JP2023110273A - 中間転写ユニット、及び画像形成装置 - Google Patents

中間転写ユニット、及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023110273A
JP2023110273A JP2022011622A JP2022011622A JP2023110273A JP 2023110273 A JP2023110273 A JP 2023110273A JP 2022011622 A JP2022011622 A JP 2022011622A JP 2022011622 A JP2022011622 A JP 2022011622A JP 2023110273 A JP2023110273 A JP 2023110273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
separation roller
intermediate transfer
separation
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022011622A
Other languages
English (en)
Inventor
高野邦和
Kunikazu Takano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2022011622A priority Critical patent/JP2023110273A/ja
Publication of JP2023110273A publication Critical patent/JP2023110273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】接離ローラ支持部材に作用する軸方向の荷重、及び、接離ローラ支持部材の軸方向の移動を抑制し、接離ローラ左右のアライメントずれを抑制する。【解決手段】カラー出力時に、接離ローラを当接位置に移動し、中間転写体を介し複数の1次転写ローラを像担持体に接触させ、モノクロ出力時に、接離ローラを離間位置に移動し、複数の1次転写ローラの内の1つを除く、他の1次転写ローラを中間転写体及び像担持体から離間させる接離機構と、を備える中間転写ユニットに関する。接離機構は、接離ローラの両端軸を回転可能に支持する接離ローラ支持部材と、接離ローラ支持部材を回転可能に支持する中間軸と、中間軸を支持するフレーム部材と、フレーム部材に設けられ、接離ローラ支持部材の変位に応じて、接離ローラ支持部材を押圧する接離ローラ押圧手段とを有し、接離ローラ押圧手段は、接離ローラ支持部材を介して、接離ローラを軸方向の中央へ付勢する。【選択図】図11

Description

本発明は、中間転写ユニット、及び画像形成装置に関する。
複数の張架ローラに支持されたベルト部材である中間転写体と、この中間転写体に接触して対向するように並設された複数の感光体とを備える中間転写方式のタンデム型カラー画像形成装置が知られている。この装置では、各感光体上に形成された各色のトナー像が無端移動する中間転写体に重ね合わせて転写(一次転写)され、中間転写体上のトナー像が転写材に一括転写(二次転写)されることにより、転写材上にカラー画像を形成することができる。
このような画像形成装置は、モノクロ画像の出力時にカラーの転写ローラを中間転写体から離間させる一方、カラー画像の出力時に接離ローラ(バックアップローラ)にてベルト部材を大きく撓ませて、カラーの転写ローラを当接させる接離機構を有する。これにより、使用しない感光体は中間転写体と接触しないので、それらの不要な劣化を防ぐことができる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、接離ローラは、カラー画像の出力時にベルト搬送に伴うベルト寄りによって軸方向に荷重(スラスト荷重)を受ける。接離ローラを支持する軸受け(接離ローラ支持部材)は、その荷重を受けて削れ(摩耗)が生じ、接離ローラ支持部材の一方が所定の位置(狙いの位置)からずれることで、接離ローラ左右のアライメントずれを生じる問題があった。
これに対し、上記構成を含む従来の中間転写ユニットでは、ベルト寄り調整ローラ(テンションローラ)を設けることでベルト寄りを狙いの範囲に収める工夫が行われてきた(例えば、特許文献2参照)。しかし、接離ローラに作用するスラスト荷重は機差によりばらつきがあり、経時使用により削ら(摩耗)が生じて、接離ローラ左右のアライメントずれが生じるおそれはあった。
接離ローラ左右のアライメントにずれが生じ、接離ローラとその上流にあるベルト寄り調整ローラとの平行度(軸方向における平行度)が悪化してしまうと、ベルト部材が狙いの範囲外に寄ってしまい、ベルト破れといった不具合に到るおそれがある。
そこで本発明は、接離ローラ支持部材に作用する軸方向の荷重、及び、接離ローラ支持部材の軸方向の移動を抑制し、接離ローラ左右のアライメントずれを抑制する中間転写ユニットの提供を目的とする。
上記課題は、トナー像を担持する複数の像担持体と、回転可能なベルト状の中間転写体と、前記複数の像担持体にそれぞれ対応して配置され、前記複数の像担持体から前記中間転写体に前記トナー像を転写する複数の1次転写ローラと、カラー画像出力時に、前記中間転写体に接する接離ローラを当接位置に移動し、前記中間転写体を介して前記複数の1次転写ローラを前記複数の像担持体にそれぞれ接触させ、モノクロ画像出力時に、前記接離ローラを離間位置に移動し、前記複数の1次転写ローラのうちの1つを除く、他の1次転写ローラを前記中間転写体及び前記複数の像担持体から離間させる接離機構と、を備える中間転写ユニットにおいて、前記接離機構は、前記接離ローラの両端軸を回転可能に支持する接離ローラ支持部材と、前記接離ローラ支持部材を回転可能に支持する中間軸と、前記中間軸を支持するフレーム部材と、前記フレーム部材に設けられ、前記接離ローラ支持部材の変位に応じて、前記接離ローラ支持部材を押圧する接離ローラ押圧手段と、を有し、前記接離ローラ押圧手段は、前記接離ローラ支持部材を介して、前記接離ローラを軸方向の中央へ付勢することを特徴とする中間転写ユニットによって解決される。
本発明の中間転写ユニットは、フレーム部材に設けられた接離ローラ押圧手段によって、接離ローラ支持部材を押圧する。したがって、接離ローラ支持部材に作用する軸方向の荷重、及び接離ローラ支持部材の軸方向の移動を抑制し、接離ローラ左右のアライメントずれを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る中間転写ユニットの概略構成図である。 図2に示した中間転写ユニットの、カラー画像出力時及びモノクロ画像出力時における状態を示す概略構成図である。 前面方向から見た接離機構の概略構成図であり、(a)はカラー画像出力時の状態であり、(b)はモノクロ画像出力時の状態である。 接離ローラ周りの接離機構を拡大して示す概略構成図である。 図5の接離機構の断面構成図である。 図2に示した中間転写ユニットにおいて、カラー画像出力時に接離ローラに作用する荷重を示す概略構成図である。 スラスト荷重を受けている接離機構の概略構成図であって、(a)は片当たりが生じている状態であり、(b)は経時による摩耗によって接離ローラの位置ずれが生じた状態である。 接離ローラに左右のアライメントずれが生じている、前面方向から見た接離機構の概略構成図である。 図9に示した接離機構を上面から見た概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る中間転写ユニットの概略構成図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置(カラープリンタ1)は、電子写真プロセスを用いるものであり、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の現像剤としてのトナーを用いてカラー画像とモノクロ画像を選択的に形成可能な4連タンデム型中間転写方式のものである。
なお、図中Y、M、C、Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色に関連する構成部材に付与する添え字であり、省略して記載する場合もある。
カラープリンタ1は、筐体である装置本体2の正面側の上部に、4色のニュートナーを個別に収容する複数のニュートナー収容部(現像剤収容容器)19が設けられている。装置本体2の略中央には、4色のトナーからそれぞれの単色トナー像を形成する画像形成部となる4つのプロセスカートリッジユニット3Y、3M、3C、3Kと、各色のトナー像が転写される中間転写体(像担持体)を備えた中間転写ユニット4が配置されている。この中間転写ユニット4が本発明における転写装置(転写ユニット)である。
プロセスカートリッジユニット3Y、3M、3C、3Kは、中間転写ユニット4よりも下方に配置されている。プロセスカートリッジユニット3Y、3M、3C、3Kの下方には、露光手段としての光学ユニット5が配置されている。
プロセスカートリッジユニット3Y、3M、3C、3Kは、光学ユニット5からそれぞれ照射される露光光によって走査されることで静電潜像が形成される像担持体としてのドラム状の感光体30Y、30M、30C、30Kを備えている。プロセスカートリッジユニット3Y、3M、3C、3Kは、感光体30Y、30M、30C、30Kの周囲に、帯電装置31Y、31M、31C、31K、現像装置32Y、32M、32C、32K、クリーニング装置33Y、33M、33C、33Kと周知の除電装置を備えている。
プロセスカートリッジユニット3Y、3M、3C、3Kは、これら装置を使って電子写真プロセスを実行することで、感光体30Y、30M、30C、30K上にそれぞれ単色のトナー像を形成した担持する周知の構成である。つまり、感光体30Y、30M、30C、30Kは、各色のトナー像を担持可能な複数の像担持体である。
中間転写ユニット4は、複数の回転支持部材としてのローラ41、42、43、44に、像担持体であり中間転写体でもある無端状のベルト部材で構成された転写ベルト45を巻き掛けたものである。中間転写ユニット4は、ローラ44が回転駆動することで、転写ベルト45が図中反時計回り方向に回転搬送するように構成されている。
転写ベルト45の内側ループ内には、感光体30Y、30M、30C、30Kと対向する位置に1次転写部材としての1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kが配置されている。1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kは、感光体30Y、30M、30C、30Kに向かって転写ベルト45を加圧していて、感光体30Y、30M、30C、30Kと転写ベルト45の間に、各感光体上のトナー像を転写ベルト45に転写するための1次転写部7Y、7M、7C、7Kを形成している。つまり、転写ベルト45はトナー像が転写されるベルト状の転写部材である。
カラープリンタ1(中間転写ユニット4)は、転写ベルト45上のトナー像を検知するための検知面である表面の位置を安定させるために転写ベルト45の内側ループ内に配置されたセンサ対向部材46を備えている。また、転写ベルト45の外側で、トナー像検知センサ50に近接配置されていて、転写ベルト45の表面に対して進退する方向に移動可能な押付部材としての押付ローラ47を備えている。
1次転写部7Y、7M、7C、7Kには、1次転写用の転写バイアスが供給される。1次転写部7Y、7M、7C、7Kよりもベルト搬送方向下流側には、2次転写部8が形成されている。2次転写部8は、ローラ44と対向配置されて転写ベルト45に接触する2次転写部材としての2次転写ローラ9と転写ベルト45の間に形成されている。2次転写部8には、2次転写用の転写バイアスが供給される。
光学ユニット5の下方には、記録材Pが収納された複数のトレイ10が設けられている。トレイ10に収納された記録材Pは、送り出しと分離を行うローラ群11によってトレイ10から1枚に分離されて2次転写部8に向けて搬送される。
2次転写部8では、1次転写部7Y、7M、7C、7Kで転写ベルト45に転写されたトナー像が、記録材P上に転写される。トナー像が転写された記録材Pは、2次転写部8よりも記録材搬送方向下流側に配置された定着装置12へと搬送される。
定着装置12では熱と圧力を記録材Pに対して与えてトナー像を記録材P上に定着して、排出口13に向かって搬送する。排出口13に搬送された記録材Pは、装置本体2の上部に形成された排出トレイ14にローラ対15によって排出されてスタックされる。
トナー像の転写を終えた転写ベルト45は、ブレードやローラ等のクリーニング部材で転写ベルト45を挟み込んで清掃するベルトクリーニング手段16によって、転写残トナーや紙粉等が取り除かれる。
本実施形態に係るカラープリンタ1は、形成する画像の色がカラー(フルカラー)の場合、全ての感光体30Y、30M、30C、30Kを転写ベルト45の像担持面(転写面)となる表面に接触させてカラートナー像を転写する(カラーモード)。また、黒単色の場合、ブラック以外の感光体30Y、30M、30Cを転写ベルト45の表面から離間させて、感光体30Kと表面のみを接触させてモノクロトナー像を転写する(モノクロモード)。このように、これら画像モードが切替え可能とされている。
図2は、本発明の一実施形態に係る中間転写ユニットの概略構成図である。図2において、図1と同一物には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
ローラ44は、駆動ローラであり斥力ローラとして機能する。ローラ41は、スライド自在に側板に支持され、バネ48によって転写ベルト45に内側から外側へ向かって張力を与える(転写ベルト45を張架する)テンションローラ(張力付与部材)である。ローラ42はバックアップローラとして機能する接離ローラである。そして、ローラ43は2次転写部8に対する入口ローラを構成している。
図2では、テンションローラ41が接離ローラ42の上流に位置している。これに代えて、テンションローラ41を接離ローラ42の下流に位置させてもよい。
図3は、図2に示した中間転写ユニットの、カラー画像出力時及びモノクロ画像出力時における状態を示す概略構成図である。図3において、実線で描かれたローラ群(テンションローラ41、接離ローラ42、1次転写ローラ6Y、6M、6C)は、カラー画像出力時における配置であり、破線で描かれた同ローラ群は、モノクロ画像出力時における配置である。
本実施形態に係る中間転写ユニット4は、カラー画像出力時には、全ての1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kを転写ベルト45の裏表面に接触させる。すなわち、全ての感光体30Y、30M、30C、30Kを転写ベルト45の像担持面(転写面)となる表面に接触させ、カラートナー像を転写する。
一方、モノクロ画像出力時には、ブラック(K)以外の1次転写ローラ6Y、6M、6Cを転写ベルト45から離間させる。すなわち、感光体30Kのみを転写ベルト45の表面に接触させ、モノクロトナー像を転写する。
モノクロ画像出力からカラー画像出力に切り替わる際、接離ローラ42は、転写ベルト45を撓ませ、複数の1次転写ローラ6Y、6M、6Cに対する中間転写ベルトの位置45を調整する。
次に、カラー画像出力時及びモノクロ画像出力時で、ローラ群(接離ローラ42、1次転写ローラ6Y、6M、6C)をそれぞれ移動する接離機構について説明する。
図4は前面方向から見た接離機構の概略構成図であり、(a)はカラー画像出力時の状態であり、(b)はモノクロ画像出力時の状態である。接離機構52は、カラー画像又はモノクロ画像出力時に、接離ローラ42をスライダ70から離間又は接触させ、1次転写ローラ6Y、6M、6Cを転写ベルト45からそれぞれ離間又は接触させ、転写ベルト45の軌跡を切り替える役割を有する。
図4に示すように、接離機構52は、構造体であるフレーム部材(不図示)と、フレーム部材に移動可能に支持されたスライダ70と、スライダ70を水平方向に駆動するカム部材72とを備える。また、接離ローラ42の両端軸を回転可能に支持する接離ローラ支持部材54と、1次転写ローラ6Y、6M、6Cのそれぞれの両端軸を回転可能に支持する1次転写ローラ支持部材74Y、74M、74Cとを備える。
なお、カム部材72、接離ローラ支持部材54、及び1次転写ローラ支持部材74Y、74M、74Cは、フレーム部材に回転可能に支持されている。また、カム部材72は駆動装置により、回転駆動される。
スライダ70は、カム部材72によって移動され、所定の2箇所に位置決めされる。また、スライダ70のそれら位置により、接離ローラ42、及び1次転写ローラ6Y、6M、6Cが、カラー又はモノクロ画像の出力位置に位置決めされる。
カラー画像出力時(図4(a))は、スライダ70が図中右方向に移動することで、スライダ70の突き当て部70aが接離ローラ支持部材54の位置決め部54aに当接し、押圧する。接離ローラ支持部材54が反時計回りに回転することで、接離ローラ42は転写ベルト45を大きく撓ませることができる。
同時に、1次転写ローラ6Y、6M、6Cは、それぞれバネ76Y、76M、76Cにより付勢され、転写ベルト45に当接する。なお、この接離ローラ42の位置を当接位置と呼ぶ。
一方、モノクロ画像出力時(図4(b))は、スライダ70が図中左方向に移動することで、スライダ70の突き当て部70aが、接離ローラ支持部材54の位置決め部54aから離間する。接離ローラ支持部材54は、時計回りに回転することで、転写ベルト45の軌跡をカラー画像出力時の位置(破線)からモノクロ画像出力時位置(実線)まで移動させる。
同時に、1次転写ローラ支持部材74Y、74M、74Cのそれぞれが、スライダ70の押圧によって時計回りに回転することで、1次転写ローラ6Y、6M、6Cは、それぞれ転写ベルト45から離間する。なお、この接離ローラ42の位置を離間位置と呼ぶ。
図5は接離ローラ周りの接離機構を拡大して示す概略構成図であり、図6は同機構の断面構成図である。
図5、6に示すように、接離機構52は、接離ローラ42の両端軸を回転可能に支持する接離ローラ支持部材54と、接離ローラ支持部材54を回転可能に支持する中間軸56と、中間軸56を支持するフレーム部材58とを備える。また、図6に示すように、接離ローラ支持部材54は位置決め部54aを有し、スライダ70の突き当て部70aと当接する。
図5において、スライダ70(突き当て部70a)が位置決め部54aを図中右方向に付勢すると、接離ローラ支持部材54は、中間軸56の周りに反時計回りに回転し、接離ローラ42が当接位置に移動する。したがって、接離ローラ42は転写ベルト45を大きく撓ませることができる(図4(a)参照)。
一方、スライダ70が位置決め部54aの付勢を解除すると、接離ローラ支持部材54は、中間軸56の周りに時計回りに回転し、したがって、接離ローラ42が離間位置に移動する(図4(b)参照)。
続いて、本発明の課題について詳細に説明する。
図7は、図2に示した中間転写ユニットにおいて、カラー画像出力時に接離ローラに作用する荷重を示す概略構成図である。カラー画像出力時に接離ローラ42は、破線の位置から実線の位置まで移動し、転写ベルト45を大きく撓ませるため、転写ベルト45から受ける荷重も大きくなる。そのため、転写ベルト45が接離ローラ42の軸方向の一方に寄ると(ベルト寄り)、その寄りに合わせて接離ローラ42にスラスト荷重(軸方向に移動させる力)が作用する。
図8は、スラスト荷重を受けている接離機構の概略構成図であって、(a)は片当たりが生じている状態であり、(b)は経時による摩耗によって接離ローラの位置ずれが生じた状態である。
接離ローラ42にスラスト荷重が作用すると、接離ローラ42の回転軸が接離ローラ支持部材54の軸受け部分に押し込まれる。そうすると、接離ローラ42の回転軸と接離ローラ支持部材54の軸受け部分の間(丸点線で囲った部分A)にて片当たりが生じる。同様に、中間軸56と接離ローラ支持部材54の中間軸56を支持する軸受け部分との間(丸点線で囲った部分B)にて片当たりが生じる。
そして、それら片当たりが経時に続くと、削れ(摩耗)が進行し、8(b)に破線で示す当初の接離ローラ42の位置(狙いの位置)から、実線で示す狙いの位置から外れた位置に移動することになる。その結果、接離ローラ42の左右のアライメントずれが発生する。
図9は、接離ローラ左右のアライメントずれが生じている、前面方向から見た接離機構の概略構成図である。接離ローラ42が、実線で示す当初の位置(狙いの位置)から、破線で示す狙いの位置から外れた位置に移動している。
図10は、図9に示した接離機構を上面から見た概略構成図である。実線で示す当初の接離ローラ42の位置(狙いの位置)が、接離ローラ42の一方においてアライメントずれが生じることで、破線で示す位置に移動している。この場合、テンションローラ41に対する軸方向の平行度が悪化し、転写ベルト45が狙いの範囲外に寄ってしまうことになる。この場合、転写ベルト45に想定していない荷重が作用し、最悪時はベルト破れに到るおそれがある。
以下より、接離ローラ支持部材54に作用する軸方向の荷重、及び、接離ローラ支持部材54の軸方向の移動を抑制し、接離ローラ42の左右のアライメントずれを抑制する中間転写ユニット(接離機構)について説明する。
図11は、本発明の一実施形態に係る接離機構の断面構成図である。図11において、図6と同一物には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態の接離機構52aは、フレーム部材58に設けられ、接離ローラ支持部材54の変位に応じて、接離ローラ支持部材54を押圧する接離ローラ押圧手段60を有する。具体的に、接離ローラ押圧手段60は、一端がフレーム部材58に設けられ、他端で前記接離ローラ支持部材54を押圧するバネ62を有する。
本実施形態の接離機構52aは、フレーム部材58に一端が設けられ、他端で接離ローラ支持部材54を押圧する接離ローラ押圧手段60を有する。この接離ローラ押圧手段60は、弾性部材であるバネ62を有し、接離ローラ支持部材54から荷重を受けると、接離ローラ支持部材54を押圧する。すなわち、接離ローラ押圧手段60は、接離ローラ支持部材54を介して、接離ローラ42をその軸方向中央へ付勢する。
このように構成されているため、接離ローラ42(の回転軸)が、接離ローラ支持部材54の軸受け部分に押し込まれ、それにより接離ローラ支持部材54が軸方向に移動すると、接離ローラ押圧手段60は、接離ローラ支持部材54を押圧する。すなわち、接離ローラ押圧手段60は、接離ローラ支持部材54を介して接離ローラ42をその軸方向中央へ付勢する。
したがって、接離ローラ42左右のアライメントずれを抑制し、接離ローラ42とその上流にあるテンションローラ41との平行度が悪化することを抑制できる。
また、接離ローラ支持部材54が、経時使用により削られた(摩耗した)としても、接離ローラ押圧手段60の押圧力(付勢力)により、接離ローラ42左右のアライメントずれを抑制することができる。
さらに、接離ローラ押圧手段60は、中間軸56を支持するフレーム部材58に設けられて(支持されて)いるので、中間軸56に対する接離ローラ支持部材54の片当たりも同時に抑制できる。
この接離ローラ押圧手段60はバネ62を有し、変位した分だけ反発力(付勢力)を生じるため、接離ローラ42が軸方向に移動しないかぎり接離ローラ支持部材54を付勢しない。
また、接離ローラ押圧手段60を接離ローラ42の両端部に配置すれば、接離ローラ42の寄りがどちらに生じても対応できるため、有利である。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明した。この実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して使用できる。
1 カラープリンタ
2 装置本体
3C、3K、3M、3Y プロセスカートリッジユニット
4 中間転写ユニット
5 光学ユニット
6C、6K、6M、6Y 1次転写ローラ
7C、7K、7M、7Y 1次転写部
8 2次転写部
9 2次転写ローラ
10 トレイ
11 ローラ群
12 定着装置
13 排出口
14 排出トレイ
15 ローラ対
16 ベルトクリーニング手段
30C、30K、30M、30Y 感光体
31C、31K、31M、31Y 帯電装置
32C、32K、32M、32Y 現像装置
33C、33K、33M、33Y クリーニング装置
41 テンションローラ
42 接離ローラ(バックアップローラ)
43 入口ローラ
44 駆動(斥力)ローラ
45 転写ベルト
46 センサ対向部材
47 押付ローラ
48、62、76C、76M、76Y バネ
50 トナー像検知センサ
52、52a 接離機構
54 接離ローラ支持部材
54a 位置決め部
56 中間軸
58 フレーム部材
60 接離ローラ押圧手段
70 スライダ
70a 突き当て部
72 カム部材
74C、74M、74Y 1次転写ローラ支持部材
P 記録材
特開2005-62642号公報 特開2018-112623号公報

Claims (5)

  1. トナー像を担持する複数の像担持体と、
    回転可能なベルト状の中間転写体と、
    前記複数の像担持体にそれぞれ対応して配置され、前記複数の像担持体から前記中間転写体に前記トナー像を転写する複数の1次転写ローラと、
    カラー画像出力時に、前記中間転写体に接する接離ローラを当接位置に移動し、前記中間転写体を介して前記複数の1次転写ローラを前記複数の像担持体にそれぞれ接触させ、
    モノクロ画像出力時に、前記接離ローラを離間位置に移動し、前記複数の1次転写ローラのうちの1つを除く、他の1次転写ローラを前記中間転写体及び前記複数の像担持体から離間させる接離機構と、
    を備える中間転写ユニットにおいて、
    前記接離機構は、
    前記接離ローラの両端軸を回転可能に支持する接離ローラ支持部材と、
    前記接離ローラ支持部材を回転可能に支持する中間軸と、
    前記中間軸を支持するフレーム部材と、
    前記フレーム部材に設けられ、前記接離ローラ支持部材の変位に応じて、前記接離ローラ支持部材を押圧する接離ローラ押圧手段と、を有し、
    前記接離ローラ押圧手段は、前記接離ローラ支持部材を介して、前記接離ローラを軸方向の中央へ付勢することを特徴とする中間転写ユニット。
  2. 前記接離ローラ押圧手段は、前記接離ローラの前記軸方向における、前記接離ローラ支持部材の両端部にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1に記載の中間転写ユニット。
  3. 前記接離ローラ押圧手段は弾性部材を有し、
    前記弾性部材は、一端が前記フレーム部材に設けられ、他端で前記接離ローラ支持部材を押圧することを特徴とする請求項1又は2に記載の中間転写ユニット。
  4. 前記接離ローラの上流又は下流に、前記中間転写体にテンションを与えるテンションローラを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の中間転写ユニット。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の中間転写ユニットを備える画像形成装置。
JP2022011622A 2022-01-28 2022-01-28 中間転写ユニット、及び画像形成装置 Pending JP2023110273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022011622A JP2023110273A (ja) 2022-01-28 2022-01-28 中間転写ユニット、及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022011622A JP2023110273A (ja) 2022-01-28 2022-01-28 中間転写ユニット、及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023110273A true JP2023110273A (ja) 2023-08-09

Family

ID=87546135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022011622A Pending JP2023110273A (ja) 2022-01-28 2022-01-28 中間転写ユニット、及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023110273A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5522510B2 (ja) 転写装置及びその転写装置を備えた画像形成装置
US6934497B2 (en) Image forming apparatus with belt, plural sensitized bodies, and belt positioning mechanism
US8290413B2 (en) Image forming apparatus
JP2006234891A (ja) 画像形成装置
JP2005208574A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP4732054B2 (ja) 画像形成装置
JP4850335B2 (ja) 画像形成装置
JP5448051B2 (ja) 画像形成装置
JP2014106484A (ja) ベルト搬送装置及び画像形成装置
JP2023110273A (ja) 中間転写ユニット、及び画像形成装置
JP2012177746A (ja) 画像形成装置
JP2004118202A (ja) 画像形成装置
CN111752120B (zh) 成像设备、方法和存储介质
US20090226225A1 (en) Image forming apparatus
JP7229695B2 (ja) 画像形成装置
JP6891696B2 (ja) 画像形成装置
JP3727617B2 (ja) 画像形成装置
JP2019174737A (ja) 画像形成装置
JP3819410B2 (ja) 画像形成装置
JP2014074877A (ja) ベルトの片寄り補正機構、ベルト装置、転写ベルト装置及び画像形成装置
JP3757997B2 (ja) 画像形成装置
JPH08305184A (ja) 画像形成装置
JP2017026724A (ja) 画像形成装置
JP2005077668A (ja) 画像形成装置
JP6552284B2 (ja) 離間機構及び画像形成装置