JP2023104468A - 機器システム、情報端末及び制御方法 - Google Patents

機器システム、情報端末及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機器をメッシュネットワークに容易に参加させることができる機器システムなどを提供する。【解決手段】機器システムは、メッシュネットワークMに参加可能な第1機器及び第2機器と、第1機器と無線通信を行う情報端末30と、を備え、情報端末30は、第1機器がメッシュネットワークMに参加済みかつ第2機器がメッシュネットワークMに未参加の場合に、第2機器をメッシュネットワークに参加させるための設定処理を第1機器に行わせるための代理要求情報を、無線通信を用いて第1機器へ出力し、第1機器は、情報端末30から取得した代理要求情報が示す設定処理を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、機器システム、情報端末及び制御方法に関する。
照明器具などの機器の識別情報とレイアウト情報との対応付けを行う技術が提案されている。特許文献1には、複数の機器について、このような対応付けをタブレットPC又はスマートフォンなどの情報端末(操作装置)を用いて行う機器システム(照明システム)が開示されている。
このような機器システムにおいては、対応付けの処理が行われる過程で、対象となる機器の光源を点滅させる場合がある。特に広大な空間で機器システムが用いられると、点滅している機器を目視確認するために、情報端末を携帯するユーザが広大な空間内を歩き回って移動する必要がある。
特開2019-36400号公報
ところで、上記機器システムにおいては、1台の機器の対応付けが行われた後に、無線通信を介した情報端末からの制御により、当該1台の機器をメッシュネットワークに参加させる処理が行われる場合がある。しかし、当該処理が行われている最中に、当該1台の機器以外の他の機器の対応付けを行うためにユーザが広大な空間内を移動すると、当該1台の機器と情報端末との距離が離れるため、無線通信が途絶えるときがある。このときには、当該1台の機器をメッシュネットワークに参加させることができない。つまりこのような機器システムでは、機器をメッシュネットワークに参加させることが困難である。
本発明は、機器をメッシュネットワークに容易に参加させることができる機器システムなどを提供する。
本発明の一態様に係る機器システムは、それぞれがメッシュネットワークに参加可能な第1機器及び第2機器と、前記第1機器と無線通信を行う情報端末と、を備え、前記情報端末は、前記第1機器が前記メッシュネットワークに参加済みかつ前記第2機器が前記メッシュネットワークに未参加の場合に、前記第2機器を前記メッシュネットワークに参加させるための設定処理を前記第1機器に行わせるための代理要求情報を、前記無線通信を用いて前記第1機器へ出力し、前記第1機器は、前記情報端末から取得した前記代理要求情報が示す前記設定処理を行う。
本発明の一態様に係る情報端末は、メッシュネットワークに参加可能な第1機器と無線通信する通信部と、前記第1機器が前記メッシュネットワークに参加済みかつ第2機器が前記メッシュネットワークに未参加の場合に、前記第2機器を前記メッシュネットワークに参加させるための設定処理を前記第1機器に行わせるための代理要求情報を、前記通信部に前記無線通信を用いて前記第1機器へ出力させる制御部と、を備える。
本発明の一態様に係る制御方法は、機器システムによって行われる制御方法であって、前記機器システムは、それぞれがメッシュネットワークに参加可能な第1機器及び第2機器と、前記第1機器と無線通信する情報端末と、を備え、前記制御方法は、前記第1機器が前記メッシュネットワークに参加済みかつ前記第2機器が前記メッシュネットワークに未参加の場合に、前記第2機器を前記メッシュネットワークに参加させるための設定処理を前記第1機器に行わせるための代理要求情報を、前記情報端末が前記無線通信を用いて前記第1機器へ出力するステップと、前記第1機器が前記情報端末から取得した前記代理要求情報が示す前記設定処理を行うステップと、を含む。
本発明の機器システムなどは、機器をメッシュネットワークに容易に参加させることができる。
図1は、実施の形態に係る照明システムの概略構成を示す図である。 図2は、実施の形態に係る照明システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、照明システムの動作例1のシーケンス図である。 図4は、実施の形態に係る初期設定画面の一例を示す図である。 図5は、実施の形態に係るマップ画像におけるアイコンの一例を示す図である。 図6は、実施の形態に係るリストの一例を示す図である。 図7は、照明システムの動作例2のシーケンス図である。 図8は、実施の形態に係る重要度が示されたマップ画像の一例を示す図である。 図9は、実施の形態に係る他の例の重要度が示されたマップ画像における複数の第2照明器具の設置位置と、第1照明器具の設置位置とが示された図である。 図10は、図9が示す設置位置のそれぞれに設置された第2照明器具のメッシュネットワークの例を示す図である。 図11は、照明システムの動作例3のシーケンス図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る照明システム100の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る照明システム100の概略構成を示す図である。図2は、本実施の形態に係る照明システム100の機能構成を示すブロック図である。照明システム100は、機器システムの一例である。図1及び図2に示されるように、照明システム100は、複数の第1照明器具10と、複数の第2照明器具20と、情報端末30とを備える。
本実施の形態に係る照明システム100においては、複数の第1照明器具10のそれぞれは、無線通信機能を有し、メッシュネットワークMに参加可能な機器である。複数の第1照明器具10のそれぞれがメッシュネットワークMに参加済みの場合には、複数の第1照明器具10は、メッシュネットワークMを構成する。メッシュネットワークMにおいては、ある第1照明器具10から他の第1照明器具10へ情報を伝送するときには、当該情報はバケツリレー方式で伝送される。
また、照明システム100においては、情報端末30は、メッシュネットワークMに未参加の第2照明器具20を、メッシュネットワークMに参加させるための設定処理を第1照明器具10に代理で行わせる。より具体的には、情報端末30は上記設定処理を第1照明器具10に行わせるための代理要求情報を第1照明器具10へ出力し、第1照明器具10は出力された代理要求情報が示す設定処理を行う。これにより、第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させることができる。
このように、複数の第1照明器具10と複数の第2照明器具20とが同一のメッシュネットワークMに参加済みとなると、以下のように情報が伝達される。例えば、1つの第1照明器具10が他の1つの第1照明器具10のアドレス情報(宛先情報)を含む情報をブロードキャストで出力する。すると、これを取得した上記1つの第1照明器具10と同一のメッシュネットワークMに属する他の複数の第1照明器具10及び複数の第2照明器具20のそれぞれは、取得した情報をさらにブロードキャストで出力する。つまり、他の複数の第1照明器具10及び複数の第2照明器具20のそれぞれは、情報を中継する。このような情報の中継が同一のメッシュネットワークM内で繰り返される。これにより、1つの第1照明器具10が出力した上記情報は、当該1つの第1照明器具10と同一のメッシュネットワークM内に属する全ての第1照明器具10及び全ての第2照明器具20に行き渡る。
まず、複数の第1照明器具10について説明する。
第1照明器具10は、第1機器の一例である。第1照明器具10は、室内空間の天井Cに設置されて当該室内空間を照明するベースライトなどである。複数の第1照明器具10のそれぞれは、無線通信機能を有し、メッシュネットワークMに参加可能である。なお、第1照明器具10の態様は、特に限定されるものではなく、シーリングライト、ダウンライト又はスポットライトなどであってもよい。第1照明器具10は、具体的には、照明通信部11と、光源12と、照明制御部13とを有する。
照明通信部11は、第1照明器具10が他の第1照明器具10、第2照明器具20、及び、情報端末30と無線通信(より具体的には、電波通信)を行うための無線通信回路である。メッシュネットワークMに参加済みの第1照明器具10がメッシュネットワークMに参加済みの他の第1照明器具10又はメッシュネットワークMに参加済みの第2照明器具20と通信を行う場合には、照明通信部11はメッシュネットワークMを通じた通信を行う。第2照明器具20がメッシュネットワークMに未参加の場合には、照明通信部11は、メッシュネットワークMを介さない通信を、当該第2照明器具20と行う。メッシュネットワークMを介さない通信とは、例えば、当該第2照明器具20のアドレス情報(宛先情報)を含む情報をユニキャストで出力する通信である。なお、照明通信部11は、出力信号としてビーコン信号(アドバタイズ信号などと呼ばれることもある)を定期的に出力し、ビーコン信号を取得した情報端末30と無線通信を行う。照明通信部11は、具体的には、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)またはWi-Fi(登録商標)などの通信規格にしたがって無線通信を行う。
本実施の形態においては、照明通信部11は、情報端末30から出力された代理要求情報を取得し、取得された代理要求情報が示す設定処理を行う。
光源12は、第1照明器具10が室内空間を照らすために室内空間へ白色光を照射する。光源12は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子によって実現されるが、半導体レーザ、有機EL(Electro Luminescence)、または、無機EL等の他の発光素子によって実現されてもよい。
照明制御部13は、設定処理に関する情報処理を行う。また、照明制御部13は、例えば、照明コントローラ(不図示)から出力され照明通信部11によって取得されたユーザUの指示に応じて光源12を制御する。照明制御部13は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。照明制御部13の機能は、照明制御部13を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサなどのハードウェアが記憶部(不図示)に記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
続いて、複数の第2照明器具20について説明する。
第2照明器具20は、第2機器の一例である。第2照明器具20は、第1照明器具10と同じく、室内空間の天井Cに設置されて当該室内空間を照明するベースライトなどである。複数の第2照明器具20のそれぞれは、メッシュネットワークMに参加可能である。本実施の形態においては、第2照明器具20は、設定処理が行われることにより、メッシュネットワークMに参加することができる。なお、第2照明器具20の態様は、特に限定されるものではなく、シーリングライト、ダウンライト又はスポットライトなどであってもよい。第2照明器具20は、具体的には、照明通信部21と、光源22と、照明制御部23とを有する。
照明通信部21は、第2照明器具20が他の第2照明器具20、第1照明器具10、及び、情報端末30と無線通信(より具体的には、電波通信)を行うための無線通信回路である。
照明通信部21は、ビーコン信号を定期的に出力し、ビーコン信号を取得した情報端末30と無線通信を行う。なお、照明通信部21から出力されたビーコン信号は、第1照明器具10の照明通信部11によっても取得される。
メッシュネットワークMに参加済みとなった第2照明器具20が有する照明通信部21が、メッシュネットワークMに参加済みとなった第2照明器具20と通信を行う場合には、メッシュネットワークMを通じた通信を行う。
同様に、メッシュネットワークMに参加済みとなった第2照明器具20が有する照明通信部21が、メッシュネットワークMに参加済みの第1照明器具10と通信を行う場合にも、メッシュネットワークMを通じた通信を行う。また、メッシュネットワークMに未参加の第2照明器具20が有する照明通信部21は、上記の通り照明通信部11とメッシュネットワークMを介さない通信を行う。照明通信部21は、具体的には、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)またはWi-Fi(登録商標)などの通信規格にしたがって無線通信を行う。
第2照明器具20に設定処理が行われるときに、照明通信部21は固有照明情報を取得する。この固有照明情報は、第2照明器具20が有する記憶部(不図示)に記憶される。固有照明情報とは、複数の第2照明器具20のそれぞれにとって別個に与えられる情報であって、当該第2照明器具20に固有の情報である。例えば、固有照明情報には、所定のシーンと当該所定のシーンにおける調光制御値及び調色制御値とが紐づけて示されている。
光源22は、第2照明器具20が室内空間を照らすために室内空間へ白色光を照射する。光源22は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子によって実現されるが、半導体レーザ、有機EL(Electro Luminescence)、または、無機EL等の他の発光素子によって実現されてもよい。
照明制御部23は、設定処理に関する情報処理を行う。また、照明制御部23は、上記の固有照明情報などに応じて光源22を制御する。照明制御部23は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。照明制御部23の機能は、照明制御部13を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサなどのハードウェアが記憶部(不図示)に記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
なお、本実施の形態においては、上記の通り第1機器及び第2機器は、それぞれ第1照明器具10及び第2照明器具20である。このため、メッシュネットワークMを通じて伝送される情報は、例えば、所定のシーンを指定する情報である。例えば複数の第2照明器具20の照明制御部23は、当該情報によって指定された所定のシーンと、記憶部に記憶されている固有照明情報とを参照して、点灯制御、消灯制御又は調光制御する。また例えば、メッシュネットワークMを通じて伝送される情報は、複数の第1照明器具10及び複数の第2照明器具20を点灯制御、消灯制御、または、調光制御するための制御情報である。
また、第1機器及び第2機器は、環境センサ又はカメラなどであってもよい。この場合、メッシュネットワークを通じて伝送される情報は、例えば、環境センサの計測値(センシング情報)又はカメラによる撮像動画像情報が伝送されるような場合もある。
次に、情報端末30の構成について説明する。情報端末30は、第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させるための設定処理を第1照明器具10に代理で行わせるなどの情報処理を行う情報端末である。情報端末30は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、またはPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末である。また、情報端末30は、照明システム100において用いられる専用のリモートコントローラであってもよい。情報端末30は、上記情報処理を行うユーザUによって使用される。ここでのユーザUは、例えば、複数の第2照明器具20の天井への設置作業を行った設置者であるが、設置者以外の他のユーザUであってもよい。情報端末30は、具体的には、操作受付部31と、表示部32と、端末通信部33と、制御部34と、記憶部35とを備える。
操作受付部31は、受付部の一例であり、ユーザUの操作を受付ける。操作受付部31は、具体的には、タッチパネルなどによって実現される。
表示部32は、上記設定処理のために必要な画像を表示する。表示部32は、例えば、液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。
端末通信部33は、通信部の一例であり、情報端末30がメッシュネットワークMに参加可能な複数の第1照明器具10のそれぞれと無線通信(より具体的には、電波通信)を行うための無線通信回路である。また、端末通信部33は、情報端末30がメッシュネットワークMに参加可能な複数の第2照明器具20のそれぞれと無線通信(より具体的には、電波通信)を行う。端末通信部33は、具体的には、BLEまたはWi-Fi(登録商標)などの通信規格にしたがって無線通信を行う。端末通信部33は、第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させるための設定処理を第1照明器具10に行わせるための代理要求情報を、無線通信を用いて第1照明器具10へ出力する。
制御部34は、操作受付部31によって受付けられたユーザUの操作に応じて上記情報処理を行う。具体的には、制御部34は、メッシュネットワークMに未参加の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させるための設定処理を第1照明器具10に行わせるための代理要求情報を、端末通信部33に第1照明器具10へ出力させる。制御部34は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサまたは専用回路によって実現されてもよい。制御部34の機能は、制御部34を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサなどのハードウェアが記憶部35に記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
記憶部35は、制御部34が実行するコンピュータプログラムなどの設定処理に関する情報処理に必要な情報が記憶される記憶装置である。記憶部35は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
なお、本実施の形態においては、メッシュネットワークMに未参加の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させるための設定処理は、メッシュネットワークMに参加済みの第1照明器具10が行うが、これに限られない。情報端末30自身が設定処理を行ってもよい。
[動作例1]
次に、照明システム100の動作例1について説明する。
ここでは、動作例には、第2照明器具20の設置位置及び第2照明器具20の識別情報を対応付ける初期設定動作と、複数の第2照明器具20のそれぞれをメッシュネットワークMに参加させるための設定処理を行う設定処理動作とが含まれる。なお、設定処理動作は、プロビジョニングとも呼ばれる。
なお、本動作例の実施前に、第1照明器具10の設置位置及び第1照明器具10の識別情報を対応付ける初期設定動作と、複数の第1照明器具10のそれぞれをメッシュネットワークMに参加させるための設定処理を行う設定処理動作とは、既に実施済みである。つまり、本動作例が実施される時点で、第1照明器具10の設置位置及び識別情報が対応付けられ、複数の第1照明器具10はメッシュネットワークMに参加済みである。第1照明器具10についての初期設定動作及び設定処理動作は、公知の手法が用いられて実施されるとよい。つまり本動作例においては、複数の第1照明器具10はメッシュネットワークMに参加済みかつ第2照明器具20はメッシュネットワークMに未参加の場合である。
図3を用いて、第2照明器具20についての初期設定動作及び設定処理動作を説明する。
図3は、照明システム100の動作例1のシーケンス図である。図3の動作例は、例えば、設置者によって複数の第1照明器具10及び第2照明器具20が天井Cに設置された後に行われる。設置者は、ユーザUの一例である。
まずは、第2照明器具20についての初期設定動作について説明する。
情報端末30の操作受付部31は、初期設定動作の開始を指示する第1開始操作を受付ける(S10)。操作受付部31は、例えば、第1開始操作を設置者から受付ける。
制御部34は、操作受付部31によって受付けられた第1開始操作に基づき、マップ画像32mを含む初期設定画面を表示部32に表示する(S12)。図4は、本実施の形態に係る初期設定画面の一例を示す図である。マップ画像32mは、複数の第1照明器具10及び複数の第2照明器具20が設置されたエリアの上面から見た図である。図4の例では複数の第2照明器具20の設置位置P1~P12が丸印で示されている。つまり、マップ画像32mは、複数の第2照明器具20の設置位置を示す画像である。また、図4においては、初期設定動作及び設定処理動作が実施された複数の第1照明器具10の設置位置P101~P104も示されている。マップ画像32mは、あらかじめ記憶部35に記憶されている。なお、図4が示す初期設定画面における複数のアイコン32aは、実際にはステップS12の時点では表示されず、後述のステップS18において表示される。
上記の通り、ステップS12の時点では、複数の第2照明器具20がどのように設置されているかは既知であるが、どの場所にどの第2照明器具20が位置しているかは不明である。つまり、ステップS12の時点では、第2照明器具20の設置位置と第2照明器具20の識別情報とは対応付けられていない。
ここで、複数の第2照明器具20のそれぞれは、メッシュネットワークMに参加する前には、ビーコン信号を定期的に出力している。複数の第2照明器具20のそれぞれが発するビーコン信号には、当該第2照明器具20の識別情報(MAC(Media Access Control)アドレスなど)が含まれる。
この状況で、操作受付部31は、スキャン開始操作を設置者から受付ける(S14)。スキャン開始操作は、例えば、図4の初期設定画面におけるスキャン開始アイコン32bへのタップ操作である。
スキャン開始操作が受付けられたことを契機に、端末通信部33は、複数の第2照明器具20のそれぞれからビーコン信号を取得する(S16)。取得されたMACアドレスは、記憶部35に記憶される。
制御部34は、端末通信部33によって複数のMACアドレスが取得されると、初期設定画面に複数のMACアドレスに1対1で対応する複数のアイコン32aを表示部32に表示する(S18)。複数のアイコン32aは、複数のMACアドレスを設置者が選択するために、設置者の操作対象となるアイコンである。図4には、第2照明器具20の複数のアイコン32aが表示された初期設定画面の一例が示されており、複数のアイコン32aが横一列に並べて表示されている。
次に、操作受付部31は、複数のアイコン32aの選択操作を設置者から受付ける(S20)。選択操作は、例えば、複数のアイコン32aのいずれかへのタップ操作である。制御部34は、操作受付部31によって受付けられた選択操作に基づき、端末通信部33に点滅指令を出力させる(S22)。点滅指令は、例えば、選択操作の後に、点滅アイコン32cへのタップ操作が受付けられたことを契機に出力される。
点滅指令においては、選択されたアイコン32aに対応する第2照明器具20の識別情報が指定されている。点滅指令は、複数の第2照明器具20のうち当該識別情報を有する第2照明器具20である対象の第2照明器具20を選択的に点滅させるための信号である。複数の第2照明器具20のうち対象の第2照明器具20は点滅指令を取得すると、光源22が点滅する(S24)。一例として、対象の第2照明器具20は1台であり、他の複数の第2照明器具20のそれぞれの光源22は点滅しない。
情報端末30を操作している設置者は、点滅している対象の第2照明器具20の実際の設置位置を目視で確認し(S26)、点滅している対象の第2照明器具20のマップ画像32m上での設置位置(例えば、設置位置P1~P12のいずれか)を指定する。操作受付部31は、マップ画像32m内の第2照明器具20の設置位置の指定操作を設置者から受付ける(S28)。そうすると、制御部34は、ステップS20で選択されたアイコン32aが示す識別情報と、ステップS28で指定された設置位置とを対応付けて記憶部35に記憶する(S30)。また、制御部34は、対応付けが完了したアイコン32aの表示を解除する(S32)。つまり、ステップS18で表示された複数のアイコン32aの数が1つ減少する。
上記ステップS10からステップS32までが、初期設定動作に相当する。
次に、設定処理動作について説明する。
ここでは、初期設定動作のステップS30で対応付けが完了した第2照明器具20(対象の第2照明器具20)について、設定処理動作が行われる。
まず、情報端末30の操作受付部31は、設定処理動作の開始を指示する第2開始操作を設置者から受付ける(S34)。
第2開始操作は、例えば、図4の初期設定画面における設定処理動作開始アイコン(不図示)へのタップ操作である。さらに、情報端末30の操作受付部31は、対象の第2照明器具20について設定処理を行う第1照明器具10を選択する選択操作を設置者から受付ける。当該選択操作は、例えば、複数の第1照明器具10の設置位置P101~P104のいずれかへのタップ操作である。
ステップS34では、マップ画像32mには、メッシュネットワークMに参加させる対象の第2照明器具20と無線通信する第1照明器具10の設置位置が示されている。一例として、対象の第2照明器具20が設置位置P1に設置されている場合には、この対象の第2照明器具20と無線通信する第1照明器具10の設置位置である設置位置P101及びP102には、星形の記号が付されている。
なお、対象の第2照明器具20と無線通信する第1照明器具10とは、対象の第2が第2照明器具20と所定の距離の範囲内に位置する第1照明器具10である。また、対象の第2照明器具20と無線通信する第1照明器具10とは、対象の第2照明器具20から出力されたビーコン信号の受信信号強度が所定の値以上となる第1照明器具10であってもよい。
ステップS34で受付けられる選択操作は、対象の第2照明器具20と無線通信する1以上の第1照明器具10のうち設定処理を行う第1照明器具10を選択する操作である。なお、選択された第1照明器具10を代理機器である第1照明器具10と記載する場合がある。
制御部34は、受付けられた選択操作によって選択された代理機器である第1照明器具10とユニキャストで通信を行い、端末通信部33に当該第1照明器具10へ代理要求情報を出力させる(S36)。つまり、当該第1照明器具10がメッシュネットワークMに参加済みかつ対象の第2照明器具20がメッシュネットワークMに未参加の場合であり、この場合に、情報端末30は代理要求情報を出力する。代理要求情報は、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させるための設定処理を代理機器である第1照明器具10に行わせるための情報である。
より具体的には、代理要求情報には、メッシュネットワークMを示す情報が含まれる。
メッシュネットワークMを示す情報は、対象の第2照明器具20がメッシュネットワークMに参加するための情報である。メッシュネットワークMを示す情報には、第1照明器具10が既に所属するメッシュネットワークMのネットワークID、及び、メッシュネットワークM内での通信に用いられる対象の第2照明器具20のアドレス情報(ユニキャストアドレス)が含まれる。メッシュネットワークMを示す情報には、必要に応じて、メッシュネットワークM内での通信に用いられるセキュリティパスコード、及び、情報端末30に関する情報(メッシュネットワークMを管理する装置に関する情報)などが含まれてもよい。
またこのとき、端末通信部33は、対象の第2照明器具20に固有の固有照明情報を、代理機器である第1照明器具10に出力する。固有照明情報とは、複数の第2照明器具20のそれぞれにとって別個に与えられる情報であって、当該第2照明器具20に固有の情報である。
代理機器である第1照明器具10の照明通信部11は、代理要求情報及び対象の第2照明器具20の固有照明情報を取得する。
代理機器である第1照明器具10の照明通信部11は、対象の第2照明器具20とユニキャストで通信を行い、取得した代理要求情報が示すメッシュネットワークMを示す情報、及び、対象の第2照明器具20の固有照明情報を出力する(S38)。
対象の第2照明器具20は、出力されたメッシュネットワークMを示す情報、及び、固有照明情報を取得して、記憶する(S40)。より具体的には、対象の第2照明器具20の記憶部(不図示)に、取得されたメッシュネットワークMを示す情報、及び、固有照明情報が記憶される。
メッシュネットワークMを示す情報が記憶部に記憶された第2照明器具20は、メッシュネットワークMに参加することができる。ステップS40が行われると、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させるための設定処理が完了する。
このように、設定処理とは、メッシュネットワークMを示す情報を第2照明器具20に出力する処理と言える。これにより、当該第2照明器具20にはメッシュネットワークMを示す情報が記憶され、当該第2照明器具20はメッシュネットワークMにより確実に参加することができる。
なお、ステップS38及びステップS40において、表示部32は、代理機器である第1照明器具10が設定処理を行っておりかつ対象の第2照明器具20に設定処理が行われていること、及び/又は、設定処理の進捗状況、を表示するとよい。
図5は、本実施の形態に係るマップ画像32mにおけるアイコンの一例を示す図である。ステップS38及びステップS40において、図5が示すように、第1照明器具10が設定処理を行っておりかつ対象の第2照明器具20に設定処理が行われていることを示す「設定処理中」などの文字32dが表示されるとよい。また、図5が示すように、設定処理の進捗状況を示すプログレスバー32e及び進捗率などが表示されるとよい。
さらに、対象の第2照明器具20の照明通信部21は、設定処理が完了すると、設定処理が完了したことを示す設定完了情報を、代理機器である第1照明器具10の照明通信部11へ出力する(S42)。
次に、代理機器である第1照明器具10の照明通信部11は、出力された設定完了情報を、情報端末30へ出力する(S44)。情報端末30の端末通信部33は、設定処理を行った第1照明器具10(つまりは代理機器である第1照明器具10)から出力された設定完了情報を、取得する。
端末通信部33が設定完了情報を取得すると、制御部34は、表示部32が表示するマップ画像32mにおいて対象の第2照明器具20を示すアイコンを変化させて表示する(S46)。一例として、対象の第2照明器具20を示すアイコンに、星形の記号が付されるがこれに限られない。
上記ステップS34からステップS46までが、設定処理動作に相当する。
なお、ステップS20~ステップS46までの処理は、全ての第2照明器具20がメッシュネットワークMに参加するまで繰り返される。メッシュネットワークMに参加した第2照明器具20は、参加前に行っていたビーコン信号の定期的な出力を停止する。
以上のように、本実施の形態においては、複数の第1照明器具10のうち1台の第1照明器具10が、情報端末30の代理として設定処理動作を行い、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させる。これにより、代理機器である第1照明器具10が設定処理動作を行っている最中に、設置者が移動することで情報端末30と対象の第2照明器具20との距離が離れても、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させることができる。より具体的には、ステップS36の処理後に、対象の第2照明器具20ではない他の第2照明器具20の対応付けを行うために、設置者が移動しても、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させることができる。
つまり、本実施の形態に係る照明システム100は、第2照明器具20をメッシュネットワークMに容易に参加させることができる。
さらに、ステップS36の処理後には、設置者が移動することを制限され難くなるため、つまり、設置者が自由に歩き回れるため、全ての第2照明器具20をメッシュネットワークMにより早く参加させることができる。
なお、ステップS32では、代理機器である第1照明器具10が示されたマップ画像32mが表示部32に表示されたが、これに限られない。例えば、第2照明器具20対象の第2照明器具20と無線通信する第1照明器具10が抽出されたリスト32Lが表示部32に表示されてもよい。
図6は、本実施の形態に係るリスト32Lの一例を示す図である。
リスト32Lが表示される場合には、ステップS34では、選択操作は、リスト32Lで抽出された1以上の第1照明器具10のうち、設定処理を行う第1照明器具10を選択する操作である。
さらに、代理機器である第1照明器具10が設定処理を行っている場合(つまりはステップS38及びステップS40)においては、光源12の点灯状態が変化するとよく、例えば、光源12が点滅しているとよい。また、代理機器である第1照明器具10によって、対象の第2照明器具20に設定処理が行われている場合(つまりはステップS38及びステップS40)においては、光源12の点灯状態が変化するとよく、例えば、光源22が点滅しているとよい。これにより、設定処理を行っている第1照明器具10及び設定処理が行われている第2照明器具20が、設置者によって認識されやすい。
なお、ステップS32では、代理機器である第1照明器具10は、設置者の操作に基づいて決定されたが、これに限られない。
上記の通り、第1照明器具10の照明通信部11は、出力信号としてビーコン信号を定期的に出力し、ビーコン信号を取得した情報端末30と無線通信を行う。情報端末30は、取得したビーコン信号の強度に基づいて、代理機器である第1照明器具10を決定してもよい。
具体的には、情報端末30は、情報端末30にとって最も高い受信信号強度となる出力信号(ビーコン信号)を出力した第1照明器具10に、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させるための設定処理を行わせてもよい。つまりこの場合、最も高い受信信号強度となるビーコン信号を出力した第1照明器具10が、代理機器となる。
最も高い受信信号強度となる出力信号を出力した第1照明器具10とは、情報端末30と、最も通信しやすい(通信が途切れにくい)機器である。この場合、情報端末30と最も通信しやすい第1照明器具10に代理要求情報が出力するため、通信が途切れることなどによる、通信の失敗が起こりにくい。
さらに、最も高い受信信号強度となる出力信号を出力した第1照明器具10は、情報端末30との距離が近い照明器具と予想され、また、情報端末30の通信範囲と同等の通信範囲を有することが期待される。このため、当該第1照明器具10は、ステップS16で取得したビーコン信号に対応する複数の第2照明器具20(つまりはスキャンされた複数の第2照明器具20)と通信できる可能性が高い。従って、当該第1照明器具10と対象の第2照明器具20との間での通信が途切れにくく、通信の失敗が起こりにくい。換言すると、最も高い受信信号強度となる出力信号を出力した第1照明器具10が代理機器として選択されると、対象の第2照明器具20と通信が困難な第1照明器具10が代理機器として選択される可能性が低減される。
このように本実施の形態に係る照明システム100においては、情報端末30と代理機器である第1照明器具10との通信の失敗が起こりにくく、かつ、代理機器である第1照明器具10と対象の第2照明器具20との通信の失敗が起こりにくい。つまりは、本実施の形態に係る照明システム100は、第2照明器具20をメッシュネットワークMに容易かつ確実に参加させることができる。
図3が示すように、本実施の形態においては、初期設定動作の後に、設定処理を行う設定処理動作が行われている。つまり、情報端末30は、第2照明器具20の設置位置と当該第2照明器具20を識別する識別情報とを対応付ける処理を行ったあとに、代理要求情報を出力する。
これにより、設置位置及び識別情報が対応付けられた第2照明器具20について設定処理を行うことができるため、当該第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させることがより容易になる。
[動作例2]
また以下では、図3が示すシーケンス図とは異なる動作例である動作例2について図7を用いて説明する。
図7は、照明システム100の動作例2のシーケンス図である。図7の動作例は、例えば、設置者によって複数の第1照明器具10及び第2照明器具20が天井Cに設置された後に行われる。
動作例1では、1つの対象の第2照明器具20について初期設定動作及び設定処理動作が続けて行われた。しかし、動作例2においては、ステップS16が処理された後に、全ての第2照明器具20についてステップS18~ステップS32が行われる。つまり、動作例2では、全ての第2照明器具20について初期設定動作が行われた後に、複数の第2照明器具20のそれぞれについて順に設定処理動作が行われる。
ステップS18~ステップS32が繰り返し行われ、全ての第2照明器具20について初期設定動作が行われると、設定処理動作が行われる。
まず、情報端末30の操作受付部31は、設定処理動作の開始を指示する第2開始操作をユーザUから受付ける(S34)。第2開始操作は、動作例1と同じく、例えば、図4の初期設定画面における設定処理動作開始アイコン(不図示)へのタップ操作である。なお、この時点では、動作例1とは異なり、情報端末30の操作受付部31は、設定処理を行う第1照明器具10を選択する選択操作を設置者から受付けない。
動作例1では、設定処理動作が行われる第2照明器具20は、ステップS20における設置者からの選択操作によって決定され、つまりは、設置者が対象の第2照明器具20を選択していたが、動作例2ではこれに限られない。
動作例2では、ステップS34の処理が行われると、表示部32が示すマップ画像32mには、1以上の第2照明器具20のそれぞれの重要度を示す情報が示される。設定処理は、重要度が高い第2照明器具20に対して優先して行われる。つまり、情報端末30の制御部34は、重要度が最も高い第2照明器具20を設定処理が行われる第2照明器具20(対象の第2照明器具20)として決定する(S35)。
ここで、図8を用いて、重要度について説明する。
図8は、本実施の形態に係る重要度が示されたマップ画像32mの一例を示す図である。図8が示すマップ画像32mは、ステップS35において、表示部32に表示される画面の一例である。図8においては、複数の第2照明器具20のマップ画像32mでの設置位置(例えば、設置位置P21、P31~P37及びP41)が丸印で示され、それぞれの丸印には重要度32fを示す数字が記載されている。ここでは、重要度32fを示す数字が小さいほど、重要度が高い。なお、複数の第1照明器具10のマップ画像32mでの設置位置P111~P114が、図4でのマップ画像32mと同様のアイコンで示されている。
さらに、図8を用いて、重要度32fが高い第2照明器具20について説明する。
図8が示すマップ画像32mにおいて、複数の第2照明器具20のうち一部が密集して設置され、複数の第2照明器具20のうち他部が上記一部と第1照明器具10との間に設置されている。この場合に、重要度が高い第2照明器具20は、上記他部である。
ここでは、一部とは、図8が示す破線の楕円の領域A内に設置される複数の第2照明器具20であり、つまり設置位置P31~P37のそれぞれに設置される第2照明器具20である。また、他部とは、設置位置P21に設置される第2照明器具20である。
全ての第2照明器具20がメッシュネットワークMに参加した後には、例えば第1照明器具10が出力したメッシュネットワークMを介して通信される情報は、他部を介して、一部に到達する。つまり他部は、第1照明器具10と一部とをつなぐ通信経路上に位置する第2照明器具20である。
よって、動作例2では、重要度が高い第2照明器具20を上記他部とし、設定処理は、重要度が高い第2照明器具20に対して優先して行われることで、メッシュネットワークMを介した通信が途切れにくく、通信の安定性が向上する。
なお、図8においては、設置位置P41にも第2照明器具20が設置されるが、当該照明器具は、上記一部と第1照明器具10との間に設置されていないため、他部(つまり設置位置P21に設置される第2照明器具20)よりも重要度が低い。
重要度が最も高い第2照明器具20が対象の第2照明器具20として決定されると、さらに、情報端末30の操作受付部31は、対象の第2照明器具20について設定処理を行う第1照明器具10を選択する選択操作を設置者から受付ける。当該選択操作は、例えば、複数の第1照明器具10の設置位置P101~P104のいずれかへのタップ操作である。
また、当該選択操作は、動作例1と同じく、対象の第2照明器具20と無線通信する1以上の第1照明器具10のうち設定処理を行う第1照明器具10を選択する操作である。
続いて、ステップS36~ステップS46の処理が行われる。これにより、まずは、重要度が最も高い第2照明器具20(対象の第2照明器具20)がメッシュネットワークMに参加し、情報端末30は、設定完了情報を取得する。このように、設定処理は、重要度が高い第2照明器具20に対して優先して行われる。
さらに、重要度が高い順に、全ての第2照明器具20のそれぞれについてのステップS34~ステップS46の処理が繰り返して行われ、全ての第2照明器具20がメッシュネットワークMに参加する。
なお、重要度が高い第2照明器具20は、上記に限られない。以下では、上記とは異なる例の重要度について説明する。
図9は、本実施の形態に係る他の例の重要度が示されたマップ画像32mにおける複数の第2照明器具20の設置位置P51~P55、P61~P65及びP71~P75と、第1照明器具10の設置位置P121とが示された図である。図9が示す例においては、複数の第2照明器具20は、3つのクラスターC1、C2及びC3に分類される。例えば、複数の第2照明器具20のうち設置位置P51~P55のそれぞれに設置される第2照明器具20は、クラスターC1に分類される。また例えば、複数の第2照明器具20のうち設置位置P61~P65のそれぞれに設置される第2照明器具20は、クラスターC2に分類される。また例えば、複数の第2照明器具20のうち設置位置P71~P75のそれぞれに設置される第2照明器具20は、クラスターC3に分類される。
さらに、図9が示す例において、ユーザUの一例である施主が希望するメッシュネットワークM、M1、M2及びM3の構成例を図10を用いて説明する。図10は、図9が示す設置位置P51~P55、P61~P65及びP71~P75のそれぞれに設置された第2照明器具20のメッシュネットワークM、M1、M2及びM3の例を示す図である。図10においては、メッシュネットワークMが破線で、メッシュネットワークM1、M2及びM3がそれぞれ一点鎖線、二点鎖線及び点線で示されている。
ここでは、1つのクラスターには1つのゲートウェイ機器が設けられており、クラスターC1のゲートウェイ機器は、設置位置P51に設置される第2照明器具20である。また、クラスターC2のゲートウェイ機器は、設置位置P61に設置される第2照明器具20である。また、クラスターC3のゲートウェイ機器は、設置位置P71に設置される第2照明器具20である。
ゲートウェイ機器は、自身が分類されるクラスターではない他のクラスターに分類されるゲートウェイ機器と、メッシュネットワークMを通じて通信を行う。例えば、クラスターC1におけるゲートウェイ機器である設置位置P51に設置される第2照明器具20は、ゲートウェイ機器である設置位置P61及びP71のそれぞれに設置される第2照明器具20と、メッシュネットワークMを通じて通信を行う。
複数の第2照明器具20のそれぞれは、当該第2照明器具20が分類されるクラスターと同一のクラスターに分類される他の第2照明器具20と、当該同一のクラスターのメッシュネットワークを通じて通信を行う。例えば、クラスターC1に分類される設置位置P55に設置される第2照明器具20は、クラスターC1に分類される設置位置P51~P54のそれぞれに設置される第2照明器具20と、メッシュネットワークM1を通じて通信を行う。
つまり、ゲートウェイ機器は、当該ゲートウェイ機器が分類されるクラスターではない他のクラスターに分類される複数の第2照明器具20のそれぞれとの通信を中継する機能を有する機器である。
換言すると、図10が示す例では、1階層目のメッシュネットワークMと、2階層目のメッシュネットワークM1、M2及びM3とで構成される2階層のネットワークである。そして、図9及び図10が示す例においては、図7のステップS35では、重要度が高い第2照明器具20がゲートウェイ機器であるとして、処理が行われる。ゲートウェイ機器である第2照明器具20は、上記の他部と同様に、通信経路上に位置する第2照明器具20である。よって、設定処理が、重要度が高い第2照明器具20であるゲートウェイ機器に対して優先して行われることで、メッシュネットワークMを介した通信が途切れにくく、通信の安定性が向上する。
続いて、ステップS36~ステップS46の処理が行われる。これにより、まずは、重要度が最も高い第2照明器具20(対象の第2照明器具20)がメッシュネットワークMに参加し、情報端末30は、設定完了情報を取得する。このように、設定処理は、重要度が高い第2照明器具20に対して優先して行われる。
さらに、重要度が高い順に、全ての第2照明器具20のそれぞれについてのステップS34~ステップS46の処理が繰り返して行われ、全ての第2照明器具20がメッシュネットワークMに参加する。ここでは、図10が示すメッシュネットワークM、M1、M2及びM3となるように、図7が示すステップS34~ステップS46の処理が繰り返して行われる。
[動作例3]
さらに、上記動作例1及び2とは異なる、照明システム100の動作例3について説明する。
動作例1及び2では、ステップS16において、情報端末30の端末通信部33が複数の第2照明器具20のそれぞれからビーコン信号を取得したが、これに限られない。動作例3では、第1照明器具10の照明通信部11が複数の第2照明器具20のそれぞれからビーコン信号を取得する。
図11は、照明システム100の動作例3のシーケンス図である。図3の動作例は、例えば、設置者によって複数の第1照明器具10及び第2照明器具20が天井Cに設置された後に行われる。
図11が示す動作例3においても、図3が示す動作例1と同様に、ステップS10~ステップS14の処理が行われる。
次に、ステップS14でスキャン開始操作が受付けられたことを契機に、第1照明器具10の照明通信部11が、複数の第2照明器具20のそれぞれからビーコン信号を取得する(S16a)。
さらに、第1照明器具10は、取得されたビーコン信号が含む第2照明器具20の識別情報(MACアドレスなど)をスキャン結果情報として、情報端末30に出力する(S17)。これにより、端末通信部33は、複数の第2照明器具20のそれぞれの識別情報であるスキャン結果情報を取得する。取得されたMACアドレスは、記憶部35に記憶される。そして、図3が示す動作例1と同様に、ステップS18~ステップS34の処理が行われる。
ステップS34では、情報端末30の操作受付部31は、対象の第2照明器具20について設定処理を行う第1照明器具10を選択する選択操作を設置者から受付ける。
ここで、設定処理を行う第1照明器具10(代理機器である第1照明器具10)として、ステップS16aにて対象の第2照明器具20から出力されたビーコン信号を取得した第1照明器具10が選択される。当該選択操作は、例えば、複数の第1照明器具10の設置位置P101~P104のうち、ビーコン信号を取得した第1照明器具10に対応するアイコンへのタップ操作である。
続いて、図3が示す動作例1と同様に、ステップS36~ステップS46の処理が行われる。これにより対象の第2照明器具20がメッシュネットワークMに参加することができる。
このように動作例3では、第1照明器具10が、第2照明器具20によって出力された第2照明器具20を識別する識別情報を取得し、取得された識別情報を情報端末30へ出力する。そして、設定処理を行う第1照明器具10として、設定処理の対象の第2照明器具20から出力された上記識別情報を取得した第1照明器具10が選択される。
このような場合には、第2照明器具20を識別する識別情報を取得できる、つまりは当該第2照明器具20と十分に通信可能な第1照明器具10が、当該第2照明器具20について設定処理を行う。これにより、設定処理の最中に、当該第1照明器具10と当該第2照明器具20との間の通信が途切れるなどの問題が起こりにくいため、当該第2照明器具20のメッシュネットワークMへの参加に失敗することなどが抑制される。
[効果など]
以上説明したように、機器システム(照明システム100)は、メッシュネットワークMに参加可能な第1機器(第1照明器具10)と、メッシュネットワークMに参加可能な第2機器(第2照明器具20)と、情報端末30と、を備える。ここでは、機器システムは、複数の第1機器(第1照明器具10)と、複数の第2機器(第2照明器具20)とを備える。情報端末30は、第1機器と無線通信を行う。情報端末30は、第1機器がメッシュネットワークMに参加済みかつ第2機器がメッシュネットワークMに未参加の場合に、以下の処理を行う。この場合情報端末30は、第2機器をメッシュネットワークMに参加させるための設定処理を第1機器に行わせるための代理要求情報を、無線通信を用いて第1機器へ出力する。第1機器は、情報端末30から取得した代理要求情報が示す設定処理を行う。
本実施の形態においては、複数の第1照明器具10のうち1台の第1照明器具10が、情報端末30の代理として設定処理動作を行い、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させる。これにより、代理機器である第1照明器具10が設定処理動作を行っている最中に、設置者が移動することで情報端末30と対象の第2照明器具20との距離が離れても、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させることができる。より具体的には、ステップS36の処理後に、対象の第2照明器具20ではない他の第2照明器具20の対応付けを行うために、設置者が移動しても、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させることができる。
つまり、本実施の形態に係る照明システム100は、第2照明器具20をメッシュネットワークMに容易に参加させることができる。
また、例えば、第1機器(第1照明器具10)は、設定処理を行っている場合に点灯状態が変化する光源12を有する。
これにより、設定処理を行っている第1照明器具10が、設置者によって認識されやすい。
また、例えば、第2機器(第2照明器具20)は、第1機器(第1照明器具10)によって設定処理が行われている場合に点灯状態が変化する光源22を有する。
これにより、設定処理が行われている第2照明器具20が、設置者によって認識されやすい。
また、例えば、照明システム100は、それぞれがメッシュネットワークMに参加させる対象の第2機器(第2照明器具20)と無線通信し、それぞれが情報端末30に出力信号を出力する1以上の第1機器(第1照明器具10)を備える。情報端末30は、情報端末30にとって最も高い受信信号強度となる出力信号を出力した第1機器に、対象の第2機器をメッシュネットワークMに参加させるための設定処理を行わせる。
最も高い受信信号強度となる出力信号を出力した第1照明器具10とは、情報端末30と、最も通信しやすい(通信が途切れにくい)機器である。
これにより、情報端末30と最も通信しやすい第1照明器具10に代理要求情報が出力するため、通信が途切れることなどによる、通信の失敗が起こりにくい。
さらに、最も高い受信信号強度となる出力信号を出力した第1照明器具10は、情報端末30との距離が近い照明器具と予想され、また、情報端末30の通信範囲と同等の通信範囲を有することが期待される。このため、当該第1照明器具10は、ステップS16で取得したビーコン信号に対応する複数の第2照明器具20(つまりはスキャンされた複数の第2照明器具20)と通信できる可能性が高い。従って、当該第1照明器具10と対象の第2照明器具20との間での通信が途切れにくく、通信の失敗が起こりにくい。換言すると、最も高い受信信号強度となる出力信号を出力した第1照明器具10が代理機器として選択されると、対象の第2照明器具20と通信が困難な第1照明器具10が代理機器として選択される可能性が低減される。
このように本実施の形態に係る照明システム100においては、情報端末30と代理機器である第1照明器具10との通信の失敗が起こりにくく、かつ、代理機器である第1照明器具10と対象の第2照明器具20との通信の失敗が起こりにくい。つまりは、本実施の形態に係る照明システム100は、第2照明器具20をメッシュネットワークMに容易かつ確実に参加させることができる。
また、例えば、第1機器(第1照明器具10)は、第2機器(第2照明器具20)によって出力された第2機器を識別する識別情報を取得し、取得された識別情報を情報端末30へ出力する。
このような場合には、第2照明器具20を識別する識別情報を取得できる、つまりは当該第2照明器具20と十分に通信可能な第1照明器具10が、当該第2照明器具20について設定処理を行う。これにより、設定処理の最中に、当該第1照明器具10と当該第2照明器具20との間の通信が途切れるなどの問題が起こりにくいため、当該第2照明器具20のメッシュネットワークMへの参加に失敗することなどが抑制される。
また、例えば、第1機器(第1照明器具10)及び第2機器(第2照明器具20)のそれぞれは、照明器具である。
これにより、本実施の形態に係る照明システム100は、第2照明器具20である第2機器をメッシュネットワークMに容易に参加させることができる。
また、例えば、設定処理は、メッシュネットワークMを示す情報を第2機器(第2照明器具20)に出力する処理である。
これにより、当該第2照明器具20にはメッシュネットワークMを示す情報が記憶され、当該第2照明器具20はメッシュネットワークMにより確実に参加することができる。
また、例えば、情報端末30は、第2機器(第2照明器具20)の設置位置と、第2機器を識別する識別情報とを対応付ける処理を行ったあとに、代理要求情報を出力する。
これにより、設置位置及び識別情報が対応付けられた第2照明器具20について設定処理を行うことができるため、当該第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させることがより容易になる。
また、以上説明したように情報端末30は、通信部(端末通信部33)と、制御部34と、を備える。通信部は、メッシュネットワークMに参加可能な第1機器(第1照明器具10)と無線通信する。制御部34は、第1機器がメッシュネットワークMに参加済みかつ第2機器(第2照明器具20)がメッシュネットワークMに未参加の場合に、以下の処理を行う。この場合制御部34は、メッシュネットワークMに未参加の第2機器をメッシュネットワークMに参加させるための設定処理を第1機器に行わせるための代理要求情報を、通信部に無線通信を用いて第1機器へ出力させる。
本実施の形態においては、複数の第1照明器具10のうち1台の第1照明器具10が、情報端末30の代理として設定処理動作を行い、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させる。これにより、代理機器である第1照明器具10が設定処理動作を行っている最中に、設置者が移動することで情報端末30と対象の第2照明器具20との距離が離れても、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させることができる。より具体的には、ステップS36の処理後に、対象の第2照明器具20ではない他の第2照明器具20の対応付けを行うために、設置者が移動しても、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させることができる。
つまり、本実施の形態に係る情報端末30は、第2照明器具20をメッシュネットワークMに容易に参加させることができる。
また、例えば、情報端末30は、表示部32をさらに備える。表示部32は、マップ画像32m、又は、リスト32Lを表示する。マップ画像32mには、メッシュネットワークMに参加させる対象の第2機器(第2照明器具20)及び対象の第2機器と無線通信する第1機器(第1照明器具10)の設置位置が示される。リスト32Lには、対象の第2機器と無線通信する第1機器が抽出される。
これによりユーザUの一例である設置者は、対象の第2照明器具20と無線通信する第1照明器具10を認識し易くなる。
また、例えば、情報端末30は、受付部(操作受付部31)を備える。受付部は、マップ画像32mに示された1以上の第1機器(第1照明器具10)、又は、リスト32Lで抽出された1以上の第1機器のうち、設定処理を行う第1機器を選択する操作を受付ける。制御部34は、受付けられた操作によって選択された第1機器へ代理要求情報を、通信部に出力させる。
これによりユーザUの一例である設置者自らが、設定処理を行う第1照明器具10を選択することができる。
また、例えば、対象の第2機器(第2照明器具20)は、照明器具である。選択された第1機器(第1照明器具10)が設定処理を行う際に、制御部34は、選択された第1機器に、対象の第2機器に固有の固有照明情報を出力させる。
これにより、第2機器である第2照明器具20は、固有照明情報を参照して、点灯制御、消灯制御又は調光制御する。
また、例えば、表示部32は、第1機器(第1照明器具10)が設定処理を行っておりかつ対象の第2機器(第2照明器具20)に設定処理が行われていること、及び/又は、設定処理の進捗状況、を表示する。
これによりユーザUの一例である設置者は、設定処理が行われていること、及び/又は、設定処理の進捗状況を認識し易くなる。
また、例えば、設定処理が完了すると、情報端末30は、設定処理を行った第1機器(第1照明器具10)から出力された設定処理が完了したことを示す設定完了情報を取得する。表示部32は、設定完了情報が取得されると、マップ画像32mにおいて対象の第2機器(第2照明器具20)を示すアイコンを変化させて表示する。
これによりユーザUの一例である設置者は、設定処理が完了したことを認識し易くなる。
また、例えば、マップ画像32mには、1以上の第2機器(第2照明器具20)のそれぞれの重要度を示す情報が示される。設定処理は、重要度が高い第2機器に対して優先して行われる。
重要度が高い第2照明器具20は、例えば、通信経路上に位置する第2照明器具20である。設定処理が、重要度が高い第2照明器具20に対して優先して行われることで、メッシュネットワークMを介した通信が途切れにくく、通信の安定性が向上する。
また、例えば、重要度が高い第2機器(第2照明器具20)は、ゲートウェイ機器である。
ゲートウェイ機器である第2照明器具20は、図8などで示した他部と同様に、通信経路上に位置する第2照明器具20である。よって、設定処理が、重要度が高い第2照明器具20(ゲートウェイ機器)に対して優先して行われることで、メッシュネットワークMを介した通信が途切れにくく、通信の安定性が向上する。
また、例えば、マップ画像32mにおいて、1以上の第2機器(第2照明器具20)のうち一部が密集して設置され、1以上の第2機器のうち他部が一部と第1機器(第1照明器具10)との間に設置された場合に、重要度が高い第2機器は、他部である。
他部は、第1照明器具10と一部とをつなぐ通信経路上に位置する第2照明器具20である。よって、重要度が高い第2照明器具20を上記他部とし、設定処理は、重要度が高い第2照明器具20に対して優先して行われることで、メッシュネットワークMを介した通信が途切れにくく、通信の安定性が向上する。
また、制御方法は、機器システムによって行われる制御方法である。機器システムは、メッシュネットワークMに参加可能な第1機器(第1照明器具10)と、メッシュネットワークMに参加可能な第2機器(第2照明器具20)と、第1機器と無線通信する情報端末30と、を備える。制御方法は、第1機器がメッシュネットワークMに参加済みかつ第2機器(第2照明器具20)がメッシュネットワークMに未参加の場合に、以下の処理を行う。この場合制御方法は、第2機器をメッシュネットワークMに参加させるための設定処理を第1機器に行わせるための代理要求情報を、情報端末30が無線通信を用いて第1機器へ出力するステップを含む。また、制御方法は、第1機器が情報端末30から取得した代理要求情報が示す設定処理を行うステップを含む。
本実施の形態においては、複数の第1照明器具10のうち1台の第1照明器具10が、情報端末30の代理として設定処理動作を行い、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させる。これにより、代理機器である第1照明器具10が設定処理動作を行っている最中に、設置者が移動することで情報端末30と対象の第2照明器具20との距離が離れても、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させることができる。より具体的には、ステップS36の処理後に、対象の第2照明器具20ではない他の第2照明器具20の対応付けを行うために、設置者が移動しても、対象の第2照明器具20をメッシュネットワークMに参加させることができる。
つまり、本実施の形態に係る制御方法は、第2照明器具20をメッシュネットワークMに容易に参加させることができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、識別情報としてMACアドレスが例示されたが、識別情報は、照明器具を一意に特定できるものであればよく、MACアドレスに限定されない。
また、上記実施の形態で説明した装置間の通信方法は、一例である。装置間の通信方法については特に限定されるものではない。装置間で行われる無線通信は、例えば、特定小電力無線、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、または、Wi-Fi(登録商標)などの通信規格を用いた無線通信などである。なお、無線通信は、具体的には、電波通信、または、赤外線通信などである。
代理機器である第1照明器具10が設定処理を行っている場合(つまりはステップS38及びステップS40)においては、光源12又は光源22の点灯状態の変化の一例として、光源12又は光源22が点滅することが挙げられたが、これに限られない。「光源12の点灯状態が変化する」とは、光源12が強い光と弱い光とを交互に放つこと、光源12が強い光を放った後に弱い光を放ち続けること、光源12が完全に消灯すること、などを意味してもよい。同様に、「光源22の点灯状態が変化する」とは、光源22が強い光と弱い光とを交互に放つこと、光源22が強い光を放った後に弱い光を放ち続けること、光源22が完全に消灯すること、などを意味してもよい。
なお、第1機器及び第2機器が、それぞれ第1照明器具10及び第2照明器具20ではなく、環境センサ又はカメラなどである場合について説明する。この場合でも、第1機器は設定処理を行っている場合に点灯状態が変化する光源を有し、第2機器は第1機器によって設定処理が行われている場合に点灯状態が変化する光源を有する。第1機器及び第2機器のそれぞれが有する光源は、室内空間を照らすための灯具などである必要はなく、設定処理の最中に設置者が当該光源の点灯状態の変化を確認できる程度の小さな光源(インジケータランプなど)であるとよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、制御部などの構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、制御部などの構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、制御部などの構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。例えば、本発明は、設定方法を情報端末に実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、このようなプログラムが記録された非一時的な記録媒体として実現されてもよい。なお、このようなプログラムには、汎用の情報端末を上記実施の形態の情報端末として動作させるためのアプリケーションプログラムが含まれる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
12、22 光源
30 情報端末
32 表示部
32L リスト
32m マップ画像
M、M1、M2、M3 メッシュネットワーク
P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P10、P11、P12、P21、P31、P32、P33、P34、P35、P36、P37、P41、P51、P52、P53、P54、P55、P61、P62、P63、P64、P65、P71、P72、P73、P74、P75、P101、P102、P103、P104、P111、P112、P113、P114、P121 設置位置

Claims (18)

  1. それぞれがメッシュネットワークに参加可能な第1機器及び第2機器と、
    前記第1機器と無線通信を行う情報端末と、を備え、
    前記情報端末は、前記第1機器が前記メッシュネットワークに参加済みかつ前記第2機器が前記メッシュネットワークに未参加の場合に、前記第2機器を前記メッシュネットワークに参加させるための設定処理を前記第1機器に行わせるための代理要求情報を、前記無線通信を用いて前記第1機器へ出力し、
    前記第1機器は、前記情報端末から取得した前記代理要求情報が示す前記設定処理を行う
    機器システム。
  2. 前記第1機器は、前記設定処理を行っている場合に点灯状態が変化する光源を有する
    請求項1に記載の機器システム。
  3. 前記第2機器は、前記第1機器によって前記設定処理が行われている場合に点灯状態が変化する光源を有する
    請求項1又は2に記載の機器システム。
  4. それぞれが前記メッシュネットワークに参加させる対象の前記第2機器と無線通信し、それぞれが前記情報端末に出力信号を出力する1以上の前記第1機器を備え、
    前記情報端末は、前記情報端末にとって最も高い受信信号強度となる前記出力信号を出力した前記第1機器に、前記対象の前記第2機器を前記メッシュネットワークに参加させるための前記設定処理を行わせる
    請求項1~3のいずれか1項に記載の機器システム。
  5. 前記第1機器は、前記第2機器によって出力された前記第2機器を識別する識別情報を取得し、取得された前記識別情報を前記情報端末へ出力する
    請求項1~4のいずれか1項に記載の機器システム。
  6. 前記第1機器及び前記第2機器のそれぞれは、照明器具である
    請求項1~5のいずれか1項に記載の機器システム。
  7. 前記設定処理は、前記メッシュネットワークを示す情報を前記第2機器に出力する処理である
    請求項1~6のいずれか1項に記載の機器システム。
  8. 前記情報端末は、前記第2機器の設置位置と、前記第2機器を識別する識別情報とを対応付ける処理を行ったあとに、前記代理要求情報を出力する
    請求項1~7のいずれか1項に記載の機器システム。
  9. メッシュネットワークに参加可能な第1機器と無線通信する通信部と、
    前記第1機器が前記メッシュネットワークに参加済みかつ第2機器が前記メッシュネットワークに未参加の場合に、前記第2機器を前記メッシュネットワークに参加させるための設定処理を前記第1機器に行わせるための代理要求情報を、前記通信部に前記無線通信を用いて前記第1機器へ出力させる制御部と、を備える
    情報端末。
  10. 前記メッシュネットワークに参加させる対象の前記第2機器及び前記対象の前記第2機器と無線通信する前記第1機器の設置位置が示されたマップ画像、又は、前記対象の前記第2機器と無線通信する前記第1機器が抽出されたリスト、を表示する表示部を、さらに備える
    請求項9に記載の情報端末。
  11. 前記マップ画像に示された1以上の前記第1機器、又は、前記リストで抽出された1以上の前記第1機器のうち、前記設定処理を行う第1機器を選択する操作を受付ける受付部を備え、
    前記制御部は、受付けられた前記操作によって選択された前記第1機器へ前記代理要求情報を、前記通信部に出力させる
    請求項10に記載の情報端末。
  12. 前記対象の前記第2機器は、照明器具であり、
    前記選択された前記第1機器が前記設定処理を行う際に、前記制御部は、前記選択された前記第1機器に、前記対象の前記第2機器に固有の固有照明情報を出力させる
    請求項11に記載の情報端末。
  13. 前記表示部は、前記第1機器が前記設定処理を行っておりかつ前記対象の前記第2機器に前記設定処理が行われていること、及び/又は、前記設定処理の進捗状況、を表示する
    請求項10~12のいずれか1項に記載の情報端末。
  14. 前記設定処理が完了すると、
    前記情報端末は、前記設定処理を行った前記第1機器から出力された前記設定処理が完了したことを示す設定完了情報を取得し、
    前記表示部は、前記設定完了情報が取得されると、前記マップ画像において前記対象の前記第2機器を示すアイコンを変化させて表示する
    請求項10~13のいずれか1項に記載の情報端末。
  15. 前記マップ画像には、1以上の前記第2機器のそれぞれの重要度を示す情報が示され、
    前記設定処理は、前記重要度が高い前記第2機器に対して優先して行われる
    請求項10~14のいずれか1項に記載の情報端末。
  16. 前記重要度が高い前記第2機器は、ゲートウェイ機器である
    請求項15に記載の情報端末。
  17. 前記マップ画像において、
    前記1以上の第2機器のうち一部が密集して設置され、
    前記1以上の第2機器のうち他部が前記一部と前記第1機器との間に設置された場合に、
    前記重要度が高い前記第2機器は、前記他部である
    請求項15に記載の情報端末。
  18. 機器システムによって行われる制御方法であって、
    前記機器システムは、
    それぞれがメッシュネットワークに参加可能な第1機器及び第2機器と、
    前記第1機器と無線通信する情報端末と、を備え、
    前記制御方法は、
    前記第1機器が前記メッシュネットワークに参加済みかつ前記第2機器が前記メッシュネットワークに未参加の場合に、前記第2機器を前記メッシュネットワークに参加させるための設定処理を前記第1機器に行わせるための代理要求情報を、前記情報端末が前記無線通信を用いて前記第1機器へ出力するステップと、
    前記第1機器が前記情報端末から取得した前記代理要求情報が示す前記設定処理を行うステップと、を含む
    制御方法。
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