JP2023095132A - 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2023095132A
JP2023095132A JP2021210837A JP2021210837A JP2023095132A JP 2023095132 A JP2023095132 A JP 2023095132A JP 2021210837 A JP2021210837 A JP 2021210837A JP 2021210837 A JP2021210837 A JP 2021210837A JP 2023095132 A JP2023095132 A JP 2023095132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
information processing
user
shoes
processing system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021210837A
Other languages
English (en)
Inventor
直弥 佐藤
Naoya Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2021210837A priority Critical patent/JP2023095132A/ja
Priority to US18/087,764 priority patent/US11872448B2/en
Publication of JP2023095132A publication Critical patent/JP2023095132A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B24/00Electric or electronic controls for exercising apparatus of preceding groups; Controlling or monitoring of exercises, sportive games, training or athletic performances
    • A63B24/0062Monitoring athletic performances, e.g. for determining the work of a user on an exercise apparatus, the completed jogging or cycling distance
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0207Discounts or incentives, e.g. coupons or rebates
    • G06Q30/0224Discounts or incentives, e.g. coupons or rebates based on user history
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B24/00Electric or electronic controls for exercising apparatus of preceding groups; Controlling or monitoring of exercises, sportive games, training or athletic performances
    • A63B24/0062Monitoring athletic performances, e.g. for determining the work of a user on an exercise apparatus, the completed jogging or cycling distance
    • A63B2024/0065Evaluating the fitness, e.g. fitness level or fitness index
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B24/00Electric or electronic controls for exercising apparatus of preceding groups; Controlling or monitoring of exercises, sportive games, training or athletic performances
    • A63B24/0062Monitoring athletic performances, e.g. for determining the work of a user on an exercise apparatus, the completed jogging or cycling distance
    • A63B2024/0068Comparison to target or threshold, previous performance or not real time comparison to other individuals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B24/00Electric or electronic controls for exercising apparatus of preceding groups; Controlling or monitoring of exercises, sportive games, training or athletic performances
    • A63B24/0062Monitoring athletic performances, e.g. for determining the work of a user on an exercise apparatus, the completed jogging or cycling distance
    • A63B2024/0071Distinction between different activities, movements, or kind of sports performed

Abstract

【課題】使用者が行う運動に適した靴に関する情報を提供することができる情報処理システムを提供すること。【解決手段】使用者の運動の種類を示す1つ以上のデータを検出する検出部を有し、前記使用者の使用する使用靴に取り付けられる電子機器と、前記検出部により検出された前記1つ以上のデータに基づいて、前記使用者の運動の種類を特定する特定部と、前記特定部により特定された種類に対応する対応靴に関する対応靴情報を出力する出力部と、を有する情報処理装置と、を備える情報処理システム。【選択図】図5

Description

この開示は、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
人の運動を支援する技術についての研究、開発が行われている。
これに関し、ユーザーが運動において使用する靴について、ユーザーの運動量に応じた割引率のクーポンを発行する運動管理装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2012-137930号公報
ここで、特許文献1に記載されたような運動管理装置は、ユーザーが行う運動の種類を特定することができなかった。このため、当該運動管理装置は、ユーザーが行う運動に適していない靴についてのクーポンを発行してしまうことがあった。このような問題は、当該靴についての情報のうちのクーポン以外の情報の提供においても起こり得る問題である。
上記課題を解決するために本開示の一態様は、使用者の運動の種類を示す1つ以上のデータを検出する検出部を有し、前記使用者の使用する使用靴に取り付けられる電子機器と、前記検出部により検出された前記1つ以上のデータに基づいて、前記使用者の運動の種類を特定する特定部と、前記特定部により特定された種類に対応する対応靴に関する対応靴情報を出力する出力部と、を有する情報処理装置と、を備える情報処理システムである。
また、本開示の一態様は、使用者の使用する使用靴に取り付けられる電子機器と、前記電子機器と情報の送受信を行う情報処理装置とを備える情報処理システムの情報処理方法であって、前記電子機器により前記使用者の運動の種類を示す1つ以上のデータを検出する第1ステップと、前記情報処理装置により、前記第1ステップにおいて検出された前記1つ以上のデータに基づいて、前記使用者の運動の種類を特定する第2ステップと、前記情報処理装置により、前記第2ステップにおいて特定された種類に対応する対応靴に関する対応靴情報を出力する第3ステップと、を有する情報処理方法である。
また、本開示の一態様は、使用者の使用する使用靴に取り付けられる電子機器と、前記電子機器と情報の送受信を行う情報処理装置とを備える情報処理システムのコンピューターに、前記使用者の運動の種類を示す1つ以上のデータを検出する第1ステップと、前記第1ステップにおいて検出された前記1つ以上のデータに基づいて、前記使用者の運動の種類を特定する第2ステップと、前記第2ステップにおいて特定された種類に対応する対応靴に関する対応靴情報を出力する第3ステップと、を実行させるためのプログラムである。
情報処理システム1の構成の一例を示す図である。 情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。 電子機器20のハードウェア構成の一例を示す図である。 携帯端末30のハードウェア構成の一例を示す図である。 情報処理装置10及び電子機器20それぞれの機能構成の一例を示す図である。 情報処理装置10に記憶される情報の一例を示す図である。 情報処理装置10が検出量情報を記憶する処理の流れの一例を示す図である。 情報処理装置10が対応靴情報を出力する処理の流れの一例を示す図である。 図8に示したステップS230の出力処理の流れの一例を示す図である。 携帯端末30のディスプレイに表示された対応靴情報の一例を示す図である。
<実施形態>
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。
<情報処理システムの概要>
まず、実施形態に係る情報処理システムの概要について説明する。
実施形態に係る情報処理システムは、電子機器と、情報処理装置とを備える。電子機器は、使用者の運動の種類を示す1つ以上のデータを検出する検出部を有し、使用者の使用する使用靴に取り付けられる。情報処理装置は、検出部により検出された1つ以上のデータに基づいて、使用者の運動の種類を特定する特定部と、特定部により特定された種類に対応する対応靴に関する対応靴情報を出力する出力部と、を有する。これにより、情報処理システムは、使用者が行う運動に適した靴に関する情報を提供することができる。
以下では、実施形態に係る情報処理システムの構成と、当該情報処理システムが行う処理とについて詳しく説明する。
<情報処理システムの構成>
以下、実施形態に係る情報処理システムの構成について、情報処理システム1を例に挙げて説明する。
図1は、情報処理システム1の構成の一例を示す図である。なお、以下では、一例として、情報処理システム1の使用者が、図1に示した使用者Uである場合について説明する。使用者Uは、運動を行う人であれば、如何なる人であってもよい。
情報処理システム1は、使用者Uの運動の種類を特定し、運動において使用者Uの使用する道具のうち、特定した種類に対応する道具に関する情報を使用者Uに提供する。情報処理システム1により特定された種類に対応する道具は、例えば、当該種類に適した道具、当該種類に適すると推定される道具等であるが、これらに限られるわけではない。
運動において使用者Uの使用する道具は、例えば、靴、スポーツウェア、バット、グローブ、ゴルフクラブ等であるが、これらに限られるわけではない。以下では、一例として、使用者Uが行う運動の種類が、ランニング、ウォーキング、トレールラン、登山の4種類のいずれかである場合について説明する。そして、以下では、説明の便宜上、使用者Uが行う運動を、対象運動と称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、対象運動の種類を、対象運動種類と称して説明する。また、以下では、ランニング、ウォーキング、トレールラン、登山の4種類の運動を区別する必要がない限り、まとめて対象運動種類候補と称して説明する。また、以下では、一例として、対象運動において使用者Uの使用する道具が、靴である場合について説明する。この場合、情報処理システム1は、対象運動種類を対象運動種類候補のいずれであるかを特定し、特定した対象運動種類に対応する靴に関する情報を使用者Uに提供する。なお、以下では、説明の便宜上、情報処理システム1により特定された対象運動種類に対応する靴を、対応靴と称して説明する。また、以下では、説明の便宜上、対応靴に関する情報を、対応靴情報と称して説明する。対応靴情報は、例えば、対応靴の販売価格の割引に関するクーポンを示す情報、対応靴の最新機種の発売に関する情報等であるが、これらに限られるわけではない。以下では、一例として、対応靴情報が、当該クーポンを示す情報である場合について説明する。また、以下では、説明の便宜上、使用者Uが使用している靴を、使用靴Sと称して説明する。ここで、使用靴Sは、図1に示したように、使用者Uの左足に装着される左用使用靴SLと、使用者Uの右足に装着される右用使用靴SRとの組み合わせにより構成される。
ここで、情報処理システム1は、対象運動種類を示す1つ以上の量を検出する。対象運動種類を示す1つ以上の量は、使用者の運動の種類を示す1つ以上のデータの一例である。このため、以下において説明する当該1つ以上の量のそれぞれは、1つ以上のデータと読み替えられてもよい。情報処理システム1は、検出した当該1つ以上の量に基づいて、対象運動種類を特定する。より具体的には、情報処理システム1は、当該1つ以上の量として、ある1つの量のみを検出する場合、対象運動種類として、対象運動種類候補の中から、検出した当該1つの量が示す対象運動種類候補を特定する。また、情報処理システム1は、当該1つ以上の量として、ある2つ以上の量を検出する場合、対象運動種類として、対象運動種類候補の中から、検出した当該2つ以上の量の組み合わせが示す対象運動種類候補を特定する。
対象運動種類を示す1つ以上の量は、例えば、使用者Uの移動する速度を示す速度量、使用者Uが移動する路面の傾斜を示す傾斜量等であるが、これらに限られるわけではない。以下では、一例として、対象運動種類を示す1つ以上の量が、速度量と傾斜量との2つの量である場合について説明する。この場合、情報処理システム1は、例えば、移動している使用者Uの平均速度が所定速度以上である場合、且つ、使用者Uが移動している路面の傾斜が所定傾斜未満である場合、対象運動種類が、ランニングであると判定する。所定速度は、例えば、7km/hであるが、7km/hより遅い速度であってもよく、7km/hより速い速度であってもよい。所定傾斜は、例えば、37%、すなわち、水平面に対して20°程度の傾きであるが、37%より小さい傾斜であってもよく、37%より大きい傾斜であってもよい。また、当該場合、情報処理システム1は、例えば、移動している使用者Uの平均速度が所定速度未満である場合、且つ、使用者Uが移動している路面の傾斜が所定傾斜未満である場合、対象運動種類が、ウォーキングであると判定する。また、当該場合、情報処理システム1は、例えば、移動している使用者Uの平均速度が所定速度以上である場合、且つ、使用者Uが移動している路面の傾斜が所定傾斜以上である場合、対象運動種類が、トレールランであると判定する。また、当該場合、情報処理システム1は、例えば、移動している使用者Uの平均速度が所定速度未満である場合、且つ、使用者Uが移動している路面の傾斜が所定傾斜以上である場合、対象運動種類が、登山であると判定する。
情報処理システム1は、このようにして特定した対象運動種類に対応する対応靴情報を出力する。これにより、情報処理システム1は、対象運動に適した靴に関する情報を提供することができる。以下では、説明の便宜上、情報処理システム1により対象運動種類を示す量として検出される速度量及び傾斜量の2つの量を、まとめて検出量と称して説明する。ここで、速度量、傾斜量、及び検出量のそれぞれは、使用者の運動の種類を示す1つ以上のデータの一例である。このため、速度量は、速度データと読み替えられてもよい。また、傾斜量は、傾斜データと読み替えられてもよい。また、検出量は、検出データと読み替えられてもよい。
図1に示した例では、情報処理システム1は、例えば、情報処理装置10と、検出量を検出する電子機器20と、携帯端末30を備える。なお、情報処理システム1では、情報処理装置10と携帯端末30とは、一体に構成されてもよい。また、情報処理システム1では、電子機器20と携帯端末30とが一体に構成されてもよい。また、情報処理システム1は、携帯端末30を備えない構成であってもよい。
情報処理装置10は、サーバーとして機能させることが可能な情報処理装置であれば、如何なる情報処理装置であってもよい。情報処理装置10は、例えば、デスクトップPC(Personal Computer)、ワークステーション等であるが、これらに限られるわけではない。
情報処理装置10は、予め決められた情報受信開始条件が満たされた場合、電子機器20により検出される検出量を示す検出量情報の電子機器20からの受信を開始する。検出量情報は、速度量を示す速度量情報と、傾斜量を示す傾斜量情報との組み合わせのことである。速度量情報には、速度量が検出された時刻を示す第1時刻情報が対応付けられている。傾斜量情報には、傾斜量が検出された時刻を示す第2時刻情報が対応付けられている。情報受信開始条件は、検出量情報の電子機器20からの受信を開始するトリガーとなる条件であれば、如何なる条件であってもよい。以下では、一例として、情報取得開始条件が、情報処理装置10が携帯端末30から対象運動開始情報を受信すること、である場合について説明する。対象運動開始情報は、対象運動を開始したことを示す情報のことである。この場合、情報処理装置10は、例えば、対象運動開始情報を携帯端末30から受信した後、所定のサンプリング周期が経過する毎に、携帯端末30を介して検出量情報を電子機器20から受信する。なお、情報処理装置10は、運動開始情報を受信した後、所定のサンプリング周期が経過する毎に、検出量情報をアクティブセンシングにより電子機器20から受信する構成であってもよく、検出量情報をパッシブセンシングにより電子機器20から受信する構成であってもよく、他の方法により受信する構成であってもよい。また、電子機器20は、速度量情報と、傾斜量情報とを別々のタイミングで情報処理装置10に送信する構成であってもよい。以下では、一例として、電子機器20が、速度量情報と傾斜量情報とを同じタイミングで検出量情報として情報処理装置10に送信する場合について説明する。
情報処理装置10は、検出量情報を受信する毎に、受信した検出量情報を時刻順に記憶する。すなわち、情報処理装置10は、検出量情報を受信する毎に、受信した検出量情報に含まれる速度量情報を、当該速度量情報に対応付けられた第1時刻情報に基づいて時刻順に記憶し、受信した検出量情報に含まれる傾斜量情報を、当該傾斜量情報に対応付けられた第2時刻情報に基づいて時刻順に記憶する。情報処理装置10は、予め決められた情報受信終了条件が満たされるまで、このような検出量情報の受信と、検出量情報の記憶とを繰り返し行う。すなわち、情報処理装置10は、情報受信終了条件が満たされた場合、検出量情報の受信と、検出量情報の記憶とを終了する。情報受信終了条件は、検出量情報の電子機器20からの受信を終了するトリガーとなる条件であれば、如何なる条件であってもよい。以下では、一例として、情報取得終了条件が、情報処理装置10が携帯端末30から対象運動終了情報を受信すること、である場合について説明する。このようにして、情報処理装置10は、対象運動が行われている期間内における検出量情報を時刻順に記憶することができる。
ここで、情報処理装置10は、予め決められたリセット条件が満たされた場合、時刻順に記憶されている検出量情報をすべて削除する。リセット条件は、情報処理装置10において時刻順に記憶されている検出量情報をすべて削除するトリガーとなる条件であれば、如何なる条件であってもよい。以下では、一例として、リセット条件が、対象運動において使用者Uが使用している靴を交換したことを示す情報を携帯端末30から受信したこと、である。この場合、携帯端末30は、対象運動において使用者Uが使用している靴を交換したことを示す操作を使用者Uから受け付けた場合、当該情報を情報処理装置10に送信する。
また、情報処理装置10は、対象運動開始情報を受信した時刻から、対象運動終了情報を受信するまでの期間内において、検出量情報が記憶される毎に、以下のような処理を行う。情報処理装置10は、検出量情報が記憶されると、時刻順で記憶されている検出量情報に基づいて、対象運動種類を特定する。そして、情報処理装置10は、時刻順で記憶されている検出量情報と、特定した対象運動種類とに基づいて、予め決められた出力条件が満たされたか否かを判定する。出力条件は、対応靴情報の出力のトリガーとなる条件であれば、如何なる条件であってもよい。出力条件の詳細については、後述する。情報処理装置10は、出力条件が満たされたと判定した場合、特定した対象運動種類に対応する対応靴を特定する。対応靴を特定した後、情報処理装置10は、特定した対応靴に関する対応靴情報を生成する。対応靴情報を生成した後、情報処理装置10は、生成した対応靴情報を出力する出力処理を行う。これにより、情報処理装置10は、対象運動に適した靴に関する情報を提供することができる。以上のような処理を、情報処理装置10は、当該期間内において、検出量情報が記憶される毎に繰り返し行う。なお、時刻順で記憶されている検出量情報には、当該期間よりも以前に記憶された検出量情報が含まれていてもよく、当該期間よりも以前に記憶された検出量情報が含まれていなくてもよい。時刻順で記憶されている検出量情報に、当該期間よりも以前に記憶された検出量情報が含まれているか否かは、当該期間が始まる直前にリセット条件が満たされたか否かによって決まる。
電子機器20は、左用使用靴SLに取り付けられる左用電子機器20Lと、右用使用靴SRに取り付けられる右用電子機器20Rとにより構成される。左用電子機器20Lと右用電子機器20Rとはそれぞれ、携帯端末30を介して、別々に検出量情報を情報処理装置10に送信する。このため、実際には、情報処理装置10は、所定のサンプリング周期が経過する毎に、2つの検出量情報を受信する。この場合、情報処理装置10は、例えば、2つの検出量情報のそれぞれが示す検出量に基づいて、速度量と傾斜量とのそれぞれについての平均値を算出し、算出した2つの平均値を検出量として示す検出量情報を生成する。そして、情報処理装置10は、生成した検出量情報を時刻順に記憶する。しかしながら、以下では、説明が煩雑になるのを防ぐため、このような平均値の算出についての説明を省略する。このため、以下では、左用電子機器20Lが検出量情報を情報処理装置10へ送信することと、右用電子機器20Rが検出量情報を情報処理装置10へ送信することとを、まとめて電子機器20が検出量情報を情報処理装置10へ送信すると称して説明する。また、以下では、一例として、左用電子機器20Lが行う処理と、右用電子機器20Rが行う処理とが、1つの電子機器20の処理として同期している場合について説明する。このため、以下では、説明の便宜上、電子機器20の機能を、左用電子機器20Lと、右用電子機器20Rとのそれぞれの機能として説明する。なお、左用電子機器20Lと、右用電子機器20Rとは、本実施形態のように互いに同じ構成であってもよく、本実施形態において説明する情報処理システム1の機能を損なわない限りにおいて、互いに異なる構成であってもよい。
電子機器20は、検出量を検出し、検出した検出量を示す検出量情報を、携帯端末30を介して、情報処理装置10に送信する機器である。ここで、電子機器20は、予め決められた第1規格に基づく無線通信によって、情報の送受信を携帯端末30と行う。第1規格は、例えば、Bluetooth(登録商標)の規格であってもよく、Wi-Fi(登録商標)等の規格であってもよく、無線通信の他の規格であってもよい。
なお、電子機器20は、使用靴Sと一体に構成された機器であってもよく、使用靴Sに取り付けられる外部機器であってもよい。以下では、一例として、電子機器20が、使用靴Sに取り付けられる外部機器である場合について説明する。この場合、電子機器20は、例えば、使用靴Sのソール、使用靴Sの踵側のポケット等に取り付けられる。
携帯端末30は、情報処理装置10へ各種の要求を送信し、その要求に対する応答として、情報処理装置10から各種の情報を受信する。また、携帯端末30は、電子機器20へ各種の要求を送信し、電子機器20を制御する。また、携帯端末30は、電子機器20から検出量情報を受信した場合、受信した検出量情報を情報処理装置10へ送信する。すなわち、携帯端末30は、電子機器20と情報処理装置10との間における検出量情報の送受信を中継する。
携帯端末30は、使用者Uが携帯可能な情報処理端末であり、例えば、多機能携帯電話端末(スマートフォン)、タブレットPC、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートウォッチ、ヘッドマウントディスプレイ等であるが、これらに限られるわけではない。
携帯端末30は、予め決められた第2規格に基づく無線通信によって、情報の送受信を情報処理装置10と行う。第2規格は、例えば、LTE(Long Term Evolution)等の規格、Wi-Fi(登録商標)等の規格であってもよく、無線通信の他の規格であってもよい。
<情報処理装置のハードウェア構成>
以下、図2を参照し、情報処理装置10のハードウェア構成について説明する。図2は、情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置10は、例えば、第1プロセッサー11と、第1記憶部12と、第1通信部13を備える。これらの構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。また、情報処理装置10は、第1通信部13を介して携帯端末30と通信を行う。
第1プロセッサー11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。なお、第1プロセッサー11は、CPUに代えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の他のプロセッサーであってもよい。第1プロセッサー11は、第1記憶部12に格納された各種のプログラムを実行する。
第1記憶部12は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む記憶装置である。なお、第1記憶部12は、情報処理装置10に内蔵されるものに代えて、USB(Universal Serial Bus)等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置であってもよい。第1記憶部12は、情報処理装置10が処理する各種の情報、各種の画像、各種のプログラムを記憶する。
第1通信部13は、例えば、無線通信用のアンテナ等を含んで構成される通信装置である。
<電子機器のハードウェア構成>
以下、図3を参照し、電子機器20のハードウェア構成について説明する。図3は、電子機器20のハードウェア構成の一例を示す図である。
電子機器20は、例えば、第2プロセッサー21と、第2記憶部22と、第2通信部23と、検出部24を備える。これらの構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。また、電子機器20は、第2通信部23を介して携帯端末30と通信を行う。
第2プロセッサー21は、例えば、CPUである。なお、第2プロセッサー21は、CPUに代えて、FPGA等の他のプロセッサーであってもよい。第2プロセッサー21は、第2記憶部22に格納された各種のプログラムを実行する。
第2記憶部22は、例えば、SSD、EEPROM、ROM、RAM等を含む記憶装置である。なお、第2記憶部22は、電子機器20に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置であってもよい。第2記憶部22は、電子機器20が処理する各種の情報、各種のプログラムを記憶する。
第2通信部23は、例えば、無線通信用のアンテナ等を含んで構成される通信装置である。
検出部24は、第1検出部241と、第2検出部242と、第3検出部243を備える。
第1検出部241は、速度量を検出するセンサーである。以下では、一例として、第1検出部241が、速度量として加速度を検出する加速度センサーである場合について説明する。なお、第1検出部241は、速度量として他の量を検出するセンサーであってもよい。
第2検出部242は、傾斜量を検出するセンサーである。以下では、一例として、第2検出部242が、傾斜量として角速度を検出するジャイロセンサーである場合について説明する。なお、第2検出部242は、傾斜量として他の量を検出するセンサーであってもよい。
第3検出部243は、電子機器20の位置を検出するセンサーである。以下では、一例として、第3検出部243が、GNSS(Global Navigation Satellite System)により測位された位置情報を、電子機器20の位置を示す情報として受信する受信装置である場合について説明する。この場合、第3検出部243は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信器である。なお、当該位置情報には、当該位置情報が測位された時刻を示す第3時刻情報が対応付けられている。第3検出部243を備えることにより、電子機器20は、電子機器20自身の現在位置を示す位置情報を、使用者Uの位置を示す情報として、GPS等のGNSSから取得することができる。なお、電子機器20は、第3検出部243を備えない構成であってもよい。この場合、第3検出部243は、情報処理装置10に備えられていてもよく、情報処理装置10にも備えられない構成であってもよい。
<携帯端末のハードウェア構成>
以下、図4を参照し、携帯端末30のハードウェア構成について説明する。図4は、携帯端末30のハードウェア構成の一例を示す図である。
携帯端末30は、例えば、第3プロセッサー31と、第3記憶部32と、第3通信部33と、入力受付部34と、表示部35を備える。これらの構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。また、携帯端末30は、第3通信部33を介して情報処理装置10、電子機器20のそれぞれと通信を行う。
第3プロセッサー31は、例えば、CPUである。なお、第3プロセッサー31は、CPUに代えて、FPGA等の他のプロセッサーであってもよい。第3プロセッサー31は、第3記憶部32に格納された各種のプログラムを実行する。
第3記憶部32は、例えば、SSD、EEPROM、ROM、RAM等を含む記憶装置である。なお、第3記憶部32は、携帯端末30に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置であってもよい。第3記憶部32は、携帯端末30が処理する各種の情報、各種の画像、各種のプログラムを記憶する。
第3通信部33は、例えば、無線通信用のアンテナ等を含んで構成される通信装置である。
入力受付部34は、例えば、ハードキー、タッチパッド等を含む入力装置である。入力受付部34は、タッチパネルとして表示部35と一体に構成されてもよい。
表示部35は、例えば、ディスプレイを含む表示装置である。
<情報処理装置及び電子機器の機能構成>
以下、図5を参照し、情報処理装置10及び電子機器20それぞれの機能構成について説明する。図5は、情報処理装置10及び電子機器20それぞれの機能構成の一例を示す図である。
情報処理装置10は、例えば、第1記憶部12と、第1通信部13と、第1制御部14を備える。
第1制御部14は、情報処理装置10の全体を制御する。第1制御部14は、例えば、取得部141と、第1処理部142と、特定部143と、出力部144を備える。第1制御部14が備えるこれらの機能部は、例えば、第1プロセッサー11が、第1記憶部12に記憶された各種のプログラムを実行することにより実現される。また、当該機能部のうちの一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。なお、第1制御部14は、取得部141と、第1処理部142と、特定部143と、出力部144とに加えて、他の機能部を備える構成であってもよい。
取得部141は、電子機器20から情報処理装置10が受信した各種の情報を取得する。
第1処理部142は、ユーザーから受け付けた操作に応じた各種の処理を行う。
特定部143は、取得部141により取得された各種の情報のうちの少なくとも一部に基づいて、対象運動種類を特定する。また、特定部143は、特定した対象運動種類に基づいて、対応靴を特定する。
出力部144は、特定部143により特定された対応靴に関する対応靴情報を、第1通信部13を介して携帯端末30に出力する。これにより、出力部144は、携帯端末30のディスプレイに対応靴情報を表示させることができる。なお、出力部144は、携帯端末30のスピーカーから対応靴情報を出力させる構成であってもよく、他の方法により携帯端末30を介してユーザーへ対応靴情報を出力する構成であってもよい。
電子機器20は、例えば、第2記憶部22と、第2通信部23と、検出部24と、第2制御部25を備える。
第2制御部25は、電子機器20の全体を制御する。第2制御部25は、例えば、第2処理部251を備える。第2制御部25が備えるこれらの機能部は、例えば、第2プロセッサー21が、第2記憶部22に記憶された各種のプログラムを実行することにより実現される。また、当該機能部のうちの一部又は全部は、LSI、ASIC等のハードウェア機能部であってもよい。なお、第2制御部25は、第2処理部251に加えて、他の機能部を備える構成であってもよい。
第2処理部251は、携帯端末30から受信した要求に応じて、各種の処理を行う。
<情報処理装置に記憶される情報>
以下、図6を参照し、情報処理装置10に記憶される情報について説明する。図6は、情報処理装置10に記憶される情報の一例を示す図である。
図6に示した例では、情報処理装置10の第1記憶部12には、少なくとも、速度量情報データベース121と、傾斜量情報データベース122と、位置情報データベース123と、地域情報データベース124が記憶されている。
速度量情報データベース121は、速度量情報が時刻順に格納されたデータベースである。
傾斜量情報データベース122は、傾斜量情報が時刻順に格納されたデータベースである。
位置情報データベース123は、位置情報が時刻順に格納されたデータベースである。
地域情報データベース124は、情報処理システム1が使用される国土上において予め決められた複数の地域のそれぞれ毎に、地域と、地域に含まれる当該国土上の位置とが対応付けられた情報である。情報処理装置10の特定部143は、例えば、地域情報データベース124を用いることにより、ある位置情報が示す位置が、当該複数の地域のうちのいずれの地域に含まれる位置であるかを特定することができる。以下では、一例として、情報処理システム1が使用される国が、日本国である場合について説明する。なお、当該複数の地域は、日本国内における行政区域のことであってもよく、情報処理システム1を管理する管理会社が所定のルールにより日本国の国土を区分した地域であってもよく、他の方法により当該国土を区分した地域であってもよい。
なお、第1記憶部12には、速度量情報データベース121、傾斜量情報データベース122、位置情報データベース123、地域情報データベース124に加えて、他の情報も記憶される。図6に示した4つのデータベースは、第1記憶部12に記憶されている情報のうちの一部に過ぎない。
<情報処理装置が検出量情報を記憶する処理>
以下、図7を参照し、情報処理装置10が検出量情報を記憶する処理について説明する。図7は、情報処理装置10が検出量情報を記憶する処理の流れの一例を示す図である。
取得部141は、使用者Uが対象運動を開始するまで待機する(ステップS110)。ここで、取得部141は、例えば、前述の情報受信開始条件が満たされた場合、使用者Uが対象運動を開始したと判定する。一方、第1処理部142は、例えば、情報受信開始条件が満たされていない場合、使用者Uが対象運動を開始していないと判定する。例えば、使用者Uは、対象運動を開始する場合、対象運動を開始する操作を携帯端末30へ行う。携帯端末30は、当該操作を受け付けることにより、対象運動開始情報を情報処理装置10に送信する。なお、取得部141は、他の方法により、使用者Uが対象運動を開始したか否かを判定する構成であってもよい。
取得部141は、使用者Uが対象運動を開始したと判定した場合(ステップS110-YES)、情報取得処理を開始する(ステップS120)。ここで、情報取得処理は、所定のサンプリング周期が経過する毎に、取得部141が検出量情報を電子機器20から取得する処理のことである。以下では、一例として、情報取得処理が、所定のサンプリング周期が経過する毎に、取得部141が検出量情報とともに位置情報を電子機器20から取得する場合について説明する。所定のサンプリング周期は、例えば、数秒程度であるが、これに限られるわけではない。
次に、第1処理部142は、ステップS120において開始された情報取得処理において取得部141が検出量情報及び位置情報の組み合わせを取得する毎に、ステップS140~ステップS150の処理を繰り返し行う(ステップS130)。なお、図7では、ステップS130の処理を、「情報を取得する毎」によって示している。
第1処理部142は、ステップS130において検出量情報及び位置情報の組み合わせが取得されたと判定した場合、取得した当該組み合わせを第1記憶部12に記憶させる(ステップS140)。より具体的には、第1処理部142は、当該場合、当該組み合わせに含まれている速度量情報を、時刻順に速度量情報データベース121へ格納し、当該組み合わせに含まれている傾斜量情報を時刻順に傾斜量情報データベース122へ格納し、当該組み合わせに含まれている位置情報を時刻順に位置情報データベース123へ格納する。
次に、取得部141は、使用者Uが対象運動を終了したか否かを判定する(ステップS150)。ここで、取得部141は、例えば、前述の情報受信終了条件が満たされた場合、使用者Uが対象運動を終了したと判定する。一方、第1処理部142は、例えば、情報受信終了条件が満たされていない場合、使用者Uが対象運動を終了していないと判定する。例えば、使用者Uは、対象運動を終了する場合、対象運動を終了する操作を携帯端末30へ行う。携帯端末30は、当該操作を受け付けることにより、対象運動終了情報を情報処理装置10に送信する。なお、取得部141は、他の方法により、使用者Uが対象運動を終了したか否かを判定する構成であってもよい。
取得部141は、使用者Uが対象運動を終了していないと判定した場合(ステップS150-NO)、ステップS130に遷移し、次の検出量情報及び位置情報の組み合わせを電子機器20から取得するまで待機する。
一方、取得部141は、使用者Uが対象運動を終了したと判定した場合(ステップS150-YES)、ステップS120において開始した情報取得処理を終了し(ステップS160)、図7に示したフローチャートの処理を終了する。
以上のような処理により、情報処理装置10は、携帯端末30を介して、対象運動種類を特定するために用いる各種の情報を電子機器20から取得する。
<情報処理装置が対応靴情報を出力する処理>
以下、図8を参照し、情報処理装置10が対応靴情報を出力する処理について説明する。図8は、情報処理装置10が対応靴情報を出力する処理の流れの一例を示す図である。情報処理装置10は、例えば、図7に示したステップS140において、速度量情報、傾斜量情報、位置情報のそれぞれが第1記憶部12に記憶される毎に、図8に示したフローチャートの処理を繰り返し行う。
特定部143は、図7に示したステップS140において、速度量情報、傾斜量情報、位置情報のそれぞれが第1記憶部12に記憶された後、第1記憶部12に記憶された速度量情報データベース121及び傾斜量情報データベース122に基づいて、対象運動種類を特定する(ステップS210)。より具体的には、特定部143は、ステップS210において、速度量情報データベース121に格納されたすべての速度量情報を第1記憶部12から読み出し、読み出した速度量情報のそれぞれに対応付けられた第1時刻情報に基づいて、使用者Uが対象運動を行っていた時間の合計を、総運動時間として算出する。特定部143は、算出した総運動時間と、読み出した速度量情報とに基づいて、使用者Uが対象運動を行っていた期間における平均速度を算出する。この一例では、速度量情報が示す量は、加速度であった。このため、特定部143は、ステップS210において、算出した総運動時間と、読み出した速度量情報のそれぞれが示す加速度と、読み出した速度量情報のそれぞれに対応付けられた第1時刻情報とに基づいて、当該期間内における平均速度を算出する。当該総運動時間と、当該加速度と、当該第1時刻情報とに基づいて平均速度を算出する方法は、既知の方法であってもよく、これから開発される方法であってもよい。また、特定部143は、ステップS210において、傾斜量情報データベース122に格納されたすべての傾斜量情報を第1記憶部12から読み出し、読み出した傾斜量情報と、算出した総運動時間とに基づいて、当該期間において使用者Uが移動した路面の傾斜の平均を、平均傾斜として算出する。この一例では、傾斜量情報が示す量は、角速度であった。このため、特定部143は、ステップS210において、算出した総運動時間と、読み出した傾斜量情報のそれぞれが示す角速度と、読み出した傾斜量情報のそれぞれに対応付けられた第2時刻情報とに基づいて、当該期間における平均傾斜を算出する。算出した総運動時間と、読み出した傾斜量情報のそれぞれが示す角速度と、読み出した傾斜量情報のそれぞれに対応付けられた第2時刻情報とに基づいて平均傾斜を算出する方法は、単位時間あたりの勾配差に基づく方法等の既知の方法であってもよく、これから開発される方法であってもよい。特定部143は、このようにして算出した平均速度及び平均傾斜に基づいて、対象運動種類が、対象運動種類候補のうちのいずれであるかを特定する。なお、特定部143は、平均速度と平均傾斜とのうちのいずれか一方に基づいて、対象運動種類を特定する構成であってもよい。また、特定部143は、平均速度と平均傾斜とのうちの少なくとも一方と、位置情報とに基づいて、対象運動種類を特定する構成であってもよい。この場合、情報処理装置10は、当該期間内における位置情報に基づいて、使用者Uが対象運動を行っている場所を特定し、特定した場所と、平均速度と、平均傾斜とに基づいて、対象運動種類を特定する。当該場所は、例えば、運動場、市街地、山岳部等であるが、これらに限られるわけではない。
次に、出力部144は、前述の出力条件が満たされたか否かを判定する(ステップS220)。
ここで、出力条件について説明する。出力条件には、1つ以上の条件が含まれる。特定部143は、出力条件に1つの条件のみが含まれている場合、当該1つの条件が満たされていると、出力条件が満たされていると判定する。また、特定部143は、出力条件に2つ以上の条件のみが含まれている場合、当該2つ以上の条件のうちの少なくとも1つが満たされていると、出力条件が満たされていると判定する。
出力条件に含まれる条件としては、例えば、以下の1)~8)の条件が挙げられる。
1)使用靴Sを用いた使用者Uの総移動距離が所定の第1閾値以上であること
2)使用靴Sを用いた使用者Uの総運動時間が所定の第2閾値以上であること
3)使用靴Sの反発力が所定の第3閾値よりも小さくなったこと
4)現在の季節が、特定部143により特定された対象運動種類に対応付けられた季節であること
5)使用靴Sを用いた使用者Uの総移動距離が使用靴Sの使用可能距離以上であること
6)使用靴Sを用いた使用者Uの総運動時間が使用靴Sの使用可能時間以上であること
7)使用者Uの運動が終了したこと
8)使用靴Sに不具合が発生したことを示す情報を情報処理装置10が受け付けたこと
以下では、一例として、出力条件に、上記の1)~8)の全部が含まれる場合について説明する。なお、出力条件には、上記の1)~8)のうちの一部が含まれる構成であってもよい。また、出力条件には、上記の1)~8)の条件のうちの一部又は全部に代えて、又は、上記の1)~8)の条件の全部に加えて、例えば、使用者Uが運動している日数が所定日数以上になり、且つ、1日あたりの移動距離が10km以上となったこと等、対応靴情報の出力のトリガーとなる他の条件が含まれる構成であってもよい。また、5)の条件は、使用靴Sを用いた使用者Uの総移動距離が使用靴Sの使用可能距離の所定割合以上であること、であってもよい。所定割合は、例えば、8割であるが、8割より低い割合であってもよく、8割より高い割合であってもよい。また、6)の条件は、使用靴Sを用いた使用者Uの総運動時間が使用靴Sの使用可能時間の所定割合以上であること、であってもよい。
ここで、第1閾値は、例えば、700kmであるが、700kmより短い距離であってもよく、700kmより長い距離であってもよい。第2閾値は、100時間であるが、100時間より短い時間であってもよく、100時間より長い時間であってもよい。第3閾値については、使用靴Sの構造、材質等に応じて決まる値であるため、値の例示を省略する。対象運動種類に対応付けられた季節は、例えば、対象運動種類がランニングである場合、春又は冬の終わり頃である。これは、ランニングが、春又は冬の終わり頃に活発に行われることが統計的に多いためである。また、対象運動種類に対応付けられた季節は、例えば、対象運動種類がウォーキングである場合も、春又は冬の終わり頃である。これも、ウォーキングが、春又は冬の終わり頃に活発に行われることが統計的に多いためである。また、対象運動種類に対応付けられた季節は、例えば、対象運動種類が登山である場合、秋又は夏の終わり頃である。これは、登山が、秋又は夏の終わり頃に活発に行われることが統計的に多いためである。使用靴Sの使用可能距離は、不具合を生じさせずに使用靴Sを使用することができると推定される距離のことである。すなわち、使用靴Sは、使用靴Sを用いた使用者Uの総移動距離が使用靴Sの使用可能距離を超えた場合、不具合が生じ始める可能性が高くなる。使用靴Sの使用可能距離は、使用靴Sのメーカーにより提供された距離であってもよく、使用靴Sの使用に関する統計データに基づいて算出された距離等であってもよい。使用靴Sの使用可能距離を示す情報は、例えば、情報処理装置10、情報処理装置10と通信可能に接続された他のサーバー等に記憶されている。使用靴Sの使用可能時間は、不具合を生じさせずに使用靴Sを使用することができると推定される時間のことであり、例えば、耐用年数のことである。すなわち、使用靴Sは、使用靴Sを用いた使用者Uの総運動時間が使用靴Sの使用可能時間を超えた場合、不具合が生じ始める可能性が高くなる。使用靴Sの使用可能時間は、使用靴Sのメーカーにより提供された時間であってもよく、使用靴Sの使用に関する統計データに基づいて算出された時間等であってもよい。使用靴Sの使用可能時間を示す情報は、例えば、情報処理装置10、情報処理装置10と通信可能に接続された他のサーバー等に記憶されている。使用靴Sに不具合が発生したことを示す情報は、携帯端末30から送信される。すなわち、使用者Uは、使用靴Sに不具合が生じた場合、使用靴Sに不具合が発生したことを示す操作を携帯端末30へ行う。携帯端末30は、当該操作を受け付けた場合、使用靴Sに不具合が発生したことを示す情報を情報処理装置10に送信する。使用靴Sに発生する不具合は、例えば、使用靴Sの表面の破れ、使用靴Sの靴底の破れ等であるが、これに限られるわけではない。
例えば、特定部143は、ステップS220において、第1記憶部12に記憶された位置情報データベース123に基づいて、使用者Uの総移動距離を算出する。これにより、特定部143は、上記の1)及び5)の条件が満たされたか否かを判定する。なお、特定部143は、使用可能距離を示す情報を、第1記憶部12、又は、情報処理装置10と通信可能に接続された他のサーバーから取得する。また、例えば、特定部143は、ステップS220において、第1記憶部12に記憶された速度量情報データベース121、傾斜量情報データベース122、位置情報データベース123の少なくとも1つに基づいて、使用者Uの総運動時間を算出する。これにより、特定部143は、上記の2)及び6)の条件が満たされたか否かを判定する。なお、特定部143は、使用可能時間を示す情報を、第1記憶部12、又は、情報処理装置10と通信可能に接続された他のサーバーから取得する。また、例えば、特定部143は、ステップS220において、第1記憶部12に記憶された速度量情報データベース121に基づいて、使用靴Sの現在の反発力を算出する。これにより、特定部143は、上記の3)の条件が満たされたか否かを判定する。なお、速度量に基づいて使用靴Sの反発力を算出する方法は、既知の方法であってもよく、これから開発される方法であってもよい。また、例えば、特定部143は、ステップS220において、現在の日時を特定し、特定した日時から現在の季節を特定する。これにより、特定部143は、上記の4)の条件が満たされたか否かを判定する。なお、日時から季節を特定する方法は、既知の方法であってもよく、これから開発される方法であってもよい。また、例えば、特定部143は、ステップS220において、ステップS160の処理が実行されたか否かを特定する。これにより、特定部143は、上記の7)の条件が満たされたか否かを判定する。また、例えば、特定部143は、ステップS220において、使用靴Sに不具合が発生したことを示す情報を情報処理装置10が携帯端末30から受信したか否かを特定する。これにより、特定部143は、上記の8)の条件が満たされたか否かを判定する。
特定部143は、出力条件が満たされていないと判定した場合(ステップS220-NO)、図8に示したフローチャートの処理を終了する。
一方、特定部143は、出力条件が満たされたと判定した場合(ステップS220-YES)、出力処理を行い(ステップS230)、その後、図8に示したフローチャートの処理を終了する。
ここで、図9を参照し、ステップS230の出力処理について説明する。図9は、図8に示したステップS230の出力処理の流れの一例を示す図である。
図8に示したステップS220において出力条件が満たされたと判定した場合、特定部143は、使用者Uが運動を行った1つ以上の地域のそれぞれを、運動地域として特定する(ステップS310)。より具体的には、ステップS310において、特定部143は、第1記憶部12に記憶された位置情報データベース123及び地域情報データベース124に基づいて、1つ以上の運動地域を特定する。
次に、特定部143は、ステップS310において特定した1つ以上の運動地域のそれぞれを1つずつ対象運動地域として選択し、選択した対象運動地域毎にステップS330の処理を行う(ステップS320)。なお、特定部143は、ステップS320~ステップS330の処理を、並列に行ってもよい。
特定部143は、第1記憶部12に記憶された位置情報データベース123及び地域情報データベース124に基づいて、ステップS320において選択された対象運動地域内において使用者Uが移動した距離を、運動距離として算出する(ステップS330)。
ステップS330の処理が行われた後、特定部143は、ステップS320に遷移し、未選択の運動地域の中から次の対象運動地域を選択する。なお、特定部143は、ステップS320において未選択の運動地域が存在しない場合、ステップS320~ステップS330の繰り返し処理を終了し、ステップS340に遷移する。
ステップS320~ステップS330の繰り返し処理が行われた後、特定部143は、ステップS310において特定した1つ以上の運動地域のうち、最も長い運動距離に対応する運動地域を、対象地域として特定する(ステップS340)。
次に、特定部143は、ステップS340において特定した対象地域内に位置する店舗のうち靴を販売する1つ以上の店舗のそれぞれを、対象店舗として特定する(ステップS350)。ここで、特定部143は、ステップS350において、例えば、情報処理装置10と通信可能に接続された他のサーバーから地図情報を取得し、取得した地図情報と、ステップS340において特定した対象地域とに基づいて、対象店舗を特定する。なお、特定部143は、所定のルールに基づいて、当該1つ以上の店舗のうちの1つを対象店舗として特定する構成であってもよい。所定のルールは、例えば、店舗の規模が最も大きいこと、使用靴Sを提供しているメーカーの靴の取扱量が最も多いこと、使用者Uの現在位置に最も近いこと、使用者Uの自宅に最も近いこと等であるが、これらに限られるわけではない。また、特定部143は、対象地域内に靴を販売する店舗が1つも存在しない場合、対象地域に隣接する地域内に位置する店舗のうち靴を販売する1つ以上の店舗のそれぞれを、対象店舗として特定する構成であってもよい。なお、特定部143は、ステップS340において特定した対象地域内に位置する店舗のうち靴を販売する1つ以上の店舗のうち、情報処理システム1を提供する企業と提携している1つ以上の店舗を、対象店舗として特定する構成であってもよい。
次に、特定部143は、図8に示したステップS210において特定した対象運動種類に対応する靴を、対応靴として特定する(ステップS360)。対象運動種類と対応靴との対応関係を示す情報は、例えば、第1記憶部12にテーブル形式等の予め決められた形式の情報として記憶される構成であってもよく、情報処理装置10と通信可能に接続された他のサーバーから情報処理装置10により取得される構成であってもよい。特定部143は、ステップS360において、ステップS210において特定した対象運動種類と、当該情報とに基づいて、対応靴を特定する。例えば、特定部143は、対象運動種類がランニングであった場合、ランニングに対応する靴を、対応靴として特定する。また、例えば、特定部143は、対象運動種類がウォーキングであった場合、ウォーキングに対応する靴を、対応靴として特定する。また、例えば、特定部143は、対象運動種類がトレールランであった場合、トレールランに対応する靴を、対応靴として特定する。また、例えば、特定部143は、対象運動種類が登山であった場合、登山に対応する靴を、対応靴として特定する。なお、ランニング、ウォーキング、トレールラン、登山のそれぞれに対応する靴のうちの一部又は全部は、互いに異なる種類の靴であってもよく、互いに同じ種類の靴であってもよい。ここで、本実施形態において、靴の種類は、靴の用途、靴のメーカー、靴の型式等のうちの一部又は全部の組み合わせによって分類される。なお、情報処理装置10の第1処理部142は、情報処理装置10と通信可能に接続された他の情報処理装置からの要求に応じて、対象運動種類と対応靴との対応関係を示す情報の追加、変更、削除等を行う。このため、ある対象運動種類に対応する対応靴は、常に同じものではなく、新しい靴に更新されることがある。
なお、特定部143は、ステップS360において、図8に示したステップS210において特定した対象運動種類に対応する靴を対応靴として特定する際、以下のように対応靴を特定する構成であってもよい。例えば、特定部143は、対象運動種類がランニングの場合において、第1記憶部12に記憶された速度量情報データベース121、傾斜量情報データベース122、位置情報データベース123に基づいて、週末にLSD(Long Slow Distance)を行い、且つ、平日にペース走を行っていると判定した場合、ランニングに対応する靴のうちLSDとペース走との両方への使用に適した靴を、ランニングに対応する対応靴として特定する。また、例えば、特定部143は、対象運動種類がランニングの場合において、第1記憶部12に記憶された速度量情報データベース121、傾斜量情報データベース122、位置情報データベース123に基づいて、1ヶ月あたりの移動距離、及び、1ヶ月あたりの運動時間が多いことを特定した場合、練習量及び練習頻度が多いと判定し、ランニングに対応する靴のうち練習の使用に適した靴を、ランニングに対応する対応靴として特定する。また、例えば、特定部143は、対象運動種類がランニングの場合において、第1記憶部12に記憶された速度量情報データベース121、傾斜量情報データベース122、位置情報データベース123に基づいて、1ヶ月あたりの移動距離、及び、1ヶ月あたりの運動時間が少ないことを特定した場合、練習量及び練習頻度が少ないと判定し、ランニングに対応する靴のうち初心者用の靴を、ランニングに対応する対応靴として特定する。また、例えば、特定部143は、対象運動種類がランニングの場合において、第1記憶部12に記憶された速度量情報データベース121、傾斜量情報データベース122、位置情報データベース123に基づいて、対象地域が森林、山岳部等であることを特定した場合、トレールラン用の靴を、ランニングに対応する対応靴として特定する。また、例えば、特定部143は、対象運動種類がランニングの場合において、第1記憶部12に記憶された速度量情報データベース121、傾斜量情報データベース122、位置情報データベース123に基づいて、時間の経過とともに移動速度が低下していることを特定した場合、足の運びが楽で負担の軽い靴を、ランニングに対応する対応靴として特定する。なお、携帯端末30から情報処理装置10へ、使用者Uの心拍数等を示す情報が送信される場合、特定部143は、このような対応靴の特定を、使用者Uの心拍数等に基づいて行う構成であってもよい。特定部143は、対象運動種類がランニング以外の対象運動種類候補であった場合にも、これらと同様の方法により対応靴の特定を行ってもよい。また、この段落に記載されている事項は、前述の出力条件として用いられてもよい。
次に、出力部144は、ステップS360において特定部143により特定された対応靴に関する情報を、対応靴情報として生成する(ステップS370)。この一例において、対応靴情報は、前述した通り、対応靴の販売価格の割引に関するクーポンを示す情報である。すなわち、出力部144は、ステップS370において、ステップS360において特定部143により特定された対応靴の販売価格の割引に関するクーポンを示す情報を生成する。この際、出力部144は、当該対応靴の販売価格の割引率を決定し、決定した割引率のクーポンを示す情報を、当該対応靴の販売価格の割引に関するクーポンを示す対応靴情報として生成する。
出力部144により決定される割引率は、例えば、対応靴として特定された靴が如何なる靴であったとしても、すべて同じ所定の割引率であってもよい。この場合、所定の割引率は、例えば、30%であるが、30%より低い割引率であってもよく、30%より高い割引率であってもよい。
また、出力部144により決定される割引率は、例えば、対象運動種類毎に異なってもよい。この場合、例えば、トレールランに対応する対応靴に関する対応靴情報が示すクーポンの割引率は、トレールランに対応する対応靴が登山に対応する対応靴よりも高価であることが多いため、登山に対応する対応靴に関する対応靴情報が示すクーポンの割引率よりも高い。また、この場合、例えば、登山に対応する対応靴に関する対応靴情報が示すクーポンの割引率は、登山に対応する対応靴がランニングに対応する対応靴よりも高価であることが多いため、ランニングに対応する対応靴に関する対応靴情報が示すクーポンの割引率よりも高い。また、この場合、例えば、ランニングに対応する対応靴に関する対応靴情報が示すクーポンの割引率は、ランニングに対応する対応靴がウォーキングに対応する対応靴よりも高価であることが多いため、ランニングに対応する対応靴に関する対応靴情報が示すクーポンの割引率よりも高い。このように、出力部144により決定される割引率は、対象運動種類毎に異ならせることができる。
また、出力部144により決定される割引率は、例えば、対象店舗として特定される店舗毎に異なってもよい。
また、出力部144により決定される割引率は、例えば、対象地域として特定される地域毎に異なってもよい。
また、出力部144により決定される割引率は、例えば、使用靴Sを用いた使用者Uの総移動距離が長いほど高くなってもよく、使用靴Sを用いた使用者Uの総移動距離が短いほど高くなってもよい。
また、出力部144により決定される割引率は、例えば、使用靴Sを用いた使用者Uの総運動時間が長いほど高くなってもよく、使用靴Sを用いた使用者Uの総運動時間が短いほど高くなってもよい。
また、出力部144により決定される割引率は、例えば、使用靴Sを用いた使用者Uの運動回数が多いほど高くなってもよく、使用靴Sを用いた使用者Uの運動回数が少ないほど高くなってもよい。
また、対応靴に関する対応靴情報が示すクーポンには、当該クーポンを示す情報が携帯端末30に表示されてからの経過時間が長くなるほど低くなることを示す情報が含まれてもよい。この場合、当該割引率は、当該経過時間が短くなるほど高くなる。その結果、使用者Uは、当該クーポンを示す情報が携帯端末30に表示された場合、できるだけ早く買い替えようとする可能性が高い。すなわち、これにより、情報処理システム1は、靴の買い替えを早めに行わせるインセンティブを使用者Uへ与えることができる。例えば、この場合、当該割引率は、当該クーポンを示す情報が携帯端末30に表示されてから1週間以内であれば30%であり、当該クーポンを示す情報が携帯端末30に表示されてから1週間を超えると15%になる。
また、対応靴に関する対応靴情報が示すクーポンには、使用可能期間を示す情報が含まれてもよい。この場合も、使用者Uは、当該クーポンを示す情報が携帯端末30に表示された場合、できるだけ早く買い替えようとする可能性が高い。すなわち、これによっても、情報処理システム1は、靴の買い替えを早めに行わせるインセンティブを使用者Uへ与えることができる。例えば、この場合、使用可能期間は、当該クーポンを示す情報が携帯端末30に表示されてから1週間であるが、当該1週間より短い期間であってもよく、当該1週間より長い期間であってもよい。例えば、この場合、当該クーポンは、当該クーポンを示す情報が携帯端末30に表示されてから1週間以内に使用しなければ、失効する。
ここで、情報処理装置10の第1記憶部12には、出力部144が割引率を決定する際に参照する割引率テーブルが記憶されている。この割引率テーブルには、靴の種類、地域、店舗、割引率、使用可能期間、運動時間、移動距離、運動回数等が対応付けられて記憶されている。この割引率テーブルは、情報処理システム1を提供している企業、各靴を提供しているメーカー、各靴を販売している店舗等のスタッフにより編集される。すなわち、情報処理装置10の第1処理部142は、情報処理装置10と通信可能に接続された他の情報処理装置から受け付けた要求に応じて、割引率テーブル内のレコードの追加、削除、変更を行う。そして、出力部144は、第1記憶部12に記憶された割引率テーブルと、特定部143により特定された対象地域、対象店舗、対応靴等に基づいて、対応靴に関する対応靴情報が示すクーポンの割引率を決定する。なお、このようなクーポンの割引率の決定方法は、他の如何なる方法が用いられてもよい。
ステップS370の処理が行われた後、出力部144は、ステップS370において生成した対応靴情報を、第1通信部13を介して携帯端末30へ送信し(ステップS380)、図9に示したフローチャートの処理を終了する。すなわち、出力部144は、ステップS380において、当該対応靴情報を携帯端末30へ出力する。これにより、携帯端末30は、受信した当該対応靴情報を携帯端末30のディスプレイに表示させる。その結果、情報処理システム1は、使用者Uが行う運動に適した靴に関する情報を提供することができる。
以上のように、情報処理装置10は、電子機器20の検出部24により検出された検出量に基づいて、対象運動種類を特定し、特定した対象運動種類に対応する対応靴に関する対応靴情報を出力する。これにより、情報処理装置10は、使用者Uが行う運動に適した靴に関する情報を提供することができる。その結果、情報処理装置10は、使用者Uの運動状況に対応する実益を与え、対象運動を繰り返し実施させる効果がある。これは、使用者Uの健康状態の保持にも繋がり、有益である。また、情報処理装置10は、特定の店舗での対応靴の購入、対応靴として特定の靴の購入を促すことができる。これは、使用者Uが生活する生活圏における経済活動の活性化を促すことにも繋がり、有益である。
図10は、携帯端末30のディスプレイに表示された対応靴情報の一例を示す図である。図10に示したように、当該対応靴情報には、当該対応靴情報が示すクーポンにより販売価格が割引される対応靴を示す画像P1が含まれている。また、当該対応靴情報には、当該クーポンによる割引率を含む文章P2として、「クーポンを獲得しました!○○社 ランニングシューズ全品10%オフ」が含まれている。これにより、使用者Uは、使用靴Sを新たな靴に買い替えるのに要する費用を抑えることができるとともに、対象運動種類に適した靴を買うことができる。
なお、上記において説明した例では、情報処理装置10は、対象運動種類候補のうちのいずれか1つを対象運動種類として特定する構成であった。しかしながら、情報処理装置10は、対象運動種類候補のうちの2つ以上のそれぞれを対象運動種類として特定する構成であってもよい。この場合、情報処理装置10は、特定した2つ以上の対象運動種類のそれぞれについて、互いに異なる対応靴情報を出力する構成であってもよい。このような状況は、使用者Uが曜日によって異なる運動を行っている場合に起こり得る。また、情報処理装置10は、2つ以上の対象運動種類を特定した場合、特定した2つ以上の対象運動種類のうち所定の選択条件を満たす1つの対象運動種類についての対応靴情報を出力する構成であってもよい。所定の選択条件は、例えば、使用者Uの運動が行われた時間が最も長いことであってもよく、使用者Uの移動した距離が最も長いことであってもよく、使用者Uの運動が行われた時間が最も長く、且つ、使用者Uの移動した距離が最も長いことであってもよく、他の条件であってもよい。これらの場合、情報処理装置10は、第1記憶部12に記憶された速度量情報データベース121、傾斜量情報データベース122、位置情報データベース123に基づいて、所定の選択条件が満たす1つの対象運動種類を特定する。
また、上記において説明した電子機器20が行う処理は、携帯端末30が代わりに行ってもよい。すなわち、携帯端末30は、電子機器20として機能してもよい。この場合、電子機器20の第1検出部241による速度量の検出は、例えば、携帯端末30の加速度センサーにより行われる。また、この場合、電子機器20の第2検出部242による傾斜量の検出は、例えば、携帯端末30のジャイロセンサーにより行われる。また、この場合、電子機器20の第3検出部243による位置情報の検出は、例えば、携帯端末30のGPS受信器により行われる。
また、上記において説明した電子機器20は、例えば、ゴルフクラブ等の他の運動の道具に取り付けられる構成であってもよい。ゴルフクラブに電子機器20が取り付けられる場合、電子機器20は、例えば、検出量として、ゴルフクラブのスイングの速度を示す速度量、ゴルフクラブのスイング時の回転を示す回転量等を検出する。そして、この場合、情報処理装置10は、ドライバーのスイング、アイアンのスイング、パターのスイング等を対象運動種類候補とし、このような検出量に基づいて、対象運動種類を特定する。そして、情報処理装置10は、特定した対象運動種類に対応するゴルフクラブに関する情報を出力する。
また、上記において説明した電子機器20は、例えば、スポーツウェア等の他の運動の道具に取り付けられる構成であってもよい。スポーツウェアに電子機器20が取り付けられる場合、電子機器20は、例えば、検出量として、使用者Uの速度を示す速度量、スポーツウェアの振動を示す振動量等を検出する。そして、この場合、情報処理装置10は、バスケットボール、バレーボール、水泳等を対象運動種類候補とし、このような検出量に基づいて、対象運動種類を特定する。そして、情報処理装置10は、特定した対象運動種類に対応するスポーツウェアに関する情報を出力する。
また、上記において説明した情報処理装置10には、事前に使用靴Sを識別する識別情報と、電子機器20を識別する識別情報とが対応付けられた情報が、携帯端末30を介して使用者Uにより登録されている。このため、上記において説明した例では、情報処理装置10は、使用靴Sに関係する各種の情報を、情報処理装置10と通信可能に接続された他のサーバーから取得することができ、且つ、電子機器20から取得した各情報を使用靴Sと対応付けることができる。各種の処理において情報処理装置10が使用靴Sを識別する方法、電子機器20から取得した各情報を情報処理装置10が使用靴Sと対応付ける方法のそれぞれは、既知の方法であってもよく、これから開発される方法であってもよい。このような事情から、上記では、説明を簡略化するため、情報処理装置10が使用靴Sを識別するための各種の処理と、電子機器20から取得した各情報を情報処理装置10が使用靴Sと対応付けるための各種の処理とのそれぞれについて、説明を省略している。
また、上記において説明した電子機器20は、検出量情報を情報処理装置10へ送信する場合において、情報処理装置10との通信が何らかの理由により遮断されてしまった場合、検出した検出量情報を時刻順に第2記憶部22へ一時的に記憶させる。このような一時的な検出量情報の記憶は、例えば、最大48時間程度保持される。そして、電子機器20は、情報処理装置10との通信が回復した場合、第2記憶部22に一時的に記憶させていた検出量情報を、時刻順に情報処理装置10へ送信する。なお、電子機器20は、第2記憶部22に48時間分の検出量情報が記憶されている状態において、新たな検出量情報を第2記憶部22へ記憶させる場合、第2記憶部22に記憶された最古の検出量情報を削除し、新たな検出量情報を第2記憶部22に記憶させる。
以上説明したように、実施形態に係る情報処理システムは、使用者の運動の種類を示す1つ以上のデータを検出する検出部を有し、使用者の使用する使用靴に取り付けられる電子機器と、検出部により検出された1つ以上のデータに基づいて、使用者の運動の種類を特定する特定部と、特定部により特定された種類に対応する対応靴に関する対応靴情報を出力する出力部と、を有する情報処理装置と、を備える。これにより、情報処理システムは、使用者が行う運動に適した靴に関する情報を提供することができる。ここで、上記において説明した例では、情報処理システム1は、当該情報処理システムの一例である。また、上記において説明した例では、使用者Uは、当該使用者の一例である。また、上記において説明した例では、使用靴Sは、当該使用靴の一例である。また、上記において説明した例では、電子機器20は、当該電子機器の一例である。また、上記において説明した例では、情報処理装置10は、当該情報処理装置の一例である。また、上記において説明した例では、検出量は、当該1つ以上のデータの一例である。また、上記において説明した例では、検出部24は、当該検出部の一例である。また、上記において説明した例では、対象運動は、使用者の運動の一例である。また、上記において説明した例では、対象運動種類は、使用者の運動の種類の一例である。また、上記において説明した例では、特定部143は、当該特定部の一例である。また、上記において説明した例では、出力部144は、当該出力部の一例である。
また、情報処理システムでは、検出部は、1つ以上のデータのうちの1つとして、移動する速度を示すデータを検出する第1検出部を含む、構成が用いられてもよい。ここで、上記において説明した例では、速度量は、移動する速度を示すデータの一例である。また、上記において説明した例では、第1検出部241は、当該第1検出部の一例である。
また、情報処理システムでは、第1検出部は、前記速度を示すデータとして、加速度を検出する、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、検出部は、1つ以上のデータのうちの1つとして、路面の傾斜を示すデータを検出する第2検出部を含む、構成が用いられてもよい。ここで、上記において説明した例では、傾斜量は、路面の傾斜を示すデータの一例である。また、上記において説明した例では、第2検出部242は、当該第2検出部の一例である。
また、情報処理システムでは、第2検出部には、傾斜を示すデータとして、角速度を検出する、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、出力部は、使用者の運動の種類が特定部により第1種類であると判定された場合、対応靴情報として、第1種類に対応する第1対応靴に関する第1対応靴情報を出力し、使用者の運動の種類が特定部により第2種類であると判定された場合、対応靴情報として、第2種類に対応する第2対応靴に関する第2対応靴情報を出力する、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、第1対応靴情報は、第1対応靴の販売価格の割引に関するクーポンを示す情報であり、第2対応靴情報は、第2対応靴の販売価格の割引に関するクーポンを示す情報であり、第2対応靴情報が示すクーポンの割引額は、第1対応靴情報が示すクーポンの割引額と異なる、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、検出部は、電子機器の位置を示す位置情報を検出する第3検出部を含む、構成が用いられてもよい。ここで、上記において説明した例では、第3検出部243は、当該第3検出部の一例である。
また、情報処理システムでは、特定部は、検出部により検出された1つ以上のデータ及び位置情報に基づいて、使用者の運動の種類を特定する、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、特定部は、検出部により検出された位置情報に基づいて、使用者が運動を行っていた地域を対象地域として特定し、特定した対象地域内において靴を販売する店舗を対象店舗として特定し、出力部は、対象店舗において販売される対応靴に関する対応靴情報を出力する、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、特定部は、検出部により検出された位置情報に基づいて、使用者が運動を行っていた2つ以上の地域のそれぞれにおける使用者の移動した距離を算出し、2つ以上の地域の中から、使用者が最も長い距離を移動した地域を対象地域として特定し、特定した対象地域内において対象店舗を特定する、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、出力部は、検出部により検出された位置情報に基づいて、使用者の移動した距離を算出し、算出した距離が予め決められた第1閾値以上である場合、対応靴情報を出力する、構成が用いられてもよい。ここで、上記において説明した例では、700kmは、当該第1閾値の一例である。
また、情報処理システムでは、出力部は、使用者の運動の種類として、特定部により2つ以上の種類が特定された場合、2つ以上の種類のそれぞれについて互いに異なる対応靴情報を出力する、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、出力部は、使用者の運動の種類として、特定部により2つ以上の種類が特定された場合、2つ以上の種類のうち所定の条件を満たす種類についての対応靴情報を出力する、構成が用いられてもよい。ここで、上記において説明した例では、所定の選択条件は、当該所定の条件の一例である。
また、情報処理システムでは、所定の条件は、使用者の運動が行われた時間が最も長いことと、使用者の移動した距離が最も長いことと、使用者の運動が行われた時間が最も長く、且つ、使用者の移動した距離が最も長いこととのいずれかである、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、出力部は、所定の出力条件が満たされた場合、対応靴情報を出力する、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、所定の出力条件には、使用靴の反発力が所定の第2閾値よりも小さくなったこと、が含まれている、構成が用いられてもよい。ここで、上記において説明した例では、第3閾値は、当該第2閾値の一例である。
また、情報処理システムでは、所定の出力条件には、現在の季節が、特定部により特定された種類に対応付けられた季節であること、が含まれている、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、所定の出力条件には、使用靴を用いた使用者の総移動距離が使用靴の使用可能距離以上であること、が含まれている、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、所定の出力条件には、使用靴を用いた使用者の総運動時間が使用靴の使用可能時間以上であること、が含まれている、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、所定の出力条件には、使用者の運動が終了したこと、が含まれている、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、所定の出力条件には、使用靴に不具合が発生したことを示す情報を情報処理装置が受け付けたこと、が含まれている、構成が用いられてもよい。
また、情報処理システムでは、所定の出力条件には、使用靴に不具合が発生したことを示す情報を情報処理装置が受け付けたこと、が含まれている、構成が用いられてもよい。
以上、この開示の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この開示の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
また、以上に説明した装置における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。ここで、当該装置は、例えば、情報処理装置10、電子機器20、携帯端末30等である。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disk)-ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル又は差分プログラムであってもよい。
1…情報処理システム、10…情報処理装置、11…第1プロセッサー、12…第1記憶部、13…第1通信部、14…第1制御部、20…電子機器、20L…左用電子機器、20R…右用電子機器、21…第2プロセッサー、22…第2記憶部、23…第2通信部、24…検出部、25…第2制御部、30…携帯端末、31…第3プロセッサー、32…第3記憶部、33…第3通信部、34…入力受付部、35…表示部、121…速度量情報データベース、122…傾斜量情報データベース、123…位置情報データベース、124…地域情報データベース、141…取得部、142…第1処理部、143…特定部、144…出力部、241…第1検出部、242…第2検出部、243…第3検出部、251…第2処理部、S…使用靴、SL…左用使用靴、SR…右用使用靴、U…使用者

Claims (24)

  1. 使用者の運動の種類を示す1つ以上のデータを検出する検出部を有し、前記使用者の使用する使用靴に取り付けられる電子機器と、
    前記検出部により検出された前記1つ以上のデータに基づいて、前記使用者の運動の種類を特定する特定部と、前記特定部により特定された種類に対応する対応靴に関する対応靴情報を出力する出力部と、を有する情報処理装置と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記検出部は、前記1つ以上のデータのうちの1つとして、移動する速度を示すデータを検出する第1検出部を含む、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1検出部は、前記速度を示すデータとして、加速度を検出する、
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記検出部は、前記1つ以上のデータのうちの1つとして、路面の傾斜を示すデータを検出する第2検出部を含む、
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記第2検出部には、前記傾斜を示すデータとして、角速度を検出する、
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記出力部は、前記使用者の運動の種類が前記特定部により第1種類であると判定された場合、前記対応靴情報として、前記第1種類に対応する第1対応靴に関する第1対応靴情報を出力し、前記使用者の運動の種類が前記特定部により第2種類であると判定された場合、前記対応靴情報として、前記第2種類に対応する第2対応靴に関する第2対応靴情報を出力する、
    請求項1から5のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記第1対応靴情報は、前記第1対応靴の販売価格の割引に関するクーポンを示す情報であり、
    前記第2対応靴情報は、前記第2対応靴の販売価格の割引に関するクーポンを示す情報であり、
    前記第2対応靴情報が示すクーポンの割引額は、前記第1対応靴情報が示すクーポンの割引額と異なる、
    請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記検出部は、前記電子機器の位置を示す位置情報を検出する第3検出部を含む、
    請求項1から7のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  9. 前記特定部は、前記検出部により検出された前記1つ以上のデータ及び前記位置情報に基づいて、前記使用者の運動の種類を特定する、
    請求項8に記載の情報処理システム。
  10. 前記特定部は、前記検出部により検出された前記位置情報に基づいて、前記使用者が運動を行っていた地域を対象地域として特定し、特定した前記対象地域内において靴を販売する店舗を対象店舗として特定し、
    前記出力部は、前記対象店舗において販売される前記対応靴に関する前記対応靴情報を出力する、
    請求項8又は9に記載の情報処理システム。
  11. 前記特定部は、前記検出部により検出された前記位置情報に基づいて、前記使用者が運動を行っていた2つ以上の地域のそれぞれにおける前記使用者の移動した距離を算出し、前記2つ以上の地域の中から、前記使用者が最も長い距離を移動した地域を前記対象地域として特定し、特定した前記対象地域内において前記対象店舗を特定する、
    請求項10に記載の情報処理システム。
  12. 前記出力部は、前記検出部により検出された前記位置情報に基づいて、前記使用者の移動した距離を算出し、算出した前記距離が予め決められた第1閾値以上である場合、前記対応靴情報を出力する、
    請求項8から11のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  13. 前記出力部は、前記使用者の運動の種類として、前記特定部により2つ以上の種類が特定された場合、前記2つ以上の種類のそれぞれについて互いに異なる前記対応靴情報を出力する、
    請求項1から12のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  14. 前記出力部は、前記使用者の運動の種類として、前記特定部により2つ以上の種類が特定された場合、前記2つ以上の種類のうち所定の条件を満たす種類についての前記対応靴情報を出力する、
    請求項1から12のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  15. 前記所定の条件は、前記使用者の運動が行われた時間が最も長いことと、前記使用者の移動した距離が最も長いことと、前記使用者の運動が行われた時間が最も長く、且つ、前記使用者の移動した距離が最も長いこととのいずれかである、
    請求項14に記載の情報処理システム。
  16. 前記出力部は、所定の出力条件が満たされた場合、前記対応靴情報を出力する、
    請求項1から15のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  17. 前記所定の出力条件には、前記使用靴の反発力が所定の第2閾値よりも小さくなったこと、が含まれている、
    請求項16に記載の情報処理システム。
  18. 前記所定の出力条件には、現在の季節が、前記特定部により特定された種類に対応付けられた季節であること、が含まれている、
    請求項16又は17に記載の情報処理システム。
  19. 前記所定の出力条件には、前記使用靴を用いた前記使用者の総移動距離が前記使用靴の使用可能距離以上であること、が含まれている、
    請求項16から18のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  20. 前記所定の出力条件には、前記使用靴を用いた前記使用者の総運動時間が前記使用靴の使用可能時間以上であること、が含まれている、
    請求項16から19のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  21. 前記所定の出力条件には、前記使用者の運動が終了したこと、が含まれている、
    請求項16から20のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  22. 前記所定の出力条件には、前記使用靴に不具合が発生したことを示す情報を前記情報処理装置が受け付けたこと、が含まれている、
    請求項16から21のうちいずれか一項に記載の情報処理システム。
  23. 使用者の使用する使用靴に取り付けられる電子機器と、前記電子機器と情報の送受信を行う情報処理装置とを備える情報処理システムの情報処理方法であって、
    前記電子機器により前記使用者の運動の種類を示す1つ以上のデータを検出する第1ステップと、
    前記情報処理装置により、前記第1ステップにおいて検出された前記1つ以上のデータに基づいて、前記使用者の運動の種類を特定する第2ステップと、
    前記情報処理装置により、前記第2ステップにおいて特定された種類に対応する対応靴に関する対応靴情報を出力する第3ステップと、
    を有する情報処理方法。
  24. 使用者の使用する使用靴に取り付けられる電子機器と、前記電子機器と情報の送受信を行う情報処理装置とを備える情報処理システムのコンピューターに、
    前記使用者の運動の種類を示す1つ以上のデータを検出する第1ステップと、
    前記第1ステップにおいて検出された前記1つ以上のデータに基づいて、前記使用者の運動の種類を特定する第2ステップと、
    前記第2ステップにおいて特定された種類に対応する対応靴に関する対応靴情報を出力する第3ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2021210837A 2021-12-24 2021-12-24 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Pending JP2023095132A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021210837A JP2023095132A (ja) 2021-12-24 2021-12-24 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
US18/087,764 US11872448B2 (en) 2021-12-24 2022-12-22 Information processing system, information processing method, and program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021210837A JP2023095132A (ja) 2021-12-24 2021-12-24 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023095132A true JP2023095132A (ja) 2023-07-06

Family

ID=86898776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021210837A Pending JP2023095132A (ja) 2021-12-24 2021-12-24 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11872448B2 (ja)
JP (1) JP2023095132A (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7579946B2 (en) * 2006-04-20 2009-08-25 Nike, Inc. Footwear products including data transmission capabilities
JP2012137930A (ja) 2010-12-27 2012-07-19 Fujitsu Ltd 運動管理装置、運動管理方法および記録媒体
WO2012115943A1 (en) * 2011-02-22 2012-08-30 Heartmiles, Llc Activity type detection and targeted advertising system
KR101593194B1 (ko) * 2013-09-16 2016-02-15 엔에이치엔엔터테인먼트 주식회사 사용자의 이동경로에 기반하여 서비스를 제공하는 서비스 방법 및 시스템
CN204833602U (zh) * 2015-07-31 2015-12-02 熊贤浪 一种应用于鞋子的跌倒检测装置
US10918907B2 (en) * 2016-08-14 2021-02-16 Fitbit, Inc. Automatic detection and quantification of swimming

Also Published As

Publication number Publication date
US11872448B2 (en) 2024-01-16
US20230201663A1 (en) 2023-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9761087B2 (en) Systems and methods for redeeming user activity level for virtual currency
JP6905572B2 (ja) マルチ活動プラットフォーム及びインタフェース
RU2607953C2 (ru) Захват оптических данных об упражнениях в дополнение к расчету оценки здоровья
TW201212978A (en) Monitoring fitness using a mobile device
US20150081060A1 (en) Service method and system for providing service using moving path of user
JP2016052512A (ja) モバイル装置を用いた健康の監視
JP2015509743A (ja) モバイル装置を用いた健康の監視
JP2011146026A5 (ja)
US20100087250A1 (en) GPS-Based Method and Apparatus for Playing an Electronic Game, and a Computer Program of the GPS-Based Method
JP2014230616A (ja) 運動支援システム、端末装置、サーバー装置、情報提供方法、情報集計方法、情報提供プログラムおよび情報集計プログラム
US20160155151A1 (en) Advertisement system, and advertisement processing device
JP2019146927A (ja) ゴルフショット分析装置
US8700319B2 (en) Method of monitoring fitness levels with a personal navigation device and related device thereof
US20180135995A1 (en) Selection of a route based on prior user behavior or commercial interests
JP5266476B2 (ja) 行動記録保存システム、サーバ装置、行動記録保存方法及びコンピュータプログラム
US20210016149A1 (en) Systems and Methods for Athletic Performance Assessment and Training
JP2023095132A (ja) 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
Terry et al. Geofit: Verifiable fitness challenges
JP2013206070A (ja) 情報処理装置、及び情報処理方法
US20160104178A1 (en) Systems and methods for tracking and incentivizing brand, category, and/or industry expertise
US10068004B2 (en) System and method for determining the occurrence of organized athletic events
JP7145639B2 (ja) ゲーム用端末
JP6722424B2 (ja) ポイント付与装置、ポイント付与システム、ポイント付与方法及びプログラム
EP3582167A1 (en) Information processing device, information processing method, and program
KR101967072B1 (ko) 사용자 활동 기반 가상 객체 관리 방법, 이를 수행하는 가상 객체 관리 장치 및 이를 기록한 기록매체