JP2023097751A - 空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】高集塵率かつ低オゾン濃度で空気を清浄する空気清浄機の提供。【解決手段】吸い込み口から吹き出し口に空気を流すダクトと、前記ダクト内から前記吹き出し口に空気を排出するファンと、前記ダクト内の空気に含まれる微粒子を帯電させる帯電部と、帯電した微粒子を静電力によって捕集する捕集部と、を備え、前記帯電部は、筒部を有する接地電極と、前記筒部の内部に配置された板状の荷電電極と、を有し、前記筒部の内面と前記荷電電極の外周縁部との間にギャップがあり、前記外周縁部の厚さは、0.1mm以下である、空気清浄機。【選択図】図2
Description
本開示は、空気清浄機に関する。
従来、鋸歯形状の放電電極と放電電極に対向する平板電極とを用いて発生させたコロナ放電によって、空気中の微粒子を帯電させ、帯電した微粒子を静電力によって捕集する、電気集塵式の空気清浄機が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、板状の対向電極とイオン化線との間にコロナ放電を発生させて、空気に含まれる塵を帯電させ、帯電した塵を捕集する電気集塵機が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1の技術では、鋸歯状電極の先端歯同士間の電界が弱く、微粒子に帯電させる正の電荷が不足する領域が存在し、微粒子の集塵率が低下する可能性がある。また、コロナ放電より生成されるオゾンの濃度が高い場合がある。また、特許文献2の技術では、イオン化線が断線する場合がある。
本開示は、高集塵率かつ低オゾン濃度で空気を清浄する空気清浄機を提供する。
本開示の一態様では、
吸い込み口から吹き出し口に空気を流すダクトと、
前記ダクト内から前記吹き出し口に空気を排出するファンと、
前記ダクト内の空気に含まれる微粒子を帯電させる帯電部と、
帯電した微粒子を静電力によって捕集する捕集部と、を備え、
前記帯電部は、
筒部を有する接地電極と、
前記筒部の内部に配置された板状の荷電電極と、を有し、
前記筒部の内面と前記荷電電極の外周縁部との間にギャップがあり、
前記外周縁部の厚さは、0.1mm以下である、空気清浄機が提供される。
吸い込み口から吹き出し口に空気を流すダクトと、
前記ダクト内から前記吹き出し口に空気を排出するファンと、
前記ダクト内の空気に含まれる微粒子を帯電させる帯電部と、
帯電した微粒子を静電力によって捕集する捕集部と、を備え、
前記帯電部は、
筒部を有する接地電極と、
前記筒部の内部に配置された板状の荷電電極と、を有し、
前記筒部の内面と前記荷電電極の外周縁部との間にギャップがあり、
前記外周縁部の厚さは、0.1mm以下である、空気清浄機が提供される。
本開示の一態様によれば、高集塵率かつ低オゾン濃度で空気を清浄できる。
以下、実施形態を説明する。なお、空気清浄機は、電気集塵機とも称される。
図1は、一実施形態の空気清浄機の構造例を示す図である。図1に示す空気清浄機100は、空気を清浄化するための機器である。空気清浄機100は、空気を清浄化するための装置類を収納する筐体10を備える。筐体10は、空気清浄機100の外部の空気を吸い込む吸い込み口3と、筐体10内の装置類により清浄化された空気を空気清浄機100の外部に吹き出す吹き出し口6とを有する。
図1に示す例では、吸い込み口3は、筐体10の一方の端部(例えば、下部)に設けられ、吹き出し口6は、筐体10の他方の端部(例えば、上部)に設けられる。吸い込み口3及び吹き出し口6の各々の位置は、これに限られず、他の箇所でもよい。吸い込み口3及び吹き出し口6の各々の設置数は、一つでも複数でもよい。
空気清浄機100は、ダクト7、帯電部2、捕集部1、ファン5及び電源部4を備える。
ダクト7は、吸い込み口3と吹き出し口6との間に介在し、吸い込み口3から吹き出し口6に空気を流す導管である。図1に示す例では、ダクト7は、筐体10の内部に存在する流路である。ダクト7は、例えば、吸い込み口3から吹き出し口6まで接続され、吸い込み口3から流入する空気を吹き出し口6に向けて流す。
帯電部2は、ダクト7内の空気(以下、"空気A"とも称する)に含まれる微粒子を帯電させる装置である。帯電部2は、例えば、空気Aに含まれる微粒子をコロナ放電によって帯電させる。
微粒子とは、ウイルス又は細菌であるが、ウイルス又は細菌を含む塵埃などの微小物質でもよい。微粒子には、微小粒子状物質(PM2.5)が含まれてもよい。PM2.5とは、空気中に浮遊する粒子のうち、粒径が2.5μm以下の粒子をいう。
捕集部1は、帯電部2を通過した空気Aから、帯電した微粒子を静電力により捕集する装置である。捕集部1は、例えば10nm以上100μm以下の粒径の微粒子を捕集する能力を有する場合、30nm程度の小さなウイルス、100nm程度の新型コロナウィルス(COVID-19)、又は数μmのウイルス飛沫や病原性細菌を捕集できる。なお、捕集部1が捕集可能な微粒子の粒径は、特に制限されなくてもよい。
ファン5は、ダクト7内から吹き出し口6に空気Aを排出する。ファン5は、空気清浄機100の外部の空気を吸い込み口3からダクト7内に導入し、帯電部2及び捕集部1を通過した空気Aを吹き出し口6に排出する。ファン5は、モータによって回転する。ファン5の回転によって、空気Aは、吹き出し口6から排出される。
電源部4は、帯電部2、捕集部1及びファン5に電力を供給する電源装置である。
捕集部1は、所望の捕集機能を満たせば、その配置位置は、特に限定されない。図1に示す例では、捕集部1は、帯電部2と吹き出し口6との間で、帯電した微粒子を空気Aから静電力により捕集する。これにより、帯電部2において帯電した微粒子が捕集部1に供給されやすくなるので、帯電した微粒子の捕集能力が向上する。ファン5が帯電部2と吹き出し口6との間に介在する場合、捕集部1は、帯電部2とファン5との間で、帯電した微粒子を空気Aから静電力により捕集するのが好ましい。これにより、帯電した微粒子の捕集能力が向上する。
ファン5は、所望の排出機能を満たせば、その配置位置は、特に限定されない。図1に示す例では、ファン5は、捕集部1と吹き出し口6との間に配置されている。空気Aに含まれる微粒子は、捕集部1において捕集されるので、ファン5が捕集部1と吹き出し口6との間に配置されることで、ファン5が汚れた空気Aで汚染し難くなる。その結果、例えば、ファン5の交換や洗浄などのメンテナンスにおける安全性が向上する。
空気清浄機100は、空気Aに含まれるオゾン(コロナ放電によって生成されたオゾンを含んでよい)の濃度を低減させるフィルタを、捕集部1と吹き出し口6との間に備えてもよい。これにより、吹き出し口6から吹き出す空気に含まれるオゾンの濃度を低減する効果が高まる。ファン5が捕集部1と吹き出し口6との間に介在する場合、フィルタは、ファン5の上流側に設けられることが好ましく、具体的には、ファン5と捕集部1との間に介在するのが好ましい。フィルタをファン5の上流側に設けることにより、電線被覆の劣化などオゾンによる機器の劣化を抑制する効果が高まる。フィルタの触媒として、例えば、酸化マンガンを使用することで、オゾン濃度の低減効果は向上する。なお、ファン5が捕集部1と吹き出し口6との間に介在する場合、フィルタは、ファン5と吹き出し口6との間に介在してもよい。
図2は、帯電部の第1構造例を示す図である。図2に示す帯電部2は、コロナ放電を発生させる。帯電部2は、ダクト7内に配置される接地電極22と、接地電極22に対向する板状の荷電電極21と、接地電極22の筒部25内の荷電電極21を支持するロッド23と、荷電電極21と筐体10との間を絶縁する碍子24とを有する。
荷電電極21は、円盤状の中心電極である。荷電電極21は、接地電極22に形成された中空の筒部25の内部に配置されている。筒部25の内面は、接地された表面である。帯電部2は、電源部4により生成される高電圧を荷電電極21と接地電極22との間に印加することで、荷電電極21と接地電極22との間にコロナ放電を発生させ、接地電極22の筒部25内を通る微粒子を帯電させる。
荷電電極21は、正極性でも負極性でもよい。正極性の荷電電極21とは、接地電極22に対してプラスの高電圧が印加される電極であり、負極性の荷電電極21とは、接地電極22に対してマイナスの高電圧が印加される電極である。
帯電部2は、接地電極22と正極性の荷電電極21との間にプラスの高電圧を印加して両電極間にコロナ放電を発生させることで、ダクト7内のオゾン濃度の抑制と、捕集部1での微粒子の捕集率の向上とが可能となる。
筒部25は、ダクト7の一部を構成する部分であり、空気Aが流れる上下方向に貫通する。筒部25の数は、一つでも複数でもよい。図2には、同じ形状の複数の筒部25が縦横に配列された構造が例示されている。荷電電極21、ロッド23及び碍子24は、複数の筒部25内のそれぞれに配置されている。
筒部25の内面と荷電電極21の外周縁部26との間にギャップがあり、且つ、外周縁部26の厚さが0.1mm以下であると、コロナ放電によるオゾン生成量の抑制と捕集部1での高集塵率を実現できる。特に、外周縁部26の厚さが0.1mm以下であり、且つ、筒部25の内面と荷電電極21の外周縁部26とのギャップ長Gが全周に亘って均一になると、コロナ放電によるオゾン生成量の抑制と捕集部1での高集塵率を実現できる。ギャップ長Gが全周に亘って均一になると、外周縁部26の一部でコロナ放電が集中することを抑制できる。したがって、空気清浄機100は、高集塵率かつ低オゾン濃度で空気を清浄できる。ギャップ長Gを全周に亘って均一にするため、筒部25の中心軸は、荷電電極21の中心軸と同じであるのが好ましい。
ギャップ長Gは、10mm以上30mm以下であると、コロナ放電によるオゾン生成量の抑制と捕集部1での高集塵率を実現できる。好ましくは、12mm以上28mm以下であり、より好ましくは、14mm以上26mm以下である。
荷電電極21の直径をD1、筒部25の内径をD2とする。このとき、直径比P(=D1/D2)は、0.7以下であると、コロナ放電によるオゾン生成量の抑制と捕集部1での高集塵率を実現できる。直径比Pの下限は、特に限定されないが、例えば、0.3としてもよい。好ましくは、直径比Pは、0.35以上0.65以下であり、より好ましくは、0.40以上0.60以下である。
外周縁部26の単位長さ当たりに流れる放電電流は、0.5μA/mm以下であると、外周縁部26の劣化が抑制され、耐放電性能が向上する。好ましくは、0.45μA/mm以下であり、より好ましくは、0.40μA/mm以下である。
筒部25の内面の断面(中心軸に直交する断面)の形状は、外周縁部26の外周の形状と同一又は相似であると、ギャップ長Gが全周に亘って均一になるので、コロナ放電によるオゾン生成量の抑制と捕集部1での高集塵率を実現できる。その形状は、例えば、円又は六角形以上の多角形である。
図3は、荷電電極と接地電極の第1構造例を示す図である。円盤状の荷電電極21と円筒状の筒部25を採用することで、筒部25の内面と荷電電極21の外周縁部とのギャップ長Gが全周に亘って均一になる。ギャップGが全周に亘って均一になることで、ダクト7内に低オゾン濃度かつ均一なコロナ放電の発生が可能となる。
図4は、荷電電極と接地電極の第2構造例を示す図である。外周縁部26の外周形状が六角形の荷電電極21と内面形状が六角形の筒部25を採用することで、筒部25の内面と荷電電極21の外周縁部とのギャップ長Gが全周に亘って均一になる。ギャップGが全周に亘って均一になることで、ダクト7内に低オゾン濃度かつ均一なコロナ放電の発生が可能となる。荷電電極21の六角形の各辺は、筒部25の六角形の対応する辺に平行に対向することが好ましい。
図5は、荷電電極と接地電極の第3構造例を示す図である。外周縁部26の外周形状が八角形の荷電電極21と内面形状が八角形の筒部25を採用することで、筒部25の内面と荷電電極21の外周縁部とのギャップ長Gが全周に亘って均一になる。ギャップGが全周に亘って均一になることで、ダクト7内に低オゾン濃度かつ均一なコロナ放電の発生が可能となる。荷電電極21の八角形の各辺は、筒部25の八角形の対応する辺に平行に対向することが好ましい。
荷電電極21の外周縁部26の外周形状が多角形であると、複数の角部が外周縁部26にできるので、電気力線がこれらの複数の角部に集中し、放電がしやすくなる。また、荷電電極21の外周縁部26の外周形状は、筒部25の内面形状と異なってもよい。例えば、外周縁部26の外周形状が多角形で、筒部25の内面形状が円形でもよいし、外周縁部26の外周形状が円形で、筒部25の内面形状が多角形でもよい。
図6は、荷電電極の第1形状例を側方視で示す断面図である。図7は、荷電電極の第2形状例を側方視で示す断面図である。図6は、外周縁部26の先端形状が片刃である場合を示し、図7は、前記外周縁部26の先端形状が両刃である場合を示す。
荷電電極21は、例えば、厚さdが0.1mm以上の中央部27の周りに、厚さが0.1mm以下の外周縁部26を有する。これにより、コロナ放電によるオゾン生成量の抑制と捕集部1での高集塵率を実現できる。
外周縁部26は、荷電電極21又は筒部25の中心軸に直交する平面に対する角度θが鋭角の先端を有すると、コロナ放電によるオゾン生成量の抑制と捕集部1での高集塵率を実現できる。図6及び図7は、角度θが鋭角の場合を例示する。低オゾン濃度と高集塵率の実現の点で、角度θは、45°以下がよく、40°以下が好ましく、35°以下がより好ましい。角度θの下限は、特に限定されないが、例えば破損のし難さの観点で、5°以上が好ましい。
外周縁部26は、空気Aの流れに対向する傾斜面28を有すると、傾斜面28に当たった空気Aの流れの方向が滑らかに変更され、空気Aは、荷電電極21に対して空気Aが到来する側とは反対側に流れていく。これにより、ダクト7内の圧力損失が低減し、微粒子は効率的に集塵可能となる。傾斜面28は、空気Aの流れに対して傾斜する。
外周縁部26の先端は、硬質クロムめっき処理、セラミックコーティング処理などのコーティング処理が施されてもよい。これにより、外周縁部26の先端の劣化が抑制され、耐放電性能が向上する。
図8は、帯電部の第2構造例を示す図である。図8に示す帯電部2は、複数の荷電電極21が筒部25の内部に配列された構造を有する。これにより、外周縁部26の先端の劣化が抑制され、耐放電性能が向上する。複数の荷電電極21は、中心軸に平行な方向に同一の間隔を空けて積層している。なお、上述の通り、荷電電極21の外周縁部26の外周形状は、筒部25の内面形状と異なってもよい。
図9は、捕集部の構造例を示す図である。図9に示す捕集部1は、複数の荷電平板電極11と複数の接地平板電極12を有する集塵部である。荷電平板電極11と接地平板電極12は、一定の間隔で交互に配置されている。空気Aは、荷電平板電極11と接地平板電極12との隙間を通る。荷電平板電極11と接地平板電極12は、空気Aの流れに平行となるように配置されている。
印加電圧の抑制及び高集塵率を実現するため、荷電平板電極11と接地平板電極12との隣接間隔は、3mm以上12mm以下が好ましい。数キロ~数十キロボルト(例えば、1kV~20kV)の電圧が荷電平板電極11と接地平板電極12との間に印加されることで、荷電平板電極11と接地平板電極12との間に高電界が発生する。帯電部2において帯電した微粒子は、捕集部1を通過する際に、荷電平板電極11と接地平板電極12との間の電界により、正の電荷に帯電した微粒子は、接地平板電極12に付着する。捕集部1において微粒子が除去された空気は、ファン5により吹き出し口6から排出される。
図10は、微粒子の粒径とオゾン濃度と集塵率との関係を実測した結果の一例を示す図である。
実測時、帯電部2は、円筒状の筒部25を有する接地電極22と筒部25内に配置された荷電電極21とを有する縦3列横3列のセル構造を採用した(図2参照)。筒部25と荷電電極21は、中心軸が一致する。接地電極22の円筒状の筒部25は、内径87mm、外径88mm、肉厚み0.5mmのステンレス材金属円筒を利用した。荷電電極21は、直径45mm、厚さ0.3mmのステンレス材であって、先端の角度θが21°の両刃状の円盤電極を利用した(図7参照)。荷電電極21と筒部25との直径比Pは、0.51である。電源部4から荷電電極21に印加される電圧は、15.5kVとした。これにより、筒部25の内面と荷電電極21の外周縁部26との間のギャップに、電流0.45mA(一つの荷電電極21の周長141mm、単位長さ当たりの放電電流0.35μA/mm)のコロナ放電が発生する。空気が帯電部2の電極ギャップ間を通る際に、コロナ放電の電荷が微粒子に付着し、微粒子が帯電する。
実測時、捕集部1は、交互に配置した荷電平板電極11と接地平板電極12を有する構造を採用した(図9参照)。平板電極間の距離は、4.5mmであり、電源部4から両平板電極間に6.6kVを印加することで、平板電極間に約1.5kV/mm(空気絶縁破壊電界3kV/mmの半分)の電界が形成される。集塵メカニズムは、帯電した微粒子は、捕集部1を通る際に、前記電界の影響で平板電極表面へ移動し、平板電極表面に付着する。微粒子が除去された清浄な空気は、ファン5へ移動し、ファン5より外部に排出される。
図10は、各粒子径の微小粒子物に対して、1時間当たりの風量が270m3/hの場合の集塵率を示している。低オゾン濃度0.01ppmに対して、直径30nm以上の粒子の集塵率は、90%以上となり、高集塵率かつ低オゾン濃度が実現した。
以上、実施形態を説明したが、本開示の技術は上記の実施形態に限定されない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が可能である。
例えば図1のように、帯電部2は、捕集部1とは別体に構成された構造に限られない。帯電部2は、帯電部2で帯電した微粒子を静電力によって捕集する捕集部を組み込んだ構造でもよい。
1 捕集部
2 帯電部
3 吸い込み口
4 電源部
5 ファン
6 吹き出し口
7 ダクト
10 筐体
11 荷電平板電極
12 接地平板電極
21 荷電電極
22 接地電極
23 ロッド
24 碍子
25 筒部
26 外周縁部
27 中央部
28 傾斜面
100 空気清浄機
2 帯電部
3 吸い込み口
4 電源部
5 ファン
6 吹き出し口
7 ダクト
10 筐体
11 荷電平板電極
12 接地平板電極
21 荷電電極
22 接地電極
23 ロッド
24 碍子
25 筒部
26 外周縁部
27 中央部
28 傾斜面
100 空気清浄機
Claims (16)
- 吸い込み口から吹き出し口に空気を流すダクトと、
前記ダクト内から前記吹き出し口に空気を排出するファンと、
前記ダクト内の空気に含まれる微粒子を帯電させる帯電部と、
帯電した微粒子を静電力によって捕集する捕集部と、を備え、
前記帯電部は、
筒部を有する接地電極と、
前記筒部の内部に配置された板状の荷電電極と、を有し、
前記筒部の内面と前記荷電電極の外周縁部との間にギャップがあり、
前記外周縁部の厚さは、0.1mm以下である、空気清浄機。 - 前記内面の形状は、前記外周縁部の外周の形状と同一である、請求項1に記載の空気清浄機。
- 前記内面の形状は、前記外周縁部の外周の形状と異なる、請求項1に記載の空気清浄機。
- 前記内面と前記外周の少なくとも一方の形状は、円又は六角形以上の多角形である、請求項2又は3に記載の空気清浄機。
- 前記筒部の中心軸は、前記荷電電極の中心軸と同じである、請求項1から4のいずれか一項に記載の空気清浄機。
- 前記荷電電極は、厚さが0.1mm以上の中央部の周りに、厚さが0.1mm以下の前記外周縁部を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の空気清浄機。
- 前記外周縁部は、鋭角の先端を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の空気清浄機。
- 前記鋭角は、45°以下である、請求項7に記載の空気清浄機。
- 前記外周縁部の先端形状は、片刃である、請求項7又は8に記載の空気清浄機。
- 前記外周縁部の先端形状は、両刃である、請求項7又は8に記載の空気清浄機。
- 前記外周縁部は、前記空気の流れに対向する傾斜面を有する、請求項7から10のいずれか一項に記載の空気清浄機。
- 複数の前記荷電電極が前記筒部の内部に配列された、請求項1から11のいずれか一項に記載の空気清浄機。
- 前記筒部の内面と前記外周縁部との間に10mm以上30mm以下のギャップ長を有する、請求項1から12のいずれか一項に記載の空気清浄機。
- 前記筒部の内面と前記外周縁部との間のギャップ長は、全周に亘って均一である、請求項1から13のいずれか一項に記載の空気清浄機。
- 前記荷電電極の直径をD1、前記筒部の内径をD2とするとき、D1/D2は、0.7以下である、請求項1から14のいずれか一項に記載の空気清浄機。
- 前記外周縁部の単位長さ当たりに流れる放電電流は、0.5μA/mm以下である、請求項1から15のいずれか一項に記載の空気清浄機。
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