JP2023097545A - 介護支援装置、介護支援プログラム、介護支援方法 - Google Patents

介護支援装置、介護支援プログラム、介護支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の身体の動作を容易かつ正確に解析し、介護業務の支援する介護支援装置、介護支援プログラム及び介護支援方法を提供する。【解決手段】利用者端末と、サーバ装置と、撮像端末と支援者端末とが、通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続し、介護業務を支援する介護支援装置である介護支援システムであって、サーバ装置20は、利用者の身体運動を含む第1画像情報をもとに、身体運動を評価する評価部と、身体運動の評価から、好適な訓練メニュを選定して支援者に提示する改善策情報送信部と、少なくとも利用者による訓練メニュの実施状況をもとに、書類情報を生成する書類情報生成部と、を有する。【選択図】図10

Description

本開示は、介護支援装置、介護支援プログラム、介護支援方法に関する。
介護サービスの支援をする技術が知られている。
特願2003-185906
上述した技術は、介護施設の設備や人員の情報、また、介護を受ける利用者の介護レベルや痴呆レベルなどから、適したリハビリメニュを提示することを目的としたものである。しかしながら、実際に利用者の状態は個人ごとに全くと言っていいほど異なるものであり、上述した情報からはそれぞれの利用者に適切なリハビリメニュを提示することは困難である。
そこで、本開示は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者の身体の動作を容易かつ正確に解析し、介護業務の支援することのできる技術を提供することである。
本開示によれば、介護業務を支援する介護支援装置であって、利用者の身体運動を含む第1画像情報をもとに、前記身体運動を評価する評価部と、前記身体運動の評価から、好適な訓練メニュを選定して支援者に提示する改善策情報送信部と、少なくとも前記利用者による前記訓練メニュの実施状況をもとに、書類情報を生成する書類情報生成部と、を有することを特徴とする、介護支援装置、が提供される。
本開示によれば、介護業務の支援をすることができる。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄および図面により明らかにされる。
本実施形態に係る介護支援システムの全体構成例を示す図である。 利用者端末10のハードウェア構成例を示す図である。 利用者端末10のソフトウェア構成例を示す図である。 身体情報記憶部130が記憶する身体情報の構成例を示す図である。 評価リクエスト送信部112がサーバ装置20に送信する評価リクエストの構成例を示す図である。 評価情報受信部113がサーバ装置20から受信する評価情報の構成例を示す図である。 改善策リクエスト送信部116がサーバ装置20に送信する改善策リクエストの構成例を示す図である。 改善策情報の構成例を示す図である。 サーバ装置20のハードウェア構成例を示す図である。 サーバ装置20のソフトウェア構成例を示す図である。 画像データ記憶部231に記憶される画像情報の構成例を示す図である。 基準情報記憶部232が記憶する基準情報の構成例を示す図である。 評価条件情報記憶部233に記憶されている評価条件情報の構成例を示す図である。 改善策情報記憶部234に記憶される改善策情報の構成例を示す図である。 本実施形態の介護支援装置において実行される処理の流れを示す図である。 ウェイトリフティングのモードにおける動画の評価画面の一例を示す図である。 ウェイトリフティングのモードにおける動画の評価画面の一例を示す他の図である。 ウェイトリフティングのモードにおける動画の評価画面の一例を示す他の図である。 ウェイトリフティングのモードにおける動画の評価画面の一例を示す他の図である。 ウェイトリフティングのモードにおける動画の評価画面の一例を示す他の図である。
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の実施の形態による介護支援装置は、以下のような構成を備える。
[項目1]
介護業務を支援する介護支援装置であって、
利用者の身体運動を含む第1画像情報をもとに、前記身体運動を評価する評価部と、
前記身体運動の評価から、好適な訓練メニュを選定して支援者に提示する改善策情報送信部と、
少なくとも前記利用者による前記訓練メニュの実施状況をもとに、書類情報を生成する書類情報生成部と、
を有することを特徴とする、介護支援装置。
[項目2]
少なくとも、前記利用者の第2画像情報をもとに前記訓練メニュの実施状況情報を取得する実施状況情報取得部と、
を更に備え、
前記書類情報生成部は、少なくとも前記実施状況情報をもとに、前記書類情報を生成すること、
を特徴とする、項目1に記載の介護支援装置。
[項目3]
前記改善策情報送信部は、第1画像情報と第2画像情報をもとに、前記訓練メニュを選定し直すこと、
を特徴とする、項目1または2のいずれかに記載の介護支援装置。
[項目4]
介護業務を支援する介護支援プログラムであって、
プロセッサに、
利用者の身体運動を含む第1画像情報をもとに、前記身体運動を評価する評価ステップと、
前記身体運動の評価から、好適な訓練メニュを選定して支援者に提示する改善策情報送信ステップと、
少なくとも前記利用者による前記訓練メニュの実施状況をもとに、書類情報を生成する書類情報生成ステップと、
を実行させる、介護支援プログラム。
[項目5]
介護業務を支援する介護支援方法であって、
プロセッサが、
利用者の身体運動を含む第1画像情報をもとに、前記身体運動を評価する評価ステップと、
前記身体運動の評価から、好適な訓練メニュを選定して支援者に提示する改善策情報送信ステップと、
少なくとも前記利用者による前記訓練メニュの実施状況をもとに、書類情報を生成する書類情報生成ステップと、
を行うことを特徴とする、介護支援方法。
本発明の一実施形態に係る介護支援装置は、介護サービスの利用者(以下、利用者と記載する)の身体運動を評価し、適したトレーニング、リハビリ等の訓練メニュを提示する。
本実施形態の介護支援装置は、たとえば、利用者が身体運動をしている様子を撮像した画像(静止画像であっても動画像であってもよいが、本実施形態では動画像であるものとする。)から、なお、身体運動には、道具を用いて行うものも含まれる。更に、身体運動には、支援者の支援を受けながら行うものも含まれる。また、本実施形態の介護支援装置は、身体の部位を特定し、前記身体の部位の相対的な位置関係などに基づいて部位の動きを評価する。なお、本実施形態の介護支援装置は、利用者が道具を用いた身体運動をしている様子の画像から、道具および道具の部分を特定し、当該部分の絶対的な位置および複数の異なる部分の相対的な位置関係、当該部分と身体の部位の相対的な位置関係などに基づいて、身体の動きを評価してもよい。
図1は本実施形態に係る介護支援装置の全体構成例を示す図である。同図に示すように、本実施形態の介護支援装置は、利用者端末10およびサーバ装置20を含んで構成される。さらに、撮像端末30を含んでもよい。利用者端末10とサーバ装置20と撮像端末30は、通信ネットワーク40を介して互いに通信可能に接続されている。通信ネットワーク40は、たとえば、インターネットやLAN(Local Area Network)であり、公衆電話回線網、専用電話回線網、携帯電話回線網、イーサネット(登録商標)、無線通信路などにより構築される。
==利用者端末10==
利用者端末10は、身体運動を行う利用者またはその支援者が操作コンピュータである。当該支援者には、利用者の家族だけでなく、トレーナー、理学療法士、介護士等の、身体運動を行う利用者に対して指導、教示、説明、支援等を行う役割を担う人が含まれていてよい。利用者端末10は、たとえば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどである。利用者端末10はカメラ等の撮像装置を備えており、これにより運動中における利用者の身体を撮像することができる。本実施形態では、運動中の利用者の身体を撮像した動画像は利用者端末10からサーバ装置20に送信されるものとする。なお、利用者端末10は撮像端末30を兼ねていてもよい。また、利用者端末10は図1において1台しか記載していないが、複数であってもよいことは言うまでもない。なお、利用者端末10は利用者が身につけるセンサ(服形状や靴型などのウェアラブルセンサや、センサを服や体の一部に取り付ける形式でもよい)であってもよく、加速度センサによる身体運動の測定だけでなく、活動量、会話量、睡眠時間、脈拍、UV量、脈波間隔(PPI)、皮膚温度、心拍などをセンシングし、通信ネットワーク40経由でそれらデータはサーバ装置20に送信されてもよい。
==サーバ装置20==
サーバ装置20は、身体運動を評価するコンピュータである。サーバ装置20は、たとえば、ワークステーションやパーソナルコンピュータ、クラウドコンピューティングにより論理的に実現される仮想コンピュータなどである。サーバ装置20は、利用者端末10または撮像端末30が撮影した動画像を受信し、受信した動画像を解析して身体運動の評価を行う。また、サーバ装置20は、身体運動の改善策に係る提案も行う。身体運動の評価および改善策の提案の詳細については後述する。
==撮像端末30==
撮像端末30は、利用者が身体運動を行う場所に設置、または取り付けられた、利用者を撮像するコンピュータ、または通信機能を持つカメラなどである。撮像端末30は、たとえば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどである。撮像端末30はカメラ等の撮像装置を備えており、これにより身体運動中における利用者の身体を撮像することができる。本実施形態では、運動中の利用者の身体を撮像した動画像は撮像端末30からサーバ装置20に送信されるものとする。なお、撮像端末30に記憶された、利用者を撮像したデータを、利用者またはその支援者、介護支援装置を用いて事業を行う事業者が、サーバ装置20に直接インプットしてもよいし、通信ネットワーク40を介してインプットしてもよい。
==支援者端末50==
支援者端末50は、トレーナー、理学療法士、介護士等の、身体運動を行う利用者に対して指導、教示、説明、支援等を行う役割を担う人(支援者)が操作するコンピュータである。支援者端末50は、たとえば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどである。
本実施形態に係る介護支援装置においては、利用者の身体運動を撮像した画像を解析するが、当該画像は利用者端末10で撮像したものでもよく、撮像端末30を別途準備して撮像したものでもよい。以下の説明においては利用者端末10で撮像した画像を各処理部が処理したり、各記憶部が記憶したりする説明を行うが、当該画像は撮像端末30で撮像したものであってもよい。
本実施形態に係る介護支援装置においては、支援者端末50は、利用者端末10と同等の機能を有していてよく、利用者に変わって利用者の身体運動を撮像したり、改善策のリクエストをしたりするなどしてよい。また、支援者は、支援者端末50が有する、利用者端末10と同等の機能をもちいて、利用者に対して評価結果や改善策を提示してもよい。更に、サーバ装置20が利用者端末10に対して行う処理は、全て支援者端末50に対して行なってもよいし、利用者端末10がサーバ装置20に対して行う処理は、全て支援者端末50で行うことができてもよい。
図2は、利用者端末10のハードウェア構成例を示す図である。利用者端末10は、CPU101、メモリ102、記憶装置103、通信インタフェース104、タッチパネルディスプレイ105、カメラ106を備える。記憶装置103は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース104は、通信ネットワーク40に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。タッチパネルディスプレイ105は、データの入出力を行うデバイスである。利用者端末10はまた、キーボードやマウス、ボタン、マイクロフォンなどの入力装置、スピーカやプリンタなどの出力装置をさらに備えるようにしてもよい。
図3は、利用者端末10のソフトウェア構成例を示す図である。利用者端末10は、撮像部111、評価リクエスト送信部112、評価情報受信部113、評価表示部114、チェックポイント表示部115、改善策リクエスト送信部116、改善策情報受信部117、改善策情報表示部118の各機能部と、身体情報記憶部130、画像記憶部131、評価情報記憶部132および改善策記憶部133の各記憶部とを備える。
なお、上記各機能部は、利用者端末10が備えるCPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実現され、上記各記憶部は、利用者端末10が備えるメモリ102および記憶装置103が提供する記憶領域の一部として実現される。
撮像部111は、利用者が身体運動中の画像を、動画を含めて撮像する。撮像部111は、カメラ106を制御することにより、利用者の身体運動を撮像した動画像を取得することができる。なお、利用者または利用者の支援者は、利用者端末10を平坦な場所や壁などに設置し、カメラ106の光軸を利用者が運動を行う場所に向け、ビデオ撮影の開始を指示し、これに応じて撮像部111はカメラ106を動作させて、動画像を取得すればよい。撮像部111は、取得した動画像を画像記憶部131に記憶する。
画像記憶部131は、撮像部111が撮像した画像を記憶する。本実施形態では、画像は動画像であるが、それに限定されない。画像記憶部131は、たとえばファイルとして動画像を記憶することができる。
撮像部111は、利用者の身体運動の画像を撮像するが、それは当初の評価を行う時点でもよいし、後述するサーバ装置1の機能によって提示された訓練メニュを利用者が実施する時点に撮像してもよい。どちらの時点においても、撮像部111が撮像した画像は、画像記憶部131に記憶される。
身体情報記憶部130は、利用者の身体や身体能力、トレーニング効果に影響を及ぼす要素等に関する情報(以下、身体情報という。)を記憶する。図4は、身体情報記憶部130が記憶する身体情報の構成例を示す図である。同図に示すように、身体情報には、身長、体重、性別、利き手、腕の長さ、足の長さ、手の大きさ、指の長さ、握力、筋力、柔軟性、肩の強さ、ゲノム、エピゲノム、遺伝子多型、腸内細菌叢、食事、関節可動域、既往歴、発症している病名、現在の病状、心身の状態、要支援度、要介護度、痴呆レベル、ADL、IDAL、運動機能、生活機能、認知機能などが含まれるが、これらに限定されない。
評価リクエスト送信部112は、撮像部111が撮像した画像に基づいて、身体運動の評価を行うことのリクエスト(以下、評価リクエストという。)をサーバ装置20に送信する。
図5は、評価リクエスト送信部112がサーバ装置20に送信する評価リクエストの構成例を示す図である。同図に示すように、評価リクエストには、利用者ID、モード、身体情報および画像データが含まれる。利用者IDは利用者を特定する情報である。モードは、利用者が行う運動を示す情報である。モードは、たとえば、「筋力トレーニング」や「関節可動域訓練」、「歩行リハビリ」、「フレイルの改善(特定の症状、病状の改善)」などとすることができる。なお、モードは、所定の選択肢から選択されるものとする。身体情報は、身体情報記憶部130に記憶されている身体情報である。画像データは撮像部111が取得した動画像のデータである。
評価情報受信部113は、評価リクエストに応じてサーバ装置20から応答される、道具を用いた身体運動の評価に関する情報(以下、評価情報という。)を受信する。評価情報受信部113は、受信した評価情報を評価情報記憶部132に登録する。
図6は、評価情報受信部113がサーバ装置20から受信する評価情報の構成例を示す図である。同図に示すように、評価情報には、モード、利用者ID、道具位置情報、身体部位位置情報、姿勢情報、動き情報およびチェックポイント情報が含まれる。
利用者IDおよびモードは評価リクエストに含まれていた利用者IDとモードである。撮像された画像には、モードが示す運動を利用者が行った身体を撮影したものであることを示す。
道具位置情報は、道具の各部分(たとえば、野球に用いるバット全体や、両端、グリップ、ボールがミートした場所、重心、その他任意の部分など。また、バーベル全体やシャフト、プレート(重りの部分)、グリップした部分、シャフトの中心、重心、その他任意の部分など。道具全体も含む。)の画像中の位置を示す。道具位置情報には、動画の時間軸上の時点に対応付けて、道具の各部分と、当該部分の位置とが含まれる。道具位置情報に基づいて、道具の動きや、身体の部位との関係性を表示することができる。すなわち、たとえば、道具位置情報が示す位置に、部分を示す図形(たとえば円など)を画像に重畳させて表示することができる。なお、1つの時点について複数の部分の位置が含まれ得る。さらに、2つの部分の間を結ぶ部分(たとえば、バーベルを右手と左手で握った部分の中間点など)については、道具位置情報が含まれていなくてよい。この場合、所定の2つの部分を示すマーク(円など)のペアの間を線で結ぶことにより、これらの2つの部分の間を結ぶ部分を表現することができる。道具部分位置情報は、動画を構成する各フレームについて含まれていてもよいし、キーフレーム(のちに説明するチェックポイントに関するフレームを含む)ごとに含まれていてもよいし、任意の数ごとのフレームごとに含まれていてもよいし、ランダムな時点について含まれていてもよい。毎フレームに位置情報が含まれていない場合、最も近い過去の時点の位置情報に基づいて前記図形を表示するようにすることができる。
身体位置情報は、身体の各部位(たとえば、頭、肩、肘、腰、膝、足首など)の画像中の位置を示す。身体位置情報には、動画の時間軸上の時点に対応付けて、部位と、当該部位の位置とが含まれる。身体位置情報に基づいて、身体の骨格の状態(ボーン)を表示することができる。すなわち、たとえば、身体位置情報が示す位置に、部位を示す図形(たとえば円など)を画像に重畳させて表示することができる。なお、1つの時点について複数の部位の位置が含まれ得る。なお、2つの部位の間を結ぶ部位(たとえば、手首と肘を結ぶ前腕や腰と膝を結ぶ大腿など)については、位置情報が含まれていなくてよい。この場合、所定の2つの部位を示すマーク(円など)のペアの間を線で結ぶことにより、これらの2つの部位の間を結ぶ部位を表現することができる。位置情報は、動画を構成する各フレームについて含まれていてもよいし、キーフレーム(のちに説明するチェックポイントに関するフレームを含む)ごとに含まれていてもよいし、任意の数ごとのフレームごとに含まれていてもよいし、ランダムな時点について含まれていてもよい。毎フレームに位置情報が含まれていない場合、最も近い過去の時点の位置情報に基づいてボーンを表示するようにすることができる。
道具向き情報は、利用者が用いている道具の向きや道具の部分が向いている方向などに係る情報である。道具向き情報には、動画の時間軸上の時点に対応付けて、評価対象となる道具の部分と、道具動き値と、評価ランクと、評価コメント等が含まれる。道具向き値とは、道具の向きを表す値である。道具向き値は、たとえば、地面から道具のとある部分までの距離、道具の2つの部分間の距離、部分の角度(道具の第1の部分と、例えば利用者が当該道具を握っている部分への直線と、道具の第2の部分と、例えば利用者が当該道具を握っている部分への直線とが作る角度)、道具のとある部位の動きなどである。評価ランクは、評価値をランクにより表した値である。評価ランクは、たとえば、5段階の1ないし5や、ABCなどで表現される。評価コメントは、姿勢に関する評価に係るコメントである。たとえば、モードが「アップライトロウ」で、地面からバーベルの右端と左端の距離が異なる場合に、「左右に異なる力が掛かっています」といった評価コメントが含まれうる。
道具動き情報は、利用者が用いている道具の動きに係る情報である。道具動き情報には、動画の時間軸上の期間に対応付けて、評価対象となる道具の部分と、前記道具向き値のリストと、評価ランクと、評価コメントとが含まれる。道具向き値のリストは、期間内における時系列の道具向き値である。評価コメントは、道具の動きに関する評価に係るコメントである。たとえば、モードが「アップライトロウ」で、バーベルの上下運動が十分でない場合に、「バーベルが十分に持ち上げられていません」といった評価コメントが含まれうる。
姿勢情報は、利用者の身体の姿勢に係る情報である。姿勢情報には、動画の時間軸上の時点に対応付けて、評価対象となる部位と、姿勢値と、評価ランクと、評価コメントとが含まれる。姿勢値とは、姿勢を表す値である。姿勢値は、たとえば、地面から部位までの距離、2つの部位間の距離、間接部位の角度(第1の端部の部位から間接部位への直線と、第2の端部の部位から間接部位への直線とが作る角度)などである。評価ランクは、評価値をランクにより表した値である。評価ランクは、たとえば、5段階の1ないし5や、ABCなどで表現される。評価コメントは、姿勢に関する評価に係るコメントである。たとえば、モードが「リフティング」で、屈曲が十分でない場合に、「腰が下がっていない」といった評価コメントが含まれうる。(関節可動域等の柔軟性、数値(角度や距離で出す)→(確認)アドバイスにも影響)
身体動き情報は、利用者の身体の動きに係る情報である。身体動き情報には、動画の時間軸上の期間に対応付けて、評価対象となる部位と、姿勢値のリストと、評価ランクと、評価コメントとが含まれる。姿勢値のリストは、期間内における時系列の姿勢値である。評価コメントは、動きに関する評価に係るコメントである。たとえば、モードが「リフティング」で、膝の伸展がスムーズでない場合に、「膝の動きがスムーズではありません」といった評価コメントが含まれうる。
関係情報は、前記道具と前記身体のそれぞれ一つ以上の位置関係の情報を示す。関係情報には、動画の時間軸上の時点に対応付けて、道具の部分の位置、向き、動き等の情報と、身体の部位、姿勢、動き等の情報との関係の情報が含まれる。例えば、道具位置情報と身体位置情報に基づいて、両者がどのような位置関係にあるのかを表示することができる。すなわち、たとえば、道具位置情報が示す位置に、部分を示す図形(たとえば円など)を画像に重畳させ、さらに身体位置情報が示す位置に、部位を示す図形(たとえば円など)で表示することができる。なお、1つの時点について複数の部分、部位の位置が含まれ得る。なお、部分と部位の間を結ぶ箇所(たとえば、バットの先端部分と利用者がバットを握っている部位の中心点など)については、位置情報が含まれていなくてよい。この場合、所定の2つの部分と部位を示す図形(円など)のペアの間を線で結ぶことにより、これらの2つの部分と部位の間を結ぶ箇所を表現することができる。関係情報は、動画を構成する各フレームについて含まれていてもよいし、キーフレームごと、チェックポイント(詳細は後述する)ごとに含まれていてもよいし、任意の数ごとのフレームごとに含まれていてもよいし、ランダムな時点について含まれていてもよい。毎フレームに位置情報が含まれていない場合、最も近い過去の時点の位置情報に基づいて、部分や部位を示す図形、それらを結ぶ線を表示するようにすることができる。
チェックポイント情報は、利用者が用いる道具の動きまたは利用者の身体の一連の動作の中で、道具の向きや身体の姿勢などをチェックするべきポイント(以下、チェックポイントという。)を示す情報である。チェックポイントとしては、たとえば、モードが「ウェイトリフティング」である場合、バーベルが一番高い位置に到達したところや、一番低い位置に到達したところ、持ち上がる瞬間などである。モードが「ピッチング」である場合、足を上げたところや、上げた足を下ろして体重移動したところ、ボールをリリースしたところなどである。チェックポイント情報には、動画の時間軸上の時点に対応付けて、チェックポイントを示す情報(以下、チェックポイントIDという。)を記憶している。すなわち、チェックポイントIDが示すチェックポイントが表示されている動画中のフレーム(静止画像)を特定することができる。
評価表示部114は、評価情報を表示する。たとえば、評価表示部114は、評価情報に含まれている道具位置、道具向き、道具動き情報や身体位置、姿勢、身体動き情報などに基づいて、動画に重畳させて、道具の部分や身体の部位を表す図形(たとえば、道具の端部や身体の重心を表す円、それらを結ぶ線など)を表示することで、道具の部分や身体の部位の動きを動画に重ねて表示することができる。また、評価表示部114は、たとえば、道具の部分の位置、道具の向き、道具の動きなどや、身体の部位の位置、姿勢、身体の動きなどの時系列的な変化をグラフ表示することができる。
また、評価表示部114は、評価情報に含まれている道具向き情報および道具動き情報に基づいて、動画の表示に併せて、評価ランクおよび評価コメントを表示することができる。たとえば、評価表示部114は、動画の再生時間が、道具向き情報に含まれている時点の前後近傍(たとえば、5秒前後など任意の長さとすることができる。)にきたところで、道具向き情報に含まれている評価ランクおよび評価コメントを表示することができる。また、評価表示部114は、動画の再生時間が、道具動き情報に含まれている期間内にきたところで、道具動き情報に含まれている評価ランクおよび評価コメントを表示することができる。また、評価表示部114は、姿勢情報に含まれている姿勢値を表示することができる。また、評価表示部114は、道具動き情報に含まれている道具向き値のリストに基づいて、道具向き値の時系列的な変化をグラフ表示することができる。
また、評価表示部114は、評価情報に含まれている姿勢情報および動き情報に基づいて、動画の表示に併せて、評価ランクおよび評価コメントを表示することができる。たとえば、評価表示部114は、動画の再生時間が、姿勢情報に含まれている時点の前後近傍(たとえば、5秒前後など任意の長さとすることができる。)にきたところで、姿勢情報に含まれている評価ランクおよび評価コメントを表示することができる。また、評価表示部114は、動画の再生時間が、動き情報に含まれている期間内にきたところで、動き情報に含まれている評価ランクおよび評価コメントを表示することができる。また、評価表示部114は、姿勢情報に含まれている姿勢値を表示することができる。また、評価表示部114は、動き情報に含まれている姿勢値のリストに基づいて、姿勢値の時系列的な変化をグラフ表示することができる。なお、当該評価ランクと当該評価コメントは、前段落に記載した、道具向き情報および道具動き情報に基づいて、動画の表示に合わせて表示された評価ランクおよび評価コメントと併せて表示してもよい。
チェックポイント表示部115は、動画からチェックポイントの画像を抽出して表示することができる。チェックポイント表示部115は、画像記憶部131に記憶されている動画の画像データから、チェックポイント情報に含まれている時点に対応するフレームを読み出して静止画像として表示することができる。また、チェックポイント表示部115は、たとえば、読み出したフレームから身体部分のみを抽出して表示するようにしてもよい。
改善策リクエスト送信部116は、道具の扱い方または身体運動に関する改善策を取得するためのリクエスト(以下、改善策リクエストという。)をサーバ装置20に送信する。図7は、改善策リクエストの構成例を示す図である。同図に示すように、改善策リクエストには、利用者ID、モードおよび目的等が含まれている。目的は、利用者が改善を行う目的である。目的としては、たとえば、「関節可動域を広げる」、「筋力をアップする」、「歩行を安定させる」、「症状・病状を改善する」、などとすることができる。目的についても、所定の選択肢から選択されるものとし、症状や病状に関しても所定の選択しから選択されてよい。
改善策情報受信部117は、改善策リクエストに応じてサーバ装置20から送信される改善策に関する情報(以下、改善策情報という。)を受信する。改善策情報受信部117は、受信した改善策情報を改善策記憶部133に記憶する。改善策情報の構成例を図8に示す。同図に示すように改善策情報には目的とアドバイスと基準情報、訓練メニュ(トレーニングメニュ、訓練の適切な強度、訓練の適切な回数、立位・座位などの推薦する実施体勢、個人の身体情報に合わせて)と実施回数などが含まれる。本実施形態では、アドバイスは、改善策を表した文字列であることを想定するが、画像や動画などにより改善策を提示するコンテンツであってもよい。基準情報は、好適な道具の向きや動き(各部分の位置や向き、動き、速度等)、身体の姿勢(各部位の位置や角度等)である。なお、改善策情報受信部117は、改善策リクエストが無くても、評価結果と基準値を基に改善策情報送信部216が送信した改善策情報を受信してもよい。
改善策情報表示部118は、改善策を表示する。改善策情報表示部118は、改善策情報に含まれているアドバイスを表示する。また、改善策情報に部位の好適な位置や角度が含まれている場合には、改善策情報表示部118は、当該部位が好適な角度となっているフレームの画像を前記動画情報から抜き出して利用者端末10に表示してもよい。
図9は、サーバ装置20のハードウェア構成例を示す図である。サーバ装置20は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク40に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。
図10は、サーバ装置20のソフトウェア構成例を示す図である。同図に示すように、サーバ装置20は、評価リクエスト受信部211、画像解析部212、評価部213、評価情報送信部214、改善策リクエスト受信部215、改善策情報送信部216、実施状況情報取得部217と、書類情報生成部218と、の各処理部と、画像データ記憶部231、基準情報記憶部232、評価条件情報記憶部233、改善策情報記憶部234、実施状況情報記憶部235、雛形記憶部236、生成書類記憶部237の各記憶部とを備える。
なお、上記各機能部は、サーバ装置20が備えるCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現され、上記各記憶部は、サーバ装置20が備えるメモリ202および記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
評価リクエスト受信部211は、利用者端末10から送信される評価リクエストを受信する。評価リクエスト受信部211は、受信した評価リクエストに含まれている画像データを含む情報(以下、画像情報という。)を画像データ記憶部231に登録する。図11は、画像データ記憶部231に記憶される画像情報の構成例を示す図である。同図に示すように、画像情報には、撮影された利用者を示す利用者IDに対応付けて、画像データが含まれる。画像データは、評価リクエストに含まれていたものである。
基準情報記憶部232は、身体運動に係る、道具位置、道具動き(道具の向きや動き等)、姿勢(部位の位置や角度等)等、また道具と身体の関係から導き出す関係に関する基準値を含む情報(以下、基準情報という。)を記憶する。図12は、基準情報記憶部232が記憶する基準情報の構成例を示す図である。同図に示すように、基準情報には、道具を用いた身体運動を行った際に、道具の部分の絶対位置や、道具の部分がどのように動いたのかという情報(移動速度や移動距離、移動の方向など)、部位の絶対位置または他の部位もしくは他の基準物に対する相対位置に関する基準情報(以下、位置基準情報という。)と、関節部位を含む3つの部位について、2つの部位のそれぞれと関節部位とを結ぶ直線により形成される角度の基準情報(以下、角度基準情報という。)、さらに、道具の部分と身体の部位の関係に関する情報とが含まれるが、これに限定されない。
道具位置基準情報には、モードとチェックポイントIDとに対応付けて、道具の部分と、当該部分の基準となる位置が含まれる。部分は複数あってもよい。部分の位置について、鉛直方向の位置は、たとえば、地面からの高さとしてもよいし、いずれかの足先からの距離とすることができる。また、たとえばモードが「ウェイトリフティング」の場合は、両肩を結ぶ線とシャフトの間の距離など、身体の部位や部位と部位を繋ぐ線からの距離としてもよい。部位の水平方向の位置は、所定の基準物(たとえば、マウンドプレートや床上のマークなど)からの距離としてもよいし、肩や胸、足などの基準部位からの距離としてもよい。位置基準情報は、予め登録されているものとする。
道具動き基準情報には、モードとチェックポイントIDとに対応付けて、道具の部位の移動速度や移動距離、ある時点での移動の方向やある期間での移動の軌跡などの情報の基準値等とが含まれる。
位置基準情報には、モードとチェックポイントIDとに対応付けて、部位と、当該部位の基準となる位置が含まれる。部位は複数あってもよい。位置について、鉛直方向の位置は、たとえば、地面からの高さとしてもよいし、いずれかの足先からの距離とすることができる。水平方向の位置は、所定の基準物(たとえば、マウンドプレートや床上のマークなど)からの距離としてもよいし、肩や胸、足などの基準部位からの距離としてもよい。位置基準情報は、予め登録されているものとする。
角度基準情報には、モードとチェックポイントIDとに対応付けて、2つの部位(部位1および部位2)と、1つの関節部位と、部位1と関節部位とを結ぶ直線と、部位2と関節部位とを結ぶ直線との間の角度の基準値とが含まれる。
関係基準情報には、モードとチェックポイントIDとに対応付けて、道具の部分と身体の部位との関係で表される基準に関する情報が含まれる。関係基準情報には、モードとチェックポイントIDとに対応付けて、一つ以上の部分と部位において、移動速度、移動距離、角度等から得られる情報が含まれる。関係基準情報には、たとえば、モードがバッティングの場合、ボールをミートした時点でのバットの先端の移動速度と、バットとバットを持つ利き腕からなる角度など、が基準情報として含まれる。
評価条件情報記憶部233は、評価を行うための情報(以下、評価条件情報という。)を記憶する。図13は、評価条件情報記憶部233に記憶されている評価条件情報の構成例を示す図である。評価条件情報には、カテゴリ、条件、評価ランク、コメントが含まれている。カテゴリは、評価のカテゴリである。カテゴリとしては、たとえば、「筋力」、「可動域」、「持久力」などとすることができる。条件は、画像における道具の各部分の位置、向きまたは動き(時系列における位置の変化)など、また、身体の各部位の位置または動き(時系列における位置の変化)に対する条件である。たとえば、ウェイトリフティングの動きを分析する場合、バーベルを持ち上げる瞬間のチェックポイントについて、肘の角度や腕を伸ばす速度などに対する条件、また、バーベルを持ち上げて下ろす期間中のシャフトの動きや上下する速度などに対する条件を評価条件情報に設定することができる。また、ピッチングフォームを分析する場合、ボールをリリースするチェックポイントについて、肘の角度や腕の回線速度などに対する条件を評価条件情報に設定することができる。評価ランクは、上記条件が満たされた場合の評価値である。コメントは、上記条件が満たされた場合における、身体の姿勢や動きについての説明である。
画像解析部212(部分・部位特定部)は、画像データを解析する。画像解析部212は、画像データを解析して道具の各部分、身体の各部位の特徴量を抽出し、各部分、各部位の、画像における位置を特定する。また、画像解析部212は、画像データを解析して道具の各部分の特徴量を抽出し、各部分が向いている方向を特定する。なお、画像解析部212による画像解析の手法については一般的なものを採用するものとして、ここでは詳細な説明を省略する。画像解析部212は、フレームごとまたはキーフレームごとに画像データを解析するようにしてもよいし、チェックポイントごとに画像データを解析するようにしてもよいし、ランダムなタイミングで解析するようにしてもよい。
画像解析部212はまた、チェックポイントIDごとに、画像データから抽出した各部位の位置と、基準情報記憶部232に記憶されている位置基準情報とを比較し、最も近い時点をチェックポイントの時点として特定する。
ここで、本実施形態におけるユーザの身体運動には、支援者の介助の上でユーザが行うものも含まれる。画像解析部212は、このような身体運動を捉えた画像から、ユーザの身体部位、またはユーザが行う身体運動に伴う道具の動きを捉えれば良い。画像解析部212は、画像データを解析して特徴量を抽出するなどして人物検出をし、人ごとに領域を分割しした後に、ユーザの各部位、各部分を特定すればよい。また、画像解析部212は、インスタンスセグメンテーションを用いて、人物ごとの領域をピクセル単位で推定した後に、姿勢推定を行ってもよい。
なお、利用者と支援者が画像中に含まれる場合には、画像解析部212は、利用者と支援者を判別して、利用者の姿勢を解析する。画像解析部212による、利用者と支援者の判別方法としては、例えば、動画上で最も大きく写っている人を利用者と判定しても良いし、より動画の中心に近い部分に写っている人を利用者と判定してもよい。また、画像解析部212は、利用者の衣服や体表、毛髪等に取り付けたマーカをもとに、利用者を判定してもよいし、逆に支援者にマーカを取り付けて、マーカをもとに支援者を特定し、支援者ではない人を利用者と判定してもよい。また、画像解析部212は、トレーニング等に用いる装置を把持、または身につけている人を利用者と判定してもよい。また、画像解析部212は、一般的な顔認証技術を用いて、利用者を特定してもよい。また、画像解析部212は、利用者(例えば高齢者や被介護者など)の特徴を認識して、利用者を判定してもよい。この場合、例えば、画像解析部212は、高齢者や特定の部位に問題のある人の歩行や動作の特徴を学習した判定モデルを生成し、当該モデルを用いて高齢者や被介護者の特徴を有する人を利用者と判定すればよい。また、画像解析部212は、動画に写る全ての人の姿勢を解析した上で、利用者端末または支援者端末に、利用者を選択させる機能を提示し、利用者または支援者から利用者の選択を受け付け、利用者を特定してもよい。なお、上述した利用者の判定方法は、利用者と支援者が画像中に含まれる場合に限らず、動画に、利用者と、利用者以外の人が写り込んだ場合に、画像解析部212がユーザを判定する用途に用いてもよい。
画像解析部212は、利用者と支援者が画像中に含まれ、また、両者が画像上で重なった場合にも、支援者の部位を、利用者の部位と間違わずに特定する。画像解析部212は、例えば、関節点の候補を部位ごとに複数出力し、後処理でどの候補が他の部位の候補と同じ人物のものかをグルーピングすればよい。また、画像解析部212は、デプスセンサを用いて深度を取得し、深度情報をもとに、関節点を同一人物のものとグルーピングしてもよい。また、画像解析部212は、複数の撮像端末から取得した画像を解析し、それぞれの画像から判定した部位において、同一の部位に矛盾がないかを解析し、統合して誤検出を抑制してもよい。また、画像解析部212は、利用者端末または支援者端末から、検出された関節点にたいして利用者または支援者の手動による指定を受け付け、同一人物のものとグルーピングしてもよい。また、画像解析部212は、特定した関節点間の関節長や、関節可動域(関節角の制約)、腰の曲がり具合などの身体的特徴を用いて、検出した部位を同一人物のものとグルーピングしてもよい。また、画像解析部212は、時系列情報を用いて、各関節をトラッキングする(撮影開始時に支援者は離れておく)。また、撮像端末を用いて、誤検出しやすい手足などを対象に利用者または支援者に手袋などのマーカとなるものを装着させたうえで動作を撮像し、当該マーカによって、検出した部位を同一人物のものとグルーピングしてもよい。なお、上述した、検出した関節点、部位などを同一人物のものとグルーピングする方法は、利用者と支援者が画像中に含まれる場合に限らず、動画に、利用者と、利用者以外の人が写り込んだ場合に、画像解析部212が関節点や部位をグルーピングする用途に用いてもよい。
評価部213は、画像データに基づいて利用者の用いた道具の動きを評価する。本実施形態では、評価部213は、画像データから特定された道具の各部分の位置および部分の動きが満たす条件を含む評価条件情報を評価条件情報記憶部233から検索し、条件が満たされた評価条件情報があればそれに含まれる評価ランクおよびコメントを取得する。なお、評価部213は、当該道具の動きを評価して、身体運動の回数をカウントしてもよい。
評価部213は、画像データに基づいて利用者の身体の動きを評価する。本実施形態では、評価部213は、画像データから特定された各部位の位置および部位の動きが満たす条件を含む評価条件情報を評価条件情報記憶部233から検索し、条件が満たされた評価条件情報があればそれに含まれる評価ランクおよびコメントを取得する。なお、評価部213は、当該身体の動きを評価して、身体運動の回数をカウントしてもよい。
評価部213は、画像データに基づいて利用者の用いた道具と身体の動きを評価する。本実施形態では、評価部213は、画像データから特定された道具の各部分と身体の各部位の位置および、前記部分と前記部位の動きまたは関係が満たす条件を含む評価条件情報を評価条件情報記憶部233から検索し、条件が満たされた評価条件情報があればそれに含まれる評価ランクおよびコメントを取得する。なお、評価部213は、当該道具と当該身体の動きを評価して、身体運動の回数をカウントしてもよい。
評価情報送信部214は、評価情報を利用者端末10に送信する。評価情報送信部214は、画像解析部212が特定した動画の時間軸における時点と道具の各部分の位置とを含む道具位置情報を生成する。評価部213が取得した評価ランクおよびコメントについて、道具の部分の位置が条件を満たす場合には、時点、部分および道具向き値と、評価ランクおよびコメントとを含む姿勢情報を生成し、部分の動き(時系列における位置の変化)が条件を満たす場合には、時点、部分および道具向き値のリストと、評価ランクおよびコメントとを含む道具動き情報を生成する。また、評価情報送信部214は、画像解析部212が解析した、各チェックポイントに対応する時点と、当該チェックポイントを示すチェックポイントIDとを含むチェックポイント情報を生成する。評価情報送信部214は、生成した道具位置情報、道具向き情報、道具動き情報およびチェックポイント情報を含む評価情報を作成して利用者端末10に送信する。なお、評価部213および評価情報送信部214は、本発明のコメント出力部に該当しうる。
評価情報送信部214は、評価情報を利用者端末10に送信する。評価情報送信部214は、画像解析部212が特定した動画の時間軸における時点と各部位の位置とを含む位置情報を生成する。評価部213が取得した評価ランクおよびコメントについて、部位の位置が条件を満たす場合には、時点、部位および姿勢値と、評価ランクおよびコメントとを含む姿勢情報を生成し、部位の動き(時系列における位置の変化)が条件を満たす場合には、時点、部位および姿勢値のリストと、評価ランクおよびコメントとを含む動き情報を生成する。また、評価情報送信部214は、画像解析部212が解析した、各チェックポイントに対応する時点と、当該チェックポイントを示すチェックポイントIDとを含むチェックポイント情報を生成する。評価情報送信部214は、生成した位置情報、姿勢情報、動き情報およびチェックポイント情報を含む評価情報を作成して利用者端末10に送信する。なお、評価部213および評価情報送信部214は、本発明のコメント出力部に該当しうる。
改善策情報記憶部234は、改善策に係る情報(以下、改善策情報という。)を記憶する。図14は、改善策情報記憶部234に記憶される改善策情報の構成例を示す図である。同図に示すように、改善策情報には、目的、カテゴリおよび条件に対応付けてアドバイスが含まれる。条件は、道具自体への条件(バーベルの重量等)、道具の使い方、身体条件(柔軟性など)に対する条件であってもよいし、道具の部位の位置や向き、動きに対する条件でもよく、身体の部位の位置や動きに対する条件であってもよい。
改善策リクエスト受信部215は、利用者端末10から送信される改善策リクエストを受信する。なお、改善策リクエスト受信部215は、支援者端末50から、改善策リクエストを受信してもよい。
改善策情報送信部216は、改善策リクエストに含まれているモードおよび目的に対応する改善策情報のうち、評価リクエストに含まれていた利用者の身体情報や、画像解析部212が特定した各部分や各部位の位置や向き、動き等が条件を満たされるものを検索する。改善策情報送信部216は、検索した改善策情報のアドバイスを取得し、目的およびアドバイスを設定した改善策情報を作成し、作成した改善策情報を利用者端末10に応答する。改善策情報送信部216は、また、基準情報に含まれている各部分や各部位の位置や向き、速度、角度等を改善策情報に含めて送信する。なお、改善策情報送信部216は、改善策リクエスト無くても、評価情報と基準値を基に改善策を検索してもよく、当該改善策を改善策情報送信部216が利用者端末10に送信してもよい。
改善策情報送信部216は、モード(症状、病名、状態等)または/および目的(希望、目標、ニーズ等)に対応する改善策情報を、利用者端末10に送信すればよい。
改善策情報送信部216は、モード(症状、病名、状態等)または/および目的(希望、目標、ニーズ等)に対応する改善策情報のうち、評価リクエストに含まれていた利用者の身体情報、特にADL、関節可動域、要支援度、要介護度などの情報、または、画像解析部212が特定した各部分や各部位の位置や向き、動き等が条件を満たされるものを検索してもよい。
改善策情報送信部216は、利用者の運動機能、生活機能、認知機能に対応する改善策情報のうち、評価リクエストに含まれていた利用者の身体情報、特にADL、関節可動域、要支援度、要介護度などの情報と、画像解析部212が特定した各部分や各部位の位置や向き、動き等が条件を満たされるものを検索してもよい。
改善策情報送信部216は、モード(症状、病名、状態等)または/および目的(希望、目標、ニーズ等)と、利用者の運動機能、生活機能、認知機能に対応する改善策情報のうち、評価リクエストに含まれていた利用者の身体情報、特にADL、関節可動域、要支援度、要介護度などの情報と、画像解析部212が特定した各部分や各部位の位置や向き、動き等が条件を満たされるものを検索してもよい。
改善策情報送信部216は、モード(症状、病名、状態等)または/および目的(希望、目標、ニーズ等)と、利用者の運動機能、生活機能、認知機能の中でも評価の低い項目に対応する改善策情報のうち、評価リクエストに含まれていた利用者の身体情報、特にADL、関節可動域、要支援度、要介護度などの情報と、画像解析部212が特定した各部分や各部位の位置や向き、動き等が条件を満たされるものを検索し、てもよい。
実施状況情報取得部217は、利用者端末10に送信された改善策(リハビリメニュ、トレーニングメニュ等の訓練メニュ)の実施状況を、利用者端末10から取得し、実施状況情報記憶部235に記憶する。実施状況情報取得部217は、実施日や実施回数などを訓練メニュごとに入力するフォーム等を利用者端末10に提示し、利用者やその支援者からの入力情報を、実施状況情報として取得する。また、実施状況情報取得部217は、利用者端末10で撮像した画像を取得し、当該画像を画像解析部212が解析することで、指定された訓練メニュが実施されたか、また、指定された訓練メニュが実施された回数の情報を取得してもよい。この場合、画像解析部212は、訓練メニュごとに身体の各部位または道具の部分がどのように動くかを記憶した情報と、利用者の画像を解析して取得した各部位、各部分の動きの情報を比較することで、指定された訓練メニュが実施されたかを解析すればよいし、各部位、各部分の動きが何回繰り返されたかによって、回数をカウントすればよい。また、当該画像を評価部213が評価することにより、効果的な訓練が実施されたかを評価してもよく、当該評価結果を評価情報送信部214が利用者端末10に表示させてもよい。
書類情報生成部218は、介護事業において介護保険の適用を受けて補助金の支払いを受けるために、各自治体等に設けられた保健福祉に関する部局に提出する書類の生成を行う。当該書類は、介護保険の申請や届出などを行う書類等であって、指定申請関連文書、報酬請求関連文書、指導監査関連文書などを含み、一例として、個別機能訓練加算、運動器機能向上加算、ADL維持加算、生活機能向上連携加算、科学的介護推進加算など加算に必要となる書類を含むが、これらに限定されない。また、当該書類は、引き継ぎ、申し送り、カルテ(利用者の状態、モニタリング等)、訓練実施記録、日誌、ケアプラン、アセスメント結果、各種計画書、ケアの提供表、介護給付明細(報酬請求に繋がる記録)等の、支援者が所属する組織にて作成・保管する書類も含まれていてよい。書類情報生成部218は、雛形記憶部236に記憶される、生成する書類の雛形の情報を取得し、実施状況情報記憶部235に記憶される、利用者の情報やケアの提供内容、訓練実施状況(実施内容や回数等)の該当する情報を当該雛形に流し込み、ワードファイルやPDFファイル等として、支援者端末50に出力してもよい。また、書類情報生成部218は、管理システムなどと連携し、実施状況情報記憶部235に記憶される、利用者の情報や実施内容、実施回数等の該当する情報を、当該管理システムのデータベースに記憶させてもよい。
図15は、本実施形態の介護支援装置において実行される処理の流れの一例を示す図である。
利用者端末10において撮像部111は、モードの入力を受け付け、利用者の運動中における身体を撮像し、動画データを取得する(S321)。評価リクエスト送信部112は、利用者を示す利用者ID、受け付けたモード、身体情報および動画データを含む評価リクエストをサーバ装置20に送信する(S322)。
サーバ装置20において評価リクエスト受信部211が評価リクエストを受信すると、画像解析部212は動画データを解析して特徴量を抽出し(S323)、各部分、各部位の位置を特定する(S324)。ここで画像解析部212は、画像上の位置を特定するようにしてもよいし、身体情報を用いて実寸の位置(地面からの高さ、身体の重心等の基準点からの距離など)を特定するようにしてもよい。評価部213は、各部分、各部位の位置や部分、部位の動き(位置の時系列的な変化)が条件を満たす評価条件情報から評価ランクおよびコメントを取得する(S325)。評価情報送信部214は、評価情報を作成して利用者端末10に送信する(S326)。
利用者端末10において評価表示部114は、受信した評価情報に基づいて、動画データ上に道具の位置、向き、動きなどを表示する(S327)。また、利用者端末10において評価表示部114は身体の姿勢を示す各部の位置(ボーン)を表示するとともに、評価ランクやコメントを表示してもよい(S327)。ここで評価表示部114は、部分の位置や向き、動きなど、また、部位の位置や動きの時系列的な変化などをグラフ表示してもよい。また、チェックポイント表示部115が、動画からチェックポイントの画像を抽出して表示してもよい。改善策リクエスト送信部116は、利用者からの指示に応じて、改善策リクエストをサーバ装置20に送信する(S328)。
サーバ装置20において、改善策リクエスト受信部215は、利用者端末10から送信される改善策リクエストを受信すると、改善策情報送信部216は、条件が満たされる改善策情報を検索し、検索した改善策情報に含まれているアドバイスを取得し(S329)、取得したアドバイスを含む改善策情報を作成して利用者端末10に送信する(S330)。
利用者端末10において改善策情報受信部117が改善策情報を受信すると、改善策情報表示部118は、受信した改善策情報に含まれるアドバイスを表示するとともに、好適な道具の使い方を動画データに重畳させて表示することができる(S331)。
利用者端末10において改善策情報受信部117が改善策情報を受信すると、改善策情報表示部118は、受信した改善策情報に含まれるアドバイスを表示するとともに、好適な身体の姿勢をボーンの形態で動画データに重畳させて表示することができる(S331)。
利用者端末10において撮像部111が利用者の運動中における身体を撮像し、別の動画データを取得する。利用者端末10は、評価リクエスト送信部112によって、利用者を示す利用者ID、受け付けたモード、身体情報および動画データを含む評価リクエストをサーバ装置20に送信してもよいし、身体運動を捉えた動画データのみをサーバ装置20に送信しても良い(S332)。動画データを受信すると、実施状況情報取得部217は、画像解析部212による動画データの解析と、評価部213による評価と、の情報をもとに実施状況情報を取得する(S333)。書類情報生成部218は、少なくとも当該実施状況情報と、サーバ装置20に記憶された書類雛形をもとに、書類情報を生成する(S334)
以上のようにして、本実施形態の介護支援装置によれば、容易に身体運動についての評価を行うことができる。とくにスポーツに係る身体運動について、道具の各部分、身体の各部位の位置関係や動きについて評価することができるので、具体的な改善努力につながりやすく、成績向上が期待される。また、本実施形態の介護支援装置では、コメントやアドバイスも提供されるため、利用者は容易に現状と改善策とを把握することが可能になる。
図16は、道具を用いた身体運動の評価を表示する画面の一例を示す図である。図16は、ウェイトリフティングモードでの動画を撮像した場合を説明している。図16に示すように、画面41では、バーベルのシャフトの位置を示す印411を表示している。バーベルのシャフトの動きを線412で表示している。
図17は、道具を用いた身体運動の評価を表示する画面の一例を示す他の図である。図17は、ウェイトリフティングモードでの動画を撮像した場合を説明している。ウェイトリフティングモードにおいて評価部213が評価を行った結果として、例えば一例としてバーベルのシャフトの傾き、シャフトの移動距離、移動速度(線421)などが表示されている図である。図17においては、基準値(線422)を表示している。実際の測定結果(線423)を表示し、さらに、基準値との差異を数値等で表示してもよいし、グラフ等で示してもよい。利用者はこれを参考にして直すべき動きや姿勢などを検討することができる。
図18は、道具を用いた身体運動の評価を表示する画面の一例を示す他の図である。図18は、ウェイトリフティングモードでの動画を撮像した場合を説明している。ウェイトリフティングモードにおいて評価部213が評価を行った結果として、例えば、一例としてバーベルの最下点における身体の関節の角度などの基準値(線431)とともに評価結果(線432)などが表示されている図である。また、基準値との差異を数値等で表示してもよいし、グラフ等で示してもよい。さらに、身体と道具の関係による評価結果を表示してもよい。利用者はこれを参考にして直すべき動きや姿勢などを検討することができる。
図19は、道具を用いた身体運動の評価を表示する画面の一例を示す他の図である。図19は、ウェイトリフティングモードでの動画を撮像した場合を説明している。ウェイトリフティングモードにおいて評価部213が評価を行った結果として、線441では、画像から特定した道具の部分や身体の部位の所定の位置を線で結んで表示したボーンが表示されている。なお、ボーンは撮像した画像に重ねて表示してもよい。また、線442は、身体の各部位の加速度を表示している。さらに、ウェイトを何回持ち上げたかなどのカウント結果を表示してもよい。また、線443に示すように、評価結果と目的等に合わせた次のトレーニング結果を示してもよい。
図20は、道具を用いた身体運動の評価を表示する画面の一例を示す他の図である。図20は、ウェイトリフティングモードでの動画を撮像した場合を説明している。ウェイトリフティングモードにおいて評価部213が評価を行った結果として、各種基準値との比較によって得られた評価(線441)を表示している。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
たとえば、本実施形態では、サーバ装置20において画像の解析を行うものとしたが、これに限らず、利用者端末10において画像の解析を行い、各部分、各部位の位置関係を特定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、部分、部位の位置は2次元の画像上の位置であることを想定したが、これに限らず、3次元の位置としてもよい。たとえば、利用者端末10が、カメラ106に加えてデプスカメラを備えている場合に、カメラ106からの画像と、デプスカメラからの深度マップとに基づいて、部分、部位の3次元の位置を特定することができる。また、たとえば、2次元画像から3次元を推定して、部分、部位の3次元の位置を特定してもよい。なお、カメラ106に代えてデプスカメラを設けるようにし、デプスカメラからの深度マップのみから3次元の位置を特定することも可能である。この場合、利用者端末10から画像データとともに、または画像データに代えて深度マップをサーバ装置20に送信するようにし、サーバ装置20の画像解析部212が3次元の位置を解析するようにすることができる。
また、本実施形態では、道具を用いた運動中の利用者の身体を撮像した画像が利用者端末10からサーバ装置20に送信されるものとしたが、これに限らず、利用者端末10において画像から特徴量を抽出し、特徴量をサーバ装置20に送信するようにしてもよいし、利用者端末10が特徴量に基づいて道具の部分、身体の部位を推定し、部分、部位の絶対的な位置(画像のXY座標上の位置としてもよいし、基準位置(たとえば、地面や足先、頭、身体の重心など)からの実寸での距離としてもよいし、その他の任意の座標系での位置とすることもできる。)または複数部分間、複数部位間、複数部分部位間の相対的な位置関係を取得し、これらの絶対的な位置や相対的な位置関係をサーバ装置20に送信するようにしてもよい。
また、本実施形態では、改善策情報にはサーバ装置20側で準備されたコンテンツが提供されるものとしたが、これに限らず、たとえば、基準値を含めるようにして、基準値に基づく正しい動きや姿勢(各部分の位置や向き等、各部位の位置や角度等)となる印やボーンを動画または動画から抽出した静止画に重畳して表示するようにしてもよい。これにより、どのような動きや姿勢とするべきかを容易に把握することができる。
また、本実施形態では、道具の部分や向き、身体の部位の位置または動き等(経時的な位置)について評価するものとしたが、これに限らず、利用者が装着している道具の位置を特定して評価するようにしてもよい。
また、本実施形態では、改善策についてはアドバイス等のコンテンツを提供するものとしたが、たとえば、道具のレコメンデーションを行うようにしてもよい。この場合、サーバ装置20は、利用者の身体情報(身長、体重等)に対応付けて、道具と当該道具のサイズ(長さ等)の基準値を記憶しておき、画像データから利用者が使用している道具の特徴量を抽出して道具の形状を特定し、当該形状と身体情報に含まれる利用者のサイズ(たとえば身長等)に基づいて道具の大きさを推定し、推定した道具の大きさと、基準値との差が所定の閾値以上であれば、基準値のサイズの道具をレコメンドすることができる。さらに、道具自体への条件(バーベルの重量等)、道具の使い方、身体条件(柔軟性など)、道具の部位の位置や向き、動きなどの情報から、目的に応じた道具をレコメンドしてもよい。
また、本実施形態では、改善策についてはアドバイス等のコンテンツを提供するものとしたが、たとえば、行っている身体運動を中断させてもよい。この場合、サーバ装置20は、利用者の身体情報(目的、身長、体重等)に対応付けて、身体運動を中断すべき基準値を記憶しておき、画像データから利用者が行っている身体運動の回数や速度など(例えば、バーベルを持ち上げるスピードが極端に落ちてしまう、また、一度に行う回数が多すぎるなど)が基準値から外れた場合に、身体運動を中断させる。この場合、利用者端末10に対して中止するようにコメントを出してもよいし、画面を消すなどディスプレイの表示を変化させることによって利用者に知らせてもよいし、アラート音などの音を出してもよいし、バイブレーションによって利用者に知らせてもよい。
また、本実施形態では、改善策についてはアドバイス等のコンテンツを提供するものとしたが、たとえば、病気の判定やその改善に向けた身体運動を提示してもよい。この場合、サーバ装置20は、前記身体情報に利用者が入力した症状や、評価情報から、利用者が発症していると想定される病気の候補を抽出し、絞り込みのためのスクリーニングテストを提示する。利用者がスクリーニングテストを行い、病名が絞り込めた段階で、医師の診察を受けることや、改善に向けた身体運動、または身体運動を行うための道具や、食事などの物品のレコメンドなどを行ってもよい。
また、道具の部位の位置を推定することにより、サーバ装置20は、道具のスピード、加速度、移動距離、軌道等を推定することができる。また、サーバ装置20は、時系列での道具の位置の変化のパターンを抽出することにより、パターンの回数を、道具を使った動作の回数として推定することができる。
また、本実施形態では、運動の評価を行うものとしたが、これに限らず、ある姿勢または動きを検出した場合に、その動作に対する課題を提案するようにしてもよい。この場合、サーバ装置20は、ひとつまたは一連の姿勢または動きに対応付けて、評価コメントに代えて、課題を記憶しておき、当該課題を出力すればよい。
また、本実施形態では、運動の評価を行うものとしたが、これに限らず、ある道具の動き、道具の向き、姿勢または身体の部位の動きを検出した場合に、行うべきトレーニング、リハビリ、演奏、またはその準備段階であるストレッチや筋力トレーニング、姿勢など、目的等に応じて身体運動を改善する内容を提示するようにしてもよい。この場合、サーバ装置20は、ひとつまたは一連の道具の部位の動き、道具の部位の向き、身体の姿勢または身体の部位の動きに対応付けて、評価コメントに代えて、トレーニング等の実施内容を記憶しておき、当該内容を出力すればよい。
また、本実施形態では、運動の評価を行うものとしたが、これに限らず、利用者が行った動作を自動検出するようにすることもできる。この場合、サーバ装置20は、たとえばシュートやパスなどの所定の動作を行う道具の各部分の位置や姿勢(身体の各部位の位置)を基準情報として記憶しておき、画像から解析した道具の部分や身体の部位の位置と基準情報とを比較して、画像中の利用者が行った動作を特定することができる。
また、本実施形態では、過去に撮像した画像を解析して運動の評価を行うものとしたが、これに限らず、リアルタイムに解析処理を行い、所定の動作を検出した場合に、次にとるべき姿勢や体勢、動かす部位や方向、回数などをレコメンドするようにしてもよい。この場合、姿勢または動きに対応付けて、評価コメントに代えて正しい姿勢や体勢を記憶しておき、リアルタイムに正しい姿勢や体勢、その時点の姿勢と正しい姿勢や体勢との差分を算定し、その差分を埋めるために必要な動作を出力すればよい。
また、本実施形態では、改善策情報は、改善策情報記憶部234に記憶された改善策を、モード、目的、身体情報、または評価部213が行った評価結果などをもとに抽出して、利用者端末10に提示するものとしたが、たとえば、別の時点で行われた複数回の訓練の画像を評価部213が評価し、評価結果が改善しているかを判定し、当該判定結果によって、改善策情報送信部216は、前回と異なる訓練メニュや、回数の増減を、利用者端末10に提示してもよい。この場合、改善策情報記憶部234は、評価部213が、利用者が行った身体運動を含む第1の画像をもとに利用者の身体運動の評価を行った結果と、当該利用者が前述したよりも後の異なる時点において行った身体運動を含む第2の画像をもとに利用者の身体運動の評価を行った結果を比較し、第2の画像をもとに行った評価が、第1の画像をもとに行った評価よりも、基準値に近づいている場合に改善したと判定する。改善策情報記憶部234は、当該第2の画像をもとに行った評価が、当該第1の画像をもとに行った評価よりも、基準値に遠ざかった場合に改善していないと判定する。改善策情報記憶部234は、当該第2の画像をもとに行った評価が、当該第1の画像をもとに行った評価と、所定の値以内の違いしかない場合に、変化していないと判定する。改善策情報記憶部234は、モードや目的、身体情報、評価部213が行った評価結果に加え、改善、改善していない、変化していないなどの判定結果をもとに、改善策を抽出しなおして、利用者端末10に提示してもよい。
また、本実施形態では、所定の機能の実行および情報の記憶を、利用者端末10またはサーバ装置20で行うものとしているが、これに限らず、いずれか一方の装置で当該機能の実行および情報の記憶を行うこととしてもよい。または、本実施形態とは異なる形態で、機能部および記憶部を分散して設けてもよい。
10 利用者端末
20 サーバ装置
30 撮像端末
40 通信ネットワーク
50 支援者端末
111 撮像部
112 評価リクエスト送信部
113 評価情報受信部
114 評価表示部
115 チェックポイント表示部
116 改善策リクエスト送信部
117 改善策情報受信部
118 改善策情報表示部
130 身体情報記憶部
131 画像記憶部
132 評価情報記憶部
133 改善策記憶部
211 評価リクエスト受信部
212 画像解析部
213 評価部
214 評価情報送信部
215 改善策リクエスト受信部
216 改善策情報送信部
217 実施状況情報取得部
218 書類情報生成部
231 画像データ記憶部
232 基準情報記憶部
233 評価条件情報記憶部
234 改善策情報記憶部
235 グループ解析情報記憶部


Claims (5)

  1. 介護業務を支援する介護支援装置であって、
    利用者の身体運動を含む第1画像情報をもとに、前記身体運動を評価する評価部と、
    前記身体運動の評価から、好適な訓練メニュを選定して支援者に提示する改善策情報送信部と、
    少なくとも前記利用者による前記訓練メニュの実施状況をもとに、書類情報を生成する書類情報生成部と、
    を有することを特徴とする、介護支援装置。
  2. 少なくとも、前記利用者の第2画像情報をもとに前記訓練メニュの実施状況情報を取得する実施状況情報取得部と、
    を更に備え、
    前記書類情報生成部は、少なくとも前記実施状況情報をもとに、前記書類情報を生成すること、
    を特徴とする、請求項1に記載の介護支援装置。
  3. 前記改善策情報送信部は、第1画像情報と第2画像情報をもとに、前記訓練メニュを選定し直すこと、
    を特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の介護支援装置。
  4. 介護業務を支援する介護支援プログラムであって、
    プロセッサに、
    利用者の身体運動を含む第1画像情報をもとに、前記身体運動を評価する評価ステップと、
    前記身体運動の評価から、好適な訓練メニュを選定して支援者に提示する改善策情報送信ステップと、
    少なくとも前記利用者による前記訓練メニュの実施状況をもとに、書類情報を生成する書類情報生成ステップと、
    を実行させる、介護支援プログラム。
  5. 介護業務を支援する介護支援方法であって、
    プロセッサが、
    利用者の身体運動を含む第1画像情報をもとに、前記身体運動を評価する評価ステップと、
    前記身体運動の評価から、好適な訓練メニュを選定して支援者に提示する改善策情報送信ステップと、
    少なくとも前記利用者による前記訓練メニュの実施状況をもとに、書類情報を生成する書類情報生成ステップと、
    を行うことを特徴とする、介護支援方法。

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