JP2023095442A - 環境センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】流向、流速、温度または湿度を高精度に検出可能な環境センサを提供すること。【解決手段】本環境センサ(100)は、筐体(110)と、筐体(110)に固定された第1基板(120)と、流向または流速を検出する第1センサ(1)と、温度または湿度を検出する第2センサ(2)と、を有し、第1センサ(1)は、第1基板(120)の第1面(121)に実装され、第2センサ(2)は、第1基板(120)の第1面(121)および第1面(121)とは反対側の第2面(122)それぞれの領域以外の領域に実装されている。【選択図】図2
Description
本発明は、環境センサに関する。
従来、空気等の流体の流向や流速を検出するセンサを搭載した環境センサが知られている。環境センサは、空調機器における空気の流量制御や、自動車のエンジン内の空気の流量制御、さらには気象予測などにおける屋外の風向や風速の測定等において使用される。
環境センサには、気温センサと、湿度センサと、気流センサと、が形成された半導体チップを有する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
環境センサでは、流向、流速、温度または湿度を高精度に検出することが求められている。
本発明は、流向、流速、温度または湿度を高精度に検出可能な環境センサを提供することを目的とする。
本環境センサ(100)は、筐体(110)と、筐体(110)に固定された第1基板(120)と、流向または流速を検出する第1センサ(1)と、温度または湿度を検出する第2センサ(2)と、を有し、第1センサ(1)は、第1基板(120)の第1面(121)に実装され、第2センサ(2)は、第1基板(120)の第1面(121)および第1面(121)とは反対側の第2面(122)それぞれの領域以外の領域に実装されている。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、流向、流速、温度または湿度を高精度に検出可能な環境センサを提供できる。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
<環境センサ100の構成>
図1から図5を参照して、第1実施形態に係る環境センサ100の構成を説明する。図1から図3は、環境センサ100の全体構成を例示する図である。図1は斜視図、図2は図1における平面Sに沿った断面図、環境センサ100を下面側から視た斜視図である。なお、平面Sは、環境センサ100における2つの凸部101それぞれを通り、YZ平面に沿った平面である。
図1から図5を参照して、第1実施形態に係る環境センサ100の構成を説明する。図1から図3は、環境センサ100の全体構成を例示する図である。図1は斜視図、図2は図1における平面Sに沿った断面図、環境センサ100を下面側から視た斜視図である。なお、平面Sは、環境センサ100における2つの凸部101それぞれを通り、YZ平面に沿った平面である。
図4は、図3の状態からカバー部材113を取り外した環境センサ100を例示する斜視図である。図5は、図4の状態から第2基板140を取り外した環境センサ100を例示する斜視図である。
本実施形態では、一例として、流向流速センサ1の平面形状を矩形状とし、流向流速センサ1の上面の任意の1辺の方向をX方向、流向流速センサ1の上面のX方向に直交する方向をY方向、流向流速センサ1の上面の法線方向をZ方向とする。
また、本実施形態では、便宜上、Z方向において環境センサ100の流路板131が配置されている側を上側とし、Z方向において流路板131が配置されている側とは反対側を下側とする。また、各部位の上側の面を上面、下側の面を下面とする。但し、このことは、環境センサ100の使用時における向きは制限するものではなく、環境センサ100は任意の向きに配置可能である。また、平面視とは対象物をその法線方向から視ることを指し、平面視形状とは対象物をその法線方向から視た形状を指すものとする。
図1から図3に示すように、環境センサ100は、筐体110と、筐体110に固定される第1基板120と、流路形成部130と、第2基板140と、流向流速センサ1と、温湿度センサ2と、を有する。
筐体110は、円筒状の部位である外枠111と、第1基板固定部112と、カバー部材113と、第2基板固定部114(図4参照)と、外気導入口115(図5参照)と、を有する。
第1基板固定部112の上面は、筐体110の上面の少なくとも一部を構成する。第1基板固定部112は、接着部材によって第1基板固定部112の下面に第1基板120を固定している。また、第1基板固定部112には、第1開口112aが設けられている。
外枠111と第1基板固定部112とは、例えば一体成形により形成される。なお、環境センサ100を外部基板上等に実装して使用する際の乱流の影響を低減する観点から、外枠111の高さは、ある程度高く確保されることが好ましい。
カバー部材113の下面は、筐体110の下面の少なくとも一部を構成する。カバー部材113は、例えば、外枠111とは別体として製作され、外枠111の下面に接着部材によって固定される。また、カバー部材113には、第2開口113aが設けられている。第2開口113aは、筐体110の内部と外部とを連通させる開口の一例である。
図2および図5に示すように、第2基板固定部114は、外枠111の内側面から内側に向けて突出した部分がZ方向に沿って延伸するようにして形成された部位である。第2基板固定部114は、外枠111の周方向に沿って外枠111の内側面に複数設けられている。外枠111と第2基板固定部114とは、例えば一体成形により形成される。第2基板固定部114は、第2基板固定部114の下面に接着部材により第2基板140を固定できる。
図5に示すように、外気導入口115は、外枠111の側面に設けられ、外枠111の半径方向に沿って外枠111を貫通する貫通孔である。環境センサ100は、外気導入口115を通して筐体110の外部から内部に空気を導入できる。
第1基板120の上面である第1面121の略中央には、流向または流速を検出する流向流速センサ1が実装されている。実装は、例えば、樹脂等の接着剤を用いてダイボンドすることを意味する。流向流速センサ1は、銅や金等の金属線であるボンディングワイヤを介して、第1基板120のパッドと電気的に接続している。但し、流向流速センサ1は、金属線を用いずに、貫通配線を用いて第1基板120のパッドと電気的に接続されてもよい。流向流速センサ1は、第1開口112aを通じて筐体110の外部に露出している。
流向流速センサ1は、平面視において、流向流速センサ1の少なくとも一部が第1開口112aの内側に配置されるように、第1基板120に実装されている。検出精度を高く確保する観点では、平面視において、流向流速センサ1の全部が第1開口112aの内側に配置されることが好ましい。
流向流速センサ1は、流向または流速を検出する第1センサの一例である。流向流速センサ1は、例えば、X軸温度検出体と、Y軸温度検出体と、発熱抵抗体と、を有し、発熱抵抗体を発熱させた状態において、X軸温度検出体およびY軸温度検出体による温度検出結果に基づいて、X軸温度検出体およびY軸温度検出体上を流れる流体の流向や流速、もしくはその両方を検出する。但し、流向流速センサ1周辺を流れる流体の流向または流速を検出可能であれば、流向流速センサ1の検出方式および構成等に特段の制限はない。流向流速センサ1は、例えば、空調機器の流量制御や、自動車のエンジン内の空気の流量制御等に用いることができる。
第1基板120の下面である第2面122には、複数の電子部品が実装可能である。この電子部品は、例えば、抵抗、コンデンサ、インダクタ等である。電子部品は、集積回路等の能動部品を含んでもよい。
第1基板120には、複数の外部接続端子127がはんだ等により実装されている。複数の外部接続端子127のそれぞれは、Z方向に延伸する柱状部材であり、第2基板140およびカバー部材113を貫通して、外枠111の下面から下側に突出する。外部接続端子127の個数や配置は任意に決定してよいが、ここでは、X方向に配列した3つの外部接続端子127が、Y方向において離隔して略平行に2組設けられている。
第1基板120の第1面121における第1基板固定部112と流向流速センサ1との段差は、樹脂等により埋められることが好ましい。換言すると、第1基板固定部112の内壁面と流向流速センサ1の側面と第1基板120の第1面121とが形成する空間には、樹脂が充填されることが好ましい。第1基板固定部112と流向流速センサ1とが形成する段差を樹脂により埋めることによって、渦巻き流等の乱流の発生を抑制できる。
流向流速センサ1の上面は、フッ素コーティング等の防湿コーティングを施すことが好ましい。この場合、流向流速センサ1の特性に影響のない薄さでコーティングすることが好ましい。
第1基板120の流向流速センサ1が実装されている領域の下側には、大気導入用の貫通孔120xが設けられている。貫通孔120xは、流向流速センサ1を第1基板120に接着する際に、接着樹脂を硬化するときの温度により流向流速センサ1の内圧が上昇し、流向流速センサ1が傾いて実装されることを防止するための孔である。貫通孔120xを設けることにより、流向流速センサ1を第1基板120に接着する際の流向流速センサ1の内圧の上昇を抑制できる。
筐体110の上面には、流路形成部130が固着されている。流路形成部130は、第1基板120の上面に向き合う流路形成面を備えた流路板131と、流路板131の流路形成面の外周部に設けられた複数の支柱132と、流路板131の流路形成面に設けられた絞り部133と、を有する。
支柱132のそれぞれは、流向流速センサ1を中心とする円周上に等間隔で配置されている。本実施形態では、一例として、複数の支柱132それぞれは円柱である。複数の支柱132は、例えば流路板131の流路形成面と一体成形されている。複数の支柱132の下面は、樹脂等により、外枠111の上面の第1基板固定部112の外周側に固着されている。
絞り部133は、流路板131の流路形成面の外周部が形成する流路よりも、流向流速センサ1上の流路を狭くするために設けられている。絞り部133は、例えば、流路板131の流路形成面において各々の支柱132の内側に設けることができる。絞り部133は、例えば、逆円錐台状とすることができる。
第1基板固定部112の上面、第1開口112aおよび流向流速センサ1の上面と、流路形成部130と、が向き合う領域には、流路150が形成される。流路150は、360°の何れの方向から流体が流れ込む場合も、入口および出口が広く、その途中が絞り部133により狭くなるように形成されている。流路150の入口を広くすることにより、流路150に取込める流量を多く確保できるため、流向流速センサ1の出力を高めることが可能となる。
第2基板140は、平面視において第1基板120に少なくとも一部が重なるように設けられている。また、第2基板140は、筐体110内において、第1基板120よりも第2開口113aに近い位置に配置されている。すなわち、第2基板140と第2開口113aとの間の距離d1は、第1基板120と第2開口113aとの間の距離d2よりも短い。
第2基板140における下面の略中央には、温度または湿度、もしくはその両方を検出する温湿度センサ2が実装されている。換言すると、温湿度センサ2は、第1基板120の第1面121および第2面122それぞれの領域以外の領域に設けられている。また温湿度センサ2は、第2基板140における第1基板120に向き合う面とは反対側の面に実装されている。一方、流向流速センサ1は、第1基板120における第2基板140に向き合う面とは反対側の面に実装されている。
温湿度センサ2は、温度または湿度を検出する第2センサの一例である。温湿度センサ2は、平面視において、温湿度センサ2の少なくとも一部が第2開口113aの内側に配置されるように第2基板140に実装されている。検出精度を高く確保する観点では、温湿度センサ2の全部が第2開口113aの内側に配置されることが好ましい。
温湿度センサ2は、例えば、非接触方式の放射温度センサと、電気式湿度センサと、を組み合わせて構成できる。電気式湿度センサには、例えば抵抗式および静電容量式等のものが挙げられる。但し、温度または湿度を検出可能であれば、温湿度センサ2の検出方式および構成等には特段の制限はない。温湿度センサ2は、例えば、流向流速センサ1を用いた空調機器における空気の流量制御や、自動車のエンジン内の空気の流量制御等において、空気の温度または湿度を制御機器にフィードバックする用途等において使用される。
温湿度センサ2は、銅や金等の金属線であるボンディングワイヤを介して、第2基板140のパッドと電気的に接続されている。但し、温湿度センサ2は、金属線を用いずに、貫通配線を用いて第2基板140のパッドと電気的に接続されてもよい。温湿度センサ2は、第2開口113aを通じて筐体110の外部に露出している。第2基板140の上面には、第1基板120と同様に、複数の電子部品が実装可能である。
第2基板140は、はんだ等によって複数の外部接続端子127のそれぞれに電気的に接続している。複数の外部接続端子127は第1基板120にも電気的に接続しているため、第1基板120および第2基板140は、共通の外部接続端子127を有すると換言できる。
図4に示すように、第2基板140は、温湿度センサ2が設けられた領域の周囲に形成されたスリット141を有する。本実施形態では、平面視において、2つのスリット141がX方向に沿って温湿度センサ2を挟むように形成されている。2つのスリット141のそれぞれは、平面視においてY方向を長手とする略矩形状を有する貫通孔である。但し、スリット141の形状、個数および配置等は、温湿度センサ2が設けられた領域の周囲にスリット141が設けられていれば、特に制限されない。
<環境センサ100の作用効果>
以上説明したように、本実施形態に係る環境センサ100は、筐体110と、筐体110に固定された第1基板120と、流向または流速を検出する流向流速センサ1(第1センサ)と、温度または湿度を検出する温湿度センサ2(第2センサ)と、を有する。流向流速センサ1は、第1基板120の第1面121に実装され、温湿度センサ2は、第1基板120の第1面121および第1面121とは反対側の第2面122それぞれの領域以外の領域に実装されている。
以上説明したように、本実施形態に係る環境センサ100は、筐体110と、筐体110に固定された第1基板120と、流向または流速を検出する流向流速センサ1(第1センサ)と、温度または湿度を検出する温湿度センサ2(第2センサ)と、を有する。流向流速センサ1は、第1基板120の第1面121に実装され、温湿度センサ2は、第1基板120の第1面121および第1面121とは反対側の第2面122それぞれの領域以外の領域に実装されている。
ここで、第1基板120の第1面121に温湿度センサ2を実装すると、流路150を流れる流体の流れが温湿度センサ2により乱されることによって、流向流速センサ1による流向または流速の検出精度が低下する場合がある。
また、第1基板120の第2面122に温湿度センサ2を実装すると、第1基板120に実装された抵抗、コンデンサ、インダクタまたは集積回路等の電子部品の発熱の影響を受け、温湿度センサ2による温度または湿度の検出精度が低下する場合がある。
本実施形態では、流向流速センサ1は、第1基板120の第1面121に実装されていないため、温湿度センサ2が流路150を流れる流体の流れを乱すことはない。また、流向流速センサ1は、第1基板120の第2面122に実装されていないため、第1基板120に実装された電子部品の発熱の影響を受けない。従って、本実施形態では、流向流速センサ1または温湿度センサ2による検出精度の低下を抑え、流向、流速、温度または湿度を高精度に検出可能な環境センサ100を提供できる。なお、本実施形態では、環境センサ100が流路形成部130を有する構成を例示したが、流路形成部130は、環境センサ100の必須の構成部ではない。
また、本実施形態では、環境センサ100は、第1基板120とは異なる第2基板140を有し、温湿度センサ2は、第2基板140に実装されている。この構成により、流向流速センサ1または温湿度センサ2による検出精度の低下を抑え、流向、流速、温度または湿度を高精度に検出可能な環境センサ100を提供することができる。
また、本実施形態では、筐体110は、筐体110の内部と外部とを連通させる第2開口113a(開口)を有する。第2基板140は、筐体110内において、第1基板120よりも第2開口113aに近い位置に配置され、温湿度センサ2は、平面視において温湿度センサ2の少なくとも一部が第2開口113aの内側に配置されるように、第2基板140に実装されている。
ここで、温湿度センサ2が第2開口113aから遠い位置に配置されると、筐体110の内部と外部との間における温度または湿度の乖離により、温湿度センサ2による筐体110の外部の温度または湿度の検出精度が低下する場合がある。
本実施形態では、第2開口113aの近い位置に温湿度センサ2を配置するため、温湿度センサ2は筐体110外部の空気を検出しやすくなる。これにより、温湿度センサ2による検出精度の低下を抑制できる。また筐体110外部の温度または湿度の変化を時間差なく検出できる。この結果、本実施形態では、流向、流速、温度または湿度を高精度に検出可能な環境センサ100を提供することができる。
また、本実施形態では、第2基板140は、平面視において第1基板120に少なくとも一部が重なるように設けられ、流向流速センサ1は、第1基板120における第2基板140に向き合う面とは反対側の面に実装され、温湿度センサ2は、第2基板140における第1基板120に向き合う面とは反対側の面に実装されている。これにより、第2基板140における第1基板120に向き合う面に温湿度センサ2を配置する場合と比較して、第2開口113aにより近い位置に温湿度センサ2を配置できるため、温湿度センサ2による検出精度の低下を抑えることができる。
第2基板140は、温湿度センサ2が実装された領域の周囲に形成されたスリット141を含む。スリット141によって、第2基板140に実装された電子部品や筐体110等の熱が温湿度センサ2に到達することを抑制できるため、温湿度センサ2による検出精度の低下を抑えることができる。
また、本実施形態では、第1基板120と第2基板140は、共通の外部接続端子127を有する。これにより、第1基板120と第2基板140とを接続するためのコネクタや配線が不要となるため、環境センサ100の構成を簡略化できる。
<変形例>
図6から図10を参照して、実施形態に係る環境センサの変形例について説明する。図6は、第1変形例に係る環境センサ100a、図7は、第2変形例に係る環境センサ100b、図8は、第3変形例に係る環境センサ100c、図9は、第4変形例に係る環境センサ100d、図10は、第5変形例に係る環境センサ100e、それぞれの断面図である。
図6から図10を参照して、実施形態に係る環境センサの変形例について説明する。図6は、第1変形例に係る環境センサ100a、図7は、第2変形例に係る環境センサ100b、図8は、第3変形例に係る環境センサ100c、図9は、第4変形例に係る環境センサ100d、図10は、第5変形例に係る環境センサ100e、それぞれの断面図である。
図6に示すように、環境センサ100aは、第2基板140の上面、すなわち第2基板140における第1基板120と向き合う面に温湿度センサ2を有する。
図7に示すように、環境センサ100bは、第1基板120と第2基板140との間に、両者の距離を規定する規定部材160を有する。この規定部材160は、例えば直方体状のスペーサ部材等である。
図8に示すように、環境センサ100cは、第1基板120と第2基板140との間に、第1基板120と第2基板140とを電気的に接続するための配線部材170を有する。この配線部材170は、例えばフラットケーブル等である。
図9に示すように、環境センサ100cは、第1基板120と第2基板140との間に、第1基板120と第2基板140とを電気的に接続するためのコネクタ180を有する。
図10に示すように、環境センサ100eでは、筐体110eは、第3開口111aを有する。第3開口111aは、筐体110eが第1基板120の面に交差する筐体110eの側面に有する開口であって、前記筐体の内部と外部とを連通させる開口の一例である。温湿度センサ2は、平面視において温湿度センサ2の少なくとも一部が第3開口111aの内側に配置されるように、筐体110eに設けられている。
以上説明した、環境センサ100aから100eによっても、上述した環境センサ100と同様の効果を得ることができる。また、環境センサ100aから100eによって、ユーザによる環境センサの使用用途または使用方法等に適した構成を有する環境センサを提供可能になる。なお、この場合のユーザは、環境センサを搭載する空調機器または自動車の製造業者または販売業者、或いは環境センサを搭載する空調機器または自動車の所有者等である。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳説したが、本発明は、上述した実施の形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形および置換を加えることができる。
1・・・流向流速センサ、2・・・温湿度センサ、100、100aから100e・・・環境センサ、101・・・凸部、110、110e・・・筐体、111・・・外枠、111a・・・第3開口(開口の一例)、112・・・第1基板固定部、112a・・・第1開口、113・・・カバー部材、113a・・・第2開口(開口の一例)、114・・・第2基板固定部、115・・・外気導入口、120・・・第1基板、120x・・・貫通孔、121・・・第1面、122・・・第2面、127・・・外部接続端子、130・・・流路形成部、131・・・流路板、132・・・支柱、133・・・絞り部、140・・・第2基板、141・・・スリット、150・・・流路、160・・・規定部材、170・・・配線部材、180・・・コネクタ、S・・・平面、d1、d2・・・距離
Claims (7)
- 筐体と、
前記筐体に固定された第1基板と、
流向または流速を検出する第1センサと、
温度または湿度を検出する第2センサと、を有し、
前記第1センサは、前記第1基板の第1面に実装され、
前記第2センサは、前記第1基板の前記第1面および前記第1面とは反対側の第2面の領域以外に実装されている環境センサ。 - 前記第1基板とは異なる第2基板をさらに有し、
前記第2センサは、前記第2基板に実装されている、請求項1に記載の環境センサ。 - 前記筐体は、前記筐体の内部と外部とを連通させる開口を有し、
前記第2基板は、前記筐体内において、前記第1基板よりも前記開口に近い位置に配置され、
前記第2センサは、平面視において前記第1センサの少なくとも一部が前記開口の内側に配置されるように、前記第2基板に実装されている、請求項2に記載の環境センサ。 - 前記第2基板は、平面視において前記第1基板に少なくとも一部が重なるように設けられ、
前記第1センサは、前記第1基板における前記第2基板に向き合う面とは反対側の面に実装され、
前記第2センサは、前記第2基板における前記第1基板に向き合う面とは反対側の面に実装されている、請求項2または請求項3に記載の環境センサ。 - 前記第2基板は、前記第2センサが実装された領域の周囲に形成されたスリットを含む、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の環境センサ。
- 前記第1基板と前記第2基板は、共通の外部接続端子を有する、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の環境センサ。
- 前記筐体は、前記第1基板の面に交差する前記筐体の側面に、前記筐体の内部と外部とを連通させる開口を有し、
前記第2センサは、平面視において前記第2センサの少なくとも一部が前記開口の内側に配置されるように、前記筐体に設けられている、請求項1に記載の環境センサ。
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Family Applications (1)
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JP2021211333A Pending JP2023095442A (ja) | 2021-12-24 | 2021-12-24 | 環境センサ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023095442A (ja) |
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2021
- 2021-12-24 JP JP2021211333A patent/JP2023095442A/ja active Pending
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