JP2023100210A - 生体センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた接着耐久性を有することができる生体センサを提供する。【解決手段】本発明に係る生体センサは、生体に貼付して生体信号を測定する生体センサであって、電極と、前記生体信号を取得するセンサ本体と、前記センサ本体が収容される収納空間を有する第1層部材と、を備え、前記第1層部材は、一方の面に前記電極が設けられる第1シートを有し、前記第1シートは、前記収納空間に対応する位置に貫通孔を有するシート本体と、前記シート本体に折返し可能に一体に設けられ、前記貫通孔を覆うと共に前記電極の少なくとも一部を露出する位置に折り返される折返し部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、生体センサに関する。
病院、診療所等の医療機関、介護施設、自宅等において、例えば、心電図波形、脈波、脳波、筋電等の生体情報を測定する生体センサが用いられる。生体センサは、生体と接触して被験者の生体情報を取得する生体電極を備えており、生体情報を測定する際には、生体センサを被験者の皮膚に貼り付けて、生体電極を被験者の皮膚に接触させる。生体情報に関する電気信号を生体電極で取得することで、生体情報が測定される。
このような生体センサとして、例えば、被検体に貼り付けられる貼付面を有する感圧接着層と、導電性高分子で構成され、貼付面の孔から表出させる電極とを備え、感圧接着層を皮膚に貼り付けながら、貼付面の孔から表出させた電極で生体情報を取得する生体センサが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-156692号公報
ここで、生体センサは、皮膚等の生体表面に貼り付けて長時間使用されることが多いため、生体情報に関する電気信号を長時間安定して取得するためには、より接着耐久性を高めることが重要である。
本発明の一態様は、優れた接着耐久性を有することができる生体センサを提供することを目的とする。
本発明に係る生体センサの一態様は、生体に貼付して生体信号を測定する生体センサであって、電極と、前記生体信号を取得するセンサ本体と、前記センサ本体が収容される収納空間を有する第1層部材と、を備え、前記第1層部材は、一方の面に前記電極が設けられる第1シートを有し、前記第1シートは、前記収納空間に対応する位置に貫通孔を有するシート本体と、前記シート本体に折返し可能に一体に設けられ、前記貫通孔を覆うと共に前記電極の少なくとも一部を露出する位置に折り返される折返し部と、を有する。
本発明に係る生体センサの一態様は、優れた接着耐久性を有することができる。
本発明の実施形態に係る生体センサを示す全体構成を示す斜視図である。 生体センサの各部品の例を示す平面図である。 生体センサの長手方向の断面図であり、図1のI-I断面図である。 上部シートのシート本体に折返し部を貼り付ける状態を示す説明図である。 図1の生体センサを生体の胸部に貼り付けた状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。なお、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の符号を付して、重複する説明は省略する。また、図面における各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。本明細書において数値範囲を示す「~」は、別段の断わりがない限り、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
<生体センサ>
本実施形態に係る生体センサについて説明する。なお、生体とは、人体(人)、並びに牛、馬、豚、鶏、犬及び猫等の動物等をいう。本実施形態に係る生体センサは、生体用、中でも人体用として好適に用いることができる。本実施形態では、一例として、生体が人である場合について説明する。
本実施形態に係る生体センサは、生体の一部(例えば、皮膚、頭皮又は額等)に貼付して生体情報の測定を行う貼付型生体センサである。本実施形態では、生体センサが、人の皮膚に貼付して、人の生体情報に関する電気信号(生体信号)を測定する場合について説明する。
図1は、本実施形態に係る生体センサを示す全体構成を示す斜視図である。図1の左側は、本実施形態に係る生体センサの外観を示し、図1の右側は、本実施形態に係る生体センサの各部品を分解した状態を示す。図2は、生体センサの各部品の例を示す平面図である。図3は、生体センサの長手方向の断面図であり、図1のI-I断面図である。
図1及び図2に示すように、生体センサ1は、平面視において略楕円状に形成された板状(シート状)部材である。図2及び図3に示すように、生体センサ1は、第1層部材10、電極20及びセンサ部30を有する。生体センサ1は、第1層部材10及び電極20が生体である皮膚2への貼付面を形成する。生体センサ1は、貼付面を皮膚2に貼付して、皮膚2と電極20との間の電位差(分極電圧)を測定することで、被験者の生体情報に関する電気信号(生体信号)を測定する。
なお、図1~図3では、3軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の3次元直交座標系を用い、生体センサの短手方向をX軸方向、長手方向をY軸方向とし、高さ方向(厚さ方向)をZ軸方向とする。生体センサ1が生体(被検体)に貼り付けられる側(貼付側)の反対方向(外側)を+Z軸方向とし、貼付側を-Z軸方向とする。以下の説明において、説明の便宜上、+Z軸方向を上側又は上、-Z軸方向を下側又は下という場合があるが、普遍的な上下関係を表すものではない。
生体信号は、例えば、心電図波形、脳波、脈拍等を表す電気信号である。
本願発明者は、電極が貼り付けられる第1層部材10と、第1層部材10の他にセンサ部30が設置される他の積層部材を備える生体センサを使用するに当たり、第1層部材10のみで電極の貼付面とセンサ部30の設置面との役割を持たせることに着目した。そして、本願発明者は、第1層部材10の一部を第1層部材10の皮膚2に対向する面側に電極の一部を挟み込むようにしながら折り返して互いに貼り合わせることで、積層部材同士の間に生じる剥離等を低減し、生体センサ1の接着耐久性が高められることを見出した。
[第1層部材]
図1及び図2に示すように、第1層部材10は、センサ本体32が収容される収納空間を有し、カバー部材11及び第1シート12をこの順に積層して備える。カバー部材11及び第1シート12は、平面視において略同一の外形形状を有する。
(カバー部材)
図3に示すように、カバー部材11は、生体センサ1の最も外側(+Z軸方向)に位置しており、第1シート12の上面に接着されている。カバー部材11は、長手方向(Y軸方向)の中央部分に、図1の高さ方向(+Z軸方向)に向けて略ドーム上に突出した突出部111と、カバー部材11の長手方向(Y軸方向)の両端側に設けられる平坦部112A及び112Bとを有する。突出部111の上面及び下面と、平坦部112A及び112Bの上面及び下面は、平坦に形成されてよい。
カバー部材11は、突出部111の内側(貼付側)に、生体側に凹状に形成された窪み111aを有する。突出部111の内側(貼付側)には、突出部111の内面の窪み111a及び電極20により、センサ部30を収納する収納空間Sが形成される。
カバー部材11を形成する材料としては、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム等の柔軟性を有する材料を用いて形成できる。また、カバー部材11は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のベース樹脂を支持体として支持体の表面に上記の柔軟性を有する材料を積層することにより形成してもよい。カバー部材11を上記の柔軟性を有する材料等を用いて形成することで、カバー部材11の収納空間Sに配置されるセンサ部30が保護されると共に、生体センサ1に上面側から加えられる衝撃が吸収されてセンサ部30に加わる衝撃が和らげられる。
突出部111の上面及び側壁の厚さは、平坦部112A及び112Bの厚さよりも厚くてよい。これにより、突出部111の柔軟性を平坦部112A及び112Bの柔軟性に比べて低くすることができ、生体センサ1に加わる外力からセンサ部30を保護することができる。
突出部111の上面及び側壁の厚さは、適宜設計可能であり、例えば、1.5mm~3mmとしてよい。平坦部112A及び112Bの厚さも、適宜設計可能であり、例えば、0.5mm~1mmとしてよい。
厚みが薄い平坦部112A及び112Bは、突出部111に比べて柔軟性が高いため、生体センサ1を皮膚2に貼り付けた場合に、伸張、屈曲及び捻れ等の体動による皮膚2の表面の変形に追従して変形し易い。これにより、皮膚2の表面が変形した場合に平坦部112A及び112Bに掛かる応力を緩和することができ、生体センサ1が皮膚2から剥がれ難くすることができる。
平坦部112A及び112Bの外周部は、端に向けて厚さが徐々に小さくなる形状を有してよい。これにより、平坦部112A及び112Bの外周部の柔軟性をさらに高くすることができ、平坦部112A及び112Bの外周部の厚さを薄くしない場合に比べて、生体センサ1が皮膚2に貼り付けられた場合の装着感を向上させることができる。
カバー部材11の硬度(強度)は、適宜任意の大きさに設計でき、例えば、40~70としてよい。カバー部材11の硬度が上記の好ましい範囲内であれば、体動により皮膚2が伸長した際に、カバー部材11の影響を受けることなく、第1シート12及び電極20が皮膚2の動きに合わせて変形し易くすることができる。なお、硬度(硬さ)は、ショアA硬度をいう。
(上部シート)
図3に示すように、第1シート12は、カバー部材11の下面に設けられている。
第1シート12は、第1基材121と、第1基材121の電極20と対向する一方の面に電極20が貼り付けられる第1粘着層122と、第1基材121の電極20と対向する一方の面とは反対側の面に設けられる第2粘着層123を有する。
((第1基材))
第1基材121は、シート状に形成されている。第1基材121は、多孔質構造を有し、可撓性、防水性及び透湿性を有する多孔質体を用いて形成されてもよい。多孔質体として、例えば、連続気泡、独立気泡、半独立気泡等の気泡構造を有する発泡素材(発泡体)を用いることができる。これにより、生体センサ1が貼り付けられた皮膚2から発生する汗等による水蒸気を、第1基材121を介して生体センサ1の外部に放出することができる。
第1基材121の透湿度は、100(g/m2・day)~5000(g/m2・day)であることが好ましい。第1基材121の透湿度を100(g/m2・day)~5000(g/m2・day)とすることで、第1基材121は一方の面側から侵入した水蒸気を第1基材121内を通過させて、他方の面側から安定して放出することができる。
第1基材121を形成する材料としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。第1基材121としては、例えば、イノアックコーポレーション製のFOLECを使用できる。
第1基材121の厚さは、適宜設定可能であり、例えば、0.5mm~1.5mmとしてよい。
第1基材121は、カバー部材11の突出部111に対向する位置に貫通孔121aを有する。第1基材121の貫通孔121a以外の表面に第1粘着層122及び第2粘着層123が設けられることで、第1粘着層122及び第2粘着層123にも貫通孔122a及び123aを形成できる。貫通孔121a、122a及び123aにより、貫通孔12aが形成される。
なお、第1基材121は、可撓性、防水性及び透湿性を有していれば、多孔質構造を有しない基材でもよい。第1基材121が可撓性、防水性及び透湿性を有することで、第1基材121は皮膚2に接触した状態で延び易くなり、皮膚2に接触した状態を維持できると共に、第1基材121と第2粘着層123との隙間への液体の侵入を抑制できる。また、生体センサ1が貼り付けられた皮膚2から発生する汗等による水蒸気は、第1基材121を介して生体センサ1の外部に放出できる。このため、第1シート12は接着耐久性を維持し易くなる。
多孔質構造を有しない基材の材料としては、上記と同様、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。
((第1粘着層))
図3に示すように、第1粘着層122は、第1基材121の電極20と対向する一方の面に設けられている。後述するシート本体12Aに設けられる第1粘着層122は、第1基材121の生体側(-Z軸方向)の面に位置し、皮膚2と接着すると共に、第1基材121と電極20とを接着する機能を有する。後述する折返し部12Bに設けられる第1粘着層122は、第1基材121の上面(+Z軸方の面)に位置し、シート本体12Aに設けられる第1粘着層122と接着する機能を有する。
第1粘着層122は、透湿性を有してよい。これにより、後述するように、生体センサ1が貼り付けられた皮膚2から発生する汗等による水蒸気を、第1粘着層122を介して第1基材121に逃がし、第1基材121から生体センサ1の外部に放出することができる。第1基材121が、上述の通り、気泡構造を有する場合には、第1粘着層122を介して水蒸気を生体センサ1の外部に放出できる。これにより、生体センサ1を装着した皮膚2と第1層部材10との界面に、汗又は水蒸気が溜まることを抑止することができる。この結果、皮膚2と第1粘着層122との界面に溜まった水分により第1粘着層122の粘着力が弱まり、生体センサ1が皮膚2から剥がれることを抑止できる。
第1粘着層122の透湿度は、例えば、1(g/m・day)以上であることが好ましい。第1粘着層122の透湿度は、10000(g/m・day)以下としてよい。第1粘着層122の透湿度が1(g/m・day)以上であれば、第1粘着層122を皮膚2に貼着した際、第1粘着層122から伝わってくる汗等を外部に向けて透過させることができるので、皮膚2の負荷を低減できる。
第1粘着層122を形成する材料としては、感圧接着性を有する材料であることが好ましく、例えば、アクリル系感圧接着剤を用いてよい。また、第1粘着層122は、上記材料で形成した両面粘着性テープでもよい。第1粘着層122の上に、カバー部材11を積層して生体センサ1を形成する際、生体センサ1の防水性を向上させると共に、カバー部材11との接合強度を向上させることができる。
第1粘着層122は、その表面に、粘着剤が存在する粘着剤形成部分と、粘着剤のない被粘着部分とが交互に形成された、波形状の模様(ウェブ模様)が形成されていてもよい。第1粘着層122としては、例えば、その表面にウェブ模様が形成された両面粘着性テープを用いることができる。第1粘着層122は、その表面にウェブ模様を有することで、表面の凸部とその周辺に粘着剤が付き、表面の凹部とその周辺には粘着剤が付かないようにすることができる。そのため、第1粘着層122の表面に粘着剤が存在する部分と粘着剤が存在しない部分との両方が存在することになるため、第1粘着層122の表面に粘着剤を点在させることができる。第1粘着層122の透湿性は、粘着剤が薄い程高くなり易い。そのため、第1粘着層122は、その表面にウェブ模様が形成して、粘着剤が部分的に薄い部分を有することで、ウェブ模様が形成されていない場合に比べて、粘着力を維持しながら、透湿性を向上させることができる。
粘着剤形成部分及び被粘着部分との幅は、適宜設計可能であり、粘着剤形成部分の幅は、例えば、500μm~1000μmであることが好ましく、被粘着部分の幅は1500μm~5000μmであることが好ましい。粘着剤形成部分及び被粘着部分の幅が、それぞれ、上記の好ましい範囲内であれば、第1粘着層122は、粘着力を維持しつつ優れた透湿性を発揮することができる。
第1粘着層122の厚さは、適宜任意に設定可能であり、10μm~300μmであることが好ましく、50μm~200μmであることがより好ましく、70μm~110μmであることがさらに好ましい。第1粘着層122の厚さが10μm~300μmであれば、生体センサ1の薄型化が図れる。
((第2粘着層))
図3に示すように、第2粘着層123は、第1基材121の電極20と対向する一方の面とは反対側の面に設けられている。後述するシート本体12Aに設けられる第2粘着層123は、第1基材121の上面(+Z軸方の面)に位置する。後述するシート本体12Aに設けられる第2粘着層123は、第1基材121の上面のうち、カバー部材11の貼付側(-Z軸方向)の平坦面に対応する位置に貼り付けられており、第1基材121とカバー部材11とを接着する機能を有する。後述する折返し部12Bに設けられる第2粘着層123は、第1基材121の生体側(-Z軸方向)の面に位置し、皮膚2と接着する機能を有する。
第2粘着層123を形成する材料としては、シリコン系粘着剤及びシリコンテープ等を用いることができる。
第2粘着層123の厚さは、適宜設定可能であり、例えば、10μm~300μmとすることができる。
図2及び図3に示すように、第1シート12は、収納空間Sに対応する位置に貫通孔121aを有するシート本体12Aと、シート本体12Aに折返し可能に一体に設けられた折返し部12Bを有する。即ち、生体センサ1は、カバー部材11、シート本体12A、電極20及び折返し部12Bをカバー部材11側から折返し部12B側に向かってこの順に積層して構成されている。なお、第1シート12は、シート本体12A及び折返し部12Bから構成されてもよい。
図3に示すように、シート本体12Aは、カバー部材11の下面に接着して設けられている。シート本体12Aは、カバー部材11の突出部111に対向する位置に貫通孔12aを有する。貫通孔12aにより、センサ部30のセンサ本体32を、シート本体12Aに遮られることなく、カバー部材11の内面の窪み111aと貫通孔12aとにより形成される収納空間Sに収納される。
折返し部12Bは、シート本体12Aとの境界線L1でシート本体12Aの下面に向かって折り返した際に、貫通孔12aを覆うと共に電極20の少なくとも一部を露出する位置に折り返される。
図3及び図4に示すように、折返し部12Bは、センサ部30の端子部332Aと接触する電極20Aの一端側及びセンサ部30の端子部332Bに接触する電極20Bの一端側である対向部分20aを被覆する。折返し部12Bは、電極20Aにおいて端子部332Aと接触しない部分及び電極20Bにおいて端子部332Bと接触しない部分(長手方向(Y軸方向)の他端側(外側))である露出部分20bを露出させる。即ち、折返し部12Bは、貫通孔12aを覆うと共に電極20の貫通孔20cとその周辺の領域を被覆し、電極20の貫通孔20dとその周辺の領域は露出させている。
折返し部12Bが境界線L1でシート本体12A側に折り返されることで、図2及び図4に示すように、折返し部12Bに設けられる第1粘着層122は、生体センサ1の平面視において、シート本体12Aに設けられる第1粘着層122の一部を被覆した位置に貼り合わされている。折返し部12Bは、シート本体12Aと一体に形成されているため、第1シート12と同じ部材で形成されている。即ち、図3及び図4に示すように、シート本体12A及び折返し部12Bは、第1基材121と、第1基材121の両面に設けられる第1粘着層122及び第2粘着層123を有する。折返し部12Bが境界線L1でシート本体12A側に折り返されることで、折返し部12Bに設けられる第1粘着層122は、シート本体12Aに設けられる第1粘着層122の一部と向き合うようにして貼り合わされる。
図3に示すように、折返し部12Bがシート本体12A側に折り返されることで、シート本体12A、折返し部12B及び電極20により皮膚2への貼付面が形成される。
折返し部12Bは、図2及び図4に示すように、生体センサ1の平面視において、略矩形の形状を有し、シート本体12Aと折返し部12Bとの境界線L1に直交する方向(X軸方向)の折返し部12Bの長さは、シート本体12Aの境界線L1(X軸方向)に直交する方向の長さと同一であることが好ましい。折返し部12Bが上記の構成を有することで、折返し部12Bが境界線L1でシート本体12A側に折り返される際、折返し部12Bは、シート本体12Aの一対の電極20の対向部分20a同士の間を含む領域Aを全て被覆できる。そのため、折返し部12Bは、シート本体12Aに設けられる第1粘着層122の貼付面(-Z軸方向の面)に、シート本体12Aとの折返し部12Bとの界面を減らしつつ、貫通孔12a及び電極20の対向部分20aを被覆できる。また、折返し部12Bの平面視における形状が略矩形であるため、第1シート12の製造が容易になる。
[電極]
図3に示すように、電極20は、第1粘着層122の貼付側(-Z軸方向)の面である下面の両端付近に貼り付けられている。電極20は、シート本体12Aの第1粘着層122の下面に、電極20のセンサ本体32側の一部が端子部332A及び332Bと、第1層部材10の折返し部12Bとに挟み込まされた状態で貼り付けられている。電極20は、第1シート12と折返し部12Bとに挟み込まされていない部分が皮膚2と接触する。生体センサ1が皮膚2に貼付される際に、電極20が皮膚2に接触することで、生体信号を検出できる。なお、電極20は、折返し部12Bの第1基材121及び第1粘着層122に皮膚2と接触可能に露出した状態で埋没させてもよい。
電極20は、一対の電極20A及び20Bで構成される。図3に示すように、電極20Aは、図中、左側に配置され、電極20Bは、図中、右側に配置されている。電極20Aは、その長手方向(Y軸方向)の一端側(内側)が端子部332Aに接触され、電極20Bは、その長手方向(Y軸方向)の一端側(内側)が端子部332Bに接触される。一対の電極20A及び20Bは略同じ形状を有している。
なお、センサ部30の端子部332Aに接触される電極20Aの一端側及びセンサ部30の端子部332Bに接触される電極20Bの一端側を対向部分20aとする。電極20Aにおいて端子部332Aと接触しない部分及び電極20Bにおいて端子部332Bと接触しない部分(長手方向(Y軸方向)の他端側(外側))を、露出部分20bとする。
電極20は、シート状等、任意の形状を有してよい。
電極20の平面視における形状は、特に限定されず、用途等に応じて適宜任意の形状に設計されてよい。電極20は、図2に示すように、平面視において、一端側である対向部分20aが円弧状に形成され、他端側である露出部分20bが矩形に形成されてよい。
電極20は、図2及び図3に示すように、長手方向(Y軸方向)の一端側(内側)に設けられ、幅方向(X軸方向)に細長い長円形状の貫通孔20cと、長手方向(Y軸方向)の他端側(外側)に設けられる円形状の貫通孔20dとを有してよい。これにより、電極20は、第1粘着層122に貼り付けられた状態で、貫通孔20c及び20dから第1粘着層122を貼付側に露出させることができるため、電極20と皮膚2との密着性を高められる。なお、貫通孔20c及び20dの数は特に限定されず、電極20の対向部分20aの大きさ等に応じて適宜設定してよい。
電極20は、導電性高分子とバインダー樹脂を含む導電性組成物の硬化物、金属、合金等を用いて形成できる。中でも、電極20を生体用に適用した際にアレルギー反応等が生じないようにする等、生体の安全性の観点から、電極20は導電性組成物の硬化物を用いて形成することが好ましい。電極20は、導電性組成物の硬化物がシート状に形成された粘着性電極シートを用いてもよい。
導電性高分子としては、例えば、ポリチオフェン系導電性高分子、ポリアニリン系導電性高分子、ポリアセチレン系導電性高分子、ポリピロール系導電性高分子、ポリフェニレン系導電性高分子及びこれらの誘導体、並びにこれらの複合体等を用いることができる。これらの中でも、ポリチオフェンにドーパントとしてポリアニリンをドープした複合体が好ましい。ポリチオフェンとポリアニリンとの複合体の中でも、生体との接触インピーダンスがより低く、高い導電性を有する点から、ポリチオフェンとしてポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)(PEDOTともいう)にポリアニリンとしてポリスチレンスルホン酸(ポリ4-スチレンサルフォネート;PSS)をドープしたPEDOT/PSSを用いることがより好ましい。
バインダー樹脂は、水溶性高分子又は水不溶性高分子等を用いることができる。水溶性高分子としては、ポリビニルアルコール(PVA)及び変性PVA等のヒドロキシル基含有高分子等を用いることができる。
導電性組成物は、架橋剤及び可塑剤等の一般的な各種添加剤を適宜任意の割合で含んでもよい。架橋剤としては、グリオキシル酸ナトリウム等のアルデヒド化合物等が挙げられる。可塑剤としては、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール等が挙げられる。
金属及び合金としては、Au、Pt、Ag、Cu、Al等の一般的な金属及び合金を用いることができる。
電極20の厚みは、適宜任意の高さとしてよく、例えば10μm~100μmとしてもよい。電極20の厚みが上記の好ましい範囲内であると、電極20に十分な強度及び柔軟性を与えることができる。なお、電極20の厚みとは、電極20の表面に垂直な方向の長さをいう。電極20の厚みは、例えば、電極20の断面において、任意の場所を測定した時の厚さであり、任意の場所で複数箇所測定した場合には、これらの測定箇所の厚みの平均値としてもよい。
(センサ部)
図3に示すように、センサ部30は、折返し部12Bの上に設置され、第1層部材10により形成される収納空間S内に収容されている。センサ部30は、フレキシブル基板31と、センサ本体32と、センサ本体32と接続された接続部33A及び33Bを有する。
フレキシブル基板31は、生体情報を取得する各種部品が搭載された樹脂基板であり、フレキシブル基板31には、センサ本体32と、接続部33A及び33Bとが配置されている。
図2に示すように、センサ本体32は、制御部である部品搭載部321と、バッテリ装着部322とを有し、生体情報を取得する。
部品搭載部321は、生体から取得した生体信号を処理して生体信号データを生成するCPU及び集積回路、生体センサ1を起動するスイッチ、生体信号を記憶するフラッシュメモリ、発光素子等、フレキシブル基板31に搭載される各種部品を有し、生体情報を取得する。なお、各種部品による回路例は省略する。部品搭載部321は、バッテリ装着部322に装着されるバッテリ34から供給される電力により動作する。
部品搭載部321は、初期動作を確認する動作確認機器、生体センサ1からの生体情報の読み取る読み取り機器等の外部装置に有線又は無線で送信する。
バッテリ装着部322は、接続部33Aと部品搭載部321との間に配置され、部品搭載部321に搭載される集積回路等に電力を供給するものである。バッテリ装着部322には、図2に示すように、バッテリ34が装着される。
接続部33A及び33Bは、センサ本体32の長手方向(Y軸方向)にセンサ本体32とそれぞれ接続された配線331A及び331Bと、配線331A及び331Bの先端側に設けられ、電極20と接続される端子部332A及び332Bを有する。
配線331A及び331Bの一端は、図3に示すように、それぞれ、電極20に連結されている。図3に示すように、配線331Aの他端は、センサ本体32の外周に沿って部品搭載部321に搭載されるスイッチ等に接続されている。配線331Bの他端は、部品搭載部321に搭載されるスイッチ等に接続されている。なお、配線331A及び331Bは、フレキシブル基板31の表面側及び裏面側の配線層のどちらに形成してもよい。
端子部332A及び332Bは、その一端が配線331A及び331Bに連結され、他端の上面が電極20と接触しながら第1層部材10のシート本体12Aと折返し部12Bとの間に挟み込まれた状態で配置されている。
バッテリ34は、公知の電池を用いることができる。バッテリ34としては、例えば、CR2025等のコイン型電池を使用することができる。
図1及び図2に示すように、生体センサ1は、未使用時には、シート本体12A、折返し部12B及び電極20の生体との貼付面に、シート本体12A、折返し部12B及び電極20を保護するため、使用するまで、はく離ライナー50を貼り付けておくことが好ましい。使用時に、はく離ライナー50をシート本体12A、折返し部12B及び電極20から剥がして、生体センサ1の貼付面を皮膚2に貼り付けれる。はく離ライナー50を貼付面に貼り付けておくことで、生体センサ1を長期間保存等しておいても、シート本体12A、折返し部12B及び電極20の粘着力を維持できる。そのため、使用時にはく離ライナー50をシート本体12A、折返し部12B及び電極20から剥がすことで、貼付面を皮膚2に確実に貼り付けて使用できる。
生体センサ1の製造方法は、特に限定されず、適宜任意の方法を用いて製造できる。生体センサ1の製造方法の一例について説明する。
図1及び図2に示す、第1層部材10、電極20及びセンサ部30を準備する。第1層部材10、電極20及びセンサ部30は、それぞれ、これらを製造できる方法であれば特に限定されず、適宜任意の製造方法を用いて製造できる。
図1に示す生体センサ1を構成する、第1層部材10、電極20及びセンサ部30を準備した後、センサ部30を第1層部材10の折返し部12Bの上に設置する。その後、シート本体12A側から折返し部12B側に向かって、シート本体12A、電極20、センサ部30及び折返し部12Bの順に積層する。これにより、図1に示す生体センサ1が得られる。
なお、シート本体12A、折返し部12B及び電極20の皮膚2との貼付面側にはく離ライナー50を貼り付けてよい。
図5は、図1の生体センサ1を被検者Pの胸部に貼り付けた状態を示す説明図である。図5に示すように、例えば、生体センサ1は、長手方向(Y軸方向)を被検者Pの胸骨に揃え、一方の電極20を上側、他方の電極20を下側にして被検者Pの皮膚に貼り付けられる。生体センサ1は、シート本体12A及び折返し部12Bによる被検者Pの皮膚への貼り付けにより、被検者Pの皮膚に電極20が圧着された状態で、被検者Pから電極20により心電図信号等の生体信号を取得する。生体センサ1は、取得した生体信号データを部品搭載部321に搭載されるフラッシュメモリ等の不揮発メモリに記憶する。
このように、生体センサ1は、第1層部材10及び電極20を備え、第1層部材10は、第1シート12を有する。第1シート12は、シート本体12A及び折返し部12Bを有する。折返し部12Bは、シート本体12Aに折返し可能に一体に設けられ、貫通孔12aを覆うと共に電極20の少なくとも一部を露出する位置に折り返される。第1層部材10は、その長手方向の一方(+X軸方向)の辺側が電極20を覆うようにしてシート本体12Aと折返し部12Bとを貼り合わせることができるので、第1層部材10と電極20とが積層された時の界面が第1層部材10の長手方向の一方の辺側には生じない。このため、生体センサ1は、第1層部材10と電極20との界面が外部と接触する領域を減らせるので、皮膚2の汗や外部からの水蒸気等の水分が生体センサ1内に侵入して第1層部材10及び電極20等に触れることを低減できる。
よって、生体センサ1は、第1層部材10及び電極20等の劣化を低減できるので、優れた接着耐久性を有することができる。
また、生体センサ1は、生体センサ1を構成する積層部材を第1層部材10のみで形成でき、他の積層部材を備える必要がないため、生体センサ1を構成する積層部材の種類を削減することができる。
さらに、生体センサ1は、第1層部材10の第1シート12が折返し部12Bを備えるため、折返し部12Bはカバー部材11等の他の部材を含まずに構成できる。このため、折返し部12Bはシート本体12Aとの境界線L1に沿って容易に折り曲げることができる。よって、生体センサ1は、境界線L1付近に空隙等を生じさせることなくシート本体12Aと折返し部12Bとを容易に貼り合わせることができる。
生体センサ1は、第1シート12に第1粘着層122を設け、折返し部12Bの第1粘着層122を、生体センサ1の平面視において、シート本体12Aの第1粘着層122の一部を被覆するように貼り合わせることができる。生体センサ1は、上記のように、第1層部材10の長手方向の一方(+X軸方向)の辺側を電極20が覆われるように折り返すことで、シート本体12Aと折返し部12Bの第1粘着層122同士を貼り合わせることができるため、シート本体12Aと折返し部12Bとの間に剥離が生じることを低減できる。即ち、生体センサ1は、第1層部材10に第1層部材10とは異なる他の積層部材を貼り合わせる必要がないため、積層部材同士の間に剥離が生じることを低減することができる。
また、生体センサ1は、シート本体12Aと折返し部12Bとをそれぞれの第1粘着層122同士で貼り合わせているため、シート本体12Aと折返し部12Bとを容易に接着させることができる。
生体センサ1は、第1シート12に、電極20が貼り付けられる一方の面とは反対側の面に第2粘着層123を有することができる。第1シート12は第1基材121の上下両面に第1粘着層122及び第2粘着層123を備えることができるため、折返し部12Bをシート本体12Aに折り返しても、折返し部12Bの皮膚2との貼付面側には粘着性を有することができる。よって、生体センサ1は、シート本体12A、折返し部12B及び電極20により形成される貼付面を皮膚2に対してより安定して接着させることができる。
生体センサ1は、折返し部12Bをシート本体12Aとの境界で折り返した際に、シート本体12A、折返し部12B及び電極20により皮膚2への貼付面を形成できる。これにより、生体センサ1は、シート本体12A、折返し部12B及び電極20のいずれも皮膚2と接触させることができるため、皮膚2との接触面積を確保し易い。このため、生体センサ1は、皮膚2に対して安定して接触できるため、皮膚2に対して優れた接着性を有することができる。よって、生体センサ1は、より安定して皮膚2から生体信号を取得することができる。
生体センサ1は、第1シート12が第1基材121を備え、第1粘着層122は第1基材121の一方の面に設け、第2粘着層123は第1基材121の他方の面に設けることができる。第1基材121は、収納空間Sに対応する位置に貫通孔121aを有し、多孔質構造を有することができる。第1シート12が第1基材121を有することで、第1基材121内に侵入した汗又は水蒸気が侵入しても外部に容易に放出できるので、第1基材121と、第1粘着層122、第2粘着層123又は電極20との間に剥離が生じることを低減することができる。よって、生体センサ1は、電極20の皮膚2との接触及びセンサ本体32との接続をより安定して維持することができるため、生体信号の測定を安定して行うことができると共に、生体センサ1の破損を低減することができる。
生体センサ1は、折返し部12Bの平面視において略矩形の形状を有し、境界線L1と直交する方向(X軸方向)の折返し部12Bの長さを境界線L1と直交する方向(X軸方向)のシート本体12Aの長さと略同一にすることができる。これにより、折返し部12Bが境界線L1に沿って折り返された際、折返し部12Bは、シート本体12Aの下面をシート本体12Aの境界線L1とは反対側に位置する辺(-X軸方向の辺)まで覆うことができるため、シート本体12Aの第1粘着層122の主面に生じる折返し部12Bとの界面を減らすことができる。このため、生体センサ1は、皮膚2から生じる汗等の水分がシート本体12Aの下面から第1層部材10の内部に侵入し難いすることができる。また、生体センサ1は、皮膚2との貼付面の凹凸を減らすことができるため、皮膚2に対して安定して接着することができる。
生体センサ1は、センサ部30が接続部33A及び33Bを有することができる。接続部33A及び33Bは、第1層部材10のシート本体12Aと折返し部12Bとの間で電極20の一部と重なるように設けられると共に、電極20をセンサ本体32に接続させる。これにより、生体センサ1は、皮膚2との接触を維持することができると共に、センサ本体32との接続を確実に維持できるので、生体信号の測定を安定して行うことができる。
このように、生体センサ1は、上記の通り、使用中、皮膚2から生体情報を長時間安定して測定できることから、人の皮膚2等に貼り付け使用される貼付型の生体センサとして有効に用いることができる。生体センサ1は、例えば、生体の皮膚等に貼付され、心電図の検出感度が高く、心電図に発生するノイズの高い抑制効果が要求されるヘルスケア用ウェアラブルデバイスに好適に用いることができる。
なお、本実施形態では、折返し部12Bは、カバー部材11と第1シート12とにより構成されてもよい。
本実施形態では、折返し部12Bは、シート本体12Aと別体に折返し可能に形成されてもよいし、シート本体12Aとは異なる層構成を有していてもよい。
以上の通り、実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の組み合わせ、省略、置き換え、変更などを行うことが可能である。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 生体センサ
2 皮膚
10 第1層部材
11 カバー部材
12 第1シート
12A シート本体
12B 折返し部
12a、20c、20d、121a、122a、123a 貫通孔
20、20A、20B 電極
20a 対向部分
20b 露出部分
30 センサ部
32 センサ本体
33A、33B 接続部
34 バッテリ
121 第1基材
122 第1粘着層
123 第2粘着層

Claims (7)

  1. 生体に貼付して生体信号を測定する生体センサであって、
    電極と、
    前記生体信号を取得するセンサ本体と、
    前記センサ本体が収容される収納空間を有する第1層部材と、
    を備え、
    前記第1層部材は、一方の面に前記電極が設けられる第1シートを有し、
    前記第1シートは、
    前記収納空間に対応する位置に貫通孔を有するシート本体と、
    前記シート本体に折返し可能に一体に設けられ、前記貫通孔を覆うと共に前記電極の少なくとも一部を露出する位置に折り返される折返し部と、
    を有する生体センサ。
  2. 前記第1シートは、前記電極と対向する一方の面に前記電極が貼り付けられる第1粘着層を有し、
    前記折返し部に設けられる前記第1粘着層が、平面視において、前記シート本体に設けられる前記第1粘着層の一部を被覆した位置に貼り合わされている請求項1に記載の生体センサ。
  3. 前記第1シートは、前記電極が貼り付けられる前記一方の面とは反対側の面に第2粘着層を有する請求項2に記載の生体センサ。
  4. 前記折返し部を折り返した際に、前記電極、前記シート本体及び前記折返し部により前記生体への貼付面が形成される請求項3に記載の生体センサ。
  5. 前記第1シートは、前記収納空間に対応する位置に前記貫通孔を有し、多孔質構造を有する第1基材を有し、
    前記第1粘着層は前記第1基材の一方の面に設けられ、前記第2粘着層は、前記第1基材の他方の面に設けられる請求項3又は4に記載の生体センサ。
  6. 前記折返し部は、平面視において矩形の形状を有し、
    前記シート本体と前記折返し部との境界線に直交する方向の前記折返し部の長さが、前記境界線に直交する方向の前記シート本体の長さと同一である請求項1~5の何れか1項に記載の生体センサ。
  7. 前記シート本体と前記折返し部との間に前記電極の一部と重なるように設けられ、前記電極を前記センサ本体に接続する接続部を有する請求項1~6の何れか一項に記載の生体センサ。
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