JP2023108789A - 蓄電装置 - Google Patents

蓄電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023108789A
JP2023108789A JP2022010018A JP2022010018A JP2023108789A JP 2023108789 A JP2023108789 A JP 2023108789A JP 2022010018 A JP2022010018 A JP 2022010018A JP 2022010018 A JP2022010018 A JP 2022010018A JP 2023108789 A JP2023108789 A JP 2023108789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power storage
axis direction
adjacent
busbar
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022010018A
Other languages
English (en)
Inventor
芳昌 歳岡
Yoshimasa Toshioka
洋介 西村
Yosuke Nishimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GS Yuasa Corp
Original Assignee
GS Yuasa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GS Yuasa Corp filed Critical GS Yuasa Corp
Priority to JP2022010018A priority Critical patent/JP2023108789A/ja
Publication of JP2023108789A publication Critical patent/JP2023108789A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)

Abstract

【課題】バスバ保持部材に力が加わったときのバスバと外部端子との接続部での応力の発生を抑えることができる蓄電装置を提供する。【解決手段】第一方向に並ぶ複数の蓄電素子であって、それぞれが第一方向と直交する第二方向の端部において第一方向及び第二方向のそれぞれと直交する第三方向に間隔をあけて配置される一対の外部端子を有する複数の蓄電素子と、隣り合う蓄電素子間に配置される隣接部材と、第一方向に並ぶ外部端子同士を接続し、第三方向に間隔をあけて配置される複数のバスバ6と、複数の蓄電素子に沿って配置され且つ複数のバスバを保持するバスバ保持部材と、隣接部材に対してバスバ保持部材を係止する一対の係止部23Aと、を備え、バスバ保持部材は、第三方向において蓄電素子の一方の端部と対応する位置から他方の端部と対応する位置まで延びると共に第一方向に延び、一対の係止部23Aは、第三方向に互いの間隔をあけて配置されている。【選択図】図13

Description

本発明は、複数の蓄電素子を備える蓄電装置に関する。
従来から、図18に示すような、電池集合体510と、電池集合体510の上面(セル上面)に取り付けられるバスバモジュール500と、を備えた蓄電装置が知られている(特許文献1参照)。尚、図18では、電池集合体510におけるバスバモジュール500が取り付けられる面の近傍のみが表わされている。
電池集合体510は、直方体状に形成される複数の電池511を配列した状態で、絶縁性のケースに収容されて構成される。各電池511は、一つの電極面から正極の電極柱である正極柱512と負極の電極柱である負極柱513がそれぞれ上方に突出している。各電池511の電極面は、電池集合体の上面(セル上面)の一部となっている。
電池集合体510は、複数の電池511の正極柱512と負極柱513を交互に配置し、隣り合う電池511の正極柱512と負極柱513とをそれぞれバスバ501で接続することによって直接に接続される。各電池511の正極柱512と負極柱513には、ナットを螺合させるためのねじ溝が形成されている。
バスバモジュール500は、その長手方向を電池の配列方向に向けて電池集合体510のセル上面に取り付けられている。このバスバモジュール500は、複数のバスバ501をそれぞれ樹脂プレート502に保持して構成される。
バスバ501は、隣り合う電池511の正極柱512と負極柱513がそれぞれ挿通される一対の挿入孔が設けられている。樹脂プレート502は、複数のバスバ501をそれぞれ収容する複数の収容部503を備える。各収容部503は、それぞれ樹脂プレート502の底壁から枠状に立ち上がる略矩形の周壁504に囲まれて形成される。
収容部503に収容されたバスバ501は、各収容部503の周壁から突出する爪部に係止されて各収容部503内に保持される。収容部503に保持されたバスバ501の挿入孔には、隣り合う電池の正極柱512と負極柱513がそれぞれ挿通され、この挿入孔から突出する正極柱512と負極柱513にはナットが締め込まれる。このようにバスバモジュール500は、各電極柱512、513にナットが締め込まれることで、電池集合体510のセル上面に取り付けられ、保持される。
以上の蓄電装置では、上述のように、バスバモジュール500は、各電極柱512、513にナットが締め込まれることで電池集合体510のセル上面に取り付けられている。このため、例えば、バスバモジュール500に対して電池集合体510から離れる方向の力が加わると、バスバモジュール500(樹脂プレート502)の収容部503に保持されているバスバ501と電池集合体510を構成する各電池511との接続部位に力が加わり(応力が集中し易く)、これにより、該接続部位が損傷し易い。
特開2014-186973号公報
そこで、本実施形態は、バスバ保持部材に力が加わったときのバスバと外部端子との接続部での応力の発生を抑えることができる蓄電装置を提供することを目的とする。
本実施形態の蓄電装置は、
第一方向に並ぶ複数の蓄電素子であって、それぞれが前記第一方向と直交する第二方向の端部において前記第一方向及び前記第二方向のそれぞれと直交する第三方向に間隔をあけて配置される一対の外部端子を有する複数の蓄電素子と、
隣り合う蓄電素子間に配置される隣接部材と、
前記第一方向に並ぶ前記外部端子同士を接続し、前記第三方向に間隔をあけて配置される複数のバスバと、
前記複数の蓄電素子に沿って配置され且つ前記複数のバスバを保持するバスバ保持部材と、
前記隣接部材に対して前記バスバ保持部材を係止する一対の係止部と、を備え、
前記バスバ保持部材は、前記第三方向において前記蓄電素子の一方の端部と対応する位置から他方の端部と対応する位置まで延びると共に前記第一方向に延び、
前記一対の係止部は、前記第三方向に互いの間隔をあけて配置されている。
以上より、本実施形態によれば、バスバ保持部材に力が加わったときのバスバと外部端子との接続部での応力の発生を抑えることができる蓄電装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る蓄電装置の斜視図である。 図2は、前記蓄電装置の平面図である。 図3は、前記蓄電装置が備えるプレート部の構成を説明するための図である。 図4は、前記プレート部が有するバスバ保持部材の構成を説明するための図である。 図5は、前記蓄電装置が備える装置本体と前記プレート部とを分離した状態の斜視図である。 図6は、前記装置本体において構成を一部省略した状態の分解斜視図である。 図7は、前記装置本体の平面図である。 図8は、図7のVIIIで示す部位の拡大図である。 図9は、前記蓄電装置が備える第一の隣接部材の斜視図である。 図10は、前記第一の隣接部材におけるZ軸方向の一方の端部の拡大図である。 図11は、前記蓄電装置が備える第二の隣接部材の斜視図である。 図12は、前記第二の隣接部材におけるZ軸方向の一方の端部の拡大図である。 図13は、図2のXIII-XIII位置における断面の一部拡大図である。 図14は、前記蓄電装置のX軸方向の途中位置のサーミスタ保持部及びその周辺部位において蓋部とハーネスを除いた状態の拡大平面図である。 図15は、図14のXV-XV位置の拡大断面図である。 図16は、前記蓄電装置のX軸方向の端部位置のサーミスタ保持部及びその周辺部位において蓋部とハーネスを除いた状態の拡大平面図である。 図17は、図16のXVII-XVII位置の拡大断面図である。 図18は、従来の電池集合体におけるバスバモジュール近傍の斜視図である。
本実施形態の蓄電装置は、
第一方向に並ぶ複数の蓄電素子であって、それぞれが前記第一方向と直交する第二方向の端部において前記第一方向及び前記第二方向のそれぞれと直交する第三方向に間隔をあけて配置される一対の外部端子を有する複数の蓄電素子と、
隣り合う蓄電素子間に配置される隣接部材と、
前記第一方向に並ぶ前記外部端子同士を接続し、前記第三方向に間隔をあけて配置される複数のバスバと、
前記複数の蓄電素子に沿って配置され且つ前記複数のバスバを保持するバスバ保持部材と、
前記隣接部材に対して前記バスバ保持部材を係止する一対の係止部と、を備え、
前記バスバ保持部材は、前記第三方向において前記蓄電素子の一方の端部と対応する位置から他方の端部と対応する位置まで延びると共に前記第一方向に延び、
前記一対の係止部は、前記第三方向に互いの間隔をあけて配置されている。
このように一対の係止部が第三方向に互いの間隔をあけて配置されていることでバスバ保持部材がバスバを保持する部位の近くで隣接部材に係止されるため、バスバ保持部材におけるバスバ周辺の隣接部材(蓄電素子間に配置される隣接部材)に対する動きが効果的に抑えられ、これにより、バスバ保持部材が複数の蓄電素子に対して動こうとしたときのバスバと外部端子との接続部での応力の発生が抑えられる。
前記蓄電装置では、
前記一対の係止部は、前記第三方向に間隔をあけて配置されるバスバ間に配置されてもよい。
かかる構成によれば、バスバ保持部材において第三方向の中央部が膨らむ(第二方向において隣接部材から離れる)ような反りが効果的に抑えられるため、前記反りに起因するバスバと外部端子との接続部位での応力の発生が抑えられる。
前記蓄電装置では、
前記バスバ保持部材は、
前記第三方向の端部に配置され且つ前記バスバを保持するバスバ保持部と、
前記第三方向において前記バスバ保持部より該バスバ保持部材の中心に近い位置に配置され、サーミスタを前記蓄電素子に押し付けた状態で保持するサーミスタ保持部と、を有し、
前記係止部は、前記バスバ保持部と前記サーミスタ保持部との間に配置されてもよい。
かかる構成によれば、バスバ保持部とサーミスタ保持部との間に係止部が配置されている、即ち、バスバ保持部とサーミスタ保持部とのそれぞれの近くでバスバ保持部材が隣接部材に係止されているため、バスバ保持部の隣接部材(蓄電素子間に配置される隣接部材)に対する動きに加え、サーミスタ保持部の隣接部材に対する動きも効果的に抑えられる。これにより、バスバ保持部材が複数の蓄電素子に対して動こうとしたときに、バスバと外部端子との接続部での応力の発生を抑えつつ、サーミスタの蓄電素子への押し付けも好適に維持できる。
また、前記蓄電装置では、
前記バスバ保持部材は、前記第三方向において前記サーミスタ保持部と隣り合う位置に配置され且つ電線が配置される電線配置部と、前記サーミスタ保持部と前記電線配置部とを仕切る仕切部と、を有し、
前記隣接部材は、前記蓄電素子間に位置する本体部と、前記本体部から前記バスバ保持部材に向けて突出する係合凸部と、を有し、
前記仕切部は、前記係合凸部が係合する被係合部を有し、
前記係止部は、前記係合凸部と前記被係合部とによって構成されてもよい。
このように、サーミスタ保持部と電線配置部とを仕切る仕切部の一部(被係合部)を利用して隣接部材にバスバ保持部を係止する構成とすることで、バスバ保持部材の第三方向の寸法を抑えることができる。
また、前記蓄電装置では、
前記係止部は、前記複数の蓄電素子のうちの前記サーミスタが押し付けられる蓄電素子と前記第一方向において隣り合う前記隣接部材に対して前記バスバ保持部材を係止してもよい。
かかる構成によれば、サーミスタ保持部の近くでバスバ保持部材が隣接部材に係止されているため、サーミスタが押し付けられている蓄電素子に対するサーミスタ保持部の動きが効果的に抑えられ、これにより、複数の蓄電素子に対してバスバ保持部材が動こうとしても、サーミスタの蓄電素子への押し付けが好適に維持される。
また、前記蓄電装置では、
前記係止部は、前記複数の蓄電素子のうちの前記サーミスタが押し付けられる蓄電素子を前記第一方向において挟む位置のそれぞれに設けられてもよい。
このように、サーミスタが押し付けられる蓄電素子を第一方向において挟む位置のそれぞれに係止部が設けられることで、サーミスタが押し付けられている蓄電素子に対するサーミスタ保持部の動きが効果的に抑えられ、これにより、複数の蓄電素子に対してバスバ保持部材が動こうとしても、サーミスタの蓄電素子への押し付けが好適に維持される。
また、前記蓄電装置では、
前記複数の蓄電素子のそれぞれは、前記第二方向の端部に配置されるガス排出弁を有し、
前記バスバ保持部材は、
前記一対の係止部間において前記第一方向に沿って並ぶ前記ガス排出弁に沿って延び、且つ前記第二方向に開口する開口部と、
前記開口部に沿って延び且つ前記開口を塞ぐ長尺部材と、を有し、
前記長尺部材は、前記開口部から取り外し可能に構成され、又は、前記ガス排出弁からガスが放出されたときに該ガスを前記第一方向に案内可能に構成されてもよい。
以下、本発明の一実施形態について、図1~図17を参照しつつ説明する。尚、本実施形態の各構成部材(各構成要素)の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材(各構成要素)の名称と異なる場合がある。
本実施形態の蓄電装置1は、図1~図6に示すように、第一方向に並ぶ複数の蓄電素子10と、隣り合う蓄電素子10間に配置される隣接部材2と、蓄電素子10同士を導通させる複数のバスバ6と、複数のバスバ6を保持するバスバ保持部材7と、隣接部材2に対してバスバ保持部材7を係止する少なくとも一対の係止部L(図13参照)と、を備える。具体的には、以下の通りである。
この蓄電装置1は、それぞれが外部端子14を有する複数の蓄電素子10を有する装置本体Aと、バスバ保持部材7を含み且つ装置本体Aにおける外部端子14の並ぶ面を覆うプレート部Bと、を備える。
装置本体Aは、図7及び図8にも示すように、前記所定方向に並ぶ複数の蓄電素子10と、前記所定方向において蓄電素子10と隣り合う複数の隣接部材2と、これら複数の蓄電素子10と複数の隣接部材2とを保持する保持部材3と、を備える。また、装置本体Aは、少なくとも一つの隣接部材2を保持部材3に固定する第一締結部材4と、複数の蓄電素子10と保持部材3との間を絶縁するインシュレータ5と、を備える。
複数の蓄電素子10のそれぞれは、一次電池、二次電池、キャパシタ等である。本実施形態の蓄電素子10は、充放電可能な非水電解質二次電池である。より具体的には、蓄電素子10は、リチウムイオンの移動に伴って生じる電子移動を利用したリチウムイオン二次電池である。
具体的に、各蓄電素子10は、電極体と、電極体を電解液と共に収容するケース11と、少なくとも一部がケース11の外側に露出する外部端子14と、電極体と外部端子14とを接続する集電体と、を備える。本実施形態の蓄電素子10は、一対の外部端子14を備え、これら一対の外部端子14は、蓄電素子10における第一方向と直交する第二方向の端部において第一方向及び第二方向のそれぞれと直交する第三方向に間隔をあけて配置されている。尚、以下の説明では、第一方向を直交座標系のX軸方向、第三方向を直交座標系のY軸方向、第二方向を直交座標系のZ軸方向とする。
電極体では、正極と負極とがセパレータを介して交互に積層されている。この電極体においてリチウムイオンが正極と負極との間を移動することにより、蓄電素子10が充放電する。
ケース11は、Z軸方向の一方(図6における上方)の端部に開口を有するケース本体12と、ケース本体12の開口を塞ぐ(閉じる)板状の蓋板13と、を有する。このケース本体12は、Z軸方向の他方(図6における下方)の端部が塞がれた角筒形状(即ち、有底角筒形状)を有し、ケース11は、直方体形状(六面形状)を有する。
具体的に、ケース本体12は、板状の閉塞部121と、閉塞部121の周縁に接続される筒状の胴部(周壁)122と、を備える。
閉塞部121は、ケース本体12が開口を上に向けた姿勢で配置されたときにケース本体12の下端に位置する(即ち、前記開口が上を向いたときのケース本体12の底壁となる)部位である。閉塞部121は、Z軸方向から見て、Y軸方向に長尺な矩形状である。
胴部122は、角筒形状、より詳しくは、偏平な角筒形状である。胴部122は、閉塞部121の周縁における長辺から延びる一対の長壁部123と、閉塞部121の周縁における短辺から延びる一対の短壁部124と、を有する。この胴部122において、短壁部124が一対の長壁部123のX軸方向に対向する端部同士をそれぞれ接続することによって、角筒状の胴部122が形成されている。
蓋板13は、ケース本体12の開口を塞ぐ板状の部材である。この蓋板13は、Y軸方向に長尺な矩形板状の蓋板本体131と、蓋板本体131に配置されるガス排出弁132と、を有する。
ガス排出弁132は、ケース11内でガスが発生したことで該ケース11内の圧力が所定の値を超えたときに前記ガスを外部に排出する。本実施形態のガス排出弁132は、蓋板本体131のY軸方向の中央部に配置される。
このように構成される蓋板13が該蓋板13の周縁部をケース本体12の開口周縁部に重ね合わされた状態でケース本体12に接合されることによって、ケース11が形成されている。
一対の外部端子14のそれぞれは、他の蓄電素子10の外部端子14又は外部機器等と電気的に接続される部位である。各外部端子14は、導電性を有する部材によって形成される。例えば、各外部端子14は、アルミニウム又はアルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料、銅又は銅合金等の銅系金属材料等の溶接性の高い金属材料によって形成される。
これら一対の外部端子14は、蓋板13のY軸方向(長手方向)の両端部に配置されている。即ち、一対の外部端子14は、蓋板13においてガス排出弁132を間に挟んだ位置に配置されている。
以上の蓄電素子10は、扁平な直方体形状であり、複数の蓄電素子10は、ケース11の幅広な面(長壁部123)を対向させた状態で、Z軸方向に並んでいる。このとき、各蓄電素子10のガス排出弁132は、X軸方向に一列に並んでいる(図7及び図8参照)。また、各蓄電素子10における一方の外部端子14と他方の外部端子14とは、ガス排出弁132を間に挟んだ各位置においてX軸方向にそれぞれ並んでいる。
複数の隣接部材2のそれぞれは、絶縁性を有し、X軸方向に並ぶ蓄電素子10間、又は蓄電素子10と該蓄電素子10に対してX軸方向に並ぶ部材(本実施形態の例では、保持部材3の一部)との間に配置される。本実施形態の隣接部材2は、樹脂によって形成されている。この隣接部材2は、隣接する蓄電素子10との間に温度調整用の流体(本実施形態の例では空気等の気体)が流通可能な流路Rを形成する。これら複数の隣接部材2は、複数種の隣接部材2A、2B、2Cを含む。
具体的に、複数の隣接部材2は、隣り合う二つの蓄電素子10間に配置される第一の隣接部材2Aと、隣り合う蓄電素子10間に配置され且つ保持部材3に固定される第二の隣接部材2Bと、保持部材3とX軸方向の最も端にある蓄電素子10との間で該蓄電素子10と隣接する第三の隣接部材2Cと、を含む。即ち、蓄電装置1は、隣接部材2として、第一の隣接部材2Aと、第二の隣接部材2Bと、第三の隣接部材2Cと、を備える。本実施形態の蓄電装置1は、複数の第一の隣接部材2Aと、一つの第二の隣接部材2Bと、二つ(一対)の第三の隣接部材2Cと、を備える。これら複数の第一の隣接部材2Aのそれぞれは、第二の隣接部材2Bが配置されている蓄電素子10間を除いた各蓄電素子10間に配置されている。
複数の第一の隣接部材2Aのそれぞれは、図9及び図10にも示すように、X軸方向に隣り合う蓄電素子10間においてX軸方向と直交する方向に広がる第一本体部21Aと、第一本体部21AからZ軸方向の一方に向けて(即ち、バスバ保持部材7に向けて)突出する係合凸部22Aと、第一本体部21Aと隣り合う蓄電素子10の該第一本体部21Aに対する移動を規制する少なくとも一つの第一規制部25Aと、を有する。本実施形態の各第一の隣接部材2Aは、第一本体部21AからZ軸方向の一方に向けて突出する係止部23Aと、第一本体部21AのZ軸方向の一方の端部からX軸方向に延びる延設部24Aと、を有する。また、これら複数の第一の隣接部材2Aのそれぞれは、隣り合う蓄電素子10との間に温度調整用流体が流通可能な少なくとも一つの流路Rを形成する。
第一本体部21Aは、蓄電素子10のケース11の長壁部123と一部を当接させた状態で対向する部位である。この第一本体部21Aは、隣接する蓄電素子10と共同して該蓄電素子10との間に温度調整用の流体が流通可能な流路Rを形成する。本実施形態の第一本体部21Aは、X軸方向から見て蓄電素子10と対応する大きさの矩形板状であり、X-Z面(X軸方向とZ軸方向とを含む面)に沿った断面形状が矩形波形である。
延設部24Aは、第一本体部21AのZ軸方向の一方の端部におけるY軸方向の中央部、詳しくは、該延設部24Aを有する第一の隣接部材2Aと隣接する蓄電素子10のガス排出弁132と対応する位置から、X軸方向の一方と他方とにそれぞれ延びている。即ち、第一の隣接部材2Aは、一対の延設部24Aを有する。本実施形態の各延設部24Aは、第一本体部21AのY軸方向の中央位置からX軸方向に延びる仮想線を対象軸とした線対称な形状である。これら一対の延設部24Aのそれぞれは、X-Y面(X軸方向とY軸方向とを含む面)に沿って広がる部位であり、先端部にガス排出弁132に対応した円弧状の切り欠き241を有する。
係止部23Aは、プレート部Bを構成する部材77を係止する部位である(図13参照)。本実施形態の係止部23Aは、一対設けられ、第一本体部21AのZ軸方向の一方の端部におけるY軸方向の中央部、詳しくは、Y軸方向において延設部24Aを挟む位置に配置されている。これら一対の係止部23Aは、プレート部Bを構成する部材77をY軸方向に挟み込む。
係合凸部22Aは、バスバ保持部材7と係合する部位である。本実施形態の係合凸部22Aは、一対設けられ、第一本体部21AのZ軸方向の一方の端部におけるY軸方向の中央部、詳しくは、Y軸方向において一対の係止部23Aを挟む位置に配置されている。
各係合凸部22Aは、第一本体部21AからZ軸方向に延びる軸部221と、バスバ保持部材7と係合する係合部222と、を有する。この軸部221は、可撓性を有し、係合部222にY軸方向における第一の隣接部材2Aの中心に向けた力が加わったときに該係合部222が前記中心側に移動するように撓む。また、係合部222は、先端から第一本体部21A側に進むにつれてY軸方向の外側に位置する係斜面222aを有する。
第一規制部25Aは、矩形状の第一本体部21Aの少なくとも角部からX軸方向に延び、第一本体部21Aと隣接する蓄電素子10(詳しくはケース11)とY-Z面方向の外側から当接することによって該蓄電素子10の第一本体部21Aに対するY-Z面方向への相対移動を規制する。本実施形態の第一規制部25Aは、第一本体部21AからX軸方向の一方と他方とに向けてそれぞれ延びている。
第二の隣接部材2Bは、図11及び図12にも示すように、隣り合う二つの蓄電素子10間においてX軸方向と直交する方向(Y-Z面(Y軸方向とZ軸方向とを含む面)方向)に広がる第二本体部21Bと、第二本体部21BからZ軸方向の一方に向けて突出する係合凸部22Bと、第二本体部21Bと隣り合う蓄電素子10の該第二本体部21Bに対する移動を規制する少なくとも一つの第二規制部25Bと、第二の該隣接部材2Bの保持部材3への固定に用いられる第二締結部材26Bと、を有する。本実施形態の第二の隣接部材2Bは、第二本体部21BのZ軸方向の一方の端部からX軸方向に延びる延設部24Bも有する。また、この第二の隣接部材2Bも、隣り合う蓄電素子10との間に温度調整用流体が流通可能な少なくとも一つの流路Rを形成する。
第二本体部21Bは、蓄電素子10のケース11の長壁部123と一部を当接させた状態で対向する部位である。この第二本体部21Bは、隣接する蓄電素子10と共同して該蓄電素子10との間に温度調整用の流体が流通可能な流路Rを形成する。この第二本体部21BのX軸方向の寸法は、第一本体部21AのX軸方向の寸法より大きい(即ち、厚肉である)。本実施形態の第二本体部21Bは、X軸方向から見て蓄電素子10と対応する大きさの矩形板状である。この第二本体部21Bは、それぞれがY軸方向に延び且つZ軸方向に間隔をあけて並ぶ複数の凸条211Bを有する。これら複数の凸条211Bは、第二本体部21Bにおける蓄電素子10との対向面212Bから突出している。
延設部24Bは、第一の隣接部材2Aの延設部24Aと同様の構成である。即ち、延設部24Bは、第二本体部21BからX軸方向の一方と他方とにそれぞれ延びる部位であり、先端に円弧状の切り欠き241をそれぞれ有する。本実施形態の延設部24Bは、第二本体部21BのY軸方向の中央位置からX軸方向に延びる仮想線を対象軸とした線対称な形状である。
係合凸部22Bは、第一の隣接部材2Aの係合凸部22Bと同様の構成である。即ち、係合凸部22Bは、第二本体部21Bに一対配置され、各係合凸部22Bは、軸部221と、係斜面222aを有する係合部222と、を有する。
第二規制部25Bは、矩形状の第二本体部21Bの少なくとも角部からX軸方向に延び、第二本体部21Bと隣接する蓄電素子10(詳しくはケース11)とY-Z面方向の外側から当接することによって該蓄電素子10の第二本体部21Bに対するY-Z面方向への相対移動を規制する。本実施形態の第二規制部25Bは、第二本体部21BからX軸方向の一方と他方とに向けてそれぞれ延びている。
第二締結部材26Bは、第二本体部21BにおいてY軸方向の各端部にそれぞれ配置されている。これら複数の第二締結部材26Bのそれぞれは、第一締結部材4と係合することによって第二の隣接部材2Bと保持部材3とを締結する。本実施形態の各第二締結部材26Bは、インサートナットである。また、本実施形態の各第一締結部材4は、ボルトであり、保持部材3を挿通した状態で第二締結部材26Bと係合(螺合)することによって第二の隣接部材2Bと保持部材3とを締結する。
二つの第三の隣接部材2Cのそれぞれは、X軸方向に隣り合う蓄電素子10と保持部材3の一部31との間においてX軸方向と直交する方向に広がる第三本体部21Cと、第三本体部21Cと隣り合う蓄電素子10の該第三本体部21Cに対する移動を規制する少なくとも一つの第三規制部25Cと、を有する。また、二つの第三の隣接部材2Cのそれぞれは、隣り合う蓄電素子10との間に温度調整用流体が流通可能な少なくとも一つの流路Rを形成する。
第三本体部21Cは、蓄電素子10の長壁部123と一部を当接させた状態で対向する部位である。この第三本体部21Cも、第一の隣接部材2Aの第一本体部21A及び第二の隣接部材2Bの第二本体部21Bと同様に、隣接する蓄電素子10と共同して該蓄電素子10との間に温度調整用の流体が流通可能な流路Rを形成する。本実施形態の第三本体部21Cは、X軸方向から見て蓄電素子10と対応する大きさの矩形板状である。この第三本体部21Cは、それぞれがY軸方向に延び且つZ軸方向に間隔をあけて並ぶ複数の凸条211Cを有する。これら複数の凸条211Cは、第三本体部21Cにおける蓄電素子10との対向面212Cから突出している。
第三規制部25Cは、矩形状の第三本体部21Cの少なくとも角部からX軸方向に延び、第三本体部21Cと隣接する蓄電素子10(詳しくはケース11)とY-Z面方向の外側から当接することによって該蓄電素子10の第三本体部21Cに対するY-Z面方向への相対移動を規制する。本実施形態の第三規制部25Cは、第三本体部21CからX軸方向の一方(蓄電素子10側)に向けて延びている。
図1、図5、及び図6に示すように、保持部材3は、X軸方向に交互に並ぶ蓄電素子10及び隣接部材2によって構成される積層体Dの周囲を囲むことによって該積層体Dを保持する。即ち、保持部材3は、複数の蓄電素子10と複数の隣接部材2との周囲を囲むことでこれら複数の蓄電素子10と複数の隣接部材2とをひとまとめに保持する。この保持部材3は、金属等の導電性を有する部材によって構成される。
具体的に、保持部材3は、X軸方向における積層体Dの両側に配置される一対の終端部材31と、Y軸方向に積層体Dと隣り合う位置において該積層体Dに沿ってX軸方向に延びる延伸部材32と、終端部材31と延伸部材32とを連結する連結部材33と、を有する。
一対の終端部材31のそれぞれは、X軸方向の端に配置された蓄電素子10との間に第三の隣接部材2Cを挟み込むように配置される。具体的に、一対の終端部材31のそれぞれは、Y-Z面方向に沿って広がる終端部材本体311と、終端部材本体311からX軸方向の蓄電素子10から離れる向きに延びる鍔部313と、を有する。
終端部材本体311は、X軸方向から見て蓄電素子10と対応する大きさの矩形状である。詳しくは、終端部材本体311は、Y軸方向に長尺な矩形状であり、Y軸方向の両端部にZ軸方向に間隔をあけて配置される複数の貫通孔312を有する。また、鍔部313は、終端部材本体311のZ軸方向の一方の端部からX軸方向に延びると共にY軸方向に延びている。
一対の延伸部材32のそれぞれは、各蓄電素子10の短壁部124と対向する延伸部材本体320と、延伸部材本体320のZ軸方向の一方の端部から各蓄電素子10の蓋板13に沿ってY軸方向に延びると共にX軸方向に延びる第一片部321と、延伸部材本体320のZ軸方向の他方の端部から各蓄電素子10の閉塞部121に沿ってY軸方向に延びると共にX軸方向に延びる第二片部322と、延伸部材本体320のX軸方向の各端部から終端部材31に沿ってY軸方向に延びると共にZ軸方向に延びる一対の第三片部323と、を有する。
延伸部材本体320は、各蓄電素子10の短壁部124に沿って広がる板状であり、温度調整流体が各流路Rに流入し又は流出できるようにY軸方向に貫通する複数の第一貫通孔3201と、第二の隣接部材2Bの各第二締結部材26Bと対応する位置でY軸方向に貫通する複数の第二貫通孔3202と、を有する。この第二貫通孔3202には、第一締結部材4が挿通されている。
第一片部321は、X軸方向に長尺な帯状の部位であり、第二片部322も、X軸方向に長尺な帯状である。この第二片部322のX軸方向の両端部を除いた部位の幅(Y軸方向の寸法)は、第一片部321の幅より大きい。また、一対の第三片部323のそれぞれは、Z軸方向に間隔をあけて配置される複数の貫通孔3231を有する。各貫通孔3231は、終端部材31の貫通孔312と対応する位置に配置されている。
複数の連結部材33のそれぞれは、終端部材31の貫通孔312及び延伸部材32(詳しくは、第三片部323)の貫通孔3231を挿通した状態で終端部材31と延伸部材32とを締結する。本実施形態の各連結部材33は、ボルト331とナット332によって構成されている。
インシュレータ5は、絶縁性を有する。このインシュレータ5は、延伸部材32と、積層体Dとの間に配置される。具体的に、蓄電装置1は、一対のインシュレータ5を備え、各インシュレータ5は、延伸部材32における少なくとも複数の蓄電素子10と対向する領域をそれぞれ覆う。これにより、各インシュレータ5は、延伸部材32と複数の蓄電素子10との間を絶縁する。各インシュレータ5における延伸部材本体320の各第一貫通孔3201と対応する位置のそれぞれに延伸部材本体320の各第一貫通孔3201と対応する大きさ及び形状の貫通孔51を有する。
図1~図5に示すように、プレート部Bは、複数のバスバ6と、蓄電素子10の温度を検出する少なくとも一つのサーミスタSと、複数のバスバ6を保持するバスバ保持部材7と、バスバ6及びサーミスタSに接続される複数の電線80を有するハーネス8と、を備える。尚、図3では、説明の便宜上、一つの蓋部73を残して他の蓋部73を省略している。また、図4では、説明の便宜上、前記他の蓋部73に加え、ハーネス8と長尺部材77(バスバ保持部材7を構成する部材:図3参照)とを省略している。
複数のバスバ6のそれぞれは、金属等の導電性を有する板状の部材であり、異なる蓄電素子10の外部端子14同士を接続する。これら複数のバスバ6のそれぞれは、隣り合う蓄電素子10の外部端子14同士を接続することによって互いを導通させる。本実施形態の各バスバ6は、外部端子14に溶接されている。また、これら複数のバスバ6は、Y軸方向の一方と他方とにおいてそれぞれX軸方向に並ぶことでバスバ6の列(バスバ列)を形成する。即ち、二つのバスバ列は、Y軸方向に間隔をあけた位置(Y軸方向の一方と他方と)でそれぞれX軸方向に延びている。
サーミスタSは、蓄電素子10の表面(ケース11)に接することで、該蓄電素子10の表面の温度に応じた信号を出力する。本実施形態の蓄電装置1は、複数(蓄電装置1が備える蓄電素子10の数以下の数)のサーミスタSを備え、複数の蓄電素子10のうちの所定の蓄電素子10の温度を検出する。
ハーネス8は、複数の電線80を有するケーブル部81と、ケーブル部81の端部に配置されるコネクタ82と、を有する。
ケーブル部81は、一方の端部がバスバ6又はサーミスタSに接続されている複数の電線80の少なくとも一部が束ねられることによって形成されている。ケーブル部81は、一方の端部をバスバ保持部材7からX軸方向に突出させた状態で該バスバ保持部材7に配置されている。このケーブル部81の突出方向の先端には、コネクタ82が取り付けられている。本実施形態のコネクタ82は、多芯コネクタであり、二つ配置されている。
このケーブル部81に含まれる各電線80は、Y軸方向の一方のバスバ列を構成する各バスバ6と、Y軸方向の他方のバスバ列を構成する各バスバ6と、のそれぞれに電気的に接続されている。本実施形態のケーブル部81は、バスバ保持部材7のX軸方向の一方の端部から引き出されている。詳しくは、ケーブル部81を構成する複数の電線80がバスバ保持部材7のX軸方向の一方の端部からまとめて引き出されている。
バスバ保持部材7は、積層体Dにおける外部端子14の並ぶ面を覆うプレート状の保持部材本体70を有する。また、本実施形態のバスバ保持部材7は、保持部材本体70に取り外し可能に取り付けられる長尺部材77を有する。
保持部材本体70は、Z軸方向の寸法がX軸方向の寸法及びY軸方向の寸法に比べて小さいプレート状の部材であり、Z軸方向から見て積層体Dと対応する大きさの矩形状である。この保持部材本体70は、それぞれがバスバ6を保持する複数のバスバ保持部71と、ハーネス8が配置されるハーネス配置部(電線配置部)72と、複数の蓋部73と、を有する。また、保持部材本体70は、サーミスタSを保持する複数のサーミスタ保持部74を有する。本実施形態の保持部材本体70は、プレート部Bから装置本体Aに向かう向きに見たとき(即ち、Z軸方向の一方から他方側を見たとき)に積層体Dの一部(本実施形態の例では、各蓄電素子10のガス排出弁132)が露出する開口部75を有する(図4参照)。
複数のバスバ保持部71のそれぞれは、図13、図14及び図16にも示すように、隣り合う蓄電素子10の対応する外部端子14(詳しくは、一方の蓄電素子10の正極の外部端子14と他方の蓄電素子10の負極の外部端子14と)がそれぞれ挿通される一対の開口部を有する底壁部711と、底壁部711からZ軸方向の一方に延びる周壁部712と、を有する。
この周壁部712は、底壁部711の開口部に挿通された二つの外部端子14を接続するバスバ6を該バスバ6の周縁に沿って囲む(即ち、囲繞する)筒状であり、本実施形態の周壁部712は、矩形の角筒状である。また、周壁部712内には、少なくとも一つの押さえ部7121が設けられ、底壁部711に載置されたバスバ6の周縁部が少なくとも一つの押さえ部7121によってZ軸方向の一方(底壁部711と反対側)への移動を規制されることで、該バスバ6がバスバ保持部71に保持される。
以上のように構成される各バスバ保持部71は、保持部材本体70におけるY軸方向の一方の端部と他方の端部とのそれぞれにおいてX軸方向に並んでいる。換言すると、保持部材本体70において、X軸方向に並ぶバスバ保持部71の列(以下、「保持部列71A」とも称する。)がY軸方向に間隔をあけて二列配置されている。この保持部列71Aは、バスバ保持部材7のX軸方向の一方の端部から他方の端部まで延びている。また、この保持部列71Aにおいて隣り合うバスバ保持部71同士は、周壁部712の一部を共通させている。即ち、保持部列71AにおいてX軸方向に隣り合う二つのバスバ保持部71では、周壁部712の一部が共通の部位(壁)によって構成されている。
ハーネス配置部72は、保持部材本体70における溝状の部位であり、内側にハーネス8のケーブル部81が配置されている。このハーネス配置部72は、各保持部列71AのY軸方向の内側(保持部材本体70の中心C側:図4参照)に隣り合う位置において該保持部列71Aに沿ってX軸方向にそれぞれ延びる二つの第一部位721と、Y軸方向に延び且つ各第一部位721のX軸方向の一方の端部同士を接続する第二部位722と、を有する。本実施形態のハーネス配置部72には、各第一部位721と第二部位722とのそれぞれにケーブル部81が配置され、且つ、ハーネス8のコネクタ82側の端部が第二部位722のY軸方向の中央部からX軸方向に突出するように、ハーネス8が配置されている。
第一部位721のY軸方向の各側壁部7211は、X軸方向に連続又は断続に延びている。また、第一部位721の底壁部7212は、X軸方向に連続又は断続に延びている。本実施形態の各第一部位721では、側壁部7211と底壁部7212とのそれぞれは、X軸方向に断続に延びている。
第一部位721の底壁部7212及びY軸方向の内側の側壁部7211における各隣接部材2A、2Bの係合凸部22A、22Bと対応する位置に、Z軸方向に延びる切り欠き7213(又は孔)を有し、該切り欠き7213内に位置した状態(又は該孔を挿通した状態)の係合凸部22A、22Bの係合部222が該切り欠き7213(又は孔)の周縁部(本実施形態の例では、切り欠き7213の周縁部:以下、「被係合部」とも称する。)7213aと係合している(図13参照)。
複数の蓋部73のそれぞれは、バスバ保持部71の周壁部712におけるZ軸方向の一方の端部とハーネス配置部72の第一部位721におけるZ軸方向の一方の端部とを解放可能に覆う板状の部位である。各蓋部73は、矩形板状であり、周縁の一部と周壁部712のZ軸方向の前記端部の一部とが接続されている(図3及び図4参照)。この周壁部712と蓋部73との接続部位は、可撓性を有する。本実施形態の蓋部73は、X軸方向に隣り合う二つのバスバ保持部71と、第一部位721における前記二つのバスバ保持部71とY軸方向に隣り合う部位と、を覆う大きさの矩形板状、又は、一つのバスバ保持部71と、第一部位721における前記一つのバスバ保持部71とY軸方向に隣り合う部位と、を覆う大きさの矩形板状である。
複数のサーミスタ保持部74は、第一部位721のY軸方向の内側においてX軸方向に間隔をあけて配置され、図15及び図17にも示すように、各サーミスタ保持部74は、サーミスタSを蓄電素子10(本実施形態の例では、蓋板13)に押し付けた状態で保持する。本実施形態の保持部材本体70では、複数のサーミスタ保持部74は、Y軸方向において、中心Cを挟んで一方側の第一部位721の内側に隣り合う位置と、他方側の第一部位721の内側に隣り合う位置とのそれぞれにおいて、X軸方向に間隔をあけて配置されている。
本実施形態のサーミスタ保持部74は、サーミスタSの周囲を囲むように該サーミスタSを保持する部位であり、サーミスタSを蓄電素子10に向けて押し付けた状態で該サーミスタSを保持できる構成であれば、具体的な構成は、限定されない。
以上のように構成される保持部材本体70を含む蓄電装置1において、互いに係合している隣接部材2A、2Bの係合凸部22A、22Bと保持部材本体70の被係合部(切り欠き7213の周縁部)7213aとは、隣接部材2A、2Bに対してバスバ保持部材7を係止する係止部Lを構成している(図13参照)。
本実施形態の蓄電装置1において、各隣接部材2A、2Bが一対の係合凸部22A、22Bを有しているため、該蓄電装置1における各隣接部材2A、2Bと対応する位置には、Y軸方向に互いの間隔をあけた一対の係止部L(以下、単に「係止部対Lp」とも称する)がそれぞれ形成されている。即ち、蓄電装置1は、X軸方向に並ぶ複数の係止部対Lpを備える。
これら各係止部対Lpは、Y軸方向に間隔をあけて配置されるバスバ6間(即ち、バスバ保持部71間)に配置(形成)されている。また、蓄電装置1のX軸方向の端部では、係止部Lは、サーミスタSが押し付けられる蓄電素子10とX軸方向において隣り合う隣接部材(第一の隣接部材2A)に対してバスバ保持部材7を係止している(図16及び図17参照)。また、蓄電装置1のX軸方向の途中位置におけるサーミスタ保持部74と対応する部位では、係止部Lは、サーミスタSが押し付けられる蓄電素子10をX軸方向において挟む位置のそれぞれに形成されている(図14及び図15参照)。即ち、二つの係止部Lによって、サーミスタSが押し付けられる蓄電素子10とX軸方向の一方から隣接する隣接部材2A、2Bと、該蓄電素子10とX軸方向の他方から隣接する隣接部材2A、2Bとのそれぞれに対してバスバ保持部材7が係止されている。
開口部75は、各係止部対Lpを構成する一対の係止部L間においてX軸方向に並ぶガス排出弁132に沿って延び、且つZ軸方向に開口する部位である(図4参照)。本実施形態の開口部75は、保持部材本体70のY軸方向の中央部(具体的には、保持部材本体70のY軸方向の中心Cに対して一方側に配置されているサーミスタ保持部74と他方側に配置されているサーミスタ保持部74との間)において該保持部材本体70のX軸方向の一方の端部から他方の端部まで延びている。
長尺部材77は、X軸方向に延びる部材であり、保持部材本体70の開口部75に取り外し可能に取り付けられることで該開口部75を塞ぐ部材である。本実施形態の長尺部材は、樹脂等の絶縁性を有する素材によって形成されている。
以上のように構成される蓄電装置1では、係止部対Lpを構成する一対の係止部LがY軸方向に互いの間隔をあけて配置されていることでバスバ保持部材7がバスバ6を保持する部位(バスバ保持部71)の近くで隣接部材2A、2Bに係止されるため、バスバ保持部材7におけるバスバ6周辺の隣接部材(蓄電素子10間に配置される隣接部材)2A、2Bに対する動きが効果的に抑えられる。これにより、バスバ保持部材7が複数の蓄電素子10に対して動こうとしたときのバスバ6と外部端子14との接続部(本実施形態の例では、外部端子14とバスバ6との溶接部位)での応力の発生が抑えられる。
本実施形態の蓄電装置1では、各係止部対Lpが、Y軸方向に間隔をあけて配置されるバスバ6間に配置されている。このため、バスバ保持部材7(詳しくは、保持部材本体70)においてY軸方向の中央部が膨らむ(Z軸方向において隣接部材2から離れる)ような反りが効果的に抑えられる。これにより、前記反りに起因するバスバ6と外部端子14との接続部位での応力の発生が抑えられる。また、この構成によれば、バスバ保持部材7(詳しくは、保持部材本体70)の反りの影響を受けずにバスバ保持部材7を隣接部材2A、2Bに係止できる。
また、本実施形態の蓄電装置1では、バスバ保持部材7が、Y軸方向の端部に配置され且つバスバ6を保持するバスバ保持部71と、Y軸方向においてバスバ保持部71より該バスバ保持部材7の中心C(図4参照)に近い位置に配置され、サーミスタSを蓄電素子10に押し付けた状態で保持するサーミスタ保持部74と、を有し、係止部Lが、バスバ保持部71とサーミスタ保持部74との間に配置されている(図13参照)。このように、バスバ保持部71とサーミスタ保持部74との間に係止部Lが配置されている、即ち、バスバ保持部71とサーミスタ保持部74とのそれぞれの近くでバスバ保持部材7が隣接部材2A、2Bに係止されているため、バスバ保持部材7の隣接部材(蓄電素子10間に配置される隣接部材)2A、2Bに対する動きに加え、サーミスタ保持部74の隣接部材2A、2Bに対する動きも効果的に抑えられる。これにより、本実施形態の蓄電装置1では、バスバ保持部材7が複数の蓄電素子10に対して動こうとしたときに、バスバ6と外部端子14との接続部での応力の発生を抑えつつ、サーミスタSの蓄電素子10への押し付けも好適に維持される。
また、本実施形態の蓄電装置1では、バスバ保持部材7が、Y軸方向においてサーミスタ保持部74と隣り合う位置に配置され且つハーネス8(詳しくは、ケーブル部81に含まれる複数の電線80)が配置されるハーネス配置部(電線配置部)72の第一部位721と、サーミスタ保持部74と第一部位721とを仕切る部位(側壁部7211:仕切部)と、を有する。また、隣接部材2A、2Bが、蓄電素子10間に位置する本体部21A、21Bと、本体部21A、21Bからバスバ保持部材7に向けて突出する係合凸部22A、22Bと、を有し、側壁部(仕切部)7211が、係合凸部22A、22Bが係合する被係合部(切り欠き7213の周縁部)7213aを有する。そして、係止部Lは、係合凸部22A、22Bと被係合部とによって構成されている。このように、サーミスタ保持部74と第一部位721とを仕切る側壁部7211の一部(被係合部7213a)を利用して隣接部材2A、2Bにバスバ保持部材7を係止する構成とすることで、第一部位721とサーミスタ保持部74との間にこれら第一部位721及びサーミスタ保持部74に含まれない部位によって被係合部を構成する場合に比べ、バスバ保持部材7のY軸方向の寸法を抑えることができる。
また、本実施形態の蓄電装置1におけるX軸方向の端部では、係止部Lが、サーミスタSが押し付けられる蓄電素子10とX軸方向において隣り合う隣接部材2Aに対してバスバ保持部材7を係止している(図15及び図17参照)。このように、サーミスタ保持部74の近くでバスバ保持部材7が隣接部材2A、2Bに係止されているため、サーミスタSが押し付けられている蓄電素子10に対するサーミスタ保持部74の動きが効果的に抑えられる。これにより、複数の蓄電素子10に対してバスバ保持部材7が動こうとしても、サーミスタSの蓄電素子10への押し付けが好適に維持される。
また、本実施形態の蓄電装置1のX軸方向の途中位置(蓄電装置1の両端部を除いた位置)におけるサーミスタ保持部74の近傍では、係止部Lが、複数の蓄電素子のうちのサーミスタSが押し付けられる蓄電素子10をX軸方向において挟む位置のそれぞれに設けられている(図14及び図15参照)。このように、サーミスタSが押し付けられる蓄電素子10をX軸方向において挟む位置のそれぞれに係止部Lが設けられることで、サーミスタSが押し付けられている蓄電素子10に対するサーミスタ保持部74の動きが効果的に抑えられる。これにより、複数の蓄電素子10に対してバスバ保持部材7が動こうとしても、サーミスタSの蓄電素子10への押し付けが好適に維持される。
尚、本発明の蓄電装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
バスバ保持部材7が有する長尺部材77の具体的な構成は限定されない。上記実施形態の長尺部材77は、蓄電素子10のガス排出弁132からガスが排出されたときに、該ガスを所定の向に案内する機能を有していないが、例えば、長尺部材77は、蓄電素子10のガス排出弁132からガスが排出されたときに、該ガスをX軸方向に案内し、蓄電装置1のX軸方向の端部から外部に排出する構成でもよい。
また、上記実施形態のバスバ保持部材7(詳しくは、保持部材本体70)の開口部75は、保持部材本体70のY軸方向の中心C位置においてX軸方向に延びている、即ち、装置本体Aの各蓄電素子10のガス排出弁132がX軸方向に並んでいる位置であるが、この位置に限定されない。ガス排出弁132の列とずれた位置に配置されていてもよい。また、開口部75は、複数設けられてもよい。
また、上記実施形態のバスバ保持部材7は、長尺部材77を有しているが、長尺部材77を有していなくてもよい。
また、上記実施形態の蓄電装置1では、係止部対Lpは、Y軸方向の一方と他方とに間隔をあけて配置されるバスバ6の内側(保持部材本体70の中心C側)に配置されているが、この構成に限定されない。係止部対Lpを構成する各係止部Lは、Y軸方向の一方と他方とに間隔をあけて配置されるバスバ6の外側にそれぞれ配置されてもよい。
また、上記実施形態の蓄電装置1では、各隣接部材2A、2Bが係合凸部22A、22Bをそれぞれ有し、保持部材本体70における前記係合凸部22A、22Bと対応する部位のそれぞれに被係合部7213aを有しているが、この構成に限定されない。複数の隣接部材2A、2Bのうちの一部の隣接部材2A、2Bが係合凸部22A、22Bを有し、保持部材本体70における前記係合凸部22A、22Bと対応する部位のそれぞれに被係合部7213aを有する構成でもよい。
また、上記実施形態の保持部材本体70は、サーミスタ保持部74を有しているが、サーミスタ保持部74を有していなくてもよい。
また、上記実施形態の係止部Lは、Y軸方向におけるサーミスタ保持部74の外側(外側の端縁を含む)に配置されているが、この構成に限定されない。係止部Lは、Y軸方向におけるサーミスタ保持部74の内側(内側の端縁を含む)に配置されていてもよい。
また、上記実施形態の係止部Lでは、隣接部材2A、2Bの有する係合凸部22A、22Bが、保持部材本体70の有する被係合部7213aに係合するが、この構成に限定されない。保持部材本体70から装置本体Aに向けて延びる係合凸部が、装置本体Aの有する被係合部に係合する構成でもよく、保持部材本体70から装置本体Aに向けて延びる係合凸と、装置本体Aから保持部材本体70に向けて延びる係合凸部とが互いに係合する構成等でもよい。
また、上記実施形態の蓄電装置1では、サーミスタSが押し付けられている蓄電素子10と隣り合う隣接部材2の位置に係止部Lが形成されている(即ち、前記隣接部材2A、2Bが係合凸部22A、22Bを有している)が、この構成に限定されない。係止部Lは、サーミスタSが押し付けられている蓄電素子10と隣り合う隣接部材2A、2BからX軸方向に間隔をあけた位置に配置されていてもよい。
また、上記実施形態の保持部材本体70では、被係合部7213aは、第一部位721とサーミスタ保持部74とを仕切る壁(第一部位721とサーミスタ保持部74とが共有する部位)7211に設けられているが、他の位置に設けられてもよい。
また、上記実施形態においては、蓄電素子が充放電可能な非水電解質二次電池(例えばリチウムイオン二次電池)として用いられる場合について説明したが、蓄電素子の種類や大きさ(容量)は任意である。また、上記実施形態において、蓄電素子の一例として、リチウムイオン二次電池について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、種々の二次電池、その他、一次電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタの蓄電素子にも適用可能である。
1…蓄電装置、2…隣接部材、2A…第一の隣接部材、21A…第一本体部(本体部)、22A…係合凸部、221…軸部、222…係合部、222a…係斜面、23A…係止部、24A…延設部、25A…第一規制部、2B…第二の隣接部材、21B…第二本体部(本体部)、211B…凸条、212B…対向面、22B…係合凸部、24B…延設部、25B…第二規制部、26B…第二締結部材、2C…第三の隣接部材、21C…第三本体部、211C…凸条、212C…対向面、25C…第三規制部、3…保持部材、31…終端部材、311…終端部材本体、312…貫通孔、313…鍔部、32…延伸部材、320…延伸部材本体、3201…第一貫通孔、3202…第二貫通孔、321…第一片部、322…第二片部、323…第三片部、3231…貫通孔、33…連結部材、331…ボルト、332…ナット、4…第一締結部材、5…インシュレータ、51…貫通孔、6…バスバ、7…バスバ保持部材、70…保持部材本体、71…バスバ保持部、71A…保持部列、711…底壁部、712…周壁部、7121…押さえ部、72…ハーネス配置部、721…第一部位、7211…側壁部(仕切部)、7212…底壁部、7213…切り欠き、7213a…被係合部、722…第二部位、73…蓋部、74…サーミスタ保持部、75…開口部、77…長尺部材、8…ハーネス、80…電線、81…ケーブル部、82…コネクタ、10…蓄電素子、11…ケース、12…ケース本体、121…閉塞部、122…胴部、123…長壁部、124…短壁部、13…蓋板、131…蓋板本体、132…ガス排出弁、14…外部端子、500…バスバモジュール、501…バスバ、502…樹脂プレート、503…収容部、504…周壁、510…電池集合体、511…電池、512…正極柱、513…負極柱、A…装置本体、B…プレート部、C…保持部材本体のY軸方向の中心、D…積層体、L…係止部、Lp…係止部対、R…流路、S…サーミスタ

Claims (7)

  1. 第一方向に並ぶ複数の蓄電素子であって、それぞれが前記第一方向と直交する第二方向の端部において前記第一方向及び前記第二方向のそれぞれと直交する第三方向に間隔をあけて配置される一対の外部端子を有する複数の蓄電素子と、
    隣り合う蓄電素子間に配置される隣接部材と、
    前記第一方向に並ぶ前記外部端子同士を接続し、前記第三方向に間隔をあけて配置される複数のバスバと、
    前記複数の蓄電素子に沿って配置され且つ前記複数のバスバを保持するバスバ保持部材と、
    前記隣接部材に対して前記バスバ保持部材を係止する一対の係止部と、を備え、
    前記バスバ保持部材は、前記第三方向において前記蓄電素子の一方の端部と対応する位置から他方の端部と対応する位置まで延びると共に前記第一方向に延び、
    前記一対の係止部は、前記第三方向に互いの間隔をあけて配置されている、蓄電装置。
  2. 前記一対の係止部は、前記第三方向に間隔をあけて配置されるバスバ間に配置される、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記バスバ保持部材は、
    前記第三方向の端部に配置され且つ前記バスバを保持するバスバ保持部と、
    前記第三方向において前記バスバ保持部より該バスバ保持部材の中心に近い位置に配置され、サーミスタを前記蓄電素子に押し付けた状態で保持するサーミスタ保持部と、を有し、
    前記係止部は、前記バスバ保持部と前記サーミスタ保持部との間に配置されている、請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記バスバ保持部材は、前記第三方向において前記サーミスタ保持部と隣り合う位置に配置され且つ電線が配置される電線配置部と、前記サーミスタ保持部と前記電線配置部とを仕切る仕切部と、を有し、
    前記隣接部材は、前記蓄電素子間に位置する本体部と、前記本体部から前記バスバ保持部材に向けて突出する係合凸部と、を有し、
    前記仕切部は、前記係合凸部が係合する被係合部を有し、
    前記係止部は、前記係合凸部と前記被係合部とによって構成されている、請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記係止部は、前記複数の蓄電素子のうちの前記サーミスタが押し付けられる蓄電素子と前記第一方向において隣り合う前記隣接部材に対して前記バスバ保持部材を係止する、請求項3又は4に記載の蓄電装置。
  6. 前記係止部は、前記複数の蓄電素子のうちの前記サーミスタが押し付けられる蓄電素子を前記第一方向において挟む位置のそれぞれに設けられている、請求項3~5のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  7. 前記複数の蓄電素子のそれぞれは、前記第二方向の端部に配置されるガス排出弁を有し、
    前記バスバ保持部材は、
    前記一対の係止部間において前記第一方向に沿って並ぶ前記ガス排出弁に沿って延び、且つ前記第二方向に開口する開口部と、
    前記開口部に沿って延び且つ前記開口を塞ぐ長尺部材と、を有し、
    前記長尺部材は、前記開口部から取り外し可能に構成され、又は、前記ガス排出弁からガスが放出されたときに該ガスを前記第一方向に案内可能に構成される、請求項1~6のいずれか1項に記載の蓄電装置。
JP2022010018A 2022-01-26 2022-01-26 蓄電装置 Pending JP2023108789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022010018A JP2023108789A (ja) 2022-01-26 2022-01-26 蓄電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022010018A JP2023108789A (ja) 2022-01-26 2022-01-26 蓄電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023108789A true JP2023108789A (ja) 2023-08-07

Family

ID=87518192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022010018A Pending JP2023108789A (ja) 2022-01-26 2022-01-26 蓄電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023108789A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8916287B2 (en) Rechargeable battery
US8974950B2 (en) Connection structure for battery module, battery module and method of connecting terminals of battery modules
JP6148202B2 (ja) 蓄電装置の冷却構造
JP6205808B2 (ja) 蓄電素子モジュール
JP6257951B2 (ja) 電池モジュール
KR101371212B1 (ko) 전지 모듈용 셀 카트리지 및 전지 모듈
JP7303270B2 (ja) 電池パック
JP2015225703A (ja) 蓄電モジュール及びその固定構造
US20190081295A1 (en) Energy storage apparatus
JP6629140B2 (ja) 蓄電モジュール
US20190280353A1 (en) Cell Pack
JP2003243049A (ja) 電池モジュール
KR20190068406A (ko) 전지 팩 커넥터 및 이를 포함하는 전지 팩
KR101666876B1 (ko) 이차 전지 및 그 모듈
US9543624B2 (en) Electrical storage module
CN111712940B (zh) 电池模块
KR101147172B1 (ko) 이차 전지 및 전지 모듈
JP7134626B2 (ja) 蓄電装置
JP7174482B2 (ja) 電池モジュール
US20170117520A1 (en) Fastening structure
US20220006134A1 (en) Battery module
US11374288B2 (en) Busbar and battery laminate
JP2023108789A (ja) 蓄電装置
US20180145301A1 (en) Conductive module and battery pack
JP7174345B2 (ja) 蓄電装置