JP2023097815A - 操作装置 - Google Patents

操作装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023097815A
JP2023097815A JP2021214143A JP2021214143A JP2023097815A JP 2023097815 A JP2023097815 A JP 2023097815A JP 2021214143 A JP2021214143 A JP 2021214143A JP 2021214143 A JP2021214143 A JP 2021214143A JP 2023097815 A JP2023097815 A JP 2023097815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
operating
opening
closing device
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021214143A
Other languages
English (en)
Inventor
孝明 青木
Takaaki Aoki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichibei Co Ltd
Original Assignee
Nichibei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichibei Co Ltd filed Critical Nichibei Co Ltd
Priority to JP2021214143A priority Critical patent/JP2023097815A/ja
Publication of JP2023097815A publication Critical patent/JP2023097815A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Blinds (AREA)

Abstract

【課題】過度の回転トルクが連結構造部分に付加されることを防止できる技術を提供する。【解決手段】複数の操作状態に切り替え可能な開閉装置を操作するための操作部52であって、回転操作されることにより、該回転を開閉装置に伝達して該開閉装置の操作状態を切り替える状態切替部と、状態切替部の回転に応じて、該回転が開閉装置に伝達可能な伝達状態と、該回転が開閉装置に伝達不能な非伝達状態とのいずれかに状態切替部を切り替えるクラッチバネ58とを備えた。【選択図】図4

Description

本実施形態は、開閉装置を操作するための操作装置に関する。
従来、この種の操作装置を用いて開閉装置の操作を切替可能とする技術として、下記特許文献1に示される技術が知られている。この技術によれば、操作装置が操作棒と操作部材とを有し、操作棒を回転させることで、操作部材を下方に引いた場合に開閉装置のボトムレールが上昇する上昇操作と、操作部材を下方に引いた場合に当該ボトムレールが下降する下降操作とを切り替えることができる。このように、操作棒を回転させて開閉装置の操作状態を切替可能とすることで、開閉装置の操作性を向上させることができる。
国際公開公報2016/001764
しかしながら、操作棒と開閉装置との連結構造によっては、操作棒を回転させる際に過度な回転トルクが付加されることで連結構造部分が破損してしまう可能性がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、過度の回転トルクが連結構造部分に付加されることを防止可能な技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、複数の操作状態に切り替え可能な開閉装置を操作するための操作装置であって、回転操作されることにより、該回転を前記開閉装置に伝達して該開閉装置の操作状態を切り替える状態切替部と、前記状態切替部の回転に応じて、該回転が前記開閉装置に伝達可能な伝達状態と、該回転が前記開閉装置に伝達不能な非伝達状態とのいずれかに前記状態切替部を切り替える伝達切替部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、過度の回転トルクが連結構造部分に付加されることを防止できる。
第1の実施形態に係る開閉装置の構成を示す正面図である。 第1の実施形態に係る開閉装置が備える操作部を示す正面図である。 第1の実施形態に係る操作部の分解斜視図である。 図2に示されるA-A線断面図である。 図2に示されるB-B線断面図である。 図2に示されるC-C線断面図である。 第1の実施形態に係る開閉装置を昇降状態とし、且つコード止めを牽引した状態を示す正面図である。 昇降状態における操作部の部分側面図である。 第1の実施形態に係る開閉装置を調光状態とし、且つコード止めを牽引した状態を示す正面図である。 調光状態における操作部の部分側面図である。 第2の実施形態に係る開閉装置が備える操作部を示す正面図である。 図11に示されるD-D線断面図である。 第3の実施形態に係る開閉装置を昇降状態とし、且つコード止めを牽引した状態を示す正面図である。 第3の実施形態に係る開閉装置を調光状態とし、且つコード止めを牽引した状態を示す正面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態においては、開閉体として昇降可能な2種のスクリーンを備えるプリーツスクリーンである開閉装置の操作装置に本発明を適用した場合を例にとり説明を行う。なお、本実施形態においては、開閉装置が設けられた際の室内側の面を正面、室外側の面を背面、正面と背面とからなる方向を前後方向、開閉装置の長手方向を左右方向と称して以後説明を行う。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第1の実施形態>
(全体構成)
先ず、本実施形態に係る開閉装置の全体構成について説明する。図1は本実施形態に係る開閉装置の構成を示す正面図である。なお、図1においてはボトムレールが下降された状態にある開閉装置が示されている。
図1に示すように、本実施形態に係る開閉装置1は、ヘッドボックス2と、第1移動部材としてのボトムレール31と、紐状またはテープ状に形成された2本の昇降コード32と、第1遮蔽材としてのスクリーン33と、第2移動部材としての中間バー41と、紐状またはテープ状に形成された2本の調光コード42と、第2遮蔽材としてのスクリーン43と、操作ユニット5とを備える。
ヘッドボックス2は、内部に収容空間を画成する略直方体状に形成され、複数のブラケット21を介して不図示の窓枠等に固定される。ヘッドボックス2内には、ボトムレール31を昇降する第1駆動系を構成する第1駆動軸や第1巻取りドラム等が設けられると共に、中間バー41を昇降する第2駆動系を構成する第2駆動軸や第2巻取りドラム等が設けられる。
ボトムレール31は、2本の昇降コード32の他端が接続され、開閉装置1において最下端に位置するようにヘッドボックス2から吊り下げ支持されており、左右方向に長尺に形成された部材である。中間バー41は、2本の調光コード42の他端が接続され、上下方向においてヘッドボックス2とボトムレール31との間に位置するようにヘッドボックス2から吊り下げ支持されており、左右方向に長尺に形成された部材である。
スクリーン33は、上端が中間バー41の下面に連結されるとともに下端がボトムレール31の上面に連結され、上下方向に折りたたみ可能なプリーツ状に形成され、2本の昇降コード32が部分的に上下方向に挿通される開閉体である。スクリーン43は、上端がヘッドボックス2の下面に連結されるとともに下端が中間バー41の上面に連結され、上下方向に折りたたみ可能なプリーツ状に形成され、2本の調光コード42が部分的に上下方向に挿通される開閉体である。
操作ユニット5は、開閉装置1を操作するためのものであり、ヘッドボックス2の左右端部の一方、本実施形態においては図中右側端部に設けられ、その本体ケース50を貫通して内部に第1駆動軸及び第2駆動軸が挿通されている。本体ケース50内部には、主として各駆動軸を回転するために操作コードの一端が巻取り/巻解き可能に連結されるプーリと、当該プーリの回転を第1駆動軸と第2駆動軸とのいずれか一方に伝達するよう回転駆動力の伝達する状態(以後、操作状態と称する)を切り替える切替連動機構とが設けられている。切替連動機構は、本体ケース50正面側に露出し且つその上端部において本体ケース50により軸心周りに回動可能に支持される切替操作部51に係合する。この切替操作部51が回転されることにより、切替連動機構が連動し、操作状態を切り替えることができる。本実施形態においては、第1駆動軸を回転させてボトムレール31を昇降させる昇降状態と、第2駆動軸を回転させて中間バー41を昇降させる調光状態とのいずれかに操作状態が切り替えられることとする。
切替操作部51には、操作部52が垂下するよう連結されており、操作部52の下端には、コード止め59が設けられる。操作コードは、上述したとおり一端がプーリに連結され、他端が本体ケース50から垂下すると共に、切替操作部51、操作部52内に挿通され、コード止め59に連結される。プーリは、ぜんまいバネの付勢力により操作コードを巻き取るように付勢されているものの、操作部52下端にコード止め59が当接するため、これ以上の操作コードの巻取りが防止されている。操作者がコード止め59を操作部52から引き離す操作を行うことによって、操作コードがプーリから巻き解かれてプーリが回転される。また、操作者がコード止め59を所定量以上引き下げた後に手を離すと、操作コードがプーリに巻き取られ、コード止め59と操作部52とが再度当接した状態となる。
(操作部52)
以下、第1の実施形態に係る操作部の構成について図2~図6を参照して説明する。図2は本実施形態に係る操作部を示す正面図であり、図3はその分解斜視図である。図4~図6は、それぞれ図2に示されるA-A線断面図、B-B線断面図、C-C線断面図である。図2に示されるように本実施形態に係る操作部52は、操作棒53と、ジョイント部54と、上方固定部55と、把持操作部56と、下方固定部57とを備える。操作部52を構成する上記の各要素は、それぞれ中空の略筒状に形成されており、これによって操作部52の内部に操作コードが挿通可能となっている。
操作棒53は、図3~図5に示されるように、軸方向に延在する中空の六角柱状に形成されており、その上端部がジョイント部54に固定的に嵌合し、その下端部が上方固定部55及び把持操作部56内を挿通して下方固定部57内に挿入されている。操作棒53の下端部近傍の外周面には、環状溝531が形成されている。
ジョイント部54は、図3及び図4に示されるように、中空円筒状に形成されており、上端部において径方向に互いに対向する一対の連結片541が上方に延在するよう設けられている。一対の連結片541の先端近傍には、それぞれ孔部542が穿設されている。切替操作部51に対して前後方向に揺動自在に取り付けられた環状の揺動部材(不図示)が、これら一対の連結片541の間に介在されると共に、揺動部材の周面から突出する複数の支軸(不図示)が各孔部542に挿通されることにより、ジョイント部54が揺動部材に対して相対回転可能に軸支される。このジョイント部54を介して操作棒53は、切替操作部51に対し前後方向及び左右方向に揺動自在となっている。ジョイント部54における、操作棒53が挿通された被挿通部分は、その内周が操作棒53の外周に沿うように六角形状となっており、これによりジョイント部54は、操作棒53に対して軸心周りに一体回転可能に連結される。
上方固定部55は、図5に示されるように、内周が一様に操作棒53の外周に沿うように六角形状をなす中空円筒状に形成されており、操作棒53が挿通されることにより当該操作棒53に対して軸心周りに一体回転可能に連結される。上方固定部55は、図3及び図4に示されるように、上部が操作棒53より拡径する拡径部分、下部が該拡径部分より小径な小径部分となっており、拡径部分における外周2箇所が切り欠かれることで操作棒53の軸方向に平行な平面部551aと、当該平面部551aと平行な平面部551bとが形成されている。なお、図1~図5においては、平面部551aが正面を向いた状態となっている。
平面部551aには、周囲よりも隆起する凸部552aと、凸部552aより下方に位置して周囲よりも陥没する凹部552bとを有する識別部552Tが設けられている。一方、平面部551bには、凸部552aが凹部552bよりも下方に位置する識別部552Bが設けられている。つまり凸部552aは、識別部552Tにおいては上方に位置し、識別部552Bにおいては下方に位置している。識別部552T,552Bは、開閉装置1の操作状態が昇降状態であるか調光状態であるかを操作者に視認可能に示すものであり、その詳細は後述する。図4に示されるように、上方固定部55は、小径部分が把持操作部56内に挿入されており、小径部分における下端部近傍の周面には、先端部が径方向外側に突出して把持操作部56と係合するための一対の爪部553が設けられている。本実施形態においては、一対の爪部553は、周方向に180°離間した位置に設けられている。
把持操作部56は、図3、図4、及び図6に示されるように、内周が円形をなす中空円筒状に形成されており、上方から上方固定部55の小径部分が挿入されると共に、下方から下方固定部57の後述する一対の連結片573が挿入されることにより、上方固定部55と下方固定部57とが取り付けられている。図4に示されるように、把持操作部56における上方固定部55の小径部分に対向する内周面には、径方向内側に突出すると共に先端が下方に折れ曲がった係合片561が周方向に一様に形成されている。把持操作部56は、その上面が上方固定部55の拡径部分下面に当接すると共に、係合片561が上方固定部55の一対の爪部553に係合することにより、上方固定部55に対して脱落不能に取り付けられている。
把持操作部56の下端部は、図3に示されるように、上部より小径な小径部562となっており、その周面には軸方向に延在する一対の溝部563と、径方向外側に突出する一対の爪部564とが形成されている。本実施形態においては一対の溝部563は周方向に180°離間する位置に形成されており、一対の爪部564は溝部563と周方向に90°離間する位置に形成されている。
把持操作部56は、上述したとおり内周が円形であるため、上方固定部55に対して軸心周りに相対回転可能となっている。上方固定部55の小径部分と把持操作部56の内周面との間には、図3、図4、及び図6に示されるようにクラッチバネ58が介在される。クラッチバネ58は、図6に示されるように、上方固定部55の小径部分周面に巻回される形で締着されており、その両端部が径方向外側に僅かに突出している。把持操作部56のクラッチバネ58に面する内周面の一部、より具体的にはクラッチバネ58の両端部の間に位置する内周面部分には、同図に示されるように径方向内側に突出する突出部565が設けられている。
突出部565は、その先端がクラッチバネ58の両端部よりも径方向内側に位置するまで突出しており、したがって把持操作部56が上方固定部55に対して相対回転すると、クラッチバネ58の両端部におけるいずれか一方に、その周方向端面が当接することとなる。突出部565がクラッチバネ58に当接した状態において更に把持操作部56が回転されると、突出部565によりクラッチバネ58が周方向に沿って回転するよう付勢される。クラッチバネ58は、上方固定部55の小径部分を締め付けた状態であるため、当該付勢により上方固定部55と一体回転する。この上方固定部55の回転に応じて、上方固定部55と一体回転可能に連結された操作棒53も同方向に回転する。操作棒53の回転は、上述したようにジョイント部54により切替操作部51に伝達されるため、操作棒53の回転により、切替連動機構を作動でき、操作状態を切り替えることが可能となる。
一方、切替連動機構の切り替えがなされた後は、切替連動機構によりそれ以上の切替操作部51の同方向の回転が規制される。そのため、操作棒53を介して上方固定部55の同方向の回転も規制されることとなる。この状態において更に把持操作部56を同方向に回転しようとすると、継続してクラッチバネ58が突出部565により周方向に付勢されるが、上方固定部55の回転が規制され且つクラッチバネ58が上方固定部55に締着していることから、クラッチバネ58が容易に回転せず、また把持操作部56もクラッチバネ58の反力により容易に回転することができない。しかしながら、より強い力で把持操作部56をさらに回転させる、つまり所定量以上の回転トルクをクラッチバネ58に付加すると、クラッチバネ58が弛緩して把持操作部56と共に上方固定部55に対して空転することとなる。したがって、切替連動機構の切り替えがなされた後に把持操作部56の同方向への回転が継続されても、クラッチバネ58が空転するため、把持操作部56の回転が切替操作部51及び切替連動機構に一定以上の回転トルクが伝達されることはない。
以上のことから、クラッチバネ58は、切替操作部51の回転が規制されるまでは締着状態を維持して把持操作部56と上方固定部55とを一体回転させる一方で、切替操作部51の一方向への回転が規制され且つ更なる一方向への回転として締着状態が解除される程の回転トルク(所定量以上の回転トルク)が付加される場合は、弛緩状態に移行して把持操作部56を上方固定部55に対して相対回転させることができる。なお、クラッチバネ58は、切替操作部51の一方向への回転が規制され且つ更なる一方向への回転として締着状態が解除できない程度の回転トルク(所定量未満の回転トルク)が付加される場合は、把持操作部56の一方向への回転を規制することができる。したがってクラッチバネ58は、把持操作部56の回転が開閉装置1に伝達可能な伝達状態(締着状態)と、当該回転が開閉装置1に伝達不能な非伝達状態(弛緩状態)とに操作部52を切り替えることができ、過度な回転トルクが他の構成要素に付加されることを低減させるトルクリミッタの機能を実現することができる。
下方固定部57は、図3及び図4に示されるように、中空の略リング状に形成された外周部571を有し、当該外周部571の径方向内側に中空の略リング状に形成された内周部572が設けられ、これらがそれぞれの下端部で連結されている。内周部572の上端には、互いに径方向に対向する一対の連結片573が上方に延在するよう設けられている。一対の連結片573の先端には、径方向内側に突出する突起部574が設けられている。把持操作部56に下方固定部57が取り付けられた状態においては、図4に示されるように、一対の連結片573が把持操作部56の小径部562内に挿入されると共に、その突起部574が、操作棒53の環状溝531に嵌合する。当該嵌合により下方固定部57は、操作棒53に対して脱落不能に支持される。この状態においては、把持操作部56の小径部562とその上部との段差部分に形成される下面と、下方固定部57の外周部571の上面とが当接するため、下方固定部57が把持操作部56を支持することができる。即ち、上方固定部55及び把持操作部56は、下方固定部57を介して操作棒53により脱落不能に支持されることとなる。
また、図4に示されるように、把持操作部56の小径部562は、外周部571と内周部572との間に画成されるリング状の穴部575に挿入される。この際、小径部562の一対の溝部563には、外周部571の内周面に設けられた径方向内側に突出する不図示の突起部が嵌合し、小径部562の一対の爪部564は、外周部571の内周面に設けられた不図示の穴部に係合する。これにより把持操作部56と下方固定部57とは軸心周りに一体回転可能に連結される。
下方固定部57の突起部574は、操作棒53の環状溝531に嵌合した状態において、環状溝531に沿ってその内部を摺動することができる。したがって下方固定部57は、操作棒53に対して軸心周りに相対回転可能に連結される。このため、把持操作部56が回転され、切替連動機構の切り替えがなされた後にさらに回転が継続されたとしても、下方固定部57は、把持操作部56と共に操作棒53に対して空転することができる。
なお、把持操作部56の小径部562に溝部563及び爪部564を設けず、把持操作部56と下方固定部57とを相対回転可能に構成してもよい。この場合、操作者は一方の手で下方固定部57を把持することで操作部52の姿勢を安定させた上で、他方の手で把持操作部56を把持し、回転させることができる。
(装置動作)
次に、本実施形態に係る開閉装置の動作と共に、識別部552T,552Bの機能について説明する。図7は、本実施形態に係る開閉装置を昇降状態とし、且つコード止めを牽引した状態を示す正面図であり、図8は昇降状態における操作部の部分側面図である。図9は、本実施形態に係る開閉装置を調光状態とし、且つコード止めを牽引した状態を示す正面図であり、図10は調光状態における操作部の部分側面図である。なお、図8及び図10では、図中左側が室内側、即ち正面側を示す。
識別部552T,552Bは、凸部552aの位置により、開閉装置1の操作状態を操作者に直感的に認識させるものである。具体的には、把持操作部56と共に上方固定部55が平面視反時計回りに回転(図7参照)させられ、図8に示されるように、識別部552Bが正面、つまり操作者側を向く場合、開閉装置1は昇降状態に切り替えられた状態となる。換言すれば、識別部552Bが正面を向く位置にある場合、切替連動機構は開閉装置1の操作状態を昇降状態に切り替えるよう構成されている。識別部552Bにおいては、凸部552aが凹部552bよりも下方に位置することから、中間バー41より下方に位置するボトムレール31が操作対象、つまり開閉装置1が昇降状態にあることを操作者は容易に認識することができる。同様に、把持操作部56と共に上方固定部55が平面視時計回りに回転(図9参照)に回転させられ、図10に示されるように、識別部552Tが正面を向く場合、開閉装置1は調光状態に切り替えられた状態となる。換言すれば、識別部552Tが正面を向く位置にある場合、切替連動機構は開閉装置1の操作状態を調光状態に切り替えるよう構成されている。識別部552Tにおいては、凸部552aが凹部552bよりも上方に位置することから、ボトムレール31より上方に位置する中間バー41が操作対象、つまり開閉装置1が調光状態にあることを操作者は容易に認識することができる。
図8に示されるように、識別部552Bが室内側、即ち操作者側に位置付けられている状態においてコード止め59が牽引されると、開閉装置1は昇降状態であるため図7に示されるようにボトムレール31が上昇する。一方、図10に示されるように、識別部552Tが室内側に位置付けられている状態においてコード止め59が牽引されると、開閉装置1は調光状態であるため図9に示されるように中間バー41が上昇する。
以上に説明した本実施形態によれば、把持操作部56と操作棒53に一体回転可能な上方固定部55との間にクラッチバネ58を介在させることにより、操作部52にトルクリミッタの機能を持たせることができる。したがって把持操作部56の所定量以上の回転、即ち切替連動機構の切り替え後のさらなる同方向の回転がなされた場合、把持操作部56を上方固定部55に対して空転させることができ、過度な回転トルクがジョイント部54や切替操作部51,切替連動機構等の連結構造部分に付加されることを防止でき、開閉装置1の部品の破損を防止することができる。また、本実施形態によれば、把持操作部56と上方固定部55との間にクラッチバネ58を介在させるという簡易な構成により、装置を大型化することなく低コストでトルクリミッタ機能を操作部52に持たせることができる。また、把持操作部56の近傍にクラッチバネ58を設けているため、把持操作部56から過度な回転トルクが付加された場合であっても、過負荷が加わる箇所を最小限に抑えることができる。
また、操作者は、識別部552T,552Bを確認しながら操作部52を回転操作することにより、回転操作後の開閉装置1が昇降状態にあるか調光状態にあるかを直感的に認識することができる。識別部552T,552Bは、長尺小径の操作棒53に設けられておらず、操作棒53よりも拡径された上方固定部55に設けられている。そのため、操作棒53に設けられる場合と比較して、識別部552T,552Bの形状や大きさの制約が緩和される。また、把持操作部56の回転に応じて開閉装置1の操作状態が切り替えられた場合、識別部552T,552Bは、操作者側に位置付けられるため、操作者は識別部552T,552Bを容易に認識することができる。さらに、過度な回転トルクが把持操作部56に付加されたとしても、クラッチバネ58により把持操作部56が上方固定部55に対して空転するため、識別部552T,552Bが位置ズレすることなく必ず正しい位置、即ち現在の開閉装置1の操作状態を示す識別部が正面(操作者側)を向くことが可能となる。
なお、本実施形態においては、開閉装置1のボトムレール31および中間バー41が上下方向に連設されているが、これらを前後方向、例えばボトムレール31を前方、中間バー41を第2ボトムレールとして後方に位置付けてもよい。この場合であっても、操作者は識別部552Bが前方のボトムレール31を操作する昇降状態を示し、識別部552Tが後方の中間バー41(第2ボトムレール)を操作する調光状態を示すことを容易に理解できる。一方、ボトムレール31および中間バー41を左右方向に連設、例えば右にボトムレール31、左に中間バー41(第2ボトムレール)を位置付けてもよい。この場合は、識別部552Bを凸部552aが右側、凹部552bが左側として構成し、識別部552Tを凸部552aが左側、凹部552bが右側として構成すれば操作者は開閉装置1の操作状態を容易に認識することができる。
<第2の実施形態>
図11は、本実施形態に係る開閉装置が備える操作部を示す正面図であり、図12は、図11に示されるD-D線断面図である。なお、図11においては操作棒53の上部及びジョイント部54Aが縦断面で示されている。
図11に示されるように、本実施形態に係る操作部52Aは、クラッチバネ58が操作棒53とジョイント部54Aとの間に介在されるように、操作棒53に締着されている点で第1の実施形態に係る操作部52と異なる。また、上方固定部55が排されており、識別部552T,552Bが把持操作部56に設けられている点で第1の実施形態に係る操作部52と異なる。本実施形態に係る把持操作部56は操作棒53と一体回転可能に連結されている。図12に示されるように本実施形態に係るジョイント部54Aは、クラッチバネ58に面する内周面の一部、より具体的にはクラッチバネ58の両端部の間に位置する内周面部分に、その先端面がクラッチバネ58の両端部よりも径方向内側に位置するまで突出する突出部543が設けられている。
突出部543は、第1の実施形態に係る把持操作部56の突出部565と同様の機能を有する。つまり、把持操作部56を回転させて操作棒53がジョイント部54に対して相対回転すると、クラッチバネ58の両端部におけるいずれか一方が、突出部543の周方向端面に当接することとなる。突出部543に当接した状態において更に操作棒53が回転されると、クラッチバネ58は、突出部543を回転方向と同方向に付勢する。当該付勢により操作棒53、クラッチバネ58、及びジョイント部54Aが互いに同方向に回転することとなる。ジョイント部54Aの回転は、切替操作部51に伝達されるため、ジョイント部54Aの回転により、切替連動機構を作動でき、操作状態を切り替えることが可能となる。
一方、切替連動機構の切り替えがなされた後は、切替連動機構によりそれ以上の切替操作部51の同方向の回転が規制される。そのため、ジョイント部54Aの同方向の回転も規制されることとなる。この状態において更に把持操作部56を同方向に回転しようとすると、継続して突出部543がクラッチバネ58により周方向に付勢されるが、ジョイント部54Aの回転が規制され且つクラッチバネ58が操作棒53に締着していることから、突出部543が容易に回転せず、また把持操作部56もクラッチバネ58の反力により容易に回転することができない。しかしながら、より強い力で把持操作部56をさらに回転させる、つまり所定量以上の回転トルクをクラッチバネ58に付加すると、クラッチバネ58が弛緩して把持操作部56と共に操作棒53がクラッチバネ58に対して空転することとなる。したがって、切替連動機構の切り替えがなされた後に把持操作部56の同方向への回転が継続されても、クラッチバネ58が空転するため、把持操作部56の回転が切替操作部51及び切替連動機構に一定以上の回転トルクが伝達されることはない。
以上に説明した本実施形態によれば、操作棒53とジョイント部54Aとの間にクラッチバネ58を介在させたとしても、第1の実施形態と同様に操作部52Aに対してトルクリミッタの機能を持たせることができる。また、第1の実施形態に係る操作部52は、操作棒53を直接把持して回転操作した場合、トルクリミッタの機能を発揮することができないが、本実施形態によれば操作棒53を回転操作したとしても、トルクリミッタの機能を発揮することが可能となる。
<第3の実施形態>
図13は、第3の実施形態に係る開閉装置を昇降状態とし、且つコード止めを牽引した状態を示す正面図であり、図14は、第3の実施形態に係る開閉装置を調光状態とし、且つコード止めを牽引した状態を示す正面図である。本実施形態に係る操作部52Bは、上方固定部55に対し、識別部552T,552Bに代わり識別部554T,554Bが設けられている点で第1の実施形態に係る操作部52と異なる。
識別部554Bは、図13に示されるように四角形のマーク554aが付されており、マーク554aはボトムレール31の図中左端にも付されている。識別部554Bが正面にある場合、開閉装置1は昇降状態となっており、コード止め59を牽引することによりボトムレール31を昇降させることができる。操作者は、識別部554Bを確認するのみで、識別部554Bのマーク554aと同様のマーク554aが付されたボトムレール31が操作対象である昇降状態に開閉装置1が切り替えられていることを直感的に認識することができる。
一方、識別部554Tは、図14に示されるように円形のマーク554bが付されており、マーク554bは中間バー41の図中左端にも付されている。識別部554Tが正面にある場合、開閉装置1は調光状態となっており、コード止め59を牽引することにより中間バー41を昇降させることができる。操作者は、識別部554Tを確認するのみで、識別部554Tのマーク554bと同様のマーク554bが付された中間バー41が操作対象である調光状態に開閉装置1が切り替えられていることを直感的に認識することができる。
なお、識別部554T,554Bは、以上に説明した例に限定されるものではなく、三角形状等の他の形状のマークを用いても良く、例えばマーク554aが赤、マーク554bが青等、色により操作状態を識別するようにしてもよい。また、「上」、「下」等の文字表記であってもよく、このような文字表記である場合は、ボトムレール31や中間バー41に文字を付さなくてもよい。また、操作状態を認識する方法としては、操作者による識別部の視認の他、触ることによる識別、音声による識別としてもよい。
なお、本実施形態においては、第1駆動軸の回転により移動される第1移動部材と、第2駆動軸の回転により移動される第2移動部材とを、それぞれ、上下方向に移動されるボトムレール31、中間バー41としたが、第1移動部材及び第2移動部材の移動方向はいずれの方向であっても良く、第1移動部材及び第2移動部材は前後に配列されてそれぞれ上下方向又は左右に移動するものであっても良い。また、開閉装置としてプリーツスクリーンを例に挙げて説明したが、本発明は第1及び第2移動部材を有して操作部52による回転操作により、操作状態を切り替え可能なものであれば、横型ブラインド、縦型ブラインド、ロールスクリーン、ハニカムスクリーン、たくし上げカーテン、アコーディオンドアといったブラインド、カーテン、間仕切り、シャッター、サッシ、窓等の様々な開閉装置に適用できる。
また、第1駆動軸及び第2駆動軸は、開閉装置における開閉体(遮蔽材)の開閉に係る2種類の動作をさせるように駆動しても良い。例えば、同一の開閉体に対して、第1駆動軸が第1動作(例えばスラットの昇降)をさせるように開閉装置を駆動し、第2駆動軸が第1動作とは異なる第2動作(例えばスラットの傾動)をさせるように開閉装置を駆動しても良い。
本発明は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の各実施形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
1 開閉装置
31 ボトムレール(第1移動部材、移動部材)
33,43 スクリーン(開閉体)
41 中間バー(第2移動部材)
51 切替操作部(連結部)
52 操作部(操作装置、状態切替部)
53 操作棒(把持部、連結部、状態切替部)
54 ジョイント部(連結部、状態切替部)
55 上方固定部(操作棒)
552T,552B,554T,554B 識別部
552a 凸部(指標部)
554a マーク(指標部)
554b マーク(指標部)
56 把持操作部(把持部、操作棒、状態切替部)
58 クラッチバネ(伝達切替部)

Claims (7)

  1. 複数の操作状態に切り替え可能な開閉装置を操作するための操作装置であって、
    回転操作されることにより、該回転を前記開閉装置に伝達して該開閉装置の操作状態を切り替える状態切替部と、
    前記状態切替部の回転に応じて、該回転が前記開閉装置に伝達可能な伝達状態と、該回転が前記開閉装置に伝達不能な非伝達状態とのいずれかに前記状態切替部を切り替える伝達切替部と
    を備えることを特徴とする操作装置。
  2. 前記状態切替部は、操作者が把持可能な把持部と、前記把持部の回転を前記開閉装置に伝達可能に該開閉装置と連結する連結部とを有し、
    前記伝達切替部は、前記把持部と前記連結部との間に介在され、前記把持部の回転により付加される回転トルクの強さに応じて、前記伝達状態と前記非伝達状態とのいずれかに前記状態切替部を切り替える
    ことを特徴とする請求項1記載の操作装置。
  3. 前記連結部は操作棒を有し、
    前記伝達切替部は、前記把持部と前記操作棒との間に介在され、前記伝達状態においては前記把持部と前記操作棒とを一体回転させ、前記非伝達状態においては前記把持部を前記操作棒に対して相対回転させる
    ことを特徴とする請求項2記載の操作装置。
  4. 前記把持部は操作棒を有し、
    前記伝達切替部は、前記操作棒と前記連結部との間に介在され、前記伝達状態においては前記操作棒と前記連結部とを一体回転させ、前記非伝達状態においては前記操作棒を前記連結部に対して相対回転させる
    ことを特徴とする請求項2記載の操作装置。
  5. 前記伝達切替部は、前記伝達状態においては前記操作棒に対して締着することにより前記操作棒と前記把持部または前記連結部とを一体回転させ、前記非伝達状態においては前記操作棒に対して弛緩することにより前記操作棒と前記把持部または前記連結部とを相対回転させるクラッチバネである
    ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の操作装置。
  6. 前記開閉装置は、第1移動部材と第2移動部材とを有し、第1操作状態においては前記第1移動部材を駆動し、第2操作状態においては前記第2移動部材を駆動し、
    前記状態切替部は、前記伝達状態において一方向に回転された場合、前記開閉装置が前記第1操作状態に切り替えられ、前記伝達状態において他方向に回転された場合、前記開閉装置が前記第2操作状態に切り替えられる
    ことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれか一項記載の操作装置。
  7. 前記開閉装置は開閉体を有し、第1操作状態においては前記開閉体に対して第1動作を行い、第2操作状態においては前記開閉体に対して前記第1動作とは異なる第2動作を行い、
    前記状態切替部は、前記伝達状態において一方向に回転された場合、前記開閉装置が前記第1操作状態に切り替えられ、前記伝達状態において他方向に回転された場合、前記開閉装置が前記第2操作状態に切り替えられる
    ことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれか一項記載の操作装置。
JP2021214143A 2021-12-28 2021-12-28 操作装置 Pending JP2023097815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021214143A JP2023097815A (ja) 2021-12-28 2021-12-28 操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021214143A JP2023097815A (ja) 2021-12-28 2021-12-28 操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023097815A true JP2023097815A (ja) 2023-07-10

Family

ID=87071681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021214143A Pending JP2023097815A (ja) 2021-12-28 2021-12-28 操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023097815A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5918393B2 (ja) 窓用シェードおよびその制御モジュール
CA2548889C (en) Control system for architectural coverings with reversible drive and single operating element
JP6002317B2 (ja) 窓用シェード、その制御モジュール、および窓用シェードを操作する方法
JP4440802B2 (ja) ブラインド
WO2020026527A1 (ja) 遮蔽装置
WO2016081016A1 (en) Window shade and actuating system thereof
JP4729595B2 (ja) 日射遮蔽材昇降装置
JP2006241693A (ja) ブラインド
JP6184407B2 (ja) 日射遮蔽装置、ボトムレールの下限位置調整装置
JP2020020132A (ja) 遮蔽装置
JP2023097815A (ja) 操作装置
JP2023097816A (ja) 操作装置
JP7042669B2 (ja) 遮蔽装置
JP2019143293A (ja) 電動遮蔽装置
JP2022025142A (ja) 電動遮蔽装置
JP5315009B2 (ja) ブラインド
WO2013005524A1 (ja) 連結装置及びロールブラインド
JP7438049B2 (ja) 日射遮蔽装置及び日射遮蔽装置用の操作装置
JP7438050B2 (ja) 日射遮蔽装置及び日射遮蔽装置用の操作装置
JP7475234B2 (ja) 日射遮蔽装置及び日射遮蔽装置用の操作装置
JP6586001B2 (ja) 日射遮蔽装置
JP7281982B2 (ja) 日射遮蔽装置
JP7199923B2 (ja) 遮蔽装置
JP2023133591A (ja) 遮蔽装置
JP6709044B2 (ja) 日射遮蔽装置