JP2023114246A - 光投影装置、光投影システムおよび照明システム - Google Patents
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Abstract
【課題】映像領域から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行う光投影装置を提供する。
【解決手段】光投影装置10は、施設内の空間にて映像を投影する投影部14と、投影部14から投影された映像が映し出される映像領域T1の位置、および、空間にいる人の位置に関する位置情報を取得する情報取得部12と、投影部14および情報取得部12を制御する制御部15と、を備える。制御部15は、情報取得部12で取得した位置情報に基づいて、投影部14から投影された映像が上記の位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、投影部14を制御する。
【選択図】図3
【解決手段】光投影装置10は、施設内の空間にて映像を投影する投影部14と、投影部14から投影された映像が映し出される映像領域T1の位置、および、空間にいる人の位置に関する位置情報を取得する情報取得部12と、投影部14および情報取得部12を制御する制御部15と、を備える。制御部15は、情報取得部12で取得した位置情報に基づいて、投影部14から投影された映像が上記の位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、投影部14を制御する。
【選択図】図3
Description
本発明は、映像を投影する光投影装置、光投影システム、および、光投影装置を備える照明システムに関する。
従来、施設内の空間にて映像を投影する光投影装置が知られている。特許文献1には、光投影装置を備える照明システムが開示されている。この照明システムでは、光投影装置から投影される映像のコントラスト比を制御し、空間内における演出を効果的に行っている。
店舗や飲食店などの施設では、光投影装置を用いて施設の壁に映像を投影し、施設の壁に映像領域を形成することで、空間の演出が行われる。例えば、この光投影装置を用いて誘目性を高めるような目立つ演出を行うと、映像領域から遠く離れている人の注目を引くことができるが、映像領域の近くにいる人にとっては煩わしさを感じさせてしまうことがある。
本発明は、映像領域から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる光投影装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光投影装置の一態様は、施設内の空間にて映像を投影する投影部と、前記投影部から投影された映像が映し出される映像領域の位置、および、前記空間にいる人の位置に関する位置情報を取得する情報取得部と、前記投影部および前記情報取得部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記情報取得部で取得した前記位置情報に基づいて、前記投影部から投影された前記映像が前記位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、前記投影部を制御する。
上記目的を達成するために、本発明に係る光投影システムの一態様は、施設内の空間にて映像を投影する光投影装置と、前記光投影装置から投影された映像が映し出される映像領域の位置、および、前記空間にいる人の位置に関する位置情報を検知する検知装置と、前記光投影装置および前記検知装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記検知装置によって得られた前記位置情報に基づいて、前記光投影装置から投影された前記映像が前記位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、前記光投影装置を制御する。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明システムの一態様は、施設内の空間にて映像を投影する光投影装置と、前記空間にて照明光を照射する照明装置と、前記光投影装置から投影された映像が映し出される映像領域の位置、および、前記空間にいる人の位置に関する位置情報を検知する検知装置と、前記光投影装置、前記照明装置および前記検知装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記検知装置によって得られた前記位置情報に基づいて、前記光投影装置から投影された前記映像が前記位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、前記光投影装置および前記照明装置を制御する。
本発明の光投影装置等によれば、映像領域から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域の近くにいる人に煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
(本発明に至る経緯)
本発明に至る経緯について、比較例の光投影装置を参照しながら説明する。
本発明に至る経緯について、比較例の光投影装置を参照しながら説明する。
図1は、比較例の光投影装置110を示す概略図である。
店舗や飲食店などの施設では、光投影装置110から投影された映像を用いて空間の演出が行われる。比較例の光投影装置110では、光投影装置110から斜め下方向に映像を投影し、施設の壁に映像領域T101を形成することで、空間の演出が行われる。
例えば、この光投影装置110を用いて、誘目性を高めるような目立つ演出をすると、映像領域T101から遠く離れている人p2の注目を引くことができるが、映像領域T101の近くにいる人p1にとって煩わしさを感じさせてしまうという問題がある。一方、落ち着きのある控えめな演出にすると、映像領域T101の近くにいる人p1に煩わしさを感じさせないことができるが、映像領域T101から遠く離れている人p2の注目を引きにくいという問題がある。
その解決策として、例えば、人が映像領域から遠く離れている場合は、映像の陰影などの変化を大きくして人の注目を引きやすくし、人が映像領域の近くにいる場合には、映像の陰影などの変化を小さくして煩わしさを感じさせないようにすることが考えられる。
そこで、本実施の形態では、人の位置情報に応じて、映像領域に映し出される映像のコンテンツパラメータを制御する光投影装置等を提供する。この光映像装置等によれば、映像領域から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことが可能となる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[光投影装置および光投影システムの構成]
実施の形態1に係る光投影装置および光投影システムの構成について、図2~図6を参照しながら説明する。
[光投影装置および光投影システムの構成]
実施の形態1に係る光投影装置および光投影システムの構成について、図2~図6を参照しながら説明する。
図2は、実施の形態1に係る光投影装置10および光投影システム1を示す模式図である。図3は、光投影装置10および光投影システム1のブロック構成図である。図4は、光投影装置10および光投影システム1を上から見た図である。
光投影システム1は、例えば、店舗、飲食店、ホテル、美術館または展示会場などの施設に設置される。
図2~図4に示すように、光投影システム1は、複数の光投影装置10と、検知装置20と、制御装置50と、を備える。複数の光投影装置10および検知装置20のそれぞれは、制御装置50に通信接続されている。
光投影装置10は、例えば、プロジェクタであり、施設の造営材またはスクリーンなどの被投影体3に映像を投影することで、施設内の空間を演出する。例えば、造営材は、施設のフロアーの壁、床、天井などであり、スクリーンは、壁、床、天井などに設置される。光投影装置10から出力される映像は、例えば、木漏れ日(木の陰影)、砂浜、滝または水面等の自然物の被写体を模したモノクローム映像(またはグレースケール映像)である。なお、光投影装置10からは、カラー映像が出力されてもよい。
図2に示すように、複数の光投影装置10は、第1の光投影装置10a、第2の光投影装置10bおよび第3の光投影装置10cによって構成されている。例えば、複数の光投影装置10のそれぞれは、施設の天井に埋め込まれている。
図2に示す光投影システム1では、複数の光投影装置10a、10bおよび10cから斜め下方向に映像を投影し、施設内の空間の壁に映像領域T1、T2およびT3を形成することで、空間の演出が行われる。例えば施設内の空間とは、店舗や飲食店などの空間価値を高めるために、施設にある演出に対しさらに映像等による演出を一部加えた空間である。同図では、映像領域T1、T2およびT3の外周が楕円状の破線で示されているが、楕円状の破線のような境界線は無くてもよい。
例えば、光投影装置10a、10b、10cは、1m間隔で天井に設けられ、映像領域T1、T2、T3は、光投影装置10a、10b、10cが並ぶ方向に沿って1m間隔で壁に形成される。例えば、壁の手前すなわち各映像領域T1~T3の手前に陳列台がある場合、化粧品などの商品または花瓶などの展示物が陳列台上に配置されていてもよい。光投影装置10の詳細な構成については、後で説明する。
なお、以下において、複数の光投影装置の全部または一部を指して、光投影装置10と呼ぶ場合がある。光投影システム1が備える光投影装置10は、1台または2台であってもよいし、4台以上であってもよい。
検知装置20は、例えばカメラであり、施設の壁または天井に設置される。図2に示す検知装置20は1台であるが、光投影装置10に一対一で対応するように、検知装置20が複数台設定されてもよい。検知装置20は、空間に存在する人の位置を検出する。空間とは、演出が行われている様子を人が見ることのできる範囲の空間であり、部屋やフロアーの内部空間はもちろん、部屋やフロアーの外の周囲空間も含む。検知装置20の検知対象は、映像が演出される部屋内またはフロアー内にいる人、および、部屋の近傍またはフロアーの近傍にいる人である。また、検知装置20は、空間にいる人の視線方向を検知する。検知装置20で検知した人の位置に関する位置情報および人の視線に関する視線情報は、制御装置50に出力される。
制御装置50は、光投影装置10および検知装置20を制御する装置であり、例えば施設の壁に設置される。制御装置50は、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。制御装置50は、記憶部56を有している。記憶部56は、例えば、スタティックRAMもしくはダイナミックRAM等の揮発性の記憶装置、または、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)若しくはフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置等によって実現される。
記憶部56には、映像領域T1~T3の位置に関する情報が記憶されている。また、記憶部56には、映像のコンテンツパラメータである各種の映像設定値が記憶されている。映像設定値としては、例えば、映像の最大輝度、コントラスト比、映像の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像内における所定の画像の変化量および変化速度などが挙げられる。
図5は、光投影装置10から投影される映像の一例を示す図である。同図には、上記の映像設定値に基づいて、映像領域T1に投影される映像の一部が示されている。以下では、映像設定値の一例である最大輝度、コントラスト比、映像の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像内における所定の画像の変化量および変化速度について説明する。なお、以下では映像領域T1を例に挙げて説明するが、映像領域T2およびT3についても同様である。
最大輝度は、映像領域T1における輝度の最大値である。最大輝度が高い(大きい)と映像領域T1から離れた位置でも目立ちやすくなり、人の注目を引きやすい。一方、最大輝度が低い(小さい)と、映像領域T1に近い位置では落ち着いた印象を与え、人に煩わしさを感じさせにくい。
コントラスト比は、映像領域T1の最小輝度(図5の(a)参照)に対する最大輝度(図5の(a)参照)の比率である。コントラスト比が高い(大きい)と映像が明瞭となるので、映像領域T1から離れた位置でも目立ちやすくなり、人の注目を引きやすい。一方、コントラスト比が低い(小さい)と、映像領域T1に近い位置では落ち着いた印象を与え、人に煩わしさを感じさせにくい。
映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配(図5の(b)参照)は、映像のぼかし具合に相当する。明るさの変化の勾配が大きいと明部と暗部との境目がはっきりとするので、映像領域T1から離れた位置でも目立ちやすくなり、人の注目を引きやすい。一方、明るさの変化の勾配が小さいと明部と暗部との境目での変化が緩やかになるので、映像領域T1に近い位置では落ち着いた印象を与え、人に煩わしさを感じさせにくい。なお、投影される映像がカラー映像の場合は、彩度変化の勾配および明度変化の勾配により、明るさの変化の勾配を調整すればよい。
映像領域T1における所定の画像の変化量は、例えば、映像内を移動する移動画像の動く距離である(図5の(c)参照)。例えば映像が木漏れ日である場合、所定の画像は、枝に付いた葉または枝から落ちる葉である。所定の画像の変化量が大きいと移動画像の動く距離が長いため、映像領域T1から離れた位置でも目立ちやすくなり、人の注目を引きやすい。一方、所定の画像の変化量が小さいと移動画像の動く距離が短いため、映像領域T1に近い位置では落ち着いた印象を与え、人に煩わしさを感じさせにくい。なお、変化量は、所定の画像の形状または大きさが変わるときの変位量であってもよい。
映像領域T1における所定の画像の変化速度は、例えば、移動画像の移動速度である。所定の画像の変化速度が大きいと移動画像の移動速度が大きいため、映像領域T1から離れた位置でも目立ちやすくなり、人の注目を引きやすい。一方、所定の画像の変化速度が小さいと移動画像の移動速度が小さいため、映像領域T1に近い位置では落ち着いた印象を与え、人に煩わしさを感じさせにくい。なお、変化速度は、所定の画像の形状または大きさが変わるときの変位速度であってもよい。また、変化速度は、所定の画像の形状または大きさが変化せずに輝度のみが経時的に変化するときは、その輝度の変化速度であってもよい。
これらの映像設定値は、人の位置情報または人の視線情報に対応して予め決められて記憶部56に保存されている。人の位置情報とは、例えば、各映像領域T1~T3を基準としたときに人が存在する方角および距離である。人の視線情報とは、例えば、人の視線が各映像領域T1~T3の方向を向いているか否かを示す情報である。
制御装置50は、検知装置20から出力された人の位置に関する位置情報、および、記憶部56に記憶された映像設定値に基づいて、光投影装置10を制御する。また、制御装置50は、検知装置20から出力された人の視線に関する視線情報、および、記憶部56に記憶された映像設定値に基づいて、光投影装置10を制御する。
例えば制御装置50は、検知装置20によって得られた位置情報に基づいて、光投影装置10から投影された映像が位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、光投影装置10を制御する。言い換えると、制御装置50は、上記の映像設定値に基づいて、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが変わるように、光投影装置10を制御する。
図6は、光投影システム1の動作の一例を示す図である。
図6の(a)には、映像領域T1から遠く離れた位置に人p2がいる場合に、映像領域T1の最大輝度が通常よりも大きくなるように、光投影装置10が制御されている例が示されている。図6の(b)には、映像領域T1の近くに人p1がいる場合に、映像領域T1の最大輝度が図6の(a)に示す状態よりも小さくなるように、光投影装置10が制御されている例が示されている。
また、制御装置50は、最大輝度に限られず、映像領域T1の近くに人p1がいる場合に、以下に示す制御を行う。例えば、制御装置50は、上記の位置情報に基づいて、映像領域T1の位置と人の位置との距離が予め決められた距離範囲内(または閾値の範囲内)であると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、光投影装置10を制御する。
なお、予め決められた距離範囲は、映像領域T1の面に沿う鉛直方向から見た場合に、映像領域T1の面から放射状に広がる領域内であって、映像領域T1からの距離が2m以内の範囲である。映像領域T1の面から放射状に広がる領域は、被投影体3に投影された映像光が反射する方向に位置し、例えば、映像領域T1の面に沿う鉛直軸を基準として中心角が160°以下(被投影体3に垂直な軸を基準としたときの角度が±80°以内)の扇形状の形状を有している。
次に、光投影システム1が備える光投影装置10の詳細な構成について説明する。
図3に示すように、光投影装置10は、情報取得部12と、投影部14と、制御部15とを備える。光投影装置10は、制御装置50から送信された制御指示に基づいて映像を投影する。
投影部14は、造営材またはスクリーンなどの被投影体3に画像を投影し、被投影体3に映像領域T1を形成する。投影部14は、例えば、白色光を発する光源である。光源は、具体的には、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)によって実現される。光源は、半導体レーザ、有機EL(Electro Luminescence)、または、無機EL等によって実現されてもよい。なお、光源が発する光は、白色光に限られず、光源は、光色の異なる複数のLED等を有していてもよい。光源が、光色の異なる複数のLED等を有している場合、制御部15がそれぞれの光源への電流量を調整する等により、光源の発する光が調光および調色されてもよい。
情報取得部12は、制御装置50から出力された信号によって、空間にいる人の位置に関する位置情報、および、映像設定値に関する情報を取得する。人の位置に関する位置情報は、記憶部56に記憶された映像領域T1~T3の位置、および、検知装置20で検知された人の位置から求められた人の位置情報である。映像設定値に関する情報は、人の位置情報に対応して予め決められた映像のコンテンツパラメータである。
制御部15は、情報取得部12で取得した位置情報に基づいて、投影部14から投影された映像が位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、投影部14を制御する。言い換えると、制御部15は、上記の映像設定値に基づいて、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが変わるように、投影部14を制御する。なお、上記の映像設定値が光投影装置10内の記憶部に記憶されている場合、制御部15は、映像設定値を制御装置50から取得するのでなく、光投影装置10の記憶部から取得してもよい。
また、制御部15は、映像領域T1の近くに人p1がいる場合に、以下に示す制御を行う。例えば、制御部15は、情報取得部12で取得した位置情報に基づいて、映像領域T1の位置と人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、投影部14を制御する。
また、制御部15は、人が映像領域T1に徐々に近づいている場合に、以下に示す制御を行ってもよい。例えば、制御部15は、情報取得部12で取得した位置情報に基づいて、映像領域T1の位置と人の位置との距離が徐々に小さくなると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域のT1明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、徐々に小さくなるように、投影部14を制御してもよい。
[光投影装置の動作]
次に、光投影装置10の動作について、図7を参照しながら説明する。
次に、光投影装置10の動作について、図7を参照しながら説明する。
図7は、光投影装置10の動作を示すフローチャートである。
まず、制御部15は、予め決められたスケジュール情報等に基づいて投影部14を制御し、施設内の空間の被投影体3に映像を映し出すことで、映像領域T1を形成する(ステップS10)。例えば、制御部15は、映像領域T1の近くに人がいない場合、映像領域T1から遠く離れた位置にいる人の注目を引くような演出を行う。すると、映像領域T1から遠く離れた位置にいる人が、映像領域T1付近の演出に気づいて映像領域T1に近づく。
映像領域T1に人が近づくと、情報取得部12は、映像領域T1に近づいた人の位置に関する位置情報を制御装置50から取得する(ステップS20)。
情報取得部12が人の位置情報を取得すると、制御部15は、この位置情報に基づいて、投影部14を制御する(ステップS30)。例えば制御部15は、投影部14から投影された映像が上記の位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、投影部14を制御する。より具体的には、制御部15は、情報取得部12で取得した位置情報に基づいて、映像領域T1の位置と人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、投影部14を制御する。
本実施の形態に係る光投影装置10では、情報取得部12で取得した人の位置情報に基づいて、投影部14から投影された映像が人の位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、投影部14を制御する。このように人の位置情報に基づいて投影部14を制御することで、映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
[実施の形態1の変形例1]
実施の形態1の変形例1に係る光投影装置および光投影システムについて、図8を参照しながら説明する。変形例1では、映像領域T1のうちの一部の領域Taの映像が変わるように、投影部14を制御する例について説明する。
実施の形態1の変形例1に係る光投影装置および光投影システムについて、図8を参照しながら説明する。変形例1では、映像領域T1のうちの一部の領域Taの映像が変わるように、投影部14を制御する例について説明する。
図8は、実施の形態1の変形例1に係る光投影装置10および光投影システム1Aを示す図である。
変形例1に係る光投影システム1Aは、実施の形態1の光投影システム1と同様に、複数の光投影装置10と、検知装置20と、制御装置50と、を備える。また、変形例1に係る光投影装置10は、実施の形態1の光投影装置10と同様に、情報取得部12と、投影部14と、制御部15とを備える。光投影装置10は、制御装置50から送信された制御指示に基づいて映像を投影する。
変形例1では、制御部15が、映像領域T1のうちの一部の領域Taの映像が変わるように、投影部14を制御する。一部の領域Taとは、映像領域T1の近くにいる人p1にとって目に入りやすい領域であり、例えば、映像領域T1のうち、人p1の目の高さよりも低いところに位置にする領域である。人p1の目の高さは、例えば、検知装置20によって検出可能である。映像領域T1の近くにいる人p1にとって目に入りやすい領域を目立つ演出にすると、煩わしさを感じさせてしまうので、変形例1では、この一部の領域Taのみについて、控えめな演出とする。
例えば、制御部15は、映像領域T1の位置と人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、映像領域T1の一部の領域Taにおける最大輝度およびコントラスト比、明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、投影部14を制御する。
一方で制御部15は、一部の領域Taを除く他の領域では、映像領域T1の近くにいる人p1にとって特に煩わしさを感じさせないので、誘目性を高めるような目立つ演出とする。例えば、制御部15は、一部の領域Taを除く他の領域における最大輝度およびコントラスト比、明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前と同じとなるように、投影部14を制御する。
変形例1に係る光投影装置10では、情報取得部12で取得した人の位置情報に基づいて、投影部14から投影された映像の一部が、人の位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、投影部14を制御する。このように映像領域T1の一部の領域Taの演出を変えることで、映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
[実施の形態1の変形例2]
実施の形態1の変形例2に係る光投影装置および光投影システムについて、図9を参照しながら説明する。変形例2では、複数の光投影装置10を備える光投影システムについて説明する。
実施の形態1の変形例2に係る光投影装置および光投影システムについて、図9を参照しながら説明する。変形例2では、複数の光投影装置10を備える光投影システムについて説明する。
図9は、実施の形態1の変形例1に係る光投影装置10および光投影システム1Bを上から見た図である。
変形例2に係る光投影システム1Bは、実施の形態1の光投影システム1と同様に、複数の光投影装置10と、検知装置20と、制御装置50と、を備える。変形例2に係る光投影装置10は、実施の形態1の光投影装置10と同様に、情報取得部12と、投影部14と、制御部15とを備える。光投影装置10は、制御装置50から送信された制御指示に基づいて映像を投影する。
光投影システム1Bは、複数の光投影装置10を備え、複数の光投影装置10は、第1の光投影装置10a、第2の光投影装置10bおよび第3の光投影装置10cによって構成されている。
図9に示す光投影システム1Bでは、映像領域T1の近くに人がいる場合に、映像領域T1の最大輝度が小さくなるように第1の光投影装置10aが制御され、映像領域T2の近くに人がいる場合に、映像領域T2の最大輝度が小さくなるように第2の光投影装置10bが制御され、映像領域T3の近くに人がいる場合に、映像領域T3の最大輝度が小さくなるように第3の光投影装置10cが制御される。
例えば、制御装置50は、映像領域T1の近傍領域A1に人p1がいる場合、映像領域T1の最大輝度が、他の映像領域T2、T3に比べて相対的に低くなるように、光投影装置10を制御する。また、制御装置50は、映像領域T1の近傍領域A1および映像領域T2の近傍領域A2の両方に重なる領域に人p12がいる場合、映像領域T1および映像領域T2の両方の最大輝度が他の映像領域T3に比べて相対的に低くなるように、光投影装置10を制御する。
このように変形例2では、映像領域T1の近くに人p1がいる場合、制御装置50は、第2の光投影装置10bよりも第1の光投影装置10aのほうが、映像領域T1に映し出される映像の映像設定値が小さくなるように、第1の光投影装置10aを制御する。映像領域T1の近くにいる人p1にとって目に入りやすい領域を目立つ演出にすると、煩わしさを感じさせてしまうので、変形例2では、この映像領域T1のみについて、控えめな演出とする。
例えば制御装置50は、第1の光投影装置10aの映像領域T1の位置と人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、第2の光投影装置10bよりも第1の光投影装置10aのほうが小さくなるように、第1の光投影装置10aを制御する。
一方で制御装置50は、第1の光投影装置10aと異なる第2の光投影装置10bの映像領域T2では、映像領域T1の近くにいる人p1にとって特に煩わしさを感じさせないので、誘目性を高めるような目立つ演出とする。例えば、制御装置50は、映像領域T2における最大輝度およびコントラスト比、明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前と同じとなるように、第2の光投影装置10bを制御する。制御装置50は、第3の光投影装置10cに対しても第2の光投影装置10bと同様の制御を行う。
変形例2に係る光投影システム1Bでは、映像領域T1の近くに人がいる場合、第2の光投影装置10bよりも第1の光投影装置10aのほうが、映像領域T1に映し出される映像の映像設定値が小さくなるように、第1の光投影装置10aを制御する。このように人の位置情報に基づいて光投影装置10を制御することで、映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
[効果等]
本実施の形態に係る光投影装置10は、施設内の空間にて映像を投影する投影部14と、投影部14から投影された映像が映し出される映像領域T1の位置、および、空間にいる人の位置に関する位置情報を取得する情報取得部12と、投影部14および情報取得部12を制御する制御部15と、を備える。制御部15は、情報取得部12で取得した位置情報に基づいて、投影部14から投影された映像が上記の位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、投影部14を制御する。
本実施の形態に係る光投影装置10は、施設内の空間にて映像を投影する投影部14と、投影部14から投影された映像が映し出される映像領域T1の位置、および、空間にいる人の位置に関する位置情報を取得する情報取得部12と、投影部14および情報取得部12を制御する制御部15と、を備える。制御部15は、情報取得部12で取得した位置情報に基づいて、投影部14から投影された映像が上記の位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、投影部14を制御する。
このように人の位置情報に基づいて投影部14を制御することで、例えば、映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
また、制御部15は、映像設定値に基づいて、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが変わるように、投影部14を制御してもよい。
これによれば、映像領域T1の映像を目立たせたり、落ち着かせたりすることができる。これにより、例えば、映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
また、制御部15は、情報取得部12で取得した位置情報に基づいて、映像領域T1の位置と人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、投影部14を制御してもよい。
これによれば、映像領域T1の近くにいる人にとって煩わしさを感じさせないような演出を行うことができる。
また、制御部15は、映像領域T1の一部の領域Taにおける最大輝度およびコントラスト比、明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、投影部14を制御してもよい。
このように映像領域T1の一部の領域Taの演出を変えることで、例えば、一部の領域Taを除く他の領域を用いて映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、一部の領域Taを用いて映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
また、予め決められた距離範囲は、映像領域T1の面に沿う鉛直方向から見た場合に、映像領域T1の面から放射状に広がる領域内であって、映像領域T1からの距離が2m以内の範囲であってもよい。
これによれば、映像領域T1の面から放射状に広がる領域内であって、映像領域T1から2m以内にいる人にとって、煩わしさを感じさせないような演出を行うことができる。
また、制御部15は、情報取得部12で取得した位置情報に基づいて、映像領域T1の位置と人の位置との距離が徐々に小さくなると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、徐々に小さくなるように、投影部14を制御してもよい。
これによれば、映像領域T1に徐々に近づいている人にとって違和感の少ない演出を行うことができる。
本実施の形態に係る光投影システム1Bは、施設内の空間にて映像を投影する光投影装置10と、光投影装置10から投影された映像が映し出される映像領域T1~T3の位置、および、空間にいる人の位置に関する位置情報を検知する検知装置20と、光投影装置10および検知装置20を制御する制御装置50と、を備える。制御装置50は、検知装置20によって得られた位置情報に基づいて、光投影装置10から投影された映像が位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、光投影装置10を制御する。
このように人の位置情報に基づいて光投影装置10を制御することで、例えば、映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
また、光投影システム1Bは、第1の光投影装置10aおよび第2の光投影装置10bを有する複数の光投影装置10を備える。制御装置50は、上記の位置情報に基づいて、第1の光投影装置10aの映像領域T1の位置と人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、映像領域T1、T2の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1、T2の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1、T2における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、第2の光投影装置10bよりも第1の光投影装置10aのほうが小さくなるように、第1の光投影装置10aを制御してもよい。
これによれば、映像領域T1の近くにいる人にとって煩わしさを感じさせないような演出を行うことができる。
(実施の形態2)
[照明システムの構成」
実施の形態2に係る照明システムの構成について、図10~図12を参照しながら説明する。実施の形態2では、光投影装置10および照明装置を備える照明システムについて説明する。
[照明システムの構成」
実施の形態2に係る照明システムの構成について、図10~図12を参照しながら説明する。実施の形態2では、光投影装置10および照明装置を備える照明システムについて説明する。
図10は、実施の形態2に係る照明システム2を示す模式図である。図11は、照明システム2のブロック構成図である。
図10および図11に示すように、照明システム2は、複数の光投影装置10と、検知装置20と、制御装置50と、照明装置80と、を備える。複数の光投影装置10、検知装置20および照明装置80のそれぞれは、制御装置50に通信接続されている。光投影装置10および検知装置20は、実施の形態1と同様の構成である。照明システム2が備える光投影装置10は、3台に限られず、1台または2台であってもよいし、4台以上であってもよい。
照明装置80は、例えば、シーリングライド、または、ダウンライトであり、施設の天井に設置される。照明装置80は、発光モジュール84および照明制御部85を備えている。
発光モジュール84は、複数の発光素子を有している。複数の発光素子は、例えば、青色LED、緑色LEDおよび赤色LEDによって構成されている。
照明制御部85は、発光モジュール84の点灯、消灯、調光および調色などの動作を制御する。例えば、照明制御部85は、発光モジュール84の青色LED、緑色LEDおよび赤色LEDそれぞれの明るさに関する情報を含む制御信号を、各発光素子に出力する。制御信号を受信した各発光素子は、当該制御信号に基づいて青色、緑色および赤色を発光する。
照明装置80は、施設内の空間の全体に照明光を照射する。そのため、空間の被投影体3に投影される映像は、照明装置80から照射される照明光の影響を受ける。つまり、映像領域T1~T3に形成される映像は、光投影装置10a~10cから投影された映像と、照明装置80から照射された照明光とが合成された映像となる。
例えば、映像領域T1における最大輝度は、照明装置80から被投影体3に照射される照明光に対して光投影装置10aからの映像光が重畳されるため、照明装置80が無い場合の映像領域T1の輝度よりも高い値となる。例えば、映像領域T1におけるコントラスト比は、照明装置80から被投影体3に照射される照明光に対して光投影装置10aからの光が重畳されるため、照明装置80が無い場合の映像領域T1のコントラスト比よりも低い値となる。また、光投影装置10aから投影される映像光が同じである場合、照明装置80の発光を強めると映像領域T1におけるコントラスト比は低くなり、照明装置80の発光を弱めると映像領域T1におけるコントラスト比は高くなる。
実施の形態2では、光投影装置10および照明装置80の両方を用いて、映像領域T1に映し出される映像を変化させることができる。制御装置50は、検知装置20から出力された人の位置に関する位置情報、および、記憶部56に記憶された映像設定値に基づいて、光投影装置10および照明装置80を制御する。また、制御装置50は、検知装置20から出力された人の視線に関する視線情報、および、記憶部56に記憶された映像設定値に基づいて、光投影装置10および照明装置80を制御する。
例えば制御装置50は、検知装置20によって得られた位置情報に基づいて、光投影装置10から投影された映像が位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、光投影装置10および照明装置80を制御する。言い換えると、制御装置50は、上記の映像設定値に基づいて、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが変わるように、光投影装置10および照明装置80を制御する。
図12は、照明システム2の動作の一例を示す図である。
図12の(a)には、映像領域T1から遠く離れた位置に人p2がいる場合に、映像領域T1の最大輝度が通常よりも大きくなるように、光投影装置10および照明装置80が制御されている例が示されている。図12の(b)には、映像領域T1の近くに人p1がいる場合に、映像領域T1の最大輝度が図12の(a)に示す状態よりも小さくなるように、光投影装置10および照明装置80が制御されている例が示されている。
また、制御装置50は、最大輝度に限られず、映像領域T1の近くに人p1がいる場合に、以下に示す制御を行う。例えば、制御装置50は、上記の位置情報に基づいて、映像領域T1の位置と人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、光投影装置10および照明装置80を制御する。
なお、予め決められた距離範囲は、映像領域T1の面に沿う鉛直方向から見た場合に、映像領域T1の面から放射状に広がる領域内であって、映像領域T1からの距離が2m以内の範囲である。映像領域T1の面から放射状に広がる領域は、被投影体3に投影された映像光が反射する方向に位置し、例えば、映像領域T1の面に沿う鉛直軸を基準として中心角が160°以下の扇形状の形状を有している。
また、制御装置50は、人が映像領域T1に徐々に近づいている場合に、以下に示す制御を行ってもよい。例えば、制御装置50、検知装置20の検知によって得られた位置情報に基づいて、映像領域T1の位置と人の位置との距離が徐々に小さくなると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域のT1明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、徐々に小さくなるように、光投影装置10および照明装置80を制御してもよい。
また、制御装置50は、映像領域T1の位置と人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、映像領域T1の一部の領域Taにおける最大輝度およびコントラスト比、明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、光投影装置10および照明装置80を制御してもよい。
また、制御装置50は、検知装置20から出力された人の視線に関する視線情報、および、記憶部56に記憶された映像設定値に基づいて、光投影装置10および照明装置80を制御してもよい。
[照明システムの動作]
次に、照明システム2の動作について、図13を参照しながら説明する。
次に、照明システム2の動作について、図13を参照しながら説明する。
図13は、照明システム2の動作を示すフローチャートである。
まず、制御装置50は、予め決められたスケジュール情報等に基づいて光投影装置10を制御し、施設内の空間の被投影体3に映像を映し出すことで、映像領域T1~T3を形成する(ステップS10A)。例えば、制御装置50は、映像領域T1~T3の近くに人がいない場合、映像領域T1~T3から遠く離れた位置にいる人の注目を引くような演出を行う。すると、映像領域T1~T3から遠く離れた位置にいる人が、映像領域T1~T3付近の演出に気づいて映像領域T1~T3に近づく。
映像領域T1~T3に人が近づくと、検知装置20は、映像領域T1~T3に近づいた人を検知し、人の位置情報を制御装置50へ出力する(ステップS20A)。
制御装置50は、検知装置20から出力された位置情報を取得すると、この位置情報に基づいて、光投影装置10を制御する(ステップS30A)。例えば制御装置50は、光投影装置10から投影された映像が上記の位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、光投影装置10および照明装置80を制御する。より具体的には、制御装置50は、上記の位置情報に基づいて、映像領域T1の位置と人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、光投影装置10および照明装置80を制御する。
実施の形態2に係る照明システム2では、検知装置20の検知によって得られた位置情報に基づいて、光投影装置10から投影された映像が人の位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、光投影装置10および照明装置80を制御する。このように人の位置情報に基づいて光投影装置10および照明装置80を制御することで、映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
[効果等]
本実施の形態に係る照明システム2は、施設内の空間にて映像を投影する光投影装置10と、空間にて照明光を照射する照明装置80と、光投影装置10から投影された映像が映し出される映像領域T1の位置、および、空間にいる人の位置に関する位置情報を検知する検知装置20と、光投影装置10、照明装置80および検知装置20を制御する制御装置50と、を備える。制御装置50は、検知装置20によって得られた位置情報に基づいて、光投影装置10から投影された映像が上記の位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、光投影装置10および照明装置80を制御する。
本実施の形態に係る照明システム2は、施設内の空間にて映像を投影する光投影装置10と、空間にて照明光を照射する照明装置80と、光投影装置10から投影された映像が映し出される映像領域T1の位置、および、空間にいる人の位置に関する位置情報を検知する検知装置20と、光投影装置10、照明装置80および検知装置20を制御する制御装置50と、を備える。制御装置50は、検知装置20によって得られた位置情報に基づいて、光投影装置10から投影された映像が上記の位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、光投影装置10および照明装置80を制御する。
このように人の位置情報に基づいて光投影装置10を制御することで、例えば、映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
また、制御装置50は、映像設定値に基づいて、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが変わるように、光投影装置10および照明装置80を制御してもよい。
これによれば、映像領域T1の映像を目立たせたり、落ち着かせたりすることができる。これにより、例えば、映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
また、制御装置50は、映像設定値が記憶される記憶部56を有し、制御装置50は、記憶部56に記憶された映像設定値に基づいて、光投影装置10および照明装置80を制御してもよい。
このように、記憶部56に記憶された映像設定値に基づいて、光投影装置10および照明装置80を制御することで、着実に映像領域T1の映像を目立たせたり、落ち着かせたりすることができる。これにより、例えば、映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
また、制御装置50は、上記の位置情報に基づいて、映像領域T1の位置と人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、光投影装置10および照明装置80を制御してもよい。
これによれば、映像領域T1の近くにいる人にとって煩わしさを感じさせないような演出を行うことができる。
また、制御装置50は、映像領域T1の一部の領域Taにおける最大輝度およびコントラスト比、明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、光投影装置10および照明装置80を制御してもよい。
このように映像領域T1の一部の領域Taの演出を変えることで、例えば、一部の領域Taを除く他の領域を用いて映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、一部の領域Taを用いて映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
また、予め決められた距離範囲は、映像領域T1の面に沿う鉛直方向から見た場合に、映像領域T1の面から放射状に広がる領域内であって、映像領域T1からの距離が2m以内の範囲であってもよい。
これによれば、映像領域T1の面から放射状に広がる領域内であって、映像領域T1から2m以内にいる人にとって、煩わしさを感じさせないような演出を行うことができる。
また、制御装置50は、上記の位置情報に基づいて、映像領域T1の位置と人の位置との距離が徐々に小さくなると判断した場合に、映像領域T1の最大輝度およびコントラスト比、映像領域T1の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、映像領域T1における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、徐々に小さくなるように、光投影装置10および照明装置80を制御してもよい。
これによれば、映像領域T1に徐々に近づいている人にとって違和感の少ない演出を行うことができる。
また、映像領域T1に形成される映像は、光投影装置10から投影された映像と、照明装置80から照射された照明光とが合成された映像であってもよい。
これによれば、光投影装置10および照明装置80を用いて、映像領域T1の映像を目立たせたり、落ち着かせたりすることができる。これにより、例えば、映像領域T1から遠く離れている人の注目を引き、また、映像領域T1の近くにいる人には煩わしさを感じさせない演出を行うことができる。
また、検知装置20は、人の視線方向を検知し、制御装置50は、検知装置20によって得られた人の視線方向に関する視線情報に基づいて、光投影装置10から投影される映像を制御してもよい。
このように人の視線情報に基づいて光投影装置10を制御することで、例えば、映像領域T1を見ている人に対して注目を引く演出をしたり、煩わしさを感じさせない演出したりすることができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば上記の実施の形態では、光投影装置10は、天井埋め込み型の光投影装置であったが、それに限られず、机上に設置される一般的な光投影装置であってもよい。
例えば上記の実施の形態では、検知装置20がカメラである例を示したが、それに限られず、検知装置20は人感センサーであってもよい。
例えば上記の実施の形態では、制御装置50は、検知装置20から出力された人の視線に関する視線情報に基づいて、光投影装置10および照明装置80を制御する例を示したがそれに限られない。例えば、制御装置50は、人の体または顔が向いている方向に関する情報に基づいて、光投影装置10および照明装置80を制御してもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
例えば、本発明は、光投影装置、光投影システムまたは照明システムの制御方法として実現されてもよい。本発明は、端末装置の処理方法として実現されてもよい。本発明は、光投影装置、光投影システムまたは照明システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1A、1B 光投影システム
2 照明システム
10、10a、10b、10c 光投影装置
12 情報取得部
14 投影部
15 制御部
20 検知装置
50 制御装置
56 記憶部
80 照明装置
p1、p2、p12 人
T1、T2、T3 映像領域
Ta 一部の領域
2 照明システム
10、10a、10b、10c 光投影装置
12 情報取得部
14 投影部
15 制御部
20 検知装置
50 制御装置
56 記憶部
80 照明装置
p1、p2、p12 人
T1、T2、T3 映像領域
Ta 一部の領域
Claims (17)
- 施設内の空間にて映像を投影する投影部と、
前記投影部から投影された映像が映し出される映像領域の位置、および、前記空間にいる人の位置に関する位置情報を取得する情報取得部と、
前記投影部および前記情報取得部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記情報取得部で取得した前記位置情報に基づいて、前記投影部から投影された前記映像が前記位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、前記投影部を制御する
光投影装置。 - 前記制御部は、前記映像設定値に基づいて、前記映像領域の最大輝度およびコントラスト比、前記映像領域の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、前記映像領域における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが変わるように、前記投影部を制御する
請求項1に記載の光投影装置。 - 前記制御部は、前記情報取得部で取得した前記位置情報に基づいて、前記映像領域の位置と前記人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、前記映像領域の最大輝度およびコントラスト比、前記映像領域の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、前記映像領域における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、前記予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、前記投影部を制御する
請求項1に記載の光投影装置。 - 前記制御部は、前記映像領域の一部の領域における最大輝度およびコントラスト比、明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、前記予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、前記投影部を制御する
請求項3に記載の光投影装置。 - 前記予め決められた距離範囲は、前記映像領域の面に沿う鉛直方向から見た場合に、前記映像領域の面から放射状に広がる領域内であって、前記映像領域からの距離が2m以内の範囲である
請求項3または4に記載の光投影装置。 - 前記制御部は、前記情報取得部で取得した前記位置情報に基づいて、前記映像領域の位置と前記人の位置との距離が徐々に小さくなると判断した場合に、前記映像領域の最大輝度およびコントラスト比、前記映像領域の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、前記映像領域における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、徐々に小さくなるように、前記投影部を制御する
請求項1に記載の光投影装置。 - 施設内の空間にて映像を投影する光投影装置と、
前記光投影装置から投影された映像が映し出される映像領域の位置、および、前記空間にいる人の位置に関する位置情報を検知する検知装置と、
前記光投影装置および前記検知装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記検知装置によって得られた前記位置情報に基づいて、前記光投影装置から投影された前記映像が前記位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、前記光投影装置を制御する
光投影システム。 - 前記光投影システムは、第1の光投影装置および第2の光投影装置を有する複数の前記光投影装置を備え、
前記制御装置は、前記位置情報に基づいて、前記第1の光投影装置の前記映像領域の位置と前記人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、前記映像領域の最大輝度およびコントラスト比、前記映像領域の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、前記映像領域における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、前記第2の光投影装置よりも前記第1の光投影装置のほうが小さくなるように、前記第1の光投影装置を制御する
請求項7に記載の光投影システム。 - 施設内の空間にて映像を投影する光投影装置と、
前記空間にて照明光を照射する照明装置と、
前記光投影装置から投影された映像が映し出される映像領域の位置、および、前記空間にいる人の位置に関する位置情報を検知する検知装置と、
前記光投影装置、前記照明装置および前記検知装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記検知装置によって得られた前記位置情報に基づいて、前記光投影装置から投影された前記映像が前記位置情報に対応して予め決められた映像設定値に基づく映像となるように、前記光投影装置および前記照明装置を制御する
照明システム。 - 前記制御装置は、前記映像設定値に基づいて、前記映像領域の最大輝度およびコントラスト比、前記映像領域の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、前記映像領域における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが変わるように、前記光投影装置および前記照明装置を制御する
請求項9に記載の照明システム。 - 前記制御装置は、前記映像設定値が記憶される記憶部を有し、
前記制御装置は、前記記憶部に記憶された前記映像設定値に基づいて、前記光投影装置および前記照明装置を制御する
請求項9または10に記載の照明システム。 - 前記制御装置は、前記位置情報に基づいて、前記映像領域の位置と前記人の位置との距離が予め決められた距離範囲内であると判断した場合に、前記映像領域の最大輝度およびコントラスト比、前記映像領域の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、前記映像領域における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、前記予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、前記光投影装置および前記照明装置を制御する
請求項9に記載の照明システム。 - 前記制御装置は、前記映像領域の一部の領域における最大輝度およびコントラスト比、明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、前記予め決められた距離範囲内であると判断した前よりも小さくなるように、前記光投影装置および前記照明装置を制御する
請求項12に記載の照明システム。 - 前記予め決められた距離範囲は、前記映像領域の面に沿う鉛直方向から見た場合に、前記映像領域の面から放射状に広がる領域内であって、前記映像領域からの距離が2m以内の範囲である
請求項12または13に記載の照明システム。 - 前記制御装置は、前記位置情報に基づいて、前記映像領域の位置と前記人の位置との距離が徐々に小さくなると判断した場合に、前記映像領域の最大輝度およびコントラスト比、前記映像領域の明部と暗部との間における明るさの変化の勾配、ならびに、前記映像領域における所定の画像の変化量および変化速度の少なくとも1つが、徐々に小さくなるように、前記光投影装置および前記照明装置を制御する
請求項9に記載の照明システム。 - 前記映像領域に形成される映像は、前記光投影装置から投影された前記映像と、前記照明装置から照射された前記照明光とが合成された映像である
請求項9~15のいずれか1項に記載の照明システム。 - 前記検知装置は、前記人の視線方向を検知し、
前記制御装置は、前記検知装置によって得られた前記人の視線方向に関する視線情報に基づいて、前記光投影装置から投影される前記映像を制御する
請求項9~16のいずれか1項に記載の照明システム。
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---|---|---|---|
JP2022016510A JP2023114246A (ja) | 2022-02-04 | 2022-02-04 | 光投影装置、光投影システムおよび照明システム |
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