片及び第3フランジ片を含み、前記第2フランジ片に隣接する前記第2折れ線は、前記第1フランジ片に隣接する前記第2折れ線及び前記第3フランジ片に隣接する前記第2折れ線よりも短く、前記第2フランジ片は、前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっている、請求項14に記載の蓋材付き紙製容器。
  16. 前記第2フランジ片は、上方から前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっている、請求項15に記載の蓋材付き紙製容器。
  17. 前記第2フランジ片は、下方から前記第1フランジ片及び前記第3フランジ片に重なっている、請求項15に記載の蓋材付き紙製容器。
  18. 前記第2フランジ片は、前記第1フランジ片に重なる第1突出部と、前記第3フランジ片に重なる第2突出部とを含む、請求項15乃至17のいずれか一項に記載の蓋材付き紙製容器。
  19. 前記第1フランジ片は、前記第2フランジ片に重なる第3突出部を含む、請求項15乃至18のいずれか一項に記載の蓋材付き紙製容器。
  20. 前記第3フランジ片は、前記第2フランジ片に重なる第4突出部を含む、請求項15乃至19のいずれか一項に記載の蓋材付き紙製容器。
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