JP2023109816A - 免許不要バンドにおける指向性システムのためのチャネルアクセス手順 - Google Patents

免許不要バンドにおける指向性システムのためのチャネルアクセス手順 Download PDF

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Abstract

【課題】免許不要スペクトルなどにおいて指向性チャネルを確保する方法を提供する。【解決手段】例示的な実施形態においては、方法は、例えば、ユーザ機器(UE)などの、受信ノードによって実行することができる。そのような方法においては、受信ノードは、送信ノードからエンハンスド指向性送信リクエストメッセージを受信し、1つ以上の第1のビームを使用して、エンハンスド指向性送信コンファメーションメッセージを送信することができ、少なくとも1つの第1のビームは、送信ノードの方を向いた第1の方向に向けられる。さらに受信ノードは、1つ以上の第2のビームを使用して、少なくとも1つの追加のエンハンスド指向性送信コンファメーションメッセージを送信することができ、少なくとも1つの第2のビームは、潜在的な干渉ノードの方を向いた第2の方向に向けられる。方法においては、第2の方向は、第1の方向と異なる方向である。【選択図】図1A

Description

免許不要バンドにおける指向性システムのためのチャネルアクセス手順に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、それらの全体がともに参照によって本明細書に組み込まれる、2017年10月19日に出願された、「Channel Access for Directional Systems In Unlicensed Bands」と題する、米国特許仮出願第62/574548号明細書、および2018年6月22日に出願された、「Channel Access Procedures For Directional Systems In Unlicensed Bands」と題する、米国特許仮出願第62/689046号明細書の非仮出願であり、米国特許法第119条(e)項の下で、それらに基づく利益を主張する。
無線通信は、アプリケーション要件をサポートする必要があることがある。アプリケーション要件は、変わりえる。例えば、アプリケーションは、低い待ち時間を必要とすることがあり、遅延耐性があるものであり得る。いくつかのアプリケーションは、高い信頼性を必要とすることがある。アプリケーションは、高度モバイルブロードバンド(eMBB)、マシンタイプコミュニケーション(MTC)、大規模MTC(mMTC)、および/または超高信頼低遅延通信(URLLC)アプリケーションを含むことができる。アプリケーションは、産業(例えば、自動車、健康、農業、公益事業、および/またはロジスティクス)において有益であることができる。
無線通信は、免許要および/または免許不要スペクトルを使用して展開することができる。免許不要スペクトル(unlicensed spectrum)は、非セルラサービスおよび/または他のアプリケーション(例えば、Wi-Fi)のために使用することができる。免許不要スペクトルは、セルラオペレータによって、補完的なツールと見なされることがある。例えば、免許不要スペクトルは、ブロードバンドデータに対する高い要求を満たすことによって、セルラオペレータのサービス提供を増強することができる。
Huawei,HiSilicon,"3GPP R1-1719841,"Coexistence and channel access for NR-based unlicensed band Operation","3GPP TSG RAN 91 Meeting,Nov.2017 European Telecommunications Standards Institute(ETSI),"EN 302 567 Broadband Radio Access Networks(BRAN)V2.1.1",("EN 302 567 BRAN")Jul.2017 Huawei,HiSilicon,"R1-1713785,"Coexistence and channel access for NR unlicensed band operation","3GPP TSG RAN WG1 90 Meeting,Aug.2017
例えば、免許不要スペクトルは、ユーザによって共用されることがあるので、免許不要スペクトルは、スペクトルの使用に追加の制約を課すことがある。ユーザは、互いに干渉し合うことがある。
例えば、免許不要スペクトルなどにおいて、潜在的な干渉ノードの存在下で、指向性チャネル(directional channel)を確保しておく(リザーブするreserve)ための方法およびシステムが、本明細書において説明される。
いくつかの実施形態に従うと、指向性チャネルを確保しておくために受信ノードによって実行される方法は、送信ノードから指向性送信要求(DRTS:directional Request-to-Send)メッセージを受信するステップと、1つ以上の第1のビームを使用して、指向性送信可(DCTS:directional Clear-to-Send)メッセージを送信するステップであって、少なくとも1つの第1のビームは、送信ノードの方を向いた第1の方向に向けられている、ステップと、第2の方向を決定するステップであって、第2の方向は、第1の方向とは異なる方向である、ステップと、1つ以上の第2のビームを使用して、少なくとも1つの追加のDCTSメッセージを送信するステップであって、少なくとも1つの第2のビームは、潜在的な干渉ノードの方を向いた第2の方向に向けられている、ステップとを含む。そのような方法においては、受信ノードは、無線送受信ユニットであることができ、送信ノードは、基地局であることができる。さらに方法は、免許不要スペクトル(Unlicensed spectrum)において指向性チャネルを確保しておくために、受信ノードによって実行することができる。
一例においては、第2の方向は、指向性チャネルのリッスンビフォアトーク(LBT)アセスメント(評価:Assessment)からの情報に基づいて、決定することができる。他の例においては、DRTSメッセージは、第2の方向を示すインジケーションを含むことができ、第2の方向は、DRTSメッセージ内のインジケーションに基づいて、決定することができる。また別の例においては、第2の方向は、指向性チャネル測定に基づいて、決定することができる。
いくつかの実施形態においては、DRTSメッセージは、エンハンスドDRTS(eDRTS: enhanced DRTS)メッセージであり、DCTSメッセージは、エンハンスドDCTS(eDCTS:enhanced DCTS)メッセージである。一例においては、第2の方向は、eDRTSメッセージから決定することができる。さらに、いくつかの実施形態においては、少なくとも1つの追加のDCTSメッセージは、エンハンスドDCTS-to-Self(eDCTSツーセルフ)メッセージである。送信ノードに向けて送信されるDCTSメッセージは、受信ノードによって実行されるeDCTSツーセルフメッセージ送信のカウントを示すことができる。
いくつかの実施形態においては、少なくとも1つの追加のDCTSメッセージは、送信が延期(defer)させられる時間量を指定する延期時間フィールド(defer duration field)を含む。いくつかの実施形態においては、少なくとも1つの追加のDCTSメッセージは、指向性チャネルが確保される残存時間(remaining time)を示す。少なくとも1つの追加のDCTSメッセージは、最大チャネル占有時間(MCOT:Maximum Channel Occupancy Time)のうちの残存している時間を含むことができる。
いくつかの実施形態においては、少なくとも1つの追加のDCTSメッセージは、複数のエンハンスドDCTS(eDCTS)メッセージを含む。一例においては、少なくとも1つの追加のDCTSメッセージは、最大チャネル占有時間(MCOT)内に複数回、送信することができる。いくつかの実施形態においては、方法は、送信ノードからデータを受信するステップと、送信ノードからデータを受信する合間に、MCOT内において、少なくとも第2の方向において、後続の1つ以上の追加のDCTSメッセージを定期的に送信するステップとをさらに含む。さらに、いくつかの実施形態においては、1つ以上の第2のビームを使用して、少なくとも1つの追加のDCTSメッセージを送信するステップは、異なるビーム上において、少なくとも1つの追加のDCTSメッセージを送信するステップを含む。
いくつかの他の実施形態においては、方法は、送信ノードから第2のDRTSメッセージを受信するステップと、受信ノードが潜在的な指向性干渉を検出したとき、第2のDRTSメッセージに応答して、送信ノードに指向性送信拒否(DDTS)メッセージを送信するステップとをさらに含む。DDTSメッセージは、高度(エンハンスド)DDTS(eDDTS)メッセージであることができ、eDDTSメッセージは、干渉信号を送信するノードを識別することができる。
いくつかの実施形態においては、送信される少なくとも1つの追加のDCTSメッセージの数は、(i)潜在的な干渉ノードの数、(ii)1つ以上の第2のビームの電力、および(iii)1つ以上の第2のビームの幅のうちの少なくとも1つに基づく。DRTS、DCTS、および少なくとも1つの追加のDCTSメッセージの各々の内容は、セルのグループに共通の系列(シーケンス:sequence)を使用して、スクランブルすることができる。一例においては、DRTS、DCTS、および少なくとも1つの追加のDCTSメッセージの各々の内容は、セルのグループに共通のセルグループシーケンス(CGS:Cell Group Sequence)を使用して、スクランブルすることができる。
また他の実施形態においては、方法は、受信ノードがそれへの送信を意図する別のノードの方を向いた方向において、第1の指向性リッスンビフォアトーク(LBT)アセスメント(Assessment)を実行するステップであって、別のノードは、送信ノードとは異なる、ステップと、実行された第1の指向性LBTアセスメント(Assessment)に基づいて、受信ノードと別のノードとの間のチャネルがビジーであるかどうかを決定するステップと、逆方向において、第2の指向性LBTアセスメント(Assessment)を実行するステップと、干渉信号が逆方向から検出されるかどうかを、別のノードへの送信を開始するために、または干渉信号が検出された場合は送信を延期するために、決定するステップとをさらに含む。
いくつかの実施形態に従うと、指向性チャネルを確保しておくために受信ノードによって実行される別の方法は、送信ノードからエンハンスド指向性送信リクエストメッセージを受信するステップと、1つ以上の第1のビームを使用して、エンハンスド指向性送信コンファメーションメッセージを送信するステップであって、少なくとも1つの第1のビームは、送信ノードの方を向いた第1の方向に向けられる、ステップと、1つ以上の第2のビームを使用して、少なくとも1つの追加のエンハンスド指向性送信コンファメーションメッセージを送信するステップであって、少なくとも1つの第2のビームは、潜在的な干渉ノードの方を向いた第2の方向に向けられ、第2の方向は、第1の方向と異なる方向である、ステップとを含む。さらに、いくつかの実施形態においては、方法は、免許不要スペクトルにおいて指向性チャネルを確保しておくために、受信ノードによって実行される。
他の実施形態は、本明細書において説明される方法を実行するように構成された(例えば、プロセッサと、プロセッサによって実行するための命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体とを有する)、無線送受信ユニット、システム、および受信ノードを含む。
本発明により、歩留まりを向上し、低コストの光モジュールを提供することができる。
1つ以上の開示される実施形態をその中で実施できる、例示的な通信システムを示すシステム図である。 実施形態による、図1Aに例示される通信システム内で使用できる、例示的な無線送受信ユニット(WTRU)のシステム図である。 実施形態による図1Aの通信システム内で使用できる、例示的な無線アクセスネットワーク(RAN)およびコアネットワーク(CN)のシステム図である。 実施形態による、図1Aの通信システム内において使用できる、さらなる例示的なRANおよびCNを例示するシステム図である。 ニューラジオ(NR)-WiGig共存がある、指向性ベースのリッスンビフォアトークを使用するビームベースのシステムで、干渉の例を示す図である。 NR-NR共存がある、指向性ベースのリッスンビフォアトーク(LBT)手順を使用するビームベースのシステムで、干渉の例を示す図である。 ユーザ機器(UE)において受信されるアクセスポイント(AP)からの干渉がある、LBTにおけるキャリアセンスの例を示す図である。 局(STA)においてgNBからの、および/またはUEにおいてAPからの干渉がある、LBTにおけるキャリアセンスの例を示す図である。 gNBにおいて受信されるAPからの干渉がある、LBTにおけるキャリアセンスの例を示す図である。 STAにおいて受信されるUEからの、および/またはgNBにおけるAPからの干渉がある、LBTにおけるキャリアセンスの例を示す図である。 いくつかの実施形態の、干渉者をバックオフさせるため、eDRTS、eDCTS、複数eDCTSツーセルフ手順を用いる例示的干渉シナリオを示す図である。 いくつかの実施形態による例示的な保護期間および/または領域生成を示す図である。 いくつかの実施形態による例示的なダウンリンク/アップリンク(DL/UL)切り換え構成を示す図である。 いくつかの実施形態による送信手順の例を示すフローチャートである。 いくつかの実施形態によるNR-WiGig共存シナリオについての例示的なDL/UL切り換え構成を示す図である。 いくつかの実施形態によるNR-WiGig共存がある非干渉シナリオについての順方向および/または逆方向リンクのビームカバレージの例を示す図である。 いくつかの実施形態によるNR-WiGig共存シナリオについてのDL/UL切り換え構成の別の例を示す図である。 いくつかの実施形態によるNR-WiGig共存におけるAPからUEへの干渉シナリオで順方向および/または逆方向リンクのビームカバレージ例の図である。 いくつかの実施形態によるWiGigデバイスをバックオフさせる、より高い電力の複数の逆方向ミニスロット送信を使用する、NR-WiGig共存シナリオについてのDL/UL切り換え構成例を示す図である。 いくつかの実施形態によるNR-WiGig共存における干渉シナリオについての順方向および/または逆方向リンクのビームカバレージの例を示す図である。 いくつかの実施形態による単一の反対方向におけるペアをなすリッスンビフォアトーク(LBT)の例を示す図である。 いくつかの実施形態による複数の反対方向におけるペアをなすLBTの例を示す図である。 いくつかの実施形態による単一の反対方向におけるLBTについての、送信ノードにおいて使用されるビーム最適化効果を示す図である。 いくつかの実施形態による最適化ビーム形状を用いる単一の反対方向におけるLBTについてエネルギー検出(ED)しきい値増加効果を示す図である。 いくつかの実施形態による事前定義ビームを用いる複数の反対方向におけるLBTについて、EDしきい値を増加させた効果を示す図である。 いくつかの実施形態による反対方向におけるLBTと関連付けられたパラメータを調整するための例示的なフロー図である。 いくつかの実施形態による反対方向におけるLBTについてのパラメータを動的に調整するための例示的なフロー図である。 いくつかの実施形態による反対方向におけるLBTに基づいた送信戦略を調整するための例示的なフロー図である。 いくつかの実施形態によるマルチEDしきい値実施と関連付けられた例示的なフロー図である。 いくつかの実施形態による反対方向におけるLBTについての、到来角推定の使用と、EDしきい値を変化させる例を示す図である。 いくつかの実施形態に従った、受信ノードからのLBT補助を例示する例示的なフロー図である。 いくつかの実施形態に従った、反対方向におけるLBTについての、ビーム幅調整の例を示す図である。 いくつかの実施形態による異なる無線アクセス技術(RAT)のノードに対するLBTブロッキングの例を示す図である。 いくつかの実施形態による同じRATのノードに対するLBTブロッキングの例を示す図である。 いくつかの実施形態によるLBT調整のシナリオを示す図である。 いくつかの実施形態による、周波数領域のLBT調整を示す図である。 いくつかの実施形態による時間領域のLBT調整例の図である。 いくつかの実施形態による無指向性LBTの挙動の例を示す図である。 いくつかの実施形態による指向性送信/受信のための指向性LBTの挙動の例を示す図である。 いくつかの実施形態による無指向性LBT過剰保護検出手順の図である。 いくつかの実施形態によるマルチセルシナリオにおけるコンテンションウィンドウサイズ(CWS)適合例を示す図である。 いくつかの実施形態によるマルチセルシナリオにおけるコンテンションウィンドウサイズ(CWS)適合例を示す図である。 いくつかの実施形態によるeDCTSツーセルフ送信を伴ったダウンリンクデータ送信の例を示す図である。 いくつかの実施形態によるeDCTSツーセルフおよびアップリンク送信の両方を伴ったダウンリンクデータ送信の別の例を示す図である。 いくつかの実施形態によるeDRTS、eDCTS、およびeDCTSツーセルフの送信例を示す図である。 いくつかの実施形態による別のセルからeDRTSおよびeDCTSを受信した後の、非対象UEにおけるUE挙動例を示す図である。 干渉ノードの存在下において、NR-U-NR-U共存における指向性RTS/CTSを含む例示的なシナリオを示す図である。 いくつかの実施形態による指向性チャネルを確保する方法を例示するフローチャートである。 いくつかの実施形態による指向性チャネルを確保する別の方法を例示するフローチャートである。 いくつかの実施形態によるeDRTSおよびeDCTSツーセルフ送信を含む一連の送信の例を示す図である。 いくつかの実施形態によるNR-U-NR-U共存においてeDRTS、eDCTS、複数eDCTSツーセルフ手順を用いる例示的干渉シナリオ図である。
様々な図に示され、また様々な図との関連において示される、エンティティ、接続、および配置などは、例として提示され、限定としては提示されない。そのため、特定の図が何を示しているか、特定の図内の特定の要素またはエンティティが何であり、または何を有するかに関する、ありとあらゆる言明または他の指示、および孤立し、文脈から切り離され、絶対的なもの、したがって、限定的なものとして読むことができる、ありとあらゆる類似の言明は、「少なくともいくつかの実施形態においては」などの文言が建設的に先行するものとしてのみ、適切に読むことができる。開示を簡潔および明瞭にするために、この暗示される先導的な文言は、図の詳細な説明において、繰り返されない。
説明的な実施形態についての詳細な説明が、これから様々な図を参照して行われる。この説明は、可能な実施の詳細な例を提供するが、細部は、例示的であることが意図されており、本出願の範囲を決して限定しないことに留意されたい。
図1Aは、1つ以上の開示される実施形態を実施することができる、例示的な通信システム100を例示する図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する、多元接続システムであることができる。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共用を通して、そのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT拡散OFDM(ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロックフィルタードOFDM、およびフィルタバンクマルチキャリア(FBMC)など、1つ以上のチャネルアクセス方法を利用することができる。
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106/115と、公衆交換電話網(PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112とを含むことができるが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであることができる。例として、それのどれもが、「局」および/または「STA」と呼ばれることがある、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成することができ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動加入者ユニット、サブスクリクションベースのユニット、ページャ、セルラ電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポットまたはMi-Fiデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、ウォッチまたは他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、乗物、ドローン、医療用デバイスおよびアプリケーション(例えば、遠隔手術)、工業用デバイスおよびアプリケーション(例えば、工業用および/または自動化された処理チェーン状況において動作するロボットおよび/または他の無線デバイス)、家電デバイス、ならびに商業用および/または工業用無線ネットワーク上において動作するデバイスなどを含むことができる。WTRU102a、102b、102c、102dのいずれも、交換可能に、UEと呼ばれることがある。
通信システム100は、基地局114aおよび/または基地局114bも含むことができる。基地局114a、114bの各々は、CN106/115、インターネット110、および/または他のネットワーク112など、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースをとるように構成された任意のタイプのデバイスであることができる。例として、基地局114a、114bは、基地送受信機局(BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、gNB、NRノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、および無線ルータなどであることができる。基地局114a、114bは、各々が、単一の要素として描かれているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことができることが理解されよう。
基地局114aは、RAN104/113の一部であることができ、RAN104/113は、他の基地局、および/または基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどのネットワーク要素(図示せず)も含むことができる。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれることがある、1つ以上のキャリア周波数上において、無線信号を送信および/または受信するように構成することができる。これらの周波数は、免許要スペクトル、免許不要スペクトル、または免許要スペクトルと免許不要スペクトルとの組合せの中にあることができる。セルは、相対的に一定であることができる、または時間とともに変化することができる特定の地理的エリアに、無線サービス用のカバレージを提供することができる。セルは、さらに、セルセクタに分割することができる。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割することができる。したがって、一実施形態においては、基地局114aは、送受信機を3つ、すなわち、セルの各セクタに対して1つずつ含むことができる。実施形態においては、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を利用することができ、セルの各セクタに対して複数の送受信機を利用することができる。例えば、所望の空間方向において信号を送信および/または受信するために、ビームフォーミングを使用することができる。
基地局114a、114bは、エアインターフェース116上において、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信することができ、エアインターフェース116は、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であることができる。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して、確立することができる。
より具体的には、上で言及されたように、通信システム100は、多元接続システムであることができ、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、およびSC-FDMAなど、1つ以上のチャネルアクセス方式を利用することができる。例えばRAN104/113内の基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用して、エアインターフェース115/116/117を確立することができる、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実施できる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)、および/または高速アップリンク(UL)パケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
実施形態においては、基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)、および/またはLTEアドバンスト(LTE-A)、および/またはLTEアドバンストプロ(LTE-A Pro)を使用して、エアインターフェース116を確立することができる、進化型UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)などの無線技術を実施することができる。
実施形態においては、基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、ニューラジオ(NR)を使用して、エアインターフェース116を確立することができる、NR無線アクセスなどの無線技術を実施することができる。
実施形態においては、基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実施することができる。例えば、基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(DC)原理を使用して、LTE無線アクセスと、NR無線アクセスとを一緒に実施することができる。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術ならびに/または複数のタイプの基地局(例えば、eNBおよびgNB)に/から送信される送信によって特徴付けることができる。
他の実施形態においては、基地局114aと、WTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわちワイヤレスフィデリティ(WiFi))、IEEE802.16(すなわち、マイクロ波アクセス用世界的相互運用性(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定標準2000(IS-2000)、暫定標準95(IS-95)、暫定標準856(IS-856)、移動体通信用グローバルシステム(GSM)、GSMエボリューション用高速データレート(EDGE)、およびGSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実施することができる。
図1Aにおける基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、またはアクセスポイントであることができ、事業所、自宅、乗物、キャンパス、産業用施設、(例えば、ドローンによって使用される)エアコリド、および車道など、局所化されたエリアにおける無線接続性を容易にするために、任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態においては、基地局114bと、WTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実施して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。実施形態においては、基地局114bと、WTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実施して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。また別の実施形態においては、基地局114bと、WTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接的な接続を有することができる。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がないことがある。
RAN104/113は、CN106/115と通信することができ、CN106/115は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスを、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであることができる。データは、異なるスループット要件、遅延要件、エラー耐性要件、信頼性要件、データスループット要件、およびモビリティ要件など、様々なサービス品質(QoS)要件を有することができる。CN106/115は、呼制御、ビリングサービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド発呼、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供することができ、および/またはユーザ認証など、高レベルセキュリティ機能を実行することができる。図1Aには示されていないが、RAN104/113および/またはCN106/115は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを利用する他のRANと直接的または間接的通信を行うことができることが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用していることがあるRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115は、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、またはWiFi無線技術を利用する別のRAN(図示せず)とも通信することができる。
CN106/115は、WTRU102a、102b、102c、102dが、PSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割も果たすことができる。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を提供する、回線交換電話網を含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイート内の伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および/またはインターネットプロトコル(IP)など、共通の通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスからなる地球規模のシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される、有線および/または無線通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを利用することができる1つ以上のRANに接続された、別のCNを含むことができる。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべては、マルチモード機能を含むことができる(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンク上において、異なる無線ネットワークと通信するための、複数の送受信機を含むことができる)。例えば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を利用することができる基地局114aと通信するように、またIEEE802無線技術を利用することができる基地局114bと通信するように構成することができる。
図1Bは、例示的なWTRU102を例示するシステム図である。図1Bに示されるように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、送受信機120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および/または他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、実施形態との整合性を保ちながら、上記の要素の任意のサブコンビネーションを含むことができることが理解されよう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および状態機械などであることができる。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102が無線環境において動作することを可能にする他の任意の機能性を実行することができる。プロセッサ118は、送受信機120に結合することができ、送受信機120は、送信/受信要素122に結合することができる。図1Bは、プロセッサ118と送受信機120を別個の構成要素として描いているが、プロセッサ118と送受信機120は、電子パッケージまたはチップ内に一緒に統合することができることが理解されよう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116上において、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信し、または基地局から信号を受信するように構成することができる。例えば、一実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであることができる。実施形態においては、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成された放射器/検出器であることができる。また別の実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を送信および/または受信するように構成することができる。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成することができることが理解されよう。
図1Bにおいては、送信/受信要素122は、単一の要素として描かれているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を利用することができる。したがって、一実施形態においては、WTRU102は、エアインターフェース116上において無線信号を送信および受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含むことができる。
送受信機120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調し、送信/受信要素122によって受信された信号を復調するように構成することができる。上で言及されたように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。したがって、送受信機120は、WTRU102が、例えば、NRおよびIEEE802.11など、複数のRATを介して通信することを可能にするための、複数の送受信機を含むことができる。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶表示(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合することができ、それらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132など、任意のタイプの適切なメモリから情報を入手することができ、それらにデータを記憶することができる。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、または他の任意のタイプのメモリ記憶デバイスを含むことができる。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことができる。他の実施形態においては、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上などに配置された、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報を入手することができ、それらにデータを記憶することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102内の他の構成要素に電力を分配するように、および/またはそれらへの電力を制御するように構成することができる。電源134は、WTRU102に給電するための任意の適切なデバイスであることができる。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケル-カドミウム(NiCd)、ニッケル-亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウム-イオン(Li-ion)など)、太陽電池、および燃料電池などを含むことができる。
プロセッサ118は、GPSチップセット136にも結合することができ、GPSチップセット136は、WTRU102の現在ロケーションに関するロケーション情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成することができる。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはそれの代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116上においてロケーション情報を受信することができ、および/または2つ以上の近くの基地局から受信している信号のタイミングに基づいて、自らのロケーションを決定することができる。WTRU102は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の適切なロケーション決定方法を用いて、ロケーション情報を獲得することができることが理解されよう。
プロセッサ118は、さらに他の周辺機器138に結合することができ、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくは無線接続性を提供する、1つ以上のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。例えば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星送受信機、(写真および/またはビデオ用の)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、バイブレーションデバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実および/または拡張現実(VR/AR)デバイス、ならびにアクティビティトラッカなどを含むことができる。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含むことができ、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、バイオメトリックセンサ、および/または湿度センサのうちの1つ以上であることができる。
WTRU102は、(例えば、(例えば、送信用の)ULと(例えば、受信用の)ダウンリンクの両方のための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつかまたはすべての送信および受信が、並列および/または同時であることができる、全二重無線を含むことができる。全二重無線は、ハードウェア(例えば、チョーク)を介して、またはプロセッサ(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)もしくはプロセッサ118)を介する信号処理を介して、自己干渉を低減させ、および/または実質的に除去するために、干渉管理ユニットを含むことができる。実施形態においては、WTRU102は、(例えば、(例えば、送信用の)ULまたは(例えば、受信用の)ダウンリンクのどちらかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつかまたはすべての送信および受信のための、半二重無線を含むことができる。
図1Cは、実施形態に従った、RAN104およびCN106を例示するシステム図である。上で言及されたように、RAN104は、E-UTRA無線技術を利用して、エアインターフェース116上において、WTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104は、CN106とも通信することができる。
RAN104は、eノードB160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のeノードBを含むことができることが理解されよう。eノードB160a、160b、160cは、各々が、エアインターフェース116上においてWTRU102a、102b、102cと通信するための、1つ以上の送受信機を含むことができる。一実施形態においては、eノードB160a、160b、160cは、MIMO技術を実施することができる。したがって、eノードB160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、および/またはWTRU102aから無線信号を受信することができる。
eノードB160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けることができ、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ならびにULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成することができる。図1Cに示されるように、eノードB160a、160b、160cは、X2インターフェース上において、互いに通信することができる。
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162と、サービングゲートウェイ(SGW)164と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(またはPGW)166とを含むことができる。上記の要素の各々は、CN106の部分として描かれているが、これらの要素のうちのいずれも、CNオペレータとは異なるエンティティによって所有および/または運営することができることが理解されよう。
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeノードB160a、160b、160cの各々に接続することができ、制御ノードとしての役割を果たすことができる。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、およびWTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担うことができる。MME162は、RAN104と、GSMおよび/またはWCDMAなどの他の無線技術を利用する他のRAN(図示せず)との間における交換のためのコントロールプレーン機能を提供することができる。
SGW164は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeノードB160a、160b、160cの各々に接続することができる。SGW164は、一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cに/からルーティングおよび転送することができる。SGW164は、eノードB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能なときにページングをトリガすること、ならびにWTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなど、他の機能を実行することができる。
SGW164は、PGW166に接続することができ、PGW166は、インターネット110など、パケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、CN106は、PSTN108など、回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそれと通信することができる。加えて、CN106は、他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線および/または無線ネットワークを含むことができる
図1A~図1Dにおいては、WTRUは、無線端末として説明されるが、ある代表的な実施形態においては、そのような端末は、通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(例えば、一時的または永続的に)使用することができることが企図されている。
代表的な実施形態においては、他のネットワーク112は、WLANであることができる。
インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードにあるWLANは、BSSのためのアクセスポイント(AP)と、APと関連付けられた1つ以上の局(STA)とを有することができる。APは、トラフィックをBSS内および/またはBSS外に搬送する、ディストリビューションシステム(DS)または別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセスまたはインターフェースを有することができる。BSS外部から発信されたSTAへのトラフィックは、APを通して到着することができ、STAに配送することができる。STAからBSS外部の送信先に発信されたトラフィックは、それぞれの送信先に配送するために、APに送信することができる。BSS内のSTA間のトラフィックは、APを通して送信することができ、例えば、送信元STAは、トラフィックをAPに送信することができ、APは、トラフィックを送信先STAに配送することができる。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックと見なすことができ、および/またはピアツーピアトラフィックと呼ばれることがある。ピアツーピアトラフィックは、直接リンクセットアップ(DLS)を用いて、送信元STAと送信先STAとの間で(例えば、直接的に)送信することができる。ある代表的な実施形態においては、DLSは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルDLS(TDLS)を使用することができる。独立BSS(IBSS)モードを使用するWLANは、APを有さないことがあり、IBSS内の、またはIBSSを使用するSTA(例えば、STAのすべて)は、互いに直接的に通信することができる。IBSSモードの通信は、本明細書においては、ときに「アドホック」モードの通信と呼ばれることがある。
802.11acインフラストラクチャモードの動作または類似したモードの動作を使用するとき、APは、プライマリチャネルなどの固定されたチャネル上において、ビーコンを送信することができる。プライマリチャネルは、固定された幅(例えば、20MHz幅帯域幅)、またはシグナリングを介して動的に設定された幅であることができる。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであることができ、APとの接続を確立するために、STAによって使用することができる。ある代表的な実施形態においては、例えば802.11システムにおいては、キャリアセンス多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)を実施することができる。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えばあらゆるSTA)は、プライマリチャネルをセンスすることができる。プライマリチャネルが、センス/検出され、および/または特定のSTAによってビジーであると決定された場合、特定のSTAは、バックオフすることができる。与えられたBSS内においては、任意の与えられた時間に、1つのSTA(例えば、ただ1つの局)が、送信することができる。
高スループット(HT)STAは、例えば、プライマリ20MHzチャネルを隣接または非隣接20MHzチャネルと組み合わせて、40MHz幅のチャネルを形成することを介して、通信のために40MHz幅チャネルを使用することができる。
超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および/または160MHz幅チャネルをサポートすることができる。40MHzおよび/または80MHzチャネルは、連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができる。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができ、または2つの非連続な80MHzチャネルを組み合わせることによって形成することができ、これは、80+80構成と呼ばれることがある。80+80構成の場合、データは、チャネルエンコーディングの後、データを2つのストリームに分割することができるセグメントパーサを通過することができる。各ストリームに対して別々に、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理、および時間領域処理を行うことができる。ストリームは、2つの80MHzチャネル上にマッピングすることができ、データは、送信STAによって送信することができる。受信STAの受信機においては、80+80構成のための上で説明された動作を逆転することができ、組み合わされたデータは、媒体アクセス制御(MAC)に送信することができる。
1GHz未満モードの動作は、802.11afおよび802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅およびキャリアは、802.11nおよび802.11acにおいて使用されるそれらと比べて、802.11afおよび802.11ahにおいては低減させられる。802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトルにおいて、5MHz、10MHz、および20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、および16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態に従うと、802.11ahは、マクロカバレージエリアにおけるMTCデバイスなど、メータタイプ制御/マシンタイプコミュニケーションをサポートすることができる。MTCデバイスは、一定の機能を、例えば、一定の帯域幅および/または限られた帯域幅のサポート(例えば、それらのサポートだけ)を含む限られた機能を有することができる。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)しきい値を上回るバッテリ寿命を有するバッテリを含むことができる。
802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahなど、複数のチャネルおよびチャネル帯域幅をサポートすることができる、WLANシステムは、プライマリチャネルとして指定することができるチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSS内のすべてのSTAによってサポートされる最大の共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有することができる。プライマリチャネルの帯域幅は、BSS内において動作するすべてのSTAの中の、最小帯域幅動作モードをサポートするSTAによって設定および/または制限することができる。802.11ahの例においては、BSS内のAPおよび他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、および/または他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それだけをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)のために、プライマリチャネルは、1MHz幅であることができる。キャリアセンシングおよび/またはネットワークアロケーションベクトル(NAV)設定は、プライマリチャネルのステータスに依存することができる。例えば、(1MHz動作モードだけをサポートする)STAが、APに送信しているせいで、プライマリチャネルが、ビジーである場合、周波数バンドの大部分が、アイドルのままであり、利用可能であることができるとしても、利用可能な周波数バンド全体が、ビジーと見なされることができる。
米国においては、802.11ahによって使用することができる利用可能な周波数バンドは、902MHzから928MHzである。韓国においては、利用可能な周波数バンドは、917.5MHzから923.5MHzである。日本においては、利用可能な周波数バンドは、916.5MHzから927.5MHzである。802.11ahのために利用可能な合計帯域幅は、国の規則に応じて、6MHzから26MHzである。
図1Dは、実施形態に従った、RAN113およびCN115を示すシステム図である。上で言及されたように、RAN113は、NR無線技術を利用して、エアインターフェース116上において、WTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN113は、CN115とも通信することができる。
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含むことができるが、RAN113は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のgNBを含むことができることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは、各々が、エアインターフェース116上においてWTRU102a、102b、102cと通信するための、1つ以上の送受信機を含むことができる。一実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実施することができる。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信し、および/またはgNB180a、180b、180cから信号を受信することができる。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、および/またはWTRU102aから無線信号を受信することができる。実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実施することができる。例えば、gNB180aは、WTRU102aに複数のコンポーネントキャリアを送信することができる(図示せず)。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、免許不要スペクトル上にあることができるが、残りのコンポーネントキャリアは、免許要スペクトル上にあることができる。実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、多地点協調(CoMP)技術を実施することができる。例えば、WTRU102aは、gNB180aとgNB180b(および/またはgNB180c)から調整された送信を受信することができる。
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなヌメロロジ(numerology)と関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。例えば、OFDMシンボル間隔、および/またはOFDMサブキャリア間隔は、異なる送信、異なるセル、および/または無線送信スペクトルの異なる部分ごとに様々であることができる。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含む、および/または様々な長さの絶対時間だけ持続する)様々なまたはスケーラブルな長さのサブフレームまたは送信時間間隔(TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成および/または非スタンドアロン構成で、WTRU102a、102b、102cと通信するように構成することができる。スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、(例えば、eノードB160a、160b、160cなどの)他のRANにアクセスすることもなしに、gNB180a、180b、180cと通信することができる。スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数を、モビリティアンカポイントとして利用することができる。スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、免許不要バンド内において信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。非スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、eノードB160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し/別のRANにも接続しながら、gNB180a、180b、180cと通信し/gNB180a、180b、180cに接続することができる。例えば、WTRU102a、102b、102cは、DC原理を実施して、1つ以上のgNB180a、180b、180c、および1つ以上のeノードB160a、160b、160cと実質的に同時に通信することができる。非スタンドアロン構成においては、eノードB160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのためのモビリティアンカとしての役割を果たすことができ、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービスするための追加のカバレージおよび/またはスループットを提供することができる。
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けることができ、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーンデータのユーザプレーン機能(UPF)184a、184bへのルーティング、ならびにコントロールプレーン情報のアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)182a、182bへのルーティングなどを処理するように構成することができる。図1Dに示されるように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェース上において、互いに通信することができる。
図1Dに示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182bと、少なくとも1つのUPF184a、184bと、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183bと、おそらくは、データネットワーク(DN)185a、185bとを含むことができる。上記の要素の各々は、CN115の部分として描かれているが、これらの要素のうちのいずれも、CNオペレータとは異なるエンティティによって所有および/または運営することができることが理解されよう。
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続することができ、制御ノードとしての役割を果たすことができる。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの処理)、特定のSMF183a、183bを選択すること、レジストレーションエリアの管理、NASシグナリングの終了、およびモビリティ管理などを担うことができる。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cによって利用されるサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cに対するCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用することができる。例えば、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスに依存するサービス、高速大容量モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスに依存するサービス、および/またはマシンタイプコミュニケーション(MTC)アクセスのためのサービスなど、異なる使用事例のために、異なるネットワークスライスを確立することができる。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、および/またはWiFiのような非3GPPアクセス技術など、他の無線技術を利用する他のRAN(図示せず)との間の交換のためのコントロールプレーン機能を提供することができる。
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115内のAMF182a、182bに接続することができる。SMF183a、183bは、N4インターフェースを介して、CN115内のUPF184a、184bに接続することもできる。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択および制御し、UPF184a、184bを通したトラフィックのルーティングを構成することができる。SMF183a、183bは、UE IPアドレスの管理および割り当てを行うこと、PDUセッションを管理すること、ポリシ実施およびQoSを制御すること、ならびにダウンリンクデータ通知を提供することなど、他の機能を実行することができる。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、およびイーサネットベースなどであることができる。
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続することができ、それらは、インターネット110など、パケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。UPF184a、184bは、パケットをルーティングおよび転送すること、ユーザプレーンポリシを実施すること、マルチホーミングPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、ならびにモビリティアンカリングを提供することなど、他の機能を実行することができる。
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそれと通信することができる。加えて、CN115は、他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することができ、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線および/または無線ネットワークを含むことができる。一実施形態においては、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、およびUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通して、ローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続することができる。
図1A~図1D、および図1A~図1Dについての対応する説明に鑑みて、WTRU102a~d、基地局114a~b、eノードB160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、および/または本明細書において説明される他の任意のデバイスのうちの1つ以上に関する、本明細書において説明される機能の1つもしくは複数またはすべては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実行することができる。エミュレーションデバイスは、本明細書において説明される機能の1つもしくは複数またはすべてをエミュレートするように構成された、1つ以上のデバイスであることができる。例えば、エミュレーションデバイスは、他のデバイスをテストするために、ならびに/またはネットワークおよび/もしくはWTRU機能をシミュレートするために、使用することができる。
エミュレーションデバイスは、実験室環境において、および/またはオペレータネットワーク環境において、他のデバイスの1つ以上のテストを実施するように設計することができる。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスをテストするために、有線および/または無線通信ネットワークの一部として、完全または部分的に実施および/または展開されながら、1つもしくは複数またはすべての機能を実行することができる。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として、一時的に実施/展開されながら、1つもしくは複数またはすべての機能を実行することができる。エミュレーションデバイスは、テストの目的で、別のデバイスに直接的に結合することができ、および/またはオーバザエア無線通信を使用して、テストを実行することができる。
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として実施/展開されずに、すべての機能を含む1つ以上の機能を実行することができる。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上の構成要素のテストを実施するために、テスト実験室ならびに/または展開されていない(例えば、テスト)有線および/もしくは無線通信ネットワークにおける、テストシナリオにおいて利用することができる。1つ以上のエミュレーションデバイスは、テスト機器であることができる。データを送信および/または受信するために、直接RF結合、および/または(例えば、1つもしくは複数のアンテナを含むことができる)RF回路を介した無線通信を、エミュレーションデバイスによって使用することができる。
上では、特徴および要素が特定の組合せで説明されたが、各特徴または要素は、単独で使用することができ、または他の特徴および要素との任意の組合せで使用することができることを当業者は理解されよう。加えて、本明細書において説明された方法は、コンピュータおよび/またはプロセッサによって実行される、コンピュータ可読媒体内に含まれる、コンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。コンピュータ可読媒体の例は、(有線または無線接続上において送信される)電子信号、およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定されることなく、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD-ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用される、無線周波数送受信機を実施することができる。
免許不要バンドにおける、セル、送受信ポイント(TRP)、および/またはキャリアの動作および/または使用は、スタンドアロンであることができる。免許不要バンドにおける、セル、送受信ポイント(TRP)、および/またはキャリアの動作および/または使用は、補助を受けることができる。例えば、補助は、免許要バンドにおいて、キャリアによって提供することができ、ライセンス補助アクセス(LAA)と呼ばれることがある。LAAについて、免許要セル、TRP、および/またはキャリアは、プライマリセル、TRP、および/またはキャリアであることができる。LAAについて、免許要セル、TRP、および/またはキャリアは、アンカセル、TRP、またはキャリアであることができる。
免許不要スペクトルにおいて動作するセルラシステムは、スペクトルの他のユーザと共存することができる。スペクトルの他のユーザは、免許不要技術(例えば、Wi-Fi、WiGig、および/または他のセルラオペレータ)を使用することができる。免許不要スペクトルにおいて動作するセルラシステムは、干渉を最小化するように試みることができ、および/またはスペクトルの他のユーザとの公平性を考慮することができる。例えば、セルラシステムは、リッスンビフォアトーク(LBT)、および/またはクリアチャネル評価(CCA:Clear Channel Assessment)を使用することができる。LBTおよび/またはCCAにおいては、アクセスポイント(AP)、eノードB(eNB)、gノードB(gNB)、TRP、およびユーザ機器(UE)などの、システムノードは、チャネル(例えば、ある中心周波数および帯域幅を有する周波数バンド)をリッスンすることができる。これは、チャネル上において送信する前、および/またはチャネルの部分上において送信する前に、チャネルを使用する別のユーザが存在することがあるかどうかを決定するために、行うことができる。別のものによる使用をリッスンおよび/または決定することは、測定を含み、および/または測定に基づくことができる。測定は、エネルギー検出を含むことができる。
本明細書においては、LBT、CCA、およびLBT/CCAは、交換可能に使用することができる。(例えば、エネルギーの)測定が行われたとき、チャネルは、ビジーである、占有されている、および/または使用中であると決定することができる。決定は、例えば、しきい値以上であることができるエネルギー測定に基づくことができる。例えば、(例えば、エネルギーの)測定がしきい値以下であるとき、チャネルは、アイドルである、空きである、クリアである、および/または使用されていないと決定することができる。
クリアである、空きである、アイドルである、占有されていない、および/またはビジーでないは、交換可能に使用することができる。クリアでない、空きでない、アイドルでない、占有されている、および/またはビジーであるは、交換可能に使用することができる。チャネル、および/または動作チャネルは、交換可能に使用することができる。CCA失敗は、チャネルがビジーであると分かったことを意味することができる。CCA合格は、チャネルがクリアであると分かったことを意味することができる。
チャネル上の潜在的な送信機(例えば、潜在的なアップリンク(UL)送信を有するUE、および/または潜在的なダウンリンク(DL)送信を有するeNB)は、チャネルを評価および/または監視(例えば、受信)することができる。これは、例えばチャネル上における信号存在および/または干渉を測定および/または決定するために、行うことができる。これは、例えば、チャネルが、別のもの(例えば、別のシステム、ユーザ、および/または信号)によって、使用中である(例えば、ビジーである、および/または占有されている)ことがあるかどうかを決定するために、送信に先立って、行うことができる。
潜在的な送信機は、例えば、LBT/CCAの一部として、チャネルからの受信信号および/または干渉を基準と比較することができる。基準は、(例えば、1つ以上の)しきい値レベルであることができる。チャネルが空きであることができるかどうかを決定するために、(例えば、受信信号と基準との間の)比較を使用することができる。例えば、チャネルは空きであることができると、潜在的な送信機が決定した場合、潜在的な送信機は、チャネル上において送信することができる。例えば、チャネルは空きでないことがあると、潜在的な送信機が決定した場合、潜在的な送信機は、チャネル上において送信することができず、潜在的な送信を延期する、および/または潜在的な送信を放棄することができる。
フレームベースの機器(FBE)とは、それのための送信/受信タイミングを固定および/または構造化することができる、機器のことであることができる。ロードベースの機器(LBE)は、例えば、(例えば、固定および/または定義された時間に)あるフレーム構造に従って、LBT/CCAを実行することができない。LBEは、例えば、送信するデータをそれが有するとき、LBT/CCAを実行することができる。
機器とは、免許要または免許不要チャネル上において、送信および/または受信することができる、ノードおよび/またはデバイスのことであることができる。例えば、機器は、UE、eNB、gNB、TRP、STA、および/またはAPを含むことができる。
本明細書においては、eNB、gNB、TRP、STA、セル、基地局(BS)、および/またはAPは、交換可能に使用することができる(例えば、送信および受信することができるノード)。eNB、gNB、および/またはTRPは、1つもしくは複数のgNB、TRP、STA、セル、BS、AP、および/またはネットワークノードなどの別のノードを表すために使用することができる。
機器は、チャネル上においてエネルギーを検出することができる、LBT/CCAチェックを実行することができる。これは、動作チャネル上において、送信の前、および/または送信のバーストの前に、行うことができる。チャネル評価(アセスメント)のためのLBT/CCA時間期間は、固定された時間であり、および/または最小時間を有することができる。チャネル占有時間(COT:Channel Occupancy Time)は、機器が、与えられたチャネル上において、例えば、チャネルの利用可能性を再評価することなしに、その間送信を有することができる合計時間であることができる。最大COT(MCOT)は、機器が、与えられた送信および/または送信のバーストのために動作チャネルを使用することができる、合計時間であることができる。MCOT値は、構成され、および/または(例えば、規制によって)許可されることができる。MCOT値は、例えば、4msおよび/または10msであることができる。機器のためのMCOTは、最大許容値よりも小さいことがある。最大許容値は、例えば、機器の製造業者によって設定することができる。
アイドル期間は、機器が、その間チャネル上において送信しないことができる時間(例えば、時間の連続的な期間)であることができる。アイドル期間は、最小要件を有することができる。最小要件は、COTに基づくことができる。例えば、アイドル期間は、COTの5%であることができる。アイドル期間は、例えば、現在の固定されたフレーム期間のために、機器によって使用することができる。
機器が、例えば、LBT/CCAの間に、および/またはLBT/CCAの結果として、動作チャネルはクリアであると決定した場合、それは、クリアチャネル上において送信することができる。送信は、即時であることができる。
いくつかの実施形態においては、機器が、例えば、LBT/CCAの間に、および/またはLBT/CCAの結果として、動作チャネルは占有されていると決定した場合、それは、チャネル上において送信することができない。例えば、機器は、例えば、チャネルがクリアであることを見つける、後続のLBT/CCAを、それが実行するまで、チャネル上において送信することができない。
いくつかの実施形態においては、機器が、例えば、LBT/CCAの間に、および/またはLBT/CCAの結果として、動作チャネルは占有されていると決定した場合、それは、そのチャネル上において送信することができない。例えば、それは、次の固定されたフレーム期間の間、チャネル上において送信することができない。
LBT/CCAは、先行するLBT/CCAの後に、実行することができる。例えば、先行するLBT/CCAは、チャネルがクリアでないことがあると決定することができた。後続のLBT/CCAは、チャネルがクリアであることができるかどうかをチェックする前に、ウェイトおよび/またはバックオフ時間を含むことができる。
LBT/CCAは、先行するLBT/CCAの後に、実行することができる。例えば、先行するLBT/CCAは、チャネルがクリアでないことがあると決定することができる。後続のLBT/CCAは、チャネルがクリアであることができるかどうか、および/またはその後送信することができるかどうかをその間に決定する、より長い期間を含むことができる。
UEは、チャネルが空きであることができるかどうかを決定するために、CCAを実行することができる。UEが、チャネルは空きではないと決定した場合、UEは、追加のバックオフおよび/またはウェイト時間(例えば、コンテンションウィンドウの時間量)を追加することができる。例えば、UEが、チャネルは空きであると決定した場合、UEは、チャネルを再びチェックすることができる。例えば、チャネルは空きであると決定された直後に、実際の送信が開始しないことがある場合、このチェックが、実際の送信の前に存在することができる。
例えば、UEが、実際の送信に先立つチェックウィンドウ(例えば、25μs)内にいない場合、UEは、実際の送信に先立って、(例えば、少なくとも)チェックウィンドウ(例えば、チェックウィンドウ期間の時間)の間に、CCAを実行することができる。例えば、チャネルが、チェックウィンドウの(例えば、少なくとも)一部の間、空きであると決定された場合、UEは、(例えば、その場合だけ)送信することができる。
CCAは、フルCCAまたはショートCCAであることができる。フルCCAは、(例えば、1つ以上の)バックオフ時間を追加することを含むことができる。例えば、フルCCAは、チャネルがビジーであると決定されたときに、実行することができる。ショートCCAは、クイックチェック(例えば、エネルギー検出チェック)であることができる。例えば、ショートCCAは、送信ならびに/または意図および/もしくは計画された送信の開始に先立つチェックウィンドウにおいて実行することができる。
例えば、UEが、(例えば、第1の)サブフレーム(SF)またはシンボルの間に、CCAを実行する場合、UEは、チャネルが空きであるかどうかを決定することができる、フルCCAを実行することができる。UEは、実際の送信に先立って、ショートCCAを実行することができる。ショートCCAは、例えば、チャネルがまだ空きであることを再チェックするために、実行することができる。これは、フルCCAの終了と送信の開始との間にギャップが存在する場合に、行うことができる。
アクセス、リソースの使用、ならびに/またはチャネル上における、セル内における、セルへの、TRPおよび/もしくは別のノードへのリソース上での送信は、グラントベース、アロケーションベース、および/またはスケジューラベースであることができる。
例えば、UEは、リソースのセット上において(例えば、セット上においてのみ)送信することができる。これは、受信されたグラントおよび/またはリソースの割当て(アロケーション)に応答した、および/またはそれらに従ったものであることができる。リソースは、時間リソースおよび/または周波数リソースであることができる。
グラントおよび/または割当て(アロケーション)を(例えば、明示的に)提供することができる。例えば、割当て(アロケーション)は、DL制御情報(DCI)において提供することができる。グラントおよび/またはアロケーションは、例えば、より高位のレイヤのシグナリングによって、構成することができる。グラントおよび/またはアロケーションは、UEが送信するデータを有するときに、UEによって使用することができる。
アクセス、リソースの使用、ならびに/または、チャネル上のリソース上における、セル内における、セルへの、TRPおよび/もしくは別のノードへの送信は、グラントレスおよび/またはグラントフリーであることができる。本明細書においては、グラントレスおよびグラントフリーは、交換可能に使用することができる。リソースは、時間リソースおよび/または周波数リソースであることができる。
例えば、UEは、UEが行う送信を有するとき、リソース(の、例えば、セット)上において送信することができる。UEは、1つ以上のリソースから、その上で送信するリソースを決定および/または選択することができる。リソースは、例えば、リソースの構成されたセットであることができる。
リソースは、別のUEによって共用および/または使用することができる。リソースは、競合ベースのリソースと呼ばれることがある。(例えば、複数の)UEの送信は、UEが同時に同じリソースを選択し、同じリソース上において送信するとき、衝突することがある。
衝突の可能性を低減させることができるメカニズムを実行することができる。例えば、リソース選択は、ランダムに(例えば、部分的にランダムに)決定することができる。リソース選択は、UE-IDの関数であることができる。異なるUE(例えば、UEのグループ)は、異なるリソース(例えば、リソースのセット)を用いるように構成することができる。
グラントフリー送信の受信機が送信機を識別することを可能にするメカニズムを含むことができる。例えば、送信は、識別子および/または部分的な識別子を含むことができる。
無指向性ベースのシステムのためのLBT手順を設計することができる。無指向性ベースのシステムにおいては、送信エネルギーは、(例えば、すべての)方向に(例えば、等しく)伝搬することができる。これは、例えば、受信機のチャネルセンス範囲内に存在するデバイス(例えば、すべてのデバイス)によって、センスすることができる。
指向性送信は、ミリ波バンドにおける伝搬限界を克服することができる。LBTは、送信機において、送信(Tx)ビームを用いて、実行することができる。本明細書においては、この指向性LBTは、「レガシLBT」と呼ばれることがある。指向性システム(例えば、高指向性システム)におけるレガシLBTは、隠れノードの数の増加をもたらすことがある(例えば、指向性隠れノード問題)。
指向性システム(例えば、高指向性システム)においては、送信のための信号エネルギーは、送信されたビームによってカバーされる空間領域(例えば、狭い空間領域)に集中することができる。送信されたビームの領域内に配置されたデバイスは、送信の存在をセンスすることができる。送信されたビームの領域外に配置されたデバイスは、送信をセンスできないことがある。デバイスは、送信可としてチャネルをセンスすることができる。デバイスは、送信を開始することができるが、それは、進行中の送信に干渉し、および/またはそれと衝突することがある。
いくつかの実施形態に従うと、クリアチャネル評価(アセスメント)(CCA)は、指向性の高度指向性送信要求/高度指向性送信可(eDRTS/eDCTS)を含むことができる。eDRTSメッセージは、例えば、複数の隣接ビーム上、またはより広いビーム上において送信することができる。送信は、サービス品質(QoS)要件に基づいて、可能にすること、および/または構成することができる。eDRTS/eDCTSメッセージにおいて、高度(エンハンスド)シグナリングを実行することができる。(例えば、非相互的ビームについての)異なるビームペアリンク(BPL)上において、複数の並行eDRTS/eDCTSを送信することができる。例えば、eDCTSツーセルフ(eDCTS-to-Self)メッセージなどの、eDCTSメッセージを、より大きい空間干渉保護を達成するために、使用することができる。いくつかの実施形態においては、eDCTSツーセルフメッセージは、eDCTSメッセージとは異なるように構成することができる。例えば、eDRTSおよびeDCTS送信の成功後に、複数のeDCTSツーセルフ(eDCTS-to-Self)送信が続くことができる。複数のeDCTSツーセルフ送信は、複数のビーム上において送信することができる。他のデバイスの送信が進行中の送信と干渉しないようにすることができる、動的ダウンリンク/アップリンク(DL/UL)切り換え構成を使用することができる。
いくつかの実施形態に従うと、免許不要バンドにおける指向性ニューラジオ(NR)-WiGigシステム共存についての実施を、実行することができる。NRリンクのためのDL/UL切り換え構成は、WiGigシステムにおける最小の分散フレーム間間隔(DIFS)期間(duration)に基づいて、決定することができる。送信は、各ウィンドウ(例えば、DIFS期間)ごとに、逆方向において実行されるように構成することができる。逆方向の複数のブロック送信を送信することができる。送信の送信電力は、増加させることができる。
いくつかの実施形態に従うと、ペアをなす方向において(例えば、受信機の方向および反対方向において)リッスンビフォアトーク(LBT)を実行することができる。これは、進行中の送信と干渉することがある、隠れノードの数を低減させることができる。LBTパラメータ(例えば、帯域幅、エネルギー検出(ED)しきい値)は、進行中の送信と干渉することがある、隠れノードの数を低減させるように構成することができる。LBT中にセンスされた電力/エネルギーの関数に基づいて、送信および受信戦略を決定することができる。
図2Aは、ニューラジオ(NR)-WiGig共存がある、指向性ベースのリッスンビフォアトーク(LBT)を使用するビームベースのシステムにおける、干渉の例を例示している。例えば、図2Aに示されるように、NRおよび/またはWiGigノードは、併置することができる。より具体的には、NR UE200およびWiGig局(STA)202は、それぞれ、NR gNB204および/またはWiGigアクセスポイント(AP)206に送信するパケットを有することがある。UE200は、gNB204へのそれの送信を開始することができる。STA202は、gNB204へのUEの送信をセンスしないことがある(例えば、指向性隠れノード問題)。STA202は、チャネルがクリアであることを見出し、および/またはAP206へのそれの送信を開始することがある。送信は、gNB204において、UE200の送信と干渉し、および/または衝突することがある。図2Bは、NR-NR共存がある、指向性ベースのリッスンビフォアトーク(LBT)手順を使用するビームベースのシステムにおける、干渉の例を例示している。図2Bに見られるように、2つのNRシステム間に調整が存在しないことがあるとき、類似の状況が、NR-NR共存において発生することがある。図2Bにおいては、1つのNRシステムは、例えば、(「UE1」とも呼ばれる)UE208、および/または(「gNB1」とも呼ばれる)gNB210を含むことができ、別のNRシステムは、例えば、(「UE2」とも呼ばれる)UE212、および/または(「gNB2」とも呼ばれる)gNB214を含むことができる。
図3Aおよび図3Bは、隠れノード問題の他の例を例示している。図3Aは、ユーザ機器(UE)において受信されるアクセスポイント(AP)からの干渉がある、LBTにおけるキャリアセンスの例を例示している。図3Bは、局(STA)においてgNBからの、および/またはUEにおいてアクセスポイント(AP)からの干渉がある、LBTにおけるキャリアセンスの例を例示している。
図3Aを参照すると、受信ノードが、AP300のカバレージエリア内に存在する場合、および/または送信ノードにおけるレガシLBTが、受信ノードの方向に向かうチャネルがアイドルであるとセンスした場合であっても、受信ノードは、AP300によって干渉されることがある。干渉は、指向性隠れノード問題に起因し得る。これは、例えば、AP送信が、受信ノードの受信ビームのアンテナ照準内に存在するが、送信ノードにおける指向性LBTによって検出することができないときに、発生することがある。これは、図3Aにおいて、点線302によって見ることができる。図3Aに見られるように、これは、例えば、gNB304が、送信ノードであり、UE306が、受信ノードである場合に、発生することがある。
AP300は、STA308に向かって(例えば、指向性方式で)送信することができる。送信ノード(例えば、図3AにおけるgNB304)は、受信機(例えば、図3AにおけるUE306)の方向に向かって直線をなすビームを用いて、LBTを実行することができる。これは、免許不要チャネルにアクセスする前に、行うことができる。例えば、STA308が、AP300と送信ノードとの間に配置された場合(例えば、図3A)、送信ノードは、チャネルがアイドルであるとセンスすることができ、(例えば、受信機に向かって)データ送信を開始することができる。UE受信機において、AP300からの干渉が受信されることがあり、それは、指向性隠れノード問題に起因し得る。例えば、STA308が、送信ノードとしてのgNB304とUE受信機との間に配置され、および/またはSTA308が、レガシLBTによってセンスされない場合(例えば、図3B)、干渉が、STA308において受信されることがある。
図3Aおよび図3Bは、例えば、レガシLBT(例えば、DLアクセス、gNBからUE)における、キャリアセンスの例を例示している。gNB304は、UE306に向かって直線をなすビームを用いて、LBTを実行することができる。gNB304は、チャネルがアイドルであるとセンスすることができる。これは、例えば、AP300が、STA308に向かってデータを送信し、gNB304が、UE306に向かってデータ送信を開始した場合に、発生することがある。図3Aに見られるように、AP300からの干渉は、UE306において受信されることがある。図3Bに見られるように、gNB304において、STA308が聴かれない場合、STA308においてはgNB304からの、および/またはUE306においてはAP300からの干渉が、受信されることがある。
他の例においては、送信ノードが、例えば、UEであり、受信ノードが、例えば、gNBであるときに、指向性隠れノードに起因する干渉問題が、生じることがある。図4Aは、gNBにおいて受信されるAPからの干渉がある、LBTにおけるキャリアセンスの例を例示している。図4Bは、STAにおいて受信されるUEからの、および/またはgNBにおけるAPからの干渉がある、LBTにおけるキャリアセンスの例を例示している。
図4Aおよび図4Bは、干渉をもたらすことがある、例えば、レガシLBT(ULアクセス、UEからgNB)における、キャリアセンスの例を例示している。UE400は、gNB402に向かって直線をなすビームを用いて、LBTを実行することができ、チャネルがアイドルであるとセンスすることができる。それは、例えば、AP404がSTA406に向かってデータを送信している場合に、発生することがある。したがって、UE400は、gNB402に向かってデータ送信を開始することができる。図4Aに見られるように、AP404からの干渉が、gNB402において受信されることがある。図4Bに見られるように、UE400において、STA406が聴かれないことがあり、ならびに/またはSTA406においてUE400からの、および/もしくはgNB402においてAP404からの干渉が、受信されることがある。
いくつかの実施形態においては、免許不要バンドにおける指向性NR-NRシステムの共存と関連付けられた実施を提供することができる。
UE/gNBは、例えば、(例えば、1つ以上の)ビームおよび/またはビームペアリンク(BPL)を用いて、許可および/またはスケジュールされたリソースについてのCCAを実行することができる。一般に、いくつかの実施形態においては、本明細書において使用される場合、「BPL」とは、送信ノードと受信ノードとの間に通信リンクを確立する、ビームのペア(例えば、相互的ビーム(ペア))のことである。例えば、送信ノード(例えば、UE/gNB)が、CCAを実行する場合、Rx(受信)ビームを使用することができる。例えば、CCAは、UE/gNBがビームペアリングのために使用したRxビームに基づいて、決定することができる。
いくつかの実施形態においては、例えば、チャネルのCCAおよび/またはLBT評価(アセスメント)に基づいた、チャネルがクリアであることの決定の成功後、送信ノードと受信ノードは、高度シグナリングまたはメッセージを含む通信に携わることができる。一般に、高度シグナリング/メッセージングは、本明細書において説明される様々な機能を実施することを容易または可能にすることができる。いくつかの実施形態においては、高度シグナリング/メッセージングは、(1)例えば、送信ノードによって(指向性)チャネル上における送信を要求するために構成され、および/またはチャネル確保目的で構成される、高度指向性送信リクエストメッセージ(an enhanced directional transmit request message)、ならびに(2)例えば、送信(例えば、送信ノードによって要求された送信)のためにチャネルがクリアであることを(例えば、受信ノードによって)確認もしくは肯定応答するために構成され、および/またはチャネル確保目的で構成される、高度指向性送信コンファメーションメッセージ(an enhanced directional transmit confirmation message)の形態を取ることができる。
より詳細に説明されるように、いくつかの説明的な実施形態においては、高度指向性送信リクエストメッセージは、高度指向性Request-to-Send(eDRTS)メッセージであることができ、高度指向性送信コンファメーションメッセージは、高度指向性Clear-to-Send(eDCTS)メッセージ、および/または高度指向性Clear-to-Send-to-Self(eDCTSツーセルフ)メッセージであることができる。
さらに、一般に、本明細書において説明される任意のタイプまたは種類の高度メッセージ(エンハンスドメッセージan enhanced message)は、本明細書において説明される様々な機能性を容易または可能にするための、例えば、高度メッセージコンテンツを有することができるメッセージのことである。高度メッセージコンテンツは、例えば、本明細書において説明される様々な機能の実行を可能または容易にする情報を提供する、1つ以上の追加のフィールドの形態を取ることができる。いくつかの実施形態においては、情報は、例えば、送信ノードと受信ノードとの間の送信に対する、潜在的な干渉ノード(例えば、干渉することが知られた干渉ノード、または少なくとも干渉することがあるノード)に関する情報、タイミングまたはスケジューリング情報、干渉方向などを含むことができる。
例示として、いくつかの実施形態においては、UE/gNBが、Rxビーム上においてチャネルがクリアであると決定した場合、それは、(例えば、最初に)高度指向性送信要求(高度指向性Request-to-Send、高度指向性リクエストツーセンド:eDRTS)を送信して、チャネルを確保し、および/または受信ノード(例えば、gNB/UE)から肯定応答を取得することができる。Rxビームは、UE/gNBがその上で送信することができる、Txビームに対応することができる。送信ノード(例えば、UE/gNB)は、チャネルがクリアではないとそれが決定した場合、送信することができない。eDRTSの送信は、ビームベースであることができる。受信ノードは、送信機に高度指向性送信可(高度指向性Clear-to-Sendまたは高度指向性クリアツーセンド:eDCTS)を送信することができる。eDCTSは、eDRTSを受信した(例えば、受信に成功した)後、送信することができる。eDCTSの送信は、ビームベースであることができる。eDRTSおよび/またはeDCTS送信の後、送信ノード(例えば、gNBまたはUE)と受信ノード(例えば、UEまたはgNB)との間のさらなる送信を構成することができる。
例えば、送信は、送信ノードと受信ノードとの間の送信と干渉することがある、他のデバイスからの他の送信を、開始することができないように、構成することができる。そのようなDL/UL切り換えの構成は、eDRTS(高度指向性リクエストツーセンド)メッセージおよび/またはeDCTS(高度指向性クリアツーセンド)メッセージを通して行うことができる。送信ノードは、例えば、(例えば、構成可能な時間量内に)それが受信ノードからeDCTSを受信しない場合、それの送信を開始することができない。例えば、eDRTSを送信すると、送信ノードは、タイマを開始することができる。例えば、それが、タイマの満了前に、eDCTSを受信しない場合、送信ノードは、CCA手順を不成功と見なすことができる。
本明細書において使用される場合、いくつかの実施形態においては、DL/UL切り換えの構成、またはDL/UL切り換え構成は、一般に、例えば、送信に対して許可された最大チャネル占有時間(MCOT)内における、アップリンク送信、ダウンリンク送信、および/またはアップリンク送信とダウンリンク送信の交換(切り換え)のための、メッセージのタイミング/スケジューリング、シグナリング/メッセージングのタイプなどに関する情報を提供することができる、構成のことであることに留意されたい。
さらに、一般的事柄として、指向性システムにおいては、空間領域リソースを定義するために、通常、ビームが使用される。一般に、各ビームは、それぞれの識別情報(例えば、暗黙的であることができ、または他の参照信号IDと結び付けることができる、ビームID)、およびそれぞれの空間パラメータ(例えば、ビームの方向を達成するための位相シフト、ビーム幅、アンテナ利得など)を有する。これらの空間パラメータは、通常、そのビームに対応した方向における送信/受信を可能にするために、適用される。またさらに、互いの間で指向性通信を実行する送信ノード/受信ノードは、ビームIDタイプの識別を使用して、指向性送信を実行する(例えば、送信のために使用される方向を決定する)ことができる。例示として、NR(ニューラジオ)は、例えば、ビーム管理手順を利用し、それを通して、UEは、gNBに、例えば、そのUEへの送信のために(例えば、UEの観点から見て)最良の送信(Tx)ビーム/ビームIDを動的に報告することができる。gNBは、その後、そのTxビームを使用して、UEに宛てた任意のデータを送信することができる。
送信ノード(例えば、UE/gNB)が、Rxビーム上においてCCAの実行に成功した場合、eDRTSを送信するためのTxビームを決定することができる。以下のうちの1つ以上を適用することができる。UE/gNBは、そこでCCAが成功することができたRxビームに対応するTxビーム上において、eDRTSを送信することができる。UE/gNBは、そこでCCAが成功することができたRxビームに対応するTxビームよりも広いビーム上において、eDRTSを送信することができる。より広いビームは、それがその上で成功したCCAを行ったRxビームと同じビーム方向に沿って中心を置くことができる。UE/gNBは、そこでCCAが成功することができたRxビームに対応することができるTxビームの周りの複数の隣接ビーム上において、eDRTSを送信することができる。複数の隣接ビームは、中心ビームが、成功したCCAをその上で行うことができたRxビームに対応するTxビームであることができるように、選択することができる。
送信ノードは、例えば、UE/gNB受信機の周りのより大きいエリアにおいてチャネルを確保しておくために、より広いビームおよび/または隣接ビーム上において、eDRTSを送信することができる。より広いビームおよび/または隣接ビーム上におけるeDRTSの送信は、有効化および/または無効化することができる。例えば、送信は、QoS要件、および/またはチャネル品質(例えば、成功したCCAがその上で行われたRxビーム上のSNR)に基づいて、有効化および/または無効化することができる。例えば、成功したCCAがその上で行われたRxビーム上のSNRが、ある(例えば、必要とされる)SNR品質(例えば、を下回る場合、隣接ビーム送信を有効化することができる。例えば、送信されるデータのQoS要件が、高い(例えば、しきい値を上回る)ことができる場合、隣接ビーム送信を有効化することができる。
いくつかの実施形態に従うと、送信ノードがその上で成功したCCAを実行することができた(例えば、送信ノードの観点からの)Rxビームに対応するTxビーム上におけるeDRTSメッセージは、表1における例示的な情報インジケーションのうちの1つまたは複数を含むことができる。表1に示されるeDRTSメッセージの内容に関して、いくつかの実施形態においては、「送信機識別」フィールドおよび「受信機識別」フィールドは、次回の送信の方向を間接的に推測するために、他のノードによって使用することができる(例えば、IDフィールドは、そのような方向に間接的に対応することができる)。さらに、受信機識別は、他のノードによって、それらが与えられた送信の意図された受信者であるかどうかを決定するために、使用することができる。意図された受信者でない場合、そのようなノードは、ノードがeDCTSメッセージを用いてeDRTSメッセージに応答することになっていないことを知ることができる。
Figure 2023109816000002
本明細書において説明される他のタイプの高度(エンハンスド)メッセージのように、提供される情報は、いくつかの実施形態に従って、高度メッセージが、何を含むことができるかの例であることが理解されよう。eDRTSメッセージのケースにおいては、eDRTSメッセージは、いくつかの実施形態に従うと、例えば、表1における例示的な情報のサブセット(例えば、異なるサブセット)を用いて構成することができる。例えば、UEが、それが許可されたリソースを有さないときに、eDRTSを送信した場合、それは、eDRTS内に、送信機識別、受信機識別、eDCTSフラグ、QoS、および/またはバッファステータスを含めることができる。
eDRTSメッセージは、(例えば、受信ノードの周りのより広いエリアにおいてチャネルを確保しておくために)隣接ビーム上において送信することができる。隣接ビーム上において、eDRTSは、例えば知られている場合は、送信全体の期間(duration)、および/またはさらに送信中にそれらのビーム上において送信ノードから送信することができる制御信号送信のタイプを含むことができる。制御信号送信は、参照信号(RS)、例えばセル固有参照信号(CRS)、ビットの系列(例えば、固有系列)、(例えば1つもしくは複数の)同期信号および/もしくは参照信号を含むことができる、発見参照信号(DRS)、系列、ならびに/またはシステム情報(のうちの、例えば、少なくとも1つ)であることができる。
eDRTSは、制御チャネルリソースセット(CORESET)、および/またはチャネルの帯域幅パート(BWP)を示すことができる。インジケーションは、暗黙的である(例えば、eDRTSをその上で送信することができるリソースに関連する)、または明示的である(例えば、eDRTS内に情報要素として含まれる)ことができる。これは、UEが、次回のチャネル占有時間において実行される送信のために、DLおよび/またはULリソースを割り当てることができる、制御情報を、どこで探すべきかを決定することを可能にすることができる。
eDRTSのデコーディング(例えば、デコーディングの成功)の後、受信ノードは、例えば、eDCTSフラグが設定されている場合、送信ノードにビームベースのeDCTSを送信することができる。eDCTSがその上で送信されるTxビームを選択することができる。以下のうちの1つまたは複数を適用することができる。受信ノードは、eDRTSがその上で受信されたRxビームに対応するTxビーム上において、eDCTSを送信することができる。受信ノードは、eDRTSをそこで受信することができたRxビームに対応するTxビームと比較して、より広いビーム上において、eDCTSを送信することができる。より広いビームは、それがその上でeDRTSを受信したRxビームと同じビーム方向に沿って中心を置くことができる。受信ノードは、eDRTSをその上で受信することができたRxビームに対応するTxビームの周りの隣接ビーム上において、eDCTSを送信することができる。複数の隣接ビームを選択することができ、例えば、中心ビームは、eDRTSがその上で受信されたRxビームに対応するTxビームであることができる。
ノードは、(例えば、送信ノードの周りのより大きいエリアにおいてチャネルを確保するために)より広いビームおよび/または隣接ビーム上において、eDCTSを送信することができる。より広いビームおよび/または隣接ビーム上におけるeDRTSの送信は、QoS要件、および/またはチャネル品質(例えば、eDRTSがその上で受信されたRxビーム上のSNR)に基づいて、有効化および/または無効化することができる。例えば、eDRTSがそこで受信されたRxビーム上のSNRが、ある(例えば、必要とされる)SNR品質(例えば)、を下回る場合、隣接ビーム送信を有効化することができる。送信されるデータのQoS要件が、高い(例えば、しきい値を上回る)ことができる場合、隣接ビーム送信を有効化することができる。
受信ノードは、eDRTSを受信している間に測定することができる同一チャネル干渉を、例えば、eDCTSメッセージで送信ノードに伝達することができる。これは、例えば、背景指向性干渉が弱いことがあるときに、行うことができる。例えば、送信ノード(例えば、gNB/UE)によって、送信パラメータを調整することによって、背景指向性干渉を克服することができるとき。これは、(例えば、1つまたは複数の)代替パラメータによって、示すことができる。例えば、パラメータは、観測された干渉電力、eDRTS受信上における測定された信号対雑音および干渉電力(SINR)、ならびに/または要求された変調符号化方式(MCS)などを含むことができる。
いくつかの実施形態に従うと、eDRTSがその上で受信された(例えば、受信ノードの観点からの)Rxビームに対応するTxビーム上におけるeDCTSメッセージは、表2における例示的な情報のうちの1つまたは複数を含むことができる。
Figure 2023109816000003
本明細書において説明される他のタイプの高度(エンハンスド)メッセージのように、提供される情報は、いくつかの実施形態に従って、高度メッセージが、何を含むことができるかの例であることが理解されよう。eDCTSメッセージのケースにおいては、eDCTSメッセージは、いくつかの実施形態に従うと、例えば、表2における例示的な情報のサブセット(例えば、異なるサブセット)を用いて構成することができる。例えば、UEが、DL/UL切り換え構成および/または信号タイプを有するeDRTSを、gNBから受信した後に、eDCTSを送信する場合、UEは、eDCTS内に、送信全体の残存期間(duration)、送信機識別、および/または受信機識別を含めることができる。
eDCTSメッセージは、(例えば、UE/gNB送信機の周りのより広いエリアにおいてチャネルを確保しておくために)隣接ビーム上において送信することができる。隣接ビームのeDCTSは、送信全体の残存期間(duration)、および/またはさらに送信中に対応するビーム上においてUE/gNBから送信することができる制御信号送信のタイプを含むことができる。制御信号送信は、参照信号(RS)、例えば、セル固有参照信号(CRS)、ビットの系列(例えば、固有系列)、(例えば、1つもしくは複数の)同期信号および/もしくは参照信号を含むことができる、発見参照信号(DRS)、系列、ならびに/またはシステム情報であること、またはそれらを含むことができる(例えば、それらの少なくとも1つであること、またはそれらの少なくとも1つを含むことができる)。
eDCTSを送信するノードは、例えば、eDCTSを送信する前に、LBTおよび/またはCCAを実行して(例えば、最初に実行して)、チャネルが空きであるかどうかを決定することができる。これは、フルLBTまたはショートLBTであることができる。ショートLBTは、例えば、単一のエネルギー検出(ED)測定、および/または特定のしきい値を使用することによって、達成することができる。ノードは、それがeDCTSを送信することを意図することができる(例えば、いくつかおよび/またはすべての)ビーム上において、LBT、CCA、および/またはEDを実行することができる(例えば、実行することを求められることがある)。
UE/gNB(の、例えば、ペア)間における送信および/または受信のために、非相互的ビーム(および/またはビームペアリンク)を使用することができる。第1のノードは、LBTを実行して、例えば、第1のノードから第2のノードへの送信について、BPLの利用可能性を決定することができる。例えば、LBTが、成功した場合、第1のノードは、第2のノードに向かってのeDRTS手順を開始することができる。第2のノードは、例えば、eDRTS送信の受信時に、eDCTSを送信することができる。第2のノードは、例えば、第2のノードが、第1のノードに向かって送信することを可能にするために、第2のBPL上において、LBT手順(例えば、第2のLBT手順)を開始することができる。これは、eDRTS送信の受信時に、行うことができる。第2のノードは、例えば、LBTに成功すると、第2のBPLに関連するビームを使用して、第1のノードに向かって、第2のeDRTSを送信することができる。第2のeDRTSの送信は、第1のeDCTSの送信と同時であることができる。第1のノードは、例えば、第2のeDRTSの受信時に、第2のノードに第2のeDCTSを送信することができる。複数の並行eDRTS-eDCTS手順の完了後、例えば、2つのBPLを使用可能と見なすことができる。これは、2つのBPL間の切り換えを行うために、例えば、ショートLBTを使用して、実行することができる。
別のノード(例えば、gNB/UE)からeDRTSを受信した受信ノードは、高度指向性送信拒否(高度指向性deny-to-send:eDDTS)を用いて応答することができ、それは、以下のうちの1つ以上に基づくことができる。例えば、eDRTSを受信している間に、指向性干渉の存在を検出した受信ノード。指向性干渉の信号強度は、不十分なことがあり、それは、UE/gNBが、それに宛てられたeDRTSを正しく検出し損なう原因になることがある。UEからeDRTSを受信したgNBは、eDRTS内の要求された送信期間(transmission duration)が、前もってスケジュールされた送信と重なり合う場合、eDDTSを用いて応答することができる。
いくつかの実施形態に従うと、eDRTSがその上で受信された(例えば、受信ノードの観点からの)Rxビームに対応することができるTxビーム上におけるeDDTSメッセージは、表3における例示的な情報のうちの1つ以上を含むことができる。
Figure 2023109816000004
本明細書において説明される他のタイプの高度(エンハンスド)メッセージのように、提供される情報は、いくつかの実施形態に従って、高度メッセージが、何を含むことができるかの例であることが理解されよう。eDDTSメッセージのケースにおいては、eDDTSメッセージは、いくつかの実施形態においては、表3における例示的な情報のサブセット(例えば、異なるサブセット)を用いて構成することができる。例えば、UE/gNBが、観測された指向性干渉に応答して、eDDTSを送信したが、干渉送信機および/または受信機識別子が、知られていないとき、eDDTSは、送信機識別フィールドおよび/または受信機識別フィールドを(例えば、それらだけを)含むことができる。例えば、eDDTSが、観測されたeDRTSに応答して、送信され、および/またはeDCTSが、指向性デバイスの干渉ペアの間において送信されるとき、eDDTSは、表3に列挙された(例えば、すべての)フィールドを含むことができる。
送信ノード(例えば、gNB)または受信ノード(例えば、UE)は、高度指向性送信可(eDCTS)を自らに、または高度指向性Clear-to-Send-to-Self(eDCTSツーセルフ)を送信して、例えば、(例えば、1つ以上の)それぞれの受信ノード(例えば、UE)または送信ノード(例えば、gNB)との(例えば、計画された)指向性送信のための指向性チャネルを確保しておくことができる。eDCTSツーセルフ送信は、eDRTS送信または受信が先行することがあり、または先行しないことがある。いくつかの実施形態においては、eDCTSツーセルフメッセージ(an eDCTS-to-Self message)は、例えば、受信ノードによって自らに送信される、eDCTSメッセージであることができる。いくつかの実施形態においては、eDCTSツーセルフメッセージは、eDCTSメッセージと異なるように、例えば、1つ以上の異なるフィールド、フォーマット、または情報を有するように、構成することができる。
送信ノード(例えば、gNB)は、例えば、送信ノード(例えば、gNB)が受信ノード(例えば、UE)へのデータ送信のために使用することを意図したビーム上におけるCCAを完了するのに成功した後、eDCTSツーセルフ送信のためのTxビームを選択することができる。これは、送信ノード(例えば、gNB)が、それが受信ノード(例えば、UE)への(例えば、後続の)ダウンリンクデータ送信のために使用するために識別したTxビーム上において、eDCTSツーセルフを送信したときに、行うことができる。これは、送信ノード(例えば、gNB)が、受信ノード(例えば、UE)への後続のダウンリンクデータ送信と関連付けられたTxビームよりも広いビーム上において、eDCTSツーセルフを送信したときに、行うことができる。より広いビームは、受信ノード(例えば、UE)へのダウンリンクデータ送信と関連付けることができるTxビームと同じビーム方向に沿って中心を置くことができる。これは、送信ノード(例えば、gNB)が、隣接ビーム上において、eDCTSツーセルフを送信したときに、行うことができる。隣接ビームは、後続のダウンリンクデータ送信のために意図されたTxビームの周りに、存在することができる。隣接ビームは、中心ビームが、受信ノード(例えば、UE)への後続のダウンリンクデータ送信と関連付けられたTxビームであることができるように、選択することができる。
ノードは、(例えば、送信機の周りのより大きいエリアにおいてチャネルを確保しておくために)より広いビームおよび/または隣接ビーム上において、eDCTSツーセルフを送信することができる。より広いビームおよび/または隣接ビーム上におけるeDCTSツーセルフの送信は、例えば、QoS要件、および/またはチャネル品質、および/または履歴指向性干渉情報などに基づいて、有効化および/または無効化することができる。例えば、知られた潜在的な干渉者を、隣接ビームと関連付けることができる場合、隣接ビーム送信を有効化することができる。送信されるデータのQoS要件が、高い(例えば、しきい値を上回る)場合、隣接ビーム送信を有効化することができる。いくつかの実施形態に従うと、eDCTSツーセルフメッセージは、表4における例示的な情報のうちの1つ以上を含むことができる。
Figure 2023109816000005
いくつかの実施形態においては、送信機ノード(例えば、gNB)および/または受信機ノード(例えば、UE)は、指向性送信のための保護された期間をセットアップすることができる。これは、eDRTSおよび/またはeDCTSを交換することによって、実行することができる。この交換の後に、例えば、より大きい空間干渉保護を達成するために、例えば、複数のビーム上における、例えば、複数のeDCTSツーセルフ送信が続くことができる。
図5は、いくつかの実施形態に従った、干渉者をバックオフさせるために、eDRTS、eDCTS、および複数eDCTSツーセルフ手順500を用いる、例示的な干渉シナリオを例示している。図5の例においては、(「N1、N2、N3」とも呼ばれる)ノード501、502、504は、例えば、UE506に対する干渉を引き起こすことがあるノードであることができる。干渉は、指向性アンテナパターン(例えば、高指向性アンテナパターン)が原因であることがある。(「N4、N5」とも呼ばれる)ノード508、510は、例えば、gNB512に対する干渉を引き起こすことがあり、それは、指向性アンテナパターン(例えば、高指向性アンテナパターン)が原因であることがある。図5に示されるように、gNB512は、UE506にeDRTS514を送信することができる。eDRTS514の受信の後、UE506は、gNB512にeDCTS516を送信することができる。一般に、この交換の後には、より大きい空間干渉を生み出すような、gNB512が、複数のeDCTSツーセルフメッセージ518~522を、それぞれ、干渉ノード501~504に向かう対応するビーム上において送信すること、およびUE506が、複数のそれぞれのeDCTSツーセルフメッセージ524、526を、それぞれ、干渉ノード508、510に向かう対応するビーム上において送信することが続くことがある。
図6は、いくつかの実施形態に従った、例示的な保護期間および/または領域生成600を例示している。図6に示される例においては、送信ノード(例えば、gNB)は、eDCTS602のデコードに成功した後、「M」個のeDCTSツーセルフメッセージ604を送信することができる。これは、例えば、受信ノード(例えば、UE)と干渉することがあるノードに対する「保護ゾーン」を生成するために、実行することができる。送信ノードは、eDRTS601において、eDCTSツーセルフメッセージ604の数「M」を伝達して、例えば、eDCTSのデコードに成功した後、「M」個のeDCTSツーセルフメッセージが後に続くことがあることを、受信ノードに通知することができる。
受信ノード(例えば、UE)は、eDCTSメッセージ602の後、「N」個のeDCTSツーセルフメッセージ606を送信することができる。これは、例えば、gNBと干渉する(または干渉することがある)ノードに対する「保護ゾーン」を生成するために、実行することができる。受信ノードは、eDCTSメッセージ602において、それのeDCTSメッセージ602の後に続くことがある、eDCTSツーセルフメッセージの数「N」を伝達することができる。これは、例えば、eDCTSメッセージ602の後に続くことがある、eDCTSツーセルフメッセージの数「N」を、送信ノード(例えば、gNB)に通知するために行うことができる。
図6に示されるように、送信ノードと受信ノードとの間における制御および/またはデータ転送608(DLおよび/またはUL)は、例えば、最後のeDCTSツーセルフメッセージが、送信ノードおよび/または受信ノードによって送信された後に、開始することができる。
送信ノードおよび受信ノードによって送信されるeDCTSツーセルフメッセージの数(MおよびN)は、最適化することができる。例えば、最適化は、例えば、干渉者の数、ならびに/またはeDCTSツーセルフメッセージの送信のために使用されるビームの電力および/もしくは幅に基づくことができる。これは、干渉者がバックオフする原因となることができる。
図6に示されるタイムラインは、デバイス能力を反映するように、更新することができる。例えば、gNBは、(例えば、2つの)同時ビーム処理能力を有することができる。gNBは、1つのビームを使用して、UEからeDCTSメッセージを受信することができ、またeDRTSとともに(例えば、同時に)eDCTSツーセルフメッセージをすでに送信し始めていることがある。DL/UL交換開始は、第NのeDCTSツーセルフメッセージに移動させることができる。図6に示されるように、DL/UL交換開始は、送信ノードおよび/または受信ノードによって使用することができる、最後のeDCTSツーセルフメッセージの後に続くことができる。
いくつかの実施形態においては、DLおよび/またはUL送信は、例えば、送信ノードにおけるeDCTSの受信(例えば、受信の成功)の後に、実行することができる。UE/gNBは、DLおよび/またはUL方向において、チャネルを保持することができる。これは、例えば、それの送信が進行中の送信と干渉することがある他のデバイスが、パケット送信を開始することができないように、行うことができる。他のデバイスは、(例えば、DLもしくは/およびUL送信を有するチャネルをセンスした後)チャネルがビジーであることを見出すことができ、ならびに/またはそれらの送信を開始しないことができる。
DL/UL切り換え構成は、BPLごとに決定することができる。例えば、この決定は、UE/gNB送信機および/またはUE/gNB受信機において、行うことができる。例えば、gNBが、UEに送信するデータを有するとき、それは、DL/UL切り換え構成を導出することができ、および/またはそれをeDRTSで送信することができる。例えば、UEが(例えば、いかなる)許可されたリソースも有さず、および/またはgNBに送信するデータを有することがある場合、それは、gNBにeDRTSを送信する(例えば、最初に送信する)ことができる。これは、いかなるDL/UL切り換え構成もなしに、実行することができる。gNBは、DL/UL切り換え構成を導出することができ、および/またはそれをeDCTSでUEに送信することができる。
DL/UL切り換え構成は、QoS要件および/または最小LBT期間(duration)に基づいて、導出することができる。例えば、データ送信(例えば、高信頼性データ送信)については、UE/gNB送信機とUE/gNB受信機との間のいずれの方向における送信も、最小LBT期間(duration)内に送信することができる。これは、例えば、送信中に、他のデバイスが、空きチャネルを見つけることができないように、行うことができる。
図7は、いくつかの実施形態に従った、例示的なダウンリンク/アップリンク(DL/UL)切り換え構成700を例示している。図7に見られるように、送信ノードTX(例えば、gNB)は、(例えば、方向「x」の)ビーム上において、eDRTS702を送信することができる。これは、例えば、対応するRxビーム上におけるCCAの実行に成功した後に、行うことができる。eDRTS702の受信に成功した後、例えば、受信ノードRX(例えば、UE)は、例えば、複数のビーム上において、eDCTS704を送信することができる。ビームは、eDRTS702がその上で受信されたRxビームに対応するTxビームを含むことができる。送信ノードは、eDRTS702内にDL/UL切り換え構成を含めることができる。この構成は、例えば、最小LBT期間(duration)内において、(例えば、受信ノードから送信ノードへの)逆方向トラフィック706を繰り返すことができるように、設計することができる。図7に示されるように、逆方向トラフィック706は、例えば、eDRTS/データ/制御がその上で受信されたメイン/中心ビームを含む、異なる隣接ビーム上において、例えば、マルチビーム送信708を使用して、送信することができる。例えば、いくつかの実施形態においては、逆方向トラフィック706は、eDRTS702がその上で受信されたRxビームに対応するメイン/中心Txビーム、および/またはメインTxビームの周りの隣接ビームを含むことができる、複数のビーム上において送信することができる。これは、送信ノードの近くに存在するデバイス(例えば、すべてのデバイス)が、送信(例えば、任意の送信)を開始/受信することを防止することができる。
図8は、いくつかの実施形態に従った、送信手順の例を例示するフローチャートである。図8の例は、例えば、gNBなどの送信機が、UEなどの受信機に送信するデータを有するときに、適用することができる。ステップ800において、TxとRxのビームペアが、構成され、リソースアロケーションが、行われる。ステップ802において、送信機は、アロケートされたリソース機会についてCCAを実行する。ステップ804において、送信機は、CCAに基づいて、チャネルがクリアであるかどうかを決定する。チャネルがクリアである場合、手順は、ステップ806に進み、そこにおいて、送信機は、eDRTSを送信し、受信機からの応答を待つ。チャネルがクリアでない場合、ステップ808において、送信機は、他のビーム方向を含む次のリソース機会を使用することを決定する。ステップ810において、送信機は、eDCTSが受信されたかどうかを決定する。eDCTSが受信された場合、ステップ812において、送信機は、アロケートされた周波数および時間リソース上において、(例えば、データを)送信する。eDCTSが受信されていない場合、手順は、ステップ808に戻る。次に、ステップ814において、送信機は、最小LBT期間(duration)内に、データまたは制御信号が受信機から受信されたかどうかを決定する。受信された場合、手順は、ステップ812に戻り、受信されない場合、手順は、ステップ808に戻る。送信するデータがもはや存在しない場合、手順は、終了することができる。
いくつかの実施形態においては、eDRTS送信/受信、および/またはeDCTS送信/受信に基づくことができる、異なるUE挙動が、存在することができる。以下のうちの1つ以上を適用することができる。eDRTSを送信したUEは、受信ノードからのeDCTSを待つ。例えば、それが、事前定義された時間間隔内において、eDCTSを受信した場合、それは、受信ノード(例えば、gNB)へのそれのデータ送信を開始することができる。これは、受信されたDL/UL切り換え構成に従うことができる。例えば、それが、事前定義された時間間隔内において、受信ノードからのeDCTSを受信しない場合、それは、チャネルがビジーであることを見出し、および/またはCCAを実行するために、(例えば、他のビーム方向を含む)別のリソース機会を使用することを決定することができる。自らのIDについての情報、および/または「1」に設定されたeCTSフラグを含む、eDRTSを受信したUEは、eDRTSの送信機にeDCTSを送信することができる。自らのIDについての情報、および/または「0」に設定されたeCTSフラグを含む、eDRTSを受信したUEは、eDRTSにおいて割り当てられたリソース上において、ダウンリンクデータ/制御信号を受信するように、構成を作成することができる。UEは、(例えば、いずれの)eDRTSも送信することができず、および/または自らのUE IDを含むeDRTS/eDCTSを受信しないことがある。例えば、UEが、自らのUE IDを有さないeDRTSおよび/またはeDCTSを受信した場合、それは、バックオフすることができ、および/またはチャネルにアクセスすることを試みることができない。これは、eDRTS/eDCTS内に含めることができる期間(duration)の間であることができる。
いくつかの実施形態に従うと、定期的なeDCTSツーセルフ送信を用いた、BPL(ビームペアリンク)ごとの動的DL/UL切り換え構成が、本明細書においてさらに開示される。いくつかの例示的な実施形態においては、開示された構成に従うと、干渉の原因になることがある別のデバイスに、定期的なeDCTSツーセルフ送信のせいで、送信を行わせないことができる。さらに、いくつかの実施形態に従うと、提案されるような制御メッセージ(例えば、eDRTS、eDCTS、およびeDCTSツーセルフ)を実施するためのシグナリングおよびチャネル詳細が、ダウンリンクおよびアップリンク両方のデータ送信について、本明細書において開示される。
いくつかの実施形態においては、データ送信中に、送信機もしくは受信機、または両方は、指向性チャネルを確保しておくために、また近隣デバイスからの指向性干渉を防止(または少なくとも軽減)するために、eDCTSツーセルフも送信することができる。他のデバイスは、eDCTSツーセルフ送信を受信した後、チャネルは占有されていることがあると決定することができ、eDCTSツーセルフ送信によって保護された送信と干渉することがある送信を開始することができない。
いくつかの実施形態においては、複数のeDCTSツーセルフ送信を行うことができる。複数の送信は、例として、以下の特性、すなわち、(i)eDCTSツーセルフ送信が、最初のeDRTS送信のためのそれらと同じアンテナ構成もしくはビームを使用することができる特性、(ii)eDCTSツーセルフ送信が、最初のeDRTS送信のために使用されなかったアンテナ構成もしくはビームを使用して行われる特性、および/または(iii)いくつかのeDCTSツーセルフ送信は、最初のeDRTS送信のために使用されたアンテナ構成もしくはビームを使用することができ、他のeDCTSツーセルフ送信は、最初のeDRTS送信のために使用されたそれらとは異なるアンテナ構成もしくはビームを使用する特性のうちの1つ以上を利用することができる、アンテナ構成またはビームを使用することができる。
いくつかの実施形態においては、eDCTSツーセルフカウント、すなわち、eDCTSツーセルフ送信の数と、eDCTSツーセルフ送信についての方向とを含む、eDCTSツーセルフ構成は、ダウンリンク送信のケースにおいては、eDRTSメッセージで、gNBからUEに、またはアップリンク送信のケースにおいては、eDCTSメッセージで、伝達することができる。
いくつかの実施形態においては、UEまたはgNBは、eDCTSツーセルフ送信の数と、eDCTSツーセルフ送信についての方向を、測定を通して知ることができる。例えば、UEまたはgNBは、測定を介して、干渉リンクの非存在または存在を決定することができ、eDCTSツーセルフ送信は、干渉が起きやすいことが知られた方向またはアンテナ構成もしくはビームにおいてだけ、行うことができる。例示として、例えば、UEの測定に基づいて、UEが、gNBが例えばデータをその上で送信するビーム(データビーム)の方向において(またはデータビームの隣接ビームの方向において)gNBからの送信と潜在的に干渉することがある干渉を決定した場合、UEは、いずれの干渉者も停止させるために、データビームおよび/または隣接ビームを使用して、制御メッセージ(eDCTS、eDCTSツーセルフ)を送信することを決定することができる。これに関して、ノード(例えば、UE)は、干渉方向に関する情報をマッピングして、そのような制御メッセージの送信のためのそれらのビーム方向をしかるべく構成するために、(例えば、適切なハードウェア/ソフトウェアを用いて)しかるべく構成することができる。
あるいは、いくつかの実施形態においては、eDCTSツーセルフ送信のためのグラント要求は、UEからのeDRTS/eDCTSメッセージ内に含めることができる。UEが、グラント要求をeDRTSメッセージで送信した場合、UEは、eDCTSツーセルフについてのグラントを、gNBから(または、一般に、基地局(BS)から)、eDCTSメッセージで受信することができる。UEが、グラント要求をeDCTSメッセージで送信した場合、UEは、eDCTSツーセルフについてのグラントを、gNBから(または、一般に、BSから)受信することができ、その後に、UEからのeDCTS送信が続く。
いくつかの実施形態に従うと、eDCTSツーセルフについてのグラント要求は、表5に例として示されたような、以下の情報を含むことができる。
Figure 2023109816000006
いくつかの実施形態においては、要求ノードによる複数の立て続けのeDCTSツーセルフ送信は、同一の内容を有することができる。この実施形態の下においては、延期期間フィールド(Defer duration field)は、実際のDLデータ送信期間(duration)を含むことができる。別の実施形態においては、要求ノードは、複数の立て続けのeDCTSツーセルフ送信の内容を変更することができる。例えば、送信ノードは、連続するeDCTSツーセルフ送信における延期期間フィールドの内容を変更することができる。
eDCTSツーセルフ送信のうちの1つ以上は、同時に行われる、例えば、対象UEによる1つ以上のeDCTS送信と時間的に一致することができることに留意されたい。
図31は、いくつかの実施形態に従った、eDCTSツーセルフ送信を伴ったダウンリンクデータ送信の例2650を例示している。図31の例においては、gNBが、UEにeDRTSメッセージ2652を送信する。示されるように、UEは、eDRTSメッセージ2652のデコードに成功した後、gNBにeDCTSメッセージ2654を送信し、それに続いて、UEは、指向性チャネルを確保しておくために、異なるアンテナ構成またはビームを使用して、eDCTSツーセルフメッセージ2656も送信する。いくつかの実施形態においては、eDCTSツーセルフ送信についての方向は、gNBによって構成されている、または先行する指向性チャネル測定によって決定されていることができる。さらに、いくつかの実施形態においては、eDCTSツーセルフ送信は、gNBとUEとの間の送信/通信交換の全期間(duration)(例えば、MCOT)にわたって、(例えば、最小CCA期間(duration)に基づいて)Tごとに(または与えられた時間期間ごとに)1回、繰り返すことができる。
図32は、いくつかの実施形態に従った、eDCTSツーセルフおよびアップリンク送信の両方を伴ったダウンリンクデータ送信の別の例2670を例示している。別の例においては、図32に示されるように、gNBは、対象UEとのeDRTS2672、eDCTS2674交換の成功の後、しかし、対象UEへのデータ送信(例えば、DLデータ2678の送信)の前に、異なるアンテナ構成またはビームを使用して、複数のeDCTSツーセルフメッセージ2676を送信することができる。一実施形態においては、立て続けのeDCTSツーセルフ送信の数は、ネットワークによって構成すること、または先行する指向性チャネル測定に基づいて、gNBによって決定することができる。立て続けのeDCTSツーセルフ送信の数は、対象UEへのeDRTS送信内に含めることができる。別の実施形態においては、UEは、gNBによる立て続けのeDCTSツーセルフ送信に対する要求を含めることができる。この要求は、gNBから受信されたeDRTSに応答して送信されるeDCTS内に含めることができる。要求は、要求される立て続けのeDRTSツーセルフ送信の数、およびgNBアンテナ構成またはビームのうちの少なくとも一方を指定することができる。いくつかの実施形態においては、立て続けのeDCTSツーセルフ送信は、gNBとUEとの間の送信/通信交換の全期間(duration)(例えば、MCOT)にわたって、(例えば、最小CCA期間(duration)に基づいて)Tごとに(または与えられた時間期間ごとに)1回、繰り返すことができる。
いくつかの実施形態においては、eDRTS、eDCTS、およびeDCTSツーセルフ送信は、ダウンリンク共用チャネル(例えば、PDSCH)を使用して、行うことができる。
いくつかの実施形態においては、gNBは、ダウンリンク送信を開始するためのeDRTSメッセージ、またはそれが関連付けられたUEのうちの1つから受信したeDRTSメッセージに応答した、eDCTSメッセージ、または本明細書において上で説明されたような様々な方法で送信することができるeDCTSツーセルフ送信を送信することができる。
gNBからのeDRTS、eDCTS、およびeDCTSツーセルフ送信は、複数の方法で、ダウンリンク共用チャネル上において送信することができる。
いくつかの実施形態においては、gNBからeDRTS/eDCTSは、例えば、対象UEにだけ送信することができる。eDRTS送信のケースにおいては、対象UEは、ダウンリンクデータ受信UEであることができる。eDCTS送信のケースにおいては、対象UEは、eDRTSを送信したUEであることができる。gNBからのeDRTS/eDCTSは、対象UEとのペアをなすTxビームを使用して送信することができる。UEは、共通チャネル(例えば、PDCCH)において、制御チャネル送信を受信することができる。制御情報は、UEのC-RNTIを使用してスクランブルされた巡回冗長検査(CRC)系列を含む、ダウンリンク制御情報(DCI)を含むことができる。UEは、DCIを回復し、C-RNTIを用いてCRCをアンスクランブルすることによって、それを検証することができることがある。
gNBからのeDCTSツーセルフメッセージのケースにおいては、DCIは、eDCTSツーセルフについての送信先UEまたはgNB/eNBのID、例えば、C-RNTI、セルIDなどに固有のスクランブリングコードを使用してスクランブルされた、CRC系列を含むことができる。
いくつかの実施形態においては、DCIは、送信をeDRTS、eDCTS、またはeDCTSツーセルフメッセージとして示すための、新しいフラグを含むことができる。これは、受信ノードが、同じRNTIを使用してDCIのためのCRC系列をスクランブルする他のgNB送信から、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフメッセージを区別する助けとなることができる。
いくつかの実施形態においては、制御情報は、2つ以上のUEまたは2つ以上のgNBに共通のスクランブリングコードを使用してスクランブルされたCRC系列を含む、DCIを含むことができる。gNBからのeDRTS送信のケースにおいては、eDRTSメッセージをデコードするために、共通RNTI、例えば、RTS-RNTIを定義することができる。gNBからのeDCTS送信のケースにおいては、eDCTSメッセージをデコードするために、共通RNTI、例えば、CTS-RNTIを定義することができる。gNBからのeDCTSツーセルフ送信のケースにおいては、eDCTSツーセルフメッセージをデコードするために、共通RNTI、例えば、セルフCTS-RNTIを定義することができる。受信ノードは、DCIを回復し、対応するRNTI、例えば、RTS-RNTI、CTS-RNTI、およびセルフCTS-RNTIを用いて、CRCをアンスクランブルすることによって、それを検証することができることがある。
いくつかの実施形態においては、UEまたは/およびgNBは、例えば、システム情報またはUE固有のシグナリングを介して、RTS-RNTI、CTS-RNTI、およびセルフCTS-RNTIを用いるように、前もって構成することができる。RTS-RNTI、CTS-RNTI、およびセルフCTS-RNTIは、ネットワーク全体において共通であることができる。あるいは、いくつかの他の実施形態においては、RTS-RNTI、CTS-RNTI、およびセルフCTS-RNTIは、eNB/gNBのグループに共通であり、局所的に使用することができる。いくつかの実施形態においては、UEは、PDCCH内のUE固有の探索空間においては、UEのC-RNTIを使用して、またPDCCH内の共通探索空間においては、RTS-RNTI、CTS-RNTI、およびセルフCTS-RNTIのうちの1つ以上を、それらが構成されている場合は、使用して、ブラインド探索を実行することができる。
いくつかの実施形態においては、eDRTS送信のケースにおいては、新しいDCIフォーマットを使用して、DLにおけるeDRTS送信および/またはULにおけるeDCTS送信のための制御情報を収容することができる。いくつかの実施形態においては、例として、DCIは、以下のフィールド、すなわち、(DCIのCRC系列がC-RNTIを使用してスクランブルされる場合の)eDRTSフラグ、(DL eDRTS送信のための)DLリソースブロック割り当て、(DLのための)MCS、(UEによるUL eDCTS送信のための)ULリソースブロック割り当て、(ULのための)MCS、PUSCHのためのTPC、ならびに/または(eDRTSおよびeDCTS送信後のデータ送信のための)リソースブロック割り当てを含むことができる。
しかしながら、他の実施形態においては、DCIは、異なるように構成することができること(例えば、DCIは、1つ以上の異なるフィールド、追加のフィールド、および/または本明細書において開示されたよりも少ないフィールドを含むことができること)が理解されよう。
いくつかの実施形態に従うと、表1において与えられたeDRTSメッセージ内容に加えて、eDRTSメッセージは、表6に例として示されるような、以下の情報のサブセットも含むことができる。
Figure 2023109816000007
いくつかの実施形態においては、gNBからのeDCTS送信のケースにおいては、DLにおけるeDCTS送信および/またはULにおけるデータ送信のための制御情報を含めるために、新しいDCIフォーマットを使用することができる。いくつかの実施形態においては、例として、DCIは、以下のフィールド、すなわち、(DCIのCRC系列がC-RNTIを使用してスクランブルされる場合の)eDCTSフラグ、(DL eDCTS送信のための)リソースブロック割り当て、(DLのための)MCS、(UEによるULデータ送信のための)リソースブロック割り当て、(ULのための)MCS、および/またはPUSCHのためのTPCを含むことができる。
しかしながら、他の実施形態においては、DCIは、異なるように構成することができること(例えば、DCIは、1つ以上の異なるフィールド、追加のフィールド、および/または本明細書において開示されたよりも少ないフィールドを含むことができること)が理解されよう。
いくつかの実施形態に従うと、表2において与えられたeDCTSメッセージ内容に加えて、eDCTSメッセージは、表7に例として示されるような、以下の情報のサブセットも含むことができる。
Figure 2023109816000008
いくつかの実施形態においては、gNBからのeDCTSツーセルフのケースにおいては、DCIは、eDCTSツーセルフメッセージのためのリソースブロック割り当てと、eDCTSツーセルフメッセージのためのDCIのCRC系列が、C-RNTIを使用して、スクランブルされる場合は、フラグ、すなわち、eDCTSツーセルフフラグとを含むことができる。
いくつかの実施形態に従うと、表4において与えられたeDCTSツーセルフメッセージ内容に加えて、eDCTSツーセルフメッセージは、表8に例として示されるような、以下の情報のサブセットも含むことができる。
Figure 2023109816000009
いくつかの実施形態においては、UEは、(eDRTS送信のケースにおいては)要求gNBから、または(eDCTS送信のケースにおいては)応答gNBから、2つ以上のeDRTS/eDCTS送信を受信することができることがある。これは、(eDRTS送信のケースにおける)要求gNB、または(eDCTS送信のケースにおける)応答gNBが、異なるアンテナ構成、例えば、異なるビームを使用して、eDRTS/eDCTS送信を繰り返すことができるときに、発生することがある。一実施形態においては、繰り返されるeDRTS/eDCTS送信におけるメッセージ内容は、同一であることができる。eDRTS/eDCTSメッセージは、実際のDLデータ送信スケジュールを示すための、開始時間フィールドと、送信期間(duration)フィールドとを含むことができる。
いくつかの他の実施形態においては、複数のeDRTS/eDCTS送信の内容は、互いに異なることができる。例えば、いくつかの実施形態においては、eDRTS/eDCTSメッセージの連続する各送信における送信期間(duration)フィールドは、単一のeDRTS/eDCTSメッセージ送信のために必要とされる量ずつ減らすことができる。一実施形態においては、現在のアロケーションにおける1つのeDRTS/eDCTS送信の受信に成功した後、受信者(または宛先)UEは、受信プロセスを停止することができる。
いくつかの実施形態においては、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフメッセージの内容は、セルのグループに共通の系列、例えば、セルグループ系列(CGS)を使用して、スクランブルすることができる。一実施形態においては、共通のCGSは、オペレータネットワーク全体に対して使用することができる。別の実施形態においては、単一のCGSは、周波数チャネルまたはサブバンド固有であることができる(例えば、指定された周波数チャネルまたはサブバンドにおいて動作するすべてのデバイスは、同じCGSをサポートすることができる)。
また別の実施形態においては、UEは、複数のCGSを用いるように構成することができる。UEは、メッセージ内容を読むために、構成されたCGSの各々を用いて、任意のeDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフ送信に対して、ブラインドデコードを実行することができる。あるいは、いくつかの実施形態においては、DCIは、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフメッセージに結び付けることができ、後続のeDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフメッセージをスクランブルするために使用されるCGSについての情報、例えば、構成を含むことができる。
いくつかの実施形態においては、gNBからのeDRTS送信のケースにおいては、異なるセルにアタッチされたUEは、eDRTSメッセージのデスクランブリングの成功をもたらしたCGSに基づいて、後続のeDCTS受信のためのUEの受信アンテナパターン、例えば、ビームパターンを構成することができる。
いくつかの実施形態においては、UEは、例えば、システム情報、またはより高位のレイヤの制御メッセージング、例えば、RRCメッセージによって、CGSを用いるように構成することができる。
いくつかの実施形態においては、eDRTS/eDCTSメッセージを対象UEにだけ送信することができるケースにおいては、eDRTS/eDCTSメッセージは、セルID、およびUE固有のRNTI、例えば、C-RNTIを使用して生成された、系列を使用して、スクランブルすることができる。eDCTSツーセルフメッセージの内容は、対象受信機ID、例えば、C-RNTI、セルIDを使用して生成された、系列を使用して、スクランブルすることができる。
例えば、表2に示されるように、eDCTSメッセージの内容において、受信機ID(フィールド)は、UEのC-RNTIと同じであることができることに留意されたい。あるいは、受信機IDは、例えば、制御チャネル信号、より高位のレイヤのシグナリングなどを使用して構成される、異なるIDであることができる。
いくつかの実施形態においては、eDRTS、eDCTS、およびeDCTSツーセルフ送信は、アップリンク共用チャネル(例えば、PUSCH)を使用して、行うことができる。
いくつかの実施形態においては、UEは、アップリンク送信を要求するためのeDRTSメッセージ、またはUEと関連付けられたBS(基地局)から受信されたeDRTSメッセージに応答したeDCTSメッセージ、または本明細書において上で説明されたような様々な方法で送信することができるeDCTSツーセルフ送信を送信することができる。
UEからのeDRTS、eDCTS、およびeDCTSツーセルフ送信は、複数の方法で、アップリンク共用チャネル上において送信することができる。
いくつかの実施形態においては、UEは、共通チャネル(例えば、PDCCH)において、制御チャネル送信を受信することができる。受信された制御情報は、共用チャネル、例えば、物理アップリンク共用チャネル(PUSCH)における、アップリンク送信のためのグラントを含む、DCIを含むことができる。
いくつかの実施形態においては、DCIは、UEによる、関連付けられたBS、例えば、eNB/gNBへの、単一のeDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフ送信のための割当て(アロケーション)を含むことができる。eDRTS/eDCTSは、関連付けられたBSとのペアをなすTx(送信)ビームを使用して、送信することができる。
別の実施形態においては、DCIは、UEによる、複数の、例えば、2つ以上のeDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフ送信のための割当て(アロケーション)を含むことができる。いくつかの実施形態においては、UEは、まだ、DRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフ送信の数を決定することができる。例えば、UEは、複数の、例えば、2つ以上のeDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフ送信を収容することができる割当て(アロケーション)において、単一のeDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフメッセージを送信することができる。
いくつかの実施形態においては、eDRTS/eDCTSメッセージは、eDRTS/eDCTS送信の数を示すためのフィールドを含むことができる。一実施形態においては、フィールドにおいて示された数は、現在のシーケンスにおけるeDRTS/eDCTS送信の総数とすることができる。別の実施形態においては、その数は、現在のシーケンスにおけるeDRTS/eDCTS送信の残存数とすることができる。
いくつかの実施形態においては、UEは、複数のeDRTS/eDCTS送信のシーケンスにおける最初に、eDRTS/eDCTSを、関連付けられたBSに送信することができる。他の実施形態においては、UEは、複数のeDRTS/eDCTS送信のシーケンスにおける最後に、eDRTS/eDCTSを、関連付けられたBSに送信することができる。一実施形態においては、UEは、現在のシーケンスにおけるeDRTS/eDCTS送信の総数を示すためのフィールドを含めないことがある。また別の実施形態においては、UEは、複数のeDRTS/eDCTS送信の現在のシーケンスにおけるランダムなロケーションにおいて、eDRTS/eDCTSを、関連付けられたBSに送信することができる。
いくつかの実施形態においては、UEは、eDRTS/eDCTS送信のスケジュールされた開始に先立って、指定された期間(duration)の間、チャネルが送信のために空きであるかどうかを決定することができる。いくつかの実施形態においては、監視期間(duration)は、UEにおいて前もって構成することができ、またはUEに知られていることができる。例えば、UEは、監視期間(duration)の間、CCA(例えば、LBT)を実行することができる。送信を開始することができる時間の前に、決定(例えば、CCA)を行うことができる。
いくつかの実施形態においては、eDCTS送信のケースにおいては、UEが、監視期間(duration)の間に、DL eDRTSメッセージを正しく受信し、チャネルは利用可能であることができると決定したとき、UEは、割り当てられたリソースにおいて、eDCTSメッセージを送信する(例えば、送信し始める)ことができる。UEが、DL eDRTSメッセージを正しく受信し、例えば、CCAに基づいて、チャネルはビジーであることがあると決定したとき、UEは、割り当てられたリソースにおいて、eDCTSメッセージを送信することができない。UEは、例えば、後の時間まで、送信を遅延させることができる。
いくつかの実施形態においては、eDRTS送信のケースにおいては、UEが、監視期間(duration)の間に、チャネルは利用可能であることができると決定したとき、UEは、割り当てられたリソースにおいて、eDRTSメッセージを送信する(例えば、送信し始める)ことができる。UEが、例えば、CCAに基づいて、チャネルはビジーであることがあると決定したとき、UEは、割り当てられたリソースにおいて、eDRTSメッセージを送信することができない。UEは、例えば、後の時間まで、送信を遅延させることができる。一般に、送信は、スケジュールされたアロケーションの残存時間リソース内に送信が納まるかどうかを条件とすることができる。
いくつかの実施形態においては、UEは、複数のeDRTS/eDCTSメッセージを送信するように構成することができる。連続的なeDRTS/eDCTS送信は、異なるアンテナ構成、例えば、異なるビームを使用することができる。
一実施形態においては、UEからの複数のeDRTS/eDCTS送信は、同一の内容を有することができる。eDRTS/eDCTSメッセージは、実際のデータ送信スケジュールを示すための、開始時間フィールドと、送信期間(duration)フィールドとを含むことができる。
他の実施形態においては、UEは、異なるアンテナ構成、例えば、異なるビームを使用して送信される、eDRTS/eDCTSメッセージの内容を変更することができる。一実施形態においては、UEは、eDRTS/eDCTSメッセージの連続する各送信における送信期間(duration)フィールドを、単一のeDRTS/eDCTSメッセージ送信のために必要とされる量ずつ減らすことができる。
いくつかの実施形態においては、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフメッセージの内容は、セルのグループに共通する系列、例えば、CGSを使用して、スクランブルすることができる。一実施形態においては、共通のCGSは、オペレータネットワーク全体に対して使用することができる。別の実施形態においては、単一のCGSは、周波数チャネルまたはサブバンド固有であることができる(例えば、周波数チャネルサブバンドにおいて動作するすべてのデバイスは、同じCGSをサポートすることができる)。
また別の実施形態においては、UEは、複数のCGSを用いるように構成することができる。UEは、構成されたCGSのいずれかを、例えば、ランダムに、使用することができる。あるいは、いくつかの他の実施形態においては、DCIは、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフメッセージに結び付けることができ、後続のeDRTS/eDCTS/eDCTSメッセージをスクランブルするために使用されるCGSについての情報、例えば、構成を含むことができる。いくつかの実施形態においては、UEは、例えば、システム情報、またはより高位のレイヤの制御メッセージング、例えば、RRCメッセ
いくつかの実施形態においては、eDRTS、eDCTS、およびeDCTSツーセルフ送信は、アップリンク共通チャネルを使用して、行うことができる。
いくつかの実施形態においては、UEは、UEと関連付けられた、関連付けられたBS、例えば、eNB/gNBから、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフ送信の目的で、いかなる特定のULリソースグラントもあらかじめ受信しないことがある。UEが、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフ送信のために、リソースが許可されていないと決定した場合、いくつかの実施形態においては、UEは、ULグラントなしリソースを使用して、eDCTSメッセージを送信することができる。
いくつかの実施形態においては、ULグラントなしチャネルは、例として、例えば、以下で説明されるような、以下の方法のうちの1つ以上で設計することができる。
ULグラントなしチャネルは、各フレーム、またはあるフレーム、例えば、あるSFN番号を有するフレーム、もしくはある特性を有するSFNを有するフレーム内の、1つ以上のサブフレーム内に配置することができる。サブフレーム、ならびに/またはフレーム、および/もしくはフレーム特性は、固定することができ、またはセルの物理ID(セルID)の関数であることができる。
UEは、例えば、システム情報、ダウンリンクブロードキャスト情報、またはUE固有のシグナリングを介して、ULグラントなしチャネルのロケーションを用いるように前もって構成することができる。ULグラントなしチャネルのスクランブリングのために使用される系列および/または識別子は、セルのグループに共通であること、例えば、CGSであることができる。一実施形態においては、共通のCGSは、オペレータネットワーク全体に対して使用することができる。別の実施形態においては、単一のCGSは、周波数チャネルまたはサブバンド固有であることができる(例えば、周波数チャネルまたはサブバンドにおいて動作するすべてのデバイスは、同じCGSをサポートする)。また別の実施形態においては、UEは、複数のCGSを用いるように構成することができる。
UEは、例えば、システム情報、またはより高位のレイヤの制御メッセージング、例えば、RRCメッセージを介して、複数のCGSを用いるように構成することができる。
gNBおよび/またはUEは、ULグラントなしチャネルをリッスンおよびデコードするように構成することができる。
復調参照信号(DM-RS)ベースの送信を使用することができる。DM-RSを導出するための系列は、共通系列、例えば、CGSに基づくことができる。一実施形態においては、DM-RSを導出するための系列は、UE固有の系列に基づくことができる。専用リソースにおけるDM-RSの位置は、固定すること、知られていること、または構成することができる。
いくつかの実施形態においては、UEは、ULグラントなしリソースの開始から、期間(duration)の間、待つことができる。待ち時間は、例えば、ランダムに決定することができる。待った後、UEは、いかなる送信にも先立って、指定された期間(duration)の間、チャネルが送信のために空いていることができるかどうかを、最初に決定することができる。監視期間(duration)は、UEにおいて前もって構成することができ、またはUEに知られていることができる。例えば、UEは、監視期間(duration)の間、CCA(例えば、LBT)を実行することができる。送信を開始することができる時間の前に、決定(例えば、CCA)を行うことができる。CCAの成功の後、UEは、ULグラントなしリソース上において、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフを送信する。
いくつかの実施形態においては、eDCTSツーセルフ送信のケースにおいては、UEは、(アップリンクのケースにおいては)eDRTSメッセージで、または(ダウンリンク送信のケースにおいては)eDCTSメッセージで、eDCTSツーセルフメッセージの数を伝達して、BSに通知することができる。いくつかの実施形態においては、この情報は、ビーム、例えば、eDCTSツーセルフ送信の間に使用することが意図されたビームのIDとともに、送信することができる。
いくつかの実施形態においては、eDRTS送信は、アップリンク制御チャネル(例えば、PUCCH)上において、専用リソースを使用して、行うことができる。
いくつかの実施形態においては、様々な方法でeDRTSを送信するために、UEには、PUCCH上において、専用リソースをアロケートすることができる。専用リソースは、各フレーム、またはあるフレーム、例えば、あるSFN番号を有するフレーム、もしくはある特性を有するSFNを有するフレーム内の、1つ以上のサブフレーム内に配置することができる。サブフレーム、ならびに/またはフレーム、および/もしくはフレーム特性は、固定することができ、またはセルの物理ID(セルID)の関数であることができる。専用リソースは、シンボルのセット、ショートTTI、および/またはミニスロットなどの中に割り当てることができる。専用リソースは、1つ以上のサブキャリアからなるセット内に割り当てることができる。復調参照信号(DM-RS)ベースの送信を同様に使用することができる。これに関して、専用リソースにおけるDM-RSの位置は、固定すること、知られていること、または構成することができる。
いくつかの実施形態においては、専用リソース上のeDRTSは、UE固有のスクランブリング系列を使用して、スクランブルすることができる。
UEは、例えば、より高位のレイヤのシグナリングメッセージ、例えば、RRC接続セットアップを介して、またはシステム情報を介して、専用リソース割当て(アロケーション)を用いるように前もって構成すること、およびUE固有のスクランブリング系列を用いるようにさらに構成することができる。
いくつかの実施形態においては、UEが、eDRTSを送信する必要があるとき、それは、次の利用可能な専用リソース機会に先立って、最初にCCAを実行する。CCAの成功の後、UEは、専用リソース上において、eDRTSを送信する。
いくつかの実施形態は、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフの受信時の、非対象UEの挙動、および近隣gNB/eNBの挙動について開示する。
すなわち、いくつかの実施形態においては、別のセルのIDまたは別のUEのID(例えば、C-RNTI)を含む、eDRTSまたは/およびeDCTSまたは/およびeDCTSツーセルフ送信を受信した、非対象UEまたは近隣BSは、メッセージ内で示された送信期間(duration)の間、チャネル上において送信することができない。送信期間(duration)は、残存eDRTS、eDCTS、eDCTSツーセルフ送信と、後続のデータ送信とを含む、メッセージ交換全体について、指定することができる。あるいは、送信期間(duration)は、開始時間と期間(duration)に関して、指定することができる。
他の実施形態においては、別のセルのIDまたはUEのID(例えば、C-RNTI)を含む、eDRTSまたは/およびeDCTSまたは/およびeDCTSツーセルフ送信を受信した、近隣セルに属するUE、または近隣BSは、そうしても、受信したeDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフメッセージと関連付けられた後続の送信に対する干渉を引き起こさないと、それが決定した場合に、周波数チャネルまたはサブバンド上において送信することができる。
いくつかの実施形態においては、受信非対象UEまたは近隣BSは、それの指向性送信が、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフ送信機と対応する受信機との間の提案された指向性データ送信に対して、干渉を引き起こさないことができると決定することができる。いくつかの実施形態においては、そのような決定は、提案されたデータ送信の方向を最初に決定することによって、行うことができる。別の実施形態においては、提案された送信の方向は、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフメッセージ内に含まれる、対象受信機IDフィールドおよび要求送信機IDフィールドから決定することができる。これは、受信非対象UEまたは近隣BSが、送信機および受信機のロケーションおよび向きを知っているときに、可能であることができる。別の実施形態においては、可能な場合、この決定は、eDRTS/eDCTS/eDCTSツーセルフメッセージの、要求送信機IDフィールドおよびTxビームIDフィールドの内容に基づくことができる。
近隣セルに属する非対象UE、または近隣BSが、(存在する場合は)eDRTS、eDCTS、およびeDCTSツーセルフの交換の後、それの指向性送信(例えば、ULまたはDL送信)が、BSと対象UEとの間の指向性送信と干渉しないことができるかどうかを決定することができると仮定すると、そのUEまたは近隣BSは、並行(例えば、同時)指向性送信を実行することができる。
送信期間(duration)の完了後、いくつかの実施形態においては、UEまたはBSは、いずれの後続の送信にも先立って、指定された期間(duration)の間、チャネルが送信のために空きであるかどうかを最初に決定することができる。監視期間(duration)は、前もって構成することができ、またはUEもしくはBSに知られていることができる。例えば、UEは、監視期間(duration)の間、CCA(例えば、LBT)を実行することができる。送信を開始することができる時間の前に、決定(例えば、CCA)を行うことができる。
図33は、いくつかの実施形態に従った、eDRTS、eDCTS、およびeDCTSツーセルフの送信の例2700を例示している。この例においては、eDRTS送信は、例えば、PDSCHなどの、ダウンリンク共有チャネルを使用して送信することができ、eDCTS送信は、アップリンク共有チャネル上のアロケートされたリソースを使用して送信することができる。さらに、ダウンリンク送信は、eDCTSツーセルフ送信を使用して、現在の送信を保護する。
図33に示されるように、2701において、図33のgNBなどの、送信ノードは、CCAを最初に実行して、チャネルが送信のためにクリアである/空いているかどうかを決定することができる。gNBが、チャネルがクリアであると決定すると、2702において、それは、図33では対象UEである受信ノードに、PDCCHなどのダウンリンク共通チャネル上において、新しいDCIを送信することができる。DCIは、共通のRNTIを使用してスクランブルすることができる。共通のRNTIは、例えば、SI-RNTIなど、2つ以上のUEに共通であるか、またはネットワーク全体にわたって共通であることができる。さらに、DCIは、それぞれ、eDRTS送信およびeDCTS送信のために、DLリソース割当て(アロケーション)およびUPリソース割当て(アロケーション)を含むことができる。2704において、gNBは、図33に示されるように、対象UEの方向に送信される少なくとも1つのeDRTSと、非対象UEおよび/または近隣gNBの方向に送信される少なくとも1つのeDRTSとを含む、複数のeDRTSを送信することができる。例えば、構成された場合、gNBは、図33に示されるように、複数の方向に、繰り返しeDRTS送信2706を実行することができる。gNBは、複数の方向にeDRTS送信2706を実行して、例えば、受信ノード、すなわち、対象UEの周りのより大きいエリアにおいてチャネルを確保しておくことができる。
いくつかの実施形態においては、各送信されるeDRTSは、対象UE ID、リクエスタ(gNB)ID、送信期間(duration)(Tx期間(duration))、開始時間、Tx(送信)ビームIDなどを含むことができる。さらに、eDRTSは、例えば、セルのグループに共通であることがある、CGSを使用してスクランブルすることができる。
対象UEがgNBからeDRTSを受信したとき、2708において、対象UEは、eDRTSをデコードし、eDRTS中に含まれるUE IDが対象UEのIDに対応すると決定することができる。同様に、非対象UEおよび/または近隣gNBがgNBからeDRTSを受信したとき、2710において、非対象UEおよび/または近隣gNBは、eDRTSをデコードし、eDRTS中に含まれるUE IDが対象UEのIDに一致しないと決定することができる。さらに、非対象UEおよび/または近隣gNBは、デコードされたeDRTSから、送信期間(duration)(または少なくともそれのインジケーション)を取得することができる。したがって、時間期間2712が示すように、非対象UEおよび/または近隣gNBは、受信されたeDRTSから取得されたTx期間(duration)の間、送信を始動することができない。その結果、非対象UEおよび/または近隣gNBは、少なくともその時間期間中は、gNBと対象UEとの間の送信に干渉するのを防止されることができる。
2714において、対象UEは、CCAを実行して、チャネルがクリアであるかどうかをチェックすることができる。対象UEが、チャネルがクリアであると決定すると、2716において、対象UEは、gNBに向けて、1つ以上のeDCTSを送信することができる。例えば、図33に示されるように、対象UEは、そのように構成された場合は、複数の方向に、複数の繰り返しeDCTS送信2718を実行することができる。eDCTS2718は、PUSCHなどのアップリンク共有チャネルを使用して、アロケートされたリソース上で送信されることができ、各eDCTSは、CGSを使用して、スクランブルされることができる。対象UEからのeDCTS送信の受信に続いて、2720において、gNBは、ダウンリンク(DL)データ送信を開始することができる。DLデータ送信の後には、例えば、最小のLBT期間(duration)に対応することがある(図33の2724によって示される)期間T中に、1つ以上のeDCTSツーセルフ送信が続くことができる。例えば、図33に示されるように、gNBは、期間2724中に、そのように構成された場合は、複数の方向に、複数の繰り返しeDCTSツーセルフ送信2722を実行することができる。eDCTSツーセルフ送信は、gNBと対象UEとの間の(指向性)チャネルを、潜在的な干渉ノードによるアクセスから確保されたままに保つために、実行することができる。
gNBが、送信する追加のデータを有する場合、2726において、それは、対象UEに、追加のDLデータを送信する。図33に示されるように、DLデータ送信の後には、gNBからの1つ以上のeDCTSツーセルフ送信が再び続くことができる。例えば、図33に示されるように、gNBは、(そのように構成された場合は)複数の方向に、複数の繰り返しeDCTSツーセルフ送信2722を実行することができる。
図34は、いくつかの実施形態に従った、別のセルからeDRTSおよびeDCTSを受信した後の、非対象UE2800における挙動の例を例示している。この例においては、図34に示されるように、別のセルからeDRTSおよびeDCTSを受信した後に、非対象UEは、非干渉送信方向を決定し、UEと関連付けられたBSに、アップリンク共通チャネルを使用してeDRTSを送信して、アップリンク送信を開始する。
より具体的には、図34に示されるように、2801において、図34のgNB1などの、送信ノードは、図34に示されるように、受信ノード、例えば、gNB1と関連付けられた対象UEの方向に送信される少なくとも1つのeDRTSと、例えば、近隣gNB(gNB2)と関連付けられた非対象UEの方向に送信される少なくとも1つのeDRTSとを含む複数のeDRTSを、PDSCHなどの、ダウンリンク共有チャネル上で送信することができる。例えば、構成された場合、gNB1は、図34に示されるように、複数の方向に、繰り返されるeDRTS送信2802を実行することができる。いくつかの実施形態においては、各送信されるeDRTSは、CGSを使用してスクランブルされ、対象UE ID、リクエスタ(gNB1)ID、送信期間(duration)(Tx期間(duration))、開始時間、Tx(送信)ビームIDなどを含むことができる。CGSは、セルのグループに共通であることができる。対象UEがgNB1からeDRTSを受信したとき、2804において、対象UEは、eDRTSをデコードし、eDRTS中に含まれるUE IDが対象UEのIDに対応すると決定することができる。同様に、非対象UEがgNBからeDRTSを受信したとき、2806において、非対象UEは、eDRTSをデコードし、eDRTS中に含まれるUE IDが非対象UEのIDに一致しないと決定することができる。
図34にさらに示されるように、2808において、対象UEは、1つ以上のeDCTSを送信することができる。例えば、図34に示されるように、対象UEは、そのように構成された場合は、複数の方向に、複数の繰り返されるeDCTS送信2810を実行することができる。eDCTSは、PUSCHなどのアップリンク共有チャネルを使用して、より早くアロケートされたリソース(例えば、gNB1によってアロケートされたリソース)上で送信することができ、各eDCTSは、CGSを使用してスクランブルすることができる。図34が例示するように、複数の繰り返されるeDCTS送信2810は、非対象UEの方向における少なくとも1つのeDCTS送信を含むことができる。したがって、非対象UEは、eDRTSとeDCTSのうちの一方または両方を受信することができる。非対象UEがeDCTSを受信した場合、2812において、それは、eDCTSをデコードすることができる。2814において、非対象UEは、非干渉送信方向、またはgNB1と対象UEとの間の送信に干渉しないであろう送信の方向を決定することができる。いくつかの実施形態においては、例えば、非対象UEは、送信機および受信機(例えば、図34のケースにおけるような、gNB1および対象UE)のそれぞれのロケーションおよび配向の知識に基づいて、非干渉送信方向を決定することができる。この点について、送信機/受信機のそれぞれのロケーションおよび配向は、例えば、対象UEにおける受信に干渉しない送信のために非対象UEが使用することができるビームを識別するために、使用されることが可能である。他の実施形態においては、非対象UEは、非対象UEが非干渉送信方向に関する情報をそれから抽出することが可能な履歴測定値を有することができる。
非干渉送信方向の決定に続いて、2816において、非対象UEは、そのUEと関連付けられたgNB2の方に向けられた1つ以上のeDRTS送信を実行することができる。例えば、図34に示されるように、非対象UEは、そのように構成された場合は、複数の方向に、複数の繰り返されるeDRTS送信2818を実行することができる。非対象UEによって送信される各eDRTSは、関連するCGSを使用してスクランブルされ、共通のまたはグラントなしのアップリンクチャネル上で送信されることができる。非対象UEからのeDRTS送信に続いて、2820において、gNB2は、非対象UEに、PDCCHなどのダウンリンク共通チャネル上で、新しいDCIを送信することができる。DCIは、eDCTSのリソース割当て(アロケーション)情報を含むことができる。DCIは、共通のRNTIを使用してスクランブルすることができる。共通のRNTIは、例えば、SI-RNTIなど、2つ以上のUEに共通であるか、またはネットワーク全体にわたって共通であることができる。DCI送信において示されるように、2822において、gNB2は、ダウンリンク共有チャネル(例えば、PDSCH)上で非対象UEに1つ以上のeDCTSを送信することができる。例えば、構成された場合、gNB2は、図34に示されるように、複数の方向に、繰り返されるeDCTS送信2824を実行することができる。eDRTSの各々は、CGSを使用してスクランブルされ、PDSCHなどのダウンリンク共有チャネル上で、gNB2によって送信されることができる。
いくつかの実施形態に従うと、免許不要帯域における指向性NR-WiGigシステムの共存と関連付けられた実施も、提供されることができる。
WiGigデバイスは、CCAを処理するときに(例えば、特別な)プリアンブルを有しないことがある、非WiGigシステム送信に対して、検出しきい値(例えば、より高い検出しきい値)を使用することができる。例えば、それは、それがWiGigデバイスからセンスするよりも高い干渉を非WiGigデバイスからセンスする場合に、WiGigデバイスは、それをバックオフすることができる。NR送信は、(例えば、意図された通信方向とは反対の)逆方向において、短い定期的送信(例えば、ミニスロット期間)を使用することができる。これは、WiGigデバイスをバックオフさせることができる。
例えば、NR-WiGig共存がある場合、NRデバイス(例えば、gNBおよび/またはUE)は、NR-NR共存シナリオに関して説明されるように、(例えば、同じ)チャネルCCAおよび/または(例えば、同じ)チャネル確保手順を使用することができ、以下の変更のうちの1つ以上が適用される。すなわち、NRデバイスは、(例えば、各)最小コンテンションウィンドウのために、受信ノードからの(例えば、単一の)ブロック送信を使用することができる。NRデバイスは、(例えば、各々の)最小コンテンションウィンドウのために、受信ノードからの複数のブロック送信を使用することができる。NRデバイスは、(例えば、各々の)最小コンテンションウィンドウのために、受信ノードからの電力増加したブロック送信を使用することができる。
いくつかの実施形態においては、例えば、(例えば、各)最小コンテンションウィンドウのために、受信ノードからの(例えば、単一の)ブロック送信を使用することに関して、以下のうちの1つ以上を適用することができる。
NR送信のためのDL/UL切り換え構成送信は、WiGigシステムの(例えば、最小)分散フレーム間間隔(DIFS)期間に基づいて決定することができる。図9は、いくつかの実施形態に従った、NR-WiGig共存シナリオについての例示的なDL/UL切り換え構成850を例示している。例えば、図9に示されるように、gNBからの順方向送信が受信されたRxビームに対応するビーム上での、UEからgNBへの逆方向送信が、(例えば、図9に示されるように、eDCTS854が後に続く、成功したLBTおよび成功裏にデコードされたeDRTS852の後にくる、)最小コンテンションウィンドウ(最小CW)内で繰り返されることができる。最小CWは、WiGigシステムの最小分散フレーム間間隔(DIFS)期間に設定することができる。図9に見られるように、「D」は、有意味なデータパケット(例えば、シンボル、および/またはミニスロットなど)を搬送することができる、最小のデータまたは制御ブロック間隔として定義することができる。逆方向は、受信ノードから送信ノードへの方向として定義することができる。
図9に示される例示的なDL/UL切り換え構成850は、例えば、WiGigデバイスをバックオフするために、例えば、単一の逆方向電力制御ミニスロット送信を使用することができる。図9に示されるように、逆方向における電力制御バースト送信856(例えば、図9に示されるような、UEにおける最大(max)許容Tx電力を下回るバースト送信)は、デバイスをバックオフすることが可能であることがある。デバイスは、比較的短いことがある範囲内に存在することができる。
図9の例は、図10の例によって例示される、非干渉NR-WiGig共存に適切であることがある。より具体的には、図10は、いくつかの実施形態に従った、NR-WiGig共存がある非干渉シナリオについての順方向および/または逆方向リンクのビームカバレージの例を例示している。図10に見られるように、STA900とgNB902は、互いに干渉しないことがある。これは、指向性送信に起因することがある(例えば、gNB902からUE906へのDL指向性送信は、STA900に干渉しないことがあり、および/またはSTA900からAP904へのUL指向性送信は、gNB902に干渉しないことがある)。AP904とUE906との間の距離は大きいことがある。図10に示される共存シナリオは、例えば、DL AP送信がUE906への干渉(例えば、制限された干渉)を生み出すことがあるので、非干渉と呼ばれることがある。この干渉は無視できることがある。この干渉は、距離および/または伝搬損失に起因することがある。UL UE送信は、AP904への干渉を生み出すことがあり、この干渉は、距離(および/または対応する伝搬損失)に起因することがある。距離は大きいことがある。この干渉は、制限されるおよび/または無視できることがある。
いくつかの実施形態においては、例えば、(例えば、各々の)最小コンテンションウィンドウのために、受信ノードからの複数のブロック送信を使用することに関して、以下のうちの1つ以上を適用することができる。
受信ノードは、送信ノードの方向に、複数のブロック(「D」サイズブロック)を送信することができる。これは、例えば、干渉範囲を増加させ(て、例えば、図12に示されるように、潜在的な干渉WiGig APノードをバックオフさせる見込みを増加させ)ることがある。図12は、いくつかの実施形態に従った、NR-WiGig共存における、APからUEへの干渉シナリオについての順方向および/または逆方向リンクのビームカバレージの例を例示している。図12の例においては、逆方向送信は、WiGig AP1000をバックオフすることが可能でないことがある。逆方向における(例えば、送信ノードの方向における)複数の「D」ブロック送信を図11に示す。より具体的には、図11は、いくつかの実施形態に従った、NR-WiGig共存シナリオについてのDL/UL切り換え構成950の別の例を例示している。
図11を参照すると、所与の電力において使用されるDブロック952の数(M)(例えば、Dブロックの許容数)を示す、逆方向リンクにおいて定義することができる限界があることがある。Mの値は、QoSに基づいて決定され、および/または有限の整数にマッピングされることができる。同じDL/UL切り換え構成方法は、例えば、すべてのタイプのQoSおよび/またはマッピングについて適用されることができる。逆方向における複数のブロック952の送信は、NR-NR共存シナリオにおいて同じく使用することができる。
図11に示される例示的な構成は、例えば、WiGigデバイスをバックオフするために、複数の逆方向ミニスロットの送信を使用することができる。これは、例えば、図12に例示される干渉シナリオのために使用されることができる。図12に見られるように、AP1000は、UE1002に干渉する(例えば、著しく干渉する)ことがある。これは、AP1000とUE1002との間のより小さい距離に起因することがある。図12に見られるように、APからUEへの干渉は、一点鎖線として強調されている。
いくつかの実施形態においては、例えば、例えば各々の最小コンテンションウィンドウなどの、最小コンテンションウィンドウのために、受信ノードからの電力増加したブロック送信を使用することに関して、以下のうちの1つ以上を適用することができる。
逆方向リンク(例えば、送信ノードの方向における受信ノード送信)は、より高い電力を使用することがある。これは発生して、例えば、干渉送信のバックオフを引き起こす見込みを増加させることがある。これは、図13に見られることができ、および/または、例えば、図14に例示される干渉シナリオのために使用することができる。すなわち、図13は、いくつかの実施形態に従った、WiGigデバイスをバックオフするために、より高い電力と複数の逆方向ミニスロット送信を使用する、NR-WiGig共存シナリオについてのDL/UL切り換え構成1050の例を例示している。図14は、いくつかの実施形態に従った、NR-WiGig共存における、干渉シナリオについての順方向および/または逆方向リンクのビームカバレージの例を例示している。図14の例においては、AP DL送信が、UE1100への干渉を引き起こすことがあり、および/またはUE UL送信が、AP1102への干渉を引き起こすことがある。これは、ノード間の距離に起因することがある。
例えば、図13においては、UL/DLリンク品質が確立されることができる(例えば、初期の)再帰的プロセス中に、逆方向リンクは、図9に示されるように、例えば、gNBの方に向かう単一の電力制御ブロック(D長さ)送信で開始する(例えば、それのみで開始する)ことができる。UEは、例えば、測定したSIRに基づいて、干渉物の存在を決定することができ、および/またはそれは、例えば、最大Tx電力許容電力において、(例えば、単一の)Dブロックを送信することを決定することができる。例えば、UEが干渉を依然として受信する場合、それは、(例えば、最大)許容電力において、逆方向リンクにおいてDブロック1052の数を増加させることができる。これは、例えば、UEがDブロック1052のM個の数を利用するまで、継続することができる(Mは、gNBからUEへのおよび/またはUEからgNBへの有効な順方向リンクのQoSマッピングに基づいて、あらかじめ決定することができる)。例えば、UEが干渉を依然として受信する場合、それは、(例えば、測定した)SIRに適切であることがある、(例えば、より低い)MCSインデックス選択を伴うリンクを依然として使用することができる。
いくつかの実施形態においては、本明細書において上で説明されたように、逆方向においてより高い電力を使用する送信は、NR-NR共存シナリオのために使用されることもできる。
図14においては、例えば、図13に関して本明細書において論じられる逆方向送信(例えば、UE1100の送信)のための方式は、干渉ノードをバックオフし、および/または干渉を緩和することが可能であることがある。例えば、UE1100の逆方向送信は、WiGig AP1102をバックオフすることが可能であることがある。
論じられるように、より高い電力を使用する逆方向送信は、順方向送信が受信されるRxビームよりも広いビーム上で送信することができる。より広いビームは、順方向送信が受信されるRxビームと同じビーム方向に沿って中心を合わされることができる。あるいは、逆方向送信は、順方向送信が受信されるRxビームの周りの複数の隣接するビーム上で送信することができる。例えば、干渉物の方向が受信機によって知られている場合、逆方向送信は、干渉物の方を向いたビーム上でのみ送信することができる。どんなビーム上の、送信電力のレベル、およびDブロックの数も、上で説明されたのと同じ手順によって決定することができる。
いくつかの実施形態においては、ペアをなすLBTに関係する実施が、提供されることができる。
指向性LBT評価(アセスメント)は、(レガシLBT、もしくはWiGigにおけるように)受信ノードの方向、および/またはそれの反対方向に向けて行うことができる。例えば、これにより、図3Aおよび/もしくは図3Bまたは図4Aおよび/もしくは図4Bに例示される干渉状況を回避することができる。送信ノードが、受信ノード方向「dir」に向かって直線をなすLBTを実行する場合、LBTは、(例えば、反対の)方向dir+X°に行うことができる。方向は、単一の方向(例えば、dir、dir+180°、補足の方向)、および/または方向のセット(例えば、dir+180°、dir+160°、dir+200°)を示すことができる。これは、LBTのビームが再構成可能であり得るかどうかに依存することができ、および/または(例えば、以前に構成されたビームのセットに基づいて)事前定義することができる。これは、「ペアをなすLBT」と呼ばれることがある。ペアをなすLBTは、受信ノードの方を向いた方向、反対方向、および/または予期される干渉物の方を向いた方向を示すことができる、「ペアをなす方向」上のLBTを伴うことができる。ペアをなすLBTでは、バックオフおよび/またはコンテンションウィンドウステータスは、ペアをなす方向ごとに維持することができる。これは、例えば、ビームコンテンションウィンドウごとと比較して、ビームごとにバックオフプロセスを追跡するために使用されることがあるメモリを(例えば、1/2に)低減することができる。
図3Aおよび/または図3Bに示される例においては、送信ノードは、gNBであることができ、受信ノードは、UEであることができる。gNBが、(例えば、チャネル利用可能性を評価するために)ペアをなすLBTを実行した場合、AP送信がgNBにおいて検出されることができ、および/またはgNB送信が延期されることができる。これにより、(図3Aおよび/もしくは図3Bに見られるように)APからUEへの干渉を回避することができ、ならびに/または(図3Bに見られるように)gNBからSTAへの干渉を回避することができる。
図4Aおよび/または図4Bに示される例においては、送信ノードは、UEであることができ、受信ノードは、gNBであることができる。UEが、(例えば、チャネル利用可能性を評価するために)ペアをなすLBTを実行した場合、UEは、AP送信に起因することがある、チャネルビジーを検出することができ、および/またはUE送信は延期されることができる。これにより、(図4Aおよび/または図4Bに見られるように)APからgNBへの干渉を回避することができ、(図4Bに見られるように)UEからSTAへの干渉を回避することができる。
受信ノードの方向を向いたおよび/または反対方向を向いた、ペアをなすLBTは、(例えば、同時に)行うことができる。これは、送信ノードが、(例えば、先進的なサンプリング技法とともに多重無線周波数(RF)チェーンおよび/または単一RFチェーンを使用することによって)受信ノードに送信することを希望するときに(例えば、希望するたびに)行うことができる。(例えば、すべての)LBTエネルギー検出(ED)ステージは、既知の期間の期間(duration)(例えば、少なくともDIFS+バックオフ時間)の間、チャネルがアイドルであることをセンスして、データ送信を開始することができる。
ペアをなすLBTは、指向性送受信との(例えば、様々な)RATの共存の下で、媒体への成功したアクセスを可能にすることができ、および/または隠れノード問題を最小限に抑えることができる。ペアをなすLBTは、例えば、RATのノード間の調整が、例えば、可能でないことがあるときに、(例えば、単一の)RAT(例えばNRまたはWiGig)内のスペクトル共有技法として使用することができる。例として、そのような調整は、オペレータが、例えば、同じ免許不要帯域を使用し、それぞれのネットワークを調整させないことを決定した場合に、可能でないことがある。
例えば、本明細書において説明されるような、ペアをなすLBTに関して、送受信指向性アンテナパターンは、以下のパラメータのうちの1つ以上によって記述することができる。送信指向性アンテナパターンは、ビーム幅θTxをもつ利得GTx,mのメインローブ、および/またはビーム幅2π-θTxをもつ利得GTx,sのサイドローブを含むことができる。受信指向性アンテナパターンは、ビーム幅θRxをもつ利得GRx,mのメインローブ、および/またはビーム幅2π-θRxをもつ利得GRx,sのサイドローブを含むことができる。
図15Aは、いくつかの実施形態に従った、単一の反対方向におけるペアをなすLBTの例を例示している。図15Bは、いくつかの実施形態に従った、複数の反対方向におけるペアをなすLBTの例を例示している。通信を、送信ノードおよび/または受信ノード間で行うことができる。図15Aおよび図15Bは、(例えば、gNB1200が、送信ノードであることができ、UE1202が、受信ノードであることができる)DL通信を例示している。しかしながら、他の実施形態においては、図15Aおよび図15Bにおいて、通信は、例えば、gNBの位置とUEの位置を転じることによって、逆方向に行うことができる(例えば、(UEからgNBへの)UL通信)。
図15Aおよび図15Bは、ビームモデリングを仮定する状況を例示している。送信ノード(gNB1200)は、受信ノード方向「dir」およびビーム幅θTxに向かって直線をなすTxビーム方向(例えば、受信ノードに向かうデータ送信のために送信ノードが使用することができるビーム)上にLBTを実行することができる(LBTdir)。送信ノードは、(図15Aに見られるような)反対方向dir+180°、メインローブビーム幅θsup、および/もしくはメインローブ利得Gsup,mに向かって直線をなすビームをもつ単一の反対方向におけるLBT(例えば、LBTdir+180°)、ならびに/または複数の反対方向における複数のLBT(例えば、LBTdir+180°、LBTdir+160°、LBTdir+210°)を(例えば、同時に)実行することができる。複数のLBTはそれぞれ、(図15Bに見られるように)反対方向dir+X°(例えば、X=160°、180°、200°)、メインローブビーム幅θsup、および/またはメインローブ利得Gsup,mに向かって直線をなすビームを有することができる。
反対方向におけるLBTのために使用されるビームは、送信ノードのTxビーム1204の形状(例えば、図15Aおよび図15Bに見られるような、θsup=θTx)、ならびに/または(以下でより詳細に説明されるような)異なるパターンを有することができる。
隠れノードを例示するために、受信ノードのRxビーム1206が図15Aおよび図15Bに例示されている。AP1208は、例えば、それの送信が、受信ノードのRxアンテナのボアサイト内にある場合、レガシLBTのための隠れノードであることができる。例えば、本明細書において説明されるような、ペアをなすLBT手順は、(図15Aおよび15Bにおける、解決された隠れノード領域1210に見られるように)(例えば、いくつかの)隠れノード問題を緩和することができる。解決された隠れノード領域1210内にそれの位置があることができるAP(例えば、すべてのAP)は、ペアをなすLBTによって、(例えば、DLトラフィックのためのgNB1200における)送信ノードにおいて検出されることができる。これは、(例えば、DLトラフィックのためのgNB1200における)送信ノードにおいて、ペアをなさないレガシLBTによって検出されないことがある。領域1212は、露呈したノード問題が起こることがある、露呈した領域であることができる。図15Aおよび図15B中の領域1214は、例えば、レガシLBTの、隠れノードエリアよりも小さいことがある、残存/依然として隠れノード領域を示すことができる。
図15Bは、例えば、図15A、図15B、図16、図17A、および図17Bに関して、使用することができる凡例を含む。
いくつかの実施形態においては、受信ノードの方向および反対方向における、ペアをなすLBTは、例えば、検出される隠れノード端末の数を最大にするために、異なるビームパターンおよび/または異なるEDしきい値を用いて行うことができる。例えば、ビームパターンが、送信ノードにおいて調整可能でないが、事前定義されることができる場合、反対方向におけるLBTのために、複数のビームを使用することができる。反対方向におけるLBTについてのビームパターン、ビームの数、および/またはEDしきい値の調整は、送信ノードにおいて行うことができる。これは、受信ノードのRxビームの情報および/またはシステム構成が利用可能である場合、行うことができる。情報および/またはシステム構成が利用可能でない場合、調整は、受信ノードからのフィードバックメッセージ(例えば、HARQフィードバック、ならびに/または干渉および/もしくは信号レベル報告に関係する他のメッセージ)に動的に基づくことができる。
反対方向におけるLBTのために、送信ノードにおいて、ビーム(θsup、Gsup,m)の最適化を使用することができる。反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBTのために送信ノードにおいて使用されるビームパターン(例えば、メインローブビーム幅および/またはメインローブ利得)は、例えば、単一の反対方向を使用することができるときに、受信ノードからのシステムパラメータおよび/または報告の関数として設定することができる。
図16は、いくつかの実施形態に従った、単一の反対方向におけるLBTについての、送信ノードにおいて使用されるビーム最適化の効果の例を例示している。図16の例においては、単一の反対方向は、gNB1300からUE1302の方を向いた、DLアクセス方向であることができる。単一の反対の(例えば、補足のペアをなす)方向が使用され、および/またはビームが構成可能である場合、目的は、(図16に例示されるように)露呈した領域の数が限定されたままでありながら、解決された隠れノードの数を最大にすることであることができる。これは、受信ノード方向におけるLBTのために、およびデータ送信のために使用されるメインローブビーム幅よりも大きいメインローブビーム幅を使用すること(例えば、θsup>θTx)によって、達成することができる。これは、受信ノードのRxビーム幅が、送信ノードのTxビーム幅よりも大きい場合に(θRx>θTx)、行うことができる。受信ノードのRxビーム幅が、Txビーム幅よりも大きくない場合(θRx<θTx)、これは、受信ノード方向におけるLBTのために、およびデータ送信のために使用されるメインローブビーム幅よりも小さいメインローブビーム幅を使用すること(例えば、θsup<θTx)によって、達成することができる。設計(例えば、最適な設計)は、受信ノードのRxビームの特性(θRx、GRx,m)、送信機-受信機距離、伝搬特性(例えば、経路損失べき指数および/もしくはキャリア周波数)、雑音電力、ならびに/またはAP1304の送信電力とAPメインローブ利得の積に依存することがある。値(例えば、最適な値)を見つけるために、送信ノードは、受信ノードのアンテナパターン特性(例えばθRx、GRx,m)、および/または送信機-受信機距離を使用することができ、これらは、(例えば、初期発見手順の結果として、またはネイバービーム測定を続けた結果として)受信ノードからの測定報告に基づいて、推定することができる。
θsupが増加した(例えば、過大に増加した)場合は、送信ノードへの新しい露呈エリアが、受信ノードのRxビームの上方および/または下方に現れることがある。送信ノードは、通常は検出されないであろう干渉物を検出することがある。メインローブのビーム幅(θsup)の最適化には、トレードオフがあることがある。
いくつかの実施形態においては、メインローブビーム幅の(例えば、最適な)値を提供することができ、それについて、本明細書においてより詳細に説明される。
いくつかの実施形態においては、反対方向におけるLBTのために、送信ノードにおいて使用されるビームの数を決定し、例えば、最適化することができる。
反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBTのために送信ノードにおいて使用されるビームの数は、受信ノードからのシステムパラメータおよび/または報告の関数として設定することができる。これは、複数の反対の(例えば、補足のペアをなす)方向が使用される場合(例えば、送信機におけるビームのセットが、事前定義されており、動的に変更されることはないであろうとき)、行うことができる。これの例は、図15Bに例示されている。図15Bに見られるように(ここでは、例として、3つのビームが示されている)、反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBTについてのビームの数は、露呈したノードの数が限定されたままでありながら、解決された隠れノードの数を最大にするように、設定することができる。
本明細書において論じられる技法(ビームパラメータの最適化)のパラメータ(例えば、同じパラメータ)は、反対方向におけるLBTのために使用されるビームの最適な数を見つけるために使用することができる。
いくつかの実施形態においては、反対方向におけるLBTのために、送信ノードにおいて使用されるEDしきい値の決定(例えば、最適化)が、提供されることができる。
反対方向におけるLBTのために、送信ノードにおいて使用されるEDしきい値は、受信ノードからのシステムパラメータおよび/または報告(例えば、HARQフィードバックおよび/または他のメッセージ)の関数として設定することができる。EDしきい値は、受信ノードからのパラメータおよび/または測定報告の関数として調整することができる。EDしきい値は、単一の反対方向をもつ、ペアをなすLBTのために、および複数の反対方向をもつ、ペアをなすLBTのために、調整することができる。
最適化は、回避された隠れノードの領域を維持することができながら、露呈したノードの数を最小限に抑えることができる。EDしきい値は、受信ノードのRxビーム領域内にある、干渉AP(例えば、それのみ)が検出されるように、選択することができる。図15Aおよび図15Bにおいては、EDしきい値を増加させることにより、新たに露呈したノード領域1212内の、露呈したノードを回避することができる。
図17Aおよび図17Bは、反対方向におけるLBTについての、EDしきい値を増加させた効果の例を例示している。図17Aは、いくつかの実施形態に従った、最適化されたビーム形状を用いる単一の反対方向におけるLBTについての、EDしきい値を増加させた効果の例を例示している。図17Bは、いくつかの実施形態に従った、事前定義されたビームを用いる複数の反対方向におけるLBTについての、EDしきい値を増加させた効果の例を例示している。
図17Aおよび図17Bにおいては、(例えば最適な)結果が、(a)反対の(例えば補足のペアをなす)方向(例えば、180°、図17A参照)における単一のLBT、または(b)複数の反対の(例えば、補足のペアをなす)方向(例えば160°、180°、200°、図17B参照)における複数のLBTを実行するケースについて示されている。
図17Aおよび図17Bを参照すると、EDしきい値設計(例えば、最適なEDしきい値設計)は、受信ノード(例えば、UE1400)のRxビームの特性(例えば、θRx、GRx,m)、送信機-受信機距離、伝搬特性(例えば、経路損失べき指数および/もしくはキャリア周波数)、雑音電力、ならびに/またはAP1402の送信電力とAP1402のメインローブ利得の積に依存することがある。例えば、THlegは、(20MHzの帯域幅のLTE-LAAでは-72dBmであることがある)受信ノード方向におけるLBTのEDしきい値を示し、THsupは、反対の(例えば、補足のペアをなす)方向(例えば、LBTdir+180)のEDしきい値を示すと仮定されたい。例えば、受信ノードが、(例えば、送信機-受信機距離が増加するにつれて)送信ノードからより遠くにあるほど、THsupは、より増加することができる。THsupの(例えば、最適な)値は、(図17Aおよび図17Bに見られるように)反対方向(例えば、LBTdir+180)におけるLBTの正の検出領域が、解決されたノード領域1404と重複するとき、取得することができる。概して、いくつかの実施形態においては、正の検出領域は、検出を、例えば、保証することができるような、信号レベルが十分に高い領域を指す。THsupについての分析式は、以下でより詳細に説明される。
一例においては、反対方向におけるLBTについてのEDしきい値は、受信ノード方向におけるLBTのために使用されるEDしきい値よりも大きくなるように構成することができる(例えば、THsup>THleg)。これは、受信ノードの情報が送信ノードにおいて利用可能でない場合、行うことができる。
図18は、いくつかの実施形態に従った、反対方向におけるLBTと関連付けられたパラメータを調整するための例示的なフロー図1500である。図18に例示されるフロー図1500は、反対方向におけるLBTについてのパラメータが、受信ノードおよび/またはシステム構成からの情報に基づいて調整される(例えば、最適に調整される)ケースにおいて、適用することができる。このケースにおいては、発見情報は、例えば、受信ノードのRxビームの特性を含むことができる。
図18を参照すると、いくつかの実施形態においては、(「TX」として示される)送信ノードと、(「RX」として示される)受信ノードとの間の接続が確立されると、1501において、発見情報を、受信ノードから送信ノードに送信することができる。発見情報は、発見手順中に確立されるか、または近隣測定を続けることに基づいて確立されるパラメータを含むことができる。パラメータは、例えば、受信ノードのRxビームのメインローブビーム幅およびメインローブ利得を含むことができる。送信ノードにおいて受信すると、1502において、送信ノードは、例えば、それが、受信ノードから、発見手順関係の測定値または近隣測定を続けたことに基づく測定値、推定される送信機-受信機距離、ならびにシステム構成の知識(例えば、雑音電力、および/または伝搬特性など)を受信したときに、反対方向におけるLBTについてのパラメータを調整することができる。LBTパラメータ調整は、ビームパターンおよび/もしくはビームの数ならびに/または反対方向のEDしきい値の調整を含むことができる。調整は、受信ノードごとに実行することができ、例えば、図18におけるようなRX受信ノードなどの、例えば、特定の受信ノードの方に向かう送信と関連付けられたすべてのLBTのために使用することができる。送信ノードは、異なる受信ノードのために、反対方向におけるLBTについて異なるパラメータ設定を使用することができる。
1504において、データが、送信ノードにおいて送信のために利用可能であるとき、1506において、送信ノードは、受信ノードの方向および反対方向などの、ペアをなす方向においてLBTを実行することができ、反対の(例えば、補足のペアをなす)方向においては、LBTの調整を用いる。1508において、ペアをなす方向におけるLBTが、チャネルがクリアであることを示す場合、送信ノードは、1510において、受信ノードの方へ向かうデータ送信を開始することができる。1512において、受信ノードは、送信されたデータを受信し、それをデコードすることができる。1514において、データが、送信ノードにおいて送信のために再び利用可能であるとき、1516において、送信ノードは、データ送信より前に、1506において行われたLBT手順を繰り返して、チャネルがクリアであるかどうかを決定することができる。1518において、ペアをなす方向におけるLBTが、チャネルがビジーであることを示す場合、1520において、送信ノードは、データ送信を延期し、次のチャネルアクセス試行の前に、DIFS+バックオフ時間の間、待つことができる。その後、送信ノードは、再びチャネルにアクセスすることを試みることができ、1522において、ペアをなす方向におけるLBTが、チャネルがクリアであることを示すとき、送信ノードは、1524において、データ送信を開始することができる。1526において、受信ノードは、送信されたデータを受信し、それをデコードすることができる。
いくつかの実施形態においては、ペアをなすLBTのパラメータ(例えば、EDしきい値、ビームパターン、および/または反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBTのために使用されるビームの数)を、受信機フィードバックに基づいて動的に適合させることができる。例えば、受信ノードのRxビーム情報および/または送信機-受信機距離が、送信ノードにおいて知られないときに、パラメータを動的に更新することができる。
例においては、反対の(例えば、補足のペアをなす)方向のためのLBTパラメータの適合は、受信ノードからのHARQフィードバックに基づいて、行うことができる。このケースにおいては、例えば、適合は、受信されたHARQ NACKの数の統計値に基づくことができる。送信ノードは、受信ノードが干渉制限シナリオにあると決定することができ、それは、反対の(例えば、補足のペアをなす)方向において、メインローブビーム幅(θsup)を増加させ、反対方向におけるLBTについてより多くのビームを使用し、および/または反対方向におけるLBTについてEDしきい値(THsup)を減少させて、例えば、検出される隠れノードの領域を増加させることができる。
これにより、例えば、干渉制限状況およびバックオフ時間が低減されることによって、送信機-受信機リンク性能が改善することができる。
受信ノードからの信号および/または測定報告は、送信機ノードによって、反対の(例えば、補足のペアをなす)方向のためのLBTパラメータを適合させるために使用することができる。これは、限定はされないが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、チャネル状態情報(CSI)、干渉測定(IM)、および/または基準信号(CRS、DM-RS)などを含むことができる。
図19は、いくつかの実施形態に従った、反対方向におけるLBTについてのパラメータを動的に調整するための例示的なフロー図1600である。図19の例においては、パラメータは、干渉制限状況を示すことができる受信ノードからの報告に基づいて動的に調整されることができる。例えば、図19に示されるように、干渉制限状況のインジケータ(例えばNACKメッセージ)を使用することができる。概して、いくつかの実施形態においては、干渉制限状況を示すことができるNACKメッセージ、干渉制限状況を示すことができる明示的メッセージ、ならびに/または、例えば、(「TX」として示される)送信ノードが、干渉に起因して、デコーディングが不成功であったであろうと決定することを可能にする、任意の他の有用なメッセージ(例えば、RSRP、RSRQ、CSI、および/もしくはIM報告など)を含む、干渉制限状況を示す様々なメッセージを、(「RX」として示される)受信ノードが使用することができる。
図19を参照すると、1601において、データが、送信ノードにおいて送信のために利用可能であるとき、1602において、送信ノードは、受信ノードの方向および反対方向などの、ペアをなす方向においてLBTを実行することができる。1604において、ペアをなす方向におけるLBTが、チャネルがクリアであることを示す場合、1606において、送信ノードは、受信ノードの方へ向かうデータ送信を開始することができる。1608において、受信ノードが、干渉が受信されたので、デコーディングが不成功であると決定した場合、1610において、受信ノードは、例えば、干渉を示す(「干渉制限インジケータ」として示される)メッセージ(例えば、NACKメッセージ)を送信することができる。送信ノードは、1612において、干渉制限状況に関係するメッセージを受信すると、または受信ノードからの信号品質メッセージに基づいて干渉制限状況を決定すると、反対方向におけるLBTのためのパラメータを調整することができる。パラメータの調整は、ビームパターンを増加させること、ビームの数を増加させること、および/またはEDしきい値を低減することを含むことができる。調整は、受信ノードからの報告に基づいて、動的に、リアルタイムに更新することができ、後続の送信と関連付けられたLBTのために使用することができる。
図19にさらに示されるように、干渉があるとすれば、1614において、送信ノードは、ペアをなす方向において、次のLBT(1612において実行された調整を用いるLBT)を試みることができる。1616において、ペアをなす方向におけるLBTの結果は、チャネルがビジーであることを示すことがある。したがって、1618において、送信ノードは、データ送信を延期し、次のチャネルアクセス試行の前に、DIFS+バックオフ時間の間、待つことができる。1620において、送信ノードは、(LBTを実行することによって)再びチャネルにアクセスすることを試み、チャネルがクリアであるとセンスすることができる。1622において、送信ノードは、データ送信を開始することができる。1624において、受信ノードは、送信されたデータを受信し、それをデコードすることができる。1626において、データが、送信ノードにおいて送信のために再び利用可能であるとき、送信ノードは、1628において、データ送信より前に、調整されたパラメータを用いてLBTを再び実行して、チャネルがクリアであるかどうかを決定することができる。1630において、ペアをなす方向における、調整されたLBTが、チャネルがクリアであることを示す場合、1632において、送信ノードは、データ送信を開始することができる。1634において、受信ノードは、送信されたデータを受信し、それをデコードすることができる。
上述されたように、「干渉制限インジケータ」メッセージは、NACKであるか、受信ノードにおいて経験される干渉制限状況に関係することができる任意の他のメッセージであるか、または送信ノードが、干渉制限状況が発生したと決定することを可能にすることができる任意の他のメッセージであることができる。
いくつかの実施形態においては、送信ノードは、反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBT中にキャプチャされた情報(例えば、センスされた電力/エネルギー)を使用して、例えば、送受信戦略の最適化などすることができる。例えば、送信ノードは、反対方向におけるLBTについてマルチしきい値ED手順を使用し、適合MCS選択を実行し、および/または反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBT中にセンスされた電力の関数として調整されることができる電力制御機構を実施することができる。
反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBT中にセンスされた電力は、送受信戦略を調整するために使用することができる。戦略調整は、例えば、受信ノードの方へ向かう送信のみが許可されることができるが、受信ノードから送信ノードの方へ向かう送信(逆方向)は許可されないような、反対方向におけるLBTについてマルチレベルEDしきい値手順を採用すること、反対/補足の方向におけるLBT中にセンスされた電力ごとに送信ノードにおいて変調および符号化方式(MCS)を選択すること、および/または反対方向におけるLBT中にセンスされた電力に基づいて、送信ノードにおいて電力制御を調整することを含むことができる。
送信ノードは、反対方向におけるLBTについて2しきい値ED手順を使用することができ、2つのEDしきい値は、TH1およびTH2であり、TH1>TH2。反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBTにおいて検出された電力がTH1を超える場合、送信ノードの送信を延期させることができる。反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBTにおいて検出された電力が、TH2を超えるが、TH1を超えない場合、送信ノードの送信は許可することができるが、受信ノードからの送信(逆方向)は許可することができない。
反対方向におけるLBTについての2しきい値ED手順は、送信ノードから受信ノードへの送信は許可する(例えば、依然として許可する)が、逆方向リンク送信は許可することができないために使用することができる。これは、知覚された反対方向の干渉測定に起因することができる。例えば、ダブルしきい値方式においては、測定された干渉レベルが、反対方向のためのより高いしきい値を上回る場合、対象受信ノードは、アップリンクトラフィックを送信することを許可することができない。受信ノードは、低い送信レートにおいて、データを受信することを許可することができる(それは、反対方向における干渉ノードからの受信された干渉に起因して、低い信号対干渉プラス雑音比(SINR)を有することがある)。受信ノードから送信ノードへの送信(逆方向)は、例えば、ACK/NACKを送信することを除いて、防止することができる。これにより、APおよび/またはSTAへの干渉生成を回避することができる。EDしきい値は、受信ノードから送信ノードの方に向かう送信のための電力制御を示すことができる。
送信ノードは、反対方向に向かうLBT EDにおいてセンスされた電力レベルに依存することができる、適合MCS選択を実施することができる。例えば、反対方向におけるLBTが、チャネルをビジーとして示す場合、送信機-受信機リンクにおけるチャネル状態が好ましい場合でも、送信ノードは、反対の(すなわち補足のペアをなす)方向におけるLBTにおいてセンスされた電力に基づいて適合されることができる、より低いMCSにおいて送信することができる。これは、受信ノードが干渉された場合でも、デコーディングが、受信ノードにおいて可能であり得るような仕方で実行することができる。送信ノードからの送信は、送信ノードがAP/STAに干渉できないので、許可することができる。
送信ノードは、送信電力(例えば、電力制御)を調整するために、反対方向におけるLBTにおいて、センスされた電力レベルを使用することができる。反対方向におけるLBTが、チャネルをビジーとして示す場合、送信ノードは、受信ノードにおいて干渉があり得、(例えば、実現可能である場合は)送信ノードの送信電力を増加することができることを知る。
図20は、いくつかの実施形態に従った、反対方向におけるLBTに基づいた送信戦略を調整するための例示的なフロー図1700である。図20は、反対方向におけるLBTを用いてチャネルがビジーであることがセンスされた後に、送信ノードにおける送信戦略が、反対方向におけるLBT中にセンスされた電力/エネルギーに基づいて、調整されるケースと関連付けられた特徴を例示している。いくつかの実施形態においては、送信ノードは、相応にMCSまたは送信電力を調整することができ、それにより、受信ノードにおける成功したデコーディングが可能になることができる。
図20を参照すると、1701において、データが、送信ノードにおいて送信のために利用可能であるとき、1702において、送信ノードは、受信ノードの方向および反対方向などの、ペアをなす方向においてLBTを実行することができる。1704において、ペアをなす方向におけるLBTが、チャネルがクリアであることを示す場合、送信ノードは、1706において、受信ノードの方へ向かうデータ送信を開始することができる。1708において、受信ノードは、送信されたデータを受信し、それをデコードすることができる。1710において、データが、送信ノードにおいて送信のために再び利用可能であるとき、1712において、送信ノードは、ペアをなす方向においてLBTを再び実行し、その結果、1714において、チャネルがビジーであると決定することができる。1716において、送信ノードは、反対方向においてセンスされた電力に基づいて、送信戦略を調整する(例えば、MSCおよび/または送信電力を調整する)ことができる。その後、1718において、送信ノードは、データ送信を開始することができる。1720において、受信ノードは、送信されたデータを受信し、それをデコードすることができる。
いくつかの実施形態においては、本明細書において説明される技法を組み合わせることができる。例えば、適合MCSを、マルチしきい値ED手順と組み合わせることができる。EDしきい値は、TH1>TH2>TH3であることができる。反対方向におけるLBTにおいて検出された電力がTH1を超える場合、送信ノードの送信を延期させることができる。反対方向におけるLBTにおいて検出された電力が、TH2を超えるが、TH1を超えない場合、送信ノードの送信は、センスされたエネルギーに従って、適合されたMCSを用いて許可することができる。受信ノードからの送信は許可することができない。反対方向におけるLBTにおいて検出された電力が、TH3を超えるが、TH2を超えない場合、送信ノードの送信は、センスされたエネルギーに従って、適合されたMCSを用いて許可することができる。受信ノードからの送信は、強制的な電力制御を用いて許可することができる。意図されたLBT方向への反対方向における干渉が、(例えば、最も高い)しきい値よりも高くなった場合、受信ノードは、逆方向において、ACK/NACKメッセージを送信することを許可することができ、なぜならば、これらのメッセージの期間(duration)は、有意でないことがあり、干渉ノードに最小の影響しか及ぼさないからである。このケースにおいては、正規の逆方向リンク送信は、許可することができない。
DL/UL MCS選択は、例えば、本明細書において説明されるように、受信ノードにおける、測定された干渉および/または予想される影響に適合させることができる。送信ノードと受信ノードとの間で交換される情報は、送信ノードおよび受信ノードに知られ得る、ショートメッセージングまたはアプリオリに確立されたデフォルト値を介して実現することができる。
EDしきい値は、以下のうちの1つ以上を使用して決定することができる。TH1は、最も低い測定可能な電力レベルを決定することができる。このレベルは、WiGig領域において定義されたCCAしきい値レベルとして設定するか、または受信機のセンシティビティに基づいて設定することができる。最も高いしきい値は、WiGigデバイスが、非WiGig波形から干渉を測定するときの、WiGig領域における高いしきい値として設定することができる。CCAが、チャネルがビジーであることを示す場合、WiGigデバイスは、それらのパケットの送信をバックオフすることができる。最も高いしきい値レベルは、対象(受信)ノードにおける、最小の知覚されるSIRにマッピングすることができる。例えば、図17Aにおいて、gNBは、APの電力レベルを測定し、順方向におけるAPのパケット送信によって引き起こされることがある、UEにおける対応する最も高い干渉レベルを予測する。干渉は、UEにおいて制限されることができ、UEにおけるSIRは、最小になることができる。最も高いしきい値は、gNBからUEへの持続可能なDLトラフィックを可能にすることができる、UEにおける予測SIRを基準とすることができる、(例えば、最小の)MCSインデックス選択にマッピングするしきい値として定義することができる。UEにおけるSIRは、図17Aに示されるように、干渉物(例えば、AP)と、送信ノード(例えば、gNB)との間の距離に起因して、(例えば、常に)正になることができることが、予想されることができる。中間のしきい値は、対象受信ノードにおける(例えば、推定される)SIR変動に基づくMCS選択を反映するように、設定することができる。
図21は、いくつかの実施形態に従った、マルチEDしきい値実施と関連付けられた例示的なフロー図1800である。図21は、送信機から受信機および受信機から送信機の送信認可/禁止を、反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBT中にセンスされた電力、および2つの事前定義されたEDしきい値に対するそれらの関係に基づいて、決定することができる、2EDしきい値手順を例示している。図21は、反対方向におけるLBT中にセンスされた電力に基づくことができる、送信ノードから受信機への送信は許可することができるが、受信機から送信ノードへの送信は許可することができない、マルチEDしきい値実施と関連付けられた特徴を例示している。マルチEDしきい値手順においては、シグナリングを使用して、逆方向(受信機から送信機)における送信がいつ許可することができないかを示すことができる。
図21を参照すると、1801において、データが、送信ノードにおいて送信のために利用可能であるとき、1802において、送信ノードは、受信ノードの方向および反対方向などの、ペアをなす方向においてLBTを実行することができる。1804において、実行されたLBTに基づいて、送信ノードが、反対方向における電力が(「ED TH2」と以下で呼ばれる)EDしきい値2よりも低いことをセンスした場合、送信ノードは、1806において、受信ノードの方へ向かうデータ送信を開始することができる。1808において、受信ノードは、送信されたデータを受信し、それをデコードすることができる。1810において、データが、送信ノードにおいて送信のために再び利用可能であるとき、1812において、送信ノードは、ペアをなす方向においてLBTを再び実行し、1814において、反対方向における電力が、ED TH2を超えるが、(「ED TH1」と以下で呼ばれる)EDしきい値1を超えないことを、センスすることができる。1816において、送信ノードは、データ送信を開始することができ、1818において、受信ノードは、送信されたデータを受信し、それをデコードすることができる。その後、またはデータ送信とほぼ同時に、1820において、送信ノードは、受信ノードから送信ノード(RXからTX)の送信を許可することができないというインジケータを受信ノードに送信することができる。
1822において、データが、送信ノードにおいて送信のために再び利用可能であるとき、1824において、送信ノードは、ペアをなす方向においてLBTを繰り返し、1826において、反対方向における電力がED TH1を超えることを、センスすることができる。その結果、1828において、送信ノードは、データ送信を延期し、次のチャネルアクセス試行の前に、DIFS+バックオフ時間の間、待つことができる。1830において、送信ノードは、ペアをなす方向において別のLBTを実行し、1832において、反対方向におけるその電力が、今やED TH2よりも低いことをセンスすることができる。それに応じて、1834において、送信ノードは、データ送信を開始することができる。1836において、受信ノードは、送信されたデータを受信し、それをデコードすることができる。
いくつかの実施形態に従うと、EDしきい値調整は、干渉信号の到来角(AoA)に基づくことができる。例えば、送信ノードが、UEであり、受信ノードが、gNBであるとき、および反対方向におけるLBTビーム幅が、(例えば、UEにおけるハードウェア制限に起因して)gNBビーム幅に一致するように低減されることができないとき、送信ノードは、干渉信号のAoAの関数として、反対方向におけるLBTについてのEDしきい値を設定することができる。
図22は、いくつかの実施形態に従った、反対方向におけるLBTについての、到来角推定の使用と、EDしきい値を変化させることの例を例示している。例えば、図22においては、AP1900(「AP2」としても示される)からの信号は、AP1904(「AP1」としても示される)からの信号のAoA(AoA1)とは異なることがある、AoA(AoA2)でUE1902に到着する。AP1904は、gNB1906のRxビームボアサイト内にあることができるが、AP1900は、そうでないことがある。この状況においては、AoA2から到着する信号のEDしきい値は、AoA1から到着する信号のEDしきい値よりも大きくなることがある。UE1902におけるペアをなすLBTは、AP1904の存在の下では送信を防ぐことができるが、AP1900の存在の下では送信を防がないことがある。
いくつかの実施形態においては、LBTは、受信ノードからの補助を受けることができる。例えば、送信ノードが、受信ノード方向と、1つ以上の反対の(例えば、補足のペアをなす)方向において、同時のLBTを実行する能力を有しない場合に、受信ノードは、送信ノードを補助して送信が許可されるかどうかを決定することができる。例えば、(図22に示される構成におけるように)送信ノードが、UEであり、受信ノードが、gNBである場合、UEは、マルチ指向性で同時のLBTを実行することが可能でないことがあり、gNBは、UEを補助することができる。
いくつかの実施形態に従うと、受信ノード(例えば、gNB)は、送信ノード(例えば、UE)の方向においてLBTを実行することができ、送信ノード(UE)は、受信ノード(gNB)の方向においてLBTを実行することができる。gNBは、反対方向におけるキャリアセンスをカバーすることができ、調整は、UEからgNBへのデータ送信を開始することを可能にするために、両方のノード(例えば、gNBとUE)を含み、チャネルがアイドルであることをセンスすることができる。
図23は、いくつかの実施形態に従った、受信ノードからのLBT補助を例示する例示的なフロー図200である。図23は、それにより、受信ノード(gNB)が送信ノード(UE)にLBT補助を提供することができる特徴を例示している。
図23においては、UEは、gNB方向に向かってクリアチャネルをセンスした後に、gNB補助を要求することができる。より詳細には、2001において、UEは、gNBに発見情報を送信することができる。発見情報は、UEが同時マルチ指向性LBTを実行することが可能であるか否かのインジケーションを含むことができる。UEが、同時マルチ指向性LBTを実行することが可能でない場合、2002において、gNBからの補助が(gNBにおいて)アクティブにされる。データが、UEにおいて送信のために利用可能であるとき、2004において、UEは、2006において、受信ノードの方向において(gNBの方向において)LBTを実行することができる。2008において、受信(RX)方向におけるLBTが、チャネルがクリアであることを示す場合、2010において、UEは、gNBに補助要求を送信する。補助要求は、受信ノードからのLBT補助についての要求を示す、任意の適切なメッセージの形態であることができる。UEから補助要求を受信すると、2012において、gNBは、送信ノード(UE)の反対方向をカバーすることができる、送信ノードの方向において(UEの方向において)LBTを実施することができる。2014において、gNBが、チャネルが送信(TX)方向においてクリアであることを見つけた場合、2016において、gNBは、(例えば、任意の適切なメッセージを使用して)その方向におけるクリアチャネルを示すインジケーションをUEに送信することができる。2018において、UEは、RX方向においてLBTを繰り返すことができ、2020において、UEが、チャネルがクリアであることをセンスした場合、UEは、2022においてデータ送信を開始する。2024において、gNBは、送信されたデータを受信し、それをデコードすることができる。
2026において、データが、UEにおいて送信のために再び利用可能であるとき、2028において、UEは、RX方向において別のLBTを実行することができる。2030において、RX方向におけるLBTが、チャネルがクリアであることを示す場合、2032において、UEは、gNBに別の補助要求を送信する。応答して、2034において、gNBは、TX方向において別のLBTを実行して、UEの反対方向をカバーする。2036において、TX方向におけるLBTが、チャネルがビジーであることを示す場合、2038において、gNBは、UEへの何らかの送信を延期し、次のチャネルアクセス試行の前に、DIFS+バックオフ時間の間、待つことができる。2040において、TX方向におけるLBTが、チャネルがクリアであることを示すと、2042において、gNBは、その方向におけるクリアチャネルを示すインジケーションをUEに送信し始めることができる。2044において、UEは、RX方向においてLBTを繰り返すことができ、その結果、2046において、UEが、チャネルがクリアであることをセンスした場合、UEは、2048においてデータ送信を開始する。2050において、gNBは、送信されたデータを受信し、それをデコードすることができる。
いくつかの実施形態においては、反対方向におけるLBTについての送信ノードのパラメータの最適化と関連付けられた特徴が、提供されることができる。
より詳細には、いくつかの実施形態においては、単一の反対方向、例えばdir+180°において単一のビームが使用されるケースにおいて、提案されるペアをなすLBTについての送信ノードのパラメータを最適化する特徴が提供されることができる。以下の例は、DL通信、gNB(送信ノード)からUE(受信機)について説明されるが、UL通信にも適用可能であり得る。反対方向におけるLBTについてのgNBビームパラメータは、過剰な露呈したノードを回避しながら、解決された隠れノードの数を最大にすることを試みて、最適化することができる。反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBTについての、gNBにおけるEDしきい値は、反対方向におけるLBTについての正の検出領域が、解決された隠れノードの領域と重複することができるように、最適化することができる。経路損失(パスロス:PL)は、
によってモデル化することができ、αは、2から6の間の値をとることができる経路損失べき指数であり、fcは、キャリア周波数であることができ、cは、光速であることができ、dは、メートルでの2つのノード間の距離であることができる。距離にわたる信号分散を考慮すると、ノードjからノードiにおける平均受信信号電力は、
であることができ、GT(j)、PT(j)、GR(i)は、それぞれ、ノードjにおける送信アンテナ利得、ノードjにおける送信電力、およびノードiにおける受信アンテナ利得を示すことができる。UE Rxビーム領域は、gNBの方へ向けられた半径rおよび角度θRxのセクタによって与えることができる。半径は、次のように計算することができる。
o・Wは、雑音電力を示すことができ、GTx,AP,mは、APメインローブ利得であることができ、PTx,APは、AP送信電力を指す。UEのビーム幅θRx内にあるAPは、UEに干渉しないために、それから(例えば、少なくとも)rメートル離れることができる。
いくつかの実施形態においては、反対方向におけるLBTについてのビーム(θsup、Gsup,m)の最適化を実行することができる。図24は、いくつかの実施形態に従った、反対方向におけるLBTについての、ビーム幅調整の例を例示している。これにより、解決された隠れノードの数を最大にすることができ、新たに露呈したノードの生成を回避することができる。これは、反対方向におけるLBTについての、メインローブビーム幅を調整することによって、実行することができ、これにより、それは、図24に示されるように、UE2102のRxビーム領域をカバーする。gNB2100のセクタの角度は、それが、UE Rxビーム領域の境界をカバーすることを可能にするような角度になることができる。アンテナ利得は、ビーム幅調整から取得することができる。
反対方向におけるLBTのために使用されるメインローブビーム幅の閉形式の式は、
であることができ、dgNB-UEは、図24に示されるように、gNBからUEの距離であることができる。
本明細書において論じられるように、メインローブのビーム幅とアンテナ利得は、直接的に関係することがある。方位角領域と仰角領域において同じビーム幅をもつアンテナパターンは、
として記述することができ、Cは、3Dアンテナパターンのタイプ(例えば、楕円、長方形)に依存する定数であることができる。Gsup,mは、gNBにおけるアンテナ要素の数に依存する最大値を有することができる。θTxの値(gNB)は、θRxの値(UE)よりも低くなることができ、調整は、θsup>θTx(すなわち、実現可能なメインローブビーム幅)を提供することができる。
複数の事前定義されたビームが、(図15Bに示されるように)複数の反対方向において使用される場合、gNBは、解決された隠れノードのエリアを最大にするビームの数を選択することができる。過剰な露呈したノードはないであろう。
(例えば、本明細書において論じられる技法を使用して取得される)θsupおよびGsup,mの固定値があるとすれば、送信ノード(gNB)は、反対の(例えば、補足のペアをなす)方向におけるLBTについての正の検出領域が、解決された隠れノードの領域と重複することができるように(図17A参照)、反対方向におけるLBTについてのEDしきい値を調整することができる。これは、
の反対方向におけるLBTについてのしきい値電力を考慮することによって取得することができる。反対方向におけるLBTについてのEDしきい値を調整するために使用することができる、この式は、(例えば、図17Bに示されるように)事前定義されたビームパターンをもつ複数のビームが、複数の反対の(例えば、補足のペアをなす)方向において使用される場合、適用することができる。
上記では、例えば、極めて指向性のシステムを用いて、免許不要帯域において動作しているときに起こることがある、指向性隠れノード問題を緩和することに向けられた実施形態を含む、様々な実施形態について説明された。しかしながら、それらの実施形態は網羅的でなく、他の実施形態においては、追加の変形形態、実施、構成、手順などが、本開示の範囲内において可能である。
いくつかの実施形態に従うと、例えば、サブ6GHzおよび/またはミリ波免許不要帯域などにおける、複数の免許不要帯域における空間再利用を有効化する、調整されたLBT機構のための方法、システム、およびシグナリングが、本明細書において開示される。いくつかの実施形態においては、本明細書において開示される方法は、例えば、同じもしくは関係するRAT(無線アクセス技術)と、および/または1つ以上のオペレータ(例えば、セルラ/無線キャリア)と関連付けられたノード間の使用のための調整手順を提供して、例えば、1つ以上の免許不要帯域におけるLBT要件または規制に準拠するかまたはそれを満たしながら、イントラRAT LBTブロッキングを防止する(例えば、回避する)(または、少なくともその尤度を低減する)。
例えば、送信調整(またはノード間の送信の調整)を概して実施することが可能である同じRATの、異なるノード間の調整されていないLBT機構は、不要なLBTブロッキングを生じることがある。それは、劣悪なチャネル利用をさらに生じることがある。セルラネットワークは、いくつかの干渉管理技法(例えば、適合レート制御、電力制御、多地点協調(CoMP)、高度セル間干渉調整(eICIC)など)を利用して、例えば、単一のRAT(例えば、特定のオペレータ/無線キャリアからのNR)の、ノード内のセル間干渉を緩和することによって、再利用(例えば、無線リソース(例えば、周波数、時間など)の再利用)、例えば、1つの完全な再利用を可能にするように通常は設計される。
したがって、概して、免許不要スペクトルにおいて送信のために調整されることができる同じRATのデバイス(例えば、同じRATの、そしておそらくは、同じオペレータのノード)の間で、LBTに起因して送信をブロックすることは不要であることがある。しかしながら、例えば、5GHzおよび60GHz免許不要帯域の規制は、LBTの実施を要求する。
図25Aおよび図25Bは、それぞれ、いくつかの実施形態に従った、(A)異なるRATのノード、および(B)同じRATのノードに対するLBTブロッキングの例を例示している。
図25Aの例においては、AP2200(「AP1」としても示される)は、チャネルにアクセスしており、次いで、MCOT中に、gNB2202がLBTを用いてチャネルをビジーとしてセンスするので、gNB2202(「gNB1」としても示される)の送信をブロックする。したがって、gNB2202は、図25Aに示されるように、AP2200の送信が終了して、バックオフ手順が完了するまで、待つ必要がある。その後、チャネルがクリアであるとき、gNB2202は、チャネルに最終的にアクセスすることが可能である。これは、例えば、典型的な手順である。
しかしながら、図25Bにおいては、同じRAT、例えば、gNB2202のオペレータと同じオペレータのノードであることができる、gNB2204(「gNB2」としても示される)は、チャネルにアクセスしており、直線をなす送信およびLBTキャリアセンスに起因して、gNB2202の送信をブロックしている。このケースにおいては、典型的なセルラ動作であることができるものの下で、セルラネットワークが、(例えば、少なくとも、同じRATおよびオペレータのノードの合間で)干渉を管理することが可能である有効な調整戦略と併せて、完全な再利用を通常に可能にすることができるとき、gNB2202は、図25Bに示されるように、送信を延期する必要がある。図25Bの例においては、LBTブロッキングは、それが、例えば、空間再利用を妨げるような、悪影響を有することがある。概して、いくつかの実施形態においては、空間再利用は、異なるロケーションにおいて時間および周波数リソース利用を有効化することを指す。この点について、例えば、干渉ビームは、無線リソースの空間再利用を(例えば、衝突に起因して)防止することがある。
同じRATのノード内の送信のLBTブロッキングの問題を回避するために、ネイバーTRPをグループ化し、ジョイントチャネルアクセスのためにそれらを自己延期して、それらが、確保信号の使用または送信自体のいずれかによって、互いにブロックしなくなるようにするための、解決策が提案されている。例えば、非特許文献1を参照されたい。
しかしながら、自己延期技法が提示することがある主要な課題は、自己延期期間中に、別のノードがチャネルにアクセスすることがあることである。また、この技法は、同時アクセスに対処するが、ノードがすでにチャネルにアクセスしているケースには対処せず、(例えば、図25Bに示されるように)同じRAT内のノードの近隣送信をブロックすることがあることに留意されたい。
例えば、調整された送信に概して従う同じRATの(および/または同じオペレータの)、ノード内のLBTブロッキングは、LAAにおいて、解決される必要がある問題のままである。Wi-FiおよびWiGigなどの、いくつかの通信技術は、LBTブロッキングが概して許可され、ノードも送信のために調整しないように、コンテンションを採用する。
したがって、スケジュールされた手法に通常は従うLAAおよびNR-U(または免許不要スペクトルへの5G NRベースのアクセス)に対する改善が望ましいことがある。
いくつかの実施形態に従うと、調整されたLBTシグナリングが開示される。いくつかの実施形態においては、例えば、すでに利用可能な技法(例えば、CoMP、eICICなど)のうちのいくつかを使用して、LBT調整の後に送信調整が適用されることが可能であると仮定して、LBT調整を実施して、バックオフ手順を調整することができる。
いくつかの実施形態においては、gNB(例えば、図25Bに示されるgNB1)は、チャネルを占有するノードが、例えば、同じRATを使用するノード(例えば、図25Bに示されるgNB2)であることを検出したとき、gNBは、例えば、NRにおけるようなXnインターフェース(またはLTEにおけるようなX2インターフェース)を介して、そのノードにメッセージを送り届けて、不要なLBTブロッキングを回避しようと努める、LBT調整を要求することができる(本明細書においては「LBT-C-RQ」と呼ばれる)。図26は、いくつかの実施形態に従った、LBT調整のシナリオの例を例示している。
LBT-C-RQを受信するノード(例えば、Xnインターフェース2304を介してgNB2302(「gNB1」としても示される)からLBT-C-RQ2306を受信する図26のgNB2300(「gNB2」としても示される))は、LBT-C-RQを受け付けるかまたはそれを拒否することができる。受け付けた場合、いくつかの実施形態においては、受付けノードは、例えば、バックオフを完了するためのLBT調整が実行されることになるかまたは実行されることができる1つ以上の仕方を含むかまたはそれらが付随する、(例えば、任意の適切な受付けメッセージの形態の)受付けを返送する。さらに、いくつかの実施形態においては、受付けはまた、送信調整の開始時間と、LBTバックオフ手順が完了した後に適用することができる送信調整戦略とを示すことができる。
いくつかの実施形態においては、同じRATのデバイスの存在の検出は、同じRATのノードが、それら自体のRATメッセージ(例えばPDCCHまたはeDRTS(高度指向性RTS))をデコードすることが概して可能である、という仮定に基づくことができる。
ノードがチャネルへのアクセスを得ると、時間、周波数、空間、電力、および/またはレートなどの、複数の領域において、送信調整を実行することができる。しかしながら、いくつかの実施形態においては、LBTバックオフ手順を完了するために、何らかのレベルおよび/または形態の送信調整が必要なことがあることに留意されたい。いくつかの実施形態においては、LBT調整は、周波数領域または時間領域のいずれかにおいて行うことができる。図27Aおよび図27Bは、それぞれ、いくつかの実施形態に従った、(A)周波数領域および(B)時間領域におけるLBT調整の例を例示している。
さらに、いくつかの実施形態においては、他のRATに対する公平性を改善するために、LBT調整を、MCOT内で(例えば、MCOT内でのみ)行うことができる。
周波数領域LBT調整(図27A参照)では、いくつかの実施形態においては、LBTバックオフを完了し、その後、送信のための任意の適切な送信調整戦略を使用するための
初めに、gNB2は、gNB1から、LBT-C-RQ2400および、例えば、バックオフ時間のインジケーションを受信すると、ある期間の間、いくつかのリソースブロック(RB)またはBWP(帯域幅パート)を解放することができ、周波数関係の調整受付け(メッセージ)2402を通してそのようにgNB1に示すことができる(本明細書においては「LBT-C-A-f」と呼ばれる)。gNB2はまた、例えば、限定はされないが、解放されるリソース、送信調整戦略、送信調整の開始時間、および/またはMCOT限界までの時間などの、パラメータのインジケーションを提供することができる。これらのパラメータの一部または全部は、LBT-C-A-f2402において示されるか、あるいは、LBT-C-A-f2402から別々に送信されることができる。その後、gNB1は、gNB2から情報/メッセージを受信すると、広帯域LBTから、gNB2によって解放された示された周波数リソース(またはBWP)内のBWP LBT(またはサブバンドLBT)に変化することができる。
上記で説明された例示的な周波数領域LBT調整手順においては、いくつかのRBの解放、およびそれらのRBにおいてBWP LBTを実施する能力を有するgNB1は、(i)gNB1が、適用可能な免許不要スペクトル規制に従ってLBTバックオフ手順を完了することを可能にし、(ii)その後、空間再利用を活用することによって(例えば、アロケートされたBWP内で空間再利用を十分に活用することによって)送信することができる。
時間領域LBT調整(図27B参照)では、いくつかの実施形態においては、LBTバックオフ(b)を完了し、その後、送信のための任意の適切な送信調整戦略を使用するための、例示的な手順は、例として次の通りであることができる。
初めに、gNB2は、LBT-C-RQ2404および、例えば、バックオフ時間のインジケーションを受信すると、例えば、LBTバックオフを完了するために必要とされることがあるOFDMシンボルを解放し、時間関係の調整受付け(メッセージ)2406を通してそのようにgNB1に示すことができる(本明細書においては「LBT-C-A-t」と呼ばれる)。LBT-C-A-t2406はまた、例えば、限定はされないが、送信調整の開始時間、送信調整戦略、および/またはMCOT限界までの時間などの、パラメータを示すことができる。あるいは、これらのパラメータの一部または全部は、LBT-C-A-t2406から別々に提供されることができる。その後、gNB1は、gNB2から情報/メッセージを受信すると、広帯域LBTを使用し続けることができる。
いくつかの実施形態においては、上記で説明された例示的な時間領域LBT調整手順においては、送信調整は、例えば、全(またはフル)帯域幅(BW)内で、空間再利用を活用することによって行うことができる。しかしながら、LBT周波数領域調整と比較すると、LBT時間領域調整においては、別のノードが、解放された時間リソースにおいてチャネルにアクセスする(または少なくともアクセスすることを試みる)ことがあり得ることが可能であることがある(図27(B)参照)。いくつかの実施形態においては、このまたは同様の種類のアクセスが行われた場合、それは、「イントラRAT共有MCOT」の形態として扱うことができる。このケースにおいては、解放される時間は、数マイクロ秒(例えば、共有MCOTにおけるように、25μs)程度に低くなり、LBTを完了するのに十分であることができる。
例示的な実施形態に従うと、時間領域および/または周波数領域LBT調整においては、(例えば、gNB1における)バックオフにおいて残存している時間は、それぞれ、LBT-C-RQ2400および/または2404と同時にまたは一緒に送信されることができ、したがって、gNB2は、gNB1がLBTを完了するために、解放されるリソース(例えば、BWPまたはいくつかの時間シンボル)を適切に構成することが可能である。また、LBT-C-Aと一緒にまたは同時に、バックオフを完了するために解放されるBWPおよび/または解放される時間シンボルが指定され、ならびに、開始時間+例えば、完全な再利用を可能にすることができる調整戦略+終了時間(MCOT限界)に関する情報が指定される。
例えば、NR-U動作に関係する値に基づいて、提案されるLBT調整の実施が、NR-Uのために実現可能になることができる。免許不要60GHz帯域のMCOTは、9msの値をとる。例えば、非特許文献2を参照されたい。μ=4(すなわち、SCS=240kHz)のヌメロロジを仮定すると、これは、MCOT内に16×9=144個のスロットを生じる。したがって、デコード可能である場合、gNB1がgNB2からのPDCCHをデコードするのに、144回の機会がある。60GHz帯域用の(例えば、非特許文献2に従った)CCAスロットは、5マイクロ秒のCCAスロットである。したがって、この例に従うと、gNB1は、9ms+バックオフ(X×5マイクロ秒)の間待つ代わりに、gNB2からのPDCCHをデコードすることによって、チャネルにアクセスすることができる(例えば、高々1つのスロット、すなわち、μ=4では62.5μs+調整+バックオフ(X×5マイクロ秒))。
有利には、本明細書において説明されるいくつかの実施形態は、空間再利用を提供するだけではなく、チャネルアクセス遅延を低減することもできる。
加えて、5G NRは、例えば、基地局間の通信(例えば、gNB-gNB)のために使用される、Xnインターフェース(例えば図26のXnインターフェース2304参照)を利用する。本明細書において開示されるいくつかの実施形態は、Xnインターフェースの使用との互換性がやはりあるかまたはそれに適切である、LBT調整と関連付けられたシグナリングをさらに提供する。
例示的な一実施形態においては、調整されたLBT要求シグナリング(本明細書においては「LBTRS」と呼ばれる)が、開示される。LBTRSは、例えば、gNBと共有されたRATからのノードの存在に起因して、ビジーチャネルを検出するgNBによって、Xnを通して送信されることができる。LBTRSは、(限定はされないが)以下の情報:(i)MCOT内のイントラRAT LBT調整についての要求(LBT-C-RQ)、(ii)残存バックオフ時間、(iii)要求元gNB識別、および/または(iv)被要求gNB識別を含むことができる。
例示的な一実施形態においては、調整されたLBT有効化シグナリング(本明細書においては「LBTES」と呼ばれる)が、開示される。LBTESは、チャネルを占有し、LBTRSを受信するgNBによって、Xnを通して送信されることができる。さらに、LBTESは、(限定はされないが)以下の情報:(i)バックオフを完了するための周波数領域LBT調整受付け(LBT-C-A-f)、(ii)周波数領域における解放されたリソース(例えば、BWP)、(iii)バックオフを完了するための時間領域LBT調整受付け(LBT-C-A-t)、(iv)送信調整の開始時間、(iv)送信調整戦略(時間、周波数、電力、空間、CoMPなど)、(v)MCOT限界までの時間、(vi)要求元gNB識別、および/または(vii)被要求gNB識別を含むことができる。
上記のシグナリングにおいては、例えば、LBTRSにおける、要求元gNB識別(例えば、gNB1のID)、および被要求gNB識別(例えば、gNB2のID)の使用は、例えば、所与のRATのノードのすべて(例えば、gNBのすべて)の方に向けられるのではなく、特定のgNB間の調整を可能にする。
加えて、いくつかの実施形態においては、gNBがチャネルへのアクセスを得ると、それは、そのチャネルが、例えば、同じRATの、別のgNBによってビジーである/アクセスされるかどうかを、例えば、近くのgNBの一部の検出を容易にするためのチャネルアクセスのインジケータを通して、近くのgNB(例えば、同じRATのgNB)に通知することができる。
LBT調整に対する他の提案される手法(例えば、上述されたような、チャネルアクセスの前の自己延期手法)とは対照的に、本明細書において開示されるいくつかの実施形態は、例えば、送信のために調整されることが可能な同じRATのTRPの進行中の送信を検出した後に、シグナリングを提供して、(時間においてまたは周波数(例えば、BWP)において)LBTバックオフ手順の調整について要求することができる。いくつかの開示される実施形態においては、(例えば、示された場合は、広帯域LBTからBWP LBTへの変化を暗示することができる)受け付けられたLBTバックオフ調整の種類またはタイプを、さらにシグナリングすることができ、それにより、ノードは、例えば、送信調整のために、全BWにおいて、またはBWPのみにおいて、自己延期することができる。
さらに、本明細書において開示されるいくつかの実施形態は、免許不要帯域/スペクトルにおいて、異なるRATの間で公平性を保証するための仕方を提供する。
より詳細には、免許不要ミリ波帯域において公平なマルチRAT共存を保証するために、3GPPにおけるNR-Uのために、例えば、2つのLBT解決策:(i)無指向性LBT(本明細書においては「omniLBT」とも呼ばれる)、および(ii)指向性LBT(本明細書においては「dirLBT」とも呼ばれる)、が考慮されている。それらの2つの解決策は、物理キャリアセンスのタイプに関して異なる。OmniLBTは、無指向的にセンスするが、dirLBTは、意図されたRXの方に向けて指向性方式でセンスする。例えば、非特許文献3を参照されたい。
しかしながら、それらの手法には、いくつかの短所が存在することがある。図28Aは、いくつかの実施形態に従った、無指向性LBTの挙動の例を例示している。図28Bは、いくつかの実施形態に従った、指向性送信/受信のための指向性LBTの挙動の例を例示している。
指向性送信では、無指向性LBTは、意図されたRXにとって有害な干渉を生み出さないであろう方向からの信号が検出された場合でも、送信が妨げられる(阻止される:prevented)ことがあるので、過剰な保護を引き起こすことがある(例えば、スペクトルを再利用することはできるであろうが、無指向性LBTによって妨げられている、TX2-RX2についての、図28A(上部)(直線をなさない送信のケース2450)に示されるような、露呈したノード問題)。多くの実施では、無指向性LBTは、例えば、図28A(下部)(直線をなす送信のケース2452)に示されるように、送信が空間において直線をなすときのみ、適切であることがある。
対照的に、指向性LBTは、それは典型的には、送信が行われる空間方向のみをセンスすることができるので、過剰な保護を生み出すことがない(図28B(上部)参照(直線をなさない送信のケース2454))。しかしながら、指向性LBTにおいては、他の進行中の近くの送信は検出されないであろう。したがって、指向性隠れノード問題は、図28B(下部)に示されるように、TX1の送信がRX2のアンテナボアサイト内にあるので、干渉を引き起こすことがある(直線をなす送信のケース2456)。
したがって、上記で論じられた手法は、(1)過剰な保護であり、空間再利用ができない、omniLBTベースの方式、および(2)空間再利用を可能にするが、いくつかの隠れノード問題の可能性がある、dirLBTベースの方式、という結果になることができる。これらのトレードオフは、直線をなさない(上部)送信、および直線をなす(下部)送信について、図28Aおよび図28Bに示されている。したがって、いくつかの実施においては、より最適な方式でLBT方式を利用することが有利であろう。
さらに、例えばモンテカルロシミュレーションを介して、(少なくとも性能に関して)指向性LBT、ペアをなすLBT(本明細書においては「pairLBT」とも呼ばれる)、および無指向性LBTの中からの最良の物理的キャリアセンス方式は、ネットワーク密度および採用されるビーム幅に従って変動することを示すことが可能である。例えば、低いネットワーク密度では、指向性LBTで十分なことがあるが、高いネットワーク密度では、無指向性LBTで十分なことがある。同様に、狭いビーム幅では、指向性LBTで十分なことがあるが、広いビーム幅では、無指向性LBTで十分なことがある。さらに、LBTモードを選択するときに、所与のLBTモードの複雑さを考慮に入れることができる。概して、例えば、無指向性LBTは、最も単純なLBTであると見なされることがある。
いくつかの実施形態に従うと、本明細書において開示される方法およびシステムは、図28Aおよび図28Bに例示されるように、例えば、指向性送信および受信のケースにおける、無指向性LBTおよび/また指向性LBTの使用と関連付けられた短所のうちの少なくともいくつかに対処する、LBT切り換え機構を提供する。
いくつかの実施形態においては、指向性LBTから無指向性LBTへの切り換えは、指向性LBTが、チャネルをアイドルとしてセンスしたが、隠れノード問題が発生したとき、行うことができる。いくつかのシステムにおいては、切り換えは、HARQ-ACKフィードバックに基づいて実行することができる。例えば、複数のHARQ-ACKフィードバックがNACKである場合、送信ノード(TX)は、無指向性LBTに切り換わることができる。さもなければ、それは、指向性LBTを続けることができる。NACKは、典型的には、不正確な受信が発生した(例えば、制御チャネルはデコードされたが、データはデコードできなかった)ときか、またはフィードバックが受信されない(例えば、LBTに起因して、例えば、制御チャネルがデコードできなかったか、またはNACKフィードバックが正確にデコードもしくはブロックされなかった)とき、決定されることがあることに留意されたい。
指向性LBTから無指向性LBTへの切り換えは、例えば、HARQ-ACKフィードバックなどの情報に基づいて実施することができる。より詳細には、いくつかの実施形態においては、送信ノードは、DL(ダウンリンク)ケースについて収集された情報を平均化することができる。例示的な一実施形態においては、gNBなどの、DLのケースにおける送信ノードは、UEからHARQ-ACKフィードバックを収集することができ、NACKの数が、所与の時間期間内にまたは一定数の受信されたHARQフィードバックにわたって、特定のしきい値を超えるときに、指向性LBTから無指向性LBTに切り換わることを決定することができる。
いくつかの実施形態においては、無指向性LBTから指向性LBTへの切り換えは、干渉状況に起因するのではなく、露呈したノードに起因するなどして、omniLBTが、チャネルへのいくつかの(例えば、所定数の、またはあるしきい値を超える数の)アクセスを妨げるとき、行うことができる。いくつかの実施形態においては、LBT切り換えは、以下で説明される以下の例示的な機構に従って、受信ノード(RX)からの報告された情報に基づいて、実行することができる。
例示的な機構においては、TX(送信ノード)は、omniLBTによって「ビジー」のステータスが決定されたチャネルアクセスを追跡することができ、それらの決定の特定の時刻を保存することができる。TXが、チャネルに成功裏にアクセスすることが可能であるとき、それは、妨げられたチャネルアクセスの時刻に関する情報をRXに送信することができる。その間に、RXは、無線リソース制御(RRC)接続モードにある間、TXからのデータ受信のためにそれが通常使用するであろうアンテナ構成またはビームを用いて、連続的ED(エネルギー検出)キャリアセンスを実行することができ、結果をメモリに保存することができる。RXは、TXからの受信された妨げられたチャネルアクセス時刻に基づいて、それらの時刻をEDキャリアセンスの結果と比較し、RXが、TXからのデータ受信のために使用されるアンテナ構成またはビームを使用して、しきい値よりも大きい信号エネルギーをセンスした場合は、TXに応答することができる。
RXからの応答に基づいて、TXは、次のように進むことができる。(i)他の近くの送信ノードの存在が、妨げられたチャネルアクセスの主な原因であるように思われる場合、TXは、omniLBTを使用し続ける(例えば、自律的に(もしくは少なくとも部分的に自律的に)そうすることを決定するか、またはそうするようにRXによって命令される)ことができる。(ii)他の近くの送信ノードが、妨げられたチャネルアクセスの主な原因であるように思われない場合、TXは、dirLBTに切り換わる(例えば、自律的に(もしくは少なくとも部分的に自律的に)そうすることを決定するか、またはそうするようにRXによって命令される)ことができる。
いくつかの実施形態においては、omniLBTから、例えば、dirLBTへの切り換えは、omniLBTの過剰保護のレベルまたは逃した送信機会の量を測定するための情報などの、新しい情報を必要とすることがあることに留意されたい。したがって、いくつかの実施形態においては、切り換えが進むことになる場合、omniLBT過剰保護を測定し、このようにして、例えば、dirLBTに、センシング方式を切り換えることを可能にするための手順を、使用することができる。
図29は、いくつかの実施形態に従った、無指向性LBT過剰保護検出のための手順2500を例示している。そのような手順は、例として、(i)送信ノード2502(「TX」としても示される)から送信されるセンシング情報2506、例えば、チャネルアクセスが試みられた(および、ビジーであると見つけられた)スロットおよび/もしくはOFDMシンボル(OS)インデックス(例えば、図29に示されるような、{x,y,z})、ならびに/または(ii)受信ノード2504(「RX」としても示される)から送信されたセンシング情報2506に対する応答2508を伴うことができる。この点については、複数の応答オプションが利用可能であることがあり、それのいくつかの例は、(1)センスされたノードが検出されたスロット/OSインデックス、(2)RX側においてチャネルがビジーであったとその間に見つけられた(図29に示されるような)試行2508の割合、および/または(3)(図29に示されるような)スイッチング(もしくは切り換え)インジケータ2510のうちの1つ以上を含む。
例えば図29に示されるように、メッセージ交換に基づいて、TXは、RXがセンスしなかった何かをそれがセンスしたかどうかを知ることができる(このケースにおいては、それは、例えば、LBT戦略を切り換えることができる)。送信ノードと受信ノードの両方が送信をセンスした場合、TXは、omniLBT(戦略)を使用し続けることができる。例えば、いくつかの実施形態においては、TXからのセンシング情報2506は、チャネルがセンスされ、omniLBTを使用してビジーであると決定されたときの、スロットまたはOFDMシンボルのインデックスを含むことができる。次いで、RXは、TXがチャネルがビジーとして決定した時間のうちのどのくらいが、RXによって同様にビジーとして決定されたかを決定することができる。RXは、例えば、割合または分数として、この情報を含む値で、TXに応答することができる(例えば、図29(左側)の割合2508参照)か、または切り換えインジケータを送信して(例えば、図29(右側)の切り換えインジケータ2510参照)、LBTモードを切り換えるようにTXに通知することができる。
DLのケースにおいては、(3)を報告すること(上記参照)は、より低いオーバーヘッドを有するが、(1)および(2)よりもTX側(例えば、UE側)に関してあまり詳細でない情報を提供する。いくつかの実施形態においては、基地局(例えば、eNB)は、セル内のすべての接続されたUEについてLBTモードを切り換えることができる。フォーマット(1)および(2)に基づくUE報告は、切り換え決定を行うために、フォーマット(3)に対して、追加の情報を基地局に提供することができるが、これらのUE報告フォーマットの使用は、例えば、(3)よりも高いシグナリングオーバーヘッドを要求することがある。いくつかの実施形態においては、特定のTxビームについて、受信される切り換えインジケータの数は、例えば、切り換えを実行するために、特定のしきい値を超えることを要求されることがある。ULのケースにおいては、TX(例えば、UE)が、異なるビームを通して異なるTRPと通信することがあるので、(1)、(2)、および/または(3)を報告することは、TX(例えば、UE)において平均化が要求されないので、等価であることがある。
さらに、いくつかの実施形態においては、LBT戦略を切り換えるために使用される、提案される機構は、例えば、(i)omniLBTからpairLBTへの切り換え(ソフトな変化)、(ii)omniLBTからdirLBTへの切り換え(omniLBTが、必要以上に逃したチャネルアクセス機会を生じると決定された場合における、急激な変化)、または(iii)pairLBTからdirLBTへの切り換えを含むことができる。
さらに、いくつかの実施形態においては、LBT切り換え手順は、例えば、DL(スケジュールされた)アクセス方式、SUL(スケジュールされた、ULグラントベースの)アクセス方式、および/またはAUL(ULグラントフリー)アクセス方式などの、NRのための様々なアクセス方式を伴うケースに拡張することができる。DLおよびSULは、典型的には、チャネルアクセスのためにAULよりも高い優先度を有するので、LBT方式は、例えば、omniLBTから他のどんなタイプのLBTにもLBT切り換え手順を有効化しないことによって、いくつかのタイプのチャネルアクセスおよびネットワーク密度、例えば、高密度ネットワークにおけるAULについては、無指向性になるように抑制することができる。
いくつかの実施形態に従うと、衝突のケースにおいて、指向性送信のためのコンテンションウィンドウサイズ(CWS)を変更するための方法およびシステムが、本明細書において開示される。
LAAにおいては、CWSは、HARQフィードバックに基づいて更新される。例えば、1つの基準サブフレームのHARQフィードバックの80%がNACKである場合、CWSは増加され、さもなければ、それは増加されない。NR-Uフレームワークにおける観測された(データ)衝突に基づいて、何らかの形態のCWS適合手順を実施することが望ましいことがある。しかしながら、例えば、指向性送信のケースにおいては、LAAにおける使用のために適合されたCWS適合手順は、適切でないことがあり、異なるCWS適合手順が、例えば、必要とされることがある。
図30Aおよび図30Bは、マルチセルシナリオにおけるCWS適合の例を例示している。例えば、図30Aの例に示されるように、gNB2600およびgNB2602(それぞれ、「gNB1」および「gNB2」としても示される)の(それぞれのビーム2604および2606によって表される)LBTは、直線をなさず、gNB2600とgNB2602の両方が、DIFS中にチャネルにリッスンすることがある。一方のgNBの送信が、他方のgNBによって聴取されないことがあるかまたは聴取されることが不可能であるので、チャネルは、gNB2600とgNB2602の両方にとって空いているとセンスされる。したがって、両方のgNBが、ほぼ同時にチャネルにアクセスし、衝突が生じる。このケースにおいて、LAAのために使用されるのと同じCWS適合手順が適用された場合、両方のgNBは、CWSを指数関数的に増加させることがある。両方のgNBは、DIFS中に再びリッスンし、チャネルが空いていると再びセンスし、別の衝突が起こる。したがって、同じ手順が繰り返し続くことになる。そのようなケースにおいては、(図30Aに示されるように)LBTが直線をなさないので、HARQ手順に基づいてCWSを増加させることは、適切でないことがある。
説明されるCWS適合手順は、gNB2600とgNB2602の両方の(それぞれのビーム2608およびビーム2610によって表される)それぞれのLBTが直線をなすとき、例えば、図30Bに示されるシナリオにのみ適切であることがある。gNB2600とgNB2602が互いに見た場合、それらはおそらく、バックオフし、それらのそれぞれのCWSを適合させることによって、それらのチャネルアクセスをランダム化するであろう。
いくつかの実施形態に従うと、例えば、複数のgNBからの同時またはコンカレント送信のケースにおいて、(例えば、図30Aに示されるように)送信方向が互いに直線をなさないとき、UEは、バックオフ手順を強制して、チャネルへのそれらのgNBのアクセスをランダム化することができる。いくつかの実施形態においては、UEは、受信ビームの方向において、およびまた、gNB送信ビーム方向をカバーすることを意図された反対方向において、チャネルセンシングを実行することができ、チャネルが、特定のしきい値を超える期間(duration)の間、ビジーであるとセンスされた場合、UEは、バックオフを要求するメッセージをgNBに送信することができる。いくつかの実施形態においては、そのようなメッセージは、新しいメッセージを含むことができるか、またはgNBから受信されたeDRTSに対して応答して送信されるeDCTS内の追加のパラメータとして含めることができる。
いくつかの他の実施形態においては、gNBにおけるCWS適合は、送信ビームの方向における、対象UEにおける統計的なペアをなすセンシングに基づくことができる。これは、受信ビームの方向における、およびまた、gNB送信ビーム方向をカバーすることを意図された反対方向における、チャネルセンシングを含むことができる。いくつかの実施形態においては、対象UEは、例えば、センシング位相中にセンスされたビジースロットの割合に基づいて、送信ビーム線にわたって最も適切なCWSを示唆することができる。
またいくつかの他の実施形態においては、例えば、NACKが、送信ビームと直線をなす干渉源が存在するかどうかを示すセンシングからの指向性情報を含み、そのような源が衝突を引き起こしていることがある場合、例えば、HARQ NACK/ACKに基づく、CWS適合を使用することができる。
概して、本明細書において対処されるように、ミリ波周波数における送信は、例えば、指向性Tx-Rx(送信-受信)動作を必要とすることがある。さらに、免許不要周波数における送信は、例えば、チャネルが空いているかどうかを決定するために、チャネルセンシングを必要とすることがある。例えば、意図された送信/受信の方向において指向性LBTおよびRTS/CTSを単に実行することは、いくつかの実施においては、例えば、指向性隠れノードの潜在的な存在に起因して、チャネル利用ステータスを正確に決定するのに十分でないことがある。図35は、干渉ノードの存在下において、NR-U-NR-U共存における指向性RTS/CTSを含む例示的なシナリオ2850を例示している。
上記で説明されたように、いくつかの実施形態に従った、本明細書において開示される方法およびシステムは、隠れノードの存在下において、指向性Tx-Rxを使用して、どのように免許不要チャネルを確保すべきかに関係する課題に対処する。
図36は、いくつかの実施形態に従った、指向性チャネルを確保しておくための方法を例示するフローチャートである。いくつかの実施形態に従うと、方法は、無線送受信ユニット(例えば、UE)などの、受信ノードによって実行することができる。図36に示されるように、ステップ2900において、受信ノードは、送信ノードから指向性送信要求(DRTS)メッセージを受信する。ステップ2902において、受信ノードは、1つ以上の第1のビームを使用して、指向性送信可(DCTS)メッセージを送信し、少なくとも1つの第1のビームは、送信ノードの方を向いた第1の方向に向けられる。ステップ2904において、受信ノードは、第2の方向を決定し、第2の方向は、第1の方向とは異なる方向である。次いで、ステップ2906において、受信ノードは、1つ以上の第2のビームを使用して、少なくとも1つの追加のDCTSメッセージを送信し、少なくとも1つの第2のビームは、潜在的な干渉ノードの方を向いた第2の方向に向けられる。
図37は、いくつかの実施形態に従った、指向性チャネルを確保しておくための別の方法を例示するフローチャートである。いくつかの実施形態に従うと、方法は、受信ノードによって実行することができる。図37に示されるように、ステップ3000において、受信ノードは、送信ノードから高度指向性送信リクエストメッセージを受信する。ステップ3002において、受信ノードは、1つ以上の第1のビームを使用して、高度指向性送信コンファメーションメッセージを送信し、少なくとも1つの第1のビームは、送信ノードの方を向いた第1の方向に向けられる。次いで、ステップ3004において、受信ノードは、1つ以上の第2のビームを使用して、少なくとも1つの追加の高度指向性送信コンファメーションメッセージを送信し、少なくとも1つの第2のビームは、潜在的な干渉ノードの方を向いた第2の方向に向けられ、第2の方向は、第1の方向と異なる方向である。
いくつかの実施形態においては、本明細書において上で説明されたように、本明細書において開示される方法およびシステムは、例えば、潜在的な干渉ノード(例えば、支配的な干渉ノード)に向けられた、高度(エンハンスド)指向性メッセージング(例えば、eDCTSおよび/またはeDCTSツーセルフメッセージ)を使用する。いくつかの実施形態においては、eDRTSは、データおよびeDCTSツーセルフのスケジューリング情報、ならびに/または干渉ノードのロケーションおよび配向を含むことができる。さらに、いくつかの実施形態においては、eDCTSツーセルフは、例えば、(例えば、gNBからまたは測定を介して取得された)潜在的な(例えば、既知の)干渉ノードの方向に向けて、対象とされることができる。
いくつかの実施形態においては、eDCTSツーセルフ送信は、(例えば、最小CCA期間(duration)に基づいて)Tごとに(または所与の時間期間ごとに)1回繰り返すことができる。いくつかの実施形態においては、eDCTSツーセルフは、残存MCOT期間(duration)情報を含むことができる。例えば、図31を参照すると、MCOTは、例えば、eDRTSが送信される直前に、または(例えば、成功した)LBTの直後に開始することができ、複数の期間Tを含むことができる。図38は、いくつかの実施形態に従った、eDRTSおよびeDCTSツーセルフ送信を含む一連の送信3100の例を例示している。図38は、MCOT期間(duration)3102、およびMCOT内における定期的なeDCTSツーセルフ送信の例を示す。
図39は、いくつかの実施形態に従った、NR-U-NR-U共存においてeDRTS、eDCTS、および複数eDCTSツーセルフ手順3200を用いる例示的な干渉シナリオを例示している。いくつかの実施形態においては、例えば、図38に示される例示的な送信構成は、図39に例示されるシナリオに適用することができる。図39に示されるように、gNB3202およびUE3204(それぞれ、「gNB2」および「UE3」としても示される)は、例えば、UE3208(「UE1」としても示される)に対して干渉を潜在的に引き起こすことがあるノードであることがある。図39に示されるように、gNB3206(「gNB1」としても示される)は、UE3208による受信のために、eDRTSメッセージ3210を送信することができる。その後、UE3208は、gNB3206に向かう方向に向けられたビームを使用して、eDCTSメッセージ3212を送信することができる。UE3208はまた、潜在的な干渉ノードの方に向けられた複数のeDCTSツーセルフメッセージ3214および3216を送信することができる。例示されるように、UE3208は、gNB3202の方向に向けられたビームを使用して、eDCTSツーセルフメッセージ3214を送信することができ、UE3204の方向に向けられたビームを使用して、eDCTSツーセルフメッセージ3216を送信することができる。
上述されたように、潜在的な隠れノードは、免許不要周波数における指向性送受信に干渉することがある。いくつかの実施形態に従うと、本明細書において説明されるように、受信UEは、複数の方向において高度(エンハンスド)メッセージングを使用して指向性チャネルアクセスを実行して、UEと送信ノード(例えば、gNB)との間のチャネルを確保しておくことができる。
いくつかの実施形態においては、チャネルを確保しておくためにUEによって実行される方法は、送信ノードから高度指向性送信要求(eDRTS)メッセージを受信することと、送信ノードの方を向いた第1の方向において、高度指向性送信可(eDCTS)メッセージを送信することと、潜在的な干渉ノードの方を向いた第2の方向において、追加のeDCTSメッセージを送信することとを含むことができる。
いくつかの実施形態においては、第2の方向は、第1の方向とは異なる。
いくつかの実施形態においては、UEは、eDRTSメッセージまたはリッスンビフォアトーク(LBT)評価(アセスメント)から、(潜在的な干渉ノードの)第2の方向を決定することができる。
いくつかの実施形態においては、UEは、MCOT内においてeDCTSメッセージを複数回送信することができる。
加えて、様々な他のおよび関係する実施形態について、本明細書において上で説明された。
いくつかの実施形態に従うと、受信デバイスにおいて、免許不要周波数における受信ノードと送信ノードとの間の指向性送受信中に、1つ以上の潜在的な隠れネットワークノードからの潜在的な干渉に対処する方法は、受信ノードが、複数の方向において高度(エンハンスド)メッセージングを使用して指向性チャネルアクセスを実行して、受信ノードと送信ノードとの間の指向性チャネルを確保しておくことを含むことができる。いくつかの実施形態においては、受信ノードは、UEであり、送信ノードは、基地局(例えば、gNB)である。
いくつかの実施形態に従うと、指向性チャネルアクセスのために、例えば、UEなどの、デバイスによって実行される方法が、開示される。そのような方法は、デバイスが、後続のデータ送信の意図された受信機の方向とは異なる1つ以上の方向において、複数のチャネル確保信号を送信することを含む。いくつかの実施形態においては、方法は、第1の方向において第1のタイプのメッセージ(例えば、高度指向性送信要求(eDRTS))を受信することと、第1の方向および第2の方向において第2のタイプのメッセージ(例えば、高度指向性送信可(eDCTS))を送信することとをさらに含むことができる。いくつかの実施形態においては、第1の方向と第2の方向は異なり、第1の方向と第2の方向のうちの少なくとも1つは、潜在的な干渉ノードの方へ向かう方向である。いくつかの実施形態においては、潜在的な干渉ノードの方へ向かう方向は、第1のタイプのメッセージによって示すことができる。いくつかの実施形態においては、第2のタイプのメッセージは、高度指向性送信可ツーセルフ(eDCTSツーセルフ)メッセージである。いくつかの他の実施形態においては、第2のタイプのメッセージは、eDCTSであり、eDCTSは、最大チャネル占有時間(MCOT)などの、所与の期間(duration)内に、デバイスによって複数回繰り返し送信されることができる。
いくつかの実施形態に従うと、送信ノードにおいて実行される方法は、受信ノードの方を向いた送信ビームの方向において、第1のリッスンビフォアトーク(LBT)を実行することと、送信ビームの方向における実行された第1のLBTに基づいて、チャネルがビジーであるかどうかを決定することと、逆方向において、第2のLBTを実行することと、干渉信号が逆方向から検出されるかどうかを決定することとを含む。いくつかの実施形態においては、方法は、干渉信号が検出された場合、送信を延期することをさらに含むことができる。送信を延期することは、例えば、バックオフ時間待つことと、再び第1および第2のLBTを実行することとを含むことができる。さらに、例えば、ビーム幅の構成、事前定義されたビームの数、エネルギー検出しきい値、および/または通信リンクのためのMCS選択を含む、様々なパラメータを、適合的に選択することができる。
いくつかの実施形態に従うと、NR-UとWiGigの共存システムのための方法が、開示され、ここにおいては、例えば、デバイス(例えば、UE)は、干渉物がバックオフするまで、干渉物に向かう方向において、送信電力および/または繰り返しの数を適合的に設定することができる。
いくつかの実施形態に従うと、リッスンビフォアトーク(LBT)調整を使用することによって、免許不要帯域においてリソース再利用を可能にするために、複数のノードの間で使用するための方法が、開示される。そのような方法においては、免許不要帯域は、サブ6GHzまたはミリ波帯域であることができる。さらに、複数のノードは、所与の無線アクセス技術(RAT)および/または所与のオペレータと関連付けることができる。
いくつかの実施形態に従うと、ノード間の調整されたリッスンビフォアトーク(LBT)シグナリングのための方法は、第1のノードにおいて、第2のノードからLBT調整についての要求を受信することと、第1のノードにおいて要求を受け付けると、LBTバックオフを完了するための所与のLBT調整を示すインジケーションを第2のノードに提供することとを含むことができる。いくつかの実施形態においては、方法は、第2のノードがLBTバックオフを完了することをさらに含むことができる。また他の実施形態においては、方法は、LBTバックオフが完了し、第2のノードがチャネルへのアクセスを有するときに、第2のノードによる送信のために、第1のノードと第2のノードとの間の送信調整を使用することをさらに含むことができる。第1のノードおよび第2のノードは、同じ無線アクセス技術(RAT)などの、所与のRAT、および/または、同じオペレータなどの、所与のオペレータと関連付けることができる。さらに、第1のノードおよび第2のノードは、例えば、5GHzまたは60GHz帯域などの、免許不要帯域における送信のために調整されることができる。また他の実施形態においては、調整されたLBTシグナリングのための方法は、送信調整の開始時間と、LBTバックオフが完了した後に使用される送信調整戦略とのうちの少なくとも1つを、第1のノードによって、第2のノードに提供することをさらに含むことができる。
調整されたLBTシグナリングのための方法においては、LBT調整は、最大チャネル占有時間(MCOT)内において行うことができる。さらに、第1のノードおよび第2のノードは、第1のgNBおよび第2のgNBなどの、5Gノードであることができる。
いくつかの実施形態においては、LBTバックオフを完了するための所与のLBT調整は、周波数領域LBT調整であることができ、例えば、第1のノードにおいてLBT調整についての要求を受信すると、第1のノードは、周波数リソースを解放し、第1のノードは、解放された周波数リソースを示すインジケーションを第2のノードに提供し、第1のノードからインジケーションを受信すると、第2のノードは、広帯域LBTの使用から、示された解放された周波数リソース内のサブバンドLBTの使用に変化する。解放される周波数リソースは、周波数関係の調整受付けにおいて示すことができ、帯域幅パート(BWP)を含むことができ、および/または所与の時間期間の間に解放することができる。さらに、いくつかの実施形態においては、残存バックオフ時間が、第2のノードによって、LBT調整についての要求と同時にまたは一緒に送信されることができ、それにより、第1のノードは、残存バックオフ時間に従って、解放される周波数リソースを構成することが可能である。
いくつかの実施形態においては、LBTバックオフを完了するための所与のLBT調整は、周波数領域LBT調整であることができ、例えば、第1のノードにおいてLBT調整についての要求を受信すると、第1のノードは、LBTバックオフを完了するための時間リソースを解放し、第1のノードは、解放された時間リソースを示すインジケーションを第2のノードに提供し、第1のノードからインジケーションを受信すると、第2のノードは、広帯域LBTを使用し続ける。解放される時間リソースは、時間関係の調整受付けにおいて示すことができ、および/または1つもしくは複数のOFDMシンボルを含むことができる。さらに、いくつかの実施形態においては、残存バックオフ時間が、第2のノードによって、LBT調整についての要求と同時にまたは一緒に送信されることができ、それにより、第1のノードは、残存バックオフ時間に従って、解放される時間リソースを構成することが可能である。
いくつかの実施形態に従うと、方法は、5G Xnインターフェースを介した使用に適切であるリッスンビフォアトーク(LBT)調整と関連付けられたシグナリングを提供することを含む。いくつかの実施形態においては、LBT調整と関連付けられたシグナリングは、調整されたLBT要求シグナリング(LBTRS)を含むことができる。LBTRSは、例えば、無線アクセス技術(RAT)をgNBと共有するノードの存在に起因して、ビジーチャネルを検出するgNBによって、Xnインターフェースを介して送信されることができる。さらに、LBTRSは、(i)最大チャネル占有時間(MCOT)内のイントラRAT LBT調整についての要求、(ii)残存バックオフ時間、(iii)イントラRAT LBT調整を要求するgNBの識別、および/または(iv)イントラRAT LBT調整について要求されたgNBの識別を含むことができる。
いくつかの実施形態においては、LBT調整と関連付けられたシグナリングは、調整されたLBT有効化シグナリング(LBTES)をさらに含むことができる。LBTESは、チャネルを占有し、LBTRSを受信するgNBによって、Xnインターフェースを介して送信されることができる。さらに、LBTESは、(i)バックオフを完了するための周波数領域LBT調整受付け、(ii)周波数領域における解放されるリソースのインジケーション、(iii)バックオフを完了するための時間領域LBT調整受付け、(iv)送信調整の開始時間、(v)送信調整戦略、(vi)最大チャネル占有時間(MCOT)限界までの時間、(vii)イントラRAT LBT調整を要求するgNBの識別、および/または(viii)イントラRAT LBT調整について要求されたgNBの識別を含むことができる。
いくつかの実施形態に従うと、方法は、免許不要帯域におけるリッスンビフォアトーク(LBT)の少なくとも2つの異なるモードの間で切り換わることを含む。いくつかの実施形態においては、複数の無線アクセス技術(RAT)が、免許不要帯域において共存する。さらに、いくつかの実施形態においては、切り換えは、指向性送信および/または受信のために行われる。またさらに、切り換えは、NR(新無線)と関連付けられたチャネルアクセス方式の所与のタイプについて無効化することができる。
少なくとも2つの異なるタイプのLBTは、無指向性LBTおよび指向性LBTを含むことができる。切り換えは、(i)無指向性LBTから、ペアをなすLBTへの切り換え、(ii)無指向性LBTから指向性LBTへの切り換え、または(iii)ペアをなすLBTから指向性LBTへの切り換えを含むことができる。
いくつかの実施形態においては、切り換えは、干渉に起因するのではなく、露呈したノードに起因するなどして、無指向性LBTが、チャネルへのアクセスの所与の数を防止するときの、無指向性LBTから指向性LBTへの切り換えを含む。
他の実施形態においては、切り換えは、無指向性LBTから指向性LBTへの切り換えを含み、無指向性LBTから指向性LBTへの切り換えは、送信ノードが、無指向性LBTによって「ビジー」のステータスが決定されたチャネルアクセスを追跡し、その決定に対応する時刻を保存することと、チャネルにアクセスすると、送信ノードが、防止されたチャネルアクセスの時刻に関する情報を受信ノードに送信することと、受信ノードが、送信ノードからの受信された防止されたチャネルアクセス時刻を、受信ノードにおいて実行された連続的ED(エネルギー検出)キャリアセンスの結果と比較することと、受信ノードが、比較の結果を送信ノードに通知することとを含む。いくつかの実施形態においては、受信ノードからの通知に基づいて、送信ノードは、無指向性LBTを使用し続けるか、または指向性LBTに切り換わる。
いくつかの実施形態に従うと、指向性送信のためのコンテンションウィンドウサイズ(CWS)を変更する方法は、例えば、ユーザ機器(UE)などの、ユーザデバイスが、例えば、gNBなどの、基地局に、バックオフを要求することを含む。
いくつかの実施形態に従うと、基地局(例えば、gNB)において指向性送信のためのコンテンションウィンドウサイズ(CWS)を変更する方法が、開示される。そのような方法は、対象ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器(UE))におけるペアをなすセンシングに基づく。
いくつかの実施形態に従うと、ビームペアリンク(BPL)ごとの動的ダウンリンク/アップリンク切り換え構成のための方法は、例えば、定期的な高度指向性送信可ツーセルフ(eDCTSツーセルフ)送信を使用することを含む。いくつかの実施形態においては、データ送信中に、送信機もしくは受信機または両方は、複数のeDCTSツーセルフメッセージを定期的に送信して、指向性チャネルを確保されたままに保つことができる。
特徴および要素について、本明細書においては特定の組合せにおいて説明されたが、各特徴または要素は、単独でまたは他の特徴および要素との任意の組合せにおいて使用することができることを、当業者は諒解されよう。加えて、本明細書において説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて実施することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定はされないが、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスク、磁気光学媒体などの磁気媒体、ならびにCD-ROMディスク、およびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数送受信機を実施するために、ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用することができる。
本発明は、通信に利用することができる。

Claims (18)

  1. 指向性チャネルをリザーブしておくノードによって実施される方法であって、
    前記ノードが送信しようとしているもう1つのノードに向かった方向で、第1のリッスンビフォアトーク(LBT)を実施するステップと、
    前記実施された第1のLBTに基づいて、第1の干渉信号が検出されるかどうかを決定するステップと、
    逆方向において、第2のLBTを実施するステップと、
    前記実施された第2のLBTに基づいて、第2の干渉信号が検出されるかどうかを決定するステップと、
    前記第1のLBTおよび前記第2のLBTの前記決定に基づいて、送信パラメータのセットを決定するステップと、
    送信パラメータの前記決定されたセットを使用して、前記もう1つのノードに送信を送信するステップと
    を備える方法。
  2. 送信パラメータの前記決定されたセットは、ビーム幅構成、変調符号化方式(MCS)、送信バックオフ時間、所定のビームの数、送信電力のいずれかを含む請求項1に記載の方法。
  3. 送信パラメータの前記決定されたセットは、前記第1の干渉信号および前記第2の干渉信号の干渉信号レベルをさらに含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記もう1つのノードから、前記ノードとの送信/受信の方向性チャネル上で、構成情報を含むメッセージを受信するステップと、
    前記受信されたメッセージに基づいて、前記第2のLBTのLBTパラメータのセットを決定するステップと、
    LBTパラメータの前記決定されたセットにしたがって、前記逆方向において、前記第2のLBTを実施するステップと
    を備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2のLBTのLBTパラメータの前記セットは、ビームの数、ビーム幅、ビーム方向およびエネルギー検出しきい値のいずれかを含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1のLBTのビーム方向に基づいて、前記第2のLBTのLBTパラメータのセットを決定するステップと、
    LBTパラメータの前記決定されたセットにしたがって、前記逆方向において、前記第2のLBTを実施するステップと
    を備える請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2のLBTのLBTパラメータの前記決定されたセットは、ビームの数、ビーム幅、ビーム方向およびエネルギー検出しきい値のいずれかを含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記第2のLBTのLBTパラメータの前記決定されたセットの関数として、エネルギー検出しきい値を決定するステップであって、第2の干渉信号が検出されるかどうかを決定するステップは、前記エネルギー検出しきい値と前記第2の干渉信号を比較することを含む請求項6に記載の方法。
  9. 前記逆方向において、第2のLBTを実施するステップは、LBTパラメータのセットの関数であり、LBTパラメータの前記セットは、前記もう1つのノードから受信されるハイブリッド自動再送要求に基づいて決定される請求項1に記載の方法。
  10. 指向性チャネルをリザーブしておくよう構成された無線送受信ユニット(WTRU)であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによって実行されるときに、前記プロセッサに、
    前記WTRUが送信しようとしている、もう1つのWTRUに向かった方向で、第1のリッスンビフォアトーク(LBT)を実施させ、
    前記実施された第1のLBTに基づいて、第1の干渉信号が検出されるかどうかを決定させ、
    逆方向において、第2のLBTを実施させ、
    前記実施された第2のLBTに基づいて、第2の干渉信号が検出されるかどうかを決定させ、
    前記第1のLBTおよび前記第2のLBTの前記決定に基づいて、送信パラメータのセットを決定させ、
    送信パラメータの前記決定されたセットを使用して、前記もう1つのWTRUに送信を送信させる
    複数の命令をストアしているメモリと
    を備えたWTRU。
  11. 送信パラメータの前記決定されたセットは、ビーム幅構成、変調符号化方式(MCS)、送信バックオフ時間、所定のビームの数、送信電力のいずれかを含む請求項10に記載のWTRU。
  12. 前記決定された送信パラメータは、前記第1の干渉信号および前記第2の干渉信号の干渉信号レベルをさらに含む請求項10に記載のWTRU。
  13. 前記複数の命令は、前記プロセッサに、
    前記もう1つのWTRUから、前記WTRUとの送信/受信の方向性チャネル上で、構成情報を含むメッセージを受信させ、
    前記受信されたメッセージに基づいて、前記第2のLBTのLBTパラメータのセットを決定させ、
    LBTパラメータの前記決定されたセットにしたがって、前記逆方向において、前記第2のLBTを実施させる
    請求項10に記載のWTRU。
  14. 前記第2のLBTのLBTパラメータの前記セットは、ビームの数、ビーム幅、ビーム方向およびエネルギー検出しきい値のいずれかを含む請求項13に記載のWTRU。
  15. 前記複数の命令は、前記プロセッサに、
    前記第1のLBTのビーム方向に基づいて、前記第2のLBTのLBTパラメータのセットを決定させ、
    LBTパラメータの前記決定されたセットにしたがって、前記逆方向において、前記第2のLBTを実施させる
    請求項10に記載のWTRU。
  16. 前記第2のLBTのLBTパラメータの前記決定されたセットは、ビームの数、ビーム幅、ビーム方向およびエネルギー検出しきい値のいずれかを含む請求項15に記載のWTRU。
  17. 前記複数の命令は、前記プロセッサに、
    前記第2のLBTのLBTパラメータの前記決定されたセットの関数として、エネルギー検出しきい値を決定させ、第2の干渉信号が検出されるかどうかを決定することは、前記エネルギー検出しきい値と前記第2の干渉信号を比較することを含む請求項15に記載のWTRU。
  18. 前記逆方向において、前記第2のLBTを実施することは、LBTパラメータのセットの関数であり、LBTパラメータの前記セットは、前記もう1つのWTRUから受信されるハイブリッド自動再送要求に基づいて決定される請求項10に記載のWTRU。
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