JP2023097667A - ビデオ撮影装置およびビデオ映像記録方法 - Google Patents

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淳 篠原
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Abstract

【課題】360度カメラで長時間のビデオ録画をするのに必要な記憶データ量を削減するとともに消費電力も低くおさえたビデオ撮影装置およびビデオ映像記録方法を提供すること。【解決手段】 ビデオ撮影装置は、複数のビデオカメラからなる360度カメラと、当該ビデオカメラから出力するフレーム画像について物体検出とカテゴリー判定をする物体検出器と、当該物体検出器で検出した物体のカテゴリーが所定のカテゴリーに属するか否か判定し、属する場合は当該フレーム画像を出力したビデオカメラの識別情報をメモリに記録するビデオカメラ決定部と、当該メモリに記録された識別情報により特定されるビデオカメラから出力するフレーム画像のみを取得し、同時刻に撮影された当該フレーム画像同士を結合して記録画像を生成する画像生成部と、当該記録画像を記録する映像記憶部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ビデオ撮影中に行う画像データの処理技術に関する。
従来より、ゴルフラウンド中のプレーを360度カメラにより撮影し、プレー後にダイジェスト動画像をプレーヤーに提供するシステムとしては、特許文献1に記載されているようなものがあった。
ここで撮影したビデオデータは4Kまたは8Kビデオカメラによる超高解像度データであるため、プレーヤーを特定して、360度画角の映像データから対象被写体を含む領域を切り出しても高画質の映像を視ることができた。
特開2020-88855号公報 特開2011-55204号公報
しかしながら、18ホール分の360度画角の4Kまたは8K解像度の動画データをMotion JPEGで高速にエンコードし記録しても、そのデータ量は非常に大きく、このため大容量の記憶装置が必要であった。また、エンコード処理には電力も多く消費してしまうため、撮像装置のバッテリーも大容量のものを用意する必要があるという課題があった。
このような長時間の映像の記録再生において、映像シーンの分析を客観的に行い、重要度の高い映像を取りこぼしなく、かつデータ量を削減して圧縮する技術としては、特許文献2があった。
この発明はシーンの重要度に応じて圧縮率を漸次変化せることでデータ蓄積量は減少できたが、電力消費を抑えることはできなかった。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされ、その目的とするところは、360度カメラで長時間撮影するのに必要な記憶装置の記憶容量を小さくするとともに消費電力も低くおさえたビデオ撮影装置およびビデオ映像記録方法を提供することにある。
上記従来の課題を解決する本発明に係るビデオ撮影装置は、複数のビデオカメラからなる360度カメラと、当該ビデオカメラから出力するフレーム画像について物体検出とカテゴリー判定をする物体検出器と、当該物体検出器で検出した物体のカテゴリーが所定のカテゴリーに属するか否かを判定し、属する場合は当該フレーム画像を出力したビデオカメラの識別情報をメモリに記録するビデオカメラ決定部と、当該メモリに記録された識別情報により特定されるビデオカメラから出力するフレーム画像のみを取得し、同時刻に撮影された当該フレーム画像同士を結合して記録画像を生成する画像生成部と、当該記録画像を記録する映像記憶部とを備える。
これにより、録画対象とするカテゴリー(たとえば人物)の物体が映っていないフレーム画像はトリミングなどの画像処理なしにビデオカメラ単位で記録されないので記憶データ量が少なくなるとともに、画像処理による電力消費も抑えることができる。
また、本発明に係るビデオ撮影装置は、所定時間ごとにトリガー信号を出力するタイマーをさらに有し、物体検出器とビデオカメラ決定部とはトリガー信号の受信時にのみ処理を行い、メモリに記録された識別情報を更新する。
これにより、所定時間が数秒であればフレーム画像受信のたび、たとえば毎秒30フレームのフレームレートであれば1秒間に30回、物体検出・カテゴリー判定処理やフレーム画像の合成処理などをしなくてよいのでこれらの処理に要する電力を大幅に削減できる。
また、本発明に係るビデオ撮影装置のビデオカメラ決定部は、さらに、あらかじめ指定されたビデオカメラの組み合わせに基づいて、記録された識別情報により特定されたビデオカメラと組み合わせられたビデオカメラの識別情報もメモリに記録する。
これにより、対象物体を検出していないビデオカメラであって、対象物体の検出確率の高いビデオカメラの出力する画像も記録されるので、所定時間内に一つのビデオカメラの画角を越えて移動する録画対象物体に対しても、対象物体の移動の様子を途切れることなく録画できる可能性が高まる。
また、本発明に係るビデオ映像記録方法は、複数のビデオカメラにより構成される360度カメラから出力するフレーム画像を記憶装置へ記録する方法であって、当該複数のビデオカメラが出力するそれぞれのフレーム画像について物体検出とカテゴリー判定をする物体検出ステップと、当該物体検出ステップで検出した物体のカテゴリーが所定のカテゴリーに属するか否かを判定するカテゴリー判定ステップと、当該カテゴリー判定ステップでの判定結果が所定のカテゴリーに属する場合は、当該フレーム画像を出力したビデオカメラから出力するフレーム画像のみを選択し、同時刻に撮影された当該フレーム画像同士を結合して記録画像を生成し、それ以外のビデオカメラからのフレーム画像は選択しない画像生成ステップと、当該画像生成ステップにより生成された記録画像を記憶装置へ記録する記録ステップとを有するものである。
これにより、録画対象とするカテゴリー(たとえば人物)の物体が映っていないフレーム画像はトリミングなどの画像処理なしにビデオカメラ単位で記録されないので記憶データ量が少なくなるとともに、画像処理による電力消費も抑えることができる。
本発明により、動画像の長時間録画であっても、ビデオ撮影装置は大容量の記憶装置を必要とせず、また、バッテリーも大容量のものを用意する必要がなくなる。
本発明の実施の形態1におけるビデオ撮影装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における360度カメラを形成する6台のビデオカメラの配置と撮影範囲を示す図 (a)本発明の実施の形態1における制御装置の画像取得動作を示すフロー図、(b)カメラ識別情報決定動作を示すフロー図 (a)本発明の実施の形態1における映像記憶装置のフレーム画像入力動作を示すフロー図、(b)動画像データ蓄積動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2におけるビデオ撮影装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2における制御装置のカメラ識別情報決定動作を示すフロー図
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるビデオ撮影装置の構成を示すブロック図である。
このビデオ撮影装置は、ゴルフカートのルーフ上方の360度視界が開けた位置に設置される360度カメラ10と、当該360度カメラから出力されるフレーム画像をチェックして、360度カメラを構成する、いずれのビデオカメラからのフレーム画像を記録するかを決定する制御装置11と、決定されたビデオカメラからの画像のみを選択して記憶する映像記憶装置12とからなる。なお、このビデオ撮影装置が撮影した映像データと集音マイクからの音声データをラウンド終了後に解析などして、プレーのハイライトシーンを集めたダイジェストが作成される。
このビデオ撮影装置の360度カメラは、図2に示すように6台のビデオカメラA、B,C,D,E,Fを光軸(図中の一点鎖線)が放射状になるように配置することで構成され、それぞれのビデオカメラ101は画角が75度のレンズと、解像度が4K(3,840画素×2,160画素)または8K(7,680画素×4,320画素)の撮像素子と、撮像素子の出力信号のAD変換からレンズの歪み補正までの信号処理を行う信号処理回路とを備えている。この歪み補正は公知のアルゴリズムを組み込んだASIC(Application Specific Integrated Circuit)によりリアルタイムに処理される。
なお、ビデオカメラ同士の画角は図2に示すように隣接するビデオカメラの画角と15度オーバーラップしている。これにより、複数のビデオカメラにより360度カメラを構成する場合において、図2の斜線で示す死角となる領域を小さくしている。
そして、それぞれのビデオカメラ101は、連続的に画像を生成し、画像取得部102と画像入力部108へ出力する。
次に、制御装置11のハードウェア構成について説明する。
図1において、制御装置11は、6つの画像取得部102とタイマー部103と物体検出器104とクラス記憶部105とビデオカメラ決定部106と画像取得部10毎に対応した図示していないフレームメモリとからなる。このフレームメモリを映像記憶装置12のものと区別するため第1フレームメモリという。
画像取得部102は、各ビデオカメラ101に1対1に対応して設けられており、タイマー部103からのトリガー信号を受信すると、ビデオカメラ101から送出される1フレームの画像データをビデオカメラの識別番号を付して自己に対応する第1フレームメモリに書き込むものである。
タイマー部103は本発明に係るタイマーであって、所定時間毎にトリガー信号を出力するものであり、その時間間隔は、本実施の形態では6秒である。これはゴルフプレーにおいては、人物が6秒以内にボールの位置に移動してショットやパットを完了する可能性が低いからである。
物体検出器104は、すべての第1フレームメモリ中のフレーム画像に対して物体検出とクラス判定処理(物体のカテゴリーを判定する処理のことをいう)を行い、物体の座標値、その物体のクラス情報(物体のカテゴリーを示す情報のことをいう。)、その尤度、検査対象となったフレーム画像のフレーム番号、およびそのフレーム画像を出力したビデオカメラの識別情報をクラス記憶部105に書き込むものである。
この物体検出・クラス判定処理については、公知の技術であるYOLO(タイトル YOLOv3: An Incremental Improvement、開発者Joseph Redmon, Ali Farhadi/University of Washington)やSSD(タイトル Single Shot MultiBox Detector /開発者 Wei Liu, Dragomir Anguelov,Dumitru Erhan,Christian Szegedy,Scott Reed,Cheng―Yang Fu,Alexander C.Berg)といったディープラーニングによる物体検出・クラス判定技術を用いた学習済みモデルにより行うことができる。
なお、人物検出処理については、ディープラーニングによらず画像セットデータベースから人物に関するHOG(Histogram of Oriented Gradients)特徴やHaar-like特徴を事前に獲得して生成した機械学習モデルを用いて行うことも可能である。
クラス記憶部105はRAMであり、物体検出器104からの出力データを記憶するものである。
ビデオカメラ決定部106は、クラス記憶部105に記憶された物体のクラス情報が人物であるとき、その尤度と物体の領域が所定値より大きいか否か判定し、大きいときにビデオカメラの識別情報を抽出するものである。
以上の制御装置11は、コンピュータ装置であって、CPU、RAM、不揮発性記憶部、フレームメモリおよび入出力インターフェースを備えており、それらはバスで接続されている。そして、不揮発性記憶部に記憶してある制御用プログラムをRAMに展開して実行することにより上記の機能ブロックを実現している。
次に、制御装置11の行う画像取得動作とカメラ識別情報決定動作について説明する。
図3(a)は画像取得動作を示すフロー図であって、まず、すべての画像取得部102はタイマー部103からのトリガー信号を受信するまで待機し(ステップS101)、受信するとそれぞれのビデオカメラ101から出力されるフレーム画像をそれぞれの第1フレームメモリに書き込む(ステップS302)。そして、1フレームの画像の書込みが完了すると、物体検出器104へ書き込み完了を通知する(ステップS103)。その後、すべての画像取得部102は再びトリガー信号受信まで待機する(ステップS101)。
図3(b)はカメラ識別情報決定動作を示すフロー図であって、まず、物体検出器104は画像取得部102から書込み完了の通知を受けると(ステップS201)、当該フレーム画像について物体検出とクラスの判定処理を行い、当該フレーム画像に付されたビデオカメラの識別番号と、対象物を囲った領域の座標値と、クラス判定の結果、すなわち人物の有無、人物判定の尤度とをクラス記憶部105に書き込む(ステップS202)。
物体検出器104はこの処理をすべての画像取得部102からの通知に対して順番に行い、処理が完了すると当該通知記録を削除した後、物体検出・クラス判定処理が完了したことをビデオカメラ決定部106に通知する(ステップS204)。
ビデオカメラ決定部106はこの通知を受けるとクラス記憶部105を参照して、人物と判定した領域のサイズが所定サイズ以上であって、人物判定の尤度が所定値以上のものがあるか否かを判定し(ステップS205)、条件を満たすものがある場合には、そのクラス情報に対応したビデオカメラの識別番号を後述する映像記憶装置12のカメラ識別情報記憶部107に記録する(ステップS206)。そして、ビデオカメラ決定部106はクラス記憶部105に記録されたすべての情報を判定処理し終えるとクラス記憶部105の情報をすべて削除して終了する(ステップS207)、その後、再び、物体検出器104による画像取得部102からの通知待ちの状態に戻る(ステップS201)。
以上がビデオ撮影装置の制御装置11の動作であり、所定時間(本実施の形態では6秒)毎に各ビデオカメラが出力するフレーム画像をチェックして、人物が含まれるフレーム画像を出力するビデオカメラの識別番号を決定する処理を行う。
次に、映像記憶装置12のハードウェア構成について説明する。
図1において、映像記憶装置12は、カメラ識別情報記憶部107と画像入力部108と同期信号発生器109と記憶画像生成部110と映像記憶部111と画像取得部10毎に対応した図示していないフレームメモリとからなる。このフレームメモリを制御装置11のものと区別するため第2フレームメモリという。
カメラ識別情報記憶部107は、制御装置11からの書込み・読出しが可能な共有メモリ(RAM)である。
画像入力部108は、6つのビデオカメラ101に1対1に対応づけて設けられており、同期信号を受信して、ビデオカメラからの画像データを第2フレームメモリに書き込むものである。このとき、画像入力部108は、カメラ識別情報記憶部107に記録されているカメラ識別情報を参照し、この書き込みを行ったり、行わなかったりする。
同期信号発生器109は、6つの画像入力部108のフレーム画像入力の同期をとるためのものであり、毎秒30フレームとなる間隔で同期信号を出力するものである。
記憶画像生成部110は、第2フレームメモリからフレーム画像と、そのフレーム画像に付されたカメラ識別情報を取得し、そのカメラ識別情報に基づいて、画像が繋がるようにフレーム画像同士を結合するものである。このとき、図2に示すように隣接するビデオカメラからのフレーム画像はオーバーラップしているが、このオーバーラップする部分を重ね合わせて1つのフレーム画像を生成する。このようにオーバーラップ領域を有するフレーム画像を繋ぎ合わせる技術としては、特開平10-178564号公報に記載の技術などがあり、これら公知のアルゴリズムを組み込んだASIC(Application Specific Integrated Circuit)を用いて、画像の合成処理をリアルタイムで実現している。
なお、合成するフレーム画像が隣接したビデオカメラ101からのものでない場合は、オーバーラップ部分の合成をすることなしに単純にフレーム画像同士を結合する処理を行う。
映像記憶部111は、大容量のハードディスクや半導体メモリカードなどを記録媒体とする不揮発性記憶装置であり、記憶画像生成部110が生成したフレーム画像が毎秒30フレームの速度で連続して記憶されるものである。
以上の映像記憶装置12は、コンピュータ装置であって、CPU、RAM、不揮発性記憶部、大容量不揮発性記憶装置、高速な画像処理を行うASIC、フレームメモリおよび入出力インターフェースを備えており、それらはバスで接続されている。そして、不揮発性記憶部に記憶してある制御用プログラムをメモリに展開して実行することにより上記機能ブロックを実現している。
なお、本実施の形態における画像入力部108と記憶画像生成部110が、本発明に係る画像生成部に相当する。
次に、映像記憶装置12の行うフレーム画像入力動作と動画像データ蓄積動作について説明する。
図4(a)はフレーム画像入力動作を示すフロー図であって、まず、画像入力部108は同期信号発生器109からの同期信号を受信すると(ステップS301)、カメラ識別情報記憶部107からカメラ識別情報を読み出し、当該識別情報が自己の接続するビデオカメラ101の識別番号と一致するか否かを判定し(ステップS302)、一致する場合は、ビデオカメラ101から送出される1フレームの画像データを当該ビデオカメラの識別番号を付して第2フレームメモリに書き込み(ステップS303)、記憶画像生成部110に書き込み完了を通知する(ステップS304)。一方、識別番号と一致しない場合は、第2フレームメモリへの書込みを行わず、記憶画像生成部110に処理終了のみ通知する(ステップS304)。この動作をすべての画像入力部108が同時に行い、終了すると、再び、同期信号の受信があるまで待機する(ステップS301)。
図4(b)は動画像データ蓄積動作を示すフロー図であって、まず、記録画像生成部110は、画像入力部108からの通知を待つ(ステップS401)。そして、すべての画像入力部108からの通知を受信すると、第2フレームメモリに書き込まれているフレーム画像のオーバーラップ部分に視差補正などの処理を加えた後、合成処理を行い(ステップS402)、全体で一つのフレーム画像を映像記憶部111に転送し蓄積する(ステップS403)。
以上がビデオ撮影装置の映像記憶装置12の動作であり、制御装置11が記録したカメラ識別番号に対応したフレーム画像のみを毎秒30フレームの速度で合成して、映像記憶部111に蓄積する。
上記したように、本実施の形態におけるビデオ撮影装置は、複数のビデオカメラにより構成される360度カメラから出力するフレーム画像を記憶装置へ記録するものであって、そのビデオ映像記録方法は、制御装置11が複数のビデオカメラが出力するそれぞれのフレーム画像を取得し(図3aステップS101からステップS103)、それらのフレーム画像について物体検出とカテゴリー判定をし(図3bステップS201からステップS204)、次に、検出した物体のカテゴリーが所定のカテゴリーに属するか否か判定し、当該カテゴリー判定ステップでの判定結果が所定のカテゴリー、本実施の形態では人物に属する場合は、制御装置11が当該フレーム画像を出力したビデオカメラの識別情報を映像記憶装置12に伝える(図3bステップS205からステップS207)。そして、映像記憶装置12がその識別情報で示されたビデオカメラから出力するフレーム画像のみを選択し(図4aステップS301からステップS304)、同時刻に撮影された当該フレーム画像同士を結合して記録画像を生成し、それ以外の前記ビデオカメラからのフレーム画像を選択しないで、生成された記録画像を記憶装置へ記録する(図4bステップS401からステップS403)というものである。
このように、本実施の形態においては、ビデオ撮影装置は複数台のビデオカメラで構成する360度カメラの中から、対象物(人物)を検出したフレーム画像を出力したビデオカメラからの映像のみを蓄積するので、360度カメラからのすべての動画像データを蓄積するのに較べ、動画像データ量を大幅に減少することができる。
また、CPU等の消費電力を多く必要とする物体検出・クラス判定処理は、数秒に1回、本実施形態では6秒に1回に抑えられるので、ビデオ撮影装置をバッテリー駆動させた場合であっても大容量のバッテリーを必要としないという効果が得られる。
さらに、制御装置11にロータリースイッチを設け、その回転角度をタイマー部103が読み取り、タイマー周期を設定可能にすることで、ビデオ録画の対象と用途ごとに録画時間なども考慮してバッテリー消費量を調整可能にすることもできる。
また、本実施の形態では、ビデオカメラ決定部106が、物体検出器104が検出した物体のすべてについて、録画対象の人物であるか否かの判定を行った。これにより、たとえば、図2において、人物Pが検出された場合は、ビデオカメラAの識別番号をカメラ識別情報記憶部107に記録する。また、人物Qが検出された場合は、ビデオカメラAとビデオカメラB両方の識別番号を記録することになる。これにより、ビデオカメラの画角の端付近(画角β)に存在している人物についても、ダイジェスト作成の際に、当該人物を中心にした画像を切り出すことができる。さらに、プレーヤーQが物体検出を行う周期(本実施の形態では6秒)以内にビデオカメラBの画角α内に移動しても、プレーヤーQを逃すことなく記録し続けることができる。ここで、本実施の形態では画角αは60度、画角βは7.5度である。
なお、人物Rについては、ビデオカメラAの画角α内にあるが、ビデオカメラBの画角β内にもある。この様なときにもビデオカメラAの他にビデオカメラBで撮影した画像を記録し続けることは無駄が多い。そのため、ビデオカメラ決定部106がカメラ識別情報の記録判定を行う際に、人物のアドレス情報をビデオカメラの識別番号に基づいて極座標に変換し、同一アドレスの人物を画角α内に検出したビデオカメラと画角β内に検出したビデオカメラがある場合は、画角β内にある方の人物情報を削除する。その後、カメラ識別情報の記録判定を行う。これにより、人物RをビデオカメラAのみが撮影したことになり、ビデオカメラBからのフレーム画像を記録することを避けることができる。
また、本実施の形態におけるビデオ撮影装置は、物体検出・クラス判定処理をするためのフレームメモリ、すなわち制御装置11が備える第1フレームメモリと、映像記憶部111に蓄積する動画像データとなるフレーム画像を記憶するフレームメモリ、すなわち映像記憶装置12の備える第2フレームメモリとをそれぞれ別に設ける構成であるので、物体検出・クラス判定処理時間に関わらず、360度カメラを形成する全ビデオカメラが同時に撮影したフレーム画像を用いて当該処理を行うことができる。
これにより、360度カメラの解像度が非常に高い場合において、高速に移動する物体を処理する場合にも、毎秒30フレームの速度に物体検出・クラス判定処理が追い付かずに同一物体を複数のビデオカメラで検出するといった不具合を回避することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2におけるビデオ撮影装置の構成を示す図であり、実施の形態1と異なる点は、制御装置11がカメラ組合せ情報記憶部201を備える点である。
このカメラ組合せ情報記憶部201は、ビデオカメラ決定部106がカメラ識別情報記憶部107に記録するビデオカメラの識別番号を決定したときに、当該識別番号と共に記録する識別番号の組み合わせを記憶したものである。
たとえば、図2において、360度カメラのビデオカメラA乃至ビデオカメラCがゴルフカートの進行方向に対し右側を被写体とし、ビデオカメラD乃至ビデオカメラFが進行方向左側を被写体とするようにゴルフカートにセットされているとき、カメラ組合せ情報記憶部201に、A,B,Cを一組とし、D,E,Fを他の一組とするカメラ組合せ情報を記憶しておく。
これは、ゴルフコースにおいては、カート道がコースの端にひかれているのがほとんどであり、カートの進行方向の右側のみ、あるいは左側のみにプレーヤーが存在するからである。このようにカメラ組合せ情報記憶部201に設定される組み合わせは、その内の一つのビデオカメラが対象物体を検出したときには、それと共に対象物体が存在する確率の高いビデオカメラが組合わされる。
また、本実施の形態のビデオ撮影装置の動作と実施の形態1の動作とで異なる点は、カメラ識別情報決定動作である。
図6は、そのカメラ識別情報決定動作を示すフロー図である。
図6において、処理ステップS501から処理ステップS504までは実施の形態1の処理ステップS201から処理ステップS204までと同一である。
その後、ビデオカメラ決定部106は物体検出器104からの物体検出・クラス判定処理完了の通知を受けると、クラス記憶部105を参照して人物と判定した領域のサイズが所定サイズ以上であって、人物判定の尤度が所定値以上のものがあるか否かを判定し(ステップS505)、条件を満たすものがある場合には、そのフレーム画像に対応したビデオカメラの識別番号を映像記憶装置12のカメラ識別情報記憶部107に記録する(ステップS506)。さらに、ビデオカメラ決定部106は、カメラ組合せ情報記憶部201からカメラ組合せ情報を読み出し(ステップS507)、ステップS506でカメラ組合せ情報記憶部201に記録した識別番号と組み合わせられている他のビデオカメラの識別情報があるか否かを判定し(ステップS508)、ある場合にはそのビデオカメラ識別番号を抽出し、カメラ識別情報記憶部107に記録する(ステップS509)。
たとえば、ビデオカメラ決定部106が物体検出器104からの情報によりビデオカメラCを決定した場合、カメラ組合せ情報記憶部201にはビデオカメラAとビデオカメラBとビデオカメラCとが組を形成しているので、ビデオカメラAとビデオカメラBの識別番号もカメラ識別情報記憶部107に記録する。その後、ビデオカメラ決定部106はクラス記憶部105に記録されたすべての情報を処理し終えるとクラス記憶部105の情報をすべて削除して終了する(ステップS510)、その後、再び、物体検出器104による画像取得部102からの通知待ちの状態に戻る(ステップS501)。
以上が実施の形態1の制御装置11と異なる点であるが、その他の360度カメラ10や映像記憶装置12の動作は実施の形態のものと同じである。
上記したように、本実施の形態におけるビデオ撮影装置は、複数のビデオカメラにより構成される360度カメラから出力するフレーム画像を記憶装置へ記録するものであって、そのビデオ映像記録方法は、制御装置11が複数のビデオカメラが出力するそれぞれのフレーム画像を取得し(図3aステップS101からステップS103)、それらのフレーム画像について物体検出とカテゴリー判定をし(図6ステップS501からステップS504)、次に、検出した物体のカテゴリーが所定のカテゴリーに属するか否か判定し、当該カテゴリー判定ステップでの判定結果が所定のカテゴリー、本実施の形態では人物に属する場合は、制御装置11が当該フレーム画像を出力したビデオカメラの識別情報を映像記憶装置12に伝える(図6ステップS505からステップS506)。
このとき、本実施の形態ではさらに、制御装置11があらかじめ設定されているビデオカメラの組合せ情報から組み合わせ対象となったビデオカメラの識別情報も映像記憶装置12に伝え(図6ステップS507からステップS510)、以降の処理は実施の形態1の方法と同じといったものである。
このように、本実施の形態におけるビデオ撮影装置では、実施の形態における効果の他に、録画するビデオカメラの決定をカメラ組合せ情報により現在人物を検出しなかったビデオカメラからの動画像も記録することになるので、実施の形態1におけるビデオ撮影装置よりも動画像の蓄積量はやや増加するが、プレーヤーを一人でも正しく人物検出できれば、プレーヤー全員を漏れなく撮影した動画を記録する可能性が高まる。
また、プレーヤーが短時間(6秒以内)にビデオカメラ1台の画角75度を越えて移動する場合、実施形態1では隣接する他のビデオカメラへの移動の繋がりが途絶える可能性があるが、本実施の形態によればそのような問題を避けることができる。
なお、本実施の形態では、カメラ組合せ情報記憶部201が進行方向に対し左側と右側の3台のビデオカメラずつを組としたが、これに限らず任意の組み合わせとすることも可能であり、さらに、ユーザーにより任意に設定可能にすることも可能である。たとえば、ビデオ撮影装置の制御装置11が入出力インターフェースを備え、時刻設定などの各種の設定機能の一つにこのビデオカメラ組み合わせの設定モードを設けることにより、カメラ組合せ情報記憶部201に任意の組み合わせを記憶させることができる。これにより、ユーザーは、撮影・録画の対象物や用途により当該ビデオカメラの組み合わせを任意に設定することで、対象物の録画漏れを極力低減することが可能になる。
本発明は、360度カメラによるビデオ撮影装置に有用であり、記憶容量と消費電力を抑えるのに適している。
10 360度カメラ
11 制御装置
12 映像記憶装置
101 ビデオカメラ
102 画像取得部
103 タイマー部
104 物体検出器
105 クラス記憶部
106 ビデオカメラ決定部
107 カメラ識別情報記憶部
108 画像入力部
109 同期信号発生器
110 記憶画像生成部
111 映像記憶部
201 カメラ組合せ情報記憶部

Claims (4)

  1. 複数のビデオカメラからなる360度カメラと、
    当該ビデオカメラから出力するフレーム画像について物体検出とカテゴリー判定をする物体検出器と、
    当該物体検出器で検出した物体のカテゴリーが所定のカテゴリーに属するか否かを判定し、属する場合は当該フレーム画像を出力した前記ビデオカメラの識別情報をメモリに記録するビデオカメラ決定部と、
    当該メモリに記録された前記識別情報により特定される前記ビデオカメラから出力するフレーム画像のみを取得し、同時刻に撮影された当該フレーム画像同士を結合して記録画像を生成する画像生成部と、
    当該記録画像を記録する映像記憶部と
    を備えるビデオ撮影装置。
  2. 所定時間ごとにトリガー信号を出力するタイマーをさらに有し、
    前記物体検出器と前記ビデオカメラ決定部とは前記トリガー信号の受信時にのみ処理を行い、前記メモリに記録された前記識別情報を更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載のビデオ撮影装置。
  3. 前記ビデオカメラ決定部は、さらに、あらかじめ指定された前記ビデオカメラの組合せ情報に基づいて、前記メモリに記録された前記識別情報により特定された前記ビデオカメラと組み合わせられた前記ビデオカメラの識別情報も前記メモリに記録する
    ことを特徴とする請求項2に記載のビデオ撮影装置。
  4. 複数のビデオカメラにより構成される360度カメラから出力するフレーム画像を記憶装置へ記録するビデオ映像記録方法であって、
    当該複数のビデオカメラが出力するそれぞれのフレーム画像について物体検出とカテゴリー判定をする物体検出ステップと、
    当該物体検出ステップで検出した物体のカテゴリーが所定のカテゴリーに属するか否かを判定するカテゴリー判定ステップと、
    当該カテゴリー判定ステップでの判定結果が所定のカテゴリーに属する場合は、当該フレーム画像を出力した前記ビデオカメラから出力するフレーム画像のみを選択し、同時刻に撮影された当該フレーム画像同士を結合して記録画像を生成し、それ以外の前記ビデオカメラからのフレーム画像は選択しない画像生成ステップと、
    当該画像生成ステップにより生成された記録画像を記憶装置へ記録する記録ステップと
    を有するビデオ映像記録方法。
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