JP2023116360A - 制御装置、電子機器、制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、電子機器、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影環境輝度に応じて、ユーザビリティの低下を抑制しつつ、画像の表示と焦点検出を適切に実行可能な制御装置を提供すること。【解決手段】制御装置は、第1の光学系を通過した光束を受光する第1の撮像素子で取得される第1の信号、及び第1の光学系に対して視差を有するように配置された第2の光学系を通過した光束を受光する第2の撮像素子で取得される第2の信号を取得する取得部と、第1の信号を用いて焦点検出を行う焦点検出部と、第1の信号と第2の信号の少なくとも一方に基づいて表示部に表示させるための表示画像を生成する画像生成部とを有し、焦点検出部は、撮影環境輝度に応じて、第1の撮像素子の撮像面における第1の信号の第1取得範囲を変化させる。【選択図】図6

Description

本発明は、制御装置、電子機器、制御方法、及びプログラムに関する。
近年、リアルタイムに映像を撮影して、3次元情報を表示させる3次元立体視装置が普及している。また、2次元配置された画素の各々にマイクロレンズが設けられた撮像素子を用い、瞳分割方式の焦点検出を行う撮像装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2014-182360号公報
3次元立体装置で撮像する際に、特許文献1の撮像装置で焦点検出を行う場合、ユーザの周辺輝度が低下するシーンにおいては撮像素子の感度を上げる、又は蓄積時間を長くする等の方法が考えられる。暗所において蓄積時間を長くする方法を用いる場合、表示画像の取得間隔が広がることで、表示画像の表示レートが下がり、ユーザビリティが低下してしまう。
本発明は、撮影環境輝度に応じて、ユーザビリティの低下を抑制しつつ、画像の表示と焦点検出を適切に実行可能な制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての制御装置は、第1の光学系を通過した光束を受光する第1の撮像素子で取得される第1の信号、及び第1の光学系に対して視差を有するように配置された第2の光学系を通過した光束を受光する第2の撮像素子で取得される第2の信号を取得する取得部と、第1の信号を用いて焦点検出を行う焦点検出部と、第1の信号と第2の信号の少なくとも一方に基づいて表示部に表示させるための表示画像を生成する画像生成部とを有し、焦点検出部は、撮影環境輝度に応じて、第1の撮像素子の撮像面における第1の信号の第1取得範囲を変化させることを特徴とする。
本発明によれば、撮影環境輝度に応じて、ユーザビリティの低下を抑制しつつ、画像の表示と焦点検出を適切に実行可能な制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電子機器の一例であるヘッドマウントディスプレイの構成の一例を示す図である。 ヘッドマウントディスプレイをユーザが装着した場合の構成の一例を示す模式図である。 撮像素子の画素配列の一例を示す概略図である。 デフォーカス量と一対の焦点検出信号間の像ずれ量の概略関係図である。 撮影環境輝度に応じた焦点検出の取得範囲変更方法を示すフローチャートである。 撮影環境輝度に応じた焦点検出の取得範囲変更を示す模式図である。 撮影環境輝度に応じた焦点検出の取得範囲の位置や範囲を変更する方法の説明図である。 焦点検出方法を示すフローチャートである。 画像表示処理方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<ヘッドマウントディスプレイの構成>
図1(a)は、本発明の実施形態に係る電子機器の一例であるヘッドマウントディスプレイ(立体撮像装置)100の構成の一例を示す図である。ヘッドマウントディスプレイ100は、右眼用撮像・表示部250Rと左眼用撮像・表示部250Lとを有する。また、ヘッドマウントディスプレイ100は、システム制御部218、システムメモリ219、不揮発性メモリ220、システムタイマ221、通信部222、姿勢検出部223、及び接眼検出部118を有する。更に、ヘッドマウントディスプレイ100は、ファインダ外表示駆動回路224、電源制御部225、電源部226、記録媒体I/F227、及び操作部229を有する。
右眼用撮像・表示部250Rは、画像撮影部200、A/D変換器212、メモリ制御部213、画像処理部214、メモリ215、D/A変換器216、EVF(表示部)217、接眼部116、及び眼球情報取得部240を有する。
画像撮影部200は、絞り201、レンズ202、絞り駆動回路203、AF(オートフォーカス)駆動回路204、レンズシステム制御回路205、シャッター210、及び撮像部211を備える。絞り201は、開口径が調整可能に構成される。レンズ202は、フォーカスレンズを含む複数枚のレンズから構成される。絞り駆動回路203は、絞り201の開口径を制御することで光量を調整する。AF駆動回路204は、フォーカスレンズを駆動させて焦点を合わせる。レンズシステム制御回路205は、システム制御部218の指示に基づいて、絞り駆動回路203及びAF駆動回路204を制御する。レンズシステム制御回路205は、絞り駆動回路203を介して絞り201の制御を行うと共に、AF駆動回路204を介してフォーカスレンズの位置を変位させることで焦点を合わせる。シャッター210は、システム制御部218の指示に基づいて撮像部211の露光時間を制御するフォーカルプレーンシャッターである。撮像部211は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子(イメージセンサ)を備える。撮像部211は、システム制御部218にデフォーカス量情報を出力する撮像面位相差センサを備えていてもよい。
A/D変換器212は、撮像部211から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。画像処理部214は、A/D変換器212からのデータ又はメモリ制御部213からのデータに対して所定の処理(画素補間、縮小等のリサイズ処理、及び色変換処理等)を行う。また、画像処理部214は、画像データを用いて所定の演算処理を行う。得られた演算結果に基づいて、システム制御部218による、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF処理、AE(自動露出)処理、及びEF(フラッシュプリ発光)処理等が行われる。更に、画像処理部214は、画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。A/D変換器212からの画像データは、画像処理部214及びメモリ制御部213を介して、又は画像処理部214を介さずにメモリ制御部213を介してメモリ215に書き込まれる。メモリ215は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納する。具体的には、メモリ215は、撮像部211によって得られA/D変換器212によりデジタルデータに変換された画像データや、EVF217に表示させるための画像データ(表示画像)を格納する。また、メモリ215は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器216は、メモリ215に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換してEVF217に供給する。したがって、メモリ215に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器216を介してEVF217に表示される。EVF217は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)や有機EL等のディスプレイであり、D/A変換器216からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器212によってA/D変換されメモリ215に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器216でアナログ信号に変換し、EVF217に逐次転送して表示させることで、ライブビュー表示が行われる。
眼球情報取得部240は、まず、ユーザの眼球画像データを取得し、取得した眼球画像データから視線情報を演算し、演算した視線情報をシステム制御部218に送る。システム制御部218は、視線情報を用いて後述の撮影環境輝度に応じた焦点検出の取得範囲を演算する。
左眼用撮像・表示部250Lは、前述した右眼用撮像・表示部250Rと同様の構成を備えるため、本実施形態では詳細な説明は省略する。
システム制御部218は、少なくとも1つのプロセッサ及び/又は少なくとも1つの回路を備える。すなわち、システム制御部218は、プロセッサであってもよいし、回路であってもよいし、プロセッサと回路の組み合わせであってもよい。システム制御部218は、ヘッドマウントディスプレイ100全体を制御する制御装置として機能する。システム制御部218は、図1(b)に示されるように、取得部218a、焦点検出部218b、及び画像生成部218cを備え、不揮発性メモリ220に記録されたプログラムを実行することで、後述するフローチャートの各処理を実現する。取得部218aは、右眼用撮像・表示部250Rと左眼用撮像・表示部250Lの一方のレンズ202(第1の光学系)を通過した光束を受光する一方の撮像部211に含まれる撮像素子(第1の撮像素子)で取得される第1の信号を取得する。また、取得部218aは、右眼用撮像・表示部250Rと左眼用撮像・表示部250Lの他方のレンズ202(第2の光学系)を通過した光束を受光する他方の撮像部211に含まれる撮像素子(第2の撮像素子)で取得される第2の信号を取得する。焦点検出部218bは、第1の信号と第2の信号の少なくとも一方を用いて焦点検出を行う。また、焦点検出部218bは、撮影環境輝度に応じて、第1の信号と第2の信号の少なくとも一方の取得範囲を変化させる。画像生成部218cは、第1の信号と第2の信号の少なくとも一方に基づいてEVF217に表示させるための画像データを生成する。また、システム制御部218は、メモリ215、D/A変換器216、及びEVF217等を制御することにより表示制御も行う。
システムメモリ219は、例えばRAMが用いられる。システムメモリ219には、システム制御部218の動作用の定数、変数、及び不揮発性メモリ220から読み出したプログラム等が展開される。不揮発性メモリ220は、EEPROM等の電気的に消去・記録可能なメモリである。不揮発性メモリ220には、システム制御部218の動作用の定数やプログラム等が記録される。ここでのプログラムとは、後述するフローチャートを実行するためのプログラムである。システムタイマ221は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する。通信部222は、無線又は有線ケーブルによって接続された外部機器との間で、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部222は、無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。また、通信部222は、Bluetooth(登録商標)やBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。通信部222は、撮像部211で撮影した画像(ライブ画像を含む)や、記録媒体228に記録された画像を送信可能であり、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。姿勢検出部223は、例えば、加速度センサやジャイロセンサ等であり、重力方向に対するヘッドマウントディスプレイ100の姿勢を検出する。システム制御部218は、姿勢検出部223で検出された姿勢に基づいて、撮像部211で撮影された画像が、ヘッドマウントディスプレイ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。また、システム制御部218は、姿勢検出部223で検出された姿勢に応じた向き情報を撮像部211で撮影された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。また、システム制御部218は、姿勢検出部223で検出された姿勢に基づいて、ヘッドマウントディスプレイ100の動作(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検出可能である。
接眼検出部118は、赤外線近接センサ等の接近(接眼)とみなせる状態を検出可能なセンサであり、接眼部116に対する物体(眼)の接近(接眼)及び物体からの離反(離眼)を検出することができる。接眼部116に物体が接近した場合、接眼検出部118の投光部から投光された赤外線は物体で反射して接眼検出部118の受光部で受光される。接眼検出部118は、受光された赤外線の量によって接眼部116から物体までの距離を判別することができる。接眼検出部118は、接眼部116に対して非接近状態(非接眼状態)から所定距離以内に近づいた物体を検出した場合、物体の接近を検出する。一方、接眼検出部118は、接眼部116に対して接近状態(接眼状態)から所定距離以上に離れた物体を検出した場合、物体の離反を検出する。接近を検出する閾値と離反を検出する閾値とは、同一であってもよいし、例えばヒステリシスを設ける等して異なっていてもよい。物体の接近を検出した後、離反を検出するまでの間、接眼検出部118は物体の接近状態を検出しているものとする。また、物体の離反を検出した後、接近を検出するまでの間、接眼検出部118は物体の非接近状態を検出しているものとする。システム制御部218は、接眼検出部118で検出された状態に応じて、EVF217の表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。具体的には、システム制御部218は、撮影待機状態であり、かつ、表示先の切替設定が自動切替である場合、EVF217を非表示とする。また、システム制御部218は、接眼検出部118により物体の接近が検出されている間、表示先をEVF217としてEVF217の表示をオンとする。
電源制御部225は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、及び通電するブロックを切り替えるスイッチ回路を備え、電池の装着の有無、電池の種類、及び電池残量の電池に関する検出を行う。また、電源制御部225は、電池に関する検出の結果及びシステム制御部218の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間だけ記録媒体228を含む各部に供給する。電源部226は、アルカリ電池及びリチウム電池等の一次電池、NiCd電池、NiMH電池及びLi電池等の二次電池、ACアダプタ等である。記録媒体I/F227は、記録媒体228とのインターフェースである。記録媒体228は、撮影された画像を記録するためのメモリカードやハードディスク等であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。記録媒体228は、本実施形態では、ヘッドマウントディスプレイ100に着脱可能に構成されているが、ヘッドマウントディスプレイ100に内蔵されていてもよい。
操作部229は、ユーザからの操作を受け付ける入力部であり、システム制御部218に各種の指示を入力するために用いられる。操作部229は、シャッターボタン101、電源スイッチ102、モード切替スイッチ103、及び他の操作部230を備える。シャッターボタン101は、第1シャッタースイッチ231と第2シャッタースイッチ232とを備える。第1シャッタースイッチ231は、シャッターボタン101の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でオンとなり、第1シャッタースイッチ信号SW1を発生させる。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理、及びEF処理等の撮影準備処理が開始される。第2シャッタースイッチ232は、シャッターボタン101の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生させる。第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部211からの信号読み出しから、撮影された画像を含む画像ファイルの生成と記録媒体228への書き込みまでの一連の撮影処理が開始される。モード切替スイッチ103は、システム制御部218の動作モードを撮影・表示モード、再生モード、及びAR表示モード等の何れかに切り替えるために使用される。ユーザは、モード切替スイッチ103を用いてシステム制御部218を上述した動作モードの何れかに直接、切り替えてもよい。また、ユーザは、モード切替スイッチ103を用いて動作モードの一覧画面に一旦切り替えた後、操作部229を用いてシステム制御部218を表示された動作モードの何れかに切り替えてもよい。他の操作部230は、電子ダイヤル、方向キー、及びメニューボタン等を備える。
図2は、ヘッドマウントディスプレイ100をユーザが装着した場合の一例を示す模式図である。図2において、RとLが付された構成はそれぞれ、右眼用と左眼用の構成である。
右眼用撮像・表示部250Rは、画像撮影部200R、EVF217R、及び眼球情報取得部240Rを有する。左眼用撮像・表示部250Lは、画像撮影部200L、EVF217L、及び眼球情報取得部240Lを有する。
画像撮影部200Rは、レンズ202Rと撮像部211Rとを備える。画像撮影部200Lは、レンズ202Lと撮像部211Lとを備える。レンズ202R,202Lは、互いに視差を有するように配置される。撮像部211Rは、レンズ202Rを通過した光束を受光する。撮像部211Lは、レンズ202Lを通過した光束を受光する。
回転調節部320R,320Lは夫々、Z軸周りでYaw方向へ回転し、撮影画像の輻輳角を調整する。EVF間隔322は、EVF217R,EVF217Lとの距離であり、不図示の調整機構にて変更可能である。人間の眼球間隔321は個人差があるため、右眼用撮像・表示部250Rと左眼用撮像・表示部250Lとの距離であるヘッドマウントディスプレイ100の撮像部間隔323も調整できることが好ましい。本実施形態では、撮像部間隔323は、不図示の調整機構にて変更可能である。回転調節部320R,320Lは常に撮像部間隔323を維持し、人間の眼球中心を模擬した構成となっている。
<撮像素子の構成>
図3は、撮像部211内の撮像素子の画素配列の一例を示す概略図であり、撮像素子として用いられる2次元CMOSセンサの画素配列を、撮像画素の4列×4行の範囲(焦点検出画素の配列としては8列×4行の範囲)で示している。
本実施形態では、画素群400は2列×2行の画素からなり、ベイヤー配列のカラーフィルタにより覆われているものとする。画素群400において、R(赤)の分光感度を有する画素400Rが左上の位置に、G(緑)の分光感度を有する画素400Gが右上と左下の位置に、B(青)の分光感度を有する画素400Bが右下の位置に配置されている。更に、撮像部211内の撮像素子が撮像面位相差方式の焦点検出を行うために、各画素は1つのマイクロレンズ401に対して複数のフォトダイオード(光電変換部)を保持している。本実施形態では、各画素は、2列×1行に配列された第1フォトダイオード402と第2フォトダイオード403により構成されている。
撮像部211内の撮像素子では、図3に示される2列×2行の画素(4列×2行のフォトダイオード)からなる画素群400を撮像面上に多数配置することで、撮像信号及びフォーカス用信号を取得可能である。このような構成を有する各画素では、光束をマイクロレンズ401で分離し、第1フォトダイオード402と第2フォトダイオード403に結像する。そして、2つのフォトダイオードからの信号を加算した信号(A+B信号)を撮像信号、個々のフォトダイオードからそれぞれ読み出した一対の焦点検出信号(A像信号とB像信号)をフォーカス用信号として用いる。
なお、撮像信号とフォーカス用信号とをそれぞれ読み出してもよいが、処理負荷を考慮して、撮像信号(A+B信号)と一方のフォーカス用信号(例えばA像信号)とを読み出し、差分を取ることで、他方のフォーカス用信号(例えばB像信号)を取得してもよい。
また、本実施形態では、各画素は、1つのマイクロレンズ401に対して2つのフォトダイオードを保持するが、フォトダイオードの数は2つ以上であってもよい。
また、撮像部211内の撮像素子は、マイクロレンズ401に対して受光部の開口位置が異なる画素を複数有してもよい。すなわち、撮像部211内の撮像素子は、A像信号とB像信号等の位相差を検出可能な位相差検出用の2つの信号を取得可能であればよい。
また、図3では、全ての画素が複数のフォトダイオードを保持するが、本発明はこれに限定されない。焦点検出用画素が離散的に設けられていてもよい。
<デフォーカス量と像ずれ量との関係>
以下、本実形態の撮像素子により取得される一対の焦点検出信号(A像信号とB像信号)から算出されるデフォーカス量と像ずれ量との関係について説明する。以下の説明では、撮像中心と光軸中心とが一致しているものする。また、右眼用撮像・表示部250Rのみでデフォーカス量を算出し、該デフォーカス量から距離情報を算出するものとする。ただし、目的に応じて、右眼用撮像・表示部250Rと左眼用撮像・表示部250Lのそれぞれでデフォーカス量を算出し、算出されたデフォーカス量を組み合わせて距離情報を算出してもよい。また、本実施形態では、右眼用撮像・表示部250Rと左眼用撮像・表示部250Lに同じ撮像素子が組み込まれているが、右眼用撮像・表示部250Rと左眼用撮像・表示部250Lの何れかにデフォーカス量を算出可能な撮像素子が組み込まれていてもよい。また、距離情報の取得方法は、本実施形態の方法に限定されない。
図4は、デフォーカス量dと一対の焦点検出信号(A像信号とB像信号)間の像ずれ量の概略関係図である。撮像面1300に本実施形態の撮像素子(不図示)が配置され、結像光学系の射出瞳が、第1の光束が透過する第1瞳部分領域1303と第2の光束が透過する第2瞳部分領域1304に2分割される。
デフォーカス量dは、被写体の結像位置から撮像面1300までの距離である。デフォーカス量dの大きさを|d|とする。また、被写体の結像位置が撮像面1300より被写体側にある前ピン状態でのデフォーカス量dを負(d<0)、被写体の結像位置が撮像面1300より被写体の反対側にある後ピン状態でのデフォーカス量dを正(d>0)とする。被写体の結像位置が撮像面1300にある合焦状態では、デフォーカス量dは0である。図4は、被写体1301の結像位置が撮像面1300であり(d=0)、被写体1302の結像位置が撮像面1300より被写体側である(d<0)場合を示している。前ピン状態(d<0)と後ピン状態(d>0)を合わせて、デフォーカス状態(|d|>0)とする。
前ピン状態(d<0)では、被写体1302からの光束のうち、第1瞳部分領域1303(第2瞳部分領域1304)を通過した光束は、一度、集光した後、光束の重心位置G1(G2)を中心として幅Γ1(Γ2)に広がり、撮像面1300でボケた像となる。ボケた像は、撮像素子に配列された各画素を構成する図3の第1フォトダイオード402(第2フォトダイオード403)により受光され、一対の焦点検出信号(A像信号とB像信号)が生成される。一対の焦点検出信号(A像信号とB像信号)は、撮像面1300上の重心位置G1(G2)に、被写体1302がボケ幅Γ1(Γ2)だけボケた被写体像として記録される。ボケ幅Γ1(Γ2)は、デフォーカス量dの大きさ|d|の増加に伴い、概ね、比例して増加していく。同様に、一対の焦点検出信号間の被写体像の像ずれ量p(=光束の重心位置の差G1-G2)の大きさ|p|も、デフォーカス量dの大きさ|d|の増加に伴い、概ね、比例して増加していく。後ピン状態(d>0)でも、一対の焦点検出信号間の被写体像の像ずれ方向が前ピン状態と反対となるが、同様である。
したがって、本実施形態では、像ずれ量p、及び像ずれ量pをデフォーカス量dに換算するための換算係数Kからデフォーカス量dを算出可能である。なお、換算係数Kは、結像光学系の入射角度、F値、及び光軸位置に依存する。
<撮影環境輝度に応じた焦点検出の取得範囲変更>
3次元立体視画像を表示させつつ、良好な焦点検出結果を得るために、撮影環境輝度に応じて、焦点検出の取得範囲を変更する方法について説明する。なお、本実施形態では、撮影環境をCase1からCase4までの4つのCaseに分けて説明するが、Caseの数はこれに限定されない。
図5は、本実施形態の撮影環境輝度に応じた焦点検出の取得範囲変更方法を示すフローチャートである。
ステップS1では、システム制御部218は、AE処理の結果を用いて撮影環境輝度判定を行う。なお、撮影環境輝度判定は、本実施形態ではAE処理の結果を用いて行われるが、画像処理部214の画像データを用いて行われてもよい。
図6は、撮影環境輝度に応じた焦点検出の取得範囲変更を示す模式図である。図6(a)のCase1は、最も明るい撮影環境であり、3次元画像処理に必要な画像の取得では高フレームレート(FR)かつ高速なセンサ読み出しが可能で、焦点検出では広範囲な信号の取得範囲(Area1)が設定可能な撮影環境である。図6(b)のCase2は、比較的明るい撮影環境であり、3次元画像処理に必要な画像の取得では高FRから中FRかつ高速から中速なセンサ読み出しが可能で、焦点検出では中範囲な信号の取得範囲(Area2)が設定可能な撮影環境である。図6(c)のCase3は、比較的暗い撮影環境であり、3次元画像処理に必要な画像の取得では中FRかつ中速なセンサ読み出しが可能で、焦点検出では狭範囲な信号の取得範囲(Area3R,Area3L)が設定可能な撮影環境である。図6(d)のCase4は、最も暗い撮影環境であり、3次元画像処理に必要な画像の取得では中FRから低FRかつ中速から低速なセンサ読み出しが可能で、焦点検出では狭範囲な信号の取得範囲(Area4R,Area4L)が設定可能な撮影環境である。
ステップS2(取得ステップ)では、システム制御部218は、ステップS1で判定した撮影環境輝度を用いて、以降のフローで必要な各種情報を取得する。
ステップS1において、撮影環境輝度が最も明るい撮影環境であるCase1の輝度であると判定された場合について説明する。システム制御部218は、撮像部211R内の撮像素子の撮像面における焦点検出の取得範囲(第1取得範囲)と撮像部211L内の撮像素子の撮像面における焦点検出の取得範囲(第2取得範囲)をArea1に設定する。Area1は広範囲であるため、撮像部211R,211Lで、取得範囲の位置や大きさを変更する必要はない。Case1は最も明るい撮影環境であるため、短秒蓄積時間で画面全体から焦点検出信号を取得して焦点検出を行うことが可能となる。また、システム制御部218は、撮像部211R,211Lの少なくとも一方からの信号を用いて主被写体を検出する被写体検出部としても機能し、主被写体情報Target1を検出することで、主被写体の種類情報や画面内の位置情報等を取得する。Area1内の主被写体情報Target1の近傍の焦点検出結果は、後段の焦点検出で用いられる。また、システム制御部218は、ユーザの視線情報EyePoint1に基づくユーザの着目領域を取得する。システム制御部218は、主被写体情報Target1と着目領域から、ユーザが主被写体に着目していると判定して、着目領域の近傍の焦点検出結果を後段の焦点検出で用いてもよい。
ステップS1において、撮影環境輝度が比較的明るい撮影環境であるCase2の輝度であると判定された場合、具体的には撮影環境輝度が第1の所定値より小さいと判定された場合について説明する。Case2はCase1よりも暗い撮影環境であるため、蓄積時間がCase1よりも長くなる。システム制御部218は、撮像部211R内の撮像素子の撮像面における焦点検出の取得範囲と撮像部211L内の撮像素子の撮像面における焦点検出の取得範囲をArea1よりも狭いArea2に設定する。Area2は比較的、広範囲であるため、撮像部211R,211Lで、取得範囲の位置や大きさを変更する必要はない。また、システム制御部218は、主被写体情報Target2を検出することで、主被写体の種類情報や画面内の位置情報等を取得する。また、Area2内の主被写体情報Target2の近傍の焦点検出結果は、後段の焦点検出で用いられる。また、システム制御部218は、ユーザの視線情報EyePoint2に基づくユーザの着目領域を取得する。システム制御部218は、主被写体情報Target2と着目領域から、ユーザが主被写体に着目していると判定して、着目領域の近傍の焦点検出結果を後段の焦点検出で用いてもよい。
ステップS1において、撮影環境輝度が比較的暗い撮影環境であるCase3の輝度であると判定された場合、具体的には撮影環境輝度が第2の所定値より小さいと判定された場合について説明する。第2の所定値は、第1の所定値より小さい。Case3はCase2よりも暗い撮影環境であるため、蓄積時間がCase2よりも長くなる。システム制御部218は、撮像部211R内の撮像素子の撮像面における焦点検出の取得範囲を所定範囲より小さいArea3R(第3取得範囲)に設定する。また、システム制御部218は、撮像部211L内の撮像素子の撮像面における焦点検出の取得範囲を所定範囲より小さいArea3L(第4取得範囲)に設定する。Area3RとArea3Lはそれぞれ、EVF217R,217Lの光軸中心に位置するように設定される。そのため、Area3Rの位置とArea3Lの位置は、撮像部211R,211L上ではずれている。なお、主被写体情報Target3やユーザの視線情報EyePoint3に基づくユーザの着目領域から、取得範囲の位置や範囲を変更してもよい。
以下、図7を参照して、取得範囲の位置や範囲を変更する方法について説明する。図7は、撮影環境輝度に応じた焦点検出の取得範囲の位置や範囲を変更する方法の説明図であり、撮影環境がCase3の場合にArea3RとArea3Lの位置や範囲を変更する方法を示している。
図7(a)は、画面中央付近にArea3RとArea3Lが設定されている状態を表している。図7(b)は、図7(a)の状態に対して、ユーザの視線情報EyePoint3と取得可動範囲(MoveArea)が追加された状態を表している。着目領域が検出された後、着目領域の位置を中心にArea3RとArea3Lを取得可動範囲(MoveArea)内で移動させる。これにより、必要最低限の範囲を設定することが可能である。
図7(c)は、図7(a)の状態に対して、主被写体情報Target3と取得可動範囲(MoveArea)が追加された状態を表している。図7(c)において、着目領域が検出された後、主被写体位置を中心にArea3RとArea3Lを取得可動範囲(MoveArea)内で移動させる。また、図7(c)に示されるように、主被写体情報Target3から、Area3RとArea3Lを更に狭めてもよい。これにより、必要最低限の範囲を設定することが可能である。
ステップS1において、撮影環境輝度が最も暗い撮影環境であるCase4の輝度であると判定された場合、具体的には撮影環境輝度が第3の所定値より小さいと判定された場合について説明する。第3の所定値は、第2の所定値より小さい。Case4はCase3よりも暗い撮影環境であるため、蓄積時間が長秒となる。システム制御部218は、撮像部211R内の撮像素子の撮像面における焦点検出の取得範囲を所定範囲より小さいArea4R(第3取得範囲)に設定する。また、システム制御部218は、撮像部211L内の撮像素子の撮像面における焦点検出の範囲を所定範囲より小さいArea4R(第4取得範囲)に設定する。Area4RとArea4Lはそれぞれ、EVF217R,217Lの光軸中心に位置するように設定される。そのため、Area4Rの位置とArea4Lの位置は、撮像部211R,211L上ではずれている。なお、主被写体情報Target4やユーザの視線情報に基づくユーザの着目領域から、取得範囲の位置や範囲を変更してもよい。
ステップS3では、システム制御部218は、ステップS2で取得した蓄積時間に従い、EVF217R,EVF217Lに表示させるための画像データの表示パラメータを決定する。本実施形態では、通常、EVF217R,217Lにそれぞれ異なる画像を表示させることで3次元立体視画像の表示が行われる。同時に、撮像部211R,211L内の撮像素子の撮像面における焦点検出の取得範囲からの信号を用いて焦点検出が行われる。なお、撮像部211R,211Lの一方の撮像素子の撮像面における焦点検出の取得範囲からの信号を用いて焦点検出が行われてもよい。蓄積時間は表示画像信号取得と焦点検出信号取得において略一致しているため、高FR表示かつ高速な焦点検出が可能となる。しかしながら、特にCase4のように暗い撮影環境では、高FRを維持することが困難になりうる場合もある。この場合、撮像部211Rで表示画像信号を取得し、EVF217R,217Lに略同一の画像を出力し、2次元画像の表示が行われてもよい。また、撮像部211Rに焦点検出信号を取得させ、画像表示と焦点検出を継続させるための動作をさせてもよい。また、焦点検出頻度が低下するが、3次元立体視表示を継続させるために、数フレームの加算信号(複数のタイミングで取得された信号)を用いて焦点検出が行われてもよい。更に、焦点検出が不能なほど暗い場合、焦点検出を行わず、焦点検出が行われないことを示す表示画像を生成し、表示させてもよい。
ステップS4(検出ステップ)では、システム制御部218は、ステップS2で取得した取得範囲を用いて焦点検出を行う。
以下、図8を参照して、焦点検出方法について説明する。図8は、焦点検出方法を示すフローチャートである。右眼用撮像・表示部250Rと左眼用撮像・表示部250Lでは、メカ要因等により合焦位置は異なるが、焦点検出方法に差はない。そのため、右眼用撮像・表示部250Rと左眼用撮像・表示部250Lの区別なく焦点検出方法を説明する。
本実施形態では、図3の撮像素子の各画素の第1フォトダイオード402から第1焦点検出信号が読み出されると共に、第2フォトダイオード403から第2焦点検出信号が読み出される。具体的には、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号として、緑(G)、赤(R)、青(B)、及び緑(G)の4画素の出力を加算することで取得される信号Yが用いられる。位相差AFでは、2つの焦点検出信号間の被写体像の像ずれ量pを用いてデフォーカス量dが検出される。
ステップS501では、システム制御部218は、ステップS2で取得した取得範囲を設定する。
ステップS502では、システム制御部218は、焦点検出領域の第1焦点検出画素から第1焦点検出信号を取得すると共に、焦点検出領域の第2焦点検出画素から第2焦点検出信号を取得する。
ステップS503では、システム制御部218は、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を用いて、画素加算処理を行う。これにより、信号データ量を抑制することが可能である。具体的には、列方向において画素加算処理を行うと共に、RGB信号の加算処理を行い、Y信号を生成する。画素加算数が2である場合、画素ピッチが2倍となるためナイキスト周波数は非加算時の1/2となり、画素加算数が3である場合、画素ピッチが3倍となるためナイキスト周波数は非加算時の1/3となる。
ステップS504では、システム制御部218は、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号に対して、シェーディング補正処理(光学補正処理)を行う。これにより、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号の強度を揃えることが可能である。シェーディング補正値は、結像光学系の入射角度、F値、及び光軸位置に依存する。
ステップS505では、システム制御部218は、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号に対して、バンドパスフィルターを用いてフィルター処理を行う。これにより、相関(信号の一致度)を良くして焦点検出精度を向上させることが可能である。バンドパスフィルターは、例えば、DC成分をカットしてエッジ抽出を行う{1,4,4,4,0,-4,-4,-4,-1}等の差分型フィルターや、高周波ノイズ成分を抑制する{1,2,1}等の加算型フィルターがある。
ステップS506では、システム制御部218は、フィルター処理後の第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を相対的に瞳分割方向へシフトさせるシフト処理により算出された信号の一致度を表す相関量を取得する。
相関量COR(s)は、以下の式(1)により算出される。なお、A(k)はフィルター処理後のk番目の第1焦点検出信号、B(k)はフィルター処理後のk番目の第2焦点検出信号、Wは焦点検出領域に対応する番号kの範囲、sはシフト処理によるシフト量、Γはシフト量sのシフト範囲である。
なお、必要に応じて、行ごとに算出された相関量COR(s)を、シフト量ごとに、複数行に渡って加算してもよい。また、相関量COR(s)が算出された際にその変化量やピークボトム等を用いて、デフォーカス量の信頼性を評価することが可能である。
ステップS507では、システム制御部218は、ステップS506で取得した相関量が最小値となる実数値のシフト量である像ずれ量pに変換係数Kが掛けられたデフォーカス量dを取得する。なお、変換係数Kを用いて、デフォーカス量の信頼性を評価することが可能である。
ステップS508では、システム制御部218は、ステップS507で取得したデフォーカス量から変換したレンズ駆動量を用いて、フォーカスレンズを駆動する。
ステップS5(生成ステップ)では、システム制御部218は、ステップS3で決定した画像の表示パラメータを用いて、画像表示処理を行う。画像表示処理では、EVF217R,217Lに表示させるための画像データの生成と、生成された画像データのEVF217R,217Lへの表示とが行われる。
以下、図9を参照して、画像表示処理方法について説明する。図9は、画像表示処理方法を示すフローチャートである。
ステップS601は、システム制御部218は、3次元立体視画像の表示を行うかどうかを判定する。3次元立体視画像の表示を行うと判定された場合、ステップS603に進み、そうでないと判定された場合、すなわち2次元画像の表示を行うと判定された場合、ステップS602に進む。
ステップS602では、システム制御部218は、撮像部211R又は撮像部211Lで取得された画像を複製する。画像は、EVF217R,217Lに表示される。
ステップS603では、システム制御部218は、それぞれの画像に対して、表示のための画像調整処理を行う。ステップS601で3次元立体視画像の表示を行うと判定された場合、撮像部211R又は撮像部211Lで取得された画像に対して、それぞれの画像の位置や輝度の調整処理が行われる。また、ステップS601で2次元画像の表示を行うと判定された場合、ステップS602で複製された画像に対して、画像の位置や輝度の調整処理が行われる。
ステップS604では、システム制御部218は、ステップS603で得られた画像をEVF217R,217Lのそれぞれに表示させる。
ステップS6では、システム制御部218は、ユーザの停止命令、ヘッドマウントディスプレイ100の電源オフ、及び眼球情報取得部240又は接眼検出部118の情報を用いて、画像表示と焦点検出を終了するかどうかを判定する。画像表示と焦点検出を終了すると判定された場合、本フローを終了し、そうでないと判定された場合、ステップS1に戻る。
以上説明したように、本実施形態の構成によれば、撮影環境輝度に応じて焦点検出の取得範囲を変更することで、撮影環境輝度に応じて、ユーザビリティの低下を抑制しつつ、画像の表示と焦点検出を適切に実行可能である。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
202R レンズ(第1の光学系)
202L レンズ(第2の光学系)
217 EVF(表示部)
218 システム制御部(制御装置)
218a 取得部
218b 焦点検出部
218c 画像生成部

Claims (17)

  1. 第1の光学系を通過した光束を受光する第1の撮像素子で取得される第1の信号、及び前記第1の光学系に対して視差を有するように配置された第2の光学系を通過した光束を受光する第2の撮像素子で取得される第2の信号を取得する取得部と、
    前記第1の信号を用いて焦点検出を行う焦点検出部と、
    前記第1の信号と前記第2の信号の少なくとも一方に基づいて表示部に表示させるための表示画像を生成する画像生成部とを有し、
    前記焦点検出部は、撮影環境輝度に応じて、前記第1の撮像素子の撮像面における前記第1の信号の第1取得範囲を変化させることを特徴とする制御装置。
  2. 前記撮影環境輝度が小さくなると、前記焦点検出部は、前記第1取得範囲を狭くすることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記焦点検出部は、前記第1の信号と前記第2の信号の少なくとも一方を用いて検出された被写体位置を用いて、前記第1取得範囲を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記焦点検出部は、ユーザの視線情報を用いて、前記第1取得範囲を設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の制御装置。
  5. 前記焦点検出部は、前記撮影環境輝度に応じて、前記第2の撮像素子の撮像面における前記第2の信号の第2取得範囲を変化させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の制御装置。
  6. 前記撮影環境輝度が小さくなると、前記焦点検出部は、前記第2取得範囲を狭くすることを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記焦点検出部は、前記第1の信号と前記第2の信号の少なくとも一方を用いて検出された被写体位置を用いて、前記第2取得範囲を設定することを特徴とする請求項5又は6に記載の制御装置。
  8. 前記焦点検出部は、ユーザの視線情報を用いて、前記第2取得範囲を設定することを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載の制御装置。
  9. 前記撮影環境輝度が所定値より小さい場合、前記焦点検出部は、前記第1取得範囲を所定範囲より小さい第3取得範囲に設定すると共に、前記第2取得範囲を前記所定範囲より小さい第4取得範囲に設定することを特徴とする請求項5乃至8の何れか一項に記載の制御装置。
  10. 前記第3取得範囲は、前記第4取得範囲と異なることを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
  11. 前記焦点検出部は、前記第2の信号を用いて焦点検出を行うことを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の制御装置。
  12. 前記焦点検出部は、前記第1の信号を用いて焦点検出を行い、
    前記画像生成部は、前記第2の信号を用いて前記表示画像を生成することを特徴とする請求項9又は10に記載の制御装置。
  13. 前記第1の信号及び前記第2の信号は、複数のタイミングで取得された信号を加算した信号であり、
    前記画像生成部は、前記第1の信号及び第2の信号を用いて前記表示画像を生成することを特徴とする請求項9又は10に記載の制御装置。
  14. 前記焦点検出部は、焦点検出を行わず、
    前記画像生成部は、前記焦点検出部による焦点検出が行われないことを示す前記表示画像を生成することを特徴とする請求項9又は10に記載の制御装置。
  15. 第1の光学系を通過した光束を受光する第1の撮像素子と、
    前記第1の光学系に対して視差を有するように配置された第2の光学系を通過した光束を受光する第2の撮像素子と、
    請求項1乃至14の何れか一項に記載の制御装置とを有することを特徴とする電子機器。
  16. 第1の光学系を通過した光束を受光する第1の撮像素子で取得される第1の信号、及び前記第1の光学系に対して視差を有するように配置された第2の光学系を通過した光束を受光する第2の撮像素子で取得される第2の信号を取得する取得ステップと、
    前記第1の信号を用いて焦点検出を行う検出ステップと、
    前記第1の信号と前記第2の信号の少なくとも一方に基づいて表示部に表示させるための表示画像を生成する生成ステップとを有し、
    前記検出ステップにおいて、撮影環境輝度に応じて、前記第1の撮像素子の撮像面における前記第1の信号の第1取得範囲を変化させることを特徴とする制御方法。
  17. 請求項16に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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