JP2023098011A - 液体吐出装置および液体吐出方法 - Google Patents

液体吐出装置および液体吐出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】適切な発色を得る条件を、濃度逆転現象の発生有無を含めて確認するために役立つ技術が求められている。【解決手段】液体吐出装置は、液体吐出部と、液体吐出部による液体の吐出を制御する制御部と、を備え、複数種類の液体は、複数色のインクであって互いに混色することで別の色を表現可能な第1インク群と、前記別の色と同系統の色を単一で表現可能な第2インクと、を含み、制御部は、液体吐出部を制御して第1インク群を吐出させることにより、第1混色パターンと、第1混色パターンよりも多い量の第1インク群を用いた第2混色パターンと、を媒体に形成することが可能であり、液体吐出部を制御して第2インクを吐出させることにより、単色パターンを媒体に形成することが可能であり、第1混色パターンと第2混色パターンと単色パターンとを含み、第2混色パターンが第1混色パターンおよび単色パターンに隣り合うパッチを媒体に形成する。【選択図】図4

Description

本発明は、液体吐出装置および液体吐出方法に関する。
インクを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドを制御するコントローラーとを備え、記録媒体に画像データに基づいた記録を行うインクジェット記録システムが開示されている(特許文献1参照)。文献1には、ブラックインクについて単位面積あたりのインク付与量であるデューティーを徐々に増やすようなパッチを記録媒体へ記録した場合の、パッチ画像の光学濃度が示されている。
特開2011‐121335号公報
複数の色のインクを用いて媒体へ画像を形成するには、媒体へのインク吐出の結果として望ましい発色が得られるかどうかを確認する必要がある。文献1によれば、デューティーを高くするほどに光学濃度が上がることが開示されている。しかしながら、複数の色のインクを混色させて別の色を表現しようとしたときに、デューティーの増加に応じて、測定される濃度が逆に下がる現象が見られることがある。このような現象を、以下では濃度逆転現象と呼ぶことにする。文献1では、濃度逆転現象について考慮されていない。そこで、適切な発色を得る条件を、濃度逆転現象の発生有無含めて確認するために役立つ技術が求められている。
複数種類の液体を媒体へ吐出可能な液体吐出装置であって、前記液体を吐出するノズルを複数有する液体吐出部と、前記液体吐出部による前記液体の吐出を制御する制御部と、を備え、前記複数種類の液体は、複数色のインクであって、互いに混色することで別の色を表現可能な第1インク群と、前記別の色と同系統の色を単一で表現可能な第2インクと、を含み、前記制御部は、前記液体吐出部を制御して前記第1インク群を吐出させることにより、前記第1インク群を用いた第1混色パターンと、前記第1混色パターンよりも多い量の前記第1インク群を用いた第2混色パターンと、を前記媒体に形成することが可能であり、前記液体吐出部を制御して前記第2インクを吐出させることにより、前記第2インクを用いた単色パターンを前記媒体に形成することが可能であり、前記第1混色パターンと前記第2混色パターンと前記単色パターンとを含み、前記第2混色パターンが前記第1混色パターンおよび前記単色パターンに隣り合うパッチを前記媒体に形成する。
複数種類の液体を媒体へ吐出可能な液体吐出装置が実行する液体吐出方法であって、前記複数種類の液体は、複数色のインクであって互いに混色することで別の色を表現可能な第1インク群と、前記別の色と同系統の色を単一で表現可能な第2インクと、を含み、前記液体を吐出するノズルを複数有する液体吐出部を制御することにより前記媒体へパッチを形成するパッチ形成工程を有し、前記パッチ形成工程では、前記液体吐出部を制御して前記第1インク群を吐出させることにより、前記第1インク群を用いた第1混色パターンと、前記第1混色パターンよりも多い量の前記第1インク群を用いた第2混色パターンと、を前記媒体に形成することが可能であり、前記液体吐出部を制御して前記第2インクを吐出させることにより、前記第2インクを用いた単色パターンを前記媒体に形成することが可能であり、前記第1混色パターンと前記第2混色パターンと前記単色パターンとを含み、前記第2混色パターンが前記第1混色パターンおよび前記単色パターンに隣り合う前記パッチを前記媒体に形成する。
本実施形態の装置構成を簡易的に示すブロック図。 媒体と液体吐出ヘッド等との関係性を上方からの視点により簡易的に示す図。 本実施形態において制御部が実行する処理を示すフローチャート。 媒体に印刷されたパッチ群の例を示す図。 パッチを構成するパターンのインク量と明るさとの対応関係を例示する図。 パッチ群の中でユーザーが選択したパッチに○印を付した図。 第2実施形態において媒体に印刷されたパッチの例を示す図。 図8A、図8B、図8Cはそれぞれ滲みが発生している事例を示す図。 第3実施形態において媒体に印刷されたパッチの例を示す図。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎない。各図は例示であるため、比率や形状や濃淡が正確でなかったり、互いに整合していなかったり、一部が省略されていたりする場合がある。
1.装置構成の概略説明:
図1は、本実施形態にかかる液体吐出装置10の構成を簡易的に示している。液体吐出装置10により、本実施形態の液体吐出方法が実行される。
液体吐出装置10は、制御部11、表示部13、操作受付部14、記憶部15、通信IF16、搬送部17、液体吐出部18等を備える。IFはインターフェイスの略である。制御部11は、プロセッサーとしてのCPU11a、ROM11b、RAM11c等を有する一つ又は複数のICや、その他の不揮発性メモリー等を含んで構成される。
制御部11では、プロセッサーつまりCPU11aが、ROM11bや、その他のメモリー等に保存されたプログラム12に従った演算処理を、RAM11c等をワークエリアとして用いて実行することにより、画像形成制御部12a、選択受付部12b、条件設定部12cといった各種機能を実現する。プロセッサーは、一つのCPUに限られることなく、複数のCPUや、ASIC等のハードウェア回路により処理を行う構成としてもよいし、CPUとハードウェア回路とが協働して処理を行う構成としてもよい。
表示部13は、視覚情報を表示するための手段であり、例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等により構成される。表示部13は、ディスプレイと、ディスプレイを駆動するための駆動回路と、を含む構成であってもよい。操作受付部14は、ユーザーによる入力を受け付けるための手段であり、例えば、物理的なボタンや、タッチパネルや、マウスや、キーボード等によって実現される。むろん、タッチパネルは、表示部13の一機能として実現されるとしてもよい。表示部13および操作受付部14を含めて、液体吐出装置10の操作パネルと呼んでもよい。表示部13や操作受付部14は、液体吐出装置10の構成の一部であってもよいが、液体吐出装置10に対して外付けされた周辺機器であってもよい。
記憶部15は、例えば、ハードディスクドライブや、ソリッドステートドライブや、その他のメモリーによる記憶手段である。制御部11が有するメモリーの一部を記憶部15と捉えてもよい。記憶部15を、制御部11の一部と捉えてもよい。
通信IF16は、液体吐出装置10が公知の通信規格を含む所定の通信プロトコルに準拠して有線又は無線で外部装置と通信を実行するための一つまたは複数のIFの総称である。外部装置とは、例えば、パーソナルコンピューター、サーバー、スマートフォン、タブレット型端末等の通信装置である。
搬送部17は、制御部11による制御下で媒体30を所定の搬送方向に沿って搬送するための手段である。搬送部17は、例えば、回転して媒体30を搬送するローラーや、回転の動力源としてのモーター等を備える。また、搬送部17は、モーターで動くベルトやパレットに媒体30を搭載して媒体30を搬送する機構であってもよい。媒体30は、例えば用紙であるが、液体吐出の対象となり得る媒体であればよく、フィルムや生地等、紙以外の素材であってもよい。
液体吐出部18は、制御部11による制御下でインクジェット方式により複数種類の液体を吐出して、搬送部17によって搬送される媒体30へ画像形成を行う手段である。液体吐出部18は、後述の液体吐出ヘッド20やキャリッジ21を備える。液体吐出ヘッド20のノズル22から吐出される液滴をドットと言う。液体吐出ヘッド20は、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)といった各色のインクを吐出可能である。むろん、液体吐出ヘッド20は、CMYKインク以外の色のインクや、インクに該当しない様々な液体を吐出することも可能である。液体吐出ヘッド20を、記録ヘッド、印刷ヘッド、印字ヘッド、インクジェットヘッド等と呼んでもよい。また、液体吐出ヘッド20を有する液体吐出装置10を、記録装置、印刷装置、印字装置、インクジェットプリンター等と呼んでもよい。
液体吐出装置10は、一台の装置によって実現される構成であってもよいが、通信可能に接続した複数の装置を有するシステムによって実現されてもよい。例えば、液体吐出装置10は、制御部11の役割を担う情報処理装置と、搬送部17や液体吐出部18を含んで前記情報処理装置による制御下で液体吐出を実行する装置とを含むシステムであってもよい。この場合、前記情報処理装置を、制御装置や画像処理装置等として把握することができる。
図2は、媒体30と液体吐出ヘッド20等との関係性を、上方からの視点により簡易的に示している。図2によれば、液体吐出ヘッド20はキャリッジ21に搭載されている。キャリッジ21は、制御部11による制御下で、不図示のキャリッジモーターの動力で所定の主走査方向D1に沿って往復移動可能である。従って、液体吐出ヘッド20は、キャリッジ21と共に主走査方向D1に沿った往路移動や復路移動をする。
液体吐出ヘッド20は、液体の種類毎のノズル列を有する。図2では、ごく簡単に4つのノズル列23C,23M,23Y,23Kを記載している。図2に示す白丸の1つ1つが個々のノズル22である。1種類の液体に対応する1つのノズル列は、主走査方向D1に交差する方向におけるノズル22同士の間隔であるノズルピッチが一定或いはほぼ一定の複数のノズル22が並んで構成されている。ノズル列23Cは、Cインクを吐出する複数のノズル22からなるノズル列である。同様に、ノズル列23Mは、Mインクを吐出する複数のノズル22からなるノズル列であり、ノズル列23Yは、Yインクを吐出する複数のノズル22からなるノズル列であり、ノズル列23Kは、Kインクを吐出する複数のノズル22からなるノズル列である。
制御部11は、画像を表現する画像データに基づいて液体吐出ヘッド20に媒体30へ液体を吐出させる。知られているように、液体吐出ヘッド20では、ノズル22毎に駆動素子が設けられており、画像データに応じて各ノズル22の駆動素子への駆動信号の印加が制御されることにより、各ノズル22がドットを吐出したりドットを吐出しなかったりして、画像データが表現する画像を媒体30に形成する。キャリッジ21の移動に伴う液体吐出ヘッド20による液体吐出を、パスと呼んだり走査と呼んだりする。
符号D2は、搬送部17による媒体30の搬送方向D2を示している。搬送部17は、媒体30を搬送方向D2の上流から下流へ搬送する。搬送方向D2の上流、下流を、単に上流、下流と言う。搬送方向D2は、主走査方向D1に対して交差している。主走査方向D1と搬送方向D2との交差は、直交あるいはほぼ直交である。液体吐出ヘッド20が有するノズル列23C,23M,23Y,23Kといった複数のノズル列は、主走査方向D1に沿って並んでおり、搬送方向D2において位置が同一である。
このような構成において、制御部11は、搬送部17による媒体30の所定距離の搬送と、静止中の媒体30に対するキャリッジ21および液体吐出ヘッド20によるパスとを組み合わせて実行することにより、媒体30に対してドットによる画像形成を行うことができる。なお、交差する主走査方向D1と搬送方向D2とのいずれか一方を「第1方向」と捉えたとき、他方を「第2方向」と捉える。方向D1,D2のどちらを第1方向としてもよいが、後述の図4等の説明では、主走査方向D1を第1方向とし、搬送方向D2を第2方向とする。
液体吐出ヘッド20が吐出する複数種類の液体には、複数色のインクであって互いに混色することで別の色を表現可能な「第1インク群」と、前記別の色と同系統の色を単一で表現可能な「第2インク」と、が含まれる。図2の例によれば、CMYインクは、それらが混色することにより、いわゆるコンポジットブラックを表現可能であるため、第1インク群に該当する。また、Kインクは、それ単一でブラックを表現するため、第2インクに該当する。同系統の色とは、色相が同じあるいは近似している関係の色である。グレーや、コンポジットブラックや、ブラックは、無彩色であり同系統の色と言える。また、有彩色同士であっても同系統の色の関係は成り立つ。
2.第1実施形態:
次に、第1実施形態について説明する。
図3は、制御部11がプログラム12に従って実行する処理をフローチャートにより示している。フローチャートの一部あるいは全部は、本実施形態にかかる液体吐出方法を表している。特にステップS100は「パッチ形成工程」に該当し、これを1つの発明として捉えることも可能である。以下では、先ずステップS100について説明し、その後、ステップS110,S120について簡単に説明する。
ステップS100では、制御部11の画像形成制御部12aは、画像データに基づいてパッチの集まりである「パッチ群」を媒体30へ形成する。画像形成制御部12aは、パッチ群を表現した所定のパッチ画像データを、記憶部15や、液体吐出装置10内外のメモリーといった画像データの保存場所から取得する。取得した時点のパッチ画像データの形式は特に限らないが、画像形成制御部12aは、取得したパッチ画像データを、液体吐出ヘッド20による液体吐出に使用する形式のデータに変換する。ここで言う変換とは、色変換処理やハーフトーン処理等であり、液体吐出に使用する形式のデータとは、画素毎かつインク色CMYK毎にドットの有無を規定したデータである。ドット有りとは、ドットを吐出することを意味し、ドット無しとは、ドットを吐出しないことを意味する。そして、画像形成制御部12aは、変換後のパッチ画像データに従って液体吐出ヘッド20を制御して、パスにおいて各ノズル列の各ノズル22から必要なドットを吐出させることにより、媒体30へパッチ群を形成する。
本実施形態では、画像形成制御部12aは、液体吐出部18を制御して第1インク群を吐出させることにより、第1インク群を用いた「第1混色パターン」と、第1混色パターンよりも多い量の第1インク群を用いた「第2混色パターン」と、を媒体30に形成可能である。かつ、画像形成制御部12aは、液体吐出部18を制御して第2インクを吐出させることにより、第2インクを用いた「単色パターン」を媒体30に形成可能である。
図4は、ステップS100により媒体30に形成されたパッチ群45の例を示している。つまり、上述のパッチ画像データはパッチ群45を表現したデータである。パッチ群45は、主走査方向D1、搬送方向D2のそれぞれに沿って2次元状に並ぶ複数のパッチ40により構成されている。図4の例では、主走査方向D1に沿って5個並び、搬送方向D2に沿って5個並んだ、計25個のパッチ40を示している。むろん、パッチ群45を構成するパッチ40の数は25個に限定する必要は無い。
複数のパッチ40はそれぞれが、第1混色パターン41と第2混色パターン42と単色パターン43とを含んでいる。また、パッチ40において、第2混色パターン42は第1混色パターン41および単色パターン43に隣接している。図4の例では、パッチ40内の3つのパターンは、主走査方向D1において、第1混色パターン41、第2混色パターン42、単色パターン43の順に並んでいる。これまでの説明によれば、第1混色パターン41、第2混色パターン42のそれぞれは、CMYインクの混色によるコンポジットブラックのパターン、単色パターン43はKインクによるブラックのパターンである。図4の例では、1つのパッチ40を構成する第1混色パターン41、第2混色パターン42、単色パターン43の面積比は、ほぼ1対1対1であるが、このような面積比でなくてもよい。
図4において、主走査方向D1に沿うパッチ40毎の位置に記載した、Ck0,Ck1や、Ck1,Ck2や、Ck2,Ck3や、Ck3,Ck4や、Ck4,Ck5は、第1混色パターン41を形成するために用いたCMYインクのインク量および第2混色パターン42を形成するために用いたCMYインクのインク量を示している。また、搬送方向D2に沿うパッチ40毎の位置に記載した、K1,K2,K3,K4,K5は、単色パターン43を形成するために用いたKインクのインク量を示している。CMYインクのインク量を、コンポジットブラックのインク量と呼んでもよい。また、インク量をデューティーと呼んでもよい。
インク量は、単位面積あたりのインクの吐出量である。例えば、1つの第1混色パターン41のCMYインクのインク量は、パッチ画像データが表現する1つの第1混色パターン41の画素数に対する当該第1混色パターン41を形成するためのCMYインクのドットの合計数の比率により表すことができる。パッチ画像データに基づいて、仮に1つの第1混色パターン41の全画素にCMYインク全てのドットを形成する場合は、この第1混色パターン41のCMYインクのインク量は300%である。同様に、1つの第2混色パターン42のCMYインクのインク量は、パッチ画像データが表現する1つの第2混色パターン42の画素数に対する当該第2混色パターン42を形成するためのCMYインクのドットの合計数の比率により表すことができる。また、1つの単色パターン43のKインクのインク量は、パッチ画像データが表現する1つの単色パターン43の画素数に対する当該単色パターン43を形成するためのKインクのドット数の比率により表すことができ、0~100%の値を採る。
CMYインクのインク量Ck0,Ck1,Ck2,Ck3,Ck4,Ck5の大小関係は、Ck0<Ck1<Ck2<Ck3<Ck4<Ck5、である。また、Kインクのインク量K1,K2,K3,K4,K5の大小関係は、K1<K2<K3<K4<K5、である。これらインク量Ck0,Ck1,Ck2,Ck3,Ck4,Ck5やインク量K1,K2,K3,K4,K5の記載は、パッチ群45と共に媒体30へ実際に印字されてもよいし、印字されなくてもよい。また、インク量Ck0,Ck1,Ck2,Ck3,Ck4,Ck5やインク量K1,K2,K3,K4,K5をパッチ群45と共に媒体30に印字する場合、これら各インク量は、例えば30%や120%といったような具体的数値であっても当然よい。
図4から判るように、主走査方向D1における位置が同じパッチ40は、互いの第1混色パターン41は同じインク量であり、かつ、互いの第2混色パターン42は同じインク量である。また、搬送方向D2における位置が同じパッチ40は、互いの単色パターン43は同じインク量である。図4において、例えば、インク量Ck0,Ck1,K5に対応する最も左下のパッチ40は、第1混色パターン41のCMYインクのインク量をCk0、第2混色パターン42のCMYインクのインク量をCk1、単色パターン43のKインクのインク量をK5として、形成されたパッチである。同様に、例えばインク量Ck4,Ck5,K1に対応する最も右上のパッチ40は、第1混色パターン41のCMYインクのインク量をCk4、第2混色パターン42のCMYインクのインク量をCk5、単色パターン43のKインクのインク量をK1として、形成されたパッチである。
以下では、パッチ40を識別するために、第1混色パターン41のインク量、第2混色パターン42のインク量および単色パターン43のインク量と共に記載することがある。例えば、前記最も左下のパッチ40であれば、パッチ40(Ck0,Ck1,K5)と記載する。ここで、主走査方向D1に沿って並ぶ2つのパッチ40、例えば、パッチ40(Ck0,Ck1,K1)およびパッチ40(Ck1,Ck2,K1)に注目すると、第1混色パターン41および第2混色パターン42の形成に用いられたCMYインクのトータルのインク量は、当然、パッチ40(Ck1,Ck2,K1)の方が多い。そのため、主走査方向D1に沿って、例えば図4の左から右に向かってパッチ40を1番目、2番目…と数える場合、画像形成制御部12aは、第1方向に沿って並ぶ複数のパッチ40のうちn番目のパッチ40を、n-1番目のパッチ40に比べて多い量の第1インク群を用いて形成する、と言える。図4の例では、nは2~5の整数である。また、図4から解るように、n-1番目のパッチ40の第2混色パターン42と、n番目のパッチ40の第1混色パターン41とは、同じインク量で形成されている。
また、搬送方向D2に沿って並ぶ2つのパッチ40、例えば、パッチ40(Ck0,Ck1,K1)およびパッチ40(Ck0,Ck1,K2)に注目すると、単色パターン43の形成に用いられたKインクのインク量は、パッチ40(Ck0,Ck1,K2)の方が多い。そのため、搬送方向D2に沿って、例えば下流から上流に向かってパッチ40を1番目、2番目…と数える場合、画像形成制御部12aは、第2方向に沿って並ぶ複数のパッチ40のうちm番目のパッチ40を、m-1番目のパッチに比べて多い量の第2インクを用いて形成する、と言える。図4の例では、mは2~5の整数である。
次に、このようなステップS100により媒体30に形成されたパッチ群45の利用方法を説明する。ユーザーは、媒体30に形成されたパッチ群45を目視で評価し、第1混色パターン41、第2混色パターン42、単色パターン43と順を追う毎に濃度が高くなっているパッチ40を選択する。濃度が高いとは暗いという意味であり、濃度が低いとは明るいという意味である。通常、Kインクのみで形成する画像は、コンポジットブラックの画像よりも濃度が高い。そこで、第1混色パターン41、第2混色パターン42、単色パターン43と順を追う毎に濃度が高くなっているパッチ40を、発色が良好なパッチという意味で、以下では「発色良好パッチ」と称する。
図5は、パッチ40を構成するパターンのインク量と明るさとの対応関係を例示している。図5では、図4で説明したインク量Ck0,Ck1,Ck2,Ck3,Ck4,Ck5やインク量K1,K2,K3,K4,K5を横軸に記載し、これらインク量により媒体30に形成された各パターンを測色した場合に得られる明度を縦軸に記載している。明度は、L*a*b*表色系におけるL*値である。図5では、第1混色パターン41や第2混色パターン42の明度を実線で示し、単色パターン43の明度を2点鎖線で示している。
図5によれば、Kインクのみで形成された単色パターン43の明度は、Kインクのインク量が増えるほど低下している。つまり、Kインクのインク量の増加に応じて、単色パターン43の濃度も上昇している。一方、CMYインクが混ざって形成された第1混色パターン41や第2混色パターン42は、CMYインクのインク量が増加する過程で、しばらくは明度が低下していくが、あるインク量を境にして明度が上昇することがある。図5の例によれば、インク量Ck3に対応する明度に比べてインク量Ck4に対応する明度が高くなっており、インク量Ck3とインク量Ck4との間で濃度逆転現象が生じている。
図6は、図4に示したパッチ群45の中でユーザーが選択したパッチ40に○印を付している。○印を付したパッチ40はいずれも、ユーザーが発色良好パッチと認めたパッチ40である。ユーザーが媒体30上のパッチ40へ○印を実際に付す必要は無いが、ここでは選択結果を判り易くするために○印を付している。
本実施形態では、ステップS100で媒体30に形成したパッチ群45を必ずしも測色する必要はない。ユーザーは、パッチ群45を目視することにより、パッチ40毎に、隣接する第1混色パターン41と第2混色パターン42とを比べ、かつ、隣接する第2混色パターン42と単色パターン43とを比べることができる。そのためユーザーは、あるパッチ40内で濃度逆転現象が生じていれば、それを認識できる。そして、第1混色パターン41と第2混色パターン42との間で濃度が逆転しておらず、かつ、第2混色パターン42よりも単色パターン43の方が高濃度である、発色良好パッチを選ぶことができる。
ユーザーは、スマートフォンのカメラやデジタルスチルカメラ等で、媒体30に形成されたパッチ群45を撮影し、この撮影により得られた画像データを評価したりアプリケーションで解析したりして、発色良好パッチを選択してもよい。
ステップS110では、選択受付部12bは、ステップS100で媒体30に形成されたパッチ40に対する選択を受け付ける。つまり、ユーザーは、上述のようにパッチ群45の中から選択した発色良好パッチを、操作受付部14を操作して入力し、選択受付部12bは、この入力を受け付ける。パッチ40の選択結果の入力方法は特に限られない。例えば、媒体30に形成された各パッチ40に予め番号が付されていれば、ユーザーは、上述の様に選択したパッチ40全ての番号を、操作受付部14を介して入力すればよい。
あるいは、選択受付部12bは、パッチ画像データに基づいて、パッチ群45の画像を表示部13に表示させてもよい。そして、ユーザーは、表示部13に表示されたパッチ群45の画像内のパッチのうち、媒体30に形成されたパッチ群45の目視により上述のように選択したパッチ40と同じパッチをタッチ等することにより、パッチ40の選択結果を入力してもよい。
ステップS120では、条件設定部12cは、ステップS110で選択受付部12bが受け付けた選択にかかるパッチ40が対応するインク量に応じて、以降の液体吐出に採用する条件を設定する。具体的には、条件設定部12cは、選択されたパッチ40の中で第1インク群のインク量および第2インクのインク量が最も多いパッチ40を特定する。図6の例によれば、選択されたパッチ40の中でCMYインクのインク量およびKインクのインク量が最も多いパッチ40は、パッチ40(Ck2,Ck3,K5)である。そのため、条件設定部12cは、パッチ40(Ck2,Ck3,K5)を特定し、特定したパッチ40(Ck2,Ck3,K5)を基準にして条件設定を行う。
ユーザーは、発色良好パッチの全てを選択して入力するのではなく、それらのパッチ40の中で、第1インク群のインク量および第2インクのインク量が最も多いパッチ40のみ選択して入力してもよい。この場合、上述の例によれば、ステップS110では、選択受付部12bはパッチ40(Ck2,Ck3,K5)の選択を受け付ける。このようにステップS110で選択受付部12bが1つのパッチ40のみの選択を受け付けた場合は、実質的にパッチ40が1つ特定されているため、ステップS120において条件設定部12cはパッチ40を1つ特定する処理を省くことができる。
条件設定部12cは、例えば、コンポジットブラックを表現するためのCMYインクのインク量の上限を、特定したパッチ40(Ck2,Ck3,K5)の第2混色パターン42のインク量Ck3に設定する。また、条件設定部12cは、Kインクでブラックを表現するためのKインクのインク量の上限を、特定したパッチ40(Ck2,Ck3,K5)の単色パターン43のインク量K5に設定してもよい。このような条件設定によれば、条件設定部12cは、以降の液体吐出に採用するインク量の少なくとも一部を決定したと言える。条件設定部12cは、このように設定した条件を所定のメモリーに保存し、図3のフローチャートを終える。
以降、画像形成制御部12aは、ユーザーが任意に指定した画像データに基づく液体吐出に際して、条件設定部12cにより設定されている条件を遵守して液体吐出部18に液体吐出をさせる。なお、媒体30の種別が異なれば媒体30に再現される色味や濃度は変わる。そのため、ステップS120では、条件設定部12cは、ステップS100のパッチ群45の形成に用いられた媒体30の種別に紐づけて条件を設定する。そして、画像形成制御部12aは、ユーザーが任意に指定した画像データに基づく液体吐出に際して、使用する媒体30の種別に紐づけて設定されている条件を採用すればよい。
3.第2実施形態:
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と共通する説明は適宜省略する。第2実施形態では、制御部11は、ステップS100のパッチ形成工程において、パッチ40にインクの滲みを判定するための「滲み判定部」を形成する。滲み判定部は、第1インク群により形成された「第1要素」と、第2インクにより形成された「第2要素」とを含む。
図7は、ステップS100により、パッチ画像データに基づいて媒体30に形成されたパッチ群45の一部を例示している。図4や図6の例では、パッチ群45は25個のパッチ40を含んでいるが、図7では、それらの一部のパッチ40を拡大的に示している。具体的には、図7では媒体30に形成された複数のパッチ40のうち、パッチ40(Ck0,Ck1,K4)、パッチ40(Ck1,Ck2,K4)、パッチ40(Ck0,Ck1,K5)およびパッチ40(Ck1,Ck2,K5)のみを示している。
各パッチ40は滲み判定部50を有している。つまり、第2実施形態では、画像形成制御部12aは、滲み判定部50を含んだパッチ40を媒体30へ形成する。図7に示していない他の各パッチ40も、同じように滲み判定部50を含んでいる。また、滲み判定部50に関する説明は、いずれのパッチ40においても共通である。
図7によれば、滲み判定部50は、液体が吐出されない領域であるスペース要素51、第1要素52、第2要素53、スペース要素54の順で4つの各要素が隣接する領域である。スペース要素51,54は、何らのドットも形成されていない媒体30の表面が露出した領域である。スペース要素51,54を、空白と呼んだり紙白と呼んだりしてもよい。滲み判定部50は、パッチ40を構成する第2混色パターン42内に形成されている。従って、第1要素52は、第2混色パターン42のうち、スペース要素51と第2要素53とに挟まれた領域である。ただし、滲み判定部50は、パッチ40を構成する第1混色パターン41内に形成されていてもよい。その場合の第1要素52は、第1混色パターン41のうち、スペース要素51と第2要素53とに挟まれた領域である。
滲み判定部50の第2要素53は、その滲み判定部50を有するパッチ40の単色パターン43と同じインク量のKインクで形成した領域である。従って、パッチ40(Ck0,Ck1,K5)における滲み判定部50の第2要素53であれば、インク量K5のKインクで形成された領域である。図7では、滲み判定部50を構成するスペース要素51、第1要素52、第2要素53、スペース要素54は、搬送方向D2に沿って並んでいるが、主走査方向D1に沿って並んでいてもよい。
また、滲み判定部50は、パッチ40を構成する単色パターン43内に形成されていてもよい。その場合、第1要素52は、同じパッチ40の第2混色パターン42と同じCMYのインク量で形成された領域であり、単色パターン43のうち、第1要素52とスペース要素54とに挟まれた領域が第2要素53に該当する。
このように滲み判定部50を有するパッチ40からなるパッチ群45が媒体30に形成された場合であっても、ユーザーは、第1実施形態と同様に発色良好パッチを選択し、その選択結果を入力する。さらに第2実施形態では、ユーザーは、媒体30に形成されたパッチ40毎に滲み判定部50を評価し、滲み判定部50にインクの滲みが発生していないパッチ40を選択する。滲み判定部50にインクの滲みが発生していないパッチ40を、以下では「滲み無しパッチ」と称する。滲み判定部50を構成するスペース要素51,54、第1要素52および第3要素53はいずれも、パッチ40の第1混色パターン41、第2混色パターン42および単色パターン43と比べて、細く小さい領域であるため、インクが滲んでいるとき、識別しづらい。
図8A、図8B、図8Cは、それぞれ媒体30において滲み判定部50に滲みが発生している事例を示している。図8Aの事例では、滲み判定部50の第1要素52と第2要素53とが滲んで一体化しており、第1要素52と第2要素53とを識別できない。図8Bの事例では、滲み判定部50の第1要素52と第2要素53との間に、インクの滲みにより第1要素52と第2要素53とのいずれとも異なる色の領域が発生している。図8Cの事例では、滲み判定部50の第1要素52が滲んでスペース要素51が消失しており、第2要素53が滲んでスペース要素54が消失している。滲み判定部50の滲み発生の態様は図8A、図8B、図8Cに示す事例に限られないが、ユーザーは、滲み判定部50を目視等で評価することにより、滲み無しパッチであるか否かを確認することができる。
従って、第2実施形態のステップS110では、選択受付部12bは、ユーザーによって操作受付部14を通じて入力された、発色良好パッチの選択と、滲み無しパッチの選択との両方を受け付ける。そして、ステップS120では、条件設定部12cは、ステップS110で選択受付部12bが受け付けた選択にかかるパッチ40のうち、発色良好パッチと滲み無しパッチとの両方に該当し、かつ、第1インク群のインク量および第2インクのインク量が最も多いパッチ40を特定する。このようにパッチを特定した後の処理は、第1実施形態で説明した通りである。
ここでも、図6において○印を付した各パッチ40が、発色良好パッチであるとする。そして、パッチ40毎の滲み判定部50を評価した結果、ユーザーは、第1混色パターン41および第2混色パターン42のCMYインクのインク量が、Ck0およびCk1の組み合わせのパッチ40、Ck1およびCk2の組み合わせのパッチ40、Ck2およびCk3の組み合わせのパッチ40のそれぞれを滲み無しパッチに選んだとする。この場合、パッチ40(Ck2,Ck3,K5)が、発色良好パッチと滲み無しパッチとに該当し、かつ、第1インク群のインク量および第2インクのインク量が最も多いパッチ40、に該当する。
あるいは、パッチ40毎の滲み判定部50を評価した結果、ユーザーが、第1混色パターン41および第2混色パターン42のCMYインクのインク量が、Ck0およびCk1の組み合わせのパッチ40、Ck1およびCk2の組み合わせのパッチ40のそれぞれを滲み無しパッチに選んだとする。この場合は、パッチ40(Ck2,Ck3,K5)ではなく、パッチ40(Ck1,Ck2,K5)が、発色良好パッチと滲み無しパッチとに該当し、かつ、第1インク群のインク量および第2インクのインク量が最も多いパッチ40、に該当する。
むろん、第2実施形態においても、ユーザーは、発色良好パッチの全てを選択して入力したり、滲み無しパッチの全てを選択して入力したりするのではなく、発色良好パッチと滲み無しパッチとに該当し、その中で第1インク群のインク量および第2インクのインク量が最も多いパッチ40のみを選択し、入力してもよい。
4.第3実施形態:
第3実施形態は、第2実施形態の変形例と言える。そのため、第3実施形態に関して第2実施形態と共通する説明は省略する。
図9は、ステップS100により、パッチ画像データに基づいて媒体30に形成されたパッチ群45に含まれる1つのパッチ40を例示している。図9では滲み判定部50を含むパッチ40としてパッチ40(Ck1,Ck2,K5)のみ示しているが、当然、パッチ群45の他の各パッチ40も同じように滲み判定部50を含んでいる。
図9によれば、第3実施形態にかかる滲み判定部50は、パッチ40の第2混色パターン42内に第2インクを用いて形成された2次元コード55を有する。より詳細には、Kインクで形成された2次元コード55が「第2要素」に該当し、第2混色パターン42のうち2次元コード55近辺および2次元コード55の背景となっている部分が「第1要素」に該当し、この第1要素および第2要素により滲み判定部50が構成されている。滲み判定部50の2次元コード55は、その滲み判定部50を有するパッチ40の単色パターン43と同じインク量のKインクで形成した領域である。従って、パッチ40(Ck1,Ck2,K5)における滲み判定部50の2次元コード55であれば、インク量K5のKインクで形成されている。
なお、画像形成制御部12aは、滲み判定部50として、第1混色パターン41内に第2インクを用いて2次元コード55を形成してもよい。
もしくは、画像形成制御部12aは、滲み判定部50として、第2要素に該当する単色パターン43内に第1インク群を用いて2次元コード55を形成してもよい。その場合、第1要素としての2次元コード55は、同じパッチ40の第2混色パターン42と同じCMYのインク量で形成する。
ユーザーは、媒体30に形成されたパッチ群45の各パッチ40について、滲み判定部50の2次元コード55を読み取ることができたか否かにより、滲み無しパッチに該当するか否かを判断すればよい。ユーザーは、例えば、スマートフォンのカメラでパッチ40内の2次元コード55を撮影し、2次元コードをデコードするためのアプリケーションで2次元コード55に記録されている情報を正確に読み取れるかどうか試行する。2次元コード55に記録されている情報の中身は何でもよいが、ここではユーザーやアプリケーションにとって既知であるとする。
パッチ40内において、2次元コード55を形成するインクと2次元コード55の背景を形成するインクとが混ざって滲んでいると、アプリケーションが2次元コードの読み取りに失敗することがある。ユーザーは、アプリケーションにより2次元コード55に記録されている情報を正確に読み取れた場合に、その2次元コード55を含んでいるパッチ40を、滲み無しパッチとして選択すればよい。
なお、カメラやアプリケーションを用いて或いは目視により、読み取りができるか否かで滲みが無いか有るかを判定するという視点に立てば、第3実施形態の滲み判定部50を構成する第1要素または第2要素は、2次元コードに限らず、例えば、バーコードであってもよいし、特定の文字列であってもよい。
また、第2実施形態および第3実施形態を含めて、滲み判定部50は、インクの滲みを判定するために適した画像や領域であればよく、様々な態様を採用することができる。
5.まとめ:
このように本実施形態によれば、複数種類の液体を媒体30へ吐出可能な液体吐出装置10は、液体を吐出するノズル22を複数有する液体吐出部18と、液体吐出部18による液体の吐出を制御する制御部11と、を備える。複数種類の液体は、複数色のインクであって、互いに混色することで別の色を表現可能な第1インク群と、前記別の色と同系統の色を単一で表現可能な第2インクと、を含む。そして、制御部11は、液体吐出部18を制御して第1インク群を吐出させることにより、第1インク群を用いた第1混色パターン41と、第1混色パターン41よりも多い量の第1インク群を用いた第2混色パターン42と、を媒体30に形成することが可能であり、液体吐出部18を制御して第2インクを吐出させることにより、第2インクを用いた単色パターン43を媒体30に形成することが可能であり、第1混色パターン41と第2混色パターン42と単色パターン43とを含み、第2混色パターン42が第1混色パターン41および単色パターン43に隣り合うパッチ40を媒体30に形成する。
前記構成によれば、媒体30には、第2混色パターン42が第1混色パターン41および単色パターン43に隣り合うパッチ40が形成される。従って、ユーザーは、第1混色パターン41の濃度と第2混色パターン42の濃度とを直接比較し、かつ、第2混色パターン42の濃度と単色パターン43の濃度とを直接比較することができる。そのため、容易かつ高精度に、パッチ40の発色が良好であるかを濃度逆転現象の有無を含めて確認したり、発色が良好な液体吐出結果を得るために適したインク量を確認したりすることができる。また、このようなパッチ40を媒体30へ形成することで、光学濃度計等の測色専用の機器を用いずとも、目視や、ユーザーが通常有するスマートフォンのカメラ等の簡単な機器の利用により、上述の確認をすることができる。
また、本実施形態によれば、制御部11は、第1方向に沿って媒体30に複数のパッチ40を形成し、第1方向に沿って並ぶ複数のパッチ40のうちn番目のパッチ40を、n-1番目のパッチ40に比べて多い量の第1インク群を用いて形成する。
前記構成によれば、各パッチ40における第1インク群のインク量を段階的に増やしていくことで、濃度逆転現象の有無と第1インク群のインク量との対応関係を容易に確認することが可能となる。
また、本実施形態によれば、制御部11は、第1方向に交差する第2方向に沿って媒体30に複数のパッチ40を形成し、第2方向に沿って並ぶ複数のパッチ40のうちm番目のパッチ40を、m-1番目のパッチ40に比べて多い量の第2インクを用いて形成する。
前記構成によれば、各パッチ40における第1インク群のインク量が変化する方向と交差する方向へ、各パッチ40における第2インクのインク量を段階的に増やしていくことで、第1混色パターン41や第2混色パターン42と単色パターン43との濃度の高低をパッチ40毎に容易に確認することができる。
また、本実施形態によれば、制御部11は、パッチ40にインクの滲みを判定するための滲み判定部50を形成し、滲み判定部50は、第1インク群により形成された第1要素と、第2インクにより形成された第2要素とを含む、としてもよい。
前記構成によれば、濃度逆転現象が生じずに発色良好であることと、滲み無しであることを両立させる条件を満たすパッチ40やインク量を容易に確認することができる。
また、本実施形態によれば、制御部11は、滲み判定部50として、液体が吐出されない領域であるスペース要素51、第1要素52、第2要素53、スペース要素54の順で4つの各要素が隣接する領域を形成する、としてもよい。
前記構成によれば、連続して並ぶスペース要素51、第1要素52、第2要素53、スペース要素54を目視等で評価することにより、滲みの有無を容易に確認することができる。
また、本実施形態によれば、制御部11は、滲み判定部50として、第1混色パターン41内または第2混色パターン42内に第2インクを用いて2次元コード55を形成するか、もしくは、単色パターン43内に第1インク群を用いて2次元コード55を形成する、としてもよい。
前記構成によれば、2次元コード55を読み取ることができるか否かにより、滲みが無いか有るかを容易に確認することができる。
さらに制御部11は、媒体30に形成されたパッチ40の選択を受け付け、選択にかかるパッチ40が対応するインク量に応じて、以降の液体吐出に採用するインク量を決定する、としてもよい。
前記構成によれば、制御部11は、発色良好等の条件を満たすパッチ40のインク量に応じて、以降の液体吐出に採用する適切なインク量を決定することができる。
本実施形態は、装置やシステムに限らず、装置やシステムが実行する方法や、方法をプロセッサーに実行させるプログラム12といった各種カテゴリーの発明を開示する。
例えば、複数種類の液体を媒体30へ吐出可能な液体吐出装置10が実行する液体吐出方法では、複数種類の液体は、複数色のインクであって互いに混色することで別の色を表現可能な第1インク群と、前記別の色と同系統の色を単一で表現可能な第2インクと、を含み、液体を吐出するノズル22を複数有する液体吐出部18を制御することにより媒体30へパッチ40を形成するパッチ形成工程を有する。そして、パッチ形成工程では、液体吐出部18を制御して第1インク群を吐出させることにより、第1インク群を用いた第1混色パターン41と、第1混色パターン41よりも多い量の第1インク群を用いた第2混色パターン42と、を媒体30に形成することが可能であり、液体吐出部18を制御して第2インクを吐出させることにより、第2インクを用いた単色パターン43を媒体30に形成することが可能であり、第1混色パターン41と第2混色パターン42と単色パターン43とを含み、第2混色パターン42が第1混色パターン41および単色パターン43に隣り合うパッチ40を媒体30に形成する。
本実施形態に関して補足説明する。
画像形成制御部12aは、ステップS100において、液体吐出部18を制御して媒体30へパッチ群45を形成するのではなく、パッチ40を1つだけ形成してもよい。つまり、媒体30へ形成するパッチ40は複数でなくてもよい。例えば、画像形成のための液体吐出に使用したい各色インクのインク量が、ある程度決まっている場合に、画像形成制御部12aは、そのように決まっているインク量を用いてパッチ40を媒体30へ1つ形成し、このパッチ40の発色等が適切であるか否かをユーザーに確認させることができる。
第1インク群と第2インクとの具体例は、コンポジットブラックを表現するCMYインクと、ブラックを表現するKインクとの組み合わせに限らない。例えば、MインクとYインクの混色によりレッド(R)系の有彩色を表現可能であるため、MYインクを第1インク群とし、単一でレッドを表現するRインクを第2インクとして本実施形態を適用してもよい。その他、ブルー系、グリーン系等、様々な系統の色に関して、第1インク群と第2インクとの組み合わせを想定することができる。
第2混色パターンが第1混色パターンおよび単色パターンに“隣り合う”と言った場合、第2混色パターンは第1混色パターン及び単色パターンに対して、接していてもよいし、接していなくてもよい。隣り合うパターンとの濃度の比較が、目視でも好適に実現できる程度に近傍に配置することで効果を発揮するため、該効果を発揮できる範囲でパターン同士の間にスペースが生じていても良い。よって、第1混色パターン、第2混色パターン及び単色パターンは、それら3つのパターンで一組のパッチを形成していると判断できる程度には互いに近傍に配置されている必要がある。
第2実施形態や第3実施形態において、発色良好パッチとして選択されたパッチ40の中で第1インク群のインク量および第2インクのインク量が最も多いパッチ40と、滲み無しパッチとして選択されたパッチ40の中で第1インク群のインク量および第2インクのインク量が最も多いパッチ40とが、一致しないことも有り得る。例えば、発色良好パッチの中で第1インク群のインク量および第2インクのインク量が最も多いパッチ40はパッチ40(Ck2,Ck3,K5)であり、滲み無しパッチの中で第1インク群のインク量および第2インクのインク量が最も多いパッチ40はパッチ40(Ck1,Ck2,K5)であったとする。このような場合に、ステップS120において、条件設定部12cは、画像の属性に応じて、条件設定の基準とするパッチ40を変えてもよい。例えば、自然画や人物画等を表現する画像データに基づく印刷では、滲みが無いことよりも発色や色再現の豊かさが優先され、テキストや文書を表現する画像データに基づく印刷では、発色の良さ等よりも滲みの無さが優先される。そこで、条件設定部12cは、上述の例であれば、自然画や人物画といった属性に紐づけて、パッチ40(Ck2,Ck3,K5)のインク量に応じた条件設定を行う。一方、テキストや文書といった属性に紐づけて、パッチ40(Ck1,Ck2,K5)のインク量に応じた条件設定を行う。かかる構成によれば、図3のフローチャート以後、画像形成制御部12aは、画像データが表現する画像の属性に応じた最適なインク量の設定を採用して、液体吐出により媒体30へ画像を形成することができる。
液体吐出部18の構成は、上述したものに限定されない。
例えば、液体吐出部18において、キャリッジ21は主走査方向D1に加えて、搬送方向D2に沿った往復移動を実行可能な構成であってもよい。
あるいは、液体吐出部18は、キャリッジ21を有さない構成であってもよい。この場合、液体吐出ヘッド20は、搬送部17による媒体30の搬送経路途中に固定されており、主走査方向D1において媒体30の幅をカバー可能な範囲に亘る長さを有するノズル列を、液体の種類毎に備える。そして、画像形成制御部12aは、搬送部17による搬送で移動中の媒体30に対して、液体吐出ヘッド20からインク等の液体を吐出させる、としてもよい。
10…液体吐出装置、11…制御部、12…プログラム、12a…画像形成制御部、12b…選択受付部、12c…条件設定部、13…表示部、14…操作受付部、15…記憶部、16…通信IF、17…搬送部、18…液体吐出部、20…液体吐出ヘッド、21…キャリッジ、22…ノズル、23C,23M,23Y,23K…ノズル列、30…媒体、40…パッチ、41…第1混色パターン、42…第2混色パターン、43…単色パターン、45…パッチ群、50…滲み判定部、51,54…スペース要素、52…第1要素、53…第2要素、55…2次元コード

Claims (8)

  1. 複数種類の液体を媒体へ吐出可能な液体吐出装置であって、
    前記液体を吐出するノズルを複数有する液体吐出部と、
    前記液体吐出部による前記液体の吐出を制御する制御部と、を備え、
    前記複数種類の液体は、
    複数色のインクであって、互いに混色することで別の色を表現可能な第1インク群と、
    前記別の色と同系統の色を単一で表現可能な第2インクと、を含み、
    前記制御部は、
    前記液体吐出部を制御して前記第1インク群を吐出させることにより、前記第1インク群を用いた第1混色パターンと、前記第1混色パターンよりも多い量の前記第1インク群を用いた第2混色パターンと、を前記媒体に形成することが可能であり、
    前記液体吐出部を制御して前記第2インクを吐出させることにより、前記第2インクを用いた単色パターンを前記媒体に形成することが可能であり、
    前記第1混色パターンと前記第2混色パターンと前記単色パターンとを含み、前記第2混色パターンが前記第1混色パターンおよび前記単色パターンに隣り合うパッチを前記媒体に形成する、ことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記制御部は、
    第1方向に沿って前記媒体に複数の前記パッチを形成し、
    前記第1方向に沿って並ぶ複数の前記パッチのうちn番目のパッチを、n-1番目のパッチに比べて多い量の前記第1インク群を用いて形成する、ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1方向に交差する第2方向に沿って前記媒体に複数の前記パッチを形成し、
    前記第2方向に沿って並ぶ複数の前記パッチのうちm番目のパッチを、m-1番目のパッチに比べて多い量の前記第2インクを用いて形成する、ことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記制御部は、前記パッチにインクの滲みを判定するための滲み判定部を形成し、
    前記滲み判定部は、前記第1インク群により形成された第1要素と、前記第2インクにより形成された第2要素とを含む、ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の液体吐出装置。
  5. 前記制御部は、前記滲み判定部として、液体が吐出されない領域であるスペース要素、前記第1要素、前記第2要素、前記スペース要素の順で4つの各要素が隣接する領域を形成する、ことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記制御部は、前記滲み判定部として、前記第1混色パターン内または前記第2混色パターン内に前記第2インクを用いて2次元コードを形成するか、もしくは、前記単色パターン内に前記第1インク群を用いて2次元コードを形成する、ことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  7. 前記制御部は、
    前記媒体に形成された前記パッチの選択を受け付け、
    前記選択にかかるパッチが対応するインク量に応じて、以降の液体吐出に採用するインク量を決定する、ことを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の液体吐出装置。
  8. 複数種類の液体を媒体へ吐出可能な液体吐出装置が実行する液体吐出方法であって、
    前記複数種類の液体は、複数色のインクであって互いに混色することで別の色を表現可能な第1インク群と、前記別の色と同系統の色を単一で表現可能な第2インクと、を含み、
    前記液体を吐出するノズルを複数有する液体吐出部を制御することにより前記媒体へパッチを形成するパッチ形成工程を有し、
    前記パッチ形成工程では、
    前記液体吐出部を制御して前記第1インク群を吐出させることにより、前記第1インク群を用いた第1混色パターンと、前記第1混色パターンよりも多い量の前記第1インク群を用いた第2混色パターンと、を前記媒体に形成することが可能であり、
    前記液体吐出部を制御して前記第2インクを吐出させることにより、前記第2インクを用いた単色パターンを前記媒体に形成することが可能であり、
    前記第1混色パターンと前記第2混色パターンと前記単色パターンとを含み、前記第2混色パターンが前記第1混色パターンおよび前記単色パターンに隣り合う前記パッチを前記媒体に形成する、ことを特徴とする液体吐出方法。
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