JP2023116909A - 作業エリア設定システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023116909000001
【課題】作業エリアを容易に設定することが可能な作業エリア設定システムを提供する。
【解決手段】上部旋回体22が第1の方向を向いた際に、バケット33の先端が位置する第1ポイントAを通り、作業機械20を上方から見た平面視においてアタッチメント30の長手方向に平行な第1の直線2を設定する第1設定手段と、上部旋回体22が第1の方向とは異なる第2の方向を向いた際に、バケット33の先端が位置する第2ポイントBを通り、作業機械20を上方から見た平面視においてアタッチメント30の長手方向に平行な第2の直線3を設定する第2設定手段と、作業機械20を上方から見た平面視において、第1の直線2と第2の直線3とで挟まれた領域を作業エリア80に設定するエリア設定手段と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、作業機械の作業エリアを設定する作業エリア設定システムに関する。
特許文献1には、ホイールローダから掘削対象である地山までの距離、または地山の安息角を、三次元計測装置の計測データに基づいて算出する技術が記載されている。
特開2019-178599号公報
ところで、繰り返し作業を行うように作業機械を自動運転させる場合、作業機械の制御が容易となるように繰り返し作業における作業機械の動きを区分けすることが望ましい。そこで、作業対象物(例えば土砂山)の周りに作業エリアを設定すれば、自動運転制御などにおいて、作業対象物を特定しやすくなる。
作業機械20の上面図である図6に示すように、例えば、土砂山75の周りに、長方形の作業エリア85を設定する。例えば、ティーチングによって、作業エリア85の対角に位置する2つのポイントa,cの各々にバケット33の先端を位置させることで、これらの位置を教示する。2つのポイントa,cから、作業エリア85の残り2つの頂点となる2つのポイントb、dが演算で決定される。これにより、作業エリア85が設定される。
しかしながら、このような設定方法では、通常の掘削動作や積込動作とは別の動作を作業機械に行わせる必要があり、煩雑である。また、演算により長方形を算出する必要があり、煩雑である。
本発明の目的は、作業エリアを容易に設定することが可能な作業エリア設定システムを提供することである。
本発明は、作業機械が作業する作業エリアを設定する作業エリア設定システムであって、前記作業機械は、下部走行体と、前記下部走行体の上部に旋回可能に取り付けられた上部旋回体と、前記上部旋回体に回動可能に取り付けられたアタッチメントと、を有し、前記上部旋回体が第1の方向を向いた際に、前記アタッチメントの先端が位置する第1ポイントを通り、前記作業機械を上方から見た平面視において前記アタッチメントの長手方向に平行な第1の直線を設定する第1設定手段と、前記上部旋回体が前記第1の方向とは異なる第2の方向を向いた際に、前記アタッチメントの先端が位置する第2ポイントを通り、前記作業機械を上方から見た平面視において前記アタッチメントの長手方向に平行な第2の直線を設定する第2設定手段と、前記作業機械を上方から見た平面視において、前記第1の直線と前記第2の直線とで挟まれた領域を前記作業エリアに設定するエリア設定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によると、作業機械を上方から見た平面視において、第1の直線と第2の直線とで挟まれた領域が作業エリアに設定される。作業機械は、例えば、上部旋回体を旋回させることで、アタッチメントの先端の位置を変えながら、繰り返し作業を行う。上部旋回体が第1の方向を向いたときに設定される第1の直線と、上部旋回体が第2の方向を向いたときに設定される第2の直線と、を用いて作業エリアを設定することで、繰り返し作業の流れの中で、作業エリアを設定することができる。よって、作業エリアを設定する際に、作業エリアを設定する目的だけの特別な動作を作業機械に行わせる必要がない。また、作業エリアを設定する際に、例えば、長方形を算出するといった、特別な演算を行う必要がない。これにより、作業エリアを容易に設定することができる。
また、作業エリアの境界である第1の直線および第2の直線は、アタッチメントの長手方向に平行であるため、上部旋回体を旋回させなくても、アタッチメントの先端を作業エリアの境界に沿って移動させることができる。よって、アタッチメントの先端が作業エリアからはみ出さないように、上部旋回体を旋回させながら掘削や排土を行うといった複雑な動作を作業機械に行わせるのを抑制することができる。また、上部旋回体を旋回させなくても、アタッチメントの先端を作業エリアの境界に沿って移動させることができるので、作業エリア内で作業のやり残し(例えば土の掘り残しなど)が生じるのを抑制することができる。
作業機械の側面図である。 作業エリア設定システムの回路図である。 作業機械の上面図であり、第1ポイントAと第2ポイントBとが同一円周上に位置している場合の作業エリアを示す図である。 作業機械の上面図であり、第1ポイントAと第2ポイントBとが同一円周上にない場合の作業エリアを示す図である。 作業機械の上面図であり、第1ポイントAと第2ポイントBとが同一円周上にない場合の別の作業エリアを示す図である。 作業機械の上面図であり、長方形の作業エリアを設定した状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(作業機械の構成)
本発明の実施形態による作業エリア設定システムは、作業機械の作業エリアを設定するものである。作業機械20の側面図である図1に示すように、本実施形態の作業エリア設定システム1は、作業機械20に設けられている。
作業機械20は、アタッチメント30で作業を行う機械であり、例えば油圧ショベルである。作業機械20は、下部走行体21と上部旋回体22とを備えた機械本体25と、アタッチメント30と、シリンダ40と、を有している。
下部走行体21は、作業機械20を走行させる部分であり、例えばクローラを備える。上部旋回体22は、下部走行体21の上部に旋回装置24を介して旋回可能に取り付けられる。上部旋回体22の前部には、キャブ(運転室)23が設けられている。
アタッチメント30は、上下方向に回動可能に上部旋回体22に取り付けられる。アタッチメント30は、ブーム31と、アーム32と、バケット33と、を備える。ブーム31は、上下方向に回動可能(起伏可能)に上部旋回体22に取り付けられる。アーム32は、上下方向に回動可能にブーム31に取り付けられる。バケット33は、前後方向に回動可能にアーム32に取り付けられる。バケット33は、アタッチメント30の先端部である先端アタッチメントであり、土砂の、掘削、均し、すくい、などの作業を行う部分である。なお、バケット33が保持する作業対象物は、土砂に限定されず、石でもよく、廃棄物(産業廃棄物など)でもよい。また、先端アタッチメントは、バケット33に限られず、グラップルやリフティングマグネット等であってもよい。
シリンダ40は、アタッチメント30を油圧で回動させることが可能である。シリンダ40は、油圧式の伸縮シリンダである。シリンダ40は、ブームシリンダ41と、アームシリンダ42と、バケットシリンダ43と、を備える。
ブームシリンダ41は、上部旋回体22に対してブーム31を回動させる。ブームシリンダ41の基端部は、上部旋回体22に回動可能に取り付けられる。ブームシリンダ41の先端部は、ブーム31に回動可能に取り付けられる。
アームシリンダ42は、ブーム31に対してアーム32を回動させる。アームシリンダ42の基端部は、ブーム31に回動可能に取り付けられる。アームシリンダ42の先端部は、アーム32に回動可能に取り付けられる。
バケットシリンダ43は、アーム32に対してバケット33を回動させる。バケットシリンダ43の基端部は、アーム32に回動可能に取り付けられる。バケットシリンダ43の先端部は、バケット33に回動可能に取り付けられたリンク部材34に、回動可能に取り付けられる。
また、作業機械20は、角度センサ52と、傾斜角センサ60と、を有している。
角度センサ52は、下部走行体21に対する上部旋回体22の旋回角度を検出する。角度センサ52は、例えば、エンコーダ、レゾルバ、又は、ジャイロセンサである。本実施形態では、上部旋回体22の前方が下部走行体21の前方と一致するときの上部旋回体22の旋回角度を0°としている。
傾斜角センサ60は、アタッチメント30の姿勢を検出する。傾斜角センサ60は、ブーム傾斜角センサ61と、アーム傾斜角センサ62と、バケット傾斜角センサ63と、を備える。
ブーム傾斜角センサ61は、ブーム31に取り付けられ、ブーム31の姿勢を検出する。ブーム傾斜角センサ61は、水平線に対するブーム31の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、ブーム傾斜角センサ61は、ブームフットピン(ブーム基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、ブームシリンダ41のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
アーム傾斜角センサ62は、アーム32に取り付けられ、アーム32の姿勢を検出する。アーム傾斜角センサ62は、水平線に対するアーム32の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、アーム傾斜角センサ62は、アーム連結ピン(アーム基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、アームシリンダ42のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
バケット傾斜角センサ63は、リンク部材34に取り付けられ、バケット33の姿勢を検出する。バケット傾斜角センサ63は、水平線に対するバケット33の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、バケット傾斜角センサ63は、バケット連結ピン(バケット基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、バケットシリンダ43のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
(作業エリア設定システムの回路構成)
作業エリア設定システム1の回路図である図2に示すように、作業機械20は、コントローラ11と、記憶装置13と、を有している。
コントローラ11には、角度センサ52が検出した、下部走行体21に対する上部旋回体22の旋回角度(姿勢)に関する情報が入力される。また、コントローラ11には、ブーム傾斜角センサ61が検出した、ブーム31の姿勢に関する情報が入力される。また、コントローラ11には、アーム傾斜角センサ62が検出した、アーム32の姿勢に関する情報が入力される。また、コントローラ11には、バケット傾斜角センサ63が検出した、バケット33の姿勢に関する情報が入力される。
作業機械20が自動運転される場合に、コントローラ11は、作業機械20を自動制御する。コントローラ11は、繰り返し作業を上部旋回体22およびアタッチメント30が行うように、上部旋回体22およびアタッチメント30を制御する。コントローラ11は、角度センサ52および傾斜角センサ60の検出値に基づいて、旋回装置24およびアタッチメント30を自動で動作させる。本実施の形態において、繰り返し作業は、土砂を掘削して排土する作業である。
記憶装置13は、後述する第1ポイントAおよび第2ポイントBの座標などを記憶する。
作業機械20の上面図である図3に示すように、コントローラ(第1設定手段)11は、第1の直線2を設定する。第1の直線2は、上部旋回体22が第1の方向(図中上斜め方向)を向いた際に、バケット33の先端が位置する第1ポイントAを通り、作業機械20を上方から見た平面視においてアタッチメント30の長手方向に平行な直線である。
また、図3に示すように、コントローラ(第2設定手段)11は、第2の直線3を設定する。第2の直線3は、上部旋回体22が第1の方向とは異なる第2の方向(図中下斜め方向)を向いた際に、バケット33の先端が位置する第2ポイントBを通り、作業機械20を上方から見た平面視においてアタッチメント30の長手方向に平行な直線である。
ここで、アタッチメント30の長手方向に平行な直線は、アタッチメント30の長手方向および鉛直方向にそれぞれ直交する幅方向に見て、アタッチメント30の幅方向の中央を通る直線であってもよいし、幅方向の端を通る直線、つまり、アタッチメント30の側面に沿った直線であってもよい。
コントローラ(座標算出手段)11は、第1の直線2を設定する際に、第1ポイントAの座標を求める。また、コントローラ(座標算出手段)11は、第2の直線3を設定する際に、第2ポイントBの座標を求める。コントローラ11は、第1ポイントAおよび第2ポイントBの各々に対して、上部旋回体22の前後方向の座標、下部走行体21の上下方向の座標、および、上部旋回体22の旋回方向の座標を求める。
第1ポイントAおよび第2ポイントBの座標のうち、上部旋回体22の前後方向の座標、および、下部走行体21の上下方向の座標は、例えば、アタッチメント30の姿勢から算出することができる。アタッチメント30の姿勢は、ブーム傾斜角センサ61、アーム傾斜角センサ62、および、バケット傾斜角センサ63の各々が検出した情報から求まる。第1ポイントAおよび第2ポイントBの座標のうち、上部旋回体22の旋回方向の座標は、例えば、下部走行体21に対する上部旋回体22の姿勢から算出することができる。下部走行体21に対する上部旋回体22の姿勢は、角度センサ52が検出した情報から求まる。
このように、例えば作業現場を基準とした座標を用いて位置情報を演算する場合などに比べて、複雑な演算を行うことなく、第1ポイントAの座標、および、第2ポイントBの座標を算出することができる。
図3に示すように、第1ポイントAと第2ポイントBとの間であって、上部旋回体22の前方には、土砂山70が位置している。つまり、第1ポイントAと第2ポイントBとは、土砂山70を挟むようにして設定される。
本実施形態では、第1ポイントAにバケット33の先端が位置するアタッチメント30を動作させることで、土砂山70から土砂を掘削することが可能である。同様に、第2ポイントBにバケット33の先端が位置するアタッチメント30を動作させることで、土砂山70から土砂を掘削することが可能である。
なお、第1ポイントAおよび第2ポイントBは、土砂山70から大きく外れた位置であってもよい。つまり、これらポイントA,Bにバケット33の先端が位置するアタッチメント30を動作させても、土砂山70から土砂を掘削することができなくてもよい。
コントローラ(エリア設定手段)11は、作業機械20を上方から見た平面視において、第1の直線2と第2の直線3とで挟まれた領域を作業エリア80に設定する。
本実施形態では、第1の直線2および第2の直線3を設定する際に、実際に掘削動作が行われる。この掘削動作は、作業エリア80を設定する目的だけの特別な動作ではない。よって、作業エリア80を設定する際に、作業エリア80を設定する目的だけの特別な動作を作業機械20に行わせる必要がない。また、作業エリア80を設定する際に、例えば、長方形を算出するといった、特別な演算を行う必要がない。これにより、作業エリア80を容易に設定することができる。
なお、実際に掘削動作を行うのではなく、ティーチングなどによって、第1ポイントAおよび第2ポイントBを教示することで、第1の直線2および第2の直線3を設定してもよい。また、作業機械20や作業機械20の周囲にカメラを設置し、カメラが撮像した画像に基づいて、第1ポイントAおよび第2ポイントBを設定することで、第1の直線2および第2の直線3を設定してもよい。また、数値入力によって第1ポイントAおよび第2ポイントBを設定することで、第1の直線2および第2の直線3を設定してもよい。
作業エリア80の境界である第1の直線2および第2の直線3は、アタッチメント30の長手方向に平行であるため、上部旋回体22を旋回させなくても、バケット33の先端を作業エリア80の境界に沿って移動させることができる。よって、バケット33の先端が作業エリア80からはみ出さないように、上部旋回体22を旋回させながら掘削や排土を行うといった複雑な動作を作業機械20に行わせるのを抑制することができる。また、上部旋回体22を旋回させなくても、バケット33の先端を作業エリア80の境界に沿って移動させることができるので、作業エリア80内で作業のやり残し(例えば土の掘り残しなど)が生じるのを抑制することができる。
図3に示すように、第1ポイントAと第2ポイントBとは、下部走行体21に対する上部旋回体22の旋回中心を中心とする同一円周上に位置している。この場合に、コントローラ(第1エリア設定手段)11は、作業機械20を上方から見た平面視において、この円周に沿って第1ポイントAと第2ポイントBとを繋ぐ円弧81を、作業エリア80の境界に設定する。
ここで、作業機械20を側方から見た平面視において、第1ポイントAの高さと第2ポイントBの高さとが、同一でなくてもよい。円弧81は、作業機械20を側方から見た平面視において、第1ポイントAと第2ポイントBとを滑らかに繋いでいる。
円弧81を作業エリア80の境界に設定した場合、以下の効果を奏する。バケット33の先端が最も奥側に配置されるときのバケット33の先端の前後方向における位置を一定とし、上部旋回体22を旋回させてバケット33の先端の位置を変えながら、繰り返し作業を行う場合、作業エリア80の奥側部分において、作業エリア80の境界に沿って作業を行うことができる。この場合、繰り返し作業の進行に伴って、最も奥側におけるバケット33の先端の位置を設定し直すという複雑な演算を行う必要がない。また、この場合、作業エリア80の奥側部分で作業のやり残し(例えば土の掘り残しなど)が生じるのを抑制することができる。
一方、作業機械20の上面図である図4に示すように、第1ポイントAと第2ポイントBとが、下部走行体21に対する上部旋回体22の旋回中心を中心とする同一円周上にない場合には、コントローラ(第2エリア設定手段)11は、作業機械20を上方から見た平面視において、第1ポイントAと第2ポイントBとを滑らかに繋ぐ弧状の曲線82を、作業エリア80の境界に設定する。図4では、第1ポイントAを通る円の半径の方が、第2ポイントBを通る円の半径よりも大きい。
ここで、作業機械20を側方から見た平面視において、第1ポイントAの高さと第2ポイントBの高さとが、同一でなくてもよい。弧状の曲線82は、作業機械20を側方から見た平面視において、第1ポイントAと第2ポイントBとを滑らかに繋いでいる。
弧状の曲線82は、例えば、以下のようにして設定される。図4に示すように、第1ポイントAにバケット33の先端が位置するときのアタッチメント30の長さをrとし、第2ポイントBにバケット33の先端が位置するときのアタッチメント30の長さを(r-a)とする。また、第1ポイントAから第2ポイントBまでの上部旋回体22の旋回角度をθmaxとする。そして、第1ポイントAから角度θ旋回したときのバケット33の先端の位置Rを、R=r+θ/θmax×(-a)とする。これにより、第1ポイントAと第2ポイントBとを滑らかに繋ぐ曲線82が設定される。
曲線82を作業エリア80の境界に設定した場合、以下の効果を奏する。上部旋回体22を旋回させてバケット33の先端の位置を変えながら、繰り返し作業を行う場合、バケット33の先端が最も奥側に配置されるときのバケット33の先端の前後方向における位置を、各繰り返し作業で、同じまたは略同じ位置にすることができる。よって、作業機械20の繰り返し作業を見た作業者に違和感を与えることを抑制することができる。
ここで、作業機械20の上面図である図5に示すように、第1ポイントAと第2ポイントBとが、下部走行体21に対する上部旋回体22の旋回中心を中心とする同一円周上にない場合には、コントローラ11は、以下のようにして、作業エリア80の境界を設定してもよい。まず、コントローラ11は、第1ポイントAと第2ポイントBとの間に位置する第3ポイントCを設定する。
第3ポイントCは、実際に掘削作業が行われることで設定されてもよいし、ティーチングなどによって設定されてもよい。また、第3ポイントCは、上部旋回体22の旋回方向において、第1ポイントAと第2ポイントBとの中間に位置していてもよいし、第1ポイントAと第2ポイントBとの中間よりも第1ポイントA寄りや第2ポイントB寄りに位置してもよい。
次に、コントローラ(第3エリア設定手段)11は、作業機械20を上方から見た平面視において、第3ポイントCよりも第1ポイントA側では、第1ポイントAの位置に基づいて、作業エリア80の境界を設定する。具体的には、第3ポイントCよりも第1ポイントA側では、第1の直線2を半径とし、第1ポイントAを通る円の円周に沿って、作業エリア80の境界を設定する。
一方、コントローラ(第3エリア設定手段)11は、作業機械20を上方から見た平面視において、第3ポイントCよりも第2ポイントB側では、第2ポイントBの位置に基づいて、作業エリア80の境界を設定する。具体的には、第3ポイントCよりも第2ポイントB側では、第2の直線3を半径とし、第2ポイントBを通る円の円周に沿って、作業エリア80の境界を設定する。
ここで、作業機械20を側方から見た平面視において、第1ポイントAの高さと第2ポイントBの高さとが、同一でなくてもよい。コントローラ11は、作業機械20を側方から見た平面視において、第3ポイントCよりも第1ポイントA側では、第1ポイントAの高さに基づいて、作業エリア80の境界を設定し、第3ポイントCよりも第2ポイントB側では、第2ポイントBの高さに基づいて、作業エリア80の境界を設定する。
このような設定方法によれば、第3ポイントCを境として、第1ポイントA側と第2ポイントB側とで異なる境界を設定することができる。よって、作業機械20の周囲の状況が第1ポイントA側と第2ポイントB側とで異なる場合でも、作業機械20の周囲の状況に応じた適切な作業エリア80を設定しやすい。
例えば、図5に示すように、第2ポイントBに対して作業機械20とは反対側に、柱などの障害物90が存在する場合を考える。この場合、この障害物90を避けるように第2ポイントBを設定すると、第1ポイントAと第2ポイントBとが同一円周上にない結果となる。このような場合に、第2ポイントの位置に基づいて作業エリア80の境界を設定することで、この障害物90を避けながら、作業機械20に繰り返し作業を行わせることができる。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る作業エリア設定システム1によれば、作業機械20を上方から見た平面視において、第1の直線2と第2の直線3とで挟まれた領域が作業エリア80に設定される。作業機械20は、例えば、上部旋回体22を旋回させることで、バケット33の先端の位置を変えながら、繰り返し作業を行う。上部旋回体22が第1の方向を向いたときに設定される第1の直線2と、上部旋回体22が第2の方向を向いたときに設定される第2の直線3と、を用いて作業エリア80を設定することで、繰り返し作業の流れの中で、作業エリア80を設定することができる。よって、作業エリア80を設定する際に、作業エリア80を設定する目的だけの特別な動作を作業機械20に行わせる必要がない。また、作業エリア80を設定する際に、例えば、長方形を算出するといった、特別な演算を行う必要がない。これにより、作業エリア80を容易に設定することができる。
また、作業エリア80の境界である第1の直線2および第2の直線3は、アタッチメント30の長手方向に平行であるため、上部旋回体22を旋回させなくても、バケット33の先端を作業エリア80の境界に沿って移動させることができる。よって、バケット33の先端が作業エリア80からはみ出さないように、上部旋回体22を旋回させながら掘削や排土を行うといった複雑な動作を作業機械20に行わせるのを抑制することができる。また、上部旋回体22を旋回させなくても、バケット33の先端を作業エリア80の境界に沿って移動させることができるので、作業エリア80内で作業のやり残し(例えば土の掘り残しなど)が生じるのを抑制することができる。
また、作業機械20を上方から見た平面視において、第1ポイントAと第2ポイントBとが、下部走行体21に対する上部旋回体22の旋回中心を中心とする同一円周上に位置する場合に、この円周に沿って第1ポイントAと第2ポイントBとを繋ぐ円弧81が、作業エリア80の境界に設定される。バケット33の先端が最も奥側に配置されるときのバケット33の先端の前後方向における位置を一定とし、上部旋回体22を旋回させてバケット33の先端の位置を変えながら、繰り返し作業を行う場合、作業エリア80の奥側部分において、作業エリア80の境界に沿って作業を行うことができる。この場合、繰り返し作業の進行に伴って、最も奥側におけるバケット33の先端の位置を設定し直すという複雑な演算を行う必要がない。また、この場合、作業エリア80の奥側部分で作業のやり残し(例えば土の掘り残しなど)が生じるのを抑制することができる。
また、作業機械20を上方から見た平面視において、第1ポイントAと第2ポイントBとが、下部走行体21に対する上部旋回体22の旋回中心を中心とする同一円周上にない場合に、第1ポイントAと第2ポイントBとを滑らかに繋ぐ弧状の曲線82が、作業エリア80の境界に設定される。上部旋回体22を旋回させてバケット33の先端の位置を変えながら、繰り返し作業を行う場合、バケット33の先端が最も奥側に配置されるときのバケット33の先端の前後方向における位置を、各繰り返し作業で、同じまたは略同じ位置にすることができる。よって、作業機械20の繰り返し作業を見た作業者に違和感を与えることを抑制することができる。
また、作業機械20を上方から見た平面視において、第1ポイントAと第2ポイントBとが、下部走行体21に対する上部旋回体22の旋回中心を中心とする同一円周上にない場合に、第1ポイントAと第2ポイントBとの間に位置する第3ポイントCよりも第1ポイントA側では、第1ポイントAの位置に基づいて、作業エリア80の境界が設定され、第3ポイントCよりも第2ポイントB側では、第2ポイントBの位置に基づいて、作業エリア80の境界が設定される。第3ポイントCを境として、第1ポイントA側と第2ポイントB側とで異なる境界を設定することができる。よって、作業機械20の周囲の状況が第1ポイントA側と第2ポイントB側とで異なる場合でも、作業機械20の周囲の状況に応じた適切な作業エリア80を設定しやすい。例えば、第2ポイントBに対して作業機械20とは反対側に障害物90などがある場合に、第2ポイントBの位置に基づいて作業エリア80の境界を設定することで、この障害物90を避けながら、作業機械20に繰り返し作業を行わせることができる。
また、第1ポイントAおよび第2ポイントBの各々に対して、上部旋回体22の前後方向の座標、下部走行体21の上下方向の座標、および、上部旋回体22の旋回方向の座標が算出される。第1ポイントAおよび第2ポイントBの座標のうち、上部旋回体22の前後方向の座標、および、下部走行体21の上下方向の座標は、例えば、アタッチメント30の姿勢から算出することができる。第1ポイントAおよび第2ポイントBの座標のうち、上部旋回体22の旋回方向の座標は、例えば、下部走行体21に対する上部旋回体22の姿勢から算出することができる。よって、例えば作業現場を基準とした座標を用いて位置情報を演算する場合などに比べて、複雑な演算を行うことなく、第1ポイントAの座標、および、第2ポイントBの座標を算出することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 作業エリア設定システム
2 第1の直線
3 第2の直線
11 コントローラ(第1設定手段、第2設定手段、エリア設定手段、第1エリア設定手段、第2エリア設定手段、第3エリア設定手段、座標算出手段)
13 記憶装置
20 作業機械
21 下部走行体
22 上部旋回体
23 キャブ
24 旋回装置
25 機械本体
30 アタッチメント
31 ブーム
32 アーム
33 バケット
34 リンク部材
40 シリンダ
41 ブームシリンダ
42 アームシリンダ
43 バケットシリンダ
52 角度センサ
60 傾斜角センサ
61 ブーム傾斜角センサ
62 アーム傾斜角センサ
63 バケット傾斜角センサ
70,75 土砂山
80,85 作業エリア
81 円弧
82 曲線
90 障害物

Claims (5)

  1. 作業機械が作業する作業エリアを設定する作業エリア設定システムであって、
    前記作業機械は、
    下部走行体と、
    前記下部走行体の上部に旋回可能に取り付けられた上部旋回体と、
    前記上部旋回体に回動可能に取り付けられたアタッチメントと、
    を有し、
    前記上部旋回体が第1の方向を向いた際に、前記アタッチメントの先端が位置する第1ポイントを通り、前記作業機械を上方から見た平面視において前記アタッチメントの長手方向に平行な第1の直線を設定する第1設定手段と、
    前記上部旋回体が前記第1の方向とは異なる第2の方向を向いた際に、前記アタッチメントの先端が位置する第2ポイントを通り、前記作業機械を上方から見た平面視において前記アタッチメントの長手方向に平行な第2の直線を設定する第2設定手段と、
    前記作業機械を上方から見た平面視において、前記第1の直線と前記第2の直線とで挟まれた領域を前記作業エリアに設定するエリア設定手段と、
    を有することを特徴とする作業エリア設定システム。
  2. 前記エリア設定手段は、前記作業機械を上方から見た平面視において、前記第1ポイントと前記第2ポイントとが、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回中心を中心とする同一円周上に位置する場合に、前記作業エリアを設定する第1エリア設定手段を有し、
    前記第1エリア設定手段は、前記作業機械を上方から見た平面視において、前記円周に沿って前記第1ポイントと前記第2ポイントとを繋ぐ円弧を、前記作業エリアの境界に設定することを特徴とする請求項1に記載の作業エリア設定システム。
  3. 前記エリア設定手段は、前記作業機械を上方から見た平面視において、前記第1ポイントと前記第2ポイントとが、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回中心を中心とする同一円周上にない場合に、前記作業エリアを設定する第2エリア設定手段を有し、
    前記第2エリア設定手段は、前記作業機械を上方から見た平面視において、前記第1ポイントと前記第2ポイントとを滑らかに繋ぐ弧状の曲線を、前記作業エリアの境界に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業エリア設定システム。
  4. 前記エリア設定手段は、前記作業機械を上方から見た平面視において、前記第1ポイントと前記第2ポイントとが、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回中心を中心とする同一円周上にない場合に、前記作業エリアを設定する第3エリア設定手段を有し、
    前記第3エリア設定手段は、前記作業機械を上方から見た平面視において、前記第1ポイントと前記第2ポイントとの間に位置する第3ポイントよりも前記第1ポイント側では、前記第1ポイントの位置に基づいて、前記作業エリアの境界を設定し、前記第3ポイントよりも前記第2ポイント側では、前記第2ポイントの位置に基づいて、前記作業エリアの境界を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業エリア設定システム。
  5. 前記第1ポイントおよび前記第2ポイントの座標を求める座標算出手段を有し、
    前記座標算出手段は、前記第1ポイントおよび前記第2ポイントの各々に対して、前記上部旋回体の前後方向の座標、前記下部走行体の上下方向の座標、および、前記上部旋回体の旋回方向の座標を求めることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の作業エリア設定システム。
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